JP7507719B2 - 流体機械及び水中航走体 - Google Patents

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Description

本開示は、流体機械及び水中航走体に関する。
例えば特許文献1には、流体機械の一例として、外周駆動の推進装置が記載されている。推進装置は、軸線を中心とした円筒状をなすシュラウドと、該シュラウドの内側に同軸に配置されたプロペラと、を有している。プロペラは軸線方向に二つが配置されている。
シュラウド内には二つのプロペラに対応するように計二つのモータが収容されている。このような二つモータにより二つのプロペラが外周駆動されることによって、流体がシュラウド内を軸線方向に圧送される。なお、この推進装置では、二つのプロペラは回転方向が互いに反対とされた二重反転プロペラとされている。
米国特許第8074592号明細書
ところで、上記特許文献1に記載の推進装置では、二重反転プロペラの一対のモータをシュラウド内に収容しているため、シュラウド内にはその収容スペースを確保する必要がある。そのため、シュラウドの大型化を招いてしまうという問題があった。
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、シュラウドのコンパクト化を図ることができる流体機械及び水中航走体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示に係る流体機械は、軸線方向に延びる軸部と、前記軸部を囲うように設けられて、該軸部との間に前記軸線方向一方側を上流側とするとともに前記軸線方向他方側を下流側とする流路を形成するシュラウドと、前記流路内で前記軸線回りに回転可能に設けられた第一プロペラと、前記流路における前記第一プロペラよりも前記下流側で前記軸線回りに回転可能に設けられた第二プロペラと、前記シュラウド内に設けられて、前記第一プロペラ回転駆動する外周駆動モータと、前記軸部に設けられて、前記第二プロペラ回転駆動する内周駆動モータと、を備え、前記軸部は前記下流側に向かうにしたがって縮径するテーパ状をなしており、前記軸部の内部で前記第一プロペラを貫通するように前記軸線に沿って延びて、該軸線回りに回転可能であるとともに、前記第二プロペラの内周部が固定された回転軸をさらに備え、前記内周駆動モータは、前記軸部内における前記第一プロペラよりも前記上流側に設けられ、前記回転軸を介して前記第二プロペラを回転駆動する。
本開示によれば、シュラウドのコンパクト化を図ることができる推進装置を提供することができる。
本開示の実施形態に係る水中航走体の船尾の斜視図である。 本開示の実施形態に係る推進装置の縦断面図である。 シュラウドの外周面に配置された連結部の縦断面図である。 シュラウドの外周面に配置された連結部を径方向外側から見た模式的な図である。 本開示の実施形態の変形例に係る推進装置の縦断面図である。
<水中航走体の全体構成>
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1及び図2に示すように、水中航走体1は、航走体本体2及び推進装置8を有している。
<航走体本体>
航走体本体2は、軸線Oに沿って延びる耐圧性容器によって構成されている。航走体本体2内には、例えば水中航走に必要な各種機器、電源、通信設備、センサ等が収容されている。
<推進装置>
推進装置8は、航走体本体2の後部に該航走体本体2と一体に設けられている。推進装置8は、水中航走体1を水中で推進させるための装置である。
推進装置8は、軸部3、第一プロペラ10A、第二プロペラ10B、第一軸受部40、回転軸45、第二軸受部46、シュラウド50、連結部70、ストラット78、外周駆動モータ90及び内周駆動モータ150を有している。
<軸部>
図2に示すように、軸部3は航走体本体2の後部に一体に設けられている。軸部3は、航走体本体2の一部であってもよい。軸部3は軸線Oに沿って延びている。本実施形態の軸部3は、軸線O方向一方側(以下、「上流側」と称する」)から軸線O方向他方側(以下、「下流側」と称する)に向かうにしたがって縮径する円錐台形状をなしている。軸部3の径方向外側を向く面は、下流側に向かうにしたがって縮径するテーパ状をなす軸外周面3aとされている。
軸部3は、上流側の軸前部4と下流側の軸後部5とに分割されている。軸前部4と軸後部5は、軸線O方向に間隔をあけて配置されている。軸後部5は、軸部3の最後部の部分であって最も外径が小さい部分である。
軸部3における軸前部4には、軸外周面3aから径方向内側に凹むとともに周方向にわたって環状に延びる収容溝7が形成されている。収容溝7は、軸前部4における下流側寄りの部分に設けられている。収容溝7の底となる径方向外側を向く面は、溝底面7aとされている。溝底面7aは軸線Oを中心とした円筒面状をなしている。
収容溝7を構成する上流側の面は、溝上流側面7bとされている。溝上流側面7bは、軸線Oに直交する平面状をなしており、下流側を向いている。溝上流側面7bは、軸線Oを中心とする環状に延びている。
収容溝7を構成する下流側の面は、溝下流側面7cとされている。溝下流側面7cは、軸線Oに直交する平面状をなしており、上流側を向いている。溝下流側面7cは、軸線Oを中心とする環状に延びている。溝下流側面7cは、溝上流側面7bと平行をなしている。
軸前部4における最後方の端面、即ち、下流側を向く端面は、後端面4aとされている。軸前部4には、後端面4aに開口して上流側に向かって延びる孔部4bが形成されている。孔部4bは、後端面4aから収容溝7よりも上流側の部分まで軸線Oに沿って延びている。
孔部4bの上流側の端部には、該軸前部4の内部に形成されたモータ収容空間4cが形成されている。モータ収容空間4cは、孔部4bよりも径方向外側に広がるように軸前部4内の中空部として形成されている。
軸後部5における上流側を向く面は、前端面5aとされている。前端面5aは、軸前部4の後端面4aと軸線O方向に間隔をあけて配置されており、該後端面4aと軸線O方向に対向している。
<第一プロペラ、第二プロペラ>
図2に示すように、第一プロペラ10A及び第二プロペラ10Bは、軸線Oを取り囲むように配置されている。第一プロペラ10A及び第二プロペラ10Bは、いずれも軸部3に対して軸線O回りに相対回転可能とされている。
<第一プロペラ>
第一プロペラ10Aは、第一内周リング11、第一羽根20A及び第一外周リング30から構成されている。
第一内周リング11は、軸線Oを中心とするリング状をなす部材である。第一プロペラ10Aの第一内周リング11は、収容溝7内に収容されている。
第一内周リング11は、第一リング内面11a、第一上流端面11b、第一下流端面11c及び第一外周流路面11dを有している。
