JP7500593B2 - 端末、基地局、通信方法及び通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信システムにおける端末及び通信方法に関する。
LTE(Long Term Evolution)の後継システムであるNR(New Radio)(「5G」ともいう。)においては、要求条件として、大容量のシステム、高速なデータ伝送速度、低遅延、多数の端末の同時接続、低コスト、省電力等を満たす技術が検討されている。
また、既存のLTEシステムでは、周波数帯域を拡張するため、通信事業者(オペレータ)に免許された周波数帯域(ライセンスバンド(licensed band)とは異なる周波数帯域(アンライセンスバンド(unlicensed band)、アンライセンスキャリア(unlicensed carrier)、アンライセンスCC(unlicensed CC)ともいう)の利用がサポートされている。アンライセンスバンドとしては、例えば、Wi-Fi(登録商標)あるいはBluetooth(登録商標)を使用可能な2.4GHz帯又は5GHz帯、6GHz帯などが想定される。
具体的には、Rel-13では、ライセンスバンドのキャリア(CC)とアンライセンスバンドのキャリア(CC)とを統合するキャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation:CA)がサポートされる。このように、ライセンスバンドとともにアンライセンスバンドを用いて行う通信をLicense-Assisted Access(LAA)と称する。
ライセンスバンドとともにアンライセンスバンドを用いて通信を行う無線通信システムでは、基地局装置(下りリンク)及びユーザ端末(上りリンク)は、アンライセンスバンドにおけるデータの送信前に、他の装置(例えば、基地局装置、ユーザ端末、Wi-Fi装置など)の送信の有無を確認するためにチャネルのセンシング(キャリアセンス)を行う。センシングの結果、他の装置の送信がないことを確認すると、送信機会を獲得し、送信を行うことができる。この動作はLBT(Listen Before Talk)と呼ばれる。また、NRにおいて、アンライセンスバンドをサポートするシステムはNR-Uシステムと呼ばれる。
3GPP TS 38.331 V15.6.0 (2019-06) 3GPP TS 38.212 V15.6.0 (2019-06) 3GPP TS 38.213 V15.6.0 (2019-06) 3GPP TS 38.214 V15.6.0 (2019-06)
5Gの一部の同一周波数(以下、「ローカル5G周波数」という。)を複数の免許人に割り当てることが検討されている。すなわち、同一の周波数が複数の免許人によって共有される。ローカル5G周波数が運用される場合、エリア調整等の干渉回避措置が必要となる可能性がある。一方、LBTに基づく自律分散的な干渉調整を可能とするNR-Uシステムに係る技術を適用することで、干渉を緩和させることが考えられる。
しかしながら、ローカル5G周波数は、国又は地域によっては通常のライセンスバンドとして割り当てられているため、NR-Uシステムに係る技術を常に適用することは好ましくない。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、NRにおけるアンライセンスバンド向けの技術を条件に応じて適用することによって複数のシステムを共存させることを目的とする。
開示の技術によれば、アンライセンス周波数帯とライセンス周波数帯とを含む周波数帯に対して、周波数帯ごとにアンライセンス周波数帯向けの機能をサポートするか否かを示す端末能力情報を、アップリンクで送信する送信部と、前記端末能力情報に基づいて、前記アンライセンス周波数帯向けの機能に係る設定情報の受信を制御する制御部と、を備え、前記設定情報は、下り制御情報において、グループ共通の下り制御チャネルに関する情報が含まれるビット位置を示す情報を含む、端末が提供される。
開示の技術によれば、NRにおけるアンライセンスバンド向けの技術を条件に応じて適用することによって複数のシステムを共存させる技術が提供される。
本発明の実施の形態における無線通信システムの構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における無線通信システムを説明するための図である。 ローカル5G周波数の割り当て例を示す図である。 ローカル5G周波数が運用される例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるシグナリングを説明するためのシーケンス図である。 本発明の実施の形態における端末20の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態における基地局10の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における端末20の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における基地局10又は端末20のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例であり、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られない。
本発明の実施の形態の無線通信システムの動作にあたっては、適宜、既存技術が使用される。ただし、当該既存技術は、例えば既存のLTEであるが、既存のLTEに限られない。また、本明細書で使用する用語「LTE」は、特に断らない限り、LTE-Advanced、及び、LTE-Advanced以降の方式(例:NR)を含む広い意味を有するものとする。
また、以下で説明する本発明の実施の形態では、既存のLTEで使用されているSS(Synchronization signal)、PSS(Primary SS)、SSS(Secondary SS)、PBCH(Physical broadcast channel)、PRACH(Physical random access channel)、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)、PUCCH(Physical Uplink Control Channel)、PUSCH(Physical Uplink Shared Channel)等の用語を使用する。これは記載の便宜上のためであり、これらと同様の信号、機能等が他の名称で呼ばれてもよい。また、NRにおける上述の用語は、NR-SS、NR-PSS、NR-SSS、NR-PBCH、NR-PRACH、NR-PDCCH、NR-PDSCH、NR-PUCCH、NR-PUSCH等に対応する。ただし、NRに使用される信号であっても、必ずしも「NR-」と明記しない。
また、本発明の実施の形態において、複信(Duplex)方式は、TDD(Time Division Duplex)方式でもよいし、FDD(Frequency Division Duplex)方式でもよいし、又はそれ以外(例えば、Flexible Duplex等)の方式でもよい。
また、本発明の実施の形態において、無線パラメータ等が「設定される(Configure)」とは、所定の値が予め設定(Pre-configure)されることであってもよいし、基地局10又は端末20から通知される無線パラメータが設定されることであってもよい。
