JP7476972B2 - 情報処理システム、情報処理方法及びプログラム記録媒体 - Google Patents

情報処理システム、情報処理方法及びプログラム記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム記録媒体に関する。
防犯、交通安全や都市運営の効率化等の観点で、街中の至るところに、センサー(カメラを含む)が配置されるようになっている。これらの情報をまとめて、インターネットや街頭の情報端末で表示するなど、様々なケースでの活用が期待されている。
特許文献1に、人手を煩わせることなく、種々の場所に設置された防犯カメラからの映像を有効活用し、事件、事故の防止に貢献できるようにしたという防犯カメラシステムが開示されている。同文献によると、この防犯カメラシステムは、1以上の所定の事象の発生を検知するための1以上の基準映像情報を記憶する記憶手段と、1以上の前記防犯カメラ装置のそれぞれからの前記映像情報を受信する受信手段と、を備える。そして、この防犯カメラシステムは、前記受信手段を通じて受け付けた前記映像情報と、前記記憶手段に記憶されている1以上の前記基準映像情報のそれぞれとを比較し、前記防犯カメラ装置の設置位置付近における前記所定の事象の発生を検知する。1以上の前記所定の事象のいずれかの発生が検知された場合、この防犯カメラシステムは、検知した事象に応じて決められる処理を実行する。そして、検知した事象に応じて決められる処理として、所定の相手先への当該事象の発生の報知や検知対象者の追跡等を行うことが記載されている。
特許文献2に、ネットワークのトラフィックに負荷をかけず、イベントの発生を適切な閲覧端末に迅速に分かりやすく通知することができるというイベント管理システムが開示されている。同文献によると、このイベント管理システムは、撮影した映像から、イベントを検出し、当該イベント識別子を付与する。そして、このイベント管理システムは、閲覧端末から、上記選択されたイベントに対するイベント識別子を含むイベント映像の要求信号を受信すると、当該閲覧端末から送信されてきた個々のイベント識別子に応じたイベント映像のデータを抽出する。そして、このイベント管理システムは、上記イベント映像抽出手段によって抽出したイベント映像のデータを、対応する当該閲覧端末に送信する。
特許文献3には、記録された映像が改ざん又は削除されることを防止することができるという車載映像記録装置が開示されている。同文献によると、この車載映像記録装置は、そして、車両の挙動の変化を表す物理量を測定するセンサーから出力される物理量の大きさが第1閾値を超えたときに車両の挙動の変化に関するイベントが発生したと判定し、イベント発生時の画像を含む映像を、アクセスが制限されない第1記憶部に加えて、アクセスが制限される第2記憶部に記録する。
特開2011-215767号公報 特開2008-154100号公報 特開2020-004223号公報
以下の分析は、本発明者によって与えられたものである。上記したカメラやセンサーで得られる情報は、その設置目的に従い、特定の者だけが閲覧することを前提にしているものが多い(例えば、特許文献1参照)。一方で、これらのセンサー(カメラを含む)で得られる情報には、カメラやセンサーの設置目的とは異なる有益な情報が含まれる場合がある。例えば、交通違反を取り締まるためのロードサイドのカメラに写った路面の情報から、現地で雨が降っているかどうかを知ることができる。また、防犯カメラの映像情報から商店街における人流を解析できる場合もある。このように、各地に設置されたカメラやセンサーには隠れた価値がある。
これらのセンサーで得られる情報を無条件で情報を公開した場合、プライバシーの問題や保安上の問題が生じることが予想される。1つの対策としては、これらのセンサーで得られる情報に対し、さまざまな属性を持つユーザに適切なアクセス権を与えることが考えられる。しかしながら、さまざまな属性を持つユーザに適切なアクセス権を与えようとすると、細かなアクセス制御ポリシを記述する必要があり、手間がかかるという問題点がある。この点、特許文献1では、通知先として、警察、消防、警備会社、契約者が想定されているが、これらの者に細かくアクセスできるデータに違いを持たせることは記載されていない。また、特許文献2においても、個々のカメラと通知先閲覧端末IDとを紐づけてデータの送信先を変えることが記載されているに過ぎない(特許文献2の図5参照)。
本発明は、上記したセンサー(カメラを含む)で得られる大量の情報の利活用の促進に貢献できる情報処理システム、情報処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
