JP7512697B2 - プログラム、情報処理装置、及び情報処理システム - Google Patents

プログラム、情報処理装置、及び情報処理システム Download PDF

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Description

本発明は、設置位置に応じた処理を実行するプログラム等に関する。
下記特許文献1には、自装置の設置位置の情報を記憶するプリンタについて記載されている。
特開2006-331436号公報
プリンタの設置位置が変更された場合のセキュリティに関して、特許文献1には十分な記載がない。
そこで、本明細書は、デバイスの設置位置の変更に応じた報知を実行できるプログラム、情報処理装置、及び情報処理システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、実施例に開示するプログラムは、デバイスを対象とした指示を受け付けるコンピュータが読み取り可能なプログラムであって、前記コンピュータを、前記デバイスの設置位置を示す情報である位置情報と、前記デバイスのセキュリティに係わるセキュリティパラメータと、を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段により取得した前記位置情報が、前記設置位置の変更を示し、且つ、前記情報取得手段により取得した前記セキュリティパラメータが変更されていない場合には、前記セキュリティパラメータを確認させる確認情報を報知する報知手段と、して機能させ、前記情報取得手段により取得した前記位置情報が、前記設置位置の変更を示し、且つ、前記情報取得手段により取得した前記セキュリティパラメータが変更されている場合には、前記報知手段による前記確認情報の報知を実行しない。実施例に開示する情報処理装置及び情報処理システムも近似した特徴である。
尚、本明細書に開示された技術は、種々の形態で実現可能であり、例えば、制御方法、プログラムを記録した記録媒体等の形態で実現することができる。
実施例に開示する技術では、デバイスの設置位置の変更に応じた報知を実行できる。
実施形態に係わる印刷システムのブロック図である。 MFPで起動されるWebサーバのトップページに、情報端末のWebブラウザでアクセスした状態を示す図である。 MFPの位置変更検出処理の内容を示すフローチャートである。 MFPの位置変更フラグリセット処理の内容を示すフローチャートである。 MFPの確認メッセージ表示処理の内容を示すフローチャートである。 アプリケーションの操作画面を示す図である。 アプリケーションの操作画面を示す図である。 アプリケーションの操作画面を示す図である。
図1に、本願に係る一実施形態として例示される印刷システム1のブロック図を示す。印刷システム1は、情報端末10、MFP50を備える。印刷システム1は、情報端末10からMFP50へ印刷、スキャン、FAX送信などの指示を行ない、MFP50による印刷等を実行するシステムである。
情報端末10は、CPU12、メモリ14、ネットワークI/F16、LCD18、入力I/F19を主に備えている。これらの構成要素は、バス21を介して互いに通信可能とされている。情報端末10は、例えば、ノートパソコンである。尚、情報端末10は、ノートパソコンに限らず、据え置き型のデスクトップパソコン、スマートフォン、タブレット端末などの他の情報処理が可能な外部端末でも良い。また、図1に示す情報端末10の構成は、一例である。例えば、情報端末10は、携帯基地局との間で無線通信を行う情報端末通信I/Fや、撮像を行なうカメラなどを備えても良い。
メモリ14には、OS23、アプリケーション25、ブラウザ27が記憶されている。OS23は、情報端末10を統括的に制御するプログラムであり、例えば、アプリケーション25に基本的な機能やサービスを提供する。OS23は、例えば、Windows(登録商標)、MacOS(登録商標)、Linux(登録商標)、Android(登録商標)、iOS(登録商標)等のオペレーティングシステムである。
また、アプリケーション25は、例えば、MFP50のベンダによって提供されるプログラムであり、MFP50に対する印刷指示等を受け付ける。CPU12は、アプリケーション25を実行し、各種のサービスや機能を提供する。アプリケーション25は、例えば、MFP50の設定の変更、MFP50による印刷、スキャン、FAX送信を実行させるアプリケーションプログラムである。アプリケーション25は、例えば、印刷用画像データを作成し、作成した印刷用画像データをMFP50に送信することで、MFP50による印刷処理を実行する。また、アプリケーション25は、例えば、MFP50によるスキャンを実行させ、MFP50で読み取ったスキャンデータを取得する。また、アプリケーション25は、例えば、ユーザからの指示に基づいて、指定された文書のデータをFAXで送信する処理をMFP50に実行させる。
また、ブラウザ27は、インターネット77上のWebサーバや、後述するMFP50のWebサーバへアクセスするプログラムである。CPU12は、例えば、ブラウザ27を実行することで、MFP50のWebサーバとの間でデータの送受信を行なう。尚、以下の説明では、CPU12でOS23、アプリケーション25やブラウザ27を実行する情報端末10のことを、単に装置名で記載する場合がある。例えば、「情報端末10が」という記載は、「OS23等をCPU12で実行する情報端末10が」ということを意味する場合がある。また、Webサーバへアクセスする方法は、ブラウザ27を実行する方法に限らない。例えば、情報端末10は、印刷等を行なうアプリケーション25によって、MFP50のWebサーバへアクセスしても良い。この場合、アプリケーション25は、OS23のコマンド等を用いてWebサーバとの間でデータの送受信を実行しても良い。また、情報端末10は、ブラウザ27を備えなくとも良い。
また、メモリ14は、データ記憶領域32を備える。データ記憶領域32は、OS23、アプリケーション25、ブラウザ27の実行に必要なデータなどを記憶する領域である。ネットワークI/F16は、ルータ75やMFP50のネットワークI/F56との間で無線通信を行なう無線インタフェースである。情報端末10及びMFP50は、ルータ75を介して、例えば、Wi-Fi(登録商標)の無線LANにより互いにデータを送受信する。尚、情報端末10とMFP50を接続する通信は、特に限定されない。例えば、情報端末10及びMFP50を、Bluetooth(登録商標)やNFC(登録商標)の近距離無線通信により接続しても良い。また、情報端末10及びMFP50を、ルータ75を介した有線通信(LANケーブルなど)により接続しても良い。
情報端末10は、例えば、ルータ75をアクセスポイントとして設定されており、ネットワークI/F16及びルータ75を介してMFP50やインターネット77にアクセス可能となっている。また、MFP50は、情報端末10と同様に、ルータ75をアクセスポイントとして設定されており、ルータ75を介して情報端末10やインターネット77にアクセス可能となっている。
例えば、Wi-Fi(登録商標)の通信規格に準拠した無線通信をセットアップする場合、情報端末10のCPU12は、OS23を実行し、ネットワーク上のルータ75を検索する。CPU12は、入力I/F19に対する操作入力に基づいてルータ75と接続する指示を受け付け、ルータ75の暗号化キー(ネットワークキーともいう)を受け付ける。CPU12は、受け付けた暗号化キーに基づいて、ルータ75との間の無線通信の設定処理を実行し、Wi-Fi(登録商標)の無線通信によりルータ75と接続する。