第一リング内面11aは、第一内周リング11の内周面を構成している。第一リング内面11aは、周方向にわたって溝底面7aと対向する円筒面状をなしている。第一リング内面11aの内径は溝底面7aの外径よりも大きく設定されている。
第一上流端面11bは、第一内周リング11における上流側を向く面であって、溝上流側面7bの下流側に間隔をあけて配置されている。
第一下流端面11cは、第一内周リング11における下流側を向く面であって、溝下流側面7cの上流側に間隔をあけて配置されている。
第一外周流路面11dは、第一内周リング11における径方向外側を向く外周面を構成している、第一外周流路面11dは、下流側に向かうにしたがって縮径するテーパ面状をなしている。第一外周流路面11dは、軸外周面3aに連なるように延びている。
第一羽根20Aは、第一プロペラ10Aの第一内周リング11における第一外周流路面11dから径方向外側に延びるように設けられている。第一羽根20Aは、周方向に間隔をあけて複数が設けられている。第一羽根20Aの軸線O方向の寸法は、第一内周リング11の軸線O方向の寸法よりも小さい。
第一羽根20Aは、径方向に交差する断面形状が翼型をなしている。第一羽根20Aの上流側の縁部は、前縁とされている。第一羽根20Aの下流側の縁部は、後縁とされている。
第一外周リング30は、第一プロペラ10Aの外周部を構成する部材であって、軸線Oを中心としたリング状をなしている。第一外周リング30は、周方向に配列された複数の第一羽根20Aを周方向に接続している。第一外周リング30の軸線O方向の寸法は、第一羽根20Aの軸線O方向の寸法よりも大きい。
第一外周リング30は、第一内周流路面31、テーパ外面33を有している。
第一内周流路面31は、各第一外周リング30の内周面を構成する面である。第一プロペラ10Aの第一外周リング30の第一内周流路面31は、周方向に配列された複数の第一羽根20Aの径方向外側の端部に一体に接続されている。
テーパ外面33は、第一外周リング30における外周面を構成する面である。テーパ外面33は、下流側に向かうにしたがって縮径するテーパ面状をなしている。テーパ外面33は一様のテーパ角度で、即ち、軸線Oに対して一様な傾斜角で軸線O方向に延びている。
<第二プロペラ>
第二プロペラ10Bは、第二内周リング12、第二羽根20B及び第二外周リング35から構成されている。
第二内周リング12は、軸線Oを中心とするリング状をなす部材である。第二内周リングは、軸部3における軸前部4と軸後部5との間の部分にこれら軸前部4及び軸後部5とに軸線O方向から挟まれるように設けられている。
第二内周リング12は、第二リング内面12a、第二上流端面12b、第二下流端面12c及び第二外周流路面12dを有している。
第二リング内面12aは、第二内周リング12の内周面を構成している。第二リング内面12aは、周方向にわたって溝底面7aと対向する円筒面状をなしている。
第二上流端面12bは、第二内周リング12における上流側を向く面であって、軸前部4の後端面4aの下流側に間隔をあけて配置されている。
第二下流端面12cは、第二内周リング12における下流側を向く面であって、軸後部5の前端面5aの上流側に間隔をあけて配置されている。
第二外周流路面12dは、第二内周リング12における径方向外側を向く外周面を構成している。第二外周流路面12dは、下流側に向かうにしたがって縮径するテーパ面状をなしている。第二外周流路面12dは、軸外周面3aに連なるように延びている。
第二羽根20Bは、第二内周リング12における第二外周流路面12dから径方向外側に延びるように設けられている。第二羽根20Bは、周方向に間隔をあけて複数が設けられている。第二羽根20Bの軸線O方向の寸法は、第二内周リング12の軸線O方向の寸法よりも小さい。
第二羽根20Bは、径方向に交差する断面形状が翼型をなしている。第二羽根20Bの上流側の縁部は、前縁とされている。第二羽根20Bの下流側の縁部は、後縁とされている。
第二外周リング35は、第二プロペラ10Bの外周部を構成する部材であって、軸線Oを中心としたリング状をなしている。第二外周リング35は、周方向に配列された複数の第二羽根20Bを周方向に接続している。第二外周リング35の軸線O方向の寸法は、第二羽根20Bの軸線O方向の寸法よりも大きい。
第二外周リング35の内周面は、第二内周流路面36とされている。第二内周流路面36は、周方向に配列された複数の第二羽根20Bの径方向外側の端部に一体に接続されている。
<第一軸受部>
第一軸受部40は、第一プロペラ10Aを軸部3に対して回転可能に支持する。第一軸受部40は、収容溝7内に設けられており、第一プロペラ10Aの第一内周リング11を回転可能に支持している。第一軸受部40は、第一ラジアル軸受41、第一上流側スラスト軸受42及び第一下流側スラスト軸受43から構成されている。
第一ラジアル軸受41は、収容溝7における溝底面7a上に周方向にわたって設けられている。第一ラジアル軸受41として、本実施形態ではジャーナル軸受を採用している。第一ラジアル軸受41と第一内周リング11の第一リング内面11aとの間には周方向にわたってクリアランスが形成されている。
第一上流側スラスト軸受42は、収容溝7における溝上流側面7b上に周方向にわたって設けられている。第一上流側スラスト軸受42は、第一内周リング11の第一上流端面11bと軸線O方向にクリアランスを介して対向している。
第一下流側スラスト軸受43は、収容溝7における溝下流側面7c上に周方向にわたって設けられている。第一下流側スラスト軸受43は、第一内周リング11の第一下流端面11cと軸線O方向にクリアランスを介して対向している。
第一ラジアル軸受41、第一上流側スラスト軸受42及び第一下流側スラスト軸受43と、第一内周リング11と、の間には、収容溝7に流入する水が介在されている。これによって、第一ラジアル軸受41、第一上流側スラスト軸受42及び第一下流側スラスト軸受43は、第一内周リング11との間に形成される水膜を介して該第一内周リング11を回転可能に支持している。
<回転軸>
回転軸45は、軸前部4に形成された孔部4bを挿通するように軸線Oに沿って延びている。回転軸45の外周面と孔部4bの内周面との間にはクリアランスが形成されている。回転軸45は、軸線O回りに回転可能とされている。回転軸45は、第一内周リング11の径方向内側で該第一内周リング11を軸線O方向に貫通するように設けられている。回転軸45の上流側の端部は、軸前部4内のモータ収容空間4c内に位置している。回転軸45の下流側の端部は、孔部4bからさらに下流側に突出しており、軸前部4と軸後部5との間の空間まで延びている。回転軸45の下流側の端部は、軸後部5には接していない。
ここで、第二プロペラ10Bの第二内周リング12における第二リング内面12aは、回転軸45における孔部4bから下流側に突出した部分の外周面に一体に固定されている。これにより、回転軸45と第二プロペラ10Bとは、軸線O回りに一体に回転する。
