JP7510770B2 - ケーブル屋根構造 - Google Patents

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本発明は、ケーブル屋根構造に関する。
アリーナ又はスタジアム等の屋根構造として、ケーブル屋根構造が知られている(例えば、特許文献1~3参照)。
特許文献1,2に開示されたケーブル屋根構造は、コンプレッションリングとテンションリングとに張り渡される上弦材及び下弦材と、上弦材と下弦材とを接続する接続材(ポスト)とを備えている。
特開平7-109770号公報 特開平7-216992号公報 特開2002-322830号公報
ところで、ケーブル屋根構造では、屋根の面内剛性を高めたいとの要望がある。
本発明は、上記の事実を考慮し、屋根の面内剛性を高めることを目的とする。
第1態様に係るケーブル屋根構造は、互いに対向する一対の支持部材と、一対の前記支持部材に張り渡される第一ケーブルと、前記第一ケーブルよりも下側又は上側に配置され、一対の前記支持部材に張り渡されるとともに、平面視にて前記第一ケーブルの両側に配置される一対の第二ケーブルと、前記第一ケーブルと一対の前記第二ケーブルとを互いに接続し、一対の前記支持部材の対向方向から見てトラスを形成する接続材と、を備える。
第1態様に係るケーブル屋根構造によれば、互いに対向する一対の支持部材には、第一ケーブルが張り渡される。また、一対の支持部材には、一対の第二ケーブルが張り渡される。一対の第二ケーブルは、第一ケーブルよりも下側又は上側に配置される。また、一対の第二ケーブルは、平面視にて第一ケーブルの両側に配置される。
ここで、第一ケーブルと一対の第二ケーブルとは、接続材によって互いに接続される。接続材は、一対の支持部材の対向方向から見て、トラスを形成する。このトラスによって屋根の面内剛性を高めることができる。
また、一対の第二ケーブルは、平面視にて第一ケーブルの両側に配置され、接続材を介して第一ケーブルと接続される。つまり、1本の第一ケーブルに対して2本の第二ケーブルが接続される。これにより、本発明では、1本の第一ケーブルに対して1本の第二ケーブルを接続する場合と比較して、第一ケーブルの本数を削減することができる。
このように本発明では、屋根の面内剛性を高めつつ、第一ケーブルの本数を削減することができる。
第2態様に係るケーブル屋根構造は、第1態様に係るケーブル屋根構造において、一対の前記第二ケーブルは、一方の前記支持部材から他方の前記支持部材に亘って互いに間隔を空けて配置される。
第2態様に係るケーブル屋根構造によれば、一対の第二ケーブルは、一方の支持部材から他方の支持部材に亘って互いに間隔を空けて配置される。これにより、一対の第二ケーブルを、例えば、屋根面材の下地材として利用することができる。したがって、屋根面材の下地材を低減することができる。
第3態様に係るケーブル屋根構造は、第1態様又は第2態様に係るケーブル屋根構造において、前記接続材は、一対の前記第二ケーブルを接続する屋根面材を含む。
第3態様に係るケーブル屋根構造によれば、接続材は、一対の第二ケーブルを接続する屋根面材を含む。つまり、本発明では、屋根面材によってトラスの一部を形成する。これにより、本発明では、屋根面材とは別の接続材によって一対の第二ケーブルを接続する場合と比較して、部品点数を削減することができる。
以上説明したように、本発明によれば、屋根の面内剛性を高めることができる。
一実施形態に係るケーブル屋根構造が適用された構造物の屋根を示す平面図である。 図1に示されるコンプレッションリング及びテンションリングを示す横断面図である。 図1に示される上弦ケーブル、下弦ケーブル、及び一対の接続ケーブルを示す斜視図である。 図1に示される上弦ケーブル及び下弦ケーブルを示す拡大平面図である。 図4の5-5線断面図である。 (A)、(B)、及び(C)は、一実施形態に係るケーブル屋根構造の変形例を示す図5に対応する断面図である。 (A)、(B)、及び(C)は、一実施形態に係るケーブル屋根構造の変形例が適用された屋根を模式的に示す図2に対応する断面図である。
以下、一実施形態に係るケーブル屋根構造について説明する。
(構造物)
