JP7492107B2 - 開閉弁およびこれを備えた浴室洗浄装置 - Google Patents
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Description
このような浴室洗浄装置においては、洗剤流路や湯水流路に開閉弁が設けられるが、これらのうち、洗剤流路に設けられる開閉弁には異物の噛み込みが生じ易い。洗剤流路の最上流には、洗剤用のタンクが設けられ、かつこのタンクへの洗剤の投入は、ユーザがタンクの蓋を開けて行なう方式とされているため、この洗剤投入時にゴミなどの異物が前記タンク内に紛れ込み易い。
ここで、洗剤流路の開閉弁に噛み込みを生じると、弁閉状態においても洗剤が開閉弁を通過して、湯水流路に流れ込む。その結果、前記洗剤が浴槽内に進入する虞がある。このような虞は適切に解消することが望まれる。
すなわち、同図に示す開閉弁Vxは、弁開口部32および弁座45に対向して往復動自在な弁体5が、弁ケーシング4の弁室44内に設けられており、かつ弁室44の周壁部43には、1次流路3aの終端の第1の開口部31が設けられている。同図に示す異物mは、毛髪、動物の毛、衣類や敷物の繊維などの比較的腰のある繊維状であり、この異物mの先頭部分は、弁開口部32の縁部に当接し、異物mの全体が、弁開口部32から第1の開口部31に跨がった状態で引っ掛かっている。このような態様での異物mの引っ掛かり状態は容易に解除され難く、このような場合に開閉弁Vxにおける異物mの噛み込みが発生する。
すなわち、1次流路の終端の第1の開口部から弁室に流入した液体は、補助壁部と周壁部との間に形成された隙間状流路を通過してから前記弁開口部に到達し、第1の開口部から弁開口部に向けて直線的あるいは直接的には流れないこととなる。このため、異物が、毛髪などの腰のある繊維状であったとしても、この異物が弁開口部の位置から第1の開口部に跨がった状態で引っ掛かりを生じる現象(図11で示した現象)は発生し難くなる。その結果、開閉弁の噛み込みを適切に防止または抑制することができる。
一方、開閉弁内に円筒状フィルタを組み込む手段(特許文献2)とは異なり、開閉弁の内部において、フィルタの目詰まり、あるいはこれに類する不具合が発生する虞はない。したがって、いわゆるメンテナンスフリーとすることもでき、便利であり、信頼性を高めることもできる。
さらに、前記構成によれば、弁室は、第1の開口部から弁室に流入した液体が、補助壁部の第1の開口部寄りの半部とは反対側の半部まで回り込んでから弁開口部に到達する構成となるため、繊維状の異物が弁開口部から第1の開口部の両者間に跨がって引っ掛かりを生じることは一層発生し難くなる。したがって、開閉弁の噛み込み防止効果がより高められる。
さらに、前記構成によれば、弁室に流れ込む液体と異物との比重差を利用した噛み込み防止効果を得ることも可能となる。具体的には、第2の開口部が、補助壁部の下端部寄りの位置に部分的に設けられている場合、異物の比重が仮に液体よりも小さいと、この異物は弁室の上部寄りの部位に浮くこととなり、第2の開口部を介して弁開口部に到達しない。したがって、前記異物が弁開口部の位置に引っ掛かりを生じることはなく、開閉弁の噛み込みがより徹底して防止される。これと同様な原理により、第2の開口部が、補助壁部の上端部寄りの位置に部分的に設けられている場合には、液体よりも比重が大きい異物の噛み込みがより徹底して防止される。
なお、図11に示した従来技術と同一または類似の要素には、従来技術と同一の符号を適宜用いることとする。
湯水流路2には、開閉弁29や流量制御弁(不図示)などが設けられているが、開閉弁29は、本発明に係る開閉弁の具体例には相当しない。ただし、この開閉弁29に本発明を適用してもよい。
図2に示すように、開閉弁Vは、湯水流路2のベンチュリ部21と一部が一体化されている。ベンチュリ部21は、湯水流路2の一部に、絞り部21aが設けられた構成であり、この絞り部21aに、開閉弁Vの2次流路3bが連通している。
1次流路3aの終端の第1の開口部31は、弁室44の周壁部43に開設されている。弁室44の下壁部42には、2次流路3bの上端の弁開口部32、およびこれを囲む上向きボス状の弁座45が設けられている。弁体5は、バネ50および電磁ソレノイド部51の作用により、弁開口部32および弁座45に対向して上下方向に往復動自在であり、弁開口部32を開閉可能である。
ている。補助壁部6は、弁開口部32、弁座45、および弁体5の三者の全周を囲む円筒状であり、それら三者と第1の開口部31との相互間を遮り、かつ周壁部43との相互間に、隙間状流路49を形成している。この隙間状流路49は、図4によく表れているように、平面視円形リング状である。
補助壁部6には、隙間状流路49を流れる洗剤を弁開口部32に導くための部位として、第2の開口部62が設けられている。具体的には、この第2の開口部62は、図3に示すように、補助壁部6の下端部寄りの位置に偏って設けられ、たとえば第1の開口部31と略同等の開口面積である。
