JP7494114B2 - 様々な種類の容器からの複数原材料飲料調製システム - Google Patents

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Description

本発明は、様々なポーション化された原材料から飲料調製するためのシステムに関し、このシステムは、マシン及び1つ以上の原材料パッケージを含む。
ポーション化された飲料の飲料調製システムは、当該技術分野において周知である。それらのシステムは広く市販もされている。それらのシステムは、通常、1つ以上の原材料容器が内部に挿入されるマシンを含む。このマシンは、(例えば、乳又はチョコレート可溶性粉末から)溶解、(例えば、葉茶、粉末状コーヒーの粉末から)低圧浸出、又は(例えば、粉末状又は固形状の形態の、焙煎して挽いたコーヒーから)高圧抽出することによって飲料を生成するように、流体、典型的には、熱水を、容器に収容した原材料に通過させることができる。このマシンは、流体伝達パイプ、流体伝達ポンプ、流体源(例えば、水タンク、又は直接配管接続バルブ)を含む1つの流体システムと、上記方法にしたがって、当該原材料容器を収容し、当該原材料及び当該流体を混合することによって飲料を調製するように適合された、いわゆる淹出チャンバと、を含む。
1つの単一システムでより多様な飲料を生成するために、以下のように、一定数のシステムが提案されてきた。
米国特許出願公開第2010/0162898号は、Mahlichの米国特許出願であり、Eugster Frismag AGに譲渡され、2010年7月1日公開されたものである。これには、飲料を調製するためのマシンであって、粉末状コーヒーの粉末又は一杯分のコーヒー若しくはココアを適合させることができる第1のコーヒー淹出ユニットと、乳粉末のマルチポーション容器を差し込むための第2のドッキングデバイスとの組み合わせを含むマシンが開示されている。Mahlichは、圧力をかけてコーヒーに熱水を通過させることによって、淹出ユニット内でコーヒーを抽出し、次いで、マルチポーション容器から、ミルク泡立て器内に粉末を搬送する搬送トラックに落下した粉末からミルクを再構成し、ミルク泡立て器でこの粉末を水及び蒸気と混合する(水の注入は乳粉末容器内には直接行われない)ことによって、複数原材料飲料(例えば、カプチーノ)を調製することができることを記載している。
この文書では、マシンは、乳粉末投与装置と、マルチポーション容器から重力によって落下する乳粉末を乳粉末が水と混合される追加のユニットに向けて搬送するためのコンベヤとを必要とするので、複雑である。これには、嵩高なマシンが必要であり(マルチポーションミルク容器は大きな容積を有する)、また、その複雑さ(投与装置、コンベヤ、ミルク泡立て器)も、マシン全体を高価で、メンテナンスが複雑で、ユーザにとって取り扱いにくいものにしている更なる要素である。更に、乳成分は、その原材料が混合チャンバ内で調製されるため、エンドユーザ(カップへの直接の流れ)に直接注出されることができない。このことは、ミルクなどの生物培地での細菌の発生を回避するために、マシンの構造部品(少なくとも混合チャンバ自体、及び混合チャンバからエンドユーザのカップまで再構成されたミルクを運ぶ製品注出パイプ)の多くの洗浄を必要とする。
類似の開示が、Ufheilの米国特許出願であり、Nestleに譲渡され、2002年10月10日に公開された米国特許出願第2002/0145010(A1)号に提示されている。
欧州特許第125215(B1)号は、Tuttoespresso S.R.Lの欧州特許であり、1988年9月7日に公開された。これは、使い捨ての原材料カートリッジを使用して手動で操作するホットドリンクディスペンサマシンについて記載している。これは、飲料を浸出するための円筒状の小型カートリッジを収容するための第1のチャンバと、この第1のチャンバと連通して、溶液又は懸濁液飲料用の二重円筒状の大型カートリッジを収容するための二重円筒状チャンバを形成する第2の円筒状チャンバとを含む。
このマシンには、高温で水を供給するための複数の流体供給中央開口部と、低温で水を供給するための周辺開口部とが更に設けられている。低温水供給用の周辺開口部は、高温で水を供給するための中央開口部から分離されている。
このように構築されているので、Tuttoespressoマシンは、小型のカートリッジには高温の水のみを通過させ、大型のカートリッジには高温及び低温の両方の水を通過させる。これにより、飲料原材料の種類に応じて、飲料調製の温度を適合させることができる。
このマシンは、全ての種類の飲料に対して同じ量の原材料を必要としないであろうモノフォーマット容器内の大きな上部空間を回避するために、様々な容器サイズ(具体的には、原材料の種類ごとに適合されている)に基づいて飲料を調製することを可能にするという利点を有する。しかしながら、このマシンは、複数原材料飲料の手動かつ順次の調製にのみ適合されているという大きな欠点を有する。更に、内部に挿入された原材料容器は、様々な高さ、及びそれらの下部分において様々な形状を有し得るが、淹出チャンバの上部に適合するために、それらの上部においては全てが共通の形状及び直径を共有することを必要とする。このような構成及び制約により、このマシンでは、ユーザがボタンを1回押すだけでよいはずの自動化された方法などのユーザフレンドリーな方法で、複数原材料飲料を調製することは不可能である。このような複数原材料飲料調製の場合、上記のTuttoespressoマシンでは、ユーザが、順次、1つの原材料カートリッジを挿入し、マシンを作動させ、その後第1のカートリッジを取り除き、第2のカートリッジを挿入し、そしてマシンを再び作動させることが必要となる。これは作業に気を配る必要があり、あまりユーザフレンドリーではない。
飲料調製マシンの同じ淹出チャンバ内で様々な種類の容器を適合させるための機械的アダプタを提供する、他の飲料調製マシンが記載されている。しかしながら、これらのシステムはそれぞれ、ユーザによる予備部品の取り扱い、容器の種類ごとに具体的に必要となるアダプタの正しい選択、並びにアダプタ内部における容器の適切な位置合わせ及びマシン淹出チャンバ内部におけるアダプタの適切な位置合わせを必要とする。したがって、そのようなアダプタは、全くユーザフレンドリーではない。
更に、商品名「Twin」で、2016年以来スイスで市販されている別の飲料調製システムが開示されている。このシステムは、スイスの企業であるDELICAによって製造され、飲料調製マシン及び一組のいろいろな種類のカプセルを含む。このマシンは、固定流体注入部分を有する淹出チャンバと、同時に異なる種類の2つのカプセルを収容するための2つの挿入スロットを有する取り外し可能なカプセルホルダと、を含む。アクチュエータを切り替えることにより、ユーザは、一方のカプセルからの原材料、次いで他方のカプセルからの原材料を手動で淹出することができる。このマシンは、同じ淹出チャンバ内に、2つの異なる種類の注入デバイスを含み、注入デバイスごとに1種類のカプセルに適合している。上記のTuttoespressoシステムと同様、このマシンは、いくつかの利点をもたらしてはいるが、全ての種類の容器が共通の淹出チャンバに嵌合する必要があるということから、様々な種類の原材料容器を収容するための可能性の多様さが限定的であるという欠点を有する。更に、このマシンは、カプセルホルダの固定されたサイズによって制限される。これにより、所定のサイズの原材料容器が必要であり、内部に挿入される容器のサイズ、形状、又は構造の柔軟性も大幅に制限される。つまり、基本的にサイズ及び形状の差が限定的な、異なるカプセルだけが同じカプセルホルダに挿入されることができる。これは、少なくとも2つの主な欠点をもたらす。
まず第1に、原材料の混合、抽出、浸出、又は溶解に使用される技術の種類が非常に近い。したがって、カプセルホルダに挿入された一方又は他方の容器内に収容された原材料の種類の違いに関わらず、水の注入はほぼ同じであり、例えば、(Twinマシンの場合がそれである)注入ニードルが円錐台形状を有する剛性又は半剛性カプセルを貫通する。したがって、最終的なカップ内品質を向上させるために、個々の原材料ごとに、水の注入の種類を、容器内の体積、圧力、温度、流体力学の点で適合させることは不可能である。
第2に、カップに送出される所与の体積の製品に必要とされる原材料量に関わらず、原材料容器は、カプセルホルダに嵌合するために、必然的に、固定の形状及びサイズを有する。原材料の量が容器の総内容積未満である多くの場合において、後者は上部空間を含む。このような上部空間は、消費者にとって不利益である。つまり、容器は必要以上に嵩高である。更に、この飲料システムは、包装材料が使用されているので、環境に優しいものではなく、飲料システムが、1つの所与の飲料(又は食品)製品を調製するために必要な原材料の実際の体積に原材料容器の容積を適合させることができる場合には、包装材料は節約することができる。
