JP7509898B2 - Ue電力節約モードのもとで測定を実行するための方法 - Google Patents

Ue電力節約モードのもとで測定を実行するための方法 Download PDF

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Description

関連出願
本出願は、2020年2月11日に出願された米国特許仮出願第62/972,996号の利益を主張するものであり、その開示は、その全体が参照によって本明細書に組み込まれている。
本開示は、セルラ通信システムに関し、より具体的には、セルラ通信システムにおける無線デバイスで測定を実行することに関する。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のLong Term Evolution(LTE)ネットワークにおいては、ユーザ機器(UE)によって実行される無線測定は、典型的には、いくつかの既知の参照シンボルまたはパイロットシーケンスを介してサービングセル上で、ならびに近隣セル上で実行される。測定は、無線アクセステクノロジー(RAT)をサポートするUEの能力に応じて、周波数内キャリア、周波数間キャリア上の、ならびにRAT間キャリア上のセル上で行われる。ギャップを必要とするUEのための周波数間およびRAT間測定を可能にするためには、ネットワークは、測定ギャップを設定しなければならない。
測定は、さまざまな目的のために実行される。いくつかの例示的な測定目的は、モビリティ、ポジショニング、自己組織化ネットワーク(SON)、ドライブテストの最小化(MDT)、運用保守(O&M)、ネットワークの計画および最適化などである。LTEにおける測定の例は、物理セル識別情報(PCI)取得としても知られているセル識別、参照シンボル受信電力(RSRP)、参照シンボル受信品質(RSRQ)、狭帯域RSRP(NRSRP)、狭帯域RSRQ(NRSRQ)、サイドリンクRSRP(S-RSRP)、参照信号信号対干渉雑音比(RS-SINR)、チャネル状態情報(CSI)RSRP(CSI-RSRP)、システム情報(SI)の取得、セルグローバル識別情報(CGI)取得、参照信号時間差(RSTD)、UE受信(RX)-送信(TX)時間差測定、無線リンクモニタリング(RLM)(同期外れ(out-of-sync)検知と同期中(in-sync)検知とから構成されている)などである。UEによって実行されるCSI測定は、スケジューリング、リンク適合などのためにネットワークによって使用される。CSI測定またはCSI報告の例は、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディングマトリックスインジケータ(PMI)、ランクインジケータ(RI)などである。CSI測定は、セル固有参照信号(CRS)、CSI参照信号(CSI-RS)、または復調用参照信号(DMRS)などの参照信号上で実行されることが可能である。
測定は、一方向(たとえば、ダウンリンク(DL)もしくはアップリンク(UL))または双方向(たとえば、Rx-Tx、ラウンドトリップタイム(RTT)等などのULおよびDLコンポーネントを有する)であることが可能である。
LTEにおいては、DLサブフレーム#0およびサブフレーム#5が、同期信号、すなわち、プライマリ同期信号(PSS)およびセカンダリ同期信号(SSS)の両方を搬送する。未知のセル(たとえば、新たな近隣セル)を識別するためには、UEは、そのセルのタイミングを、そして最終的にはそのセルのPCIを取得しなければならない。これは、セル検索もしくはセル識別と呼ばれ、またはセル検知とさえ呼ばれる。その後に、UEは、新たに識別されたセルのRSRPおよび/またはRSRQも測定して、UE自体で使用し、および/またはネットワークに報告する。合計で504個のPCIがある。セル検索も測定の一種である。
測定は、すべての無線リソース制御(RRC)状態で、すなわち、RRCアイドル状態およびRRC接続状態で行われる。
近隣セルに関する緩和されたモニタリング基準が、3GPP技術仕様(TS)36.304 v15.2.0で指定されている。TS36.304において記述されているように、UEが、周波数内または周波数間測定を実行することを必要とされているときに、UEは、下記の場合には、周波数内または周波数間測定を実行しないことを選ぶことが可能である。
緩和されたモニタリング基準が、TSearchDeltaPの期間にわたって満たされている場合、および
セル再選択に関する測定が最後に実行されてから24時間未満が経過している場合、および
UEが、新たなセルを選択または再選択した後に少なくともTSearchDeltaPの間に周波数内または周波数間測定を実行した場合。
緩和されたモニタリング基準は、下記の場合に満たされる。
(SrxlevRef-Srxlev)<SSearchDeltaP
この場合、
Srxlev=サービングセルの現在のSrxlev値(dB)。
SrxlevRef=下記のように設定されるサービングセルの参照Srxlev値(dB)。
新たなセルを選択もしくは再選択した後に、または
(Srxlev-SrxlevRef)>0である場合に、または
緩和されたモニタリング基準が、TSearchDeltaPにわたって満たされていない場合に、
UEは、SrxlevRefの値をサービングセルの現在のSrxlev値に設定することになり、
SearchDeltaP=5分、またはeDRXが設定されていて、かつeDRXサイクル長が5分よりも長い場合には、eDRXサイクル長。
無線デバイスによって実行される測定手順を適合させることに関するシステムおよび方法が、本明細書において開示されている。一実施形態においては、測定手順を適合させるために無線デバイスによって実行される方法が、無線デバイスが複数の動作シナリオ(OS:Operational Scenario)のうちの1つのOSで動作しているということを決定することと、決定されたOSに基づいて少なくとも1つの測定スケーリング係数を決定することとを含む。この方法はさらに、少なくとも1つの測定スケーリング係数に基づいて少なくとも1つの測定手順を適合させることを含む。この様式においては、測定手順は、無線デバイスの動作シナリオに適合される。
一実施形態においては、複数のOSのうちの1つは、無線デバイスが低モビリティで動作していることに関連している。別の実施形態においては、複数のOSのうちの1つは、無線デバイスが静止していることまたはあるしきい値を下回るスピードで移動していることに関連している。一実施形態においては、複数のOSのうちの1つは、無線デバイスが少なくとも無線デバイスのサービングセルのセルエッジに物理的に位置していないこと、および/または無線デバイスがサービングセルの中央において、もしくはサービングセルを提供しているサービング基地局の近くで動作していることに関連している。
一実施形態においては、複数のOSのそれぞれは、それぞれの1つまたは複数の基準または条件に関連付けられている。一実施形態においては、決定されたOSで無線デバイスが動作しているということを決定することは、決定されたOSのそれぞれの1つまたは複数の基準または条件が満たされているということを決定することを含む。
一実施形態においては、複数のOSのそれぞれは、少なくとも1つの測定スケーリング係数に関連付けられている。
一実施形態においては、少なくとも1つの測定スケーリング係数を決定することはさらに、決定されたOSと、測定のために設定されているキャリアの優先度レベルとに基づいて少なくとも1つの測定スケーリング係数を決定することを含む。一実施形態においては、キャリアの優先度レベルは、無線デバイスのサービングセルのキャリアの優先度に関連している。
一実施形態においては、複数のOSのそれぞれは、複数の測定スケーリング係数に関連付けられている。一実施形態においては、複数の測定スケーリング係数のそれぞれは、同じタイプの測定要件を導き出すために同じタイプのものである。一実施形態においては、少なくとも1つの測定スケーリング係数を決定することは、ルールと、決定されたOSの複数の測定スケーリング係数とに基づいて少なくとも1つの測定スケーリング係数を決定することを含む。一実施形態においては、ルールは、測定のために設定されているキャリアの数に基づく。一実施形態においては、ルールは、測定のために設定されているキャリアの無線アクセステクノロジー(RAT)のタイプに基づく。一実施形態においては、複数の測定スケーリング係数は、別々のタイプの測定要件を導き出すために別々のタイプの測定スケーリング係数を含む。一実施形態においては、別々のタイプの測定要件は、測定遅延要件を含む。一実施形態においては、別々のタイプの測定要件は、測定精度レベルに関連した要件を含む。
一実施形態においては、無線デバイスが1つのOSで動作しているということを決定することは、トリガーまたはルールの結果として無線デバイスが1つのOSで動作しているということを決定することを含み、トリガーまたはルールは、あらかじめ規定されるか、またはネットワークノードによって設定されるかのいずれかである。一実施形態においては、トリガーまたはルールは、無線デバイスがいずれかの低無線リソース制御(RRC)アクティビティ状態で動作している場合に無線デバイスのOSを決定することになるというトリガーまたはルールを含む。一実施形態においては、トリガーまたはルールは、無線デバイスがあるタイプの低RRCアクティビティ状態で動作している場合に無線デバイスのOSを決定することになるというトリガーまたはルールを含む。一実施形態においては、トリガーまたはルールは、無線デバイスが無線デバイスのOSを決定するようにネットワークノードによって明示的に設定されている場合に無線デバイスが無線デバイスのOSを決定することになるというトリガーまたはルールを含む。一実施形態においては、トリガーまたはルールは、無線デバイスのバッテリー電力が低下してあるしきい値を下回った場合に無線デバイスが無線デバイスのOSを決定することになるというトリガーまたはルールを含む。
一実施形態においては、少なくとも1つの測定スケーリング係数に基づいて少なくとも1つの測定手順を適合させることは、少なくとも1つの測定スケーリング係数を少なくとも1つの測定手順に関する1つまたは複数の参照要件に適用することを含む。
無線デバイスの対応する実施形態も開示されている。一実施形態においては、測定手順を適合させるための無線デバイスが、無線デバイスが複数のOSのうちの1つのOSで動作しているということを決定することと、決定されたOSに基づいて少なくとも1つの測定スケーリング係数を決定することと、少なくとも1つの測定スケーリング係数に基づいて少なくとも1つの測定手順を適合させることとを行うように設定されている。
一実施形態においては、測定手順を適合させるための無線デバイスが、1つまたは複数の送信機と、1つまたは複数の受信機と、1つまたは複数の送信機および1つまたは複数の受信機に関連付けられている処理回路とを含む。処理回路は、無線デバイスが複数のOSのうちの1つのOSで動作しているということを決定することと、決定されたOSに基づいて少なくとも1つの測定スケーリング係数を決定することと、少なくとも1つの測定スケーリング係数に基づいて少なくとも1つの測定手順を適合させることとを無線デバイスに行わせるように設定されている。
本明細書に組み込まれていて、その一部を形成している添付の図面は、本開示のいくつかの態様を示しており、記述とともに、本開示の原理を説明するのに役立つ。
本開示の実施形態が実施されることが可能であるセルラ通信システムの一例を示す図である。 本開示のいくつかの実施形態による、測定手順を適合させるために無線デバイスによって実行される方法を示す図である。 無線アクセスノードまたはネットワークノードの例示的な実施形態の概略ブロック図である。 無線アクセスノードまたはネットワークノードの例示的な実施形態の概略ブロック図である。 無線アクセスノードまたはネットワークノードの例示的な実施形態の概略ブロック図である。 無線デバイスまたはユーザ機器(UE)の例示的な実施形態の概略ブロック図である。 無線デバイスまたはユーザ機器(UE)の例示的な実施形態の概略ブロック図である。 本開示の実施形態が実施されることが可能である通信システムの例示的な実施形態を示す図である。 図8のホストコンピュータ、基地局、およびUEの例示的な実施形態を示す図である。 図8の通信システムなどの通信システムにおいて実施される方法の例示的な実施形態を示すフローチャートである。 図8の通信システムなどの通信システムにおいて実施される方法の例示的な実施形態を示すフローチャートである。 図8の通信システムなどの通信システムにおいて実施される方法の例示的な実施形態を示すフローチャートである。 図8の通信システムなどの通信システムにおいて実施される方法の例示的な実施形態を示すフローチャートである。 本開示の実施形態によるネットワークノードのオペレーションの例示的な実施形態を示すフローチャートである。 本開示の実施形態によるネットワークノードのオペレーションの例示的な実施形態を示すフローチャートである。
以降に記載されている実施形態は、当業者がそれらの実施形態を実践することを可能にするための情報を表しており、それらの実施形態を実践する最良のモードを示している。添付の図面に照らして以降の記述を読めば、当業者なら、本開示のコンセプトを理解するであろうし、本明細書において特に扱われていないこれらのコンセプトの適用を認識するであろう。これらのコンセプトおよび適用は本開示の範囲内に収まるということを理解されたい。
一般に、本明細書において使用されているすべての用語は、関連性のある技術分野におけるそれらの通常の意味に従って解釈されるべきである。ただし、異なる意味が明確に与えられている場合、および/またはその用語が使用されている文脈から暗示されている場合は除く。要素、装置、コンポーネント、手段、ステップなどへのすべての言及は、別段の明示がない限り、要素、装置、コンポーネント、手段、ステップなどの少なくとも1つの例に言及するものとしてオープンに解釈されるべきである。本明細書において開示されているいずれの方法のステップも、開示されている厳密な順序で実行される必要はない。ただし、あるステップが別のステップに後続もしくは先行するものとして明示的に記述されている場合、および/または、あるステップが別のステップに後続もしくは先行しなければならないということが黙示的である場合は除く。本明細書において開示されている実施形態のうちのいずれかのいずれの特徴も、適切な場合は常に、任意のその他の実施形態に適用されることが可能である。同様に、それらの実施形態のうちのいずれかのいずれの利点も、任意のその他の実施形態に当てはまることが可能であり、その逆もまた同様である。含まれている実施形態のその他の目的、特徴、および利点は、以降の記述から明らかであろう。
いくつかの実施形態においては、より一般的な用語「ネットワークノード」が使用されており、これは、UEと、および/または別のネットワークノードと通信する任意のタイプの無線ネットワークノードまたは任意のネットワークノードに対応することが可能である。ネットワークノードの例は、無線ネットワークノード、gNodeB(gNB)、ng-eNB、基地局(BS)、NR基地局、TRP(送信受信ポイント)、MSR BSなどのマルチスタンダード無線(MSR)無線ノード、ネットワークコントローラ、無線ネットワークコントローラ(RNC)、基地局コントローラ(BSC)、リレー、アクセスポイント(AP)、送信ポイント、送信ノード、RRU、RRH、分散アンテナシステム(DAS)におけるノード、コアネットワークノード(たとえば、MSC、MMEなど)、O&M、OSS、SON、測位ノードまたはロケーションサーバ(たとえば、E-SMLC)、MDT、テスト機器(物理ノードまたはソフトウェア)などである。
