JPH0111927Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0111927Y2 JPH0111927Y2 JP1983077090U JP7709083U JPH0111927Y2 JP H0111927 Y2 JPH0111927 Y2 JP H0111927Y2 JP 1983077090 U JP1983077090 U JP 1983077090U JP 7709083 U JP7709083 U JP 7709083U JP H0111927 Y2 JPH0111927 Y2 JP H0111927Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve guide
- guide member
- valve
- valve stem
- seal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Details Of Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、内燃機関の吸排気弁の作動を案内す
るバルブガイド装置に関し、更に詳しくは、ゴム
状弾性材料をもつて製せられたシール部片を、ポ
ーラスに形成された焼結合金をもつて製せられた
バルブガイド部材の端部に対し、一体結合せて成
るバルブガイド装置を提示するものである。
るバルブガイド装置に関し、更に詳しくは、ゴム
状弾性材料をもつて製せられたシール部片を、ポ
ーラスに形成された焼結合金をもつて製せられた
バルブガイド部材の端部に対し、一体結合せて成
るバルブガイド装置を提示するものである。
内燃機関の吸排気弁の往復作動を案内するバル
ブガイド装置においては、バルブステムの往復動
に対する潤滑を良好に保つために、バルブガイド
部材の材料に、軸受用材料としてすぐれている鋳
鉄材料が使用され、更にバルブステムとバルブガ
イド部材との相対摺動部に対する潤滑油の供給が
適量に保たれるように、バルブステム周面と摺動
するゴム状弾性材製シールリツプを有するシール
部材が、バルブガイド部材の端部に配置される。
ブガイド装置においては、バルブステムの往復動
に対する潤滑を良好に保つために、バルブガイド
部材の材料に、軸受用材料としてすぐれている鋳
鉄材料が使用され、更にバルブステムとバルブガ
イド部材との相対摺動部に対する潤滑油の供給が
適量に保たれるように、バルブステム周面と摺動
するゴム状弾性材製シールリツプを有するシール
部材が、バルブガイド部材の端部に配置される。
第１図は、実公昭56−16087号公報に開示され
たこの種のバルブガイド装置の一例であつて、バ
ルブステム１の往復運動を案内するバルブガイド
部材２の端部に、ゴム状弾性材料をもつて製せら
れ、バルブステム１の周面と摺動するシールリツ
プ５を有するバルブステムシール４が、固定用円
筒部６を外挿させて装着され、バルブステム１の
往復運動に伴なつて、適量の潤滑油が、シールリ
ツプ５とバルブステム１の摺動接触部を通過し
て、バルブステム１とバルブガイド部材２の摺動
部に供給されるように設定されている。
たこの種のバルブガイド装置の一例であつて、バ
ルブステム１の往復運動を案内するバルブガイド
部材２の端部に、ゴム状弾性材料をもつて製せら
れ、バルブステム１の周面と摺動するシールリツ
プ５を有するバルブステムシール４が、固定用円
筒部６を外挿させて装着され、バルブステム１の
往復運動に伴なつて、適量の潤滑油が、シールリ
ツプ５とバルブステム１の摺動接触部を通過し
て、バルブステム１とバルブガイド部材２の摺動
部に供給されるように設定されている。
上記したバルブガイド装置においては、バルブ
ステムシール４と、バルブガイド部材２とが別体
に製せられて、相互の嵌合により結合される構成
となつているために、バルブステムシールがバル
ブステムの往復運動に伴なつてバルブガイド部材
から離脱することがないように、両部材間に適当
な嵌合しめ代を設定することを要し、該嵌合しめ
代設定のために、バルブステムシールの固定用円
筒部に金属製補強環が用いられるので、補強環の
製作、補強環に対するゴム部分接着のための処理
工程等を必要とし、更に上記した嵌合しめ代によ
つてもたらされる嵌合時における抗力を超える押
圧力を付与する専用の装着用治具を必要とする等
により、設備及び手間の面においてコスト高とな
ることを免れることができない。
ステムシール４と、バルブガイド部材２とが別体
に製せられて、相互の嵌合により結合される構成
