JP7508996B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7508996B2
JP7508996B2 JP2020182576A JP2020182576A JP7508996B2 JP 7508996 B2 JP7508996 B2 JP 7508996B2 JP 2020182576 A JP2020182576 A JP 2020182576A JP 2020182576 A JP2020182576 A JP 2020182576A JP 7508996 B2 JP7508996 B2 JP 7508996B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
cartridge
spacing
spacing member
locking member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020182576A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022072886A (ja
Inventor
渡 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2020182576A priority Critical patent/JP7508996B2/ja
Priority to US17/452,083 priority patent/US11579559B2/en
Publication of JP2022072886A publication Critical patent/JP2022072886A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7508996B2 publication Critical patent/JP7508996B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置は、筐体と、感光ドラムを備えるドラムカートリッジと、現像ローラを備える現像カートリッジと、離間部材と、ロック部材と、リンク部材と、カムとを備える。現像カートリッジは、現像ローラが感光ドラムに接触する接触位置と、現像ローラが感光ドラムから離間する離間位置との間を移動可能である。離間部材は、現像カートリッジを接触位置と離間位置との間を移動させる。ロック部材は、感光ドラムを筐体にロックするロック位置と、筐体に対する感光ドラムのロックを解除するロック解除位置との間を移動可能である。
ロック部材およびリンク部材は、感光ドラムに対して離間部材の反対側に位置する。離間部材は、カムに押されることにより移動して、現像カートリッジを接触位置と離間位置との間を移動させる。リンク部材は、カムに押されることにより移動し、ロック部材をロック位置とロック解除位置との間を移動させる(下記特許文献1参照)。
特開2014-71363号公報
特許文献1に記載されているような画像形成装置では、部品公差および/または部品の組付け精度に起因して、離間部材とロック部材とが、適切なタイミングで移動できない場合がある。
この場合、ロック部材がロック解除位置に位置する状態で、離間部材が移動して、現像カートリッジを接触位置から離間位置に安定して移動できないおそれがある。
そこで、本開示の目的は、感光ドラムを筐体にロックした状態で、現像カートリッジを接触位置から離間位置に安定して移動させることができる画像形成装置を提供することにある。
(1)本開示の画像形成装置は、筐体と、ドラムカートリッジと、現像カートリッジと、第1離間部材と、第1カムと、ロック部材とを備える。
ドラムカートリッジは、感光ドラムを備える。
現像カートリッジは、現像ローラを備える。現像カートリッジは、接触位置と離間位置との間を移動可能である。現像カートリッジが接触位置に位置する状態で、現像ローラは、感光ドラムに接触する。現像カートリッジが離間位置に位置する状態で、現像ローラは、感光ドラムから離間する。
第1離間部材は、筐体に対して移動可能である。第1離間部材は、現像カートリッジを接触位置と離間位置との間を移動させる。
第1カムは、第1離間部材を移動させる。
ロック部材は、ロック位置と、ロック解除位置との間を移動可能である。ロック部材がロック位置に位置する状態で、ロック部材は、感光ドラムを筐体にロックする。ロック部材がロック解除位置に位置する状態で、筐体に対する感光ドラムのロックは、解除される。
ロック部材は、第1離間部材に押されることにより、ロック解除位置からロック位置に移動する。ロック部材がロック位置に位置する状態で、第1離間部材は、現像カートリッジを接触位置から離間位置に移動させる。
このような構成によれば、ロック部材が、第1離間部材に押されることにより、ロック解除位置からロック位置に移動する。そのため、第1離間部材とロック部材とを、直接連動させて、適切なタイミングで移動させることができる。
そして、ロック部材がロック位置に位置する状態で、第1離間部材が、現像カートリッジを接触位置から離間位置に移動させる。そのため、感光ドラムが筐体にロックされた状態で、現像カートリッジを接触位置から離間位置に安定して移動させることができる。
(2)第1離間部材は、第1位置と第2位置との間を、第1軸について回転可能であってもよい。第1離間部材が第1位置に位置する状態で、第1離間部材は、現像カートリッジを接触位置に位置させる。第1離間部材が第2位置に位置する状態で、第1離間部材は、現像カートリッジを離間位置に位置させる。ロック部材は、ロック位置と、ロック解除位置との間を、第2軸について回転可能であってもよい。第1離間部材が第1位置から第2位置に移動するときの回転方向は、ロック部材がロック解除位置からロック位置に移動するときの回転方向と同じであってもよい。
(3)第2軸は、第1軸から離れていてもよい。
(4)第2軸は、第1軸よりも下に位置してもよい。
(5)感光ドラムは、ドラム軸について回転可能であってもよい。ドラム軸は、第1方向に延びる。ロック部材は、第1突起を備えてもよい。第1突起は、第1方向に延びる。ロック部材がロック位置に位置する状態で、第1突起は、ドラムカートリッジと接触する。
このような構成によれば、ロック部材がロック位置に位置する状態で、感光ドラムを筐体に安定してロックできる。
(6)筐体は、ガイドを有してもよい。ガイドは、筐体に対するドラムカートリッジの着脱をガイドする。ロック部材は、本体を備えてもよい。本体は、第1突起を支持する。ドラムカートリッジが筐体に装着された状態で、第1方向において、本体は、ガイドに対して感光ドラムの反対側に位置してもよい。
このような構成によれば、ロック部材の本体が、筐体に対するドラムカートリッジの着脱の邪魔になることを抑制できる。
(7)ロック部材がロック解除位置に位置する状態で、第1突起は、ガイドの一部を構成してもよい。
このような構成によれば、ロック部材がロック解除位置に位置する状態で、ロック部材の第1突起が、筐体に対するドラムカートリッジの着脱の邪魔になることを抑制できる。
(8)ロック部材がロック位置とロック解除位置との間を移動するときに、第1突起は、上下方向に移動してもよい。
(9)ドラムカートリッジは、第2突起を備えてもよい。第2突起は、第1方向に延びる。ロック部材がロック位置に位置する状態で、第2突起は、第1突起と接触してもよい。
このような構成によれば、ロック部材がロック位置に位置する状態で、第1方向に延びる第1突起が、第1方向に延びる第2突起と安定して接触できる。そのため、感光ドラムを筐体により安定してロックできる。
(10)画像形成装置は、第2離間部材と、第2カムとを備えてもよい。第2離間部材は、第1方向において、現像カートリッジに対して第1離間部材の反対側に位置する。感光ドラムのドラム軸は、第1方向に延びる。第2離間部材は、第1離間部材とともに、現像カートリッジを接触位置と離間位置との間を移動させる。第2カムは、第1方向において、現像カートリッジに対して第1カムの反対側に位置する。第2カムは、第2離間部材と接触して第2離間部材を移動させる。第1カムは、第2カムよりも上に位置してもよい。ロック部材は、上下方向において、第1カムと第2カムとの間に位置してもよい。
このような構成によれば、第1カムおよび第2カムが、上下方向において互いに異なる位置に配置される。そのため、第1カムおよび第2カムが上下方向において互いに同じ位置に配置される場合と比較して、第1カムおよび第2カムの配置の自由度の向上を図ることができる。その結果、画像形成装置を小型化しても、第1カムおよび第2カムを配置することができる。
また、ロック部材が、上下方向において第1カムと第2カムとの間に位置する。そのため、ロック部材がロック位置に位置した状態において、ロック部材は、感光ドラムを筐体に安定してロックできる。
本開示の画像形成装置によれば、感光ドラムを筐体にロックした状態で、現像カートリッジを接触位置から離間位置に安定して移動させることができる。
