JP7480294B2 - 内視鏡用先端保護具 - Google Patents

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Description

本発明は、内視鏡挿入部の先端に装着されて使用される内視鏡用先端保護具に関する。
医療分野において、内視鏡が広く知られている。内視鏡は、被験者の体内に挿入部(内視鏡挿入部)を挿入して、体内の撮像等を行う。内視鏡では、使用準備、保管、メンテナンスなどの際に、挿入部の先端が床、壁などに接触して損傷してしまう場合がある。このため、使用時以外については、挿入部の先端に保護具(内視鏡用先端保護具)を装着するなどの対策を施している。このような保護具としては、例えば、下記特許文献1が知られている。
中国実用新案第204765536号明細書
しかしながら、上記特許文献1記載の保護具は、形状が複雑であり、製造に手間がかかってしまうといった問題があった。
本発明は、上記背景を鑑みてなされたものであり、製造が容易な内視鏡用先端保護具を提供することを目的としている。
本発明の内視鏡用先端保護具は、弾性を有する材料を用いて形成した筒状の本体と、本体の一端部と他端部との間に設けられたスリット状の切れ込みと、を備え、切れ込みにより、一端部側の収納部と、他端部側の押圧部と、に本体を区分し、収納部には、本体を弾性変形させて切れ込みの開口面積を拡張することにより、切れ込みを介して内視鏡挿入部の先端が収納され、押圧部は、収納部に先端が収納された場合に、弾性変形からの復元力により内視鏡挿入部を収納部の内壁に押圧して収納部内に保持する。
切れ込みは、端部が、切れ込みの幅よりも大径の円形状又は多角形状に形成されていてもよい。
切れ込みは、中央の幅が拡幅されていてもよい。
切れ込みは、押圧部側に円弧状の切り欠きを設けることにより、中央の幅が拡幅されていてもよい。
押圧部には、開口が形成されていてもよい。
開口は、少なくとも2つ形成され、切れ込みの中央を挟んで切れ込みの一端部側と他端部側とに配されていてもよい。
開口は、本体の軸方向に長い長穴形状でもよい。
本体の内周の中心軸は、本体の外周の中心軸に対して偏芯していてもよい。
本体の内周の中心軸は、切れ込みから遠ざかる方向に偏芯していてもよい。
本体は、光透過性を有する材料を用いて形成されていてもよい。
本体の内周及び外周よりも、切れ込みの摩擦抵抗力が高くてもよい。
本体の一端部側に、本体の内径を小径化した小径部を設けてもよい。
本体の一端部側に、本体の強度を低下させた強度低下部を設けてもよい。
収納部は、内視鏡挿入部の先端の収納方向に沿って湾曲していてもよい。
収納部に、内視鏡挿入部の先端の到達位置の目安を示す指標を設けてもよい。
本体には帯電防止処理が施されていてもよい。収納部の内径は先端の外径より大きく、収納部に先端が収納された場合に、内視鏡挿入部と収納部内壁に隙間が生じてもよい。隙間は、内視鏡挿入部と接触する収納部内壁に対向する収納部内壁と、内視鏡挿入部との間に生じてもよい。
本発明の内視鏡用先端保護具は、形状が単純であり、容易に製造できる。
保護具の斜視図である。 保護具の装着手順の説明図である。 保護具の装着手順の説明図である。 保護具の装着手順の説明図である。 保護具を軸方向、側方、上方から観察した状態を示す3面図である。 保護具を軸方向、側方、上方から観察した状態を示す3面図である。 保護具を軸方向、側方、上方から観察した状態を示す3面図である。 保護具を軸方向、側方から観察した状態を示す2面図である。 保護具を軸方向、側方から観察した状態を示す2面図である。 保護具を軸方向、側方から観察した状態を示す2面図である。 保護具を軸方向、側方から観察した状態を示す2面図である。 保護具を軸方向、側方から観察した状態を示す2面図である。 保護具を軸方向、側方から観察した状態を示す2面図である。 保護具を軸方向、側方から観察した状態を示す2面図である。 保護具を軸方向、側方から観察した状態を示す2面図である。 保護具を軸方向から観察した状態を示す平面図である。 保護具を軸方向、側方から観察した状態を示す2面図である。 保護具を軸方向、側方から観察した状態を示す2面図である。 保護具を側方から観察した状態を示す平面図である。 保護具を軸方向、側方から観察した状態を示す2面図である。
