JP7489798B2 - コンピュータプログラム、デジタルチケットシステム、利用者端末装置及び情報処理方法 - Google Patents

コンピュータプログラム、デジタルチケットシステム、利用者端末装置及び情報処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、キャッシュレス決済の方法に関するコンピュータプログラム、デジタルチケットシステム、利用者端末装置及び情報処理方法に関する。
近距離無線通信により識別情報を通信して、サービス又は商品の料金の決済を可能とする非接触ICチップを用いた電子マネーが普及している。また、二次元バーコードをカメラで撮影するという容易な操作により、利用者の銀行口座又はクレジットカードで決済を完了する決済サービスも普及している(特許文献1等)。このような電子マネー及び決済サービスによりキャッシュレス化が進んでいる。
特開2007-328549号公報
多様な電子マネー、キャッシュレス決済が実用化され、普及している。しかしながら、キャッシュレス決済は、サービス毎の利用形態であることが多い。例えばタクシーであれば、タクシー用のアプリケーションプログラムを介してタクシーを呼ぶことができ、キャッシュレス決済が可能であるが、タクシーの前後に鉄道を利用する場合、鉄道用のサービス提供サイトで鉄道の特急券を購入し、座席を確保することが必要である。コンサートのチケットであれば、コンサート主催者が提供するサービスにログインして購入することが必要である。つまり、サービス毎に、サービス提供者が管理するWebベースのサービスに接続し、乗り物、宿泊、飲食サービス、エンターテインメントの提供を受けることになる。
本発明は、異なるサービスであっても同一プラットフォーム上で運用されるサービスについては、シームレスにデジタルチケットを自動的に手配することを可能とするコンピュータプログラム、デジタルチケットシステム、利用者端末装置及び情報処理方法を提供することを目的とする。
本開示の一実施形態のコンピュータプログラムは、表示部及び操作部を備えるコンピュータに、旅程のスケジュールを前記操作部にて受け付け、受け付けたスケジュールに基づき前記旅程に含まれる1又は複数の行程について、サービス又は商品の対価の決済に必要となる、前記サービス又は商品の提供者の提供者識別情報、前記対価を支払う支払者の支払者識別情報、及び、前記対価を示す対価情報、を含む取引情報の検索リクエストを、前記取引情報に対する処理を実行する情報処理装置へ送信し、前記行程毎に、前記検索リクエストに応じて抽出される前記取引情報の候補を、前記取引情報に含まれる前記サービス又は商品の提供者の提供者識別情報と対応付けて前記表示部に表示し、表示した前記取引情報の候補の承認を前記操作部にて受け付け、承認された前記取引情報に対し、サービス又は商品の利用者の利用者識別情報を確定させる通知を前記情報処理装置へ送信する処理を実行させる。
本開示の一実施形態のデジタルチケットシステムは、サービス又は商品の利用者に対し、前記サービス又は商品の決済に必要となる取引情報を作成し、前記取引情報に基づいてデジタルチケットを提供するデジタルチケットシステムにおいて、前記サービス又は商品の利用者が利用する利用者端末装置は、前記利用者の旅程のスケジュールを受け付ける手段と、受け付けたスケジュールに基づき前記旅程に含まれる1又は複数の行程について、サービス又は商品の対価の決済に必要となる取引情報の検索リクエストを、前記取引情報に対する処理を実行する情報処理装置へ送信する手段と、前記検索リクエストに応じて抽出される前記取引情報の候補を、前記取引情報に含まれる前記サービス又は商品の提供者の提供者識別情報と対応付けて表示する手段と、表示した前記取引情報の候補の承認を受け付ける手段と、承認された前記取引情報に対し、サービス又は商品の利用者の利用者識別情報を確定させる通知を前記情報処理装置へ送信する手段とを備え、前記情報処理装置は、前記検索リクエストに基づき、前記サービス又は商品の提供者の提供者識別情報、前記対価を支払う支払者の支払者識別情報、前記サービス又は商品の利用者の利用者識別情報、及び、前記対価を示す対価情報を含む取引情報の内、少なくとも前記利用者識別情報が未確定である取引情報を抽出する手段と、抽出された取引情報を、該取引情報に含まれる提供者識別情報が示す前記サービス又は商品の提供者の情報と共に候補として前記利用者端末装置へ送信する手段と、前記利用者端末装置から送信される前記通知に基づいて前記取引情報の利用者識別情報を、前記利用者端末装置の利用者の利用者識別情報とする手段とを備える。
本開示の一実施形態の利用者端末装置は、サービス又は商品の利用者が利用する利用者端末装置であって、旅程のスケジュールを受け付ける手段と、受け付けたスケジュールに基づき前記旅程に含まれる1又は複数の行程について、サービス又は商品の対価の決済に必要となる前記サービス又は商品の提供者の提供者識別情報、前記対価を支払う支払者の支払者識別情報、及び、前記対価を示す対価情報、を含む取引情報の検索リクエストを、前記取引情報に対する処理を実行する情報処理装置へ送信する手段と、前記行程毎に、前記検索リクエストに応じて抽出される前記取引情報の候補を、前記取引情報に含まれる前記サービス又は商品の提供者の提供者識別情報と対応付けて表示する手段と、表示した前記取引情報の候補の承認を受け付ける手段と、承認された前記取引情報に対し、サービス又は商品の利用者の利用者識別情報を確定させる通知を前記情報処理装置へ送信する手段とを備える。
本開示の一実施形態の情報処理方法は、サービス又は商品の利用者に対し、前記サービス又は商品の決済に必要となる取引情報を作成し、前記取引情報に基づいてデジタルチケットを提供する情報処理方法において、前記サービス又は商品の利用者が利用する端末装置が、前記利用者の旅程のスケジュールを受け付けるステップ、前記端末装置が、受け付けたスケジュールに基づき前記旅程に含まれる1又は複数の行程について、サービス又は商品の対価の決済に必要となる取引情報の検索リクエストを、前記取引情報に対する処理を実行する情報処理装置へ送信するステップ、前記情報処理装置は、前記検索リクエストに基づき、前記サービス又は商品の提供者の提供者識別情報、前記対価を支払う支払者の支払者識別情報、前記サービス又は商品の利用者の利用者識別情報、及び、前記対価を示す対価情報を含む取引情報の内、少なくとも前記利用者識別情報が未確定である取引情報を抽出するステップ、前記情報処理装置が、抽出された取引情報を、該取引情報に含まれる提供者識別情報が示す前記サービス又は商品の提供者の情報と共に候補として前記端末装置へ送信するステップ、前記端末装置が、前記検索リクエストに応じて抽出される前記取引情報の候補を、前記取引情報に含まれる前記サービス又は商品の提供者の提供者識別情報と対応付けて表示するステップ、前記端末装置が、表示した前記取引情報の候補の承認を受け付けるステップ、前記端末装置が、承認された前記取引情報に対し、サービス又は商品の利用者の利用者識別情報を確定させる通知を前記情報処理装置へ送信するステップ、前記情報処理装置が、前記端末装置から送信される前記通知に基づいて前記取引情報の利用者識別情報を、前記端末装置の利用者の利用者識別情報とするステップを含む。
本開示のコンピュータプログラム、デジタルチケットシステム、利用者端末装置、及び情報処理方法では、受け付けられた旅程のスケジュールに基づき、旅程に含まれる行程の遂行に関するサービス又は商品の決済に必要となる取引情報の検索が、情報処理装置に依頼される。情報処理装置は、前記サービス又は商品の提供者の提供者識別情報、前記サービス又は商品の利用者の利用者識別情報、前記対価を支払う支払者の支払者識別情報、及び、前記対価を示す対価情報、を少なくとも含む取引情報に対する処理を実行する装置である。情報処理装置は、上述の情報の少なくとも1つを決定して取引情報を作成することができ、作成した取引情報を検索可能に記憶している。抽出された取引情報に基づくデジタルチケットが、利用可能となる。
これにより、コンピュータにて受け付けられた旅程のスケジュールに基づいて、デジタルチケットが自動的に手配される。
本開示の一実施形態のコンピュータプログラムは、前記コンピュータに、前記1又は複数の行程毎に、該行程の開始の所定時間前、又は、前行程の完了の所定時間前のタイミングに、前記行程に対する前記検索リクエストの送信を実行させる。
本開示のコンピュータプログラムでは、旅程のスケジュールに基づき、スケジュールの受け付けタイミングの他に、旅程を構成する行程の開始前、又は、前工程の完了前に、自動的にデジタルチケットが手配される。
本開示の一実施形態のコンピュータプログラムは、前記コンピュータに、前記タイミングにおける位置データを取得し、取得した位置データが示す位置を条件として前記検索リクエストを送信する処理を実行させる。
本開示のコンピュータプログラムでは、旅程のスケジュールと、コンピュータを所持するユーザの現在地データとに基づいて、必要なデジタルチケットが自動的に手配される。
本開示の一実施形態のコンピュータプログラムは、前記コンピュータに、前記タイミングの時刻を取得し、取得した時刻を条件として前記検索リクエストを送信する処理を実行させる。
本開示のコンピュータプログラムでは、旅程のスケジュールと、行程の実施前における時刻データとに基づいて、必要なデジタルチケットが自動的に手配される。
本開示の一実施形態のコンピュータプログラムは、前記コンピュータに、前記1又は複数の行程が完了したと判断された場合、前記1又は複数の行程の内容、行程が実行された日時、及び、該行程を区別する項目毎に利用されたサービス又は商品の料金を含むレポートを作成する処理を実行させる。