図1には、本実施形態に係るケーブル屋根構造が適用された構造物10の屋根12が示されている。構造物10は、例えば、アリーナ又はスタジアム等のように、内部に大空間を有する大空間構造物とされている。この構造物10の外周部には、中央のフィールドを囲むように、図示しない客席が配置される。
(屋根)
構造物10の屋根12は、平面視にて、8角形状に形成されている。また、屋根12の中央部には、楕円形状の開口14が形成されている。この開口14から構造物10内に日射や風が導入される。なお、開口14は、楕円形状に限らず、円形状又は多角形状等であっても良い。
屋根12は、コンプレッションリング20と、テンションリング40と、複数の上弦ケーブル50と、複数の下弦ケーブル52と、複数の接続ケーブル60と、屋根面材62とを有している。
なお、コンプレッションリング20及びテンションリング40は、一対の支持部材の一例である。また、上弦ケーブル50は、第一ケーブルの一例であり、下弦ケーブル52は、第二ケーブルの一例である。さらに、接続ケーブル60及び屋根面材62は、接続材の一例である。
(コンプレッションリング)
コンプレッションリング(圧縮環状部材)20は、平面視にて、環状に形成されており、屋根12の外周部に沿って配置されている。また、コンプレッションリング20は、平面視にて、8角形状に形成されている。
なお、コンプレッションリング20は、平面視にて8角形状に限らず、多角形状であっても良いし、円形状又は楕円形状等であっても良い。
コンプレッションリング20は、例えば、鉄骨造とされている。図2及び図3に示されるように、コンプレッションリング20は、立体トラス構造とされており、上弦リング22、下弦リング24、中弦リング26、及び斜材28を有している。
図2に示されるように、上弦リング22及び下弦リング24は、コンプレッションリング20の内周に沿って配置されている。また、上弦リング22及び下弦リング24は、上下方向に間隔を空けて配置されている。
一方、中弦リング26は、コンプレッションリング20の外周に沿って配置されている。この中弦リング26は、上弦リング22よりも下側で、かつ、下弦リング24よりも上側に配置される。これらの上弦リング22、下弦リング24、及び中弦リング26を複数の斜材28を介して互いに接続することにより、図3に示されるように、立体トラス構造が構成されている。
なお、中弦リング26の配置は、上記したものに限らず、中弦リング26は、上弦リング22よりも上側に配置されても良いし、下弦リング24よりも下側に配置されても良い。
また、コンプレッションリング20は、立体トラス構造に限らず、他の構造であっても良い。例えば、コンプレッションリングの断面は、三角形状に限らず、矩形状であっても良い。また、中弦リングを省略し、上弦リング22(上弦材)及び下弦リング24(下弦材)によってコンプレッションリングを構成しても良い。
(テンションリング)
テンションリング(引張環状部材)40は、例えば、鋼管によって形成され、コンプレッションリング20の内側に配置されている。また、テンションリング40は、平面視にて、楕円形状に形成されており、開口14に沿って配置されている。このテンションリング40とコンプレッションリング20とは、屋根12の径方向(矢印R方向)に互いに対向している。
なお、テンションリング40は、楕円形状に限らず、例えば、円形状(新円)であっても良いし、放物線、双曲線、又はカテナリー等の曲線形状、又はこれらの曲線を適宜組み合わせた曲線形状にしても良い。
(上弦ケーブル、下弦ケーブル)
コンプレッションリング20とテンションリング40とには、複数の上弦ケーブル50及び下弦ケーブル52が張り渡されている。複数の上弦ケーブル50は、屋根12(コンプレッションリング20及びテンションリング40)の周方向(矢印C方向)に間隔を空けて配置されている。これと同様に、複数の下弦ケーブル52は、屋根12の周方向に間隔を空けて配置されている。
なお、下弦ケーブル52の本数は、上弦ケーブル50の本数よりも多く、隣り合う下弦ケーブル52の間隔(ピッチ)が隣り合う上弦ケーブル50の間隔(ピッチ)よりも狭くなっている。
