JP7511396B2 - 車載装置、制御方法およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、車載装置、制御方法およびプログラムに関する。
従来、Bluetooth(登録商標)で周辺機器と通信接続を確立することが可能な車載装置がある。このようや車載装置の制御方法として、予め登録済みの周辺機器との接続を確立する処理の実行の可否を所定の順序で判定する技術がある(例えば、特許文献1を参照)。
特許第5498332号公報
しかしながら、従来の車載装置の制御方法では、登録済みのすべての周辺機器について、Bluetoothのプロファイルごとに順次接続の確立を試みていくため、周辺機器の接続時における待機時間が長くなってしまう場合があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、Bluetoothの接続確立に要する時間を短縮することが可能な車載装置、制御方法およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
この発明に係る車載装置、制御方法およびプログラムは、以下の構成を採用した。
(1):この発明の一態様に係る車載装置は、予め登録されている周辺機器とBluetoothにより接続可能な車載装置であって、前記周辺機器とHFP(Hands Free Profile)接続の確立を試みるHFP接続部と、前記周辺機器とAVP(Audio Video Profile)接続の確立を試みるAVP接続部と、前記周辺機器に対してHFP接続の確立を試みるHFP接続処理の実行順序と、前記周辺機器に対してAVP接続の確立を試みるAVP接続処理の実行順序とを示す管理情報を記憶する記憶部と、前記HFP接続部に前記実行順序でHFP接続処理を実行させ、前記AVP接続部に前記実行順序でAVP接続処理を実行させる制御部と、を備え、前記制御部は、HFP接続処理とAVP接続処理のいずれか一方の接続処理においてある周辺機器との接続が所定時間内に確立されず、かつ、前記管理情報において当該周辺機器が他方の接続処理の実行対象として管理されている場合、それ以降において、当該周辺機器に対する前記他方の接続処理の実行を抑制するか否かを判定する、車載装置である。
(2):上記(1)の態様において、前記制御部は、前記他方の接続処理の実行を抑制するか否かを、接続の確立に失敗したAVP接続処理またはHFP接続処理の実行時における前記周辺機器の挙動に基づいて決定するものである。
(3):上記(2)の態様において、前記制御部は、前記接続の確立に失敗したAVP接続処理またはHFP接続処理の実行時において、接続を試みた周辺機器から応答がなかった場合には、当該周辺機器について、それ以降における前記他方の接続処理の実行を抑制すると判定し、前記実行時において、前記周辺機器から接続が拒絶された場合または一度確立した接続が前記周辺機器によって切断された場合には、それ以降における前記他方の接続処理の実行を抑制しないと判定するものである。
(4):上記(1)~(3)の態様において、前記制御部は、複数の周辺機器について、前記管理情報で管理されている実行順序でHFP接続処理およびAVP接続処理を繰り返して実行し、前記繰り返しの周期ごとに前記他方の接続処理の実行の抑制を解除するものである。
(5):上記(1)~(4)の態様において、前記周辺機器をUSB(Universal Serial Bus)で接続するUSB接続部をさらに備え、前記制御部は、前記USB接続部による周辺機器との接続が切断されたときに、当該周辺機器がHFP接続処理およびAVP接続処理の少なくともいずれか一方の実行対象として前記管理情報に登録されている場合、それ以降において、実行対象とされているHFP接続処理またはAVP接続処理の少なくとも一方の実行を抑制するものである。
(6):上記(1)~(5)の態様において、前記HFP接続処理および前記AVP接続処理の実行順序は、前記車載装置との接続履歴が新しい周辺機器の順に管理されるものである。
(7):上記(4)~(6)の態様において、前記制御部は、前記繰り返しの各周期において1番目にHFP接続処理を行う周辺機器については、HFP接続処理に続けてAVP接続処理を実行する、または、前記繰り返しの各周期において1番目にAVP接続処理を行う周辺機器については、AVP接続処理に続けてHFP接続処理を実行するものである。
(8):この発明の一態様に係る制御方法は、予め登録されている周辺機器とBluetoothにより接続可能な車載装置の制御方法であって、前記周辺機器とHFP(Hands Free Profile)接続の確立を試みるHFP接続ステップと、前記周辺機器とAVP(Audio Video Profile)接続の確立を試みるAVP接続ステップと、前記周辺機器に対してHFP接続の確立を試みるHFP接続処理の実行順序と、前記周辺機器に対してAVP接続の確立を試みるAVP接続処理の実行順序とを示す管理情報を記憶する記憶ステップと、前記HFP接続ステップを前記実行順序で実行させ、前記AVP接続ステップを前記実行順序で実行させる制御ステップと、を有し、前記制御ステップにおいて、HFP接続処理とAVP接続処理のいずれか一方の接続処理においてある周辺機器との接続が所定時間内に確立されず、かつ、前記管理情報において当該周辺機器が他方の接続処理の実行対象として管理されている場合、それ以降において、当該周辺機器に対する前記他方の接続処理の実行を抑制するか否かを判定する、制御方法である。
(9):この発明の一態様に係るプログラムは、予め登録されている周辺機器とBluetoothにより接続可能な車載装置として機能するコンピュータに、前記周辺機器とHFP(Hands Free Profile)接続の確立を試みるHFP接続ステップと、前記周辺機器とAVP(Audio Video Profile)接続の確立を試みるAVP接続ステップと、前記周辺機器に対してHFP接続の確立を試みるHFP接続処理の実行順序と、前記周辺機器に対してAVP接続の確立を試みるAVP接続処理の実行順序とを示す管理情報を記憶する記憶ステップと、前記HFP接続ステップを前記実行順序で実行させ、前記AVP接続ステップを前記実行順序で実行させる制御ステップと、を実行させ、前記制御ステップにおいて、HFP接続処理とAVP接続処理のいずれか一方の接続処理においてある周辺機器との接続が所定時間内に確立されず、かつ、前記管理情報において当該周辺機器が他方の接続処理の実行対象として管理されている場合、それ以降において、当該周辺機器に対する前記他方の接続処理の実行を抑制するか否かを判定させる、プログラムである。
(1)、(8)および(9)の態様によれば、前記制御ステップにおいて、HFP接続処理とAVP接続処理のいずれか一方の接続処理においてある周辺機器との接続が所定時間内に確立されず、かつ、前記管理情報において当該周辺機器が他方の接続処理の実行対象として管理されている場合、それ以降において、当該周辺機器に対する前記他方の接続処理の実行を抑制するか否かを判定することにより、Bluetoothの接続確立に要する時間を短縮することができる。
(2)または(3)の態様によれば、前記制御部が、前記他方の接続を確立する処理の実行を抑制するか否かを、前記接続の確立に失敗したAVP接続処理またはHFP接続処理の実行時における前記周辺機器の挙動に基づいて決定することにより、前記接続の確立に失敗した周辺機器の接続処理が必要以上にスキップされてしまうことを抑制することができる。
(4)の態様によれば、前記制御部が、複数の周辺機器について、予め定められた接続順序でHFP接続処理およびAVP接続処理を繰り返して実行し、前記繰り返しの周期ごとに前記他方の接続を確立する処理の実行の抑制を解除することにより、一度スキップが判定された周辺機器の接続処理がその後もスキップされ続けてしまうことを回避することができる。
(5)の態様によれば、前記制御部が、前記USB接続部による周辺機器との接続が切断されたときに、当該周辺機器がHFP接続処理およびAVP接続処理の少なくともいずれか一方の実行対象として前記管理情報に登録されている場合、それ以降において、実行対象とされているHFP接続処理またはAVP接続処理の少なくとも一方の実行を抑制することにより、不要な接続処理が実行される可能性をより低下させることができる。