本開示のコンピュータプログラムでは、旅程のレポートが、旅程に含まれる行程毎のサービス又は商品に関する提供者、提供内容、料金等を含んで作成される。報告書が自動的に作成され、利用者の利便性が高まる。
本開示の一実施形態の情報処理方法は、前記情報処理装置は、前記取引情報に基づく、前記サービス又は商品の提供が完了した場合、前記取引情報を夫々識別するための取引識別情報を、前記取引情報に基づくサービス又は商品の利用を伴う行程を識別する行程識別情報に対応付けて記憶する。
本開示の情報処理方法では、旅程に含まれる1又は複数の行程に必要なデジタルチケットのデータが、行程を識別する行程識別情報に対応付けて記憶される。これにより、事後的に旅程内容を出力する際に利用できる。
本開示の一実施形態の情報処理方法は、前記情報処理装置は、前記旅程に含まれる1又は複数の行程が完了したと判断された場合、前記1又は複数の行程の行程識別情報を、前記旅程を識別する旅程識別情報と対応付けて記憶する。
本開示の情報処理方法では、旅程が完了した場合に、旅程を識別する旅程識別情報に対応付けて、各行程の行程識別情報が記憶される。旅程に含まれる一連の行程を、事後的に利用者又は支払者が確認する際に利用できる。
本開示におけるコンピュータプログラム、デジタルチケットシステム、利用者端末装置及び情報処理方法では、サービス又は商品の利用を可能とするデジタルチケットが、利用者が入力したスケジュールに基づいて行程ごとに自動手配される。これにより、キャッシュレス決済の利便性を更に向上させることができる。
本実施形態のデジタルチケットシステムの概要図である。 デジタルチケットシステムの利用者端末装置の構成を示すブロック図である。 デジタルチケットシステムの提供者端末装置の構成を示すブロック図である。 デジタルチケットシステムの支払者端末装置の構成を示すブロック図である。 情報処理装置の構成を示すブロック図である。 利用者DBに記憶される情報の内容例を示す図である。 提供者DBに記憶される情報の内容例を示す図である。 支払者DBに記憶される情報の内容例を示す図である。 帳票DBに記憶される情報の内容例を示す図である。 デジタル帳票が完成していく過程の一例を示す概要図である。 本実施の形態のデジタルチケットシステムの利用者端末装置における処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態のデジタルチケットシステムの利用者端末装置における処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態のデジタルチケットシステムの情報処理装置における処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態のデジタルチケットシステムの情報処理装置における処理手順の一例を示すフローチャートである。 旅程受付画面の内容例を示す図である。 旅程受付画面への入力例を示す図である。 初期プランの内容例を示す図である。 初期プランの表示例を示す図である。 デジタルチケット表示画面の内容例を示す図である。 他のデジタルチケット表示画面の内容例を示す図である。 他のデジタルチケット表示画面の内容例を示す図である。 料金確定後のデジタルチケット表示画面の表示例を示す図である。 一部行程が確定したプランの内容例を示す図である。 旅程IDに対応付けられ記憶されるデータの内容例を示す図である。 旅程完了後の旅程プラン画面の内容例を示す図である。 レポート作成処理手順の一例を示すフローチャートである。 出力されるレポートの内容例を示す図である。
本開示をその実施の形態を示す図面を参照して具体的に説明する。以下の実施の形態では、本開示のコンピュータプログラムを適用したデジタルチケットシステムについて説明する。
図1は、本実施形態のデジタルチケットシステム100の概要図である。デジタルチケットシステム100は、利用者端末装置1、提供者端末装置2、支払者端末装置3、及び情報処理装置4を含む。デジタルチケットシステム100は、情報処理装置4の処理によって提供されるデジタルチケットのプラットフォーム上で運用される。プラットフォームは、利用者が実際にサービス又は商品をキャッシュレスで享受でき、実際の利用に則した料金が確定した場合には支払者から提供者へ支障なく料金が支払われることを可能とするデジタルチケットを提供する。
本開示のプラットフォームでは、1つ1つの取引に対してデジタル帳票DFが起票され、起票されたデジタル帳票DFを元にデジタルチケットが発行されて利用者によって利用可能となる。本開示のプラットフォームは、サービス又は商品の内容が、デジタル帳票DFが起票された後に決定することを許容し、支払者として利用者自身のみならず、利用者の雇用者、利用者のスポンサーであることを許容する。
本開示のプラットフォームでは、利用者、提供者、又は支払者のいずれか1つから、サービス(商品)を受けたい、サービス(商品)のユーザを募集しているといったリクエストを受け付ける。プラットフォームは、リクエストにマッチするサービス提供者、支払者、又は利用者等を募集し、利用者、提供者及び支払者の情報及び料金が確定した場合に、支払者から提供者への料金の支払いが実行されることを保証する。決済サービスは別途異なるシステムであってよく、本開示のプラットフォームは、決済サービスが使用する支払の根拠となるデジタル帳票DFを作成する。プラットフォームにおいて支払者は、料金が確定した場合に、利用者が確実にサービス又は商品を享受したかを確認した上で料金を提供者へ支払うことが可能である。提供者は、利用者自身又は利用者の雇用者等である支払者から料金を確実に回収することができる。利用者はキャッシュレスでサービス又は商品を享受できる。
提供者及び支払者は夫々、デジタルチケットシステム100におけるサービスに参画し、利用者はサービスの提供を受けることができるプラットフォームを利用するために、以下チケットアプリと称するコンピュータプログラムを自身のコンピュータにインストールし、プラットフォーム事業者と契約する。プラットフォーム事業者との契約で発行されるアカウントの種別によって、このチケットアプリを使用する利用者、提供者及び支払者のコンピュータは夫々、利用者端末装置1、提供者端末装置2、及び、支払者端末装置3となる。
利用者端末装置1、提供者端末装置2、及び支払者端末装置3は、ネットワークNを介して情報処理装置4と、通信接続することができる。ネットワークNは、所謂インターネットである公衆通信網N1と、所定の移動通信規格による無線通信を実現するキャリアネットワークN2とを含む。公衆通信網N1にはアクセスポイントAPが含まれる。キャリアネットワークN2には基地局BSが含まれる。利用者端末装置1、提供者端末装置2、及び支払者端末装置3は夫々、情報処理装置4と公衆通信網N1又はキャリアネットワークN2を介して通信接続が可能である。支払者端末装置3は、専用線を介して情報処理装置4と通信接続が可能であってもよい。
本実施形態のデジタルチケットシステム100では、チケットアプリに基づいて利用者端末装置1が、デジタル帳票DFの発行をリクエストするか、又は、提供者端末装置2によって発行済みのデジタル帳票DFに基づくデジタルチケットを取得することができる。本実施形態のデジタルチケットシステム100では特に、利用者が持つ利用者端末装置1が、チケットアテンダントとして機能して情報処理装置4が提供するプラットフォーム上で利用可能であって、利用者に必要となるデジタルチケットを探索し、利用者に対して提示する。利用者端末装置1は、利用者に提示したデジタルチケットの中から利用者によって選択されたデジタルチケットを用いてサービスの提供を可能とし、また、支払者による決済までを自動的に実行する。ユーザは、現在地を示す位置データ、必要に応じて目的地を示す位置データを利用者端末装置1に与えることにより、チケットアテンダント機能から各時点において必要になるデジタルチケットの提案を受け、入手することができる。
以下、デジタルチケットシステム100におけるチケットアテンダントの機能を実現するための構成及び具体的処理について説明する。
図2は、デジタルチケットシステム100の利用者端末装置1の構成を示すブロック図である。利用者端末装置1はスマートフォン等の無線通信機能を有するコンピュータを用いる。利用者端末装置1は、制御部10、記憶部11、通信部12、表示部13、操作部14、読取部15及び位置情報取得部16を備える。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit )又はGPU(Graphics Processing Unit)を用いたプロセッサであり、内蔵するROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等のメモリを用い、各構成部を制御して処理を実行する。制御部10は、プロセッサ、メモリ、記憶部11及び通信部12を集積した1つのハードウェア(SoC:System On a Chip)として構成されていてもよい。制御部10は、記憶部11に記憶されている端末用のチケットアプリ1Pに基づいて情報処理装置4と通信接続することが可能であり、後述するサービス利用に係る情報を表示し、操作を受け付ける。
記憶部11は、フラッシュメモリを用い、チケットアプリ1Pを含む制御部10が参照するプログラム及びデータを記憶する。記憶部11には、サービスの利用者を識別する利用者IDとなるアカウント情報が記憶されている。制御部10は、利用者IDに対応するアカウント情報及びチケットアプリ1Pに基づき、利用者向けのグラフィカルインタフェースを表示部13に表示させ、利用者用のアプリケーションとして情報処理装置4と情報を送受信する。
通信部12は、公衆通信網N1又はキャリアネットワークN2を介した情報処理装置4との無線通信を実現する無線通信モジュールである。通信部12は例えば、Wi-Fi に対応する無線通信デバイス、又は、キャリア通信用モジュールを用いる。
