JP7488001B2 - レールユニット装置 - Google Patents
レールユニット装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7488001B2 JP7488001B2 JP2020197170A JP2020197170A JP7488001B2 JP 7488001 B2 JP7488001 B2 JP 7488001B2 JP 2020197170 A JP2020197170 A JP 2020197170A JP 2020197170 A JP2020197170 A JP 2020197170A JP 7488001 B2 JP7488001 B2 JP 7488001B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rail
- lifting
- horizontal direction
- deployment
- unit device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000003287 bathing Methods 0.000 description 10
- 238000005406 washing Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)
Description
本発明は、かかる事情に鑑み、レールユニット装置をコンパクトにすることを目的とする。
架台と、
スライド係合部を有して前記第1水平方向へ延びるレールと、
前記架台に対して、前記レールを、前記架台より上へ突出された持上げ位置と前記架台に収納された収納位置との間で昇降可能に連結する昇降機構と、
前記昇降機構と前記レールとの間に介在され、前記レールを、前記架台に対して、前記第1水平方向へ向けられた展開軸を中心に所定の回転範囲内で回転可能に連結する展開機構と、
を備え、前記所定の回転範囲が、前記レールの幅方向が上下へ向けられた横倒し角度と、前記レールの幅方向が前記第1水平方向と直交する第2水平方向へ向けられて前記スライド係合部に前記椅子ユニットを係合可能な展開角度とを含むことを特徴とする。
好ましくは、前記横倒し角度が、前記レールの閉じ方向(展開角度へ向かう展開方向とは逆方向)の回転限界である。
前記持上げ位置における前記昇降軸が、前記収納位置における当該昇降軸より高所に配置されることが好ましい。
これによって、昇降機構とレールと架台によって平行リンク機構が構成され、レールが、水平に維持しながら昇降される。
前記レールの前記第1側の端部には、前記椅子ユニットを運ぶ台車の第1レールとの連結ポイントが設けられていることが好ましい。
また、前記持上げ位置における前記昇降軸が、前記収納位置における当該昇降軸より前記第1水平方向の第1側に変位されることによって、連結ポイントを、収納位置では第1水平方向の奥側(第1側とは反対側)に引っ込ませておくことができる。連結ポイントが第1水平方向の第1側に出っ張らないようにすることによって、介助を行う生活設備のスペースを確保できるとともに意匠性及び安全性を向上できる。
これによって、持上げ位置におけるレールを安定させることができる。
これによって、介助者などの操作者がレールを持ち上げる際の負担を軽減できる。
これによって、横倒し角度をレールの閉じ方向の回転限界とすることができる。かつレールを、収納位置に在るときや昇降操作の際、横倒し角度に安定的に保持できる。また、レールと側方の壁との間に指を挟むのを防止できる。
図1は、浴室1(生活設備)において要介助者の入浴を補助する入浴介助システム3を示したものである。入浴介助システム3は、シャワーキャリー4と、レールユニット装置10を備えている。シャワーキャリー4は、台車4aと、椅子ユニット4bを含む。台車4aには第1レール4cが水平に設けられている。椅子ユニット4bの背部には、リフト機能付きのスライドガイド4dが設けられている。詳細な図示は省略するが、スライドガイド4dが第1レール4cに係合されることで、椅子ユニット4bが台車4aに搭載されて運搬可能である。スライドガイド4dは第1レール4cに沿ってスライド可能である。
なお、一部の図面(図4、図8)においては、支持脚25,26等の図示が省略されている。
昇降リンク31,32の形状は、前記に限らず適宜改変可能である。
図4に示すように、収納位置における連結ポイント22は、浴槽1の前側部よりも奥側(後方)へ引っ込んでいる。
ばね33は、収納位置(図4)においては勿論のこと、持上げ位置(図8)においても、前記回転方向CWへのばね力を発現している。持上げ位置においては、前記ばね力とレール20等の自重によって、昇降リンク31が横架材12dに強く押し当てられている。
レール20の幅方向の一端部23(遠端部)は相対的に展開軸45から遠く、レール20の幅方向の他端部24(近端部)は展開軸45に近い。
したがって、横倒し角度がレール20の閉じ方向(展開角度へ向かう展開方向とは逆方向)の回転限界となっている。
図1に示すように、シャワーキャリー4の椅子ユニット4bに要介助者(図示省略)を座らせて浴室1まで運ぶ。
図2に示すように、使用前のレールユニット装置10は、レール20が収納位置かつ横倒し角度にあり、その上に蓋ボード50が被さっている。図3に示すように、該蓋ボード50を撤去する。
続いて、図7に示すように、レール20を、横倒し角度のままで収納位置から持上げ位置まで持ち上げる。ばね33のばね力が持上げ方向に作用しているため、該ばね力の分だけレール20の重みを相殺でき、レール20を持ち上げる際の介助者の負担を軽減できる。レール20は、平行リンク機構19によって水平を保ちながら上昇される。前後の昇降リンク31,32が直接連繋されていなくても、ばね33の付勢力により昇降リンク31,32をアシストすることによって、昇降時のレール20のぶれを低減できる。
