JPH0111997Y2 - - Google Patents

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JPH0111997Y2
JPH0111997Y2 JP1984078649U JP7864984U JPH0111997Y2 JP H0111997 Y2 JPH0111997 Y2 JP H0111997Y2 JP 1984078649 U JP1984078649 U JP 1984078649U JP 7864984 U JP7864984 U JP 7864984U JP H0111997 Y2 JPH0111997 Y2 JP H0111997Y2
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JP
Japan
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pump
shaft
sleeve
shaft seal
case
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JP1984078649U
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JPS60190998U (ja
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Priority to JP7864984U priority Critical patent/JPS60190998U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、ポンプケースを貫通するポンプ軸の
周囲に嵌合する円筒状のスリーブの外周およびポ
ンプケースの内径部に、内径部および外周部をそ
れぞれ嵌合して密封する軸封体を設けたポンプの
軸封装置に係るものである。
(従来の技術) 従来、この種の軸受装置においては、ポンプの
液が外部に漏洩することを防ぎ、あるいはポンプ
の軸受にポンプ内部の液が浸入することを防ぎ、
また軸封体の保守を容易とするために、第3図に
示すように、ポンプ軸1の外端部に軸受21を設
け、しかもポンプ本体3と軸受21との間に軸封
体33を設け、この軸受21を設けた軸受ケース
19に大きな窓部55を開口して、この窓部55
から軸封体33の調節、交換等の保守を行なつて
いた。
(考案が解決しようとする課題) このため、グランドパツキンのごとき軸封体の
交換の際に、パツキン孔からパツキンを取り出す
作業が厄介で、しかも特殊な工具を必要としてい
た。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 本考案は、ポンプ軸の外周にスリーブを嵌合
し、このスリーブの内端外周に、軸封体の内端面
に係合する鍔状の係合部を設け、このスリーブを
ポンプ軸に対して軸方向に移動自在に固着して設
けることにより、スリーブを軸方向に外方に移動
させて軸封体を容易に取り出すことができるよう
設けたものである。
(作用) 本考案において、軸封体を交換するにあたつて
は、パツキン押えを取り外してのち、スリーブを
ポンプ軸に対して軸方向の外方引き出すと、軸封
体はスリーブの鍔状の係合部に内端面を押圧され
て、軸封体が嵌合するパツキン孔から外方に押し
出されて軸封体を容易に取り外ずすことができ
る。軸封体を交換してのち、スリーブを内方に押
し込み、パツキン押えをボルト、ナツトで締め付
けて軸封体をパツキン孔に押し込むことによつて
軸封体の交換を行なうものである。
(実施例) 以下、図面により本考案の一実施例について説
明を行なう。
第1図、第2図において、1はポンプケース2
を貫通して回転するポンプ軸で、ポンプケース2
はポンプ本体3および後述の中間ケース9、軸受
ケース19、蓋ケース20等によつて形成されて
いる。5,5は回転翼で、内部に案内羽根7を備
えた中間ケース9,9内においてポンプ軸1にキ
ー11によつて固定されている。13はポンプ本
体3の外部においてポンプ軸1に固着する円板状
のバランスデスクで、ポンプ本体3の外壁のポン
プ軸1の周囲に設けた円板状のバランスシート1
5と適宜な隙間を介して対面し、この隙間を高圧
の液体が流れることによつてポンプ軸1の軸方向
の荷重を支持している。17は吐出口、19は蓋
ケース20を介してポンプ本体3に固着する軸受
ケースである。軸受ケース19はつぎのように構
成されている。すなわち、21は軸受ケース19
の外端に設けた軸受で、ポンプ軸1の端部を回転
自在に軸支している。23は軸受21の上部の切
欠溝25内にポンプ軸1に係止された油リング
で、下部は油溜め27内の潤滑油に浸つている。
29はバランスデスク13、バランスシート15
の摩耗によるポンプ軸1の移動量を検出するため
の目盛尺である。33は軸受ケース19に設けら
れたパツキン孔35に外周を嵌合する軸封体(本
実施例では蔓巻状のグランドパツキンを用いてい
る。)で、ポンプ軸1の外周に嵌合して設けた円
筒状の耐摩用のスリーブ37の外周を密封してい
る。39はパツキン孔35に嵌合して軸封体33
を押圧するためのパツキン押えである。スリーブ
37はポンプ軸1の外周に固着されたバランスデ
スク13の軸筒部41の外周にねじ部43によつ
て螺合し、止ねじ45によつて軸筒部41に対し
て固定されている。47はスリーブ37の内端外
周に設けた鍔状の係合部で、カラー49を介して
軸封体33の内端面に係合している。51は、軸
受ケース19に軸方向に螺合する複数の植込みボ
ルトで、パツキン押え39のフランジ部を貫通
し、ナツト53によつてパツキン押え39を締め
付けている。55は軸受ケース19の両端部に開
口する窓部で、軸封体33の調節、交換等を行な
うために使用するものである。57はバランスデ
スク13とバランスシート15との間を通過する