また、CPU12は、例えば、入力I/F19に対するユーザの操作入力に基づいて、アプリケーション25を実行し、セットアップ情報をMFP50へ送信し、MFP50のセットアップを実行する。このセットアップ情報は、例えば、無線LANを介して情報端末10やルータ75と無線通信を行なうための情報であり、ルータ75のSSIDや暗号化キーである。即ち、セットアップ情報は、情報端末10が接続した無線ネットワークにMFP50を接続させ、情報端末10とMFP50とをルータ75を介して通信可能にするための情報である。MFP50は、情報端末10から取得したセットアップ情報に基づいて、ルータ75に接続するセットアップを実行し、セットアップが完了すると、ルータ75を介してインターネット77や情報端末10と通信する。これにより、情報端末10は、ルータ75を介してMFP50に対するプリント指示、スキャン指示、FAX送信指示などを行うことが可能となる。尚、MFP50は、後述するMFP50の入力I/F60により、ルータ75の暗号化キーなどの情報を受け付け、ルータ75や情報端末10との接続の設定を行なっても良い。
LCD18は、情報端末10の各種情報を表示する表示画面を備える。尚、情報端末10の各種情報を表示する装置は、LCDに限らず、有機ELディスプレイなどの他の表示装置でも良い。
入力I/F19は、例えば、キーボードやマウスなどの入力装置である。尚、情報端末10の入力I/F19は、キーボードやマウスに限らず、例えば、タッチパネルでも良い。入力I/F19は、キーボードやマウスに対するユーザの操作を検出し、検出に応じて電気信号を出力する。
また、MFP50は、CPU52、メモリ54、ネットワークI/F56、LCD58、入力I/F60、プリンタ部62、スキャン部63、FAX部65を主に備えている。これらの構成要素は、バス64を介して互いに通信可能とされている。
CPU52は、メモリ54内のプログラム66に従って処理を実行する。プログラム66は、印刷処理、スキャン処理、FAXの送受信処理、MFP50の設定処理などを実行する制御プログラムである。プリンタ部62は、シート(例えば、紙やOHPなど)に画像を印刷する。プリンタ部62は、インクジェット方式で印刷する構成や、電子写真方式により印刷する構成であっても良い。プログラム66は、例えば、情報端末10から印刷用画像データを取得すると、その印刷用画像データに基づく画像の印刷処理をプリンタ部62により実行する。また、スキャン部63は、原稿から画像を読み取るための読取センサを有する。プログラム66は、例えば、情報端末10からスキャン指示を取得すると、スキャン部63によるスキャンデータの生成や生成したスキャンデータの送信を実行する。また、FAX部65は、電話回線を介して、他のファクシミリ装置との間でFAXデータの送受信を行う。プログラム66は、例えば、情報端末10からFAXの送信指示を取得すると、送信指示に含まれている画像データをFAX部65により送信する。
また、プログラム66には、例えば、Webサーバとして機能するプログラムであるEWS(Embedded Web Serverの略)プログラムが含まれている。CPU52は、EWSプログラムを実行することで、MFP50をWebサーバとして機能させる。CPU52は、例えば、MFP50の電源が投入され、プログラム66を実行してMFP50のシステムを起動すると、EWSプログラムを実行してWebサーバを立ち上げる。
また、メモリ54は、データ記憶領域68を備える。データ記憶領域68は、プログラム66の実行に必要なデータなどを記憶する領域である。データ記憶領域68には、パスワード情報69、位置情報70、位置変更フラグ71、セキュリティ設定情報73が記憶されている。パスワード情報69は、MFP50が起動するWebサーバの認証に用いるためのパスワードの情報である。パスワード情報69には、例えば、製造工場からMFP50を出荷した段階では、初期パスワードが設定されている。この初期パスワードは、例えば、個々のMFP50で異なる(即ち、ユニークな)パスワードであり、販売時にMFP50に添付されるマニュアルに記載されている。尚、初期パスワードは、複数のMFP50で同一のものを用いても良い。例えば、同一機種のMFP50に対し、同一の初期パスワードを設定しても良い。
位置情報70は、MFP50の位置を示す情報である。MFP50は、後述する図3の位置変更検出処理において、MFP50の位置情報70を定期的に取得し、MFP50の設置位置の変更を判断する。MFP50は、例えば、前回取得した位置情報70と、その次に取得した位置情報70とを比較して、MFP50の設置位置の変更を判断する。MFP50は、例えば、位置情報70として、その時点で設定されているMFP50のIPアドレス(ネットワークI/F56に付与されたIPアドレス)を取得する。
また、位置変更フラグ71は、MFP50の設置位置に変更が発生したか否かを示す情報を含んでいる。MFP50は、例えば、位置情報70に基づいて設置位置の変更が発生したと判断した場合、位置変更フラグ71の値を変更する。例えば、MFP50は、設置位置の変更が発生していない場合、位置変更フラグ71の値を「ゼロ」を示す値で維持する。また、MFP50は、例えば、設置位置の変更が発生した場合、位置変更フラグ71を「1」を示す値に変更する。また、位置変更フラグ71には、MFP50によって設置位置の変更を検出した日時の情報が含まれる。従って、MFP50は、設置位置の変更と、変更が発生した日時とを、位置変更フラグ71によって判断等できる。
セキュリティ設定情報73は、MFP50のセキュリティに係わる設定の変更があったことを示す情報である。例えば、MFP50は、位置情報70に基づいてMFP50の設置位置の変更を検出した場合、その時点のセキュリティに係わる設定値をセキュリティ設定情報73として記憶する。MFP50は、このセキュリティ設定情報73を基準の値として用いることで、設置位置の変更後におけるセキュリティの設定の変更を判断することができる。セキュリティ設定情報73は、本願のセキュリティパラメータの一例である。尚、本願のセキュリティパラメータは、セキュリティの設定値に限らない。例えば、セキュリティパラメータは、セキュリティの設定が変更されたか否かを示すフラグ値でも良い。MFP50は、例えば、設置位置が変更された場合に、フラグ値として「ゼロ」の値にリセットし、その後、セキュリティの設定が変更された場合に、フラグ値として「1」の値を設定する。この場合にも、MFP50は、フラグ値を判断することで、設置位置の変更後におけるセキュリティの設定の変更が発生したか否かを判断できる。尚、パスワード情報69、位置情報70、位置変更フラグ71、及びセキュリティ設定情報73の詳細については、後述する。
また、MFP50のメモリ54及び、上記した情報端末10のメモリ14は、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ、HDD、CPUが備えるバッファなどが組み合わされて構成されている。また、MFP50のメモリ54及び、情報端末10のメモリ14は、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってもよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、non-transitoryな媒体である。non-transitoryな媒体には、上記の例の他に、CD-ROM、DVD-ROM等の記録媒体も含まれる。また、non-transitoryな媒体は、tangibleな媒体でもある。一方、インターネット上のサーバなどからダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、コンピュータが読み取り可能な媒体の一種であるコンピュータが読み取り可能な信号媒体であるが、non-transitoryなコンピュータが読み取り可能なストレージ媒体には含まれない。