図1は、本発明の実施の形態における無線通信システムの構成例を示す図である。図1に示されるように、基地局10及び端末20を含む。図1には、基地局10及び端末20が1つずつ示されているが、これは例であり、それぞれ複数であってもよい。なお、端末20を「ユーザ装置」と呼んでもよい。また、本実施の形態における無線通信システムは、NR-Uシステムと呼ばれてもよい。
基地局10は、1つ以上のセルを提供し、端末20と無線通信を行う通信装置である。無線信号の物理リソースは、時間領域及び周波数領域で定義され、時間領域はスロット又はOFDMシンボルで定義されてもよいし、周波数領域は、サブバンド、サブキャリア又はリソースブロックで定義されてもよい。
図1に示されるように、基地局10は、DL(Downlink)で制御情報又はデータを端末20に送信し、UL(Uplink)で制御情報又はデータを端末20から受信する。基地局10及び端末20はいずれも、ビームフォーミングを行って信号の送受信を行うことが可能である。また、基地局10及び端末20はいずれも、MIMO(Multiple Input Multiple Output)による通信をDL又はULに適用することが可能である。また、基地局10及び端末20はいずれも、CA(Carrier Aggregation)によるSCell(Secondary Cell)及びPCell(Primary Cell)を介して通信を行ってもよい。
端末20は、スマートフォン、携帯電話機、タブレット、ウェアラブル端末、M2M(Machine-to-Machine)用通信モジュール等の無線通信機能を備えた通信装置である。図1に示されるように、端末20は、DLで制御情報又はデータを基地局10から受信し、ULで制御情報又はデータを基地局10に送信することで、無線通信システムにより提供される各種通信サービスを利用する。
図2は、本発明の実施の形態における無線通信システムを説明するための図である。図2は、NR-DC(NR-Dual connectivity)が実行される場合における無線通信システムの構成例を示す。図2に示されるように、MN(Master Node)となる基地局10Aと、SN(Secondary Node)となる基地局10Bが備えられる。基地局10Aと基地局10Bはそれぞれコアネットワーク30に接続される。端末20は基地局10Aと基地局10Bの両方と通信を行う。
MNである基地局10Aにより提供されるセルグループをMCG(Master Cell Group)と呼び、SNである基地局10Bにより提供されるセルグループをSCG(Secondary Cell Group)と呼ぶ。後述する動作は、図1と図2のいずれの構成で行ってもよい。
本実施の形態における無線通信システムでは、前述したLBTが実行される。基地局10あるいは端末20は、LBT結果がアイドルである場合(LBTに成功した場合)にCO(Channel Occupancy)を獲得し、送信を行い、LBT結果がビジーである場合(LBTに失敗した場合、LBT-busyとも表現する)に、送信を行わない。
本実施の形態における無線通信システムは、アンライセンスCC及びライセンスCCを用いるキャリアアグリゲーション(CA)の動作を行ってもよいし、アンライセンスCC及びライセンスCCを用いるデュアルコネクティビティ(DC)の動作を行ってもよいし、アンライセンスCCのみを用いるスタンドアローン(SA)の動作を行ってもよい。CA、DC、又はSAは、NR及びLTEのいずれか1つのシステムによって行われてもよい。DCは、NR、LTE、及び他のシステムの少なくとも2つによって行われてもよい。
端末20は、基地局10からの送信バーストを検出するための、PDCCH又はグループ共通PDCCH(group common(GC)-PDCCH)内の信号(例えば、Demodulation Reference Signal(DMRS)などのReference Signal(RS))の存在を想定してもよい。
基地局10は、基地局装置契機のCO開始時に、CO開始を通知する特定DMRSを含む特定PDCCH(PDCCH又はGC-PDCCH)を送信してもよい。特定PDCCH及び特定DMRSの少なくとも1つは、CO開始通知信号と呼ばれてもよい。基地局10は、例えば、CO開始通知信号を1以上の端末20へ送信し、端末20は、特定DMRSを検出した場合、COを認識することができる。
ここで、Rel-16におけるNR-U技術に係る端末20の特徴を以下1)-3)に示す。
1)公平及び効率的なシステム間共存のための機能
・UL-LBT(LBTタイプ、優先度クラスの通知を含む)
・CO検出及びCO時間周波数構造の通知に基づく動的なPDCCHモニタリング動作
・スロット途中からの送信開始を効率的にサポートするためのPDSCHタイプBのマッピング拡張
・PDSCHグループ単位のHARQ-ACKフィードバック又はマルチTTIグラント等のHARQ機能拡張
・CO情報等を含むUCI(Uplink Control Information)送信及びDFI(Downlink Feedback Information)によるHARQ-ACK通知等のCG(Configured Grant)機能拡張
・SS/PBCH Block(Synchronization Signal/Physical Broadcast Channel Block、SSB)送信候補位置の拡張及び送信タイミングシフトを含むDRS(Discovery Reference Signal)のRLM(Radio Link Monitoring)/RRM(Radio Resource Management)
・隠れ端末等検出のためのRSSI(Received Signal Strength Indicator)/CO測定
2)OCB(Occupied Channel Bandwidth)要件(システム帯域の80%以上で送信)を満たすための機能
・インタレース型のPUSCHリソース割り当て
・インタレース型に対応した拡張PUCCHフォーマット
・送信帯域幅を拡張したPRACH
3)20MHzのLBT帯域幅よりも広帯域を1つのキャリア(セル)として利用するための機能
・複数LBT帯域にCORESET(Control resource set)を分散配置するためのCORESET及びサーチスペースの拡張
・GC-PDCCH(Group Common - PDCCH)によるCOの周波数領域構成の通知
・一部のLBT帯域のみにインタレース割り当てを行う部分インタレース割り当て
図3は、ローカル5G周波数の割り当て例を示す図である。図3に示されるように、周波数は、オペレータA、オペレータB、オペレータC及びオペレータDに割り当てられている。例えば、複数の免許人によって共有されるローカル5G周波数は、4.5GHz帯においては、4600MHzから4800MHzまでの範囲あるいは少なくともその一部に割り当てられてもよい。また、例えば、ローカル5G周波数は、28GHz帯においては、28.2GHzから29.1GHzまでの範囲あるいは少なくともその一部に割り当てられてもよい。
図4は、ローカル5G周波数が運用される例を示す図である。図4に示されるように、5GC(5G Core network)を運用するオペレータAと、別の5GCを運用するオペレータBとで、同一周波数を使用して通信が実行される。すなわち、ローカル5G周波数とは、国又は地域ごとに、エリア又は基地局単位で複数の免許人に割り当てられる一部の5G周波数である。
ローカル5G周波数を運用する場合、複数の免許人に同一周波数が使用されるため、エリア調整等の干渉回避措置が要求される可能性がある。例えば、建物又は工場が密集した地域等では、複雑な干渉調整が必要となり利便性又はカバレッジが損なわれる可能性がある。
