JP7477431B2 - 冷凍装置 - Google Patents

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Description

本開示は、冷凍装置に関する。
特許文献1には、店舗等で食品や飲料等の商品を冷蔵状態または冷凍状態で、保存または陳列する負荷器(冷蔵庫、冷凍庫、及びショーケース等)を有する冷凍装置が開示されている。このような冷凍装置の負荷器には、室外機ユニットから低温低圧の冷媒が供給され、冷媒が負荷器内部の熱交換器で空気と熱交換することで商品が冷却される。
冷凍装置の分野では、冷凍装置の冷却能力を向上させる目的で、複数台の室外機ユニットを負荷器に並列に接続することが一般的である。
特許文献1に記載された冷凍装置では、室外機ユニットがケーシング内部に固有のレシーバを有している。複数台の室外機ユニットが負荷器に並列に接続される場合、負荷器から各室外機ユニットに供給される冷媒は、各室外機ユニット固有のレシーバを経由して圧縮機に供給される。
特開2018-71909号公報
しかしながら、上記特許文献1の冷凍装置では、各室外機ユニット毎に設けられた固有のレシーバが冷媒を気液分離する過程を経ることにより、室外機ユニット間で圧縮機に供給される冷媒の量に偏りが生じてしまうことがある。
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、複数の室外機ユニット間で、圧縮機に供給される冷媒量の偏りを抑制できる冷凍装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示に係る冷凍装置は、第一ケーシングと、前記第一ケーシングに収容されている個別アキュムレータと、前記第一ケーシングに収容され、前記個別アキュムレータから冷凍機油が供給される圧縮機と、を有する複数の室外機ユニットと、前記第一ケーシングとは独立して配置されている第二ケーシングと、前記第二ケーシングに収容されている共通レシーバと、を有する別置きユニットと、前記共通レシーバと、複数の前記室外機ユニットの前記圧縮機と、をそれぞれ並列に接続し、前記共通レシーバから前記圧縮機へ冷媒を供給する冷媒配管と、を備える。
本開示によれば、室外機ユニット間で圧縮機へ供給される冷媒量の偏りを抑制できる冷凍装置を提供することができる。
本開示の実施形態に係る冷凍装置の構成を示す模式図である。 上記冷凍装置の室外機ユニットの冷媒回路構成を示す図である。 上記冷凍装置の別置きユニットの冷媒回路構成を示す図である。 本開示の実施形態に係る冷凍装置の構成の変形例を示す模式図である。
(冷凍装置)
図1に冷凍装置1の構成を示す。
本実施形態の冷凍装置1は、複数台の室外機ユニット2と、別置きユニット3と、負荷器4と、を備える。本実施形態の冷凍装置1は、2台の室外機ユニット2を備えている。
(室外機ユニット)
図2に、図1で示した室外機ユニット2の冷媒回路構成を示す。
室外機ユニット2は、第一ケーシング20と、該第一ケーシング20にそれぞれ収容されている圧縮機21と、個別アキュムレータ22と、オイルセパレータ23と、ガスクーラ25と、第一電子膨張弁26と、第二電子膨張弁29と、を有する。
これら圧縮機21、個別アキュムレータ22、オイルセパレータ23、ガスクーラ25、第一電子膨張弁26、第二電子膨張弁29は、室外機ユニット配管200によってそれぞれ接続されている。
室外機ユニット配管200は、冷媒配管201と、吸入管202と、送液管203と、ガス管204と、圧縮機吸入管205と、戻り配管206と、吐出管210と、バイパス管212と、を有している。
(別置きユニット)
図3に、図1で示した別置きユニット3の冷媒回路構成を示す。
別置きユニット3は、第二ケーシング30と、該第二ケーシング30にそれぞれ収容されている共通レシーバ31と、第三電子膨張弁34と、過冷却コイル33と、共通アキュムレータ32と、を有する。
