JP7506993B2 - 車両搬送方法及び車両搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両を自動で搬送するための方法及び装置に関する。
工場で車両が完成したら、完成車両をストックする車両待機場まで搬送される。このような車両の搬送は、通常、複数の車両を搭載可能なトレーラーを用いて行われるが、この場合、トレーラーを運転する作業者が必要になるため、コストアップを招く。
そこで、下記の特許文献1には、車両を自動で搬送する自走式の車両搬送装置が示されている。このような車両搬送装置を用いれば、トレーラーを運転する作業者が不要となるため、低コスト化が図られる。
特開2019-78099号公報
上記のような車両搬送装置で車両を車両待機場まで搬送したら、車両を降ろして空になった車両搬送装置を工場に戻す必要がある。この場合、車両を一台搬送する度に、工場と車両待機場との間で車両搬送装置を往復させるための電力が必要となる。
本発明は、自走式の車両搬送装置を用いた搬送システムにおける電力消費量を低減することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、電力で駆動される自走式の車両搬送装置で車両を搬送するための方法であって、搭載エリアで車両搬送装置に車両を搭載する搭載工程と、車両が搭載された車両搬送装置をストックエリアまで走行させる搬送工程と、ストックエリアで車両を車両搬送装置から降ろす降車工程と、空になった車両搬送装置を搭載エリアまで走行させる返送工程とを有し、前記返送工程において、複数の車両搬送装置を連結し、これらのうちの何れかの車両搬送装置で他の車両搬送装置を牽引する車両搬送方法を提供する。
上記のような車両搬送装置の走行時には、駆動手段だけでなく、車両搬送装置の位置及び姿勢を制御する制御部も相当の電力を消費する。そこで、上記のように、返送工程において、空になった複数の車両搬送装置を連結し、何れかの車両搬送装置で他の車両搬送装置を牽引することで、牽引される車両搬送装置の駆動手段及び制御部の消費電力を0にすることができる。この場合、牽引する側の車両搬送装置の駆動手段の負荷(消費電力)は増えるため、複数の車両搬送装置の駆動手段の合計消費電力は変わらない。一方、牽引する側の車両搬送装置の制御部の消費電力は、単独で走行する場合と同じであるため、複数の車両搬送装置の制御部の合計消費電力が低減される。その結果、各車両搬送装置をそれぞれ独立して走行させる場合よりも消費電力が低減される。
上記の車両搬送方法は、駆動輪と、駆動輪を電力で駆動する駆動手段と、前記駆動手段を制御する制御部と、連結部と、被連結部とを有する自走式の車両搬送装置であって、前記連結部は、同一の構成を有する他の車両搬送装置に設けられた前記被連結部と連結可能であり、前記被連結部は、同一の構成を有する他の車両搬送装置に設けられた前記連結部と連結可能である車両搬送装置を用いて実現することができる。
以上のように、本発明によれば、自走式の車両搬送装置を用いた搬送システムにおける電力消費量を低減することができる。
工場からコンテナヤードまで車両を自動で搬送する自動搬送システムを示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る車両搬送装置の側面図である。 上記車両搬送装置の正面図である。 上記車両搬送装置の平面図である。 上記車両搬送装置の駆動輪ユニットの断面図である。 (A)は、上記車両搬送装置の補助輪付近の断面図であり、(B)は同平面図である。 コンテナヤードに配された車両及び上記車両搬送装置の平面図である。 コンテナヤードに配された車両及び上記車両搬送装置の平面図である。 コンテナヤードに配された車両及び上記車両搬送装置の平面図である。 コンテナヤードに配された車両及び上記車両搬送装置の平面図である。 (A)(B)は、連結部と被連結部とを連結する様子を示す平面図である。 三台の車両搬送装置を連結した状態を示す平面図である。 他の実施形態に係る駆動輪及び駆動手段を模式的に示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明の一実施形態に係る車両搬送装置1は、図1に示すように、車両Cを、搭載エリアとしての工場FからストックエリアとしてのコンテナヤードYに搬送するものである。車両搬送装置1は、システム制御部Sからの無線指令(点線矢印)に従って、工場FとコンテナヤードYとの間を往復する。本実施形態では、車両Cが前輪駆動車であり、車両Cの前輪のみを車両搬送装置1に搭載して搬送する場合を示す。
