JP7509365B2 - 試験測定装置を被試験デバイスに結合する装置、試験測定システム及び被試験デバイスの動作モードを設定する方法 - Google Patents

試験測定装置を被試験デバイスに結合する装置、試験測定システム及び被試験デバイスの動作モードを設定する方法 Download PDF

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Description

本開示技術は、試験測定システムに関し、特に、被試験デバイスに試験測定装置を結合するための装置と、被試験デバイスの動作モードを設定する方法に関する。
今日のエンジニアは、高速シリアルバスを搭載したデバイスの試験を試みている。これらのデバイスの多くは、限定するものではないが、ダブル・データ・レート第2世代(DDR2)シンクロナス・ランダム・アクセス・メモリ(SDRAM)、ダブル・データ・レート第4世代(DDR4)SDRAM及びPCIe(peripheral component interconnect express)として特定される。電圧振幅とパルス周波数は非常に高速で、信号が複雑なために正確な電気的プロービングを必要とする。これらのバスやその他のバスは、様々なタイプのコンシューマ・ハードウェア・デバイスで幅広く普及している。これらの製品には、多数の重要な試験ポイントがある。
これらの製品の試験ポイントは、配置の位置関係とアクセスの仕方の両方で大きく異なり、通常、1つか2つの接触ポイントが必要である。典型的には、接触ポイントには、マイクロ・トレース、ビア、コンポーネント・パッド及びコネクタ・コンタクトがあり、これらは、高速信号への電気的接触(よって、アクセス)を提供する。しかし、試験ポイントは、常に同じ平面内にあるわけではなく、もし2つのプローブの接触が一度に必要な場合(例えば、差動プローブの場合など)、プローブの適切な接触のための位置決めを支援するのに、チップのコンプライアンス(弾力性、追従性)が強く望まれる。接触ポイントは、主成分分析(principal component analysis: PCA)ハードウェア上では、仮想的に垂直から水平までを含むあらゆる方向の角度で存在できる。こうした種々の状況において、プローブ・チップにコンプライアンスがあれば、試験ポイントへのアクセスが改善できる。
特開2016-126018号公報 特開2019-086519号公報
これらポイントへのワイヤの半田付け又は導電性エポキシによる取り付けを含め、これらアクセス・ポイントのためのプローブ接点(コンタクト)の半恒久的な形態がある一方で、こうした解決手法は、接続中の被測定デバイス(DUT)へのダメージの可能性、長いセットアップ時間、そして、これら試験ポイントへのワイヤ半田付けのために非常に器用なスキルが要求されることを含め、多数の欠点も存在する。また、半恒久的なコンタクトでは、素早くデバッグが行えない。半田付けプローブ・チップは、わずか2、3回の接続の後には摩滅する傾向にあり、よって、交換する必要が生じ、これは、極めて不経済なこととなり得る。最後に、特に高い信号周波数において、半田付けやエポキの品質と幾何学的配置が原因で、信号の忠実性が大きく変化する傾向にある。
したがって、試験プローブとの接続に使用する改善されたプローブ・チップへのニーズが残っている。
本開示技術の実施形態としては、概して、試験プローブと共に使用するのに適し、そして、例えば、被試験デバイス(DUT)上の試験ポイントに、正確で、高さ方向の追従性(height-compliant)があり、クイック(手早く)で、そして、軽い圧力での接触を提供するよう構成されるプローブ・チップがある。こうしたプローブ・チップは、実施形態によっては、DUTとの接触ポイント近くに配置される抵抗性又はインピーダンス要素を含むばね式(スプリング)プローブとして構成されても良い。抵抗性又はインピーダンス要素は、ばね式プローブのスルー応答(through response)を大きく改善でき、また、DUTの負荷を著しく低減でき、もって、高速な信号の取込みを可能にする。
本開示技術による試験プローブ及びプローブ・チップは、プローブ・チップの複数の部品間の接触領域の物理的及び電気的なコントロールを効果的に改善でき、また、典型的にはコンタクトの長いセットアップ時間を許容できない素早いデバッグ環境に向いている。本開示技術による試験プローブ及びプローブ・チップは、接続場所に関して優れた視認性を効果的に提供でき、種々のクラスの製品、特にハンドヘルド・プロービングや素早く配置するプロービングにおいて、直感的な操作を提供できる。