これら共通レシーバ31、第三電子膨張弁34、過冷却コイル33、共通アキュムレータ32は、別置きユニット配管300によってそれぞれ接続されている。
第二ケーシング30は、第一ケーシング20とは独立して配置されている。
別置きユニット配管300は、液管303と、過冷却管304と、負荷器側送液管301と、負荷器側吸入管302と、を有している。
図1に示すように、複数の室外機ユニット2は、冷媒配管201、吸入管202、送液管203を介して、別置きユニット3にそれぞれ並列に接続されている。
別置きユニット3は、負荷器側送液管301及び負荷器側吸入管302を介して負荷器4に接続されている。
(負荷器)
負荷器4は、冷蔵庫や冷凍庫、及び商品を冷却または冷蔵して陳列するショーケース等の冷蔵冷凍機器である。
負荷器4は、負荷器本体40と、負荷器側膨張弁42と、負荷器側熱交換器41と、を有する。
負荷器4は、別置きユニット3から負荷器側送液管301を介して液冷媒の供給を受ける。
負荷器本体40は、第一ケーシング20及び第二ケーシング30とは独立して配置されている。
負荷器側膨張弁42は、負荷器本体40に収容されている。負荷器側膨張弁42は、別置きユニット3から供給される液冷媒の流量を調整することで、商品の冷却温度を調整する。
負荷器側熱交換器41は、負荷器本体40に収容されている。負荷器側熱交換器41は、別置きユニット3から供給される液冷媒と負荷器本体40内の空気とを熱交換することで、商品を冷却する。熱交換後の温まった冷媒は、負荷器側吸入管302を介して別置きユニット3に送られる。
以下、図2を参照して室外機ユニット2の冷媒回路構成を説明する。
(圧縮機)
各室外機ユニット2の内部では、複数の圧縮機21は、個別アキュムレータ22に圧縮機吸入管205を介して並列に設けられている。また、複数の圧縮機21は、別置きユニット3の共通レシーバ31に冷媒配管を介して並列に設けられている。本実施形態の室外機ユニット2は、2台の圧縮機21を備えている。
各圧縮機21は、1段目の第一段圧縮部21aと、2段目の第二段圧縮部22aを有するいわゆるスクロータリ式の2段圧縮機である。圧縮機21は、個別アキュムレータ22及び別置きユニット3の共通レシーバ31から供給される冷媒を圧縮する。本実施形態では、個別アキュムレータ22から送られるガス冷媒及び冷凍機油は、圧縮機吸入管205を介して第一段圧縮部21aに供給される。また、共通レシーバ31から送られるガス冷媒は、冷媒配管201を介して第二段圧縮部22aに供給される。
圧縮機21は、双方から供給されたガス冷媒を各圧縮部で圧縮し、高温高圧のガス冷媒を生成する。圧縮機21は、第一段圧縮部21aで個別アキュムレータ22から供給されるガス冷媒の圧力を中間圧に高め、第二段圧縮部22aで最高圧に圧縮している。第二段圧縮部22aで圧縮されたガス冷媒及び冷凍機油は、圧縮機21の吐出側に接続された吐出管210を介して後続のオイルセパレータ23に供給される。
本実施形態では、フロン等と比較して圧縮比が大きいCОを冷媒として用いている。
(個別アキュムレータ)
個別アキュムレータ22は、別置きユニット3の共通アキュムレータ32から吸入管202を介して供給されるガス冷媒及び冷凍機油を気相と液相とに分離する。個別アキュムレータ22は、圧縮機吸入管205を介して各圧縮機21に分離後のガス冷媒を供給する。この際、分離されて個別アキュムレータ22内に溜まった冷凍機油がガス冷媒に所定の混合比率で再度混合される。ガス冷媒及び冷凍機油は、各圧縮機21の第一段圧縮部21aに圧縮機吸入管205を介してそれぞれ均等に供給される。
(オイルセパレータ)
各室外機ユニット2には、圧縮機21と同じ個数のオイルセパレータ23が設けられており、各オイルセパレータ23は、各圧縮機21に対応するように吐出管210を介して接続されている。
