JPH01116279A - 2種燃料噴射弁 - Google Patents
2種燃料噴射弁Info
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- JPH01116279A JPH01116279A JP27213187A JP27213187A JPH01116279A JP H01116279 A JPH01116279 A JP H01116279A JP 27213187 A JP27213187 A JP 27213187A JP 27213187 A JP27213187 A JP 27213187A JP H01116279 A JPH01116279 A JP H01116279A
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- 238000002347 injection Methods 0.000 title claims abstract description 27
- 239000007924 injection Substances 0.000 title claims abstract description 27
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 21
- 230000007423 decrease Effects 0.000 abstract description 2
- 238000000638 solvent extraction Methods 0.000 abstract 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 abstract 3
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- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明はディーゼル機関等において、例えばアルコール
を主燃料とし、これよりも着火性に優れた軽油等を副燃
料として燃焼室へ噴射する2種燃料噴射弁に関する。
を主燃料とし、これよりも着火性に優れた軽油等を副燃
料として燃焼室へ噴射する2種燃料噴射弁に関する。
[従来の技術]
例えばディーゼル機関において、アルコール(例えばエ
タノールまたはメタノール)を主燃料としたものは比較
的圧縮着火性に劣るため、この主燃料の噴射に先だって
これよりも着火性に優れた軽油などの副燃料を噴射する
ものが知られている。
タノールまたはメタノール)を主燃料としたものは比較
的圧縮着火性に劣るため、この主燃料の噴射に先だって
これよりも着火性に優れた軽油などの副燃料を噴射する
ものが知られている。
このような2種類の燃料は1個の燃料噴射弁により、ま
ず着火性に優れた軽油などの副燃料を少量噴射した後、
引き続き主燃料としてのアルコールを噴射するようにな
っており、この種の2種燃料噴射弁は特開昭61−17
1874号公報などで知られている。
ず着火性に優れた軽油などの副燃料を少量噴射した後、
引き続き主燃料としてのアルコールを噴射するようにな
っており、この種の2種燃料噴射弁は特開昭61−17
1874号公報などで知られている。
従来の2種燃料噴射弁について、第5図ないし第7図に
もとづき説明する。図において、■はボディ、2はニー
ドル弁を示す。
もとづき説明する。図において、■はボディ、2はニー
ドル弁を示す。
ボディlは、中空円筒形をなしており、下端に燃料噴射
孔3・・・を開口しであるとともに、この燃料噴射孔3
・・・の直上にテーパ部4を設けである。
孔3・・・を開口しであるとともに、この燃料噴射孔3
・・・の直上にテーパ部4を設けである。
またボディlの上部には主燃料供給通路5および副燃料
供給通路7を形成してあり、主燃料供給通路5は環状の
油溜り6に通じているとともに、副燃料供給通路7は偏
心したリング溝8に連通している。
供給通路7を形成してあり、主燃料供給通路5は環状の
油溜り6に通じているとともに、副燃料供給通路7は偏
心したリング溝8に連通している。
ニードル弁2は、上端に設けた大径のガイド部9が上記