図1は、画像形成装置の概略構成図であって、カバーが閉位置に位置する状態を示す。 図2は、図1に示す画像形成装置の概略構成図であって、カバーが開位置に位置する状態を示す。 図3Aは、図1に示すドラムカートリッジおよび現像カートリッジの概略構成図であって、現像カートリッジが接触位置に位置する状態を示す。図3Bは、図1に示すドラムカートリッジおよび現像カートリッジの概略構成図であって、現像カートリッジが離間位置に位置する状態を示す。 図4は、図3Aに示すドラムカートリッジおよび現像カートリッジの一方の側面図である。 図5は、図4に示す第1側壁およびアームの側断面図を示す。 図6は、図3Aに示すドラムカートリッジおよび現像カートリッジの他方の側面図である。 図7は、図6に示すドラムカートリッジおよび現像カートリッジの他方の側面図であって、第2側壁を除いた状態を示す。 図8は、図1に示す筐体が備えるガイドの側面図であって、第1離間部材が第3位置に位置し、第1ロック部材がロック解除位置に位置した状態を示す。 図9Aは、図8に示すガイド、第1ボスおよび第1突起の拡大図であって、第1離間部材が第3位置に位置し、第1ロック部材がロック解除位置に位置する状態を示す。 図9Bは、図8に示すガイド、第1ボスおよび第1突起の拡大図であって、第1離間部材が第1位置に位置し、第1ロック部材がロック位置に位置する状態を示す。 図10は、図1に示す画像形成装置が備える、第1離間部材、第1ロック部材、第2離間部材および第2ロック部材の斜視図である。 図11Aは、図10に示す第1離間部材の一方の側面図である。図11Bは、図10に示す第1離間部材の他方の側面図である。 図12Aは、図10に示す第2離間部材の一方の側面図であって、第2離間部材が第4位置に位置する状態を示す。図12Bは、図10に示す第2離間部材の一方の側面図であって、第2離間部材が第5位置に位置する状態を示す。図12Cは、図10に示す第2離間部材の他方の側面図であって、第2離間部材が第4位置に位置する状態を示す。図12Dは、図10に示す第2離間部材の他方の側面図であって、第2離間部材が第5位置に位置する状態を示す。 図13Aは、図10に示す第1ロック部材の一方の側面図である。図13Bは、図10に示す第1ロック部材の他方の側面図である。 図14Aは、図10に示す第1カムの側面図である。図14Bは、図10に示す第2カムの側面図である。 図15Aは、図10に示す第1カム、第1離間部材および第1ロック部材の一方の側面図であって、第1カムがカム第1位置に位置する状態を示す。図15Bは、図10に示す第1カム、第1離間部材および第1ロック部材の他方の側面図であって、第1カムがカム第1位置に位置する状態を示す。 図16Aは、図15Aに示す第1カム、第1離間部材および第1ロック部材の一方の側面図であって、第1カムがカム第2位置に位置する状態を示す。図16Bは、図15Bに示す第1カム、第1離間部材および第1ロック部材の他方の側面図であって、第1カムがカム第2位置に位置する状態を示す。 図17Aは、図16Aに示す第1カム、第1離間部材および第1ロック部材の一方の側面図であって、第1カムがカム第3位置に位置する状態を示す。図17Bは、図16Bに示すに示す第1カム、第1離間部材および第1ロック部材の他方の側面図であって、第1カムがカム第3位置に位置する状態を示す。 図18は、図17Bに示すに示す第1カム、第1離間部材および第1ロック部材の他方の側面図であって、第1カムがカム第4位置に位置する状態を示す。
1.画像形成装置1
図1を参照して、画像形成装置1について説明する。
図1に示すように、画像形成装置1は、筐体2と、カバー3と、シートカセット4と、4つのドラムカートリッジ5Y、5M、5C、5Kと、4つの露光装置7Y、7M、7C、7Kと、4つの現像カートリッジ6Y、6M、6C、6Kと、転写装置8と、定着装置9とを備える。
1.1 筐体2
筐体2は、シートカセット4と、4つのドラムカートリッジ5Y、5M、5C、5Kと、4つの露光装置7Y、7M、7C、7Kと、4つの現像カートリッジ6Y、6M、6C、6Kと、転写装置8と、定着装置9とを収容する。
筐体2は、開口21を有する。開口21は、筐体2の上端に位置する。
1.2 カバー3
カバー3は、開口21を開閉する。カバー3は、閉位置(図1参照)と開位置(図2参照)との間を移動可能である。カバー3が閉位置に位置する状態で、カバー3は、開口21を閉じる。カバー3が開位置に位置する状態で、開口21は、開く。カバー3は、筐体2に回動可能に支持される。
1.3 シートカセット4
シートカセット4は、シートSを収容可能である。シートカセット4内のシートSは、ドラムカートリッジ5Yの感光ドラム51Yに向かって搬送される。感光ドラム51Yについては、後で説明する。
1.4 4つのドラムカートリッジ5Y、5M、5C、5K
ドラムカートリッジ5Yは、感光ドラム51Yと、帯電装置52Yとを備える。
感光ドラム51Yは、第1方向に延びる。第1方向は、上下方向と交差する。感光ドラム51Yは、円筒形状を有する。感光ドラム51Yは、ドラム軸510について回転可能である。ドラム軸510は、第1方向に延びる。
帯電装置52Yは、感光ドラム51Yの周面を帯電させる。帯電装置52Yは、具体的には、スコロトロン型の帯電器である。なお、帯電装置52Yは、帯電ローラであってもよい。
カバー3が開位置に位置する状態で(図2参照)、ドラムカートリッジ5Yは、開口21を通って、筐体2に対して着脱可能である。
ドラムカートリッジ5M、5C、5Kは、ドラムカートリッジ5Yと同様に説明される。そのため、ドラムカートリッジ5M、5C、5Kについての説明は、省略される。
ドラムカートリッジ5Mは、感光ドラム51Mと、帯電装置52Mとを備える。ドラムカートリッジ5Cは、感光ドラム51Cと、帯電装置52Cとを備える。ドラムカートリッジ5Kは、感光ドラム51Kと、帯電装置52Kとを備える。
4つのドラムカートリッジ5Y、5M、5C、5Kが筐体2に装着された状態で、4つのドラムカートリッジ5Y、5M、5C、5Kは、搬送ベルト81によるシートSの搬送方向に順に並ぶ。搬送方向は、上下方向および第1方向と交差する。搬送ベルト81については、後で説明する。
1.5 4つの露光装置7Y、7M、7C、7K
露光装置7Yは、感光ドラム51Yの表面を露光可能である。感光ドラム51Yの表面が帯電された状態で、露光装置7Yが感光ドラム51Yの表面を露光することにより、静電潜像が、感光ドラム51Yの表面に形成される。露光装置7Yは、具体的には、LEDアレイである。
露光装置7M、7C、7Kは、露光装置7Yと同様に説明される。そのため、露光装置7M、7C、7Kについての説明は省略される。露光装置7Mは、感光ドラム51Mの表面を露光可能である。露光装置7Cは、感光ドラム51Cの表面を露光可能である。露光装置7Kは、感光ドラム51Kの表面を露光可能である。
1.6 4つの現像カートリッジ6Y、6M、6C、6K
現像カートリッジ6Yは、ドラムカートリッジ5Yに対して着脱可能である。現像カートリッジ6Yは、現像ローラ61Yを備える。現像ローラ61Yは、第1方向に延びる。現像ローラ61Yは、現像軸610について回転可能である。現像軸610は、第1方向に延びる。
図3Aおよび図3Bに示すように、現像カートリッジ6Yがドラムカートリッジ5Yに装着された状態で、現像カートリッジ6Yは、接触位置(図3A参照)と離間位置(図3B参照)との間を移動可能である。現像カートリッジ6Yが接触位置に位置する状態で、現像ローラ61Yは、感光ドラム51Yに接触する。(図3A参照)。現像カートリッジ6Yが接触位置に位置する状態で、現像ローラ61Yは、感光ドラム51Yにトナーを供給する。現像カートリッジ6Yが離間位置に位置する状態で、現像ローラ61Yは、感光ドラム51Yから離間する(図3B参照)。
図1に示すように、現像カートリッジ6M、6C、6Kは、現像カートリッジ6Yと同様に説明される。そのため、現像カートリッジ6M、6C、6Kについての説明は、省略される。
現像カートリッジ6Mは、ドラムカートリッジ5Mに対して着脱可能である。現像カートリッジ6Mは、現像ローラ61Mを備える。現像カートリッジ6Mがドラムカートリッジ5Mに装着された状態で、現像カートリッジ6Mは、接触位置と離間位置との間を移動可能である。
現像カートリッジ6Cは、ドラムカートリッジ5Cに対して着脱可能である。現像カートリッジ6Cは、現像ローラ61Cを備える。現像カートリッジ6Cがドラムカートリッジ5Cに装着された状態で、現像カートリッジ6Cは、接触位置と離間位置との間を移動可能である。
現像カートリッジ6Kは、ドラムカートリッジ5Kに対して着脱可能である。現像カートリッジ6Kは、現像ローラ61Kを備える。現像カートリッジ6Kがドラムカートリッジ5Kに装着された状態で、現像カートリッジ6Kは、接触位置と離間位置との間を移動可能である。
1.7 転写装置8
転写装置8は、搬送ベルト81を備える。搬送ベルト81は、シートカセット4から供給されたシートSを定着装置9に向かって搬送する。搬送ベルト81によって搬送されるシートSは、転写装置8と4つの感光ドラム51Y、51M、51C、51Kとの間を通る。このとき、転写装置8は、4つの感光ドラム51Y、51M、51C、51K上のトナーをシートSに転写する。
1.9 定着装置9
