JPH01105980A - 残留物転写機構を有する画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ａ）産業上の利用分野 この発明は、感光体上のトナー像を一旦転写中間体に転
写し、さらに用紙に転写する画像形成装置に関し、転写
体上の残留物を除去するための残留物転写機構を有する
画像形成装置に関する。

（ｂｌ従来の技術 電子写真方式を用いた画像形成装置に、感光体上のトナ
ー像を一旦転写中間体に転写し、さらに用紙に転写する
ものがある。転写中間体を備えることにより、転写中間
体上でいくつかの１−ナー像を重ね合わせた後用紙に転
写でき、フルカラー画像やトリミング、マスキングによ
る合成画像を形成する時に何度も用紙送りしなくても良
くなる利点がある。

（Ｃ）発明が解決しようとする問題点 電子写真方式の画像形成装置では、ｌ・ナー像を転写し
てしまった後でも、感光体、転写中間体表面にトナーの
一部が残留していたり埃等が付着していることがあり、
このようなトナー、埃等の残留物は次回の画像形成時に
画像汚れとして画質を低下させることがある。そこで従
来の画像形成装置では恣光体、転写中間体のそれぞれに
ブレード、ファーブラシ等を有するクリーニング器を備
え、画像形成プロセスの終了時に感光体、転写中間体表
面の残留物の除去を行っていた。

しかしながら、感光体、転写中間体の両方にブレード等
を有するクリーニング器を備えるのは部高点数が多（な
ってコスト高になるとともに、転写中間体のクリーニン
グ器はトナー像を用紙に転写し終わった後に転写中間体
に当接し、それ以外の時には転写中間体から離れている
機構が必要で、装置が複雑化してしまう欠点があった。

また１、プレート、ファーブラシ等は感光体、転写中間
体との摩擦により摩耗して使用回数が多くなると残留物
を確実に除去することができなくなってしまい、所定期
間毎に交換しなければならないため、なるべくなら他の
方法でクリーニングを行うことが望ましい。

この発明は、転写中間体の残留物を感光体に転写させ、
感光体において残留物を除去することによりクリーニン
グ器のコストを削減するとともに、クリーニング精度を
上げることのできる、残留物転写機構を有する画像形成
装置を提供することを目的とする。

ｆｄ１問題点を解決するための手段 この発明の残留物転写機構を有する画像形成装置は、帯
電させた感光体上に静電気的に形成したトナー像を転写
中間体に転写し、さらにそのトナー像を用紙に転写して
画像形成を行う画像形成装置において、 転写中間体上の残留物を、感光体の帯電電荷と逆極性に
帯電させる帯電器を設けたことを特徴とする。

（ｅ）作用 この発明の残留物転写機構を有する画像形成装置におい
ては、転写中間体上の残留トナーや埃等の残留物が帯電
器によって、感光体の帯電電荷と逆極性に帯電される。

したがって、転写中間体上の残留物と感光体との間にク
ーロン力が生じ、残留物が感光体に付着する。そのため
、転写中間体にクリーニング器を設けずとも、感光体に
クリーニング器を設けるだけで残留物を除去することが
できる。

（ｆ）実施例 第１図はこの発明の残留物転写機構を有する画像形成装
置の実施例であるカラー複写機の概略構成図である。

本体１のほぼ中央部にはベルト状の感光体２が配設され
ている。この感光体２の周囲には、感光体帯電用の帯電
器２１、ブランクランプ２２、現像器２３ａ、２３ｂ、
２３ｃ、転写中間体２４、クリーニング２５および除電
ランプ２６が以上の順に配設されている。帯電器２１は
感光体２を十に帯電させるコロトロン放電器である。現
像器２３ａ、２３ｂ、２３ｃにはそれぞれ−に帯電され
るイエロー、マゼンタ５　シアンの各色のトナーが充填
されている。クリーニング器２５は感光体２に当接する
ブレード２５ａを備えている。

転写中間体２４は感光体２に当接し、その当接部には１
ｓｔ転写器２４ａが設けられ、また転写中間体２４の周
囲には２ｎｄ転写器２４ｂ、剥離器２４ｃ、残留物用の
帯電器２４ｄが以上の順に配設されている。１ｓｔ転写
器２４ａおよび２ｎｄ転写器２４ｂは十のコロトロン放
電器、ヱ１）離器２４ｃはＡＣコロトロン放電器、帯電
器２４ｄは−のコロトロン放電器である。

本体１の右側部には給紙カセット３１を含む給紙部３が
、左側部には定着部４および排紙部５が配設されている
。さらに、本体１の上面に原稿台６、その下部に光学系
７が設けられている。

次にフルカラー複写プロセス（画像形成プロセス）の説
明をする。

フルカラー複写プロセスは、感光体上にトナー像を形成
するプロセスを３度繰り返し、その都度形成されたトナ
ー像を転写中間体２４に転写し、転写中間体２４上で３
色（イエロー、マゼンタ。