いくつかの実施形態においては、ユーザ機器(UE)または無線デバイスという非限定的な用語が使用されており、これは、セルラまたは移動体通信システムにおいてネットワークノードと、および/または別のUEと通信する任意のタイプの無線デバイスを指す。UEの例は、NRをサポートしている無線デバイス、ターゲットデバイス、デバイスツーデバイス(D2D)UE、マシンタイプUEまたはマシンツーマシン(M2M)通信が可能なUE、PDA、PAD、タブレット、モバイル端末、スマートフォン、ラップトップ組込み装備(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、ドローン、USBドングル、ProSe UE、V2V UE、V2X UEなどである。
「無線ノード」という用語は、無線信号を送信すること、または無線信号を受信すること、またはその両方が可能な無線ネットワークノードまたはUEを指すことが可能である。
無線アクセステクノロジー、またはRATという用語は、任意のRAT、たとえば、UTRA、E-UTRA、狭帯域インターネットオブシングス(NB-IoT)、WiFi、Bluetooth、次世代RAT、新無線(NR)、4G、5Gなどを指すことが可能である。ノード、ネットワークノード、または無線ネットワークノードという用語によって示される機器のいずれも、単一のまたは複数のRATをサポートすることが可能であり得る。
UEは、参照信号(RS)についての測定を実行する。RSの例は、同期信号ブロック(SSB)、チャネル状態情報参照信号(CSI-RS)、セル固有参照信号(CRS)、復調用参照信号(DMRS)、プライマリ同期信号(PSS)、セカンダリ同期信号(SSS)などである。測定の例は、セル識別(たとえば、物理セル識別情報(PCI)取得、セル検知)、参照シンボル受信電力(RSRP)、参照シンボル受信品質(RSRQ)、同期信号RSRP(SS-RSRP)、同期信号RSRQ(SS-RSRQ)、信号対干渉雑音比(SINR)、参照信号SINR(RS-SINR)、同期信号SINR(SS-SINR)、チャネル状態情報RSRP(CSI-RSRP)、チャネル状態情報RSRQ(CSI-RSRQ)、システム情報(SI)の取得、セルグローバル識別情報(CGI)取得、参照信号時間差(RSTD)、UE受信(Rx)-送信(Tx)時間差測定、無線リンクモニタリング(RLM)(同期外れ(out-of-sync)検知と同期中(in-sync)検知とから構成されている)などである。
本明細書において与えられている記述は、3GPPセルラ通信システムに焦点を合わせており、したがって、3GPP用語または3GPP用語に類似している用語が使用されている場合が多いということに留意されたい。しかしながら、本明細書において開示されているコンセプトは、3GPPシステムに限定されない。
本明細書における記述においては、「セル」という用語に対して言及が行われる場合があるが、特に5G NRのコンセプトに関しては、セルの代わりにビームが使用される場合があり、したがって、本明細書において記述されているコンセプトは、セルおよびビームの両方に等しく適用可能であることが重要であるということに留意されたい。
現在、ある課題が存在している。3GPP Release 16 NR UE power saving Work Item (WI) [RP-191607]の一部として、UEの電力消費を改善するための方法が、NRにおいて導入されている。改善された電力消費を達成するための技術のうちの1つは、少なくともサービングセルおよび/または近隣セルの測定を含むUE測定要件を緩和することによるものである。
現在のNR仕様によれば、IDLE/INACTIVE状態におけるUEは、サービングセルについての同期信号参照信号受信電力(SS-RSRP)および同期信号参照信号受信品質(SS-RSRQ)測定を実行して、M1*N1個のDRXサイクルごとに少なくとも1回セル選択基準を評価することを必要とされており、この場合、
同期信号(SS)/物理ブロードキャストチャネル(PBCH)測定時間設定(SMTC)周期(TSMTC)>20ミリ秒(ms)であり、かつ間欠受信(DRX)サイクル≦0.64秒であるならば、M1=2であり、そして
そうでなければ、M1=1である。
緩和された測定要件の一例においては、UEは、サービングキャリア上のセルに比較して、より少ない頻度で、さまざまなキャリアに属するセルについて測定を行うことを許可されることが可能である。第2の例においては、UEは、たとえば、サービングセルの測定品質がしきい値よりも少なくともXデシベル(dB)良好であるならば、サービングセルの測定値の変化が許容範囲内にあるならば、などのある条件のもとで、あるキャリアに属するセルについてまったく測定を行わないことを許可されることが可能である。
測定の緩和は、さまざまな形態で達成されることが可能であり、および/またはさらに、UEが動作しているシナリオに依存することが可能である。緩和方法と動作シナリオとの間における関係は、現在規定されていない。
本開示のある態様およびそれらの態様の実施形態は、前述のまたはその他の課題に対する解決策を提供することが可能である。ある無線デバイスに関連した第1の実施形態によれば、その無線デバイスは、以降の例に関してはUEであり、そのUEは、UEが少なくとも2つの異なる動作シナリオ(OS:Operational Scenario)(OS#1(低モビリティ)およびOS#2(セルエッジにない))のうちの1つで動作しているということを決定し、そのUEが動作している決定されたOSに関連付けられている1つまたは複数の測定スケーリング係数を決定し、決定された測定スケーリング係数に基づいて測定手順を適合させる。それらの動作シナリオは、下記を含む。
OS#1(低モビリティ): OS#1では、UEは、静止していること、またはあるしきい値を下回るスピードで移動していることが可能である。
OS#2(セルエッジにない): OS#2では、UEは、少なくともセルエッジに物理的に位置しておらず、またそのUEは、セルの中央において、またはサービング基地局などの近くで動作していることが可能である。
2つのOSのそれぞれは、そのそれぞれの1つまたは複数の基準または条件に関連付けられている。UEは、UEが動作しているOSに関する対応する基準が満たされているならば、そのOSを決定する。それぞれの動作シナリオは、少なくとも1つの測定スケーリング係数に関連付けられている。たとえば、
UEがOS#1で動作している場合に測定手順を適合させるために、少なくとも測定スケーリング係数K1が使用される。
UEがOS#2で動作している場合に測定手順を適合させるために、少なくとも測定スケーリング係数K2が使用される。
この実施形態の第2の態様においては、それぞれのOSに関連付けられている測定スケーリング係数は、測定のために設定されているキャリアの優先度レベルに依存する。たとえば、OS#1およびOS#2に関するスケーリング係数K1およびK2は、低いまたは同等の優先度レベルを伴って設定されているキャリアについての測定に関連付けられており、その一方でOS#1およびOS#2に関するスケーリング係数K1’およびK2’は、より高い優先度レベルを伴って設定されているキャリアについての測定に関連付けられている。
この実施形態の第3の態様においては、それぞれのOSが、同じタイプの測定要件を導き出すために同じタイプの複数の測定スケーリング係数に関連付けられている(たとえば、OS#1に関するK11、K12、...、K1nなど)。そして、一例においては、測定手順を適合させるための測定スケーリング係数は、ルールに基づいて導き出され、たとえば、導き出される測定スケーリング係数は、測定のために設定されているキャリアの数に基づき、導き出される測定スケーリング係数は、測定のために設定されているキャリアの無線アクセステクノロジー(RAT)のタイプに基づく、といった具合である。
この実施形態の第4の態様においては、1つのOSが、別々のタイプの測定要件を導き出すために別々のタイプの測定スケーリング係数に関連付けられている。たとえば、係数K(たとえば、K1)は、OSに関連付けられている場合に(たとえば、OS#1で動作している場合に)測定遅延要件を導き出すために使用され、係数L(たとえば、L1)は、OSに関連付けられている場合に(たとえば、OS#1で動作している場合に)、測定精度レベルに関連した要件を導き出すために使用される、といった具合である。このケースにおいては、UEは、測定手順を適合させるためにさまざまなタイプの測定スケーリングを使用して、対応する要件が満たされることを確実にする。測定スケーリング係数のそれぞれのタイプは、前の例(第2の態様)におけるようなルールに基づいてスケーリング係数のセットからさらに導き出されることが可能である。
本明細書において使用されている測定スケーリング係数という用語は、測定緩和係数、緩和係数などと呼ばれる場合もある。
本明細書において開示されている問題のうちの1つまたは複数に対処するさまざまな実施形態が、本明細書において提案されている。いくつかの実施形態においては、測定手順を適合させるために無線デバイスによって実行される方法が、無線デバイスが複数のOSのうちの1つのOSで動作しているということを決定することと、決定されたOSに基づいて少なくとも1つの測定スケーリング係数を決定することと、少なくとも1つの測定スケーリング係数に基づいて少なくとも1つの測定手順を適合させることとを含む。
いくつかの実施形態においては、複数のOSのうちの1つは、無線デバイスが静止していることまたはあるしきい値を下回るスピードで移動していることに関連している。いくつかの実施形態においては、複数のOSのうちの1つは、無線デバイスが少なくともセルエッジに物理的に位置していないこと、および/または無線デバイスがセルの中央において、もしくはサービング基地局の近くで動作していることに関連している。いくつかの実施形態においては、複数のOSのそれぞれは、そのそれぞれの1つまたは複数の基準または条件に関連付けられている。いくつかの実施形態においては、決定されたOSで無線デバイスが動作しているということを決定することは、決定されたOSのそれぞれの1つまたは複数の基準または条件が満たされているということを決定することを含む。
いくつかの実施形態においては、複数のOSのそれぞれは、少なくとも1つの測定スケーリング係数に関連付けられている。いくつかの実施形態においては、少なくとも1つの測定スケーリング係数を決定することはさらに、決定されたOSと、測定のために設定されているキャリアの優先度レベルとに基づいて少なくとも1つの測定スケーリング係数を決定することを含む。いくつかの実施形態においては、キャリアの優先度レベルは、低い優先度レベル、同等の優先度レベル、およびより高い優先度レベルのうちの1つである。
いくつかの実施形態においては、複数のOSのそれぞれは、複数の測定スケーリング係数に関連付けられている。いくつかの実施形態においては、複数の測定スケーリング係数のそれぞれは、同じタイプの測定要件を導き出すために同じタイプのものである。
いくつかの実施形態においては、少なくとも1つの測定スケーリング係数を決定することは、ルールと、決定されたOSの複数の測定スケーリング係数とに基づいて少なくとも1つの測定スケーリング係数を決定することを含む。いくつかの実施形態においては、ルールは、測定のために設定されているキャリアの数に基づく。いくつかの実施形態においては、ルールは、測定のために設定されているキャリアのRATのタイプに基づく。
いくつかの実施形態においては、複数の測定スケーリング係数は、別々のタイプの測定要件を導き出すために別々のタイプの測定スケーリング係数を含む。いくつかの実施形態においては、別々のタイプの測定要件は、測定遅延要件を含む。いくつかの実施形態においては、別々のタイプの測定要件は、測定精度レベルに関連した要件を含む。
いくつかの実施形態においては、無線デバイスが1つのOSで動作しているということを決定することは、トリガーまたはルールの結果であり、そのトリガーまたはルールは、あらかじめ規定されること、またはネットワークノードによって設定されることが可能である。いくつかの実施形態においては、ルールは、無線デバイスがいずれかの低無線リソース制御(RRC)アクティビティ状態で、たとえば、アイドル状態で、非アクティブ状態で、といった具合に動作している場合に無線デバイスのOSのステータスを評価することを含む。いくつかの実施形態においては、ルールは、無線デバイスがあるタイプの低RRCアクティビティ状態で、たとえば、アイドル状態でのみ、または非アクティブ状態でのみ、といった具合に動作している場合に無線デバイスのOSのステータスを評価することを含む。いくつかの実施形態においては、ルールは、無線デバイスが無線デバイスのOSのステータスを評価するようにネットワークノードによって明示的に設定されている場合に無線デバイスがその評価を実行することを含む。いくつかの実施形態においては、ルールは、無線デバイスのバッテリー電力が低下してあるしきい値を下回った(たとえば、最大バッテリー電力の25%を下回った)場合に無線デバイスが無線デバイスのOSのステータスを評価することを含む。
いくつかの実施形態においては、測定手順を適合させるために基地局によって実行される方法が、無線デバイスから測定値を受信することを含み、測定手順は、少なくとも1つの測定スケーリング係数に基づいて適合された。
いくつかの実施形態においては、測定手順を適合させるために基地局によって実行される方法が、無線デバイスが複数のOSのうちの1つのOSで動作しているということを無線デバイスがいつ決定するかに関するトリガーまたはルールを用いて無線デバイスを設定することを含む。
ある実施形態は、下記の技術的な利点のうちの1つまたは複数を提供することが可能である。いくつかの実施形態は、無線デバイスまたはUEが動作シナリオに応じてさまざまなレベルの緩和を有することを可能にする。たとえば、限られたモビリティを有するUEは、適度なモビリティを有するUEに比較して、より多くの緩和を許容することが可能であり、セルエッジに位置していないUEは、セル境界にあるUEに比較して、異なるレベルの緩和を有することが可能である、といった具合である。
図1は、本開示の実施形態が実施されることが可能であるセルラ通信システム100の一例を示している。本明細書において記述されている実施形態においては、セルラ通信システム100は、NR RANもしくはLTE RAN(すなわち、E-UTRA RAN)を含む5Gシステム(5GS)、またはLTE RANを含むエボルブドパケットシステム(EPS)である。この例においては、RANは、基地局102-1および102-2を含み、基地局102-1および102-2は、LTEにおいてはeNB(EPCに接続されている場合)と呼ばれ、5G NRにおいてはgNBまたは次世代eNB(ng-eNB)(すなわち、5Gコア(5GC)に接続されているLTE RANノード)と呼ばれ、対応する(マクロ)セル104-1および104-2を制御する。基地局102-1および102-2は一般に、本明細書においては集合的に基地局102と呼ばれ、個別に基地局102と呼ばれる。同様に、(マクロ)セル104-1および104-2は一般に、本明細書においては集合的に(マクロ)セル104と呼ばれ、個別に(マクロ)セル104と呼ばれる。RANは、対応するスモールセル108-1~108-4を制御するいくつかの低電力ノード106-1~106-4を含むことも可能である。低電力ノード106-1~106-4は、小型基地局(ピコ基地局もしくはフェムト基地局など)またはリモート無線ヘッド(RRH)などであることが可能である。特に、図示されてはいないが、スモールセル108-1~108-4のうちの1つまたは複数は、代替として基地局102によって提供されることが可能である。低電力ノード106-1~106-4は一般に、本明細書においては集合的に低電力ノード106と呼ばれ、個別に低電力ノード106と呼ばれる。同様に、スモールセル108-1~108-4は一般に、本明細書においては集合的にスモールセル108と呼ばれ、個別にスモールセル108と呼ばれる。セルラ通信システム100はまた、コアネットワーク110を含み、コアネットワーク110は、5GSにおいては5Gコア(5GC)と呼ばれる。基地局102(および任意選択で低電力ノード106)は、コアネットワーク110に接続されている。