定着装置9は、トナーが転写されたシートSを加熱および加圧して、シートSにトナーを定着させる。定着装置9を通過したシートSは、筐体2の上面に排紙される。
2.ドラムカートリッジ5Yの詳細
次に、図3Aから図7を参照して、ドラムカートリッジ5Yの詳細について説明する。
ドラムカートリッジ5Yは、上記した感光ドラム51Y(図3A参照)と、上記した帯電装置52Y(図3A参照)とに加えて、ドラムフレーム53Y(図4参照)と、回動部材54Y(図7参照)と、押圧部材55Y(図5参照)と、押圧部材56Y(図7参照)とを備える。
2.1 ドラムフレーム53Y
図3Aに示すように、ドラムフレーム53Yは、感光ドラム51Yおよび帯電装置52Yを支持する。現像カートリッジ6Yは、ドラムフレーム53Yに対して着脱可能である。
図4および図6に示すように、ドラムフレーム53Yは、第1側壁531(図4参照)と、第2側壁532(図6参照)とを備える。
2.1.1 第1側壁531
図4に示すように、第1側壁531は、第1方向におけるドラムフレーム53Yの一端に位置する。第1側壁531は、軸受5311と、第2突起5312と、第1接触部5313とを含む。言い換えれば、ドラムカートリッジ5Yは、軸受5311と、第2突起5312と、第1接触部5313とを備える。
図5に示すように、軸受5311は、第1方向における感光ドラム51Yの一端を支持する。第1方向における感光ドラム51Yの一端は、軸受5311に嵌まる。軸受5311は、円筒形状を有する。軸受5311は、第1方向に延びる。
第2突起5312は、第1ロック部材18Yがロック位置に位置する状態で、第1ロック部材18Yが有する第1突起1822と接触する。第1ロック部材18Yについては、後で説明する。第2突起5312は、軸受5311と連続する。第2突起5312は、軸受5311の径方向において、軸受5311から突出する。第2突起5312は、第1方向に延びる。ドラムカートリッジ5Yが筐体2に装着された状態で、第2突起5312は、軸受5311に対して上方に位置する。上方とは、画像形成装置1を通常の使用状態に置いたときの、重力方向における上方である。
第1接触部5313は、現像カートリッジ6Yがドラムカートリッジ5Yに装着された状態で、現像カートリッジ6Yが備えるアーム622と接触可能である。アーム622については、後で説明する。第1接触部5313は、第2突起5312と連続する。第1接触部5313は、第1方向に延びる。ドラムカートリッジ5Yが筐体2に装着された状態で、第1接触部5313は、第2突起5312から、斜め上方に向かって延びる。
2.1.2 第2側壁532
図6に示すように、第2側壁532は、第1方向にドラムフレーム53Yの他端に位置する。第2側壁532は、第1方向において、第1側壁531(図4参照)から離れて位置する。第2側壁532は、第1方向における感光ドラム51Y(図3A参照)の他端を支持する。
2.2 回動部材54Y
図7に示すように、回動部材54Yは、第2側壁532に支持される。回動部材54Yは、軸について回転可能である。回動部材54Yの軸は、第1方向に延びる。回動部材54Yは、第1部分541と、第2部分542とを有する。ドラムカートリッジ5Yが筐体2に装着された状態で、第1部分541は、第2離間部材17Yと接触可能である。第2離間部材17Yについては、後で説明する。第2部分542は、回動部材54Yの軸に対して、第1部分541の反対側に位置する。第1部分541が第2離間部材17Yと接触した状態で、第2部分542は、現像カートリッジ6Yが備える突起6241と接触する。突起6241については、後で説明する。
2.3 押圧部材55Y、56Y
図5および図7に示すように、現像カートリッジ6Yがドラムカートリッジ5Yに装着された状態で、2つの押圧部材55Y、56Yは、現像カートリッジ6Yを接触位置(図3A参照)に向かって押圧する。2つの押圧部材55Y、56Yは、ドラムフレーム53Yに支持される。2つの押圧部材55Y、56Yは、第1方向において、互いに離れて位置する。押圧部材55Yは、第1接触部5313に対して、感光ドラム51Yの反対側に位置する(図5参照)。押圧部材56Yは、回動部材54Yに対して、感光ドラム51Yの反対側に位置する(図7参照)。
3.現像カートリッジ6Yの詳細
次に、図3Aから図7を参照して、現像カートリッジ6Yの詳細について説明する。
現像カートリッジ6Yは、上記した現像ローラ61Y(図3A参照)に加えて、現像フレーム62Y(図4参照)を備える。
3.1 現像フレーム62Y
図5および図7に示すように、現像フレーム62Yは、現像筐体621と、アーム622(図5参照)と、第1支持部623(図5参照)と、第2支持部624(図6参照)とを備える。
現像筐体621は、トナーを収容する。現像筐体621は、第1方向に延びる。現像カートリッジ6Yがドラムカートリッジ5Yに装着された状態で、現像筐体621は、第1側壁531(図5参照)と第2側壁532(図6参照)との間に位置する。現像筐体621は、第1側面S1(図5参照)と、第2側面S2(図7参照)とを有する。第1側面S1は、第1方向における現像筐体621の一端に位置する。第2側面S2は、第1方向における現像筐体621の他端に位置する。
図5に示すように、アーム622は、第1方向において現像筐体621と並ぶ。アーム622は、現像筐体621の第1側面S1に位置する。アーム622は、現像筐体621に支持される。現像カートリッジ6Yがドラムカートリッジ5Yに装着され、ドラムカートリッジ5Yが筐体2に装着された状態で、アーム622は、上下方向に延びる。アーム622は、第1端部6221と、第2端部6222とを有する。
現像カートリッジ6Yがドラムカートリッジ5Yに装着され、ドラムカートリッジ5Yが筐体2に装着された状態で、第1端部6221は、アーム622の下端に位置する。現像カートリッジ6Yがドラムカートリッジ5Yに装着された状態で、第1端部6221は、第1接触部5313と接触する。現像カートリッジ6Yがドラムカートリッジ5Yに装着された状態で、第1端部6221は、第1接触部5313に対して感光ドラム51Yのドラム軸510の反対側に位置する。
現像カートリッジ6Yがドラムカートリッジ5Yに装着され、ドラムカートリッジ5Yが筐体2に装着された状態で、第2端部6222は、第1端部6221に対して上方に離れている。現像カートリッジ6Yがドラムカートリッジ5Yに装着され、ドラムカートリッジ5Yが筐体2に装着された状態で、第2端部6222は、第1離間部材16Yの第1ボス164と接触可能である。第1離間部材16Yについては、後で説明する。
第1支持部623は、第1方向における現像ローラ61Y(図3A参照)の一端を支持する。第1支持部623は、第1方向において現像筐体621と並ぶ。第1支持部623は、現像筐体621の第1側面S1に位置する。第1支持部623は、現像筐体621に支持される。現像カートリッジ6Yがドラムカートリッジ5Yに装着された状態で、第1支持部623は、押圧部材55Yと感光ドラム51Yとの間に位置する。現像カートリッジ6Yがドラムカートリッジ5Yに装着された状態で、第1支持部623は、押圧部材55Yと接触する。これにより、押圧部材55Yは、現像カートリッジ6Yを接触位置に向かって押圧する(図3A参照)。
図7に示すように、第2支持部624は、第1方向における現像ローラ61Y(図3A参照)の他端を支持する。第2支持部624は、第1方向において、現像筐体621に対して第1支持部623の反対側に位置する。第2支持部624は、現像筐体621の第2側面S2に位置する。第2支持部624は、現像筐体621に支持される。現像カートリッジ6Yがドラムカートリッジ5Yに装着された状態で、第2支持部624は、押圧部材56Yと感光ドラム51Yとの間に位置する。現像カートリッジ6Yがドラムカートリッジ5Yに装着された状態で、第2支持部624は、押圧部材56Yと接触する。これにより、押圧部材56Yは、押圧部材55Yとともに、現像カートリッジ6Yを接触位置に向かって押圧する(図3A参照)。
第2支持部624は、突起6241を含む。突起6241は、第1方向に延びる。現像カートリッジ6Yがドラムカートリッジ5Yに装着された状態で、突起6241は、回動部材54の第2部分542と押圧部材56Yとの間に位置する。
4. 筐体2の詳細
次に、図8から図9Bを参照して、筐体2の詳細について説明する。
図8に示すように、筐体2は、4つのガイド22Y、22M、22C、22Kと、4つの溝25Y、25M、25C、25Kと、4つの第1穴23Y、23M、23C、23Kと、4つの第2穴24Y、24M、24C、24Kとを有する。
4.1 4つのガイド22Y、22M、22C、22K
4つのガイド22Y、22M、22C、22Kは、筐体2の側壁に位置する。4つのガイド22Y、22M、22C、22Kは、第2方向に互いに間隔を空けて順に並ぶ。第2方向は、上下方向および第1方向と交差する。4つのガイド22Y、22M、22C、22Kは、互いに同じ構成を有する。そのため、ガイド22Yについて詳細に説明し、ガイド22M、22C、22Kについての説明は、省略する。
ガイド22Yは、筐体2に対するドラムカートリッジ5Yの着脱をガイドする(図2参照)。ガイド22Yは、溝である。ガイド22Yは、上下方向に延びる。