<第二軸受部>
第二軸受部46は、第二プロペラ10Bを軸部3に対して回転可能に支持する。第二軸受部46は、第二ラジアル軸受47、第二上流側スラスト軸受48及び第二下流側スラスト軸受49から有している。
第二ラジアル軸受47は、軸前部4の孔部4bの内周面における第一プロペラ10Aよりも上流側の部分に、周方向にわたって設けられている。第二ラジアル軸受47として、本実施形態ではジャーナル軸受を採用している。第二ラジアル軸受47の内周面は、回転軸45の外周面を回転可能に支持している。即ち、第二ラジアル軸受47は、回転軸45を介して第二プロペラ10Bを回転可能に支持している。
第二上流側スラスト軸受48は、軸前部4の後端面4a上に周方向にわたって設けられている。第二上流側スラスト軸受48は、第二内周リング12の第二上流端面12bと軸線O方向にクリアランスを介して対向している。
第二下流側スラスト軸受49は、軸後部5の前端面5a上に周方向にわたって設けられている。第二下流側スラスト軸受49は、第二内周リング12の第二下流端面12cと軸線O方向にクリアランスを介して対向している。
第一上流側スラスト軸受42及び第一下流側スラスト軸受43と、第二内周リング12と、の間には水が介在されている。これによって、第二上流側スラスト軸受48及び第二下流側スラスト軸受49は、水膜を介して第二内周リング12を回転可能に支持している。なお、第二ラジアル軸受47も水膜を介して回転軸45を支持する構成であってもよい。
<シュラウド>
シュラウド50は、軸部3、第一プロペラ10A及び第二プロペラ10Bを外周側から囲うように設けられている。シュラウド50は、軸線Oを中心とした環状をなしている。シュラウド50は、軸部3の軸外周面3aから径方向に間隔をあけて配置されている。これによって、シュラウド50と軸部3との間には、軸線O方向にわたって環状をなす流路が形成されている。流路内には、第一プロペラ10Aの第一羽根20A、第二プロペラ10Bの第二羽根20Bが位置しており、第一プロペラ10Aの第一外周リング30及び第二プロペラ10Bの第二外周リング35は、シュラウド50内に収容されている。
シュラウド50における径方向内側を向く面は、シュラウド内周面51とされている。該シュラウド内周面51は、流路に面している。シュラウド50における径方向外側を向く面は、シュラウド外周面52とされている。
本実施形態のシュラウド50は、軸線Oを含む断面形状が翼型をなしている。シュラウド内周面51とシュラウド外周面52との上流側の端部の接続箇所は、周方向にわたって環状に延びるシュラウド前縁53とされている。シュラウド内周面51とシュラウド外周面52との下流側の端部での接続箇所は、周方向にわたって延びる環状をなすシュラウド後縁54とされている。シュラウド後縁54の軸線O方向位置は、軸部3の後端、即ち、軸後部5の後端の軸線O方向位置と同一とされている。
シュラウド50は、上流側から下流側に向かうにしたがって徐々に縮径する形状をなしている。本実施形態では、シュラウド50の断面翼型におけるシュラウド内周面51とシュラウド外周面52からの距離が等しい翼中心線(キャンバーライン)が、上流側から下流側に向かうにしたがって徐々に径方向内側に傾斜している。これにより、シュラウド後縁54はシュラウド前縁53よりも径方向内側に位置している。
シュラウド外周面52は、シュラウド前縁53付近では下流側に向かうにしたがって一旦拡径し、その後さらに下流側に向かうにしたがって滑らかに縮径していく。シュラウド外周面52は、径方向外側に向かって凸となる凸曲面状をなしている。
シュラウド内周面51は、軸線O方向にわたって、下流側に向かうにしたがって径方向内側に縮径している。シュラウド内周面51は、径方向内側に向かって凸となる凸曲面状をなしている。シュラウド内周面51と軸部3の軸外周面3aとの間に形成される環状の流路は、下流側に向かうにしたがって径方向内側に絞られていく。これによって、流路の流路断面積は、下流側に向かう程小さくなる。
シュラウド50には、シュラウド内周面51から径方向外側に向かって凹むキャビティ50A及び収容凹部50Bが形成されている。キャビティ50Aはシュラウド50における上流側寄りの部分に形成されており、収容凹部50Bはシュラウド50における下流側寄りの部分に形成されている。即ち、収容凹部50Bはキャビティ50Aよりも下流側に形成されている。
キャビティ50Aには、第一プロペラ10Aの第一外周リング30が収容されている。収容凹部50Bには第二プロペラ10Bの第二外周リング35が収容されている。
第一プロペラ10Aの第一外周リング30の第一内周流路面31は、シュラウド内周面51に軸線O方向に連なるようにして延びている。即ち、第一内周流路面31は、シュラウド内周面51の凸曲面の一部を構成するように延びている。
第二プロペラ10Bの第二外周リング35の第二内周流路面36は、シュラウド内周面51に軸線O方向に連なるようにして延びている。即ち、第二内周流路面36は、シュラウド内周面51の凸曲面の一部を構成するように延びている。
キャビティ50Aにおける径方向内側を向く面は、下流側に向かうにしたがって一様のテーパ角度で縮径する底部を有するテーパ内面57とされている。テーパ内面57は、第一プロペラ10Aの第一外周リング30におけるテーパ外面33と対応する軸線O方向位置に形成されている。
ここで、本実施形態のシュラウド50は、軸線O方向に分割された複数の分割体を連結することによって構成されている。即ち、シュラウド50は、分割体としての上流分割体61及び下流分割体63によって構成されている。
上流分割体61は、シュラウド前縁53を含む上流側の部分を構成している。
下流分割体63は、上流分割体61の下流側に連なる部分であって、シュラウド後縁54を含む部分を構成している。キャビティ50Aは、上流分割体61と下流分割体63の双方によって区画形成されている。シュラウド50のテーパ内面57は、上流分割体61と下流分割体63とにわたって形成されている。
<連結部>
図1に示すように、連結部70は、シュラウド50におけるシュラウド外周面52から突出するように設けられている。連結部70はシュラウド50の複数の分割体を互いに連結する。
詳しくは図5に示すように、連結部70は、上流凸部71、下流凸部73、連結ボルト74、及び充填部75を有している。
図3に示すように、上流凸部71は、シュラウド50における上流分割体61に一体に設けられており、該上流分割体61の外周面から突出している。上流凸部71には、下流側から上流側に向かって凹むようにして、ボルト固定孔71aが形成されている。