基地局102および低電力ノード106は、対応するセル104および108における無線通信デバイス112-1~112-5にサービスを提供する。無線通信デバイス112-1~112-5は一般に、本明細書においては集合的に無線通信デバイス112と呼ばれ、個別に無線通信デバイス112と呼ばれる。以降の記述においては、無線通信デバイス112は、UEである場合が多く、したがって、本明細書においてはUE112と呼ばれる場合があるが、本開示は、それに限定されない。
本開示の実施形態は、下記のシナリオに関連している。このシナリオは、少なくとも1つのUE(たとえば、少なくとも1つのUE112)を含み、このUEは、ネットワークノード(NW1)(たとえば、第1の基地局102)によってサーブされている第1のセル(cell1)(第1のセル104)において動作しており、UEのサービングセルおよび1つまたは複数の近隣セルについて、たとえば、サービングキャリア、および/または測定のために設定されている1つもしくは複数の追加のキャリアについて測定を実行している。任意の追加のキャリアが、サービングキャリア周波数のRATに属することが可能である。このケースにおいては、そのキャリアが非サービングキャリアである場合には、そのキャリアは、周波数間キャリアと呼ばれる。その追加のキャリアは、別のRATに属することも可能であり、そのケースにおいては、そのキャリアは、RAT間キャリアと呼ばれる。キャリアという用語は、キャリア周波数、レイヤ、周波数レイヤ、キャリア周波数レイヤなどと言い換え可能に呼ばれることも可能である。一貫性のために、本明細書においてはキャリアという用語が使用されている。設定されるキャリアは、サービングセルの優先度レベルに比較して、異なる優先度レベル、たとえば、低い優先度、同等の優先度、またはより高い優先度に関連付けられることも可能である。測定ルールは、キャリアの優先度レベルに依存する。たとえば、より高い優先度のキャリアは、UEによって周期的に、ただし非常に長い周期で、たとえば60秒ごとに1回、検索されることを必要とする。低いまたは同等の優先度のキャリアは、典型的には間欠受信(DRX)サイクルごとに1回、ただしサービングセル信号レベルが低下してあるしきい値を下回った場合にのみ、測定されることを必要とする。UEはさらに、UEが動作することが可能である少なくとも2つの異なる動作シナリオ(OS#1およびOS#2)を評価するように設定されている。それぞれの動作シナリオは、少なくとも1つの測定スケーリング係数に関連付けられている。OS#1では、UEは低モビリティで動作し、そしてOS#2では、UEは、セルの中央において動作し、または少なくともセルエッジにおいては動作しない。
本明細書において記述されている実施形態どうしは、任意の組合せで実施されることが可能である。図2は、本開示のいくつかの実施形態による、測定手順を適合させるために無線デバイス(たとえば、無線デバイス112またはUE)によって実行される方法を示している。無線デバイスは、その無線デバイスが複数のOSのうちの1つのOSで動作しているということを決定する(ステップ200)。無線デバイスは、決定されたOSに基づいて少なくとも1つの測定スケーリング係数を決定する(ステップ202)。無線デバイスは次いで、少なくとも1つの測定スケーリング係数に基づいて少なくとも1つの測定手順を適合させる(ステップ204)。
いくつかの実施形態においては、これらのステップは、下記のうちのいくつかまたはすべてを含むことが可能である。
ステップ200: 無線デバイスは、無線デバイスが動作している少なくとも2つの動作シナリオ(OS)のうちの1つを決定する。
動作シナリオの例は、下記を含む。
OS#1: 低モビリティシナリオ
OS#2: 「セルエッジにない」シナリオ
ステップ202: 無線デバイスは、決定された動作シナリオに基づいて測定スケーリング係数を決定する。
ステップ204: 無線デバイスは、決定されたスケーリング係数に基づいて測定手順を適合させ、たとえば、スケーリング係数の決定された値に基づいて導き出された測定要件に従って、設定されているキャリア上のセルを測定および評価する。
これらのステップは、下記のサブセクションにおいて詳細に記述されている。以降の記述においては、無線デバイスはUEである。
ステップ200のいくつかの実施形態においては、UEは、UEが現在動作している少なくとも2つの動作シナリオのうちの1つ、すなわち、UEの動作シナリオのステータスを決定する。この決定は、以降で記述されているように1つまたは複数の基本的なまたは初歩的なまたは不可欠な基準に基づくことが可能である。そのため、それぞれのシナリオは、1つまたは複数の基準に関連付けられている。UEが1つまたは複数の基準を満たしている場合には、UEは、それらの基準に関連付けられているシナリオでUEが動作していると想定する。UEは、トリガーまたはルールに基づいて、UEが2つの動作シナリオのうちの1つで動作しているかどうかを評価することが可能であり、そのトリガーまたはルールは、あらかじめ規定されること、またはネットワークノードによって設定されることが可能である。ルールの例は、下記のとおりである。
ルールの一例においては、UEは、いずれかの低RRCアクティビティ状態で、たとえば、アイドル状態で、非アクティブ状態で、といった具合に動作している場合にUEの動作シナリオのステータスを評価する。
ルールの別の例においては、UEは、あるタイプの低RRCアクティビティ状態で、たとえば、アイドル状態でのみ、または非アクティブ状態でのみ、といった具合に動作している場合にUEの動作シナリオのステータスを評価する。
ルールのさらに別の例においては、UEがUEの動作シナリオのステータスを評価するようにネットワークノード(たとえば、基地局102)によって明示的に設定されている場合に、UEはその評価を実行する。
ルールのさらに別の例においては、UEのバッテリー電力が低下してあるしきい値を下回った(たとえば、最大バッテリー電力の25%を下回った)場合に、UEは、UEの動作シナリオのステータスを評価する。
1つまたは複数の基準に基づく動作シナリオの決定が、以降で両方のシナリオに関して詳述されている。
動作シナリオ#1 - 低モビリティ: UEが測定の緩和されたモニタリングを実行することを許可される動作シナリオの一例は、UEのモビリティ状態に基づく。たとえば、UEが低モビリティ状態にある場合には、UEは、1つまたは複数のセル、たとえば、近隣セルに関する緩和されたモニタリング状態に入ることを許可される。低モビリティ、または低モビリティの状態という用語は、UEが静止しているか、またはあらかじめ規定されることもしくはネットワークノードによって設定されることが可能であるあるスピードしきい値を下回るスピードで移動しているということを意味する。UEのスピードを規定するパラメータの例は、ドップラー速度(たとえば、X1Hz)、単位時間あたりの距離で表されるスピード(たとえば、X2km/時)などを含む。そのため、UEは、そのUEが、移動しているUEであるかまたは静止しているUEであるかを示すUEモビリティに関連した情報と、そのUEが移動している場合のUEのスピードとを入手する。この情報は、本明細書においては「モビリティ情報」と呼ばれる。UEが低モビリティ状態にあるということを決定するための基準は、下記のうちの1つまたは複数を含む。
一例においては、モビリティ情報は、UEのモビリティ状態、たとえば、そのUEが静止しているかまたは移動しているかを示す明示的な情報(たとえば、より高いレイヤのシグナリング、またはサブスクリプションデータ)であることが可能である。
別の例においては、モビリティ情報は、UEモビリティを示す黙示的な情報であることも可能である。1つのそのような例は、UEのモビリティ状態を決定するために、緩和されたセルモニタリング基準(TS36.306v15.2.0において規定されており、セクション2.1.1.3において記述されている)を使用することである。緩和されたセルモニタリング基準は、UEが周波数内測定または周波数間測定を実行しないことを選択することが可能であるかどうかを決定するための多くの条件を含む。それらの条件は、UEが、限られたモビリティを有している場合、たとえば静止しているかまたは実質的に静止している場合にのみ、UEが周波数内測定および周波数間測定を実行しないことを許可されるように選択される。緩和されたモニタリング条件が満たされている場合には、それは、UEがあまり移動していないか、または静止している可能性があるということを示している。そのような状況のもとでは、UEは、サービングセルについて測定を行うことのみを必要とされており、近隣セルの測定をスキップすることを許可されている。
さらに別の例においては、UEは、その他のノード、たとえば、ネットワークノードからUEモビリティ状態に関する情報を入手して、UEのモビリティ状態をシグナリングすることも可能である。
さらに別の例においては、UEは、UE自体のスピードを推定し、そのスピードをあるしきい値と比較して、UEが低モビリティ状態にあるか否かを決定することも可能である。
動作シナリオ#2 - セルエッジにない: UEが測定の緩和モニタリングを実行することを許可される動作シナリオの別の例は、サービングセルにおけるUEのロケーションに基づく。たとえば、UEがサービングセルのセルエッジにない場合、またはUEがサービングセルの中央にある場合、またはUEがサービング基地局の近くにある場合には、UEは、動作シナリオ#2にあるとみなされる。UEは、UEがセルのセルエッジエリアにあるかどうかを決定し、(ステップ202において記述されているように)この情報を、さらに測定スケーリング係数を決定するために使用する。この決定は、セル1に関してUEによって測定された信号レベルと、しきい値との間における比較に基づくことが可能である。たとえば、測定された信号レベル(たとえば、SS-RSRP、SS-RSRQなど)があるしきい値(H)を下回っている場合には、UEは、UEがセルエッジにあると想定することが可能であり、そうでない場合には、UEはセルエッジにない(むしろサービング基地局により近い)と想定される。Hの値は、あらかじめ規定されること、またはネットワークノードによって設定されることが可能である。
明示的なインジケータ: UEは、ある緩和された測定モードを使用して動作するようにシグナリングされることも可能である。そのようなシグナリングは、たとえば、専用のRRCシグナリングを使用するサービングネットワークノードから来ることが可能であり、その専用のRRCシグナリングをUEは、接続状態から入手して、アイドルモードにおいて使用する。同様のインジケータが、接続モードにおいて、緩和された測定モードを選択するために使用されることも可能である。
参照シナリオ: これは、緩和された測定状態において新たな要件を導き出すための参照として使用されるシナリオである。参照シナリオに関するスケーリング係数(Kn)は1であると想定される。
ステップ202のいくつかの実施形態においては、それらの実施形態のさまざまな態様が、以降で記述されている。
UE実施形態の第1の態様
UE実施形態の第1の態様によれば、UEは、ステップ200において、決定された動作シナリオに基づいて少なくとも1つの測定スケーリング係数を決定する。高いレベルでは、それぞれのOSは、少なくとも1つの測定スケーリング係数に関連付けられていると想定される。測定緩和係数という用語は、スケーリング係数、測定スケーリング係数などと呼ばれる場合もある。
決定されたスケーリング係数は、1つまたは複数の測定要件を導き出すために使用される。たとえば、
スケーリング係数K1は、UEがOS#1で動作している場合に使用され、
スケーリング係数K2は、UEがOS#2で動作している場合に使用される。
これは、UEがOS#1で動作している場合に、参照シナリオ要件を係数K1でスケーリングすることによって、新たな要件が導き出されることを意味する。同様に、OS#2で動作するUEに関する要件は、参照シナリオ要件を係数K2でスケーリングすることによって導き出される。
決定された動作シナリオ内で、UEどうしは、典型的には、UEモビリティ、DRX設定、デバイスタイプ、地理的ロケーション、トラフィック行動などを含む(ただし、それらに限定されない)同様の設定および/または行動を有する。ステップ200において、いくつかのUEがOS#1で動作していると決定された場合には、それらのUEは、参照シナリオに比較して低減されたモビリティを有すると予想される。それらは、固定された地理的位置を有するセンサタイプのデバイス(IoT)であることが可能であり、および/またはそれらは、あるトラフィック行動を有することが可能である。このケースにおいては、スケーリング係数K1は、参照ケースKnに比較して大きな値を有することが可能であり、これによって要件は、より緩和される。そのような緩和は、時間ドメインおよび精度ドメインの両方にあること、たとえば、延長された測定遅延、測定バイアスに関するさらに高い許容範囲であることが可能である。緩和は、周波数ドメインにあること、たとえば、モニタする非サービングキャリアの数に関するものであることも可能である。
同様に、ステップ200において、いくつかのUEがOS#2で動作していると決定された場合には、それらのUEは、たとえば、モビリティ、デバイスタイプ、DRX構成などに関して、OS#1で動作しているUEとは異なる行動を有すると予想される。たとえば、それらのUEは、高速のものであることが可能であり、そのため、基準#1を伴う前のシナリオに比較して、より短いDRXを伴って設定されることが可能である。そのため、K1の値とは異なるK2の値を想定することが妥当である。これらのUEは、低モビリティのものではないので、検索/測定/モニタするキャリアの数を示すスケーリング係数は、OS#1でのUEに関する対応する係数よりも高くなることがある。
第1の例においては、K1>K2であると想定される。なぜなら、OS#1で動作するUEは、OS#2でのUEに比較して、限られたまたは低減されたモビリティを有するので、OS#2で動作するUEに比較して長いDRXサイクル長または拡張DRX(eDRX)を伴って設定される(または設定されると予想される)ことが可能であるからである。そのため、設定は、OS#1でのUEが、OS#2で動作するUEよりも頻繁にDRX OFFにあるように行われることが可能である。ある例においては、OS#1でのUEは、拡張DRX(eDRX)を伴って設定されることが可能であり、その一方でOS#2でのUEは、通常のDRXを伴って設定される。
第2の例においては、K1>K2であると想定される。なぜなら、OS#1で動作するUEは、IoT(センサ)タイプのデバイスであることが可能であり、その一方でOS#2で動作するUEは、ハンドヘルドデバイスであることが可能であるからである。
第3の例においては、K2>K1であると想定される。なぜなら、OS#1で動作するUEは、たとえば、セルエッジにないかまたはサービングノードの近くにあるOS#2で動作するUEに比較して、セル内のどこにでもあることが可能であるからであり、その場合、カバレッジは典型的には問題にならない。そのため、要件はより緩和されることが可能であり、たとえば、UEはより長い時間にわたって近隣セルについての測定を行う。
さらに別の例においては、それぞれのOSに関する測定スケーリング係数は、セル再選択のために最後の測定(たとえば、近隣セル測定、RSRP、RSRQ)が実行されてからの経過時間(Te)に依存する。たとえば、Te<H(しきい値)である場合には、測定スケーリング係数は、Te≧Hであるケースに比較して、より大きな値に設定される。たとえば、H=3時間である。しきい値は、OSに応じてさまざまに設定されることが可能であり、たとえば、UEが静止しているかまたは低いモビリティを有すると予想されるシナリオ(OS#1)では、しきい値は、UEが高速で移動している可能性があるOS(OS#2)に比較して、より大きな値に設定される。たとえば、OS#1ではH=4時間であり、OS#2ではH=2時間である。Hの値は、あらかじめ規定されること、ネットワークノードによって設定されること、または識別されたOSに応じてUEによって自律的に決定されることが可能である。