ボディlの内面に摺動自在に嵌合されており、下端には
上記噴射孔3・・・を開閉するシート部10が設けられ
ている。
ボディlの内面に摺動自在に嵌合されており、下端には
上記噴射孔3・・・を開閉するシート部10が設けられ
ている。
また、このニードル弁2には、前記ボディl側のリング
溝8に導通する横孔形の副燃料導入口11が形成され、
この導入口11はニードル弁2の中心部に形成された中
空路12に通じている。そして、上記ニードル弁2には
シート部lOよりも上に位置し、しかしながらシート部
10に近い所に、複数の副燃料吐出口13・・・が放射
方向に開口されており、これら副燃料吐出口13・・・
は中空路12に導通されている。
溝8に導通する横孔形の副燃料導入口11が形成され、
この導入口11はニードル弁2の中心部に形成された中
空路12に通じている。そして、上記ニードル弁2には
シート部lOよりも上に位置し、しかしながらシート部
10に近い所に、複数の副燃料吐出口13・・・が放射
方向に開口されており、これら副燃料吐出口13・・・
は中空路12に導通されている。
また、ニードル弁2における大径のガイド部9とシート
部lOの間は、ガイド部9より小径の円筒部14となっ
ており、この円筒部14の外面と上記ボディ1の内面と
の間には円筒状の隙間15が確保されている。この円筒
状隙間15の上端は前記環状の油溜り6に通じており、
下端は上記副燃料吐出口13・・・に対向してi11燃
料充填スペース部1Bとなっている。
部lOの間は、ガイド部9より小径の円筒部14となっ
ており、この円筒部14の外面と上記ボディ1の内面と
の間には円筒状の隙間15が確保されている。この円筒
状隙間15の上端は前記環状の油溜り6に通じており、
下端は上記副燃料吐出口13・・・に対向してi11燃
料充填スペース部1Bとなっている。
なお、上記大径のガイド部9と小径の円筒部14は予め
別体に構成され、これらを接合してニードル弁2が形成
されている。
別体に構成され、これらを接合してニードル弁2が形成
されている。
このような構成の2種燃料噴射弁は、ニードル弁2が図
示しないスプリングにより下方に押圧されている時、ニ
ードル弁2のシート部10がボディlのテーパ部4に着
座し、したがって燃料噴射孔3・・・が閉塞されている
。
示しないスプリングにより下方に押圧されている時、ニ
ードル弁2のシート部10がボディlのテーパ部4に着
座し、したがって燃料噴射孔3・・・が閉塞されている
。
この時、図示しない副燃料送油ポンプから軽油などのよ
うな着火性に優れた副燃料が副燃料供給通路7に供給さ
れる。そしてこの際、リング溝8はニードル弁2に形成
した副燃料導入口11に通じているので、上記副燃料は
リング溝8から導入口11を経てニードル弁2の中空路
12に送られ、複数の副燃料吐出口18・・・より副燃
料充填スペース部1Gへ吐出される。このため、副燃料
充填スペース部16には副燃料が充填される。
うな着火性に優れた副燃料が副燃料供給通路7に供給さ
れる。そしてこの際、リング溝8はニードル弁2に形成
した副燃料導入口11に通じているので、上記副燃料は
リング溝8から導入口11を経てニードル弁2の中空路
12に送られ、複数の副燃料吐出口18・・・より副燃
料充填スペース部1Gへ吐出される。このため、副燃料
充填スペース部16には副燃料が充填される。
次に、図示しない主燃料送油ポンプからアルコールなど
のような主燃料が主燃料供給通路5に供給される。この
主燃料は、油溜りBからボディ1の内面とニードル弁2
の外面との間の円筒状隙間15に供給される。
のような主燃料が主燃料供給通路5に供給される。この
主燃料は、油溜りBからボディ1の内面とニードル弁2
の外面との間の円筒状隙間15に供給される。
この円筒状隙間15に供給された主燃料は下端の副燃料
充填スペース部16に充填された副燃料を加圧する。こ
の副燃料充填スペース部1Bの圧力が所定の圧力以上に
なると、ニードル弁2が図示しないスプリングの力に抗
して押上げられ、ニードル弁2のシート部lOがボディ
1のテーパ部4から離れる。したがって燃料噴射孔3・
・・が開かれる。このため、まず副燃料充填スペース部
1Bに充填されている副燃料が燃料噴射孔3・・・から