下流凸部73は、シュラウド50における下流分割体63に一体に設けられており、該下流分割体63の外周面から突出している。下流凸部73には、下流側から上流側に凹むようにしてボルト用凹部73aが形成されている、ボルト用凹部73aの底部には、該底部と下流凸部73における上流側を向く面とを貫通するボルト挿入孔73bが形成されている。
連結ボルト74は、上流凸部71及び下流凸部73を互いに連結している。連結部70によって上流分割体61及び下流分割体63を連結する際には、上流凸部71と下流凸部73とが当接するように位置決めする。この状態で、ボルト挿入孔73b及びボルト固定孔71aが互いに軸線O方向に連通した状態となる。そして、このように連通したボルト挿入孔73b及びボルト固定孔71aにボルト用凹部73aを介して連結ボルト74が挿入、固定される。これによって、上流凸部71及び下流凸部73が一体に連結され、これら上流凸部71及び下流凸部73とそれぞれ一体をなす上流分割体61が軸線O方向に一体に連結される。
充填部75は、ボルト用凹部73aに充填されるように設けられている。充填部75は、例えば硬化した樹脂である。充填部75は、連結ボルト74を取り付けた後に、ボルト用凹部73aに液体の樹脂を流し込み、その後、該樹脂が硬化することで形成されている。充填部75の一部は連結部70の外面を形成している。
ここで上記のような連結部70の外面形状について図3及び図4を用いて説明する。連結部70の外面形状は、上流凸部71及び下流凸部73に加えて充填部75におけるボルト用凹部73aからの露出面によって形成されている。連結部70は全体としてシュラウド外周面52から突出する凸曲面状をなしている。連結部70は、軸線O方向を長手方向とした凸曲面状をなしている。
さらに本実施形態の連結部70は、図4に示すように、シュラウド外周面52に沿う断面形状が上流側を前縁とし下流側を後縁とする翼型をなしている。連結部70の前縁は凸部前縁70aとされている。連結部70の後縁は凸部後縁70bとされている。より詳細には、連結部70は、シュラウド外周面52の法線方向に離れるにしたがって順次小さくなる相似形状をなす翼型を、法線方向に積み重ねたような形状をしている。
<ストラット>
図1及び図2に示すように、ストラット78は、シュラウド50と軸部3とを連結することで、軸部3に対してシュラウド50を支持する。ストラット78は、周方向に間隔をあけて複数が設けられており、軸線O方向に延びている。ストラット78における下流側の端部は、シュラウド50に固定されている。ストラット78の上流側の端部は軸部3の軸外周面3aに固定されている。
ストラット78の軸線Oに直交する断面形状は、径方向を長手方向として周方向を短手方向とした偏平矩形状をなしている。これによって、水中航走体1の推進の回転を抑制している。
なお、本実施形態では、軸部3は、軸前部4と軸後部5とに分割されている。そのため、軸後部5は例えばシュラウド50に対して図示しない接続部によって接続されていてもよい。これによって、軸前部4と軸後部5とは同軸に保持される。
<外周駆動モータ>
外周駆動モータは、第一プロペラ10Aを軸線回りに回転駆動する。図2に示すように、外周駆動モータ90は、シュラウド50におけるキャビティ50A内に収容されている。外周駆動モータ90は、第一プロペラ10Aを回転駆動する。外周駆動モータ90は、コニカルステータ100及びコニカルロータ130を有するコニカルモータである。
<コニカルステータ>
コニカルステータ100は、軸線Oを中心とした環状をなしている。コニカルステータ100は、下流側に向かうにしたがって縮径するテーパ状をなしている。即ち、コニカルステータ100の外周面であるステータ外周面102、及び、コニカルステータ100の内周面であるステータ内周面103は、それぞれ下流側に向かうにしたがって縮径するテーパ状をなしている。軸線Oに直交する断面視で、ステータ外周面102とステータ内周面103とは互いに平行とされている。
ステータ外周面102のテーパ角度は、シュラウド50のキャビティ50A内におけるテーパ内面57のテーパ角度と同一とされている。これにより、ステータ外周面102は、テーパ内面57に軸方向及び周方向にわたって当接している。ここで、ステータ外周面102は、テーパ内面57を構成する上流分割体61と下流分割体63とのうち、下流分割体63のみに固定されている。そのため、ステータ外周面102は、下流分割体63に対しては不動に固定一体化されている一方、上流側分割体に対しては相対移動可能とされている。
<コニカルロータ>
コニカルロータ130は、コニカルステータ100の径方向内側で第一プロペラ10Aの第一外周リング30に設けられている。
コニカルロータ130は、軸線Oを中心とした環状をなしている。コニカルロータ130は、下流側に向かうにしたがって縮径するテーパ状をなしている。即ち、コニカルロータ130の外周面であるロータ外周面133、及び、コニカルロータ130の内周面であるロータ内周面132は、それぞれ下流側に向かうにしたがって縮径するテーパ状をなしている。軸線Oに直交する断面視で、ロータ外周面133とロータ内周面132とは互いに平行とされている。
ロータ内周面132のテーパ角度は、第一プロペラ10Aの第一外周リング30におけるテーパ外面33のテーパ角度と同一とされている。これにより、ロータ内周面132は、テーパ外面33に軸方向及び周方向にわたって当接し、固定一体化されている。したがって、コニカルロータ130と第一プロペラ10Aとは軸線O回りに一体に回転する。
また、ロータ外周面133とステータ内周面103とは互いに径方向に対向しており、これらのテーパ角度は同一とされている。これによって、ロータ外周面133とステータ内周面103との間には、軸線O方向及び周方向に一様なクリアランスが形成されている。
このような外周駆動モータ90では、コニカルステータ100に設けられたコイルに通電されることで回転磁界が生じ、該回転磁界によってコニカルロータ130が軸線O回りに回転する。
<内周駆動モータ>
内周駆動モータ150は、第二プロペラ10Bを軸線O回りに回転駆動する。本実施形態では、内周駆動モータ150は回転軸45を介して第二プロペラ10Bを回転駆動する。内周駆動モータ150は、軸部3内のモータ収容空間4cに設けられている。内周駆動モータ150は、円筒ステータ160及び円筒ロータ170を有している。
円筒ステータ160は、軸線Oを中心とした円筒状をなしており、外周面及び内周面が軸線Oと平行な円筒面状をされている。円筒ステータ160は、モータ収容空間4cの内壁面に固定されている。
円筒ロータ170は、軸線Oを中心した円筒状をなしており、外周面及び内周面が軸線Oと平行な円筒面状をされている。円筒ロータ170は、円筒ステータ160の径方向内側に同軸に配置されている。円筒ロータ170の外周面は、円筒ステータ160の内周面と間隔をあけて配置されている。これによって、円筒ステータ160と円筒ロータ170との間には、軸線O方向及び周方向に一様なクリアランスが形成されている。