一方、3GPPではRel-16 NRにおいて、アンライセンス周波数帯向けのNR-U技術の仕様化が行われている。例えば、NR-U技術によって、LBTに基づく自律分散的な干渉調整が可能であってもよい。複雑なエリア調整を行わなくても複数のシステムを同一の周波数帯に混在させることができる。しかしながら、Rel-16 NR-Uは、適用対象周波数が5GHz帯及び6GHz帯に限定されている。また、LTE-LAAは、3GPP仕様として5GHz帯に含まれるバンド46でのみ適用可能と規定されている。したがって、ローカル5G周波数においては、NR-U又はLTE-LAAは適用されないことが考えられる。
ローカル5G周波数において、NR-U技術が適用可能であれば、複雑なエリア調整を行わずに、建物又は工場が密集した地域でも、自営網が構築できると考えられる。そのため、NR-U技術をローカル5G周波数において適用できるようにする必要がある。しかしながら、ローカル5G周波数は、国又は地域によっては通常のライセンスバンドとして割り当てられているため、当該ライセンスバンドに対しては、常にNR-U技術を適用することは好ましくない。
そこで、NR-U技術の適用可能周波数帯を拡張し、かつ適用有無を設定可能とすることで、ローカル5G周波数等の特定のシナリオにおいてNR-U技術に基づくシステム共存を実現可能とする。
図5は、本発明の実施の形態におけるシグナリングを説明するためのシーケンス図である。図5に示されるように、ステップS1において、基地局10は、特定のIE(Information Element)を含むシステム情報を端末20に送信してもよい。あるいは、ステップS2において、基地局10は、特定のIEを含むRRC(Radio Resource Control)シグナリングを個別に端末20に送信してもよい。ステップS1及びステップS2は、いずれかが実行されてもよいし、実行順が逆であってもよい。特定のIEとは、例えば、SIB1(System Information Block 1)、他のSIB、servingCellConfig、MeasObjectNR等のうち少なくともひとつに新たなIEを追加し、当該IEの有無によりNR-U技術の適用有無を端末20は認識する。ステップS1又はステップS2において、端末20が特定のIEを受信した場合の動作を図6に示す。
図6は、本発明の実施の形態における端末20の動作を説明するためのフローチャートである。ステップS11において、端末20は、特定のIEが設定されたか否かを判定する。図5のステップS1又はステップS2において基地局10から特定のIEを受信して、特定のIEが設定された場合(S11のYES)、ステップS12に進み、特定のIEが設定されない場合(S11のNO)、ステップS13に進む。ステップS12において、端末20は、NR-U技術を適用する。NR-U技術を適用する対象範囲は、バンドごとでもよいし、セルごとでもよいし、周波数ごとでもよい。一方、ステップS13において、端末20は、NR-U技術を適用しない。
図5及び図6で説明したように、NR-U技術の適用有無は、バンドに予め関連付けられずに、システム情報又はRRCシグナリングにより端末20に通知される。
図6のステップS11において、特定のIEが設定された場合、端末20は、5GHz/6GHzでのNR-U技術と全く同じ想定を、当該特定のIEの対象範囲に適用してもよい。したがって、SSB候補位置、SCS(Sub carrier spacing)、LBT帯域幅等に関して、5GHz/6GHzでのNR-U技術と同様の想定を一括で適用することができる。
また、図6のステップS11において、特定のIEが設定された場合、端末20は、5GHz/6GHzでのNR-U技術の一部の想定のみを、当該特定のIEの対象範囲に適用してもよい。例えば、UL-LBTのみ、GC-PDCCHによるCO通知のみ等予め仕様で規定された機能(群)を当該特定のIEの対象範囲に適用してもよい。
5GHz/6GHzと異なり、無線LAN(Local Area Network)と共存したり、アンライセンスバンド向けのレギュレーション(例えば、OCB要件等)を満たす必要がないため、NR-U技術の全てを適用する必要はなく、一部の想定のみを適用することで、当該対象範囲での既存動作を再利用することができる。基地局10は、機能ごとに個別にNR-U技術の設定を適用するよう端末20に指示してもよいし、複数の機能にNR-U技術の設定をまとめて適用するよう端末20に指示してもよいし、機能ごとの個別の指示及び複数の機能に対する指示を組み合わせて端末20に指示してもよい。
5GHz/6GHzでのNR-U技術の一部の想定のみが、FR1(Frequency Range 1)の5GHz/6GHz帯以外(例えば、4.6GHz-4.8GHz、3.7GHz-3.8GHz)における当該特定のIEの対象範囲に適用される場合、以下の項目a)-k)ごとに個別にNR-U技術の設定が適用されてもよい。なお、以下の項目a)-k)のうちいずれか又は複数が個別に適用されない動作であってもよい。
a)端末20は、スロット内のSSB送信候補位置、SSBのSCSのデフォルト想定は、表1に示されるような当該バンドの既存の想定を再利用してもよい。
表1に示されるように、SSBのSCS、SSBのパターン、GSCN(Global Synchronization Raster Channel)の範囲等が再利用されてもよい。
b)端末20は、NR-U技術のように、SSB送信候補位置を5msハーフフレーム内の全スロットに拡張し、SSB位置インデックス導出のためにPBCHペイロードの一部を使用してもよい。例えば、端末20は、最大5msのDRS送信ウィンドウを想定し、SSB位置インデックスをPBCH-DMRS系列からLSB3ビット及びPBCHペイロードからMSB1ビット又は2ビットを取得してフレーム同期してもよい。また、例えば、端末20は、上位レイヤシグナリングにより、DRS送信ウィンドウ期間が設定された場合、当該DRS送信ウィンドウ期間を想定してもよい。
c)端末20は、CORESET#0及びサーチスペース#0の設定テーブルとしてNR-U技術向けのものを想定してもよい。例えば、端末20は、検出したSSBに関連付けられるPDCCH-MO(Monitoring Occasion)に加えて、QCLであるSSB候補位置に関連付けられるMOもモニタしてもよい。
d)端末20は、PRACH設定テーブルについて、NR-U技術向けのものを想定してもよい。
e)端末20は、RAR(Random Access Response)ウィンドウサイズについて、10ms以上となることを想定してもよい。
f)端末20は、RAR-ULグラントの内容について、NR-U技術向けと同じ内容を想定してもよい。
g)端末20は、デフォルトPDSCHマッピングタイプAのテーブルについて、NR-U技術向けのものを想定してもよい。
h)端末20は、モニタするDCIフォーマットについて、サーチスペース設定によって設定されたとおりに想定してもよい。例えば、NR-U技術向けのDCIフォーマット(例えば、LBTタイプ、優先度クラスのフィールドを含む)であるか、それ以外のDCIフォーマットであるかが、サーチスペース設定によって設定可能であってもよい。
i)端末20は、GC-PDCCHの内容について、NR-U技術向けのCO構成情報又はLBTバンド幅情報が含まれるか否かを、SlotFormatCombinationsPerCell等の上位レイヤシグナリングで設定されたとおりに想定してもよい。例えば、NR-U技術向けのGC-PDCCHコンテンツを含むか否か、DCIのいずれのビット位置に含むか、が上位レイヤシグナリングで設定可能であってもよい。
