JP7488290B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、回動カバー付きコネクタに関する。
従来、自動車等に搭載される各種電装品間を電気的に接続するワイヤハーネス(電線)は、コネクタによって接続されている。このようなコネクタは、通常、雄型コネクタと雌型コネクタとで構成されている。そして、例えば電気自働車等に搭載され、バッテリ充電を行うための充電インレット装置では、防塵、端子保護、周囲への感電防止等の目的で、ハウジングの前方開口(筒状の開口部)にキャップ(回動カバー)を備えた充電インレット装置が知られている(特許文献1参照)。キャップは、ハウジングの前面壁に密着して前方開口を塞ぐ閉位置と、前面壁より離間して前方開口を開放する開位置との間で回転自在に設けられている。
また、収容箱の挿入口に挿入されるコネクタと収容箱との間に、収容箱及びコネクタに密着する密着部材が配置され、挿入口がコネクタ及び密着部材によって密閉される電気接続箱が知られている(特許文献2参照)。ゴムによって構成された密着部材(環状パッキン)は、環状をなし、コネクタの柱状部に設けられた凹部に配置されて柱状部を囲んでいる。密着部材は、収容箱の覆部とコネクタの柱状部とに密着することで、挿入口を密閉し、挿入口から水が収容箱内に浸入することを防止する。
特開2014-32901号公報 特開2020-48263号公報
ところで、特許文献1に開示されたキャプは、ハウジングに回転自在に取付けられているので、閉じる時にキャップの内面に配置されたパッキンとハウジングの前面壁が接触するタイミングに差が生じてしまう。そこで、パッキンの圧縮変形が均等にならず、防水性が低下する懸念がある。
また、特許文献2に開示された密着部材は、コネクタが収容箱に対して回転自在に取付けられた場合、コネクタの柱状部を閉じる時には、柱状部の周方向に配置された密着部材が収容箱の覆部に接触するタイミングに差が生じてしまい、密着部材の偏りや噛み込み等の接触不良を招き、防水性が低下する懸念がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、回動カバー付きコネクタにおける安定した防水性能を確保することができるコネクタを提供することにある。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
筒状の開口部を有するハウジングと、
前記開口部に嵌合する筒状部を有して前記ハウジングに回動自在に取り付けられる回動カバーと、
前記開口部と前記筒状部の嵌合部分に配置され、コネクタ嵌合方向に対して交差する方向に圧縮されることにより前記嵌合部分をシールする環状パッキンと、を備えたコネクタであって、
前記環状パッキンは、第1シール部及び第2シール部を有し、
前記第1シール部は、前記回動カバーの回動軸に対して第2シール部よりも近い位置に設けられ、
前記第2シール部は、前記回動軸に対して前記第1シール部よりも遠い位置に設けられ、且つ、前記回動カバーを閉じるときに、前記第1シール部と同じタイミングで前記開口部と前記筒状部との間で圧縮される、
ことを特徴とするコネクタ。
本発明によれば、回動カバー付きコネクタにおける安定した防水性能を確保することができるコネクタを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の第1実施形態に係るコネクタを構成するインレットと、このインレットに嵌合される相手コネクタであるインレットプラグとを示す斜視図である。 図2は、図1に示したインレットの分解斜視図である。 図3は、図2に示した回動カバーの背面側の分解斜視図である。 図4は、図3に示した環状パッキンが回動カバーの筒状部に装着された状態を示す斜視図である。 図5は、図4に示した回動カバーをハウジングに取り付ける手順を説明する斜視図である。 図6は、回動カバーが開いた状態を示すインレットの斜視図である。 図7は、図6に示したインレットの接続端子の軸線に沿う縦断面図である。 図8は、図7に示した回動カバーが閉じる直前状態を示す縦断面図である。 図9は、図7に示した回動カバーが閉じた状態を示す縦断面図である。 図10は、参考例に係るコネクタを構成するインレットの回動カバーが閉じる直前状態を示す縦断面図である。 図11は、本発明の第2実施形態に係るコネクタを構成するインレットの回動カバーが開いた状態を示す縦断面図である。 図12は、図11に示した回動カバーが閉じる直前状態を示す縦断面図である。 図13は、図11に示した回動カバーが閉じた状態を示す縦断面図である。