円筒ロータ170の内周面は、回転軸45の外周面における孔部4bからモータ収容空間4cに突出した部分に固定一体化されている。これによって、円筒ロータ170と回転軸45とは軸線O回りに一体に回転する。
このような内周駆動モータ150では、円筒ステータ160に設けられたコイルに通電されることで回転磁界が生じ、該回転磁界によって円筒ロータ170が軸線O回りに回転する。なお、内周駆動モータ150の回転方向は、外周駆動モータ90の回転方向と反対とされている。
<作用効果>
上記構成の水中航走体1は推進装置8が駆動されることで水中を航行することができる。即ち、外周駆動モータ90が駆動されると、コニカルロータ130に一体に固定された第一プロペラ10Aが周方向一方側に向かって軸線O回りに回転する。れにより、流路内に位置する第一羽根20Aによって下流側に水が圧送される。また、内周駆動モータ150が駆動されると、円筒ロータ170に一体に固定された第二プロペラ10Bが周方向他方側に向かって軸線O回りに回転する。これにより、流路内に位置する第二羽根20Bによって下流側に水が圧送される。
そして、第一プロペラ10A及び第二プロペラ10Bには水を圧送する際の反力として、上流側に向かっての推進力が発生する。この推進力は、第一上流側スラスト軸受42及び第二上流側スラスト軸受48を介して軸部3に伝達される。これによって、軸部3及びこれと一体とされた航走体本体2に推進力が作用し、水中航走体1が推進する。
以上のように本実施形態によれば、第一プロペラ10Aと第二プロペラ10Bとを回転させる一対のモータのうち、第一プロペラ10Aを回転駆動させる外周駆動モータ90のみがシュラウド50内に配置された構成となる。そして、内周駆動モータ150は、軸部3内に配置された構成となる。そのため、一対のモータの双方をシュラウド50内に配置する場合に比べて、シュラウド50のコンパクト化を図ることができる。
仮に第一プロペラ10Aを駆動するモータと第二プロペラ10Bを駆動するモータの双方をシュラウド50内に収容しようとした場合、シュラウド50が軸線O方向に大型化する他、二つのモータの配置構造に合わせてシュラウド50の形状を決定する必要がある。そのため、水に対する抵抗を最低限に抑えた最適設計をすることができない場合がある。
これに対して本実施形態では、一方のモータのみをシュラウド50に収容する構成とすることで、シュラウド50のコンパクト化及び設計の自由度の向上を図ることができる。そのため、シュラウド50の水に対するシュラウド50の抵抗をより一層抑える設計が可能となり、推進性能を向上させることができる。
また、第一プロペラ10A及び第二プロペラ10Bによる水の圧送によって、水の流れは下流側に向かうにしたがって径方向内側に絞られたものとなる。そのため、これに合わせて流路も下流側に向かうにしたがって縮径させることが好ましい。このような流路を形成する場合、流路の内周面を形成する軸部3は、下流側に向かうにしたがって縮径する先細り形状とする必要がる。
ここで、仮に内周駆動モータ150を第二プロペラ10Bの径方向内側に設置して第二プロペラ10Bを直接的に回転駆動しようとすれば、軸部3の後端が細いこともあり、モータの設置スペースを十分に確保することができない。無理に確保しようとすれば軸部3の大型化を招き、また、出力の小さい小型のモータを採用せざるを得ない。
これに対して本実施形態では、内周駆動モータ150が軸部3内における第一プロペラ10Aよりも上流側の部分に設置されており、当該内周駆動モータ150が回転駆動する回転軸45を介して第二ププロペラを回転させる構成とされている。そのため、内周駆動モータ150の設置スペースを十分に確保することができる。また、内周駆動モータ150を電源の近くに設置することで、電源ケーブルの取り回しを容易にすることもできる。
さらに、本実施形態では、上流側の第一プロペラ10Aと下流側の第二プロペラ10Bとの回転方向を反転させた二重反転プロペラの構造を採用している。そのため、水の吸込側となる第一プロペラ10Aで生じた旋回流を第二プロペラ10Bで回収することができる。これにより、第二プロペラ10Bの後流での旋回損失を低減させ、推進効率をより向上させることができる。
なお、本実施形態では二重反転プロペラを採用しているため、第一プロペラ10Aと第二プロペラ10Bとの回転方向を反対とされている。そのため、これらを駆動するモータを別々にする必要がある。
これに対して、第一プロペラ10Aの駆動源を外周駆動モータ90とするとともに第二プロペラ10Bの駆動源を内周駆動モータ150とすることで、シュラウド50のコンパクト化を図ることができる。
さらに、本実施形態ではシュラウド50の断面形状が上流側を前縁、下流側を後縁とする翼型をなすため、水の抵抗を最小限に抑えることができる。さらに、シュラウド50の断面翼型の翼中心線が下流側に向かうにしたがって径方向内側に傾斜しているため、翼型をなすシュラウド50全体として下流側に向かって縮径するテーパ形状とされている。これによって、シュラウド50の形状は、圧送される水の流れ方向に沿った形状となるため、圧送効率をより向上させることができる。
また、本実施形態では、外周駆動モータ90として、それぞれ下流側に向かうにしたがって縮径するコニカルステータ100及びコニカルロータ130を有するコニカルモータを採用している。これにより、外周駆動モータ90の形状をシュラウド50の形状に沿ったものとすることができる。そのため、シュラウド50の形状をモータの構成に応じて大型化させる必要はない。したがって、シュラウド50をより一層コンパクトな構成とすることができる。
第一プロペラ10Aの回転時には流体の圧送の反力として第一プロペラ10A自身には上流側に向かっての荷重が作用する。当該第一プロペラ10Aの荷重は第一上流側スラスト軸受42によって支持される。
一方、コニカルモータとしての外周駆動モータ90の駆動時には、コニカルロータ130にコニカルロータ130とコニカルステータ100の対向方向である径方向外側かつ下流側に向かっての電磁力が生じる。これにより、コニカルロータ130には当該電磁力の分力として下流側に向かって引き込まれるように力が作用する。当該分力によって第一プロペラ10Aから第一上流側スラスト軸受42に作用する荷重の一部が相殺される。したがって、第一プロペラ10Aから第一上流側スラスト軸受42に付与される荷重が低減させることができ、即ち、第一上流側スラスト軸受42のスラスト荷重の負担を低減することができる。
さらに、本実施形態では、図3に示す連結部70による連結を解除することでシュラウド50を複数の分割体(上流分割体61及び下流分割体63)に分解することができる。これにより、外周駆動モータ90のコニカルモータのシュラウド50への取り付け、及び、第一プロペラ10Aの外周リングのシュラウド50への収容を容易に行うことができる。