図1は、開示技術の特定の実施形態によるプローブ・チップの例の分解図を示す。 図2は、開示技術の特定の実施形態による図1に示されたプローブ・チップの組み立て図を示す。 図3は、開示技術の特定の実施形態による単一チップ試験プローブの例を示す。 図4は、開示技術の特定の実施形態による差動プローブの例を示す。 図5は、開示技術の特定の実施形態による試験プローブ・チップに関する周波数応答プロットの例をグラフで表したものである。 図6は、本開示技術の種々の実施形態による1つの例示的な円形棒状抵抗器を示す。 図7は、本開示技術の種々の実施形態による1つの例示的な円形棒状抵抗器を示す。 図8は、本開示技術の種々の実施形態による被試験デバイスに試験測定装置を結合する装置の1つの例を示す。 図9は、図8の装置の応用例を示す。 図10は、本開示技術の種々の実施形態による被試験デバイスに試験測定装置を結合する装置の別の例を示す。 図11は、図10の装置の一部分についての製造技術の例を示す。 図12は、開示技術の特定の実施形態による装置に関する周波数応答プロットの一例をグラフ化したものである。
図1は、本開示技術の特定の実施形態による試験プローブ・チップ100の例の分解図を示す。この例では、試験プローブ・チップ100には、オプションのコンプライアンス部材又は力偏向アセンブリと、これに結合されたチップ部品108とがある。
この例では、コンプライアンス部材又は力偏向アセンブリには、試験プローブと一体化されるか又は結合されるよう構成される樽型部品102がある。プローブ・チップ100には、抵抗性要素106(例えば、円形棒状抵抗器)と、抵抗性要素106の一端面と、例えば、電気機械的な接合(例えば、半田付け、導電性接着剤など)によって、結合されるプランジャ(棒状ピストン)基部部品104もある。以下の図6及び7では、例示的な抵抗性要素を図示している。
抵抗性要素106は、実施形態によっては、その外側周囲に配置された抵抗があるチューブ状の形状を有していても良い。例えば、抵抗性要素106が、チューブを覆う抵抗性コーティング又は抵抗性レイヤ(層)を含んでも良い。加えて、電気機械的な接合を可能にするため、抵抗性要素106が、その両端部に配置した金属化コンタクトを有していても良い。抵抗器のチューブ状構造によって、高帯域幅と、低い帯域幅負荷が可能になる。図示した抵抗性要素106の円筒形状によって、抵抗性要素106の断面耐力を効果的に最大化できる。なお、抵抗性要素106について、円筒形を図示しているが、他の適切な形状(例えば、八角形、三角形など)を利用しても実現できることが理解できよう。
この例では、チップ部品108は、抵抗性要素106の、プランジャ基部部品104と結合される端面と反対側の端面と、例えば、電気機械的接合によって、結合されるように構成される。本願で用いられるように、電気機械的接合は、電気的な接続に加えて、構造的/機械的なサポート(支持機構)を提供するものである。チップ部品108は、例えば、DUT上の1つ以上のコンタクト(接触)ポイントと、きめの細かい電気的な接続性を確立又は容易にするために、1つ以上のポイントを有していても良い。
ばね機構が、樽型部品102内に閉じ込められるか、さもなくば、配置されても良く、そして、プランジャ基部104は、樽型部品102内で軸方向にスライドするよう構成されても良く、その結果として、樽型部品102内に配置されたばね機構により、効果的に圧縮抵抗を生じるように作用を受ける。
図2は、オプションのコンプライアンス部材又は力偏向アセンブリと、これに結合されたチップ部品を有する本開示技術の特定の実施形態による試験プローブ・チップ200の例の組み立て図を示す。この例では、樽型部品202がプランジャ基部204を受ける。プランジャ基部204は、抵抗性要素206の一端と、例えば、電気機械的結合によって結合される。プランジャ基部204を受ける。抵抗性要素206は、その外側の周囲上に抵抗があるチューブ状の形状を有してもよい。この例では、チップ部品208は、例えば、電気機械的接合によって、抵抗性要素206のプランジャ基部204と結合された端部と反対側の端部に結合される。
図1に示された試験プローブ・チップ100と同様に、ばね機構が、樽型部品202内に取り付けられるか、さもなくば、配置されても良く、そして、プランジャ基部204が、樽型部品202内で軸方向にスライドするよう構成されても良い。樽型部品202の中のばね機構によって、プランジャ基部204は、効果的に圧縮抵抗を生じるように作用を受ける。
図3は、本開示技術の特定の実施形態による単一チップ試験プローブ300の例を示す。この例では、試験プローブ300には、試験プローブ本体302と、図1及び2にそれぞれ示された試験プローブ・チップ100及び200のような試験プローブ・チップ304がある。ユーザは、試験プローブ・チップ304と、例えば、DUT上の高速信号アクセス・ポイントやその他の適切なポイントのような試験ポイントとの間に圧縮抵抗を形成するのに、試験プローブ300を使用しても良い。