オイルセパレータ23は、圧縮機21から吐出管210を介して供給された圧縮後のミスト状の冷凍機油及びガス冷媒を気相と液相とに分離する。分離後の液相にあたる冷凍機油は、所定の油戻し制御により、圧縮機21へ戻される。分離後のガス冷媒の一部は再度個別アキュムレータ22へ戻され、残りは逆止弁27を経由し、ガス管204を介してガスクーラ25に送られる。逆止弁27は、ガス冷媒がガス管204内でガスクーラ25からオイルセパレータ23へ向かう方向に逆流することを防いでいる。
(ガスクーラ)
ガスクーラ25には、オイルセパレータ23から送られる高温高圧のガス冷媒がガス管204を介して供給される。ガスクーラ25は、供給されたガス冷媒と、送風機(不図示)から送り込まれる空気とを熱交換し、該ガス冷媒を凝縮する。本実施形態では、2つのガスクーラ25がオイルセパレータ23にガス管204を介して並列に設けられている。ガスクーラ25で凝縮された冷媒は気液二相状態となり、送液管203を介して該ガスクーラ25にそれぞれ並列に接続されている第一電子膨張弁26及び第二電子膨張弁29に送られる。
(第一電子膨張弁)
第一電子膨張弁26は、ガスクーラ25で凝縮された冷媒を膨張させ、低温低圧の冷媒に変える。第一電子膨張弁26を経た冷媒は、気相の割合が高くなる。第一電子膨張弁26に所定の開度で減圧膨張された冷媒は、気液二相状態のまま、送液管203を介して別置きユニット3の共通レシーバ31に送られる。
(第二電子膨張弁)
送液管203には、圧縮機21と同じ個数の第二電子膨張弁29が設けられている。各第二電子膨張弁29は、ガスクーラ25で凝縮された冷媒を所定の開度で減圧膨張させ、低温低圧の冷媒に変える。第二電子膨張弁29に減圧膨張された冷媒は、ガス冷媒となる。減圧膨張後のガス冷媒は、第二電子膨張弁29後続のバイパス管を介した後に、バイパス管後続の冷媒配管201内で集中レシーバから供給されるガス冷媒に合流する。冷媒配管21内で合流したガス冷媒は、圧縮機21の第二段圧縮部22aに供給される。
以上が室外機ユニット2内部での冷媒回路構成の説明である。
以下、図3を参照して別置きユニット3の冷媒回路構成を説明する。
(共通レシーバ)
共通レシーバ31には、冷媒配管201と、送液管203と、液管303と、が接続されている。
共通レシーバ31は、各室外機ユニット2のガスクーラ25で凝縮され、気液二相状態となった冷媒を送液管203より受け入れ、気相の状態であるガス冷媒と、液相の状態である液冷媒とに分離する。
冷媒配管201は、共通レシーバ31のガス冷媒が溜まる気相部分に接続されており、冷媒配管201の内部をガス冷媒が流通する。
共通レシーバ31内で分離されたガス冷媒は、冷媒配管201を介して各室外機ユニット2の圧縮機21の第二段圧縮部22aにそれぞれ均等に供給される。
共通レシーバ31から各室外機ユニット2の圧縮機21へ向かうガス冷媒は、逆止弁27を経由する。逆止弁27は、ガス冷媒が冷媒配管201内で圧縮機21から共通レシーバ31へ向かう方向に逆流することを防いでいる。
通常、室外機ユニット2は固有のレシーバを有している。ガスクーラ25から送られるガス冷媒が固有のレシーバをそのまま経由する場合、各室外機ユニット2が有するレシーバの性能の差によって、各室外機ユニット2間で、圧縮機21に供給されるガス冷媒の量や気相の割合に偏りが生じてしまう。そこで、別置きユニット3の共通レシーバ31から、各室外機ユニット2の圧縮機21にガス冷媒を供給することで、各室外機ユニット2に均等にガス冷媒を供給することができる。
液管303は、共通レシーバ31の液冷媒が溜まった液相部分に接続されており、内部を液冷媒が流通する。液管303は、負荷器4に向かう途中で2方向に分岐している。一方の液管303は、分岐後さらに2方向に分岐しており、液冷媒は、該2方向の一方に接続されている第三電子膨張弁34、及び他方の過冷却コイル33と熱交換をする領域にそれぞれ送られる。
第三電子膨張弁34に送られた一方の液冷媒は、第三電子膨張弁34に所定の開度で減圧膨張され、後続の過冷却コイル33へ流入する。他方の液冷媒は、過冷却コイル33と熱交換して冷却された後、負荷器側送液管301に流入し、負荷器4へ送られる。
