JP7505122B2 - トルク伝達要素 - Google Patents

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Description

本発明はドッグクラッチの一部を構成するトルク伝達要素に関する。
同軸上にある駆動側と被動側との間のトルクの伝達・遮断を行うドッグクラッチ(ジョークラッチ)は、相対する円筒端面にある角形形状、放射状などの凹凸部によって係合を行うかみあいクラッチである。特許文献1に開示されたドッグクラッチのうち軸に沿って移動するトルク伝達要素は、軸を囲むリングと、リングから軸方向に突出する複数の突起と、を備えている。トルク伝達要素は突起とリングとの間の高低の差が大きい一体成形品である。
特許第5106385号公報
先行技術では、トルク伝達要素の突起を作製する加工が煩雑である。
本発明はこの問題点を解決するためになされたものであり、簡易に作製できるトルク伝達要素を提供することを目的としている。
この目的を達成するために本発明は、軸方向に延びる複数の溝が外周に設けられた軸に配置されるトルク伝達要素であり、軸を囲むリングと、リングの周方向に互いに間隔をあけてリングと軸との間に複数配置され、各々の一部がリングの軸方向の外側に位置するブロックと、を備える。ブロックは、軸の外周に面する内面に設けられた歯と、内面の反対の外面に設けられた第1の結合部と、を備える。歯は軸の溝にはまり合い、リングは第1の結合部にはまり合う第2の結合部を備える。
第1の態様によれば、軸を囲むリングの周方向に互いに間隔をあけて、リングと軸との間にブロックが複数配置され、リングの軸方向の外側にブロックの一部が位置する。軸の外周に面するブロックの内面に設けられた歯が、軸の溝にはまり合う。ブロックの内面の反対の外面に設けられた第1の結合部が、リングの第2の結合部にはまり合い、トルク伝達要素が作製される。リングとブロックとが別の部材なので、トルク伝達要素の作製を簡易にできる。
第2の態様によれば、第1の態様において、第2の結合部に隣接するリングの接触部がブロックの外面に対向する。ブロックの径方向の外側への移動がリングに制限される。
第3の態様によれば、第1又は第2の態様において、第1の結合部および第2の結合部は、片方が凸部であり、もう片方が凸部にはまり合う穴である。凸部と穴とがはまり合うので、ブロックの軸方向および周方向への移動がリングに制限される。
第4の態様によれば、第3の態様において、凸部と穴との間に軸方向の第1の隙間がある。第1の隙間の分だけリングに対してブロックが移動できるので、ブロックがトルクを伝達するときのブロックのモーメントによる、リングに作用する力を低減できる。よってリングの破損を低減できる。
第5の態様によれば、第3又は第4の態様において、凸部と穴との間に周方向の第2の隙間がある。第2の隙間の分だけリングに対するブロックの周方向の位置の制限を緩和できる。トルクを伝達するときにブロックがリングに加える力を低減できるので、リングの破損を低減できる。
第6の態様によれば、第1から第5の態様のいずれかにおいて、ブロックは焼結体である。よって切削等のブロックの二次加工を低減できる。
一実施の形態におけるトルク伝達要素の斜視図である。 リング及びブロックの斜視図である。 ドッグクラッチの正面図である。 トルク伝達要素の断面図である。 図3のV-V線におけるトルク伝達要素の断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について添付図面を参照して説明する。図1は一実施の形態におけるトルク伝達要素10の斜視図である。トルク伝達要素10は、軸線Oを中心とする円形のリング11と、リング11の周方向に互いに間隔をあけて複数配置されたブロック20と、を備えている。本実施形態では同じ形をした同じ大きさの6つのブロック20が、周方向に等しい間隔をあけてリング11に配置されている。
ブロック20は、軸線Oを向く内面21に、軸線Oに平行な歯22が複数設けられている。歯22の形状は特に限定されない。歯22は、軸方向から見て、例えばインボリュート曲線などの曲線に囲まれたものや角型など適宜設定される。
図2はリング11及びブロック20の斜視図である。リング11及びブロック20はそれぞれ金属製である。リング11は例えば鍛造による一体成形品(鍛造品)である。ブロック20は例えば焼結体である。リング11には油溝(図示せず)が設けられている。
