JP7486280B2 - ファンクラッチ - Google Patents

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Description

本開示は、ファンクラッチに関する。
従来、エンジンの駆動力をファンに伝達状態と非伝達状態とに切り替えるファンクラッチとして、シリコンオイルなどの粘性流体を介してトルク伝達を行うものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この従来のファンクラッチは、エンジンにより回転される駆動軸に設けられた駆動ディスクの駆動トルクを、ファンと一体のケースに粘性流体を介して伝達するようになっている。具体的には、ケース内が仕切板によってトルク伝達室と油溜り室とに区分され、トルク伝達室内に駆動ディスクが回転自在に設けられている。そして、油溜り室の粘性流体を、仕切板またはカバーに形成した流出調整孔からトルク伝達室に供給し、トルク伝達室の油を循環路により油溜り室に戻すようにしている。
したがって、この従来のファンクラッチでは、油溜り室からトルク伝達室に供給される油によって駆動ディスクの駆動トルクがケースに伝達され、ケースに一体的に取り付けられたファンが回転し、例えば、自動車のエンジンの冷却が行われる。
特公昭63-21048号公報
上述の従来技術にあっては、下記の解決すべき問題点を有していた。
流出調整孔を閉じてトルク伝達室に粘性流体を供給しない状態であっても、トルク伝達室には粘性流体が残留している場合がある。例えば、走行時に、流出調整孔(バルブ)を開いてトルク伝達室に粘性流体を供給している状態で、エンジンを停止した場合には、粘性流体の循環が停止されるため、相対的に多くの粘性流体がトルク伝達室に残留する。
このように、トルク伝達室内に粘性流体が比較的多量に存在している状態において、エンジン再始動を行った場合、駆動ディスクの急加速回転に追随してトルク伝達室内に多量に存在する粘性流体により、被駆動側のケース(ファン)も短時間ではあるが回転の急上昇を引起こす。
また、走行中は、ある程度、トルク伝達室内に粘性流体が存在しており、この状態で、車両の急加速を行った場合にも、粘性流体に作用する剪断抵抗力が強まり、上記の再始動時と同様に、ケースに駆動トルクが伝達されてファンが回転する場合がある。
以上のような現象は、「連れ回り」と称され、このような連れ回りが生じた場合、ファンの回転に伴う騒音や振動が生じたり、エンジン出力の負荷となって、車両の駆動力や燃費に悪影響を与えたりするおそれがある。
本開示は、上記問題に着目して成されたもので、ファンクラッチのクラッチケースの連れ回りを抑制し、ファンの回転による騒音や振動の抑制ならびにエンジン出力負荷増による車両の駆動力低下や燃費悪化の抑制が可能なファンクラッチの提供を目的とする。
本開示のファンクラッチは、
エンジンによって回転される駆動軸と一体に回転可能に設けられた円盤状のドライブディスクと、
前記駆動軸に対して回転自在に支持された第1ケースと、前記ドライブディスクを覆うと共に前記第1ケースに固定される第2ケースとを有し、内部に前記ドライブディスクおよび粘性流体が収容されて前記ドライブディスクの回転が前記粘性流体を介して伝達されることで前記駆動軸と共に回転し、かつ、ファンが取り付けられ、油供給部が形成された仕切壁により、軸方向に沿って、前記ドライブディスクが配置されたトルク伝達室とオイル溜室とに内部空間が区画されたクラッチケースと、
前記油供給部を開閉することで、前記ドライブディスクと前記クラッチケースとで駆動伝達を行う前記トルク伝達室に前記オイル溜室からの前記粘性流体の供給および供給停止を切替可能なクラッチバルブと、
を備え、