また、図3及び図4に示すように、連結部70は、シュラウド50の外周面から突出する凸曲面状をなし、シュラウド50の外周面に沿う断面形状が上流側を凸部前縁70aとし下流側を凸部後縁70bとする翼型をなしている。そのため、水中航走体1の推進時に連結部70が抵抗となってしまうことを抑制することができる。
さらに本実施形態では、外周駆動モータ90のコニカルステータ100は、上流分割体61と下流分割体63とのうち、下流側の分割体である下流分割体63のみに固定されている。
ここで、上述のようにコニカルロータ130には電磁力の分力として下流側に向かっての力が作用するのに対して、当該コニカルロータ130と対をなすコニカルステータ100には、電磁力の分力として上流側に向かっての力が作用する。これにより、コニカルステータ100が一体に取り付けられた下流分割体63に対しても、上流側に向かって力が作用することになる。
そのため、当該力によって、下流分割体63が上流分割体61に押し付けられる。これによって、下流分割体63と上流分割体61をより強固に固定一体化することができる。さらに、これら上流分割体61と下流分割体63を連結する連結部70の締結力を緩和することができる。したがって、締結部の締結ボルトの径を小さくすることができるとともに連結部70のコンパクト化を図ることができ、連結部70による水流に対する抵抗をより低減させることができる。
<その他の実施形態>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば実施形態では、第一プロペラ10Aを駆動するモータを外周駆動モータ90とし、第二プロペラ10Bを駆動するモータを内周駆動モータ150とする構成とした。しかしながらこれに限定されることはなく、第一プロペラ10Aを駆動するモータを内周駆動のモータとし、第二プロペラ10Bを駆動するモータを外周駆動のモータとしてもよい。
この一例を図5に示す変形例として説明する。図5では図2と同様の構成要素については同一の符号を付すとともに一部符号を省略している。
即ち、軸部3における軸前部4と軸後5との間に上流側の第一収容溝7Aが形成されており、軸後部5に下流側の第二収容溝7Bが形成されている。軸前部4の後端面4aから上流側に凹むように孔部4bが形成されており、孔部4bの上流側には、軸前部4内のモータ収容空間4cが形成されている。そして、孔部4b内には、モータ収容空間4c、孔部4b及び第一収容溝7Aを軸線O方向に通過するように中心固定軸4bが設けられている。中心固定軸4bは、軸前部4と軸後部5とを軸線O方向に接続している。
第一収容溝7Aには、中心固定軸4dに固定された第一ラジアル軸受41、軸前部4の後端面4aに固定された第一上流側スラスト軸受42、及び、軸後部5の前端面に固定された第二上流側スラスト軸受43からなる第一軸受部40が設けられている。
第二収容溝7Bには、該第二収容溝7Bの壁面に固定された第二ラジアル軸受47、第二上流側スラスト軸受48及び第二下流側スラスト軸受49からなる第二軸受部が設けられている。
第一プロペラ10Aの第一内周リング11は、第一収容溝7A内に軸線O回りに回転可能に設けられている、また、第二プロペラ10Bの第二内周リングは、第二収容溝7B内に軸線O回りに回転可能に設けられている。
シュラウド50における上流側の部分には、収容凹部50Bが形成されており、該収容凹部50Bよりも下流側の部分にキャビティ50Aが形成されている。そして、収容凹部50Bには、上流側の第一プロペラ10Aの外周リング30が収容されている。また、キャビティ50Aには下流側の第二プロペラ10B20の外周リング35が形成されている。キャビティ50Aに収容される外周駆動モータ90のコニカルステータ100は、第二プロペラ10Bの外周リング35に取り付けられている。このように、変形例では下流側の第二プロペラ10Bが外周駆動とされている。
一方、軸前部4におけるモータ収容空間4cには、内周駆動モータ150が設けられている。内周駆動モータ150は、中心固定軸4dを取り囲むように設けられた円筒ロータ170、及び、該円筒ロータ170をさらに外周側から取り囲うとともに軸前部4に固定された円筒ステータ160を有している。また、軸前部4における孔部4Bの内周面と中心固定軸4dの外周面との間には、これらと同軸かつ径方向に間隔をあけて円筒状に延びる円筒回転軸171が設けられている。円筒回転軸171の上流側の部分は、円筒ロータ170の内周面に一体に固定されている。円筒回転軸171の下流側の端部は、第一プロペラ10Aの第一リング11に一体に固定されている。内周駆動モータ150の円筒ロータ170が回転されることで、円筒回転軸171を介して第一内周リング11が回転する。このように、変形例では、上流側の第一プロペラ10Aが内周駆動とされている。
以上のように第一プロペラ10Aを内周駆動とし第二プロペラ10Bを外周駆動とした変形例では、実施形態に比べて内周駆動モータ150プロペラとを接続する軸の長さを短くすることができる。即ち、実施形態における第二プロペラ10Bを内周駆動させる回転軸45に比べて、変形例の第一プロペラ10Aを回転駆動する円筒回転軸171の軸線O方向の長さを短くできる。これによって、軸安定性を向上させることができる。
なお、第一変形例では中心固定軸4dや円筒回転軸を別途設ける必要があるのに対して、実施形態では回転軸45のみを設ければよく、部品点数が少なくて済むといったメリットがある。即ち、第一プロペラ10Aを外周駆動とし第二プロペラ10Bを内周駆動とした実施形態では、変形例に比べて全体構成をシンプルなものとすることができる。
実施形態では、内周駆動モータ150が回転軸45を介して第二プロペラ10Bを回転駆動する構成としたが、内周駆動モータ150が第二プロペラ10Bを直接的に回転させる構成であってもよい。この場合、内周駆動モータ150は第二プロペラ10Bの第二内周リング12の径方向内側に設けられる。
実施形態では、外周駆動モータ90をコニカルモータとしたが、外周駆動モータ90を内周駆動モータ150同様の円筒型のモータとしてもよい。また、内周駆動モータ150を外周駆動モータ90同様のコニカル型のモータとしてもよい。特に、先細りの軸部3の後部に内周駆動モータ150を設ける場合には、コニカル型のモータとすることが好ましい。
即ち、外周駆動モータ90及び内周駆動モータ150としては、いかなるモータを採用してもよい。
さらに実施形態では、シュラウド50の断面形状を翼型にした例について説明したが、必ずしも翼型でなくてもよい。シュラウド50の断面形状は流線形状であることが好ましいが、例えば、矩形状等の他の形状であってもよい。この場合であっても、シュラウド50は下流側に向かって縮径することで、流路断面積が下流側程小さくなる流路を区画形成する。