j)端末20は、PUCCHフォーマットについて、NR-U技術向けのePF0/1/2/3を使用するか、通常のPF0/1/2/3/4を使用するかをPUCCH設定等の上位レイヤシグナリングで設定されたとおりに想定してもよい。
k)端末20は、RLMにおいて、NR-U技術向けの動作,すなわちRLM-RSがLBT失敗により送信されなかったと判定されるサンプルに対する動作、を適用すると想定してもよい。
また、NR-U技術が適用される場合、ULのLBT帯域幅については、アクティブなUL-BWPの帯域幅又は基地局10から設定されたLBT帯域幅を端末20は想定してもよい。例えば、アクティブUL-BWP帯域幅が、UL-LBT帯域幅であると想定してUL-LBTを実行してもよい。また、例えば、基地局10から上位レイヤシグナリングによってLBT帯域幅に係る設定が端末20に通知され、端末20は当該設定により指示されたLBT帯域幅でUL LBTを実行してもよい。
FR2(例えば、28.2GHz-29.1GHz)においてNR-U技術が適用される場合、基地局10は、SSB送信候補位置の最大数を拡張せず、候補位置間のQCL(Quasi Co-Location)に係る情報をMIB(Master Information Block)又はSIB1で端末20に通知してもよい。すなわち、複数のSSB送信候補位置がQCLであってもよく、当該QCL関係に基づいて同期が実行されてもよい。さらに、以下の項目l)-o)のうちいずれか又は複数が適用されてもよい。
l)端末20は、スロット内のSSB送信候補位置又はSSBのSCSのデフォルト想定は、FR2の当該バンドの既存の想定を再利用してもよい。
m)端末20は、SSB送信候補位置の数を拡張せず最大64のままと想定してもよい。
n)端末20は、サーチスペース#0の設定テーブルの予約エントリを使用して、SSB送信候補位置間のQCL関係を導出するための情報を受信してもよい。また、例えば、SIB1で、SSB送信候補位置間のQCL関係を導出するための情報が通知されてもよい。
o)端末20は、FR1にNR-U技術を適用する場合と同様に想定してもよい。
なお、端末20は、一部の周波数バンドにおいてNR-U技術を適用することが可能か否かをUE能力(UE capability)として基地局10に報告してもよい。また、端末20は、周波数帯ごとに、NR-U技術を適用することが可能か否かをUE能力として基地局10に報告してもよいし、周波数帯に関係なくNR-U技術を適用することが可能か否かをUE能力として基地局10に報告してもよい。当該UE能力は、アンライセンスバンドをサポートするか否かと関連付けられて規定されてもよいし、独立して規定されてもよい。例えば、アンライセンスバンドに対応する端末20は、NR-U技術を適用することが可能である当該UE能力を必ず有してもよい。
上述の実施例により、端末20は、ライセンス周波数帯に含まれるローカル5G周波数において、必要に応じてNR-U技術を適用することができる。
すなわち、無線通信システムにおいて、NRにおけるアンライセンスバンド向けの技術を条件に応じて適用することによって複数のシステムを共存させることができる。
(装置構成)
次に、これまでに説明した処理及び動作を実行する基地局10及び端末20の機能構成例を説明する。基地局10及び端末20は上述した実施例を実施する機能を含む。ただし、基地局10及び端末20はそれぞれ、実施例の中の一部の機能のみを備えることとしてもよい。
<基地局10>
図7は、本発明の実施の形態における基地局10の機能構成の一例を示す図である。図7に示されるように、基地局10は、送信部110と、受信部120と、設定部130と、制御部140とを有する。図7に示される機能構成は一例に過ぎない。本発明の実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
送信部110は、端末20側に送信する信号を生成し、当該信号を無線で送信する機能を有する。また、送信部110は、ネットワークノード間メッセージを他のネットワークノードに送信する。受信部120は、端末20から送信された各種の信号を無線で受信し、受信した信号から、例えばより上位のレイヤの情報を取得する機能を含む。また、送信部110は、端末20へNR-PSS、NR-SSS、NR-PBCH、DL/UL制御信号及び参照信号等を送信する機能を有する。また、受信部120は、ネットワークノード間メッセージを他のネットワークノードから受信する。また、送信部110は、端末20にNR-U技術を適用するか否かを示す情報を通知する。なお、送信部110及び受信部120は、通信部として参照されてもよい。
設定部130は、予め設定される設定情報、及び、端末20に送信する各種の設定情報を記憶装置に格納し、必要に応じて記憶装置から読み出す。設定情報の内容は、例えば、NR-U技術に必要となる情報等である。
制御部140は、実施例において説明したように、NR-U技術に係る制御を行う。制御部140における信号送信に関する機能部を送信部110に含め、制御部140における信号受信に関する機能部を受信部120に含めてもよい。
<端末20>
図8は、本発明の実施の形態における端末20の機能構成の一例を示す図である。図8に示されるように、端末20は、送信部210と、受信部220と、設定部230と、制御部240とを有する。図8に示される機能構成は一例に過ぎない。本発明の実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
送信部210は、送信データから送信信号を作成し、当該送信信号を無線で送信する機能を有する。受信部220は、各種の信号を無線で受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する。また、受信部220は、基地局10から送信されるNR-PSS、NR-SSS、NR-PBCH、DL/UL/SL制御信号等を受信する機能を有する。また、例えば、送信部210は、D2D通信として、他の端末20に、PSCCH(Physical Sidelink Control Channel)、PSSCH(Physical Sidelink Shared Channel)、PSDCH(Physical Sidelink Discovery Channel)、PSBCH(Physical Sidelink Broadcast Channel)等を送信し、受信部220は、他の端末20から、PSCCH、PSSCH、PSDCH又はPSBCH等を受信する。また、LBTを実行する機能に関しては、送信に関連する機能であるので送信部210が有する。あるいは、LBTを実行する機能を受信部220が備えてもよい。なお、送信部210及び受信部220は、通信部として参照されてもよい。
設定部230は、受信部220により基地局10又は端末20から受信した各種の設定情報を記憶装置に格納し、必要に応じて記憶装置から読み出す。また、設定部230は、予め設定される設定情報も格納する。設定情報の内容は、例えば、NR-U技術に必要となる情報等である。
制御部240は、実施例において説明したように、端末20におけるNR-U技術に係る制御を行う。制御部240における信号送信に関する機能部を送信部210に含め、制御部240における信号受信に関する機能部を受信部220に含めてもよい。
(ハードウェア構成)
上記実施形態の説明に用いたブロック図(図7及び図8)は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的又は論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的又は間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置又は上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
