JPH01119974A - ディスクカートリジおよびその装着方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光デイスク装置等の可換媒体型記憶装置に関
するものであり、特にディスクカートリジおよびその装
着方法に関する。

〔従来の技術〕

従来、ディスクカートリジは記録膜を形成したディスク
を上側ケース部材と下側ケース部材との間に回転自在に
挟み込んだ構造となっていた。さらに、下側ケース部材
にはスピンドル軸とターンテーブルがディスクのハブと
接合できるターンテーブル挿入穴である開口部が形成さ
れていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このような従来のディスクカートリジでは、単独で持ち
運ぶ場合にケース内部でディスクのガタ・あそびが避け
られず、記録膜の保護、塵埃の防止の観点から問題があ
った。

そこで、本発明は前記の問題点を解決するために、ディ
スクカートリジを単独で持ち運ぶ場合にディスクをケー
ス内部で固定し、ディスクのガタ・あそびを防止して、
ディスクの記録膜に傷・塵埃によるエラーの発生を未然
に防止しようとするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

中心部に突起を有する上側ケース部材と、前記上側ケー
ス部材の突起に接触する凹部を形成したハブを有するデ
ィスクと、ターンテーブル挿入穴の周囲に土手状ボスを
有する下側ケース部材とからなる。ここで、前記上側ケ
ース部材の突起の形状が円錐台形あるいは球形の一部で
あることが好ましく、また前記上側ケース部材にダイヤ
フラムが形成されていることが好ましい。

さらに、前記ディスクカートリジを媒体駆動袋”置に装
着するディスクカートリジ装着方法において、媒体駆動
装置のスピンドル軸中心部分が前記上側ケース部材の突
起に接触して前記上側ケース部材の突起およびその周辺
部分とを持ち上げた後、ターンテーブルが前記ディスク
を持ち上げ、前記ディスクを前記上側ケース部材、前記
下側ケース部材から離して回転自在にディスクカートリ
ジが装着される。

〔作　用〕

そして、本発明は前記の手段により、下側ケース部材の
土手状ボスがディスクを保持するとともに上側ケース部
材の突起がディスクに固着しているハブを圧迫する構成
となり、ディスクの半径方向のガタを規制するとともに
スラスト方向にもガタを規制している。

さらに、ディスクカートリジを媒体駆動装置に装着する
ときには、ディスクカートリジの装着時の上下動を利用
して突起によるハブの圧迫を解除し、ディスクを回転自
在にしている。

〔実施例〕

以下図面に示した実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。

第１図に本発明のディスクカートリジの第１の実施例を
示し、第２図に本発明のディスクカートリジ装着方法の
第１の実施例を示す。１０はディスクカートリジ、１１
は上側ケース部材、１２は下側ケース部材、１３はディ
スク媒体、１４はディスク媒体１３の中心にある金属ハ
ブ、１５は上側ケース部材１１の中央部に形成された円
錐台形ボス、１６は下側ケース部材１２の中央開口部に
土手状に形成されたリング状ボスである。

このようた構造になっているから、金属ハブ１４は円錐
台形ボス１５により上側から圧迫され、さらにディスク
媒体１３がリング状ボス１６により下側から支えられて
いるので、金属ハブ１４に固着されたディスク媒体１３
は上側ケース部材１１と下側ケース部材１２とによって
固定されている。そのため、ディスクの半径方向のガタ
を規制゛するとともにスラスト方向にもガタを規制して
いる。

つぎに、ディスクカートリジ１０を媒体駆動装置のスピ
ンドル軸２１に装着する方法を示す。まず、スピンドル
軸２１が円錐台形ボス１５に当って上側ケース部材１１
全体を突き上げて、上側ケース部材１１に弾性変形を起
こして円錐台形ボス１５を金属ハブ１４から離すととも
にディスクカートリジ１０の内部空間を拡大する。さら
に、ターンテーブル２２がディスク媒体１３を押上げて
、ディスク媒体１３とリング状ボス１６との接触を解除
する。したがって、ディスク媒体１３は円錐台形ボス１
５とリング状ボス１６による拘束を解かれて回転自在と
なる。