また、MFP50のネットワークI/F56は、情報端末10のネットワークI/F16やルータ75との間で無線通信を行うための無線インタフェースである。LCD58は、MFP50の各種情報を表示する表示画面を備える。また、入力I/F60は、例えば、LCD58と一体的に構成されているタッチパネルであり、LCD58の表示画面に表示されたアイコン、ボタン等へのユーザ操作を受け付ける。尚、MFP50が備える入力I/Fは、タッチパネルに限らず、ハードキー等でも良い。
次に、MFP50が起動するWebサーバのWebページについて説明する。図2は、MFP50が起動するWebサーバのトップページに、情報端末10のWebブラウザでアクセスした状態を示している。尚、図2に示すWebページの表示内容や表示項目は、一例である。
図2に示すように、Webブラウザ81は、URL表示欄83、操作アイコン85、及びWebページ表示欄87を有している。URL表示欄83は、Webブラウザ81の1番上に表示され、Webブラウザ81でアクセスするWebページのURLを表示する欄である。操作アイコン85は、Webページ表示欄87の表示内容の更新など、Webブラウザ81に対する操作入力を受け付けるアイコンである。
Webページ表示欄87は、Webブラウザ81がアクセスした先のWebページを表示する欄である。図2では、Webページ表示欄87には、MFP50のWebページのトップページが表示されている。図2に示すように、Webページ表示欄87に表示したトップページには、認証情報部91、タブ95、項目部97、内容表示部99が表示される。認証情報部91には、パスワード入力欄91A、決定アイコン91Bが表示されている。情報端末10は、例えば、入力I/F19のマウスで決定アイコン91Bをクリックする操作入力を受け付けると、パスワード入力欄91Aに入力されたパスワードをMFP50へ通知する。MFP50は、情報端末10からパスワードを取得すると、取得したパスワードに基づく認証を実行する。MFP50は、パスワード入力欄91Aに入力されたパスワードと、パスワード情報69のパスワードとが一致した場合、認証に成功したと判断する。
MFP50は、パスワードの認証に成功したと判断すると、セキュリティの設定を含む各種の設定を受け付けるWebページ(図示略)をWebページ表示欄87に表示させる。尚、以下の説明では、パスワードを用いた認証に成功する前の状態をログイン前、認証に成功した後の状態をログイン後という場合がある。図2は、ログイン前のWebブラウザ81を示している。
タブ95は、Webブラウザ81の1つのWebページ表示欄87に、複数のWebページを表示するための選択アイコンである。項目部97は、選択されたタブ95に対応する項目を表示する部分である。内容表示部99は、項目部97に表示した項目のうち、選択された項目に対応する情報を表示する部分である。MFP50は、タブ95の選択や項目部97の項目の選択に応じて、Webページ表示欄87の表示内容を変更する。
図2に示すログイン前の状態では、MFP50は、「General」の文字を表示した1つのタブ95だけをWebページ表示欄87に表示する。図2は、項目部97の「Status」の項目が選択され、選択された「Status」に対応する情報が内容表示部99に表示されている。MFP50は、例えば、ログイン前の状態では、プリンタ部62のインク残量、MFP50のメンテナンスの情報など、MFP50の一般的な情報や設定項目を項目部97及び内容表示部99(以下、項目部97等という場合がある)に表示する。ここでいう一般的な情報や設定項目とは、例えば、MFP50の管理者だけでなく、一般ユーザが確認する又は設定する設定項目である。
一方、例えば、MFP50は、ログイン後のWebページにおいて、「General」以外に複数のタブ95を表示し、タブ95、項目部97、内容表示部99の選択に応じて、各種の設定を受け付ける。ここでいう各種の設定とは、例えば、FAXの送信先を登録するアドレス帳の登録、印刷等の各機能の設定、MFP50のIPアドレス等のネットワークの設定、パスワード情報69のパスワード(パスワード入力欄91Aのログインパスワード)の変更等である。従って、本実施形態のMFP50は、パスワード情報69のパスワードを用いてWebページで認証を行なうことで、MFP50の各種の設定を変更することができる。MFP50の管理者等は、ログイン後のWebページに対する入力等を行ない、MFP50の設定を変更する。
また、本実施形態のMFP50は、権限制限機能、認証問い合わせ機能、管理者の連絡先に係わる情報(以下、管理者情報という場合がある)を設定する機能を有している。MFP50は、権限制限機能の設定、認証問い合わせ機能の設定、及び管理者情報の設定(以下、セキュリティ設定という場合がある)を、ログイン後のWebページで受け付ける。ここでいう権限制限機能とは、MFP50を使用するユーザについて、MFP50が有する機能(印刷、スキャン、FAX、コピーなど)のうち、どの機能の実行を許可するのか設定する機能である。MFP50は、この権限制限機能が有効化された場合、上記したWebページを用いた認証とは別に、ユーザの認証を実行する。詳述すると、MFP50は、権限制限機能が有効化されると、例えば、入力I/F60に対する操作入力に基づいて、MFP50に対するログイン認証を受け付ける。MFP50は、例えば、MFP50に対する認証に成功したログインユーザと、認証に成功していないユーザとで、使用可能な機能を権限制限機能の設定に基づいて変更する。
また、MFP50は、例えば、MFP50に対する認証に成功したログインユーザのそれぞれについて、ユーザごとに使用可能な機能を権限制限機能の設定に基づいて変更する。これにより、MFP50を使用するユーザの権限を詳細に設定し、セキュリティレベルを向上できる。このため、以下の説明では、上記した図2に示すWebページの認証情報部91による認証であって、認証後にMFP50の各種設定の変更等を行なうための認証を管理者認証、入力I/F60を用いた認証であって、認証に成功したログインユーザに応じた機能の実行を行なうための認証をユーザ認証と称して説明する。
また、認証問い合わせ機能は、MFP50に対するユーザ認証の認証情報を、認証サーバに問い合わせる機能である。ここでいう認証サーバとは、例えば、情報の検索などのディレクトリサービスを提供するAD(Active Directory(登録商標)の略)サーバである。尚、認証サーバは、ADサーバに限らず、他のディレクトリサービス等を提供可能なサーバ、例えばLDAP(Lightweight Directory Access Protocolの略)を用いるLDAPサーバでも良い。
また、MFP50は、ユーザ認証の方法として、例えば、上記した認証サーバの他に、PINコードを用いる方法が実行可能である。MFP50は、例えば、入力I/F60に対する所定の操作入力を受け付けると、ユーザIDとPINコードを入力する画面を、LCD58に表示する。MFP50は、入力されたユーザID及びPINコードを用いてユーザ認証を行なう。
PINコードによるユーザ認証の機能が有効となっている場合、MFP50は、入力I/F60で受け付けたユーザID及びPINコードと、権限制限機能の設定で登録可能な登録情報(ユーザID及びPINコード)、即ち、MFP50に記憶された登録情報との照合を行い、ユーザ認証を実行する。ユーザ認証に成功したログインユーザは、権限制限機能で設定された機能を利用することができる。一方、認証問い合わせ機能が有効となっている場合、MFP50は、入力I/F60で受け付けたユーザID及びPINコードと、認証サーバから取得した情報(PINコードなど)との照合を行い、ユーザ認証を実行する。尚、ユーザの認証方法は、上記した方法に限らず、例えば、ICカードを用いてユーザを特定する方法でも良い。