図4は、本開示技術の特定の実施形態による差動プローブ400の例を示す。この例では、差動プローブ400には、プローブ本体402と、図1及び2にそれぞれ示された試験プローブ・チップ100及び200のような2つの試験プローブ・チップ404及び406がある。ユーザは、試験プローブ・チップ404及び406の一方又は両方と、例えば、DUT上の高速信号アクセス・ポイントやその他の適切なポイントのような1つ又は2つの試験ポイントとの間に圧縮抵抗を形成するのに、試験プローブ400を使用しても良い。
図5は、本開示技術の特定の実施形態による試験プローブ・チップに関する周波数応答プロット500の例をグラフで表したものである。抵抗の構造(例えば、棒状チューブの特性)及びDUTコンタクトのコンタクト・ポイントの直ぐ近くという構成は、DUT上の信号に対して極めてフラットな応答を生成し、DUTへの負荷を最小に維持しつつ、信号を高い忠実度で再現する。これは、負荷に影響されやすい信号バスを測定する上で重要である。もしチップ/プローブ入力構造が負荷をかける(例えば、信号のアイを減少又は変更させる)と、送信器-受信器間のシグナリングがじゃまされ、その被試験通信バスが正常に動作しなくなり、試験を台無しにしてしまう。本開示技術によるプローブ・チップは、効果的にこの問題を大幅に制限する。
図6は、本開示技術の種々の実施形態の中の1つによる例示的な抵抗性要素(抵抗器)600について、長さ方向の断面と、更に、2つの四角の囲みの中に、線608と610に沿った幅方向の2つの断面を描いたものである。図が示すように、抵抗器には、構造部材602と、構造部材602の両端部の外周付近に配置された金属レイヤ604a及び604bと、そして、円形ロッド抵抗器の外側表面に配置された抵抗性レイヤ606とがある。
構造部材602は、十分な構造的剛性と、壊れることなくプロービングの圧力に耐える十分な強度を提供する材料から構成される。このように、構造部材602によれば、抵抗を埋め込み材料中に組み込む必要をなくすことができる。これは、埋め込み材料(例えば、プラスチックなど)中に抵抗を埋め込むと、得られるプローブ・チップのフラットな周波数応答に悪い影響が出ることがあるので、有益である。周波数応答をフラットに維持するのに役立つように、抵抗器600の周りを囲む絶縁物質は空気だけとする(即ち、特別な絶縁被覆などを設けない)のが好ましく、これは、少なくとも一部分は、構造部材600によって可能になる。十分な構造的剛性と十分な強度を提供する材料は、プローブ・チップの意図する用途によって変わり得るが、こうした材料としては、ジルコニウム、石英(Quartz:水晶)又はこれらの任意の組み合わせであっても良い。なお、これら材料は、単に例示的に利用可能な材料という意味であって、当業者であれば、その他の利用可能な材料を容易に見つけられるであろう。加えて、構造部材602は、実際的には、おおよそ円筒形であるとして描いているが、本開示技術の趣旨から離れることなく、他の形状(例えば、八角形、三角形など)を利用できることが理解できよう。
金属レイヤ604a及び604bは、プランジャ基部104及びチップ部品108と電気的な接続を形成するのに適した任意の材料であって良い。こうした材料としては、銀、金、銅その他の適切な導電性材料、又は、これらの任意の組み合わせであっても良い。金属レイヤ604a及び604bは、マイクロペニング(mICropenning)処理のような任意の適切な処理又は他の適切な処理を用いて取り付けられても良い。マイクロペニング処理は、ペンで文字を描くようにして必要な材料を配置するもので、このために、極めて細かく、正確な位置に適切に材料を配置可能である(非特許文献1参照)。これら金属レイヤは、キャップ(Cap:ふた)として形成でき、構造部材の両端部を露出したままとして形成しても良い。
抵抗性レイヤ606は、厚いフィルム抵抗性レイヤであっても良い。このフィルムは、マイクロペニング処理(例えば、オームクラフト(Ohmcraft)製の抵抗性インクを利用しても良い。非特許文献1参照)、フラット・スクリーン印刷、その他の適切な処理によって取り付けられても良い。抵抗性レイヤ606としては、例えば、ルテニウム(ruthenium)、イリジウム(iridium)やレニウム(rhenium)の酸化物、又はその他の適正な材料であっても良い。抵抗性レイヤ606は、コンタクト金属レイヤ604a及び604bの表面や、これら金属レイヤと構造部材602の間などにも形成又は塗布されても良い。加えて、抵抗性レイヤやその他の関係するレイヤは、更に正確な加工や抵抗器の抵抗値を調整するために、レーザ加工で不要な部分を切り出(例えば、抵抗性レイヤの一部分を除去するなど)しても良い。