なお、下弦ケーブル52の本数と上弦ケーブル50の本数は同じであっても良い。また、隣り合う下弦ケーブル52の間隔(ピッチ)は、隣り合う上弦ケーブル50の間隔(ピッチ)と同じであっても良い。
上弦ケーブル50及び下弦ケーブル52には、張力(初期張力)が導入されている。これにより、コンプレッションリング20に径方向内側へ向かう圧縮力が作用するとともに、テンションリング40に径方向外側へ向かう引張力が作用する。
図2に示されるように、上弦ケーブル50は、コンプレッションリング20の上弦リング22とテンションリング40とに張り渡されている。一方、下弦ケーブル52は、コンプレッションリング20の下弦リング24とテンションリング40とに張り渡されている。これにより、屋根12の周方向から見て、上弦ケーブル50と下弦ケーブル52との上下方向の間隔が、コンプレッションリング20からテンションリング40に向かうに従って狭くなっている。
より具体的には、下弦ケーブル52におけるコンプレッションリング20側の一端部(外周側端部)52Aは、上弦ケーブル50におけるコンプレッションリング20側の一端部(外周側端部)50Aよりも下側に配置されている。これに対して上弦ケーブル50及び下弦ケーブル52におけるテンションリング40側の他端部(内周側端部)50B,52Bは、同じ又は略同じ高さで、テンションリング40に接続されている。
なお、本実施形態において、上弦ケーブル50よりも下側(又は上側)に配置される一対の下弦ケーブル52とは、一対の下弦ケーブル52の両端部のうち、少なくとも一方の端部が上弦ケーブル50よりも下側(又は上側)に配置されることに意味し、他方の端部は、上弦ケーブル50と同じ高さに配置されても良い。
図4に示されるように、平面視にて、1本の上弦ケーブル50の両側には、下弦ケーブル52がそれぞれ配置されている。換言すると、平面視にて、一対の下弦ケーブル52の間に1本の上弦ケーブル50が配置されている。
なお、上記実施形態において、平面視にて、上弦ケーブル50の両側に配置される一対の下弦ケーブル52とは、一対の下弦ケーブル52の両端部のうち、少なくとも一方の端部が上弦ケーブル50の両側に配置されることを意味し、他方の端部は、上弦ケーブル50と同じ位置に配置されても良い。
一対の下弦ケーブル52は、コンプレッションリング20からテンションリング40に亘って互いに間隔Sを空けて配置されている。つまり、一対の下弦ケーブル52は、平面視にて互いに交差せず、各々の一端部52Aが互いに離間するとともに、各々の他端部52B同士が互いに離間している。
(接続ケーブル)
上弦ケーブル50と一対の下弦ケーブル52とは、複数組の接続ケーブル60を介して接続されている。複数組の接続ケーブル60は、コンプレッションリング20とテンションリング40との対向方向(矢印R方向)に間隔を空けて複数組(本実施形態では3組)配置されている。
図2に示されるように、一対の接続ケーブル60の一端部(上端部)は、図示しないブラケット等を介して上弦ケーブル50の接続部に接続されている。これと同様に、一対の接続ケーブル60の他端部(下端部)は、図示しないブラケットを介して一対の下弦ケーブル52の接続部にそれぞれ接続されている。これらの接続ケーブル60によって上弦ケーブル50と一対の下弦ケーブル52とを接続することにより、上弦ケーブル50が下向きに凸状に湾曲するとともに、一対の下弦ケーブル52が上向きに凸状に湾曲されている。
(屋根面材)
一対の下弦ケーブル52は、屋根面材62を介して接続されている。屋根面材62は、膜材とされており、図示しない取付具を介して一対の下弦ケーブル52にそれぞれ取り付けられている。なお、屋根面材62は、コンプレッションリング20の下面にも取り付けられている。
ここで、コンプレッションリング20とテンションリング40との対向方向から見て、図5に示されるように、一対の接続ケーブル60及び屋根面材62は、トラス64を形成している。このトラス64によって、屋根12の面内剛性(矢印C方向の剛性)が高められている。また、隣り合うトラス64は、屋根面材62によって接続されている。これにより、屋根12の面内剛性(矢印C方向の剛性)がさらに高められている。
(作用)
次に、本実施形態の作用について説明する。