[第1実施形態]
図1において、保護具10(内視鏡用先端保護具)は、内視鏡挿入部12の先端14に装着され(図4参照)、先端14を保護する。保護具10は、光透過性及び弾性を有する材料を用いて形成した筒状の本体16を備えている。本体16の材料としては、例えば、シリコン樹脂、フッ素樹脂、オートクレーブ耐性を有するエラストマ等が挙げられる。また、光透過性を有するとは、内部が視認可能な程度の光透過性を有すればよく、透明である必要はない。
なお、本体16の内周面及び/または外周面に摺動性を向上させるコーティングを施してもよい。また、本体16の内周面及び/または外周面に集塵性を低下させるコーティングを施してもよい。このように、摺動性を向上及び/または集塵性を低下させるコーティングとしては、フッ素コーティング、パリレンコーティング等が挙げられる。さらに、本体16の内周面及び/または外周面に、シボ加工(微細な凹凸を形成)することにより、摺動性を向上及び/または集塵性を低下させてもよい。もちろん、コーティングとシボ加工との両方を施してもよい。
本体16の一端部と他端部との間には、スリット状の切れ込み20が形成されている。切れ込み20は、本体16の軸方向とは垂直な方向に長く形成されており、この切れ込み20により、本体16が一端部側の収納部22と、他端部側の押圧部24とに区分される。切れ込み20は、保護具10を内視鏡挿入部12に装着する際に、先端14を本体16内(収納部22内)に挿通するための開口として機能する(図3参照)。本体16内に挿通された先端14は、収納部22内に収納される(図4参照)。
なお、切れ込み20は、保護具10が内視鏡挿入部12に装着された場合に、少なくとも一部が内視鏡挿入部12の外周に当接する(図4参照)。このため、切れ込み20には、前述したコーティング及び/またはシボ加工などの処理(以下、摩擦低減処理)を施さないことが好ましい。こうすることで、本体16の内周及び外周よりも切れ込み20の摩擦抵抗力が高くなり、保護具10の脱落を防止できる。
また、切れ込み20だけでなく、切れ込み20の周辺部分についても内視鏡挿入部12の外周に当接する部分が存在し、例えば、収納部22の内周のうちの押圧部24側(切れ込み20側)については内視鏡挿入部12の外周に当接する(図4参照)。このため、このような部分、例えば、収納部22の内周のうち押圧部24(切れ込み20)から一定の範囲については、摩擦低減処理を施さずに摩擦抵抗力を高めてもよい。なお、摩擦低減処理を施さない範囲については自由に設定できるが、摩擦低減処理を施さないことで摩擦抵抗力を高めて脱落防止効果が高まる反面、摺動性が低下して内視鏡挿入部12への装着性は悪化する。このため、摩擦低減処理を施さない範囲は、押圧部24(切れ込み20)からの距離が20mm以内の範囲であることが好ましく、より好ましくは押圧部24(切れ込み20)からの距離が10mm以内の範囲である。
図2、図3に示すように、保護具10を内視鏡挿入部12に装着する場合、切れ込み20の部分で本体16を屈曲させ、切れ込み20の開口面積を拡張するように、手指等で力を加えて本体16を弾性変形させる。そして、切れ込み20から収納部22に内視鏡挿入部12の先端14を挿入する。この後、手指等を離して本体16を開放する。先端14を収納部22内に収納した状態で本体16を開放することで、図4に示すように、弾性変形からの復元力により本体16が復元し、この復元に伴って押圧部24が内視鏡挿入部12の側壁を押圧して収納部22の内壁に押し当てる。これにより、保護具10が内視鏡挿入部12に係止されて装着される。なお、保護具10を内視鏡挿入部12から取り外す場合には、本体16を屈曲させて、保護具10から内視鏡挿入部12を引き抜けばよい。