また、MFP50は、ログイン後のWebページにおいて、管理者情報の設定を受け付ける。管理者情報とは、例えば、管理者のメールアドレス、管理者の電話番号、管理者が使用するPCのIPアドレスなどの情報である。MFP50は、例えば、予め管理者により選択された種類のエラーがMFP50で発生した場合に、この管理者情報に基づいて、エラーを管理者に通知する。
そして、MFP50は、上記したセキュリティ設定情報73として、権限制限機能、認証問い合わせ機能、管理者情報の設定、即ち、セキュリティ設定の設定値を記憶する。MFP50は、セキュリティ設定情報73に記憶した情報と、その後のセキュリティ設定の設置値とを比較することで、セキュリティ設定が変更されたか判断することができる。
尚、本願のセキュリティ設定は、上記した認証問い合わせ機能の設定、権限制限機能の設定、管理者情報の設定以外の設定でも良い。例えば、セキュリティ設定は、MFP50のIPアドレスの設定、アドレス帳の設定など、MFP50のセキュリティレベルに影響を与える様々な設定を採用できる。
MFP50が実行する位置変更検出処理、位置変更フラグリセット処理、確認メッセージ表示処理について、図3、図4、図5を参照しつつ説明する。MFP50は、例えば、電源を投入され、CPU52でプログラム66を実行しシステムを起動した後、図3、図4、図5に示す処理を開始する。
また、本明細書のフローチャートやシーケンス図は、基本的に、プログラムに記述された命令に従ったCPU52の処理を示す。即ち、以下の説明における「取得」、「判断」、「比較」、「応答」等の処理は、CPU52の処理を表している。CPU52による処理は、ハードウェア制御も含む。尚、「取得」は要求を必須とはしない概念で用いる。即ち、CPU52が要求することなくデータを受信するという処理も、「データを取得する」という概念に含まれる。また、本明細書中の「データ」とは、コンピュータに読取可能なビット列で表される。そして、実質的な意味内容が同じでフォーマットが異なるデータは、同一のデータとして扱われるものとする。本明細書中の「情報」についても同様である。また、「応答」等の処理は、「応答」等を示す情報を通信することにより行われる。また、「応答」等の文言を、「応答」等を示す情報そのものという意味で記載してもよい。
まず、図3のステップ(以下、単にSと記載する)11に示すように、MFP50は、位置変更検出処理を開始すると、現在の位置情報70を取得する。MFP50は、S11を実行する時点において、MFP50に設定されたIPアドレスを、現在の位置情報70として取得する。
MFP50は、後述するS21において、S11で取得した現在のIPアドレスを、新たな位置情報70として、データ記憶領域68に記憶させる。S23で一定時間だけ待機処理をして、S11からの処理を再度実行する。MFP50は、このS21で更新したデータ記憶領域68の位置情報70を、S13において前回取得した位置情報70として用いる。これにより、前回と現在の位置情報70を比較してMFP50の設置位置の変更を検出できる。仮に、IPアドレスの変更があった場合、MFP50は、変更後にS11を実行することで、変更後のIPアドレスを、現在のIPアドレスとして取得する。このため、S23の待機処理の時間は、例えば、IPアドレスの変更を受け付けるのに必要な処理時間を設定することができる。尚、IPアドレスが未設定であった場合、例えば、MFP50は、未設定であることを示す情報を位置情報70として取得及び記憶する。
MFP50には、例えば、IPv4のIPアドレスが設定されている。MFP50の設置位置が変更され、接続するネットワークが変更された場合、MFP50のIPアドレスのネットワーク部が変更される可能性が高い。そこで、MFP50は、S13において、前回取得したIPアドレスのネットワーク部と、S11で取得した現在のIPアドレスのネットワーク部とを比較し、ネットワーク部の値が一致した場合、設置位置に変更が発生していないと判断し(S15:NO)、S21を実行する。また、MFP50は、ネットワーク部の値が違う場合、設置位置の変更が発生したと判断し(S15:YES)、S17を実行する。MFP50は、例えば、IPアドレスのクラスやサブネットマスクに基づいてネットワーク部を検出することができる。これにより、IPアドレスのネットワーク部を比較することで、MFP50の設置位置の変更を検出し、変更に応じた制御を実行できる。上記した現在のIPアドレスは、本願の第1時間の位置情報の一例である。また、前回のIPアドレスは、本願の第2時間の位置情報の一例である。
尚、設置位置の変更を検出する方法は、上記した方法に限らない。例えば、MFP50は、ネットワーク部及びホスト部を含めたIPアドレスの全ての値を比較し、一致しない場合に、設置位置の変更が発生したと判断しても良い。また、MFP50は、ホスト部の一致だけを判断しても良い。また、例えば、IPv6のIPアドレスを用いる場合、MFP50は、IPアドレスのプレフィックスをネットワーク部として用いても良い。
また、位置情報70は、MFP50のIPアドレスに限らない。MFP50は、例えば、位置情報70として、MFP50の設置位置を示すテキスト情報を記憶しても良い。より具体的には、MFP50は、例えば、「3F 205号室」、「B棟2F」、などの設置位置を示すテキストの情報を受け付け、位置情報70としてデータ記憶領域68に記憶しても良い。あるいは、MFP50は、「営業課」、「課長室」などの使用するユーザの所属の情報を位置情報70として記憶しても良い。そして、MFP50は、前回の位置情報70のテキスト情報と、現在の位置情報70のテキスト情報が一致しない場合、S15で設置位置が変更されたと判断しても良い。この場合、上記した設置位置や所属を示す位置情報70は、本願のテキスト情報の一例である。
また、位置情報70は、例えば、MFP50に取り付けられたGPSの情報、MFP50が接続するルータ75のSSIDなどのアクセスポイントの情報などでも良い。従って、本願の位置情報とは、MFP50の位置を示す様々な情報を採用できる。
S17において、MFP50は、現在の日時の情報と、設置位置に変更があったことを示す情報(「1」を示す値、以下、変更あり情報という)とを位置変更フラグ71に設定する。これにより、MFP50は、設置位置の変更を検出した時点の日時の情報を、位置変更フラグ71に記憶できる。また、MFP50は、設置位置の変更に応じて、位置変更フラグ71を更新できる。尚、現在の日時の情報を取得する方法は、特に限定されない。MFP50は、例えば、自装置に設定された日時を取得しても良く、ネットワークに設置されたサーバから日時情報を取得しても良い。
MFP50は、S17を実行した後、セキュリティ設定情報73を現在の情報に更新する(S19)。MFP50は、例えば、S19を実行する時点のセキュリティ設定(権限制限機能、認証問い合わせ機能、管理者情報の各設定値)をセキュリティ設定情報73として記憶する。これにより、MFP50は、設置位置の変更を検出した時点のセキュリティ設定の設定値を、セキュリティ設定情報73に記憶できる。MFP50は、S19を実行した後、前述したように、S21以降の処理を実行する。
尚、図3に示す処理内容や処理手順は、一例である。例えば、MFP50は、図3の処理を繰り返し実行しなくとも良い。MFP50は、例えば、Webページのログイン後のページにおいて、IPアドレスの変更を受け付けた場合に、図3のS17、S19を実行しても良い。
次に、図4のS31に示すように、MFP50は、位置変更フラグリセット処理を開始すると、現在の日時の情報を取得する(S31)。次に、MFP50は、位置変更フラグ71に、変更あり情報が設定されているか否かを判断する(S33)。MFP50は、変更あり情報が設定されていた場合(S33:YES)、S35を実行する。
