JP7499014B2 - 冷蔵庫の断熱扉および冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫の断熱扉および冷蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP7499014B2
JP7499014B2 JP2019185120A JP2019185120A JP7499014B2 JP 7499014 B2 JP7499014 B2 JP 7499014B2 JP 2019185120 A JP2019185120 A JP 2019185120A JP 2019185120 A JP2019185120 A JP 2019185120A JP 7499014 B2 JP7499014 B2 JP 7499014B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
back plate
refrigerator
door
front panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019185120A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021060159A (ja
Inventor
洋平 丹野
良二 河井
麻理 内田
幸治 島崎
貴之 平子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Global Life Solutions Inc
Original Assignee
Hitachi Global Life Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Global Life Solutions Inc filed Critical Hitachi Global Life Solutions Inc
Priority to JP2019185120A priority Critical patent/JP7499014B2/ja
Priority to CN202010144463.0A priority patent/CN112629130B/zh
Publication of JP2021060159A publication Critical patent/JP2021060159A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7499014B2 publication Critical patent/JP7499014B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D23/00General constructional features
    • F25D23/02Doors; Covers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D23/00General constructional features
    • F25D23/02Doors; Covers
    • F25D23/028Details
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D23/00General constructional features
    • F25D23/08Parts formed wholly or mainly of plastics materials
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2323/00General constructional features not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2323/02Details of doors or covers not otherwise covered
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B40/00Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Refrigerator Housings (AREA)
  • Thermal Insulation (AREA)