図5に示すように、切れ込み20の両端部20Aは、切れ込み20の幅Wよりも大径の円形状に形成されている。こうすることで、本体16を屈曲させた際に、切れ込み20が裂けるといったことを防止している。なお、本例では、切れ込み20の両端部20Aが円形状であるが、切れ込み20の両端部20Aは多角形状であってもよい。
また、切れ込み20は、長手方向の中央の幅が拡幅されている。こうすることで、内視鏡挿入部12を収納部22内に挿通することが容易となる。また、内視鏡挿入部12に装着した際に、内視鏡挿入部12の側壁との密着性が高まり、脱落を防止できる。なお、本実施形態では、円弧状、より具体的には本体16の全周の1/3程度の円弧状の切り欠き26を設けることにより、切れ込み20の中央部の幅を拡幅している。
なお、内視鏡としては、経鼻内視鏡、経口内視鏡、下部内視鏡など多種が存在し、内視鏡挿入部12の外径も、経鼻内視鏡の場合は5mm程度、経口内視鏡の場合は10mm程度、下部内視鏡の場合は13mm程度とそれぞれ異なるが、保護具10(本体16)の内径IDは、内視鏡挿入部12の外径よりも5mm程度大径であることが好ましい。また、保護具10(本体16)の側壁の厚みTは2mm~3mm程度であることが好ましい。
また、収納部22の長さL1は、先端14の近傍に湾曲部(内視鏡挿入部12の基端側に設けられた操作部の操作によって上下左右に湾曲する部分)が存在する場合は、先端から湾曲部の終端までの長さよりも20mm程度長いことが好ましく、具体的には、長さL1は100mm~170mm程度であることが好ましい。さらに、押圧部24の長さL2は、10mm~30mm程度であることが好ましい。また、保護具10を内視鏡挿入部12に装着した状態において、押圧部24が収納部22の内壁に内視鏡挿入部12を押圧する力(保護具10が内視鏡挿入部12を把持する力)は、保護具10が内視鏡挿入部12を傷つけず、かつ、保護具10が内視鏡挿入部12から脱落しない(少なくとも自由で滑り落ちない)程度であること、具体的には、1N~3Nであることが好ましい。
また、切れ込み20の幅Wは、0.5mm~2mm程度であることが好ましい。さらに、切れ込み20の両端部20Aに形成した円形状の開口の直径は、切れ込み20の幅Wよりも大きいこと、具体的には、5mm程度であることが好ましい。また、切れ込み20は、本体16の全周の1/2以上に渡って形成されていること、換言すると側方から切れ込み20を観察した場合に、切れ込み20が本体16の中心軸よりも下方まで形成されていることが好ましい。
以上のように、本発明の保護具10は、筒状の本体16に切れ込み20を形成した単純な形状であるため、製造が容易である。また、本体16を屈曲させて内視鏡挿入部12を挿入して開放することで装着可能であり、装着が容易である。さらに、本体16を屈曲させて内視鏡挿入部12を引き抜くことで取り外し可能であり、取り外しが容易である。
また、本発明の保護具10は、本体16を屈曲させるだけで、内視鏡挿入部12の挿入に必要な開口面積を確保できるので、内視鏡挿入部12及び/または先端14を傷つけることがなく、装着、取り外しができる。すなわち、例えば、前述した特許文献1のように、ホールド部を手指で挟んで開口を作る構成では、開口の開きが不十分である場合、特に、内視鏡挿入部12の外径と、保護具10の内径IDとの差が小さい場合は、ホールド部で、先端14や内視鏡挿入部12を傷つけてしまう可能性があるが、本発明の保護具10では、このような問題を防止し、内視鏡挿入部12及び/または先端14を傷つけることがなく、容易に装着、取り外しができる。
また、本発明の保護具10は、光透過性を有する材料から形成されているため、収納部22に収納された内視鏡挿入部12(先端14)の様子を保護具10の外側から確認でき便利である。
[第2実施形態]