一方、MFP50は、設置位置が変更されていないことを示す情報(「ゼロ」を示す値、以下、変更なし情報という)が設定されていた場合(S33:NO)、S39を実行する。MFP50は、S39で一定時間だけ待機処理を実行した後、S31の処理を再度実行する。このため、MFP50は、図3のS17で位置変更フラグ71が変更あり情報に更新されるまでの間、即ち、設置位置が変更されるまでの間、S31、S33、S39の処理を繰り返し実行する。
S35において、MFP50は、位置変更フラグ71に設定された日時情報が示す日時から1日以上経過したか否かを判断する。MFP50は、S31で取得した現在日時が、位置変更フラグ71の日時から1日以上経過している日時である場合(S35:YES)、位置変更フラグ71を変更なし情報にリセットする(S36)。MFP50は、S36を実行した後、S39を実行する。
後述するように、MFP50は、図5に示す処理において、位置変更フラグ71が変更あり情報である場合(S43:YES)、セキュリティ設定の確認を促すS49の処理を実行する。一方、MFP50は、位置変更フラグ71が変更なし情報である場合(S43:NO)、S49を実行しない。即ち、設置位置の変更が発生してから1日が経過すると、位置変更フラグ71をリセットし、セキュリティ設定の確認を促す処理を停止する。
S35の判断基準である1日は、本願の所定時間の一例である。上記したように、本願の所定時間とは、セキュリティ設定の確認を管理者等に促す報知を継続する時間である。ここで、IPアドレスの変更が発生しても、使用するユーザや管理者等が変更されない場合、セキュリティ設定の変更が必要でない場合もある。このため、管理者等は、確認を促す報知を認識しても、セキュリティ設定を変更する必要がない場合、報知を無視してセキュリティ設定を変更しない。この場合、報知がいつまでも継続すると、過剰な報知となって管理者等の操作性が低下する虞がある。このため、本願の所定時間とは、管理者等が報知内容を認識するのに必要な時間と、過剰な報知となることを抑制するための時間制限のバランスを取った時間である。所定時間は、例えば、1日に限らず、12時間、3日、1週間などの時間を採用できる。
また、MFP50は、S35において、S31で取得した日時が、位置変更フラグ71の日時から1日以上経過していない日時である場合(S35:NO)、位置変更フラグ71の日時からセキュリティ設定が変更されたか否かを判断する(S37)。MFP50は、図3のS19において記憶されたセキュリティ設定情報73の設定値と、S37を実行する時点のセキュリティ設定、即ち、現在のセキュリティ設定の設置値を比較する。これにより、位置変更フラグ71の日時からセキュリティ設定が変更されたか否かを判断できる。
MFP50は、例えば、権限制限機能、認証問い合わせ機能、管理者情報の全ての設定値のうち、少なくとも1つの設定値が変更されいた場合、S37で肯定判断する(S37:YES)。あるいは、MFP50は、特定の条件に基づいて、設定値の変更を判断しても良い。例えば、MFP50は、権限制限機能がオン設定されただけでなく、1ユーザ以上が機能制限機能に登録された場合に、S37で肯定判断しても良い。MFP50は、セキュリティ設定が変更されていた場合(S37:YES)、S36を実行し、変更されていない場合(S37:NO)、S39を実行する。これにより、位置変更フラグ71の日時からセキュリティ設定が変更されていた場合、位置変更フラグ71をリセットし、セキュリティ設定の確認を促す報知を停止できる。これは、位置変更フラグ71の日時からセキュリティ設定が変更されていた場合、管理者等が、設置位置の変更にともなってセキュリティ設定を見直し、設定変更した可能性が高いため、セキュリティ設定の確認を促す必要性が低いためである。このようにして、MFP50は、設置位置の変更を検出してから1日以上経過せず、且つ、セキュリティ設定が変更されない間、位置変更フラグ71をリセットしない。
尚、位置変更フラグ71の日時からセキュリティ設定が変更されたか否かを判断する方法は、上記したセキュリティ設定情報73を用いる方法に限らない。例えば、MFP50は、セキュリティ設定の更新日時を管理しても良い。そして、MFP50は、S37において、セキュリティ設定の最終の更新日時が、位置変更フラグ71の日時以降である場合、S37で肯定判断しても良い。
次に、MFP50が実行する確認メッセージ表示処理について図5を参照しつつ説明する。尚、以下の説明では、上記した図3、図4と同様の内容については、その説明を適宜省略する。
まず、図5のS41において、MFP50は、情報端末10からアクセスがあったか否かを判断する。図6は、アプリケーション25の操作画面101を示している。例えば、情報端末10は、入力I/F19を介してアプリケーション25を起動する操作入力を受け付けると、図6に示す操作画面101をLCD18に表示する。また、情報端末10は、アプリケーション25を起動すると、ルータ75を介してローカルネットワーク上に存在するMFP50を検出し、検出したMFP50を選択するポップアップ画面103を操作画面101に重ねて表示する。
情報端末10は、例えば、MFP50のプリンタ名とMFP50のIPアドレスを関連付けてポップアップ画面103に表示する。ユーザは、ポップアップ画面103に表示されたMFP50の中から、接続したいMFP50を、例えば、入力I/F19のマウスのポインタ105でクリックして選択し、ポップアップ画面103のOKアイコン107をクリックして選択を確定する。
情報端末10は、例えば、OKアイコン107をクリックする操作入力を入力I/F19で受け付けると、ポップアップ画面103で選択されたMFP50へセットアップ情報等を送信して接続する処理を開始する。MFP50は、図5のS41において、この情報端末10からの接続を検出すると(S41:YES)、S43を実行する。一方、MFP50は、情報端末10からの接続を検出しない場合(S41:NO)、図5に示す処理を終了し、S41からの処理を再度実行する。これにより、MFP50は、起動中において、情報端末10からのアクセスを監視することができる。
MFP50は、S43において、図4のS33と同様に、変更あり情報が位置変更フラグ71に設定されているか否かを判断する(S43)。MFP50は、変更なし情報が位置変更フラグ71に設定されていた場合(S43:NO)、図5の処理を終了し、S41からの処理を再度実行する。一方、MFP50は、変更あり情報が位置変更フラグ71に設定されていた場合(S43:YES)、現在の日時の情報を取得する(S44)。次に、図4のS35と同様に、MFP50は、S44で取得した現在の日時が、位置変更フラグ71に設定された日時情報が示す日時から1日以上経過した日時であるか否かを判断する(S45)。
MFP50は、1日以上経過していた場合(S45:YES)、図5の処理を終了し、S41からの処理を再度実行する。一方、MFP50は、1日以上経過していない場合(S45:NO)、図4のS37と同様に、位置変更フラグ71の日時からセキュリティ設定が変更されたか否かを判断する(S47)。具体的には、MFP50は、S47を実行する時点のセキュリティ設定の設定値を取得し、データ記憶領域68に記憶されたセキュリティ設定情報73の設定値と比較する。これにより、位置変更フラグ71の日時からセキュリティ設定が変更されたか否かを判断できる。
MFP50は、セキュリティ設定が変更されていた場合(S47:YES)、図5の処理を終了し、S41からの処理を再度実行する。一方、MFP50は、セキュリティ設定が変更されていない場合(S47:NO)、確認メッセージを表示させる指示を、S41で接続を試みてきたアクセス元のMFP50へ応答する(S49)。MFP50は、S49を実行した後、図5の処理を終了し、S41からの処理を再度実行する。