ブロック20は、内面21の反対を向く外面23に第1の結合部24が設けられている。第1の結合部24は、外面23の軸方向の中央の位置に設けられている。本実施形態では第1の結合部24は、軸方向の幅よりも周方向の長さが長く、外面23に開口し内面21に通じていない閉じた穴である。内面21に穴が開口していないので、歯22はブロック20の内面21の軸方向の全長に亘って連続している。これにより歯22が破損し難くなる。
リング11は、ブロック20の第1の結合部24にはまり合う第2の結合部12と、第2の結合部12に隣接する接触部13と、を備えている。接触部13は、第2の結合部12の周方向の両側に隣接してリング11に設けられている。第2の結合部12と接触部13とがつながる隅には丸みが施されている。隅の応力を緩和するためである。
本実施形態では第2の結合部12は、軸方向の厚さよりも周方向の長さが長く、リング11の径方向の内側へ突出する凸部である。凸部の軸方向の厚さはリング11の軸方向の厚さとほぼ等しい。凸部を軸方向から見た形は、径方向の内側へ向かうにつれて周方向の長さが短くなる台形である。リング11の径方向の厚さは、第2の結合部12(凸部)及び油溝(図示せず)を除き、リング11の周方向の全長に亘ってほぼ一定である。リング11の特定の部分の応力が過大にならないようにするためである。
ブロック20は、第1の結合部24と第2の結合部12とがはまり合ったときに、リング11の径方向の内側に位置する第1部25と、第1部25の軸方向の外側に隣接する第2部26と、を備えている。第1の結合部24は、第1部25に設けられている。本実施形態では、第1部25の径方向の厚さは、第2部26の径方向の厚さと等しい。第2の結合部12(凸部)と第1の結合部24(穴)とのはめあいは、すきまばめである。
図1に戻って説明する。第2部26は、リング11の軸方向の外側に位置する。本実施形態では第2部26は、リング11の軸方向の両側に設けられている。第2部26は、周方向の一方を向く第1面27と、第1面27の反対側に位置し周方向の他方を向く第2面28と、を備えている。第1面27は、軸線Oとほぼ平行な平面を含む。第2面28は、リング11から軸方向へ離れるにつれて、第1面27へ近づくように傾斜する傾斜面を含む。
図3はトルク伝達要素10を含むドッグクラッチ30の正面図である。ドッグクラッチ30は、軸31と第1部材36又は第2部材40との間のトルクの伝達・遮断を行う装置である。軸31の外周には軸方向に延びる溝32が複数設けられている。軸31には、円環状のハブ33が、軸方向に移動不能に固定されている。ハブ33の内周面には、軸31の溝32にはまり合う歯34(図4参照)が設けられている。軸31の溝32にハブ33の歯34がはまり合い、ハブ33は軸31と一体に回転する。ハブ33は軸31の一部である。
ハブ33の外周面には、軸方向に延びる溝35が設けられている。溝35は、ハブ33の軸方向の全長に亘って延びている。ハブ33の溝35に、トルク伝達要素10のブロック20に設けられた歯22(図1参照)がはまり合う。トルク伝達要素10は軸31と一体に回転しながら、歯22がはまり合う溝35に沿って軸方向に移動できる。アクチュエータ(図示せず)を作動してリング11を軸方向に移動させると、リング11に連れてブロック20が移動する。
第1部材36は、軸31と相対回転可能、且つ、軸方向に移動不能に軸31に固定されている。第1部材36の外周面には、第1のギヤを構成する山(図示せず)が設けられている。第1部材36の軸方向の端面には複数の突起37が設けられている。トルク伝達要素10が軸方向に移動してブロック20の第2部26に第1部材36の突起37がかみ合うと、軸31と第1部材36との間にトルクが伝達される。第2部26と突起37とのかみ合いが解除されると、軸31と第1部材36との間のトルクの伝達が遮断される。
突起37は、周方向の一方を向く第3面38と、第3面38の反対側に位置し周方向の他方を向く第4面39と、を備えている。第3面38は、軸線Oとほぼ平行な平面を含む。第4面39は、突起37の軸方向の先端へ向かうにつれて、第3面38へ近づくように傾斜する傾斜面を含む。第2部26の第1面27に突起37の第3面38が対面し、第2部26の第2面28に突起37の第4面39が対面すると、トルク伝達要素10の第2部26と突起37とがかみ合う。