液を吸入側に戻すための取出口である。
以上の実施例において、ポンプ軸1を回転せし
めると、並設された回転翼5により順次圧送され
て高圧の液体が吐出口17から吐出される。液体
の一部はバランスシート15、バランスデスク1
3の間を通過し、取出口57から吸入側に戻され
る。この液体は軸封体33によつて軸方向に密封
されている。軸封体33を交換するにあたつて
は、窓部55から工具を挿入してナツト53を外
ずすとともに、止ねじ45を弛め、適宜な工具を
用いてスリーブ37を回転せしめると、ねじ部4
3によつてスリーブ37はポンプ軸1に対して第
2図の右方向に移動する。軸封部33はカラー4
9を介して係合部47に押圧されて右方向に移動
してパツキン孔35から右方向に離脱する。新し
い軸封体33を挿入するには、スリーブ37を反
対方向に回転して第2図のごとく元の姿勢に復帰
させ、止ねじ45を固定する。軸封体33をパツ
キン孔35に挿入してバツキン押え39をナツト
53によつて適宜締め付けるものである。
なお、この実施例では軸封体33は軸受ケース
19に設けられているが、蓋ケース20等のポン
プケース2の他の部分に設けてもよい。
〔考案の効果〕
本考案によればスリーブの外周およびポンプケ
ースの内径部に、内径部および外周部をそれぞれ
嵌合して密封する軸封体を容易に取出すことがで
き、軸封体の交換を容易に行なうことができるも
のである。
なお、前述の実施例ではスリーブ37は、軸筒
部41を介してポンプ軸1の外周に嵌合している
がポンプ軸1に直接嵌合してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例の側断面図、第2図
は要部の拡大側面図、第3図は従来例の側断面図
である。 図面の主要な部分を表わす符号の説明、1……
ポンプ軸、2……ポンプケース、33……軸封
体、37……スリーブ、47……係合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポンプケース2を貫通するポンプ軸1の外周に
    嵌合する円筒状のスリーブ37と、前記スリーブ
    37の外周および前記ポンプケース2の内径部
    に、内径部および外周部をそれぞれ嵌合して密封
    する軸封体33とを設けたポンプの軸封装置にお
    いて、前記スリーブ37の内端外周に、前記軸封
    体33の内端面に係合する鍔状の係合部47を設
    けるとともに、前記スリーブ37をポンプ軸1に
    対して軸方向の外方に移動自在に固着して設けた
    ことを特徴とするポンプの軸封装置。
JP7864984U 1984-05-30 1984-05-30 ポンプの軸封装置 Granted JPS60190998U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7864984U JPS60190998U (ja) 1984-05-30 1984-05-30 ポンプの軸封装置

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JP7864984U JPS60190998U (ja) 1984-05-30 1984-05-30 ポンプの軸封装置

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Publication Number Publication Date
JPS60190998U JPS60190998U (ja) 1985-12-18
JPH0111997Y2 true JPH0111997Y2 (ja) 1989-04-07

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ID=30622816

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JP7864984U Granted JPS60190998U (ja) 1984-05-30 1984-05-30 ポンプの軸封装置

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Families Citing this family (4)

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JP2519328Y2 (ja) * 1990-11-30 1996-12-04 東京電力株式会社 軸封部構造
KR100464054B1 (ko) 2002-12-27 2005-01-03 엘지전자 주식회사 일체형 캐비넷/터브를 구비한 드럼 세탁기
KR100634802B1 (ko) 2004-07-20 2006-10-16 엘지전자 주식회사 드럼 세탁기
JP6050960B2 (ja) * 2012-06-15 2016-12-21 株式会社川本製作所 ポンプの軸封装置

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JPS5222858B2 (ja) * 1974-09-13 1977-06-20

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JPS5222858U (ja) * 1975-08-05 1977-02-17

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JPS5222858B2 (ja) * 1974-09-13 1977-06-20

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JPS60190998U (ja) 1985-12-18

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