第３図に本発明のディスクカートリジの第２の実施例を
示す。第２の実施例のディスクカートリジが第１の実施
例のディスクカートリジと異なる点は、上側ケース部材
１１が凹状に形成されていることにある。このような構
造になっているから、ディスクカートリジ１０を媒体駆
動装置のスピンドル軸２１に装着すると、第４図に示す
ように上側ケース部材１１が弾性変形し、ディスク媒体
１３が回転できる隙間をディスクカートリジ１０内に形
成する。本実施例では、第１の実施例に比較し、ディス
クカートリジ１０を媒体駆動装置のスピンドル軸２１に
装着した時の、上側ケース部材１１の膨らみを回避でき
るので、ディスクカートリジ１０内に無駄な空間を必要
としない効果がある。なお、組立後の上側ケース部材１
１を凹状にする与圧を得るため、上側ケース部材１１全
体を予め変形するよう成型することは言うまでもない。

第５図に本発明のディスクカートリジの第３の実施例を
示す。−上側ケース部材１１の中央付近にダイヤフラム
５１が形成されている。そのため、第６図に示すように
ダイヤフラム５１が容易に変形するので、スピンドル軸
２１に加わる力を緩和・調節できる。したがって、ケー
ス全体に加わる力を適切な値に設計可能とする効果があ
る。

なお、第１の実施例及び第２の実施例、第３の実施例で
は、上側ケース部材１１に設ける円錐台形ボス１５の材
料として、上側ケース部材１１と同一の材料を用いてい
るが、スピンドル軸２１との摩擦低減のためにテフロン
、金属等の他の材料を用いて本発明の効果を高めること
もできる。

また、同上の理由でスピンドル軸２１の頂上に超硬金属
ボールを埋め込むこともできる。さらに、プラスチック
成型の容易さの観点から、上側ケース部材１１に設ける
ボスは球形の一部とする形状以上説明したように、本発
明は、ディスクカートリジを使用しないときにはディス
クカートリジの内蔵ディスク媒体を固定し、媒体駆動装
置にディスクカートリジを装着時のみディスクカートリ
ジの内蔵ディスク媒体を開放することができるもので、
ディスク媒体の傷・塵埃の発生を最小限に抑えることが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例に係るディスクカートリ
ジの断面図、第２図は本発明に係るディスクカートリジ
装着方法を示す断面図、第３図は本発明の第２の実施例
に係るディスクカートリジの断面図、第４図は本発明の
第２の実施例に係るディスクカートリジの装着方法を示
す断面図、第５図は本発明の第３の実施例に係るディス
クカートリジの断面図、第６図は本発明の第３の実施例
に係るディスクカートリジの装着方法を示す断面図であ
る。 １０・・・ディスクカートリジ、工１・・・上側ケース
部材、１２・・・下側ケース部材、１３・・・ディスク
媒体、１４・・・金属ハブ、１５・・・円錐台形ボス、
１６・・・リング状ボス、２１・・・スピンドル軸、２
２・・・ターンテーブル、５１・・・ダイヤフラム。 肇＝２．旧

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）中心部に突起を有する上側ケース部材と、前記上
   側ケース部材の突起に接触する凹部を形成したハブを有
   するディスクと、ターンテーブル挿入穴の周囲に土手状
   ボスを有する下側ケース部材とからなることを特徴とす
   るディスクカートリジ。
2. （２）前記上側ケース部材の突起の形状が円錐台形であ
   る特許請求の範囲第１項記載のディスクカートリジ。
3. （３）前記上側ケース部材の突起の形状が球形の一部で
   ある特許請求の範囲第１項記載のディスクカートリジ。
4. （４）前記上側ケース部材にダイヤフラムが形成されて
   いる特許請求の範囲第１項及び第２項、第３項記載のデ
   ィスクカートリジ。
5. （５）中心部に突起を有する上側ケース部材と、前記上
   側ケース部材の突起に接触する凹部を形成したハブを有
   するディスクと、ターンテーブル挿入穴の周囲に土手状
   ボスを有する下側ケース部材とからなるディスクカート
   リジを媒体駆動装置に装着するディスクカートリジ装着
   方法において、媒体駆動装置のスピンドル軸中心部分が
   前記上側ケース部材の突起に接触して前記上側ケース部
   材の突起およびその周辺部分とを持ち上げた後、ターン
   テーブルが前記ディスクを持ち上げ、前記ディスクを前
   記上側ケース部材、前記下側ケース部材から離して回転
   自在にしたことを特徴とするディスクカートリジ装着方
   法。