JP7505566B2 - 表示制御装置、表示制御方法及びプログラム - Google Patents

表示制御装置、表示制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本開示は、表示を制御する技術に関し、特に地表面に関する情報の表示を制御する技術に関する。
地盤の情報を表示するシステムの例が、例えば特許文献1によって開示されている。特許文献1には、地形図にシステムによる解析の結果を重ね合わせて表示した例と、傾斜地盤の鉛直断面図に主応力及び安全率を重ね合わせて表示した例とが記載されている。
特許文献2には、超音波診断装置によって測定された血流の速度を表す動画像に設定された関心領域における時系列に沿った血流情報のグラフを表示する例が記載されている。
特開2008-298586号公報 特開2016-153005号公報
特許文献1の技術では、地盤の特定の断面の主応力及び安全率が表示される。特許文献2の技術では、関心領域における血流の速度の平均値のグラフが表示される。特許文献1及び2の技術では、地表面の指定された範囲の情報を表示することはできない。
本開示の目的の1つは、地表面の指定された範囲における高さの変動を表示する際の範囲の指定を容易化できる装置等を提供することにある。
本開示の一態様に係る表示制御装置は、地表面上の対象範囲を指定する範囲指定を受け付ける受付手段と、前記範囲指定によって指定される、前記対象範囲を判定する判定手段と、前記対象範囲において測定された前記地表面の高さの変動を抽出する抽出手段と、抽出された前記変動に基づく出力表示を生成する生成手段と、前記出力表示を表す情報を出力する出力手段と、を備える。
本開示の一態様に係る表示制御方法は、地表面上の対象範囲を指定する範囲指定を受け付け、前記範囲指定によって指定される、前記対象範囲を判定し、前記対象範囲において測定された前記地表面の高さの変動を抽出し、抽出された前記変動に基づく出力表示を生成し、前記出力表示を表す情報を出力する。
本開示の一態様に係る記憶媒体は、地表面上の対象範囲を指定する範囲指定を受け付ける受付処理と、前記範囲指定によって指定される、前記対象範囲を判定する判定処理と、前記対象範囲において測定された前記地表面の高さの変動を抽出する抽出処理と、抽出された前記変動に基づく出力表示を生成する生成処理と、前記出力表示を表す情報を出力する出力処理と、をコンピュータに実行させるプログラムを記憶する。本開示の一態様は、上述の記憶媒体が記憶するプログラムによっても実現される。
本開示には、地表面の指定された範囲における高さの変動を表示する際の範囲の指定を容易化できるという効果がある。
図1は、本開示の第1及び第2の実施形態に係る表示システムの構成の例を表すブロック図である。 図2は、本開示の第1の実施形態の表示制御装置の動作の例を表すフローチャートである。 図3Aは、本開示の第1の実施形態の表示制御装置の動作の第1の例を表すフローチャートである。 図3Bは、本開示の第1の実施形態の表示制御装置の動作の第1の例を表すフローチャートである。 図4Aは、本開示の第1の実施形態の表示制御装置の動作の第2の例を表すフローチャートである。 図4Bは、本開示の第1の実施形態の表示制御装置の動作の第2の例を表すフローチャートである。 図5は、本開示の第3の実施形態に係る表示制御装置の構成の例を表すブロック図である。 図6は、本開示の第3の実施形態の表示制御装置の動作の例を表すフローチャートである。 図7は、本開示の実施形態に係る装置を実現できるコンピュータのハードウェア構成の例を表すブロック図である。
本開示の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施形態>
本開示の第1の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<<概略>>
まず、本実施形態に係る表示システムの概略を説明する。本実施形態に係る表示システムは、例えば合成開口レーダーによって測定の結果として得られた、地表面の高さの変動に関する情報を表示するために使用される。合成開口レーダーを使用することにより、広範囲で詳細な地表面の高さの変動が得られる。しかし、所望の範囲における地表面の高さの変動に関する情報を表示することは必ずしも容易ではない。本実施形態に係る表示システムは、範囲指定を受け付け、範囲指定によって指定される地表面上の対象範囲を判定する。本実施形態に係る表示システムは、対象範囲において測定された地表面上の高さの変動を抽出する。本実施形態に係る表示システムは、抽出した変動に基づく出力表示を生成し、生成した出力表示を表す情報を出力する。これにより、本実施形態に係る表示システムは、地表面の指定された範囲における高さの変動を表示する際の範囲の指定を容易化できる。
<<構成>>
図1は、本実施形態に係る表示システム1の構成の例を表すブロック図である。図1に示す例では、表示システム1は、表示制御装置100と、ユーザ装置200と、地理空間情報記憶装置300とを含む。表示制御装置100は、ユーザ装置200及び地理空間情報記憶装置300の各々と、通信可能に接続されている。
<<ユーザ装置200>>
ユーザ装置200は、入力部210と、表示部220とを含む。ユーザ装置200は、コンピュータや携帯端末であってよい。
<<入力部210>>
入力部210は、ユーザによって入力された、地表面上の対象範囲を指定する範囲指定を受け付ける。対象範囲は、後で詳述される出力表示が表す情報の生成に、高さの変動が使用される、地表面の範囲である。入力部210は、受け付けた範囲指定を、表示制御装置100(具体的には、表示制御装置100の受付部110)に送信する。入力部210は、キーボード、マウス、タッチパネルなどの入力装置と、コントローラによって実現できる。
具体的には、例えば、後で詳述するように、表示制御装置100の出力部150が地図の情報をユーザ装置200の表示部220に出力し、表示部220が地図を表示する。ユーザは、表示されている地図上において、範囲を入力する。
範囲は、例えば、マウスやタッチパネルによって入力された図形によって表される。入力部210は、例えば、画面上に設定されている座標系と地図に設定されている座標系との間の関係に基づいて、画面における図形を表す座標から、地図における図形を表す座標を算出する。範囲は、例えば、地図に設定された座標に基づく座標値によって表されている。
ユーザによって入力された範囲を表すデータを、範囲指定と表記する。範囲指定は、地図上の範囲に対応する、地表面上の範囲を指定するためのデータである。入力部210は、範囲指定を受付部110に送信する。
<<表示部220>>
表示部220は、地図を表すデータを、表示制御装置100(具体的には、表示制御装置100の出力部150)から受け取る。表示部220は、受け取ったデータによって表される地図を表示する。
また、表示部220は、出力表示を表す情報(以下、出力情報とも表記)を表示制御装置100(具体的には、表示制御装置100の出力部150)から受け取る。表示部220は、受け取った出力情報が表す出力表示を表示する。
表示部220は、例えば、ディスプレイ又はタッチパネルなどの表示装置と、コントローラとによって実現できる。
<<表示制御装置100>>
表示制御装置100は、受付部110と、判定部120と、抽出部130と、生成部140と、出力部150と、測定データ記憶部160と、読出部170とを含む。
<<受付部110>>
受付部110は、地表面上の対象範囲を指定する範囲指定を受け付ける。受付部110は、範囲指定を、判定部120に送出する。上述のように、対象範囲は、後で詳述される出力表示が表す情報の生成に、高さの変動が使用される、地表面の範囲である。範囲指定は、ユーザによって入力された範囲を表すデータである。
以下では、範囲指定は、ユーザによって入力された図形によって表される場合について説明する。この場合、具体的には、範囲指定は、例えば、上述の地図に設定された座標系に基づく座標によって表される軌跡又は点のデータである。
<<判定部120>>
判定部120は、受付部110が受け付けた範囲指定によって指定される地図上の範囲に対応する、地表面上の範囲(以下、対象範囲とも表記する)を判定する。地表面上の範囲は、例えば、緯度及び経度によって表されている。