以下、本発明に係る実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るコネクタを構成するインレット1と、このインレット1に嵌合される相手コネクタであるインレットプラグ5とを示す斜視図である。図2は、図1に示したインレット1の分解斜視図である。図3は、図2に示した回動カバー41の背面側の分解斜視図である。図4は、図3に示した環状パッキン11が回動カバー41の筒状部45に装着された状態を示す斜視図である。図5は、図4に示した回動カバー41をハウジング21に取り付ける手順を説明する斜視図である。
図1及び図2に示すように、本第1実施形態に係るコネクタであるインレット1は、接続端子70を収容するハウジング21と、ハウジング21を収容保持するアウターケース51と、インレットプラグ(相手コネクタ)5のプラグハウジング81が嵌合されるハウジング21の筒状の開口部26を覆う回動カバー41と、回動カバー41を開閉動作させるアクチュエータ60と、を備えている。
なお、本明細書中において、前後方向とはハウジング21のコネクタ嵌合方向(図7中、左右方向)に沿う方向であり、インレットプラグ5のプラグハウジング81が嵌合される側を前方とし、上下方向とはハウジング21のコネクタ嵌合方向と直交して回動カバー41が開閉する方向(図7中、上下方向)であり、アウターケース51の天板53側を上方とする。
インレット1に嵌合されて電気的に接続されるインレットプラグ5は、図1に示すように、高圧ケーブル91の端末部に接続されてインレット1の接続端子70に嵌合される相手接続端子(図示せず)と、オス端子である相手接続端子を収容する一対の端子収容室83,83を有するプラグハウジング81とを備えている。
プラグハウジング81は、電気絶縁性の合成樹脂から成形されたものである。プラグハウジング81の上面には、嵌合ガイド溝85が形成されている。嵌合ガイド溝85は、インレット1に向かうにつれて幅が拡大するテーパ部を有する。この嵌合ガイド溝85は、インレットプラグ5がインレット1に嵌合される際、インレット1の庇部50に設けられた拾いリブ19と係合することにより、プラグハウジング81をハウジング21に嵌合案内することができる。
図2に示すように、インレット1のハウジング21は、電気絶縁性の合成樹脂から扁平な直方体状に成形されたものであり、後壁24に一体に形成されてインレットプラグ5側へ突出する一対の端子収容筒部23,23を有している。更に、これら端子収容筒部23,23は、扁平な長円形状断面を有する筒状の開口部26内に配設されている。
端子収容筒部23内には、高圧ケーブル71の端末部に接続された接続端子70が収容されている。端子収容筒部23の前端には、インレットプラグ5の相手接続端子が挿入される前面開口25が形成されている。接続端子70に接続された高圧ケーブル71は、端子収容筒部23の後端開口から引き出される。
接続端子70は、導電性金属材料から形成されたメス端子で、円筒形に配置された複数の可撓片により構成されている。接続端子70は、その後端部に、接合穴72が形成されており、この接合穴72には、端子収容筒部23の後端開口から引き出される高圧ケーブル71の導体73が挿し込まれてカシメ接続されている(図7、参照)。
端子収容筒部23の後端開口から引き出される高圧ケーブル71にはシール部材75が装着され、端子収容筒部23に対して液密にシールされる。シール部材75は、端子収容筒部23の後端に装着されるリヤホルダー77によって離脱が規制される(図7、参照)。
アウターケース51は、図1及び図2示すように、後方部分にハウジング21が配置される矩形状の天板53と、天板53の前方部分に配置される矩形板状の庇部50と、ハウジング21の下方を覆う底板52と、両側壁となる支持壁31,32とで構成された扁平な筐体である。
庇部50の中央部における下面には、アウターケース51に収容されたハウジング21にインレットプラグ5のプラグハウジング81を嵌合案内するための拾いリブ19が、コネクタ嵌合方向に沿って延設されている。