機能には、判断、決定、判定、計算、算出、処理、導出、調査、探索、確認、受信、送信、出力、アクセス、解決、選択、選定、確立、比較、想定、期待、見做し、報知(broadcasting)、通知(notifying)、通信(communicating)、転送(forwarding)、構成(configuring)、再構成(reconfiguring)、割り当て(allocating、mapping)、割り振り(assigning)などがあるが、これらに限られない。たとえば、送信を機能させる機能ブロック(構成部)は、送信部(transmitting unit)や送信機(transmitter)と呼称される。いずれも、上述したとおり、実現方法は特に限定されない。
例えば、本開示の一実施の形態における基地局10、端末20等は、本開示の無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図9は、本開示の一実施の形態に係る基地局10及び端末20のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の基地局10及び端末20は、物理的には、プロセッサ1001、記憶装置1002、補助記憶装置1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニット等に読み替えることができる。基地局10及び端末20のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
基地局10及び端末20における各機能は、プロセッサ1001、記憶装置1002等のハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信を制御したり、記憶装置1002及び補助記憶装置1003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタ等を含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。例えば、上述の制御部140、制御部240等は、プロセッサ1001によって実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール又はデータ等を、補助記憶装置1003及び通信装置1004の少なくとも一方から記憶装置1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、図7に示した基地局10の制御部140は、記憶装置1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。また、例えば、図8に示した端末20の制御部240は、記憶装置1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001によって実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されてもよい。
記憶装置1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)等の少なくとも1つによって構成されてもよい。記憶装置1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)等と呼ばれてもよい。記憶装置1002は、本開示の一実施の形態に係る通信方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール等を保存することができる。
補助記憶装置1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)等の光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ等の少なくとも1つによって構成されてもよい。上述の記録媒体は、例えば、記憶装置1002及び補助記憶装置1003の少なくとも一方を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、例えば周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)及び時分割複信(TDD:Time Division Duplex)の少なくとも一方を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。例えば、送受信アンテナ、アンプ部、送受信部、伝送路インターフェース等は、通信装置1004によって実現されてもよい。送受信部は、送信部と受信部とで、物理的に、または論理的に分離された実装がなされてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサ等)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプ等)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001及び記憶装置1002等の各装置は、情報を通信するためのバス1007によって接続される。バス1007は、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間ごとに異なるバスを用いて構成されてもよい。
また、基地局10及び端末20は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つを用いて実装されてもよい。
(実施の形態のまとめ)
以上、説明したように、本発明の実施の形態によれば、特定の情報要素をシステム情報又は個別のシグナリングを介して基地局から受信する受信部と、前記特定の情報要素を受信した場合、前記特定の情報要素の対象範囲に、アンライセンス周波数帯向けの技術を適用する制御部とを有し、前記制御部は、前記アンライセンス周波数帯向けの技術のうち少なくともLBT(Listen Before Talk)を実行する端末が提供される。
上述の実施例により、端末20は、ライセンス周波数帯に含まれるローカル5G周波数において、必要に応じてNR-U技術を適用することができる。すなわち、無線通信システムにおいて、NRにおけるアンライセンスバンド向けの技術を条件に応じて適用することによって複数のシステムを共存させることができる。
前記対象範囲は、ライセンス周波数帯に含まれるバンドごと、セルごと又は周波数ごとに設定されてもよい。当該構成により、端末20は、端末20は、ライセンス周波数帯に含まれるローカル5G周波数において、必要に応じてNR-U技術を適用することができる。
前記制御部は、前記アンライセンス周波数帯向けの技術のすべて又は一部を前記特定の情報要素の対象範囲に適用してもよい。当該構成により、端末20は、端末20は、ライセンス周波数帯に含まれるローカル5G周波数において、必要に応じてNR-U技術を適用することができる。
前記制御部は、アクティブな上りリンクBWP(Bandwidth Part)をLBT帯域幅と想定してもよい。当該構成により、端末20は、端末20は、ライセンス周波数帯に含まれるローカル5G周波数において、LBTを実行することができる。