UE実施形態の第2の態様
UE実施形態の第2の態様によれば、OS#1およびOS#2で使用されるスケーリング係数は、測定のために設定されているキャリアの優先度レベルに依存する。これは、下記の例を用いて説明される。
スケーリング係数がキャリアの優先度レベルに基づく第1の例示的な実施態様においては、
スケーリング係数の第1のセット(S1)が、サービングキャリアの優先度レベルに対して同等のまたはより低い優先度レベルのキャリアについて行われる測定に関連した測定手順を適合させるために使用され、
スケーリング係数の第2のセット(S2)が、サービングキャリアの優先度レベルに関してさらに高い優先度レベルのキャリアについて行われる測定に関連した測定手順を適合させるために使用され、この場合、セットS1およびS2におけるスケーリング係数の値どうしは異なる。
スケーリング係数がキャリアの優先度レベルに基づく第2の例示的な実施態様においては、
スケーリング係数の第1のセット(S1)が、サービングキャリアの優先度レベルに関して同等の優先度レベルのキャリアについて行われる測定に関連した測定手順を適合させるために使用され、
スケーリング係数の第2のセット(S2)が、サービングキャリアの優先度レベルに関してさらに低い優先度レベルのキャリアについて行われる測定に関連した測定手順を適合させるために使用され、
スケーリング係数の第3のセット(S3)が、サービングキャリアの優先度レベルに関してさらに高い優先度レベルのキャリアについて行われる測定に関連した測定手順を適合させるために使用され、この場合、セットS1、S2、およびS3におけるスケーリング係数の値どうしは異なる。
第1の例示的な実施態様は、以降のようにさらに詳述されている。UEは、より高い優先度のキャリアに属するセルの測定要件を導き出すために使用されるスケーリング係数K1’およびK2’(セットS2)を決定する。スケーリング係数K1’およびK2’は、より高い優先度のキャリアの測定のみに固有である。これは、本明細書におけるレガシーRRM測定が、別々のスケーリング係数(セットS1におけるK1およびK2)を使用して実行される、同等の優先度またはより低い優先度のキャリアに属するセルのRRM測定を指していたということを意味する。
いくつかの実施形態においては、スケーリング係数は、決定されたOSに基づいて決定される。セットS2(K1’,K2’)とセットS1(K1,K2)との間における関係は、UEの動作シナリオのタイプ(OS#1,OS#2,)、UEの地理的ロケーション、サポートされるRATの数、DRX設定、デバイスのタイプ、より高い優先度の設定されているキャリアの数、より低いまたは同等の優先度の設定されているキャリアの数等などのいくつかのファクタに依存する。より高い優先度のキャリアを測定することの目的は、通常のキャリア(低い優先度および同等の優先度のキャリア)について測定を行うこととは異なる。典型的には、より高い優先度のキャリアは、負荷分散のために使用され、その一方で、その他のキャリア(たとえば、同等のまたはより低い優先度のキャリア)は、UEのカバレッジおよびモビリティを保持するために使用される。そのため、より高い優先度のキャリアに関しては、低いまたは同等の優先度レベルのキャリアに関して使用されるものに比較して、異なるスケーリング係数が使用されると想定することが妥当である。
一例においては、OS#1で動作するUEは、K1’に関して、K1に比較してさらに大きな値を想定することが可能である。その理由は、K1の測定がモビリティの目的のために使用され、その一方でK1’の測定が負荷分散のために使用されることである。低モビリティのデバイスは、典型的には多くのトラフィックを生成しない場合があるので、負荷分散は、ここではあまり興味を引かない使用事例となる。
別の例においては、OS#2で動作するUEは、K2’に関して、K2に比較してさらに小さな値を想定することが可能である。なぜなら、これらのUEがセルエッジにないかまたはサービング基地局の近くにある場合には、これらのUEは、良好なカバレッジにあると予想されるからである。そのようなシナリオでは、負荷分散は、関連性の高い使用事例であり、より高い優先度のキャリアに関して、通常のキャリアに関するよりも小さなスケーリング係数を有することによって、それらのさらに高い優先度のキャリアは、あまり緩和されなくなる。
セットS2内のスケーリング係数どうし(K1’およびK2’)が、1つまたは複数の基準に基づいて互いに関連していることも可能である。K1’およびK2’は異なる。K1’とK2’との間における関係が、以降で例を使用して記述されている。
別の例においては、K2’<K1’である。なぜなら、OS#2で動作するUEは、高速のものであることが可能であり、これは、OS#1で動作するUEには当てはまらないからである。K2’に関して、K1’に比較してさらに小さな値を有することによって、高速のUEは、より高い優先度の測定をより速く完了することが可能である。
さらに別の例においては、K1’およびK2’の値は、設定されているキャリアの数に依存することが可能である。典型的には、より高い優先度のキャリアは、ある条件のもとで(たとえば、Srxlev>SnonIntraSearchPであって、かつSqual>SnonIntraSearchQである場合に)ある周期で(たとえば、60msごとに1回)測定される。レガシーシステムによれば、より高い優先度のキャリアの測定は、設定されているキャリアの数にも、UEが測定することが可能であるキャリアの最大数にも依存しない。しかしながら、緩和された測定モードに関するサポートの導入に伴って、この行動を変更すると、より高い優先度のキャリアの測定パフォーマンスを改善することが可能であり、これは、ひいてはネットワークパフォーマンス、たとえば負荷分散を改善することが可能である。
K1’およびK2’と、設定されているキャリアの数との間における関係の一例が、テーブル1において示されている。負荷分散は、UEがOS#1でよりもOS#2で動作している場合に関連性の高い使用事例であるので、X1’>X2’であると想定することが妥当である。
別の例においては、UEがOS#1で動作していて、Nが大きい場合には、より高い優先度のキャリアに関するスケーリング係数に関しては、大きな値を想定することが妥当である。これは、OS#1での限られたUEモビリティに起因して、たとえ測定のための多数の設定されているキャリアがあるとしても、すべての設定されているキャリアについて測定を行うことは、やはりあまり関連性がなく、またはあまり有用ではないからである。その一方で、UEがOS#2で動作していて、Nが大きい場合には、より高い優先度のキャリアに関するスケーリング係数に関しては、小さな値を想定することが妥当である。なぜなら、UEは移動している可能性があり、依然としてセルの良好なカバレッジ内にある可能性があり、これによって負荷分散は、関連性が高くなる。
Figure 0007509898000001
一般的なルールは、OS#2に関してNが増加するにつれてスケーリング係数が減少するということであることが可能である。その理由は、Nが増加した場合には、UEが、さまざまなキャリアについての測定を行うためにさらに多くの時間を必要とするということであり、なぜなら、非サービングキャリアの測定値は、典型的には連続して測定され、このケースにおいてさらに要件を緩和すると、パフォーマンスが低下する場合があるからである。Nに基づくさらに高い優先度のキャリアに関するスケーリング係数どうしの間における関係は、(X1’>Y1’>Z1’)および(X2’>Y2’>Z2’)として表されることが可能である。OS#1およびOS#2のもとで動作するUEに関するさらに高い優先度のキャリアのスケーリング係数どうしの間における関係は、(X1’>X2’)、(Y1’>Y2’)、および(Z1’>Z2’)として表される。
特別なケースとして、ある実施態様においては、ルールは、OS#1で動作するUEに関して逆であることが可能であり、すなわち、スケーリング係数は、より高い優先度のキャリアに関してNとともに増加する。その理由は、測定するキャリアの数が増加するにつれてUEの電力消費が増加するということである。スケーリング係数に関して、より小さな値を設定または想定することによって、測定期間が延長され、すなわち、UEは、同じ測定をより長い時間にわたって実行することを可能にされ、これは、UEの電力消費を低減するのに役立つ。OS#1でのUEは、限られたモビリティを有しており、負荷分散機能は、典型的にはタイムクリティカルではないので、より高い優先度のキャリアの測定期間を延長することは、許容可能であり得る。たとえば、テーブル3におけるNの関数としてのスケーリング係数K1’およびK2’のセットは、それぞれ(X1’<Y1’<Z1’)および(X2’>Y2’>Z2’)という式に従って関連している。このルールは、たとえば、UEのバッテリー電力が低下してあるしきい値を下回った場合に適用されることが可能である。別の例においては、UEは、UEが一般的なルール(上記)を適用することになるか、またはUEの動作シナリオに基づいてさらに高い優先度のキャリアについての測定に関するスケーリング係数を導き出すための特別なルールを適用することになるかをネットワークノードによって設定されることが可能である。
UE実施形態の第3の態様
この実施形態の第3の態様によれば、スケーリング係数は、UEがサポートする、または測定することが可能である、または測定するように設定されているキャリアの数に依存する。UEがサポートするキャリアの最大数(M)は、UEの能力であるが、N個のキャリア(すなわち、サービングおよび非サービングの両方)について測定を行うようにサービングネットワークノードによって設定されることが可能であり、この場合、N≦Mである。あるキャリアの測定機会(f)は、Nにおける増加とともに減少するので、Nが高い場合には、より低いスケーリング係数を想定することが妥当である。その一方で、Nが低い場合には、より大きなスケーリング係数が想定されることが可能である。一例がテーブル2において示されており、テーブル2では、スケーリング係数がNにどのように依存するかが示されている。スケーリング係数は、Nが増加するにつれて減少し、その理由は、Nが増加した場合には、UEが、さまざまなキャリアについての測定を行うためにさらに多くの時間を必要とするということであり、なぜなら、非サービングキャリアの測定値は、典型的には連続して測定され、このケースにおいてさらに要件を緩和すると、パフォーマンスが低下する場合があるからである。そのため、設定されているキャリアの数(N)に関するスケーリング係数どうしの間における関係は、(X1>Y1>Z1)、(X2>Y2>Z2)などのようになる。OS#1およびOS#2のもとで動作するUEに関するキャリアのスケーリング係数どうしの間における関係は、(X1>X2)、(Y1>Y2)、および(Z1>Z2)として表される。
Figure 0007509898000002
同様に、より多くのRATについてサポートまたは測定(すなわち、RAT間測定)を行うUEは、スケーリング係数に関して、単一のRATまたは少数のRATをサポートするだけであるUEに比較して低いまたはより小さい値を想定することが可能である。一例においては、スケーリング係数はさらに、測定を行っている対象のRAT(RAT間)のタイプに依存することが可能である。たとえば、NRセルにおいて動作してLTEセルについて測定を行うUEは、スケーリング係数に関して、NRセルにおいて動作してUMTSセルについて測定を行うUEに比較して大きな値を想定することが可能である。スケーリング係数が小さいほど、合計の測定遅延はスピードアップされる。同様に、より少ないRAT間セル(たとえば、LTEセル)について測定を行っているUEは、より多くのRAT間セル(たとえば、LTEセル、UMTSセル、GSMセル)について測定を行っているUEに比較して、より大きなスケーリング係数を想定することが可能である。
特別なケースとして、ある実施態様においては、ルールは、上述されている例と逆であることが可能であり、すなわち、スケーリング係数は、同等のおよび/またはより低い優先度のキャリアに関してNとともに増加する。その理由は、測定するキャリアの数が増加するにつれてUEの電力消費が増加するということである。スケーリング係数に関して、大きな値を設定または想定することによって、測定期間が延長され、すなわち、UEは、同じ測定をより長い時間にわたって実行することを可能にされ、これは、UEの電力消費を低減するのに役立ち、その一方でUEは、依然として近隣セルについて識別および測定を行うことが可能である。これは、OS#1で動作するUEにとって特に重要であり得る。このケースにおいても、テーブル2におけるNの関数としてのスケーリング係数K1およびK2のセットは、それぞれ(X1<Y1<Z1)および(X2>Y2>Z2)という式に従って関連していることが可能である。このルールも、たとえば、UEのバッテリー電力が低下してあるしきい値を下回った場合に適用されることが可能である。別の例においては、UEは、UEが一般的なルール(上記)を適用することになるか、またはUEの動作シナリオに基づいて同等のまたはより低い優先度レベルのキャリアについての測定に関するスケーリング係数を導き出すための特別なルールを適用することになるかをネットワークノードによって設定されることが可能である。
同じ動作シナリオで動作するUEどうしは、同様のUE行動および設定を有しており、ひいてはK1とK2との間における関係も、その行動および設定に依存する。一例においては、関係は、下記の(1)におけるとおりであることが可能である。なぜなら、OS#1でのUEは、OS#2でのUEよりも少ないモビリティを有するからである。
K1>K2 (1)
K1およびK2の例示的な値は、それぞれ4および2である。
UE実施形態の第4の態様
UE実施形態の第4の態様によれば、1つのOSが、別々のタイプの測定要件を導き出すために別々のタイプの測定スケーリング係数に関連付けられている。たとえば、
係数K(たとえば、K1)は、OSに関連付けられている(たとえば、OS#1が満たされている)場合に測定遅延要件を導き出すために使用され、
係数L(たとえば、L1)は、OSに関連付けられている(たとえば、基準#1が満たされている)場合などに、測定精度レベルに関連した要件を導き出すために使用され、そして
係数P(たとえば、P1)は、OS(たとえば、OS#1)に関連付けられている場合に周波数ドメイン要件を導き出すために使用される。
新たな要件を導き出すために使用される演算は、加算、減算、乗算、除算を含む。たとえば、OSで適用される遅延要件(時間ドメイン要件)は、決定されたスケーリング係数を対応する参照要件に乗じることによって導き出される。しかし、測定精度(dBドメイン要件)は、決定されたスケーリング係数で参照要件を加算または減算することによって決定される。しかし、周波数ドメイン要件(たとえば、測定するキャリアの数)は、乗算、除算、加算、または減算という演算のうちのいずれかを使用して導き出されることが可能である。
一例がテーブル3において示されており、テーブル3では、係数Kが測定遅延要件を導き出し、係数Lが、測定精度レベルに関連した要件を導き出すために使用される、といった具合である。
Figure 0007509898000003
このケースにおいては、UEは、測定手順を適合させて、対応する要件が満たされることを確実にするために、さまざまなタイプの測定スケーリングを使用する。測定スケーリング係数のそれぞれのタイプはさらに、前の例(第2の態様)におけるようなルールに基づいてスケーリング係数のセットから導き出されることが可能である。