ハウジング21は、両側部に設けた取付けフランジ27がそれぞれ支持壁31,32の後面にねじ固定される。庇部50がねじ止めされた天板53及び底板52は、それぞれ支持壁31,32の天面及び底面にねじ固定される。
支持壁31,32の上部には、回動カバー41の回動軸49を回転自在に軸支するための軸受部材35,37を収容保持する保持部33,34が凹設されている。支持壁32の外側面には、回動カバー41の回動軸49を回転駆動するアクチュエータ60が取り付けられる。
なお、本第1実施形態のインレット1は、アウターケース51の天板53側に回動カバー41のカバー前壁43が回動されることでカバー開放位置となる構成である。そこで、回動カバー41の回動軸49は、カバー前壁43の上辺側に配置されている。これに対して、カバー前壁43がアウターケース51の底板52側に回動されることでカバー開放位置となる構成とされた場合、回動カバー41の回動軸49は、カバー前壁43の下辺側に配置される。
回動カバー41は、図3及び図4に示すように、扁平な矩形板状のカバー前壁43と、カバー前壁43の上辺側に配置された回動軸49と、カバー前壁43の内面に突設されてハウジング21の開口部26に嵌合する筒状部45と、筒状部45の嵌合部分に配置される環状パッキン11と、を有する。
回動カバー41の筒状部45は、扁平な長円形状断面を有してハウジング21の開口部26内に嵌合される。筒状部45の外周面には、環状パッキン11が取り付けられる環状の収容溝47が設けられている。
扁平な長円形状の環状パッキン11は、図3に示すように、回動軸49に対して平行に配置される直線状の第1シール部13及び第2シール部15と、第1シール部13及び第2シール部15の両端部をそれぞれ連結する半円状の第3シール部14,14と、を有する。
収容溝47における第1シール部13が収容される部分は、筒状部45の上面における突出端側に回動軸49に対して平行に形成されている。また、収容溝47における第2シール部15が収容される部分は、筒状部45の下面における基端側に回動軸49に対して平行に形成されている。そして、収容溝47における第3シール部14,14がそれぞれ収容される部分は、筒状部45の軸線方向(コネクタ嵌合方向)に対して両側面において傾斜して形成されている。
従って、図4に示すように、第1シール部13は、回動カバー41の回動軸49に対して第2シール部15よりも近い位置に設けられる。第2シール部15は、回動軸49に対して第1シール部13よりも遠い位置に設けられ、且つ、回動カバー41を閉じるときに、第1シール部13と同じタイミングで開口部26と筒状部45との間で圧縮されるように配置される(図8、参照)。
即ち、収容溝47に収容された環状パッキン11は、回動カバー41が閉じたときに、筒状部45のコネクタ嵌合方向に対し傾斜して交差するとともに回動軸49に対して平行な平面S1(図9、参照)上に、第1シール部13、第2シール部15及び第3シール部14,14が位置するように設けられている。更に、環状パッキン11は、回動カバー41が閉じたときに、コネクタ嵌合方向に対し直交するとともに回動軸49を含む平面S2(図9、参照)上に、第2シール部15が位置するように設けられている。
環状パッキン11が筒状部45に取り付けられた回動カバー41は、図5に示すように、回動軸49の両端に軸受部材35,37が装着される。次に、底板52及びハウジング21に固定された支持壁31,32の保持部33,34に軸受部材35,37がそれぞれ固定されることより、ハウジング21の前方に回動カバー41が配置される。
ハウジング21の開口部26を開閉可能に取り付けられた回動カバー41は、軸受部材37に挿通された回動軸49の端部がアクチュエータ60の駆動軸に連結される。そして、回動カバー41が取り付けられたハウジング21及び支持壁31,32の上方に、天板53がねじ固定されてインレット1の組立が完了する。
組立てられたインレット1は、天板53を介して例えば電気自動車の車体等に取り付けられる。ここで、車体の上下方向が車体取り付け時におけるインレット1の上下方向とされるが、取り付け方向はこれに限定されるものではない。
そして、インレット1は、インレットプラグ5が嵌合されない際には、回動カバー41のカバー前壁43がハウジング21の筒状の開口部26を覆うカバー閉鎖位置(図1、参照)とされる。また、インレット1は、インレットプラグ5が嵌合される際には、回動カバー41のカバー前壁43がハウジング21の筒状の開口部26を開放するカバー開放位置とされる。