Description

本発明は、冷蔵庫の断熱扉および冷蔵庫に関する。
家庭用冷蔵庫では、省電力化による省エネ性能や低価格が求められている。従来、冷蔵庫の扉内部には、庫内と庫外との断熱のために発泡ウレタンが充填されている。断熱性の高い発泡ウレタンによって、冷蔵庫内から庫外に冷気が漏洩するのを防止している。
また、発泡ウレタンが扉を構成している前板や背板を一体化することによって、扉の剛性が確保されている。しかしながら、扉内部に発泡ウレタンを充填するには、ウレタンが扉外部に漏洩するのを防止したり、ウレタンの発泡圧により扉の構成部材が変形するのを防止したりするために、特殊な治具や工程が必要となる。そのため、これら特殊な治具や工程が冷蔵庫のコスト増加につながる一因となり得る。
発泡ウレタンを使用しない冷蔵庫に関する公知例として、特許文献1には、「内箱と外箱との間のほぼ全面に真空断熱材を挟み込み、スロート部材の内空側には発泡スチロールなどの断熱材を設置する」と記載されている。
また、冷蔵庫扉の剛性を確保する構造に関する公知例として、特許文献2には、「扉内板に沿うように、板厚1.0~2.0mm程度の金属製の補強板を設ける」と記載されている。
特開2013-195009号公報(段落0014、0015、図3等) 特開2011-237118号公報(段落0043~0047、図6、図7等)
ところで、冷蔵庫のコスト低減に寄与するためには、扉内部に発泡ウレタンを使用しない構成で、扉の剛性や断熱性を確保することが求められる。
特許文献1は、箱体内部に発泡ウレタンを使用せず、断熱性を確保するために、真空断熱材や発泡スチロールを設置している。そのため、その材料費や加工費でコストが増加する可能性がある。
特許文献2は、扉内板に沿うように補強板を設けることで扉の剛性を向上させている。そして、扉内部に発泡ウレタンを充填させており、その工程費でコストが増加する可能性がある。
本発明は、冷蔵庫の扉に関して、上記実状に鑑み創案されたものであり、発泡ウレタンを使用することなく、扉の剛性や断熱性を確保できる冷蔵庫の断熱扉および冷蔵庫の提供を目的とする。
前記課題を解決するため、本発明の冷蔵庫の断熱扉は、前板と前記前板に対向する背板と前記背板の外面に取り付けられる引出レールとを有し、前記背板の内面上に上端から下端まで延伸する縦リブと、前記背板の内面上に左端から右端まで延伸する横リブとを複数有し、前記縦リブと前記横リブとが前記背板の内面上で交差する箇所に前記背板の内面から前方に延びる固定用ボスを有し、前記固定用ボスにおいて、前記背板と前記引出レールとが接合されており、前記前板と前記背板で囲まれている領域が空間で形成され、前記前板と前記背板で囲まれている領域は、アルゴンガスまたは炭酸ガスが充填されているか、または、真空状態であるか、または、空気で満たされている。
発明の冷蔵庫は、本発明の断熱扉を備えている。
本発明によれば、断熱性を維持しつつ、低コストの冷蔵庫の断熱扉および冷蔵庫を提供することができる。
本発明に係る実施形態1の冷蔵庫を前方から見た正面図。 図1の製氷室扉をA-Aライン上で切断した断面図。 一例の背板を前方から見た正面図。 他例の背板を前方から見た正面図。 本発明の実施形態2に係る冷蔵庫の扉の断面図。 本発明の実施形態3に係る冷蔵庫の扉の断面図。
本発明は、断熱扉およびこれを備える冷蔵庫に関し、断熱性向上やコスト低減に寄与する技術である。
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
<<実施形態1>>
図1は、本発明に係る実施形態1の冷蔵庫100を前方から見た正面図である。なお、図1以降の図においては、水平方向をX軸、鉛直方向をY軸、前後方向をZ軸で示す。
冷蔵庫100は、箱体100Hの前側に、冷蔵室左扉101、冷蔵室右扉102、製氷室扉103、急速冷凍室扉104、冷凍室扉105、および、野菜室扉106を具備している。
冷蔵室左扉101は、前左端の上下に設けられたヒンジにより、Y軸周りに回動可能になっている。冷蔵室右扉102は、前右端上下に設けられたヒンジにより、Y軸周りに回動可能になっている。
製氷室扉103および急速冷凍室扉104、冷凍室扉105、および野菜室扉106には、それぞれに前後方向(図1の紙面の手前奥側方向)に延びる引出レールが設けられている。各扉(103、104、105、106)は、引出レールを介してZ方向(前方向)に引出可能になっている。
この他、冷蔵庫100の箱体100Hで覆われる空間には、庫内を上下方向に区切る棚が設けられている。箱体100H自体には、冷却用の冷媒が流れる配管、冷却機器類などが設置されている。
図2は、実施形態1に係る冷蔵庫100の一例の扉200の左断面図であり、図1の製氷室扉103をA-Aライン上で切断した断面図を示す。