第1の視点によれば、所定のセンサーで測定されたデータに基づいて、イベントの発生を検出する手段と、前記イベントの種類毎に、アクセス可能なユーザ属性を定義したセキュリティポリシを記憶する手段と、前記セキュリティポリシに基づいて、ユーザから前記イベント発生中のデータへのアクセス可否を制御する手段と、を備える情報処理システムが提供される。
第2の視点によれば、イベントの種類毎に、アクセス可能なユーザ属性を定義したセキュリティポリシを記憶するセキュリティポリシ記憶部と、制御部とを備えた情報処理システムが、所定のセンサーで測定されたデータに基づいて、前記イベントの発生を検出し、前記セキュリティポリシに基づいて、ユーザから前記イベント発生中のデータへのアクセス可否を制御する、情報処理方法が提供される。本方法は、セキュリティポリシ記憶部と、制御部とを備える情報処理システムという、特定の機械に結びつけられている。
第3の視点によれば、イベントの種類毎に、アクセス可能なユーザ属性を定義したセキュリティポリシを記憶するセキュリティポリシ記憶部と、制御部とを備えたコンピュータに、所定のセンサーで測定されたデータに基づいて、前記イベントの発生を検出する処理と、前記セキュリティポリシに基づいて、ユーザから前記イベント発生中のデータへのアクセス可否を制御する処理と、を実行させるプログラムが提供される。このプログラムは、コンピュータ装置に入力装置又は外部から通信インターフェースを介して入力され、記憶装置に記憶されて、プロセッサを所定のステップないし処理に従って駆動させる。また、このプログラムは、必要に応じ中間状態を含めその処理結果を段階毎に表示装置を介して表示することができ、あるいは通信インターフェースを介して、外部と通信することができる。そのためのコンピュータ装置は、一例として、典型的には互いにバスによって接続可能なプロセッサ、記憶装置、入力装置、通信インターフェース、及び必要に応じ表示装置を備える。また、このプログラムは、コンピュータが読み取り可能な(非トランジトリーな)記憶媒体に記録することができる。
本発明によれば、センサー(カメラを含む)で得られる大量の情報の利活用の促進を図ることのできる情報処理システム、情報処理方法及びプログラムが提供される。
本発明の一実施形態の構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態の情報処理システムの構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態の情報処理システムのデータ記憶部に記録されたデータの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態で用いるセキュリティポリシの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態の情報処理システムの動作(データ保存)を表したフローチャートである。 本発明の第1の実施形態の情報処理システムの動作(アクセス制御)を表したフローチャートである。 本発明の第1の実施形態の情報処理システムによるアクセス制御の例を示す図である。 本発明の第2の実施形態の情報処理システムのデータ記憶部に記録されたデータの一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態の情報処理システムによるデータの提供形態の例を示す図である。 本発明の第3の実施形態の情報処理システムの構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態の情報処理システムのデータ記憶部に記録されたデータの一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態の情報処理システムの動作(データ保存)を表したフローチャートである。 本発明の第3の実施形態の情報処理システムの動作(アクセス制御)を表したフローチャートである。 本発明の第4の実施形態で用いるセキュリティポリシの一例を示す図である。 本発明の第5の実施形態の情報処理システムの構成を示す図である。 本発明の第5の実施形態で用いるセキュリティポリシの一例を示す図である。 本発明の第5の実施形態の情報処理システムのデータ記憶部に記録されたデータの一例を示す図である。 本発明の第5の実施形態の情報処理システムによるアクセス制御の例を示す図である。 本発明の第6の実施形態で用いるセキュリティポリシの一例を示す図である。 本発明の第6の実施形態の情報処理システムの動作(アクセス制御)を表したフローチャートである。 本発明の第7の実施形態の情報処理システムの動作(データ保存とプッシュ通知)を表したフローチャートである。 本発明の情報提供システムを構成するコンピュータの構成を示す図である。