したがって、本発明の根底にある技術的課題は、既知の飲料調製システムの欠点を解決することであり、特に、飲料調製マシンを原材料容器と組み合わせた飲料調製システムを提供することであり、この飲料調製システムは、ユーザフレンドリーな方法で最高品質の飲料を生成することができ、多成分飲料用の飲料成分の自動化された、連続生成又は同時生成のいずれかを提供することができるものであり、飲料調製マシンは可能な限り少ない量の機械部品から製造される。
本発明は、添付の請求項による飲料調製システム及び飲料調製マシンによって達成される。
より正確には、本発明は、以下の添付の請求項のいずれか一項に記載の飲料調製マシンによって達成される。
具体的には、本発明による飲料調製マシンは、
流体源、流体ポンプ、及び流体加熱要素を備える流体システムと、
対応する飲料原材料容器を受け入れるように適合された少なくとも2つの容器ホルダと、
容器に収容された飲料原材料と流体を混合して容器のそれぞれの中で飲料成分を生成することにより飲料を調製するように、流体システムを制御するように構成された制御ユニットと、を備え、
制御ユニットが、飲料成分の一部又は全部を順次又は同時に注出して飲料を生成するように更に構成されており、
容器ホルダが、異なるサイズ及び/又は種類の容器を保持するために互いに異なっており、
飲料調製マシンが、異なる構造的構成及び運動学的構成を有し、かつ対応する原材料容器のうちの1つに独立して流体を送出するように構成された、別個の流体送出インターフェースを更に備え、各インターフェースが、流体システムに接続されており、かつ異なる容器に(特に、形状及び容器内に流体を導入する方法において)適合されている。
流体送出インターフェースが、異なる流体送出要素を備え、流体送出要素の特性が、送出要素の数、各要素内の送出口の数、流体送出口の形状、流体送出口の直径、流体送出口の流れ方向、及び各インターフェースの流れ伝達路のサイズ(数、直径、及び/又は長さ)の特性のうちの少なくとも1つ又はこれらの組み合わせにおいて異なっていると都合が良い。
好ましくは、一方の容器内に送出される流体の流体温度、流体流量、流体圧力、又は流体体積のうちの少なくとも1つ又はこれらの組み合わせが、他方の容器内に送出される流体の流体温度、流体流量、流体圧力、又は流体体積のうちの少なくとも1つ又はこれらの組み合わせとは異なるように、制御ユニットが、送出インターフェースのそれぞれについて異なる方法で流体システムを制御するように構成されている。
本発明の非常に好ましい実施形態では、流体送出要素の種類が、
(a)原材料容器の壁を貫通し、流体を注入するために原材料容器内に突出することができる少なくとも1つの流体注入ニードルと、
(b)原材料容器の少なくとも流体透過性部分の上に流体を分散させることができるシャワープレートと、を含むリストから選択されている。
一実施形態では、流体インターフェースのうちの少なくとも1つが、解放可能な流体接続部によって飲料調製マシンの流体システムの残りの部分に接続されており、流体インターフェースが、飲料調製マシンから取り外され、同じ解放可能な流体接続部を有する別の種類の流体インターフェースによって置き換えられるようになっている。
マシンは、流体冷却要素を更に備えると都合が良い。
本発明の非常に好ましい実施形態では、マシンの別個の流体送出インターフェースのそれぞれは、運動学的な回転動作又は並進動作のうちの少なくとも1つを伴う少なくとも1つの構造要素が異なっている。例えば、第1の流体送出インターフェースは、その主要な開閉要素及び流体注入要素の単純な前後並進が関与するコーヒーポッドを使用するように適合されることができ、マシンは、更に、主要な開閉要素及び流体注入要素が機能するための垂直及び水平並進運動を伴う、水溶性原材料サッシェを使用するための流体送出インターフェースを含むことができる。
本発明は更に飲料調製システムに関し、この飲料調製システムは、粉末状コーヒーのポッド、粉末状コーヒーのパッド、固形状コーヒーのポッド、剛性又は半剛性のカプセル、サッシェなどの可撓性フィルム容器、剛性部分を有するサッシェなどの複合容器、剛性又は半剛性のキャニスタのリストから得られる少なくとも2つの容器との組み合わせで、本明細書に記載及び請求されるマシンを備える。
好ましくは、容器が、それぞれ、
(i)焙煎して挽いたコーヒーを収容したコーヒーポッドである、第1の容器ホルダによって機能的に保持される第1の容器であって、コーヒーポッドの壁が、水分及び酸素バリア特性を有する穿孔可能な、破裂可能な、又は引き裂き可能な積層複合フィルムで作製されている、第1の容器と、
(ii)少なくとも1つのスパウトの周囲で封止された穿孔可能な、破裂可能な、又は引き裂き可能なフィルムパウチで作製されたサッシェである、第2の容器ホルダによって機能的に保持される第2の容器であって、この少なくとも1つのスパウト要素が、少なくとも1つの流体注入口及び少なくとも1つの飲料注出口を備える、第2の容器と、を備える。
原材料容器のうちの少なくとも1つにおける上部空間が、20%よりも小さい、好ましくは10%未満、最も好ましくは5%未満であることが都合が良い。
本発明の非常に好ましい実施形態では、原材料容器は密閉容器であり、この容器は、使用時に、具体的には内部に流体を受け入れるために、及び内部で生成された飲料を外側受け取り容器内に注出するために、開口する。
「異なる種類の容器」とは、容器が、少なくとも、その内部に流体が注入されることを可能にするそれらの壁の機械的特性、幾何学的特性、及び/又は化学的特性が異なっており、及び/又は、その内部で調製された飲料の注出を可能にするそれらの壁の機械的特性、幾何学的特性、及び/若しくは化学的特性が異なっていることを意味する。異なる種類の容器は、更に、それらの形状、それらの内容積、内部流体圧力に対するそれらの機械的抵抗、それらの壁を通り抜ける気体(特に酸素)又は水分に対するそれらのバリア特性が、異なる。容器の形状、寸法、構成材料、及び流体とその中に含有される原材料との混合を可能にする機械的構成は、飲料原材料の量及び組成に特有である。
「運動学的」とは、容器ホルダ内での飲料(又は飲料の構成要素)の調製中に容器ホルダ内の定位置に容器を保持するのに必要な全ての機械的移動を意味する。また、容器と、容器と相互作用する流体インターフェースとの間の相対移動も意味し、当該容器との流体接続を確立できるように、当該流体送出インターフェースが、流体の送出先である容器に機能的に確実に適合するようにすることである。このような移動はまた、必要に応じて、流体を飲料原材料と混合するために適切な移動を当該容器にもたらすことも包含する。例えば、そのような移動は、当該容器の流体入口側、及び/又はその飲料送出側における、当該容器の開閉移動である。このような移動はまた、必要に応じて、容器内部の混合デバイスの機械的作動を包含し得る。
本発明の更なる特徴及び利点については、以下に図面を参照して説明する本発明の好適な実施形態の説明に記載しており、そこから明らかとなろう。
本発明による飲料マシンの概略図である。 本発明の飲料マシンで使用するポッドの側面図である。 本発明の飲料マシンで使用するポッドの底面斜視図である。 本発明による飲料マシンで使用するためのサッシェの正面切断図である。 図3Aに示すサッシェのための剛性スパウトの正面斜視図である。 図3BのA-Aに沿った正面斜視切断図である。 本発明による飲料マシンにおける、異なる容器ホルダ及びそれらの対応する流体インターフェースの一実施形態を示す概略側面一般図である。 開放状態にある、図4の実施形態における、第1の種類の容器ホルダ及びその流体インターフェースの正面斜視図である。 容器が内部に挿入された、図5Aの容器ホルダ及び流体インターフェースの背面斜視図である。 図5BのB-Bに沿った側面斜視切断図である。 図5Cと同様の、様々な位置における容器ホルダ及びその流体インタ-フェースの概略透明側面図である。 図5Cと同様の、様々な位置における容器ホルダ及びその流体インタ-フェースの概略透明側面図である。 図5Cと同様の、様々な位置における容器ホルダ及びその流体インタ-フェースの概略透明側面図である。 図5Cと同様の、様々な位置における容器ホルダ及びその流体インタ-フェースの概略透明側面図である。 容器ホルダに対する流体インターフェースの閉鎖位置を示す、図5BのB-Bに沿った側面斜視切断図である。 容器排出位置にある、図4~図5Hに示す容器ホルダ及びその流体インターフェースの概略透明側面図である。 開放状態にある、図4の実施形態における、第2の種類の容器ホルダ及びその流体インターフェースの側面斜視図である。 図6AのC-Cに沿った側面斜視図である。 図6AのD-Dに沿った側面斜視図である。 図6AのE-Eに沿った側面斜視側である。