第1実施形態では、本体16の内周の中心と外周の中心とが一致している例で説明をしたが、図6に示す保護具50のように、本体16の内周の中心C1と外周の中心C2とが異なっていても(偏芯していても)よい。なお、図6以降の図面を用いた説明では、上述した第1実施形態と同様の部材については同様の符号を付して説明を省略している。
図6において、第2実施形態の保護具50は、本体16の内周の中心C1を外周の中心C2よりも切れ込み20と反対側に偏芯させ、切れ込み20とは反対側の側壁の厚みを、切れ込み20側の側壁の厚みよりも薄くしている。
このように切れ込み20とは反対側の側壁の厚みを薄くすることで、内視鏡挿入部12を挿入する際に保護具50を容易に屈曲させることができる。さらに、このように保護具50を容易に屈曲させることができることにより、保護具50を屈曲させた場合であっても保護具50内周形状の変化が少なくなり、内視鏡挿入部12及び/または先端14を傷つけることがなく、容易に装着、取り外しができる。また、切れ込み20側の側壁の厚みを厚くすることで、内視鏡挿入部12に装着した際に内視鏡挿入部12と切れ込み20との当接面積が増加し脱落をより確実に防止できる。
なお、本体16の内周の中心C1の偏心量(本体16の外周の中心C2との距離)Dは適宜設定できるが、偏心量Dは、本体16の側壁の厚み(本体16の側壁の厚みの平均値)の半分程度であること、具体的には、1mm~1.5mm程度であることが好ましい。
なお、図6に示す例では、本体16の内周の中心C1を外周の中心C2よりも切れ込み20とは反対側に偏芯させる例で説明をしたが、これとは反対に、本体16の内周の中心C1を外周の中心C2よりも切れ込み20側に偏芯させてもよい。この場合、保護具50の屈曲性は低下する(保護具50を屈曲させ難くなる)反面、保護具50の屈曲状態からの復元力が向上するため、内視鏡挿入部12に装着した際に内視鏡挿入部12をより強固に保持できる(保持性が向上する)。
また、本発明は、上述のように本体16の内周の中心C1を外周の中心C2に対して偏芯させることにより、保護具の長手方向の全域に渡って側壁を厚く(または薄く)する例に限定されない。保護具の長手方向の一部分についてのみ、外周を外側に及び/または内周を内側に変形(肉付け)して側壁を厚く(または外周を内側に及び/または内周を外側に変形(肉削ぎ)して側壁を薄く)することにより、保護具の強度(屈曲性や保持性)を調整してもよい。側壁を厚く(または薄く)する一部分としては、切れ込み20の周辺、切れ込み20の反対側の部分の周辺などが挙げられる。また、切れ込み20の両端部20Aの周辺についてのみ側壁を厚く(または薄く)してもよい。もちろん、切れ込み20の周辺、切れ込み20の反対側の部分の周辺、切れ込み20の両端部20Aの周辺の全てを含む全周に渡って側壁を厚く(または薄く)してもよい。
[第3実施形態]
図7に示すように、第3実施形態の保護具100は、押圧部24に開口102が形成されている。開口102は、本体16の軸方向に長い長穴状に形成され、切れ込み20の中央(切れ込み20の中央を通り、かつ、本体16の中心軸に平行な線分)を挟んで、切れ込み20の一端側と他端側とで対する位置に一対(2つ)設けられている。このように開口102を形成することにより、押圧部24の強度が低下して弾性変形し易くなり、内視鏡挿入部12と切れ込み20との密着性が向上するので、脱落をより確実に防止できる。
なお、第3実施形態では開口を本体16の軸方向に長い長穴状としたが、開口の形状、位置、配置場所は適宜変更できる。例えば、開口を本体16の周方向に長い長穴状としてもよい。また、開口を円形状または楕円形状などとしてもよい。さらに、開口を本体16の外周のうち切れ込み20とは反対側に設けたり、収納部22に設けてもよい。また、開口は1つでもよいし、3つ以上でもよい。さらに、開口に代えて、本体16の側壁の厚みを薄くした窪みを設けてもよい。
[第4実施形態]