また、実施形態では、モータの個数に応じてシュラウド50を二つの分割体に分割する例について説明した。しかしながらこれに限定されることはなく、シュラウド50を軸線O方向に3つに分割する構成であってもよい。
さらに、実施形態では、本発明に係る流体機械を水中航走体1の推進装置8に適用した例について説明した。しかしながらこれに限定されることはなく、例えば、水上を航行する船舶等の推進装置8に流体機械を適用してもよい。
また、本発明に係る流体機械は、推進装置8のみならず、ポンプ等の他の水中で用いられる流体機械に適用してもよい。また、水を圧送する流体機械のみならず、油等の他の液体を圧送する流体機械に本発明を適用してもよい。
<付記>
各実施形態に記載の推進装置8(流体機械)及び水中航走体1は、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様に係る流体機械は、軸線O方向に延びる軸部3と、前記軸部3を囲うように設けられて、該軸部3との間に前記軸線O方向一方側を上流側とするとともに前記軸線O方向他方側を下流側とした流路を形成するシュラウド50と、前記軸部3と前記シュラウド50との間で前記軸線O回りに回転可能に設けられた第一プロペラ10Aと、該第一プロペラ10Aよりも下流側で前記軸部3と前記シュラウド50との間で前記軸線O回りに回転可能に設けられた第二プロペラ10Bと、前記シュラウド50内に設けられて、前記第一プロペラ10Aと前記第二プロペラ10Bとのうちの一方を回転駆動する外周駆動モータ90と、前記軸部3に設けられて、前記第一プロペラ10Aと前記第二プロペラ10Bとのうちの他方を回転駆動する内周駆動モータ150と、を備える。
このような構成により、シュラウド50には第一プロペラ10Aと第二プロペラ10Bとを回転させる一対のモータのうちの一方のみがシュラウド50内に配置された状態となる。そのため、一対のモータの双方をシュラウド50内に配置する場合に比べて、シュラウド50のコンパクト化を図ることができる。
(2)第2の態様に係る流体機械は、前記外周駆動モータ90は、前記第一プロペラ10Aを回転駆動し、前記内周駆動モータ150は、前記第二プロペラ10Bを回転駆動する(1)に記載の流体機械である。
上流側の第一プロペラ10Aを外周駆動とし、下流側の第二プロペラ10Bを内周駆動とすることで、シュラウド50のコンパクト化を図ることができる。
(3)第3の態様に係る流体機械は、前記軸部3の内部で前記第一プロペラ10Aを貫通するように前記軸線Oに沿って延びて、該軸線O回りに回転可能であるとともに、前記二プロペラの内周部が固定された回転軸45をさらに備え、前記内周駆動モータ150は、前記軸部3内における前記第一プロペラ10Aよりも上流側に設けられ、前記回転軸45を介して前記第二プロペラ10Bを回転駆動する(2)に記載の流体機械である。
これによって、下流側に位置する第二プロペラ10Bを駆動する内周駆動モータ150を、軸部3内における上流側の部分に配置することができる。そのため、配置の自由度を向上させることができる。
(4)第4の態様に係る流体機械は、前記第一プロペラ10Aと前記第二プロペラ10Bとの回転方向が反対である(1)から(3)のいずれかに記載の流体機械である。
上流側の第一プロペラ10Aと下流側の第二プロペラ10Bとの回転方向を反転させた二重反転プロペラとすることで、第一プロペラ10Aで生じた旋回流を第二プロペラ10Bで回収することができる。そのため、第二プロペラ10Bの後流での旋回損失を低減させることができる。
また、二重反転プロペラとする場合には、第一プロペラ10Aと第二プロペラ10Bとの回転方向を反対とするために駆動源を分ける必要がある。この場合であっても、一方の駆動源のみを外周駆動モータ90としてシュラウド50内に配置することで、該シュラウド50のコンパクト化を図ることができる。
(5)第5の態様に係る流体機械は、前記シュラウド50は、前記軸線Oに直交する断面形状が、前記上流側の端部を前縁とし、下前記流側の端部を後縁とした翼型をなしている(1)から(4)のいずれかに記載の流体機械である。
シュラウド50の断面形状が翼型をなすため、流体機械を水中に設けた場合における水流による抵抗を小さく抑えることができる。また、第一プロペラ10A及び第二プロペラ10Bによって圧送される流体の流れ方向に沿った形状となるため、圧送効率をより向上させることができる。
一方で、内部に複数のモータを収容しながら翼型を維持するためには、シュラウド50の形状を複数のモータの配置構造に合わせて必要以上に大型化させなればならない場合がある。これに対して、本態様では、二つのモータのうちの一方のみがシュラウド50内に配置された構成のため、シュラウド50の大きさを小さく抑えることができる。
(6)第6の態様に係る流体機械は、前記外周駆動モータ90は、前記シュラウド50に固定されたステータ、及び、該ステータの径方向内側で前記第一プロペラ10A及び前記第二プロペラ10Bのうちの一方の外周部に固定されたロータを備え、該外周駆動モータ90は、前記ステータ及び前記ロータが下流側に向かうにしたがって縮径するコニカルモータである(1)から(5)のいずれかに記載の流体機械である。
外周駆動モータ90として、ロータ及びステータが下流側に向かうにしたがって縮径するコニカルモータを採用することで、外周駆動モータ90の形状をシュラウド50の形状に沿ったものとすることができる。そのため、シュラウド50の形状をモータの構成に応じて大型化させる必要はなく、コンパクトな構成とすることができる。
(7)第7の態様に係る流体機械は、前記外周駆動モータ90によって回転駆動される前記第一プロペラ10A及び前記第二プロペラ10Bのうちの一方は、前記軸部3の外周側にクリアランスを介して嵌め込まれた内周リングを有し、前記軸部3に固定されて、前記内周リングの前記上流側に周方向にわたって対向するスラスト軸受と、前記シュラウド50を前記軸部3に対して支持するストラット78と、をさらに備える(1)から(6)のいずれかに記載の流体機械である。
プロペラの回転時には流体の圧送の反力としてプロペラ自身には上流側に向かっての荷重が作用する。当該プロペラの荷重はスラスト軸受によって支持される。一方、コニカルモータとしての外周駆動モータ90の駆動時には、コニカルロータ130に径方向外側かつ下流側に向かっての電磁力が生じる。即ち、コニカルロータ130は下流側に向かって引き込まれるように力が作用する。これによって、プロペラからスラスト軸受に付与される荷重が低減させるため、スラスト荷重の負担を低減することができる。
(8)第8の態様に係る流体機械は、前記シュラウド50は、前記軸線O方向に複数に分割された複数の分割体から構成されており、これら複数の分割体を前記軸線O方向に連結する連結部70をさらに備える(1)から(7)のいずれかの流体機械である。