扉200は、前板201、上板202、下板203、背板204、および引出レール205が設けられている。引出レール205は、扉200が前後方向(図2の左右方向)に移動するためのレールである。
図2には図示していないが、扉200には、Y-Z面に平行な左板(図2の紙面の奥側)と右板(図2の紙面の手前側)がある。前板201、上板202、下板203、背板204、および左板と右板の各板が接合され、その内部に空間206が形成されている。空間206は冷蔵庫100の庫内と庫外とを断熱するための空間である。前板201、上板202、下板203、背板204、左板、右板の各板が一体形状となっていてもよい。
背板204には、後方に突出した形状の背板凸部204aが形成されている。
背板204と引出レール205とは、背板凸部204a上にねじ207が締結されて接合されている。背板204の該接合部には、固定用ボス204dが前方に凸状に延びて形成されている。固定用ボス204dには、ねじ207が螺着するための雌ねじが螺刻されている。
<リブ(301~306、401~404)>
板凸部204aの内側には、おおよそY方向(鉛直方向)に延伸する板状の縦リブ204bと、おおよそX方向(水平方向)に延伸する同じく板状の横リブ204cが設けられている。
図3は、背板204(図2参照)の一例の背板300を前方から見た正面図である。図3は、図2に示す背板凸部204aの内側に設ける縦リブ301、302、303、304と横リブ305、306の配置例を示している。
背板300においては、Y方向に延伸する縦リブ301、302、303、304と、X方向に延伸する横リブ305、306が設けられている。縦リブ(301~304)と横リブ305、306とは背板300の前面上で交差している。
縦リブ301、304と、横リブ305とは、引出レール205と背板300のねじ接合部307、310の各位置で、交差するように配置されている。また、縦リブ302、303と、横リブ306とは、引出レール205と背板300のねじ接合部308、309の各位置で、交差するように配置されている。
縦リブ(301~304)と横リブ305、306とが交差することで、ねじ接合部307、308、309、310の強度向上が図れる。また、縦リブ(301~304)と横リブ305、306とを、図3に示すように、略直交するよう配置すれば、背板300に加わる荷重が均等に分散され、剛性が向上する。また、縦リブ(301~304)と横リブ305、306との設計、製作が容易である。
図4は、背板204(図2参照)の他例である背板400を前方から見た正面図である。図4は、背板凸部204a(図2参照)の内側に設ける縦リブ401、402と横リブ403、404の配置例を示している。
背板400においては、おおよそY方向に斜めに延伸する縦リブ401、402と、X方向に延伸する横リブ403、404が設けられている。縦リブ401、402と横リブ403、404とは背板400の前面上で交差している。
縦リブ401と横リブ403はねじ接合部405で交差し、縦リブ401と横リブ404はねじ接合部406で交差している。また、縦リブ402と横リブ403はねじ接合部408で交差し、縦リブ402と横リブ404はねじ接合部407で交差している。すなわち、各リブ401、402、403、404はそれぞれ2箇所のねじ接合部405~408の何れか2つを通るように配置されている。なお、各リブ401、402、403、404は、少なくとも何れかが3箇所以上のねじ接合部401、402、403、404の何れかを通るように配置してもよい。
縦リブ401、402と横リブ403、404とが交差することで、ねじ接合部405、406、407、408の強度向上が図れる。また、背板400では、各リブ401、402、403、404が2箇所で、ねじ接合部405、406、407、408の何れかを通るので、強度が向上してリブの枚数を減らせる。そのため、材料費が削減されるとともに、生産性が向上し、コスト低減を図れる。
引出レール205(図2参照)と、図3に示す背板300のねじ接合部307~310および図4に示す背板400のねじ接合部405~408は、庫内の食料品などの重量や、前板201(図2参照)への引出し負荷により、局所的に変形する。
図3に示すねじ接合部307~310および図4に示すねじ接合部405~408で交差するように、それぞれ背板300の前面上にリブ(301~306)、背板400の前面上にリブ(401~404)を配置することにより、各々ねじ接合部307~310、405~408の近傍が強化される。そのため、ねじ接合部307~310、405~408の変形や破損を抑制することができる。