補助壁部6の上下高さは、弁室44の上下幅と略同一とされ、補助壁部6の下端部は、下壁部42に接触または接近している。好ましくは、補助壁部6の下端部は、下壁部42に接触し、それらの相互間に隙間が形成されないように構成されている。このことにより、第1の開口部31から弁室44内に洗剤とともに入り込んだ異物が、補助壁部6の下端部と下壁部42との隙間を通過して弁開口部32にショートカットで到達することが適切に防止される。これは、異物の噛み込みを防止する上で好ましい。
一方、繊維状の異物であって、腰のない軟質なものについては、洗剤の流れに乗って弁開口部32の位置まで円滑に流れてから2次流路3bに流れていく。したがって、この異物が弁開口部32およびその近傍位置において引っ掛かりを生じることもない。
開閉弁Vに異物の噛み込みを生じると、洗剤が湯水流路2に漏出し、湯水流路2を経由して浴槽1に流出する虞があるが、本実施形態によれば、そのような虞を適切に解消することが可能である。
て防止することができる。
本実施形態によれば、洗剤よりも比重が大きく、かつ弁室44の下部寄りの位置に沈む異物は、第2の開口部62を容易に通過しないこととなる。したがって、比重が大きい異物が弁開口部32およびその近傍部分において引っ掛かりを生じることを防止する上で好ましいものとなる。
本実施形態によれば、先に述べた開閉弁V,Va,Vbと比較すると、異物が第2の開口部62を通過し易くなるが、このような構成であっても、本発明が意図する作用を得ることが可能である。
本実施形態によれば、弁室44に流入した洗剤中の異物を、補助壁部6dの凹凸面63に捕捉させることが可能であり、異物が繊維状である場合には、とくにこの異物が凹凸面63に絡み付き易くなる。その結果、繊維状などの異物が、第2の開口部62を通過して弁開口部32に到達する可能性が低くなり、このことによって開閉弁Vdにおける異物の噛み込み防止効果を一層高くすることができる。
補助壁部に第2の開口部を設ける場合、この第2の開口部を複数設けることも可能であり、第2の開口部の具体的な形状、開口面積、配置、数などは種々に変更することが可能である。
V,Va~Vf 開閉弁
Sc,Sd 弁室のうち、補助壁部の第1の開口部とは反対側の領域
3 洗剤流路
3a 1次流路
3b 2次流路
31 第1の開口部(1次流路の)
32 弁開口部
4 弁ケーシング
41 上壁部(弁室の)
42 下壁部(弁室の)
43 周壁部(弁室の)
44 弁室
45 弁座
49 隙間状流路
5 弁体
6,6a~6f 補助壁部
62 第2の開口部
Claims (6)
- 弁室を内部に形成しており、かつ前記弁室の周壁部には、1次流路の終端の第1の開口部が開設されているとともに、前記弁室の下壁部には、前記弁室を2次流路に連通させる弁開口部およびこれを囲む弁座が形成されている弁ケーシングと、
前記弁室内に配され、かつ前記弁開口部を開閉可能とすべく前記弁座に対向して往復動自在な弁体と、
を備えている、開閉弁であって、
前記弁開口部、前記弁座および前記弁体と、前記第1の開口部との相互間を遮り、かつ前記第1の開口部および前記周壁部に対向し、前記周壁部との相互間に隙間状流路を形成する補助壁部を、さらに備えており、
前記補助壁部は、前記弁開口部、前記弁座および前記弁体の全周を囲む筒状であり、
前記補助壁部のうち、前記第1の開口部寄りの半部とは反対側の半部に、前記弁開口部に連通する第2の開口部が設けられていることにより、前記第1の開口部から前記弁室に流入した液体は、前記隙間状流路を通過してから前記弁開口部に到達するように構成されており、
前記第2の開口部は、前記補助壁部の下端部寄りに部分的に設けられ、かつ前記補助壁部の下端において下部が開口した下部切欠き状の開口部、または前記補助壁部の上端寄りに部分的に設けられ、かつ前記補助壁部の上端において上部が開口した上部切欠き状の開口部であることを特徴とする、開閉弁。 - 請求項1に記載の開閉弁であって、
前記補助壁部は、前記弁室と上下幅が同一とされている、開閉弁。 - 請求項1または2のいずれかに記載の開閉弁であって、
前記補助壁部は、前記弁室の上壁部または前記下壁部に一体形成されている、開閉弁。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載の開閉弁であって、
前記補助壁部は、前記弁ケーシングの各部とは別体で形成されている、開閉弁。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載の開閉弁であって、
前記補助壁部の外周面は、凹凸面とされている、開閉弁。 - 液体の洗剤を流通させるための洗剤流路と、
この洗剤流路に設けられた開閉弁と、
を備えている、浴室洗浄装置であって、
前記開閉弁として、請求項1ないし5のいずれかに記載の開閉弁が用いられていることを特徴とする、浴室洗浄装置。
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