JP7490011B2 - 加工液噴射装置及び加工液噴射方法 - Google Patents

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Description

本開示は、加工液噴射装置及び加工液噴射方法に関する。
形彫放電加工機を使用して被加工部品を加工する際、スラッジによる2次放電不具合を防ぐために効率良くスラッジを排出することが不可欠である。ここで、被加工部品は被工作物又はワークである。2次放電不具合は、加工紛に通電することにより加工部以外が溶融加工される不具合である。
従来技術において、給油装置にフレキシブルケーブルを介して噴射部を接続し、電極が装着されている可動主軸部の位置に応じて噴射部の位置を調整し、かつ、電極と被加工部品に加工液を噴射することにより、被加工部位を冷却すると共にスラッジを除去していた。ここで、噴射部はクーラントノズルから成る。この際、加工液が電極とワークとの間隙に適切に噴射されるように、噴射部において噴射位置及び噴射方向を加工前及び加工中に都度調整していた。
また、従来技術において、加工液を噴射する噴射孔は1箇所のみに設けられているためにスラッジの排出性が悪い。そのため、2次放電による不具合が生じることがあった。また、スラッジの排出が容易ではない深溝形状を被加工部位が有する場合、加工を中断してスラッジを排出するための清掃作業を実施していた。そのため、多大な加工時間を要していた。
特開平6-134625号公報
特許文献1は、加工液を噴射する噴射孔が複数存在する構成も開示している。しかしながら、当該構成には、噴射孔の位置が可動主軸部の位置の変化に連動して変化しないため、形彫放電加工機が備える可動主軸部が移動した場合において噴射孔の位置を別途調整する必要があるという課題がある。
本開示は、形彫放電加工機における加工液噴射装置であって、スラッジの排出が比較的容易であり、かつ、形彫放電加工機が備える可動主軸部が移動した場合において噴射孔の位置を別途調整する必要がない加工液噴射装置を提供することを目的とする。
本開示に係る加工液噴射装置は、
形彫放電加工機において加工液を噴射する加工液噴射装置であって、
前記形彫放電加工機が備える電極の周囲において前記電極に向けて加工液を噴射する複数の噴射孔が放射状に形成されており、前記形彫放電加工機が備える可動主軸部に連動して動く噴射部
を備える。
本開示によれば、形彫放電加工機が備える電極の周囲において電極に向けて加工液を噴射する複数の噴射孔が放射状に形成されており、複数の噴射孔から電極に向けて加工液が噴射される。また、噴射部は形彫放電加工機が備える可動主軸部に連動して動く。従って、本開示によれば、形彫放電加工機における加工液噴射装置であって、スラッジの排出が比較的容易であり、かつ、形彫放電加工機が備える可動主軸部が移動した場合において噴射孔の位置を別途調整する必要がない加工液噴射装置を提供することができる。
実施の形態1に係る形彫放電加工機10の構成例を示す図。 実施の形態1に係る加工液噴射装置100の構成例を示す図であり、(a)は噴射部210付近の外観を示す図、(b)は噴射部210の断面図。 実施の形態1に係る加工液噴射装置100の構成例を示す図であり、(a)は取り付け姿を示す図、(b)は正面断面図。 実施の形態1に係る加工液噴射装置100の構成例を示す図。 実施の形態1に係る給油装置300の構成例を示す図。 実施の形態1に係る加工液噴射装置100の効果を説明する図。
実施の形態の説明及び図面において、同じ要素及び対応する要素には同じ符号を付している。同じ符号が付された要素の説明は、適宜に省略又は簡略化する。
実施の形態1.