前記受信部は、SSB(SS/PBCH block)送信候補位置間のQCL(Quasi Co-Location)に係る情報を前記基地局から受信し、前記制御部は、FR2(Frequency Range 2)において前記アンライセンス周波数帯向けの技術を適用する場合、SSB送信候補位置の最大数を拡張せず、前記SSB送信候補位置間のQCLに係る情報に基づいて同期を実行してもよい。当該構成により、端末20は、端末20は、ライセンス周波数帯に含まれるローカル5G周波数において、効率良く同期を実行することができる。
また、本発明の実施の形態によれば、特定の情報要素をシステム情報又は個別のシグナリングを介して基地局から受信する受信手順と、前記特定の情報要素を受信した場合、前記特定の情報要素の対象範囲に、アンライセンス周波数帯向けの技術を適用する制御手順とを端末が実行し、前記制御手順は、前記アンライセンス周波数帯向けの技術のうち少なくともLBT(Listen Before Talk)を実行する手順を含む通信方法が提供される。
上述の実施例により、端末20は、ライセンス周波数帯に含まれるローカル5G周波数において、必要に応じてNR-U技術を適用することができる。すなわち、無線通信システムにおいて、NRにおけるアンライセンスバンド向けの技術を条件に応じて適用することによって複数のシステムを共存させることができる。
(実施形態の補足)
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。実施の形態で述べた処理手順については、矛盾の無い限り処理の順序を入れ替えてもよい。処理説明の便宜上、基地局10及び端末20は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従って基地局10が有するプロセッサにより動作するソフトウェア及び本発明の実施の形態に従って端末20が有するプロセッサにより動作するソフトウェアはそれぞれ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD-ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。
また、情報の通知は、本開示で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法を用いて行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージ等であってもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G(4th generation mobile communication system)、5G(5th generation mobile communication system)、FRA(Future Radio Access)、NR(new Radio)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及びこれらに基づいて拡張された次世代システムの少なくとも一つに適用されてもよい。また、複数のシステムが組み合わされて(例えば、LTE及びLTE-Aの少なくとも一方と5Gとの組み合わせ等)適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャート等は、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本明細書において基地局10によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局10を有する1つ又は複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、端末20との通信のために行われる様々な動作は、基地局10及び基地局10以外の他のネットワークノード(例えば、MME又はS-GW等が考えられるが、これらに限られない)の少なくとも1つによって行われ得ることは明らかである。上記において基地局10以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、他のネットワークノードは、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MME及びS-GW)であってもよい。
本開示において説明した情報又は信号等は、上位レイヤ(又は下位レイヤ)から下位レイヤ(又は上位レイヤ)へ出力され得る。複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、又は追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
本開示における判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:true又はfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本開示において説明した用語及び本開示の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及びシンボルの少なくとも一方は信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)は、キャリア周波数、セル、周波数キャリアなどと呼ばれてもよい。
本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
また、本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスによって指示されるものであってもよい。
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的な名称ではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本開示で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的な名称ではない。
本開示においては、「基地局(BS:Base Station)」、「無線基地局」、「基地局装置」、「固定局(fixed station)」、「NodeB」、「eNodeB(eNB)」、「gNodeB(gNB)」、「アクセスポイント(access point)」、「送信ポイント(transmission point)」、「受信ポイント(reception point)、「送受信ポイント(transmission/reception point)」、「セル」、「セクタ」、「セルグループ」、「キャリア」、「コンポーネントキャリア」などの用語は、互換的に使用され得る。基地局は、マクロセル、スモールセル、フェムトセル、ピコセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
基地局は、1つ又は複数(例えば、3つ)のセルを収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局(RRH:Remote Radio Head)によって通信サービスを提供することもできる。「セル」又は「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局及び基地局サブシステムの少なくとも一方のカバレッジエリアの一部又は全体を指す。
本開示においては、「移動局(MS:Mobile Station)」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ装置(UE:User Equipment)」、「端末」などの用語は、互換的に使用され得る。
移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