判定部120は、範囲指定によって指定される対象範囲の形状を表す図形(以下、指定図形とも表記)を判定する。
上述のように、範囲指定は、例えば、軌跡のデータである。判定部120は、軌跡のデータが、あらかじめ定められている種類の図形のいずれであるかを判定する。言い換えると、判定部120は、範囲指定によって指定される対象範囲の形状が、例えばあらかじめ定められている種類の図形のいずれであるかを判定する。あらかじめ定められている図形の種類は、例えば、点、直線、円、楕円、及び、多角形等の一部または全部である。軌跡がどの種類の図形であるかを判定する方法は、例えば、既存の様々な方法のいずれかである。以下の説明において、判定された図形の形状は、判定部120によって判定された、対象範囲の形状を表す。
判定部120は、判定された図形の形状とその図形の地図上のサイズとに基づいて、その図形が表す地表面上の範囲(すなわち対象範囲)を特定する。判定部120は、特定した対象範囲を表す情報と、判定された図形の形状を表す情報(すなわち、対象範囲の形状を表す情報)とを、抽出部130に送出する。
<<測定データ記憶部160>>
測定データ記憶部160は、測定データを記憶する。
測定データは、例えば、合成開口レーダーによる、複数の地点における、地表面の高さの測定の結果の推移(以下、地表面の高さの推移と表記)を表すデータである。地表面の高さは、例えば、地表面の、あらかじめ定められた基準面からの高さである。測定データの地表面の高さは、例えば、人工衛星や航空機などの飛翔体に搭載されたレーダーを合成開口レーダー(SAR;Synthetic Aperture Radar)として使用する観測によって得られた、地表面上の複数の測定地点における高さである。以下の説明では、このような観測を、合成開口レーダーによる観測と表記する。地表面の高さの推移を表すデータは、例えば、高さを表す値と、その高さが観測によって得られた時点を表すデータとの組み合わせを複数含むデータである。時点を表すデータの単位は、適宜定められている。時点を表すデータは、例えば、日付を表す。時点を表すデータは、例えば、日付を日付及び時刻を表す。その場合、時刻の単位として、適宜定められている単位が使用される。
地表面において、地表面の高さの推移が得られている地点を、測定地点と表記する。測定データは、複数の測定地点の、測定地点の位置を表す位置データと、その測定地点における地表面の高さの推移を表すデータと、の組み合わせを含むデータであってよい。地表面上の地点(すなわち測定地点)の位置を表す情報は、例えば、緯度及び経度の情報、又は、地表面上の位置を特定できる他の情報である。以下では、地点の位置を表す情報を、地点情報と表記する。
地表面上の測定地点における、地表面の高さの推移を表すデータを、以下では、高さ推移データと表記する。測定データに含まれる高さ推移データは、ノイズの除去などが行われているデータである。測定データの高さ推移データには、ノイズなどが含まれている。
測定データにおいて、高さ推移データは、例えば、その高さ推移データが表す地表面の高さの推移が測定された測定地点の位置を表す情報(上述のように、例えば、緯度及び経度の情報)と関連付けられている。測定データは、例えば、複数の測定地点の地点情報と、複数の測定地点の各々における高さ推移データとを含む。
<<抽出部130>>
抽出部130は、判定部120から、対象範囲を表す情報と、対象範囲の形状を表す情報とを受け取る。抽出部130は、対象範囲において測定された地表面の高さの変動を抽出する。抽出部130は、抽出した地表面の高さの変動を、生成部140に送出する。
測定された地表面の高さの変動は、地表面の高さの測定値の、過去の所定期間における推移を表す。具体的には、抽出部130は、対象範囲に含まれる測定地点における地表面の高さの測定値の、過去の所定期間における推移を表す測定データを、測定データ記憶部160に格納されている測定データから、測定された地表面の高さの変動として抽出する。
対象範囲が、面積を有する図形(例えば、円、楕円、又は、多角形等)である場合、抽出部130は、まず、対象範囲に含まれる測定地点を特定する。そして、抽出部130は、特定した測定地点における測定データを抽出する。
対象範囲が、面積を有しない図形(例えば、直線、曲線、円周、又は、他の図形の輪郭等)である場合、抽出部130は、対象範囲に含まれる測定地点として、対象範囲を表す線等が通る測定地点を特定する。抽出部130は、対象範囲を表す線等を中心に含む所定幅の領域に含まれる測定地点を、対象範囲に含まれる測定地点として特定する。
対象範囲が点である場合、抽出部130は、対象範囲の点が表す地点である対象地点からの距離に基づいて選択された測定地点における地表面の高さの推移に基づいて、対象地点における地表面の高さの推移を算出する。一例では、抽出部130は、例えば、対象地点から最も近い測定地点を、対象範囲に含まれる測定地点とみなすことができる。この例では、言い換えると、抽出部130は、対象地点からも最も近い測定地点における測定値を、対象地点における測定値にする。
抽出部130は、地表面の高さの変動として、対象範囲に含まれる測定地点における測定データを、生成部140に送出してよい。抽出部130は、さらに、対象範囲の形状を表す情報を、生成部140に送出してよい。
<<生成部140>>
生成部140は、抽出部130から、対象範囲を表す情報と、対象範囲の形状を表す情報と、対象範囲において測定され、抽出部130によって抽出された、地表面の高さの変動とを受け取る。具体的には、生成部140は、抽出部130から、対象範囲に含まれる測定地点における測定データとして、対象範囲に含まれる測定地点における測定データを受け取る。生成部140は、対象範囲の形状に応じた種類の、受け取った地表面の高さの変動に基づく出力表示を生成する。具体的には、受け取った測定データから、対象範囲の形状に応じた種類の出力表示を生成する。
あらかじめ定められている対象範囲を表す図形の各々は、1つまたは複数の出力表示の種類にあらかじめ関連付けられている。生成部140は、対象範囲によって表される図形に関連付けられている種類の出力表示を生成する。1つの図形に対して、複数の出力表示が関連付けられている場合、生成部140は、1つの対象範囲に対して複数の出力表示を生成する。出力表示の例については、後で詳細に説明する。
生成部140は、生成した出力表示を表す情報を、出力部150に送出する。
<<出力部150>>
出力部150は、地図を表す情報を、ユーザ装置200に送信する。本実施形態では、地図を表す情報は、地理空間情報の一種として、地理空間情報記憶装置300に格納されている。出力部150は、地図を表す地理空間情報の値を、例えば読出部170を介して地理空間情報記憶装置300から読み出す。
出力部150は、さらに、生成部140から、出力表示を表す情報を受け取る。出力部150は、上述の地図を表す情報に加えて、出力表示を表すデータをユーザ装置200に送信する。出力部150は、例えば、地図と出力表示とを含む画面を表すデータを生成し、生成した画面を表すデータをユーザ装置200に送信する。
<<読出部170>>
読出部170は、読出し元からの地理空間情報の値の要求に従って、地理空間情報記憶装置300から、地理空間情報の値を読み出す。読出し元は、例えば、抽出部130、生成部140、出力部150である。地理空間情報の値の要求は、地点情報と、地理空間情報の種類を表す情報とを含む。具体的には、読出部170は、読出し元から受け取った地理空間情報の値の要求を、地理空間情報記憶装置300に送信する。読出部170は、地理空間情報記憶装置300から、地理空間情報の値の要求に含まれる地点情報が表す地点における、地理空間情報の値の要求に含まれる情報が表す種類の地理空間情報の値を受け取る。読出部170は、受け取った地理空間情報の値を、地理空間情報の値の要求を送出した読出し元に対して送出する。本説明では、「読出部170を介して地理空間情報の値を読み出す」は、地理空間情報の値の要求を読出部170に送出し、地理空間情報記憶装置300から読み出された地理空間情報の値を読出部170から受け取ることを表す。
<<地理空間情報記憶装置300>>
地理空間情報記憶装置300は、地理空間情報記憶部310と、入出力部320とを含む。