4.2 4つの溝25Y、25M、25C、25K
4つの溝25Y、25M、25C、25Kは、第2方向に互いに間隔を空けて位置する。4つの溝25Y、25M、25C、25Kは、互いに同じ構成を有する。そのため、溝25Yについて詳細に説明し、溝25M、25C、25Kについての説明は、省略する。
溝25Yは、第2方向において、ガイド22Yに対してガイド22Mの反対側に位置する。溝25Yは、ガイド22Yと第2方向に通じる。溝25Yは、ガイド22Yから第2方向に凹む。
4.3 4つの第1穴23Y、23M、23C、23K
4つの第1穴23Y、23M、23C、23Kは、第2方向に互いに間隔を空けて位置する。4つの第1穴23Y、23M、23C、23Kは、互いに同じ構成を有する。そのため、第1穴23Yについて詳細に説明し、第1穴23M、23C、23Kについての説明は、省略する。
第1穴23Yは、ガイド22Yおよび溝25Yと第1方向に通じる。第1穴23Yは、円弧形状に延びる。第1穴23Yには、第1離間部材16Yの第1ボス164が通る。
4.4 4つの第2穴24Y、24M、24C、24K
4つの第2穴24Y、24M、24C、24Kは、第2方向に互いに間隔を空けて位置する。4つの第2穴24Y、24M、24C、24Kは、互いに同じ構成を有する。そのため、第2穴24Yについて詳細に説明し、第2穴24M、24C、24Kについての説明は、省略する。
第2穴24Yは、第2方向において、ガイド22Yに対して溝25Yの反対側に位置する。第2穴24Yは、ガイド22Yの下端と第2方向に並ぶ。第2穴24Yには、第1ロック部材18Yの第1突起1822が通る。
5.画像形成装置の詳細
次に、図10から図18を参照して、画像形成装置1の詳細について説明する。
図10に示すように、画像形成装置1は、4つの第1離間部材16Y、16M、16C、16Kと、4つの第2離間部材17Y、17M、17C、17Kと、4つの第1ロック部材18Y、18M、18C、18Kと、4つの第2ロック部材19Y、19M、19C、19Kと、第1カム11と、第2カム12と、連動部材13と、回転ロッド14と、駆動伝達機構15とを備える。
5.1 4つの第1離間部材16Y、16M、16C、16K
4つの第1離間部材16Y、16M、16C、16Kは、筐体2に支持される。4つの第1離間部材16Y、16M、16C、16Kは、第2方向に互いに間隔を空けて位置する。4つの第1離間部材16Y、16M、16C、16Kは、互いに同様の構成を有する。そのため、第1離間部材16Yについて詳細に説明し、第1離間部材16M、16C、16Kについての説明は、省略する。
5.1.1 第1離間部材16Y
図16Bおよび図17Bに示すように、第1離間部材16Yは、現像カートリッジ6Yを接触位置と離間位置との間を移動させる。第1離間部材16Yは、筐体2に対して移動可能である。カバー3が閉位置に位置する状態で(図1参照)、第1離間部材16Yは、第1位置(図16B参照)と第2位置(図17B参照)との間を、第1軸160について回転可能である。第1軸160は、第1方向に延びる。第1離間部材16Yが第1位置に位置する状態で、第1離間部材16Yは、現像カートリッジ6Yを接触位置に位置させる(図16B参照)。第1離間部材16Yが第2位置に位置する状態で、第1離間部材16Yは、現像カートリッジ6Yを離間位置に位置させる(図17B参照)。
また、カバー3が開位置に位置する状態で(図2参照)、第1離間部材16Yは、第3位置に位置する(図15A参照)。カバー3が開位置から閉位置に移動するときに、第1離間部材16Yは、第3位置から第1位置に移動する。
図11Aおよび図11Bに示すように、第1離間部材16Yは、第1本体161と、シャフト162と、第1ロック接触部163(図11A参照)と、第1ボス164(図11B参照)と、第2ボス165(図11A参照)とを備える。
5.1.1.1 第1本体161
第1本体161は、シャフト162と、第1ロック接触部163と、第1ボス164と、第2ボス165とを支持する。第1本体161は、第1方向において、ガイド22Yに対して感光ドラム51Yの反対側に位置する(図9A参照)。
5.1.1.2 シャフト162
シャフト162は、第1軸160に沿って延びる。シャフト162は、第1本体161の端部に設けられる。シャフト162は、筐体2に回転可能に支持される。
5.1.1.3 第1ロック接触部163
図11Aに示すように、第1ロック接触部163は、第1本体161から第1方向に延びる。第1ロック接触部163は、第1接触面1631を有する。第1接触面1631は、シャフト162の径方向において、シャフト162から離れて位置する。第1接触面1631は、第1軸160を中心とする円弧形状を有する。
5.1.1.4 第1ボス164
図11Bに示すように、第1ボス164は、第1方向において、第1本体161に対して第1ロック接触部163の反対側に位置する。第1ボス164は、シャフト162の径方向において、シャフト162から離れて位置する。第1ボス164は、第1本体161から第1方向に延びる。
図16Bに示すように、現像カートリッジ6Yがドラムカートリッジ5Yに装着され、ドラムカートリッジ5Yが筐体2に装着された状態で、第1離間部材16Yが第1位置に位置したときに、第1離間部材16Yの第1ボス164は、アーム622の第2端部6222から離れている。そのため、第1離間部材16Yが第1位置する状態で、現像カートリッジ6Yは、2つの押圧部材55Y、56Yにより押圧されて、接触位置(図3A参照)に位置する。
図17Bに示すように、現像カートリッジ6Yがドラムカートリッジ5Yに装着され、ドラムカートリッジ5Yが筐体2に装着された状態で、第1離間部材16Yが第2位置に位置したときに、第1離間部材16Yの第1ボス164は、アーム622の第2端部6222と接触する。第1離間部材16Yが第1位置から第2位置に移動するときに、第1ボス164は、アーム622の第2端部6222を押圧する。すると、図5に示すように、ドラムカートリッジ5Yは、第1端部6221と第1接触部5313との接触部分を支点として、接触位置から離間位置に、2つの押圧部材55Y、56Yに抗して移動する。そのため、第1離間部材16Yが第2位置に位置する状態で、現像カートリッジ6Yは、離間位置(図3B参照)に位置する。
また、図9Bに示すように、第1離間部材16Yが第1位置または第2位置に位置する状態で、第1ボス164は、ガイド22Y内に位置する。
また、図9Aに示すように、第1離間部材16Yが第3位置に位置する状態で、第1ボス164は、溝25Y内に位置し、ガイド22Yの一部を構成する。
5.1.1.5 第2ボス165
図11Aに示すように、第2ボス165は、第1方向において、第1本体161に対して第1ボス164の反対側に位置する。第2ボス165は、第1接触面1631に対してシャフト162の反対側に位置する。第2ボス165は、第1本体161から第1方向に延びる。第2ボス165は、第1カム11と接触する。言い換えれば、第1離間部材16Yは、第1カム11と接触する。
第1離間部材16Yが第1位置または第3位置に位置する状態で、第2ボス165は、第1溝111Yの第2部分1112に嵌まる(図15Bおよび図16B参照)。第1溝111Yについては、後で説明する。第2ボス165が第2部分1112に嵌った状態で、第2ボス165は、第2部分1112の内面に接触する。
第1離間部材16Yが第2位置に位置する状態で、第2ボス165は、第1溝111Yの第1部分1111に嵌る(図18参照)。第2ボス165が第1部分1111に嵌った状態で、第2ボス165は、第1部分1111の上面に接触する。
5.2 4つの第2離間部材17Y、17M、17C、17K
図10に示すように、4つの第2離間部材17Y、17M、17C、17Kは、筐体2に支持される。4つの第2離間部材17Y、17M、17C、17Kは、第2方向に互いに間隔を空けて位置する。4つの第2離間部材17Y、17M、17C、17Kは、互いに同様の構成を有する。そのため、第2離間部材17Yについて詳細に説明し、第2離間部材17M、17C、17Kについての説明は、省略する。
5.2.1 第2離間部材17Y
第2離間部材17Yは、第1離間部材16Yとともに、現像カートリッジ6Yを接触位置と離間位置との間を移動させる。現像カートリッジ6Yがドラムカートリッジ5Yに装着され、ドラムカートリッジ5Yが筐体2に装着された状態で、第2離間部材17Yは、第1方向において、現像カートリッジ6Yに対して第1離間部材16Yの反対側に位置する。
カバー3が閉位置に位置する状態で(図1参照)、第2離間部材17Yは、第4位置と第5位置との間を、軸について回転可能である。第2離間部材17の軸は、第1方向に延びる。第2離間部材17Yが第4位置に位置する状態で、第2離間部材17Yは、現像カートリッジ6Yを接触位置に位置させる(図12A参照)。第2離間部材17Yが第5位置に位置する状態で、第2離間部材17Yは、現像カートリッジ6Yを離間位置に位置させる(図12B参照)。
また、図示しないが、カバー3が開位置に位置した状態で(図2参照)、第2離間部材17Yは、第6位置に位置する。カバー3が開位置から閉位置に移動するときに、第2離間部材17Yは、第6位置から第4位置に移動する。