次に、上述した回動カバー41の作用について説明する。
図6は、回動カバー41が開いた状態を示すインレット1の斜視図である。図7は、図6に示したインレット1の接続端子70の軸線に沿う縦断面図である。図8は、図7に示した回動カバー41が閉じる直前状態を示す縦断面図である。図9は、図7に示した回動カバー41が閉じた状態を示す縦断面図である。
回動カバー41は、図6及び図7に示すように、カバー前壁43がアウターケース51の天板53と平行になるカバー開放位置では、カバー前壁43がハウジング21の筒状の開口部26を開放している。そこで、インレットプラグ5は、インレット1に挿入嵌合することができる。
そして、インレットプラグ5がインレット1から離脱されると、アクチュエータ60を駆動してカバー前壁43がハウジング21の筒状の開口部26を覆うカバー閉鎖位置へ回動カバー41を回動させる。すると、回動カバー41の筒状部45が開口部26内に挿入される。
この際、回動カバー41は回動軸49を回転中心としてカバー前壁43が下方に回動されるので、回動カバー41が閉じる直前状態では、図8に示すように、筒状部45が開口部26に対して同軸ではなく傾いている。
筒状部45の外周面に取り付けられた環状パッキン11は、第1シール部13が筒状部45の外面上方における突出端側に配置され、第2シール部15が筒状部45の外面下方における基端側に配置され、第3シール部14,14がそれぞれ筒状部45の外面両側方において傾斜して配置されている。そこで、第2シール部15及び第3シール部14,14は、図8に示すように、第1シール部13と同じタイミングで開口部26の内周面と筒状部45の収容溝47との間で圧縮される。
回動カバー41がさらに回動されると、図9に示すように、カバー前壁43がハウジング21の開口部26を覆うカバー閉鎖位置に達する。カバー閉鎖位置では、筒状部45が開口部26に対して同軸となり、開口部26と筒状部45の嵌合部分に配置された環状パッキン11は、コネクタ嵌合方向に対して交差する方向に圧縮されることにより嵌合部分をシールすることができる。
従って、本第1実施形態に係るインレット1によれば、回動カバー41を閉じるとき、環状パッキン11が対向する開口部26の内周側のシール面26aに対して全周同じタイミングで接触することにより、環状パッキン11の偏りや噛み込み等の接触不良を抑制することができる。
図10は、参考例に係るコネクタを構成するインレット101の回動カバー141が閉じる直前状態を示す縦断面図である。なお、インレット101は、上記第1実施形態のインレット1における回動カバー41を回動カバー141に代えた以外は同様の構成であるので、同符号を付して詳細な説明を省略する。
参考例に係るインレット101の回動カバー141は、図10に示すように、カバー前壁43と、回動軸49と、カバー前壁43の内面に突設されてハウジング21の開口部26に嵌合する筒状部145と、筒状部145の嵌合部分に配置される環状パッキン111と、を有する。
筒状部145の外周面には、環状パッキン111が取り付けられる環状の収容溝147が周方向に沿って設けられている。収容溝147に収容された環状パッキン111は、筒状部145の外周面における軸方向中間部にカバー前壁43に対して平行に配置される。
従って、回動カバー141を閉じる時、筒状部145の外周面に配置された環状パッキン111は、図10に示すように、筒状部145の上側部分と、筒状部145の下面部分とで、対向する開口部26の内周側のシール面26aに対して接触するタイミングに差が生じてしまう。そのため、本参考例の環状パッキン111は、上記第1実施形態の環状パッキン11のように圧縮変形が均等にならず、偏りや噛み込み等の接触不良を招き、防水性が低下する懸念がある。
また、本第1実施形態に係るインレット1の第1シール部13及び第2シール部15は、図9に示すように、回動カバー41が閉じたときに、コネクタ嵌合方向に対し傾斜して交差するとともに回動軸49に対して平行な平面S1上に設けられる。
そこで、本第1実施形態のインレット1によれば、回動カバー41が閉じたとき、環状パッキン11が対向する開口部26の内周側のシール面26aにより全周均等に圧縮変形され、良好なシール性を確保することができる。