<<地理空間情報記憶部310>>
地理空間情報記憶部310は、地理空間情報を記憶する。
本実施形態では、地理空間情報は、地表面の状態及びその地表面の地下の状態の少なくとも一方を表す情報である。地理空間情報は、例えば、いわゆる地理情報システム(Geographic Information System)から得られる情報である。人工衛星や航空機などから観測によって得られたデータを、地理空間情報とすることも可能である。現地調査によって得られたデータを地理空間情報とすることも可能である。計測や調査によって得られたデータに基づく分析の結果を表す情報を地理空間情報とすることも可能である。計測や調査によって得られたデータに基づいて、人為的に定められた情報を地理空間情報とすることも可能である。地理空間情報は、GIS(Geographic Information System)データと表記されることもある。
本実施形態では、地理空間情報は、あらかじめ、地理情報システムから取得され、地理空間情報記憶部310に格納されている。複数の種類の地理空間情報が、地理空間情報記憶部310に格納されている。地理空間情報は、地点情報(例えば緯度及び経度)によって特定される地点の、地理空間情報の値を特定できる形式で表されている。地理空間情報の具体例については、後で詳細に説明する。
<<入出力部320>>
入出力部320は、地理空間情報記憶部310に格納されている地理空間情報から地理空間情報の値を抽出し、抽出した地理空間情報の値を表示制御装置100に供給する。入出力部320は、例えば、地点情報を含む、地理空間情報の値の要求を表示制御装置100から受け取る。入出力部320は、受け取った要求の地点情報によって特定される地点の地理空間情報の値を、地理空間情報記憶部310に格納されている地理空間情報から抽出する。複数の地点の地点情報を含む、地理空間情報の値の要求を受け取った場合、入出力部320は、それらの複数の地点の地点情報によって特定される地点の地理空間情報の値を、地理空間情報記憶部310に格納されている地理空間情報から抽出する。入出力部320は、抽出した、複数の地点の地理空間情報の値を、表示制御装置100に供給する。
地理空間情報の種類の指定を含む地理空間情報の値の指定を受け取った場合、入出力部320は、その種類の地理空間情報の値を、地理空間情報記憶部310に格納されている地理空間情報から抽出する。
地理空間情報の種類の指定を含まない地理空間情報の値の指定を受け取った場合、入出力部320は、あらかじめ定められている種類の地理空間情報の、地点情報によって特定される地点における値を抽出する。あらかじめ定められている地理空間情報の種類が全種類である場合、入出力部320は、地理空間情報記憶部310に格納されている全ての種類の地理空間情報の、地点情報によって特定される地点における値を抽出する。地点情報によって特定される地点における値が存在しない地理空間情報が存在する場合、入出力部320は、その地理空間情報の値を抽出しない。地点情報によって特定される地点における値が存在しない地理空間情報が存在する場合、入出力部320は、その地理空間情報の値を、値が存在しないことを表す値(例えば、0等)に設定する。
本実施形態の地理空間情報は、建造物情報を含む。建造物情報は、例えば、個々の建造物の範囲を表す。建造物情報の値は、例えば、個々の建造物に互いに異なる識別番号が割り当てられている。建造物の範囲に含まれない地点の、建造物情報の値は、例えば、建造物ではないものを表す値(例えば、0等)である。
本実施形態では、地理空間情報の1つが、地図を表す情報である。
他の種類の地理空間情報については、後で例示する。
<<動作>>
次に、本開示の第1の実施形態の表示制御装置100の動作について図面を参照して詳細に説明する。
図2は、本実施形態の表示制御装置100の動作の例を表すフローチャートである。
図2に示す例では、まず出力部150が、ユーザ装置200に地図を表示する(ステップS101)。具体的には、出力部150は、地図を表すデータをユーザ装置200に送信する。
受付部110は、ユーザ装置200から、表示した地図上の範囲を推定する範囲指定を受け取る(ステップS102)。判定部120は、範囲指定が表す指定図形を判定する(ステップS104)。判定部120は、さらに、範囲指定によって指定される地表面上の対象範囲を判定する(ステップS105)。抽出部130は、対象範囲に含まれる測定地点の地表面の高さの変動を抽出する(ステップS107)。生成部140は、対象範囲に含まれる測定地点における地表面の高さの変動に基づいて、指定図形に関連付けられている種類の出力表示を生成する(ステップS109)。
出力部150は、生成された出力表示を表すデータを出力する(ステップS110)。
<<効果>>
本実施形態には、地表面の指定された範囲における高さの変動を表示する際の範囲の指定を容易化できるという効果がある。その理由は、抽出部130が、受付部110が受け付けた範囲指定が示す地表面上の対象範囲における地表面の高さの変動を抽出し、生成部140が、抽出された変動に基づく出力表示を生成するからである。
<第1の実施形態の第1の変形例>
第1の実施形態の第1の変形例は、構成上の変形例である。表示制御装置100は、ユーザ装置200及び地理空間情報記憶装置300の少なくともいずれかと一体の装置として実装されていてよい。また、測定データ記憶部160は、表示制御装置100と分離され、表示制御装置100と通信可能に接続されている記憶装置によって実現されていてもよい。
<第1の実施形態の第2の変形例>
表示部220は、表示制御装置100から、画面を表すデータを受け取り、受け取ったデータから画面を生成し、生成した画面を表示してもよい。その場合、上述の入力部210は、画面に設定されている座標系の座標によって表される範囲を表示制御装置100の受付部110に送信してもよい。さらにその場合、後で詳述する受付部110が、画面に設定されている座標系の座標から地図に設定されている座標系の座標に変換してもよい。画面に設定されている座標系と地図に設定されている座標系との関係は、固定されていてよい。そして、画面に設定されている座標系と地図に設定されている座標系との関係は、あらかじめ得られていてよい。表示部220は、画面に設定されている座標系と地図に設定されている座標系との関係を保持していてよい。受付部110は、画面に設定されている座標系と地図に設定されている座標系との関係を、出力部150から受け取ってもよい。なお、受付部110と出力部150とをつなぐ線は簡単のため図1に示す例では省略されている。
<第1の実施形態の第3の変形例>
抽出部130は、対象範囲が表す線上に所定間隔の点を設定し、設定された点から所定距離の範囲に含まれる測定地点において測定された測定データを使用する補間によって、設定された点における測定データを算出してもよい。その場合、抽出部130は、設定された点における高さの推移を表す高さ推移データにおける、地表面の高さの推移を表す複数の高さの値として、設定された点から所定距離の範囲に含まれる測定地点において同じタイミングで測定された地表面の高さの値の、統計値を算出してよい。
対象範囲が点である場合、抽出部130は、対象範囲が示す対象地点からの距離に基づく方法に従って選択された測定地点における測定データを使用する補間によって、対象範囲における測定データを算出する。抽出部130は、対象地点からの距離が所定距離以内の測定地点を選択してもよい。抽出部130は、対象地点からの距離が短い方から所定個数の測定地点を選択してもよい。抽出部130は、例えば、選択された測定地点の同じタイミングで測定された測定値の統計値(例えば、平均値、中央値、又は、中間値等)を、そのタイミングにおける対象地点の測定値とみなしてよい。抽出部130は、例えば、選択された測定地点の同じタイミングで測定された測定値の重み付き平均を、そのタイミングにおける対象地点の測定値とみなしてもよい。測定地点の測定値に掛ける重みの値は、対象地点から測定地点までの距離に応じた値であってよい。抽出部130は、測定地点の測定値に掛ける重みの値を、例えば、対象地点から測定地点までの距離が大きいほど小さくなるように設定してもよい。
抽出部130は、設定された点における、所定の種類の地理空間情報の値を、読出部170を介して地理空間情報記憶装置300から読み出してもよい。地理空間情報については、後で詳細に説明する。抽出部130は、設定された点から所定距離の範囲に含まれる測定地点における、上述の所定の種類の地理空間情報の値を更に読み出してよい。抽出部130は、設定された点から所定距離の範囲に含まれる測定地点から、上述の所定の種類の地理空間情報の値が、設定された点の地理空間情報の値と同じである測定地点を抽出してよい。抽出部130は、設定された点における地表面の高さの推移を表す複数の高さの値として、抽出された測定地点において同じタイミングで測定された地表面の高さの値の、統計値を算出してよい。
<第1の実施形態の第4の変形例>
対象範囲が点である場合、出力表示は、例えば、その点における地表面の高さの推移を表すグラフであってもよい。対象範囲が線である場合、出力表示は、例えば、線上の点における、地表面の高さの推移を表す時系列推移グラフであってもよい。時系列推移グラフでは、同一のタイミングで測定された測定値に基づく地表面の高さが、1本の曲線によって表されていてよい。時系列推移グラフでは、異なる複数のタイミングで測定された測定値に基づく地表面の高さが、異なる色の複数の曲線によって表されていてよい。複数の曲線の色は、それらの曲線が表す高さが測定された順番を表していてよい。
対象範囲が、面積を持つ図形によって表される場合、生成部140は、対象範囲に含まれる測定地点における地表面の高さの推移から導かれる値のグラフであってもよい。この場合のグラフは、例えば、地表面の高さの変化を表す値(以下、変化量と表記)のヒストグラムの棒グラフであってもよい。この場合のグラフは、例えば、地表面の高さの変化量の度数分布を表す円グラフであってもよい。この場合、地表面の高さの変化量は、直近の2回の測定によって得られた、地表面の高さの測定値の差であってよい。
出力表示は、例えば、対象範囲内の地表面の高さの変化量を表す等高線図であってもよい。出力表示は、例えば、対象範囲内の地表面の高さの変化量を色によって表した、対象範囲の拡大図であってもよい。
出力表示は、対象範囲における地表面の高さに基づく俯瞰図を、対象範囲における地表面の高さの変化量に基づいて色付けした図であってもよい。この場合、生成部140は、対象範囲に含まれる測定地点における測定データにおいて、最も新しく測定された地表面の高さの測定値に基づいて、地表面の3次元モデルを生成してよい。生成部140は、適宜設定された視点から、生成した3次元モデルを俯瞰した場合の俯瞰図を生成する。生成部140は、さらに、俯瞰図の画素の画素値を、その画素に対応する測定点において測定された地表面の高さの最新の変化量を表す値に設定してよい。生成部140は、画素の画素値を、その画素に対応する測定点において測定された地表面の最新の高さを表す値に設定した別の俯瞰図を生成してもよい。
<<第1の実施形態の第5の変形例>>
出力部150は、例えば生成部140を介して、抽出部130から、地図として表示される領域に含まれる測定地点における測定データを受け取る。この場合、抽出部130は、地図に含まれる測定地点を抽出し、抽出された測定地点における測定データを、測定データ記憶部160に格納されている測定データから抽出してよい。
出力部150は、地図に含まれる画素の画素値を、受け取った測定データに含まれる、直近の地表面の高さの変動(例えば、直近の2回の測定によって得られた地表面の高さの差)を表す画素値に設定してよい。
出力部150は、地図の対象範囲に対応する位置に、対象範囲を表す図形を重畳してもよい。出力部150は、地図に重畳された対象領域を表す図形と、出力表示との関連を表す図形(例えば線など)を更に含む画面を表す情報を生成してもよい。
<<地理空間情報の具体例>>
地理空間情報は、例えば、地表面が区切られたメッシュごとの、状態を表す値によって表されていてもよい。この場合、入出力部320は、地点情報によって特定される位置が含まれるメッシュの中における状態を表す、地理空間情報の値を、地点情報によって特定される地点の地理空間情報の値として抽出する。メッシュのサイズや形状は、地理空間情報の種類ごとに定められていてよい。
地理空間情報は、他の形式で表されていてもよい。地理空間情報は、例えば、状態が異なる領域の間の境界線と、境界線によって区切られる領域内における状態を表す値とによって表されていてよい。この場合、入出力部320は、地点情報によって特定される位置が含まれる領域内における状態を表す値を、地点情報によって特定される地点の地理空間情報の値として抽出する。地理空間情報の形式は、地理空間情報の種類ごとに定められていてよい。
具体的な地理空間情報は、例えば、盛土造成地のタイプ、平均傾斜角度、平均降水量(例えば、平均年間降水量)、表層地質、急傾斜地指定、土砂災害警戒区域指定、液状化危険度、雨水浸透桝設置可否、地震時の揺れ易さ、排水困難低地、都市域土地利用、自然地形分類、人工地形分類、表層地質、河川敷、施設情報(工事の有無等)であってよい。本実施形態の地理空間情報は、必ずしもこれらの例に限られない。本実施形態の地理空間情報は、これらの例の一部を含んでいなくてもよい。
盛土造成地のタイプは、盛土がなされた地表面の形状によって定まる、土の盛り方を表していてよい。盛土造成地のタイプは、例えば、谷や沢を盛土によって埋めた盛土である「谷埋め型盛土」や、傾斜地に行われた盛土である「腹付け型盛土」である。
盛土造成地のタイプは、さらに、盛土の規模を表していてもよい。この場合、例えば、谷や沢を盛土によって埋めた盛土のうち、基準を満たす盛土(例えば、面積が3000平方メートル以上の盛土)のタイプは、「大規模谷埋め型盛土」であってよい。この場合、谷や沢を盛土によって埋めた盛土のうち、基準を満たさない盛土のタイプが、「谷埋め型盛土」であってよい。また、傾斜地に行われた盛土のうち、基準を満たす盛土(例えば、盛土をする前の地盤面(原地盤面とも呼ばれる)の水平面に対する角度が20度以上で、かつ、盛土の高さが5メートル以上である盛土)のタイプは、大規模腹付け型盛土であってよい。この場合、傾斜地に行われた盛土のうち、基準を満たさない盛土のタイプが、「腹付け型盛土」であってよい。
盛土造成地のタイプの値は、例えば、「谷埋め型盛土」や「腹付け型盛土」などにあらかじめそれぞれ適宜割り振られた、互いに異なる数値のいずれか1つであってもよい。
平均傾斜角度は、例えば、メッシュ単位で算出された、地表面の平均の傾斜角度のデータであってよい。平均傾斜角度の値は、算出された地表面の平均の傾斜角度であってよい。
平均降水量は、例えば、メッシュ単位で算出された、地表面の平均の降水量のデータであってよい。平均降水量の値は、算出された地表面の平均の降水量であってよい。
表層地質は、地表面の表層の地質(言い換えると、地質の種類)を表すデータであってよい。地質の種類は、あらかじめ定められていてよい。地質の種類の各々には、あらかじめ互いに異なる数値が割り当てられていてよい。表層地質の値は、地質にあらかじめそれぞれ適宜割り当てられている数値のいずれか1つであってよい。
急傾斜地指定は、例えば自治体などによって、急傾斜地として指定されているか否かを表すデータであってよい。急傾斜地指定の値は、例えば、急傾斜地として指定されていることを表す数値、または、急傾斜地として指定されていないことを表す数値であってよい。これらの数値として、互いに異なる数値があらかじめ適宜決められていてよい。
土砂災害警戒区域指定は、例えば自治体などによって、土砂災害警戒区域として指定されているか否かを表していてよい。土砂災害警戒区域指定の値は、例えば、土砂災害警戒区域として指定されていることを表す数値、又は、土砂災害警戒区域として指定されていないことを表す数値であってよい。これらの数値として、互いに異なる数値があらかじめ決められていてよい。
液状化危険度は、例えば、土地が液状化する危険性の程度を表すデータであってよい。液状化危険度の値は、土地が液状化する危険性の程度を表す数値であってよい。液状化危険度の値は、それぞれ異なる程度を表す異なる複数の数値のいずれか1つであってよい。危険性の程度を表す数値は、あらかじめ適宜定められていてよい。
雨水浸透桝設置可否は、例えば、地形、土質、地下水位に基づいて浸透施設の設置が可能か否かについて判断された結果を表す「浸透施設設置判断マップ」に基づく設置可否を表す情報であってよい。雨水浸透桝設置可否の値は、設置が可能であることを表す数値、又は、設置が可能でないことを表す数値であってよい。これらの数値として、互いに異なる数値があらかじめ適宜決められていてよい。
地震時の揺れ易さは、例えば、地震が発生した場合の地表面の揺れ易さの程度を表すデータであってよい。地震時の揺れ易さの値は、地震が発生した場合の地表面の揺れ易さの程度を表す数値であってよい。地震時の揺れ易さの値は、地震が発生した場合の地表面の揺れ易さの程度を表す、複数の数値のいずれか1つであってよい。地表面の揺れ易さの程度を表す数値は、あらかじめ適宜定められていてよい。
排水困難低地は、例えば、土地の標高や周囲との標高差等によって推定された、その土地が排水困難低地であるか否かを表していてよい。排水困難低地の値は、排水困難低地であることを表す数値、又は、排水困難低地でないことを表す数値であってよい。これらの数値は、あらかじめ適宜定められていてよい。
都市域土地利用は、都市として指定されている地域における土地利用の種別であってよい。都市域土地利用における、土地利用の種別は、例えば衛星写真から判読されてもよい。あらかじめ定められた複数の種別から選択された土地利用の種別が、都市の地域に含まれる領域に対して設定されてよい。あらかじめ定められた複数の種別には、それぞれ、異なる数値があらかじめ適宜割り当てられていてよい。領域に対して設定される土地利用の種別の値は、その種別に割り当てられている数値であってよい。
自然地形分類は、例えば、人間によって建造された建造物ではない場所における、地形の種別であってよい。自然地形分類として設定可能な、複数の地形の種別が、あらかじめ適宜定められていてよい。自然地形分類が設定される領域に対して、自然地形分類として設定可能な種別としてあらかじめ定められている複数の地形の種別から選択された地形の種別が設定されてよい。それらの複数の種別に対して、それぞれ異なる数値が割り当てられていてよい。領域に設定される自然地形分類における地形の値は、その領域に設定されている地形の種別に割り当てられている数値であってよい。
人工地形分類は、例えば、人間が地形を改変した場所や人間によって建造された建造物である場所における、地形の種別であってよい。人工地形分類として設定可能な、複数の地形の種別が、あらかじめ適宜定められていてよい。人工地形分類が設定される領域に対して、人工地形分類として設定可能な種別としてあらかじめ定められている複数の地形の種別から選択された地形の種別が設定されてよい。それらの複数の種別に対して、それぞれ異なる数値が割り当てられていてよい。領域に設定される人工地形分類における地形の値は、その領域に設定されている地形の種別に割り当てられている数値であってよい。
表層地質は、例えば、地表における土壌の種類を表していてよい。複数の土壌の種類が、あらかじめ適宜定められていてよい。そして、あらかじめ適宜定められている異なる数値が、それらの複数の土壌の種類に、それぞれ割り当てられていてよい。例えば調査の結果に基づく土壌の種類が、領域に対して設定されてよい。領域の表層地質の値は、その領域に設定されている土壌の種類に割り当てられている数値であってよい。
<第2の実施形態>
次に、本開示の第2の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<<構成>>
図1は、本実施形態に係る表示システム1の構成の例を表すブロック図である。本実施形態の表示システム1は、第1の実施形態の表示システム1と同じ構成を持つ。以下では、本実施形態の表示システム1と、第1の実施形態の表示システム1との間の相違点を中心に説明する。
<<ユーザ装置200>>
本実施形態のユーザ装置200の構成は、第1の実施形態のユーザ装置200の構成と同じである。本実施形態の入力部210及び表示部220は、それぞれ、第1の実施形態の入力部210及び表示部220と同じ機能を持つ。以下では、本実施形態と第1の実施形態の、ユーザ装置200における相違について説明する。
<<入力部210>>
本実施形態の入力部210は、ユーザによって入力された、地表面上の対象範囲を指定する範囲指定と、地理空間情報の値を指定する地理空間情報指定を受け付ける。
本実施形態では、地理空間情報指定は、例えば、地図上の点を示す情報である。そして、地理空間情報指定によって指定される地理空間情報の値は、地理空間情報指定が示す地図上の点に対応する地点の、所定の種類の地理空間情報の値である。所定の種類の地理空間情報は、例えば、あらかじめ定められている、都市域土地利用、自然地形分類、人工地形分類のいずれか1つ以上の組み合わせである。以下では、地理空間情報指定が地図上の点を示す情報である場合について説明する。この場合、地理空間情報指定は、ユーザが地図上で指定した点の位置を特定する情報(例えば、画面に設定されている座標系における座標、又は、地図に設定されている座標系における座標)である。
入力部210は、受け付けた範囲指定と地理空間情報指定とを、表示制御装置100の受付部110に送信する。
<<表示制御装置100>>
本実施形態の表示制御装置100の構成は、第1の実施形態の表示制御装置100の構成と同じである。本実施形態の表示制御装置100の各構成要素は、第1の実施形態の表示制御装置100の、同じ符号と同じ名称とが付与されている構成要素と同じ機能を持つ。以下では、本実施形態と第1の実施形態の、表示制御装置100における相違について説明する。
<<受付部110>>
本実施形態の受付部110は、ユーザ装置200の入力部210から、範囲指定と地理空間情報指定とを受け付ける。受付部110は、範囲指定と地理空間情報指定とを、判定部120に送出する。
<<判定部120>>
判定部120は、受付部110から、範囲指定と地理空間情報指定とを受け取る。上述のように、本実施形態の説明では、地理空間情報指定は、地図上の点を示す情報である。地理空間情報指定によって示される地理空間情報の値は、地理空間情報指定が表す地図上の点に対応する地点における、所定の種類の地理空間情報の値である。判定部120は、範囲指定が示す対象範囲と対象範囲の形状とに加えて、地理空間情報指定が表す地図上の点に対応する地点(以下、参照地点と表記する)の位置を表す情報(例えば、緯度及び経度)を判定する。
判定部120は、対象範囲と、対象範囲の形状を表す情報と、参照地点の位置を表す情報とを、抽出部130に送出する。
<<抽出部130>>
抽出部130は、判定部120から、対象範囲と、対象範囲の形状を表す情報と、参照地点の位置を表す情報とを受け取る。
抽出部130は、測定データ記憶部160に格納されている測定データから、対象範囲に含まれる、測定データが得られている測定地点(すなわち、対象範囲に含まれる測定地点)を抽出する。抽出部130は、対象範囲に含まれる測定地点の各々における、所定の種類の地理空間情報の値を、読出部170を介して地理空間情報記憶装置300から読み出す。抽出部130は、さらに、参照地点における所定の種類の地理空間情報の値を、読出部170を介して地理空間情報記憶装置300から読み出す。抽出部130は、参照地点における所定の種類の地理空間情報の値と同一の、所定の種類の地理空間情報の値を持つ、対象範囲に含まれる測定地点を特定する。抽出部130は、特定した測定地点における測定データを、測定データ記憶部160に格納されている測定データから抽出する。対象範囲において、所定の種類の地理空間情報の値が、参照地点における所定の種類の地理空間情報の値と同じである領域を、以下の説明では類似領域と表記する。言い換えると、抽出部130は、類似領域に含まれる測定地点の測定データを抽出する。抽出部130は、対象範囲と、対象範囲の形状を表す情報と、類似領域に含まれる測定地点の測定データを、生成部140に送出する。抽出部130は、参照地点の位置を表す情報を、生成部140に送出する。
抽出部130は、測定データ記憶部160に格納されている測定データから、対象範囲に含まれる測定地点における測定データを抽出する。抽出部130は、対象範囲と、対象範囲の形状を表す情報と、対象範囲に含まれる測定地点における測定データと、参照地点の位置を表す情報とを、生成部140に送出する。
<<生成部140>>
生成部140は、抽出部130から、対象範囲と、対象範囲の形状を表す情報と、類似領域に含まれる測定地点の測定データと、参照地点の位置を表す情報とを受け取る。生成部140は、類似範囲に含まれる測定地点の測定データに基づいて、対象範囲の形状に応じた出力表示を生成する。
生成部140は、さらに、類似領域に含まれる測定地点の測定データに含まれる測定地点の情報に基づいて、対象範囲における類似領域を表す情報を生成する。生成部140は、地理空間情報記憶装置300に格納されている地理空間情報を使用して、参照地点の位置における所定の種類の地理空間情報の値を持つ類似領域を特定し、類似領域を表す情報を生成する。
生成部140は、対象範囲を表す情報と、生成した出力表示と、類似領域を表す情報とを、出力部150に送出する。
<<出力部150>>
出力部150は、生成部140から、対象範囲を表す情報と、出力表示と、類似領域を表す情報とを受け取る。出力部150は、地図の対象範囲に対応する位置に、対象範囲を表す図形を重畳する。出力部150は、地図の類似領域に対応する領域に含まれる領域の色を、所定の色に変更する。
出力部150は、第1の実施形態の出力部150と同様に、地図を表すデータと、出力表示を表すデータとを、ユーザ装置200に送信する。
<動作>
次に、本実施形態の表示制御装置100の動作について図面を参照して詳細に説明する。
図3A及び図3Bは、本実施形態の表示制御装置100の動作の第1の例を表すフローチャートである。
図3Aに示す例では、表示制御装置100は、ステップS101及びステップS102において、第1の実施形態の表示制御装置100の、図2に示すステップS101及びステップS102の動作と同様の動作を行う。次に、受付部110は、地理空間情報指定を受け付ける(ステップS203)。表示制御装置100は、ステップS104及びステップS105において、第1の実施形態の表示制御装置100の、図2に示すステップS104及びステップS105の動作と同様の動作を行う。次に、抽出部130は、対象範囲に含まれる測定地点の地理空間情報の値を読み出す(ステップS206)。ステップS206の動作の後、表示制御装置100は、図3Bに示すステップS207の動作を行う。
抽出部130は、対象範囲に含まれる測定地点から、地理空間情報指定によって指定される地理空間情報の値を持つ測定地点(すなわち、類似領域に含まれる測定地点)を抽出する(ステップS207)。次に、抽出部130は、類似領域に含まれる測定地点の地表面の高さの変動を抽出する(ステップS208)。具体的には、抽出部130は、測定データ記憶部160に格納されている測定データから、類似領域に含まれる測定地点の測定データを抽出する。次に、生成部140が、類似領域に含まれる測定地点の地表面の高さの変動(言い換えると、類似領域に含まれる測定地点の測定データ)に基づいて、指定図形に関連付けられている種類の出力表示を生成する(ステップS209)。ステップS110において、表示制御装置100は、第1の実施形態の表示制御装置100の、図2に示すステップS110の動作と同様の動作を行う。
図4A及び図4Bは、本実施形態の表示制御装置100の動作の第2の例を表すフローチャートである。表示制御装置100は、図3A及び図3Bに示す動作の代わりに、図4A及び図4Bに示す動作を行ってもよい。
図4Aに示す各ステップの動作は、図3Aに示す各ステップの動作と同じである。図4Aに示す各ステップの動作の後、本実施形態の表示制御装置100は、図4Bに示すステップS107の動作を行う。ステップS107において、表示制御装置100は、第1の実施形態の表示制御装置100の、図2に示すステップS107の動作と同様の動作を行う。次に、抽出部130が、地理空間情報指定によって指定される地理空間情報の値を持つ測定地点(すなわち、類似領域に含まれる測定地点)を抽出する(ステップS218)。次に、生成部140が、ステップS107において読み出された高さの変動(言い換えると測定データ)のうち、類似領域に含まれる測定地点の地表面の高さの変動に基づいて、指定図形に関連付けられている種類の出力表示を生成する(ステップS209)。ステップS110において、表示制御装置100は、第1の実施形態の表示制御装置100の、図2に示すステップS110の動作と同様の動作を行う。
<効果>
本実施形態には、第1の実施形態の効果と同じ効果がある。その理由は、第1の実施形態の効果が生じる理由と同じである。
<<第2の実施形態の第1の変形例>>
地理空間情報指定は、例えば、地理空間情報の種類を表す情報と、地理空間情報の値との組み合わせであってもよい。地理空間情報指定は、例えば、所定の種類の地理空間情報の値であってもよい。所定の種類の地理空間情報は、例えば、都市域土地利用、自然地形分類、人工地形分類のいずれか1つ以上の組み合わせである。所定の種類の地理空間情報は、他の種類の地理空間情報であってもよい。
また、上述の対象範囲は、地図として表示されている地表面の範囲であってもよい。その場合、入力部210は、範囲指定を受け付けなくてよい。
<<第2の実施形態の第3の変形例>>
抽出部130が、上述の生成部140による方法と同様の方法で、類似領域を表す情報を生成し、生成した類似領域を表す情報を生成部140に送出してもよい。生成部140は、抽出部130から、類似領域を表す情報を受け取ってもよい。
なお、出力表示が、上述の俯瞰図などの対象範囲に含まれる高さや地形の情報を含む表示である場合、生成部140は、類似領域の範囲を表す出力表示を生成してもよい。出力表示が、例えば、上述の俯瞰図である場合の例について説明する、生成部140は、俯瞰図の画素に対応する地点が類似領域に含まれる場合、その画素の画素値を高さの変化量に基づく画素値に設定してよい。生成部140は、俯瞰図の画素に対応する地点が類似領域に含まれない場合、その画素の画素値を、所定の画素値(例えば変位が無いことを表す画素値)に設定してもよい。
また、抽出部130が、対象範囲に含まれる測定地点における測定データを抽出するよう構成されている場合、抽出部130は、類似領域ではなく対象範囲に含まれる測定地点における測定データを生成部140に送出する。この場合、抽出部130は、対象範囲と、対象範囲の形状を表す情報と、対象範囲に含まれる測定地点における測定データと、参照地点の位置を表す情報とを、生成部140に送出する。そして、生成部140は、抽出部130から、対象範囲と、対象範囲の形状を表す情報と、対象範囲に含まれる測定地点における測定データと、参照地点の位置を表す情報とを受け取る。この場合、生成部140が、対象範囲に含まれる測定地点と、参照地点とにおける、所定の種類の地理空間情報の値を、読出部170を介して地理空間情報記憶装置300から読み出してよい。そして、生成部140は、受け取った、対象範囲に含まれる測定地点から、所定の種類の地理空間情報の値が、参照地点における地理空間情報の値と同じである測定地点を抽出する。言い換えると、生成部140は、対象範囲に含まれる測定地点から、類似領域に含まれる測定地点を抽出する。生成部140は、上述の説明のように、類似領域を特定してよい。そして、生成部140は、類似範囲に含まれる測定地点の測定データに基づいて、対象範囲の形状に応じた出力表示を生成する。
<第3の実施形態>
次に、本開示の第3の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
<<構成>>
図5は、本実施形態に係る表示制御装置101の構成の例を表すブロック図である。
図5に示す例では、表示制御装置101は、受付部110と、判定部120と、抽出部130と、生成部140と、出力部150と、を備える。受付部110は、地表面上の対象範囲を指定する範囲指定を受け付ける。判定部120は、前記範囲指定によって指定される、前記対象範囲を判定する。抽出部130は、前記対象範囲において測定された前記地表面の高さの変動を抽出する。生成部140は、抽出された前記変動に基づく出力表示を生成する。出力部150は、前記出力表示を表す情報を出力する。
受付部110、判定部120、抽出部130、生成部140、及び、出力部150は、それぞれ、第1の実施形態又は第2の実施形態の、受付部110、判定部120、抽出部130、生成部140、及び、出力部150と同様に動作する。