また、図4に示すように、背板400の変形分布を考慮して、ねじ接合部405~408を複数箇所通るようにリブ(401~404)を配置することで、効果的に背板400やねじ接合部405~408の変形を抑制でき、リブ材料費の低減につながる。
縦リブ301~304、401、402や横リブ305、306、403、404は、図3や図4に示すリブ配置例以外の位置、方向に配置してもよい。
また、上述のリブ(301~306、401~404)の板厚や高さ(Z方向)も任意で、リブ(301~306、401~404)は射出成形などで背板204(300、400)に一体化するように形成してもよいし、リブ(301~306、401~404)を接着剤などで背板204(300、400)の表面に接合してもよい。また、背板204(300、400)は平板状に限らず、剛性を高めるために、凹凸形状を有していてもよいし、トラス構造になっていてもよい。また、引出レール205と背板204、300、400の接合方法はねじに限らず、はめ合いや接着剤などで接合されてもよい。
<平板208、209、210、211、212(図2参照)>
図2に示す空間206の内部には、平板208、209、210、211、212をXY面におおよそ平行に配置してもよい。平板208~212により空間206の内部を分割することで、空間206の内部の気体の対流が抑制され、熱伝達性が低下して断熱性が向上する。また、平板208~212に放射率の低いアルミニウムなどの材料を適用することで、輻射熱が抑制され熱伝達性が低下し、断熱性が向上する。例えば、樹脂製の平板208~212の表面にアルミテープなどの放射率の低い膜を貼り付けることで、輻射熱を抑制してもよい。
また、空間206の内部に配置する平板208~212の板厚や高さ(Y方向)、枚数は任意であり、各平板208~212間の距離は等間隔でも不等間隔でもよい。
また、全ての平板208~212に放射率の低い材料を適用しなくてもよく、各板の材質が異なっていてもよい。
空間206の内部の気体は空気でもよいし、熱伝導率の低いアルゴンガスや炭酸ガスなどが充填されていてもよい。熱伝導率の低いアルゴンガスや炭酸ガスなどが介在することより、扉200の断熱性が向上する。
また、空間206の内部を真空状態にしてもよく、そうすることで断熱性は更に向上する。
上述の実施形態1により、扉(103、200)内部に発泡ウレタンを使用しない。そのため、ウレタンが扉(103、200)外部に漏洩するのを防止したり、ウレタンの発泡圧により扉(103、200)の構成部材が変形するのを防止したりするための特殊な治具や工程が不要となる。したがって、冷蔵庫100のコスト低減に寄与することができる。
冷蔵庫100の扉(103、200)において局所的に負荷を受ける背板204(300、400)と引出レール205のねじ接合部307~310、405~408においては、背板204(300、400)の面上で交差するリブ(204b、204c)、(301~306)、(401~404)を設けており、扉(103、200)の剛性や強度が確保される。扉(103、200)の背板204(300、400)と前板201の間は全体的に空間としており、例えば、空間206の内部が空気で満たされていることにより断熱性が確保される。
空間206の内部をウレタンよりも熱伝導率の低いガスで充填したり、空間内を熱伝達率が低い真空状態にしたりすることで、断熱性は更に向上する。また、扉(103、200)内表面を表面処理等することにより、輻射による熱伝達を低減してもよい。
また、発泡ウレタンを使用しない構成により、ウレタンと扉(103、200)の構成部材との接着性を考慮する必要がなくなるため、扉(103、200)の材質や形状などの意匠設計性も向上する。
さらに、扉(103、200)の内部を全体的に空間としているため、発泡ウレタンの重量分、扉(103、200)が軽量化する。本構造は、冷蔵庫100以外にも、断熱機能を有する各種構造体に汎用的に適用することができる。
以上のことから、扉(103、200)の内部に発泡ウレタンを使用しない構成で、扉(103、200)の剛性や断熱性を確保した上で、冷蔵庫100のコスト低減に寄与する技術を提供できる。
<<実施形態2>>
図5は、本発明の実施形態2に係る冷蔵庫100の扉500の断面図を示している。
実施形態2の扉500は、内部の空間501内に真空断熱材502が設置されている。
空間501は、前板505、上板503、下板504、背板508、図示しない左板(図5の紙面の奥側)および右板(図5の紙面の手前側)の各板が接合されて覆われ形成されている。
なお、扉500のうち、既に説明した実施形態1の図2、図3、図4と同一の構成、機能を有する部分に関しては、説明を省略する。
