JP7488784B2 - 鞘管付きプレキャストコンクリート部材及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、桟橋等の杭支持構造物の上部工を構成する鞘管付きプレキャストコンクリート部材及びその製造方法に関する。
桟橋等の杭支持構造物では、上部工の老朽化に伴い、鋼管杭を中詰めコンクリートの下端位置に合わせて切断するとともに、鋼管杭に支持されたコンクリート造の上部工を解体撤去した後、残存した鋼管杭の頭部に新たな上部工を形成する改修工事が行われている。
このような改修工事では、人手不足の解消、海上作業の安全性向上、上部コンクリートの品質向上及び供用停止期間の短縮を目的として、既設上部工の撤去作業等と平行して上部工を構成するプレキャストコンクリート部材(以下、PCa部材という)を別途陸上ヤード等で製作しておき、海上における作業を迅速且つ効率的に行う工法が開発されている。
以下にPCa部材53を用いた一般的な改修方法の手順を図14に基づいて説明する。
先ず、潜水士による既設杭支持構造物の現況調査を実施した後、図14(a)に示すように、既設鋼管杭50の中詰コンクリート下端付近で既設鋼管杭50の上部を切断し、既設鋼管杭50から切り離した劣化した既設上部工51を起重機船等により撤去する(切断撤去工程)。
次に、図14(b)に示すように、既設鋼管杭50の上部に継杭52,52…を嵌合させ、既設鋼管杭50の外周面と継杭52,52…の内周面との間隙に無収縮モルタル等の充填材を充填するとともに、既設鋼管杭50と継杭52との接合部での局部座屈防止のため継杭52と既設鋼管杭50の内部に中詰コンクリートを打設し、既設鋼管杭50と継杭52,52…とを接合する(継杭設置工程)。
一方、陸上ヤードでは、既設鋼管杭50の状況(杭径、打設ピッチ等)を考慮した上で成形するPCa部材53の形状に合わせて底型枠上の所定の配置に埋設管、鉄筋及び外型枠を設置し、型枠内にコンクリートを打設して埋設管付きのPCa部材53を製作しておく(PCa部材製作工程)。
そして、製作したPCa部材53を起重機船等によって吊り上げ、図14(c)に示すように、継杭52,52…を埋設管に接合させ、既設鋼管杭50,50間にPCa部材53を架設する(PCa部材設置工程)。
次に、図14(d)に示すように、嵌合した埋設管と継杭52,52…との間隙に無収縮モルタル等の充填材を充填するとともに、埋設管上部に蓋コンクリートを打設して既設鋼管杭50とPCa部材53とを一体化させる(PCa部材接合工程)。
最後に、継杭52,52…の飛沫帯部分等の重防食範囲にペトロラタムライニング工法で重防食被覆を施し作業が完了する(防食被覆工程)。
しかしながら、上述した従来の一般的な改修方法では、継杭設置行程、PCa部材設置行程、PCa部材接合行程及び防食被覆行程等の海上で実施する作業に手間を要するため、施工安全上の観点から更に施工の省力化が求められている。
また、継杭設置行程では、継杭52,52…と既設鋼管杭50が一体化されるまでの養生期間が必要であり、使用する無収縮モルタルの硬化期間にもよるが水中硬化であることを考慮すると、一週間程度の待機期間が必要であった。
そこで、近年では、継杭設置行程、PCa部材接合行程及び防食被覆行程を海上ではなく、安定した陸上で施工することを目的とし、プレキャスト部材本体55の下面より突出する突出鞘管56を備え、鞘管56と継杭とを一体化させた突出鞘管付きプレキャストコンクリート部材(以下、突出鞘管付きPCa部材という)57を用いた工法が開発されている(例えば、特許文献1を参照)。
このような突出鞘管付きPCa部材57を陸上で製作するには、図15(a)に示すように、突出鞘管56を地上に建て込むとともに、その周りに堅牢な型枠支持用の支保工(以下、型枠支保工58,58という)を組み立て、型枠支保工58,58上で型枠59にコンクリートを打設してプレキャスト部材本体55を成形する方法(以下、地上建て込み式という)が考えられている。