液管303が最初に分岐した後の他方の液管303も上記と同様の構成である。
一方の液管303の、過冷却コイル33と熱交換をした他方の液冷媒と、他方の液管303の、過冷却コイル33と熱交換をした他方の液冷媒とは、それぞれ負荷器側送液管301内で合流する。負荷器側送液管301は、負荷器4に接続されており、合流後の液冷媒は、負荷器4へ送られ、負荷器側熱交換器41で、空気との熱交換に利用される。
負荷器4を経由した冷媒は、負荷器側膨張弁42で減圧膨張されて液相の割合が増加し、さらに負荷器側熱交換器41を経て負荷器4内の冷凍機油が混合した状態となる。
(過冷却コイル)
過冷却コイル33は、第三電子膨張弁34によって減圧膨張された液冷媒を内部に流通させることで、一方及び他方の液管303内の他方の液冷媒と熱交換し、該他方の液冷媒を冷却する。過冷却コイル33内で熱交換し、温まった液冷媒は、過冷却管304を介して共通アキュムレータ32へ送られる。
(共通アキュムレータ)
共通アキュムレータ32には、負荷器側吸入管302と、過冷却管304と、吸入管202と、が接続されている。
共通アキュムレータ32は、過冷却管304を介して供給された熱交換後の冷媒を気相と液相とに分離する。また、負荷器4から負荷器側吸入管302を介して供給された冷媒及び冷凍機油を気相と液相とに分離する。
共通アキュムレータ32内で分離された後のガス冷媒は、吸入管202を介して各室外機ユニット2の圧縮機21に送られる。この際、分離されて共通アキュムレータ32内に溜まった冷凍機油がガス冷媒に所定の混合比率で再度混合される。混合されたガス冷媒及び冷凍機油は、各室外機ユニット2の個別アキュムレータ22に、吸入管202を介してそれぞれ均等に供給される。
通常、負荷器4から負荷器側吸入管302を介して送られてくる冷媒と冷凍機油は、混合の割合が非常に不安定である。そこで、別置きユニット3の共通アキュムレータ32が、個別アキュムレータ22と負荷器4との間に介在することで、各室外機ユニット2の個別アキュムレータ22に対して、所定の混合比率のガス冷媒及び冷凍機油を供給することができる。
以上が別置きユニット3内部での冷媒回路構成の説明である。
(作用効果)
本開示の実施形態に係る冷凍装置1は、各室外機ユニット2間で共通とされた共通レシーバ31が別置きユニット3に設けられる構成であり、共通レシーバ31が各室外機ユニット2の圧縮機21にガス冷媒を均等に供給する。つまり、各室外機ユニット2の圧縮機21に冷媒が供給される前に各室外機ユニット2固有のレシーバで冷媒が気液分離されることがない。
これにより、室外機ユニット2間で圧縮機21に供給される冷媒量が偏ることを抑制できる。したがって、室外機ユニット2間の冷媒量の偏りによって生じる冷凍装置1の冷却性能の低下を抑制できる。
また、室外機ユニット2間で冷媒量が偏った際に、冷凍装置1の運転を停止してメンテナンスする必要がない。また、一方の室外機ユニット2の圧縮機21の回転数を変動させるなどして室外機ユニット2間で冷媒量を調整する必要がない。これにより、冷凍装置1の運転中に余分なエネルギーを消費することなく、かつ時間をかけずに室外機ユニット2間で圧縮機21に供給されるガス冷媒の量を調整することができる。
また、複数の室外機ユニット2のレシーバを共通化することで、各室外機ユニット2にレシーバを設ける必要がなくなる。これにより、各室外機ユニット2を軽量化することができる。
また、上記の構成によれば、共通アキュムレータ32が別置きユニット3に設けられる構成である。つまり、別置きユニット3の共通アキュムレータ32が、各室外機ユニット2の個別アキュムレータ22に、ガス冷媒及び冷凍機油が所定の比率で混合した冷媒を均等に供給する。
これにより、負荷器4から送られるガス冷媒及び冷凍機油の混合比率が不安定な冷媒が各室外機ユニット2に供給されることがない。つまり、室外機ユニット2間で圧縮機21に供給されるガス冷媒及び冷凍機油の量が偏ることを抑制できる。したがって、室外機ユニット2間の冷凍機油の量の偏りによって生じる冷凍装置1の冷却性能の低下を抑制できる。