図3及び図4に示されるように、本実施形態に係るケーブル屋根構造によれば、上弦ケーブル50及び一対の下弦ケーブル52は、張力(初期張力)が導入された状態で、コンプレッションリング20とテンションリング40とに張り渡されている。また、上弦ケーブル50と一対の下弦ケーブル52とは、一対の接続ケーブル60によって互いに接続されている。
これにより、一対の接続ケーブル60を介して上弦ケーブル50と一対の下弦ケーブル52との間で応力が伝達されるため、例えば、上下の風荷重F(図2参照)に対して上弦ケーブル50及び一対の下弦ケーブル52が協同して抵抗可能になる。したがって、上弦ケーブル50及び一対の下弦ケーブル52の緩みが抑制される。この結果、上弦ケーブル50及び一対の下弦ケーブル52に導入された張力(初期張力)が抜けることが抑制されるため、屋根12の面外剛性(上下方向の剛性)の低下が抑制される。
また、図5に示されるように、一対の下弦ケーブル52は、屋根面材62によって互いに接続されている。これにより、コンプレッションリング20及びテンションリング40の対向方向から見て、一対の接続ケーブル60及び屋根面材62によってトラス64が形成されている。このトラス64によって屋根12の面内剛性(矢印C方向の剛性)が高められる。
さらに、一対の下弦ケーブル52は、平面視にて上弦ケーブル50の両側に配置され、一対の接続ケーブル60を介して上弦ケーブル50と接続されている。つまり、1本の上弦ケーブル50に対して2本の下弦ケーブル52が接続されている。これにより、本実施形態では、1本の上弦ケーブル50に対して1本の下弦ケーブル52を接続する場合と比較して、上弦ケーブル50の本数を削減することができる。したがって、上弦ケーブル50のコストが削減されるとともに、屋根12の施工性が向上する。
このように本実施形態では、屋根12の面内剛性を高めつつ、上弦ケーブル50の本数を削減することができる。
また、一対の下弦ケーブル52は、屋根面材62によって接続されている。つまり、本実施形態では、トラス64の一部が屋根面材62によって形成されている。これにより、本実施形態では、屋根面材62とは別の接続材によって一対の下弦ケーブル52を接続する場合と比較して、部品点数を削減することができる。
さらに、隣り合うトラス64は、屋根面材62によって接続されている。これにより、屋根12の面内剛性がさらに高められる。
また、図4に示されるように、一対の下弦ケーブル52は、コンプレッションリング20からテンションリング40に亘って互いに間隔Sを空けて配置されている。この一対の下弦ケーブル52には、屋根面材62が取り付けられている。
ここで、比較例として、一対の下弦ケーブル52の他端部52Bを離間させずに、一対の下弦ケーブル52の他端部52B及び上弦ケーブル50の他端部50Bをテンションリング40の所定部に収束させることが考えられる。しかしながら、この場合、テンションリング40側において、隣り合う下弦ケーブル52の間隔(ピッチ)が狭くなり、屋根面材62の支持ピッチ(取付ピッチ)が狭くなる。
これに対して本実施形態では、前述したように、一対の下弦ケーブル52は、コンプレッションリング20からテンションリング40に亘って互いに間隔Sを空けて配置されている。これにより、コンプレッションリング20からテンションリング40に亘って、屋根面材62の所定の支持ピッチを確保することができる。
(変形例)
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態では、図5に示されるように、トラス64が連続していないが、例えば、図6(A)に示される変形例のように、トラス64を連続させても良い。これにより、屋根12の面内剛性がさらに高められる。
また、上記実施形態では、図5に示されるように、一対の下弦ケーブル52が屋根面材62によって接続されている。しかし、図6(B)に示される変形例のように、一対の下弦ケーブル52は、例えば、ロッドや形鋼等の接続材70によって接続しても良い。
また、図6(B)に二点鎖線で示されるように、隣り合うトラス64は、接続材70によって接続しても良い。なお、図6(B)に示される変形例では、屋根面材62は、下弦ケーブル52に取り付けても良いし、上弦ケーブル50に取り付けても良い。この際、屋根面材は、膜材に限らず、他の屋根材を用いても良い。