図7は、本開示技術の種々の実施形態の中のもう1つ別の実施形態による例示的な抵抗性要素(抵抗器)700について、長さ方向の断面と、更に、2つの四角の囲みの中に、線708と710に沿った幅方向の2つの断面を描いたものである。図が示すように、抵抗器には、それぞれ半円筒形(semi-cylindrICal)の構造部材702a及び702b、構造部材702の両端部の周りに配置される金属レイヤ704a及び704b、構造部材702a及び702bの間に配置される抵抗性レイヤ706がある。
構造部材702a及び702bは、十分な構造的剛性と、壊れることなくプロービングの圧力に耐える十分な強度を提供する材料から構成される。このように、構造部材702によれば、抵抗を埋め込み材料中に組み込む必要をなくすことができる。これは、埋め込み材料(例えば、プラスチックなど)中に抵抗を埋め込むと、得られるプローブ・チップのフラットな周波数応答に悪い影響が出ることがあるので、有益である。周波数応答をフラットに維持するのに役立つように、抵抗器700の周りを囲む絶縁物質は空気だけとする(即ち、特別な絶縁被覆などを設けない)のが好ましく、これは、少なくとも一部分は、構造部材702によって可能になる。十分な構造的剛性と十分な強度を提供する材料は、プローブ・チップの意図する用途によって変わり得るが、こうした材料としては、ジルコニウム、石英(Quartz:水晶)又はこれらの任意の組み合わせであっても良い。なお、これら材料は、単に例示的に利用可能な材料という意味であって、当業者であれば、その他の利用可能な材料を容易に見つけられるであろう。また、図7では、それぞれ半円筒形の構造部材702a及び702bと抵抗性レイヤ706とを組み合わせた構造部材702の全体としては、おおよそ円筒形であるとして描いているが、本開示技術の趣旨から離れることなく、他の形状(例えば、八角形といった多角形など)を利用できることが理解できよう。
金属レイヤ704a及び704bは、プランジャ基部104及びチップ部品108と電気的な接続を形成するのに適した任意の材料であって良い。こうした材料としては、銀、金、銅その他の適切な導電性材料、又は、これらの任意の組み合わせであっても良い。金属レイヤ704a及び704bは、マイクロペニング(mICropenning)処理のような任意の適切な処理又は他の適切な処理を用いて取り付けられても良い。これら金属レイヤは、キャップ(Cap:ふた)として形成でき、構造部材の両端部を露出したままとして形成しても良い。
抵抗性レイヤ706は、厚いフィルム抵抗性レイヤであっても良い。このフィルムは、マイクロペニング処理(例えば、オームクラフト(Ohmcraft)製の抵抗性インク)、フラット・スクリーン印刷、その他の適切な処理によって塗布されても良い。抵抗性レイヤ706としては、例えば、ルテニウム(ruthenium)、イリジウム(iridium)やレニウム(rhenium)の酸化物、又はその他の適正な材料であっても良い。更に、図6の抵抗性レイヤ06と同様にして、オプションの抵抗性レイヤ(図示せず)を、コンタクト金属レイヤ704a及び704bの表面や、これら金属レイヤと構造部材702の間などにも形成又は塗布しても良い。加えて、抵抗性レイヤやその他の関係するレイヤは、更に正確な加工や抵抗器の抵抗値を調整するために、レーザ加工で不要な部分を切り出(例えば、抵抗性レイヤの一部分を除去するなど)しても良い。
従来の試験測定システムでは、被試験デバイス(DUT)からの異なる形式の信号を、オシロスコープなどの試験測定装置に結合するのに、通常、異なる形式のプローブを使用して、信号を取得し、視覚化し、様々な測定を行っている。例えば、試験測定プローブには、電圧プローブ、電流プローブ、光プローブ、無線周波数(RF)プローブなどがある。
電圧プローブは、通常、DUTからの電圧信号を測定するために使用される。電圧プローブは、通常、集積回路(IC)のピン、ボール・グリッド・アレイ(BGA)デバイスのはんだボール、プリント基板(PCB)のビア又はパッド、コネクタ・ピンなどのDUT上の試験ポイントに物理的に接触する、少なくとも2つのプローブ接点(つまり、プローブ・チップ)を使用してDUTに接続される。差動電圧信号を測定する場合、2つのプローブ接点の夫々は、差動信号の片側が流れるDUTのそれぞれ2つの試験ポイントの1つに接続される。シングルエンド信号を測定する場合、一方のプローブ接点は、信号が流れるDUTの試験ポイントに接続され、もう一方のプローブ接点は、DUTのグラウンド電圧などの基準電圧がかかるDUTの試験ポイントに接続される。
電流プローブは、通常、DUTの電流信号を測定するために使用される。電流プローブは、通常、DUT内の配線など、電流が流れる導電導体の周囲に、導電性ループやコイルを形成する非接触プローブ方式を使用してDUTに接続される。電流プローブは、導体を流れる電流の大きさと方向を検知し、電流信号を表す電気出力信号を生成できる。電流プローブの導電性ループは、典型的には、電流プローブの開口部を開き、導体を開口部内に挿入し、開口部を閉じてループを形成することによって形成される。電流プローブは、多くの場合、必要な機械的なコンポーネントのために、非常にかさばる。