(6)の態様によれば、前記HFP接続処理および前記AVP接続処理の実行順序が、前記車載装置との接続履歴が新しい周辺機器の順に管理されることにより、接続履歴に基づいて接続処理の実行順序が決定される場合において、Bluetoothの接続確立に要する時間を短縮することができる。
(7)の態様によれば、前記制御部が、前記繰り返しの各周期において1番目にHFP接続処理を行う周辺機器については、HFP接続処理に続けてAVP接続処理を実行する、または、前記繰り返しの各周期において1番目にAVP接続処理を行う周辺機器については、AVP接続処理に続けてHFP接続処理を実行することにより、接続履歴が最新の周辺機器についてAVP接続またはHFP接続の確立に要する時間をより短くすることができる。
本実施形態におけるBT通信システムのシステム構成の具体例を示す図である。 本実施形態におけるBTモジュールの機能構成の具体例を示す図である。 本実施形態の車載装置がBluetoothのプロファイル接続処理を履歴接続によって制御する方法の具体例を示すフローチャートである。 本実施形態における接続履歴管理テーブルの具体例を示す図である。 本実施形態における優先接続処理の具体例を示すフローチャートである。 本実施形態における第1の履歴接続処理の具体例を示すフローチャートである。 本実施形態における第3の履歴接続処理の具体例を示すフローチャートである。 本実施形態における第2の履歴接続処理の具体例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照し、本発明の車載装置、制御方法およびプログラムの実施形態について説明する。
以下、本発明をBluetooth(以下、BTと称する)通信機能を有するBT対応の車載装置(以下「車載装置」という。)に適用した一実施形態について、図面を参照して説明する。なお、ここでは、車載装置が搭載されている車両の車室内に、BT通信機能を有する周辺機器が車室内に持込まれ、当該車載装置と当該周辺機器とがBT通信する場合を説明する。
図1は、本実施形態におけるBT通信システム1のシステム構成の具体例を示す図である。BT通信システム1は、周辺機器100と、車両に搭載されている車載装置200とを含む。周辺機器100は、例えば、スマートフォンやタブレット端末などのBT通信機能を有する可搬型端末装置である。
例えば、周辺機器100は、制御部101と、電話通信部102と、BTモジュール103と、Wi-Fi(登録商標)モジュール104と、USBモジュール140と、キー入力部105と、記憶部106と、表示部107と、マイクロホン108と、スピーカ109と、電力供給部110と、を備えている。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)およびI/Oバス等を有し、周辺機器100の通信動作やデータ管理動作等の動作全般を制御する。
電話通信部102は、通信網400との間で電話通信を実行する。なお、通信網400は携帯電話基地局や基地局制御装置等の携帯電話通信サービスを提供する設備を含む。
BTモジュール103は、前述した車載装置200のBTモジュール220との間で、BT通信規格で規定されているプロファイルごとにBT通信のための通信接続(以下「BT接続」という。)を確立し、確立したプロファイルごとのBT接続を介してBT通信を実行する機能を有する。プロファイルは、BTにおいて機能ごとに定義された通信プロトコルである。BTモジュール103は、異なるプロファイルによる複数のBT接続を同時に確立する、いわゆるマルチ接続が可能に構成されている。
例えば、BTのプロファイルには、ハンズフリー通話を規定するHFP(Hands Free Profile)、電子メールデータの転送を規定するMAP(Message Access Profile)、仮想シリアルポート化したデータ通信を規定するSPP(Serial Port Profile)、インターネットへのダイヤルアップ接続を規定するDUN(Dial-up Networking Profile)、電話帳データの転送を規定するPBAP(Phone Book Access Profile)、同じく電話帳データの転送を規定するOPP(Object Push Profile)、音データの転送を規定するA2DP(Advanced Audio Distribution Profile)、音データの制御に係る制御データの転送を規定するAVRCP(Audio/Video Remote Control Profile)等がある。A2DPおよびAVRCPは、総称してAVP(Audio/Video Profile)とも呼ばれる。
Wi-Fiモジュール104は、例えば2.4GHz帯又は5GHz帯の無線電波を使用したWi-Fi通信機能を提供する無線通信インタフェースである。Wi-Fiモジュール104は、車載装置200との間でWi-Fi通信を実行する。
USBモジュール140は、USB接続ケーブル410の接続端子411を着脱可能な接続端子141を有する。USBモジュール140は、USB接続ケーブル410の一方の接続端子412が車載装置200のUSBモジュール230の接続端子231に接続され、且つUSB接続ケーブル410の他方の接続端子411が接続端子141に接続されている状態において車載装置200のUSBモジュール230との間でUSB通信のための通信接続(以下「USB接続」という。)を確立し、確立したUSB接続を介してUSB通信を実行する機能を有する。
キー入力部105は、ユーザが操作可能な各種キーを備え、ユーザのキー操作に応じて当該操作を示す操作信号を制御部101へ出力する。制御部101は、キー入力部105から入力した操作信号を解析してユーザの操作を特定する。
記憶部106は、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気記憶装置やSSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置を用いて構成される。記憶部106は、各種データの記憶領域として用いられる。
表示部107は、制御部101から入力する表示信号に基づいて各種表示画面を表示する機能を有する。また、制御部101は、マイクロホン108から入力した送話音声データを音声処理するとともに、電話通信部102から入力した受話音声データをスピーカ109から音声として出力させる機能を有する。電力供給部110は、本体に対して着脱可能なバッテリ111から放電される電力を動作電力として各機能部へ供給する。
例えば、車載装置200は、制御部201、BTモジュール220(HFP接続部およびAVP接続部の一例)、USB(Universal Serial Bus)モジュール230(USB接続部の一例)、Wi-Fiモジュール240、記憶部204、音声処理部205、表示制御部206、操作入力部207、および信号入力部208を備える。例えば、制御部201と、USBモジュール230と、Wi-Fiモジュール240と、記憶部204と、音声処理部205と、表示制御部206と、操作入力部207と、信号入力部208とは、制御基板200Aに物理的に実装されており、BTモジュール220は、制御基板200Aとは別部材であるBTモジュール基板200Bに物理的に実装されてもよいし、制御基板200Aと同じ基盤上に実装されてもよい。
制御部201、BTモジュール220、USBモジュール230、Wi-Fiモジュール240、音声処理部205、表示制御部206のそれぞれは、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDDやフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることでインストールされてもよい。
制御部201は、車載装置200の通信動作やデータ管理動作等の動作全般を制御する。BTモジュール220は、周辺機器100のBTモジュール103との間でBT通信回線を接続し、当該BT通信回線を介してBT通信を実行する機能を有する。BTモジュール220は、周辺機器100のBTモジュール103と同様のプロファイルでのBT通信に対応しているものとする。図2は、BTモジュール103の機能構成の具体例を示す図である。BTモジュール220は、HFP接続部221と、AVP接続部222とを備える。