以下、本実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
***構成の説明***
図1は、実施の形態に係る形彫放電加工機10の構成例を示している。図1に示すように、形彫放電加工機10の外観は従来の形彫放電加工機の外観と同様である。
図2は、本実施の形態に係る加工液噴射装置100の構成例を示している。図2の(a)は加工中における噴射部210付近の外観を示している。加工液噴射装置100は形彫放電加工機10において加工液310を噴射する。形彫放電加工機10において、噴射部210に形成されている複数の噴射孔215から形彫放電加工機10が備える電極50に向けて加工液310を噴射する方法は、加工液噴射方法に当たる。図2の(b)は噴射部210の断面図を示している。当該断面図は、支持部212を2等分にする断面であって、円環形状部211の中心軸を通る断面により噴射部210を切断した様子を示している。円環形状部211の中心軸は、底面217を通る面に直交する軸であって、円環形状部211が形成している円相当の形状の中心を通る軸に当たる。なお、図2の(b)において、説明のために正面断面図に対して加工液流入管230と給油装置300と配管ホース400とが模式的に追加されている。
図3は、本実施の形態に係る加工液噴射装置100の構成例を示している。図3の(a)は、加工液噴射装置100を形彫放電加工機10に取り付けた様子を示している。図3の(b)は、図3の(a)に対応する正面断面図を示している。当該正面断面図は、電極50の中心軸を通る断面の様子を示している。
図4は、本実施の形態に係る加工液噴射装置100の構成例を示している。
図5は、本実施の形態に係る給油装置300の構成例を示している。
以下、図2から図5を用いて加工液噴射装置100を説明する。
形彫放電加工機10は、図4に示すように、可動主軸部11及び可動主軸部12と、可動主軸部12に着脱可能に装着された電極ホルダ51と、電極ホルダ51に装着された電極50と、給油装置300と、液受け部600とから構成される。可動主軸部11はX軸方向及びY軸方向に可動する。可動主軸部12はZ軸方向に可動する。液受け部600に設けられたホース650は給油装置300の油流入口に接続される。
加工液噴射装置100は、加工液噴射治具200と、給油装置300が備える吐出孔305に取り付けられた配管ホース400とから構成される。
加工液噴射治具200は、電極ホルダ51を装着した形彫放電加工機10の可動主軸部12に取り付けられる。加工液噴射治具200は、噴射部210と、取付部220とを備える。
噴射部210は、円環形状部211と支持部212とから構成される。円環形状部211及び支持部212は一体的に構成されている。
円環形状部211は円環形状を成している。円環形状部211の環状内面216は、間隙を有して電極50の周囲を囲んでいる。円環形状部211には、複数の噴射孔215が形成されている。噴射孔215は、噴射孔215a及び噴射孔215bの総称である。噴射孔215aは、環状内面216に設けられており、また、上側噴射孔とも呼ばれる。噴射孔215bは、底面217に設けられており、また、下側噴射孔とも呼ばれる。
支持部212は、円環形状部211に取り付けられており、円環形状部211を支持する。
取付部220は、噴射部210を可動主軸部12に取り付ける。この際、取付部220に支持部212が締結される。支持部212と取付部220とが締結される位置を変更することにより、円環形状部211の鉛直方向における位置を変更することができてもよい。取付部220は、形彫放電加工機10が備える可動主軸部12に着脱可能に取り付けられてもよい。取付部220を可動主軸部12に取り付ける際に磁力が利用されてもよい。
噴射部210と取付部220とは、具体例として、可動主軸部12に負荷を与えない比重を有する樹脂材料を用いて、3D(3-Dimension)プリンタによる樹脂の一体成型によって形成される。
支持部212の一部である取付部側面213には、加工液流入孔214が形成されている。
加工液流入孔214には、加工液流入孔214に合う加工液流入管230が着脱可能に取り付けられる。
加工液流入管230は、配管ホース400を通じて吐出孔305に接続される。加工液流入管230には配管ホース400を介在して給油装置300から加工液310が供給される。即ち、加工液流入管230には加工液310が流入する。加工液310は加工油とも呼ばれる。
配管ホース400は、具体例としてフレキシブルケーブルである。
ここで、加工液310が給油装置300によって回収される処理を説明する。まず、噴射孔215から噴射された加工液310はワーク500の被加工部位に噴射される。次に、ワーク500の被加工部位から溢れだした加工液310は液受け部600で回収される。次に、液受け部600で回収された加工液310はホース650及び吸入孔306を通って設備内タンク301に回収される。次に、設備内タンク301に回収された加工液310は、フィルター302によって濾過された後に給油装置300のポンプ動作により吐出孔305から吐出される。ワーク500は被加工部品である。図2の(a)は、加工液310が複数の噴射孔215からワーク500の加工部位に噴射されている様子を示している。