本開示技術の実施形態は、大まかに言えば、DUT内の電圧信号又は電流信号、又はその両方をプロービング及び測定するための小さいフォーム・ファクタのソリューションを提供する。特に、実施形態は、DUT内の電流信号を測定するための簡単、非破壊で、超小型のものを可能にする。
図8に示すように、実施形態としては、DUT802にはんだ付けされるように構成された小型クリップ810(ソケット状のデバイス)を有する装置800がある。このクリップ810には、導電性の第1端部812a、導電性の第2端部812b、並びに、第1端部812a及び第2端部812bを接続する非導電体部材814がある。クリップ810は、例えば、PCB802上の表面トレース804の2つの部分804a及び804bの間に、はんだ付けされても良い。クリップ810は、適切な位置に手ではんだ付けされるか、又は、自動化されたチップ・マウンター(pick and place machine)でハンドリングされて、他の電気部品、例えば、表面実装技術(SMT)部品と同様に、既知のPCB製造工程によって製作されるように構成される。ユーザは、1つ以上のクリップ810の配置に対応するようにPCB802を設計及びレイアウトしても良い。デバッグ又はトラブル・シューティングのアプリケーションにおいて、ユーザは、PCBの表面トレース804を切断して、トレース中にギャップを形成し、その後、クリップ810を適切な位置にはんだ付けすることで、このギャップにブリッジを形成する。他の実施形態では、クリップ810は、はんだではなく、導電性接着剤を使用してDUT802に固定されてもよい。
クリップ810がDUT802に装着されると、実施形態は、クリップに様々な挿入物815を取り付けることによって、様々な動作モードを提供する。挿入物815は、クリップ810に容易に取り付けられる(例えば、カチッと入る)ように構成され、そして容易にクリップ810から取り外される。例えば、挿入物815は、断面が円形でも良く、これによれば、向きを特定の方向にする必要がないので、クリップ810に取り付けやすくできる。
最初の例示的なモードでは、通常のDUT回路動作のために、ユーザは、クリップに、ゼロ・オームの挿入物820を装着しても良い。ゼロ・オーム挿入物820は、まるでクリップ/挿入物の組み合わせ800が、DUT回路に存在していないかのように、電気的な短絡(ショート)として機能する。ゼロ・オーム挿入物820は、ゼロ・オーム抵抗器を含んでいても良い。好ましい実施形態において、この抵抗器は、上述の円形棒状(round rod)抵抗器のような構造的にインテグリティ(信号の忠実性)性能及び電気的性能が良好な円形棒状抵抗器であっても良い。
第2の例示的なモードでは、電圧信号を測定するために、ユーザは、クリップ810に非ゼロ・オームの抵抗性挿入物830を装着しても良い。言い換えれば、ユーザは、既知の抵抗値を有する挿入物830を装着しても良い。この既知の抵抗値は、測定される信号に適したものを選択すれば良い。ゼロ・オーム挿入物820と同様に、抵抗性挿入物830は、構造的にインテグリティ(信号の忠実性)が良好な円形棒状抵抗器であっても良い。抵抗性挿入物830をクリップ810に取り付けた状態で、ユーザは、例えば、抵抗性挿入物830の両端部832、834に接触するようにクリップ810に電圧プローブ・チップをクリッピングすることによって電圧信号を測定しても良い。これに代えて、抵抗性挿入物830を、プローブ自体に、又はプローブ・チップ自体に一体化しても良い。また、電流信号は、di/dt=(dv/dt)/Rの関係を利用して求めても良い。このような測定される電圧信号から電流信号を求める手法は、例えば、プローブからの出力信号を受けるオシロスコープによって行われても良い。
第3の例示的なモードでは、ユーザは、クリップ810に電流測定用挿入物840を装着しても良い。電流測定用挿入物840は、非常に短い電流ループとホール・デバイス(Hall device)を有しても良い。この挿入物840は、DUT802を動作させる短絡した回路接続と、電流信号を測定するマイクロ・ホール・デバイスを提供する。また、電圧信号は、di/dt=(dv/dt)/Rの関係を利用して求めることができる。このような測定電流信号からの電圧信号の決定は、例えば、プローブからの出力信号を受けるオシロスコープによって行われてもよい。
図9は、クリップ910と、クリップ910に装着されたゼロ・オーム挿入物920とを有する装置900の例示的な実施形態を示す。装置900は、試験するPCBに設置されるが、このとき、信号トレースを切断してギャップを形成し、信号トレースのギャップにブリッジを形成するため、クリップ910を導電するように取り付ける。ゼロ・オームの円形棒状抵抗器920が、クリップに取付けられている。