また、上記実施形態では、上弦ケーブル50よりも下側に一対の下弦ケーブル52が配置されている。しかし、図6(C)に示される変形例のように、下弦ケーブル52よりも上側に一対の上弦ケーブル50を配置しても良い。この場合、下弦ケーブル52と一対の上弦ケーブル50とを一対の接続ケーブル60によって接続するとともに、一対の上弦ケーブル50を屋根面材62によって接続することにより、トラス66が形成される。
また、上記実施形態では、屋根12の中央部に開口14が形成されている。しかし、図7(A)に示される変形例のように、屋根12の開口14は省略可能である。なお、図7(A)では、コンプレッションリング20と、非リング状のテンション部材80とに上弦ケーブル50及び下弦ケーブル52が張り渡されている。
また、上下実施形態では、屋根12の周方向から見て、上弦ケーブル50と下弦ケーブル52との上下方向の間隔が、コンプレッションリング20からテンションリング40に向かうに従って狭くなっている。しかし、図7(B)に示される変形例のように、屋根12の周方向から見て、上弦ケーブル50と下弦ケーブル52との上下方向の間隔は、テンションリング40からコンプレッションリング20に向かうに従って狭くなるように構成しても良い。この場合、図7(C)に示される変形例のように、開口14は省略しても良い。
また、上記実施形態では、一対の下弦ケーブル52が、コンプレッションリング20からテンションリング40に亘って互いに間隔S(図4参照)を空けて配置されている。しかし、例えば、一対の下弦ケーブル52の一端部52Aを離間させる一方で、一対の下弦ケーブル52の他端部52Bは離間させずに、上弦ケーブル50の他端部50Bと共にテンションリング40の所定部に収束させても良い。
また、上記実施形態では、上弦ケーブル50及び下弦ケーブル52が、リング状のコンプレッションリング20とテンションリング40とに張り渡されている。しかし、上弦ケーブル50及び下弦ケーブル52は、リング状に限らず、互いに対向する一対の支持部材に張り渡しても良い。
また、上記実施形態に係るケーブル屋根構造は、野球場、サッカー場、陸上競技場、又はホール等の種々の構造物の屋根に適用可能である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限定されるものでなく、一実施形態及び各種の変形例を適宜組み合わせて用いても良いし、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
20 コンプレッションリング(支持部材)
40 テンションリング(支持部材)
50 上弦ケーブル(第一ケーブル)
52 下弦ケーブル(第二ケーブル)
60 接続ケーブル(接続材)
62 屋根面材(接続材)
64 トラス
66 トラス
70 接続材
80 テンション部材(支持部材)
矢印R コンプレッションリングとテンションリングとの対向方向
(一対の支持部材の対向方向)

Claims (2)

  1. 互いに対向する一対の支持部材と、
    一対の前記支持部材に、張力が導入されて張り渡される第一ケーブルと、
    前記第一ケーブルよりも下側又は上側に配置され、一対の前記支持部材に、張力が導入されて張り渡されるとともに、平面視にて前記第一ケーブルの両側に配置される一対の第二ケーブルと、
    一対の前記支持部材の対向方向に間隔を空けて配置され、前記第一ケーブルと一対の前記第二ケーブルとを互いに接続する複数組の接続ケーブルと、
    一対の前記第二ケーブルを接続する屋根面材と、
    を備え
    一対の前記支持部材の対向方向から見て、前記第一ケーブル及び一対の前記第二ケーブルを頂点とし、前記接続ケーブル及び前記屋根面材を辺とする三角形状を成すように構成された、
    ケーブル屋根構造。
  2. 一対の前記第二ケーブルは、一方の前記支持部材から他方の前記支持部材に亘って互いに間隔を空けて配置される、
    請求項1に記載のケーブル屋根構造。
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