上記実施形態では、1つの切れ込み20を設けているのに対し、第4実施形態の保護具では、複数の切れ込み20を設けている。具体的には、図8に示す保護具150は、本体16の一端部と他端部とにそれぞれ切れ込み20を設けている。こうすることで、一端部と他端部とのいずれの側からも保護具150を内視鏡挿入部12に装着できるので便利である。また、1つの切れ込み20が破断などして使用不能となっても、別の切れ込み20を用いることができるため、保護具150の使用可能回数を増加できる。
なお、図9に示す保護具200のように、切れ込み20の向きを異ならせてもよい。図9の例では、本体16の一端部と他端部とにそれぞれ切れ込み20を設けるとともに、本体16の一端部と他端部とで切れ込み20の向きを180°異ならせている。また、図10に示す保護具250ように、複数の切れ込み20を並べて設けてもよい。図10の例では、本体16の一端部に、同じ向きの切れ込み20を3つ設けている。もちろん、切れ込み20の位置、数、向きについては上記に限定されず自由に設定できる。
[第5実施形態]
図11において、第5実施形態の保護具300は、上記実施形態で説明した切れ込み20に加えて、切れ込み20が使用不能となった場合などに用いられる予備切れ込み310を設けている。予備切れ込み310は、切れ込み20の両端部20Aに対応する一対の端部開口310Aと、端部開口310A同士を繋ぐ被破断部310Bとを備えている。被破断部310Bは、本体16の側壁の厚みを他の部分よりも薄くすることによって形成されている。そして、予備切れ込み310は、例えば、はさみなどを用いて被破断部310Bを破断することで、切れ込み20として機能する。
このように、第5実施形態の保護具300は、切れ込み20が使用不能となっても予備切れ込み310を切れ込み20として機能させることができるので、保護具300の使用可能回数を増加できる。また、保護具300は、本体16の端部に近い側に切れ込み20を設け、本体16の端部から遠い側に予備切れ込み310を設けているので、端部に近い切れ込み20を先に使用し、この切れ込み20が使用不能となった場合に切れ込み20部分で本体16を切断することで、使用不能となった部分が邪魔となるなどの問題を防止できる。
なお、図11の例では、2つの予備切れ込み310を切れ込み20の近傍に並べて設ける例で説明をしたが、予備切れ込み310の位置、数、向き、及び、切れ込み20との位置関係、については自由に設定できる。また、図11の例では、被破断部310Bが、本体16の側壁の厚みを他の部分よりも薄くすることによって形成されている例で説明をしたが、本発明はこれに限定されない。被破断部310Bは、予備切れ込み310を切れ込み20として使用する際に破断を容易とする構成であればよく、例えば、複数の開口をミシン目状に並べたものでもよい。
[第6実施形態]
図12において、第6実施形態の保護具350は、本体16の一端部側(押圧部24とは反対側)に、本体16の内径及び外径を小径化した小径部352を設けている。このように、小径部352を設けることにより、保護具350を装着した内視鏡を落下させてしまったなどの場合に、内視鏡挿入部12の先端14が保護具350を貫通することを阻止できるので、内視鏡挿入部12の先端14をより確実に保護できる。小径部352の内径は、保護対象とする内視鏡挿入部12の外径よりも2mm程度小径であることが好ましい。例えば、経鼻内視鏡であれば3mm程度、経口内視鏡であれば8mm程度、下部内視鏡であれば11mm程度とするのが好ましい。
なお、図12の例では、本体16の一端部側全体を小径化する例で説明をしたが、図13に示す保護具400のように、本体16の一端部側の一部を小径化して(本体16にくびれを設け)、小径部402として機能させてもよい。また、図12、図13の例では、本体16の内径及び外径を小径化する例で説明をしたが、図14、図15に示す保護具450、500のように、本体16の内径のみを小径化して小径部452、502として機能させてもよい。