また、その他の方法として、図15(b)に示すように、地盤に所定の深さの建て込み用の竪穴60を掘削し、この竪穴60に突出鞘管56の上端を地表面より突出させた状態で建て込み、地表部に設置した型枠59内にコンクリートを打設してプレキャスト部材本体55を成型する方法(以下、竪穴建て込み式という)が考えられている。
特開2018-25042号公報
しかしながら、上述の如き地上建て込み式では、型枠内に打設されたコンクリートが養生固化され、突出鞘管とプレキャスト部材本体とが接合されるまでの期間、型枠及び打設されたコンクリートの重量を型枠支保工のみで支持しなければならず、安全性を考慮し型枠支保工を堅牢なものにする必要があった。
よって、地上建て込み式では、堅牢な型枠支保工の組み立てに労力及び時間を要するため、施工性や費用の観点からより良い方法が求められている。
一方、上述の如き竪穴建て込み式では、突出する鞘管の長さにもよるが、竪穴を掘削する必要があるので、製作ヤードの条件等によって実施できない場合があり、また、複数の突出鞘管を有するPCa部材や複数のPCa部材を平行して製作する際には、多くの竪穴の掘削および孔壁保護が必要となり、多大な労力と時間が費やされるという問題があった。
そこで、本発明は、このような従来の問題に鑑み、陸上で効率よく突出鞘管を有する鞘管付きプレキャストコンクリート部材を制作することが可能な鞘管付きプレキャストコンクリート部材及びその製造方法の提供を目的としてなされたものである。
上述の如き従来の問題を解決するための請求項1に記載の発明の特徴は、下面に開口した杭挿入部を有するプレキャスト部材本体と、該杭挿入部内に上部が保持され、前記プレキャスト部材本体の下面より突出する突出鞘管とを備えてなる鞘管付きプレキャストコンクリート部材において、前記杭挿入部内に保持される埋設管と、該埋設管の内周面に支持された複数の被支持部材と、前記突出鞘管の上部外周面に突設され、前記被支持部材を支持する複数の支持部材とを備え、前記埋設管の内周面と前記突出鞘管上部の外周面との間に充填材が充填されていることにある。
請求項2に記載の発明の特徴は、請求項1の構成に加え、前記複数の被支持部材は、前記埋設管内周面に周方向で移動できるように設置されていることにある。
請求項3に記載の発明の特徴は、請求項1の構成に加え、前記複数の支持部材は、前記突出鞘管の上部外周面に周方向で移動できるように設置されていることにある。
請求項4に記載の発明の特徴は、請求項1~3の何れか一の構成に加え、前記突出鞘管の外周面の一部又は全体に重防食被覆が形成されていることにある。
請求項5に記載の発明の特徴は、下面に開口した杭挿入部を有するプレキャスト部材本体と、該杭挿入部内に上部が保持され、前記プレキャスト部材本体の下面より突出する突出鞘管とを備えてなる鞘管付きプレキャストコンクリート部材の製造方法において、底型枠上に前記杭挿入部を形成する内型枠を兼用する埋設管を載置するとともに、前記底型枠上に前記プレキャスト部材本体用の外型枠を設置し、該外型枠内にコンクリートを打設して前記プレキャスト部材本体を形成し、前記埋設管の内側に支持された複数の被支持部材の位置と、前記突出鞘管の上部外周面に突設された支持部材との位置が周方向でずらされた状態で前記埋設管の内側に前記突出鞘管を建て込み、しかる後、前記プレキャスト部材本体を上昇させ、前記被支持部材間に前記支持部材を通過させて前記埋設管内に前記突出鞘管の上部を配置させ、その状態から前記複数の被支持部材と前記複数の支持部材とを互いに周方向に相対移動させて、前記被支持部材を前記支持部材に支持させるとともに、簡易支保工を介して前記プレキャスト部材本体の下面を前記底型枠の上面に支持させ、その状態で前記埋設管の内周面と前記突出鞘管上部の外周面との間に充填材を充填し、前記埋設管の内側に前記突出鞘管の上部を接合させることにある。