図1は、本発明の実施形態による飲料調製マシンの構成を概略的に示す。このようなマシンは、複数原材料マシンである。これは、最終的に消費者に(例えば、カップ内に)送出される飲料が、最終飲料の各成分の最適な品質の調製が達成され得るように、専用原材料容器内での別個の調製を必要とする少なくとも2つの飲料成分を含むことを意味する。このような最適な調製は、原材料の種類ごとに特有の調製プロセスによって得られる。このために、各原材料容器の構造は、具体的な原材料の種類及び混合プロセスに適合される。
「構造」とは、形状、寸法、構成材料、及び流体と内部に収容された原材料との混合を可能にする機械的構成が、飲料原材料の量及び組成に特有であることを意味する。
重要なのは、最適な混合条件を達成するために、流体を原材料と混合して対応する飲料成分を調製することが、それぞれの各容器内で実行されなければならないということである。更に、それぞれの飲料成分だけが、制御された方法で、消費者に、典型的には、飲料カップ内に送出される。
以下でより詳細に説明される例示的な実施形態では、2種類の原材料容器がマシン1と共に使用される。一方は、焙煎して挽いたコーヒーを収容した剛性ポッドであり、他方は、可溶性粉末(例えば、乳系原材料)又は液体濃縮物を収容した可撓性サッシェ(又はパウチ)である。したがって、飲料調製マシン1は、(少なくとも)2つの異なる種類の容器ホルダと、機械的及び運動学的に異なるそれぞれの流体送出インターフェースとを組み合わせたものである。
飲料調製マシン1は、典型的には、流体源2、流体ポンプ3、及び流体加熱要素4を有する流体システムを含む。
図1に示す実施形態では、流体源は、バルブ5及び一組の流体接続パイプ6を通って流体システムの残りの部分に接続された着脱可能な水リザーバ2である。代替的な流体源は、例えば、水道水接続部、非水食用流体キャニスタ、水-ボトル接続部を包含する。上記のような水リザーバ2の場合、リザーバ内に水フィルタ(図面には示さず)を含み、このリザーバから流体システムパイプ6に向かって圧送される水を濾過することができる。
好ましくは、原材料は、焙煎して挽いたコーヒー、固形状の又は非固形状の、可溶性粉末コーヒー、又は葉茶のリストから選択される。原材料は、粉末状可溶性形態、様々な粘度を有する液体濃縮形態、又は揺変特性を有するゲル形態の、乳原材料(例えば、ミルク又はクリーマー)、茶、チョコレート、果汁、スープ、野菜ジュース、ブイヨン、茶、スムージー、ピューレ、クーリス、クリーム、又はこれらの組み合わせであってもよい。
これらの全ての原材料は、低温状態(4~20℃)、周囲状態(20℃~35℃)、又は高温状態(35℃~95℃、好ましくは40℃~90℃に含まれる温度)で、液状流体、典型的には水の中での溶解、抽出、又は浸出に対応した形態である。使用される混合流体は、典型的には水である。
より正確には、焙煎して挽いたコーヒーは、コーヒー層を均一に通過する水膜の形態でコーヒー物質を抽出するために高い流体圧力を必要とする。更に、「グランデ」及び「ロングカップ」などの長いコーヒーカップは、より大きな粒子、及びより小さい圧力で通過するより多量の水量を必要とする(典型的には、圧力は、6バール~16バール、好ましくは8~14バールに含まれ、「ロングカップ」についての水量は100mL~150mLに含まれ、「グランデ」についての水量は、150mL~500mL、好ましくは160mL~300mLに含まれる)。代わりに、「エスプレッソ」及び「リストレット」などのより短いコーヒーカップは、より高い圧力で通過するより少ない水量を必要とする(圧力は、10~20バール、好ましくは12~18バールに含まれ、「リストレット」についての水量は、15mL~30mLに含まれ、「エスプレッソ」についての水量は、30mL~60mL、好ましくは、40mL~50mLに含まれる)。
一方で、食品又は飲料原材料が可溶性の食品又は飲料原材料であるときは、それは以下のリストに選択された可溶性の食品又は飲料原材料である:
インスタントコーヒーパウダー、乳粉末、クリームパウダー、インスタントティーパウダー、ココアパウダー、スープパウダー、フルーツパウダー又はこれらの粉末の混合物、
コーヒー濃縮物、ミルク濃縮物、シロップ、フルーツ又は野菜濃縮物、お茶濃縮物、フルーツ又は野菜ピューレ。
粉末は、塊成又は焼結されたものであってもよい。粉末又は液体濃縮物は、例えば、固体片の入ったスープを調製するために、固体片と混合されてもよい。食品原材料又は飲料原材料はまた、焙煎して挽いたコーヒー又は茶葉などの、不溶解性の食品原材料又は飲料原材料であってもよい。その実施形態においては、水が当該煎出可能な原材料を抽出する。
可溶性製品は、(原材料が粉末形態である場合)粉末粒子と流体との動的溶解を確実にするために、高速噴流での低圧溶解を必要とする。原材料の種類(可溶性粉末又は液体濃縮物)及びその組成物(例えば、ミルク、チョコレート、スープ、粒子を有する又は有さないスープなど)に応じて、より一般的には、化学組成、液体濃縮物の粘度、及び粉末粒子のサイズに応じて、原材料は異なる種類の調製シーケンス、すなわち、流体圧力の変動を必要とする場合があり、及び/又は容器内に注入される流体の流量は、混合流体(例えば、熱水)中に液体濃縮物又は粉末粒子を確実に完全かつ均一に溶解するために、同じ溶解サイクル中に調節することができる。
本発明によるマシンの流体システムを通じて流通される流体は、好ましくは水である。しかしながら、ミルク、果汁、及び他の食用液体などの代替的な流体を使用することが可能である。このような流体は、発泡飲料を作るのに十分な量の気体を含有してもよいし、又は含有しなくてもよい。このような気体は、その流体中に自然に存在するか、又は独立した気体源から独立して添加されるか、又は内蔵の気体混合システムによってマシン内で直接添加されるか、のいずれかである。気体ポンプ又は加圧気体容器を使用するこのような気体混合システムは、当該技術分野において既知である。
飲料マシン1は、図1に示すように、対応する飲料原材料容器を受け入れるように適合された少なくとも2つの容器ホルダ7を更に含む。本発明によれば、異なるサイズ及び/又は種類の原材料容器を保持するよう適合されるように、容器ホルダ7同士は互いに異なる。本明細書に記載される実施形態による、マシンで使用する2つの異なる容器ホルダについて、以下に更に説明する。
容器ホルダ7は、少なくともマシン1が飲料を調製するように実際に機能する間にマシン1内で容器の静的位置合わせを確実にするように適合された機械的要素であり、対応する流体インターフェース9は、その内部に又はそこを通って流体を注入するのに機能的な方法で容器に接続され得る。
図4に示す実施形態では、容器ホルダは、中に容器が(例えば、手動で、又は重力で摺動されて、又は別の場所から機械的に移転されて)置かれる溝の形態をとる。
別の実施形態(図示せず)では、容器ホルダは、例えば、出願人の欧州特許第1967100(B1)号に記載されている種類のカプセルホルダなど、より複雑な要素である。任意選択で、容器ホルダは、容器の開口を補助するための手段を含む(例えば、機械的、熱的、又は化学的活性化の効果により、容器をその注出側の開口部を、穿孔する、引き裂く、又は一般に作動させるための手段を含む)。場合によっては、容器ホルダは、消費者への飲料成分の送出を支援するための手段を含む(例えば、容器ホルダは、飲料成分の流れを消費者のカップに向けて導くチャネルを含む)。しかしながら、このような特徴は任意選択である。
飲料マシン1は、容器に収容された飲料原材料と流体を混合して容器のそれぞれの中で混合飲料成分を生成することにより飲料を調製するように、流体システムを制御するように構成された制御ユニット8を更に含む。
本発明によれば、制御ユニットは、飲料を生成するために、混合成分の一部又は全部を順次又は同時に注出するようにプログラムされる。制御ユニット8は、当該技術分野において既知のように、内部メモリを有する又は有さない任意の種類のコンピュータチップ又はチップボードとすることができる。
流体システムの正確な機能パラメータを、制御ユニット8による制御を通じて、流体システムの中に挿入された全ての原材料容器に適合させるために、マシン1及び容器は、好ましくは、容器-マシン認識システムを装備している。このような認識システムは、例えば、出願人の欧州特許第2481330(B1)号、同第2525691(B1)号、又は同第2525692(B1)号に記載されたような、一次元、又は二次元バーコードなど、当該技術分野において既知の容器-マシン認識システム、又は出願人のPCT出願である国際特許出願公開第2014/029803(A1)号に記載された種類の機械的認識から選択される。認識システムはまた、例えば、出願人の欧州特許出願公開第16707015号、同第16196877号、同第16156864号、又は同第17185291号に記載されたもののように、色認識、伝導率認識、又は光学コード認識システムから選択することもできる。