表示部13は、液晶パネル又は有機ELディスプレイ等のディスプレイ装置を用いる。操作部14は、利用者の操作を受け付けるインタフェースであり、物理ボタン、ディスプレイ内蔵のタッチパネルデバイス、スピーカ及びマイクロフォン等を用いる。操作部14は、物理ボタン又はタッチパネルにて表示部13で表示している画面上で操作を受け付けてもよいし、マイクロフォンにて入力音声から操作内容を認識し、スピーカで出力する音声との対話形式で操作を受け付けてもよい。
読取部15は、提供者ID等のコードを読み取るリーダである。読取部15は、バーコードリーダ、カメラ、及び無線タグリーダの内の少なくともいずれか1つである。読取部15は、それらのいずれをも含み、コードの提示態様によっていずれかを選択的に使用してコードを読み取ってもよい。読取部15は読み取ったコードを制御部10へ通知する。
位置情報取得部16は、利用者端末装置1の位置情報を取得するデバイスである。位置情報取得部16は、GPS(Global Positioning System)受信デバイスを用いるか、又は、通信部12のWi-Fi によって位置情報を特定するデバイスを用いてもよい。
図3は、デジタルチケットシステム100の提供者端末装置2の構成を示すブロック図である。提供者端末装置2は上述したようにタブレット端末等の通信機能を有するコンピュータを用いる。サービスを実際に提供するスタッフではなくサポートスタッフ又は管理者が使用する提供者端末装置2は、デスクトップ、ラップトップ型のパーソナルコンピュータを用いてもよい。
提供者端末装置2は、制御部20、記憶部21、通信部22、表示部23、操作部24及び読取部25を備える。
制御部20は、CPU又はGPUを用いたプロセッサであり、内蔵するROM又はRAM等のメモリを用い、各構成部を制御して処理を実行する。制御部20は、記憶部21に記憶されているチケットアプリ2Pに基づいて情報処理装置4と通信接続が可能であり、サービス提供に係る情報を表示し、操作を受け付ける。
記憶部21は、フラッシュメモリを用いチケットアプリ2Pを含む制御部20が参照するプログラム及びデータを記憶する。記憶部21には、サービス提供者を識別する提供者IDに対応するアカウント情報が記憶されている。記憶部21は、提供者端末装置2を操作する個別のスタッフを個々に識別する情報を記憶していてもよい。制御部20は、提供者IDに対応するアカウント情報及びチケットアプリ2Pに基づき、提供者向けのグラフィカルインタフェースを表示部23に表示させ、情報処理装置4と情報をやり取りする。
通信部22は、公衆通信網N1又はキャリアネットワークN2を介した情報処理装置4との無線通信を実現する無線通信モジュールである。通信部22は例えば、Wi-Fi に対応する無線通信デバイス、又は、キャリア通信用モジュールを用いる。
表示部23は、液晶パネル又は有機ELディスプレイ等のディスプレイ装置を用いる。操作部24は、サービス提供者の操作を受け付けるインタフェースであり、物理ボタン、ディスプレイ内蔵のタッチパネルデバイス、スピーカ及びマイクロフォン等を用いる。操作部24は、物理ボタン又はタッチパネルにて表示部23で表示している画面上で操作を受け付けてもよいし、マイクロフォンにて入力音声から操作内容を認識し、スピーカで出力する音声との対話形式で操作を受け付けてもよい。
読取部25は、他の機器から情報を読み取るリーダである。読取部25は、バーコードリーダ、又はカメラであってもよい。読取部25は、サービスの料金を計算するための他の装置(レジ端末、メータ)と接続されるインタフェースであってもよい。料金は、操作部24を用いて入力されてもよい。
読取部25は、後述するように利用者端末装置1から提示された利用者IDを読み取るリーダとして機能してもよい。この場合、読取部25はバーコードリーダ、カメラ、又は近距離無線通信モジュールであり、サービス又は商品の顧客である利用者の利用者IDを含む情報を取得する。読取部25は読み取った情報を制御部20へ通知する。提供者端末装置2は位置情報取得部を備えてもよい。
提供者端末装置2は、サービスがタクシー事業であればタクシーメータ、飲食店であればレジ端末、宿泊業であればチェックインチェックアウトシステムから料金を取得できるようにしてあれば汎用コンピュータに提供者用のチケットアプリ2Pをインストールし、提供者IDを対応付けることで構成される。
図4は、デジタルチケットシステム100の支払者端末装置3の構成を示すブロック図である。支払者端末装置3は上述したように、支払者である企業の経理部門、利用者の上長で決済権利を有する管理者、又はスポンサーとなり得る利用者により使用される。支払者端末装置3は、パーソナルコンピュータ又はサーバコンピュータでもよいし、経理部門のスタッフによって個々に管理されるタブレット端末、スマートフォンであってもよい。
支払者端末装置3は、制御部30、記憶部31、通信部32、表示部33及び操作部34を備える。
制御部30は、CPU又はGPUを用いたプロセッサであり、内蔵するROM又はRAM等のメモリを用い、各構成部を制御して処理を実行する。制御部30は、記憶部31に記憶されている支払者向けのチケットアプリ3Pに基づき、情報処理装置4と通信接続が可能であり、後述する支払承認に関する情報を表示し、操作を受け付ける。
記憶部31は、ハードディスク又はSSD(Solid State Drive )を用いる。記憶部31は、チケットアプリ3Pを含む制御部30が参照するプログラム及びデータを記憶する。記憶部31には、支払者を識別する支払者IDとなるアカウント情報が記憶されている。記憶部31には、図4に示すように、支払者の企業に所属する利用者の利用者ID、及び利用者の属性を含む利用者情報を含む支払者DB301が記憶されていてもよい。経理部門で使用される支払者端末装置3の支払者DB301には、決済が完了した経費情報が含まれてもよい。
制御部30は、記憶部31に記憶されている支払者IDに対応するアカウント情報及び支払者向けのチケットアプリ3Pに基づき、支払者向けのグラフィカルインタフェースを表示部33に表示させ、情報処理装置4と情報をやり取りする。
通信部32は、情報処理装置4との通信接続を実現するネットワークカードである。支払者端末装置3は、公衆通信網N3を介して情報処理装置4に通信接続してもよいし、専用線を介して情報処理装置4と通信接続してもよい。
表示部33は、液晶パネル又は有機ELディスプレイ等のディスプレイ装置を用いる。操作部34は、企業の経理部門のスタッフの操作を受け付けるインタフェースであり、キーボード及びポインティングデバイスを用いる。操作部34は、スピーカ及びマイクロフォン等を用い、マイクロフォンにて入力音声から操作内容を認識し、スピーカで出力する音声との対話形式で操作を受け付けてもよい。
チケットアプリ1P,2P,3Pは、コンピュータの種別(ラップトップ、デスクトップか、スマートフォン又はタブレット端末か)に対しては異なるが、機能は共通するコンピュータプログラムである。利用者端末装置1の記憶部11に利用者IDに対応するアカウント情報のみならず、プラットフォーム事業者との契約の上で支払者IDに対応するアカウント情報も記憶されている場合、利用者端末装置1は、支払者端末装置3にもなり得る。即ち利用者はアカウントの切り替えによって、上長の承認者即ち支払者権限で振る舞うことも可能である。同様にして利用者端末装置1は、提供者端末装置2にも切り替わることが可能である。勿論、チケットアプリ1P,2P,3Pは、利用者向け、サービス提供者向け、及び支払者向けに夫々特化したコンピュータプログラムとして提供されてもよい。
図5は、情報処理装置4の構成を示すブロック図である。情報処理装置4は、サーバコンピュータを用いる。本実施の形態において以下では、情報処理装置4は1台のサーバコンピュータとして説明するが、複数のサーバコンピュータで機能又は処理を分散させてもよい。
情報処理装置4は、制御部40、記憶部41、通信部42及び入出力部44を備える。制御部40は、CPU又はGPUを用いたプロセッサであり、内蔵するメモリを用いて各構成部を制御して処理を実行する。制御部40は、記憶部41に記憶されている情報処理プログラム4Pに基づく情報処理を実行する。
記憶部41は、ハードディスク又はSSDを用いる。記憶部41は、情報処理プログラム4Pを記憶しているほか、制御部40が参照する他のプログラム及びデータを記憶する。
通信部42は、公衆通信網N1又はキャリアネットワークN2における通信を実現する。制御部40は、通信部42により公衆通信網N1又はキャリアネットワークN2を介して利用者端末装置1、提供者端末装置2又は支払者端末装置3との間で情報の送受信が可能である。
入出力部44は、プラットフォームに関する各種情報を記憶するサービスDB(Data Base :データベース)401との接続インタフェースである。サービスDB401は、記憶部41内に構築されてもよい。
サービスDB401は、利用者DB402、提供者DB403、支払者DB404、及び、帳票DB405を含む。
図6は、利用者DB402に記憶される情報の内容例を示す図である。利用者DB402は、利用者IDに対応付けて利用者の名前等の属性を記憶している。属性には利用者の電話番号、メールアドレス等の連絡先情報、所属する企業名、社員ID等が含まれるとよい。利用者DB402は、利用者IDに対応付けて利用者が所属する企業による経費に計上する場合のデフォルトの支払者を識別する支払者IDを記憶している。経費に計上する場合の勘定科目と関連付けたデフォルトの業務番号が記憶されていてもよい。利用者DB402は、利用者の銀行口座を識別する情報、又は利用者個人のクレジットカードの情報である支払情報を記憶する。
図7は、提供者DB403に記憶される情報の内容例を示す図である。提供者DB403は、サービス又は商品の提供者の提供者IDに対し、提供者の名前等の属性、提供者の種別等を記憶する。提供者IDは、提供者が組織的である場合に直接的なサービス提供スタッフ、例えばタクシーの運転手、飲食店の店舗又は飲食店のスタッフID等で識別されてもよいし、事業者毎に識別されてもよい。提供者DB403は、提供者への料金の入金用銀行口座を識別する情報を記憶する。
図8は、支払者DB404に記憶される情報の内容例を示す図である。支払者DB404は、支払者の支払者IDを対応付けて支払者である企業の名称等の属性を記憶する。支払者DB404は、支払者の引き落とし用、払込用の銀行口座を識別する情報を記憶する。
支払者IDは支払者である企業からの申請に応じてプラットフォーム事業者によって発行される。利用者IDは、支払者からの申請に、支払者の組織に属する利用者の分だけ発行される。利用者IDは、個人的に発行されてもよく、この場合支払者のデフォルトは利用者自身である。利用者DB402、及び支払者DB404に記憶される情報は、発行された支払者ID又は利用者IDに対応付けて支払者によって支払者端末装置3から遠隔で登録されてもよい。提供者DB403に記憶される情報も、サービス又は商品の提供者からの加盟申請に応じて管理者により発行される提供者IDに対応付けて登録されてよい。
図9は、帳票DB405に記憶される情報の内容例を示す図である。帳票DB405は、デジタル帳票DFを記憶する。デジタル帳票DFは、取引ID、発行日時、利用開始日時、利用終了日時、利用目的、利用したサービス又は商品の名称、詳細内容、金額、利用者の利用者ID、サービス又は商品を提供する提供者の提供者ID、支払者の支払者IDを含む。デジタル帳票DFは、個人負担又は経費処理かの種別を含む。経費処理の場合には勘定項目を識別できるように業務番号が含まれるとよい。1回の利用に対して支払者と利用者自身とで費用が分担される場合、第2の支払者として利用者ID又は他の支払者の支払者IDが含まれる。デジタル帳票DFは、利用者の利用者ID、サービス又は商品を提供する提供者の提供者ID、及び支払者の支払者IDの内のいずれかが1つで発行可能な情報である。デジタル帳票DFは、後述するようにサービス提供の進行状況に沿って順次完成される。デジタル帳票DFは、決済に必要な情報がサービス完了後に確定することを許容する。
このように構成されるデジタルチケットシステム100をコントロールする情報処理装置4は、利用者ID、提供者ID及び支払者IDの内の少なくとも1つが定まるとデジタル帳票DFを起票する。利用者IDは、サービス又は商品の享受に関する取引における利用者が誰であるかを示す。提供者IDは、利用者に提供されるサービス又は商品が何であるかに対応する。支払者IDは、サービス又は商品に対する対価を誰が支払うかを示す。
情報処理装置4は、利用者IDを指定した利用者端末装置1からの起票リクエスト、提供者IDを指定した提供者端末装置2からの起票リクエスト、又は支払者IDを指定した支払者端末装置3からの起票リクエストのいずれかに基づいてデジタル帳票DFを起票し、これに基づくデジタルチケットを利用可能に発行することができる。情報処理装置4は、発行したデジタルチケットに基づくサービスの提供が完了し、料金が確定し、支払者が誰になるか、起票したデジタル帳票DFにおける全ての情報が確定した場合に支払の根拠となるデジタル帳票DFを完成させる。情報処理装置4は、完成したデジタル帳票DFを元にして決済サービスへ決済を要求することが可能であり、決済が完了すると経費情報を作成して支払者端末装置3へ送信することが可能である。
デジタルチケットの利用時の処理について説明する。情報処理装置4は、利用者、提供者、又は支払者のいずれか1つから、サービス(商品)を受けたい、サービス(商品)のユーザを募集しているといったリクエストを受け付け、デジタル帳票DFを起票する。
図10は、デジタル帳票DFが完成していく過程の一例を示す概要図である。図10はA、B、Cの順にデジタル帳票DFの各項目が埋まる過程を示している。図10Aに示すように、起票の段階では、決済又は経費処理に必要な項目である(1)取引を識別する情報(取引ID)、(2)提供されたサービス又は商品の内容を示す情報(項目)、(3)料金、(4)サービス又は商品の提供者(支払先)、(5)サービス又は商品の利用者、(6)料金の支払者の内、(5)が定まることで(1)が採番されている状態である。リクエストで「支払方法」が「経費処理」として指定されている場合、(6)の支払者は、利用者が所属する企業に仮決定される。このように、本開示におけるプラットフォームでは、利用者、支払者、又は提供者のみしか定まっていない段階で決済、経費処理の元となるデジタル帳票DFを起票することを可能とする。
図10に示したように利用者が最初に定まる場合の他に、提供者のみが最初に定まる場合、支払者のみが最初に定まる場合でも同様である。
起票されたデジタル帳票DFに基づき、利用者、提供者、又は支払者が未決のデジタルチケットが情報処理装置4、利用者、提供者、又は支払者によって検索可能に提供され、デジタルチケットマーケットが形成される。チケットアテンダントの機能により、デジタルチケットマーケット上で、情報処理装置4によって、デジタル帳票DFで未決の利用者、提供者、及び支払者のマッチングが実行される。利用者及び提供者が確定してサービス(商品)が提供され、支払者が確定した場合、デジタル帳票DFが完成する。完成したデジタル帳票DFに基づき決済が行なわれる。
図11及び図12は、本実施の形態のデジタルチケットシステム100の利用者端末装置1における処理手順の一例を示すフローチャートである。本実施の形態においてデジタルチケットは、利用者端末装置1のチケットアテンダントの機能によって、リクエストされるか、又はデジタルマーケット上で検索される。なお以下の説明において利用者端末装置1の操作は、サービスを受ける利用者自身でなく、家族、秘書等、利用者IDの使用が許可されたオペレータによって実行されてもよい。
チケットアテンダントの機能を利用者が利用する場合、利用者端末装置1の制御部10は、旅程のスケジュール及びその目的の登録を受け付ける(ステップS101)。スケジュールは、1又は複数の場所、その場所での滞在時間(開始時刻、終了時刻)を含む。目的は、業務であるか、業務外(私的)であるかに分別される。業務である場合、支払者は、デフォルトの支払者として利用者DB402で記憶されている支払者IDが示す支払者となる。
ステップS101において制御部10は、スケジュールにおける条件(優先すべき条件、交通機関の指定、値段の上限/下限等)を共に受け付けるとよい。優先すべき条件とは例えば、検索や情報処理装置4によるマッチングの際に、選択する基準を、費用重視、移動距離重視、又は人気重視とするかである。これにより、抽出候補が絞られる。ステップS101における旅程のスケジュールの登録については詳細を後述する。
制御部10は、登録されたスケジュールに基づいて、そのスケジュールの遂行に必要な交通手段、宿泊、飲食についての行程を含む初期プランを作成する(ステップS102)。
ステップS102において制御部10は、地図情報を提供する外部サービス、交通機関の時刻表情報を提供する外部サービス等に基づいて、スケジュールにて既定の場所に設定される時刻までに到着するための行程、及び行程に必要な移動手段の候補をいくつか検索する。制御部10は、食事についても、スケジュール内の既定の時間以外での飲食店の候補をいくつか検索し、検索した飲食店への行程の候補をいくつか抽出する。制御部10は、既定の場所からの距離、既定の場所の滞在時間の情報に基づいて、宿泊場所の候補をいくつか検索する。なお初期プランに関する候補の検索及び作成は、情報処理装置4で実行されてもよい。
制御部10は、ステップS102で作成した初期プランの内、第1の行程に関する交通手段、第1の目的地における飲食、又は宿泊についてデジタルチケットマーケットでのチケット候補の検索リクエストを情報処理装置4へ送信する(ステップS103)。
情報処理装置4では、後述するように、検索リクエストに応じてデジタルチケットの候補を抽出して、抽出結果を応答する。
利用者端末装置1は、第1行程のデジタルチケットの候補を通信部12から受信し(ステップS104)、制御部10は、デジタルチケットの候補を表示部13に表示し(ステップS105)、利用者による承認を受ける(ステップS106)。制御部10は、承認されたデジタルチケットのデータ(デジタルチケットを識別するデータ、取引ID)を情報処理装置4へ通知する(ステップS107)。これにより、デジタルチケットの元となるデジタル帳票DFの利用者が確定される。ステップS106にて承認が受けられなかった場合、制御部10は、処理をステップS103で検索リクエストを再度実行するか、マッチする他の候補のデジタルチケットを要求するようにしてもよい。
制御部10は、承認された第1行程のデジタルチケットの行程完了日時、及び場所を予測する(ステップS108)。
制御部10は、次の行程の有無を判断し(ステップS109)、完了前の現行程の進行状況をモニタし(ステップS110)、行程が完了したか否かを判断する(ステップS111)。
ステップS111において、行程にサービス又は商品の提供が伴う場合には、そのサービス又は商品の料金が確定したことが、提供者端末装置2から情報処理装置4を経由して受信できたときに制御部10は、行程が完了したと判断する。ステップS111において、行程にサービス又は商品の提供が伴わない場合、制御部10は、行程完了日時の予測のタイミングで、行程が完了したか否かを表示部13に表示し、操作部14によって完了したか否かを受け付けてもよい。この場合、制御部10は、予測した行程完了日時が経過したタイミングで完了したと判断してもよい。
ステップS111で行程が完了していないと判断され、かつ、ステップS109にて次の行程があると判断されている場合(S111:NO、S109:YES)、制御部10は、ステップS108で予測した工程完了日時の所定時間前に至ったか否かを判断する(ステップS112)。
行程が完了していないと判断されていても、次の行程がないと判断されている場合(S111:NO、S109:NO)、制御部10は、処理をステップS110へ戻す。
ステップS112で所定時間前に至ったと判断された場合(S112:YES)、制御部10は、現在時刻、現在地のデータを取得し(ステップS113)、現在時刻及び現在地のデータを条件として次の行程に関する交通手段、飲食、又は宿泊についてデジタルチケットマーケットでのチケット候補の検索リクエストを情報処理装置4へ送信する(ステップS114)。
制御部10は、次の行程のデジタルチケットの候補を通信部12から受信し(ステップS115)、制御部10は、デジタルチケットの候補を表示部13に表示し(ステップS116)、利用者による承認を受ける(ステップS117)。制御部10は、承認されたデジタルチケットのデータ(デジタルチケットを識別するデータ、取引ID)を情報処理装置4へ通知し(ステップS118)、処理をステップS110へ戻す。これにより、次の行程で使用されるデジタルチケットの元となるデジタル帳票DFの利用者が情報処理装置4にて確定される。
なお制御部10は、所定時間前に至らなくとも、次の行程があると判断されているケースでは随時、例えば周期的に、ステップS114の検索リクエストを送信してデジタルチケットをウォッチングし、抽出結果として優先して抽出されるようにしておいてもよい。この場合、承認を受けるまでに至らずともよい。
ステップS112で所定時間前に至っていないと判断された場合(S112:NO)、処理をステップS110へ戻す。
行程が完了したと判断された場合(S111:YES)、制御部10は、確定された料金を提供者端末装置2又は情報処理装置4から受信し(ステップS119)、表示部13に、確認受付画面と共に表示する(ステップS120)。制御部10は、表示された料金について利用者からの確認を受け付けると(ステップS121)、情報処理装置4へ料金確認を通知する(ステップS122)。
完了したと判断された行程が、サービス又は商品の提供が伴わず、デジタルチケットを使用しない場合、制御部10は、ステップS119-S122の処理を省略する。制御部10は、ステップS111にて、予測された行程完了日時を経過した場合に完了したと判断し、その後ステップS119-S122に代替して、行程が完了したか否かを表示部13に表示し、操作部14によって実際に完了したか否かを受け付けてもよい。
ステップS122の後、次の行程がないと判断されている場合(S109:NO)、制御部10は処理をステップS124へ進める。
ステップS122の後、次の行程があると判断されているケースでは(S109:YES)、制御部10は、承認済みの次の行程のデジタルチケットに基づく行程完了日時及び、場所を予測する(ステップS123)。制御部10は、処理をステップS110へ戻し、最後の行程が完了するまで処理を繰り返す。未承認である場合、制御部10は、デジタルチケットの候補の検索結果から承認を受ける。
ステップS124では制御部10は、全行程のデジタルチケット(デジタル帳票DF)の取引ID、及びイベント内容を、一連の旅程であることを示す旅程ID及び利用者IDを対応付けて記憶し(ステップS124)、処理を終了する。制御部10は、旅程ID、利用者ID及び旅程に含まれる全行程の取引ID、及びイベント内容の対応付けを情報処理装置4、又は、支払者の支払者端末装置3へ送信してもよい。
情報処理装置4側における処理手順について説明する。図13及び図14は、本実施の形態のデジタルチケットシステム100の情報処理装置4における処理手順の一例を示すフローチャートである。
情報処理装置4では、制御部40が検索リクエストを受信し(ステップS401)、受信した検索リクエストに応じて、利用者端末装置1からの検索条件にマッチする利用者が未決のデジタル帳票DFを検索する(ステップS402)。
制御部40は、検索条件にマッチするデジタル帳票DFが抽出できたか否かを判断する(ステップS403)。抽出できたと判断された場合(S403:YES)、制御部40は、第1候補のデジタル帳票DFの利用者として、検索要求元の利用者端末装置1の利用者IDを仮決定し(ステップS404)、抽出されたデジタル帳票DFの提供者、条件等のデータを、デジタルチケットデータとして利用者端末装置1へ送信する(ステップS405)。
ステップS403にて抽出できないと判断された場合(S403:NO)、制御部40は、リクエストに基づいて利用者のみが決まったデジタル帳票DFを起票する(ステップS406)。制御部40は、記票したデジタル帳票DFに基づいて、リクエストにマッチする条件を持つ提供者の提供者IDを抽出し(ステップS407)、抽出した提供者IDの提供者端末装置2へ向けて募集を通知する(ステップS408)。制御部40は、募集の通知に対して応募を受け付け(ステップS409)、最も検索条件にマッチする提供者の提供者IDを、ステップS406で起票したデジタル帳票DFの提供者として仮決定する(ステップS410)。制御部40は、仮決定した提供者の情報を含むデジタル帳票DFのデータをデジタルチケットデータとして利用者端末装置1へ送信する(ステップS411)。
制御部40は、送信したデジタルチケットに対する承認を利用者の利用者端末装置1から受信すると(ステップS412)、利用者ID及び提供者IDの仮決定を確定させる(ステップS413)。ステップS413において制御部40は、承認されないことが明示された場合(再度リクエストが送信された場合)、又は、仮決定から所定時間が経過した場合には、仮決定を解除し、ステップS403で抽出されたデジタル帳票DFにおける利用者IDを削除するか、又は、ステップS406で起票したデジタル帳票DFの提供者IDを削除する。
制御部40は、選択されている目的に応じて利用者IDに対応付けられている支払者の支払者IDを決定する(ステップS414)。制御部40は、デジタルチケットの利用目的を、ステップS401の検索リクエスト、又は、ステップS412の承認時に取得するとよい。
制御部40は、サービス(商品)の進行状況をモニタする(ステップS415)。ステップS415において制御部40は、サービスの提供者の提供者端末装置2及び利用者の利用者端末装置1から、料金の確認通知を受けたか否かを判断する(ステップS416)。
ステップS416にて料金の確認通知を受けていないと判断された場合(S416:NO)、制御部40は処理をステップS415へ戻す。
ステップS416にて料金の確認通知を受けたと判断された場合(S416:YES)、制御部40は、料金を取引IDに対応付けてデジタル帳票DFに追記し(ステップS417)、処理を終了する。これにより、リクエストに応じたデジタル帳票DFが完成する。
ステップS417によってデジタル帳票DFが完成すると、支払者IDが利用者IDと異なる経費利用である場合には、デジタル帳票DFに基づく外部の決済サービスによって決済処理が完了すると、情報処理装置4は経費処理用のデータを作成し、支払者端末装置3向けに送信する。
図13及び図14のフローチャートに示した情報処理装置4における利用者又は提供者の募集に関する処理手順については、特願2019-100590に記載した内容を援用する。
図11-図14のフローチャートに示した手順について、具体例を挙げて説明する。図15は、旅程受付画面131の内容例を示す図である。図15の画面例は、図11のフローチャートに示したステップS101の旅程のスケジュール及びその目的の登録を受け付ける画面例を示す。
旅程受付画面131は、スケジュールのタイトル、行程毎の項目、内容、日時、時間及び区分選択を受け付ける入力欄132を含む。入力欄132には、経費処理対象であるか、自己負担対象であるかの区分を選択するための選択部133が含まれている。
図16は、旅程受付画面131への入力例を示す図である。図16の旅程受付画面131では、入力欄132に各行程の項目として「移動(往路)」「業務」「宿泊」等が選択されている。入力欄132には、各項目の行程に対し、「日時」及び「区分」が選択されている。なお入力欄132の項目は、選択メニューコントロールとしてある。選択メニューで「移動」が選択された場合には、「内容」の入力コントロールには「出発地」及び「到着地」が夫々、入力可能になるとよい。入力欄132の「日時」では、行程の年月日と、確定している時刻が入力可能である。図16の例では、第1の行程においては、到着の時刻のみが入力されている。この場合、利用者端末装置1の制御部10は、チケットアテンダントとして、到着時刻までに「出発地」から「到着地」へ到着する交通手段を検索する。図16の例において第1の行程では、業務上の利用であって「経費」が選択部133で選択されている。
図16の例において具体的には、第1に確定しているスケジュールとして、「項目」が往路の「移動」であって、「内容」が品川から梅田(大阪)への移動であるスケジュールが、2019年12月5日の12:00までに到着予定の「日時」で登録されている。また第1のスケジュールは、業務上の内容であって経費利用であることが選択されている。次に第2に確定しているスケジュールとして、「項目」が「業務」であって、「内容」がXYZビルにおける会議であるスケジュールが、2019年12月5日の13:00から16:30の予定の「日時」で登録されている。同様に第3に確定しているスケジュールとして、「項目」が「業務」であって、「内容」が梅田周辺における懇親会であるスケジュールが、2019年12月5日の18:30-21:00の予定の「日時」で登録されている。
図17は、初期プランの内容例を示す図である。図17は、図16の旅程受付画面131にて受け付けられ、登録されたスケジュールに基づき利用者端末装置1の制御部10がチケットアプリ1Pに基づいて作成したプランである。制御部10は、図17に示すように、「移動」「食事」「業務」「宿泊」等の「項目」と、「日時」と、「内容」のリストとしてプランを作成する。制御部10は、図17に示すように、登録されたスケジュール「移動」「業務」の間に「食事」等のスケジュールを組み込んで初期プランを作成するとよい。図17に示す初期プランは、第1の行程から第13の行程までを含むように、作成されている。図17に示す初期プランは、いずれの行程も未実施であるから、「予定」である。プランには一連の旅程に含まれることを示すために旅程IDが付与される。旅程IDは、利用者端末装置1の利用者IDと日付とに基づいて利用者端末装置1にて付与されてもよいし、情報処理装置4によって付与されてもよい。プランに含まれる各行程の内容は、旅程IDと対応付けられて利用者端末装置1にて記憶される。
図18は、初期プランの表示例を示す図である。利用者端末装置1の制御部10によって、図17に示した一連の旅程の旅程IDに対応付けられている行程の内容を含む初期プランに基づき、旅程プラン画面134が表示される。旅程プラン画面134には、図17に示した行程が、時系列に、行程毎に変更又は削除を受け付けるインタフェース136、行程毎にデジタルチケットをリクエストするインタフェース135と共に表示される。リクエストのインタフェース135は、行程毎に個別に、デジタルチケットを決定したい場合、例えば、往復チケット、格安のチケット等の条件で決定したい場合に選択される。検索リクエストのインタフェース135が選択された場合、制御部10は、検索条件の入力画面が表示され、ユーザが料金範囲、提供者等の指定を受け付けてもよい。
旅程プラン画面134には、全ての行程を、チケットアテンダント機能によって進行具合に応じて自動的に手配するための「自動進行」インタフェース137が含まれる。「自動進行」インタフェース137が選択された場合、旅程プラン画面134に表示されているプランが決定され、利用者端末装置1の制御部10は、図11及び図12のフローチャートに示したように、進行中の行程の完了日時の所定時間前に、次の行程のデジタルチケットの検索リクエストを情報処理装置4へ送信する。
インタフェース137が選択されない場合、制御部10は、ユーザから各行程についてのチケットのリクエストを受け付け、情報処理装置4へリクエストを送信してマッチングを受け、抽出されたチケットの候補からユーザの選択を受け付けるとよい。
図19は、デジタルチケット表示画面138の内容例を示す図である。図19では、第1行程の移動のために手配されたデジタルチケットが示されている。図19のデジタルチケット表示画面138は、取引IDが付されたデジタル帳票DFに基づきマーケットで抽出されたチケット候補を示す(S115)。デジタルチケット表示画面138は、抽出された、鉄道(図19ではJJ旅客鉄道)のデジタルチケットを示すチケット表示画面142を含む。チケット表示画面142には、デジタルチケットの内容(サービス提供者:JJ旅客鉄道、サービス内容:指定座席情報、標準料金:14300円)が示されている。
デジタルチケット表示画面138は、「承認」用のインタフェース139、チケット毎の「変更」インタフェース140を含む。デジタルチケット表示画面138は、チケットの変更ではなく手配をキャンセルするためのインタフェース141を含んでよい。「承認」インタフェース139が選択された場合、制御部10は、図11及び図12のフローチャートにおけるステップS106の承認及びステップS107の通知を実行する。「変更」インタフェース140が選択された場合、制御部10は例えば、キャンセルされたので処理をステップS103から再実行する。制御部10は、リクエストに応じて抽出された候補の、変更されたデジタルチケットの次に優先的に抽出された候補を情報処理装置4から取得してもよい。
デジタルチケット表示画面138は、他の行程のチケットを示す画面への遷移を受け付けるインタフェース143を含んでもよい。インタフェース143が選択された場合、制御部10は、選択された行程に対するデジタルチケットの内容を表示するデジタルチケット表示画面138を表示部13に表示する。
図20は、他のデジタルチケット表示画面138の内容例を示す図である。図20は、図19における他の行程のチケットを示す画面への遷移を受け付けるインタフェース143が選択された場合に表示される例である。図20の例では、図17に示した初期プランの内の第2の行程に関するチケット情報が、未だ手配(検索リクエスト)がされていない、として示されている。
図18の旅程プラン画面134にて「自動進行」インタフェース137が選択された場合、利用者端末装置1の制御部10は、図11及び図12のフローチャートに示したように、進行中の行程の完了日時の所定時間前に、次の行程のデジタルチケットの検索リクエストを情報処理装置4へ送信する。図21は、他のデジタルチケット表示画面138の内容例を示す図である。図21は、図20に対し、第1の行程の完了の1時間前に、第2の行程の検索リクエストが情報処理装置4へ送信されたことで手配されたデジタルチケットを示す。図21のデジタルチケット表示画面138は、マッチングにより抽出された、梅田周辺での昼食のためのデジタルチケットを示すチケット表示画面142を含む。チケット表示画面142には、デジタルチケットの内容(サービス提供者:梅田S亭、サービス内容:時間及び席、標準料金:1000円)が示されている。
図19、図21に示したデジタルチケットの利用方法について説明する。図19のデジタルチケット表示画面138にて「承認」インタフェース139が選択されると、チケット表示画面142に示している鉄道の利用に関するデジタルチケットの利用が可能になる。利用開始の際には、サービス提供者である鉄道会社が、利用者IDを取得する必要があるから、例えば、利用者IDの二次元コードの画像を表示部13に表示させ、鉄道会社の入口ゲートにてこれを読み取り、鉄道会社の提供者端末装置2にてこれを取得するとよい。これにより、以後、サービスの進行開始が情報処理装置4にてモニタできる。その他、鉄道会社のチケット売り場に設置された提供者端末装置2の読取部25にて、利用者IDの二次元コードの画像を読み取ることによって鉄道会社で利用できる紙チケットが利用者に渡され、これにより、利用が可能となってもよい。また、鉄道会社の利用を可能とする交通系ICカードのID番号と、利用者IDとを利用者DB402にて紐付けておき、交通系ICカードのID番号に対して事前に利用者IDが確定しているデジタル帳票DFに基づくデジタルチケットを対応付けておいてもよい。
鉄道の出口ゲートを利用者が出る際に、ゲートが再度利用者IDを読み取り、これによってサービス提供者から注文されたサービス(鉄道利用)が完了すると、料金が確定し、提供者端末装置2から料金の情報が情報処理装置4経由で利用者端末装置1にて受信される(S119)。料金の確認が利用者端末装置1にて受け付けられると(S121)、情報処理装置4へ通知が送信され(S122)、これにより、1回のデジタルチケットの利用が完了する。交通系ICカードが利用される場合、出口ゲートで利用された区間が確定したタイミングで料金が確定するから、これによって、対応付けられたデジタルチケットが利用されたことを利用者端末装置1、提供者端末装置2、及び情報処理装置4で認識しデジタル帳票DFを完成させる(S417)ことが可能である。自己負担の場合、デジタル帳票DFにて確定した料金を交通系ICカードの残金から引くようにしてもよいし、利用者IDに紐付けられている自己負担用のクレジットカードから精算されるようにしてもよい。
図21のデジタルチケット表示画面138にて「承認」インタフェース139が選択されると、チケット表示画面142に示している飲食に関するデジタルチケットの利用が可能になる。利用の際には、サービス提供者である飲食店が、利用者IDを取得する必要がある。例えば、利用者IDの二次元コードの画像を表示部13に表示させ、飲食店のレジ端末や店頭に設置された提供者端末装置2の読取部25にてこれを読み取り、精算時に再度、読取部25にて読み取るとよい。
図22は、料金確定後のデジタルチケット表示画面138の表示例を示す図である。飲食店で注文すると、提供者端末装置2からサービス内容、即ち注文内容が情報処理装置4経由で利用者端末装置1から取得可能になる。サービス提供者から注文されたサービス(飲食の提供)が完了すると、料金が確定し、提供者端末装置2から料金の情報が情報処理装置4経由で利用者端末装置1にて受信される(S119)。そして、図22に示すように料金が表示され(S120)、「確認」インタフェース143が表示される。「確認」インタフェース143が選択された場合、制御部10は、料金の確認を受け付け(S121)、確認の通知を情報処理装置4へ送信する(S122)。これにより、1回のデジタルチケットの利用が完了する。
図23は、一部行程が確定したプランの内容例を示す図である。制御部10は、図18-図22に示した画面にて順にデジタルチケットを承認し、料金が確定する都度に確認通知を情報処理装置4へ送信する。これにより、情報処理装置4によって各行程のデジタル帳票DFが完成する。図23は、同一の旅程に含まれる行程夫々のデジタル帳票DFに基づく確定プランの内容を示している。図17に示した初期プランと比較して一部が変更になっている。第2及び第13の行程の食事について自己負担が選択されている以外は、経費処理が選択されており、いずれも情報処理装置4にて完成されたデジタル帳票DFに基づいて経費処理が実行される。