<<動作>>
図6は、本実施形態に係る表示制御装置101の動作の例を表すフローチャートである。図6に示す例では、まず、受付部110が、地表面上の対象範囲を指定する範囲指定を受け付ける(S302)。次に、判定部120が、範囲指定によって指定される地表面上の対象範囲を判定する(ステップS305)。次に、抽出部130が、対象範囲において測定された地表面の高さの変動を抽出する(ステップS307)。生成部140が、抽出された変動に基づく出力表示を生成する(ステップS309)。そして、出力部150が、生成した出力表示を表す情報を出力する(ステップS310)。
<<効果>>
本実施形態には、第1の実施形態の効果と同じ効果がある。その理由は、第1の実施形態の効果が生じる理由と同じである。
<他の実施形態>
表示制御装置100、表示制御装置101、ユーザ装置200、地理空間情報記憶装置300は、それぞれ、記憶媒体から読み出されたプログラムがロードされたメモリと、そのプログラムを実行するプロセッサとを含むコンピュータによって実現することができる。そのコンピュータは、互いに接続された複数のコンピュータの組み合わせによって実現されていてもよい。表示制御装置100、表示制御装置101、ユーザ装置200、地理空間情報記憶装置300は、それぞれ、専用のハードウェアによって実現することもできる。専用のハードウェアは、例えば、回路、又は、互いに通信可能に接続された複数の回路によって実現されていてもよい。表示制御装置100、表示制御装置101、ユーザ装置200、地理空間情報記憶装置300は、それぞれ、前述のコンピュータと専用のハードウェアとの組み合わせによって実現することもできる。
図7は、本開示の実施形態に係る各装置を実現することができる、コンピュータ1000のハードウェア構成の一例を表す図である。図7を参照すると、コンピュータ1000は、プロセッサ1001と、メモリ1002と、記憶装置1003と、I/O(Input/Output)インタフェース1004とを含む。また、コンピュータ1000は、記憶媒体1005にアクセスすることができる。メモリ1002と記憶装置1003は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクなどの記憶装置である。記憶媒体1005は、例えば、RAM、ハードディスクなどの記憶装置、ROM(Read Only Memory)、可搬記憶媒体である。記憶装置1003が記憶媒体1005であってもよい。プロセッサ1001は、メモリ1002と、記憶装置1003に対して、データやプログラムの読み出しと書き込みを行うことができる。プロセッサ1001は、I/Oインタフェース1004を介して、例えば、他の装置にアクセスすることができる。プロセッサ1001は、記憶媒体1005にアクセスすることができる。記憶媒体1005には、コンピュータ1000を、表示制御装置100として動作させるプログラムが格納されている。記憶媒体1005には、コンピュータ1000を、表示制御装置101として動作させるプログラムが格納されていてもよい。記憶媒体1005には、コンピュータ1000を、ユーザ装置200として動作させるプログラムが格納されていてもよい。記憶媒体1005には、コンピュータ1000を、地理空間情報記憶装置300として動作させるプログラムが格納されていてもよい。
プロセッサ1001は、記憶媒体1005に格納されているプログラムを、メモリ1002にロードする。そして、プロセッサ1001が、メモリ1002にロードされたプログラムを実行することにより、コンピュータ1000は、例えば、表示制御装置100、表示制御装置100、ユーザ装置200、又は、地理空間情報記憶装置300として動作する。
受付部110、判定部120、抽出部130、生成部140、出力部150、読出部170、入力部210、表示部220、入出力部320は、例えば、メモリ1002にロードされたプログラムを実行するプロセッサ1001により実現することができる。また、測定データ記憶部160、入力部210、表示部220、地理空間情報記憶部310は、コンピュータ1000が含むメモリ1002やハードディスク装置等の記憶装置1003により実現することができる。受付部110、判定部120、抽出部130、生成部140、出力部150、測定データ記憶部160、読出部170、入力部210、表示部220、地理空間情報記憶部310、入出力部320の一部又は全部を、専用の回路によって実現することもできる。
<付記>
また、上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
地表面上の対象範囲を指定する範囲指定を受け付ける受付手段と、
前記範囲指定によって指定される、前記対象範囲を判定する判定手段と、
前記対象範囲において測定された前記地表面の高さの変動を抽出する抽出手段と、
抽出された前記変動に基づく出力表示を生成する生成手段と、
前記出力表示を表す情報を出力する出力手段と、
を備える表示制御装置。
(付記2)
前記判定手段は、表示の種類が1つ以上それぞれ関連付けられている複数の図形から、前記範囲指定が表す指定図形を判定し、当該指定図形によって指定される前記対象範囲を判定し、
前記生成手段は、前記指定図形に関連付けられている種類の前記出力表示を生成する
付記1に記載の表示制御装置。
(付記3)
前記受付手段は、所定の種類の地理空間情報の値を指定する地理空間情報指定を更に受け付け、
前記生成手段は、前記前記対象範囲のうち前記地理空間情報指定によって指定される前記値を持つ部分の前記変動に基づく、前記出力表示を生成する
付記1又は2に記載の表示制御装置。
(付記4)
前記生成手段は、前記対象範囲における地表面の高さに基づく俯瞰図であって、画素の画素値が当該画素に対応する地表面の点の高さの変動の大きさに基づく前記俯瞰図を、面積を持つ前記範囲指定によって指定される対象範囲の前記変動に基づく前記出力表示として生成する
付記1乃至3のいずれか1項に記載の表示制御装置。
(付記5)
前記生成手段は、前記対象範囲における地表面の高さの、過去の所定期間における変動を表す前記出力表示、前記対象範囲における地表面の高さの変動の統計情報を表す前記出力表示、及び、前記対象範囲における地表面の高さの変動が強調された前記出力表示の少なくともいずれかを生成する
付記1乃至4のいずれか1項に記載の表示制御装置。
(付記6)
前記出力手段は、前記地表面の高さの変動、及び、前記地表面の所定の種類の地理空間情報の値、の少なくとも一方を表す表現を加えた前記前記地表面を表す地図を出力し、
前記受付手段は、出力された前記地図における範囲によって前記対象範囲を指定する前記範囲指定を受け付け、
前記判定手段は、前記範囲指定の前記範囲に対応する、前記対象範囲を判定する
付記1乃至5のいずれか1項に記載の表示制御装置。
(付記7)
地表面上の対象範囲を指定する範囲指定を受け付け、
前記範囲指定によって指定される、前記対象範囲を判定し、
前記対象範囲において測定された前記地表面の高さの変動を抽出し、
抽出された前記変動に基づく出力表示を生成し、
前記出力表示を表す情報を出力する、
表示制御方法。
(付記8)
表示の種類が1つ以上それぞれ関連付けられている複数の図形から、前記範囲指定が表す指定図形を判定し、当該指定図形によって指定される前記対象範囲を判定し、
前記指定図形に関連付けられている種類の前記出力表示を生成する
付記7に記載の表示制御方法。
(付記9)
所定の種類の地理空間情報の値を指定する地理空間情報指定を更に受け付け、
前記前記対象範囲のうち前記地理空間情報指定によって指定される前記値を持つ部分の前記変動に基づく、前記出力表示を生成する
付記7又は8に記載の表示制御方法。
(付記10)
前記対象範囲における地表面の高さに基づく俯瞰図であって、画素の画素値が当該画素に対応する地表面の点の高さの変動の大きさに基づく前記俯瞰図を、面積を持つ前記範囲指定によって指定される対象範囲の前記変動に基づく前記出力表示として生成する
付記7乃至9のいずれか1項に記載の表示制御方法。
(付記11)
前記対象範囲における地表面の高さの、過去の所定期間における変動を表す前記出力表示、前記対象範囲における地表面の高さの変動の統計情報を表す前記出力表示、及び、前記対象範囲における地表面の高さの変動が強調された前記出力表示の少なくともいずれかを生成する