請求項6に記載の発明の特徴は、請求項5の構成に加え、前記底型枠上の前記埋設管の内側に回転盤を設置し、該回転盤上に前記複数の被支持部材の位置と、前記複数の支持部材との位置が周方向でずらされた状態で前記突出鞘管を建て込み、前記プレキャスト部材本体を上昇させ、前記被支持部材間に前記支持部材を通過させて前記埋設管内に前記突出鞘管の上部を配置させた後、前記回転盤を回転させ、前記複数の被支持部材と前記複数の支持部材とを互いに周方向に相対移動させて、前記被支持部材を前記支持部材に支持させることにある。
請求項7に記載の発明の特徴は、請求項5の構成に加え、前記複数の被支持部材を前記埋設管内周面に周方向で移動できるように設置しておき、前記プレキャスト部材本体を上昇させた後、前記複数の被支持部材を周方向に移動させ、前記被支持部材を前記支持部材に支持させることにある。
請求項8に記載の発明の特徴は、請求項5の構成に加え、前記複数の支持部材を前記突出鞘管の上部外周面に周方向で移動できるように設置しておき、前記プレキャスト部材本体を上昇させた後、前記複数の支持部材を周方向に移動させ、前記被支持部材を前記支持部材に支持させることにある。
請求項9に記載の発明の特徴は、請求項5~8の何れか一の構成に加え、前記突出鞘管の外周面の一部又は全体に重防食被覆を形成しておくことにある。
本発明に係る鞘管付きプレキャストコンクリート部材は、請求項1に記載の構成を具備することによって、製作時に突出鞘管とプレキャスト部材本体とが接合されるまでの期間において、被支持部材及び支持部材を介して突出鞘管にプレキャスト部材本体を支持させることができる。
また、本発明において、請求項2乃至3に記載の構成を具備することによって、被支持部材又は支持部材の位置を周方向にずらしておくことによって、製作時に突出鞘管とプレキャスト部材本体とを上下方向で相対移動させることができ、効率的に製作することができる。
さらに、本発明において、請求項4に記載の構成を具備することによって、海上での重防食被覆作業を省略することができる。
また、本発明において、請求項5に記載の構成を具備することによって、堅牢な型枠用支保工や竪穴を用いることなく、突出鞘管を有する鞘管付きプレキャストコンクリート部材を地上で製作することができ、製作費用の削減及び作業の効率化を図ることができる。
さらに、本発明において、請求項6乃至8に記載の構成を具備することによって、プレキャスト部材本体を上昇させた後、被支持部材と支持部材とを周方向で相対移動させることで、容易に支持部材に被支持部材を支持させることができる。
更にまた、本発明において、請求項9に記載の構成を具備することによって、海上での重防食被覆作業を省略することができる。
本発明に係る鞘管付きプレキャストコンクリート部材の使用した杭支持構造物の一例を示す正面図である。 同上のA-A線矢視図である。 (a)は本発明に係る鞘管付きプレキャストコンクリート部材の一例を示す平面図、(b)は同B-B線矢視断面図である。 (a)は図3中のプレキャスト部材本体の一例を示す平面図、(b)は同B-B線矢視断面図である。 (a)は図3中の突出鞘管一例を示す平面図、(b)は同正面図である。 (a)は本発明に係る鞘管付きプレキャストコンクリート部材の製作方法における手順を示す図であって、プレキャスト部材本体製作工程の状態を示す平面図、(b)は同B-B線矢視断面図である。 (a)は同上の突出鞘管建て込み工程の状態を示す平面図、(b)は同B-B線矢視断面図である。 (a)は同上のプレキャスト部材本体の吊り上げ工程の状態を示す平面図、(b)は同A-A線矢視断面図である。 (a)は同上のプレキャスト部材本体の仮支持工程の状態を示す平面図、(b)は同B-B線矢視断面図である。 (a)は同上の突出鞘管接合工程の状態を示す平面図、(b)は同B-B線矢視断面図である。 同上の鞘管付きプレキャストコンクリート部材の移送工程の状態を示す断面図である。 (a)~(d)は長さの異なる突出鞘管を有する鞘管付きプレキャストコンクリート部材の製作手順の概要を示す断面図である。 本発明に係る鞘管付きプレキャストコンクリート部材の他の実施態様に使用するプレキャスト部材本体の一例を示す平面図、(b)は同B-B線矢視断面図である。 (a)~(d)は従来の杭支持構造物の改修手順の概略を示す正面図である。 (a)は従来の突出鞘管を有する鞘管付きプレキャストコンクリート部材の製作方法の一例を示す縦断面図、(b)は同他の一例を示す縦断面図である。