逆に言うと、図1に示すように、収納位置においては、連結ポイント22を浴槽2の前側のエプロン2eと面一ないしはエプロン2eよりも奥側(後側)に引っ込ませておくことができる。したがって、レールユニット装置10の非使用時における、洗い場1a側への出っ張りを無くすことによって、洗い場1aのスペースを確保できるとともに、浴室1の意匠性が向上し、安全性も向上する。
次に、図12に示すように、シャワーキャリー4を動かして、第1レール4cをレール20と一直線に並ぶように配置して連結ポイント22と接続する。そして、スライドガイド4dを第1レール4cから第2レール20へスライドさせる。これによって、椅子ユニット4bを、要介助者を座らせたまま、台車4aから浴槽2の上方へ移す。次いで、スライドガイド4dのリフト機能によって椅子ユニット4bを下降させる。これによって、要介助者を椅子ユニット4bごと浴槽2に入れて入浴させることができる。
続いて、レール20を持上げ位置(図7)から収納位置(図3)へ移行させる。このとき、持上げ位置のレール20を少しだけ上昇させて前記最高点を超えさせると、レール20が自重によって、ばね33のばね力に抗して、収納位置まで下降される。持上げ位置から前記最高点までの距離が短小であるから、介助者の負担が小さい。最高点から収納位置までの間は、ばね33のばね力が上向きに作用することによって、レール20が勢いよく落下するのを防止できる。
その後、蓋ボード50(図2)を被せる。
この結果、架台11の幅を小さくでき、レールユニット装置10をコンパクトにできる。したがって、レールユニット収納スペース1sを小さくでき、その分、浴槽2を広くしたり、浴室空間を有効利用したりできる。
例えば、生活設備は、浴室1に限らずトイレ、ベッドであってもよい。
昇降機構は、昇降リンク31,32を含む平行リンク機構19に限らず、上下へ伸縮されるテレスコピック式の伸縮支柱であってもよく、架台の支柱が上下へ伸縮されるようにしてもよい。持上げ位置への付勢ばねとして、圧縮コイルばねや板ばねを用いてもよい。
2 浴槽
3 入浴介助システム
4 シャワーキャリー
4b 椅子ユニット
4c 第1レール
4d リフト機能付きスライドガイド
10 レールユニット装置
11 架台
12d 横架材(持上げ側ストッパ)
17 レール受け(収納側ストッパ、横倒しストッパ)
19 平行リンク機構
20 レール(第2レール)
21 スライド係合部
22 連結ポイント
30 昇降機構
31,32 昇降リンク
31b,32b 固定軸
31c,32c 昇降軸
33 ばね
40 展開機構
41,42 展開アーム
43,44 中継リンク
45,46 展開軸
47 レール受け(収納側ストッパ、横倒しストッパ)
Claims (6)
- 介助用の椅子ユニットを第1水平方向へ案内可能に支持するレールユニット装置であって、
架台と、
スライド係合部を有して前記第1水平方向へ延びるレールと、
前記架台に対して、前記レールを、前記架台より上へ突出された持上げ位置と前記架台に収納された収納位置との間で昇降可能に連結する昇降機構と、
前記昇降機構と前記レールとの間に介在され、前記レールを、前記架台に対して、前記第1水平方向へ向けられた展開軸を中心に所定の回転範囲内で回転可能に連結する展開機構と、
を備え、前記所定の回転範囲が、前記レールの幅方向が上下へ向けられた横倒し角度と、前記レールの幅方向が前記第1水平方向と直交する第2水平方向へ向けられて前記スライド係合部に前記椅子ユニットを係合可能な展開角度とを含むことを特徴とするレールユニット装置。 - 前記昇降機構が、互いに前記第1水平方向に離れた2つの昇降リンクを有し、前記2つの昇降リンクの各々の基端部が、前記架台に対して、前記第2水平方向へ向けられた固定軸を中心に回転可能に連結され、かつ前記2つの昇降リンクの各々の先端部が、前記展開機構を介して前記レールに対して、前記第2水平方向へ向けられた昇降軸を中心に回転可能に連結されており、
前記持上げ位置における前記昇降軸が、前記収納位置における当該昇降軸より高所に配置されることを特徴とする請求項1に記載のレールユニット装置。 - 前記持上げ位置における前記昇降軸が、前記収納位置における当該昇降軸より前記第1水平方向の第1側に変位され、
前記レールの前記第1側の端部には、前記椅子ユニットを運ぶ台車の第1レールとの連結ポイントが設けられていることを特徴とする請求項2に記載のレールユニット装置。 - 前記持上げ位置における前記昇降軸が、対応する前記固定軸より前記第1水平方向の前記第1側に偏倚して配置されていることを特徴とする請求項3に記載のレールユニット装置。
- 前記昇降リンクの少なくとも1つと前記架台との間には、対応する昇降リンクに対して前記収納位置から前記持上げ位置へ向かう回転方向へばね力を付与するばねが設けられていることを特徴とする請求項2~4の何れ1項に記載のレールユニット装置。
- 前記架台又は前記展開機構には、前記レールを、前記横倒し角度よりも前記展開角度とは反対側へ回転されるのを規制する横倒しストッパが設けられていることを特徴とする請求項1~5の何れ1項に記載のレールユニット装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020197170A JP7488001B2 (ja) | 2020-11-27 | 2020-11-27 | レールユニット装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020197170A JP7488001B2 (ja) | 2020-11-27 | 2020-11-27 | レールユニット装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022085464A JP2022085464A (ja) | 2022-06-08 |