容器-マシン認識システムは、個々の容器に配置された一組の個別のコードと、当該マシン内に配置された又はそうでなければ(マシンに接続された外部検知デバイス(例えば、スマートフォン又はコードセンサを有する他の外部電子機器)を介して)当該マシンに機能的に連結された少なくとも1つのセンサ(又はリーダ)と、を含む。センサは、制御ユニットに連結されており、所与の容器のコードの復号が、対応する容器の原材料に適合された、マシンの流体システムの作業設定をトリガする。このような作業設定又はパラメータとしては、流体温度、流体流量、流体圧力、又は1つの所与の容器内に送出される流体体積のうちの少なくとも1つ又は組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。個々の原材料容器の種類ごとに異なるコードを適用することによって、また、本発明によるマシンは、別個の、各種類の容器(例えば、剛性カプセル、柔軟なポッド、可撓性サッシェ)と共に機能するように適合された容器ホルダと流体インターフェースを備えることから、可能な限り最良の方法で各種類の原材料を抽出するために、上述の飲料調製パラメータが、マシン内部に挿入された各容器に個別に適合することを確実にすることができる。
一般に、考慮される流体圧力は、マシンの流体インターフェースと原材料容器との間の接合部で測定される流体圧力である。この圧力は、容器の原材料部分内の実際の流体圧力と必ずしも同じではない。例えば、可撓性サッシェの注入ポートでの送出された流体圧力が、マシンの流体システムの流体圧力である。流体ポンプによって送出されるこのような圧力は、例えば、19バールであり得る。しかしながら、原材料によって作られた機械的抵抗に起因して、また、サッシェの壁の弾力性のために、また、大きくはサッシェから注出される飲料のために、その後サッシェ内の圧力は低下する。
本発明の原理によれば、飲料マシン1は、異なる構造的構成及び運動学的構成を有する別個の流体送出インターフェース9を更に含む。本説明の残りの部分では、「流体注入インターフェース」という用語は、流体送出インターフェースの一例として使用されることになる。このような構造的構成及び運動学的構成の具体的な実施形態を、本発明の1つの例示的な実施形態に関連して、より詳細に後述する。流体送出インターフェース9は、それらが流体接続される対応する原材料容器内に独立して流体を送出するように構成される。当然ながら、各流体インターフェースは、流体リザーバからポンプ3及び加熱要素4を通った流体を受け入れるように、流体システムに接続される。
したがって、流体インターフェース9はそれぞれ、流体の送出先である容器に対して形状及び寸法が適合されている。
上記の流体システムは、好ましくは、構造が単純であり、したがって、流体源2(例えば、水リザーバ)と、次いでポンプ3と、次いで流体加熱要素4と、最終的に流体インターフェース9との間での直列の直接接続を含む。
しかしながら、図1に示す代替例では、この流体システムは、ポンプ3を流体インターフェースに接続する追加の代替流体パイプ6aを含み、この流体パイプは、加熱要素に対して並列に、かつこれをバイパスして取り付けられている。このような構成では、マシンは、図1に示すような選択バルブシステム10を更に含み、この選択バルブシステム10は、加熱要素を含む(したがって、加熱水を送出する)流体ライン、及び/又は加熱要素をバイパスする(したがって非加熱流体を送出する)流体ラインのいずれかの間で、順次又は同時に、流体インターフェース9に向かう流体の送出を選択することができる。このような構成は、マシンが容器に加熱されていない流体を送出する可能性をもたらし、したがって、流体は、流体インターフェース9によって流体源2の温度である温度でそれらの対応する容器に送出される。図1に示される好ましい実施形態では、流体選択バルブ10は、流体システムの全ての他の要素のように、マシン制御ユニットに接続されており、この制御ユニットが、バルブの位置を自動的に、閉鎖状態に切り替える、又は、高温流体又は非加熱流体を一方の若しくは他方の流体インターフェース9に向けて(順次調製)、又はそれらの全てに同時に(同時調製)、伝達する開放状態に切り替える。
任意選択で、マシン1は、流体システム内で流体源と選択バルブ10との間に置かれた流体冷却要素、例えばペルチェ効果デバイス、又はコンプレッサ(図面には示さず)を更に備える。
本発明によるマシンでの使用に好適なポンプの一例は、20バールの最大出力圧力を送出する標準的なピストンポンプである。
しかしながら、上記したように、本発明による飲料調製マシンは、異なる構造的構成及び運動学的構成を有し、対応する原材料容器のうちの1つに流体を独立して注入する(又はより一般的には、送出する)ように構成された別個の流体注入インターフェース9を含み、各インターフェースは、流体システムに接続されており、異なる容器に適合されている。したがって、1つのポンプ3を含む1つの単一の流体システムから、異なる種類の原材料を収容した異なる種類の容器内に、流体、例えば水を注入することには、技術的制約がある。これにより、順次又は同時のいずれかで広範囲の圧力及び流量を送出することができる汎用ポンプが必要となる。
本発明によれば、流体システムのポンプ3は、低圧又は高圧のいずれかで、低流量又は高流量のいずれかの流体を、原材料容器の一方又は他方に送出する。本発明の文脈においてこのポンプによって達成される圧力範囲は、典型的には0~25バール、好ましくは、5~20バールに含まれる。本発明の文脈においてこのポンプによって達成される圧力範囲は、典型的には0~25バール、好ましくは、5~20バールに含まれる。このポンプによって容器に送出される流量は、0~900mL/分、好ましくは150mL/分~650mL/分に含まれる。
典型的には、従来の低圧マシン、例えば、コーヒーマシン、の流体システムは、0~5バールに含まれる圧力下で、350~600mL/分の水を送出する。高圧エスプレッソコーヒーマシンの流体システムは、15~25バールに含まれる圧力下で、150~300mL/分の水を送出する。
本発明によるマシンは、上記の条件で流体源(例えば、リザーバ又はこのマシンに接続された外部流体ライン)からの流体を流通させるための様々な種類のポンプを含むことができる。より正確には、ポンプは、ピストンポンプ、ソレノイドポンプ、ギヤポンプ、スクリューポンプ、回転ベーンポンプ、及び蠕動ポンプの非網羅的リストから選択される。本発明の文脈において有利であるもう1つの種類のポンプは、膜ポンプ、特に出願人の欧州特許出願公開第17155317号に記載されている種類のポンプである。
膜ポンプは、調製する飲料に応じて、カプセルに供給される流体の圧力及び流量の良好な適合を可能にする。したがって、共通の流体システム及び単一の膜ポンプを使用することによって、いろいろな流量/圧力要件を使用することができる。そのような解決手段は、飲料のカップ内品質を向上させるために調製プロセスの微調整を可能にする、柔軟性があってコスト効率の良い解決手段である。
出願人の欧州特許出願公開第17155317号に記載されている膜ポンプは、特定の圧力(P1)値を超える流量(F)を低減するために、ポンプ出口をポンプ入口に接続する一体型バイパスバルブを含むので、都合が良い。これは、抽出中でも、圧力及び流量の両方の相対的な調節に特定の柔軟性をもたらし、これらの2つのパラメータを順に調節する可能性もまたもたらす。
本発明の原理によれば、飲料マシン1は、異なる構造を有し、様々な種類の原材料を収容した原材料容器から、同時に又は順次、飲料を調製するように適合される。ある原材料は、抽出を必要とし、他の原材料は、浸出又は溶解のいずれかを必要とする。本発明によるマシンは、流体システムを含み、特に、抽出値、浸出値、又は溶解値のいずれかと対応した圧力、温度、及び流量で、流体を容器に送出するように適合されたポンプ及び流体インターフェースを含む。
「抽出」とは、流体(典型的には加熱水)と固体粒子(例えば、焙煎して挽いたコーヒー)との高圧接触を意味する。抽出圧力は、典型的には5~25バール、好ましくは7~20バールである。流量は、20mL~350mL/分、好ましくは50~250mL/分に含まれる。
「浸出」とは、加熱流体(典型的には水)と不溶性食用原材料(例えば、茶葉)とのゆっくりとした低圧接触を意味する。浸出の場合、圧力は、一般的に大気圧に近い、又は大気圧に等しい。浸出流量は、典型的には、20mL/分~500mL/分の範囲内に含まれる(一杯分完成のための全流量、潜在的な予備湿潤が含まれる)。
「溶解」とは、流体中の原材料粉末粒子、又は原材料ゲル相、又は原材料液体濃縮物の可溶化を意味する。粉末、ゲル、又は液体濃縮物の溶解の場合、流体インターフェースによって送出される流体圧力は、容器の流体入口点(容器内部ではない)において、典型的には、0~3バールであり、流量は、50mL/分~500mL/分である。
図2A及び図2Bに示す第1の原材料容器は、焙煎して挽いた粉末コーヒーのポッド11である。内部に収容されたコーヒーは、固形状の又は半固形状の形態であることが都合が良い。