図12Aから図12Dに示すように、第2離間部材17Yは、第2本体171と、シャフト174と、第2ロック接触部172と、ボス173とを備える。
5.2.1.1 第2本体171
第2本体171は、シャフト174と、第2ロック接触部172と、ボス173とを支持する。第2本体171は、第1端部1711と、第1端部1711から離れて位置する第2端部1712とを有する。
図12Aに示しように、現像カートリッジ6Yがドラムカートリッジ5Yに装着され、ドラムカートリッジ5Yが筐体2に装着された状態で、第2離間部材17Yが第4位置に位置したときに、第2離間部材17Yの第1端部1711は、ドラムカートリッジ5Yの回動部材54Yの第1部分541から離れている。第1離間部材16Yが第1位置し、第2離間部材17Yが第4位置に位置する状態で、第2離間部材17Yは、第1離間部材16Yとともに、現像カートリッジ6Yを接触位置(図3A参照)に位置させる。
図12Bに示すように、現像カートリッジ6Yがドラムカートリッジ5Yに装着され、ドラムカートリッジ5Yが筐体2に装着された状態で、第2離間部材17Yが第5位置に位置したときに、第2離間部材17Yの第1端部1711は、回動部材54Yの第1部分541と接触する。第2離間部材17Yが第4位置から第5位置に移動するときに、第1端部1711は、回動部材54Yの第1部分541を押圧する。すると、図7に示すように、回動部材54Yが回転して、回動部材54Yの第2部分542が、第2支持部624の突起6241を感光ドラム51Yから離れるように押圧する。そのため、第1離間部材16Yが第2位置に位置し、第2離間部材17Yが第5位置に位置した状態で、第2離間部材17Yは、第1離間部材16Yとともに、現像カートリッジ6Yを離間位置(図3B参照)に位置させる。
5.2.1.2 シャフト174
シャフト174は、第2離間部材17Yの軸に沿って延びる。シャフト174は、第2本体171の中央に設けられる。シャフト174は、筐体2に回転可能に支持される。
5.2.1.3 第2ロック接触部172
図12Cに示すように、第2ロック接触部172は、シャフト174と第1端部1711との間に位置する。第2ロック接触部172は、第2本体171から第1方向に延びる。第2ロック接触部172は、第2接触面1721を有する。第2接触面1721は、第2離間部材17Yの軸を中心とする円弧形状を有する。なお、第2離間部材17Yは、第2ロック接触部172を備えなくてもよい。
5.2.1.4 ボス173
ボス173は、第2本体171の第2端部1712に設けられる。ボス173は、第2本体171から第1方向に延びる。ボス173は、第2カム12と接触する。言い換えれば、第2離間部材17Yは、第2カム12と接触する。
第2離間部材17Yが第4位置または第6位置に位置する状態で、ボス173は、第2溝121Yに嵌まる(図14B参照)。第2溝121Yについては、後で説明する。ボス173が第2溝121Yに嵌った状態で、ボス173は、第2溝121Yの内面に接触する。第2離間部材17Yが第5位置に位置する状態で、ボス173は、第2カム12の上面と接触する。
5.3. 4つの第1ロック部材18Y、18M、18C、18K
図10に示すように、4つの第1ロック部材18Y、18M、18C、18Kは、筐体2に支持される。4つの第1ロック部材18Y、18M、18C、18Kは、第2方向に互いに間隔を空けて位置する。4つの第1ロック部材18Y、18M、18C、18Kは、上下方向において、第1カム11と第2カム12との間に位置する。第1カム11および第2カム12については、後で説明する。4つの第1ロック部材18Y、18M、18C、18Kは、互いに同様の構成を有する。そのため、第1ロック部材18Yについて詳細に説明し、第1ロック部材18M、18C、18Kについての説明は、省略する。
5.3.1 第1ロック部材18Y
第1ロック部材18Yは、第1離間部材16Yと第2方向に並ぶ。第1ロック部材18Yは、ロック位置(図16B参照)と、ロック解除位置(図15B参照)との間を移動可能である。第1ロック部材18がロック位置に位置する状態で、第1ロック部材18Yは、感光ドラム51Yを筐体2にロックする。第1ロック部材18Yがロック解除位置に位置する状態で、筐体2に対する感光ドラム51Yのロックは、解除される。
図15Bに示すように、第1ロック部材18Yは、ロック位置とロック解除位置との間を、第2軸180について回転可能である。第1離間部材16Yが第1位置から第2位置に移動するときの回転方向R1は、第1ロック部材18Yがロック解除位置からロック位置に移動するときの回転方向R2と同じである。第2軸180は、第1方向に延びる。第1ロック部材18Yの第2軸180は、第1離間部材16Yの第1軸160から離れている。第1ロック部材18Yの第2軸180は、第1離間部材16Yの第1軸160よりも下に位置する。
図13Aおよび図13Bに示すように、第1ロック部材18Yは、ロックアーム182と、ロックレバー181と、ばね183とを備える。
5.3.1. ロックアーム182
ロックアーム182は、筐体2に支持される。ロックアーム182は、本体1821と、第1突起1822とを有する。言い換えれば、第1ロック部材18Yは、本体1821と、第1突起1822とを備える。
5.3.1.1 本体1821
第1ロック部材18Yがロック位置に位置した状態で、本体1821は、第2方向に延びる。本体1821は、第2軸180について回転可能である。本体1821は、第1突起1822を支持する。ドラムカートリッジ5Yが筐体2に装着された状態で、第1方向において、本体1821は、ガイド22Yに対して感光ドラム51Yの反対側に位置する(図9A参照)。そのため、第1ロック部材18Yの本体1821が、筐体2に対するドラムカートリッジ5Yの着脱の邪魔になることを抑制できる。
5.3.1.2 第1突起1822
第1突起1822は、第1方向に延びる。第1ロック部材18Yの第1突起1822は、第2穴24Yを通る(図9A参照)。第1突起1822は、第2方向において、第2軸180から離れている。第1突起1822は、突起本体18221と、ガイドリブ18222とを有する。
第1ロック部材18Yがロック位置に位置する状態で、突起本体18221は、本体1821から下方に突出する。第1ロック部材18Yがロック位置に位置する状態で、ガイドリブ18222は、突起本体18221から上方に延びる。
図16Bに示すように、ドラムカートリッジ5Yが筐体2に装着され、第1ロック部材18Yがロック位置に位置する状態で、第1突起1822の突起本体18221は、ドラムカートリッジ5Yの第2突起5312と接触する。これによって、第1ロック部材18Yがロック位置に位置する状態で、感光ドラム51Yを筐体2に安定してロックできる。
ドラムカートリッジ5Yが筐体2に装着され、第1ロック部材18Yがロック解除位置に位置する状態で、第1突起1822の突起本体18221は、ドラムカートリッジ5Yの第2突起5312から離れている。
図9Aに示すように、第1ロック部材18Yがロック解除位置に位置する状態で、第1ロック部材18Yの第1突起1822は、ガイド22Yの一部を構成する。第1ロック部材18Yがロック解除位置に位置する状態で、第1突起1822のガイドリブ18222は、ガイド22Yの延びる方向に沿う。これによって、第1ロック部材18がロック解除位置に位置する状態で、第1ロック部材18の第1突起1822が、筐体2に対するドラムカートリッジ5Yの着脱をガイドできる。
図9Aおよび図9Bに示すように、第1ロック部材18Yがロック位置とロック解除位置との間を移動するときに、第1突起1822は、上下方向に移動する。これによって、第1ロック部材18Yがロック位置に位置する状態で、第1突起1822をドラムカートリッジ5Yと接触させることができながら、第1ロック部材18Yがロック解除位置に位置する状態で、第1突起1822が、ガイド22Y内に侵入して、筐体2に対するドラムカートリッジ5Yの着脱の邪魔になることを抑制できる。
5.3.2. ロックレバー181
図13Aに示すように、ロックレバー181は、ロックアーム182の本体1821に支持される。ロックレバー181は、第2軸180について回転可能である。ロックレバー181は、レバー本体1811と、突起1812とを有する。
レバー本体1811は、上下方向に延びる。突起1812は、第2軸180から離れて位置する。突起1812は、第2方向において、レバー本体1811に対して、第1突起1822の反対側に位置する。突起1812は、レバー本体1811から、第2方向に突出する。
5.3.3. ばね183
ばね183は、具体的には、トーションばねである。ばね183の一端は、レバー本体1811に支持される。ばね183の他端は、ロックアーム182に支持される。
5.3.4. 第1ロック部材18Yのロック解除位置からロック位置への移動
