JP7498285B2 - 切断動作モードで無線通信デバイスを動作させる方法、無線通信デバイス及び基地局 - Google Patents

切断動作モードで無線通信デバイスを動作させる方法、無線通信デバイス及び基地局 Download PDF

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Description

種々の実施形態は、無線通信デバイスを動作させる方法、無線通信デバイス、及び基地局に関する。種々の実施形態は、特に、切断動作モードにおけるページングに関する無線通信デバイスの動作に関する。
無線通信が普及している。無線通信デバイスにおける電力消費を低減することが一般的に懸念されている。
一部の無線通信システムは、無線通信デバイスが、それぞれのサービングネットワークへの永続的接続を維持しないことによって、電力消費を低減することを可能にしている。サービングネットワークは、ページングを使用して、アイドルモード又は非アクティブモードにあるデバイスなどの切断されたデバイスに、接続された動作モードへの復帰を必要とし得るイベントを通知することができる。
一部の無線通信システムは、ミリ波周波数範囲で動作する。FR2、すなわち周波数範囲2は、比較的高い減衰、すなわち経路損失を有する24.25GHz~52.6GHzのミリ波周波数範囲を指す。この電力損失は、ビームフォーミングによって少なくとも部分的に克服される。基地局では、この目的のために、RFベースのアナログビームフォーミングが採用することができる。かかる場合、一度にアンテナ要素のセットごとに1つのビームしか形成することができず、包括的なセルカバレッジには、ビーム掃引などのマルチビーム動作が必要となり、該マルチビーム動作では、複数のビームのバーストが周期的に送信され、各ビームが所定の方向を有し、セルの一部がカバーされる。
ページング動作は、例えば、FR2において動作する場合に、無線通信デバイスにおいて大きな電力消費を必要とし得ることが確認されている。
上記に鑑みて、当該技術分野において、上記の必要性の一部に対処する方法及びデバイスに対する継続的な必要性が存在する。
この必要性は、独立請求項の特徴によって満たされる。従属請求項は実施形態を定義する。
種々の技術は、多くの場合、無線通信デバイス(UE)がページング信号を受信し得る前に、デバイスが通信ネットワークと同期することを必要とし得るという発見に基づいている。例えば、同期とは、概して、ローカルタイミング基準を通信ネットワークにおけるタイミング基準と整合させることを指し得る。タイミング基準は、無線リンクの周期的なフレーム構造と整合され得る。同期により、デバイスのクロックが周期的フレーム構造の正しい周波数及び時間にロックすることを可能にすることができる。
同期を提供するために、通常、通信ネットワークの基地局(BS)は、同期信号ブロック(SSB)を繰り返し及び/又は周期的に送信する。
複数のSSBのビーム掃引バーストを送信することが可能である。複数のSSBの各々は、複数のページングオケージョン(PO)のビーム掃引バーストにおける対応するPOに関連付けられ得る。したがって、同期の際に、デバイスは、どのPOをリッスンすべきか、すなわち、どのPOにおいてデバイスがページング信号を監視すべきかを知ることができる。
POの前にSSBを監視することは、デバイスにおいて大きな電力を必要とし得ることが分かっている。種々の例によれば、POの準備に必要な電力消費を低減することが可能である。
種々の例によれば、これは、いわゆるウェイクアップ信号(WUS)動作を使用することによって達成される。より具体的には、デバイスは、WUSを監視し、WUSを読み取ることから1又は複数のページング信号の時間周波数位置を導出することができる。
この基本原理は、任意の特定の周波数範囲に限定されず、比較的高い関連電力コストを有するビームフォーミングが必要とされる種々のシナリオに適している。
無線通信デバイス(又は、単にデバイス)を動作させる方法が提供される。無線通信デバイスは、切断動作モードにおいて無線通信ネットワークと通信するように構成される。方法は、複数のページングオケージョンのビーム掃引バーストに含まれるページングオケージョンの前に、切断動作モードにおいて複数のウェイクアップ信号のビーム掃引バーストに含まれる少なくとも1つのウェイクアップ信号を監視することと、少なくとも1つのウェイクアップ信号は、無線通信デバイスが無線通信ネットワークと同期することを可能にし、少なくとも1つのウェイクアップ信号は、少なくとも1つのウェイクアップ信号と同じダウンリンク送信ビームを使用して送信されるページングインジケーションに割り振られたページングオケージョンの少なくとも1つの時間周波数リソース要素を示し、少なくとも1つのウェイクアップ信号の検出に応答して、検出された少なくとも1つのウェイクアップ信号に基づいてページングインジケーションについてウェイクアップ信号が検出されたダウンリンク送信ビームの少なくとも1つの時間周波数リソース要素を監視することとを含み、検出された少なくとも1つのウェイクアップ信号は、同期信号ブロックを最初に監視することなく、無線通信デバイスがページングインジケーションを受信することを可能にする。
プログラムコードを含むコンピュータプログラム又はコンピュータプログラム製品又はコンピュータ可読記憶媒体が提供される。プログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサによってロードされ、実行され得る。プログラムコードをロードして実行すると、少なくとも1つのプロセッサは、無線通信デバイスを動作させる方法を実行する。無線通信デバイスは、切断動作モードにおいて無線通信ネットワークと通信するように構成される。方法は、ページングオケージョンの前に、切断動作モードにおいて少なくとも1つのウェイクアップ信号を監視することと、少なくとも1つのウェイクアップ信号の検出に応答して、ページングオケージョンにおいてページングインジケーションを監視することとを含む。少なくとも1つのウェイクアップ信号は、ページングインジケーションに割り振られたページングオケージョンの少なくとも1つの時間周波数リソース要素を示す。
少なくとも1つのウェイクアップ信号は、複数のウェイクアップ信号のビーム掃引バーストに含まれてもよく、ページングインジケーションは、複数のページングオケージョンのビーム掃引バーストに含まれ、少なくとも1つのウェイクアップ信号及びページングインジケーションは、同じダウンリンク送信ビームを使用して送信される。
方法は、複数のウェイクアップ信号のビーム掃引バーストの少なくとも2つのウェイクアップ信号の検出に応答して、少なくとも2つのウェイクアップ信号のうちの1つを選択することと、選択されたウェイクアップ信号によって示されるページングオケージョンの少なくとも1つの時間周波数リソース要素においてページングインジケーションを監視することとを更に含み得る。
ウェイクアップ信号は、基準に対して少なくとも1つの時間周波数リソース要素を相対的に示し得る。
基準は、少なくとも1つのウェイクアップ信号のタイミング、少なくとも1つのウェイクアップ信号の周波数、又はページングオケージョンのタイミングのうちの少なくとも1つを含み得る。
ウェイクアップ信号は、無線通信ネットワークによって実装される送信プロトコルのフレーム要素のインデックスを示し得る。フレーム要素は、ページングオケージョンの少なくとも1つの時間周波数リソース要素を含み得る。
ウェイクアップ信号は、少なくとも1つの時間周波数リソース要素の明示的なインジケータを含んでもよく、又は候補時間周波数リソース要素のコードブックに関連付けられたコードブックインデックスを含んでもよい。
方法は、ページングオケージョンの少なくとも1つの時間周波数リソース要素に基づいてランダムアクセスオケージョンの少なくとも1つの更なる時間周波数リソース要素を決定することと、ページングインジケーションの検出に応答して、ランダムアクセスオケージョンにアクセスすることとを更に含み得る。
方法は、少なくとも1つのウェイクアップ信号の検出失敗に応答して、ページングオケージョンの前に無線通信ネットワークによってブロードキャストされた同期信号ブロックを監視することと、少なくとも1つのウェイクアップ信号の検出に応答して、ページングオケージョンの前に無線通信ネットワークによってブロードキャストされた同期信号ブロックを監視することをスキップすることとを更に含み得る。
方法は、ウェイクアップ信号の受信特性に基づいて、受信ビームを決定することを更に含んでもよく、ページングオケージョンを監視することは、受信ビームを使用することである。
方法は、ウェイクアップ信号の検出に基づいて無線通信ネットワークと同期することを更に含み得る。
ウェイクアップ信号を監視することは、ウェイクアップ信号の非コヒーレント復調又はウェイクアップ信号のコヒーレント復調を含み得る。
切断動作モードにおいて無線通信ネットワークと通信するための無線通信デバイスが提供される。無線通信デバイスは、ページングオケージョンの前に切断動作モードにおいて少なくとも1つのウェイクアップ信号を監視することと、少なくとも1つのウェイクアップ信号の検出に応答して、ページングオケージョンにおいてページングインジケーションを監視することとを行うように構成された無線インターフェース及び処理ユニットを含む。少なくとも1つのウェイクアップ信号は、ページングインジケーションに割り振られたページングオケージョンの少なくとも1つの時間周波数リソース要素を示す。
無線通信デバイスは、種々の実施形態による方法を実行するように構成され得る。
無線通信デバイスと通信するように構成された基地局を動作させる方法が提供される。基地局は無線通信ネットワークの一部である。方法は、ページングオケージョンの前に少なくとも1つのウェイクアップ信号を送信することを含む。方法は、少なくとも1つのウェイクアップ信号の該送信に応答して、ページングオケージョンにおいてページングインジケーションを送信することを更に含む。少なくとも1つのウェイクアップ信号は、ページングインジケーションに割り振られたページングオケージョンの少なくとも1つの時間周波数リソース要素を示す。
プログラムコードを含むコンピュータプログラム又はコンピュータプログラム製品又はコンピュータ可読記憶媒体が提供される。プログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサによってロードされ、実行され得る。プログラムコードをロード及び実行すると、少なくとも1つのプロセッサは、無線通信デバイスとの通信のために構成された基地局を動作させる方法を実行する、が提供される。基地局は無線通信ネットワークの一部である。方法は、ページングオケージョンの前に少なくとも1つのウェイクアップ信号を送信することを含む。方法は、少なくとも1つのウェイクアップ信号の該送信に応答して、ページングオケージョンにおいてページングインジケーションを送信することを更に含む。少なくとも1つのウェイクアップ信号は、ページングインジケーションに割り振られたページングオケージョンの少なくとも1つの時間周波数リソース要素を示す。
例えば、少なくとも1つのウェイクアップ信号は、切断動作モードで動作する1又は複数の無線通信デバイスに送信され得る。