固形状のコーヒーのポッドは、20g/sqm(1平方メートル当たりグラム)~500g/sqm、好ましくは50g/sqm~300g/sqmに含まれる紙重量(厚さ)を有するセルロースを含む材料で作製される。ポッドは、水分及び酸素バリア能力を有するパッケージ内に、グループで又は個別のいずれかで、包まれている。代替として、バリアパッケージの包みが不要になるように、酸素及び水分バリア特性をもたらす熱可塑性樹脂-アルミニウム多層材料でコーヒーのポッドを作製することができる。
好ましくは、各ポッドは、20mm~60mmに含まれる直径を有する。このような直径により、マシンからの非常に高い閉鎖力(これには、重量のある高価な機械構造の構築が必要となるであろう)を必要とすることなく、ポッドの境界との流体インターフェース9の適切な封止を確実に達成することができるようになる。一方、十分な原材料(例えばコーヒー)が内部に確実に収容されるように、直径は小さすぎないように選択される。
ポッドの厚さは、カップ内に適切な体積のコーヒーを送出するために必要なコーヒーの量に応じて、適宜選択することができる。ポッドは、好ましくは、5~35mmに含まれる厚さを有する。
各ポッドは、ある量の焙煎して挽いたコーヒーを収容した中空キャビティ12を含む。キャビティ12は、実際には上部空間がその内部に存在しないように、原材料で満たされている。キャビティ12は、1つの単一部分で形成された底壁13及び側壁14、並びに側壁14の周縁部16に取り付けられた頂壁15によって画定される。図2Aに示す実施形態では、頂壁15は平坦である。しかしながら、別の実施形態では、図4に示すように、頂壁15は凸状であってもよい。他の形状(頂壁とポッドの残りの部分との間の封止部分の平面において考えられる)もまた、想定され得る(三角形、正方形、円形、球形など)。
図3Aに示す第2の原材料容器は、半可撓性サッシェ17である。サッシェ17は、内部容積部18を画定する可撓性キャビティ部を含み、このキャビティは、熱可塑性物質、紙、合金、金属のいずれかのフィルム、又はこれらの組み合わせで作製される。剛性スパウト19が可撓性キャビティ部に取り付けられており、流体インターフェース9によってスパウト19内に注入された流体が、内容積部18内に収容された原材料との混合のために、スパウトの注入孔を通ってサッシェの内容積部18内に送出される。
図3Aに示す剛性スパウトは、キャビティを形成しているフィルムの境界内に一体化されている(すなわち、フィルム内に「包まれ」ており、そのため外側からは見えない)。図3Aでは、サッシェは、サッシェキャビティを形成している透明フィルムで表されており、そのため、一体化されたスパウトが見えている。
本発明による飲料マシンでの使用に好適なサッシェの例は、例えば、出願人の国際出願PCT/EP17/070040号に記載されている。
いわゆる「剛性スパウト」は、対応する流体送出インターフェースと協働するように適合された取付アセンブリ19であり、その好ましい実施形態は後述する。
図3B及び図3Cに示すように、取付アセンブリ19は、少なくとも1つの注入孔21と連通する流体入口20を含み、この流体入口20を通って流体(典型的には水)が、サッシェ17内及び2つの注出口22に供給されることができ、注出口22を通って食品又は飲料製品が注出される。取付アセンブリ19は、互いに対して相対移動可能な2つの部品を更に含み、この相対移動は、容器の内容積部18と取付アセンブリ19との連通を開く若しくは閉じる、かつ/又は注出口22と取付アセンブリ19の外部との連通を更に開く若しくは閉じるものである。
図3Cに示すように、取付アセンブリ19は、典型的には、固定された、サッシェ壁の残りの部分と共に組み立てられた主要部分23を含む。取付アセンブリ19は、主要部分23に対して実質的に垂直方向に変位可能な二次部分24を更に含む。
流体入口20は、主要部分23内に配置されており、注入孔21を通じてサッシェの内容積部18と連通している。
一実施形態では、主要部分は2つの流体入口を含んでおり(図3B及び図3Cは、2つの流体入口は図示せずに1つだけ図示しており、これは別の可能な実施形態である)、各流体入口は、それぞれの注入孔を通じて容器の内容積部と連通し、調製される製品の種類に応じて順次及び/又は同時に作動される。このような代替的実施形態では、サッシェが表向き又は裏向きのいずれの位置でも使用されることができるように、流体入口は表裏両面使用可能に位置決められている。
注入される流体と原材料を適切に混合して、対応する食品若しくは飲料製品、又は食品/飲料成分(最終食品又は飲料が多成分製品、例えば、ミルク及びコーヒー、又はミルク及びフルーツ)である場合)を調製するために、流体が、流体入口20を通って、フィルムキャビティ18内に収容された食品又は飲料原材料中に供給される。
取付アセンブリは好ましくは剛性であり、硬質プラスチック材料で作製されており、好ましくは射出成形によって作製される。典型的には、このプラスチック材料は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート及びポリ乳酸から選択することができる。また次に好ましい実施形態によれば、取付アセンブリは、アルミニウム又はブリキのような金属で作製することができる。
図3B及び図3Cに示すように、サッシェ17は、取付アセンブリ19の最外側の側部境界に近接して配置された2つのセンタリングソケット25を更に含む。センタリングソケットは、取付アセンブリの固定部分23に配置された穴(又は溝)である。取付アセンブリはまた、2つのガイドソケット26を更に含み、これらは、取付アセンブリ19の可動部分24内に配置された穴(又は溝)である。センタリングソケット25及びガイドソケット26の役割を、以下により詳細に説明する。
サッシェは、5~350mm、好ましくは30~80mmに含まれる幅を有する。サッシェは、45~250mm、好ましくは70~180mmに含まれる高さを有する。サッシェは、3~35mm、好ましくは5~15mmに含まれる厚さを有する。
以下、本発明に係る複数原材料飲料調製マシンの例示的な実施形態を説明する。この実施形態では、マシン1は、図4に示すような2つの異なる流体送出インターフェース9a及び9bを含み、これらはそれぞれ、2つの異なる種類の原材料容器と協働するように機械的に、寸法的に、及び運動学的に適合されている。
より正確には、図4は、抽出の間、原材料容器が定位置に挿入及び保持されているマシン1の部分を示す。この図は、マシンの残りの部分、具体的には、流体システム、水リザーバ、制御ユニット、及び電気回路、又はこのマシンのケーシングを示していない。
マシン1は、コーヒーベースの飲料調製物を調製するための、原材料容器に高い流体圧力を送出する第1の流体送出インターフェース9a(以下、「コーヒーインターフェース9a」)と、水溶性原材料、例えば水溶性粉末から飲料(又は飲料成分)を調製するための第2の流体送出インターフェース9b(以下、「可溶性インターフェース9b」)と、を含む。
コーヒーインターフェース9aは、流体伝達方式でパイプ6及び流体システムの残りの部分(ポンプ3及び流体源2を含む)に接続された流体入口ライン27を含む。
コーヒーインターフェース9aは、マシンのシャーシ(図示せず)に固定された淹出チャンバの固定部分28を更に含む。図4に示される実施形態では、淹出チャンバの固定部分は、淹出チャンバ内に収容された容器から生成された飲料を回収するために使用される飲料注出構造を含む。図4に示す実施形態では、固定部分28は、コーヒーのポッド11をその飲料送出端部で開口するための開口手段を更に含む。開口手段は、ポッド壁が開口状態(例えば、引き裂き又は穿孔によって)に破裂し、よって、飲料の流出が可能になるまで、ポッド壁に使用されている材料に応力を加えるように適合された形状及び寸法を有する複数の***要素を含む。この実施形態では、飲料は、***要素内又はそれらの間のいずれかに配置される注出孔を通って流出する。図4及び図5A~図5Iに示す実施形態では、開口手段は、一連の穿孔ニードル29で作製される。固定部分28は、その断面が、円形であり、円盤状のポッド11を受け入れて保持するように適合された直径を有する。当然のことながら、ポッドの形状に応じて他の断面形状を想定することができ、そのため、ポッドは固定部分28に機能的に適合する。
本発明の1つの代替的実施形態(図面には示されていない)では、コーヒーのポッドは、流体透過性材料で製造され、コーヒー飲料を流出させるためにこのポッド表面の穿孔を必要としない。この場合、固定部分28は、***要素を含まないが、ポッドから飲料を回収するための飲料注出孔のみを含む。