さらに、小径部は、内視鏡挿入部12の先端14が保護具を貫通することを阻止できればよいので、本体16の全周に渡って内径を小径化する必要はない。このため、図16に示す保護具550のように、内周に凸部を設けるなどして本体16の内周の一部についてのみ、内径を小径化することによって小径部552として機能させてもよい。また、本体16の内径を小径化することには、本体16の内径を0とする、すなわち、本体16の一端部側を閉端することも含まれる。ただしこの場合、保護具の洗浄性が低下してしまう。このため、小径部の内径は0よりも大きいことが好ましい。
なお、小径部を設ける場合、小径部と小径部以外の部分との接続がなだらかでないと(小径部と小径部以外の部分との境界をに接線の傾きが急激に変化する接続の態様であると)、洗浄性が低下してしまう。このため、小径部と小径部以外の部分とがなだらかに接続されている(小径部から小径部以外の部分へかけて接線の傾きがなだらかに変化する接続の態様である)ことが好ましい。こうすることで、本体16の内外面がなだらかとなり、洗浄性が向上する。もちろん、小径部以外の部分、例えば、本体16の前端及び/または後端、切れ込み20などと、それ以外の部分とをなだらかに接続して洗浄性を向上させてもよい。
[第7実施形態]
図17において、第7実施形態の保護具600は、本体16の一端部側(押圧部24とは反対側)に、保護具600の側壁の厚みを薄くすることにより、他の部分よりも本体16の強度を低下させた強度低下部602を設けている。このように、強度低下部602を設けることにより、保護具600を装着した内視鏡を落下させてしまったなどの場合に、強度低下部602が変形して、内視鏡挿入部12の先端14が保護具600を貫通することを阻止できるので、内視鏡挿入部12の先端14をより確実に保護できる。
なお、図17の例では、本体16の一端部側の一部のみを強度低下部602として機能させる例で説明をしたが、図18に示す保護具650のように、本体16の一端部側の全体を強度低下部652として機能させてもよい。また、側壁の厚みを薄くすることにより強度を低下させる例で説明をしたが、材質を変えること、及び/または、開口や切れ込みを設けることにより強度を低下させて強度低下部として機能させてもよい。
[第8実施形態]
図19において、第8実施形態の保護具700は、収納部22を、内視鏡挿入部12の先端14を保護具700に収納する際の収納方向に沿って湾曲した形状に、形成している。このように収納部22を湾曲させることにより、保護具700を装着した内視鏡を落下させてしまったなどの場合に、内視鏡挿入部12の先端14が保護具700を貫通することを阻止できるので、内視鏡挿入部12の先端14をより確実に保護できる。なお、図19の例では、収納部22を切れ込み20とは反対側へ湾曲させているが、湾曲方向は適宜変更できる。
[第9実施形態]
図20において、第9実施形態の保護具750は、収納部22に、内視鏡挿入部12の先端14の到達位置の目安を示す指標752を設けている。指標752は、収納部22の内周及び/または外周に設けられた、プリント及び/または凹凸から構成される。このように指標752を設けることにより、内視鏡挿入部12の先端14を保護具750にどの程度挿入すべきかが把握し易く便利である。なお、図20の例では、ライン状の指標752により、到達位置を示しているが、矢印等のマークやイラスト、テキスト等を用いたメッセージなどにより到達位置を示してもよい。
なお、上記第1~第9実施形態では、保護具(本体)の軸方向と切れ込みの長手方向とが垂直な例で説明をしたが、本発明はこれに限定されない。保護具の軸方向に対して切れ込みの長手方向が垂直以外の方向に傾いていてもよい。
また、本発明の保護具は、埃等の付着防止、及び、放電によるカメラ等の電子部品の損傷の防止といった観点から、本体16に帯電防止処理が施されていることが好ましい。帯電防止処理としては、保護具を形成する材料に帯電防止剤を混合する、及び/または、保護具の表面に帯電防止加工を施すなどの処理が挙げられる。
10、50、100、150、200、250、300、350、400、450、500、550、600、650、700、750 保護具(内視鏡用先端保護具)
12 内視鏡挿入部
14 先端