ステップ204のいくつかの実施形態においては、UEは、ステップ202における決定された測定スケーリング係数に基づいて測定手順を適合させる。測定手順の適合は、下記のうちの1つまたは複数を含むことが可能である。
決定されたスケーリング係数に基づいて測定のための測定要件を導き出すこと。測定要件を導き出すことの例は、以降でさらに記述されている。
スケーリング係数に基づいてUEが測定サンプルを入手する測定レートを適合させること。
導き出された測定要件を満たしながら1つまたは複数の測定を実行すること。
実行された測定の結果を1つまたは複数の動作タスクに関して使用すること。動作タスクは、(たとえば、セル再選択、ハンドオーバ、RRC再確立などのさまざまなタイプのセル変更に関する)さまざまな基準を評価するために測定結果を使用すること、それらの測定、またはそれらの測定の結果をさまざまなノード(たとえば、NW1、別のUE)に報告することなどを含む。
より高い優先度のキャリアについての測定のための新たな測定要件を導き出すためのルールの具体的な例が、下記のように本明細書において指定されることが可能である。
UEが動作シナリオ#1で動作している場合には、UEは、少なくともThigher_priority_search=60*K1’*Nlayers)秒ごとにさらに高い優先度のあらゆるレイヤを検索することになり、その場合、Nlayersは、システム情報においてブロードキャストされるさらに高い優先度のNRおよびE-UTRAキャリア周波数の総数である。
さもなければ、UEが動作シナリオ#2で動作している場合には、UEは、少なくともThigher_priority_search=60*K2’*Nlayers)秒ごとにさらに高い優先度のあらゆるレイヤを検索することになり、その場合、Nlayersは、システム情報においてブロードキャストされるさらに高い優先度のNRおよびE-UTRAキャリア周波数の総数であり、その場合、K1’およびK2’は異なる。1つのある例においては、K’2<K1’である。別のある例においては、K’2=1かつK1’>1である。さらに別のある例においては、K’2=1かつK1’=2である。
UEのOSに基づいてスケーリング係数Kを適用することによって、低アクティビティ状態にあるUEに関する新たな遅延要件(時間ドメイン要件)を導き出すことの別のある例が、周波数内測定に関してはテーブル4において、そして周波数間測定に関してはテーブル5において示されている。周波数内測定に関するこの例においては、UEは、テーブル4における要件を満たさなければならない。
UEがOS#1で動作している場合には、K=K1で。そして
UEがOS#2で動作している場合には、K=K2で。この場合、K1およびK2は、セル検知遅延(Tdetect,NR_Intra)、測定時間(Tmeasure,NR_Intra)、および評価期間(Tevaluate,NR_Intra)という要件のセットの少なくとも1つに関して異なる。
また、周波数間測定に関する上記の例においては、UEは、テーブル5における要件を満たさなければならない。
UEがOS#1で動作している場合には、K=K1で。そして
UEがOS#2で動作している場合には、K=K2で。この場合、K1およびK2は、セル検知遅延(Tdetect,NR_Inter)、測定時間(Tmeasure,NR_Inter)、および評価期間(Tevaluate,NR_Inter)という要件のセットの少なくとも1つに関して異なる。K1およびK2の値は、周波数内測定および周波数間測定に関して同じであることが可能であり、またはそれらの値は、周波数内測定および周波数間測定に関して異なることが可能である。
Figure 0007509898000004
Figure 0007509898000005
図3は、本開示のいくつかの実施形態による無線アクセスノード300の概略ブロック図である。本明細書において使用される際には、「無線アクセスノード」は、セルラ通信システムの無線アクセスネットワーク(RAN)内にあるネットワークノードの一種である。任意選択の機能は、破線の枠によって表されている。無線アクセスノード300は、たとえば、基地局102もしくは106、または本明細書において記述されている基地局102もしくはgNBの機能性のすべてもしくは一部を実施するネットワークノードであることが可能である。示されているように、無線アクセスノード300は、制御システム302を含み、制御システム302は、1つまたは複数のプロセッサ304(たとえば、中央処理装置(CPU)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)など)、メモリ306、およびネットワークインターフェース308を含む。1つまたは複数のプロセッサ304は、本明細書においては処理回路とも呼ばれる。加えて、無線アクセスノード300は、1つまたは複数の無線ユニット310を含むことが可能であり、それらの無線ユニット310はそれぞれ、1つまたは複数のアンテナ316に結合されている1つまたは複数の送信機312および1つまたは複数の受信機314を含む。無線ユニット310は、無線インターフェース回路と呼ばれること、またはその一部であることが可能である。いくつかの実施形態においては、無線ユニット310は、制御システム302の外部にあり、たとえば、有線接続(たとえば、光ケーブル)を介して制御システム302に接続されている。しかしながら、いくつかのその他の実施形態においては、無線ユニット310および潜在的にアンテナ316は、制御システム302とともに統合されている。1つまたは複数のプロセッサ304は、本明細書において記述されている無線アクセスノード300の1つまたは複数の機能を提供するように動作する。いくつかの実施形態においては、それらの機能は、ソフトウェアで実装され、そのソフトウェアは、たとえばメモリ306に格納され、1つまたは複数のプロセッサ304によって実行される。
図4は、本開示のいくつかの実施形態による無線アクセスノード300の仮想化された実施形態を示す概略ブロック図である。この論考は、その他のタイプのネットワークノードにも等しく適用可能である。さらに、その他のタイプのネットワークノードは、同様の仮想化されたアーキテクチャを有することが可能である。やはり、任意選択の機能は、破線の枠によって表されている。
本明細書において使用される際には、「仮想化された」無線アクセスノードは、無線アクセスノード300の一実施態様であり、この実施態様においては、無線アクセスノード300の機能性の少なくとも一部分が、仮想コンポーネントとして(たとえば、ネットワークにおける物理処理ノード上で実行している仮想マシンを介して)実施される。示されているように、この例においては、無線アクセスノード300は、上述されている制御システム302および/または1つもしくは複数の無線ユニット310を含むことが可能である。制御システム302は、たとえば、光ケーブルなどを介して無線ユニット310に接続されることが可能である。無線アクセスノード300は、ネットワーク402に結合されている、またはネットワーク402の一部として含まれている1つまたは複数の処理ノード400を含む。存在している場合には、制御システム302または無線ユニットは、ネットワーク402を介して処理ノード400に接続される。それぞれの処理ノード400は、1つまたは複数のプロセッサ404(たとえば、CPU、ASIC、FPGAなど)、メモリ406、およびネットワークインターフェース408を含む。
この例においては、本明細書において記述されている無線アクセスノード300の機能410が、1つまたは複数の処理ノード400において実装されるか、または任意の所望の様式で1つまたは複数の処理ノード400および制御システム302および/または無線ユニット310にわたって分散される。いくつかのある実施形態においては、本明細書において記述されている無線アクセスノード300の機能410のうちのいくつかまたはすべては、処理ノード400によってホストされる仮想環境において実装される1つまたは複数の仮想マシンによって実行される仮想コンポーネントとして実装される。当技術分野における当業者によって理解されるように、所望の機能410のうちの少なくともいくつかを実行するために、処理ノード400と制御システム302との間におけるさらなるシグナリングまたは通信が使用される。特に、いくつかの実施形態においては、制御システム302が含まれないことが可能であり、そのケースにおいては、無線ユニット310は、適切なネットワークインターフェースを介して処理ノード400と直接通信する。
いくつかの実施形態においては、命令を含むコンピュータプログラムであって、それらの命令が、少なくとも1つのプロセッサによって実行されたときに、無線アクセスノード300の機能性、または、本明細書において記述されている実施形態のうちのいずれかによる仮想環境における無線アクセスノード300の機能410のうちの1つまたは複数を実施するノード(たとえば、処理ノード400)の機能性を少なくとも1つのプロセッサに実行させる、コンピュータプログラムが提供される。いくつかの実施形態においては、前述のコンピュータプログラム製品を含むキャリアが提供される。そのキャリアは、電子信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読ストレージメディア(たとえば、メモリなどの非一時的コンピュータ可読メディア)のうちの1つである。
図5は、本開示のいくつかのその他の実施形態による無線アクセスノード300の概略ブロック図である。無線アクセスノード300は、1つまたは複数のモジュール500を含み、それらのそれぞれは、ソフトウェアで実装される。モジュール500は、本明細書において記述されている無線アクセスノード300の機能性を提供する。この論考は、図4の処理ノード400にも等しく適用可能であり、その場合、モジュール500は、処理ノード400のうちの1つにおいて実装されること、または複数の処理ノード400にわたって分散されること、ならびに/または処理ノード400および制御システム302にわたって分散されることが可能である。
図6は、本開示のいくつかの実施形態による無線通信デバイス600の概略ブロック図である。示されているように、無線通信デバイス600は、1つまたは複数のプロセッサ602(たとえば、CPU、ASIC、FPGAなど)と、メモリ604と、1つまたは複数のアンテナ612に結合されている1つまたは複数の送信機608および1つまたは複数の受信機610をそれぞれが含む1つまたは複数のトランシーバ606とを含む。トランシーバ606は、当技術分野における当業者によって理解されるように、アンテナ612とプロセッサ602との間において通信される信号を調整するように設定されているアンテナ612に接続されている無線フロントエンド回路を含む。プロセッサ602は、本明細書においては処理回路とも呼ばれる。トランシーバ606は、本明細書においては無線回路とも呼ばれる。いくつかの実施形態においては、上述されている無線通信デバイス600の機能性は、たとえば、メモリ604に格納されてプロセッサ602によって実行されるソフトウェアで完全にまたは部分的に実施されることが可能である。無線通信デバイス600は、たとえば、1つまたは複数のユーザインターフェースコンポーネント(たとえば、ディスプレイ、ボタン、タッチスクリーン、マイクロフォン、スピーカーなどを含む入力/出力インターフェース、ならびに/または、無線通信デバイス600への情報の入力を可能にするための、および/もしくは無線通信デバイス600からの情報の出力を可能にするための任意のその他のコンポーネント)、電力供給源(たとえば、バッテリーおよび関連付けられている電力回路)等など、図6においては示されていないさらなるコンポーネントを含むことが可能であるということに留意されたい。
いくつかの実施形態においては、命令を含むコンピュータプログラムであって、それらの命令が、少なくとも1つのプロセッサによって実行されたときに、本明細書において記述されている実施形態のうちのいずれかによる無線通信デバイス600の機能を少なくとも1つのプロセッサに実行させる、コンピュータプログラムが提供される。いくつかの実施形態においては、前述のコンピュータプログラム製品を含むキャリアが提供される。そのキャリアは、電子信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読ストレージメディア(たとえば、メモリなどの非一時的コンピュータ可読メディア)のうちの1つである。
図7は、本開示のいくつかのその他の実施形態による無線通信デバイス600の概略ブロック図である。無線通信デバイス600は、1つまたは複数のモジュール700を含み、それらのそれぞれは、ソフトウェアで実装される。モジュール700は、本明細書において記述されている無線通信デバイス600の機能性を提供する。
図8を参照すると、一実施形態によれば、通信システムが、3GPPタイプのセルラネットワークなどの通信ネットワーク800を含み、通信ネットワーク800は、RANなどのアクセスネットワーク802と、コアネットワーク804とを含む。アクセスネットワーク802は、ノードB、eNB、gNB、またはその他のタイプの無線アクセスポイント(AP)などの複数の基地局806A、806B、806Cを含み、それらはそれぞれ、対応するカバレッジエリア808A、808B、808Cを規定している。それぞれの基地局806A、806B、806Cは、有線または無線接続810を介してコアネットワーク804に接続可能である。カバレッジエリア808Cに位置している第1のUE812が、対応する基地局806Cに無線で接続するように、または対応する基地局806Cによってページングされるように設定されている。カバレッジエリア808Aにおける第2のUE814が、対応する基地局806Aに無線で接続可能である。この例においては複数のUE812、814が示されているが、開示されている実施形態は、単独のUEがカバレッジエリアにある状況、または単独のUEが、対応する基地局806に接続している状況に等しく適用可能である。
通信ネットワーク800は、それ自体がホストコンピュータ816に接続されており、ホストコンピュータ816は、スタンドアロンのサーバ、クラウド実装サーバ、分散サーバのハードウェアおよび/もしくはソフトウェアで、またはサーバファームにおける処理リソースとして具体化されることが可能である。ホストコンピュータ816は、サービスプロバイダの所有もしくは制御のもとにあることが可能であり、またはサービスプロバイダによって、もしくはサービスプロバイダのために運営されることが可能である。通信ネットワーク800とホストコンピュータ816との間における接続818および820は、コアネットワーク804からホストコンピュータ816へ直接延びることが可能であり、または任意選択の中間ネットワーク822を介して延びることが可能である。中間ネットワーク822は、パブリックネットワーク、プライベートネットワーク、またはホストされたネットワークのうちの1つ、またはそれらのうちの複数の組合せであることが可能であり、中間ネットワーク822は、もしもあるならば、バックボーンネットワークまたはインターネットであることが可能であり、詳細には、中間ネットワーク822は、2つ以上のサブネットワーク(図示せず)を含むことが可能である。