コーヒーインターフェース9aは、淹出チャンバの可動部分30を更に含む。図5Aに示すように、可動部分30は、淹出チャンバを開閉するように、マシンのシャーシに対して可動のクラッド構造体31に並進するように取り付けられた円筒形要素である。クラッド構造体31は、この構造体31を固定部分28に対して相対的に前後に並進して移動させるように適合された作動機構に取り付けられる。可動部分30もまた、作動機構によって並進して作動される。可動部分30の移動は、クラッド構造体31の変位と同軸であり、クラッド構造体31の変位長さと比較して変位長さが短い。可動部分30の変位長さが短いことは、ポッドの厚さによるものである。一実施形態では、クラッド構造体31及び可動部分30は、それぞれ、1つの特定の作動機構に連結されているが、代替的には、同じアクチュエータ(例えば、モータ、又はレバー)がクラッド構造体31及び可動部分30の両方を作動させるが異なる変位長さが可能になるように、クラッド構造体31及び可動部分30が部分的に結合されていない機械システムを介して1つの単一の作動機構に連結される。図4に示される実施形態では、作動機構は手動レバー33である。しかしながら、図5A~図5Iに示される代替的かつ好ましい実施形態では、作動機構は、電気的であり、電動モータ34を、ネジ36及びナット37システムを介してモータ34によって移動される、部分的に結合されていないクリック機構を形成している一連のアーム35と、歯車機構システム38とに関連付ける。クラッド構造体31は、淹出チャンバの閉構成において、このクラッド構造体が固定部分28に当たるように前方に移動されるときに、淹出ユニットを封止する封止リング39(図5Cに示す)を含む。
可動部分30は、流体送出要素を含み、この流体送出要素は、マシンの流体システムから原材料容器(ここで記載される実施形態では、コーヒーのポッド)に流体を送出するために使用される。図4及び図5A~図5Iに示される一実施形態では、流体送出要素は、コーヒーのポッドの壁を貫通して、コーヒー層を通って流体を注入するためにポッド内に突出することができる複数の流体注入ニードル40を含む。
本実施形態では、流体送出要素は20本のニードルを含み、各ニードルは、1~5mm、好ましくは3mmの基部直径、及び1.5~10mm、好ましくは3.9mmの基部-先端長さを有する。ニードルはプラスチックで作製され(あるいは、金属で作製されてもよい)、図5Cに示すように、流体を流体入口ライン27からコーヒーのポッド11に向かって流通させるように中空である。
本発明の代替的実施形態(図面には示されていない)では、コーヒーインターフェース9aの流体送出要素は、コーヒーのポッドの流体透過性部分の上に流体を分散させることができるシャワープレートを含む。この実施形態では、シャワープレートの要素は、コーヒーのポッドの壁を貫通しない。この場合、ポッドは、コーヒーを内部に保持することができる流体透過性材料(例えば、セルロース材料、又は不織布フィルム材料)を用いて製造され、それにより、シャワープレートから出て来る流体が、流体透過性材料を通ってポッド内部のコーヒー層に分散される。
ポッドの表面に送出される流体の注入圧力は、8~19バールの範囲内に含まれ、典型的には、より一般的には、本明細書で提示される高圧抽出について既に提示された圧力の範囲内に含まれる。
図面に示すように、可動部30及びクラッド構造体31は、円盤状のポッド11に適合するように円形の断面を有する。当然のことながら、ポッドの形状及び三次元プロファイルに適合し、また固定部分28の形状に適合する、他の断面形状が想定され得る。
コーヒーインターフェース9aは、コーヒーポッドホルダ7aに関連付けられている。図4に示す実施形態では、コーヒーポッドホルダ7aは、このポッドの垂直挿入路を作り出す2つの平行な垂直挿入及び保持溝41(図には1つのみ示されている)を含む。更に、コーヒーポッドホルダ7aは、垂直挿入路の底部に保持破断点42を含み、コーヒーのポッドは、完全に挿入されると、その上に載置される。破断点42は、図4に示すように、コーヒーのポッド11がその上に載置されると、当該ポッドが上記のコーヒーインターフェースの固定部分及び可動部分と整合されるような高さに位置決めされる。コーヒーポッドホルダ7aは、好ましくは、例えば、図5B、図5C、及び図5Dに示される、内部にポッド11の挿入を可能にする上昇位置と、例えば、図5A、図5E、図5F、図5G、及び図5Hに示される、ポッド11がコーヒーインターフェース9aの固定部分28及び可動部分30と同軸に整合される下降位置との間で垂直方向に移動可能である。
使用中、ポッドインターフェース9aは、以下のように、特定の順序で行われる水平及び垂直移動を含む特定の運動学的構成にしたがって機能する。
通常、マシンが「オン」になり、飲料調製サイクルが、図示しない任意の既知の種類であり得る制御パネル(例えば、単純な押しボタン、触覚パネル、ポッド挿入溝41にそれぞれアクセスし閉じるために開放状態から閉鎖状態に動く摺動ドア、マシン1に遠隔接続された別個の装置の適用など)を使用して開始される。
その格納及び非アクティブ位置にあるポッドインターフェース9aを、図5B、図5C、及び図5Cに示す。この位置では、可動部分30及びクラッド構造体31は、淹出チャンバが開放されるように、固定部分28から離れるように移動している。この位置では、コーヒーのポッド11は、上方から挿入されることができ、矢印によって示されるように、淹出チャンバに向かって溝41内に摺動させることができる。この位置では、ナット37は、ネジ36に沿って最上位置にある。
挿入中の任意の時点で、例えば上記したようなコードである識別コードを、センサ(図面には示さず)によって読み取ることができ、これにより飲料調製パラメータを自動的に設定することになる。
ポッド11がマシン内に完全に挿入され、図5Eに示すように淹出チャンバと整合されると、図5Eに矢印で示すように、クラッド構造体31及び可動部分30を、流体送出インターフェース9aの固定部分28に向かって移動させることによって淹出チャンバが閉鎖される。この移動は、モータ34によって作動され、モータ34は、ギヤ38を介してネジ36を回転させ、ナット37がそのネジに沿って下方に移動するようにする。ナットの移動は、可動点35aを固定点35bに向かって近づけることによって、クリックのアーム35を介して可動部品30及びクラッド構造体31の移動を作動させ、これは、同時に、図5Eに示すように、可動点35c及び35dを点35eから離れる方向に駆動する。
移動が継続すると、可動部分30は、図5Fに示すようにポッド11と接触し、流体注入ニードル40が、コーヒーのポッド11の表面を貫通する。
最後に、ナット37が、図5Gに示されるように、ネジ36に沿ってその最下位置に移動すると、クラッド構造体31は、作動システムによってクリックの点35cで移動されるため、更に移動する(この段階では、部分的に結合されていないクリック機構の形状のために、ナット37の移動にもかかわらず、点35dは固定のままである)。ナット37がネジ36に沿ってその最下位置に到達すると、クラッド構造体31の封止リング39は、淹出チャンバが漏れのないように閉鎖され、コーヒーのポッド11を内部に封入するように、固定部分28の表面に対してしっかりと当たる。水は、流体入口ライン27を通ってポッド11内に注入され、その内部でコーヒーを調製することができ、次いで、固定部分28の注出側に注出される。固定部分28のコーヒーポッド穿孔ニードル29がコーヒーのポッド11の壁を貫通しているので、ポッド内で調製されたコーヒーが、そのニードル29を通って回収チャンバ43内に流れ、次いで図5C及び図5Hに示されるコーヒー注出スパウト44を通って、ユーザのカップに向かって流れることができる。コーヒーが調製され、注出された後、コーヒーインターフェースの淹出チャンバは、図5Iに示すように、使用済みのコーヒーのポッドの抜き取りを可能にするために、その初期開放位置に戻る。
上記の可動ポッドインターフェース要素の並進における開放閉鎖の全ストロークは、クラッド構造体31については、15~50mmに含まれ、好ましくは25~35mmに含まれ、より好ましくは30mmであり、可動部分30については、10~30mmに含まれ、好ましくは12~18mmに含まれ、より好ましくは15mmである。好ましくは、これらの要素の並進移動は水平である。
マシン1は、水溶性粉末などの水溶性原材料から飲料調製物(最終飲料が、例えば、ミルク及びコーヒーなどのいくつかの成分で作られる場合の飲料、又は飲料成分)を調製するために、原材料容器に低圧流体を送出する第2の流体送出インターフェース9b(以下、「可溶性インターフェース9b」という)を更に含む。以下に記載される好ましい実施形態における原材料容器は、本明細書でこれまでに記載されたように、剛性部分(1つ又は複数の独立した要素)及び可撓性部分を含むサッシェである。
使用時には、サッシェ17は、例えば図6A及び図6Bに示されるように、剛性スパウト19がその最下端にある状態で、マシン1内に垂直に置かれる。
可溶性流体送出インターフェース9bは、第1の組の要素を含み、これらの要素は、アセンブリが機能しているときに、このアセンブリ内でサッシェをしっかりと保持する。図6Bに示すように、一組の2つのセンタリングピン45(切断図である図には1つのみが示されている)が、インターフェース9b内に配置されており、これらのセンタリングピン45は、これらのセンタリングピン45がマシン内に格納される位置(図6Bに示す)と、これらのセンタリングピン45がサッシェ17に向かって移動され、センタリングソケット25内に挿入される位置(図示せず)との間で水平方向に並進移動可能である。
