JPH01107823A - オイルミスト除去装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、工場内などに発生するオイルミストを含む
汚れた空気を清浄にするのに用いる、オイルミスト除去
装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来のオイルミスト除去装置には、本体ケース内でオイ
ルミストを除去する前にあらかじめ大粒のミストを除去
するために、整流ボックスを設け、回収されたオイルミ
ストをドレン管を通じて排出するものがある。

しかし、このような装置では、整流ボックスが負圧にな
るため、ドレン管から空気を吸入してしまい、整流ボッ
クス内のオイルの排出を防げたり、最悪の場合、オイル
が吹き上げられて油滴となり、整流ボックスから本体ケ
ース内に入って除去効率を低下させる事態を招いていた
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

そこで、この発明は、整流ボックス内で回収したオイル
を円滑に排出できるようにすることを目的としている。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明は、整流ボックス（２）に隣接して調整室（１
５）を設け、この調整室（１５）に整流ボックス（２）
に通じるドレン孔（１６）と下部空間に通じるドレン孔
（１７）を設け、ドレン孔（１６）の孔面積をドレン孔
（１７）より大きく形成したものである。

〔作用〕

前記の通りの構成を有する、この発明のオイルミスト除
去装置は、調整室（１５）のドレン孔（１６）の孔面積
をドレン孔（１７）より大きくしているので、調整室（
１５）から整流ボックス（２）に流入する空気を分散し
風圧を低下させることができる。従って、ドレン孔（１
６）から調整室（１５）にオイルを流入させることがで
きる。ドレン孔（１７）については、調整室（１５）に
溜まったオイルの量が少ないうちは、空気の吹き上げに
よって流れないが、ある程度溜まるとオイルの圧力（自
重）が風圧を上まわり、オイルが排出される。

〔実施例〕

以下、この発明の構成を一実施例とて示した図面に従っ
て説明する。

先ず、図示したオイルミスト除去装置の概略を説明する
。

この装置では、吸い込み孔（１）より吸気された空気は
整流ボックス（２）に入った後、前フィルター（３）、
扉（４）を貫通している吸い込みガイド（５）を介して
本体ケース（６）内のファン（７）によってドラム（８
）外方に飛散される、前記ドラム（８）には回転フィル
ター（９）が設けられてあり、この回転フィルター（９
）を通過した空気はさらに固定フィルター（１０）を通
過した後、通気室（１１）　、本体ケース（６）の後部
に設けた案内孔（１２）を通り、本体ケース（６）上に
形成した排気孔（１３）より排出されるようになってい
る。

整流ボックス（２）内部には、第１図に示すように、ジ
ャマ板（１４）　、前フィルター（３）をエアーの流れ
に沿って順次設けている。整流ボックス（２）と調整室
（１５）は一体に接続されており、接続部にドレン孔（
１６）を、扉（４）にドレン孔（１７）を、それぞれ複
数個設けている。ドレン孔（１６）は、ドレン孔（１７
）よりも全孔面積を大きく設定しである。扉（４）の下
位にはドレン室（１８）を形成し、回収したオイルを一
箇所に集め、ドレン室（１８）底面の排出管（１９）に
よって排出する。

ドレン孔（１６）の上には、第４図に示すように、調整
室フィルター（２０）を設け、フィルターを固定する為
、フィルター押え（２１）を設けている。フィルター押
え（２１）は、第５図に示すように、長方形の枠体（２
２）の２辺にそれぞれ内方へ向って上腕（２３）を連設
し、上腕（２３）に突部（２４）を突設している。フィ
ルタ（２０）とフィルター押え（２１）を装置に組み付
けると、左右の上腕（２３）が前フィルター（３）を保
持する２本の押え杆（２５）によって押し下げられると
共に、突部（２４）がガイド杆（２６）下端に係止する
。

次に、回収されたオイルの流れについて詳述する。整流
ボックス（２）内に流入した空気は、ジャマ板（１４）
や前フィルター（３）によって、大粒のオイルミストや
粉塵類が分離除去される。これらの混合物は整流ボック
ス（２）底部に滴下し、気流によって扉（４）側へ押し
流される。そして、調整室フィルター（２０）によって
濾過され、オイルだけがドレン孔（１６）に至る。ドレ
ン孔（１６）はドレン孔（１７）よりも大きいため、ド
レン孔（１６）から調整ボックス（２）に流入する空気
の風圧が低下し、オイルを調整室（１５）内に滴下させ
ることができる。

滴下したオイルは、徐々に調整室（１５）に溜まり、初
めはドレン孔（１７）からの風圧により吹き上げられる
が、一定量になると、オイルの圧力（自重）が吹き上げ
る力を上まわり、溜まったオイルはドレン孔（１７）か
ら排出される。

この実施例では、調整室フィルター（２０）を設け、粉
塵類をドレン孔（１６）に流れないようにしているので
、孔面積を小さくしであるドレン孔（１７）の目づまり
を防ぐことができる。

〔発明の効果〕

この発明は、上述のような構成を有するものであり、従
って、整流ボックス（２）内にオイルを溜めず、また吹
き上げた油滴により除去率を低下させることもなく、回
収されたオイルをドレン孔（１６）　（１７）を通して
排出することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明に係るオイルミスト除去装置の縦断
面図。第２図は内部構造を示す説明図。 第３図は整流ボックスを開けた状態の同装置の斜視図。 第４図はフィルターとフィルター押えの組付状態を示す
斜視図。第５図はフィルターとフィルター押えの斜視図
。 （２）・・・整流ボックス　　（１５）・・・調整室（
１６）　　（１７）・・・ドレン孔（２０）・・・フィ
ルター（２１）・・・フィルター押え

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、整流ボックス（２）に隣接して調整室（１５）を設
   け、この調整室（１５）に、整流ボックス（２）に通じ
   るドレン孔（１６）と下部空間に通じるドレン孔（１７
   ）を設け、ドレン孔（１６）の孔面積をドレン孔（１７
   ）より大きく形成したことを特徴とするオイルミスト除
   去装置。