さらに、本第1実施形態にインレット1における環状パッキン11の第2シール部15は、図9に示すように、コネクタ嵌合方向に対し直交するとともに回動軸49を含む平面S2上に設けられる。
そこで、本第1実施形態のインレット1によれば、回動カバー41が閉じたとき、環状パッキン11の第2シール部15は良好な圧縮変形を行える。
図11は、本発明の第2実施形態に係るコネクタを構成するインレット1Aの回動カバー41Aが開いた状態を示す縦断面図である。図12は、図11に示した回動カバー41Aが閉じる直前状態を示す縦断面図である。図13は、図11に示した回動カバー41Aが閉じた状態を示す縦断面図である。
なお、本第2実施形態に係るインレット1Aは、ハウジング21Aの筒状の開口部26が回動カバー41Aの筒状部45A内に嵌合される構成とされた以外は、上記第1実施形態のインレット1と同様の構成である。そこで、上記第1実施形態のインレット1と略同様の構成部材には同符号を付して、詳細な説明を省略する。
本第2実施形態のインレット1Aは、回動カバー41Aのカバー前壁43がハウジング21Aの開口部26を覆うカバー閉鎖位置では、回動カバー41Aの筒状部45Aがハウジング21Aの開口部26の外側に嵌合される構成である。
回動カバー41Aは、扁平な矩形板状のカバー前壁43と、カバー前壁43の上辺側に配置された回動軸49と、カバー前壁43の内面に突設されてハウジング21Aの開口部26外に嵌合する筒状部45Aと、筒状部45Aの嵌合部分に配置される環状パッキン11と、を有する。
回動カバー41の筒状部45Aは、回動軸49に近い側が回動軸49に遠い側より短い斜切円筒状を有してハウジング21Aの開口部26外に嵌合される。筒状部45Aの内周面には、環状パッキン11が取り付けられる環状の収容溝47Aが設けられている。
扁平な長円形状の環状パッキン11は、回動軸49に対して平行に配置される直線状の第1シール部13及び第2シール部15と、第1シール部13及び第2シール部15の両端部をそれぞれ連結する半円状の第3シール部14,14と、を有する。
収容溝47Aにおける第1シール部13が収容される部分は、筒状部45Aの内面上方における基端側に回動軸49に対して平行に形成されている。また、収容溝47Aにおける第2シール部15が収容される部分は、筒状部45Aの内面下方における突出端側に回動軸49に対して平行に形成されている。そして、収容溝47Aにおける第3シール部14,14がそれぞれ収容される部分は、筒状部45Aの軸線方向(コネクタ嵌合方向)に対して内面両側方において傾斜して形成されている。
従って、図11に示すように、第1シール部13は、回動カバー41Aの回動軸49に対して第2シール部15よりも近い位置に設けられる。第2シール部15は、回動軸49に対して第1シール部13よりも遠い位置に設けられ、且つ、回動カバー41Aを閉じるときに、第1シール部13と同じタイミングで開口部26と筒状部45Aとの間で圧縮されるように配置される(図13、参照)。
即ち、収容溝47Aに収容された環状パッキン11は、回動カバー41Aが閉じたときに、筒状部45Aのコネクタ嵌合方向に対し傾斜して交差するとともに回動軸49に対して平行な平面S1(図13、参照)上に、第1シール部13、第2シール部15及び第3シール部14,14が位置するように設けられている。更に、環状パッキン11は、回動カバー41Aが閉じたときに、コネクタ嵌合方向に対し直交するとともに回動軸49を含む平面S2(図13、参照)上に、第1シール部13が位置するように設けられている。
次に、上述した回動カバー41Aの作用について説明する。
回動カバー41Aは、図11に示すように、カバー前壁43がアウターケース51の天板53と平行になるカバー開放位置では、カバー前壁43がハウジング21Aの筒状の開口部26を開放している。そこで、インレットプラグ5は、インレット1Aに挿入嵌合することができる。
そして、インレットプラグ5がインレット1から離脱されると、アクチュエータ60を駆動してカバー前壁43がハウジング21Aの筒状の開口部26を覆うカバー閉鎖位置へ回動カバー41Aを回動させる。すると、回動カバー41Aの筒状部45が開口部26の外側に嵌合される。
この際、回動カバー41は回動軸49を回転中心としてカバー前壁43が下方に回動されるので、回動カバー41が閉じる直前状態では、図12に示すように、筒状部45が開口部26に対して同軸ではなく傾いている。