第2部26の第2面28及び突起37の第4面39は、第2面28と第4面39とを押し付ける方向のトルク(例えばコースティングトルク)に応じて第1部材36とトルク伝達要素10とを軸方向に離隔する推力を発生する。第2部26の第1面27及び突起37の第3面38は、第1面27と第3面38とを押し付けて第1部材36とトルク伝達要素10との間にトルク(例えばドライブトルク)を伝達する。第1面27と第3面38とを押し付けてトルクを伝達するときにトルク伝達要素10に加わる力は、第2面28と第4面39とを押し付けてトルクを伝達するときにトルク伝達要素10に加わる力よりも大きい。
トルク伝達要素10を挟んで第1部材36の軸方向の反対側に第2部材40が配置されている。第2部材40は、軸31と相対回転可能、且つ、軸方向に移動不能に軸31に固定されている。第2部材40の外周面には、第2のギヤを構成する山(図示せず)が設けられている。第2のギヤの歯数は、第1のギヤの歯数と異なる。
第2部材40の軸方向の端面には複数の突起37が設けられている。トルク伝達要素10が軸方向に移動して第2部26に突起37がかみ合うと、軸31と第2部材40との間にトルクが伝達される。第2部26と突起37とのかみ合いが解除されると、軸31と第2部材40との間のトルクの伝達が遮断される。
図4は軸31に配置されたトルク伝達要素10の軸線Oを含む断面図である。図4では軸線Oを境にしたトルク伝達要素10の片側の図示が省略されている。トルク伝達要素10のリング11の第2の結合部12(凸部)とブロック20の第1の結合部24(穴)とがはまり合い、リング11と軸31(ハブ33)との間にブロック20が配置される。
リング11とブロック20とが別の部材なので、トルク伝達要素10を構成するリング11とブロック20とを別々に製造できる。これにより軸方向の寸法の変化(リング11と第2部26との高低の差)が大きいトルク伝達要素10の作製を簡易にできる。ブロック20が焼結体であると、切削等のブロック20の二次加工を低減できるので、より好ましい。
ブロック20に設けられた穴24に、リング11に設けられた凸部12がはまり合うので、リング11に設けた穴に、ブロック20に設けた凸部がはまり合う場合に比べ、リング11の軸方向の厚さを薄くできる。
リング11に設けられた凸部12は、軸方向の厚さよりも周方向の長さが長く、凸部12の軸方向の厚さは、リング11の軸方向の厚さとほぼ等しい。これによりリング11の軸方向の厚さを薄くしつつ、凸部12の断面積を確保し、凸部12の機械的強度を確保できる。
ブロック20の歯22とハブ33の溝35との間に遊び(隙間)があるので、ブロック20がトルクを伝達するときに、遊びの分だけ凸部12周りのモーメントがブロック20に生じる。トルク伝達要素10の凸部12と穴24との間には軸方向の第1の隙間14がある。第1の隙間14の分だけリング11に対してブロック20が軸方向に移動できるので、ブロック20のモーメントによる、リング11に作用する力を低減できる。よってリング11によるブロック20の拘束を低減し、リング11の破損を低減できる。
第1の隙間14の大きさを、凸部12周りのモーメントによるブロック20の移動量より大きくすると、ブロック20のモーメントによってリング11を回転させる力が、リング11に加わらないようにできる。ブロック20のモーメントによるリング11の破損を防ぐことができる。
図5は図3のV-V線におけるトルク伝達要素10の軸線Oに垂直な断面図である。図5ではトルク伝達要素10のブロック20の一つが図示されている。凸部12に隣接するリング11の接触部13は、ブロック20の外面23に対向している。ブロック20に遠心力が作用しないときにブロック20の外面23と接触部13との間に隙間があっても良いし、ブロック20の外面23と接触部13とが常に接していても良い。接触部13は、ブロック20に遠心力が作用したときにはブロック20に接し、ブロック20の径方向の外側への移動を制限する。接触部13は第2の結合部12の周方向の両側に隣接しているので、第2の結合部12と接触部13とが軸方向に隣接する場合に比べ、リング11の軸方向の厚さを薄くできる。