次に、本発明に係る鞘管付きプレキャストコンクリート部材の実施態様を図1~図5に示した実施例に基づいて説明する。尚、図中符号1は本発明を使用した桟橋等の杭支持構造物である。
この杭支持構造物1は、図1に示すように、水底地盤2に打設された複数の鋼管杭3,3…と、鋼管杭3,3…に支持された鞘管付きプレキャストコンクリート部材4,4…を用いた上部工5とを備え、上部工5上に床版部6が形成されている。
上部工5は、図2に示すように、鋼管杭3,3…に接合された複数の鞘管付きプレキャストコンクリート部材4,4…を備え、各鞘管付きプレキャストコンクリート部材4,4…間が場所打ちコンクリート7によって連結されている。
鞘管付きプレキャストコンクリート部材4,4…は、図2に示すように、複数の鞘管を有するものであってもよく、一つの鞘管を有するものであってもよい。尚、本実施例では、一つの鞘管を有するものを例に説明する。
鞘管付きプレキャストコンクリート部材4,4…は、図3に示すように、少なくとも下面に開口した杭挿入部10を有するプレキャスト部材本体11と、杭挿入部10内に上部が保持され、プレキャスト部材本体11の下面より突出する突出鞘管12とを備え、鋼管杭3,3…の杭頭部に突出鞘管12内に固定されたブラケット状の支承部材13,13…が支持されることにより仮支持され、嵌合された突出鞘管12と杭頭部との間にグラウト等の充填材が打設されることにより杭頭部に接合されるようになっている。
また、この鞘管付きプレキャストコンクリート部材4は、杭挿入部10内に保持される埋設管14と、埋設管14の内周面に支持された複数の被支持部材15,15…と、突出鞘管12の上部外周面に突設された複数の支持部材16,16…とを備え、埋設管14内に突出鞘管12の上部が挿入され、埋設管14の内周面と突出鞘管12上部の外周面との間に無収縮グラウト等の充填材17が充填されている。
プレキャスト部材本体11は、構造物の態様、配置される位置や、複数の鋼管杭3,3…に支持させる場合にそれに対応して鞘管付きプレキャストコンクリート部材4が有する突出鞘管12の数量に合わせて多種多様な形状とすることができ、例えば、図4に示す平面視凸字ブロック状や平面視長方形状、平面視正方形状又は平面視十字ブロック形状等の形状とすることができる。
このプレキャスト部材本体11には、中央部分に上下に貫通した杭挿入部10が形成され、この杭挿入部10に円筒状の埋設管14が保持されている。
埋設管14は、鋼管等によって構成され、プレキャスト部材本体11の高さと同じ高さの円筒状に形成され、内周面に複数の被支持部材15,15…が周方向に間隔をおいて固定されている。
被支持部材15,15…は、鋼板等によって一定幅を有する扇形状等に形成されている。なお、被支持部材15としてチャンネル材を用いて、コの字部分を埋設管14の内周面に溶接するようにしてもよい。被支持部材15としてチャンネル材を用いることにより、支持部材16のずれ防止の効果が見込まれる。
突出鞘管12は、図5に示すように、鋼管等によってプレキャスト部材本体11の高さよりも長い円筒状に形成され、上部が杭挿入部10内に保持され、下側部分がプレキャスト部材本体11の下面より下向きに突出している。
尚、突出鞘管12のプレキャスト部材の下面より突出する部分の長さは、改修工事の場合、既設鋼管杭3の切断長及び当該既設鋼管杭3とのラップ長等に基づき決定する。尚、鞘管付きプレキャストコンクリート部材4を新設工事に用いる場合、突出鞘管12のプレキャスト部材本体11の下面より突出する部分の長さは、鋼管杭3,3…の打設深度、鋼管杭3,3…の満潮時及び干潮時の水面突出高さ、設計上必要な杭頭モーメントを満たす長さ等を基に決定する。
この突出鞘管12には、その上部外周に被支持部材15,15…と同数の支持部材16,16…が周方向に所定の間隔で突設され、被支持部材15,15…を支持部材16,16…に支持させることができるようになっている。