となつているために、バルブステムシールがバル
ブステムの往復運動に伴なつてバルブガイド部材
から離脱することがないように、両部材間に適当
な嵌合しめ代を設定することを要し、該嵌合しめ
代設定のために、バルブステムシールの固定用円
筒部に金属製補強環が用いられるので、補強環の
製作、補強環に対するゴム部分接着のための処理
工程等を必要とし、更に上記した嵌合しめ代によ
つてもたらされる嵌合時における抗力を超える押
圧力を付与する専用の装着用治具を必要とする等
により、設備及び手間の面においてコスト高とな
ることを免れることができない。
更に、バルブステム１及びバルブガイド部材２
間の摺動部に対する潤滑油の供給量は、シールリ
ツプ５の断面形状及びバルブステム１に対する接
触圧力によつて定まるので、適切な供給量の設定
が困難である。
間の摺動部に対する潤滑油の供給量は、シールリ
ツプ５の断面形状及びバルブステム１に対する接
触圧力によつて定まるので、適切な供給量の設定
が困難である。
本考案は、上記した従来技術によるバルブガイ
ド装置における問題点に鑑み、バルブガイド部材
をポーラスに形成された焼結合金をもつて製する
とともに、ゴム状弾性材製シール部片がバルブガ
イド部材に一体焼着された構成となして、バルブ
ガイド部材とシール部片との一体結合により、部
品点数を減少させ、更にシール部片を形成するゴ
ム状弾性材料の一部を、ポーラス状のバルブガイ
ド部材の表面に適量に被覆させて、ポーラス部の
通気性を適切に設定することにより、シール部片
とバルブステムとの摺動接触部を通過する潤滑量
を適量にコントロールするものである。
ド装置における問題点に鑑み、バルブガイド部材
をポーラスに形成された焼結合金をもつて製する
とともに、ゴム状弾性材製シール部片がバルブガ
イド部材に一体焼着された構成となして、バルブ
ガイド部材とシール部片との一体結合により、部
品点数を減少させ、更にシール部片を形成するゴ
ム状弾性材料の一部を、ポーラス状のバルブガイ
ド部材の表面に適量に被覆させて、ポーラス部の
通気性を適切に設定することにより、シール部片
とバルブステムとの摺動接触部を通過する潤滑量
を適量にコントロールするものである。
以下、図示の実施例について説明する。第２図
の実施例においては、ゴム状弾性材料をもつて製
せられたシール部片１０が、ポーラスに形成され
た焼結合金をもつて製せられたバルブガイド部材
２の端部に形成された段部及び径方向面に一体焼
着されており、第３図の実施例においては、シー
ル部片１０を形成するゴム状弾性材料の一部がバ
ルブガイド部材２の外側に送給されて、バルブガ
イド部材２の外周面を被覆するように設定され、
第４図及び第５図は、それぞれシール部片１０と
バルブガイド部材２の接合力を強化する手段の実
施態様であつて、第４図の実施例においては、バ
ルブガイド部材２の端面に環状突起を付与され、
第５図の実施例においては、バルブガイド部材２
の端面に環状の凹部を付与されている。
の実施例においては、ゴム状弾性材料をもつて製
せられたシール部片１０が、ポーラスに形成され
た焼結合金をもつて製せられたバルブガイド部材
２の端部に形成された段部及び径方向面に一体焼
着されており、第３図の実施例においては、シー
ル部片１０を形成するゴム状弾性材料の一部がバ
ルブガイド部材２の外側に送給されて、バルブガ
イド部材２の外周面を被覆するように設定され、
第４図及び第５図は、それぞれシール部片１０と
バルブガイド部材２の接合力を強化する手段の実
施態様であつて、第４図の実施例においては、バ
ルブガイド部材２の端面に環状突起を付与され、
第５図の実施例においては、バルブガイド部材２
の端面に環状の凹部を付与されている。
本考案のバルブガイド装置は、上記したよう
に、ポーラスに形成された焼結合金によるバルブ
ガイド部材の端部にゴム状弾性材料をもつて製せ
られたシール部片を一体焼着された構成を備えて
いるために、従来技術によるバルブガイド装置に
おいて必要とされたシール部材とバルブガイド部
材との結合を強固に保つための特別の手段を必要
とせず、シール部材の製作、バルブガイド部材と
の組合せ工程等によるコストが節減されるばかり
でなく、ゴム状弾性材料によるシール部片の成形
に際し、ゴム状弾性材料の一部がバルブガイド部
材の周面を覆うように設定することにより、バル
ブガイド部材の周表面を被覆させ、ポーラス状焼
結金属によるバルブガイド部材の通気性を適宜に
調整して、バルブステムとバルブガイド部材の摺
動部に対する潤滑油供給量が適量に保たれるよう