基地局が提供される。基地局は、ページングオケージョンの前に少なくとも1つのウェイクアップ信号を送信することと、少なくとも1つのウェイクアップ信号の送信に応答して、ページングオケージョンにおいてページングインジケーションを送信することとを行うように構成された無線インターフェース及び処理ユニットを含む。少なくとも1つのウェイクアップ信号は、ページングインジケーションに割り振られたページングオケージョンの少なくとも1つの時間周波数リソース要素を示す。
上述の特徴及び以下で更に説明される特徴は、示されたそれぞれの組み合わせだけでなく、本発明の範囲から逸脱することなく他の組み合わせ又は単独でも使用され得ることを理解されたい。
本発明の実施形態は、添付図面を参照して説明され、同一又は類似の参照番号は、同一又は類似の要素を示す。
図1は、種々の例による、無線通信ネットワークの機能アーキテクチャを概略的に示す。 図2は、種々の例による、無線通信デバイスの動作モードを概略的に示す。 図3は、一例による、無線通信ネットワークのBSの送信ビーム掃引と、無線通信デバイスの受信ビームとを概略的に示す。 図4は、一例による、無線通信デバイスを動作させる方法を概略的に示す。 図5は、種々の例による、複数のPOのビーム掃引バーストにおける対応するPOをそれぞれ示す複数のWUSのビーム掃引バーストを概略的に示す。 図6は、種々の例による、時間周波数リソースグリッドにおけるフレーム要素の相対的なインジケーションを概略的に示す。 図7は、種々の例による、複数のPOのビーム掃引バーストにおける対応するPOをそれぞれ示す複数の同期信号ブロックのビーム掃引バーストを概略的に示す。 図8は、別の例による、無線通信デバイスを動作させる方法を概略的に示す。 図9は、種々の例による、複数のランダムアクセスオケージョンのビーム掃引バーストにおける対応するランダムアクセスオケージョン(RO)をそれぞれ示す複数のPOのビーム掃引バーストを概略的に示す。 図10は、更に別の例による、無線通信デバイスを動作させる方法を概略的に示す。 図11は、一例による無線通信デバイスを概略的に示す。 図12は、一例による基地局を概略的に示す。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。一部の実施形態は特定の適用分野の文脈で説明されるが、実施形態はこの適用分野に限定されない。更に、種々の実施形態の特徴は、特に明記しない限り、互いに組み合わせることができる。
図面は概略的な表現であると見なされるべきであり、図面に示された要素は必ずしも縮尺通りに示されていない。むしろ、種々の要素は、それらの機能及び一般的な目的が当業者に明らかになるように表されている。
以下では、切断モードで動作する無線通信デバイスにおけるPOのための効率的な準備を容易にする技術について説明する。無線通信デバイスは、通信ネットワーク(NW)によって送信される1又は複数のページング信号について監視されるタイミング及び周波数に関する情報を取得することができる。無線通信デバイスは、特に、ページング信号に割り振られたPOの少なくとも1つの時間周波数リソース要素のインジケーション、例えば、ページングインジケーションを取得するために、POの前にWUSを使用することができる。代替的又は追加的に、WUSを使用して、通信NWと同期させることができる。これは、例えば、POの前に更なる同期信号を監視することをスキップするのに役立ち得る。
例によれば、無線通信デバイス(又は、単にデバイス)を動作させる方法が提供される。無線通信デバイスは、切断動作モードにおいて無線通信ネットワークと通信するように構成される。方法は、複数のページングオケージョンのビーム掃引バーストに含まれるページングオケージョンの前に、切断動作モードにおいて複数のウェイクアップ信号のビーム掃引バーストに含まれる少なくとも1つのウェイクアップ信号を監視することであって、少なくとも1つのウェイクアップ信号は、無線通信デバイスが無線通信ネットワークと同期することを可能にし、少なくとも1つのウェイクアップ信号は、少なくとも1つのウェイクアップ信号と同じダウンリンク送信ビームを使用して送信されるページングインジケーションに割り振られたページングオケージョンの少なくとも1つの時間周波数リソース要素を示す、監視することと、少なくとも1つのウェイクアップ信号の検出に応答して、検出された少なくとも1つのウェイクアップ信号に基づいてページングインジケーションについてウェイクアップ信号が検出されたダウンリンク送信ビームの少なくとも1つの時間周波数リソース要素を監視することであって、検出された少なくとも1つのウェイクアップ信号は、同期信号ブロック、特に複数の同期信号ブロックのバーストを最初に監視することなく、無線通信デバイスがページングインジケーションを受信することを可能にする、監視することと、を含む。換言すれば、ウェイクアップ信号は、無線通信デバイスが、同期信号バーストを最初に読み取るか又は最初にリッスンすることなくページングインジケーションを受信することを可能にし得る。
複数のウェイクアップ信号のビーム掃引バーストに含まれる少なくとも1つのウェイクアップ信号を監視することは、同期信号ブロックを監視することよりも電力効率がよい場合がある。一部の例では、ウェイクアップ信号は、低電力受信機によって検出可能であり得る。したがって、更なる電力節約を得ることができる。
ウェイクアップ信号を検出するための同期要件は、ページングインジケーションを検出するための同期要件よりも軽い場合がある。例えば、ウェイクアップ信号を検出するための同期要件は、ページングインジケーションを検出するための同期要件よりも厳しくない場合がある。したがって、より速い同期を得ることができる。
更に、同期信号ブロックについての監視がスキップされ得るので、ページングサイクルはより短くなり得る。したがって、ページングは、提案された方法が実行される場合、より効率的となり得る。
種々の例によれば、上記で説明したページング動作及びWUS動作は、マルチビーム動作と組み合わせることができる。特に、WUSを送信するために通信NWのBSにおいて複数の送信ビームを使用することが可能である。それぞれのダウンリンクビーム掃引を定義することができる。WUSのビーム掃引バーストを実装することができる。同様に、BSにおいて複数の送信ビームを使用して、1又は複数のページング信号を送信することが可能である。したがって、それぞれの送信ビームを使用して送信されている1又は複数のページング信号の複数のインスタンスにより、複数のページングオケージョンのビーム掃引バーストを定義することができる。WUSを送信するためにBSで使用される複数の送信ビームが、1又は複数のページング信号を送信するために使用される複数の送信ビームと相関付けることが可能である。ビーム掃引バースト内のWUSの特定のインスタンスと、POのビーム掃引バーストの1又は複数のページング信号の特定のインスタンスとの間に関連性があり得る。次いで、無線通信デバイスは、WUSの検出に基づいて、1又は複数のページング信号を監視するための適切な受信ビームを決定することができる。無線通信デバイスは、WUSの検出に基づいて、監視すべき適切なPOを選択することができる。
したがって、概して言えば、POの少なくとも1つの時間周波数リソース要素を示すWUSは、マルチビーム動作において、1又は複数のページング信号を監視するための、無線通信デバイス及びBSにおけるビームペアの形成を容易にする。
図1は、種々の例による、無線通信ネットワーク100、特にセルラーネットワーク100の機能アーキテクチャを概略的に示している。
図1の例は、3GPP(登録商標) NR/5Gアーキテクチャによる無線通信ネットワーク100を示している。本明細書で使用される「新しい無線」(NR)という用語は、第5世代(5G)モバイルネットワークのために3GPPによって具体的に標準化された無線アクセス技術(RAT)を指す。3GPP NR/5Gアーキテクチャの詳細は、3GPP TS23.501、バージョン16.3.0(2019-12)に記載されている。
図1及び以下の説明の更なる部分は、無線通信ネットワークの3GPP NR/5Gフレームワークにおける技術を示すが、同様の技術は、他の通信プロトコルに容易に適用され得る。例としては、3GPP LTE 4G(例えば、MTC又はNB-IoTフレームワークにおける)、更には非セルラー無線システム、例えば、IEEE Wi-Fi技術が挙げられる。
図1のシナリオでは、無線通信デバイス101は、データ接続を介して無線通信ネットワーク100に接続可能である。例えば、ユーザ機器(UE)としても知られる無線通信デバイス101は、セルラーフォン、スマートフォン、IoTデバイス、MTCデバイス、センサ、アクチュエータなどのうちの1つであってもよい。
無線通信デバイス101は、典型的には1又は複数のBS(BS)112によって形成されるRAN111を介して、無線通信ネットワーク100のコアNW(CN)115に接続可能である(簡略化のために、図1には単一のBS112のみが示されている)。3GPP NR/5Gネットワークでは、BSはgNBと略される。無線リンク114は、RAN111(具体的には、RAN111のBS112のうちの1又は複数)と無線通信デバイス101との間に確立される。無線リンク114は、時間周波数リソースグリッドを実装する。通常、OFDMが使用され、ここで、キャリアは複数のサブキャリアを含む。次いで、(周波数領域における)サブキャリア及び(時間領域における)シンボルは、時間周波数リソースグリッドの時間周波数リソース要素を定義する。それによって、プロトコル時間ベースは、例えば、複数のシンボルを含むフレーム及びサブフレームの持続時間と、フレーム及びサブフレームの開始及び停止位置とによって定義される。異なる時間周波数リソース要素が、無線リンク114の異なる論理チャネル又は基準信号(RS)に割り振ることができる。例として、物理DL共有チャネル(PDSCH)、物理DL制御チャネル(PDCCH)、物理UL共有チャネル(PUSCH)、物理UL制御チャネル(PUCCH)、ランダムアクセスのためのチャネルなどが挙げられる。
CN115は、ユーザプレーン(UP)191及び制御プレーン(CP)192を含む。アプリケーションデータ(例えば、データサービス)は、通常、UP191を介してルーティングされる。このために、UP機能(UPF)121が設けられている。UPF121は、ルータ機能を実装することができる。アプリケーションデータは、1又は複数のUPF121を通過してもよい。図1のシナリオでは、UPF121は、データNW(DN)180、例えば、インターネット又はローカルエリアNWに向かうゲートウェイとして機能する。アプリケーションデータは、無線通信デバイス101とデータNW180の1又は複数のサーバ181(図1には図示せず)との間で通信され得る。
無線通信ネットワーク100はまた、ここではアクセス及びモビリティ管理機能(AMF)131によって実装されるモビリティ制御ノードを含む。無線通信ネットワーク100はまた、ここではセッション管理機能(SMF)132によって実装されるセッション制御ノードを含む。無線通信ネットワーク100は、ポリシー制御機能(PCF)133と、NWスライス選択機能(NSSF)135と、認証サーバ機能(AUSF)136と、統一データ管理(UDM)137とを更に含む。図1はまた、これらのノード間のプロトコル基準点N1~N22を示している。AMF131は、登録管理と称されることもある接続管理、CN115と無線通信デバイス101との間の通信のためのNAS終了、接続管理、到達可能性管理、モビリティ管理、接続認証、及び接続許可の機能のうちの1又は複数を提供する。