図10は、開示技術の別の例示的な実施形態を示す。図10に示す装置1000において、挿入物1020は、抵抗性挿入物であり、挿入物1020の周囲をほぼ取り囲んでループを形成するマイクロ・コイル1026がある。図10に示すように、この組み合わせの挿入物1020をクリップ1010に取り付けた状態で、例えば、挿入物1020の両端部1022、1024にプローブ接触させるようにして、プローブを挿入物1020の両端部に接続する(例えば、対応する電圧プローブ・チップをクリップ留めする)ことによって、電圧信号を測定してもよい。電流信号は、マイクロ・コイル1026の両端部にプローブを接続することによって測定できる。また、上述のように、電流信号は、di/dt=(dv/dt)/Rの関係を利用することによって、測定された電圧信号から求めることもでき、その逆も同様である。このような求め方は、例えば、プローブからの出力信号を受けるオシロスコープによって行われても良い。
図11に示すように、組み合わせ挿入物1020用のマイクロ・コイル1026は、例えば、ピン・ゲージ1110の周りに、非常に細いワイヤを巻くことによって構成しても良い。図11は、直径0.011インチ(約0.28ミリ・メータ)のピン・ゲージの周りに巻き付けたワイヤを描いている。
図12は、開示されたクリップ/挿入物システム800、900、1000の実施形態が存在する場合としない場合の試験回路の周波数応答の比較を示す図1200である。トレース1210は、未改変の試験回路の周波数応答のトレース、つまり、クリップ又は挿入物が装着されていないものである。トレース1220は、クリップを装着し、クリップ中にゼロ・オーム挿入物を装着する改変を行った試験回路の周波数応答のトレースである。トレース1230は、クリップを装着し、クリップ中に抵抗性挿入物を装着する改変を行った試験回路の周波数応答のトレースである。図12に示すように、改変した試験回路の周波数応答は、20GHz程度までは未改変試験回路の周波数応答に良く追従し、30GHzを超えるくらいまで未改変試験回路の周波数応答から大きく逸脱し始めることがない。
開示された技術の実施形態は、また、DUTの他のタイプの信号測定又は試験を行う他のタイプの挿入物も含む。例えば、いくつかの実施形態では、信号導入挿入物をクリップに装着し、ユーザがDUT内の回路に信号を容易に導入できるようにしても良い。これは、干渉やクロストークを受けた信号を測定するのに有益なものとなろう。他の例示的な実施形態では、時間領域反射率測定(time-domain reflectometry: TDR)又は時間領域伝達率測定(time-domain transmissometry:TDT)用挿入物がクリップに装着されてもよい。このようなTDR挿入物によって、ユーザは、クリップの一端部又は両端部で、DUT回路のTDR測定を実行することが可能になるであろう。これらの挿入物は、対応するプローブに接続されても良いし、又は、挿入物が、プローブ自体に一体化されるか、若しくは、プローブ・チップ自体に一体化されても良い。
以下では、本願開示技術の説明に有益な実施例を提示する。本開示技術の実施形態は、以下で記述する実施例の1つ以上か、これらの任意の組み合わせを含んでいても良い。
実施例1は、試験測定装置を被試験デバイスに結合する装置であって、
導電性の第1端部と、導電性の第2端部と、上記第1及び第2端部を接続する非導電性部材とを有するクリップであって、上記被試験デバイスの2つの導電部分の間に取り付けられて、上記2つの導電部分の間の非導電性ギャップにブリッジを形成するよう構成される上記クリップと、
該クリップに取り外し可能に装着されて、上記被試験デバイスの上記2つの導電部分の間に、インピーダンスが実質的にない電流パスを提供する第1挿入物と、
上記クリップに取り外し可能に装着されて、上記試験測定装置を結合するための1対の信号測定ポイントを提供する第2挿入物と
を具えている。
実施例2は、実施例1の装置であって、このとき、上記第1挿入物は、ゼロ・オームの抵抗を含む。
実施例3は、実施例2の装置であって、このとき、ゼロ・オームの抵抗は、円形棒状(round rod:ラウンド・ロッド)抵抗器を含む。
実施例4は、実施例1の装置であって、このとき、上記第2挿入物は、ゼロより大きい抵抗値Rを有する抵抗性要素を含む。
実施例5は、実施例4の装置であって、このとき、抵抗性要素としては、円形棒状抵抗器がある。
実施例6は、実施例4の装置であって、このとき、上記抵抗値が、被試験デバイスの上記2つの導電部分間で測定される信号で予想される大きさのレンジに基づいて選択される。
実施例7は、実施例4の装置であって、このとき、上記抵抗性要素の2つの端部が、上記1対の信号測定ポイントを提供し、上記1対の信号測定ポイントは、プローブによって試験測定装置に結合される。