図24は、旅程IDに対応付けられ記憶されるデータの内容例を示す図である。利用者端末装置1の制御部10が、図11及び図12のフローチャートに示したステップS124によって記憶する旅程データである。旅程データは、情報処理装置4にて、提供者端末装置2、支払者端末装置3から共有可能に記憶されてもよい。旅程データは、旅程IDに対応付けて旅程内容を含む。旅程データは、旅程IDに対応付けて、旅程に含まれる行程の行程ID、行程毎の項目及び行程で利用されたデジタルチケットの元となるデジタル帳票DFの取引IDを含む。旅程データは、情報処理装置4に記憶される場合、図24に示すように利用者IDに対応付けられているとよい。
図24には、図23に示した確定済みのプランについての旅程データの例が示されている。タイトルが「大阪出張」の旅程IDは、日時に基づくIDが付されている。旅程IDに紐付けて、旅程IDに例えば数字4桁を付加した行程IDが付された各行程の項目及び内容、利用されたデジタルチケットのデジタル帳票DFの取引IDが記憶されている。「大阪出張」の旅程の内、第3の行程である業務では、デジタルチケットが利用されていないので取引IDは空欄である。取引IDに基づいて情報処理装置4の帳票DB405から提供者ID、サービスの利用開始日時、利用修了日時、サービス内容を取得することができる。旅程データにこれらのサービス内容等のデータ自体を含んでもよい。
図25は、旅程完了後の旅程プラン画面134の内容例を示す図である。旅程プラン画面134は、利用者端末装置1の制御部10によって、図23及び図24に示した一連の旅程の旅程IDに対応付けられている行程の内容を含む。図25の旅程プラン画面134では、同一の旅程IDに対応付けられている行程が全て完了していることが示されている。全ての旅程が完了する前であれば、図18で示したような、行程毎に変更又は削除を受け付けるインタフェース136、行程毎にデジタルチケットをリクエストするインタフェース135と共に表示されてよい。完了済みの行程には、行程毎に内容の編集を受け付けるインタフェースが含まれてもよい。編集を受け付ける場合、図24の旅程データにおけるイベント内容の編集が可能であるとよい。情報処理装置4、提供者端末装置2、及び支払者端末装置3によって許可された場合には、対応する取引IDのデジタル帳票DFを編集可能としてもよい。
図25の旅程プラン画面134では、旅程が完了しているので、「レポート作成」を実行するためのインタフェース144が表示されている。利用者端末装置1の制御部10は、チケットアテンダントの機能によって旅程が全て完了した状態で、旅程プラン画面134を表示する場合に、このインタフェース144を表示する。旅程プラン画面134には、経費利用のための業務上のレポートであるか、私的利用の旅行記的なレポートであるかの選択インタフェース145が、「レポート作成」用のインタフェース144と共に表示されている。選択インタフェース145はこれに限らず、インタフェース144が選択された後に選択可能にしてあってもよい。
図23-25に示した旅程データに基づくレポートの作成について手順を説明する。図26は、レポート作成処理手順の一例を示すフローチャートである。利用者端末装置1の制御部10は、インタフェース144が選択されると以下の処理を開始する。
制御部10は、インタフェース144が選択された際に旅程プラン画面134で表示している旅程の旅程IDを取得する(ステップS301)。
制御部10は、旅程IDに対応付けられている旅程データを記憶部11又は情報処理装置4から読み出す(ステップS302)。
制御部10は、旅程データに含まれている行程の取引IDに基づいて、情報処理装置4から、帳票DB405に記憶されている各行程に関するデジタル帳票DFを読み出す(ステップS303)。制御部10はステップS303にて、サービス(商品)の提供者IDから特定される提供者ID、料金、経費の区分等を、レポート作成に必要なデータを読み出すとよい。
制御部10は、読み出した旅程データの行程毎のデータを、項目別に分類し(ステップS304)、経費利用が選択されている行程に関するデジタル帳票DFの料金から、項目別の小計、及び合計を算出する(ステップS305)。
制御部10は、選択インタフェース145で選択されたレポートの種類を判別する(ステップS306)。
制御部10は、旅程のタイトル、旅程に含まれる業務項目の行程内容、及び日時、ステップS305で算出した小計及び合計を、ステップS306で選択された種類に対応付けて記憶してあるテンプレートでレポートとして出力する(ステップS307)。制御部10は、レポートの画像を表示部13に表示し(ステップS308)、処理を終了する。
図26のフローチャートに示した処理手順は、インタフェース144が選択されずとも、チケットアテンダント機能によって旅程が完了した時点で自動的に実行されてもよい。出力されたレポート(ドキュメントデータ)は、記憶部11に記憶されてもよいし、情報処理装置4経由で支払者端末装置3へ送信されてもよい。
図27は、出力されるレポートの内容例を示す図である。図27は、レポート表示画面146を示す。図27のレポートは、経費利用即ち業務上のレポートであることが選択された場合に出力された例である。レポートには、タイトル、目的、日時、経費利用の費用の内訳及び小計、項目別の合計が自動的に、旅程データ及びデジタル帳票DFから転記される。
制御部10は、レポート出力時に私的利用が選択されている場合、旅行記的なテンプレートで、題目を「旅行記」としたレポートを作成する。
このように、旅程データとして記憶されているから、テンプレートの選択によって、私的な利用の場合と、経費利用の場合とによってレポートの出力も容易になる。利用者は、経費利用の際の支払者への報告書を自動で作成することができる。経費処理も情報処理装置4にて経費データを作成して支払者端末装置3へ送信するから、利用者も支払者も経費利用に係る事務的手続きを軽減することができる。
このようにして、デジタル帳票DFに基づくデジタルチケットマーケットを提供するプラットフォームを利用することによって、利用者は経費利用の旅程及び私的利用の旅程両方について、利用者は、サービス毎のキャッシュレス決済を受ける必要はなく、1つのチケットアプリで、プラットフォームによって提供されるデジタルチケットを利用することができる。しかも利用者は、行程の進捗に応じて自動的にデジタルチケットを手配するチケットアテンダント機能を利用することができる。
上述のように開示された実施の形態は全ての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれる。
1 利用者端末装置
10 制御部
12 通信部
13 表示部
14 操作部
16 位置情報取得部
1P チケットアプリ(コンピュータプログラム)
4 情報処理装置
40 制御部
42 通信部
401 サービスDB
402 利用者DB
405 帳票DB

Claims (10)

  1. 表示部及び操作部を備えるコンピュータに、
    旅程のスケジュールを前記操作部にて受け付け、
    前記旅程の利用者の利用者識別情報を取得し、
    受け付けたスケジュールに基づき前記旅程に含まれる1又は複数の行程についてそれぞれ、サービス又は商品の対価の決済に必要となる取引情報の検索条件を指定した検索リクエストを、前記取引情報に対する処理を実行する情報処理装置へ送信し、
    前記取引情報は、サービス又は商品の利用者の利用者識別情報、前記サービス又は商品の提供者の提供者識別情報、前記サービス又は商品の対価を支払う支払者の支払者識別情報、及び、前記対価を示す対価情報を含み、前記利用者識別情報、前記提供者識別情報、前記支払者識別情報、及び、前記対価情報の内の少なくとも1つが確定すると作成されるデータであって、前記検索リクエストが送信される時点で少なくとも利用者識別情報が未確定であり、
    前記行程毎に、前記検索リクエストに応じて抽出される前記取引情報の候補を、前記取引情報に含まれる前記サービス又は商品の提供者の提供者識別情報と対応付けて前記表示部に表示し、
    表示した前記取引情報の候補の承認を前記操作部にて受け付け、
    承認された前記取引情報に対し、前記取引情報に含まれる前記提供者識別情報を確定させ、前記取引情報の利用者識別情報を、取得済みの利用者識別情報で確定させる通知を前記情報処理装置へ送信し、
    前記利用者識別情報と提供者識別情報が確定したことに基づき、前記サービス又は商品の利用に対するデジタルチケットを前記表示部に表示し、
    前記行程毎に、前記取引情報の支払者識別情報を決定させる前記行程の目的を受け付け、
    受け付けた目的を前記情報処理装置へ送信し、
    前記行程毎に、サービス若しくは商品の提供者からの対価の確定通知、又は、完了操作の入力によって行程が完了したと判断された場合、前記取引情報について確定した前記対価情報を取得し、
    前記利用者識別情報、提供者識別情報、支払者識別情報及び対価情報が確定した取引情報の取引識別情報を記憶する
    処理を実行させるコンピュータプログラム。
  2. 前記コンピュータに、
    前記1又は複数の行程毎に、該行程の開始の所定時間前、又は、前行程の完了の所定時間前のタイミングに、前記行程に対する前記検索リクエストの送信を実行させる、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
  3. 前記コンピュータに、
    前記タイミングにおける前記利用者の位置を示す位置データを取得し、
    取得した位置データが示す位置を条件として前記検索リクエストを送信する
    処理を実行させる、請求項2に記載のコンピュータプログラム。
  4. 前記コンピュータに、
    前記タイミングの時刻を取得し、
    取得した時刻を条件として前記検索リクエストを送信する