なお、支持部材16の設置数及び位置は、鞘管12が載荷するプレキャスト部材本体11の重量等に基づいて決定する。
また、この突出鞘管12には、その所定高さの内周面にブラケット状の複数の支承部材13,13…が周方向に間隔をおいて固定されている。尚、本実施例では、ブラケット状の複数の支承部材13を用いた場合について説明したが、支承部材の態様はこれに限定されず、例えば、支承部材をH形鋼等によって形成し、所定の高さで直径方向に架設させてもよい。
尚、この突出鞘管12には、特に図示しないが、その外周面の少なくとも下端より一体高さの範囲に重防食被覆が形成されている。
重防食被覆は、ポリエチレンやウレタンエラストマー等からなる重防食用被覆材によって構成されている。
次に、上述の如き鞘付きプレキャストコンクリート部材の製作方法について図6~図11に基づいて説明する。尚、上述の実施例と同様の構成には同一符号を付して説明する。
先ず、図6に示すように、地表部に形成された底型枠20上に回転盤24を設置するとともに、回転盤24の外側の底型枠20上に杭挿入部10を形成する内型枠を兼用する埋設管14を載置する。
次に、埋設管14の周辺に必要な鉄筋等(図示せず)を配筋し、底型枠20上に成形するプレキャスト部材本体11の形状に沿って外型枠21を設置し、外型枠21内にコンクリートを打設した後、コンクリートを養生・固化させてプレキャスト部材本体11を形成する。
コンクリートが固化した後、外型枠21を撤去し、図7に示すように、埋設管14の内側に配置された回転盤24上に突出鞘管12を建て込む。
その際、突出鞘管12の上部外周面に設置された支持部材16,16…の位置が埋設管14の内側に設置された複数の被支持部材15,15…の位置と周方向でずらされた状態で回転盤24上に突出鞘管12を建て込む。
また、支持部材16の位置が被支持部材15に干渉してしまうようであれば、回転盤24を回転させ、支持部材16の位置が被支持部材15,15…と干渉しない位置に来るように突出鞘管12を回転させる。
尚、突出鞘管12には、事前にその外周面の少なくとも下端より一体高さの範囲に重防食被覆を形成しておく。
次に、図8に示すように、クレーン等によってプレキャスト部材本体11を吊り上げて上昇させ、被支持部材15,15…間に支持部材16,16…を通過させて埋設管14内に突出鞘管12の上部を挿通させるとともに、被支持部材15,15…が支持部材16,16…より高い位置に至るまで上昇させる。
その際、予め突出鞘管12を本来の位置から回転させた状態で建て込み、突出鞘管12の外周面に支持された被支持部材16の位置が埋設管14の内側に設置された複数の被支持部材15,15…の位置と干渉しない位置にあるので、埋設管14の内側に支持された被支持部材15,15…と、突出鞘管12の上部外周に支持された支持部材16,16…とが互いに干渉せず、プレキャスト部材を突出鞘管12の上部位置、即ち、被支持部材15,15…が支持部材16,16…より高い位置に至るまで上昇させることができる。
次に、図9に示すように、回転盤24によって突出鞘管12を所定角度だけ回転させ、複数の支持部材16,16…を複数の被支持部材15,15…と重なるように周方向に相対移動させて、各被支持部材15,15…と各支持部材16,16…の位置を合わせる。
また、底型枠20上の埋設管14を挟んで外側の位置に簡易支保工22,22を組み立て、その後、プレキャスト部材本体11を降下させ、被支持部材15,15…を支持部材16,16…に支持させるとともに、簡易支保工22,22を介してプレキャスト部材本体11の下面を底型枠20の上面に支持させる。
その際、プレキャスト部材本体11は、被支持部材15,15…及び支持部材16,16…を介して突出鞘管12でも仮支持されるので、簡易支保工22,22が負担すべきプレキャスト部材の荷重が少なくて済む。
よって、簡易支保工22,22は、図15(a)に示す堅牢な型枠支保工に比べ、簡便な構造でよく、組み立て及び撤去に要する時間や労力を大幅に低減することができる。