噴射され、引き続いて副燃料充填スペース部16の上部
に充填されている主燃料が燃料噴射孔3・・・から噴射
される。
充填スペース部16に充填された副燃料を加圧する。こ
の副燃料充填スペース部1Bの圧力が所定の圧力以上に
なると、ニードル弁2が図示しないスプリングの力に抗
して押上げられ、ニードル弁2のシート部lOがボディ
1のテーパ部4から離れる。したがって燃料噴射孔3・
・・が開かれる。このため、まず副燃料充填スペース部
1Bに充填されている副燃料が燃料噴射孔3・・・から
噴射され、引き続いて副燃料充填スペース部16の上部
に充填されている主燃料が燃料噴射孔3・・・から噴射
される。
上記の燃料噴射により、円筒状隙間15および副燃料充
填スペース部16の圧力が低下すると、ニードル弁2は
図示しないスプリングの押下刃を受はシート部10がボ
ディ1のテーパ部4に着座して燃料噴射孔3・・・を閉
塞する。
填スペース部16の圧力が低下すると、ニードル弁2は
図示しないスプリングの押下刃を受はシート部10がボ
ディ1のテーパ部4に着座して燃料噴射孔3・・・を閉
塞する。
そして再び、副燃料送油ポンプから副燃料が副燃料供給
通路7およびニードル弁2の中空路12ならびに副燃料
吐出口13・・・より副燃料充填スペース部16へ供給
され、次に主燃料送油ポンプから主燃料が主燃料供給通
路5を通じて円筒状隙間15に供給される。したがって
、燃料噴射孔3・・・が開かれ、再び副燃料を噴射し、
引き続き主燃料を噴射する。
通路7およびニードル弁2の中空路12ならびに副燃料
吐出口13・・・より副燃料充填スペース部16へ供給
され、次に主燃料送油ポンプから主燃料が主燃料供給通
路5を通じて円筒状隙間15に供給される。したがって
、燃料噴射孔3・・・が開かれ、再び副燃料を噴射し、
引き続き主燃料を噴射する。
以下、このような作動を繰返す。
[発明が解決しようとする問題点〕
上記従来の2種燃料噴射弁の場合、副燃料を複数の副燃
料吐出口13・・・から副燃料充填スペース部16へ吐
出させる際、この副燃料充填スペース部16には主燃料
が残存しているため副燃料はこの主燃料を押し上げるよ
うにして充填される。
料吐出口13・・・から副燃料充填スペース部16へ吐
出させる際、この副燃料充填スペース部16には主燃料
が残存しているため副燃料はこの主燃料を押し上げるよ
うにして充填される。
しかしながら、従来の副燃料充填スペース部16は周方
向に連続した円環状の空間となっている。
向に連続した円環状の空間となっている。
このため、副燃料吐出口13・・・から吐出された副燃
料の圧力は周方向にも広がろうとし、周方向に隣接する
副燃料吐出口13・・・の中間部に主燃料を閉込めよう
としてここに主燃料が残存する。この現象は流れ解析に
ても確認されており、複数の副燃料吐出口13・・・か
ら副燃料を副燃料充填スペース部16へ吐出させた場合
、第7図に示すように、副燃料吐出口13・・・の近傍
に副燃料カー、また副燃料吐出口13・・・間には主燃
料が位置され、周方向に縦縞模様に混在することが判明
している。
料の圧力は周方向にも広がろうとし、周方向に隣接する
副燃料吐出口13・・・の中間部に主燃料を閉込めよう
としてここに主燃料が残存する。この現象は流れ解析に
ても確認されており、複数の副燃料吐出口13・・・か
ら副燃料を副燃料充填スペース部16へ吐出させた場合
、第7図に示すように、副燃料吐出口13・・・の近傍
に副燃料カー、また副燃料吐出口13・・・間には主燃
料が位置され、周方向に縦縞模様に混在することが判明
している。
このように、着火性に優れた副燃料に着火性の劣る主燃
料が混入すると、本来目的とした副燃料を火種とするパ
イロット着火性能が低下する不具合がある。
料が混入すると、本来目的とした副燃料を火種とするパ
イロット着火性能が低下する不具合がある。
また、着火性能を向上させるため着火性に優れた副燃料
の供給量を多くすると不経済になる。
の供給量を多くすると不経済になる。
本発明においては、副燃料と主燃料が混入するのを防止
し、少量の副燃料で良好な着火性が得られる2種燃料噴
射弁を提供しようとするものである。
し、少量の副燃料で良好な着火性が得られる2種燃料噴