車両搬送装置1は、図2~4に示すように、車両Cの左右の前輪W1が搭載される本体2と、本体2の幅方向両側に設けられた駆動輪ユニット3と、システム制御部Sからの無線指令を受信する受信器4とを有する。尚、以下では、車両搬送装置1の各部を説明するにあたり、車両搬送装置1に搭載された車両Cの車幅方向(図3及び図4の左右方向)を「幅方向」と言い、同車両Cの前方(図2の左側、図4の下側)及び後方(図2の右側、図4の上側)をそれぞれ「前方」及び「後方」と言う。
本体2には、車両Cの前輪W1の転がりを防止する車輪止め5と、駆動輪ユニット3を制御する制御部7と、駆動輪ユニット3及び制御部7に電力を供給するバッテリー6とが設けられる。
また、本体2には、連結部としての爪41と被連結部としての凹部42とが設けられる。爪41は、他の車両搬送装置1の本体2に設けられた凹部42と連結可能な構造を成し、凹部42は、他の車両搬送装置1の本体2に設けられた爪41と連結可能な構造を成している。図示例では、爪41が本体2の前部に設けられ、凹部42が本体2の後部に設けられる。爪41を、他の車両搬送装置1の凹部42と嵌合させることで、両者が幅方向に係合可能とされる。また、爪41と凹部42とを幅方向に係合させた状態で、両者は前後方向に係合可能とされる。本実施形態では、爪41の前端から幅方向に突出した突出部41aと、凹部42の側壁に設けられた小凹部42aとを嵌合させることで、両者が前後方向に係合可能とされる(図11(B)参照)。
駆動輪ユニット3は、図5に示すように、駆動輪9と、駆動輪9を軸心周りに回転駆動する駆動手段と、本体2に固定され、駆動輪9及び駆動手段を収容するケーシング13とを備える。
駆動輪9は、同軸上に並べて配された一対の車輪10で構成される。一対の車輪10の外径は等しく、図示例では、同一の車輪10を軸心方向に対向させて使用している。
駆動手段は、例えば、車輪10ごとに設けられたモータで構成され、本実施形態では、各車輪10の内周に配されたインホイールモータ11で構成される。インホイールモータ11の回転軸11aは、車輪10の軸心に固定される。各インホイールモータ11は、バッテリー6及び制御部7(図4参照)と接続され、制御部7からの指令に基づいて回転駆動される。各インホイールモータ11の本体11bは、鉛直方向に延びる転舵軸12に固定される。転舵軸12は、ケーシング13に固定されたフレーム14に軸受15を介して回転自在に取り付けられる。転舵軸12を支持する軸受15は、ラジアル方向及びスラスト方向の荷重を支持するものであることが好ましく、例えば円すいころ軸受が使用される。以上により、一対の車輪10からなる駆動輪9が、本体2に対して転舵軸12を中心に一体に回転可能とされる。本実施形態では、駆動輪9が、転舵軸12を中心に360°回転可能とされる。
受信器4は、システム制御部S(図1参照)からの電波を受信可能な位置に設けられる。本実施形態では、図2及び図3に示すように、搭載される車両Cの上面と略同じ高さに受信器4が設けられる。図示例では、駆動輪ユニット3のケーシング13から上方に延びた支柱16の上端に受信器4が取り付けられる。受信器4は、例えば、各駆動輪ユニット3の上方に一個ずつ設けられる。受信器4は、制御部7と接続され、システム制御部Sからの指令を制御部7に伝達する。
車両搬送装置1には、補助輪8が設けられる。補助輪8は、駆動輪9の軸心よりも前方あるいは後方に設けられる。本実施形態では、図2に示すように、補助輪8が、駆動輪9の軸心よりも前方に設けられる。補助輪8は、駆動輪9の車輪10よりも外径が小さい車輪で構成される。補助輪8の数は特に限定されず、図示例では幅方向に離隔した2箇所に設けられる(図3及び図4参照)。
補助輪8は、軸心周りに回転自在で、且つ、鉛直方向の回転軸周りに回転自在な状態で、本体2に取り付けられる。具体的には、図6(A)(B)に示すように、補助輪8の軸心に固定された回転軸31の両端が、ラジアル軸受32を介して回転板33に取り付けられる。回転板33は、スラスト軸受34を介して本体2に取り付けられる。これにより、補助輪8は、ラジアル軸受32により軸心L1周りに回転自在とされ、スラスト軸受34により鉛直方向の回転軸(スラスト軸受34の回転中心O)周りに回転自在とされる。