真空断熱材502は、例えば、外包フィルム内にグラスウールを敷き詰め、フィルム内を真空引きすることにより形成される。扉500の内部の空間501内の全体を真空にするのが困難な場合、図5に示すように、部分的に真空断熱材502を設置することにより、空間内が空気だけの場合と比較して、断熱性が向上する。空間501に真空断熱材502が設けられることで、空間501における熱の対流、輻射が抑制される。また、空間501の一部が空気からより断熱性が高い真空断熱材502に置き換わることで、熱伝導が抑制される。
なお、図5では、真空断熱材502が上板503と下板504に接するように示されているが、それぞれに接していなくてもよいし、前板505や背板508に設けられる板状の縦リブ506、板状の横リブ507、同じく板状の背板508に接していてもよい。
また、真空断熱材502とともに、図2で説明した対流や輻射を抑制するための平板208~212を併用してもよい。また、輻射による伝熱を抑えるように、扉500の内面を、表面処理等を行ってもよい。
<<実施形態3>>
図6は、本発明の実施形態3に係る冷蔵庫100の扉600の断面図を示している。
実施形態3の扉600では、内部の空間601内に断熱ブロック602が設置されている。
空間601は、前板605、上板603、下板604、背板606、図示しない左板(図6の紙面の奥側)および右板(図6の紙面の手前側)の各板が接合されて覆われ形成されている。
扉600のうち、既に説明した実施形態1の図2、図3、図4と同一の構成、機能を有する部分に関しては、説明を省略する。
断熱ブロック602は、例えば、ウレタンをブロック状に成形加工することにより形成され、材質としては、空気よりも熱伝導率の低いものが望まれる。例えば、ウレタン以外に発砲スチロールが挙げられる。なお、断熱ブロック602は、ウレタン、発砲スチロール以外のものを適用できるのは勿論である。
空間601内の一部に断熱ブロック602を設置することにより、空間601の内部が空気だけの場合と比較して、断熱性が向上する。また、空間601を形成している何れかの板に断熱ブロック602を接触するように配置することで、扉600の剛性が向上する。
なお、図6では、断熱ブロック602が上板603、下板604、前板605、背板606の一部に接するように示されているが、それぞれに接していなくてもよいし、板状の縦リブ607や同じく板状の横リブ608に接していてもよい。
また、断熱ブロック602とともに、図2で説明した対流や輻射を抑制するための平板208~212を併用してもよい。また、断熱ブロック602が空間601内に複数配置されていてもよい。
上記で示した各実施形態とすることにより、扉(103、200、500、600)内部に発泡ウレタンを使用しない構成で、扉(103、200、500、600)の剛性や断熱性を確保した上で、冷蔵庫100のコスト低減に寄与することができる。本構造は、冷蔵庫100以外にも、断熱機能を有する各種構造体に汎用的に適用することができる。
<<その他の実施形態>>
1.なお、前記の実施形態1~3では、製氷室扉103に本発明の構成を適用した例を説明したが、製氷室扉103以外の冷蔵室左扉101、冷蔵室右扉102、急速冷凍室扉104、冷凍室扉105、および、野菜室扉106の何れかの扉に本発明の構成を適用してもよい。
2.前記実施形態1の縦リブ204b(301~304、506、607)は、鉛直方向に延びる場合を例示したが、他の方向に延びるように構成してもよい。縦リブ204b(301~304、506、607)が一方向に延びることで、その方向の扉(103、200、500、600)の剛性が向上する。
3.冷蔵庫100に前記実施形態1~3に記載した扉(103、200、500、600)を適用すれば、前記の扉(103、200、500、600)の作用効果と同様な作用効果を奏する冷蔵庫100が得られる。
4.本発明は上記した実施形態1~3に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
100 冷蔵庫
103 製氷室扉(断熱扉)
200、500、600 扉(断熱扉)
201、505、605 前板
202、503、603 上板
203、504、604 下板
204、300、400、508、606 背板
204a 背板凸部(背板)
204b、301、302、303、304、401、402、506、607 縦リブ(リブ、背板の板面上に延伸するリブ)
204c、305、306、403、404、507、608 横リブ(リブ)
205 引出レール
206、501、601 空間
208、209、210、211、212 平板
307、308、309、310、405、406、407、408 ねじ接合部(交差する箇所)
502 真空断熱材
602 断熱ブロック(断熱体)