図15Aに示すように、第1離間部材16Yが第3位置に位置する状態で、第1ロック部材18Yの突起1812は、第1離間部材16Yの第1接触面1631から離れている。この状態で、ばね183は、ロックアーム182の第1突起1822がドラムカートリッジ5Yから離れるように、ロックアーム182を保持する。これによって、突起1812が第1接触面1631から離れた状態で、第1ロック部材18Yがロック解除位置に位置する。
図15Aおよび図16Aに示すように、第1離間部材16Yが第3位置から第1位置に移動するときに、第1ロック部材18Yは、第1離間部材16Yに押されることにより、ロック解除位置からロック位置に移動する。具体的には、第1離間部材16Yが第3位置から第1位置に移動するときに、第1ロック部材18Yの突起1812が第1離間部材16Yの第1ロック接触部163と接触して、ロックレバー181が第1ロック接触部163に押される。そして、第1ロック部材18Yの突起1812が、第1離間部材16Yの第1接触面1631と接触した状態で、ばね183は、ロックアーム182の第1突起1822がドラムカートリッジ5Yと接触するように、ロックアーム182を押圧する。これによって、突起1812が第1接触面1631と接触した状態で、第1ロック部材18Yがロック位置に位置する。
このように、第1離間部材16Yが移動したときに、第1ロック部材18Yが、同じドラムカートリッジ5Yに作用する第1離間部材16Yに押されて移動するので、同じドラムカートリッジ5Yに作用する第1離間部材16Yと第1ロック部材18Yとを直接連動させることができる。そのため、第1離間部材16Yと第1ロック部材18Yとを、適切なタイミングで移動させることができる。
また、図16Bおよび図17Bに示すように、第1ロック部材18Yがロック位置に位置する状態で、第1離間部材16Yは、第1位置から第2位置に移動できる。これによって、第1ロック部材18Yがロック位置に位置する状態で、第1離間部材16Yは、現像カートリッジ6Yを接触位置から離間位置に移動させる。そのため、感光ドラム51Yが筐体2にロックされた状態で、現像カートリッジ6Yを接触位置から離間位置に安定して移動させることができる。
5.4. 4つの第2ロック部材19Y、19M、19C、19K
図10に示すように、4つの第2ロック部材19Y、19M、19C、19Kは、筐体2に支持される。4つの第2ロック部材19Y、19M、19C、19Kは、第2方向に互いに間隔を空けて位置する。3つの第2ロック部材19Y、19M、19Cは、互いに同様の構成を有する。そのため、第2ロック部材19Yおよび19Kについて詳細に説明し、第2ロック部材19M、19Cについての説明は、省略する。
5.4.1. 第2ロック部材19Y
現像カートリッジ6Yがドラムカートリッジ5Yに装着され、ドラムカートリッジ5Yが筐体2に装着された状態で、第2ロック部材19Yは、第1方向において、現像カートリッジ6Yに対して第1ロック部材18Yの反対側に位置する。
図12Cに示すように、第2ロック部材19Yは、第2方向において、第2離間部材17Yと第2離間部材17Mとの間に位置する。第2ロック部材19Yは、ロック位置(図12C参照)と、ロック解除位置(図示せず)との間を移動可能である。第1ロック部材18Yおよび第2ロック部材19Yがロック位置に位置する状態で、第2ロック部材19Yは、第1ロック部材18Yとともに、感光ドラム51Yを筐体2にロックする。第1ロック部材18Yおよび第2ロック部材19Yがロック解除位置に位置する状態で、筐体2に対する感光ドラム51Yのロックは、解除される。
第2ロック部材19Yは、第2離間部材17Mが第6位置に位置した状態で、ロック解除位置に位置する。第2ロック部材19Yは、第2離間部材17Mに押されることにより、ロック解除位置からロック位置に移動する。具体的には、第2離間部材17Mが第6位置から第4位置に移動するときに、第2離間部材17Mの第2ロック接触部172が第2ロック部材19Yと接触して、第2ロック部材19Yをロック解除位置からロック位置に移動させる。
第2ロック部材19Yがロック位置に位置する状態で、第2ロック部材19Yは、第2離間部材17Mの第2接触面1721と接触する。第2ロック部材19Yがロック位置に位置する状態で、第2離間部材17Mは、第4位置と第5位置との間を移動できる。
5.4.2. 第2ロック部材19K
図10に示すように、第2ロック部材19Kは、第2ロック部材19Yと同様に、ロック位置と、ロック解除位置との間を移動可能である。第2ロック部材19Kは、リンク部材191に押されることにより、ロック解除位置からロック位置に移動する。リンク部材191は、第2方向において、第2離間部材17Kに対して、第2離間部材17Cの反対側に位置する。リンク部材191は、第1端部1711を有しないことを除いて、第2離間部材17Yと同様の構成を有する。そのため、リンク部材191の説明を省略する。
5.5. 第1カム11
第1カム11は、4つの第1離間部材16Y、16M、16C、16Kと接触して、4つの第1離間部材16Y、16M、16C、16Kを移動させる(図15Aから図18参照)。第1カム11は、第2方向に延びる。第1カム11は、第2カム12よりも上に位置する。言い換えれば、第1カム11および第2カム12が、上下方向において互いに異なる位置に配置される。そのため、第1カム11および第2カム12が上下方向において互いに同じ位置に配置される場合と比較して、第1カム11および第2カム12の配置の自由度の向上を図ることができる。その結果、画像形成装置1を小型化しても、第1カム11および第2カム12を配置することができる。
第1カム11は、カム第1位置(図15A参照)と、カム第2位置(図16A参照)と、カム第3位置(図17A参照)と、カム第4位置(図18参照)との間を第2方向に移動可能である。
図15Aに示すように、カバー3が開位置に位置した状態で、第1カム11は、カム第1位置に位置する。第1カム11がカム第1位置に位置した状態で、4つの第1離間部材16Y、16M、16C、16Kは、第3位置に位置する。これによって、第1カム11がカム第1位置に位置した状態で、4つの第1ロック部材18Y、18M、18C、18Kは、ロック解除位置に位置する。
図15Aおよび図16Aに示すように、カバー3が開位置から閉位置に移動するときに、第1カム11は、カム第1位置からカム第2位置に移動する。図16Aおよび図16Bに示すように、第1カム11がカム第1位置からカム第2位置に移動するときに、4つの第1離間部材16Y、16M、16C、16Kは、第3位置から第1位置に移動し、4つの第1ロック部材18Y、18M、18C、18Kは、ロック解除位置からロック位置に移動する。これによって、第1カム11がカム第2位置に位置する状態で、4つの感光ドラム51Y、51M、51C、51Kが筐体2に対してロックされ、4つの現像カートリッジ6Y、6M、6C、6Kが接触位置に位置する。
図16Aから図18に示すように、カバー3が閉位置に位置する状態で、第1カム11は、カム第2位置とカム第3位置とカム第4位置との間を移動可能である。図17Aおよび図17Bに示すように、第1カム11がカム第2位置からカム第3位置に移動するときに、3つの第1離間部材16Y、16M、16Cは、第1位置から第2位置に移動し、第1離間部材16Kは、第1位置に維持される。また、図18に示すように、第1カム11がカム第3位置からカム第4位置に移動するときに、3つの第1離間部材16Y、16M、16Cは、第2位置に維持され、第1離間部材16Kは、第1位置から第2位置に移動する。なお、第1カム11がカム第2位置とカム第3位置とカム第4位置との間を移動するときに、4つの第1ロック部材18Y、18M、18C、18Kは、ロック位置に維持される。
これによって、第1カム11がカム第2位置からカム第3位置に移動するときに、4つの感光ドラム51Y、51M、51C、51Kが筐体2に対してロックされた状態で、3つの現像カートリッジ6Y、6M、6Cが接触位置から離間位置に移動し、現像カートリッジ6Kが接触位置に維持される。また、第1カム11がカム第3位置からカム第4位置に移動するときに、4つの感光ドラム51Y、51M、51C、51Kが筐体2に対してロックされた状態で、3つの現像カートリッジ6Y、6M、6Cが離間位置に維持され、現像カートリッジ6Kが接触位置から離間位置に移動する。
図14Aに示すように、第1カム11は、4つの第1溝111Y、111M、111C、111Kを有する。
5.5.1 4つの第1溝111Y、111M、111C、111K
4つの第1溝111Y、111M、111C、111Kは、第1方向における第1カム11の側面に位置する。4つの第1溝111Y、111M、111C、111Kは、第2方向に順に並ぶ。3つの第1溝111Y、111M、111Cは、互いに同様の構成を有する。そのため、第1溝111Yおよび111Kについて詳細に説明し、第1溝111Mおよび111Cについての説明は、省略する。
第1溝111Yには、第1離間部材16Yの第2ボス165(図11A参照)が嵌る。第1溝111Yは、第1方向に凹む。第1溝111Yは、第1部分1111と、第2部分1112とを有する。第1部分1111は、第2方向に延びる。第1部分1111は、第2方向において、一端と、一端から離れて位置する他端とを有する。第2部分1112は、第1部分1111の他端と連続する。第2部分1112は、上下方向に延びる。第2部分1112は、第1部分1111から上方に延びるにつれて、第2方向において第1部分1111の一端から離れる。