また、図6に示すポップアップ画面103において、情報端末10は、OKアイコン107のクリックに基づいてMFP50へアクセスした後、図7に示す操作画面109をLCD18に表示する。情報端末10は、印刷、スキャン、FAXの設定や実行の指示を受け付ける機能アイコン111を操作画面109に表示する。また、情報端末10は、図4のポップアップ画面103で選択されたMFP50のIPアドレスや、インクの残量等のプリンタ情報113を操作画面109に表示する。また、情報端末10は、MFP50の設定の変更を受け付ける設定アイコン115を操作画面109に表示する。
また、情報端末10は、図5のS49の応答を取得した場合、即ち、図6のポップアップ画面103の選択に応じてアクセスを試みたMFP50からS49の指示を取得した場合、確認メッセージ117を操作画面109に表示する。情報端末10は、例えば、設定アイコン115の近くに確認メッセージ117を表示する。情報端末10は、確認メッセージ117の文字の太さや色を変え、他の表示に比べて確認メッセージ117を目立つように表示しても良い。確認メッセージ117は、例えば、「セキュリティ設定の変更はよろしかったですか?」などのセキュリティ設定の確認を促すメッセージである。これにより、MFP50の設置位置が変更された場合に(図5のS43:YES)、セキュリティ設定の確認を促すメッセージを報知することができる。尚、情報端末10は、S49の指示を取得しなかった場合、確認メッセージ117がない(非表示の)操作画面109を表示する。
情報端末10を操作する管理者等は、確認メッセージ117を認識することで、セキュリティ設定の変更が必要であると判断すれば、情報端末10を操作してMFP50のセキュリティ設定を変更することができる。例えば、管理者等は、設定アイコン115をポインタ105でクリックする。情報端末10は、設定アイコン115のクリック操作を検出すると、図8に示すように、ポップアップ画面119を操作画面109に重ねて表示させる。情報端末10は、インクの残量やその残量で印刷可能な枚数等をポップアップ画面119に表示する。
また、情報端末10は、MFP50のWebページへアクセスするリンク121と、ポップアップ画面119を閉じる指示を受け付けるアイコン123と、をポップアップ画面119に表示する。情報端末10は、リンク121に対してポインタ105でクリックする操作を受け付けると、アプリケーション25からブラウザ27を呼び出してWebブラウザ81を起動する(図2参照)。情報端末10は、Webブラウザ81によりMFP50のトップページへアクセスし、図2に示す画面をLCD18に表示する。これにより、情報端末10を操作する管理者等を、セキュリティ設定を変更するためのWebページへ誘導することができる。管理者等は、Webページでログイン操作を行ない、セキュリティ設定を、設置位置の変更先のユーザ等に応じて変更できる。
尚、トップページへアクセスする方法は、上記したアプリケーション25からWebブラウザ81を起動する方法に限らない。例えば、アプリケーション25が、Webブラウザ81の機能を備え、アプリケーション25によってトップページへアクセスしても良い。また、確認メッセージ117を表示する画面は、アプリケーション25の操作画面109に限らない。例えば、MFP50は、図2に示すトップページに、確認メッセージ117と同一内容のメッセージを表示しても良い。この場合、MFP50は、例えば、トップページにアクセスがあった場合に、図5に示すS43、S45、S47の判断処理を実行し、S49を実行する場合、トップページに確認メッセージ117を表示しても良い。この場合にもセキュリティ設定の確認を管理者等に促すことができる。
因みに、情報端末10は、外部端末の一例である。MFP50は、デバイス、画像形成装置の一例である。CPU52は、コンピュータの一例である。メモリ54は、記憶部の一例である。LCD58は、表示部の一例である。セキュリティ設定情報73は、セキュリティパラメータの一例である。確認メッセージ117は、確認情報の一例である。S11、S13、S47を実行するCPU52は、情報取得手段の一例である。S15を実行するCPU52は、設置位置判断手段の一例である。S17を実行するCPU52は、フラグ設定手段の一例である。S35、S37を実行するCPU52は、条件判断手段の一例である。S36の処理を実行するCPU52は、フラグリセット手段の一例である。S49を実行するCPU52は、報知手段の一例である。
以上、上記した実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)MFP50の設置位置が変更された場合、確認メッセージ117を表示して管理者等にセキュリティ設定の確認を促すことができる。設置位置の変更に応じてセキュリティ設定を見直すことで、MFP50のセキュリティレベルを向上できる。一方、設置位置が変更された場合であっても、セキュリティ設定が既に変更されている場合には、確認メッセージ117を表示しない。これにより、セキュリティ設定の確認を、管理者等に過剰に促すことを抑制し、MFP50の利便性を向上できる。
(2)MFP50は、自装置にアクセスしてきた情報端末10に対して、確認メッセージ117を用いた報知を行うことができる。情報端末10を操作する管理者等に、セキュリティ設定の確認を促すことができる。
(3)また、本願の報知手段は、MFP50に限らない。例えば、情報端末10のアプリケーション25が、位置情報70に基づく設置位置の変更の判断や、セキュリティ設定情報73に基づくセキュリティ設定の変更の判断を実行しても良い。この場合、情報端末10のCPU52は、本願の画像形成装置との間で通信が可能な外部端末が備えるコンピュータの一例である。情報端末10は、アプリケーション25を実行することで、MFP50から位置情報70及びセキュリティ設定情報73を取得しても良い。また、情報端末10は、MFP50から取得した情報に基づいて、設置位置及びセキュリティ設定の変更を判断し、確認メッセージ117をLCD18に表示しても良い。アプリケーション25を実行するCPU52は、本願の情報取得手段の一例である。
これによれば、情報端末10が設置位置等を判断し、情報端末10を操作するユーザに対して確認メッセージ117を用いた報知を行うことができる。情報端末10を操作する管理者等に、セキュリティ設定の確認を促すことができる。
(4)また、本願の報知手段は、MFP50のLCD58でも良い。例えば、MFP50は、入力I/F60に対する何らかの操作入力があった場合に、図5のS43からS47の判断を実行する。そして、MFP50は、S47で否定判断した場合、LCD58に表示する画面に、確認メッセージ117を表示しても良い。MFP50は、LCD58と入力I/F60を用いて、セキュリティ設定の変更を受け付けても良い。あるいは、MFP50は、例えば、図2のトップページに相当するログイン画面をLCD58に表示させる操作入力があった場合に、図5のS43からS47の判断を実行しても良い。そして、MFP50は、S47で否定判断した場合、LCD58に表示するログイン画面に、確認メッセージ117を表示しても良い。
これによれば、MFP50は、入力I/F60を操作するユーザに対して、LCD58を通じて確認メッセージ117を用いた報知を行うことができる。MFP50を操作する管理者等に、セキュリティ設定の確認を促すことができる。管理者等は、入力I/F60を操作してセキュリティ設定を変更する対応を行なうことができる。
(5)MFP50は、S11で取得した現在(本願の第1時間の一例)の位置情報70と、前回(本願の第2時間の一例)の位置情報70を比較し、設置位置が変更されている場合(S15:YES)、位置変更フラグ71に、変更あり情報を設定する(S17)。MFP50は、異なる時間の位置情報70を比較して設置位置の変更を検出できる。MFP50は、設置位置の変更を検出すると、その検出した情報を位置変更フラグ71に残すことができる。MFP50は、この位置変更フラグ71を用いることで、確認メッセージ117を表示させるか否かの判断を迅速に実行できる。また、設置位置の変更が発生している否かの情報を位置変更フラグ71で管理することができる。