16 本体
20 切れ込み
20A 端部(切れ込みの端部)
22 収納部
24 押圧部
26 切り欠き
102 開口
310 予備切れ込み
310A 端部開口
310B 被破断部
352、402、452、502、552 小径部
602、652 強度低下部
752 指標
W 切れ込みの幅
ID 保護具(本体)の内径
T 保護具(本体)の側壁の厚み
L1 収納部の長さ
L2 押圧部の長さ
C1 本体の内周の中心
C2 本体の外周の中心
D 偏芯量(本体の内周の中心と外周の中心との距離)

Claims (18)

  1. 弾性を有する材料を用いて形成した筒状の本体と、
    前記本体の一端部と他端部との間に設けられたスリット状の切れ込みと、を備え、
    前記切れ込みにより、前記一端部側の収納部と、前記他端部側の押圧部と、に前記本体を区分し、
    前記収納部には、前記本体を弾性変形させて前記切れ込みの開口面積を拡張することにより、前記切れ込みを介して内視鏡挿入部の先端が収納され、
    前記押圧部は、前記収納部に前記先端が収納された場合に、前記弾性変形からの復元力により前記内視鏡挿入部を前記収納部の内壁に押圧して前記収納部内に保持する、内視鏡用先端保護具。
  2. 前記切れ込みは、端部が、前記切れ込みの幅よりも大径の円形状又は多角形状に形成されている、請求項1に記載の内視鏡用先端保護具。
  3. 前記切れ込みは、中央の幅が拡幅されている、請求項1または2に記載の内視鏡用先端保護具。
  4. 前記切れ込みは、前記押圧部側に円弧状の切り欠きを設けることにより、前記中央の幅が拡幅されている、請求項3に記載の内視鏡用先端保護具。
  5. 前記押圧部には、開口が形成されている、請求項1から4のいずれか1項に記載の内視鏡用先端保護具。
  6. 前記開口は、少なくとも2つ形成され、前記切れ込みの中央を挟んで前記切れ込みの一端部側と他端部側とに配される、請求項5に記載の内視鏡用先端保護具。
  7. 前記開口は、前記本体の軸方向に長い長穴形状である、請求項5または6に記載の内視鏡用先端保護具。
  8. 前記本体の内周の中心軸は、前記本体の外周の中心軸に対して偏芯している、請求項1から7のいずれか1項に記載の内視鏡用先端保護具。
  9. 前記本体の内周の中心軸は、前記切れ込みから遠ざかる方向に偏芯している、請求項8に記載の内視鏡用先端保護具。
  10. 前記本体は、光透過性を有する材料を用いて形成される、請求項1から9のいずれか1項に記載の内視鏡用先端保護具。
  11. 前記本体の内周及び外周よりも、前記切れ込みの摩擦抵抗力が高い、請求項1から10のいずれか1項に記載の内視鏡用先端保護具。
  12. 前記本体の前記一端部側に、前記本体の内径を小径化した小径部を設けた、請求項1から11のいずれか1項に記載の内視鏡用先端保護具。
  13. 前記本体の前記一端部側に、前記本体の強度を低下させた強度低下部を設けた、請求項1から12のいずれか1項に記載の内視鏡用先端保護具。
  14. 前記収納部は、前記内視鏡挿入部の前記先端の収納方向に沿って湾曲している、請求項1から13のいずれか1項に記載の内視鏡用先端保護具。
  15. 前記収納部に、前記内視鏡挿入部の前記先端の到達位置の目安を示す指標を設けた、請求項1から14のいずれか1項に記載の内視鏡用先端保護具。
  16. 前記本体には帯電防止処理が施されている、請求項1から15のいずれか1項に記載の内視鏡用先端保護具。
  17. 前記収納部の内径は前記先端の外径より大きく、
    前記収納部に前記先端が収納された場合に、前記内視鏡挿入部と収納部内壁に隙間が生じる請求項1から16のいずれか1項に記載の内視鏡用先端保護具。
  18. 前記隙間は、前記内視鏡挿入部と接触する収納部内壁に対向する収納部内壁と、前記内視鏡挿入部との間に生じる請求項17に記載の内視鏡用先端保護具。
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