給油装置300には加工液310が格納されている。給油装置300は、ポンプにより吸い上げて加工液310を設備内タンク301から回収する。また、設備内タンク301には、回収した加工液310を循環させて加工粉等の不純物を濾過するフィルター302が設けられている。
噴射部210は、図3の(a)に示すように電極50の周囲に配置される。噴射部210において、図2の(b)に示すように、環状内面216と、底面217とのそれぞれに複数の噴射孔215が円周上に放射状に形成されている。噴射部210は、形彫放電加工機10が備える電極ホルダ51に連動して動く。
環状内面216は、電極ホルダ51を囲む領域であり、円環形状部211の面のうち電極50に対向する面である。
環状外面241は、円環形状部211の面のうち環状内面216に対向する面である。
底面217は、円環形状部211の面のうち鉛直方向における底面である。
上面242は、円環形状部211の面のうち鉛直方向における上面である。
形彫放電加工機10が備える電極50の周囲において、複数の噴射孔215の各々から電極50に向けて加工液310が噴射される。複数の噴射孔215は、複数の上側噴射孔と、複数の下側噴射孔とから成ってもよい。環状内面216において、複数の上側噴射孔は電極50の周囲に放射状に形成されている。底面217において、複数の下側噴射孔が電極50の周囲に放射状に形成されている。複数の上側噴射孔の各々が加工液310を噴射する方向と中心軸910とが成す角度は40度以上60度以下である。中心軸910は、円環形状部211の中心軸であり、可動主軸部12の軸線と同軸であり、電極50の中心軸と同軸である。複数の下側噴射孔の各々が加工液310を噴射する方向と中心軸910とが成す角度は20度以上40度以下である。
噴射孔215の断面の形状は、具体例として、円形、矩形、又はその他の多角形状である。噴射孔215の断面における直径又は短辺の長さは、2mmから7mm程度の間で適宜設定される。各噴射孔215の断面は、各噴射孔215における加工液310が噴射される方向に直交する面である。
環状内面216において、環状内面216の円周に沿って8箇所に均等に噴射孔215が配置されていることが好ましい。即ち、複数の上側噴射孔の数は8個であり、複数の上側噴射孔は、環状内面216に等間隔に形成されていることが好ましい。また、各噴射孔215は、電極下部52の外周面を向いて電極50の周囲に形成されていることが好ましい。
底面217において、底面217の円周に沿って8箇所に均等に噴射孔215が配置されていることが好ましい。即ち、複数の下側噴射孔の数は8個であり、複数の下側噴射孔は、底面217に等間隔に形成されていることが好ましい。また、各噴射孔215は、狭幅の深溝形状が形成される被加工部位を向いて形成されていることが好ましい。被加工部位は、ワーク500のうち形彫放電加工機10によって加工されている部分である。
噴射部210において、図2の(b)に示すように、各噴射孔215がそれぞれ加工液流入孔214に連通するように分岐した流路を形成する加工液流路218が一体的に形成されている。即ち、噴射部210の内部には複数の流路が形成されており、複数の噴射孔215の各々は複数の流路のいずれかと接続している。また、支持部212の内部には、加工液310の流路が形成されている。噴射部210の内部において、加工液流入管230から支持部212の内部を介して噴射部210の内部に流入した加工液310は、複数の流路に従って複数に分岐する。加工液流路218は、環状外面241と環状内面216と上面242と底面217とによって囲まれている領域に形成されている環状の空洞である。図2の(b)に示すように、加工液流路218の断面において環状内周面243が中心軸910に対し傾斜している。環状内周面243は、加工液流路218の壁面のうち環状内面216の裏側の面である。即ち、法線920と中心軸910とが成す角度であるφは鋭角である。ここで、法線920は、接線911に対する法線であって、中心軸910との交点を有する法線である。接線911は、環状内周面243に対する接線であって、中心軸910との交点を有する接線である。
図2の(b)に示すように、各噴射孔215の流路中心軸は中心軸910に対して傾いている。また、噴射孔215aの流路中心軸と、噴射孔215bの流路中心軸とは互いに異なる傾斜角を成す。噴射孔215の流路中心軸は噴射孔215から加工液310が噴射される方向を示す。各流路中心軸が成す傾斜角は、各流路中心軸と、中心軸910とが成す角度である。各噴射孔215の流路は、各噴射孔215から加工液310が噴射される角度を定める。図2の(b)において、噴射孔215aの流路中心軸と円環形状部211の中心軸とが成す角度であるθは45度であり、噴射孔215bの流路中心軸と円環形状部211の中心軸とが成す角度であるθは30度である。噴射孔215aの流路中心軸と円環形状部211の中心軸とが成す角度は、噴射孔215bの流路中心軸と円環形状部211の中心軸とが成す角度よりも大きい。なお、複数の噴射孔215aの各噴射孔215aの傾斜角は一定ではなくてもよい。複数の噴射孔215bの各噴射孔215bの傾斜角は一定ではなくてもよい。また、環状内面216の法線と中心軸910とは直交し、環状外面241の法線と中心軸910とは直交する。