本実施形態では、図6(B)に示す平面視において、補助輪8の軸心L1及び軸心方向中央線L2が、スラスト軸受34の回転中心Oに対して、それぞれδ1、δ2だけオフセットしている。これにより、車両搬送装置1が走行したときに、補助輪8が、地面との摩擦により鉛直方向の回転軸(スラスト軸受34の回転中心O)周りに回転し、補助輪8の走行方向が車両搬送装置1の走行方向(すなわち、駆動輪9の走行方向)と略一致する。
以下、上記の車両搬送装置1により車両Cを搬送する手順を説明する。本実施形態では、工場Fで車両搬送装置1に車両Cを搭載する搭載工程と、車両Cが搭載された車両搬送装置1をコンテナヤードYまで走行させる搬送工程と、コンテナヤードYで車両Cを車両搬送装置1から降ろす降車工程と、空になった車両搬送装置1を工場Fまで走行させる返送工程とを順に行う。
[搭載工程]
まず、工場F(図1参照)で、車両Cの前部を図示しないリフト手段で上昇させ、この状態で、車両Cの前部の下方に車両搬送装置1の本体2を潜り込ませる。そして、リフト手段で車両Cの前部を降下させ、左右の前輪W1を車両搬送装置1の本体2の上に搭載する。このとき、前輪W1を、車輪止め5の間に嵌まり込ませることで、前輪W1の前後移動が規制される(図2参照)。尚、リフト手段は、工場Fに設けられたものであってもよいし、車両搬送装置1に搭載されたものであってもよい。
車両搬送装置1の本体2に車両Cの前輪W1を搭載したときに、前輪W1の軸心が駆動輪9の軸心よりも後方に配されると、本体2が後側に傾く恐れがある。従って、前輪W1の軸心が駆動輪9の軸心よりも前方(補助輪8側)に配されるように、車輪止め5の位置を設定することが好ましい。一方、前輪W1の軸心が補助輪8に近すぎると、小径な補助輪8に過大な荷重が加わるため、前輪W1の軸心は駆動輪9の軸心寄りの位置に設けることが好ましい。具体的には、前輪W1の軸心を、駆動輪9と補助輪8の前後方向中央よりも後方に配することが好ましく、駆動輪9の前端よりも後方に配することがより好ましい。
[搬送工程]
車両Cの前輪W1(駆動輪)を車両搬送装置1に搭載し、後輪W2(従動輪)を接地した状態で、車両搬送装置1を駆動して車両Cを搬送する(図1の矢印P1参照)。具体的には、システム制御部Sからの指令を車両搬送装置1の受信器4で受信し、この指令が制御部7に伝達され、この指令に従って制御部7が各駆動輪9の駆動手段(インホイールモータ11)を駆動する。このとき、各駆動輪9の一対の車輪10を駆動するインホイールモータ11のトルクを異ならせることで、各駆動輪9を転舵することができる。
[降車工程]
こうして、車両搬送装置1が、システム制御部Sからの指令に従って所定の経路を走行し、コンテナヤードY内の所定位置まで車両Cを搬送する(図7の矢印Q1参照)。そして、リフト手段で車両Cの前部を上昇させ、この状態で車両搬送装置1を前方に走行させて車両Cの下方から退避させる(図7の矢印Q2参照)。その後、リフト手段で車両Cの前部を降下させ、前輪W1を接地させる。尚、リフト手段は、コンテナヤードYに設けられたものであってもよいし、車両搬送装置1に搭載されたものであってもよい。
こうして車両Cから分離された車両搬送装置1は、コンテナヤードY内に配置された多数の車両Cの前後方向間に配置される。コンテナヤードY内では、車両Cはできる限り密に配置することが好ましいが、車両Cの前後方向間隔D2は車両搬送装置1の前後方向寸法D1に依存するため、車両搬送装置1の前後方向寸法D1はなるべく小さいことが好ましい。本実施形態では、車両搬送装置1が、車両Cの前輪W1のみを搭載するものであるため、車両搬送装置1の前後方向寸法D1は車両Cのホイールベースよりも短くて済み、例えば車両Cのホイールベースの1/2以下とすることができる。このため、車両Cの前後方向間隔D2を小さくすることができ、コンテナヤードY内に車両Cを密に配置することが可能となる。
[返送工程]
その後、車両搬送装置1をその場に停止させた状態で、インホイールモータ11により各駆動輪9の一対の車輪10を互いに逆向きに同トルクで回転駆動することにより、各駆動輪9をその場で90°転舵させる(図7の点線参照)。その後、各駆動輪9の各車輪10を同方向に同トルクで回転させることにより、車両搬送装置1を幅方向(図7の左右方向)に走行させる。車両搬送装置1が幅方向に走行し始めると、補助輪8が地面との摩擦により鉛直方向の回転軸周りに90°回転し、走行方向が幅方向となる(図7の点線参照)。このとき、車両Cを搭載していない車両搬送装置1の重心が駆動輪9の軸心と補助輪8の軸心との前後方向間に配されるように、バッテリー6や制御部7等を配置することで、車両搬送装置1の走行を安定させることができる。以上により、車両搬送装置1が車両Cの前後方向間から退避される(図1及び図7の矢印P2参照)。