Claims (9)

  1. 前板と前記前板に対向する背板と前記背板の外面に取り付けられる引出レールとを有し、
    前記背板の内面上に上端から下端まで延伸する縦リブと、前記背板の内面上に左端から右端まで延伸する横リブとを複数有し、
    前記縦リブと前記横リブとが前記背板の内面上で交差する箇所に前記背板の内面から前方に延びる固定用ボスを有し、
    前記固定用ボスにおいて、前記背板と前記引出レールとが接合されており、
    前記前板と前記背板で囲まれている領域が空間で形成され、
    前記前板と前記背板で囲まれている領域は、アルゴンガスまたは炭酸ガスが充填されているか、または、真空状態であるか、または、空気で満たされている
    ことを特徴とする冷蔵庫の断熱扉。
  2. 前板と前記前板に対向する背板と前記背板の外面に取り付けられる引出レールとを有し、
    前記背板の内面上に上端から下端まで延伸する縦リブと、前記背板の内面上に左端から右端まで延伸する横リブとを複数有し、
    前記縦リブと前記横リブとが前記背板の内面上で交差する箇所に前記背板の内面から前方に延びる固定用ボスを有し、前記固定用ボスにおいて、前記背板と前記引出レールが接合されており、
    前記前板と前記背板の間に、真空断熱材を有し、
    前記前板と前記背板で囲まれている領域が空間で形成されている
    ことを特徴とする冷蔵庫の断熱扉。
  3. 前板と前記前板に対向する背板と前記背板の外面に取り付けられる引出レールとを有し、
    前記背板の内面上に上端から下端まで延伸する縦リブと、前記背板の内面上に左端から右端まで延伸する横リブとを複数有し、
    前記縦リブと前記横リブとが前記背板の内面上で交差する箇所に前記背板の内面から前方に延びる固定用ボスを有し、前記固定用ボスにおいて、前記背板と前記引出レールが接合されており、
    前記前板と前記背板の間に、ブロック状に成形された断熱体を有し、
    前記前板と前記背板で囲まれている領域が空間で形成されている
    ことを特徴とする冷蔵庫の断熱扉。
  4. 前板と前記前板に対向する背板と前記背板の外面に取り付けられる引出レールとを有し、
    前記背板の内面上に上端から下端まで延伸する縦リブと、前記背板の内面上に左端から右端まで延伸する横リブとを複数有し、
    前記縦リブと前記横リブとが前記背板の内面上で交差する箇所に前記背板の内面から前方に延びる固定用ボスを有し、前記固定用ボスにおいて、前記背板と前記引出レールが接合されており、
    前記前板と前記背板の間に、前記前板に略平行に配置された少なくとも1つ以上の平板を有し、
    前記前板と前記背板で囲まれている領域が空間で形成され、
    前記前板と前記背板で囲まれている領域は、アルゴンガスまたは炭酸ガスが充填されているか、または、真空状態であるか、または、空気で満たされている
    ことを特徴とする冷蔵庫の断熱扉。
  5. 請求項1から請求項4のうちの何れか一項に記載の冷蔵庫の断熱扉において、
    前記縦リブと前記横リブとが前記背板の板面上で略直交するように配置されている
    ことを特徴とする冷蔵庫の断熱扉。
  6. 請求項1から請求項4のうちの何れか一項に記載の冷蔵庫の断熱扉において、
    前記縦リブと前記横リブは、前記背板と前記引出レールが接合されている箇所を2箇所以上通るように配置されている
    ことを特徴とする冷蔵庫の断熱扉。
  7. 請求項1から請求項4のうちの何れか一項に記載の冷蔵庫の断熱扉において、
    前記縦リブは、沿直方向に延伸している
    ことを特徴とする冷蔵庫の断熱扉。
  8. 請求項2または請求項3に記載の冷蔵庫の断熱扉において、
    前記前板と前記背板で囲まれている領域は、アルゴンガスまたは炭酸ガスが充填されているか、または、真空状態である
    ことを特徴とする冷蔵庫の断熱扉。
  9. 請求項1から請求項4の何れか一項に記載された冷蔵庫の断熱扉を備えている冷蔵庫。
JP2019185120A 2019-10-08 2019-10-08 冷蔵庫の断熱扉および冷蔵庫 Active JP7499014B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019185120A JP7499014B2 (ja) 2019-10-08 2019-10-08 冷蔵庫の断熱扉および冷蔵庫
CN202010144463.0A CN112629130B (zh) 2019-10-08 2020-03-04 绝热门以及具备该绝热门的冰箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019185120A JP7499014B2 (ja) 2019-10-08 2019-10-08 冷蔵庫の断熱扉および冷蔵庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021060159A JP2021060159A (ja) 2021-04-15
JP7499014B2 true JP7499014B2 (ja) 2024-06-13