また、上記の構成によれば、別置きユニット3内で、過冷却コイル33が共通レシーバ31の後流に設けられる構成である。これにより、従来は各室外機ユニット2に設けられていた過冷却コイル33が、別置きユニット3にのみ設けられることで、配管の設計が単純化する。また、配管長を短く抑えることができる。
また、各室外機ユニット2に過冷却コイル33を設ける必要がなくなり、各室外機ユニット2をより軽量化することができる。
また、上記の構成によれば、各室外機ユニット2は、圧縮機21を複数有している構成である。これにより、個別アキュムレータ22よりガス冷媒及び冷凍機油が各圧縮機21に均等に分配されるため、圧縮機21間で冷凍機油及び冷媒の量の偏りが生じない高効率の室外機ユニット2が実現できる。
また、上記の構成によれば、各室外機ユニット2は、圧縮機21と同じ個数のオイルセパレータ23を有する構成である。これにより、圧縮機21間で共通のオイルセパレータ23を設けるよりも小さな容量で室外機ユニット2を構成することができ、各室外機ユニット2をコンパクト化することができる。
(その他の実施形態)
以上、本開示の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成は各実施形態の構成に限られるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内での構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。また、本開示は実施形態によって限定されることはなく、特許請求の範囲によってのみ限定される。
なお、上記実施形態では、2つの室外機ユニット2が別置きユニット3に冷媒配管201、吸入管202、及び送液管203を介して並列に接続されているが、3つ以上の室外機ユニット2を別置きユニット3に並列に接続してもよい。
また、上記実施形態では、圧縮機21は2段圧縮機21を用いているが、1段のみの圧縮を行う圧縮機21を用いてもよい。また、3段以上の圧縮を行う圧縮機21を用いてもよい。
また、図1に示すように、上記実施形態に記載の室外機ユニット2と別置きユニット3とは近接して配置されているが、図4に示すように、別置きユニット3と室外機ユニット2を離して配置してもよい。
これにより、設置のスペースに制約がある領域に複数の室外機ユニット2または別置きユニット3のどちらかを設けられる。したがって、設置のスペースに制約がない領域に、制約がある領域においたユニット以外のユニットを配置することができ、配置に係る設計の自由度が増加する。
また、上記同様の目的で、一の室外機ユニット2のみを他の室外機ユニット2及び別置きユニット3から離して配置する構成をとってもよい。
また、別置きユニット3の第二ケーシング30の縦、横、高さの寸法のうちいずれかが、室外機ユニット2の第一ケーシング20の縦、横、高さの寸法のうちいずれかと同一であってもよい。
これにより、配置に係る設計の自由度が増加する。また、室外機ユニット2及び別置きユニット3を近接させて配置した際の美観が向上する。
また、上記実施形態では、CОを冷媒として用いているが、フロン等の冷媒を用いてもよい。
また、上記実施形態では、1台の負荷器4が別置きユニット3に負荷器側送液管301及び負荷器側吸入管302を介して接続されているが、複数の負荷器4が別置きユニット3に並列に接続されていてもよい。
また、上記実施形態では、別置きユニット3が1台とされているが、例えば、集中レシーバを収容する1台の別置きユニット3、及び集中アキュムレータを収容する1台の別置きユニット3を用意して、複数の別置きユニット3で冷凍装置1を構成してもよい。
また、上記実施形態では、冷蔵庫、冷凍庫、及びショーケース等を負荷器4とする冷凍装置1とされているが、空気調和機を負荷器4とする冷凍装置1であってもよい。