シアン）のトナー像を重ね合わせ、その３色のトナー像
を用紙に転写するものである。

帯電器２により感光体２が十に均一帯電され、原稿台６
上の原稿が光学系６により走査されて、その反射光が前
記感光体２を露光する。この時、光学系７は原稿反射光
を色分解し、まず青色の現像反射光で感光体２を露光し
て青色情報を持つ潜像を形成する。その潜像に現像器２
３ａにより一極性のイエローのトナーが付着してトナー
像が形成され、このトナー像は十の１ｓｔ転写器２４ａ
により転写中間体２４に転写される。この後、感光体２
上の残留トナーや埃等の残留物がクリーニング器２５に
より除去され、感光体２は除電ランプ２６により除電さ
れ、さらに帯電器２１により十に均一帯電される。

その感光体２に今度は緑色の原稿反射光により潜像が形
成され、現像器２３ｂによりマゼンタのトナーが付着し
てトナー像が形成される。このトナー像が１ｓｔ転写器
２４ａにより、前回のイエローのトナー像に重ねられる
ように転写中間体２４に転写される。そして再び感光体
２はクリーニング器２５．除電ランプ２６によりクリー
ニング。

除電され、帯電器２１により帯電されて赤色の原稿反射
光により潜像が形成される。その潜像に現像Ｈ２３ｃに
よりシアンのトナーが付着してトナー像が形成され、そ
のトナー像が１ｓｔ転写器２４ａにより、前回のイエロ
ー、マゼンタのトナー像と転写中間体２４上で重ね合わ
され□る。

以上のようにして転写中間体２４上に形成されたイエロ
ー、マゼンタ、シアンの３色のトナー像が、給紙部３か
ら給紙された用紙に２ｎｄ転写器２４ｂにより転写され
、その用紙が剥離器２４ｃにより剥離されて、定着部４
で定着され排祇部５に排紙される。

一方、２ｎｄ転写器２４ｂによりトナー像が用紙に転写
された後も、転写中間体２４にはトナーが残留する。そ
の残留トナーおよび転写中間体２４に付着した埃等が帯
電器２４ｄにより一に帯電される。転写中間体２４は、
感光体２からトナー像を転写される時および転写中間体
２４上のトナー像を用紙に転写する時に、１ｓｔ転写器
２４ａおよび２ｎｄ転写器２４ｂにより十に帯電される
が、剥離器２４ｃおよびこの帯電器２４ｄによりほぼ中
和状態となり、トナーおよび埃等の残留物のみが−に帯
電される。

また、この時感光体２も帯電器２１により十に帯電され
、前述したように−に帯電された転写中間体２４上の残
留物は、クーロン力により感光体２に転写される。感光
体２に転写された残留物はクリーニング器２５により除
去され、感光体２は除電ランプ２６により除電される。

以上のようにして転写中間体２４上のトナーが除去され
る。このような転写中間体２４上の残留物の帯電、転写
の行程は、１回（１枚）の複写プロセス中に１回行えば
よいが、複数回数行うことにより転写中間体２４をより
クリーンな状態にすることができる。

第２図はこの実施例の転写中間体２４に帯電器２４ｄ、
感光体２にクリーニング器２５を設けた場合と、従来の
転写中間体にもクリーニング器を設けた場合と、転写中
間体にはクリーニング器も帯電器をも設けなかった場合
とにおいて、それぞれ複写枚数と転写中間体のクリーン
度について表した図である。従来のものでは初期段階で
はクリーン度が高いが、使用回数が多くなるとクリーン
度が低下した。これは使用に伴いブレード等が摩耗する
ためであると考えられる。それに対し、この実施例のも
のでは複写枚数に係わらず安定したクリーン度を得るこ
とができた。

（ｇ１発明の効果 この発明の残留物転写機構を有する画像形成装置によれ
ば、転写中間体のクリーニング器を省くことができるた
め、コスト削減をすることができる。また、使用回数が
多くなっても転写中間体のクリーニング精度が低下する
ことがな（、安定したクリーン度を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例であるカラー複写機の概略構
成図、第２図は同カラー複写機および従来のクリーニン
グ器を用いたカラー複写機における複写枚数とクリーン
度との関係を表した図である。 ２１−（感光体用）帯電器、 ２４−転写中間体、 ２４ｄ−（転写中間体用）帯電器。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）帯電させた感光体上に静電気的に形成したトナー
   像を転写中間体に転写し、さらにそのトナー像を用紙に
   転写して画像形成を行う画像形成装置において、 転写中間体上の残留物を、感光体の帯電電荷と逆極性に
   帯電させる帯電器を設けたことを特徴とする残留物転写
   機構を有する画像形成装置。