これにより、噴射部210に設けられた全16か所の噴射孔215は、電極50の軸線に沿って互いに異なる少なくとも2つの高さから、電極50の周囲及び被加工部位に向かって加工液310を噴射する。そのため、図2の(a)に示すように大流量の加工液310が噴流となって加工溝内に侵入する。その結果、図3の(b)に示すように、加工溝内面に乱流が生じるとともに、加工溝内の底部から上部まで間断なく加工液310が循環対流することにより、スラッジが加工溝内に溜まることなく排出される。
取付部220において、XY方向の端部に、当たり面222が形成された端面が設けられている。X方向及びY方向は図3の(a)に示されている。また、取付部220には磁石224が取り付けられている。磁石224は、具体例としてオンオフマグネットである。取付部220は、磁石224により可動主軸部12に比較的容易に着脱可能に取り付けられる。取付部220は、具体例として、オンオフマグネットのオンオフ操作によりワンタッチで可動主軸部12に取り付けることによって固定することが可能である。
噴射部210のワーク500に対する相対的な位置であって、電極ホルダ51の軸方向における高さ位置は調整穴219によって調整可能である。具体的には、支持部212が有する複数の調整穴219のいずれか数か所のいずれかと、取付部220が有する複数の調整穴223のいずれか数か所のいずれかとを共に貫通する複数の締結ボルト221の取り付け位置を変えることにより、噴射部210の高さを比較的容易に調整可能である。
加工液噴射治具200は、取付部220によって可動主軸部12に固定されている。そのため、電極50が鉛直方向上下に移動しても、加工液噴射治具200は電極50に連動して動かない。このため、前述の構成によれば複数個のワーク500の連続加工を安定的に実施することができる。
形彫放電加工において、電極50へのパルス通電により、電極50とワーク500の被加工部位との間でパルス放電を起こし、加工液310の中で放電を生じさせる。この際、ワーク500の被加工部位が局所的に6000℃から7000℃の高温となり、その結果、加工液310の中において気泡の爆発が生じることにより、被加工部位の表面が溶け、また、溶融部分が飛散除去される。そして、放電時間に応じて数μm単位で徐々に溝形状が形成され、形成された溝形状は掘り下げられる。
このとき、加工液噴射治具200を用いて複数の噴射孔215から電極50と被加工部位とに加工液310の噴流を当てることにより、溝の形成時に発生するスラッジの溝表面への付着を抑制しながら、高精度な加工寸法の溝を従来に比して短時間で加工することができる。
なお、図3の(b)は、円筒形状である溝を形成するために、加工時間に応じて溝内の底面方向に円筒形状である電極50を数μm単位で移動させている状態を例示している。本例に限らず、電極50の形状を円環状とすることにより、幅が数mmである円環形状の溝を数μmの寸法精度で形成することが好適に可能である。また、電極50の形状は、多角形状であってもよく、多角形状よりもさらに複雑な形状であってもよい。
***実施の形態1の効果の説明***
図6は、本実施の形態の効果を説明する図であり、従来技術である加工液噴射装置110を示している。加工液噴射装置110では、1つのクーラントノズルのみを用いて加工液310を噴射する。従って、加工液310が一方向からのみ噴射されるため、加工溝において、スラッジは、加工液310の噴射地点の反対側に移動する。また、加工液310の流量が足りないため、製品と電極50の間に滞留しているスラッジが排出されない。
一方、本実施の形態によれば、複数の噴射孔215が電極50の周囲に加工液310を十分な流量で噴射するため、スラッジは加工溝から排出される。従って、本実施の形態によれば、スラッジが被加工部位に溜まりにくいため、2次放電のリスクを減らすことができ、形彫放電加工機10に発生する不具合のリスクを減らすことができる。また、2次放電を予防するための清掃作業を減らすことができるため、加工時間を大幅に減らすことができる。具体例として、ある加工の1回あたりの加工時間は、従来技術を用いた場合において0.4時間であったが、本実施の形態を用いた場合において0.1時間であった。
また、加工液噴射装置110において、電極ホルダ51がZ軸方向、X軸方向、及びY軸方向の少なくともいずれかに動く度に噴射部のノズルと電極50との位置関係が変わるため、加工液310の噴射によりスラッジを安定的に除去することができない。
一方、本実施の形態によれば、噴射部210は取付部220を介して可動主軸部12に取り付けられている。従って、本実施の形態によれば、可動主軸部11及び可動主軸部12が動いた場合に電極ホルダ51に連動して噴射部210が動くため、噴射部210と電極50との位置関係は電極ホルダ51が動くことによっては変わらない。