次に、図10に示すように、埋設管14の下面を型枠板23で閉鎖し、埋設管14の内周面と突出鞘管12上部の外周面との間に無収縮グラウト等の充填材17を充填し、充填材17を養生・固化させて埋設管14の内側に突出鞘管12の上部を接合させる。
最後に、図11に示すように、鞘管付きプレキャストコンクリート部材4,4…をクレーンや起重機船等によって吊り上げて移送するとともに、簡易支保工22,22を撤去して作業が完了する。
このように構成された鞘管付きプレキャストコンクリート部材4,4…は、図15(a)に示すような堅牢な型枠支保工や図15(b)に示すような竪穴を用いる必要がなく、少ない労力と時間で製作することができる。
尚、改修工事においては、通常、既設鋼管杭3の中詰めコンクリート下端の位置に合わせて切断するが、特定の既設鋼管杭3が腐蝕等により中詰めコンクリート下端の位置に合わせて切断することが困難な場合、既設鋼管杭3の中詰めコンクリート下端より海面に近い場所で切断することもある。
この場合、この特定の既設鋼管杭3の切断した上端位置と他の既設鋼管杭3の切断した上端位置とにズレが生じる。
この上端の位置にズレが生じた特定の既設鋼管杭3と他の既設鋼管杭3とに複数の突出鞘管を有する鞘付きプレキャストコンクリート部材4を架設する場合には、プレキャストコンクリート部材4を製作する際、一のプレキャスト本体11に保持される複数の突出鞘管12の突出長が異なることが予想される。
このように一の鞘付きプレキャストコンクリート部材4に異なる突出長の突出鞘管12があるときには、プレキャスト部材本体11の製作後、図12に示す手順によって各突出鞘管12a,12bとプレキャスト部材本体11との接合を行う。尚、図中符号12a,12bはそれぞれ長さ異なる突出鞘管である。また、上述の実施例と同様の構成には同一符号を付して説明を省略する。
先ず、図12(a)に示すように、プレキャスト部材本体11の各埋設管14,14の内側の回転盤24上にそれぞれ長さの異なる突出鞘管12a,12bを建て込む。
その際、予め突出鞘管12a,12bを本来の位置から回転させた状態で建て込み、突出鞘管12a,12bの外周面に支持された被支持部材16の位置が各埋設管14の内側に設置された複数の被支持部材15,15…の位置と干渉しないようにしておく。
また、突出鞘管12a,12bは、長さが異なるので、この状態では、短い突出鞘管12aの上端が長い突出鞘管12bの上端より低くなっている。
次に、図12(b)に示すように、プレキャスト部材本体11をクレーン等によって吊り上げて短い突出鞘管12aの上部位置まで上昇させ、回転盤24によって短い突出鞘管12aを所定角度だけ回転させ、短い突出鞘管12aに支持された複数の支持部材16,16…を複数の被支持部材15,15…と重なるように周方向に相対移動させて、各被支持部材15,15…と各支持部材16,16…の位置を合わせる。
また、底型枠20上に簡易支保工22,22を組み立て、その後、プレキャスト部材本体11を降下させ、被支持部材15,15…を短い突出鞘管12aの支持部材16,16…に支持させるとともに、簡易支保工22,22を介してプレキャスト部材本体11の下面を底型枠20の上面に支持させる。
そして、この位置で短い突出鞘管12aが接合される埋設管14の下面を型枠板23で閉鎖し、埋設管14の内周面と短い突出鞘管12a上部の外周面との間に無収縮グラウト等の充填材17を充填し、充填材17を養生・固化させて埋設管14の内側に短い突出鞘管12aの上部を接合させる。
次に、図12(c)に示すように、再度プレキャスト部材本体11をクレーン等によって吊り上げて長い突出鞘管12bの上部位置まで上昇させる。
その際、短い突出鞘管12aとプレキャスト部材本体11とが既に接合されているので、プレキャスト部材本体11の上昇に伴い短い突出鞘管12aも持ち上げられる。
そして、回転盤24によって長い突出鞘管12bを所定角度だけ回転させ、長い突出鞘管12bに支持された複数の支持部材16,16…を複数の被支持部材15,15…と重なるように周方向に相対移動させて、各被支持部材15,15…と各支持部材16,16…の位置を合わせる。