無線通信デバイスがNWに登録された後、AMF131は、無線通信デバイスコンテキストを作成し、典型的には少なくとも無線通信デバイス101が無線通信ネットワーク100に登録されている限り、この無線通信デバイスコンテキストを保持する。無線通信デバイスコンテキストは、無線通信デバイス101の1又は複数の識別情報(UE ID)、例えば一時的識別情報を保持することができる。SMF132は、データ接続189(図1には図示せず)をサポートする。データ接続189は、それぞれの無線通信デバイス101が接続モードで動作する場合、SMF132によって確立される。無線通信デバイス101が切断モードで動作するとき、少なくとも無線通信デバイス101とRAN111との間の無線リンク114に沿って、データ接続が解放される。データ接続189は、無線リンク114上で確立される。無線リンク114は、基礎となる物理媒体に関係することができ、データ接続189は、論理チャネル、スケジューリングルールなどのセットを含み得る。データ接続189は、専用データフロー/ベアラ又はデフォルトデータフロー/ベアラなど、1又は複数のデータフロー又はベアラを含み得る。データ接続の状態はまた、無線リソース制御(RRC)層、例えば、概してOSIモデルの層3上で定義される。SMF132は、以下の機能、すなわち、RAN111とUPF121との間のUPデータフロー/ベアラのデータフロー/ベアラセットアップを含む、セッション確立、修正及び解放を含むセッション管理、UPFの選択及び制御、トラフィックステアリングの構成などのうちの1又は複数を提供する。
図2は、種々の例による、無線通信デバイス101の異なる動作モード201~203を概略的に示している。
動作モード201~202の例示的な実装形態は、例えば、3GPP TS38.300、例えばバージョン15.0.0に記載されている。
接続モード201で動作するとき、データ接続189が設定される。例えば、デフォルトベアラ及び所望により1又は複数の専用ベアラが、無線通信デバイス101と無線通信ネットワーク100との間で設定されてもよい。無線通信デバイス101の無線インターフェース1011(図11参照)は、アクティブ状態で永続的に動作し得るか、又は無線インターフェースの少なくとも一部の構成要素がシャットダウンされる非アクティブ状態への反復的な遷移を定義する不連続受信(DRX)サイクルを採用することができる。
図2はまた、データ接続189が解放されるアイドルモード202を示している。アイドルモード202は、切断モードの可能な実装形態である。アイドルモード202では、データ接続189はCN115に対しても解放される。アイドルモード202で動作しているとき、無線通信デバイス101は、WUS及びページング信号、例えば、ページングインジケーション、及び所望によりページングメッセージを監視するように構成されてもよい。ページング信号は、POのタイミングに従って送信することができる。POのタイミングは、デバイス101の受容性(ON期間)及び非受容性(OFF期間)の交互の期間を定義するDRXサイクルと整合され得る。オン期間の間、無線インターフェースはアクティブ状態で動作されてもよく、オフ期間の間、無線インターフェースは非アクティブ状態で動作されてもよい。
図2はまた、非アクティブモード203を示している。非アクティブモード203は、切断モードの可能な実装形態である。非アクティブモード203は、例えば、非アクティブタイマが満了した後の、中断されたデータ接続189に関連付けられる。データ接続189は、接続モード201に遷移することによって迅速に再開することができる。例えば、AMF131は、接続モード201から非アクティブモード203に遷移するためにNAS制御シグナリングを使用することに関与しなくてもよく、したがって、非アクティブモード203に対する接続モード201は、AMF131を含むCN115に対して透過的であり得る。データ接続189は、無線リンク114に沿って選択的に解放又は中断され得るが、CN115に向かっては解放又は中断されない。
WUS動作は、切断動作モードにおいてページングを監視する際に無線通信デバイスによって消費される電力を低減するための一般的な方法になっている。従来、同じPOに関連付けられたデバイスは、ページングチャネルを周期的に監視して、それらがページングされているかどうかを学習する必要があった。WUSは、同じPOに関連付けられたデバイスを必要に応じてトリガして、それらがページングされているか、又はページングされる可能性があるかについての何らかの知識をPOの前に取得するために導入されている。
WUSは、通常、同じPOをリッスンする1又は複数の(すなわち、グループの)無線通信デバイスについて同一であり、これは、グループの1つのデバイスがページングされる場合、そのグループの全てのデバイスが起動されることを意味する。これは、WUSによって起こされたデバイスが実際にページングされない可能性が最も高いことを意味する。そのために、デバイスは実際のページング信号を読み取る。
NR接続動作モードでは、PDCCHベースのWUSがNRリリース16において導入されており、これは、適切なビームペアが既に確立されていると仮定している。WUS検出のために、デバイスは既に完全に同期される必要がある。
LTE-MTC及びLTE-NB-IoTアイドル動作モードでは、WUSは、LTEリリース15において導入されている。MTC及びNB-IoTデバイスは、低電力デバイスであり、マルチビーム動作が必要とされないFR1、すなわちサブミリ波周波数範囲で動作する。
本明細書で使用される「ページング」とは、接続モード201への復帰を必要とし得るイベントを切断動作モード202、203で動作しているデバイス101に通知するために、無線通信ネットワーク100によって、特にそのBS112によって使用されるメカニズムを指し得る。
本明細書で使用される「ページング信号」とは、ページングインジケーションとページングメッセージとの組み合わせを指し得る。
本明細書で使用される「ページングインジケーション」とは、POのPDCCH中で送信されるページング識別子(P-RNTI)を指し得る。ページング識別子とは、無線通信デバイス101のグループを指し得る。
本明細書で使用される「PO」(PO)とは、無線リンク114によって実装される時間周波数リソースグリッドの単一のスロット若しくはサブフレーム又は複数のスロット若しくはサブフレームを指し得る。
本明細書で使用される「ページングメッセージ」とは、PDSCHにおいて送信され、ページングされるデバイス101のデバイス識別子(UE識別情報)を潜在的に含むRRCページングメッセージを指し得る。より具体的には、サービングBS112は、ページングされたデバイス101にPDSCHを割り振り、PDCCHを使用して、PDSCHをアドレス指定するダウンリンク制御情報(DCI)を送信する。無線通信デバイス101は、PDCCHを監視し、その後、PDCCH内のこのDCIに基づいてPDSCHを監視することができる。
原則として、WUSは、接続モード201及び/又はアイドルモード202及び/又は非アクティブモード203において採用され得る。例えば、接続モード201では、データ接続189のための無線通信デバイスコンテキストがバッファリングされてもよく、WUSを通信するとリロードされてもよい。接続モードでは、制御チャネルを絶えず監視する代わりに、デバイスは、任意の潜在的な後続の制御チャネルの前に、又はDRXサイクルのオン期間の前にWUSを監視するように構成され得る。概して、WUSの変調方式は比較的単純である。単純な波形により、データ受信などの他の信号よりも低いデバイス処理複雑度で同等に検出され得るWUSが得られる。特に、シーケンスベースのWUSを使用することができる。かかるシーケンスベースのWUSの波形は、時間領域処理を使用して検出可能であり得る。送信機と受信機との間の(例えば、時間領域における)同期は、必要とされなくてもよく、又は粗くてもよい。更に、他の例では、例えば、WUSが、例えば直交周波数分割多重(OFDM)変調を使用する接続制御チャネルを使用して送信される場合、同期が必要とされ得る。次に、復調及び復号を含む周波数領域処理が必要とされる。更に詳細には、WUSの受信は、一部の例では、PO中の制御チャネルのブラインド復号を回避するのに役立ち得る。通常、かかるブラインド復号は比較的エネルギー効率が悪いため、WUSを使用することによって電力消費を低減することができる。これは、以下でより詳細に説明される。例えば、3GPPシナリオでは、PO中に、無線通信デバイスは、制御チャネル、具体的には物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)をブラインド復号することが予想される。PO中のブラインド復号は、ページング識別情報としてのページング無線NW一時識別子(P-RNTI)のためのものであり、典型的にはいわゆるページングインジケータとして送信される。P-RNTIを含むページングインジケータの存在が検出される場合、無線通信デバイスは、ページングメッセージのために後続のデータ共有チャネル(例えば、物理ダウンリンク共有チャネル、PDSCH)を復号し続ける。ブラインド復号は比較的エネルギー効率が悪く、WUS動作によって、すなわち先行するWUSによって条件付きでトリガすることができる。他の例では、WUSはまた、制御チャネル、例えば、PDCCH上で送信され得る。これは、PDCCHベースのWUSと称されることがある。
図3は、一例による、無線通信ネットワーク100のBS112の送信ビーム掃引500と、無線通信デバイス101の受信ビーム901~903とを概略的に示している。
図3では、BS112における送信ビーム501~508及びデバイス101における受信ビーム901~903が示されているが、デバイス101が送信ビームを使用し、BS112が受信ビームを使用することも可能である。
本明細書で説明する種々の例では、信号は、FR2として知られ、比較的高い減衰を有する24.25GHz~52.6GHzのミリ波周波数範囲において無線リンク114上で送信され得る。この電力損失は、ビームフォーミングによって少なくとも部分的に克服される。
本明細書で使用される「ビームフォーミング」又は空間フィルタリングとは、波面における強め合う干渉及び弱め合う干渉のパターンを生成するために、各アンテナにおける信号の位相及び振幅を制御することによって、指向性信号の送信又は受信のためのアンテナアレイに関連して使用される信号処理技術を指し得る。
BSは、RFベースのアナログビームフォーミングを採用することができる。その場合、一度にアンテナ要素のセットごとに1つのビームしか形成することができず、包括的なセルカバレッジには、ビーム掃引などのマルチビーム動作が必要となり、該マルチビーム動作では、複数のビームのバーストが周期的に送信され、各ビームが所定の方向を有する。
図3は、複数の送信ビーム501~508を含むBS112の例示的な送信ビーム掃引500を示している。BS112の複数の送信ビーム501~508の例示的なサブセット503~506並びに無線通信デバイス101の受信ビーム901~903が、後続の図における種々の例を示すために使用される。
図4は、一例による、無線通信デバイス101、無線通信デバイス101、及びBS112を動作させる方法300を概略的に示している。