図8の通信システムは、全体として、接続されているUE812、814とホストコンピュータ816との間におけるコネクティビティを可能にする。そのコネクティビティは、オーバーザトップ(OTT)接続824として記述されることが可能である。ホストコンピュータ816および接続されているUE812、814は、アクセスネットワーク802、コアネットワーク804、任意の中間ネットワーク822、および可能なさらなるインフラストラクチャ(図示せず)を媒介として使用して、OTT接続824を介してデータおよび/またはシグナリングを通信するように設定されている。OTT接続824が経由する参加している通信デバイスがアップリンク通信およびダウンリンク通信のルーティングに気づかないという意味で、OTT接続824はトランスペアレントであることが可能である。たとえば、基地局806は、接続されているUE812へ転送される(たとえば、ハンドオーバされる)ことになるホストコンピュータ816から生じるデータを伴う入ってくるダウンリンク通信の過去のルーティングについて知らされることが可能ではない、または知らされることが必要ではない。同様に、基地局806は、UE812からホストコンピュータ816へ生じる出ていくアップリンク通信の今後のルーティングに気づく必要はない。
前述のパラグラフにおいて論じられているUE、基地局、およびホストコンピュータの、一実施形態による例示的な実施態様が、次いで図9を参照しながら記述される。通信システム900において、ホストコンピュータ902が、通信システム900の別の通信デバイスのインターフェースとの有線または無線接続をセットアップして保持するように設定されている通信インターフェース906を含むハードウェア904を含む。ホストコンピュータ902はさらに、処理回路908を含み、処理回路908は、ストレージ能力および/または処理能力を有することが可能である。詳細には、処理回路908は、命令を実行するように適合されている1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらの組合せ(図示せず)を含むことが可能である。ホストコンピュータ902はさらに、ソフトウェア910を含み、ソフトウェア910は、ホストコンピュータ902に格納されるか、またはホストコンピュータ902によってアクセス可能であり、処理回路908によって実行可能である。ソフトウェア910は、ホストアプリケーション912を含む。ホストアプリケーション912は、UE914とホストコンピュータ902とにおいて終端しているOTT接続916を介して接続しているUE914などのリモートユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。リモートユーザにサービスを提供する際に、ホストアプリケーション912は、ユーザデータを提供することが可能であり、そのユーザデータは、OTT接続916を使用して送信される。
通信システム900はさらに、通信システムにおいて提供されていてハードウェア920を含む基地局918を含み、ハードウェア920は、基地局918がホストコンピュータ902と、およびUE914と通信することを可能にする。ハードウェア920は、通信システム900の別の通信デバイスのインターフェースとの有線または無線接続をセットアップして保持するための通信インターフェース922、ならびに基地局918によってサーブされているカバレッジエリア(図9においては示されていない)に配置されているUE914との少なくとも無線接続926をセットアップして保持するための無線インターフェース924を含むことが可能である。通信インターフェース922は、ホストコンピュータ902への接続928を容易にするように設定されることが可能である。接続928は、直接であることが可能であり、または接続928は、通信システムのコアネットワーク(図9においては示されていない)を経由すること、および/もしくは通信システムの外部の1つもしくは複数の中間ネットワークを経由することが可能である。示されている実施形態においては、基地局918のハードウェア920はさらに、処理回路930を含み、処理回路930は、命令を実行するように適合されている1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらの組合せ(図示せず)を含むことが可能である。基地局918はさらに、内部に格納されている、または外部接続を介してアクセス可能なソフトウェア932を有する。
通信システム900はさらに、既に言及されているUE914を含む。UE914のハードウェア934は、UE914が現在位置しているカバレッジエリアにサーブしている基地局との無線接続926をセットアップして保持するように設定されている無線インターフェース936を含むことが可能である。UE914のハードウェア934はさらに、処理回路938を含み、処理回路938は、命令を実行するように適合されている1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらの組合せ(図示せず)を含むことが可能である。UE914はさらに、ソフトウェア940を含み、ソフトウェア940は、UE914に格納されているか、またはUE914によってアクセス可能であり、処理回路938によって実行可能である。ソフトウェア940は、クライアントアプリケーション942を含む。クライアントアプリケーション942は、ホストコンピュータ902のサポートを伴って、UE914を介して人間のまたは人間でないユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。ホストコンピュータ902においては、実行しているホストアプリケーション912が、UE914とホストコンピュータ902とにおいて終端しているOTT接続916を介して、実行しているクライアントアプリケーション942と通信することが可能である。ユーザにサービスを提供する際に、クライアントアプリケーション942は、要求データをホストアプリケーション912から受信して、その要求データに応答してユーザデータを提供することが可能である。OTT接続916は、要求データおよびユーザデータの両方を転送することが可能である。クライアントアプリケーション942は、クライアントアプリケーション942が提供するユーザデータを生成するためにユーザと対話することが可能である。
図9において示されているホストコンピュータ902、基地局918、およびUE914は、それぞれ図8のホストコンピュータ816、基地局806A、806B、806Cのうちの1つ、およびUE812、814のうちの1つと同様または同一であることが可能であるということに留意されたい。すなわち、これらのエンティティの内部作用は、図9において示されているとおりであることが可能であり、独立して、周囲のネットワークトポロジは、図8のネットワークトポロジであることが可能である。
図9においては、OTT接続916は、あらゆる中間デバイス、およびこれらのデバイスを介したメッセージの正確なルーティングへの明示的な言及を伴わずに、基地局918を介したホストコンピュータ902とUE914との間における通信を例示するために抽象的に描かれている。ネットワークインフラストラクチャは、ルーティングを決定することが可能であり、そのルーティングは、UE914から、またはホストコンピュータ902を運営しているサービスプロバイダから、またはその両方から隠れるように設定されることが可能である。OTT接続916がアクティブである間に、ネットワークインフラストラクチャはさらに、決定を下すことが可能であり、その決定によって、ネットワークインフラストラクチャは、(たとえば、ネットワークの負荷分散考慮事項または再設定に基づいて)ルーティングを動的に変更する。
UE914と基地局918との間における無線接続926は、本開示の全体を通じて記述されている実施形態の教示に従っている。さまざまな実施形態のうちの1つまたは複数は、OTT接続916を使用してUE914に提供されるOTTサービスのパフォーマンスを改善し、OTT接続916においては、無線接続926が最後のセグメントを形成している。より正確には、これらの実施形態の教示は、たとえば、データレート、レイテンシ、電力消費などを改善し、それによって、たとえば、低減されたユーザ待ち時間、ファイルサイズについての緩和された制限、より良好な応答性、延長されたバッテリー寿命などの利点を提供することが可能である。
1つまたは複数の実施形態が改善するデータレート、レイテンシ、およびその他のファクタをモニタするという目的のための測定手順が提供されることが可能である。測定結果における変動に応答してホストコンピュータ902とUE914との間におけるOTT接続916を再設定するための任意選択のネットワーク機能性がさらにあることが可能である。その測定手順、および/または、OTT接続916を再設定するためのネットワーク機能性は、ホストコンピュータ902のソフトウェア910およびハードウェア904において、またはUE914のソフトウェア940およびハードウェア934において、またはその両方において実施されることが可能である。いくつかの実施形態においては、OTT接続916が経由する通信デバイスにおいて、またはそれらの通信デバイスに関連して、センサ(図示せず)が展開されることが可能であり、それらのセンサは、上で例示されているモニタされた量の値を供給すること、またはモニタされた量をソフトウェア910、940が算出もしくは推定することができる元となるその他の物理量の値を供給することによって、測定手順に関与することが可能である。OTT接続916の再設定は、メッセージフォーマット、再送信設定、好ましいルーティングなどを含むことが可能であり、その再設定は、基地局918に影響を与える必要がなく、その再設定は、基地局918に知られないことまたは知覚できないことが可能である。そのような手順および機能性は、当技術分野において知られていて実践されていると言える。ある実施形態においては、測定は、スループット、伝搬時間、レイテンシなどのホストコンピュータ902の測定を容易にする独自のUEシグナリングを含むことが可能である。ソフトウェア910および940がOTT接続916を使用して、メッセージ、とりわけ空の、または「ダミーの」メッセージが送信されるようにし、その間にソフトウェア910および940が伝搬時間、エラーなどをモニタするという点において、測定が実施されることが可能である。
図10は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータ、基地局、およびUEを含み、これらは、図8および図9を参照しながら記述されているものであることが可能である。本開示を簡潔にするために、図10への図面参照のみが、このセクションに含まれることになる。ステップ1000において、ホストコンピュータが、ユーザデータを提供する。ステップ1000のサブステップ1002(これは、任意選択であることが可能である)において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。ステップ1004において、ホストコンピュータは、ユーザデータをUEへ搬送する送信を開始する。ステップ1006(これは、任意選択であることが可能である)において、基地局は、本開示の全体を通じて記述されている実施形態の教示に従って、ホストコンピュータが開始した送信において搬送されたユーザデータをUEへ送信する。ステップ1008(これも、任意選択であることが可能である)において、UEは、ホストコンピュータによって実行されたホストアプリケーションに関連付けられているクライアントアプリケーションを実行する。
図11は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータ、基地局、およびUEを含み、これらは、図8および図9を参照しながら記述されているものであることが可能である。本開示を簡潔にするために、図1への図面参照のみが、このセクションに含まれることになる。この方法のステップ1100において、ホストコンピュータが、ユーザデータを提供する。任意選択のサブステップ(図示せず)において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。ステップ1102において、ホストコンピュータは、ユーザデータをUEへ搬送する送信を開始する。その送信は、本開示の全体を通じて記述されている実施形態の教示に従って、基地局を経由することが可能である。ステップ1104(これは、任意選択であることが可能である)において、UEは、その送信において搬送されたユーザデータを受信する。
図12は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータ、基地局、およびUEを含み、これらは、図8および図9を参照しながら記述されているものであることが可能である。本開示を簡潔にするために、図2への図面参照のみが、このセクションに含まれることになる。ステップ1200(これは、任意選択であることが可能である)において、UEが、ホストコンピュータによって提供された入力データを受け取る。追加として、または代替として、ステップ1202において、UEはユーザデータを提供する。ステップ1200のサブステップ1204(これは、任意選択であることが可能である)において、UEは、クライアントアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。ステップ1202のサブステップ1206(これは、任意選択であることが可能である)において、UEは、ホストコンピュータによって提供された受け取られた入力データに反応してユーザデータを提供するクライアントアプリケーションを実行する。ユーザデータを提供する際に、実行されたクライアントアプリケーションはさらに、ユーザから受け取られたユーザ入力を考慮することが可能である。ユーザデータが提供されたある様式にかかわらず、UEは、サブステップ1208(これは、任意選択であることが可能である)において、ホストコンピュータへのユーザデータの送信を開始する。この方法のステップ1210において、ホストコンピュータは、本開示の全体を通じて記述されている実施形態の教示に従って、UEから送信されたユーザデータを受信する。
図13は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータ、基地局、およびUEを含み、これらは、図8および図9を参照しながら記述されているものであることが可能である。本開示を簡潔にするために、図13への図面参照のみが、このセクションに含まれることになる。ステップ1300(これは、任意選択であることが可能である)において、本開示の全体を通じて記述されている実施形態の教示に従って、基地局は、UEからユーザデータを受信する。ステップ1302(これは、任意選択であることが可能である)において、基地局は、ホストコンピュータへの受信されたユーザデータの送信を開始する。ステップ1304(これは、任意選択であることが可能である)において、ホストコンピュータは、基地局によって開始された送信において搬送されているユーザデータを受信する。
図14は、本開示の一実施形態による、無線デバイス(たとえば、無線デバイス112)における測定手順の適合を可能にするためのネットワークノード(たとえば、基地局102)のオペレーションを示すフローチャートである。示されているように、ネットワークノードは、無線デバイスから測定値を受信し、測定手順は、少なくとも1つの測定スケーリング係数に基づいて適合された(ステップ1400)。測定手順は、本明細書において記述されている無線デバイス関連の実施形態のうちのいずれかに基づく無線デバイスにおいて適合されることが可能である。