(6)MFP50は、設置位置の変更が発生してから1日が経過していた場合(本願の第1条件の一例)、位置変更フラグ71をリセットし、セキュリティ設定の確認を促す処理を停止する。これにより、所定時間だけ確認メッセージ117を報知し、報知処理を終了できる。確認メッセージ117が過剰に報知され続けることを抑制できる。また、MFP50は、設置位置の変更が発生してからセキュリティ設定が変更されていた場合(本願の第2条件の一例)、位置変更フラグ71をリセットし、確認メッセージ117の表示を停止できる。これにより、管理者等が、設置位置の変更にともなって既にセキュリティ設定を変更していた場合に、確認メッセージ117の過剰な報知を停止できる。
(7)例えば、MFP50を設置する組織、MFP50を使用するユーザの所属などの変更にともなって、IPアドレスのネットワーク部が変更された場合、MFP50は、設置位置の変更を検出できる。セキュリティ設定の見直しを促すことで、新しい組織等に応じたセキュリティ設定にすることができる。
(8)また、本願の位置情報は、IPアドレスに限らない。例えば、MFP50の設置位置を示す「3F 205号室」などのテキスト情報を採用しても良い。この場合、MFP50は、テキスト情報が示すテキストが変更された場合、設置位置が変更されたと判断しても良い。これによれば、設置位置の変更にともなって、設置位置を示すテキスト情報が変更された場合に、MFP50は、設置位置の変更を検出し、確認メッセージ117を表示できる。
(9)例えば、設置位置の変更前から権限制限機能が有効であった場合、設置位置の変更にともなってユーザが使用するIPアドレスやユーザIDが変更される可能性があるため、権限制限機能の内容を見直す必要がある。また、設置位置の変更にともなってユーザ数が増減する場合にも権限制限機能の設定内容を見直す必要がある。従って、機能制限機能を有するMFP50において、設置位置の変更にともなってセキュリティ設定の見直しを促すことは、セキュリティレベルを高くする上で、極めて有効である。
(10)例えば、設置位置の変更にともなって、ユーザが使用するユーザID等やユーザ数が変更される可能性がある。また、使用する認証サーバを変更しなければならない可能性もある。このため、認証サーバに登録されたユーザ情報等を見直す必要がある。従って、認証問い合わせ機能を有するMFP50において、設置位置の変更にともなってセキュリティ設定の見直しを促すことは、セキュリティレベルを高くする上で、極めて有効である。
(11)設置位置が変更された場合、管理者が変更される可能性や、同一の管理者でも連絡先が変更される可能性がある。従って、管理者情報を設定可能なMFP50において、設置位置の変更にともなってセキュリティ設定の見直しを促すことは、セキュリティレベルを高くする上で、極めて有効である。
また、本開示は、上記実施形態に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。
具体的には、例えば、MFP50は、文字以外の方法で、確認情報の報知を実行しても良い。例えば、MFP50は、確認メッセージ117を音声で放音しても良い。
また、上記した確認メッセージ117の内容は、一例である。例えば、MFP50は、「プリンタの設置位置の変更を検出したため、セキュリティ設定を見直して下さい」などの警告メッセージを表示しても良い。
また、図3~図5に示すフローチャートの内容、処理の順番等は、一例である。例えば、上記実施形態では、図4の処理と、図5の処理の両方で、位置変更フラグ71の変更日時から1日以上経過しているか否の判断処理(S35、S45)と、セキュリティ設定の変更の判断処理(S37、S47)を実行した。しかしながら、MFP50は、図4又は図5のどちらか一方の処理で、上記した処理を実行しても良い。
また、MFP50は、図5の処理において、S45やS47で肯定判断した場合、図4のS36と同様に、位置変更フラグ71をリセットする処理を実行しても良い。この場合、MFP50は、図4の処理を実行しなくとも良い。
また、MFP50は、位置変更フラグ71を用いて、S33やS43の処理を実行したが、位置変更フラグ71を用いなくとも良い。例えば、MFP50は、S33やS43の処理に変えて、図3のS11、S13、S15の処理を実行し、その都度、設置位置の変更を判断しても良い。
また、MFP50は、図4の処理において、S35又はS37の一方のみを実行しても良い。同様に、MFP50は、図5の処理において、S45又はS47の一方のみを実行しても良い。即ち、MFP50は、1日以上経過する条件か、セキュリティ設定が変更される条件の一方のみを判断しても良い。
また、MFP50は、S35とS37の両方、及びS45とS47の両方を実行しなくとも良い。
また、MFP50は、S35、S37以外の条件で、S36の位置変更フラグ71のリセットを実行しても良い。例えば、MFP50は、ユーザから入力I/F60を介してリセット指示があった場合に、S36を実行しても良い。即ち、本願の第1及び第2条件は、上記した条件に限らない。
また、MFP50は、S37やS47において、位置変更フラグ71の日時からセキュリティ設定が変更されたか否かを判断したが、これに限らない。例えば、MFP50は、位置変更フラグ71の日時の数時間前や数時間後から、セキュリティ設定が変更されたか否かを判断しても良い。即ち、設置位置が変更される前や後の時間を基準としてセキュリティ設定の変更を判断しても良い。
また、上記実施形態では、位置情報70やセキュリティ設定情報73の情報をMFP50に記憶したが、別の場所に記憶しても良い。例えば、ローカルネットワーク上やインターネット77上のサーバが、MFP50から位置情報70やセキュリティ設定情報73を適宜取得して管理しても良い。そして、情報端末10は、サーバから位置情報70やセキュリティ設定情報73を取得し、設置位置の変更や、セキュリティ設定の変更を判断しても良い。
また、上記実施形態では、MFP50は、認証問い合わせ機能の設定、権限制限機能の設定、管理者情報の設定など、セキュリティ設定の変更を、認証に成功した後のWebページで受け付けた。しかしながら、MFP50は、セキュリティ設定を、例えば、図2に示す認証前のWebページで受け付けても良い。
また、MFP50は、認証問い合わせ機能、権限制限機能、管理者情報の設定機能のうち、少なくとも1つの機能を備える構成でも良い。
また、本開示のデバイスは、MFPなどの複合機に限らない。例えば、デバイスは、プリンタ、FAX機、スキャナ機でも良い。また、デバイスは、画像の形成を実行しない装置、例えば、工作機械、ミシン等でも良い。
また、本開示のコンピュータは、CPU52に限らない。コンピュータは、ASICや他の論理集積回路でも良く、CPU、ASIC、他の論理集積回路が協働する構成でも良い。
10 情報端末(外部端末)、50 MFP(デバイス、画像形成装置)52 CPU(コンピュータ、情報取得手段、報知手段、設置位置判断手段、フラグ設定手段、条件判断手段、フラグリセット手段)、54 メモリ(記憶部)、58 LCD(表示部)、70 位置情報、71 位置変更フラグ、73 セキュリティ設定情報(セキュリティパラメータ)。

Claims (13)

  1. デバイスを対象とした指示を受け付けるコンピュータが読み取り可能なプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記デバイスの設置位置を示す情報である位置情報と、前記デバイスのセキュリティに係わるセキュリティパラメータと、を取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段により取得した前記位置情報が、前記設置位置の変更を示し、且つ、前記設置位置が変更されてから前記情報取得手段により取得した前記セキュリティパラメータが変更されていないと判断する場合には、前記セキュリティパラメータを確認させる確認情報を報知する報知手段と、