無線通信デバイス101は、無線リンク114(図1参照)を介して無線通信ネットワーク100と通信するように構成される。BS112は、無線通信ネットワーク100、特にセルラーNW100(図1参照)の一部とすることができ、無線リンク114を介して無線通信デバイス101と通信するように構成される。ノード101、112の間に示されるように、無線リンク114上の通信は、BS112に向かうアップリンク(UL)、又は無線通信デバイス101に向かうダウンリンク(DL)に方向付けることができる。
方法300は、無線通信デバイス101に関連付けられたPO403の前に、切断動作モード202、203において少なくとも1つのWUS402を監視する工程3001を含む。無線通信デバイス101は、PO403に備えて、その無線インターフェースを非アクティブ状態からアクティブ状態に遷移させることができる。これは、例えば、高周波クロックをオンにすること、アナログフロントエンドを電源投入することなどを含み得る。この遷移は、それぞれの切断動作モード202、203における動作に関連付けられたDRXサイクルに従うことができる。
少なくとも1つのWUS402を監視(3001)することは、少なくとも1つのWUS402の受信を試みることに対応し得る。これは、時間領域信号処理を含み得る。例えば、オンオフキーイング又は周波数シフトキーイング復調及び復調結果と基準シーケンスとの比較に基づいて、無線リンク114上のWUS402を検出することが可能である。
無線通信デバイス101が切断動作モード202、203にあるとき、少なくとも1つのWUS402は、存在する場合、1又は複数のPO403より前にBS112によって送信(6001)される。WUS402は、WUSグループの複数の無線通信デバイスによって共有される場合があり、その場合、WUS402は、デバイス101が起動されるべき無線通信デバイスのWUSグループのメンバーである場合に送信される。
少なくとも1つのWUS402を送信(6001)することに応答して、BS112は、PO403においてページングインジケーション405を更に送信(6005)する。
WUS動作に基づいて、同じPO403に関連付けられた無線通信デバイス101は、それらがページングされることになるか、又はページングされる可能性があるかどうかを学習するために必要に応じてトリガされ得る。WUS402は、同じPO403をリッスンしているデバイスのグループについて同一であり、これは、グループの1つのデバイス101がページングされる場合、そのグループの全てのデバイス101が起動されることを意味する。これは、WUS402によってウェイクアップされたデバイス101が実際にページングされない可能性があることを意味する。そのために、無線通信デバイス101は、WUSを検出すると、ページング信号の受信(監視)を試みる。これは、ページングインジケーション405のためにPO403のPDCCHを読み取ることと、その後、対応するRRCページングメッセージ内のUE識別情報のためにPDSCHを読み取ることと、を含む。
従来では、無線通信デバイス101は、POに備えて非アクティブ状態からアクティブ状態に遷移するときに、NRフレーム構造内のページングインジケーション405の正確な「位置」だけでなく、リッスンすべき特定のBS送信ビーム、例えば、複数のBS送信ビーム501~508のうちの送信ビーム501をまだ知らない状態にある。したがって、無線通信デバイス101は、実際のページング信号405、406を読み取ることができる前に、どのBS送信ビーム501~508をリッスンするかを決定することができる。
時には、このビーム確立は、ページング情報の実際の読み取りよりも多くの電力を消費することがある。本明細書で説明する技術は、ビーム確立の電力消費を低減することを可能にする。
本明細書で説明する種々の例によれば、WUSからウェイクアップした後、無線通信デバイス101は、ページング信号のためのWUSを受信したBS送信ビーム501を受信するための空間フィルタも選択する。加えて、無線通信デバイス101はまた、少なくとも1つのWUS402が、WUSの場合と同じ送信ビーム501で送信されるPO403の少なくとも1つの時間周波数リソース要素を示す(404)ので、NRフレーム構造内のどこでページングをリッスンすべきかを知ることになる。PO403は、ページングインジケーション405に割り振られる。
したがって、方法300は、少なくとも1つのWUS402の検出に応答して、PO403におけるページングインジケーション405を監視する工程3005を更に含む。無線通信デバイスは、ページングインジケーション405を受信しようと試みる。これは、PDCCHのブラインド復号を含み得る。
少なくとも1つのWUS402によって提供されるインジケーションを利用する結果として、無線通信デバイス101は、ページングインジケーション405がPO403の少なくとも1つの時間周波数リソース要素の指示された404において利用可能になるので、どのPO403をリッスンするかを学習する必要がなくなる。どのPO403をリッスンすべきかを学習することが不要になるため、無線通信デバイス101の電力消費が低減される。
図5は、種々の例による、複数のPO403のビーム掃引バーストにおける対応するPO403をそれぞれ示す複数のWUS402のビーム掃引バーストを概略的に示している。
図3によるビーム掃引動作では、少なくとも1つのWUS402は、複数のWUS402のビーム掃引バーストに含まれる場合があり、ページングインジケーション405は、複数のPO403のビーム掃引バーストに含まれる場合がある。
図5の例では、複数のWUS402の各々は、BS112の例示的な複数の送信ビーム503~506のうちの1つに関係し、同様に、PO403の各々は、BS112の複数の送信ビーム503~506のうちの1つに関係する。
バースト500のWUS402とPO403との間のそれぞれの関連付けは、矢印によって図5に示されている。原則として、この関連付けは多様であり得、主な制限は、通常全てのWUS402が少なくとも1つのPO403を示すこと、及び通常全てのPO403が少なくとも1つのWUS402によって参照されることである。特に、WUS402とPO403との間のマッピングは、1対1である必要はなく、無線通信デバイスは、WUS402のインデックスが任意の特定の方法でPO403のインデックスに関連付けられることを先験的に仮定することもできない。WUSの設計では、この自由度を使用して、例えば、無線通信デバイス101の電力節約が最大化される。
図5の矢印によって示されるように、複数のビーム掃引WUS402の各々は、ビーム掃引複数PO403のそれぞれの1つ、より詳細には、PO403の少なくとも1つの時間周波数リソース要素を示す(404)。換言すれば、少なくとも1つのWUS402及びページングインジケーション405は、同じダウンリンク送信ビーム503~506を使用して送信され得る。
WUS402と、同じBS送信ビーム503~506の対応するPO403の時間周波数リソース要素とを関連付ける結果として、ページングインジケーション405が、ページングされている無線通信デバイス101をウェイクアップするために使用された同じビーム503~506のPO403の少なくとも1つの時間周波数リソース要素の指示された404において利用可能になるので、無線通信デバイス101は、どのPO403をリッスンすべきかを別々に学習する必要がなくなる。同じビーム503~506内でどのPO403をリッスンするかを学習することが不要になるので、無線通信デバイス101の電力消費が低減される。例えば、無線通信デバイス101は、PO403より前にSSBの監視をスキップしてもよい。
図5によれば、WUS402は、通信ネットワーク100によって実装される送信プロトコルのフレーム要素のインデックスを示す(404)こともでき、フレーム要素は、PO403の少なくとも1つの時間周波数リソース要素を含む。
かかる場合、複数のWUS402のビーム掃引バースト中に含まれる各WUS402は、周期的に繰り返されるインデックスによって識別され得、インデックスは、PO403の少なくとも1つの時間周波数リソース要素を含む送信プロトコルのフレーム要素のインデックスを示し得る(404)。換言すれば、複数のWUS402のビーム掃引バーストに含まれるk番目の送信されたWUS402は、複数のPO403のビーム掃引バーストに含まれるPO403のk番目のPDCCH監視オケージョンを示し得る。
その結果、WUS402と、対応するPO403の時間周波数リソース要素との対応が、それぞれのBS送信ビーム503~506内で確立される。
図6は、種々の例による、時間周波数リソースグリッドにおけるフレーム要素の相対的なインジケーション404を概略的に示している。
図1に関連して既に述べたように、時間周波数リソースグリッドは、無線リンク114によって実装される。図6の例示的な時間周波数リソースグリッドは、周波数次元において(垂直に)延在し、及び時間次元において(水平に)延在している。次いで、(周波数領域における)OFDMサブキャリア及び(時間領域における)シンボルは、時間周波数リソースグリッドの時間周波数リソース要素(すなわち、小さいボックス)を定義する。これにより、プロトコルタイムベースが定義される。異なる時間周波数リソース要素が、無線リンク114の異なる論理チャネル又は基準信号に割り振られ得る。
一例として、図6は、WUS402に割り振られている時間周波数リソース要素を示している。この例示的な非結合WUS402は、NRフレーム構造の一部であるので、コヒーレント復調用である。
図6は、時間周波数リソース要素がPO403に割り振られ、このPO403の少なくとも1つの時間周波数リソース要素がページングインジケーション405に、又はより具体的にはページングインジケーション405を含み得るPDCCHに割り振られることを更に示している。
WUS402は、基準に対して少なくとも1つの時間周波数リソース要素を相対的に示し得る(404)。この基準は、少なくとも1つのWUS402のタイミング、少なくとも1つのWUS402の周波数、又はPO403のタイミングのうちの少なくとも1つを含み得る。
本明細書で使用される「タイミング」とは、前述のプロトコル時間ベース(図1に関するセクションを参照されたい)、特に、無線リンク114によって実装される時間周波数リソースグリッドのフレーム及びサブフレームの時間境界を指し得る。タイミングは、シンボル持続時間に関して定義され得る。
本明細書で使用される「周波数」とは、時間周波数リソースグリッドの要素の周波数境界、特に、OFDMサブキャリアの周波数値のためのインデックスを指し得る。
図6では、少なくとも1つのWUS402のタイミング及び少なくとも1つのWUS402の周波数は、それぞれ、WUS402に割り振られた時間周波数リソース要素から延在する破線の垂直線及び水平線によって示される。対応する水平矢印及び垂直矢印は、これらの基準に関して少なくとも1つの時間周波数リソース要素を相対的に示す(404)。これらの相対的なインジケータは、選択された基準に対する時間及び/又は周波数オフセットであり得る。あるいは、これらの相対的なインジケータは、選択された基準に対するスロット及び/又は物理リソースブロック(PRB)インデックスであってもよく、例えば、スロットは14個のOFDMシンボルを含んでもよく、PRBは12個のOFDMサブキャリアを含んでもよい。
少なくとも1つの時間周波数リソース要素の同様の相対的インジケーション404は、NRフレーム構造への同期の形態が達成されるという条件で、非コヒーレント復調のためのWUSなど、NRフレーム構造の一部を形成しない基準に基づいて提供され得る。