図15は、本開示の一実施形態による、無線デバイス(たとえば、無線デバイス112)における測定手順の適合をトリガーするためのネットワークノード(たとえば、基地局102)のオペレーションを示すフローチャートである。示されているように、ネットワークノードは、無線デバイスが複数のOSのうちの1つのOSで動作しているということを無線デバイスがいつ決定するかに関するトリガーまたはルールを用いて無線デバイスを設定する(ステップ1500)。この設定は、ネットワークまたはネットワークノードから上述のUE関連の実施形態のうちのいずれかにおける無線デバイスまたはUEへ送信される設定情報のうちのいずれかを含むことが可能である。一実施形態においては、トリガーまたはルールは、無線デバイスがいずれかの低RRCアクティビティ状態で、たとえば、アイドル状態で、非アクティブ状態で、といった具合に動作している場合に無線デバイスのOSのステータスを評価すること(すなわち、無線デバイスがいずれかの低RRCアクティビティ状態で動作している場合に無線デバイスのOSを決定することになるというトリガーまたはルール)を含む。別の実施形態においては、トリガーまたはルールは、無線デバイスがあるタイプの低RRCアクティビティ状態で、たとえば、アイドル状態でのみ、または非アクティブ状態でのみ、といった具合に動作している場合に無線デバイスのOSのステータスを評価すること(すなわち、無線デバイスがある低RRCアクティビティ状態で動作している場合に無線デバイスのOSを決定することになるというトリガーまたはルール)を含む。別の実施形態においては、トリガーまたはルールは、無線デバイスが無線デバイスのOSのステータスを評価するように基地局によって明示的に設定されている場合に無線デバイスがその評価を実行すること(すなわち、無線デバイスが無線デバイスのOSを決定するようにネットワークノードによって明示的に設定されている場合に無線デバイスがそうすることになるというトリガーまたはルール)を含む。一実施形態においては、トリガーまたはルールは、無線デバイスのバッテリー電力が低下してあるしきい値を下回った(たとえば、最大バッテリー電力の25%を下回った)場合に無線デバイスが無線デバイスのOSのステータスを評価すること(すなわち、無線デバイスのバッテリー電力が低下してあるしきい値を下回った場合に、または下回ったことに応答して、無線デバイスが無線デバイスのOSを決定することになるというトリガーまたはルール)を含む。トリガーまたはルールは、無線デバイスの決定された動作状態に基づいて無線デバイスにおいて測定手順の適合をトリガーするためのトリガーまたはルールであると言われることも可能であるということに留意されたい。
本明細書において開示されているいずれの適切なステップ、方法、特徴、機能、または利点も、1つまたは複数の仮想装置の1つまたは複数の機能ユニットまたはモジュールを通じて実行されることが可能である。それぞれの仮想装置は、いくつかのこれらの機能ユニットを含むことが可能である。これらの機能ユニットは、1つまたは複数のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを含むことが可能である処理回路、ならびにデジタル信号プロセッサ(DSP)、専用デジタルロジックなどを含むことが可能であるその他のデジタルハードウェアを介して実装されることが可能である。処理回路は、メモリに格納されているプログラムコードを実行するように設定されることが可能であり、そのメモリは、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光ストレージデバイス等などの1つまたはいくつかのタイプのメモリを含むことが可能である。メモリに格納されるプログラムコードは、1つまたは複数の通信および/またはデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、ならびに本明細書において記述されている技術のうちの1つまたは複数を実行するための命令を含む。いくつかの実施態様においては、処理回路を使用して、それぞれの機能ユニットに、対応する機能を、本開示の1つまたは複数の実施形態に従って実行させることが可能である。
図におけるプロセスは、本開示のある実施形態によって実行されるオペレーションのある順序を示している場合があるが、そのような順序は、例示的なものである(たとえば、代替実施形態は、それらのオペレーションを異なる順序で実行すること、あるオペレーションどうしを組み合わせること、あるオペレーションどうしを重ね合わせることなどが可能である)ということを理解されたい。
本開示のいくつかの例示的な実施形態は、下記のとおりである。
グループAの実施形態
実施形態1: 測定手順を適合させるために無線デバイスによって実行される方法であって、無線デバイスが複数の動作シナリオ(OS)のうちの1つのOSで動作しているということを決定すること(200)と、決定されたOSに基づいて少なくとも1つの測定スケーリング係数を決定すること(202)と、少なくとも1つの測定スケーリング係数に基づいて少なくとも1つの測定手順を適合させること(204)とを含む方法。
実施形態2: 複数のOSのうちの1つが、無線デバイスが静止していることまたはあるしきい値を下回るスピードで移動していることに関連している、実施形態1に記載の方法。
実施形態3: 複数のOSのうちの1つが、無線デバイスが少なくともセルエッジに物理的に位置していないこと、および/または無線デバイスがセルの中央において、もしくはサービング基地局の近くで動作していることに関連している、実施形態1または2のいずれか1つに記載の方法。
実施形態4: 複数のOSのそれぞれが、それぞれの1つまたは複数の基準または条件に関連付けられている、実施形態1から3のいずれか1つに記載の方法。
実施形態5: 決定されたOSで無線デバイスが動作しているということを決定することが、決定されたOSのそれぞれの1つまたは複数の基準または条件が満たされているということを決定することを含む、実施形態4に記載の方法。
実施形態6: 複数のOSのそれぞれが、少なくとも1つの測定スケーリング係数に関連付けられている、実施形態1から5のいずれか1つに記載の方法。
実施形態7: 少なくとも1つの測定スケーリング係数を決定することがさらに、決定されたOSと、測定のために設定されているキャリアの優先度レベルとに基づいて少なくとも1つの測定スケーリング係数を決定することを含む、実施形態1から6のいずれか1つに記載の方法。
実施形態8: キャリアの優先度レベルが、低い優先度レベル、同等の優先度レベル、およびより高い優先度レベルのうちの1つである、実施形態7に記載の方法。
実施形態9: 複数のOSのそれぞれが、複数の測定スケーリング係数に関連付けられている、実施形態1から8のいずれか1つに記載の方法。
実施形態10: 複数の測定スケーリング係数のそれぞれが、同じタイプの測定要件を導き出すために同じタイプのものである、実施形態9に記載の方法。
実施形態11: 少なくとも1つの測定スケーリング係数を決定することが、ルールと、決定されたOSの複数の測定スケーリング係数とに基づいて少なくとも1つの測定スケーリング係数を決定することを含む、実施形態10に記載の方法。
実施形態12: ルールが、測定のために設定されているキャリアの数に基づく、実施形態11に記載の方法。
実施形態13: ルールが、測定のために設定されているキャリアの無線アクセステクノロジー(RAT)のタイプに基づく、実施形態11に記載の方法。
実施形態14: 複数の測定スケーリング係数が、別々のタイプの測定要件を導き出すために別々のタイプの測定スケーリング係数を含む、実施形態9から13のいずれか1つに記載の方法。
実施形態15: 別々のタイプの測定要件が、測定遅延要件を含む、実施形態14に記載の方法。
実施形態16: 別々のタイプの測定要件が、測定精度レベルに関連した要件を含む、実施形態14または15に記載の方法。
実施形態17: 無線デバイスが1つのOSで動作しているということを決定することが、トリガーまたはルールの結果であり、そのトリガーまたはルールが、あらかじめ規定されること、またはネットワークノードによって設定されることが可能である、実施形態1から16のいずれか1つに記載の方法。
実施形態18: ルールが、無線デバイスがいずれかの低無線リソース制御(RRC)アクティビティ状態で、たとえば、アイドル状態で、非アクティブ状態で、といった具合に動作している場合に無線デバイスのOSのステータスを評価することを含む、実施形態17に記載の方法。
実施形態19: ルールが、無線デバイスがあるタイプの低RRCアクティビティ状態で、たとえば、アイドル状態でのみ、または非アクティブ状態でのみ、といった具合に動作している場合に無線デバイスのOSのステータスを評価することを含む、実施形態17に記載の方法。
実施形態20: ルールが、無線デバイスが無線デバイスのOSのステータスを評価するようにネットワークノードによって明示的に設定されている場合に無線デバイスがその評価を実行することを含む、実施形態17に記載の方法。
実施形態21: ルールが、無線デバイスのバッテリー電力が低下してあるしきい値を下回った(たとえば、最大バッテリー電力の25%を下回った)場合に無線デバイスが無線デバイスのOSのステータスを評価することを含む、実施形態17に記載の方法。
実施形態22: ユーザデータを提供することと、基地局への送信を介してホストコンピュータへユーザデータを転送することとをさらに含む、実施形態1から21のいずれか1つに記載の方法。
グループBの実施形態
実施形態23: 測定手順を適合させるために基地局によって実行される方法であって、無線デバイスから測定値を受信することを含み、測定手順が、少なくとも1つの測定スケーリング係数に基づいて適合された、方法。
実施形態24: 測定手順が、グループAの実施形態のうちのいずれかに基づいて適合された、実施形態23に記載の方法。
実施形態25: 測定手順を適合させるために基地局によって実行される方法であって、無線デバイスが複数の動作シナリオ(OS)のうちの1つのOSで動作しているということを無線デバイスがいつ決定するかに関するトリガーまたはルールを用いて無線デバイスを設定することを含む、方法。
実施形態26: ルールが、無線デバイスがいずれかの低RRCアクティビティ状態で、たとえば、アイドル状態で、非アクティブ状態で、といった具合に動作している場合に無線デバイスのOSのステータスを評価することを含む、実施形態25に記載の方法。
実施形態27: ルールが、無線デバイスがあるタイプの低RRCアクティビティ状態で、たとえば、アイドル状態でのみ、または非アクティブ状態でのみ、といった具合に動作している場合に無線デバイスのOSのステータスを評価することを含む、実施形態25に記載の方法。
実施形態28: ルールが、無線デバイスが無線デバイスのOSのステータスを評価するように基地局によって明示的に設定されている場合に無線デバイスがその評価を実行することを含む、実施形態25に記載の方法。
実施形態29: ルールが、無線デバイスのバッテリー電力が低下してあるしきい値を下回った(たとえば、最大バッテリー電力の25%を下回った)場合に無線デバイスが無線デバイスのOSのステータスを評価することを含む、実施形態25に記載の方法。
実施形態30: ユーザデータを入手することと、ユーザデータをホストコンピュータまたは無線デバイスへ転送することとをさらに含む、実施形態23から29のいずれか1つに記載の方法。
グループCの実施形態
実施形態31: 測定手順を適合させるための無線デバイスであって、グループAの実施形態のうちのいずれかのステップのうちのいずれかを実行するように設定されている処理回路と、無線デバイスに電力を供給するように設定されている電力供給源回路とを含む無線デバイス。
実施形態32: 測定手順を適合させるための基地局であって、グループBの実施形態のうちのいずれかのステップのうちのいずれかを実行するように設定されている処理回路と、基地局に電力を供給するように設定されている電力供給源回路とを含む基地局。
実施形態33: 測定手順を適合させるためのユーザ機器(UE)であって、無線信号を送信および受信するように設定されているアンテナと、アンテナに、および処理回路に接続されていて、アンテナと処理回路との間において通信される信号を調整するように設定されている無線フロントエンド回路と、グループAの実施形態のうちのいずれかのステップのうちのいずれかを実行するように設定されている処理回路と、処理回路に接続されていて、処理回路によって処理されることになる情報のUEへの入力を可能にするように設定されている入力インターフェースと、処理回路に接続されていて、処理回路によって処理された情報をUEから出力するように設定されている出力インターフェースと、処理回路に接続されていて、UEに電力を供給するように設定されているバッテリーとを含むUE。
実施形態34: ユーザデータを提供するように設定されている処理回路と、ユーザデータをユーザ機器(UE)への送信のためにセルラネットワークへ転送するように設定されている通信インターフェースとを含むホストコンピュータを含む通信システムであって、セルラネットワークが、無線インターフェースおよび処理回路を有する基地局を含み、基地局の処理回路が、グループBの実施形態のうちのいずれかのステップのうちのいずれかを実行するように設定されている、通信システム。
実施形態35: さらに基地局を含む、実施形態34に記載の通信システム。
実施形態36: さらにUEを含み、UEが、基地局と通信するように設定されている、実施形態34または35に記載の通信システム。
実施形態37: ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行し、それによってユーザデータを提供するように設定されており、UEが、ホストアプリケーションに関連付けられているクライアントアプリケーションを実行するように設定されている処理回路を含む、実施形態34から36のいずれか1つに記載の通信システム。
実施形態38: ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実施される方法であって、ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、ホストコンピュータにおいて、基地局を含むセルラネットワークを介してUEへユーザデータを搬送する送信を開始することとを含み、基地局が、グループBの実施形態のうちのいずれかのステップのうちのいずれかを実行する、方法。
実施形態39: 基地局において、ユーザデータを送信することをさらに含む、実施形態38に記載の方法。
実施形態40: ユーザデータが、ホストアプリケーションを実行することによってホストコンピュータにおいて提供され、この方法がさらに、UEにおいて、ホストアプリケーションに関連付けられているクライアントアプリケーションを実行することを含む、実施形態38または39に記載の方法。
実施形態41: 基地局と通信するように設定されているユーザ機器(UE)であって、実施形態38から40のいずれか1つに記載の方法を実行するように設定されている無線インターフェースおよび処理回路を含むUE。
実施形態42: ユーザデータを提供するように設定されている処理回路と、ユーザデータをユーザ機器(UE)への送信のためにセルラネットワークへ転送するように設定されている通信インターフェースとを含むホストコンピュータを含む通信システムであって、UEが、無線インターフェースおよび処理回路を含み、UEのコンポーネントが、グループAの実施形態のうちのいずれかのステップのうちのいずれかを実行するように設定されている、通信システム。
実施形態43: セルラネットワークがさらに、UEと通信するように設定されている基地局を含む、実施形態42に記載の通信システム。
実施形態44: ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行し、それによってユーザデータを提供するように設定されており、UEの処理回路が、ホストアプリケーションに関連付けられているクライアントアプリケーションを実行するように設定されている、実施形態42または43に記載の通信システム。
実施形態45: ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実施される方法であって、ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、ホストコンピュータにおいて、基地局を含むセルラネットワークを介してUEへユーザデータを搬送する送信を開始することとを含み、UEが、グループAの実施形態のうちのいずれかのステップのうちのいずれかを実行する、方法。