実施例8は、実施例7の装置であって、このとき、上記試験測定装置は、電圧信号v(t)を測定するよう構成されている。
実施例9は、実施例8の装置であって、このとき、上記試験測定装置が、di(t)/dt=(dv(t)/dt)/Rの関係を利用して、電流信号i(t)を求めるように更に構成されている。
実施例10は、実施例4の装置であって、上記抵抗性要素の周囲にループを形成するマイクロ・コイルを更に具え、該マイクロ・コイルは、上記1対の信号測定ポイントを提供する一対のリードを有している。
実施例11は、実施例10の装置であって、このとき、一対のリードは、抵抗要素を流れる電流に比例した電圧信号を提供する。
実施例12は、実施例10の装置であって、このとき、一対のリードがプローブによって試験測定装置に結合される。
実施例13は、実施例12の装置であって、このとき、試験測定装置は、一対のリードからの電圧信号に基づいて、抵抗性要素を流れる電流の大きさ及び方向を決定するように構成される。
実施例14は、実施例1の装置であって、このとき、クリップは、自動化されたSMTチップ・マウンター(pick and place machine)によってハンドリングされるように構成されている。
実施例15は、実施例1の装置であって、このとき、プローブ・チップの一部分を第2挿入物としても良い。
実施例16は、実施例1の装置であって、第2挿入物が、被試験デバイスの2つの導電部分の間に実質的にインピーダンスのない電流パスを提供する導電性ワイヤのループを含む電流測定用挿入物と、上記ループを流れる電流を検出するホール・デバイスとを有しており、このホール・デバイスの出力端子が、一対の信号測定ポイントを提供する。
実施例17は、実施例16の装置であって、このとき、第2挿入物は、電流プローブに一体化される。
実施例18は、システムであって、
導電性の第1端部と、導電性の第2端部と、上記第1及び第2端部を接続する非導電体部材とを有するクリップであって、上記被試験デバイスの2つの導電部分の間に取り付けられて、上記2つの導電部分の間の非導電性ギャップにブリッジを形成するよう構成される上記クリップと、
上記クリップに取り外し可能に装着されて、上記被試験デバイスの上記2つの導電部分の間に、インピーダンスが実質的にない電流パスを提供する第1挿入物と、
オシロスコープと、
プローブと
を具え、
該プローブのプローブ・チップには、上記クリップに取り外し可能に装着される第2挿入物が含まれ、上記プローブ・チップは、上記第2挿入物を流れる電流を示す電圧信号を出力するよう構成され、上記プーブは、上記プローブ・チップの出力信号を上記オシロスコープの入力端子に供給する。
実施例19は、実施例18のシステムであって、このとき、第1挿入物及び第2挿入物としては、それぞれ円形棒状抵抗器が含まれる。
実施例20は、被試験デバイス(DUT)の動作モードを設定する方法であって、
導電性の第1端部と、導電性の第2端部と、上記第1及び第2端部を接続する非導電性部材とを有するクリップを上記DUTの2つの導電部分の間に取り付けることで、上記クリップによって上記2つの導電部分の間の非導電性ギャップにブリッジを形成し、
上記DUTの通常動作モードの場合には、上記被試験デバイスの上記2つの導電部分の間に、インピーダンスが実質的にない電流パスを提供する第1挿入物を上記クリップに取り外し可能に装着し、
上記DUTの測定動作モードの場合には、試験測定装置を結合するための1対の信号測定ポイントを提供する第2挿入物を上記クリップに取り外し可能に装着する。
図示した実施形態を参照しながら、本発明の原理を記述し、説明してきたが、こうした原理から離れることなく、図示した実施形態の構成や細部を変更したり、望ましい形態に組み合わせても良いことが理解できよう。先の説明では、特定の実施形態に絞って説明しているが、別の構成も考えられる。
特に、「本発明の実施形態によると」といった表現を本願では用いているが、こうした言い回しは、大まかに言って実施形態として可能であることを意味し、特定の実施形態の構成に限定することを意図するものではない。本願で用いているように、これら用語は、別の実施形態に組み合わせ可能な同じ又は異なる実施形態に言及するものである。
従って、本願で説明した実施形態は、幅広い種々の組み替えの観点から、この詳細な説明や添付の資料は、単に説明の都合によるものに過ぎず、本発明の範囲を限定するものと考えるべきではない。従って、本発明として請求するものは、添付の請求項とそれらに等価なものの範囲と要旨内に入るようなそうした変更したもの全てである。
100 試験プローブ・チップ
102 樽型部品
104 プランジャ基部部品
106 抵抗性要素
108 チップ部品
200 試験プローブ・チップ
202 樽型部品