射弁を提供しようとするものである。
[問題点を解決するための手段]
本発明は、ニードル弁に、シート部近傍に形成した副燃
料吐出口間を周方向に区画する区画突部を形成し、これ
ら区画突部間に上記副燃料吐出口に連なりかつ軸方向端
部が開放された区画スペースをそれぞれ形成したことを
特徴とする。
料吐出口間を周方向に区画する区画突部を形成し、これ
ら区画突部間に上記副燃料吐出口に連なりかつ軸方向端
部が開放された区画スペースをそれぞれ形成したことを
特徴とする。
[作用]
本発明の構成によれば、周方向に隣接する副燃料吐出口
の間を区画突部により周方向に区画したので、各副燃料
吐出口の出口部分が独立した区画スペースとなり、した
がってこれら副燃料吐出口から吐出された副燃料は周方
向に広がることなく、軸方向に広がろうとして上記区画
スペースに残っている主燃料を軸方向、つまり上方へ押
上げ、したがって副燃料が吐出された時の主燃料の残存
を防止する。
の間を区画突部により周方向に区画したので、各副燃料
吐出口の出口部分が独立した区画スペースとなり、した
がってこれら副燃料吐出口から吐出された副燃料は周方
向に広がることなく、軸方向に広がろうとして上記区画
スペースに残っている主燃料を軸方向、つまり上方へ押
上げ、したがって副燃料が吐出された時の主燃料の残存
を防止する。
[実施例]
以下本発明について、第1図および第2図に示す第1の
実施例にもとづき説明する。
実施例にもとづき説明する。
第1の実施例で、前記第5図以下の従来と同一の部材は
同一番号を付してその説明を省略する。
同一番号を付してその説明を省略する。
第1の実施例で従来装置と異なる点は、ニードル弁2に
区画突部20・・・を形成した点である。
区画突部20・・・を形成した点である。
これら区画突部20・・・は、ニードル弁2の円筒部1
4の下部外周面に周方向に間隔を存して形成されている
。この場合、区画突部20・・・は、放射方向に形成さ
れた副燃料吐出口13・・・間に設けられ、すなわち周
方向に隣接する副燃料吐出口13・・・間の中間部位に
位置されている。したがって、副燃料充填スペース部1
Bはこれら区画突部20・・・により、複数の独立した
区画スペース21・・・に区画され、これら区画スペー
ス21・・・はそれぞれ副燃料吐出口13・・・に導通
しているとともに、上端は円筒状隙間15に開放され、
下端はシート部10に開放されている。
4の下部外周面に周方向に間隔を存して形成されている
。この場合、区画突部20・・・は、放射方向に形成さ
れた副燃料吐出口13・・・間に設けられ、すなわち周
方向に隣接する副燃料吐出口13・・・間の中間部位に
位置されている。したがって、副燃料充填スペース部1
Bはこれら区画突部20・・・により、複数の独立した
区画スペース21・・・に区画され、これら区画スペー
ス21・・・はそれぞれ副燃料吐出口13・・・に導通
しているとともに、上端は円筒状隙間15に開放され、
下端はシート部10に開放されている。
なお、区画突部20・・・の外面とボディlの内面との
間は、ニードル弁2の摺動を妨げない範囲で可能な限り
最小のクリアランスとなるように設定されている。
間は、ニードル弁2の摺動を妨げない範囲で可能な限り
最小のクリアランスとなるように設定されている。
このような構造によれば、ニードル弁2に形成した区画
突部20・・・は、周方向に隣接する副燃料吐出口13
・・・間の中間部位に位置されて、副燃料充填スペース
部16をそれぞれ副燃料吐出口13・・・の出口付近の
区画スペース21・・・に区分しているので、各副燃料
吐出口13・・・から副燃料が吐出された場合、副燃料
は副燃料充填スペース部16で周方向に広がることがな
い。したがって、各区画スペース21・・・内に残留し
ている主燃料は軸方向、つまり上方に押し上げられ、こ
れら区画スペース21・・・から排除される。
突部20・・・は、周方向に隣接する副燃料吐出口13
・・・間の中間部位に位置されて、副燃料充填スペース
部16をそれぞれ副燃料吐出口13・・・の出口付近の
区画スペース21・・・に区分しているので、各副燃料
吐出口13・・・から副燃料が吐出された場合、副燃料
は副燃料充填スペース部16で周方向に広がることがな