に設定することができる。
に、ポーラスに形成された焼結合金によるバルブ
ガイド部材の端部にゴム状弾性材料をもつて製せ
られたシール部片を一体焼着された構成を備えて
いるために、従来技術によるバルブガイド装置に
おいて必要とされたシール部材とバルブガイド部
材との結合を強固に保つための特別の手段を必要
とせず、シール部材の製作、バルブガイド部材と
の組合せ工程等によるコストが節減されるばかり
でなく、ゴム状弾性材料によるシール部片の成形
に際し、ゴム状弾性材料の一部がバルブガイド部
材の周面を覆うように設定することにより、バル
ブガイド部材の周表面を被覆させ、ポーラス状焼
結金属によるバルブガイド部材の通気性を適宜に
調整して、バルブステムとバルブガイド部材の摺
動部に対する潤滑油供給量が適量に保たれるよう
に設定することができる。
第１図は従来技術によるバルブガイド装置の一
例を示す断面図、第２図乃至第５図は、それぞ
れ、本考案の実施例を示す断面図である。 １…バルブステム、２…バルブガイド部材、４
…バルブステムシール、５…シールリツプ、６…
固定用円筒部、１０…シール部片。
例を示す断面図、第２図乃至第５図は、それぞ
れ、本考案の実施例を示す断面図である。 １…バルブステム、２…バルブガイド部材、４
…バルブステムシール、５…シールリツプ、６…
固定用円筒部、１０…シール部片。
Claims (1)
- ポーラスに形成された焼結合金をもつて製せら
れたバルブガイド部材２と、ゴム状弾性材料をも
つて製せられ、前記バルブガイド部材２の一部表
面を覆うようになして、前記バルブガイド部材２
の端部に焼着されたシール部片１０とを有するバ
ルブガイド装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7709083U JPS59181211U (ja) | 1983-05-23 | 1983-05-23 | バルブガイド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7709083U JPS59181211U (ja) | 1983-05-23 | 1983-05-23 | バルブガイド装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59181211U JPS59181211U (ja) | 1984-12-03 |
| JPH0111927Y2 true JPH0111927Y2 (ja) | 1989-04-07 |
Family
ID=30207128
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7709083U Granted JPS59181211U (ja) | 1983-05-23 | 1983-05-23 | バルブガイド装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59181211U (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6346533B2 (ja) * | 2014-09-17 | 2018-06-20 | Nok株式会社 | バルブステムシール |
| JP2021110279A (ja) * | 2020-01-09 | 2021-08-02 | 愛三工業株式会社 | Ｅｇｒバルブ装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5228407B2 (ja) * | 1974-08-22 | 1977-07-26 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5540584Y2 (ja) * | 1975-08-19 | 1980-09-22 |
-
1983
- 1983-05-23 JP JP7709083U patent/JPS59181211U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5228407B2 (ja) * | 1974-08-22 | 1977-07-26 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59181211U (ja) | 1984-12-03 |
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