はじめに本発明の一実施形態の概要について図面を参照して説明する。なお、この概要に付記した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、本発明を図示の態様に限定することを意図するものではない。また、以降の説明で参照する図面等のブロック間の接続線は、双方向及び単方向の双方を含む。一方向矢印については、主たる信号(データ)の流れを模式的に示すものであり、双方向性を排除するものではない。プログラムはコンピュータ装置を介して実行され、コンピュータ装置は、例えば、プロセッサ、記憶装置、入力装置、通信インターフェース、及び必要に応じ表示装置を備える。また、このコンピュータ装置は、通信インターフェースを介して装置内又は外部の機器(コンピュータを含む)と、有線、無線を問わず、通信可能に構成される。また、図中の各ブロックの入出力の接続点には、ポート乃至インターフェースがあるが図示を省略する。また、以下の説明において、「A及び/又はB」は、A又はB、若しくは、A及びBという意味で用いる。
本発明は、その一実施形態において、図1に示すように、データ入力部21と、セキュリティポリシ記憶部24と、アクセス制御部25と、情報処理システム20にて実現できる。より具体的には、データ入力部21は、1つ以上のセンサー10と接続され、これらのセンサー10で測定されたデータに基づいて、イベントの発生を検出する手段として機能する。
ここで、センサー10としては、防犯カメラ、交通流(人流)測定カメラ、車両やロボットに搭載されたカメラ等が想定される。また、センサー10は、カメラ以外にも、交通インフラに設置され交通関連データを測定するセンサーや各種の測定装置であってもよい。例えば、センサー10が防犯カメラである場合、データ入力部21は、防犯カメラに不審者が写ったことを検出して、「不審者検出」というイベントを検出する。また例えば、センサー10が交通量を測定する交通量計である場合、データ入力部21は、交通量計によって測定された特定の地点の交通量が閾値を超えたことを検出して、「交通量所定値超過」というイベントを検出する。
セキュリティポリシ記憶部24は、イベントの種類毎に、アクセス可能なユーザ属性を定義したセキュリティポリシを記憶する手段として機能する。例えば、セキュリティポリシは、「不審者検出」、「交通量所定値超過」というイベントに対し、アクセス可能なユーザ属性を規定したエントリを含んで構成される。
データ記憶部30には、センサー10で測定されたデータが記憶される。なお、図1の例では、データ入力部21にてイベントの発生を検出した後のデータが記録される形態となっているが、センサー10で測定されたデータが、データ記憶部30に直接記録される形態であってもよい。この場合、データ入力部21に相当する手段がデータ記憶部30にアクセスして、新規に追加されたデータを取得してイベントの発生を検出すればよい。
アクセス制御部25は、前記セキュリティポリシに基づいて、ユーザから前記イベント発生中のデータへのアクセス可否を制御する手段として機能する。例えば、アクセス制御部25は、ユーザ端末からデータ記憶部30に記録されたデータのうち、イベントの種類を指定したデータへのアクセス要求を受け付ける。この場合、アクセス制御部25は、ユーザ端末のID等からユーザの属性を割り出し、前記セキュリティポリシにおいて、該当するイベントの種類に対しアクセスが許可されているユーザであれば、アクセスを許可する制御を行う。一方、前記セキュリティポリシにおいて、該当するイベントの種類に対し、アクセスが許可されていないユーザであれば、アクセス制御部25はアクセスを拒否する制御を行う。
以上のように動作する本実施形態によれば、センサー(カメラを含む)で得られる大量の情報に対し、適切にアクセス権を付与し、速やかにその提供を行うことが可能となる。
[第1の実施形態]
続いて、本発明の第1の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図2は、本発明の第1の実施形態の情報処理システムの構成を示す図である。図2を参照すると、イベント解析部201と、データ記憶部203と、セキュリティポリシ記憶部204と、アクセス制御部205とを備えた情報処理システム200が示されている。