車両搬送装置1が車両Cの間から抜け出したら、図8に点線で示すように車両搬送装置1をその場で90°回転させる(この車両搬送装置を「車両搬送装置1A」と言う。)。その後、次の車両搬送装置1が車両Cの間から抜け出したら、図9に点線で示すようにこの車両搬送装置1をその場で90°回転させ、先に停車した車両搬送装置1Aの後方に配置する(この車両搬送装置を「車両搬送装置1B」と言う。)。
そして、図10に示すように、車両搬送装置1Bを車両搬送装置1Aに連結する。具体的には、図11(A)に示すように、車両搬送装置1Bを前方に走行させて、本体2の前部に設けられた爪41を車両搬送装置1Aの本体2の後部に設けられた凹部42に嵌め込んだ後、車両搬送装置1Bを幅方向一方(図中右側)に走行させる。これにより、図11(B)に示すように、車両搬送装置1Bの爪41が車両搬送装置1Aの凹部42に幅方向他方側(図中左側)から係合し、車両搬送装置1Bで車両搬送装置1Aを牽引することができる。このとき、爪41の突出部41aと小凹部42aとが嵌合することで、爪41と凹部42とが前後方向に係合可能とされる。これにより、車両搬送装置1Bをカーブさせる場合でも、これに追従させながら車両搬送装置1Aを牽引することができる。こうして、複数の車両搬送装置1を連結して走行させて、工場Fまで返送する(図1の矢印P3参照)。
上記のように、空になった車両搬送装置1A、1Bを連結し、車両搬送装置1Bで車両搬送装置1Aを牽引することで、牽引される車両搬送装置1Aのインホイールモータ11及び制御部7の消費電力を0にすることができる。この場合、牽引する側の車両搬送装置1Bのインホイールモータ11の負荷(消費電力)は増えるため、車両搬送装置1A及び1Bのインホイールモータ11の合計消費電力は変わらない。一方、牽引する側の車両搬送装置1Bの制御部7の消費電力は、単独で走行する場合と同じであるため、車両搬送装置1A及び1Bの制御部の合計消費電力が低減される。その結果、各車両搬送装置1A、1Bをそれぞれ別個に独立して走行させる場合と比べて消費電力を低減できる。このとき、牽引される車両搬送装置1Aでは、駆動輪9の回転がインホイールモータ11の回転軸11aに伝達され、回転軸11aを含むモータロータが回転(空転)する。
そして、工場Fに戻ってきた車両搬送装置1に新たな車両Cを搭載して、コンテナヤードYまで搬送する。以上を繰り返すことにより、工場FからコンテナヤードYまで車両Cを自動で搬送することができる。
本発明は上記の実施形態に限られない。以下、本発明の他の実施形態を説明するが、上記の実施形態と同様の点については重複説明を省略する。
例えば、駆動輪ユニット3に、インホイールモータ11から駆動輪9へのトルクを伝達する一方で、駆動輪9からインホイールモータ11への逆入力トルクを伝達しない逆入力防止クラッチを設けてもよい。この場合、牽引される車両搬送装置1Bの駆動輪9が空転し、駆動輪9からインホイールモータ11のモータロータにトルクが伝達されないため、このモータロータの回転の摩擦等によるトルクの増大が回避され、牽引する車両搬送装置1Bの駆動手段の電力消費量をさらに低減できる。
また、上記の実施形態では、連結部(爪41)及び被連結部(凹部42)を本体2に設けた場合を示したが、これに限らず、例えば駆動輪ユニット3のケーシング13に設けてもよい。また、連結部及び被連結部の構成は上記に限らず、例えば、一対の爪を互いに係合させて連結部及び被連結部を構成したり、ピンとこれが嵌合する穴で連結部及び被連結部を構成したりしてもよい。あるいは、連結部及び被連結部が、磁力で本体2同士を連結するものであってもよい。また、返送工程における車両搬送装置1の牽引方向は上記に限らず、例えば、連結部を有する車両搬送装置で被連結部を有する他の車両搬送装置を前後方向に牽引するようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、一台の車両搬送装置1を一台の車両搬送装置1で牽引する場合を示したが、これに限らず、例えば、一台の車両搬送装置1を複数の車両搬送装置1で牽引したり、複数の車両搬送装置1を一台の車両搬送装置1で牽引したりしてもよい。例えば図12に示す実施形態では、一台の車両搬送装置1Cで、二台の車両搬送装置1A、1Bを牽引している。この場合、車両搬送装置1Cのみを駆動し、これに牽引される車両搬送装置1A、1Bの電源はOFFにしている。この他、車両搬送装置1A、1Cを駆動し、これらの間の車両搬送装置1Bを牽引してもよい。