前記ドライブディスクは、前記第2ケースに対向するトルク伝達面にディスク側ラビリンス溝が形成され、前記第2ケースは、前記ディスク側ラビリンス溝に対向する位置にケース側ラビリンス溝が形成され、前記ディスク側ラビリンス溝と前記ケース側ラビリンス溝との間において、前記粘性流体による剪断抵抗力が発生し、前記剪断抵抗力により前記ドライブディスクの回転が前記クラッチケースに伝達され、
前記油供給部は、前記ケース側ラビリンス溝よりも内径側の位置に形成され、
前記ドライブディスクの外周端面には、外径方向に突出した拡張部が設けられ、
前記クラッチケースの内周面において前記ドライブディスクの前記外周端面に臨み、かつ、前記拡張部の前記外径方向に対向する位置には、前記拡張部を相対回転可能に収容可能であるとともに、前記拡張部との間に前記粘性流体を収容可能な容量を有するチャンバ部が形成され、
前記第2ケースには、前記チャンバ部から前記オイル溜室に戻る前記粘性流体が通るオイル循環路が形成され、
前記オイル循環路は、軸方向から見たとき、前記チャンバ部に重なる位置で前記チャンバ部と連通され、前記ケース側ラビリンス溝よりも内径側の位置で前記オイル溜室に開放し
前記チャンバ部を区画する壁面は、前記拡張部との間に、前記ドライブディスクと前記クラッチケースとで駆動力伝達を行う箇所における前記ドライブディスクと前記クラッチケースとの間隔よりも大きな間隔を有するファンクラッチとした。
本開示のファンクラッチでは、ファンクラッチのクラッチケースの連れ回りを抑制し、ファンの回転による騒音や振動の抑制ならびにエンジン出力負荷増による車両の駆動力低下や燃費悪化の抑制が可能である。
実施の形態1のファンクラッチを示す縦断面図である。 実施の形態1のファンクラッチの要部の拡大断面図であって、図1の一点鎖線Aにより囲んだ部分の拡大断面図である。
以下、本開示のファンクラッチの実施の形態を、図面に基づいて説明する。
(実施の形態1)
実施の形態1におけるファンクラッチの構成を説明する。
図1は実施の形態1のファンクラッチ1を示す縦断面図であり、このファンクラッチ1は、自動車に搭載されたラジエータの冷却ファンに適用される温度感応型の粘性カップリングである。
このファンクラッチ1は、図1に示すように、入力側回転部材10と、クラッチケース20と、ファン40と、を備えている。
なお、入力側回転部材10は、不図示のエンジンによって回転駆動される。
クラッチケース20は、入力側回転部材10にベアリング30を介して回転自在に支持されるとともに、入力側回転部材10の回転が粘性流体を介して伝達されて回転する。
ファン40は、クラッチケース20に取り付けられて、クラッチケース20と一体に回転し、エンジン(不図示)の冷却液の放熱を行うラジエータ(不図示)を冷却する送風を形成する。
さらに、詳細に説明すると、入力側回転部材10は、不図示のエンジンのプーリシャフトに結合され、プーリシャフトが回転することで回転駆動される駆動軸11と、駆動軸11に固定されたドライブディスク12と、を有している。
駆動軸11は、根元にフランジ11aが形成され、このフランジ11aをプーリシャフトの先端に突合せて、複数のボルト・ナット(不図示)で締め付けられる。これにより、駆動軸11は、プーリシャフトに対して一体的に結合される。なお、この駆動軸11は、エンジンのクランクシャフトに直接繋がれていてもよい。
ドライブディスク12は、中央に貫通孔12aが形成されたアルミニウム製もしくは鉄製の円盤部材である。このドライブディスク12は、セレーションが形成された駆動軸11の先端部11bが貫通孔12aの内側に圧入され、セレーションの凸部が貫通孔12aの内周面を塑性変形させて食い込むことで駆動軸11に固定されている。つまり、貫通孔12aの内周面の変形によって、駆動軸11と貫通孔12aとが一体的に回転可能になる。なお、ドライブディスク12の固定方法としては、他にも、貫通孔12aに駆動軸11の先端部11bを強圧入(締まりばめ)してもよい。さらに、駆動軸11の先端部11bに雄ネジ溝を形成し、貫通孔12aの内側に雌ネジ溝を形成し、この雄ネジ溝と雌ネジ溝を螺合してドライブディスク12を固定してもよい。いずれの場合であっても、ドライブディスク12の固定状態をバックアップするために、図示しないロックナットを介してドライブディスク12を駆動軸11に固定してもよい。