また、図2に示すように、各室外機ユニット2は、圧縮機21と同じ個数のそれぞれの圧縮機21に対応するオイルポット24を有していてもよい。以下、室外機ユニット2がオイルポット24を有する場合のオイルポット24の構成について説明する。
オイルポット24は、各圧縮機21内に供給される冷凍機油の偏りを抑制するために設けられている。
オイルポット24の上部と圧縮機21の第二段圧縮部22aとは第二オイルポット管209により接続されており、オイルポット24の下部と圧縮機21の第一段圧縮部21aとは第一オイルポット管211により接続されている。
また、オイルポット24同士は、均油管208を介して接続されている。均油管208は、各オイルポット24間で貯留される油量の偏りをなくすために設けられている。
圧縮機21の作動中、オイルポット24には、オイルセパレータ23から油戻し管207を介して送られる冷凍機油と、第二段圧縮部22aから第二オイルポット管209を介して送られる冷凍機油が流入する。
また、オイルポット24には、複数のレベルスイッチがオイルポット24内部の壁面の高さ方向に間隔をあけて設けられている。それぞれのレベルスイッチは、オイルポット24内の油面の高さを検出する。レベルスイッチは、油面が所定の高さまで低下すると、油面の低下を示す信号を制御装置(不図示)に出力する。
制御装置は、油面の低下を示す信号をレベルスイッチから受け取ると、油戻し管207及び均油管208に設けられている電磁弁28の開度を調整し、それぞれの管の内部を流通する冷凍機油の流量を好適に調整する。制御装置が電磁弁28の開度が制御することで、オイルセパレータ23からの冷凍機油の流入量及び各オイルポット24間の冷凍機油の残量が好適に調整される。
<付記>
実施形態に記載の冷凍装置1は、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様に係る冷凍装置1は、第一ケーシング20と、前記第一ケーシング20に収容されている個別アキュムレータ22と、前記第一ケーシング20に収容され、前記個別アキュムレータ22から冷凍機油が供給される圧縮機21と、を有する複数の室外機ユニット2と、前記第一ケーシング20とは独立して配置されている第二ケーシング30と、前記第二ケーシング30に収容されている共通レシーバ31と、を有する別置きユニット3と、前記共通レシーバ31と、複数の前記室外機ユニット2の前記圧縮機21と、をそれぞれ並列に接続し、前記共通レシーバ31から前記圧縮機21へ冷媒を供給する冷媒配管201と、を備える。
これにより、別置きユニット3の共通レシーバ31が各室外機ユニット2の圧縮機21に冷媒を均等に供給するため、室外機ユニット2間で圧縮機21に供給されるガス冷媒の量が偏ることを抑制できる。
(2)第2の態様に係る冷凍装置1は、(1)の冷凍装置1であって、前記別置きユニット3は、前記第二ケーシング30に収容されている共通アキュムレータ32をさらに有し、前記共通アキュムレータ32と、複数の前記室外機ユニット2の前記個別アキュムレータ22と、をそれぞれ接続し、前記共通アキュムレータ32から前記個別アキュムレータ22へ前記冷凍機油を供給する吸入管202をさらに備えていてもよい。
これにより、共通アキュムレータ32が、個別アキュムレータ22に所定の混合比率のガス冷媒及び冷凍機油を均等に供給するため、室外機ユニット2間で圧縮機21に供給される冷凍機油の量が偏ることを抑制できる。
(3)第3の態様に係る冷凍装置1は、(1)または(2)の冷凍装置1であって、前記別置きユニット3は、過冷却コイル33をさらに有しており、前記過冷却コイル33は、前記第二ケーシング30に収容されていてもよい。
これにより、過冷却コイル33が、別置きユニット3のみに存在することで、配管の設計が単純化する。また、配管長を短く抑えることができる。
(4)第4の態様に係る冷凍装置1は、(1)から(3)のいずれかの冷凍装置1であって、複数の前記室外機ユニット2は、前記第一ケーシング20に収容されている前記圧縮機21を複数有していてもよい。