第1溝111Kには、第1離間部材16Kの第2ボス165が嵌る。第1溝111Kは、第1溝111Yと同様に、第1部分1111と、第2部分1112とを有する。第1溝111Kの第2部分1112の第2方向の寸法は、第1溝111Yの第2部分1112の第2方向の寸法よりも大きい。
5.6. 第2カム12
図10に示すように、第2カム12は、4つの第2離間部材17Y、17M、17C、17Kと接触して、4つの第2離間部材17Y、17M、17C、17Kを移動させる(図12Aから図12D参照)。現像カートリッジ6Yがドラムカートリッジ5Yに装着され、ドラムカートリッジ5Yが筐体2に装着された状態で、第2カム12は、第1方向において、現像カートリッジ6Yに対して第1カム11の反対側に位置する。第2カム12は、第1方向において、第1カム11から離れて位置する。第2カム12は、第2方向に延びる。第2カム12は、第2方向に移動可能である。なお、第2方向において、第1カム11と第2カム12とは、逆向きに動く。
カバー3が開位置に位置した状態で、第2カム12は、4つの第2離間部材17Y、17M、17C、17Kを第6位置に位置させる。これによって、4つの第2ロック部材19Y、19M、19C、19Kは、ロック解除位置に位置する。
カバー3が開位置から閉位置に移動するときに、第2カム12は、第2方向に移動して、4つの第2離間部材17Y、17M、17C、17Kを第6位置から第4位置に移動させる。これによって、4つの第2ロック部材19Y、19M、19C、19Kは、ロック解除位置からロック位置に移動する。
また、カバー3が閉位置に位置する状態で、第2カム12は、第2方向に移動可能であり、4つの第2離間部材17Y、17M、17C、17Kを第4位置と第5位置との間を移動させる。
図14Bに示すように、第2カム12は、ラックギア122を有する。第2カム12は、4つの第2溝121Y、121M、121C、121Kと、第3溝123とを有する。
5.6.1. ラックギア122
第2カム12は、第2方向に延びる。第2カム12は、第2方向において、一端と、一端から離れて位置する他端とを有する。ラックギア122は、第2カム12の一端における下面に位置する。ラックギア122は、第2方向に延びる。ラックギア122は、複数のギア歯を有する。
5.6.2 4つの第2溝121Y、121M、121C、121K
4つの第2溝121Y、121M、121C、121Kは、第1方向における第2カム12の側面に位置する。4つの第2溝121Y、121M、121C、121Kは、第2方向に順に並ぶ。3つの第2溝121Y、121M、121Cは、互いに同様の構成を有する。そのため、第2溝121Yおよび121Kについて詳細に説明し、第2溝121Mおよび121Cについての説明は、省略する。
第2溝121Yには、第2離間部材17Yのボス173(図12C参照)が嵌る。第2溝121Yは、第1方向に凹む。第2溝121Yは、第2カム12の上面から下方に延びる。
第2溝121Kには、第2離間部材17Kのボス173が嵌る。第2溝121Kは、第1方向に凹む。第2溝121Kは、第2カム12の上面から下方に延びる。第2溝121Kの第2方向の寸法は、第2溝121Yの第2方向の寸法よりも大きい。
5.6.3 第3溝123
第3溝123は、第1方向における第2カム12の側面に位置する。第3溝123は、第2方向において、第2溝121Kに対して第2溝121Cの反対側に位置する。第3溝123には、リンク部材191のボスが嵌る(図10参照)。第3溝123は、第1方向に凹む。第3溝123は、第2カム12の上面から下方に延びる。
5.7. 連動部材13
図10に示すように、連動部材13は、第1方向において、第2カム12から離れて位置する。連動部材13は、第1カム11の下方に位置する。連動部材13は、第2カム12と連動する。連動部材13は、第2ラックギア131を有する。
5.7.1 第2ラックギア131
第2ラックギア131は、連動部材13の下面に位置する。第2ラックギア131は、第2方向に延びる。第2ラックギア131は、複数のギア歯を含む。第2ラックギア131のギア歯の数は、第1ラックギア121のギア歯の数と同じである。第2ラックギア131のギア歯のモジュールは、第1ラックギア121のギア歯のモジュールと同じである。
5.8. 回転ロッド14
回転ロッド14は、第1カム11と連動部材13とを連結する。回転ロッド14は、筐体2に支持される。回転ロッド14は、軸について回動可能である。回転ロッド14の軸は、第1方向に延びる。
回転ロッド14は、第1方向において、第1カム11に対して第2カム12の反対側に位置する。回転ロッド14は、一端E1と、他端E2とを備える。回転ロッド14の一端E1は、回転ロッド14の他端E2よりも上方に位置する。回転ロッド14の一端E1は、第2方向における第1カム11の一端に接続される。回転ロッド14の一端E1は、第1カム11に対して上下方向に移動可能である。回転ロッド14の他端E2は、連動部材13に接続される。回転ロッド14の他端E2は、連動部材13に対して上下方向に移動可能である。
5.9. 駆動伝達機構15
駆動伝達機構15は、モータからの駆動力を、第2カム12および連動部材13に伝達する。駆動伝達機構15は、第1ギア151と、第2ギア152と、シャフト153とを備える。
5.9.1 第1ギア151
第1ギア151には、モータからの駆動力が入力される。モータは、図示しない。第1ギア151は、第2カム12に駆動力を伝達する。第1ギア151は、第1ラックギア121と噛み合うピニオンギアである。第1ギア151は、複数のギア歯を有する。
5.9.2 第2ギア152
第2ギア152は、連動部材13に駆動力を伝達する。第2ギア152は、第2ラックギア131と噛み合うピニオンギアである。第2ギア152は、複数のギア歯を有する。第2ギア152のギア歯の数は、第1ギア151のギア歯の数と同じである。第2ギア152のギア歯のモジュールは、第1ギア151のギア歯のモジュールと同じである。
5.9.3 シャフト153
シャフト153は、第1ギア151と第2ギア152とを連結する。シャフト153は、第1方向に延びる。シャフト153は、第1方向において、一端と、一端から離れて位置する他端とを有する。第1ギア151は、シャフト153の一端に取り付けられている。第2ギア152は、シャフト153の他端に取り付けられている。
これによって、第1ギア151が第2カム12に駆動力を伝達したときに、第2ギア152が連動部材13に駆動力を伝達する。そのため、第2カム12が移動するとともに、連動部材13が移動する。すると、回転ロッド14が、連動部材13の移動につれて回転する。そして、第1カム11が、回転ロッド14の回転につれて移動する。その結果、第1カム11と第2カム12とが同期して移動する。
6.作用効果
(1)図15Aおよび図16Aに示すように、画像形成装置1では、第1ロック部材18Yが、同じドラムカートリッジ5Yに作用する第1離間部材16Yに押されることにより、ロック解除位置からロック位置に移動する。そのため、同じドラムカートリッジ5Yに作用する第1離間部材16Yと第1ロック部材18Yとを、直接連動させることができ、適切なタイミングで移動させることができる。
そして、図17Aおよび図17Bに示すように、第1ロック部材18Yがロック位置に位置する状態で、第1離間部材16Yが、現像カートリッジ6Yを接触位置から離間位置に移動させる。そのため、感光ドラム51Yが筐体2にロックされた状態で、現像カートリッジ6Yを接触位置から離間位置に安定して移動させることができる。
1 画像形成装置
11 第1カム
12 第2カム
16 第1離間部材
160 第1軸
17 第2離間部材
18 第1ロック部材
180 第2軸
1822 第1突起
2 筐体
22 ガイド
5 ドラムカートリッジ
51 感光ドラム
510 ドラム軸
5312 第2突起
6 現像カートリッジ
61 現像ローラ

Claims (10)

  1. 筐体と、
    感光ドラムを備えるドラムカートリッジと、
    現像ローラを備える現像カートリッジであって、前記現像ローラが前記感光ドラムに接触する接触位置と、前記現像ローラが前記感光ドラムから離間する離間位置との間を移動可能な現像カートリッジと、
    前記筐体に対して移動可能な第1離間部材であって、前記現像カートリッジを前記接触位置と前記離間位置との間を移動させる第1離間部材と、
    前記第1離間部材を移動させる第1カムと、
    前記感光ドラムを前記筐体にロックするロック位置と、前記筐体に対する前記感光ドラムのロックを解除するロック解除位置との間を移動可能なロック部材と、を備え、
    前記ロック部材は、前記第1離間部材に押されることにより、前記ロック解除位置から前記ロック位置に移動し、
    前記ロック部材が前記ロック位置に位置した状態で、前記第1離間部材は、前記現像カートリッジを前記接触位置から前記離間位置に移動させる、画像形成装置。