    して機能させ、
    前記情報取得手段により取得した前記位置情報が、前記設置位置の変更を示し、且つ、前記設置位置が変更されてから前記情報取得手段により取得した前記セキュリティパラメータが変更されていると判断する場合には、前記報知手段による前記確認情報の報知を実行しない、プログラム。
  2. 前記コンピュータは、
    前記デバイスである画像形成装置が備える前記コンピュータであり、
    前記情報取得手段は、
    前記位置情報と、前記セキュリティパラメータを、前記画像形成装置の記憶部から取得し、
    前記報知手段は、
    外部端末から前記画像形成装置に対してアクセスがあった場合に、アクセス元の前記外部端末へ前記確認情報を送信し、前記確認情報を前記外部端末で報知する、請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記デバイスは、
    画像形成装置であり、
    前記コンピュータは、
    前記画像形成装置との間で通信が可能な外部端末が備える前記コンピュータであり、
    前記情報取得手段は、
    前記画像形成装置から前記位置情報及び前記セキュリティパラメータを取得し、
    前記報知手段は、
    前記情報取得手段により前記画像形成装置から取得した情報に基づいて、前記設置位置及び前記セキュリティパラメータの変更を判断し、前記確認情報を前記外部端末で報知する、請求項1に記載のプログラム。
  4. 前記コンピュータは、
    表示部を有する画像形成装置が備える前記コンピュータであり、
    前記情報取得手段は、
    前記位置情報と、前記セキュリティパラメータを、前記画像形成装置の記憶部から取得し、
    前記報知手段は、
    前記画像形成装置が備える前記表示部に前記確認情報を表示する、請求項1に記載のプログラム。
  5. 前記情報取得手段は、
    前記位置情報を所定のタイミングごとに取得し、
    前記コンピュータを、
    第1時間に前記情報取得手段で取得した前記位置情報と、前記第1時間より前の時間である第2時間に前記情報取得手段で取得した前記位置情報と、を比較して、前記第1時間の前記位置情報が示す前記設置位置が、前記第2時間の前記位置情報が示す前記設置位置と異なっているか否かを判断する設置位置判断手段と、
    前記設置位置が異なっていると、前記設置位置判断手段により判断した場合、前記設置位置の変更が発生したか否かを示す位置変更フラグに、変更が発生したことを示す値を設定するフラグ設定手段と、
    して機能させ、
    前記報知手段は、
    変更が発生したことを示す値が前記位置変更フラグに設定され、且つ、前記セキュリティパラメータが変更されていない場合、前記確認情報を報知する、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のプログラム。
  6. 前記コンピュータを、
    変更が発生したことを示す値が、前記フラグ設定手段によって前記位置変更フラグに設定されてから所定時間だけ経過する第1条件、及び、変更が発生したことを示す値が、前記フラグ設定手段によって前記位置変更フラグに設定されてから前記セキュリティパラメータが変更される第2条件の2つの条件のうち、少なくとも一方の条件が満たされたか否かを判断する条件判断手段と、
    前記条件判断手段により少なくとも一方の条件が満たされたと判断された場合、前記位置変更フラグに、変更が発生していないことを示す値を設定するフラグリセット手段と、
    して機能させる、請求項5に記載のプログラム。
  7. 前記位置情報とは、
    前記デバイスに設定されたIPアドレスであり、
    前記IPアドレスは、
    ネットワーク部と、ホスト部とを有し、
    前記報知手段は、
    前記IPアドレスのうち少なくとも前記ネットワーク部が変更された場合、前記位置情報が、前記設置位置の変更を示していると判断する、請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載のプログラム。
  8. 前記デバイスには、
    前記デバイスの前記設置位置を示すテキスト情報が前記位置情報として記憶され、
    前記報知手段は、
    前記テキスト情報が示すテキストが変更された場合、前記位置情報が、前記設置位置の変更を示していると判断する、請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載のプログラム。
  9. 前記デバイスは、
    前記デバイスを使用するユーザについて、前記デバイスが有する機能のうち、どの機能の実行を許可するのか設定する権限制限機能を有し、
    前記セキュリティパラメータは、
    前記権限制限機能を設定するパラメータである、請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載のプログラム。
  10. 前記デバイスは、
    前記デバイスに対するユーザの認証を、認証サーバに問い合わせて実行する認証問い合わせ機能を有し、
    前記セキュリティパラメータは、
    前記認証問い合わせ機能を有効にするか否かを設定するパラメータである、請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載のプログラム。
  11. 前記セキュリティパラメータは、
    前記デバイスの管理者の連絡先に係わる情報である、請求項1乃至請求項10の何れか1項に記載のプログラム。
  12. 制御装置を備え、
    前記制御装置は、
    デバイスの設置位置を示す情報である位置情報と、前記デバイスのセキュリティに係わるセキュリティパラメータと、を取得する情報取得処理と、
    前記情報取得処理により取得した前記位置情報が、前記設置位置の変更を示し、且つ、前記設置位置が変更されてから前記情報取得処理により取得した前記セキュリティパラメータが変更されていないと判断する場合には、前記セキュリティパラメータを確認させる確認情報を報知する報知処理と、
    を実行し、
    前記情報取得処理により取得した前記位置情報が、前記設置位置の変更を示し、且つ、前記設置位置が変更されてから前記情報取得処理により取得した前記セキュリティパラメータが変更されていると判断する場合には、前記報知処理による前記確認情報の報知を実行しない、情報処理装置。
  13. デバイスと、前記デバイスと通信が可能な外部端末とを備える情報処理システムであって、
    前記デバイスの設置位置を示す情報である位置情報と、前記デバイスのセキュリティに係わるセキュリティパラメータと、を取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段により取得した前記位置情報が、前記設置位置の変更を示し、且つ、前記設置位置が変更されてから前記情報取得手段により取得した前記セキュリティパラメータが変更されていないと判断する場合には、前記セキュリティパラメータを確認させる確認情報を報知する報知手段と、
    を備え、
    前記情報取得手段により取得した前記位置情報が、前記設置位置の変更を示し、且つ、前記設置位置が変更されてから前記情報取得手段により取得した前記セキュリティパラメータが変更されていると判断する場合には、前記報知手段による前記確認情報の報知を実行しない、情報処理システム。
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