また、このドライブディスク12は、クラッチケース20の後述する第2ケース22に対向するトルク伝達面12bに、ディスク側ラビリンス溝12cが形成されている。なお、このディスク側ラビリンス溝12cは、ドライブディスク12の両面に形成されていてもよい。さらに、ドライブディスク12の表面を平坦にし、ラビリンス溝が形成されていなくてもよい。
そして、このドライブディスク12は、アルミニウム製もしくは鉄製のものに限らない。例えば、マグネシウム、スチール、銅などの金属や、ポリフェニレンサルファイド樹脂などの耐熱性樹脂などにより形成されていてもよい。
クラッチケース20は、粘性流体を収容する内部空間Kを形成すし、第1ケース21と第2ケース22とを有する。なお、「粘性流体」としては、例えばシリコンオイルが用いられる。
第1ケース21は、中央に貫通孔21aが形成されたアルミニウム合金製の円盤部材である。貫通孔21aは、駆動軸11の外周に装着されたベアリング30に支持されている。つまり、駆動軸11と第1ケース21との間にベアリング30が介装され、第1ケース21は、駆動軸11に対して回転自在に支持されている。
なお、ベアリング30は、駆動軸11の外周面に嵌合した内輪30aと、第1ケース21の貫通孔21aの内側に嵌合した外輪30bと、内輪30aと外輪30bの間に配置された保持器(不図示)に保持された複数の転動体30cと、を有する転がり軸受である。このベアリング30は、駆動軸11の外周面に形成された段差部11cとドライブディスク12とにより軸方向に沿う方向の位置決めがなされて、両者11c,12の間に配置されている。
第2ケース22は、ドライブディスク12を覆うアルミ合金製の皿型部材であり、周縁フランジ部22aが第1ケース21の周縁部にボルトBを締結することで固定されている。さらに、この第2ケース22の周縁フランジ部22aには、ファン40がボルトBにより共締めされている。
これにより、第1ケース21と第2ケース22とファン40とは、一体的に回転する。
なお、内側面22bのディスク側ラビリンス溝12cに対向する位置に、ケース側ラビリンス溝22cが形成されている。
また、この第2ケース22および第1ケース21は、アルミニウム合金製のものに限らない。例えば、マグネシウム、スチール、銅などの金属や、ポリフェニレンサルファイド樹脂などの耐熱性樹脂などにより形成されていてもよい。
内部空間Kは、内部に設けられた仕切壁24により、軸方向に沿う方向で、ドライブディスク12が配置されたトルク伝達室24aと、オイル溜室24bとに区画されている。なお、ケース側ラビリンス溝22cは、トルク伝達室24a内に形成されている。
仕切壁24は、周縁部が第2ケース22の内側面22bに固定された円盤部材である。この仕切壁24には油供給部24cが形成されており、この油供給部24cを介してトルク伝達室24aとオイル溜室24bとが連通され、粘性流体の流通が可能になっている。さらに、第2ケース22には、一方の開口がトルク伝達室24aに開放され、他方の開口がオイル溜室24bに開放されオイル循環路24dが形成されている。すなわち、トルク伝達室24aとオイル溜室24bとは、このオイル循環路24dを介しても連通している。
前述した仕切壁24の油供給部24cは、クラッチバルブ25により開閉される。このクラッチバルブ25は、金属製あるいは樹脂製の弾性を有した板材、つまり、板ばねであり、自身の弾性力では、油供給部24cを開いた状態で設けられている。すなわち、クラッチバルブ25は、油供給部24cを閉じるように弾性変形した開弁時には、開弁方向に復元する付勢力が生じる。
そして、クラッチバルブ25は、バイメタル23により温度に応じ、所定温度よりも低い低温時には、バイメタル23により付勢力に抗して油供給部24cに押し付けられて閉弁状態となる。一方、クラッチバルブ25は、所定温度よりも高温の高温時には、バイメタル23による押付力が弱まり、自身の弾性力により油供給部24cから離れて開弁状態となる。
以下、このクラッチバルブ25の構造を説明する。
クラッチバルブ25は、一端が仕切壁24のオイル溜室24b側の面にカシメ止めなどによって固定され、中間部にピストン部材23aの先端が接触し、他端が弁体として油供給部24cに対向して配置されている。そして、クラッチバルブ25は、他端の弁体が油供給部24cから離れて配置され、また、油供給部24cに近付く方向に弾性変形した場合には、油供給部24cから離れる方向の弾性力(バネ力)が生じるよう取り付けられている。
第2ケース22の中心部には、ピストン部材23aが軸方向に沿う方向に移動可能に貫通して設けられている。内部空間Kから外部に突出したピストン部材23aの一端は、板状のバイメタル23の湾曲中心に接触し、内部空間Kの中に差し込まれたピストン部材23aの他端は、クラッチバルブ25に接触している。つまり、ピストン部材23aは、バイメタル23とクラッチバルブ25との間に配置されている。なお、ピストン部材23aと第2ケース22との間には、図示しないシール材が設けられ、粘性流体の漏れが防止されている。
バイメタル23は、帯状の平板形状に形成されており、長手方向の両端が第2ケース22の表面に固定されている。そして、このバイメタル23は、ラジエータ通過後の空気温度であるファンクラッチ1の前面(バイメタル23の前方)の雰囲気温度に応じて、雰囲気温度が高温になるほど平板状態から長手方向の中央部分が第2ケース22から離れる方向に湾曲変形する。
すなわち、バイメタル23は、雰囲気温度が低温のとき、撓みが小さくなって平板状になり、この形状のときには、ピストン部材23aがクラッチバルブ25のばね力に抗してクラッチバルブ25を油供給部24cに押し付けて閉弁状態とする。
一方、雰囲気温度が高温になると、バイメタル23が第2ケース22から離れる方向に湾曲変形し、ピストン部材23aによるクラッチバルブ25のバネ力による変位を規制する先端位置が仕切壁24から離れる。したがって、クラッチバルブ25は、自身のばね力で仕切壁24から離れ、油供給部24cを開放する。
このように、バイメタル23は、雰囲気温度に応じてクラッチバルブ25で油供給部24cを開閉させて、オイル溜室24bからトルク伝達室24aに戻される粘性流体の流量を調整する。そして、粘性流体の循環量が調整されることで、ドライブディスク12から第2ケース22に伝達するトルクが変化する。
なお、実施の形態1では、バイメタル23が帯状の平板形状を成しているが、温度感応型の渦巻きバネを用いてもよい。
ファン40は、クラッチケース20に嵌合する円筒状の樹脂製のボス部41と、ボス部41の外周面から外径方向に突出形成された多数の翼部42と、ボス部41の内側に固定された取付金具43と、を有している。
そして、取付金具43は、ボス部41の軸方向に沿う方向に延びてボス部41に埋め込まれる筒状のインサート部43aと、インサート部43aの一端からボス部41の内側に延在された固定部43bとから構成されている。
なお、ファン40としては、ボス部41および翼部42がすべて金属製のスチールファンであってもよいし、取付金具43が円盤状のフラットプレートであってもよい。また、取付金具43を有しておらず、ボス部41がクラッチケース20に直接固定されていてもよい。
そして、固定部43bに形成されたボルト穴43dを貫通するボルトBによって、取付金具43が第2ケース22の周縁フランジ部22aに固定され、ファン40がクラッチケース20に取り付けられている。
なお、ファン40をクラッチケース20に固定するボルトBと、第1ケース21に第2ケース22を固定するボルトとは別々に設けてもよい。さらに、第1ケース21に第2ケース22を固定する際、ボルトを用いないシーミング加工によって固定してもよい。
次に、図2に基づいて、トルク伝達室24aに残留した粘性流体によるクラッチケース20の連れ回りを抑制するための構造について説明する。
図2は、図1のA部を拡大した拡大断面図であって、ドライブディスク12は、外周端面12dに、外周端面12dの幅(軸方向に沿う方向の寸法)の一部分を全周に亘って外径方向に延在させた環状を成し、矩形断面の拡張片12eが形成されている。
また、第2ケース22においてドライブディスク12の外周端面12dに対向する内周縁部には、拡張片12eを収容するよう外径方向に拡張した矩形断面のチャンバ部22dが、全周に亘って形成されている。
さらに、チャンバ部22dは、拡張片12eとの間に軸方向に沿う方向の間隔d1および径方向の間隔d2を有している。すなわち、拡張片12eの軸方向に沿う方向(図において左右方向)の両側面とチャンバ部22dの軸方向に沿う方向の両側面との間には、それぞれ間隔d1が設けられている。また、拡張片12eの外周端面と、チャンバ部22dの底部(外径方向の内周面)との間には、間隔d2が設けられている。これにより、チャンバ部22dに粘性流体が存在している状態で拡張片12eが回転しても、粘性流体にファン40の連れ回りが生じるだけの剪断抵抗力が発生しない。
(実施の形態1の作用)
実施の形態1の作用を、「ファンクラッチの基本動作」、実施の形態1の解決課題である「ファンの連れ回り現象」、「連れ回り抑制動作」の順に説明する。
[ファンクラッチの基本動作]
次に、ファンクラッチ1の基本動作を、冷間時と高温時とに分けて説明する。
<冷間時>
エンジン(不図示)が停止している冷間時は、図1に示すように、仕切壁24に形成された油供給部24cは、クラッチバルブ25により閉鎖、つまり閉弁されている。このクラッチバルブ25の閉弁状態でエンジンが駆動してプーリシャフトが回転すると、プーリシャフトに結合された駆動軸11が一体的に回転駆動される。そして、この駆動軸11と共にドライブディスク12が回転する。このとき、トルク伝達室24a内の粘性流体は、ドライブディスク12の回転によって発生する遠心力の作用により、オイル循環路24dを通ってオイル溜室24bへと流れていく。
しかし、雰囲気温度が低い状態では、バイメタル23は変形しないので、ピストン部材23aはクラッチバルブ25を押圧している状態から移動せず、油供給部24cはクラッチバルブ25により閉じられたままとなる。そのため、粘性流体は、ドライブディスク12の回転による遠心力でオイル溜室24bに回収されるだけで、トルク伝達室24aには供給されない。これにより、ディスク側ラビリンス溝12cとケース側ラビリンス溝22cとの間の粘性流体が微量になり剪断抵抗力が小さくなるため、ドライブディスク12から第2ケース22へのトルク伝達がほとんど行われず、クラッチケース20の回転数は上昇しない。つまり、ファン40の回転数が上昇しない。
<高温時>
エンジン(不図示)の駆動により雰囲気温度が上昇すると、温度に感応するバイメタル23が湾曲し、ピストン部材23aが軸方向に沿う方向(図において左方向)に移動する。このため、クラッチバルブ25が自身の弾性力(復元力)により仕切壁24から離れる方向に変位し、油供給部24cが開き始め、オイル溜室24b内の粘性流体が油供給部24cを通じてトルク伝達室24aへと流れ込む。これにより、ディスク側ラビリンス溝12cとケース側ラビリンス溝22cとの間の粘性流体が増量し、このディスク側ラビリンス溝12cとケース側ラビリンス溝22cとの間において、粘性流体の粘性による大きな剪断抵抗力が発生する。
そして、この剪断抵抗力により、入力側回転部材10の回転トルクがクラッチケース20に伝達される。これにより、クラッチケース20は入力側回転部材10の回転に伴って回転し、ファン40の回転数が上昇する。
なお、ディスク側ラビリンス溝12cとケース側ラビリンス溝22cとの間を通過した粘性流体は、ドライブディスク12の回転によって発生する遠心力の作用により、オイル循環路24dを通ってオイル溜室24bに戻される。
[ファンの連れ回り]
ここで、下記の本実施の形態1による連れ回り抑制動作を説明する前に、「連れ回り」現象について簡単に説明する。
ファンクラッチ1において、実施の形態1で示した拡張片12eおよびチャンバ部22dを有しない構造の場合、エンジン(不図示)の始動時や、車両の急加速時にファン40の連れ回り現象が生じる場合がある。
すなわち、クラッチバルブ25が閉じてトルク伝達室24aに粘性流体が多量に存在している状態で、エンジン(不図示)の再始動を行ったり、走行中に急加速を行ったりした場合、遠心力によるオイル循環路24dを介した残留流体の排出が十分に成されない場合がある。この場合、残留流体が排出されるまでの間、残留流体によりドライブディスク12とクラッチケース20との間でトルク伝達が生じ、ドライブディスク12が回転するのに追随して第2ケース22(ファン40)も短時間ではあるが回転の急上昇を引起こす。
この現象は「連れ回り」現象と言われる。そして、ファン40に連れ回りが生じることにより、騒音や振動も発生し、乗員に違和感や不快感を与え、かつ、エンジン(不図示)の負荷となり、燃費の悪化を招く。
[連れ回り抑制動作]
本実施の形態1では、上述の再始動時や急加速時に「連れ回り」現象が生じるのを抑制できる。
以下に、本実施の形態1におけるこのファンの連れ回りを抑制する動作を説明する。
トルク伝達室24aに残留した粘性流体(以下、残留流体と称する)が存在する状態で、再始動や急加速を行った場合、ドライブディスク12が回転すると、トルク伝達室24aの残留流体は、遠心力により、ドライブディスク12を伝っての外周端面12dに向かう。そして、外周端面12dから、さらに、拡張片12eを伝って、チャンバ部22d内に移動し、オイル循環路24dを通ってオイル溜室24bに戻される。なお、図1では、オイル循環路24dは、チャンバ部22dおよび径方向でチャンバ部22dの内径方向に位置する部分と連通されている例を示しているが、これに限定されない。例えば、オイル循環路24dは、トルク伝達室24aにおいて径方向でチャンバ部22dよりも内径方向部分のみと連通させたり、チャンバ部22dのみと連通させたりしてもよいし、あるいは、これらの連通構造を混在させた構造としてもよい。
このとき、ドライブディスク12が拡張片12eを有しない場合には、粘性流体が外周端面12dから外径方向に移動するスペースが十分に無く、かつ、外周端面12dにおける表面張力も作用し、液切れ性が悪い。よって、ドライブディスク12の外周端面12dから外周に向かう流量は相対的に少なく、上記のように残留流体によるトルク伝達が生じる場合がある。
それに対し、本実施の形態1では、ドライブディスク12では、外周端面12dから、さらに外径方向に拡張片12eが連続して存在するとともに、その外径方向には、チャンバ部22dが存在する。したがって、ドライブディスク12が回転すると、拡張片12eを設けない場合よりも、外周端面12dからその外周方向への残留流体の移動が短時間にスムーズになされる。
そして、第2ケース22の内周には、チャンバ部22dが形成されているため、ドライブディスク12の外周端面12dからチャンバ部22dへ粘性流体が移動する。よって、ラビリンス溝12c,22cなどのトルク伝達を行う部分の残留流体の量が相対的に少なくなり、ドライブディスク12とクラッチケース20との間のトルク伝達が生じにくい。
加えて、拡張片12eとチャンバ部22dとでは、両者の間隔を確保し、粘性流体の粘性による剪断抵抗力が発生しにくくしており、拡張片12eとチャンバ部22dとの間でトルク伝達は生じにくい。
また、一旦、チャンバ部22dに溜まった残留流体は、その後、オイル循環路24dを通ってオイル溜室24bに戻る。
以上のように、本実施の形態1では、トルク伝達室24a内の残留流体によりファン40の連れ回り現象が生じるのを抑制でき、ファン40の回転による騒音や振動の抑制ならびにエンジン出力負荷増による車両の駆動力低下や燃費悪化の抑制が可能となる。
(実施の形態1の効果)
以下に、実施の形態1のファンクラッチの効果を列挙する。
1)実施の形態1のファンクラッチは、
エンジン(不図示)によって回転される駆動軸11と一体に回転可能に設けられた円盤状のドライブディスク12と、
駆動軸11に対して回転自在に支持され、内部にドライブディスク12および粘性流体(不図示)が収容されてドライブディスク12の回転が粘性流体を介して伝達されることで駆動軸11と共に回転し、かつ、ファン40が取り付けられたクラッチケース20と、
ドライブディスク12とクラッチケース20とで駆動伝達を行うトルク伝達室24aに粘性流体の供給および供給停止を切替可能なクラッチバルブ25と、
を備え、
ドライブディスク12の外周端部に外径方向に突出した拡張部としての拡張片12eが設けられ、
クラッチケース20の内周面において拡張片12eの外径方向に対向する位置に、拡張片12eを相対回転可能に収容し、かつ、拡張片12eとの間に粘性流体を収容可能な容量を有するチャンバ部22dが形成されている。
したがって、トルク伝達室24a内の残留流体によるトルク伝達が生じてファン40の連れ回り現象が生じるのを抑制でき、ファン40の回転による騒音や振動の抑制ならびにエンジン出力負荷増による車両の駆動力低下や燃費悪化の抑制が可能となる。
2)実施の形態1のファンクラッチは、
拡張片12eは、ドライブディスク12の外周端面12dの軸方向に沿う方向の幅よりも狭い幅で外周端面12dから突出され、ドライブディスク12の全周に亘って環状に形成されている。
したがって、拡張片12eが回転した際に、チャンバ部22dに存在する粘性流体に剪断抵抗力が生じにくく、ファン40の連れ回りがより生じにくくなる。すなわち、拡張片12eのような拡張部分に不連続部分があったりすると、相対的に剪断抵抗力が大きくなるが、環状に形成することで、剪断抵抗力を抑えることができる。
3)実施の形態1のファンクラッチは、
チャンバ部22dは、拡張片12eとの間に、ドライブディスク12とクラッチケース20とで両ラビリンス溝12c、22cを含む駆動力伝達を行う箇所におけるドライブディスク12とクラッチケース20との間隔よりも大きな間隔である軸方向に沿う方向の間隔d1および径方向の間隔d2を有する。
したがって、チャンバ部22dに粘性流体が存在していても、ドライブディスク12が回転した際に拡張片12eとチャンバ部22dとの間で粘性流体に剪断抵抗力が生じることが無く、トルク伝達は成されず、ファン40の連れ回りを抑えることができる。
以上、本開示のファンクラッチを実施の形態に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施の形態に限られず、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加などは許容される。
例えば、実施の形態では、ファンクラッチのバルブとして、バイメタルを用いた温度感応型のもの示したが、バルブの動作方式は、これに限定されず電磁石により吸着する電磁バルブを用いた外部制御式のものを用いてもよい。
また、実施の形態では、拡張部をドライブディスクの外周端面から外径方向に一体に形成した例を示したが、拡張部を設ける位置および形状は、これに限定されない。具体的には、ドライブディスクとは別体の部材を、ドライブディスクの外周部に取り付けてもよい。また、これを取り付ける位置は、外周端面ではなく、軸方向に沿う方向の側面の外周端部に取り付けてもよい。例えば、環状で板状の部材を、ドライブディスクの側面の外周端部に取り付けてもよい。
また、実施の形態では、拡張部としての拡張片を、ドライブディスクの外周端面において軸方向に沿う方向でラビリンス溝が形成されている側とは反対側の端部に配置した例を示したが、例えば、ドライブディスクの外周端面の軸方向に沿う方向で中間部位に設けてもよい。
さらに、実施の形態では、拡張部として、断面が矩形の環状で板状の拡張片を示したが、その形状は、これに限定されない。例えば、断面形状としては、矩形に限定されず、半円断面形状や半楕円断面形状、あるいは、三角断面形状などに形成してもよい。
1 (実施の形態1の)ファンクラッチ
11 駆動軸
12 ドライブディスク
12d 外周端面(外周端縁部)
12e 拡張片(拡張部)
20 クラッチケース
22d チャンバ部
24a トルク伝達室
24d オイル循環路
25 バルブ
40 ファン
d1 間隔
d2 間隔

Claims (2)

  1. エンジンによって回転される駆動軸と一体に回転可能に設けられた円盤状のドライブディスクと、
    前記駆動軸に対して回転自在に支持された第1ケースと、前記ドライブディスクを覆うと共に前記第1ケースに固定される第2ケースとを有し、内部に前記ドライブディスクおよび粘性流体が収容されて前記ドライブディスクの回転が前記粘性流体を介して伝達されることで前記駆動軸と共に回転し、かつ、ファンが取り付けられ、油供給部が形成された仕切壁により、軸方向に沿って、前記ドライブディスクが配置されたトルク伝達室とオイル溜室とに内部空間が区画されたクラッチケースと、
    前記油供給部を開閉することで、前記ドライブディスクと前記クラッチケースとで駆動伝達を行う前記トルク伝達室に前記オイル溜室からの前記粘性流体の供給および供給停止を切替可能なクラッチバルブと、を備え、
    前記ドライブディスクは、前記第2ケースに対向するトルク伝達面にディスク側ラビリンス溝が形成され、前記第2ケースは、前記ディスク側ラビリンス溝に対向する位置にケース側ラビリンス溝が形成され、前記ディスク側ラビリンス溝と前記ケース側ラビリンス溝との間において、前記粘性流体による剪断抵抗力が発生し、前記剪断抵抗力により前記ドライブディスクの回転が前記クラッチケースに伝達され、
    前記油供給部は、前記ケース側ラビリンス溝よりも内径側の位置に形成され、
    前記ドライブディスクの外周端面には、外径方向に突出した拡張部が設けられ、
    前記クラッチケースの内周面において前記ドライブディスクの前記外周端面に臨み、かつ、前記拡張部の前記外径方向に対向する位置には、前記拡張部を相対回転可能に収容可能であるとともに、前記拡張部との間に前記粘性流体を収容可能な容量を有するチャンバ部が形成され、
    前記第2ケースには、前記チャンバ部から前記オイル溜室に戻る前記粘性流体が通るオイル循環路が形成され、
    前記オイル循環路は、軸方向から見たとき、前記チャンバ部に重なる位置で前記チャンバ部と連通され、前記ケース側ラビリンス溝よりも内径側の位置で前記オイル溜室に開放し、
    前記チャンバ部を区画する壁面は、前記拡張部との間に、前記ドライブディスクと前記クラッチケースとで駆動力伝達を行う箇所における前記ドライブディスクと前記クラッチケースとの間隔よりも大きな間隔を有するファンクラッチ。
  2. 請求項1に記載のファンクラッチにおいて、
    前記拡張部は、前記ドライブディスクの前記外周端面の前記軸方向に沿う方向の幅よりも狭い幅で前記外周端面から突出され、前記ドライブディスクの全周に亘って環状に形成されているファンクラッチ。
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