い。したがって、各区画スペース21・・・内に残留し
ている主燃料は軸方向、つまり上方に押し上げられ、こ
れら区画スペース21・・・から排除される。
また、第7図に示すように、もともと主燃料が残る位置
、つまり隣接する副燃料吐出口13・・・の周方向中間
部位に主燃料が残るのを邪魔するように区画突部20・
・・を設けたので、主燃料の残存を防止する。
、つまり隣接する副燃料吐出口13・・・の周方向中間
部位に主燃料が残るのを邪魔するように区画突部20・
・・を設けたので、主燃料の残存を防止する。
このようなことから、副燃料を供給した時、着火性に優
れた副燃料に着火性の劣る主燃料が混入することが防止
″され、エンジンに噴射された場合には確実な着火を促
すことになり、良好な火種となって引き続き噴射される
主燃料を円滑に着火させることができる。
れた副燃料に着火性の劣る主燃料が混入することが防止
″され、エンジンに噴射された場合には確実な着火を促
すことになり、良好な火種となって引き続き噴射される
主燃料を円滑に着火させることができる。
しかもこの場合、副燃料の供給量を増やす必要はなく、
少ない副燃料で着火性の向上が可能となる。
少ない副燃料で着火性の向上が可能となる。
なお、本発明は上記第1の実施例に制約されるものでは
なく、第3図および第4図にそれぞれ示す第2および第
3の実施例のような構造であってもよい。
なく、第3図および第4図にそれぞれ示す第2および第
3の実施例のような構造であってもよい。
すなわち、第1の実施例の場合、区画突部20・・・で
区画されかつ副燃料吐出口13・・・に連通する区画ス
ペース21・・・の形状は、第2図に示すように2面の
円弧面で挟まれたような空間形状をなしているが、第3
図に示すような略4角形状21a’や、第4図に示すよ
うな半長円形状21bなどであってもよい。
区画されかつ副燃料吐出口13・・・に連通する区画ス
ペース21・・・の形状は、第2図に示すように2面の
円弧面で挟まれたような空間形状をなしているが、第3
図に示すような略4角形状21a’や、第4図に示すよ
うな半長円形状21bなどであってもよい。
また、副燃料吐出口13・・・、区画突部20・・・、
区画スペース21・・・の数は4個に限らず、何個でも
よい。
区画スペース21・・・の数は4個に限らず、何個でも
よい。
さらにまた、2種類の燃料としてはアルコールと軽油に
制約されず、たとえば水と軽油であってもよい。
制約されず、たとえば水と軽油であってもよい。
そして噴射孔3・・・はホール型に限らず、ビン型や外
聞型などであってもよい。
聞型などであってもよい。
[発明の効果]
以上説明したように本発明によれば、周方向に隣接する
副燃料吐出口の間を区画突部により周方向に区画したの
で、各副燃料吐出口の出口部分が独立して区画スペース
となり、したがってこれら副燃料吐出口から吐出された
副燃料は周方向に広がることがなく、区画スペースに残
っている主燃料を上方へ押上げ、したがって副燃料が吐
出された時の主燃料の残存を防止する。このため、副燃
料に主燃料が混入される割合いが少なく、着火性がよく
なる。また、着火性のよい副燃料を多く使用する必要も
ないなどの利点がある。
副燃料吐出口の間を区画突部により周方向に区画したの
で、各副燃料吐出口の出口部分が独立して区画スペース
となり、したがってこれら副燃料吐出口から吐出された
副燃料は周方向に広がることがなく、区画スペースに残
っている主燃料を上方へ押上げ、したがって副燃料が吐
出された時の主燃料の残存を防止する。このため、副燃
料に主燃料が混入される割合いが少なく、着火性がよく
なる。また、着火性のよい副燃料を多く使用する必要も
ないなどの利点がある。
第1図および第2図は本発明の第1の実施例を示し、第
1図は2種燃料噴射弁の断面図、第2図は第1図中■−
■線の断面図、第3図および第4図はそれぞれ本発明の
第2および第3の実施例を示す断面図、第5図ないし第
7図は従来の構造を示し、第5図は2種燃料噴射弁の断
面図、第6図は第5図中Vl−Vl線の断面図、第7図
は主要部の拡大した断面図である。 ■・・・ボディ、2・・・ニードル弁、3・・・燃料噴
射孔、5・・・主燃料供給通路、7・・・副燃料供給通