また、上記の実施形態では、コンテナヤードYで複数の車両搬送装置1を連結して工場Fまで搬送する場合を示したが、これに限られない。例えば、常時は、空になった車両搬送装置1をコンテナヤードYから工場Fまで単独で走行させ、何れかの車両搬送装置1がコンテナヤードYから工場Fまでの経路の途中で故障したときに、故障した車両搬送装置1を他の正常な車両搬送装置1と連結して所定の場所まで牽引してもよい。
また、上記の実施形態では、各駆動輪9が一対の車輪10からなる場合を示したが、これに限らず、各駆動輪9を一個の車輪で構成してもよい。この場合、図13に示すように、駆動輪9を軸心周りに回転駆動する駆動モータ17と、駆動輪9を鉛直方向の転舵軸12周りに回転駆動する転舵モータ18が設けられる。転舵軸12を転舵モータ18で直接駆動することで、駆動輪9(車輪)が転舵される。
また、上記の実施形態では、前輪駆動車の前輪のみを車両搬送装置1に搭載して搬送する場合を示したが、これに限られない。例えば、後輪駆動車を搬送する場合は、車両の後輪のみを車両搬送装置1に搭載し、前輪を接地させた状態で、車両を搬送してもよい。また、四輪駆動車を搬送する場合は、2台の車両搬送装置1を用いて、一方の車両搬送装置1に前輪を搭載し、他方の車両搬送装置1に後輪を搭載してもよい。
また、上記の実施形態では、2個の駆動輪9と2個の補助輪8を設けた車両搬送装置1を示したが、これに限られない。例えば、本体2の幅方向中央に補助輪8を1個だけ設けたり、駆動輪9の前方及び後方に補助輪8を設けたりしてもよい。あるいは、2個の駆動輪9と、それよりも前方又は後方にさらに駆動輪9を設け、3輪駆動、あるいは4輪駆動としてもよい。あるいは、駆動輪9を1個としてもよく、例えば、本体2の幅方向中央に1個の駆動輪9を設け、その後方の幅方向両端付近に一対の補助輪8を設けてもよい。
また、上記の車両搬送装置で搬送する車両は、完成車両に限らず、例えば、荷台を搭載する前のトラック等(いわゆる、架装前車両)を含む。
1 車両搬送装置
2 本体
3 駆動輪ユニット
4 受信器
6 バッテリー
7 制御部
8 補助輪
9 駆動輪
10 車輪
11 インホイールモータ(駆動手段)
12 転舵軸
41 爪(連結部)
42 凹部(被連結部)
C 車両
W1 前輪
W2 後輪
F 工場(搭載エリア)
Y コンテナヤード(ストックエリア)
S システム制御部

Claims (2)

  1. 電力で駆動される自走式の車両搬送装置で車両を搬送するための方法であって、
    搭載エリアで車両搬送装置に車両を搭載する搭載工程と、車両が搭載された車両搬送装置をストックエリアまで走行させる搬送工程と、ストックエリアで車両を車両搬送装置から降ろす降車工程と、空になった車両搬送装置を搭載エリアまで走行させる返送工程とを有し、
    前記返送工程において、複数の車両搬送装置を連結し、これらのうちの何れかの車両搬送装置で他の車両搬送装置を牽引するにあたり、牽引される前記他の車両搬送装置の制御部の消費電力を0にする車両搬送方法。
  2. 本体と、駆動輪と、前記駆動輪を電力で駆動する駆動手段と、前記駆動手段を制御する制御部と、連結部と、被連結部とを有し、車両の前輪あるいは後輪を前記本体に搭載し、前記車両の後輪あるいは前輪を接地した状態で、前記車両を搬送する自走式の車両搬送装置であって、
    前記連結部は、同一の構成を有する他の車両搬送装置に設けられた前記被連結部と連結可能であり、
    前記被連結部は、同一の構成を有する他の車両搬送装置に設けられた前記連結部と連結可能であり、
    前記連結部と前記他の車両搬送装置の前記被連結部、あるいは、前記被連結部と前記他の車両搬送装置の前記連結部を連結することで、当該車両搬送装置で前記他の車両搬送装置を牽引可能であり、
    前記他の車両搬送装置を牽引するにあたり、牽引される前記他の車両搬送装置の制御部の消費電力を0にする車両搬送装置。
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