実施形態46: UEにおいて、基地局からユーザデータを受信することをさらに含む、実施形態45に記載の方法。
実施形態47: ユーザ機器(UE)から基地局への送信から生じるユーザデータを受信するように設定されている通信インターフェースを含むホストコンピュータを含む通信システムであって、UEが、無線インターフェースおよび処理回路を含み、UEの処理回路が、グループAの実施形態のうちのいずれかのステップのうちのいずれかを実行するように設定されている、通信システム。
実施形態48: さらにUEを含む、実施形態47に記載の通信システム。
実施形態49: さらに基地局を含み、基地局が、UEと通信するように設定されている無線インターフェースと、UEから基地局への送信によって搬送されるユーザデータをホストコンピュータへ転送するように設定されている通信インターフェースとを含む、実施形態47または48に記載の通信システム。
実施形態50: ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行するように設定されており、UEの処理回路が、ホストアプリケーションに関連付けられているクライアントアプリケーションを実行し、それによってユーザデータを提供するように設定されている、実施形態47から49のいずれか1つに記載の通信システム。
実施形態51: ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行し、それによって要求データを提供するように設定されており、UEの処理回路が、ホストアプリケーションに関連付けられているクライアントアプリケーションを実行し、それによって要求データに応答してユーザデータを提供するように設定されている、実施形態47から50のいずれか1つに記載の通信システム。
実施形態52: ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実施される方法であって、ホストコンピュータにおいて、UEから基地局へ送信されたユーザデータを受信することを含み、UEが、グループAの実施形態のうちのいずれかのステップのうちのいずれかを実行する、方法。
実施形態53: UEにおいて、ユーザデータを基地局に提供することをさらに含む、実施形態52に記載の方法。
実施形態54: UEにおいて、クライアントアプリケーションを実行し、それによって、送信されることになるユーザデータを提供することと、ホストコンピュータにおいて、クライアントアプリケーションに関連付けられているホストアプリケーションを実行することとをさらに含む、実施形態52または53に記載の方法。
実施形態55: UEにおいて、クライアントアプリケーションを実行することと、UEにおいて、クライアントアプリケーションへの入力データを受信することとをさらに含み、入力データが、クライアントアプリケーションに関連付けられているホストアプリケーションを実行することによってホストコンピュータにおいて提供され、送信されることになるユーザデータが、入力データに応答してクライアントアプリケーションによって提供される、実施形態52から54のいずれか1つに記載の方法。
実施形態56: ユーザ機器(UE)から基地局への送信から生じるユーザデータを受信するように設定されている通信インターフェースを含むホストコンピュータを含む通信システムであって、基地局が、無線インターフェースおよび処理回路を含み、基地局の処理回路が、グループBの実施形態のうちのいずれかのステップのうちのいずれかを実行するように設定されている、通信システム。
実施形態57: さらに基地局を含む、実施形態56に記載の通信システム。
実施形態58: さらにUEを含み、UEが、基地局と通信するように設定されている、実施形態56または57に記載の通信システム。
実施形態59: ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行するように設定されており、UEが、ホストアプリケーションに関連付けられているクライアントアプリケーションを実行し、それによって、ホストコンピュータによって受信されることになるユーザデータを提供するように設定されている、実施形態56から58のいずれか1つに記載の通信システム。
実施形態60: ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実施される方法であって、ホストコンピュータにおいて、基地局がUEから受信した送信から生じるユーザデータを基地局から受信することを含み、UEが、グループAの実施形態のうちのいずれかのステップのうちのいずれかを実行する、方法。
実施形態61: 基地局において、UEからユーザデータを受信することをさらに含む、実施形態60に記載の方法。
実施形態62: 基地局において、受信されたユーザデータのホストコンピュータへの送信を開始することをさらに含む、実施形態60または61に記載の方法。
下記の略語のうちの少なくともいくつかが、本開示において使用されている場合がある。略語どうしの間に矛盾がある場合には、その略語が上でどのように使用されているかが優先されるべきである。以降で複数回にわたって記載されている場合には、最初の記載が、いかなる後続の記載よりも優先されるべきである。
3GPP 第3世代パートナーシッププロジェクト
5G 第5世代
5GC 第5世代コア
5GS 第5世代システム
AF アプリケーション機能
AMF アクセスおよびモビリティ機能
AN アクセスネットワーク
AP アクセスポイント
ASIC 特定用途向け集積回路
AUSF 認証サーバ機能
CPU 中央処理装置
DN データネットワーク
DSP デジタル信号プロセッサ
eNB 拡張またはエボルブドノードB
EPS エボルブドパケットシステム
E-UTRA エボルブドユニバーサルテレストリアルラジオアクセス
FPGA フィールドプログラマブルゲートアレイ
gNB 新無線基地局
gNB-DU 新無線基地局分散ユニット
HSS ホームサブスクライバーサーバ
IoT インターネットオブシングス
IP インターネットプロトコル
LTE ロングタームエボリューション
MME モビリティ管理エンティティ
MTC マシンタイプ通信
NEF ネットワーク公開機能
NF ネットワーク機能
NR 新無線
NRF ネットワーク機能リポジトリ機能
NSSF ネットワークスライス選択機能
OTT オーバーザトップ
PC パーソナルコンピュータ
PCF ポリシー制御機能
P-GW パケットデータネットワークゲートウェイ
QoS サービス品質
RAM ランダムアクセスメモリ
RAN 無線アクセスネットワーク
ROM 読み取り専用メモリ
RRH リモート無線ヘッド
RTT ラウンドトリップタイム
SCEF サービス能力公開機能
SMF セッション管理機能
UDM 統合データ管理
UE ユーザ機器
UPF ユーザプレーン機能
当業者なら、本開示の実施形態に対する改善および修正を認識するであろう。すべてのそのような改善および修正は、本明細書において開示されているコンセプトの範囲内にあるとみなされる。

Claims (26)

  1. 測定手順を適合させるために無線デバイス(112)によって実行される方法であって、
    前記無線デバイス(112)が複数の動作シナリオ(OS:Operational Scenario)のうちの1つのOSで動作しているということを決定すること(200)であって、前記複数のOSのうちの1つが、前記無線デバイスが少なくとも前記無線デバイスのサービングセルのセルエッジに物理的に位置していないことに関連している、動作しているということを決定すること(200)と、
    前記決定されたOSと、測定のために設定されているキャリアの優先度レベルとに基づいて少なくとも1つの測定スケーリング係数を決定すること(202)と、
    前記少なくとも1つの測定スケーリング係数に基づいて少なくとも1つの測定手順を適合させること(204)とを含む方法。
  2. 前記複数のOSのうちの1つが、前記無線デバイス(112)が低モビリティで動作していることに関連している、請求項1に記載の方法。
  3. 前記複数のOSのうちの1つが、前記無線デバイス(112)が静止していることまたはあるしきい値を下回るスピードで移動していることに関連している、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記複数のOSのうちの1つが、前記無線デバイスが前記サービングセルの中央において、または前記サービングセルを提供しているサービング基地局の近くで動作していることに関連している、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記複数のOSのそれぞれが、それぞれの1つまたは複数の基準または条件に関連付けられている、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記決定されたOSで前記無線デバイス(112)が動作しているということを決定すること(200)が、前記決定されたOSの前記それぞれの1つまたは複数の基準または条件が満たされているということを決定することを含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記複数のOSのそれぞれが、少なくとも1つの測定スケーリング係数に関連付けられている、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記キャリアの前記優先度レベルが、前記無線デバイス(112)のサービングセルのキャリアの優先度に関連している、請求項に記載の方法。
  9. 前記複数のOSのそれぞれが、複数の測定スケーリング係数に関連付けられている、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記複数の測定スケーリング係数のそれぞれが、同じタイプの測定要件を導き出すために同じタイプのものである、請求項に記載の方法。
  11. 前記少なくとも1つの測定スケーリング係数を決定すること(200)が、ルールと、前記決定されたOSの前記複数の測定スケーリング係数とに基づいて前記少なくとも1つの測定スケーリング係数を決定すること(200)を含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記ルールが、前記測定のために設定されているキャリアの数に基づく、請求項11に記載の方法。
  13. 前記ルールが、前記測定のために設定されている前記キャリアの無線アクセステクノロジー(RAT)のタイプに基づく、請求項11に記載の方法。
  14. 前記複数の測定スケーリング係数が、別々のタイプの測定要件を導き出すために別々のタイプの測定スケーリング係数を含む、請求項から13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記別々のタイプの測定要件が、測定遅延要件を含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記別々のタイプの測定要件が、測定精度レベルに関連した要件を含む、請求項14または15に記載の方法。
  17. 前記無線デバイス(112)が1つのOSで動作しているということを決定すること(200)が、トリガーまたはルールの結果として前記無線デバイス(112)が1つのOSで動作しているということを決定すること(200)を含み、前記トリガーまたはルールが、あらかじめ規定されるか、またはネットワークノードによって設定されるかのいずれかである、請求項1から16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記トリガーまたはルールが、前記無線デバイスがいずれかの低無線リソース制御(RRC)アクティビティ状態で動作している場合に前記無線デバイスのOSを決定することになるというトリガーまたはルールを含む、請求項17に記載の方法。
  19. 前記トリガーまたはルールが、前記無線デバイスがあるタイプの低無線リソース制御(RRC)アクティビティ状態で動作している場合に前記無線デバイスのOSを決定することになるというトリガーまたはルールを含む、請求項17に記載の方法。
  20. 前記トリガーまたはルールが、前記無線デバイスが前記無線デバイスのOSを決定するようにネットワークノードによって明示的に設定されている場合に前記無線デバイスが前記無線デバイスのOSを決定することになるというトリガーまたはルールを含む、請求項17に記載の方法。
  21. 前記トリガーまたはルールが、前記無線デバイスのバッテリー電力が低下してあるしきい値を下回った場合に前記無線デバイスが前記無線デバイスのOSを決定することになるというトリガーまたはルールを含む、請求項17に記載の方法。
  22. 前記少なくとも1つの測定スケーリング係数に基づいて前記少なくとも1つの測定手順を適合させること(204)が、前記少なくとも1つの測定スケーリング係数を前記少なくとも1つの測定手順に関する1つまたは複数の参照要件に適用することを含む、請求項1から21のいずれか一項に記載の方法。
  23. 測定手順を適合させるための無線デバイス(112)であって、
    前記無線デバイス(112)が複数の動作シナリオ(OS:Operational Scenario)のうちの1つのOSで動作しているということを決定すること(200)であって、前記複数のOSのうちの1つが、前記無線デバイスが少なくとも前記無線デバイスのサービングセルのセルエッジに物理的に位置していないことに関連している、動作しているということを決定すること(200)と、
    前記決定されたOSと、測定のために設定されているキャリアの優先度レベルとに基づいて少なくとも1つの測定スケーリング係数を決定すること(202)と、
    前記少なくとも1つの測定スケーリング係数に基づいて少なくとも1つの測定手順を適合させること(204)とを行うように設定されている無線デバイス(112)。
  24. 請求項2から22のいずれか一項に記載の方法を実行するようにさらに設定されている、請求項23に記載の無線デバイス(112)。
  25. 測定手順を適合させるための無線デバイス(112;600)であって、前記無線デバイス(112)が、
    1つまたは複数の送信機(608)と、
    1つまたは複数の受信機(610)と、
    前記1つまたは複数の送信機(608)および前記1つまたは複数の受信機(610)に関連付けられている処理回路(602)とを含み、前記処理回路(602)が、前記無線デバイス(112)に、
    前記無線デバイス(112)が複数の動作シナリオ(OS:Operational Scenario)のうちの1つのOSで動作しているということを決定すること(200)であって、前記複数のOSのうちの1つが、前記無線デバイスが少なくとも前記無線デバイスのサービングセルのセルエッジに物理的に位置していないことに関連している、動作しているということを決定すること(200)と、
    前記決定されたOSと、測定のために設定されているキャリアの優先度レベルとに基づいて少なくとも1つの測定スケーリング係数を決定すること(202)と、
    前記少なくとも1つの測定スケーリング係数に基づいて少なくとも1つの測定手順を適合させること(204)と
    を行わせるように設定されている、無線デバイス(112;600)。
  26. 前記処理回路(602)がさらに、請求項2から22のいずれか一項に記載の方法を前記無線デバイス(112;600)に実行させるように設定されている、請求項25に記載の無線デバイス(112;600)。
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