付記7乃至10のいずれか1項に記載の表示制御方法。
(付記12)
前記地表面の高さの変動、及び、前記地表面の所定の種類の地理空間情報の値、の少なくとも一方を表す表現を加えた前記前記地表面を表す地図を出力し、
出力された前記地図における範囲によって前記対象範囲を指定する前記範囲指定を受け付け、
前記範囲指定の前記範囲に対応する、前記対象範囲を判定する
付記7乃至11のいずれか1項に記載の表示制御方法。
(付記13)
地表面上の対象範囲を指定する範囲指定を受け付ける受付処理と、
前記範囲指定によって指定される、前記対象範囲を判定する判定処理と、
前記対象範囲において測定された前記地表面の高さの変動を抽出する抽出処理と、
抽出された前記変動に基づく出力表示を生成する生成処理と、
前記出力表示を表す情報を出力する出力処理と、
をコンピュータに実行させるプログラムを記憶する記憶媒体。
(付記14)
前記判定処理は、表示の種類が1つ以上それぞれ関連付けられている複数の図形から、前記範囲指定が表す指定図形を判定し、当該指定図形によって指定される前記対象範囲を判定し、
前記生成処理は、前記指定図形に関連付けられている種類の前記出力表示を生成する
付記13に記載の記憶媒体。
(付記15)
前記受付処理は、所定の種類の地理空間情報の値を指定する地理空間情報指定を更に受け付け、
前記生成処理は、前記前記対象範囲のうち前記地理空間情報指定によって指定される前記値を持つ部分の前記変動に基づく、前記出力表示を生成する
付記13又は14に記載の記憶媒体。
(付記16)
前記生成処理は、前記対象範囲における地表面の高さに基づく俯瞰図であって、画素の画素値が当該画素に対応する地表面の点の高さの変動の大きさに基づく前記俯瞰図を、面積を持つ前記範囲指定によって指定される対象範囲の前記変動に基づく前記出力表示として生成する
付記13乃至15のいずれか1項に記載の記憶媒体。
(付記17)
前記生成処理は、前記対象範囲における地表面の高さの、過去の所定期間における変動を表す前記出力表示、前記対象範囲における地表面の高さの変動の統計情報を表す前記出力表示、及び、前記対象範囲における地表面の高さの変動が強調された前記出力表示の少なくともいずれかを生成する
付記13乃至16のいずれか1項に記載の記憶媒体。
(付記18)
前記出力処理は、前記地表面の高さの変動、及び、前記地表面の所定の種類の地理空間情報の値、の少なくとも一方を表す表現を加えた前記前記地表面を表す地図を出力し、
前記受付処理は、出力された前記地図における範囲によって前記対象範囲を指定する前記範囲指定を受け付け、
前記判定処理は、前記範囲指定の前記範囲に対応する、前記対象範囲を判定する
付記13乃至17のいずれか1項に記載の記憶媒体。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
100 表示制御装置
101 表示制御装置
110 受付部
120 判定部
130 抽出部
140 生成部
150 出力部
160 測定データ記憶部
170 読出部
200 ユーザ装置
210 入力部
220 表示部
300 地理空間情報記憶装置
310 地理空間情報記憶部
320 入出力部
1000 コンピュータ
1001 プロセッサ
1002 メモリ
1003 記憶装置
1004 I/Oインタフェース
1005 記憶媒体

Claims (10)

  1. 線又は点によって地表面上の前記線又は点が描く図形の形状の対象範囲を指定する範囲指定を受け付ける受付手段と、
    前記範囲指定によって指定される、前記対象範囲の形状が、あらかじめ定められている種類の図形のいずれであるかを判定する判定手段と、
    判定された前記種類の図形が表す地表面上の範囲の前記対象範囲において測定された前記地表面の高さの変動を抽出する抽出手段と、
    抽出された前記変動に基づく出力表示を生成する生成手段と、
    前記出力表示を表す情報を出力する出力手段と、
    を備える表示制御装置。
  2. 前記判定手段は、表示の種類が1つ以上それぞれ関連付けられている複数の図形から、前記範囲指定の前記図形を表す指定図形を判定し、当該指定図形によって指定される当該指定図形の形状の前記対象範囲を判定し、
    前記生成手段は、前記指定図形に関連付けられている種類の図によって前記変動を表す前記出力表示を生成する
    請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記受付手段は、所定の種類の地理空間情報の値を指定する地理空間情報指定を更に受け付け、
    前記生成手段は、前記対象範囲のうち前記地理空間情報指定によって指定される前記値を持つ部分の前記変動に基づく、前記出力表示を生成する
    請求項1又は2に記載の表示制御装置。
  4. 前記生成手段は、前記対象範囲における地表面の高さに基づく俯瞰図であって、画素の画素値が当該画素に対応する地表面の点の高さの変動の大きさに基づく前記俯瞰図を、面積を持つ前記範囲指定によって指定される対象範囲の前記変動に基づく前記出力表示として生成する
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  5. 前記生成手段は、前記対象範囲における地表面の高さの、過去の所定期間における変動を表す前記出力表示、前記対象範囲における地表面の高さの変動の統計情報を表す前記出力表示、及び、前記対象範囲における地表面の高さの変動が強調された前記出力表示の少なくともいずれかを生成する
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  6. 前記出力手段は、前記地表面の高さの変動、及び、前記地表面の所定の種類の地理空間情報の値、の少なくとも一方を表す表現を加えた前記地表面を表す地図を出力し、
    前記受付手段は、出力された前記地図における範囲によって前記対象範囲を指定する前記範囲指定を受け付け、
    前記判定手段は、前記範囲指定の前記範囲に対応する、前記対象範囲を判定する
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  7. 線又は点によって地表面上の前記線又は点が描く図形の形状の対象範囲を指定する範囲指定を受け付け、
    前記範囲指定によって指定される、前記対象範囲の形状が、あらかじめ定められている種類の図形のいずれであるかを判定し、
    判定された前記種類の図形が表す地表面上の範囲の前記対象範囲において測定された前記地表面の高さの変動を抽出し、
    抽出された前記変動に基づく出力表示を生成し、
    前記出力表示を表す情報を出力する、
    表示制御方法。
  8. 表示の種類が1つ以上それぞれ関連付けられている複数の図形から、前記範囲指定の前記図形を表す指定図形を判定し、当該指定図形によって指定される当該指定図形の形状の前記対象範囲を判定し、
    前記指定図形に関連付けられている種類の図によって前記変動を表す前記出力表示を生成する
    請求項7に記載の表示制御方法。
  9. 所定の種類の地理空間情報の値を指定する地理空間情報指定を更に受け付け、
    前記対象範囲のうち前記地理空間情報指定によって指定される前記値を持つ部分の前記変動に基づく、前記出力表示を生成する
    請求項7又は8に記載の表示制御方法。
  10. 線又は点によって地表面上の前記線又は点が描く図形の形状の対象範囲を指定する範囲指定を受け付ける受付処理と、
    前記範囲指定によって指定される、前記対象範囲の形状が、あらかじめ定められている種類の図形のいずれであるかを判定する判定処理と、
    判定された前記種類の図形が表す地表面上の範囲の前記対象範囲において測定された前記地表面の高さの変動を抽出する抽出処理と、
    抽出された前記変動に基づく出力表示を生成する生成処理と、
    前記出力表示を表す情報を出力する出力処理と、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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