204 プランジャ基部部品
206 抵抗性要素
208 チップ部品
300 単一チップ試験プローブ
302 試験プローブ本体
304 試験プローブ・チップ
400 差動プローブ
402 プローブ本体
404 試験プローブ・チップ
406 試験プローブ・チップ
600 抵抗性要素(抵抗器)
602 構造部材
604a 金属レイヤ
604b 金属レイヤ
606 抵抗性レイヤ
700 抵抗性要素(抵抗器)
702 構造部材
702a 第1構造部材
702b 第2構造部材
704a 金属レイヤ
704b 金属レイヤ
706 抵抗性レイヤ
800 クリップ/挿入物システム
802 被試験デバイス(DUT)又はプリント回路基板(PCB)
804 表面トレース
804a 表面トレースの第1部分
804b 表面トレースの第2部分
810 クリップ
812a 導電性第1端部
812b 導電性第2端部
814 非導電性部材
815 挿入物
820 ゼロ・オーム挿入物
830 非ゼロ・オーム抵抗性挿入物
840 電流測定用挿入物
900 クリップ/挿入物システム
910 クリップ
920 ゼロ・オーム挿入物
1000 クリップ/挿入物システム
1010 クリップ
1020 挿入物
1026 マイクロ・コイル
1110 ピン・ゲージ

Claims (7)

  1. 導電性の第1端部と、導電性の第2端部と、上記第1及び第2端部を接続する非導電性部材とを有するクリップであって、被試験デバイスの2つの導電部分の間に取り付けられて、上記2つの導電部分の間の非導電性ギャップにブリッジを形成するよう構成される上記クリップと、
    上記クリップに取り外し可能に装着されて、上記被試験デバイスの上記2つの導電部分の間に、インピーダンスが実質的にない電流パスを提供する第1挿入物と、
    上記クリップに取り外し可能に装着されて、試験測定装置を結合するための1対の信号測定ポイントを提供する第2挿入物と
    を具える試験測定装置を被試験デバイスに結合する装置。
  2. 上記第2挿入物が、ゼロより大きい抵抗値Rを有する抵抗性要素を含む請求項1の試験測定装置を被試験デバイスに結合する装置。
  3. 上記抵抗性要素の2つの端部が、上記1対の信号測定ポイントを提供し、上記1対の信号測定ポイントは、プローブによって試験測定装置に結合される請求項2の試験測定装置を被試験デバイスに結合する装置。
  4. 上記抵抗性要素の周囲にループを形成したマイクロ・コイルを更に具え、該マイクロ・コイルが、上記1対の信号測定ポイントを提供する一対のリードを有する請求項2の試験測定装置を被試験デバイスに結合する装置。
  5. 上記第2挿入物が、上記被試験デバイスの上記2つの導電部分の間に実質的にインピーダンスのない電流パスを提供する導電性ワイヤのループを含む電流測定用挿入物と、上記ループを流れる電流を検出するホール・デバイスとを有し、該ホール・デバイスの出力端子が上記一対の信号測定ポイントを提供する請求項1の試験測定装置を被試験デバイスに結合する装置。
  6. 導電性の第1端部と、導電性の第2端部と、上記第1及び第2端部を接続する非導電体部材とを有するクリップであって、被試験デバイスの2つの導電部分の間に取り付けられて、上記2つの導電部分の間の非導電性ギャップにブリッジを形成するよう構成される上記クリップと、
    上記クリップに取り外し可能に装着されて、上記被試験デバイスの上記2つの導電部分の間に、インピーダンスが実質的にない電流パスを提供する第1挿入物と、
    オシロスコープと、
    プローブと
    を具え、
    該プローブのプローブ・チップには、上記クリップに取り外し可能に装着される第2挿入物が含まれ、上記プローブ・チップは、上記第2挿入物を流れる電流を示す電圧信号を出力するよう構成され、上記プーブは、上記プローブ・チップの出力信号を上記オシロスコープの入力端子に結合する試験測定システム。
  7. 被試験デバイス(DUT)の動作モードを設定する方法であって、
    導電性の第1端部と、導電性の第2端部と、上記第1及び第2端部を接続する非導電性部材とを有するクリップを上記DUTの2つの導電部分の間に取り付けることで、上記クリップで上記2つの導電部分の間の非導電性ギャップにブリッジを形成し、
    上記DUTの通常動作モードの場合には、上記被試験デバイスの上記2つの導電部分の間に、インピーダンスが実質的にない電流パスを提供する第1挿入物を上記クリップに取り外し可能に装着し、
    上記DUTの測定動作モードの場合には、試験測定装置を結合するための1対の信号測定ポイントを提供する第2挿入物を上記クリップに取り外し可能に装着する
    被試験デバイス(DUT)の動作モードを設定する方法。
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