図6は、PO403のタイミングが、少なくとも1つの時間周波数リソース要素の相対的インジケーション404のための基準としても機能し得ることを更に示している。この例によれば、NRフレーム構造への同期の形態が達成される必要があり、PO403は、そのタイミングが基準として機能することができるように決定する必要がある。
加えて、WUS402は、少なくとも1つの時間周波数リソース要素の明示的なインジケータ404を含んでもよく、又は候補時間周波数リソース要素のコードブックに関連付けられたコードブックインデックス404を含んでもよい。可能な明示的インジケータについては既に上述したが、暗黙的インジケータは、規格において事前に合意され得るコードブックのルックアップを介して明示的になる。
結果として、WUS402と対応するPO403の時間周波数リソース要素との柔軟な対応関係が確立される。
図7は、種々の例による、複数のPO403のビーム掃引バースト内の対応するPO403をそれぞれ示す複数の同期信号ブロック(SSB)800のビーム掃引バーストを概略的に示している。
SSB800は、例えば、一次同期信号(SS)及び二次SS、並びに物理ブロードキャストチャネル(PBCH)を含み得る。一次SS及び二次SSは、基準信号(RS)を実装する。一次SS及び二次SSは、無線通信デバイス101が正しい周波数及び時間にロックするためのものである。
従来では、無線通信デバイス101は、時間周波数同期を獲得し、DL送信ビーム503~506を見つけることを含む高品質ビームペアを決定するために、SSB800のバーストのうちの1又は複数をリッスンする必要がある。したがって、従来技術におけるFR2デバイス101は、PO403のバーストが予想される数十ms又は数百ms前にウェイクアップする必要があり得、それによって電力消費が増加している。
無線通信デバイスは、SIB1内のssb_PositionsInBurstにアクセスすることによってのみ、ビームの実際の数を知ることになる。このために、デバイス101は、PBCH内のマスタ情報ブロック(MIB)及びPDSCH内のSIB1を復号する必要がある。
次いで、デバイス101は、発見された送信ビーム503~506に含まれるPO403のPDCCH監視オケージョンをリッスンする。
SSB800をリッスンするこの必要性は、図4に関連してより詳細に説明されたように、デバイス101がページング情報をとにかく読み取ることを可能にすることによって排除される。代替的な解決策(図示せず)は、SSB800をリッスンすることをスキップし、ページングを直接進め、PO403内の全てのPDCCH監視オケージョンをリッスンすることである。
図7の例によれば、SSB800は、例えば、時間周波数リソースグリッドの所定の時間周波数リソース上で、BS112によって繰り返し又は周期的に送信され得る。SSB800のバーストが、DL送信ビーム503~506を含むビーム掃引500を使用して、送信されることが可能である(図7参照)。同様に、複数のPO403のバーストが、DL送信ビーム503~506を含む同じビーム掃引500を使用して送信されることが可能である(図7参照)。これにより、空間カバレッジを増加させることができる。
通常、複数のSSB800のバーストは、例えば、5msまでの持続時間を有してもよい。バーストが送信される周期性は、20ms~160msであり得る。
異なるDL送信ビーム503~506上で送信されるSSB800は、異なるSSB時間インデックスを有することができる。したがって、異なるSSB800(すなわち、異なるSSB時間インデックスを有する)は、異なるPO403に関連付けられる。
図7の矢印によって示されるように、複数のビーム掃引SSB800の各々は、ビーム掃引複数PO403のそれぞれの1つを示すことができる。
同じBS送信ビーム503~506のSSB800及び対応するPO403を関連付ける結果として、ページングインジケーション405が、それぞれのSSB時間インデックスによって示される同じビーム503~506のPO403において利用可能になるため、デバイス101は、どのPO403をリッスンするかを学習する必要がなくなる。同じビーム503~506内でどのPO403がリッスンするかを学習することが不要になるので、デバイス101の電力消費が低減される。
図8は、別の例による、無線通信デバイス101を動作させる方法300を概略的に示している。
図8の例は、少なくとも1つのWUS402について監視する工程3001が失敗した場合の既知のページング技術へのフォールバックを示している。
初期アクセス及び場合によってはユーザデータの何らかの転送が行われた後、無線通信デバイス101は、少なくとも1つのWUS402の監視(3001)が実行される切断動作モード202、203に入る。切断モード202、203は、ページング動作にも関連付けられる。
特に、デバイス101は、ユーザデータの各転送時にリセットされる非アクティビティタイマ400の満了後にアイドルモード202に入ることができる。アイドルモード202で動作するとき、デバイス101は、少なくとも1つのWUS402を監視するように構成される。
特に、少なくとも1つのWUS402の検出は、WUS402の各受信時に、又はDRXサイクルに従ってリセットされる非アクティビティタイマ401の満了後に、例えば、1又は複数のPO403の前に無線インターフェースを非アクティブ状態からアクティブ状態に遷移させた後の一定時間にわたってWUS402を検出しなかった場合、失敗したと見なされ得る。
かかる場合、方法300は、少なくとも1つのWUS402の検出失敗に応答して、PO403の前に無線通信ネットワーク100によってブロードキャストされた同期信号ブロック(SSB)800を監視する工程3002を更に含み得る。
従来、無線通信デバイス101は、DL送信ビーム503~506を見つけるためにSSB800をリッスンし、NRフレーム構造に同期し、次いで、見つかった送信ビーム503~506に含まれるPO403のPDCCH監視オケージョンをリッスンする必要があった。
しかしながら、図7の例によれば、複数のビーム掃引SSB800の各々は、ビーム掃引複数PO403のうちのそれぞれ1つを示すことができる。
したがって、無線通信デバイスは、SSバーストのSSB部分を正常に受信することから、どのPO403をリッスンすべきかを学習する。
その場合、方法300は、少なくとも1つのWUS402の検出に応答して、PO403の前に無線通信ネットワーク100によってブロードキャストされた同期信号ブロック800を監視する工程3002をスキップすることを更に含み得る。
その結果、どのPO403をリッスンすべきかを学習することが不要になるため、無線通信デバイス101の電力消費が低減される。
更なる結果として、フォールバックは、少なくとも1つのWUS402について監視する工程3001が失敗するときは常に、その限りにおいて利用可能である。
図9は、種々の例による、複数のランダムアクセスオケージョン700のビーム掃引バーストにおける対応するランダムアクセスオケージョン700をそれぞれ示す、複数のPO403のビーム掃引バーストを概略的に示している。
図3によるビーム掃引動作では、ページングインジケーション405は、複数のPO403のビーム掃引バースト中に含まれ得る。
図9の例では、複数のPO403の各々は、BS112の例示的な複数の送信ビーム503~506のうちの1つに関係し、同様に、複数のランダムアクセスオケージョン700の各々は、BS112の複数の送信ビーム503~506のうちの1つに関係する。
図9中の矢印によって示されるように、複数のビーム掃引PO403の各々は、ビーム掃引複数ランダムアクセスオケージョン700のうちのそれぞれの1つを示している。換言すれば、ページングインジケーション405及び対応するランダムアクセスオケージョン700は、同じダウンリンク送信ビーム503~506を使用して送信され得る。
それぞれのBS送信ビーム503~506内のPO403とランダムアクセスオケージョン700とを関連付ける結果として、無線通信デバイス101は、ランダムアクセスオケージョン700が示唆されるので、ランダムアクセス407のためにどのランダムアクセスオケージョン700を使用すべきかを学習する必要がなくなる。これにより、無線通信デバイス101の消費電力を更に低減することができる。
複数のPO403の各々はまた、通信ネットワーク100によって実装される送信プロトコルのフレーム要素のインデックスを示し得、フレーム要素は、対応するランダムアクセスオケージョン700を含む。
かかる場合、複数のPO403のビーム掃引バースト中に含まれる各PO403は、周期的に繰り返すインデックスによって識別され得、インデックスは、対応するランダムアクセスオケージョン700を含むフレーム要素のインデックスを示し得る。換言すれば、複数のPO403のビーム掃引バーストに含まれるk番目の送信されたPO403は、ランダムアクセスオケージョン700のビーム掃引バーストに含まれるk番目のランダムアクセスオケージョン700を示し得る。
その結果、PO403と対応するランダムアクセスオケージョン700との直接的な対応が、それぞれのBS送信ビーム503~506内で確立される。
図10は、更に別の例による、無線通信デバイス101を動作させる方法300を概略的に示している。
無線通信デバイス101が、少なくとも1つのWUS402についての監視(3001)が実行される切断動作モード202、203に入る前に、図8に関して説明したように、初期アクセス及びユーザデータの可能な転送が行われていてもよい。
PO403の前に切断動作モード202、203で少なくとも1つのWUS402を監視(3001)する場合、複数のWUS402のビーム掃引バーストのうちの2つ以上の、すなわち少なくとも2つのWUS402が無線通信デバイス101によって検出される可能性がある。
かかる場合、方法300は、複数のWUS402のビーム掃引バーストの少なくとも2つのWUS402の検出に応答して、少なくとも2つのWUS402のうちの1つを選択する工程3003を更に含み得る。
選択(3003)された場合、ページングインジケーション405についての後続の監視(3005)は、選択されたWUS402によって示される(404)PO403の少なくとも1つの時間周波数リソース要素において実行される。
異なるBS送信ビーム501~508を使用して送信される少なくとも2つのWUS402は、通常、無線通信デバイス101の位置において異なる信号振幅を有することになる。少なくとも2つのWUS402のうちの1つ、例えば、少なくとも2つのWUS402のうちの最も強い1つの選択(3003)の結果として、ページング信号の検出信頼性を高めることができる。これは、強い信号振幅を有するWUS402に対する信号伝搬が、同じBS送信ビーム501~508を使用して送信されたページング信号の信号伝搬に対応する可能性が高いからである。
実際のページング信号を読み取ることができるようになる前に、無線通信デバイス101は、
1)どのBS送信ビーム501~508をリッスンするか、
2)どのデバイス受信ビーム901~903を使用するか、及び
3)NRフレーム構造との時間周波数同期
を確立することができる。
BS送信ビーム501~508のうちのどれをリッスンするかの確立に関して、WUSからウェイクアップした後、無線通信デバイス101は、図4に関連して既に述べたように、WUSを受信したばかりのBS送信ビーム501がページングを受信するのに十分良好であると仮定することができる。