可溶性流体送出インターフェース9bは、サッシェ17内への流体の注入を可能にする第2の要素を更に含む。より正確には、図6A及び図6Cに示すように、サッシェの取付アセンブリ19の流体入口20は、マシン1の注入及び穿孔手段によって穿孔可能であり、これは、好ましくは、以下では「注入ニードル」と呼ぶ、流体注出インターフェース9bの流体中空ニードル46であり、これを通じて高圧流体がサッシェ17の流体入口20に注入される。しかしながら、外部のいかなる蓋又は膜も穿孔する必要なく流体を直接注入する注入手段によって、流体入口に直接アクセス可能とすることもできる。本発明の好ましい構成では、この容器を構成する可撓性の材料シートもまた流体入口を覆うように配置されており、そして、このシートは、先ほど記載したように、ニードルによって穿孔される。
好ましくは、水を注入する圧力は2バールよりも高く、より好ましくは3バールよりも高く、好ましくは2~10バールに含まれ、より好ましくは約7バールである。この圧力は、入口点で測定されたものであり、サッシェ内の実際の圧力よりも高い。流体入口20は、注入及び穿孔手段によって流体入口20によって注入される高圧流体が高速噴流に変換されるように構成されており、高速噴流は容器内に注ぎ込まれる。典型的には、流体入口の直径は、1mm~4mmに含まれ、より好ましくは1.5mm~3mmに含まれ、注入及び穿孔手段によって穿孔され得る伸縮可能(yieldable)な覆いをその上に含んでいる。
注入ニードル46はまた、好ましくはゴムで作製されたトロイダルリング(図面には示さず)を含み、注入及び穿孔手段が流体入口内に流体を注入している間、確実に流体入口の外側に流体が漏れないようにする。流体入口は、容器の内容積部に少なくとも1つの注入孔を介して連通されており、注入孔は直径が最大でも1mm、好ましくは最小でも0.24mmであり、好ましくは0.3mm~1mmに含まれ、好ましくは0.3~0.5mmに含まれ、より好ましくは約0.4mmである。このような構成により、高圧流体は、注入ニードル46によってサッシェ17の流体入口20を介して注入されると、内部で注入孔21に向かって運ばれ、注入孔21から、サッシェの内部コンパートメント内に注入される液体の高速噴流に変換される。
流体入口はまた、容器内への、方向付けすることが可能な高速噴流を、注入及び穿孔手段によって流体入口内に提供される流体供給に対して好ましくは約90°で提供するように構成することができるが、任意の他の角度も可能であり、本出願の範囲に含まれる。
「噴流」とは、流体入口から出て、食品又は飲料容器の内容積部内へ急速にかつ勢いよく入る、液体又は流体の流れとして理解されたい。
流体入口20は、容器の内容積部内に、高速で流体を導入するように構成され、この流体噴流は好ましくは少なくとも約20m/秒、好ましくは少なくとも30m/秒の速度を呈する。前述のように、本発明では、このような構成は、好ましくは、流体入口の流体経路に狭窄部(注入孔による狭窄部)を設けて、流体入口の断面の寸法を小さくすることによって得られる。
流体入口によって同じ流体を供給するために、注入孔の表面を、流体と混合される、容器内部の食品及び飲料の原材料の性質により変えることができる。詳細には、原材料の溶解が難しいときには、注入孔を小さくすることによって噴流の速度を高めて、容器内でのこの原材料の撹拌及び溶解を改善する。
可溶性注出インターフェース9bは、第3の組の要素を含み、これらの要素は、可動部分24をサッシェの残りの部分、特に固定部分23に対して相対的に移動させることによって、サッシェ17のスパウト19の開閉を可能にする。
より正確には、飲料調製マシン1には、取付アセンブリのガイドソケット26とそれぞれ係合する駆動ピン47を更に設けられている。駆動ピンは、図6Dに示されるように、可動フレーム48に取り付けられており、サッシェ17の可動部分24を、垂直方向に上及び下に移動させてサッシェのスパウトに対してそれぞれ閉鎖状態及び開放状態にするように適合されている。
サッシェのスパウトが(上記の一実施形態による)可撓性フィルムの近くに囲まれている(すなわち、包まれている)場合、(図3Cに示すように)サッシェの注出口は、尖った部分240をその下側に含むと都合が良く、可動部分24が固定部分23に対して垂直方向に変位するときに、この領域でスパウト19を取り囲む可撓性フィルムを引き裂いて開口することができる。この開口部は、飲料が、最終的に、スパウトの注出開口部から下に置かれたカップに向かって流れることを可能にする。
以下で説明する例示的な実施形態では、異なる移動の作動が、図6Aに示すような、水平方向シャフト51に沿って水平移動式フレーム50を駆動する電動モータ48、歯車機構49を使用することによって自動的に実行される。サッシェ17は、(図6Bに示されるように)漏斗形状を有するサッシェホルダ7b内に上から挿入され、内部に挿入されたサッシェの垂直方向の変位を、サッシェのセンタリングソケット25がインターフェース9bのセンタリングピン45と整合された高さで止めるようにする。
図6B及び図6Cに示すように、センタリングピン45及び流体注入ニードル46は、水平移動可能な駆動フレーム52によって支えられている。駆動ピン47は、図6Bに示すように、垂直方向に変位可能な方法でフレーム52に係合されている水平及び垂直移動式駆動フレーム53によって支えられており、それにより、フレーム53は、フレーム52と共に水平方向に移動し、更にフレーム52に対して相対的に垂直方向に移動することができる。駆動フレーム52は、接続枢動点57を介してY字状駆動揺動部材55の上部アーム54に取り付けられている。駆動フレーム53は、下部接続枢動点58を介して下部アーム56に取り付けられている。上部及び下部アームは、共通の枢動点59を介して水平方向に変位可能な駆動フレーム50に一緒に取り付けられている。
使用中、可溶性インターフェース9bは、図6Bに示す第1の開放位置を有し、可動フレーム50が、モータ48及び歯車機構49に近接して配置される。ガイドピン45及び駆動ピン47、並びに注入ニードル46は、サッシェホルダ7bから離れるように後退される。
サッシェがサッシェ17ホルダ7bに挿入され、次いで、マシン1が、手動で、又は挿入中にセンサ(図面には示されていないセンサ)によって読み取られるサッシェ識別コードの検出によってのいずれかで作動される。代替として、コードがサッシェ上に存在する場合には、サッシェがホルダ7b内へ挿入される前でも、又はホルダ7b内に完全に挿入された後でも、コードを読み取ることができる(流体送出インターフェース9aに関連して本明細書で前述したポッドについて同じ代替案が可能である)。
飲料調製サイクルが開始されると、モータ48が、歯車49を介してフレーム50の移動を作動させる。Y字状揺動部材55及び駆動フレーム52及び53は、図6Cに示すように、センタリングピン45、駆動ピン47、水注入ニードル46がそれぞれ、サッシェのセンタリングソケット25、ガイドソケット26、及びサッシェのスパウト19の流体注入ソケットに挿入されるまで、サッシェホルダ7b及びその中に保持されているサッシェ17に向かって前方に移動される。
サッシェスパウト19は、センタリングピン45によって定位置に非常に良好に保持されるので、流体の注入は、流体(典型的には水)を、マシンの流体システムからニードル46を通ってサッシェ内に流通させることによって開始することができ、サッシェ内で、流体は、原材料、例えば粉末又は液体濃縮物と混合される。
次いで、フレーム50がシャフト51に沿ってその移動を継続すると、Y字状揺動部材もまた、サッシェホルダ7bに近接する(又は接触する)その最前位置に到達するまで前方に移動する。フレーム50が前方に移動し続けると、その移動が垂直移動可能駆動フレーム53に伝えられる。正確には、共通枢動点59の水平移動は、上部枢動点57から更に離れるように駆動される下部枢動点58の下向きの垂直移動に変換される。駆動フレーム53及びそこに取り付けられた駆動ピン47は、図6Dに矢印で示すように垂直方向下向きに移動する。駆動ピンは、下方に移動すると、サッシェの可動部分24もまた下方に変位させ、それにより、サッシェ17の注出口を開く。サッシェ内で調製された飲料は、サッシェから送出スパウト60を通ってサッシェの下に置かれたカップ(図示せず)内に流出する。
原材料の種類に応じて、可動部分24の開閉位置は、飲料の調製中に任意の時点で作動させることができ、これにより、所定のシーケンスであって、マシンの制御ユニット内にプログラムされているか、又はサッシェによって保持され、当該シーケンスが開始される前に読み取られるコードにコード化されている、所定のシーケンスにしたがって、原材料と水との混合中にサッシェを水で満たす又は大体空にすることができる。例えば、サッシェへの水注入は、サッシェが開く前又は開いた後に開始され得る。サッシェは、シーケンス全体の最初から開いていてもよいし、水中での粉末の溶解を増進するために、混合中に1回又は数回閉じてもよい。水の温度は、溶解サイクル中に変化してもよいし、又は安定したままであってもよい。注入圧力も、このようにして得られた飲料の泡立ちを増進又は減少させるために変化してもよい。