基地局及び移動局の少なくとも一方は、送信装置、受信装置、通信装置などと呼ばれてもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、移動体に搭載されたデバイス、移動体自体などであってもよい。当該移動体は、乗り物(例えば、車、飛行機など)であってもよいし、無人で動く移動体(例えば、ドローン、自動運転車など)であってもよいし、ロボット(有人型又は無人型)であってもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、必ずしも通信動作時に移動しない装置も含む。例えば、基地局及び移動局の少なくとも一方は、センサなどのIoT(Internet of Things)機器であってもよい。
また、本開示における基地局は、ユーザ端末で読み替えてもよい。例えば、基地局及びユーザ端末間の通信を、複数の端末20間の通信(例えば、D2D(Device-to-Device)、V2X(Vehicle-to-Everything)などと呼ばれてもよい)に置き換えた構成について、本開示の各態様/実施形態を適用してもよい。この場合、上述の基地局10が有する機能を端末20が有する構成としてもよい。また、「上り」及び「下り」などの文言は、端末間通信に対応する文言(例えば、「サイド(side)」)で読み替えられてもよい。例えば、上りチャネル、下りチャネルなどは、サイドチャネルで読み替えられてもよい。
同様に、本開示におけるユーザ端末は、基地局で読み替えてもよい。この場合、上述のユーザ端末が有する機能を基地局が有する構成としてもよい。
本開示で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up、search、inquiry)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。また、「判断(決定)」は、「想定する(assuming)」、「期待する(expecting)」、「みなす(considering)」などで読み替えられてもよい。
「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」で読み替えられてもよい。本開示で使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及びプリント電気接続の少なくとも一つを用いて、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどを用いて、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
参照信号は、RS(Reference Signal)と略称することもでき、適用される標準によってパイロット(Pilot)と呼ばれてもよい。
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本開示において使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1及び第2の要素への参照は、2つの要素のみが採用され得ること、又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
上記の各装置の構成における「手段」を、「部」、「回路」、「デバイス」等に置き換えてもよい。
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
無線フレームは時間領域において1つ又は複数のフレームによって構成されてもよい。時間領域において1つ又は複数の各フレームはサブフレームと呼ばれてもよい。サブフレームは更に時間領域において1つ又は複数のスロットによって構成されてもよい。サブフレームは、ニューメロロジ(numerology)に依存しない固定の時間長(例えば、1ms)であってもよい。
ニューメロロジは、ある信号又はチャネルの送信及び受信の少なくとも一方に適用される通信パラメータであってもよい。ニューメロロジは、例えば、サブキャリア間隔(SCS:SubCarrier Spacing)、帯域幅、シンボル長、サイクリックプレフィックス長、送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)、TTIあたりのシンボル数、無線フレーム構成、送受信機が周波数領域において行う特定のフィルタリング処理、送受信機が時間領域において行う特定のウィンドウイング処理などの少なくとも1つを示してもよい。
スロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボル(OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボル、SC-FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)シンボル等)で構成されてもよい。スロットは、ニューメロロジに基づく時間単位であってもよい。
スロットは、複数のミニスロットを含んでもよい。各ミニスロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボルによって構成されてもよい。また、ミニスロットは、サブスロットと呼ばれてもよい。ミニスロットは、スロットよりも少ない数のシンボルによって構成されてもよい。ミニスロットより大きい時間単位で送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(又はPUSCH)マッピングタイプAと呼ばれてもよい。ミニスロットを用いて送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(又はPUSCH)マッピングタイプBと呼ばれてもよい。
無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、いずれも信号を伝送する際の時間単位を表す。無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、それぞれに対応する別の呼称が用いられてもよい。
例えば、1サブフレームは送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)と呼ばれてもよいし、複数の連続したサブフレームがTTIと呼ばれてよいし、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれてもよい。つまり、サブフレーム及びTTIの少なくとも一方は、既存のLTEにおけるサブフレーム(1ms)であってもよいし、1msより短い期間(例えば、1-13シンボル)であってもよいし、1msより長い期間であってもよい。なお、TTIを表す単位は、サブフレームではなくスロット、ミニスロットなどと呼ばれてもよい。
ここで、TTIは、例えば、無線通信におけるスケジューリングの最小時間単位のことをいう。例えば、LTEシステムでは、基地局が各端末20に対して、無線リソース(各端末20において使用することが可能な周波数帯域幅、送信電力など)を、TTI単位で割り当てるスケジューリングを行う。なお、TTIの定義はこれに限られない。
TTIは、チャネル符号化されたデータパケット(トランスポートブロック)、コードブロック、コードワードなどの送信時間単位であってもよいし、スケジューリング、リンクアダプテーションなどの処理単位となってもよい。なお、TTIが与えられたとき、実際にトランスポートブロック、コードブロック、コードワードなどがマッピングされる時間区間(例えば、シンボル数)は、当該TTIよりも短くてもよい。