使用するデバイス受信ビーム901~903の確立に関して、無線通信デバイス101がWUSをリッスンするとき、方法300は、WUS402の受信特性に基づいて受信ビーム902を決定する工程3004を更に含み得る。
例えば、WUS402の受信特性は、信号対雑音比(SNR)又はビット誤り率(BER)などの、WUS402の受信電力又はアナログ若しくはデジタル性能指数であってもよい。
決定(3004)された場合、PO403に対する後続の監視(3005)は、決定された受信ビーム902を使用する。
その結果、無線通信デバイス101は、ウェイクアップ直後に、ページング情報405、406を読み取るときにどの受信ビーム902を使用すべきかを知ることになる。
NRフレーム構造との時間周波数同期の確立に関して、方法300は、WUS402の検出に基づいて無線通信ネットワーク100と同期することを更に含み得る。
WUS402の検出は、無線通信デバイス101の既存のコヒーレント受信機を利用することができ、これには、受信機における局部発振器(LO)が含まれる。これは、WUS402が、無線リンク114によって実装される時間周波数リソースグリッドに統合され得ることを意味する。換言すれば、WUS402は、NRフレーム構造、特にFR2 NR信号の一部であり、したがって、特定の時点にのみ現れる場合がある。
代替的に、WUS402の検出は、例えば、オンオフキーイング(OOK)変調されたWUS402の直接検出(DD)など、非コヒーレント復調のための非常に低電力の受信機に基づき得る。したがって、これらの受信機は、無線通信デバイス101のコヒーレント受信機に加えて提供され得、タイミング制約を有さない常時オン方式で動作されてもよい。
したがって、WUS402の監視(3001)は、WUS402の非コヒーレント復調又はWUS402のコヒーレント復調を含み得る。
結果として、WUS402の監視は、アプリケーション又は必要とされるモビリティのレベルに依存して実装され得る。
図9の例によれば、方法300は、PO403の少なくとも1つの時間周波数リソース要素に基づいてランダムアクセスオケージョン700の少なくとも1つの更なる時間周波数リソース要素を決定する工程3006と、ページングインジケーション405の検出に応答してランダムアクセスオケージョン700にアクセスする工程3007とを更に含み得る。
本明細書で使用される「ランダムアクセスオケージョン」(RO)とは、無線リンク114によって実装され、少なくとも1つの時間周波数リソース要素を含む、時間周波数リソースグリッドのフレーム要素を指し得る。無線通信デバイス101は、ランダムアクセスオケージョンにおいてランダムアクセスプリアンブルをサービングBS112にアップリンクで送信することによって、ランダムアクセスを試み得る。
異なるランダムアクセスオケージョン700は、異なるBS送信ビーム503~506に関連付けられる。したがって、適切なランダムアクセスオケージョン700を選択することによって、無線通信デバイス101は、参照実装形態に従って、どのBS送信ビーム503~506が最良であったかを示すことができる。
その結果、ランダムアクセス中の適切なビームペアの確立が容易になる。
概して、BS112は、図9に示すように、SSB800を送信するために使用されるBS送信ビーム503~506に対応し得るBS受信ビームを使用してランダムアクセスオケージョン700を監視する。例えば、同じ空間フィルタが使用されてもよい。同じアンテナ重み、又はこれらのアンテナ重みのスケーリングされたバージョンを使用することが可能である。
図11は、一例による、無線通信デバイス101を概略的に示している。
無線通信デバイス101は、切断動作モード202、203において無線通信ネットワーク100と通信するように構成される。
無線通信デバイス101は、種々の実施形態の方法300を実行するように構成され得る。結果として、方法300に関連して上述された技術的な効果及び利点は、対応する特徴を有する無線通信デバイス101に等しく適用される。
無線通信デバイス101は、複数のアンテナにアクセスして制御するように構成された無線インターフェース1011を含む。
無線通信デバイス101は、メモリに記憶されたプログラムコードをロードし、続いて実行することができる処理ユニット1012を更に含む。プログラムコードを実行することは、プロセッサに、本明細書で説明される技術、例えば、無線リンク114上で無線通信ネットワーク100と通信すること、ビーム掃引を実行すること、基準信号を監視すること、すなわち、基準信号を受信しようと試みること、1又は複数のランダムアクセスオケージョン700を選択することなどを実行させる。
無線通信デバイス101は、PO403の前に、切断動作モード202、203において少なくとも1つのWUS402を監視(3001)することと、少なくとも1つのWUS402の検出に応答して、PO403におけるページングインジケーション405を受信(監視)(3005)しようと試みることと、を行うように構成される。少なくとも1つのWUS402は、ページングインジケーション405に割り振られたPO403の少なくとも1つの時間周波数リソース要素を示す(404)。
図12は、一例によるBS112を概略的に示している。
BS112は、切断動作モード202、203において、無線通信ネットワーク100内の無線通信デバイス101と通信するように構成される。
BS112は、複数のアンテナにアクセスして制御するように構成された無線インターフェース1121を含む。
BS112は、メモリに記憶されたプログラムコードをロードし、続いて実行することができる処理ユニット1122を更に含む。プログラムコードを実行することは、プロセッサに、本明細書で説明される技術、例えば、無線リンク114上で無線通信デバイス101と通信すること、ビーム掃引を実行すること、基準信号などの信号を送信すること、無線リンク上での送信のために信号をスケジュールすること、デバイス101の初期アクセスに参加すること、ランダムアクセスオケージョン700にアクセスするデバイス101を監視することなどを実行させる。
BS112は、PO403の前に切断動作モード202、203で少なくとも1つのWUS402を送信(6001)することと、少なくとも1つのWUS402の送信に応答してPO403でページングインジケーション405を送信(6005)することと、を行うように構成される。少なくとも1つのWUS402は、ページングインジケーション405に割り振られたPO403の少なくとも1つの時間周波数リソース要素を示す(404)。
概して、本明細書で説明される技術は、種々のタイプの無線通信ネットワークのために、例えば、ピアツーピア通信などのためにも使用され得るが、簡略化のために、以下では、種々の技術が、セルラーNWのBS及び無線通信デバイスによって実装される無線通信ネットワークのコンテキストにおいて説明される。
本開示の原理を組み込んだ例示的な実施形態を開示してきたが、本開示は開示される実施形態に限定されない。代わりに、本出願は、その一般原理を使用する本開示の任意の変形、使用、又は適合を包含することが意図される。更に、本出願は、本開示が関連し、添付の特許請求の範囲の制限内に入る当技術分野における公知又は慣習的な実施の範囲内に入るような本開示からの逸脱を包含することが意図される。
要約すると、少なくとも以下の実施例が上記で説明されている。
実施例1.切断動作モード(202,203)において無線通信ネットワーク(100)と通信するように構成された無線通信デバイス(101)を動作させる方法(300)であって、
ページングオケージョン(403)の前に、切断動作モード(202,203)において少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)を監視(3001)することと、
少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)の検出に応答して、ページングオケージョン(403)においてページングインジケーション(405)を監視(3005)することとを含み、
少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)は、ページングインジケーション(405)に割り振られたページングオケージョン(403)の少なくとも1つの時間周波数リソース要素を示す(404)、方法(300)。
実施例2.少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)は、複数のウェイクアップ信号(402)のビーム掃引バーストに含まれ、
ページングインジケーション(405)は、複数のページングオケージョン(403)のビーム掃引バーストに含まれ、
少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)及びページングインジケーション(405)は、同じダウンリンク送信ビーム(501~508)を使用して送信される、実施例1に記載の方法(300)。
実施例3.切断動作モード(202,203)において無線通信ネットワーク(100)と通信するように構成された無線通信デバイス(101)を動作させる方法(300)であって、
複数のページングオケージョン(403)のビーム掃引バーストに含まれるページングオケージョン(403)の前に、切断動作モード(202,203)において複数のウェイクアップ信号(402)のビーム掃引バーストに含まれる少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)を監視(3001)することと、
少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)は、無線通信デバイス(101)が無線通信ネットワーク(100)と同期することを可能にし、
少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)は、少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)と同じダウンリンク送信ビームを使用して送信されるページングインジケーション(405)に割り振られたページングオケージョン(403)の少なくとも1つの時間周波数リソース要素を示し(404)、
少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)の検出に応答して、検出された少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)に基づいてページングインジケーション(405)についてウェイクアップ信号(402)が検出されたダウンリンク送信ビームの少なくとも1つの時間周波数リソース要素を監視(3005)することとを含み、検出された少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)は、同期信号ブロック、特に複数の同期信号ブロックのバーストを最初に監視することなく、特に読み取ることなく、無線通信デバイス(101)がページングインジケーション(405)を受信することを可能にする、方法(300)。
実施例4.ウェイクアップ信号(402)を検出するための同期要件は、ページングインジケーション(405)を検出するための同期要件よりも軽い、実施例1に記載の無線通信デバイス(101)を動作させる方法(300)。