***他の実施の形態***
実施の形態1について説明したが、本実施の形態のうち、複数の部分を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、本実施の形態を部分的に実施しても構わない。その他、本実施の形態は、必要に応じて種々の変更がなされても構わず、全体としてあるいは部分的に、どのように組み合わせて実施されても構わない。
なお、前述した実施の形態は、本質的に好ましい例示であって、本開示と、その適用物と、用途の範囲とを制限することを意図するものではない。説明した手順は適宜変更されてもよい。
10 形彫放電加工機、11,12 可動主軸部、50 電極、51 電極ホルダ、52 電極下部、100,110 加工液噴射装置、200 加工液噴射治具、210 噴射部、211 円環形状部、212 支持部、213 取付部側面、214 加工液流入孔、215,215a,215b 噴射孔、216 環状内面、217 底面、218 加工液流路、219 調整穴、220 取付部、221 締結ボルト、222 当たり面、223 調整穴、224 磁石、230 加工液流入管、241 環状外面、242 上面、243 環状内周面、300 給油装置、301 設備内タンク、302 フィルター、305 吐出孔、306 吸入孔、310 加工液、400 配管ホース、500 ワーク、600 液受け部、650 ホース、910 中心軸、911 接線、920 法線。

Claims (9)

  1. 形彫放電加工機において加工液を噴射する加工液噴射装置であって、
    前記形彫放電加工機が備える電極の周囲において前記電極に向けて加工液を噴射する複数の噴射孔が放射状に形成されており、前記形彫放電加工機が備える可動主軸部に連動して動く噴射部
    を備える加工液噴射装置であって、
    前記噴射部は、前記電極の周囲を囲む円環形状部を備え、
    前記複数の噴射孔は、複数の上側噴射孔と、複数の下側噴射孔とから成り、
    前記円環形状部の前記電極に対向する環状内面には、前記複数の上側噴射孔が前記電極の周囲に放射状に形成されており、
    前記円環形状部の鉛直方向における底面には、前記複数の下側噴射孔が前記電極の周囲に放射状に形成されている加工液噴射装置
  2. 前記複数の噴射孔の各々が加工液を噴射する方向は、前記電極の中心軸に対して傾いている請求項1に記載の加工液噴射装置。
  3. 前記複数の上側噴射孔の各々が加工液を噴射する方向と、前記円環形状部の中心軸とが成す角度は40度以上60度以下であり、
    前記複数の下側噴射孔の各々が加工液を噴射する方向と、前記円環形状部の中心軸とが成す角度は20度以上40度以下である請求項1又は2に記載の加工液噴射装置。
  4. 前記複数の上側噴射孔の数は8個であり、
    前記複数の上側噴射孔は、前記環状内面に等間隔に形成されており、
    前記複数の下側噴射孔の数は8個であり、
    前記複数の下側噴射孔は、前記底面に等間隔に形成されている請求項1から3のいずれか1項に記載の加工液噴射装置。
  5. 前記噴射部は前記円環形状部を支持する支持部を備え、
    前記加工液噴射装置は、さらに、
    前記支持部が締結される取付部
    を備え、
    前記取付部は、前記形彫放電加工機が備える可動主軸部に着脱可能に取り付けられている請求項からのいずれか1項に記載の加工液噴射装置。
  6. 前記取付部は、磁力により前記可動主軸部に着脱可能に取り付けられている請求項に記載の加工液噴射装置。
  7. 前記支持部と前記取付部とが締結される位置を変更することにより、前記円環形状部の鉛直方向における位置を変更することができる請求項又はに記載の加工液噴射装置。
  8. 前記噴射部の内部には複数の流路が形成されており、
    前記複数の噴射孔の各々は前記複数の流路のいずれかと接続しており、
    前記支持部の内部には、加工液の流路が形成されており、
    前記支持部には、加工液が流入する加工液流入管が着脱可能に取り付けられており、
    前記噴射部の内部において、前記加工液流入管から前記支持部の内部を介して前記噴射部の内部に流入した加工液は、前記複数の流路に従って複数に分岐する請求項からのいずれか1項に記載の加工液噴射装置。
  9. 形彫放電加工機において、噴射部に形成されている複数の噴射孔から前記形彫放電加工機が備える電極に向けて加工液を噴射する加工液噴射方法であって、
    前記複数の噴射孔は、前記電極の周囲に放射状に形成されており、
    前記噴射部は、前記形彫放電加工機が備える可動主軸部に連動して動く加工液噴射方法であって、
    前記噴射部は、前記電極の周囲を囲む円環形状部を備え、
    前記複数の噴射孔は、複数の上側噴射孔と、複数の下側噴射孔とから成り、
    前記円環形状部の前記電極に対向する環状内面には、前記複数の上側噴射孔が前記電極の周囲に放射状に形成されており、
    前記円環形状部の鉛直方向における底面には、前記複数の下側噴射孔が前記電極の周囲に放射状に形成されている加工液噴射方法
JP2022059953A 2022-03-31 2022-03-31 加工液噴射装置及び加工液噴射方法 Active JP7490011B2 (ja)

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