また、プレキャスト部材本体11の上昇に合わせ、簡易支保工22,22を組み直すとともに、短い突出鞘管12a下に高さ調節用部材25を設置する。
そして、図12(d)に示すように、プレキャスト部材本体11を降下させ、被支持部材15,15…を長い突出鞘管12bの支持部材16,16…に支持させるとともに、簡易支保工22,22を介してプレキャスト部材本体11の下面を底型枠20の上面に支持させ、且つ、短い突出鞘管12aを高さ調節部材25に支持させる。
この状態で埋設管14の下面を型枠板23で閉鎖し、埋設管14の内周面と長い突出鞘管12bの上部外周面との間に無収縮グラウト等の充填材17を充填し、充填材17を養生・固化させて埋設管14の内側に長い突出鞘管12bの上部を接合させる。
尚、上述の実施例では、短い突出鞘管12aを高さ調節部材25に支持させた場合について説明したが、簡易支保工22の強度が確保できれば、高さ調節部材25を省略することもできる。
また、突出鞘管12a,12bを建て込む際に予め短い突出鞘管12aと回転盤24の間に高さ調節部材25を設置し、両突出鞘管12a,12bの高さを合わせておき、両突出鞘管12a,12bとプレキャスト部材本体11との接合作業を同じ高さでおこなってもよい。
また、上述の実施例では、回転盤24を用いて突出鞘管12を回転させる場合について説明したが、鞘付きプレキャストコンクリート部材4及びその製造方法の態様はこれに限定されず、例えば、図13に示すように、埋設管14の内周面に複数の被支持部材15,15…が周方向に移動できるように設置されたものを用いてもよい。尚、上述の実施例と同様の構成には同一符号を付して説明を省略する。
被支持部材15,15…は、円環状の回転部材18の内周面に周方向に所定の間隔で固定され、回転部材18を回転させることによって埋設管14の内側で周方向に移動できるようになっている。
回転部材18は、鋼材で埋設管14の内径と略同じ外径を有する円環状に形成され、その上下縁が埋設管14の内周面に固定されたガイドリング19,19に挟まれ、埋設管14の内周面に対し周方向に回転可能且つ、上下方向で移動不能に支持されている。
この場合、プレキャスト部材本体11の製作後、回転部材18を回転させ、埋設管14の内側に設置された複数の被支持部材15,15…の位置を周方向で移動させておき、埋設管14の内側に設置された複数の被支持部材15,15…の位置と突出鞘管12の上部外周面に設置された支持部材16,16…との位置が周方向でずらされた状態とし、その状態で埋設管14の内側に突出鞘管12を建て込み、プレキャスト部材本体11を上昇させた後、回転部材18を回転させ、被支持部材15と支持部材16との位置を合わせる。
尚、複数の被支持部材15,15…を埋設管14の内側面に溶接等で固定し、突出鞘管12の上部外周に複数の支持部材16,16…を周方向に移動できるように設置したものであってもよい。
また、本発明は、保有する突出鞘管が一の場合、複数の被支持部材15,15…を埋設管14の内側面に固定し、複数の支持部材16,16…を突出鞘管12の上部外周に固定しておき、被支持部材15,15…の位置と支持部材16,16…との位置が周方向でずらされた状態で埋設管14の内側に突出鞘管12を建て込み、プレキャスト部材本体11を上昇させた後、プレキャスト部材本体11を旋回させ、被支持部材15,15…を支持部材16,16…の位置に合わせて支持させるようにしてもよい。
また、上述の実施例では、プレキャスト部材本体11を成形した後に突出鞘管12を建て込む場合について説明したが、埋設管14及び突出鞘管12を設置した後にプレキャスト部材本体11の成形を行うこともできる。
1 杭支持構造物
2 水底地盤
3 鋼管杭
4 鞘管付きプレキャストコンクリート部材
5 上部工
6 床版部
7 場所打ちコンクリート
10 杭挿入部
11 プレキャスト部材本体
12 突出鞘管
13 支承部材
14 埋設管
15 被支持部材
16 支持部材
17 充填材
18 回転部材
19 ガイドリング
20 底型枠