実施例5.方法は、ウェイクアップ信号(402)の検出に基づいて無線通信ネットワーク(100)と同期することを更に含む、実施例3又は4に記載の無線通信デバイス(101)を動作させる方法(300)。
実施例6.ウェイクアップ信号は、低電力受信機によって検出可能である、実施例3~5のいずれか1つに記載の無線通信デバイス(101)を動作させる方法(300)。
実施例7.複数のウェイクアップ信号(402)のビーム掃引バーストのうちの少なくとも2つのウェイクアップ信号(402)の検出に応答して、少なくとも2つのウェイクアップ信号(402)のうちの1つを選択(3003)することと、選択されたウェイクアップ信号(402)によって示される(404)ページングオケージョン(403)の少なくとも1つの時間周波数リソース要素においてページングインジケーション(405)を監視(303)することとを更に含む、実施例2~6のいずれか1つに記載の方法(300)。
実施例8.ウェイクアップ信号(402)は、基準に対して少なくとも1つの時間周波数リソース要素を相対的に示す(404)、実施例1~7のいずれか1つに記載の方法(300)。
実施例9.基準は、少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)のタイミング、少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)の周波数、又はページングオケージョン(403)のタイミングのうちの少なくとも1つを含む、実施例8に記載の方法(300)。
実施例10.ウェイクアップ信号(402)は、無線通信ネットワーク(100)によって実装される送信プロトコルのフレーム要素のインデックスを示し(404)、フレーム要素は、ページングオケージョン(403)の少なくとも1つの時間周波数リソース要素を含む、実施例1~9のいずれか1つに記載の方法(300)。
実施例11.ウェイクアップ信号(402)は、少なくとも1つの時間周波数リソース要素の明示的なインジケータ(404)を含むか、又は候補時間周波数リソース要素のコードブックに関連付けられたコードブックインデックス(404)を含む、実施例1~10のいずれか1つに記載の方法(300)。
実施例12.ページングオケージョン(403)の少なくとも1つの時間周波数リソース要素に基づいて、ランダムアクセスオケージョン(700)の少なくとも1つの更なる時間周波数リソース要素を決定(3006)することと、
ページングインジケーション(405)の検出に応答して、ランダムアクセスオケージョン(700)にアクセス(3007)することとを更に含む、実施例1~11のいずれか1つに記載の方法(300)。
実施例13.少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)の検出失敗に応答して、ページングオケージョン(403)の前に無線通信ネットワーク(100)によってブロードキャストされた同期信号ブロック(SSB)(800)を監視(3002)することと、
少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)の検出に応答して、ページングオケージョン(403)の前に無線通信ネットワーク(100)によってブロードキャストされた同期信号ブロック(800)についての監視(3002)することをスキップすることとを更に含む、実施例1~12のいずれか1つに記載の方法(300)。
実施例14.ウェイクアップ信号(402)の受信特性に基づいて、受信ビーム(902)を決定(3004)することを更に含み、
ページングオケージョン(403)を監視(3005)することは、受信ビーム(902)を使用する、実施例1~13のいずれか1つに記載の方法(300)。
実施例15.ウェイクアップ信号(402)の検出に基づいて無線通信ネットワーク(100)と同期することを更に含む、実施例1~14のいずれか1つに記載の方法(300)。
実施例16.ウェイクアップ信号(402)を監視(3005)することは、ウェイクアップ信号(402)の非コヒーレント復調又はウェイクアップ信号(402)のコヒーレント復調を含む、実施例1~15のいずれか1つに記載の方法(300)。
実施例17.切断動作モード(202,203)において無線通信ネットワーク(100)と通信する無線通信デバイス(101)であって、
無線インターフェース(1011)及び処理ユニット(1012)を含み、無線インターフェース(1011)及び処理ユニット(1012)は、
ページングオケージョン(403)の前に、切断動作モード(202,203)において少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)を監視(3001)することと、
少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)の検出に応答して、ページングオケージョン(403)においてページングインジケーション(405)を監視(3005)することとを行うように構成され、
少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)は、ページングインジケーション(405)に割り振られたページングオケージョン(403)の少なくとも1つの時間周波数リソース要素を示す(404)、無線通信デバイス(101)。
実施例18.切断動作モード(202,203)において無線通信ネットワーク(100)と通信するための無線通信デバイス(101)であって、
無線インターフェース(1011)及び処理ユニット(1012)を含み、無線インターフェース(1011)及び処理ユニット(1012)は、
複数のページングオケージョン(403)のビーム掃引バーストに含まれるページングオケージョン(403)の前に、切断動作モード(202,203)において複数のウェイクアップ信号(402)のビーム掃引バーストに含まれる少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)を監視(3001)することと、
少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)は、無線通信デバイス(101)が無線通信ネットワーク(100)と同期することを可能にし、
少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)は、少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)と同じダウンリンク送信ビームを使用して送信されるページングインジケーション(405)に割り振られたページングオケージョン(403)の少なくとも1つの時間周波数リソース要素を示し(404)、
少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)の検出に応答して、検出された少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)に基づいてページングインジケーション(405)についてウェイクアップ信号(402)が検出されたダウンリンク送信ビームの少なくとも1つの時間周波数リソース要素を監視(3005)することとを行うように構成され、検出された少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)は、ページングオケージョン(403)において同期信号ブロックを最初に監視することなく、無線通信デバイス(101)がページングインジケーション(405)を受信することを可能し、
少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)は、ページングインジケーション(405)に割り振られたページングオケージョン(403)の少なくとも1つの時間周波数リソース要素を示す(404)、無線通信デバイス(101)。
実施例19.無線通信デバイス(101)は、実施例2~16のいずれか1つに記載の方法(300)を実行するように構成されている、実施例17又は18に記載の無線通信デバイス(101)。
実施例20.無線通信ネットワーク(100)における基地局(112)であって、
無線インターフェース(1121)及び処理ユニット(1122)を含み、無線インターフェース(1121)及び処理ユニット(1122)は、
ページングオケージョン(403)の前に少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)を送信(6001)することと、
少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)を送信することに応答して、ページングオケージョン(403)においてページングインジケーション(405)を送信(6005)することとを行うように構成され、
少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)は、ページングインジケーション(405)に割り振られたページングオケージョン(403)の少なくとも1つの時間周波数リソース要素を示す(404)、基地局(112)。
実施例21.無線通信ネットワーク(100)における基地局(112)であって、
無線インターフェース(1121)及び処理ユニット(1122)を含み、無線インターフェース(1121)及び処理ユニット(1122)は、
複数のページングオケージョン(403)のビーム掃引バーストに含まれるページングオケージョン(403)の前に、ビーム掃引バーストにおいて少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)を送信(6001)することと、
少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)は、無線通信デバイス(101)が無線通信ネットワーク(100)と同期することを可能にし、
少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)は、少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)と同じダウンリンク送信ビームを使用して送信されるページングインジケーション(405)に割り振られたページングオケージョン(403)の少なくとも1つの時間周波数リソース要素を示し(404)、
少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)を送信することに応答して、少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)を送信するために使用されたダウンリンク送信ビームの少なくとも1つの時間周波数リソース要素を使用してページングインジケーション(405)を送信(6005)することとを行うように構成され、少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)は、同期信号ブロックを最初に監視することなく、無線通信デバイス(101)がページングインジケーション(405)を受信することを可能にする、基地局(112)。

Claims (15)

  1. 切断動作モード(202,203)において無線通信ネットワーク(100)と通信するように構成された無線通信デバイス(101)を動作させる方法(300)であって、