Family

ID=75300017

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019185120A Active JP7499014B2 (ja) 2019-10-08 2019-10-08 冷蔵庫の断熱扉および冷蔵庫

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7499014B2 (ja)
CN (1) CN112629130B (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013195009A (ja) 2012-03-21 2013-09-30 Toshiba Corp 冷蔵庫
US20180216873A1 (en) 2015-08-03 2018-08-02 Lg Electronics Inc. Vacuum adiabatic body and refrigerator
JP2018159541A (ja) 2012-07-10 2018-10-11 レミス ゲゼルシャフト フュール エントウィックラング ウント ヴェルトリーブ テクニシャー エレメンテ ミット ベシュレンクテル ハフツングRemis Gesellschaft Fuer Entwicklung Und Vertrieb Technischer Elemente Mbh 冷蔵庫
JP2019132491A (ja) 2018-01-31 2019-08-08 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 冷蔵庫
JP2019132499A5 (ja) 2018-01-31 2020-03-19

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000018805A (ja) * 1998-06-30 2000-01-18 Toshiba Corp 冷蔵庫扉
KR100564970B1 (ko) * 2003-11-26 2006-03-28 엘지전자 주식회사 냉장고 실링 구조
CN201695824U (zh) * 2010-04-23 2011-01-05 区其安 一种塑料铰链装置
EP2758733B1 (en) * 2011-09-22 2019-01-09 Panasonic Corporation Refrigerator
CN104075527B (zh) * 2013-03-29 2016-11-16 海尔集团公司 冰箱及门体支撑组件的组装方法
CN207239348U (zh) * 2017-08-28 2018-04-17 南通冒氏智能装备有限公司 一种火花机工作台
JP2019132499A (ja) 2018-01-31 2019-08-08 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 冷蔵庫

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013195009A (ja) 2012-03-21 2013-09-30 Toshiba Corp 冷蔵庫
JP2018159541A (ja) 2012-07-10 2018-10-11 レミス ゲゼルシャフト フュール エントウィックラング ウント ヴェルトリーブ テクニシャー エレメンテ ミット ベシュレンクテル ハフツングRemis Gesellschaft Fuer Entwicklung Und Vertrieb Technischer Elemente Mbh 冷蔵庫
US20180216873A1 (en) 2015-08-03 2018-08-02 Lg Electronics Inc. Vacuum adiabatic body and refrigerator
JP2019132491A (ja) 2018-01-31 2019-08-08 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 冷蔵庫
JP2019132499A5 (ja) 2018-01-31 2020-03-19

Also Published As

Publication number Publication date
CN112629130B (zh) 2022-10-14
CN112629130A (zh) 2021-04-09
JP2021060159A (ja) 2021-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7815269B2 (en) Refrigerator
EP2719981B1 (en) Refrigerator
US20160258671A1 (en) Gas barrier for vacuum insulation
JP2010145001A (ja) 冷蔵庫の断熱箱体
JP2005106311A (ja) 冷蔵庫及びその製造方法
JP5868152B2 (ja) 冷蔵庫
TWI570372B (zh) 冰箱隔熱箱體的製造方法以及冰箱
US8366219B2 (en) Foam inserts for refrigerator cabinet
JP5303397B2 (ja) 冷蔵庫
WO2020158012A1 (ja) 冷蔵庫
JP6117544B2 (ja) 冷蔵庫
JP2013242100A (ja) 冷蔵庫断熱箱体
JP7499014B2 (ja) 冷蔵庫の断熱扉および冷蔵庫
CN106196859A (zh) 冰箱
JP6558874B2 (ja) 真空断熱材の製造方法
JP6191008B2 (ja) 冷蔵庫
JP7285093B2 (ja) 断熱箱体およびこれを備える冷蔵庫
JP2015200361A (ja) 真空断熱材及びこれを用いた冷蔵庫
JP2011237120A (ja) 冷蔵庫
WO2022172482A1 (ja) 断熱箱体およびこれを備える冷蔵庫
CN219693639U (zh) 冰箱
JP6271124B2 (ja) 冷蔵庫の断熱箱体の製造方法
CN115218586A (zh) 隔热箱体及隔热门
US11359857B2 (en) Appliance encapsulation member
JP2021148414A (ja) 断熱箱体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220609

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230822

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231010

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231024

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240123

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240304

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240521

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240603

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7499014

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150