路、lO・・・シート部、12・・・中空路、13・・
・副燃料吐出口、15・・・円筒状隙間、20・・・区
画突部、21・・・区画スペース。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第3図 第4図
1図は2種燃料噴射弁の断面図、第2図は第1図中■−
■線の断面図、第3図および第4図はそれぞれ本発明の
第2および第3の実施例を示す断面図、第5図ないし第
7図は従来の構造を示し、第5図は2種燃料噴射弁の断
面図、第6図は第5図中Vl−Vl線の断面図、第7図
は主要部の拡大した断面図である。 ■・・・ボディ、2・・・ニードル弁、3・・・燃料噴
射孔、5・・・主燃料供給通路、7・・・副燃料供給通
路、lO・・・シート部、12・・・中空路、13・・
・副燃料吐出口、15・・・円筒状隙間、20・・・区
画突部、21・・・区画スペース。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第3図 第4図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 燃料を噴射するための噴射孔を有し、主燃料の供給通路
およびこの主燃料よりも着火性に優れた副燃料の供給通
路を形成したボディと、 このボディに摺動自在に嵌合されて上記噴射孔を開閉す
るシート部を有するとともに、このボディ内面との間に
上記主燃料の供給通路に導通された円筒状の隙間を形成
し、中心部に上記副燃料供給通路と導通する中空路を備
え、かつ上記シート部近傍にこの中空路と連なる副燃料
吐出口を周方向に複数個形成したニードル弁とを具備し
た2種燃料噴射弁において、 上記ニードル弁には、上記シート部近傍に形成した副燃
料吐出口間を周方向に区画する区画突部を形成し、これ
ら区画突部間に上記副燃料吐出口に連なりかつ軸方向端
部が開放された区画スペースをそれぞれ形成したことを
特徴とする2種燃料噴射弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27213187A JPH01116279A (ja) | 1987-10-28 | 1987-10-28 | 2種燃料噴射弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27213187A JPH01116279A (ja) | 1987-10-28 | 1987-10-28 | 2種燃料噴射弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01116279A true JPH01116279A (ja) | 1989-05-09 |
Family
ID=17509524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27213187A Pending JPH01116279A (ja) | 1987-10-28 | 1987-10-28 | 2種燃料噴射弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01116279A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2759738A1 (fr) * | 1997-02-20 | 1998-08-21 | Bosch Gmbh Robert | Injecteur de carburant pour moteur a combustion interne |
-
1987
- 1987-10-28 JP JP27213187A patent/JPH01116279A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2759738A1 (fr) * | 1997-02-20 | 1998-08-21 | Bosch Gmbh Robert | Injecteur de carburant pour moteur a combustion interne |
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