第1部材36(図3参照)の突起37にブロック20の第2部26(図4参照)がかみ合うと、トルク伝達要素10は軸31と第1部材36との間にトルクを伝達する。第1部材36の突起37にかみ合う第2部26はリング11に6つ設けられているが、第2部26と突起37との間の実際のトルクの伝達は、6つの第2部26のうち突起37に接するものだけである。突起37に接する第2部26の数が多いほど、一つの第2部26に加わる力は小さくなるので、トルク伝達要素10に必要な機械的強度は小さくなり、好ましい。従来は突起とリングとを備えるトルク伝達要素が一体成形品なので(特許文献1)、第1部材36の突起37に接するトルク伝達要素の突起の数が多くなるように、突起の周方向の間隔(ピッチ)のばらつきを小さくするため、切削等の二次加工を突起に施している。
これに対しトルク伝達要素10は、凸部12と穴24との間に周方向の第2の隙間15がある。第2の隙間15によって、リング11に対してブロック20がそれぞれ周方向に移動できる。第2の隙間15の大きさは、リング11がブロック20の周方向の位置を拘束しないように、ブロック20の周方向の位置が、ブロック20の歯22がハブ33の溝35にはまり合う位置で決まるような大きさにするのが好ましい。リング11によるブロック20の周方向の位置の制限が無くなるので、切削等の二次加工をしなくても、リング11に配置された第2部26の周方向の間隔(ピッチ)のばらつきを小さくできる。
第1部材36の突起37の周方向のピッチの精度を確保すれば、第1部材36の突起37にブロック20の第2部26がかみ合うときに、多数の第2部26が突起37に接するようにできる。トルク伝達要素が一体成形品の場合に比べ、トルクを伝達するときにトルク伝達要素10に加わる力をリング11の周方向において均等化できるので、トルク伝達要素10の安全率を小さくできる。トルク伝達要素10の機械的強度を過剰にする必要がなくなるので、リング11を薄くしたりブロック20を小さくしたりできる。よってトルク伝達要素10の小型軽量化が期待できる。
第2の隙間15が存在すると、ブロック20がトルクを伝達するときにブロック20がリング11に加える力を低減できる。よってリング11によるブロック20の拘束を低減し、リング11の破損を低減できる。第2の隙間15の大きさが、ブロック20の周方向の位置が、ブロック20の歯22がハブ33の溝35にはまり合う位置で決まるような大きさの場合には、トルクを伝達するときにブロック20にかかる力がリング11に伝わらないので、リング11の破損を防ぐことができる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明はこの実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。例えばリング11やブロック20の形状、リング11に配置されるブロック20の数などは適宜設定できる。
実施形態では、ブロック20の第2部26の第1面27と軸線Oとがほぼ平行であり、第2部26の第2面28と軸線Oとがねじれの位置にある場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。第1面27や第2面28の軸線Oに対する角度は適宜設定できる。例えば第2部26の第2面28を軸線Oとほぼ平行な面にしたり、第1面27や第2面28の中に軸線Oに対する角度が異なる複数の面を設けたりすることは当然可能である。
実施形態では、リング11に配置される複数のブロック20が全て同じ大きさの場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。軸方向の長さが異なる複数種のブロック20をリング11に配置して、リング11からの第2部26の軸方向の高さを異ならせることは当然可能である。
実施形態では、ブロック20の第1部25の径方向の厚さが、第2部26の径方向の厚さと等しい場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。トルク伝達要素10の第2部26がかみ合う部材との関係で、第1部25の径方向の厚さを第2部26の径方向の厚さより薄くしたり、第1部25の径方向の厚さを第2部26の径方向の厚さより厚くしたりすることは当然可能である。