筒状部45Aの内周面に取り付けられた環状パッキン11は、第1シール部13が筒状部45の内面上方における基端側に配置され、第2シール部15が筒状部45Aの内面下方における突出端側に配置され、第3シール部14,14がそれぞれ筒状部45Aの内面両側方において傾斜して配置されている。そこで、第2シール部15及び第3シール部14,14は、図12に示すように、第1シール部13と同じタイミングで開口部26の外周面と筒状部45Aの収容溝47Aとの間で圧縮される。
回動カバー41Aがさらに回動されると、図13に示すように、カバー前壁43がハウジング21Aの開口部26を覆うカバー閉鎖位置に達する。カバー閉鎖位置では、筒状部45Aが開口部26に対して同軸となり、開口部26と筒状部45Aの嵌合部分に配置された環状パッキン11は、コネクタ嵌合方向に対して交差する方向に圧縮されることにより嵌合部分をシールすることができる。
従って、本第2実施形態に係るインレット1Aによれば、回動カバー41Aを閉じるとき、環状パッキン11が対向する開口部26の外周側のシール面26aに対して全周同じタイミングで接触することにより、環状パッキン11の偏りや噛み込み等の接触不良を抑制することができる。
また、本第2実施形態に係るインレット1Aの第1シール部13及び第2シール部15は、図13に示すように、回動カバー41Aが閉じたときに、コネクタ嵌合方向に対し傾斜して交差するとともに回動軸49に対して平行な平面S1上に設けられる。
そこで、本第2実施形態のインレット1Aによれば、回動カバー41Aが閉じたとき、環状パッキン11が対向する開口部26の外周側のシール面26aにより全周均等に圧縮変形され、良好なシール性を確保することができる。
さらに、本第2実施形態にインレット1Aにおける環状パッキン11の第1シール部13は、図13に示すように、コネクタ嵌合方向に対し直交するとともに回動軸49を含む平面S2上に設けられる。
そこで、本第2実施形態のインレット1によれば、回動カバー41Aが閉じたとき、環状パッキン11の第1シール部13は良好な圧縮変形を行える。
上述した各実施形態のインレット1,1Aによれば、回動カバー付きコネクタにおける安定した防水性能を確保することができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記各実施形態では、回動カバー付きコネクタとして電気自動車等に用いられるインレットを例に説明したが、本発明のコネクタはこれに限らず、本発明の趣旨に基づく種々のコネクタに応用することができる。
また、上記各実施形態では、環状パッキン11が回動カバー41,41A側に設けられた場合について説明したが、環状パッキン11をハウジング21の筒状の開口部26側に設けることもできる。
更に、上述したハウジングの筒状の開口部や回動カバーの筒状部は、扁平な長円形状断面を有するものに限らず、楕円形状断面や円形状断面等の種々の形状を採りうることは云うまでもない。
ここで、上述した本発明に係るコネクタの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]~[3]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 筒状の開口部(26)を有するハウジング(21,21A)と、
前記開口部(26)に嵌合する筒状部(45,45A)を有して前記ハウジング(21,21A)に回動自在に取り付けられる回動カバー(41,41A)と、
前記開口部(26)と前記筒状部(45,45A)の嵌合部分に配置され、コネクタ嵌合方向に対して交差する方向に圧縮されることにより前記嵌合部分をシールする環状パッキン(11)と、を備えたコネクタ(インレット1,1A)であって、
前記環状パッキン(11)は、第1シール部(13)及び第2シール部(15)を有し、
前記第1シール部(13)は、前記回動カバー(41,41A)の回動軸(49)に対して第2シール部(15)よりも近い位置に設けられ、
前記第2シール部(15)は、前記回動軸(49)に対して前記第1シール部(13)よりも遠い位置に設けられ、且つ、前記回動カバー(41,41A)を閉じるときに、前記第1シール部(13)と同じタイミングで前記開口部(26)と前記筒状部(45,45A)との間で圧縮される、
ことを特徴とするコネクタ(インレット1,1A)。