JP7488001B2 true JP7488001B2 (ja) | 2024-05-21 |
Family
ID=81892833
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020197170A Active JP7488001B2 (ja) | 2020-11-27 | 2020-11-27 | レールユニット装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7488001B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20060236449A1 (en) | 2005-04-20 | 2006-10-26 | Hammer Bruce R | Bath transfer system |
JP2015058054A (ja) | 2013-09-17 | 2015-03-30 | 積水ホームテクノ株式会社 | 移送装置 |
CN109199749A (zh) | 2017-07-04 | 2019-01-15 | 上银科技股份有限公司 | 入浴辅助***及其控制方法 |
-
2020
- 2020-11-27 JP JP2020197170A patent/JP7488001B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20060236449A1 (en) | 2005-04-20 | 2006-10-26 | Hammer Bruce R | Bath transfer system |
JP2015058054A (ja) | 2013-09-17 | 2015-03-30 | 積水ホームテクノ株式会社 | 移送装置 |
CN109199749A (zh) | 2017-07-04 | 2019-01-15 | 上银科技股份有限公司 | 入浴辅助***及其控制方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2022085464A (ja) | 2022-06-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR102062486B1 (ko) | 양변기 사용자의 기립 보조 장치 | |
JP4712793B2 (ja) | ベッド用可変高サイドレール | |
US20050204592A1 (en) | Collapsible ironing board | |
JP7488001B2 (ja) | レールユニット装置 | |
GB2480489A (en) | Tail lift for a vehicle | |
JP3042326B2 (ja) | 車両用シートの昇降装置 | |
JP2005319886A (ja) | 鉄道車両用の車椅子スロープ装置 | |
JP2003339773A (ja) | 車両用リフトアップシート | |
TWI825266B (zh) | 軌道單元及沐浴輔助系統 | |
JP7012996B2 (ja) | 搬送車及び入浴装置 | |
RU2309715C1 (ru) | Устройство для погрузки больных (раненых) на носилках в медицинские модули автомобиля | |
JP7232514B2 (ja) | ユニット式入浴台 | |
JP4272558B2 (ja) | 鉄道車両用の車椅子リフタ装置 | |
JP2014097134A (ja) | ベッド類の回転式サイドガード装置及びこれを組み込んだストレッチャ | |
JP3069339B2 (ja) | 浴槽及び入浴装置 | |
JP4037400B2 (ja) | 格納式荷受台昇降装置 | |
JP4037399B2 (ja) | 格納式荷受台昇降装置 | |
JP3193645B2 (ja) | 入浴装置 | |
JP4060817B2 (ja) | 荷受台昇降装置 | |
JP2023003813A (ja) | 入浴介助用レールユニット装置 | |
US20210331615A1 (en) | Vehicle access ramp | |
JP3154677U (ja) | 荷受台昇降装置及びこれに用いる中折れ防止装置 | |
KR20240000300A (ko) | 환자 이송용 침대 | |
JP6927543B2 (ja) | 移動式トイレ | |
JP2009125279A (ja) | ベッド |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20230807 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20240318 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20240409 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20240507 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7488001 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |