JP7484858B2 - 自動運転キット、車両プラットフォーム、車両インターフェースボックスおよび車両 - Google Patents

自動運転キット、車両プラットフォーム、車両インターフェースボックスおよび車両 Download PDF

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Description

この開示は、自動運転キット、車両プラットフォーム、車両インターフェースボックスおよび車両に関し、特に、車両プラットフォームに着脱可能であり、前記車両プラットフォームに自動運転の指示を出す自動運転キット、自動運転キットと通信可能であり、前記自動運転キットからの自動運転の指示にしたがって自動運転可能に構成される車両プラットフォーム、自動運転キットと通信可能であり、前記自動運転キットからの自動運転の指示にしたがって前記車両プラットフォームに自動運転のための指示を出す車両インターフェースボックス、および、自動運転キットまたは車両プラットフォームを備える車両に関する。
近年、車両の自動運転の技術の開発が進められている。たとえば、自動運転の指示を出す自動運転ECU(Electronic Control Unit)が自動運転を制御する車両がある(たとえば、特許文献1参照)。
特開2018-132015号公報
特許文献1の車両において、自動運転ECUのような自動運転の指示を出す自動運転装置が車両に着脱可能であり、他の仕様の自動運転装置に取り替え可能に構成することが考えられる。しかし、そのように構成した場合、ステアリングホイールの操作によりユーザが操舵に介入した場合に安定的に操舵することが課題として挙げられる。
この開示は、上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、自動運転の指示を出す着脱可能な装置が車両を制御する場合に、ユーザが操舵に介入した場合であっても安定的に操舵することが可能な自動運転キット、車両プラットフォーム、車両インターフェースボックスおよび車両を提供することである。
この開示に係る自動運転キットは、車両プラットフォームに着脱可能であり、車両プラットフォームに自動運転の指示を出す自動運転キットである。車両プラットフォームは、車両プラットフォームを操舵するためのステアリングシステムを含む。自動運転キットは、コンピュータと、車両プラットフォームと通信可能に構成された通信モジュールとを備える。コンピュータは、車両プラットフォームから、ステアリングシステムに関するトルク値を通信モジュールを用いて取得し、自動運転の走行計画および取得したトルク値にしたがったタイヤの切れ角を指示するタイヤ切れ角コマンドを通信モジュールを用いて車両プラットフォームに送信する。
このような構成によれば、自動運転キットは、車両プラットフォームから取得された、ステアリングシステムに関するトルク値および自動運転の走行計画にしたがったタイヤの切れ角を指示するタイヤ切れ角コマンドが車両プラットフォームに送信される。このため、ユーザの操舵の介入を反映したステアリングシステムに関するトルク値を用いて車両を操舵できる。その結果、自動運転の指示を出す着脱可能な自動運転キットが車両プラットフォームを制御する場合に、ユーザが操舵に介入した場合であっても安定的に操舵することが可能な自動運転キットを提供することができる。
ステアリングシステムは、ステアリングトルクを検出するセンサを有し、トルク値は、センサによって検出された値であるようにしてもよい。このような構成によれば、ステアリングトルクの変動によってユーザの操舵の介入を検出できる。その結果、ユーザの操舵を考慮して安定的に操舵することができる。
ステアリングシステムは、ステアリングモータを有し、トルク値は、ステアリングモータの電流値から推定したトルク値であるようにしてもよい。このような構成によれば、ステアリングモータの電流値の変動によってユーザの操舵の介入を検出できる。その結果、ユーザの操舵を考慮して安定的に操舵することができる。
ステアリングシステムは、ステアリングモータを有し、トルク値は、ステアリングモータにより出力可能な最大ステアリングトルクの値であるようにしてもよい。このような構成によれば、そのときに出力可能な最大ステアリングトルクの値の変動によってユーザの操舵の介入を検出できる。その結果、ユーザの操舵を考慮して安定的に操舵することができる。
この開示の他の局面によれば、車両は、上述の自動運転キットを備えるようにしてもよい。このような構成によれば、自動運転の指示を出す着脱可能な自動運転キットが車両プラットフォームを制御する場合に、ユーザが操舵に介入した場合であっても安定的に操舵することが可能な車両を提供することができる。
この開示のさらに他の局面によれば、車両プラットフォームは、自動運転キットと通信可能であり、自動運転キットからの自動運転の指示にしたがって自動運転可能に構成される車両プラットフォームである。自動運転キットは、車両プラットフォームに着脱可能である。車両プラットフォームは、車両プラットフォームを操舵するためのステアリングシステムと、ステアリングシステムを制御するための制御コマンドを出力する車両インターフェースボックスとを備える。車両インターフェースボックスは、車両プラットフォームにおけるステアリングシステムに関するトルク値を取得する自動運転キットからの要求にしたがって、トルク値を自動運転キットに送信し、自動運転キットから受信した、自動運転の走行計画およびトルク値にしたがったタイヤの切れ角を指示するタイヤ切れ角コマンドにしたがった制御コマンドを、ステアリングシステムに出力する。
このような構成によれば、自動運転の指示を出す着脱可能な自動運転キットが車両プラットフォームを制御する場合に、ユーザが操舵に介入した場合であっても安定的に操舵することが可能な車両プラットフォームを提供することができる。
ステアリングシステムは、ステアリングトルクを検出するセンサを有し、トルク値は、センサによって検出された値であるようにしてもよい。このような構成によれば、ステアリングトルクの変動によってユーザの操舵の介入を検出できる。その結果、ユーザの操舵を考慮して安定的に操舵することができる。
ステアリングシステムは、ステアリングモータを有し、トルク値は、ステアリングモータの電流値から推定したトルク値であるようにしてもよい。このような構成によれば、ステアリングモータの電流値の変動によってユーザの操舵の介入を検出できる。その結果、ユーザの操舵を考慮して安定的に操舵することができる。
ステアリングシステムは、ステアリングモータを有し、トルク値は、ステアリングモータにより出力可能な最大ステアリングトルクの値であるようにしてもよい。このような構成によれば、そのときに出力可能な最大ステアリングトルクの値の変動によってユーザの操舵の介入を検出できる。その結果、ユーザの操舵を考慮して安定的に操舵することができる。
この開示のさらに他の局面によれば、車両は、上述の車両プラットフォームを備えるようにしてもよい。このような構成によれば、自動運転の指示を出す着脱可能な自動運転キットが車両プラットフォームを制御する場合に、ユーザが操舵に介入した場合であっても安定的に操舵することが可能な車両を提供することができる。
この開示のさらに他の局面によれば、車両インターフェースボックスは、自動運転キットと通信可能であり、自動運転キットからの自動運転の指示にしたがって車両プラットフォームに自動運転のための指示を出す車両インターフェースボックスである。自動運転キットは、車両プラットフォームに着脱可能である。車両プラットフォームは、車両プラットフォームを操舵するためのステアリングシステムを含む。車両インターフェースボックスは、プロセッサと、プロセッサによって実行可能なプログラムを記憶するメモリとを備える。プロセッサは、メモリに記憶されたプログラムにしたがって、車両プラットフォームにおけるステアリングシステムに関するトルク値を取得する自動運転キットからの要求にしたがって、トルク値を自動運転キットに送信し、自動運転キットから受信した、自動運転の走行計画およびトルク値にしたがったタイヤの切れ角を指示するタイヤ切れ角コマンドにしたがった制御コマンドを、ステアリングシステムに出力する。
このような構成によれば、自動運転の指示を出す着脱可能な自動運転キットが車両プラットフォームを制御する場合に、ユーザが操舵に介入した場合であっても安定的に操舵することが可能な車両インターフェースボックスを提供することができる。
この開示によれば、自動運転の指示を出す着脱可能な自動運転キットが車両プラットフォームを制御する場合に、ユーザが操舵に介入した場合であっても安定的に操舵することが可能な自動運転キット、車両プラットフォーム、車両インターフェースボックスおよび車両を提供することができる。
この開示の実施の形態に係る車両の概要を示す図である。 この実施の形態に係るADS、VCIBおよびVPの構成を詳細に示す図である。 この実施の形態の車両1で実行されるタイヤ切れ角の制御のための処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
[実施の形態]
<全体構成>
図1は、この開示の実施の形態に係る車両1の概要を示す図である。車両1は、自動運転キット(ADK:Autonomous Driving Kit)10と、車両プラットフォーム(VP:Vehicle Platform)20とを備える。ADK10は、VP20に取り付け可能(車両1に着脱可能)に構成されている。ADK10とVP20とは、車両制御インターフェース(後述するVCIB40)を介して相互に通信可能に構成されている。
VP20は、ADK10からの制御要求に従って自動運転を行うことができる。なお、図1では、ADK10がVP20から離れた位置に示されているが、ADK10は、実際にはVP20のルーフトップ等に取り付けられる。ADK10をVP20から取り外すことも可能である。ADK10が取り外されている場合には、VP20は、マニュアルモードによる走行制御(ユーザ操作に応じた走行制御)を実行する。
ADK10は、車両1の自動運転を行うための自動運転システム(ADS:Autonomous Driving System)11を含む。ADS11は、たとえば、車両1の走行計画を作成する。ADS11は、走行計画に従って車両1を走行させるための各種制御要求を、制御要求毎に定義されたAPI(Application Program Interface)に従ってVP20に出力する。また、ADS11は、車両状態(VP20の状態)を示す各種信号を、信号毎に定義されたAPIに従ってVP20から受ける。そして、ADS11は、車両状態を走行計画に反映する。ADS11の詳細な構成については図2にて説明する。
VP20は、ベース車両30と、車両制御インターフェースボックス(VCIB:Vehicle Control Interface Box)40とを含む。
ベース車両30は、ADK10(ADS11)からの制御要求に従って各種車両制御を実行する。ベース車両30は、ベース車両30を制御するための各種システムおよび各種センサを含む。より具体的には、ベース車両30は、統合制御マネージャ31と、ブレーキシステム32と、ステアリングシステム33と、パワートレーンシステム34と、アクティブセーフティシステム35と、ボディシステム36と、車輪速センサ51,52と、ピニオン角センサ53と、ステアリングトルクセンサ57と、ステアリングモータ58と、カメラ54と、レーダセンサ55,56とを含む。
統合制御マネージャ31は、いずれも図示しないが、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサと、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)などのメモリとを含み、車両1の動作に関わる上記各システム(ブレーキシステム32、ステアリングシステム33、パワートレーンシステム34、アクティブセーフティシステム35、ボディシステム36)を統合して制御する。
ブレーキシステム32は、ベース車両30の各車輪に設けられた制動装置を制御するように構成されている。制動装置は、たとえば、アクチュエータによって調整される油圧に応じて動作するディスクブレーキシステム(図示せず)を含む。
ブレーキシステム32には車輪速センサ51,52が接続されている。車輪速センサ51は、ベース車両30の前輪の回転速度を検出し、検出された前輪の回転速度をブレーキシステム32に出力する。車輪速センサ52は、ベース車両30の後輪の回転速度を検出し、検出された後輪の回転速度をブレーキシステム32に出力する。ブレーキシステム32は、各車輪の回転速度を車両状態に含まれる情報の一つとしてVCIB40に出力する。また、ブレーキシステム32は、ADS11からVCIB40および統合制御マネージャ31を介して出力される所定の制御要求に従って、制動装置に対する制動指令を生成する。ブレーキシステム32は、生成された制動指令を用いて制動装置を制御する。なお、統合制御マネージャ31は、各車輪の回転速度に基づいて車両1の速度(車速)を算出できる。
ステアリングシステム33は、車両1の操舵輪の操舵角(タイヤの切れ角)を操舵装置を用いて制御可能に構成されている。操舵装置は、たとえば、アクチュエータとしてのステアリングモータ58により操舵角の調整が可能なラック&ピニオン式の電動パワーステアリング(EPS:Electric Power Steering)を含む。
ステアリングシステム33にはピニオン角センサ53およびステアリングトルクセンサ57が接続されている。ピニオン角センサ53は、ステアリングモータ58の回転軸に連結されたピニオンギヤの回転角(ピニオン角)を検出し、検出されたピニオン角をステアリングシステム33に出力する。ステアリングシステム33は、ピニオン角を車両状態に含まれる情報の一つとしてVCIB40に出力する。ステアリングトルクセンサ57は、ステアリングホイール(ハンドル)とピニオンギヤとの間のステアリングシャフトに加わる回転方向のトルクを検出し、検出されたトルク値をステアリングシステム33に出力する。また、ステアリングシステム33は、ADS11からVCIB40および統合制御マネージャ31を介して出力される所定の制御要求に従って、操舵装置に対する操舵指令を生成する。ステアリングシステム33は、生成された操舵指令を用いて操舵装置を制御する。
パワートレーンシステム34は、複数の車輪のうちの少なくとも1つに設けられた電動パーキングブレーキ(EPB:Electric Parking Brake)システム341と、車両1のトラッスミッションに設けられたパーキングロック(P-Lock)システム342と、シフトレンジを選択可能に構成されたシフト装置(図示せず)を含む推進システム343とを制御する。パワートレーンシステム34の詳細な構成については、図2にて説明する。
アクティブセーフティシステム35は、カメラ54およびレーダセンサ55,56を用いて前方または後方の障害物(歩行者、自転車、駐車車両、電柱など)を検出する。アクティブセーフティシステム35は、車両1と障害物との間の距離、および、車両1の移動方向に基づいて、車両1が障害物と衝突する可能性があるかどうかを判定する。アクティブセーフティシステム35は、衝突の可能性があると判定した場合、制動力が増加するように、統合制御マネージャ31を介してブレーキシステム32に制動指令を出力する。
ボディシステム36は、たとえば、車両1の走行状態または環境等に応じて、方向指示器、ホーン、ワイパー等の部品(いずれも図示せず)を制御するように構成されている。ボディシステム36は、ADS11からVCIB40および統合制御マネージャ31を介して出力される所定の制御要求に従って、上記の各部品を制御する。
VCIB40は、CAN(Controller Area Network)等を通じてADS11と通信可能に構成されている。VCIB40は、信号毎に定義された所定のAPIを実行することにより、ADS11から各種制御要求を受信したり、車両状態をADS11に出力したりする。VCIB40は、ADK10から制御要求を受信すると、その制御要求に対応する制御指令を統合制御マネージャ31を介して、その制御指令に対応するシステムに出力する。また、VCIB40は、ベース車両30の各種情報を各種システムから統合制御マネージャ31を介して取得し、ベース車両30の状態を車両状態としてADS11に出力する。
なお、車両1は、MaaS(Mobility as a Service)システムの構成の一つとして使用され得る。MaaSシステムは、車両1に加えて、たとえば、データサーバと、モビリティサービス・プラットフォーム(MSPF:Mobility Service Platform)(いずれも図示せず)とを備える。
MSPFとは、様々なモビリティサービスが接続される統一プラットフォームである。MSPFには、自動運転関連のモビリティサービスが接続される。MSPFには、自動運転関連のモビリティサービス以外にも、ライドシェア事業者、カーシェア事業者、レンタカー事業者、タクシー事業者、保険会社等により提供されるモビリティサービスが接続され得る。
車両1は、データサーバと無線通信が可能なDCM(Data Communication Module)(図示せず)をさらに備える。DCMは、たとえば、速度、位置、自動運転状態のような車両情報をデータサーバに出力する。また、DCMは、たとえば、自動運転関連のモビリティサービスにおいて車両1を含む自動運転車両の走行を管理するための各種データを、モビリティサービスからMSPFおよびデータサーバを通じて受信する。
MSPFにおいては、ADS11の開発に必要な車両状態および車両制御の各種データを利用するためのAPIが公開されている。各種モビリティサービスは、MSPF上で公開されたAPIを用いて、MSPFが提供する様々な機能をサービス内容に応じて利用できる。たとえば自動運転関連のモビリティサービスは、MSPF上で公開されたAPIを用いて、車両1の運転制御データ、データサーバに蓄えられた情報等をMSPFから取得できる。また、自動運転関連のモビリティサービスは、上記APIを用いて、車両1を含む自動運転車両を管理するためのデータ等をMSPFへ送信できる。
<詳細構成>
図2は、この実施の形態に係るADS11、VCIB40およびVP20の構成を詳細に示す図である。図2に示すように、ADS11は、コンピュータ111と、HMI(Human Machine Interface)112と、認識用センサ113と、姿勢用センサ114と、センサクリーナ115とを含む。
コンピュータ111は、いずれも図示しないが、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサと、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)などのメモリとを含む。メモリは、プロセッサによって実行可能なプログラムを記憶する。コンピュータ111は、車両1の自動運転時に各種センサ(後述)を用いて車両1の環境、ならびに、車両1の姿勢、挙動および位置を取得するとともに、VP20からVCIB40を経由して車両状態を取得して車両1の次の動作(加速、減速、曲がる等)を設定する。コンピュータ111は、次の動作を実現するための各種指令をVCIB40に出力する。コンピュータ111は、さらに、通信モジュール111A,111Bを含む。通信モジュール111A,111Bの各々は、VCIB40と通信可能に構成されている。
HMI112は、自動運転時、ユーザ操作を要する運転時、自動運転とユーザ操作を要する運転との間の移行時などに、ユーザに情報を提示したりユーザ操作を受け付けたりする。HMI112は、たとえば、ベース車両30に設けられたタッチパネルディスプレイ等の入出力装置(図示せず)と接続されるように構成されている。
認識用センサ113は、車両1の環境を認識するためのセンサである。認識用センサ113は、たとえばLIDAR(Laser Imaging Detection and Ranging)と、ミリ波レーダと、カメラ(いずれも図示せず)とのうちの少なくとも1つを含む。LIDARは、たとえば赤外パルスのレーザ光を発し、そのレーザ光の対象物からの反射光を検出することによって対象物の距離および方向を計測する。ミリ波レーダは、ミリ波を発し、そのミリ波の対象物からの反射波を検出することによって対象物の距離および方向を計測する。カメラは、たとえばルームミラーの裏側に配置され、車両1の前方の画像を撮影する。
姿勢用センサ114は、車両1の姿勢、挙動、位置を検出するためのセンサである。姿勢用センサ114は、たとえば、IMU(Inertial Measurement Unit)と、GPS(Global Positioning System)(いずれも図示せず)とを含む。IMUは、たとえば、車両1の前後方向、左右方向および上下方向の加速度と、車両1のロール方向、ピッチ方向およびヨー方向の角速度とを検出する。GPSは、地球の軌道上を周回する複数のGPS衛星から受信する情報を用いて車両1の位置を検出する。
センサクリーナ115は、洗浄液、ワイパー等を用いて、車両1の走行中に上記の各種センサ(カメラのレンズ、レーザ光の照射部など)に付着する汚れを除去するように構成される。
VCIB40は、VCIB41と、VCIB42とを含む。VCIB41,42の各々は、いずれも図示しないが、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサと、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)などのメモリとを含む。メモリは、プロセッサによって実行可能なプログラムを記憶する。VCIB41と通信モジュール111Aとは相互に通信可能に接続されている。VCIB42と通信モジュール111Bとは相互に通信可能に接続されている。さらに、VCIB41とVCIB42とは相互に通信可能に接続されている。
VCIB41,42の各々は、ADS11とVP20との間で制御要求および車両情報を中継する。より具体的には、VCIB41は、APIを用いて、ADS11からの制御要求から制御指令を生成する。
ADS11からVCIB40に供給される制御要求に対応する制御指令(コマンド)は、たとえば、シフトレンジの切り替えを要求する推進方向コマンドと、EPBシステム341およびP-Lockシステム342の作動/作動解除を要求する不動コマンドと、車両1の加速または減速を要求する加速コマンドと、操舵輪のタイヤ切れ角を要求するタイヤ切れ角コマンドと、自律(Autonomous)モードとマニュアルモードとの切り替えを要求する自律化コマンドと、車両の停車保持または停車保持の解除を要求する停止コマンドとを含む。
そして、VCIB41は、生成された制御指令を、VP20に含まれる複数のシステムのうちの対応するシステムに出力する。また、VCIB41は、APIを用いて、VP20の各システムからの車両情報から車両状態を示す情報を生成する。車両状態を示す情報は、車両情報と同一の情報であってもよいし、車両情報からADS11で実行される処理に用いられる情報が抽出されたものであってもよい。VCIB41は、生成された車両状態を示す情報をADS11に出力する。VCIB42についても同様である。
ブレーキシステム32は、ブレーキシステム321,322を含む。ステアリングシステム33は、ステアリングシステム331,332を含む。パワートレーンシステム34は、EPBシステム341と、P-Lockシステム342と、推進システム343とを含む。
VCIB41とVCIB42とは基本的には同等の機能を有するが、VCIB41とVCIB42との間では、VP20を含まれるシステムへの接続先が一部異なっている。具体的には、VCIB41と、ブレーキシステム321と、ステアリングシステム331と、EPBシステム341と、P-Lockシステム342と、推進システム343と、ボディシステム36とは、通信バスを介して相互に通信可能に接続されている。VCIB42と、ブレーキシステム322と、ステアリングシステム332と、P-Lockシステム342とは、通信バスを介して相互に通信可能に接続されている。
このように、一部システムの動作(ブレーキ、操舵など)に関して同等の機能を有するVCIB41,42をVCIB40が含むことにより、ADS11とVP20との間の制御系統が冗長化されている。したがって、当該システムに何らかの障害が発生した場合に、適宜、制御系統を切り替えたり障害が発生した制御系統を遮断したりすることによって、VP20の機能を維持できる。
ブレーキシステム321,322の各々は、制動装置を制御可能に構成されている。ブレーキシステム321は、ADS11からVCIB41を介して出力される制御要求に従って、制動装置に対する制動指令を生成する。ブレーキシステム322は、ADS11からVCIB42を介して出力される制御要求に従って、制動装置に対する制動指令を生成する。ブレーキシステム321とブレーキシステム322とは同等の機能を有していてもよい。あるいは、ブレーキシステム321,322のうちの一方は各車輪の制動力を独立して制御可能に構成され、他方は各車輪において同じ制動力が発生するように制御可能に構成されていてもよい。ブレーキシステム321,322は、たとえば、いずれか一方のブレーキシステムにより生成された制動指令を用いて制動装置を制御し、そのブレーキシステムに異常が発生した場合に他方のブレーキシステムにより生成された制動指令を用いて制動装置を制御してもよい。
ステアリングシステム331,332の各々は、車両1の操舵輪の操舵角を操舵装置を用いて制御可能に構成されている。ステアリングシステム331は、ADS11からVCIB41を介して出力される制御要求に従って、操舵装置に対する操舵指令を生成する。ステアリングシステム332は、ADS11からVCIB42を介して出力される制御要求に従って、操舵装置に対する操舵指令を生成する。ステアリングシステム331とステアリングシステム332とは同等の機能を有していてもよい。あるいは、ステアリングシステム331,332は、たとえば、いずれか一方のステアリングシステムにより生成された操舵指令を用いて操舵装置を制御し、そのステアリングシステムに異常が発生した場合に他方のステアリングシステムにより生成された操舵指令を用いて操舵装置を制御してもよい。
EPBシステム341は、ADS11からVCIB41を介して出力される制御要求に従ってEPBを制御する。EPBは、制動装置(ディスクブレーキシステムなど)とは別に設けられ、アクチュエータの動作によって車輪を固定する。EPBは、たとえば、複数の車輪のうちの一部に設けられたパーキングブレーキ用のドラムブレーキをアクチュエータを用いて作動させて車輪を固定したり、ブレーキシステム321,322とは別に制動装置に供給される油圧を調整可能なアクチュエータを用いて制動装置を作動させて車輪を固定したりする。EPBシステム341は、ブレーキホールド機能を有し、ブレーキホールドの作動と解除とを切替可能に構成されている。
P-Lockシステム342は、ADS11からVCIB41を介して出力される制御要求に従ってP-Lock装置を制御する。P-Lockシステム342は、たとえば、制御要求がシフトレンジをパーキングレンジ(Pレンジ)にする制御要求を含む場合にP-Lock装置を作動させ、制御要求がシフトレンジをPレンジ以外にする制御要求を含む場合にP-Lock装置の作動を解除する。P-Lock装置は、車両1のトランスミッション内の回転要素に連結して設けられた歯車(ロックギヤ)の歯部に対して、アクチュエータによる位置調整が可能なパーキングロックポールの先端の突起部を嵌合させる。これにより、トランスミッションの出力軸の回転が固定され、車輪が固定される。
推進システム343は、ADS11からVCIB41を介して出力される制御要求に従って、シフト装置のシフトレンジを切り替えたり、駆動源(モータジェネレータ、エンジンなど)からの駆動力を制御したりする。シフトレンジは、Pレンジに加えて、たとえば、ニュートラルレンジ(Nレンジ)と、前進走行レンジ(Dレンジ)と、後進走行レンジ(Rレンジ)とを含む。
アクティブセーフティシステム35は、ブレーキシステム321と通信可能に接続されている。アクティブセーフティシステム35は、前述のとおり、カメラ54および/またはレーダセンサ55を用いて前方の障害物を検出し、衝突の可能性があると判定した場合に制動力が増加するようにブレーキシステム321に制動指令を出力する。
ボディシステム36は、ADS11からVCIB41を介して出力される制御要求に従って、方向指示器、ホーン、ワイパー等の部品を制御する。
車両1においては、たとえばユーザのHMI112に対する操作によって自律モードが選択された場合に自動運転が実行される。前述したように、ADS11は、自動運転中には、まず走行計画を作成する。走行計画の例としては、たとえば、直進を継続する計画、予め定められた走行経路の途中の所定の交差点で左折/右折する計画、走行車線を変更する計画などが挙げられる。ADS11は、作成された走行計画に従って、車両1が動作するために必要な制御的な物理量(加速度、減速度、タイヤ切れ角など)を算出する。ADS11は、APIの実行周期毎の物理量を分割する。ADS11は、APIを用いて、分割された物理量を表す制御要求をVCIB40に出力する。さらに、ADS11は、VP20から車両状態(車両1の実際の移動方向、車両の固定化の状態など)を取得し、取得された車両状態を反映した走行計画を再作成する。このようにして、ADS11は、車両1の自動運転を可能とする。
<タイヤ切れ角の制御>
上述した構成において、ステアリングホイールの操作によりユーザが操舵に介入した場合に安定的に操舵することが課題として挙げられる。
そこで、ADK10のADS11のコンピュータ111は、VP20から、ステアリングシステム331,332に関するトルク値を通信モジュール111A,111Bを用いて取得し、自動運転の走行計画およびトルク値にしたがったタイヤの切れ角を指示するタイヤ切れ角コマンドを通信モジュール111A,111Bを用いてVP20に送信するようにする。
これにより、ADK10は、VP20から取得された、ステアリングシステム331,332に関するトルク値および自動運転の走行計画にしたがったタイヤの切れ角を指示するタイヤ切れ角コマンドがVP20に送信される。このため、ユーザの操舵の介入を反映したステアリングシステム331,332に関するトルク値を用いて車両を操舵できる。その結果、自動運転の指示を出す着脱可能なADK10がVP20を制御する場合に、ユーザが操舵に介入した場合であっても安定的に操舵することができる。
図3は、この実施の形態の車両1で実行されるタイヤ切れ角の制御のための処理の流れを示すフローチャートである。図3のタイヤ切れ角算出処理および操舵制御処理は、それぞれ、ADS11のコンピュータ111およびVP20のVCIB40(または統合制御マネージャ31)によって、所定の制御周期ごとに上位の処理から呼出されて実行される。図3に示すフローチャートに含まれる各ステップは、ADS11(コンピュータ111)またはVP20(VCIB40または統合制御マネージャ31)によるソフトウェア処理により実現されるが、ADS11またはVP20内に配置されたハードウェア(電気回路)により実現されてもよい。以下、ステップをSと略す。
ADS11のコンピュータ111のプロセッサは、直後の走行計画で操舵が必要であるか否かを判断する(S111)。操舵が必要である(S111でYES)と判断した場合、コンピュータ111のプロセッサは、タイヤの切れ角の算出に必要な値(たとえば、ステアリングトルクセンサ57のセンサ値、ステアリングモータ58の発生トルクの推定値、ステアリングモータ58の出力可能な最大発生トルク)の送信をVP20に要求する(S112)。
VP20のVCIB40のプロセッサは、タイヤの切れ角の算出に必要な値の要求がADS11から有ったか否かを判断する(S211)。ベース車両30の制御に必要な値は、統合制御マネージャ31のメモリ(またはVCIB40のメモリ)に、ベース車両30の製造時に予め記憶されたり、統合制御マネージャ31(またはVCIB40)およびステアリングシステム33などのベース車両30の各システムのセンサ等(たとえば、ステアリングシステム33のピニオン角センサ53,ステアリングトルクセンサ57,ステアリングモータ58の電流センサ)によって取得されたりする。この実施の形態においては、ベース車両30の制御に必要な値は、ステアリングトルクセンサ57によって検出されるトルク値、ステアリングモータ58の電流値から推定されるトルク値、および、ステアリングモータ58により出力可能な最大ステアリングトルクのトルク値などのステアリングシステム33に関するトルク値を含む。
必要な値の要求が有った(S211でYES)と判断した場合、VCIB40のプロセッサは、統合制御マネージャ31のメモリ(またはVCIB40のメモリ)またはベース車両30の各システムのセンサ等から、必要な値(たとえば、ステアリングトルクセンサ57によって検出されるトルク値、ステアリングモータ58の電流値から推定されるトルク値、および、ステアリングモータ58により出力可能な最大ステアリングトルクのトルク値)を取得する(S212)。VCIB40のプロセッサは、取得した値をADK10に送信する(S213)。
ADK10のADS11のコンピュータ111のプロセッサは、VP20のVCIB40から、取得値を受信したか否かを判断する(S113)。取得値を受信した(S113でYES)と判断した場合、コンピュータ111のプロセッサは、受信した取得値を用いて、現時点の走行計画にしたがって、タイヤの切れ角を算出する(S114)。具体的には、ステアリングトルクセンサ57のトルク値、ステアリングモータ58の推定トルク値、または、ステアリングモータ58の出力可能なステアリングトルクの最大値から、ユーザがステアリングホイールを操作したことによる自動運転の操舵への介入があったと判断される場合は、たとえば、直前の制御周期と同じ切れ角を算出する。なお、介入があった場合の切れ角を、他の考え方で算出するようにしてもよく、たとえば、切れ角を、切れ角を指示しないことを示す値としてもよい。コンピュータ111のプロセッサは、算出したタイヤの切れ角を指示するためのタイヤ切れ角コマンドをVP20に送信する(S115)。
VP20のVCIB40のプロセッサは、ADK10からタイヤ切れ角コマンドを受信したか否かを判断する(S214)。タイヤ切れ角コマンドを受信した(S214でYES)と判断した場合、VCIB40のプロセッサは、タイヤ切れ角コマンドで指示されるタイヤ切れ角となるよう、ステアリングシステム33を制御する(S215)。
[変形例]
(1) 前述した実施の形態においては、VCIB40(または統合制御マネージャ31)がステアリングシステム33などのベース車両30の各機能部を、直接的に制御するようにした。しかし、これに限定されず、各機能部がそれぞれECUを備え、VCIB40(または統合制御マネージャ31)が、各機能部のECUに制御指令を出し、ECUが制御指令にしたがって機能部の制御をすることで、間接的に制御するようにしてもよい。
(2) 前述した実施の形態においては、図3で示したように、タイヤの切れ角の算出に必要な値は、切れ角を算出するごとに、ADK10のADS11のコンピュータ111によってVP20のVCIB40のプロセッサ(または統合制御マネージャ31のプロセッサ)から取得されるようにした。しかし、これに限定されず、タイヤの切れ角の算出に必要な値は、他のタイミング、たとえば、車両1のADK10およびVP20が起動されたとき、または、所定周期ごとに取得されるようにしてもよい。
(3) 前述した実施の形態を、車両1、ADK10、ADS11、VP20、ベース車両30またはVCIB40などの装置の開示と捉えることができるし、これらの装置での制御方法または制御プログラムの開示と捉えることができる。
[まとめ]
(1) 図1および図2で示したように、ADK10は、VP20に着脱可能であり、VP20に自動運転の指示を出す。図1および図2で示したように、VP20は、VP20を操舵するためのステアリングシステム33を含む。図2で示したように、ADK10(のADS11)は、コンピュータ111と、VP20と通信可能に構成された通信モジュール111A,111Bとを備える。図3で示したように、コンピュータ111は、VP20から、ステアリングシステム33に関するトルク値を通信モジュール111A,111Bを用いて取得し(たとえば、S112,S113)、自動運転の走行計画および取得したトルク値にしたがったタイヤの切れ角を指示するタイヤ切れ角コマンドを通信モジュール111A,111Bを用いてVP20に送信する(たとえば、S114,S115)。
これにより、ADK10は、VP20から取得された、ステアリングシステム33に関するトルク値および自動運転の走行計画にしたがったタイヤの切れ角を指示するタイヤ切れ角コマンドがVP20に送信される。このため、ユーザの操舵の介入を反映したステアリングシステム33に関するトルク値を用いてベース車両30を操舵できる。その結果、自動運転の指示を出す着脱可能なADK10がVP20を制御する場合に、ユーザが操作に介入した場合であっても安定的に操舵することができる。
(2) 図1で示したように、ステアリングシステム33は、ステアリングトルクを検出するステアリングトルクセンサ57を有する。図3で示したように、トルク値は、ステアリングトルクセンサ57によって検出されたトルク値であるようにしてもよい。これにより、ステアリングトルクの変動によってユーザの操舵の介入を検出できる。その結果、ユーザの操舵を考慮して安定的に操舵することができる。
(3) 図1で示したように、ステアリングシステム33は、ステアリングモータ58を有する。図3で示したように、トルク値は、ステアリングモータ58の電流センサで検出された電流値から推定したトルク値であるようにしてもよい。これにより、ステアリングモータ58の電流値の変動によってユーザの操舵の介入を検出できる。その結果、ユーザの操舵を考慮して安定的に操舵することができる。
(4) 図1で示したように、ステアリングシステム33は、ステアリングモータ58を有する。図3で示したように、トルク値は、ステアリングモータ58により出力可能な最大ステアリングトルクの値であるようにしてもよい。これにより、そのときに出力可能な最大ステアリングトルクの値の変動によってユーザの操舵の介入を検出できる。その結果、ユーザの操舵を考慮して安定的に操舵することができる。
(5) 図1および図2で示したように、車両1は、上述のADK10を備えるようにしてもよい。これにより、自動運転の指示を出す着脱可能なADK10がVP20を制御する場合に、ユーザが操舵に介入した場合であっても安定的に操舵することができる。
(6) 図1および図2で示したように、VP20は、ADK10と通信可能であり、ADK10からの自動運転の指示にしたがって自動運転可能に構成される。図1および図2で示したように、ADK10は、VP20に着脱可能である。図1および図2で示したように、VP20は、VP20を操舵するためのステアリングシステム33と、ステアリングシステム33を制御するための制御コマンドを出力するVCIB40とを備える。図3で示したように、VCIB40は、VP20におけるステアリングシステム33に関するトルク値を取得するADK10からの要求にしたがって、トルク値をADK10に送信し(たとえば、S213)、ADK10から受信した、自動運転の走行計画およびトルク値にしたがったタイヤの切れ角を指示するタイヤ切れ角コマンドにしたがった制御コマンドを、ステアリングシステム33に出力する(たとえば、S215)。
これにより、自動運転の指示を出す着脱可能なADK10がVP20を制御する場合に、ユーザが操舵に介入した場合であっても安定的に操舵することができる。
(7) 図1および図2で示したように、車両1は、上述のVP20を備えるようにしてもよい。これにより、自動運転の指示を出す着脱可能なADK10がVP20を制御する場合に、ユーザが操舵に介入した場合であっても安定的に操舵することができる。
(8) 図1および図2で示したように、VCIB40は、ADK10と通信可能であり、ADK10からの自動運転の指示にしたがってVP20に自動運転のための指示を出す。図1および図2で示したように、ADK10は、VP20に着脱可能である。図1および図2で示したように、VP20は、VP20を操舵するためのステアリングシステム33を含む。図1および図2で示したように、VCIB40は、プロセッサと、プロセッサによって実行可能なプログラムを記憶するメモリとを備える。図3で示したように、VCIB40のプロセッサは、メモリに記憶されたプログラムにしたがって、VP20におけるステアリングシステム33に関するトルク値を取得するADK10からの要求にしたがって、トルク値をADK10に送信し(たとえば、S213)、ADK10から受信した、自動運転の走行計画およびトルク値にしたがったタイヤ切れ角を指示するタイヤ切れ角コマンドにしたがった制御コマンドを、ステアリングシステム33に出力する(たとえば、S215)。
これにより、自動運転の指示を出す着脱可能なADK10がVP20を制御する場合に、ユーザが操舵に介入した場合であっても安定的に操舵することができる。
[実施例]
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今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 車両、10 自動運転キット(ADK)、11 自動運転システム(ADS)、20 車両プラットフォーム(VP)、30 ベース車両、31 統合制御マネージャ、32,321,322 ブレーキシステム、33,331,332 ステアリングシステム、34 パワートレーンシステム、35 アクティブセーフティシステム、36 ボディシステム、40~42 車両制御インターフェースボックス(VCIB)、51,52 車輪速センサ、53 ピニオン角センサ、54 カメラ、55,56 レーダセンサ、57 ステアリングトルクセンサ、58 ステアリングモータ、111 コンピュータ、111A,111B 通信モジュール、113 認識用センサ、114 姿勢用センサ、115 センサクリーナ、341 EPBシステム、342 P-Lockシステム、343 推進システム。

Claims (11)

  1. 車両プラットフォームに着脱可能であり、前記車両プラットフォームに自動運転の指示を出す自動運転キットであって、
    前記車両プラットフォームは、前記車両プラットフォームを操舵するためのステアリングシステムを含み、
    前記自動運転キットは、
    コンピュータと、
    前記車両プラットフォームと通信可能に構成された通信モジュールとを備え、
    前記コンピュータは、
    前記車両プラットフォームから、前記ステアリングシステムに関するトルク値を前記通信モジュールを用いて取得し、
    自動運転の走行計画および取得した前記トルク値にしたがったタイヤの切れ角を指示するタイヤ切れ角コマンドを前記通信モジュールを用いて前記車両プラットフォームに送信
    取得した前記トルク値からユーザによる操舵への介入があったと判断した場合、直前の制御周期と同じ切れ角を指示するタイヤ切れ角コマンド、または、切れ角を指示しないことを示す値を指示するタイヤ切れ角コマンドを、前記通信モジュールを用いて前記車両プラットフォームに送信する、自動運転キット。
  2. 前記ステアリングシステムは、ステアリングトルクを検出するセンサを有し、
    前記トルク値は、前記センサによって検出された値である、請求項1に記載の自動運転キット。
  3. 前記ステアリングシステムは、ステアリングモータを有し、
    前記トルク値は、前記ステアリングモータの電流値から推定したトルク値である、請求項1に記載の自動運転キット。
  4. 前記ステアリングシステムは、ステアリングモータを有し、
    前記トルク値は、前記ステアリングモータにより出力可能な最大ステアリングトルクの値である、請求項1に記載の自動運転キット。
  5. 請求項1に記載の自動運転キットを備える、車両。
  6. 自動運転キットと通信可能であり、前記自動運転キットからの自動運転の指示にしたがって自動運転可能に構成される車両プラットフォームであって、
    前記自動運転キットは、前記車両プラットフォームに着脱可能であり、
    前記車両プラットフォームは、
    前記車両プラットフォームを操舵するためのステアリングシステムと、
    前記ステアリングシステムを制御するための制御コマンドを出力する車両インターフェースボックスとを備え、
    前記車両インターフェースボックスは、
    前記車両プラットフォームにおける前記ステアリングシステムに関するトルク値を取得する前記自動運転キットからの要求にしたがって、前記トルク値を前記自動運転キットに送信し、
    前記自動運転キットから受信した、自動運転の走行計画および前記トルク値にしたがったタイヤの切れ角を指示するタイヤ切れ角コマンドにしたがった制御コマンド、および、前記トルク値からユーザによる操舵への介入があったと判断した場合に、直前の制御周期と同じ切れ角を指示するタイヤ切れ角コマンド、または、切れ角を指示しないことを示す値を指示するタイヤ切れ角コマンドにしたがった制御コマンドを、前記ステアリングシステムに出力する、車両プラットフォーム。
  7. 前記ステアリングシステムは、ステアリングトルクを検出するセンサを有し、
    前記トルク値は、前記センサによって検出された値である、請求項6に記載の車両プラットフォーム。
  8. 前記ステアリングシステムは、ステアリングモータを有し、
    前記トルク値は、前記ステアリングモータの電流値から推定したトルク値である、請求項6に記載の車両プラットフォーム。
  9. 前記ステアリングシステムは、ステアリングモータを有し、
    前記トルク値は、前記ステアリングモータにより出力可能な最大ステアリングトルクの値である、請求項6に記載の車両プラットフォーム。
  10. 請求項6に記載の車両プラットフォームを備える、車両。
  11. 自動運転キットと通信可能であり、前記自動運転キットからの自動運転の指示にしたがって車両プラットフォームに自動運転のための指示を出す車両インターフェースボックスであって、
    前記自動運転キットは、前記車両プラットフォームに着脱可能であり、
    前記車両プラットフォームは、前記車両プラットフォームを操舵するためのステアリングシステムを含み、
    前記車両インターフェースボックスは、
    プロセッサと、
    前記プロセッサによって実行可能なプログラムを記憶するメモリとを備え、
    前記プロセッサは、前記メモリに記憶された前記プログラムにしたがって、
    前記車両プラットフォームにおける前記ステアリングシステムに関するトルク値を取得する前記自動運転キットからの要求にしたがって、前記トルク値を前記自動運転キットに送信し、
    前記自動運転キットから受信した、自動運転の走行計画および前記トルク値にしたがったタイヤの切れ角を指示するタイヤ切れ角コマンドにしたがった制御コマンド、および、前記トルク値からユーザによる操舵への介入があったと判断した場合に、直前の制御周期と同じ切れ角を指示するタイヤ切れ角コマンド、または、切れ角を指示しないことを示す値を指示するタイヤ切れ角コマンドにしたがった制御コマンドを、前記ステアリングシステムに出力する、車両インターフェースボックス。
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