USBモジュール230は、USB接続ケーブル410の接続端子412を着脱可能な接続端子231を有する。USBモジュール230は、USB接続ケーブル410の一方の接続端子412が接続端子231に接続され、且つUSB接続ケーブル410の他方の接続端子411が周辺機器100のUSBモジュール140の接続端子141に接続されている状態において、周辺機器100のUSBモジュール140との間でUSB通信回線を接続し、当該USB通信回線を介してUSB通信を実行する機能を有する。
Wi-Fiモジュール240は、例えば2.4GHz帯又は5GHz帯の無線電波を使用したWi-Fi通信機能を提供する無線通信インタフェースである。Wi-Fiモジュール240は、周辺機器100との間でWi-Fi通信を実行する。
記憶部204は、HDD等の磁気記憶装置やSSD、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置を用いて構成される。記憶部204は、各種データの記憶領域として用いられる。例えば、BTモジュール220が周辺機器100のBTモジュール140とMAPで接続している状態において、周辺機器100からBTモジュール220へ転送された電子メールデータ(電子メールの発信先を特定可能な差出人情報、電子メールが携帯電話機3へ受信された日時を特定可能な受信日時情報、電子メールの種別を特定可能な種別情報、例えば差出人が入力した電子メールの件名を特定可能な件名情報等)が記憶部204に記憶される。
また、例えば、BTモジュール220が周辺機器100のBTモジュールとPBAPで接続している状態において、周辺機器100からBTモジュール220へ転送された電話帳データ、車載装置200からの発信動作又は当該車載装置200とHFPで接続している周辺機器100からの発信動作に係る発信時刻と発信電話番号との対応を表す発信履歴データ、車載装置200とHFPで接続している周辺機器100の着信動作に係る着信時刻と着信電話番号との対応を表す着信履歴データ等が記憶部204に記憶される。
音声処理部205には、マイクロホン510と、オーディオアンプ520とが接続されている。マイクロホン510は、車室内にあって例えばハンドルの近傍等のユーザが発した音声を集音し易い部位に配置されている。オーディオアンプ520は、車載装置200の外部に配置されている。オーディオアンプ520にはスピーカ521、522が接続されている。
音声処理部205は、BTモジュール220と周辺機器100のBTモジュール103とがHFPで接続している状態において、ユーザが発した音声をマイクロホン510から送話音声データとして入力すると、その入力した送話音声データを音声処理してBTモジュール220へ出力する。また、音声処理部205は、BTモジュール220から受話音声データを入力すると、その入力した受話音声データをオーディオアンプ520へ出力する。
音声処理部205は、BTモジュール220と周辺機器100のBTモジュール103とがAVP(A2DP及びAVRCP)で接続している状態において、周辺機器100のBTモジュール103からBTモジュール220へ転送された音データをオーディオアンプ520へ出力する。また、音声処理部205は、USBモジュール230と周辺機器100のUSBモジュール140とがUSBで接続している状態において、周辺機器100のUSBモジュール140からUSBモジュール230へ転送された音データをオーディオアンプ520へ出力する。
オーディオアンプ520は、音声処理部205から受話音声データや音データを入力すると、その入力した受話音声データや音データを増幅してスピーカ521、522から出力させる。また、オーディオアンプ520は、チューナーデッキ530とも接続されており、チューナーデッキ530が例えば音楽用記録媒体から再生した楽曲データを当該チューナーデッキ530から入力すると、その入力した楽曲データを増幅してスピーカ521、522から出力させる。
ディスプレイ装置300は、各種表示画面を表示する表示装置301と、表示画面上にタッチスイッチを形成する操作装置302とを備えている。表示制御部206は、制御部201から表示信号を入力すると、その入力した表示信号に基づいてディスプレイ装置300における表示装置301の表示動作を制御する。操作入力部207は、ユーザが表示画面上に形成されているタッチスイッチを操作したことに応じて操作装置302から操作信号を入力すると、その入力した操作信号を制御部201へ出力し、制御部201は、操作入力部207から入力した操作信号を解析してユーザの操作を特定する。
信号入力部208は、例えば車両に搭載されているACC(アクセサリ)スイッチに接続されている。信号入力部208は、ACCスイッチからACC信号を入力すると、その入力したACC信号を制御部201へ出力する。制御部201は、信号入力部208から入力したACC信号のオンオフに基づいて装置電源をオンオフする。即ち、制御部201は、ACC信号がオフからオンに遷移したタイミングで装置電源をオンし(車載装置200を起動し)、ACC信号がオンからオフに遷移したタイミングで装置電源をオフする(車載装置200を停止する)。
このように構成された車載機200では、BTモジュール220のデータ通信相手であるBTモジュール103の仕様やプロファイルの種別により、BTモジュール220がプロファイル接続要求信号をBTモジュール103へ送信した場合のBTモジュール103の動作として以下の2とおりの動作が行われうる。
(1)そのプロファイルの接続要求を許可するプロファイル接続許可応答信号又はプロファイルの接続要求を拒否するプロファイル接続拒否応答信号を、BTモジュール103がBTモジュール220へ自動的に送信する場合。
(2)プロファイル接続許可応答信号又は接続拒否応答信号を、ユーザが周辺機器100を操作したことを条件として、BTモジュール103がBTモジュール220へ送信する場合。
プロファイル接続許可応答信号又は接続拒否応答信号を、BTモジュール103がBTモジュール220へ自動的に送信するプロファイルとしては、例えばHFPやSPP等が挙げられる。また、プロファイル接続許可応答信号又は接続拒否応答信号を、ユーザが周辺機器100を操作したことを条件として、BTモジュール103がBTモジュール220へ送信するプロファイルとしては例えばPBAPやDUN等が挙げられる。これらの設定は例えば個人情報の保護や課金等の観点から周辺機器100の製造メーカが決定する。また、これらの設定は周辺機器100のユーザが周辺機器100を購入した後に変更しても良い。
このような事情から、BTモジュール220とBTモジュール103とは以下のようにしてプロファイルを接続する。車載装置200において、制御部201は、BTモジュール220とBTモジュール103との間でBT通信回線が接続されている状態において、プロファイルの接続要求が発生すると、プロファイル接続要求信号をBTモジュール220から当該BT通信回線を介してBTモジュール103へ送信させる。
周辺機器100において、制御部101は、BTモジュール103によりBT通信回線を介して、プロファイル接続要求信号をBTモジュール220から受信したと判定した場合、接続の要求をされたプロファイル(以下「要求プロファイル」という。)の種別を判定する。制御部101は、自装置が要求プロファイルに対応している場合、プロファイル接続許可応答信号をBTモジュール103からBT通信回線を通じてBTモジュール220へ送信させる。より具体的には、制御部101は、要求プロファイルが、プロファイル接続許可応答信号又は接続拒否応答信号を車載装置200へ自動的に送信するプロファイルであり、そのプロファイルを接続可能であると判定した場合に、BTモジュール103にプロファイル接続許可応答信号を送信させる。一方、制御部101は、自装置が要求プロファイルに対応していない場合、すなわち当該プロファイルを接続不可能であると判定した場合、プロファイル接続拒否応答信号をBTモジュール103からBT通信回線を通じてBTモジュール220へ送信させる。
また、制御部101は、要求プロファイルが、プロファイル接続許可応答信号又は接続拒否応答信号を、ユーザが周辺機器100を操作したことを条件として車載装置200へ送信するプロファイルであると判定した場合、そのプロファイルの接続を許可するか拒否するかをユーザに対して問合わせる接続可否問合画面(図示せず)を表示部107に表示させる。制御部101は、ユーザが要求プロファイルの接続を許可する操作をキー入力部105にて行ったと判定した場合、プロファイル接続許可応答信号をBTモジュール103からBT通信回線を通じてBTモジュール220へ送信させる。一方、制御部101は、ユーザがプロファイルの接続を拒否する操作をキー入力部105にて行ったと判定した場合、プロファイル接続拒否応答信号をBTモジュール103からBT通信回線を通じてBTモジュール220へ送信させる。
また、車載装置200において、制御部201は、BTモジュール220によりBT通信回線を介して、BTモジュール103からプロファイル接続許可応答信号を受信したと判定した場合、プロファイル接続処理を開始する。制御部201は、接続要求が許可され、プロファイル接続処理を正常に終了すると、BTモジュール220とBTモジュール103との間で要求プロファイルの接続を確立する。一方、制御部201は、BTモジュール220によりBT通信回線を介して、BTモジュール103からプロファイル接続拒否応答信号を受信した、又はプロファイル接続要求信号が送信されてから何れの信号もBTモジュール220により受信されることなく所定時間が経過したと判定した場合、プロファイル接続処理を開始しない。
以上、BT通信機能を有する車載装置200と、その周辺機器100とを備えるBT通信システム1の基本的な構成について説明した。このような基本的な構成に加え、本実施形態の車載装置200は、プロファイル接続の確立をより効率よく行うための構成を備えている。従来、プロファイル接続の確立を効率よく行う方法の一つとして履歴接続がある。履歴接続は、過去に接続したことのある周辺機器100について、接続履歴が新しいものから順にプロファイル接続処理を実施していく方法である。このような履歴接続によれば、接続履歴の新しい周辺機器100が車載装置200とのプロファイル接続の確立を迅速に行えるようになる。
しかしながら、従来の履歴接続では、履歴接続の対象として管理されているすべての周辺機器100についてのプロファイル接続処理がプロファイルごとにまとめて実行されるため、先行するプロファイルのプロファイル接続処理によって後続するプロファイルのプロファイル接続処理が待たされてしまい、後続するプロファイルの接続確立に長時間を要してしまう可能性があった。
これに対して本実施形態の車載装置200は、履歴接続において、プロファイル接続を確立できなかった周辺機器100の一部または全部について、それ以降におけるプロファイル接続処理の実行を抑制する構成を備える。そして、このような構成を備えることにより、本実施形態の車載装置200は、履歴接続において、BT接続の確立に要する時間を短縮することが可能となる。以下、このような実施形態の車載装置200の構成について詳細に説明する。
なお、図1では、車載装置200との間でプロファイル接続を確立することができる周辺機器の一例として周辺機器100を示したが、これは車載装置200とプロファイル接続を確立する周辺機器の構成を周辺機器100の構成に限定することを意図したものではない。実施形態のBT通信システム1において車載装置200と通信する周辺機器は、周辺機器100と同等のBT通信機能を有する機器であればよい。
また、図1では、車載装置200とUSBで接続可能な周辺機器の一例として周辺機器100を示したが、これは車載装置200とUSB接続する周辺機器がBT通信機能を有していなければならないことを意味するものではないし、車載装置200とプロファイル接続する周辺機器がUSB通信機能を有していなければならないことを意味するものではない。車載装置200は、BTのプロファイル接続とUSB接続とをそれぞれを異なる周辺機器との間で確立することも可能である。
図3は、本実施形態の車載装置200がBTのプロファイル接続処理を履歴接続によって制御する方法の具体例を示すフローチャートである。ここでは、車載装置200が、HFPおよびAVPのプロファイル接続処理を履歴接続によって制御する場合について説明する。この場合、車載装置200は、周辺機器の接続履歴を所定の接続履歴管理テーブルで管理しているものとする。図4は、本実施形態における接続履歴管理テーブルの具体例を示す図である。
例えば、接続履歴管理テーブルは、管理対象グループ、接続順序、機器ID、接続形式、スキップフラグの各値を有するレコードで構成される。管理対象グループは、接続履歴が同じグループで管理される1つ以上の接続形式の組み合わせによって表される値であり、管理対象グループの識別情報としての役割を持つ。図4の例では、HFP、WCP(Wireless CP)およびWAA(Wireless AA)の接続履歴を管理するグループと、AVPの接続履歴を管理するグループとの2つの管理対象グループが定義されている。以下では簡単のため、HFP、WCPおよびWAAの接続履歴を管理するための管理対象グループをHFPグループといい、AVPの接続履歴を管理するための管理対象グループをAVPグループという。
なお、上記CPは『Apple CarPlay』(登録商標)の略であり、WCPは対応機器同士が無線通信で接続するCPを意味する。同様に上記AAは『Android Auto』(登録商標)の略であり、WAAは対応機器同士が無線通信で接続するAAを意味する。これに対して、以下では対応機器同士がUSBで接続するCP、AAをそれぞれUSB CP、USB AAと記載するものとする。
接続順序は、履歴接続の対象となる周辺機器(以下「対象機器」という。)についてのプロファイル接続処理の実行順序を表す。接続順序は、管理グループごとに管理される。図4は、HFPグループおよびAVPグループのそれぞれについて1~6番目までの接続順序を管理する場合の接続履歴管理テーブルを表している。なお、ここでは接続履歴の新しいものから順に1~6番目までを履歴接続の管理対象とする例を示しているが、どのような範囲で対象機器を管理するかは、この例に限定されず、任意に変更されてよい。
機器IDは、管理対象の周辺機器の識別情報である。機器IDは、管理対象の周辺機器を一意に識別できるものであればどのような情報であってもよい。機器IDは、接続履歴が新しいものほど接続順序が早くなるように、接続履歴の更新に応じて適宜更新される。
接続形式は、接続履歴において周辺機器が車載装置200と確立した接続の形式を表す。図4の例は、deviceDEV=2、5、6で識別される周辺機器との接続がWCPであり、deviceDEV=4で識別される周辺機器との接続がWAAであったことを表している。また、図4の例は、deviceDEV=1、3で識別される周辺機器との接続が電話機(Phone)との接続であったことを表している。このように、接続形式は、確立された接続のプロファイル名によって表されてもよいし、接続を確立した周辺機器の属性によって表されてもよい。
スキップフラグは、履歴接続の対象となる周辺機器(以下「対象機器」という。)についてプロファイル接続処理の一部または全部を省略する(以下「スキップする」ともいう。)か否かの判定に用いられるフラグである。プロファイル接続処理をスキップする条件に応じて任意の数のスキップフラグが設けられてよい。スキップフラグは、車載装置200と周辺機器との接続状況やプロファイル接続の実行結果等に応じて適宜更新される。
例えば図4には、BT_SKIPおよびUSB_SKIPの2種類のスキップフラグが設けられた例を示している。この例では0の値がプロファイル接続処理をスキップしないことを表し、1の値がプロファイル接続処理をスキップすることを表す。ここでBT_SKIPは、プロファイル接続処理の実行結果に応じて設定されるスキップフラグである。
一方、USB_SKIPは車載装置200と周辺機器との間のUSB接続の状況に応じて設定されるスキップフラグである。例えば車載装置200と周辺機器との間のUSB接続がUSB CPまたはUSB AAによって使用されている場合、ユーザが当該USB接続を切断してわざわざWCPまたはWAAに切り替える可能性は低いと考えられる。そのため、すでに車載装置200とUSB接続を確立し、当該USB接続を介してUSB CPまたはUSB AAを使用している周辺機器については、BTのプロファイル接続処理をスキップしても差し支えない場合がある。USB_SKIPは、このような状況でのプロファイル接続処理のスキップのために用いられるスキップフラグであり、周辺機器との間のUSB接続の状況に応じて適宜更新される。
なお、プロファイル接続処理をスキップするか否かの判定条件(以下「スキップ条件」という。)は、BT_SKIPまたはUSB_SKIPのいずれか一方によって表されてもよいし、BT_SKIPおよびUSB_SKIPの組み合わせによって表されてもよい。また、スキップ条件は、BT_SKIPおよびUSB_SKIPのうちの少なくとも1つとその他の判定条件との組み合わせによって表されてもよい。
車載装置200の制御部201は、このような接続履歴管理テーブルによる接続履歴の管理を行いながら、図3に示すプロファイル接続処理の制御を実行する。まず、制御部201は、USB CP又はUSB AAに対応した周辺機器がUSBモジュール230を介して車載装置200にUSB接続されているか否かを判定する(ステップS101)。ここでCP対応機器またはAA対応機器が車載装置200にUSB接続していると判定された場合、制御部201は、優先接続処理および第1の履歴接続処理を行うことなくステップS107に進み、第2の履歴接続処理を実行する。
ここで優先接続処理とは、予め定められた周辺機器について優先的にプロファイル接続処理を実行する処理である。これに対して、第1の履歴接続処理はHFPのプロファイル接続処理(以下「HFP接続処理」という。)を主とする履歴接続処理であり、第2の履歴接続処理はAVPのプロファイル接続処理(以下「AVP接続処理」という。)を主とする履歴接続処理である。ステップS101の判定結果がYESの場合に優先接続処理および第1の履歴接続処理を行わずに第2の履歴接続処理を実行するのは、CP対応機器またはAA対応機器が車載装置200にUSB接続されている状況において、ユーザが当該USB接続をわざわざHFP接続に切り替える可能性は低いと考えられるためである。
一方、ステップS101において、CP対応機器またはAA対応機器のいずれもが車載装置200にUSB接続されていないと判定された場合、優先接続処理の対象となる機器(以下「優先機器」という。)が登録されているか否かを判定する(ステップS102)。ここで優先機器が登録されていると判定された場合、制御部201はステップS103に進み、優先接続処理を実行する。
次に、制御部201は、登録済みのすべての優先機器について優先接続処理を実行したか否かを判定する(ステップS104)。ここで登録済みの優先機器のいずれかについて優先接続処理を実行していないと判定された場合、制御部201はステップS102に処理を戻し、優先接続処理を繰り返し実行する。一方、登録済みのすべての優先機器について優先接続処理を実行したと判定された場合、制御部201は無限ループL1の内部に処理を進める。また、ステップS102において、優先機器が登録されていないと判定された場合、制御部201は、優先接続処理を行うことなく無限ループL1の内部に処理を進める。無限ループL1は、HFP接続処理およびAVP接続処理を繰り返して実行する周期処理の一例である。
無限ループL1の内部では、制御部201は、まず第1の履歴接続処理を実行する(ステップS105)。上述のとおり、第1の履歴接続処理は、履歴接続の対象機器について主にHFP接続処理を実行する処理である。この第1の履歴接続処理において、制御部201はHFPグループで管理されている対象機器について接続順序の早いものから順にHFP接続処理を実行する。これにより、車載装置200と対象機器との間にHFPによるプロファイル接続(以下「HFP接続」ともいう。)が確立される。
次に、制御部201は、車載装置200がいずれかの周辺機器との間でAVPによるプロファイル接続(以下「AVP接続」ともいう。)を確立しているか否かを判定する(ステップS106)。ここで車載装置200がいずれの周辺機器ともAVP接続を確立していないと判定された場合、制御部201は、第2の履歴接続処理を実行する(ステップS107)。第2の履歴接続処理が終了すると、制御部201はBT_SKIPを初期化して(ステップS108)、無限ループL1の先頭に処理を戻す。なお、BT_SKIPを初期化するタイミングは必ずしも図示するタイミングに限定されず、一旦スキップすることが判定された対象機器の接続処理がその後もスキップされ続けてしまうことを回避することができれば任意のタイミングで行われてよい。スキップフラグの初期化は、プロファイル接続処理の実行の抑制を解除することに相当する。
一方、ステップS106において、車載装置200がいずれかの周辺機器との間でAVP接続を確立していると判定された場合、制御部201は、車載装置200がいずれかの周辺機器との間でHFP接続を確立しているか否かを判定する(ステップS109)。ここで車載装置200がいずれかの周辺機器との間でHFP接続を確立していると判定された場合、それ以上車載装置200との間でHFP接続およびAVP接続確立する必要がないため、制御部201は無限ループL1をブレイクして一連の処理を終了する。
一方、ステップS109において、車載装置200がいずれの周辺機器ともHFP接続を確立していないと判定された場合、制御部201はBT_SKIPを初期化して(ステップS108)、無限ループL1の先頭に処理を戻す。このように無限ループL1は、車載装置200がHFP接続およびAVP接続の両方を確立するまで継続されるため、車載装置200が対象機器または優先機器との間でHFP接続またはAVP接続のいずれか一方を確立している状況において、未確立のプロファイル接続を対象機器の要求に応じて随時確立することができる。
実施形態の車載装置200は、このような優先接続処理および履歴接続処理において、周辺機器との通信接続の状況やプロファイル接続処理の実行結果などに基づいて、後続するプロファイル接続処理の一部または全部をスキップするか否かを判定し、その判定結果に基づいてスキップフラグを設定する。これにより、必ずしも必要性の高くないプロファイル接続処理の実行が抑制され、接続順序が遅い対象機器についてプロファイル接続処理が実行されるまでの待ち時間を削減することができる。以下、スキップフラグの設定方法について詳細に説明する。また便宜上、以下では、図3に例示した優先接続処理および履歴接続処理を含むフローチャートの全体を「メイン処理」ということにする。
図5は、本実施形態における優先接続処理の具体例を示すフローチャートである。優先接続処理において、まず制御部201は、優先機器の接続形式がWCPまたはWAAであるか否かを判定する(ステップS201)。具体的には、接続履歴管理テーブルと同様に、優先機器についても接続形式が所定の管理テーブルで管理されているものとする。制御部201は、優先機器の管理テーブルを参照し、登録済みの優先機器の接続形式がWCPまたはWAAであるか否かを判定する。
ここで優先機器の接続形式がWCPまたはWAAであると判定された場合、制御部201は、当該優先機器についてWCPまたはWAAの接続処理を実行する(ステップS202)。次に、制御部201は、当該優先機器と車載装置200との間にWCPまたはWAAの接続が確立されたか否かを判定する(ステップS203)。ここで当該優先機器と車載装置200との間にWCPまたはWAAの接続が確立されたと判定された場合、制御部201は、当該WCP接続またはWAA接続において2.4GHz帯のWi-Fiが使用されているか否かを判定する(ステップS204)。
ここで優先機器とのWCP接続またはWAA接続に2.4GHz帯のWi-Fiが使用されていると判定された場合、制御部201はメイン処理を終了する。図中の接続子Bは図3の接続子Bに対応する。なお、この場合においてメイン処理を終了させるのは、CP対応機器またはAA対応機器が車載装置200にWi-Fiで接続している状況において、ユーザが当該Wi-Fi接続をわざわざプロファイル接続に切り替える可能性は低いと考えられるためである。また、BTは2.4GHz帯のWi-Fiと電波が干渉するため、2.4GHz帯のWi-FiとBTを同時に使用する必要性が低いと考えられることも理由の一つとして挙げられる。なお、WCP接続またはWAA接続において、2.4GHz帯のWi-Fiで接続された場合は、WCP接続またはWAA接続の機能により接続した対象機器のオーディオ制御も可能となる。
一方、ステップS204において、優先機器とのWCP接続またはWAA接続に2.4GHz帯のWi-Fiが使用されていないと判定された場合、制御部201は、図3のステップS107に処理を進め、第2の履歴接続処理を実行する。図中の接続子Aは図3の接続子Aに対応する。これは、2.4GHz帯のWi-Fiが使用されていない場合、WCP接続またはWAA接続が確立されている状況において、さらに2.4GHz帯のWi-Fiと干渉することなく、別の端末でAVPでの接続が確立される可能性があるからである。
また、ステップS201において、優先機器の接続形式がWCPまたはWAAでないと判定された場合、または、ステップS203において優先機器と車載装置200との間にWCP接続またはWAA接続が確立されなかったと判定された場合、制御部201は、当該優先機器について、HFPおよびAVP接続処理を実行し(ステップS205)、これによりHFP接続およびAVP接続の両方が確立されたか否かを判定する(ステップS206)。ここでHFP接続およびAVP接続の両方が確立されたと判定された場合、制御部201はメイン処理を終了する。
一方、ステップS206において、HFP接続およびAVP接続の少なくともの一方が確立されなかったと判定された場合、制御部201は所定のタイムアウト時間が経過したか否かを判定し(ステップS207)、当該タイムアウト時間が経過するまでの間、ステップS205およびS206を繰り返し実行する。一方、ステップS207において、タイムアウト時間が経過したと判定された場合、制御部201は当該優先機器についてBT_SKIPにフラグを立て(ステップS208)、優先接続処理を終了する。具体的には、この場合、制御部201はBT_SKIPの値を1にする。なお、タイムアウト時間の計時を開始するタイミングはステップS201以降のタイミングであれば特定のタイミングに限定されない。なお、スキップフラグを立てることは、後続のプロファイル接続処理の実行を抑制することに相当する。
以上、優先接続処理の流れについて説明した。続いて履歴接続処理の流れについて説明する。
図6は、本実施形態における第1の履歴接続処理の具体例を示すフローチャートである。図6に示すように、第1の履歴接続処理はステップS301~S312の繰り返し処理を、接続順序の早い対象機器から順に実行していく処理である(有限ループL2)。第1の履歴接続処理の対象機器は、接続履歴管理テーブルにおいてHFPグループで管理されている対象機器である。
まず、制御部201は、対象機器についてUSB_SKIPにフラグが立っているか否かを判定する(ステップS301)。ここでUSB_SKIPにフラグが立っていると判定された場合、制御部201は、対象機器との間でHFP接続が確立されているか否かを判定する(ステップS302)。ここで対象機器との間でHFP接続が確立されていると判定された場合、制御部201は、以降のプロファイル接続処理をスキップして図3のステップS107に処理を進め、第2の履歴接続処理を実行する。図中の接続子Aは図3の接続子Aに対応する。
なお、USB_SKIPは、車載装置200におけるUSB接続の状況に応じて適宜変更されてよい。例えば、制御部201は、周辺機器とのUSB接続が切断されたときに、当該周辺機器がHFPグループおよびAVPグループの少なくとも一方で対象機器として管理されている場合、それ以降において、当該周辺機器について実行されるHFP接続処理およびAVP接続処理の少なくとも一方がスキップされるように、当該BT機器のUSB_SKIPにフラグを立ててもよい。
一方、ステップS302において、対象機器との間でHFP接続が確立されていないと判定された場合、制御部201は当該対象機器についてHFP接続をスキップし、第3の履歴接続処理を実行する(ステップS312)。ここで、上述のとおり、第1の履歴接続処理は、対象機器について、主にHFP接続処理を実行する処理であり、第2の履歴接続処理は、対象機器について、AVP接続処理を実行する処理である。そのため、本実施形態の履歴接続においては、基本的にはHFP接続処理がAVP接続処理よりも前に実行されることになり、AVP接続が確立されるまでの所要時間が長時間化しやすくなる。第3の履歴接続処理は、AVPについて、このような接続確立の際の所要時間が長時間化することを抑制するための処理であり、AVPの履歴接続処理の一部を第1の履歴接続処理において実行する処理である。第3の履歴接続処理については図7にて説明するため、ここではこれ以上の説明を割愛する。
また、ステップS301において、対象機器についてUSB_SKIPにフラグが立っていないと判定された場合、制御部201は、対象機器の接続形式がWCPまたはWAAであるか否かを判定する(ステップS303)。ここで対象機器の接続形式がWCPまたはWAAであると判定された場合、制御部201は、優先接続処理におけるステップS202~S204と同様のステップS304~S306を実行する。すなわち、制御部201は、ステップS202~S204において優先機器を対象機器に読み替えた処理をステップS304~S306として実行する。
一方、ステップS303において対象機器の接続形式がWCPまたはWAAでないと判定された場合、または、ステップS305において対象機器と車載装置200との間にWCPまたはWAAのプロファイル接続が確立されなかったと判定された場合、制御部201は、当該対象機器について、HFP接続処理を実行し(ステップS307)、HFP接続が確立されたか否かを判定する(ステップS308)。ここでHFP接続が確立されたと判定された場合、制御部201は第1の履歴接続処理を終了し、第2の履歴接続処理に処理を進める。
一方、ステップS308において、HFP接続が確立されなかったと判定された場合、制御部201は所定のタイムアウト時間が経過したか否かを判定し(ステップS309)、当該タイムアウト時間が経過するまでの間、ステップS307およびS308を繰り返し実行する。一方、ステップS309において、タイムアウト時間が経過したと判定された場合、制御部201は直近で実行されたHFP接続処理(ステップS307)において、対象機器に対するプロファイル接続要求が拒絶されたか否かを判定する(ステップS310)。これは、車載装置200と対象機器との間でHFP接続が確立されなかった理由が、対象機器の不在によるものか、HFP接続処理の実行時における対象機器の挙動によるものかを確認するための動作である。なお、ここでの拒絶の動作には、一度確立した接続が対象機器によって切断されることも含まれる。
ここで、プロファイル接続要求が対象機器によって拒絶されたのではないと判定された場合、すなわちHFP接続確立の失敗が対象機器の不在である場合、当該対象機器については以降のプロファイル接続処理も失敗することが想定される。そのため、この場合、制御部201は当該対象機器についてBT_SKIPにフラグを立てた上で(ステップS311)、第3の履歴接続処理に処理を進める(ステップS312)。具体的には、この場合、制御部201はBT_SKIPの値を1にする。一方、ステップS310において、プロファイル接続要求が対象機器によって拒絶されたと判定された場合、すなわちHFP接続確立の失敗が対象機器に起因するものである場合、当該対象機器については以降のプロファイル接続処理が成功する可能性がある。そのため、この場合、制御部201はBT_SKIPにフラグを立てることなく第3の履歴接続処理に処理を進める。
図7は、本実施形態における第3の履歴接続処理の具体例を示すフローチャートである。図6に示したように、第3の履歴接続処理は、第1の履歴接続処理において各対象機器ごとに実行される繰り返し処理の一部である。まず、制御部201は、対象機器の接続順序が1であり、かつ車載装置200の現在のオーディオソースがBTであるか否かを判定する(ステップS401)。ここで、対象機器の接続順序が1でないか、または車載装置200の現在のオーディオソースがBTでないと判定された場合、制御部201は第3の履歴接続処理を終了する。
一方、ステップS401において、対象機器の接続順序が1であり、かつ車載装置200の現在のオーディオソースがBTであると判定された場合、制御部201は当該対象機器についてAVP接続処理を実行し(ステップS402)、当該対象機器と車載装置200との間にAVP接続が確立されたか否かを判定する(ステップS403)。ここで、当該対象機器と車載装置200との間にAVP接続が確立されたと判定された場合、制御部201は第3の履歴接続処理を終了する。