    処理を実行させる、請求項2又は3に記載のコンピュータプログラム。
  5. 前記コンピュータに、
    前記1又は複数の行程が完了したと判断された場合、前記1又は複数の行程の内容、行程が実行された日時、及び、該行程を区別する項目毎に利用されたサービス又は商品の料金を含むレポートを作成する
    処理を実行させる、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
  6. サービス又は商品の利用者の利用者端末装置と通信接続される情報処理装置が、前記利用者に対し、前記サービス又は商品の決済に必要となる取引情報を作成し、前記取引情報に基づいて前記利用者端末装置にデジタルチケットを提供するデジタルチケットシステムにおいて、
    前記取引情報は、サービス又は商品の利用者の利用者識別情報、前記サービス又は商品の提供者の提供者識別情報、前記サービス又は商品の対価を支払う支払者の支払者識別情報、及び、前記対価を示す対価情報を含み、前記利用者識別情報、前記提供者識別情報、前記支払者識別情報、及び、前記対価情報の内の少なくとも1つが確定すると作成されるデータであり、
    ービス又は商品の利用者が利用する利用者端末装置は、
    前記利用者の旅程のスケジュールを受け付ける手段と、
    前記利用者の利用者識別情報を取得する手段と、
    受け付けたスケジュールに基づき前記旅程に含まれる1又は複数の行程についてそれぞれ、サービス又は商品の対価の決済に必要となる前記取引情報の検索条件を指定した検索リクエストを、前記取引情報に対する処理を実行する情報処理装置へ送信する手段と、
    前記行程毎に、前記検索リクエストに応じて抽出される前記取引情報の候補を、前記取引情報に含まれる前記サービス又は商品の提供者の提供者識別情報と対応付けて表示する手段と、
    表示した前記取引情報の候補の承認を受け付ける手段と、
    承認された前記取引情報に対し、前記取引情報に含まれる前記提供者識別情報を確定させ、前記取引情報の利用者識別情報を、取得済みの利用者識別情報で確定させる通知を前記情報処理装置へ送信する手段と
    前記利用者識別情報と提供者識別情報が確定したことに基づき、前記サービス又は商品の利用に対するデジタルチケットを表示する手段と、
    前記行程毎に、前記取引情報の支払者識別情報を決定させる目的を受け付ける手段と、
    受け付けた目的を前記情報処理装置へ送信する手段と
    を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記検索リクエストの検索条件に基づき、作成済み又は作成される前記取引情報の内、少なくとも前記利用者識別情報が未確定である取引情報を抽出する手段と、
    抽出された取引情報を、該取引情報に含まれる提供者識別情報が示す前記サービス又は商品の提供者の情報と共に候補として前記利用者端末装置へ送信する手段と、
    前記利用者端末装置から送信される前記通知に基づいて前記取引情報の利用者識別情報を、前記利用者端末装置の利用者の利用者識別情報とする手段と
    前記利用者端末装置から送信される目的及び前記利用者識別情報に基づき、前記取引情報の支払者識別情報を確定させる手段と、
    前記行程毎に、サービス若しくは商品の提供者からの対価の確定通知、又は、完了操作の入力によって、行程が完了したか否かを判断する手段と、
    前記行程が完了したと判断した場合、前記取引情報について確定した前記対価情報を取得する手段と、
    前記利用者識別情報、提供者識別情報、支払者識別情報及び対価情報が確定した取引情報の取引識別情報を記憶する手段と
    を備えるデジタルチケットシステム。
  7. サービス又は商品の利用者が利用する利用者端末装置であって、
    旅程のスケジュールを受け付ける手段と、
    前記旅程の利用者の利用者識別情報を取得する手段と、
    受け付けたスケジュールに基づき前記旅程に含まれる1又は複数の行程についてそれぞれ、サービス又は商品の対価の決済に必要となる取引情報の検索条件を指定した検索リクエストを、前記取引情報に対する処理を実行する情報処理装置へ送信する手段と
    を備え、
    前記取引情報は、サービス又は商品の利用者の利用者識別情報、前記サービス又は商品の提供者の提供者識別情報、前記サービス又は商品の対価を支払う支払者の支払者識別情報、及び、前記対価を示す対価情報を含み、前記利用者識別情報、前記提供者識別情報、前記支払者識別情報、及び、前記対価情報の内の少なくとも1つが確定すると作成されるデータであって、前記検索リクエストが送信される時点で少なくとも利用者識別情報が未確定であり、
    前記行程毎に、前記検索リクエストに応じて抽出される前記取引情報の候補を、前記取引情報に含まれる前記サービス又は商品の提供者の提供者識別情報と対応付けて表示部に表示する手段と、
    表示した前記取引情報の候補の承認を受け付ける手段と、
    承認された前記取引情報に対し、前記取引情報に含まれる前記提供者識別情報を確定させ、前記取引情報の利用者識別情報を、取得済みの利用者識別情報で確定させる通知を前記情報処理装置へ送信する手段と
    前記利用者識別情報と提供者識別情報が確定したことに基づき、前記サービス又は商品の利用に対するデジタルチケットを前記表示部に表示する手段と、
    前記行程毎に、前記取引情報の支払者識別情報を決定させる前記行程の目的を受け付ける手段と、
    受け付けた目的を前記情報処理装置へ送信する手段と、
    前記行程毎に、サービス若しくは商品の提供者からの対価の確定通知、又は、完了操作の入力によって行程が完了したと判断された場合、前記取引情報について確定した前記対価情報を取得する手段と、
    前記利用者識別情報、提供者識別情報、支払者識別情報及び対価情報が確定した取引情報の取引識別情報を記憶する手段と
    を備える利用者端末装置。
  8. サービス又は商品の利用者の利用者端末装置と通信接続される情報処理装置が、前記利用者に対し、前記サービス又は商品の決済に必要となる取引情報を作成し、前記取引情報に基づいて前記利用者端末装置にデジタルチケットを提供する情報処理方法において、
    前記取引情報は、前記取引情報は、サービス又は商品の利用者の利用者識別情報、前記サービス又は商品の提供者の提供者識別情報、前記サービス又は商品の対価を支払う支払者の支払者識別情報、及び、前記対価を示す対価情報の内の少なくとも1つが確定すると作成されるデータであり、
    前記サービス又は商品の利用者が利用する端末装置が、前記利用者の旅程のスケジュールを受け付けるステップ、
    前記端末装置が、前記旅程の利用者の利用者識別情報を取得するステップ、
    前記端末装置が、受け付けたスケジュールに基づき前記旅程に含まれる1又は複数の行程についてそれぞれ、サービス又は商品の対価の決済に必要となる前記取引情報の検索リクエストを、前記取引情報に対する処理を実行する情報処理装置へ送信するステップ、
    前記情報処理装置は、前記検索リクエストの検索条件に基づき、作成済み又は作成される前記取引情報の内、少なくとも前記利用者識別情報が未確定である取引情報を抽出するステップ、
    前記情報処理装置が、抽出された取引情報を、該取引情報に含まれる提供者識別情報が示す前記サービス又は商品の提供者の情報と共に候補として前記端末装置へ送信するステップ、
    前記端末装置が、前記検索リクエストに応じて前記情報処理装置にて抽出される前記取引情報の候補を、前記取引情報に含まれる前記サービス又は商品の提供者の提供者識別情報と対応付けて表示部に表示するステップ、
    前記端末装置が、表示した前記取引情報の候補の承認を受け付けるステップ、
    前記端末装置が、承認された前記取引情報に対し、前記取引情報に含まれる前記提供者識別情報を確定させ、前記取引情報の利用者識別情報を、取得済みの利用者識別情報で確定させる通知を前記情報処理装置へ送信するステップ、
    前記端末装置が、前記利用者識別情報と提供者識別情報が確定したことに基づき、前記サービス又は商品の利用に対するデジタルチケットを前記表示部に表示するステップ、
    前記端末装置が、前記行程毎に、前記取引情報の支払者識別情報を決定させる目的を受け付けるステップ、
    前記端末装置が、受け付けた目的を前記情報処理装置へ送信するステップ、
    前記情報処理装置が、前記利用者端末装置から送信される目的及び前記利用者識別情報に基づき、前記取引情報の支払者識別情報を確定させるステップ、
    前記情報処理装置が、前記行程毎に、サービス若しくは商品の提供者からの対価の確定通知、又は、完了操作の入力によって、行程が完了したか否かを判断するステップ、
    前記情報処理装置が、前記行程が完了したと判断した場合、前記取引情報について確定した前記対価情報を取得するステップ、
    前記情報処理装置が、前記利用者識別情報、提供者識別情報、支払者識別情報及び対価情報が確定した取引情報の取引識別情報を記憶するステップ
    を含む情報処理方法。
  9. 前記情報処理装置は、前記取引情報に基づく、前記サービス又は商品の提供が完了した場合、前記取引情報を夫々識別するための取引識別情報を、前記取引情報に基づくサービス又は商品の利用を伴う行程を識別する行程識別情報に対応付けて記憶する
    請求項8に記載の情報処理方法。
  10. 前記情報処理装置は、
    前記旅程に含まれる1又は複数の行程が完了したと判断された場合、前記1又は複数の行程の行程識別情報を、前記旅程を識別する旅程識別情報と対応付けて記憶する
    請求項9に記載の情報処理方法。
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