連結部70による連結を解除することでシュラウド50を複数の分割体に分解することができる。これにより、モータのロータ及びステータをシュラウド50内に取り付け易くすることができる。
(9)第9の態様に係る流体機械は、前記連結部70は、前記シュラウド50の外周面から突出する凸曲面状をなしているとともに、前記シュラウド50の外周面に沿う断面形状が上流側を前縁とし下流側を後縁とする翼型をなしている(8)に記載の流体機械である。
これによって、シュラウド50の外周面に水流がある場合に、連結部70が抵抗となってしまうことを抑えることができる。
(10)第10の態様に係る流体機械は、前記外周駆動モータ90は、互いに軸線O方向に隣り合う一対の前記分割体のうち、下流側の前記分割体のみに固定されている(8)又は(9)に記載の流体機械である。
ここで、コニカルロータ130には電磁力の分力として下流側に向かっての力が作用するのに対して、当該コニカルロータ130と対をなすコニカルステータ100には、電磁力の分力として上流側に向かっての力が作用する。そのため、コニカルステータ100が一体に取り付けられた下流側の分割体にも、上流側に向かって力が作用することになる。そのため、当該力によって、下流側の分割体が上流側の分割体に押し付けられる。これによって、上流側及び下流側の分割体を強固に固定一体化させることができる。
(11)第11の態様に係る水中航走体1は、航走体本体2と、該航走体本体2に設けられた推進装置8と、を備え、前記推進装置8は、(1)から(10)のいずれかの流体機械である水中航走体1である。
このような水中航走体1によれば、推進装置8のコンパクト化を図ることができる。
1…水中航走体 2…航走体本体 3…軸部 3a…軸外周面 4…軸前部 4a…後端面 4b…孔部 4c…モータ収容空間 4d…中心固定軸 5…軸後部 5a…前端面 7…収容溝 7A…第一収容溝 7B…第二収容溝 7a…溝底面 7b…溝上流側面 7c…溝下流側面 8…推進装置 10A…第一プロペラ 10B…第二プロペラ 11…第一内周リング 11a…第一リング内面 11b…第一上流端面 11c…第一下流端面 11d…第一外周流路面 12…第二内周リング 12a…第二リング内面 12b…第二上流端面 12c…第二下流端面 12d…第二外周流路面 20A…第一羽根 20B…第二羽根 30…第一外周リング 31…第一内周流路面 33…テーパ外面 35…第二外周リング 36…第二内周流路面 40…第一軸受部 41…第一ラジアル軸受 42…第一上流側スラスト軸受 43…第一下流側スラスト軸受 45…回転軸 46…第二軸受部 47…第二ラジアル軸受 48…第二上流側スラスト軸受 49…第二下流側スラスト軸受 50…シュラウド 50A…キャビティ 50B…収容凹部 51…シュラウド内周面 52…シュラウド外周面 53…シュラウド前縁 54…シュラウド後縁 57…テーパ内面 61…上流分割体 63…下流分割体 70…連結部 70a…凸部前縁 70b…凸部後縁 71…上流凸部 71a…ボルト固定孔 73…下流凸部 73a…ボルト用凹部 73b…ボルト挿入孔 74…連結ボルト 75…充填部 78…ストラット 90…外周駆動モータ 100…コニカルステータ 102…ステータ外周面 103…ステータ内周面 130…コニカルロータ 132…ロータ内周面 133…ロータ外周面 150…内周駆動モータ 160…円筒ステータ 170…円筒ロータ 171…円筒回転軸 O…軸線

Claims (9)

  1. 軸線方向に延びる軸部と、
    前記軸部を囲うように設けられて、該軸部との間に前記軸線方向一方側を上流側とするとともに前記軸線方向他方側を下流側とする流路を形成するシュラウドと、
    前記流路内で前記軸線回りに回転可能に設けられた第一プロペラと、
    前記流路における前記第一プロペラよりも前記下流側で前記軸線回りに回転可能に設けられた第二プロペラと、
    前記シュラウド内に設けられて、前記第一プロペラ回転駆動する外周駆動モータと、
    前記軸部に設けられて、前記第二プロペラ回転駆動する内周駆動モータと、
    を備え、
    前記軸部は前記下流側に向かうにしたがって縮径するテーパ状をなしており、
    前記軸部の内部で前記第一プロペラを貫通するように前記軸線に沿って延びて、該軸線回りに回転可能であるとともに、前記第二プロペラの内周部が固定された回転軸をさらに備え、
    前記内周駆動モータは、前記軸部内における前記第一プロペラよりも前記上流側に設けられ、前記回転軸を介して前記第二プロペラを回転駆動する流体機械。
  2. 前記第一プロペラと前記第二プロペラとの回転方向が反対である請求項に記載の流体機械。
  3. 前記シュラウドは、前記軸線に直交する断面形状が、前記上流側の端部を前縁とし、前記下流側の端部を後縁とした翼型をなしている請求項1又は2に記載の流体機械。
  4. 前記外周駆動モータは、
    前記シュラウドに固定されたステータ、及び、該ステータの径方向内側で前記第一プロペラ及び前記第二プロペラのうちの一方の外周部に固定されたロータを備え、
    該外周駆動モータは、前記ステータ及び前記ロータが前記下流側に向かうにしたがって縮径するコニカルモータである請求項1からのいずれか一項に記載の流体機械。
  5. 前記外周駆動モータによって回転駆動される前記第一プロペラ及び前記第二プロペラのうちの一方は、前記軸部の外周側にクリアランスを介して嵌め込まれた内周リングを有し、
    前記軸部に固定されて、前記内周リングの前記上流側に周方向にわたって対向するスラスト軸受と、
    前記シュラウドを前記軸部に対して支持するストラットと、
    をさらに備える請求項1からのいずれか一項に記載の流体機械。
  6. 前記シュラウドは、前記軸線方向に複数に分割された複数の分割体から構成されており、
    これら複数の分割体を前記軸線方向に連結する連結部をさらに備える請求項1からのいずれか一項に記載の流体機械。
  7. 前記連結部は、前記シュラウドの外周面から突出する凸曲面状をなしているとともに、前記シュラウドの外周面に沿う断面形状が前記上流側を前縁とし前記下流側を後縁とする翼型をなしている請求項に記載の流体機械。
  8. 前記外周駆動モータは、互いに前記軸線方向に隣り合う一対の前記分割体のうち、前記下流側の前記分割体のみに固定されている請求項6又は7に記載の流体機械。
  9. 航走体本体と、
    該航走体本体に設けられた推進装置と、を備え、
    前記推進装置は、請求項1からのいずれか一項に記載の流体機械である水中航走体。
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