一方、ステップS403において、当該対象機器と車載装置200との間にAVP接続が確立されていないと判定された場合、制御部201は、所定のタイムアウト時間が経過したか否かを判定し(ステップS404)、当該タイムアウト時間が経過するまでの間、ステップS402およびS403を繰り返し実行する。一方、ステップS404において、タイムアウト時間が経過したと判定された場合、制御部201は直近で実行されたAVP接続処理(ステップS402)において、対象機器に対するプロファイル接続要求が拒絶されたか否かを判定する(ステップS405)。これは、車載装置200と対象機器との間でAVP接続が確立されなかった理由が、対象機器の不在によるものか、AVP接続処理の実行時における対象機器の挙動によるものかを確認するための動作である。なお、上記同様に、ここでの拒絶の動作には、一度確立した接続が対象機器によって切断されることも含まれる。
ここで、プロファイル接続要求が対象機器によって拒絶されたのではないと判定された場合、すなわちAVP接続確立の失敗が対象機器が不在である場合、当該対象機器については以降のプロファイル接続処理も失敗することが想定される。そのため、この場合、制御部201は当該対象機器についてBT_SKIPにフラグを立てた上で第3の履歴接続処理を終了する(ステップS406)。具体的には、この場合、制御部201はBT_SKIPの値を1にする。
一方、ステップS405において、プロファイル接続要求が対象機器によって拒絶されたと判定された場合、すなわち対象機器とのAVP接続確立の失敗が対象機器に起因するものである場合、当該対象機器については以降のプロファイル接続処理が成功する可能性がある。そのため、この場合、制御部201はBT_SKIPにフラグを立てることなく第3の履歴接続処理を終了する。
以上、第1の履歴接続処理の流れについて説明した。続いて第2の履歴接続処理の流れについて説明する。
図8は、本実施形態における第2の履歴接続処理の具体例を示すフローチャートである。図8に示すように、第2の履歴接続処理はステップS501~S505の繰り返し処理を接続順序の早い対象機器から順に実行していく処理である(有限ループL3)。第2の履歴接続処理の対象機器は、接続履歴管理テーブルにおいてAVPグループで管理されている対象機器である。
まず制御部201は、対象機器についてスキップフラグが立っているか否かを判定する(ステップS501)。具体的には、制御部201は、BT_SKIPおよびUSB_SKIPのいずれか一方または両方のフラグが立っている場合にスキップフラグが立っていると判定し、BT_SKIPおよびUSB_SKIPの両方のフラグが立っていない場合にスキップフラグが立っていないと判定する。
ここで対象機器についてスキップフラグが立っていると判定された場合、制御部201は対象機器との間にAVP接続が確立されているか否かを判定する(ステップS502)。ここで対象機器との間にAVP接続が確立されていると判定された場合、制御部201は以降のプロファイル接続処理をスキップしてメイン処理を終了する。図中の接続子Bは図3の接続子Bに対応する。一方、ステップS502において、対象機器との間にAVP接続が確立されていないと判定された場合、制御部201は当該対象機器についてプロファイル接続処理をスキップするとともに、処理対象を次の対象機器に変更してループ処理を繰り返す。
また、ステップS501において、対象機器についてスキップフラグが立っていないと判定された場合、制御部201は当該対象機器についてAVP接続処理を実行し(ステップS503)、当該対象機器と車載装置200との間にAVP接続が確立されたか否かを判定する(ステップS504)。ここで当該対象機器と車載装置200との間にAVP接続が確立されたと判定された場合、制御部201はメイン処理を終了する。
一方、ステップS504において、当該対象機器と車載装置200との間にAVP接続が確立されていないと判定された場合、制御部201は所定のタイムアウト時間が経過したか否かを判定し(ステップS505)、当該タイムアウト時間が経過するまでの間、ステップS503およびS504を繰り返し実行する。一方、ステップS505において、タイムアウト時間が経過したと判定された場合、制御部201は処理対象を次の対象機器に変更してループ処理を繰り返す。
このように構成された実施形態の車載装置200は、周辺機器のプロファイル接続処理を履歴接続によって制御する場合において、周辺機器との接続状況(例えばUSB接続の状況)やプロファイル接続の実行結果等に応じて対象機器にスキップフラグを立てるとともに、スキップフラグの値に応じて対象機器に対して実行されるプロファイル接続処理の一部または全部をスキップすることができる。このような構成を備えることにより、車載装置200は、対象機器との間でのプロファイル接続の確立に要する時間が長時間化することを抑制することが可能となる。
なお、本実施形態では、履歴接続において、車載装置200がHFP接続処理の後にAVP接続処理を実行する場合について説明したが、車載装置200はAVP接続処理の後にHFP接続処理を実行するように構成されてもよい。この場合、車載装置200は、上記の履歴接続処理において、AVPをHFPに、HFPをAVPにそれぞれ読み替えた形で構成されるとよい。また、車載装置200はAVP接続処理とHFP接続処理とを交互に実行するように構成されてもよい。
また、本実施形態では、履歴接続において、車載装置200が予め登録された優先機器のプロファイル接続処理(優先接続処理)を実行した後に、対象機器の履歴接続処理を実行する場合について説明したが、車載装置200は優先接続処理を行わない、または優先接続処理を履歴接続処理とは独立させて実行するように構成されてもよい。
また、本実施形態では、履歴接続において、車載装置200がBT_SKIPと、USB_SKIPの2種類のスキップフラグを用いてプロファイル接続処理のスキップ可否を判定したが、車載装置200はBT_SKIPおよびUSB_SKIPのいずれか一方を用いてプロファイル接続処理のスキップ可否を判定するように構成されてもよい。
実施形態の車載装置200は、AVPの通信と同時にデータ系の通信を行うように構成されてもよい。例えば、データ系通信の一例としてPBAPによる電話帳データの送受信等が挙げられる。
また、本実施形態では、車載装置200とのUSB接続が切断されたBT機器についてUSB_SIKIPにフラグを立てたが、これは上述のとおり、BT機器のユーザがわざわざUSB接続を切断してBT接続に切り替える可能性が低いためである。これと同様の理由で、BT機器のユーザがあるプロファイルの接続を切断した直後に、同じプロファイルでの接続を再度確立しようとする可能性が低いと考えられる。そのため、このようなことが想定される場合、制御部201は、BT接続を切断したBT機器についてBT_SKIPにフラグを立てるように構成されてもよい。
上記説明した実施形態は、以下のように表現することができる。
プログラムを記憶した記憶装置と、
ハードウェアプロセッサと、を備え、
前記ハードウェアプロセッサが前記記憶装置に記憶されたプログラムを実行することにより、
予め登録されている周辺機器とBluetoothにより接続可能な車載装置として機能するコンピュータが、
前記周辺機器とHFP(Hands Free Profile)接続の確立を試み、
前記周辺機器とAVP(Audio Video Profile)接続の確立を試み、
前記周辺機器に対してHFP接続の確立を試みるHFP接続処理の実行順序と、前記周辺機器に対してAVP接続の確立を試みるAVP接続処理の実行順序とを示す管理情報を記憶し、
前記実行順序でHFP接続処理を実行させ、前記実行順序でAVP接続処理を実行させ、
HFP接続処理とAVP接続処理のいずれか一方の接続処理においてある周辺機器との接続が所定時間内に確立されず、かつ、前記管理情報において当該周辺機器が他方の接続処理の実行対象として管理されている場合、それ以降において、当該周辺機器に対する前記他方の接続処理の実行を抑制するか否かを判定する、
ように構成されている、車載装置。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