これにより、圧縮機21間で冷媒及び冷凍機油の量の偏りが生じない高効率の室外機ユニット2が実現できる。
(5)第5の態様に係る冷凍装置1は、(4)の冷凍装置1であって、複数の前記室外機ユニット2は、複数の前記圧縮機21と同じ個数のオイルセパレータ23を有しており、複数の前記オイルセパレータ23は、前記前記第一ケーシング20に収容されていてもよい。
これにより、圧縮機21間で共通のオイルセパレータ23を設けるよりも小さな容量で室外機ユニット2を構成することができ、各室外機ユニット2をコンパクト化することができる。
(6)第6の態様に係る冷凍装置1は、(1)から(5)のいずれかの冷凍装置1であって、前記第二ケーシング30の縦、横、高さの寸法のうちいずれかは、前記第一ケーシング20の縦、横、高さの寸法のうちいずれかと同一であってもよい。
これにより、室外機ユニット2及び別置きユニット3の配置に係る設計の自由度が増加する。また、室外機ユニット2及び別置きユニット3を近接させて配置した際の美観が向上する。
1…冷凍装置 2…室外機ユニット 3…別置きユニット 4…負荷器 20…第一ケーシング 21…圧縮機 21a…第一段圧縮部 22…個別アキュムレータ 22a…第二段圧縮部 23…オイルセパレータ 24…オイルポット 25…ガスクーラ 26…第一電子膨張弁 27…逆止弁 28…電磁弁 29…第二電子膨張弁 30…第二ケーシング 31…共通レシーバ 32…共通アキュムレータ 33…過冷却コイル 34…第三電子膨張弁 40…負荷器本体 41…負荷器側熱交換器 42…負荷器側膨張弁 200…室外機ユニット配管 201…冷媒配管 202…吸入管 203…送液管 204…ガス管 205…圧縮機吸入管 206…戻り配管 207…油戻し管 208…均油管 209…第二オイルポット管 210…吐出管 211…第一オイルポット管 212…バイパス管 300…別置きユニット配管 301…負荷器側送液管 302…負荷器側吸入管 303…液管 304…過冷却管

Claims (6)

  1. 第一ケーシングと、
    前記第一ケーシングに収容されている個別アキュムレータと、
    前記第一ケーシングに収容され、前記個別アキュムレータから冷凍機油が供給される圧縮機と、
    を有する複数の室外機ユニットと、
    前記第一ケーシングとは独立して配置されている第二ケーシングと、
    前記第二ケーシングに収容されている共通レシーバと、
    を有する別置きユニットと、
    前記共通レシーバと、複数の前記室外機ユニットの前記圧縮機と、をそれぞれ並列に接続し、前記共通レシーバから前記圧縮機へ冷媒を供給する冷媒配管と、
    を備える冷凍装置。
  2. 前記別置きユニットは、前記第二ケーシングに収容されている共通アキュムレータをさらに有し、
    前記共通アキュムレータと、複数の前記室外機ユニットの前記個別アキュムレータと、をそれぞれ接続し、前記共通アキュムレータから前記個別アキュムレータへ前記冷凍機油を供給する吸入管をさらに備える請求項1に記載の冷凍装置。
  3. 前記別置きユニットは、過冷却コイルをさらに有しており、
    前記過冷却コイルは、前記第二ケーシングに収容されている請求項1または2に記載の冷凍装置。
  4. 複数の前記室外機ユニットは、前記第一ケーシングに収容されている前記圧縮機を複数有している請求項1から3のいずれか一項に記載の冷凍装置。
  5. 複数の前記室外機ユニットは、複数の前記圧縮機と同じ個数のオイルセパレータを有しており、
    複数の前記オイルセパレータは、前記第一ケーシングに収容されている請求項4に記載の冷凍装置。
  6. 前記第二ケーシングの縦、横、高さの寸法のうちいずれかは、前記第一ケーシングの縦、横、高さの寸法のうちいずれかと同一である請求項1から5のいずれか一項に記載の冷凍装置。
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