なお、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれる場合、1以上のTTI(すなわち、1以上のスロット又は1以上のミニスロット)が、スケジューリングの最小時間単位となってもよい。また、当該スケジューリングの最小時間単位を構成するスロット数(ミニスロット数)は制御されてもよい。
1msの時間長を有するTTIは、通常TTI(LTE Rel.8-12におけるTTI)、ノーマルTTI、ロングTTI、通常サブフレーム、ノーマルサブフレーム、ロングサブフレーム、スロットなどと呼ばれてもよい。通常TTIより短いTTIは、短縮TTI、ショートTTI、部分TTI(partial又はfractional TTI)、短縮サブフレーム、ショートサブフレーム、ミニスロット、サブスロット、スロットなどと呼ばれてもよい。
なお、ロングTTI(例えば、通常TTI、サブフレームなど)は、1msを超える時間長を有するTTIで読み替えてもよいし、ショートTTI(例えば、短縮TTIなど)は、ロングTTIのTTI長未満かつ1ms以上のTTI長を有するTTIで読み替えてもよい。
リソースブロック(RB)は、時間領域及び周波数領域のリソース割当単位であり、周波数領域において、1つ又は複数個の連続した副搬送波(subcarrier)を含んでもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジに関わらず同じであってもよく、例えば12であってもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジに基づいて決定されてもよい。
また、RBの時間領域は、1つ又は複数個のシンボルを含んでもよく、1スロット、1ミニスロット、1サブフレーム、又は1TTIの長さであってもよい。1TTI、1サブフレームなどは、それぞれ1つ又は複数のリソースブロックで構成されてもよい。
なお、1つ又は複数のRBは、物理リソースブロック(PRB:Physical RB)、サブキャリアグループ(SCG:Sub-Carrier Group)、リソースエレメントグループ(REG:Resource Element Group)、PRBペア、RBペアなどと呼ばれてもよい。
また、リソースブロックは、1つ又は複数のリソースエレメント(RE:Resource Element)によって構成されてもよい。例えば、1REは、1サブキャリア及び1シンボルの無線リソース領域であってもよい。
帯域幅部分(BWP:Bandwidth Part)(部分帯域幅などと呼ばれてもよい)は、あるキャリアにおいて、あるニューメロロジ用の連続する共通RB(common resource blocks)のサブセットのことを表してもよい。ここで、共通RBは、当該キャリアの共通参照ポイントを基準としたRBのインデックスによって特定されてもよい。PRBは、あるBWPで定義され、当該BWP内で番号付けされてもよい。
BWPには、UL用のBWP(UL BWP)と、DL用のBWP(DL BWP)とが含まれてもよい。UEに対して、1キャリア内に1つ又は複数のBWPが設定されてもよい。
設定されたBWPの少なくとも1つがアクティブであってもよく、UEは、アクティブなBWPの外で所定の信号/チャネルを送受信することを想定しなくてもよい。なお、本開示における「セル」、「キャリア」などは、「BWP」で読み替えられてもよい。
上述した無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルなどの構造は例示に過ぎない。例えば、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレーム又は無線フレームあたりのスロットの数、スロット内に含まれるミニスロットの数、スロット又はミニスロットに含まれるシンボル及びRBの数、RBに含まれるサブキャリアの数、並びにTTI内のシンボル数、シンボル長、サイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)長などの構成は、様々に変更することができる。
本開示において、例えば、英語でのa, an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
なお、本開示において、NR-U技術は、アンライセンス周波数帯向けの技術の一例である。FRは、周波数範囲の一例である。
以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とするものであり、本開示に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
10 基地局
110 送信部
120 受信部
130 設定部
140 制御部
20 端末
210 送信部
220 受信部
230 設定部
240 制御部
30 コアネットワーク
1001 プロセッサ
1002 記憶装置
1003 補助記憶装置
1004 通信装置
1005 入力装置
1006 出力装置

Claims (4)

  1. アンライセンス周波数帯とライセンス周波数帯とを含む周波数帯に対して、周波数帯ごとにアンライセンス周波数帯向けの機能をサポートするか否かを示す端末能力情報を、アップリンクで送信する送信部と、
    前記端末能力情報に基づいて、前記アンライセンス周波数帯向けの機能に係る設定情報の受信を制御する制御部と、を備え、
    前記設定情報は、下り制御情報において、グループ共通の下り制御チャネルに関する情報が含まれるビット位置を示す情報を含む、端末。
  2. アンライセンス周波数帯とライセンス周波数帯とを含む周波数帯に対して、周波数帯ごとにアンライセンス周波数帯向けの機能をサポートするか否かを示す端末能力情報を、端末から受信する受信部と、
    前記端末能力情報に基づいて、アンライセンス周波数帯向けの機能に係る設定情報の前記端末への送信を制御する制御部と、を備え、
    前記設定情報は、下り制御情報において、グループ共通の下り制御チャネルに関する情報が含まれるビット位置を示す情報を含む、基地局。
  3. アンライセンス周波数帯とライセンス周波数帯とを含む周波数帯に対して、周波数帯ごとにアンライセンス周波数帯向けの機能をサポートするか否かを示す端末能力情報を、アップリンクで送信するステップと、
    前記端末能力情報に基づいて、前記アンライセンス周波数帯向けの機能に係る設定情報の受信を制御するステップと、を備え、
    前記設定情報は、下り制御情報において、グループ共通の下り制御チャネルに関する情報が含まれるビット位置を示す情報を含む、端末により実行される通信方法。
  4. 基地局と端末とを備える通信システムであって、
    前記端末は、
    アンライセンス周波数帯とライセンス周波数帯とを含む周波数帯に対して、周波数帯ごとにアンライセンス周波数帯向けの機能をサポートするか否かを示す端末能力情報を、アップリンクで前記基地局に送信する送信し、
    前記端末能力情報に基づいて、前記アンライセンス周波数帯向けの機能に係る設定情報の受信を制御し、
    前記基地局は、
    前記端末能力情報を、前記端末から受信し、
    前記設定情報を前記端末に送信し、
    前記設定情報は、下り制御情報において、グループ共通の下り制御チャネルに関する情報が含まれるビット位置を示す情報を含む、通信システム。
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