1…通信システム、
100…周辺機器、 101…制御部、 102…電話通信部、 103…BTモジュール、 140…USBモジュール、 141、142…接続端子、 105…キー入力部、 106…記憶部、 107…表示部、 108…マイクロホン、 109…スピーカ、 110…電力供給部、 111…バッテリ、
200…車載装置、 201…制御部、 200A…制御基板、 200B…BTモジュール基板、 220…BTモジュール、 230…USBモジュール、 204…記憶部、 205…音声処理部、 206…表示制御部、 207…操作入力部、 208…信号入力部、
300…ディスプレイ装置、 301…表示装置、 302…操作装置、
400…通信網、 410…USB接続ケーブル、 411、412…接続端子、
510…マイクロホン、 520…オーディオアンプ、 521,522…スピーカ、 530…チューナーデッキ。

Claims (8)

  1. 予め登録されている周辺機器とBluetoothにより接続可能な車載装置であって、
    前記周辺機器とHFP(Hands Free Profile)接続の確立を試みるHFP接続部と、
    前記周辺機器とAVP(Audio Video Profile)接続の確立を試みるAVP接続部と、
    前記周辺機器に対してHFP接続の確立を試みるHFP接続処理の実行順序と、前記周辺機器に対してAVP接続の確立を試みるAVP接続処理の実行順序とを示す管理情報を記憶する記憶部と、
    前記HFP接続部に前記実行順序でHFP接続処理を実行させ、前記AVP接続部に前記実行順序でAVP接続処理を実行させる制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    HFP接続処理とAVP接続処理のいずれか一方の接続処理においてある周辺機器との接続が所定時間内に確立されず、かつ、前記管理情報において当該周辺機器が他方の接続処理の実行対象として管理されている場合、それ以降において、当該周辺機器に対する前記他方の接続処理の実行を抑制するか否かを判定し、
    前記他方の接続処理の実行を抑制するか否かを、接続の確立に失敗したAVP接続処理またはHFP接続処理の実行時における前記周辺機器の挙動に基づいて決定する、
    車載装置。
  2. 予め登録されている周辺機器とBluetoothにより接続可能な車載装置であって、
    前記周辺機器とHFP(Hands Free Profile)接続の確立を試みるHFP接続部と、
    前記周辺機器とAVP(Audio Video Profile)接続の確立を試みるAVP接続部と、
    前記周辺機器に対してHFP接続の確立を試みるHFP接続処理の実行順序と、前記周辺機器に対してAVP接続の確立を試みるAVP接続処理の実行順序とを示す管理情報を記憶する記憶部と、
    前記HFP接続部に前記実行順序でHFP接続処理を実行させ、前記AVP接続部に前記実行順序でAVP接続処理を実行させる制御部と、
    前記周辺機器をUSB(Universal Serial Bus)で接続するUSB接続部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    HFP接続処理とAVP接続処理のいずれか一方の接続処理においてある周辺機器との接続が所定時間内に確立されず、かつ、前記管理情報において当該周辺機器が他方の接続処理の実行対象として管理されている場合、それ以降において、当該周辺機器に対する前記他方の接続処理の実行を抑制するか否かを判定し、
    記USB接続部による周辺機器との接続が切断されたときに、当該周辺機器がHFP接続処理およびAVP接続処理の少なくともいずれか一方の実行対象として前記管理情報に登録されている場合、それ以降において、実行対象とされているHFP接続処理またはAVP接続処理の少なくとも一方の実行を抑制する、
    載装置。
  3. 前記制御部は、前記接続の確立に失敗したAVP接続処理またはHFP接続処理の実行時において、接続を試みた周辺機器から応答がなかった場合には、当該周辺機器について、それ以降における前記他方の接続処理の実行を抑制すると判定し、前記実行時において、前記周辺機器から接続が拒絶された場合または一度確立した接続が前記周辺機器によって切断された場合には、それ以降における前記他方の接続処理の実行を抑制しないと判定する、
    請求項に記載の車載装置。
  4. 前記制御部は、複数の周辺機器について、前記管理情報で管理されている実行順序でHFP接続処理およびAVP接続処理を繰り返して実行し、前記繰り返しの周期ごとに前記他方の接続処理の実行の抑制を解除する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の車載装置。
  5. 前記制御部は、前記繰り返しの各周期において1番目にHFP接続処理を行う周辺機器については、HFP接続処理に続けてAVP接続処理を実行する、または、前記繰り返しの各周期において1番目にAVP接続処理を行う周辺機器については、AVP接続処理に続けてHFP接続処理を実行する、
    請求項4に記載の車載装置。
  6. 前記HFP接続処理および前記AVP接続処理の実行順序は、前記車載装置との接続履歴が新しい周辺機器の順に管理される、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の車載装置。
  7. 予め登録されている周辺機器とBluetoothにより接続可能な車載装置の制御方法であって、
    前記周辺機器とHFP(Hands Free Profile)接続の確立を試みるHFP接続ステップと、
    前記周辺機器とAVP(Audio Video Profile)接続の確立を試みるAVP接続ステップと、
    前記周辺機器に対してHFP接続の確立を試みるHFP接続処理の実行順序と、前記周辺機器に対してAVP接続の確立を試みるAVP接続処理の実行順序とを示す管理情報を記憶する記憶ステップと、
    前記HFP接続ステップを前記実行順序で実行させ、前記AVP接続ステップを前記実行順序で実行させる制御ステップと、
    を有し、
    前記制御ステップにおいて、
    HFP接続処理とAVP接続処理のいずれか一方の接続処理においてある周辺機器との接続が所定時間内に確立されず、かつ、前記管理情報において当該周辺機器が他方の接続処理の実行対象として管理されている場合、それ以降において、当該周辺機器に対する前記他方の接続処理の実行を抑制するか否かを判定し、
    前記他方の接続処理の実行を抑制するか否かを、接続の確立に失敗したAVP接続処理またはHFP接続処理の実行時における前記周辺機器の挙動に基づいて決定する、
    制御方法。
  8. 予め登録されている周辺機器とBluetoothにより接続可能な車載装置として機能するコンピュータに、
    前記周辺機器とHFP(Hands Free Profile)接続の確立を試みるHFP接続ステップと、
    前記周辺機器とAVP(Audio Video Profile)接続の確立を試みるAVP接続ステップと、
    前記周辺機器に対してHFP接続の確立を試みるHFP接続処理の実行順序と、前記周辺機器に対してAVP接続の確立を試みるAVP接続処理の実行順序とを示す管理情報を記憶する記憶ステップと、
    前記HFP接続ステップを前記実行順序で実行させ、前記AVP接続ステップを前記実行順序で実行させる制御ステップと、
    を実行させ、
    前記制御ステップにおいて、
    HFP接続処理とAVP接続処理のいずれか一方の接続処理においてある周辺機器との接続が所定時間内に確立されず、かつ、前記管理情報において当該周辺機器が他方の接続処理の実行対象として管理されている場合、それ以降において、当該周辺機器に対する前記他方の接続処理の実行を抑制するか否かを判定させ
    前記他方の接続処理の実行を抑制するか否かを、接続の確立に失敗したAVP接続処理またはHFP接続処理の実行時における前記周辺機器の挙動に基づいて決定させる、
    ためのプログラム。
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