  2. 前記第1離間部材は、前記現像カートリッジを前記接触位置に位置させる第1位置と、前記現像カートリッジを前記離間位置に位置させる第2位置との間を、第1軸について回転可能であり、
    前記ロック部材は、前記ロック位置と、前記ロック解除位置との間を、第2軸について回転可能であり、
    前記第1離間部材が前記第1位置から前記第2位置に移動するときの回転方向は、前記ロック部材が前記ロック解除位置から前記ロック位置に移動するときの回転方向と同じである、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2軸は、前記第1軸から離れている、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2軸は、前記第1軸よりも下に位置する、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記感光ドラムは、第1方向に延びるドラム軸について回転可能であり、
    前記ロック部材は、前記第1方向に延びる第1突起であって、前記ロック部材が前記ロック位置に位置する状態で、前記ドラムカートリッジと接触する第1突起を備える、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記筐体は、前記筐体に対する前記ドラムカートリッジの着脱をガイドするガイドを有し、
    前記ロック部材は、前記第1突起を支持する本体であって、前記ドラムカートリッジが前記筐体に装着された状態で、前記第1方向において、前記ガイドに対して前記感光ドラムの反対側に位置する本体を備える、請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記ロック部材が前記ロック解除位置に位置した状態で、前記第1突起は、前記ガイドの一部を構成する、請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記ロック部材が前記ロック位置と前記ロック解除位置との間を移動するときに、前記第1突起は、上下方向に移動する、請求項5から請求項7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記ドラムカートリッジは、前記第1方向に延びる第2突起であって、前記ロック部材が前記ロック位置に位置する状態で、前記第1突起と接触する第2突起を備える、請求項5から請求項8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記感光ドラムのドラム軸が延びる第1方向において、前記現像カートリッジに対して前記第1離間部材の反対側に位置する第2離間部材であって、前記第1離間部材とともに、前記現像カートリッジを前記接触位置と前記離間位置との間を移動させる第2離間部材と、
    前記第1方向において、前記現像カートリッジに対して前記第1カムの反対側に位置する第2カムであって、前記第2離間部材と接触して前記第2離間部材を移動させる第2カムと、を備え、
    前記第1カムは、前記第2カムよりも上に位置し、
    前記ロック部材は、上下方向において、前記第1カムと前記第2カムとの間に位置する、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
JP2020182576A 2020-10-30 2020-10-30 画像形成装置 Active JP7508996B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020182576A JP7508996B2 (ja) 2020-10-30 2020-10-30 画像形成装置
US17/452,083 US11579559B2 (en) 2020-10-30 2021-10-25 Image forming apparatus including developing cartridge

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020182576A JP7508996B2 (ja) 2020-10-30 2020-10-30 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022072886A JP2022072886A (ja) 2022-05-17
JP7508996B2 true JP7508996B2 (ja) 2024-07-02

Family

ID=81604955

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020182576A Active JP7508996B2 (ja) 2020-10-30 2020-10-30 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7508996B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009210631A (ja) 2008-02-29 2009-09-17 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2014071362A (ja) 2012-09-28 2014-04-21 Brother Ind Ltd 画像形成装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009210631A (ja) 2008-02-29 2009-09-17 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2014071362A (ja) 2012-09-28 2014-04-21 Brother Ind Ltd 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022072886A (ja) 2022-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2376620C2 (ru) Технологический картридж и устройство формирования изображения
EP3004987B1 (en) Process cartridge, and image forming apparatus
RU2658537C1 (ru) Технологический картридж и устройство формирования изображения
JP4525782B2 (ja) 現像剤収容容器および画像形成装置
US8270879B2 (en) Electrophotographic image forming apparatus
US20050238385A1 (en) Developing cartridge having protective cover and image forming apparatus including the same
JP2007178482A (ja) 現像ユニットとそれを備える画像形成装置
JP2006330561A (ja) 画像形成装置
JP7508999B2 (ja) 画像形成装置
JP7508996B2 (ja) 画像形成装置
JP2022074592A (ja) 画像形成装置
JP2005107139A (ja) 画像形成装置
JP2001066968A (ja) 画像形成装置
EP3462247B1 (en) Image forming apparatus
JP7528568B2 (ja) 画像形成装置
JP2021196420A (ja) 画像形成装置
US11579559B2 (en) Image forming apparatus including developing cartridge
JP2022016170A (ja) 画像形成装置
CN107577126B (zh) 转印单元以及图像形成设备
JP2022119085A (ja) 画像形成装置
JP2015025895A (ja) 画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP2006323074A (ja) ベルト装置、定着装置及び画像形成装置
WO2023127588A1 (ja) 画像形成装置
JP7338453B2 (ja) 画像形成装置
JP7338452B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230912

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240521

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240603

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7508996

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150