実施形態では、トルク伝達要素10の軸方向の両側に第1部材36及び第2部材40が配置されたドッグクラッチ30を説明し、軸線Oに垂直な面に関して対称なブロック20をリング11に配置することで、ブロック20の第2部26がリング11の軸方向の両側に設けられる場合について説明した。しかし、必ずしもこれに限られるものではない。第1部材36又は第2部材40が省略されたドッグクラッチ30の場合には、ブロック20の第2部26はリング11の軸方向の片側に設けられていれば良い。この場合のトルク伝達要素10は、軸線Oに垂直な面に関して非対称なブロックをリング11に配置する。
実施形態では、軸31に配置されたハブ33にトルク伝達要素10を配置する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。ハブ33を省略して、軸31の溝32にトルク伝達要素10の歯22をはまり合わせることは当然可能である。
実施形態では、凸部からなる第2の結合部12をリング11に設け、穴からなる第1の結合部24をブロック20に設ける場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。リング11の第2の結合部12を穴とし、ブロック20の第1の結合部24を凸部とすることは当然可能である。凸部や穴の形状や数は適宜設定できる。この場合も凸部と穴とのはめあいをすきまばめにすることにより、実施形態と同様の作用効果を実現できる。
実施形態では、リング11の第2の結合部12と接触部13とが周方向に隣接する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。第2の結合部12と接触部13とが軸方向に隣接するように第2の結合部12及び接触部13をリング11に設けることは当然可能である。
実施形態では、凸部からなる第2の結合部12が設けられたリング11が一体成形品(鍛造品)の場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。凸部とリング11とを別々に製造し、圧入や溶接などによりリング11に凸部を接合することは当然可能である。ブロック20に凸部を設ける場合も、ブロック20に凸部が一体に設けられた焼結体としたり、凸部とブロック20とを別々に製造し、圧入や溶接などによりブロック20に凸部を接合したりすることは当然可能である。
10 トルク伝達要素
11 リング
12 第2の結合部(凸部)
13 接触部
14 第1の隙間
15 第2の隙間
20 ブロック
21 内面
22 歯
23 外面
24 第1の結合部(穴)
26 第2部(ブロックの一部)
31 軸
33 ハブ(軸の一部)
35 溝

Claims (5)

  1. 軸方向に延びる複数の溝が外周に設けられた軸に配置されるトルク伝達要素であって、
    前記軸を囲むリングと、
    前記リングの周方向に互いに間隔をあけて前記リングと前記軸との間に複数配置され、各々の一部が前記リングの軸方向の外側に位置するブロックと、を備え、
    前記ブロックは、前記軸の前記外周に面する内面に設けられた歯と、
    前記内面の反対の外面に設けられた第1の結合部と、を備え、
    前記歯は、前記軸の前記溝にはまり合い、
    前記リングは、前記第1の結合部にはまり合う第2の結合部と、
    前記第2の結合部に隣接する接触部と、を備え、
    前記接触部は、前記ブロックの前記外面に対向するトルク伝達要素。
  2. 軸方向に延びる複数の溝が外周に設けられた軸に配置されるトルク伝達要素であって、
    前記軸を囲むリングと、
    前記リングの周方向に互いに間隔をあけて前記リングと前記軸との間に複数配置され、各々の一部が前記リングの軸方向の外側に位置するブロックと、を備え、
    前記ブロックは、前記軸の前記外周に面する内面に設けられた歯と、
    前記内面の反対の外面に設けられた第1の結合部と、を備え、
    前記歯は、前記軸の前記溝にはまり合い、
    前記リングは、前記第1の結合部にはまり合う第2の結合部を備え
    前記第1の結合部および前記第2の結合部は、片方が凸部であり、もう片方が前記凸部にはまり合う穴であるトルク伝達要素。
  3. 前記凸部と前記穴との間に軸方向の第1の隙間がある請求項記載のトルク伝達要素。
  4. 前記凸部と前記穴との間に周方向の第2の隙間がある請求項2又は3に記載のトルク伝達要素。
  5. 前記ブロックは焼結体である請求項1からのいずれかに記載のトルク伝達要素。
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