飲料調製サイクルが終了した後、送出インターフェース9bを元の位置に戻し、使用済みサッシェをサッシェホルダから取り出す。
一般に、フレーム50の水平方向の開閉ストロークは、7~20mmに含まれ、好ましくは10~12mmに含まれ、より好ましくは11mmである。フレーム53の垂直方向の開閉ストロークは、5~15mmに含まれ、好ましくは8mmである。
興味深いことに、マシンの制御ユニット8は、調製される飲料の種類に応じて、様々な流体送出インターフェース9a及び9bの機能過程を、同時に又は順次、管理することができる。各送出インターフェースがそれ自身の機械的要素を含み、他方から独立しているという事実は、同じ流体システムを使用しながらも、それぞれ異なる種類の容器から(典型的にはポッド及びサッシェから)飲料を調製するのに必要な運動学的種類に適合することを可能にする。
上記の特定の実施形態では、コーヒー層が確実に静止状態に維持されるように、その壁が使用中に容器ホルダによってしっかりと保持される、比較的小さな容積の容器(本明細書に記載される実施形態ではポッド)からコーヒーを高圧で抽出することによって、優れたカップ内品質が達成された。同様に、粉末原材料の浸出又は溶解は、実質的に垂直な平面に沿って方向付けられた平面形状を呈し、かつ、粉末と流体との間の適切な混合のために十分な空間を提供する、より大きな容積及び可撓性の壁を有するサッシェ内で、低圧で流体と混合することによって、カップ内品質の点で優れた結果をもたらした。粉末が液体濃縮物又はゲル原材料と置き換えられる場合、同様の利点が提供されるであろう。
本発明によるマシンは特に利点が大きい。サステナビリティの観点から、パッケージサイズは、必要な原材料の量に適合され、そして、マシンもまた、その使い捨てパッケージのサイズに適合している。
力学的には、両方の種類の容器に関与する流体圧力及び流体注入が完全に異なるので、各流体送出アセンブリの閉鎖力(例えば、より詳細に上記したポッド及びサッシェについてだけでなく任意の他の形式の原材料容器についても)は、容器の構造に適合されている。より正確には、上記の実施例では、サッシェは2本のセンタリングピンによって定位置に保持されるだけであり、これは液体の漏れが発生しないのに十分であり(サッシェ内の圧力は低く、大気圧に近いか等しい)、一方で、コーヒーのポッドは密閉された淹出チャンバ内に完全に封入されている(コーヒー層を通過する水は、圧力が最大20バール)。したがって、マシンの個々の流体送出アセンブリごとの運動学的及び力学的要素の寸法もまた、完全に異なり、同じ流体システムを使用しながら、各種類の原材料及び容器に独立して適合させることができる。
本明細書に記載されている、本発明の好ましい実施形態に対する様々な変更及び改変が、当業者には明らかであることを理解されたい。このような変更及び修正は本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、かつその付随する利点を減じることなく施すことができる。したがって、かかる変更及び改変は、添付の特許請求の範囲に包含されることが意図されている。

Claims (10)

  1. 少なくとも2つの飲料成分からなる飲料を調製するための飲料調製マシン(1)であって、
    流体源(2)、流体ポンプ(3)、及び流体加熱要素(4)を備える流体システムと、
    前記少なくとも2つの飲料成分のうちの互いに異なる飲料成分を別個に生成するための対応する飲料原材料容器(11、17)を受け入れるように適合された少なくとも2つの容器ホルダ(7、7a、7b)と、
    前記容器に収容された飲料原材料と流体を混合して前記容器のそれぞれの中で前記少なくとも2つの飲料成分のうちの対応する飲料成分を生成し、生成された前記少なくとも2つの飲料成分を飲料として単一の飲料容器に注出することにより、前記飲料を調製するように、前記流体システムを制御するように構成された制御ユニット(8)と、を備え、
    前記制御ユニット(8)が、前記少なくとも2つの飲料成分の一部又は全部を順次又は同時に注出して前記飲料を生成するように更に構成されており、
    前記容器ホルダ(7、7a、7b)が、異なるサイズ及び/又は種類の容器を保持するために互いに異なっており、
    前記飲料調製マシンが、前記対応する原材料容器のうちの1つに独立して流体を送出するように構成された別個の流体送出インターフェース(9a、9b)を更に備え、各流体送出インターフェースが、前記流体システムに接続されており、かつ異なる容器に適合されている、飲料調製マシンにおいて、
    前記別個の流体送出インターフェース(9a、9b)が、異なる構造的構成及び異なる運動学的構成を有し、前記異なる運動学的構成が、前記容器と前記容器と相互作用する前記流体送出インターフェースとの間の異なる相対的な動きである、飲料調製マシン。
  2. 前記流体送出インターフェース(9a、9b)が、異なる流体送出要素を備え、前記流体送出要素の特性が、送出要素の数、各要素内の送出口の数、流体送出口の形状、流体送出口の直径、流体送出口の流れ方向、及び各流体送出インターフェースの流れ伝達路のサイズ(数、直径、及び/又は長さ)の特性のうちの少なくとも1つ又はこれらの組み合わせにおいて異なっている、請求項1に記載の飲料調製マシン。
  3. 1つの容器(11)内に送出される流体の流体温度、流体流量、流体圧力、又は流体体積のうちの少なくとも1つ又はこれらの組み合わせが、他の容器(17)内に送出される流体の流体温度、流体流量、流体圧力、又は流体体積のうちの少なくとも1つ又はこれらの組み合わせとは異なるように、前記制御ユニット(8)が、前記流体送出インターフェース(9a、9b)のそれぞれについて異なる方法で前記流体システムを制御するように構成されている、請求項2に記載の飲料調製マシン。
  4. 前記流体送出要素の種類が、
    (a)前記原材料容器の壁を貫通し、流体を注入するために前記原材料容器内に突出することができる少なくとも1つの流体注入ニードル(40、46)と、
    (b)前記原材料容器の少なくとも流体透過性部分の上に流体を分散させることができるシャワープレートと、を含むリストから選択されている、請求項2又は3に記載の飲料調製マシン。
  5. 前記流体送出インターフェース(9a、9b)のうちの少なくとも1つが、解放可能な流体接続部によって前記飲料調製マシンの前記流体システムの残りの部分に接続されており、前記流体送出インターフェースが、前記飲料調製マシンから取り外され、同じ解放可能な流体接続部を有する別の種類の流体送出インターフェースによって置き換えられるようになっている、請求項1~4のいずれか一項に記載の飲料調製マシン。
  6. 流体冷却要素を更に備える、請求項1~5のいずれか一項に記載の飲料調製マシン。
  7. 別個の流体送出インターフェースは、運動学的な回転動作又は並進動作のうちの少なくとも1つを伴う少なくとも1つの構造要素が異なっている、請求項1~6のいずれか一項に記載の飲料調製マシン。
  8. 粉末状コーヒーのポッド、粉末状コーヒーのパッド、固形状コーヒーのポッド、剛性又は半剛性のカプセル、サッシェなどの可撓性フィルム容器、剛性部分を有するサッシェなどの複合容器、剛性又は半剛性のキャニスタのリストから得られる少なくとも2つの容器(11、17)との組み合わせで、請求項1~7のいずれか一項に記載のマシン(1)を備える飲料調製システム。
  9. 前記容器が、それぞれ、
    (i)焙煎して挽いたコーヒーを収容したコーヒーポッド(11)である、第1の容器ホルダによって機能的に保持される第1の容器であって、前記ポッドの壁が、水分及び酸素バリア特性を有する穿孔可能な、破裂可能な、又は引き裂き可能な積層複合フィルムで作製されている、第1の容器と、
    (ii)少なくとも1つのスパウトの周囲に封止された穿孔可能な、破裂可能な、又は引き裂き可能なフィルムパウチで作製されたサッシェ(17)である、第2の容器ホルダによって機能的に保持される第2の容器であって、前記少なくとも1つのスパウト要素が、少なくとも1つの流体注入口及び少なくとも1つの飲料注出口を備える、第2の容器と、を備える、請求項8に記載の飲料調製システム。
  10. 前記原材料容器のうちの少なくとも1つにおける上部空間の容積が、対応する前記原材料容器の容積の20%よりも小さい、好ましくは10%未満、最も好ましくは5%未満である、請求項1~9のいずれか一項に記載の飲料調製システム。
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