上記[1]に記載のコネクタ(インレット1,1A)によれば、回動カバー(41,41A)を閉じるとき、環状パッキン(11)が対向するシール面(26a)に対して全周同じタイミングで接触することにより、環状パッキン(11)の偏りや噛み込み等の接触不良を抑制することができる。
[2] 前記第1シール部(13)及び前記第2シール部(15)は、前記回動カバー(41,41A)が閉じたときに、前記コネクタ嵌合方向に対し傾斜して交差するとともに前記回動軸(49)に対して平行な平面(S1)上に設けられる、
ことを特徴とする上記[1]に記載のコネクタ(インレット1,1A)。
上記[2]に記載のコネクタ(インレット1,1A)によれば、回動カバー(41,41A)が閉じたとき、環状パッキン(11)が対向するシール面(26a)により全周均等に圧縮変形されることにより、環状パッキン(11)の良好なシール性を確保することができる。
[3] 前記環状パッキン(11)は、前記開口部(26)と前記筒状部(45)のうち内側に嵌合される方の外周面に設けられた環状の収容溝(47)に取り付けられる、
ことを特徴とする上記[1]又は[2]に記載のコネクタ(インレット1)。
上記[3]に記載のコネクタ(インレット1)によれば、環状パッキン(11)の取付け作業が容易となる。
1…インレット(コネクタ)
11…環状パッキン
13…第1シール部
15…第2シール部
21…ハウジング
26…開口部
45…筒状部
49…回動軸

Claims (4)

  1. 筒状の開口部を有するハウジングと、
    前記開口部に嵌合する筒状部を有して前記ハウジングに回動自在に取り付けられる回動カバーと、
    前記開口部と前記筒状部の嵌合部分に配置され、コネクタ嵌合方向に対して交差する方向に圧縮されることにより前記嵌合部分をシールする環状パッキンと、を備えたコネクタであって、
    前記環状パッキンは、第1シール部及び第2シール部を有し、
    前記第1シール部は、前記回動カバーの回動軸に対して第2シール部よりも近い位置に設けられ、
    前記環状パッキンは、前記回動カバーが閉じたときに、前記筒状部のコネクタ嵌合方向に対し傾斜して交差するとともに前記回動軸に対して平行な第1平面上に、前記第1シール部及び前記第2シール部が位置するように、且つ、前記回動カバーが閉じたときに、前記コネクタ嵌合方向に対し直交するとともに前記回動軸を含む第2平面上に、前記第2シール部が位置するように、設けられており、
    前記第2シール部は、前記回動軸に対して前記第1シール部よりも遠い位置に設けられ、且つ、前記回動カバーを閉じるときに、前記第1シール部と同じタイミングで前記開口部と前記筒状部との間で圧縮される、
    コネクタ。
  2. 前記筒状部が前記開口部の内側に嵌合され、
    前記環状パッキンは、前記回動カバーが閉じたときに、前記第2シール部が前記第1シール部に対して前記コネクタ嵌合方向の前方側に位置するように前記コネクタ嵌合方向に対し傾斜して交差するとともに前記回動軸に対して平行な第1平面上に、前記第1シール部及び前記第2シール部が位置するように、且つ、前記回動カバーが閉じたときに、前記コネクタ嵌合方向に対し直交するとともに前記回動軸を含む第2平面上に、前記第2シール部が位置するように、設けられている、
    請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記筒状部が前記開口部の外側に嵌合され、
    前記環状パッキンは、前記回動カバーが閉じたときに、前記第2シール部が前記第1シール部に対して前記コネクタ嵌合方向の後方側に位置するように前記コネクタ嵌合方向に対し傾斜して交差するとともに前記回動軸に対して平行な第1平面上に、前記第1シール部及び前記第2シール部が位置するように、且つ、前記回動カバーが閉じたときに、前記コネクタ嵌合方向に対し直交するとともに前記回動軸を含む第2平面上に、前記第1シール部が位置するように、設けられている、
    請求項1に記載のコネクタ。
  4. 前記環状パッキンは、扁平な長円形状を有し、
    前記第1シール部及び前記第2シール部の各々は、前記回転軸に対して平行に配置される直線状の部分である、
    請求項1~3の何れか一項に記載のコネクタ。
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