21 外型枠
22 簡易支保工
23 型枠板
24 回転盤
25 高さ調節部材

Claims (9)

  1. 下面に開口した杭挿入部を有するプレキャスト部材本体と、該杭挿入部内に上部が保持され、前記プレキャスト部材本体の下面より突出する突出鞘管とを備えてなる鞘管付きプレキャストコンクリート部材において、
    前記杭挿入部内に保持される埋設管と、該埋設管の内周面に支持された複数の被支持部材と、前記突出鞘管の上部外周面に突設され、前記被支持部材を支持する複数の支持部材とを備え、前記埋設管の内周面と前記突出鞘管上部の外周面との間に充填材が充填されていることを特徴とする鞘管付きプレキャストコンクリート部材。
  2. 前記複数の被支持部材は、前記埋設管内周面に周方向で移動できるように設置されている請求項1に記載の鞘管付きプレキャストコンクリート部材。
  3. 前記複数の支持部材は、前記突出鞘管の上部外周面に周方向で移動できるように設置されている請求項1に記載のプレキャストコンクリート部材。
  4. 前記突出鞘管の外周面の一部又は全体に重防食被覆が形成されている請求項1~3の何れか一に記載の鞘管付きプレキャストコンクリート部材。
  5. 下面に開口した杭挿入部を有するプレキャスト部材本体と、該杭挿入部内に上部が保持され、前記プレキャスト部材本体の下面より突出する突出鞘管とを備えてなる鞘管付きプレキャストコンクリート部材の製造方法において、
    底型枠上に前記杭挿入部を形成する内型枠を兼用する埋設管を載置するとともに、前記底型枠上に前記プレキャスト部材本体用の外型枠を設置し、該外型枠内にコンクリートを打設して前記プレキャスト部材本体を形成し、
    前記埋設管の内側に支持された複数の被支持部材の位置と、前記突出鞘管の上部外周面に支持された支持部材との位置が周方向でずらされた状態で前記埋設管の内側に前記突出鞘管を建て込み、
    しかる後、前記プレキャスト部材本体を上昇させ、前記被支持部材間に前記支持部材を通過させて前記埋設管内に前記突出鞘管の上部を配置させ、その状態から前記複数の被支持部材と前記複数の支持部材とを互いに周方向に相対移動させて、前記被支持部材を前記支持部材に支持させるとともに、簡易支保工を介して前記プレキャスト部材本体の下面を前記底型枠の上面に支持させ、
    その状態で前記埋設管の内周面と前記突出鞘管上部の外周面との間に充填材を充填し、前記埋設管の内側に前記突出鞘管の上部を接合させることを特徴とする鞘管付きプレキャストコンクリート部材の製造方法。
  6. 前記底型枠上の前記埋設管の内側に回転盤を設置し、該回転盤上に前記複数の被支持部材の位置と、前記複数の支持部材との位置が周方向でずらされた状態で前記突出鞘管を建て込み、
    前記プレキャスト部材本体を上昇させ、前記被支持部材間に前記支持部材を通過させて前記埋設管内に前記突出鞘管の上部を配置させた後、前記回転盤を回転させ、前記複数の被支持部材と前記複数の支持部材とを互いに周方向に相対移動させて、前記被支持部材を前記支持部材に支持させる請求項5に記載の鞘管付きプレキャストコンクリート部材の製造方法。
  7. 前記複数の被支持部材を前記埋設管内周面に周方向で移動できるように設置しておき、前記プレキャスト部材本体を上昇させた後、前記複数の被支持部材を周方向に移動させ、前記被支持部材を前記支持部材に支持させる請求項5に記載の鞘管付きプレキャストコンクリート部材の製造方法。
  8. 前記複数の支持部材を前記突出鞘管の上部外周面に周方向で移動できるように設置しておき、前記プレキャスト部材本体を上昇させた後、前記複数の支持部材を周方向に移動させ、前記被支持部材を前記支持部材に支持させる請求項5に記載の鞘管付きプレキャストコンクリート部材の製造方法。
  9. 前記突出鞘管の外周面の一部又は全体に重防食被覆を形成しておく請求項5~8のいずれか一に記載の鞘管付きプレキャストコンクリート部材の製造方法。
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