    複数のページングオケージョン(403)のビーム掃引バーストに含まれるページングオケージョン(403)の前に、前記切断動作モード(202,203)において複数のウェイクアップ信号(402)のビーム掃引バーストに含まれる少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)を監視(3001)することと、
    前記少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)は、前記無線通信デバイス(101)が前記無線通信ネットワーク(100)と同期することを可能にし、
    前記少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)は、前記少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)と同じダウンリンク送信ビームを使用して送信されるページングインジケーション(405)に割り振られた前記ページングオケージョン(403)の少なくとも1つの時間周波数リソース要素を示し(404)、
    前記少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)の検出に応答して、前記検出された少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)に基づいてページングインジケーション(405)について前記ウェイクアップ信号(402)が検出された前記ダウンリンク送信ビームの前記少なくとも1つの時間周波数リソース要素を監視(3005)することとを含み、前記検出された少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)は、同期信号ブロックを最初に監視することなく、前記無線通信デバイス(101)が前記ページングインジケーション(405)を受信することを可能にする、方法(300)。
  2. 前記ウェイクアップ信号(402)を検出するための同期要件は、前記ページングインジケーション(405)を検出するための同期要件よりも軽い、請求項1に記載の無線通信デバイス(101)を動作させる方法(300)。
  3. 前記方法は、前記ウェイクアップ信号(402)の前記検出に基づいて前記無線通信ネットワーク(100)と同期することを更に含む、請求項1又は2に記載の無線通信デバイス(101)を動作させる方法(300)。
  4. 前記ウェイクアップ信号は、低電力受信機によって検出可能である、請求項1~3のいずれか1つに記載の無線通信デバイス(101)を動作させる方法(300)。
  5. 複数のウェイクアップ信号(402)の前記ビーム掃引バーストのうちの少なくとも2つのウェイクアップ信号(402)の前記検出に応答して、前記少なくとも2つのウェイクアップ信号(402)のうちの1つを選択(3003)することと、前記選択されたウェイクアップ信号(402)によって示される(404)前記ページングオケージョン(403)の前記少なくとも1つの時間周波数リソース要素において前記ページングインジケーション(405)を監視(303)することとを更に含む、請求項1~4のいずれか1つに記載の方法(300)。
  6. 前記ウェイクアップ信号(402)は、基準に対して前記少なくとも1つの時間周波数リソース要素を相対的に示す(404)、請求項1~5のいずれか1つに記載の方法(300)。
  7. 前記基準は、前記少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)のタイミング、前記少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)の周波数、又は前記ページングオケージョン(403)のタイミングのうちの少なくとも1つを含む、請求項6に記載の方法(300)。
  8. 前記ウェイクアップ信号(402)は、前記無線通信ネットワーク(100)によって実装される送信プロトコルのフレーム要素のインデックスを示し(404)、前記フレーム要素は、前記ページングオケージョン(403)の前記少なくとも1つの時間周波数リソース要素を含む、請求項1~7のいずれか1つに記載の方法(300)。
  9. 前記ウェイクアップ信号(402)は、前記少なくとも1つの時間周波数リソース要素の明示的なインジケータ(404)を含むか、又は候補時間周波数リソース要素のコードブックに関連付けられたコードブックインデックス(404)を含む、請求項1~8のいずれか1つに記載の方法(300)。
  10. 前記ページングオケージョン(403)の前記少なくとも1つの時間周波数リソース要素に基づいて、ランダムアクセスオケージョン(700)の少なくとも1つの更なる時間周波数リソース要素を決定(3006)することと、
    前記ページングインジケーション(405)の検出に応答して、前記ランダムアクセスオケージョン(700)にアクセス(3007)することとを更に含む、請求項1~9のいずれか1つに記載の方法(300)。
  11. 前記少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)の検出失敗に応答して、前記ページングオケージョン(403)の前に前記無線通信ネットワーク(100)によってブロードキャストされた同期信号ブロック(SSB)(800)を監視(3002)することと、
    前記少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)の前記検出に応答して、前記ページングオケージョン(403)の前に前記無線通信ネットワーク(100)によってブロードキャストされた前記同期信号ブロック(800)についての前記監視(3002)することをスキップすることとを更に含む、請求項1~10のいずれか1つに記載の方法(300)。
  12. 前記ウェイクアップ信号(402)の受信特性に基づいて、受信ビーム(902)を決定(3004)することを更に含み、
    前記ページングオケージョン(403)を前記監視(3005)することは、前記受信ビーム(902)を使用する、請求項1~11のいずれか1つに記載の方法(300)。
  13. 切断動作モード(202,203)において無線通信ネットワーク(100)と通信するための無線通信デバイス(101)であって、
    無線インターフェース(1011)及び処理ユニット(1012)を含み、前記無線インターフェース(1011)及び処理ユニット(1012)は、
    複数のページングオケージョン(403)のビーム掃引バーストに含まれるページングオケージョン(403)の前に、前記切断動作モード(202,203)において複数のウェイクアップ信号(402)のビーム掃引バーストに含まれる少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)を監視(3001)することと、
    前記少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)は、前記無線通信デバイス(101)が前記無線通信ネットワーク(100)と同期することを可能にし、
    前記少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)は、前記少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)と同じダウンリンク送信ビームを使用して送信されるページングインジケーション(405)に割り振られた前記ページングオケージョン(403)の少なくとも1つの時間周波数リソース要素を示し(404)、
    前記少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)の検出に応答して、前記検出された少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)に基づいてページングインジケーション(405)について前記ウェイクアップ信号(402)が検出された前記ダウンリンク送信ビームの前記少なくとも1つの時間周波数リソース要素を監視(3005)することとを行うように構成され、前記検出された少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)は、前記ページングオケージョン(403)において同期信号ブロックを最初に監視することなく、前記無線通信デバイス(101)が前記ページングインジケーション(405)を受信することを可能にし、
    前記少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)は、前記ページングインジケーション(405)に割り振られた前記ページングオケージョン(403)の少なくとも1つの時間周波数リソース要素を示す(404)、無線通信デバイス(101)。
  14. 前記無線通信デバイス(101)は、請求項2~12のいずれか1つに記載の方法(300)を実行するように構成されている、請求項13に記載の無線通信デバイス(101)。
  15. 無線通信ネットワーク(100)における基地局(112)であって、
    無線インターフェース(1121)及び処理ユニット(1122)を含み、前記無線インターフェース(1121)及び処理ユニット(1122)は、
    複数のページングオケージョン(403)のビーム掃引バーストに含まれるページングオケージョン(403)の前に、ビーム掃引バーストにおいて少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)を送信(6001)することと、
    前記少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)は、無線通信デバイス(101)が前記無線通信ネットワーク(100)と同期することを可能にし、
    前記少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)は、前記少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)と同じダウンリンク送信ビームを使用して送信されるページングインジケーション(405)に割り振られた前記ページングオケージョン(403)の少なくとも1つの時間周波数リソース要素を示し(404)、
    前記少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)を送信することに応答して、前記少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)を送信するために使用された前記ダウンリンク送信ビームの前記少なくとも1つの時間周波数リソース要素を使用してページングインジケーション(405)を送信(6005)することとを行うように構成され、前記少なくとも1つのウェイクアップ信号(402)は、同期信号ブロックを最初に監視することなく、前記無線通信デバイス(101)が前記ページングインジケーション(405)を受信することを可能にする、基地局(112)。
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