情報処理システム200には、センサーとして、ロードサイドに設置された複数のカメラ100A~100Nが接続されているものとして説明する。また、以下の説明では、カメラ100A~100Nは、所定の時間間隔で撮影した画像データを情報処理システム200に送信するものとして説明する。なお、センサーとして、カメラ以外のセンサーが接続されていてもよい。
イベント解析部201は、カメラ100A~100Nにて撮影された画像データが入力されると、画像データを解析して、特定のイベントの発生を検出する。イベントの発生を検出すると、イベント解析部201は、入力された画像データと、検出したイベントの種類とを対応付けてデータ記憶部203に保存する。なお、イベントを検出できなかった画像データについては破棄してもよいし、一定期間、データ記憶部203に保存することでもよい。イベントを検出できなかった画像データを保存する否かについては、画像データの撮影目的や画像データにアクセスしうるユーザの属性によって決定すればよい。また、イベント検出とその種類の特定は、画像に写ったオブジェクトの認識や、機械学習を用いて作成した識別器を用いることで実現することができる。
データ記憶部203は、カメラ100A~100Nにて撮影された画像データと、検出したイベントの種類とを対応付けて記憶する。図3は、本発明の第1の実施形態の情報処理システムのデータ記憶部203に記録されたデータの一例を示す図である。図3の例では、5分おきに、カメラ100A~100Nで撮影された画像データのうち、イベント解析部201でイベントの発生と判定した画像データに、イベント種類が付与されて保存されている。なお、図3の例では、イベント種類として、事故(情報)と、落下物(情報)の2つを挙げているが、イベント種類は、この2つに限られない。また、イベント種類をより細かく細分化してもよい。例えば、事故(情報)や落下物(情報)について、それぞれ、事故の種類(車両同士、車両対歩行者)、落下物の大きさや数等によってより細分化してもよい。
セキュリティポリシ記憶部204は、イベントの種類毎に、アクセス可能なユーザ属性を定義したセキュリティポリシを記憶する。図4は、本発明の第1の実施形態で用いるセキュリティポリシの一例を示す図である。図4の例では、イベントの種類ごとに、該当するイベント種類の画像データにアクセス可能なユーザ属性が設定されている。なお、図4の例では、ユーザ属性として、警察、保険会社、道路管理者の3者を挙げているが、アクセス可能なユーザは、この例に限られない。例えば、ナビゲーション情報の提供事業者、物流業者、地方公共団体等にもアクセス権限を与えても良い。ユーザ属性の記述の仕方も、図4の例に限られない。例えば、警察について、すべての警察職員にアクセス権限を与えるのではなく、交通管制担当者や事件の捜査担当者のみに、アクセス権限が与えられるようにユーザ属性を設定してもよい。
アクセス制御部205は、ユーザ端末から、データ記憶部203に保存したデータについてイベント種類を指定したアクセス要求を受け付ける。そして、アクセス制御部205は、セキュリティポリシを参照し、該当するユーザ端末がアクセス権を有しているか否かにより、要求を受けたデータへのアクセス制御を行う。
続いて、本実施形態の動作について図面を参照して詳細に説明する。図5は、本発明の第1の実施形態の情報処理システムの動作(データ保存)を表したフローチャートである。図5を参照すると、情報処理システム200は、センサー情報として、カメラ100A~100Nから画像データを取得すると(ステップS001)、当該画像データを解析して、発生したイベントの種類を特定する(ステップS002)。
イベントの種類を特定できた場合、情報処理システム200は、画像データとイベント種類とを紐づけてデータ記憶部203に記録する(ステップS003)。以上の動作を繰り返すことにより、図3に示すように、データ記憶部203に、イベントの種類を紐づけたデータが蓄積される。なお、データ記憶部203に保存したデータは、所定時間の経過等の一定のルールで削除してもよい。
続いて、ユーザ端末からアクセスを受けた際の情報処理システム200の動作について説明する。図6は、ユーザ端末から画像データの閲覧要求を受けた際の情報処理システム200の動作(アクセス制御)を表したフローチャートである。図6を参照すると、まず、情報処理システム200は、ユーザ端末から受信した画像データの閲覧要求に含まれるユーザID等からユーザの属性を確認する(ステップS101)。なお、ユーザの属性の確認方法としては、例えば、ユーザIDとユーザ属性とを予め対応付けてテーブルを参照したり、ユーザIDの特定部分に埋め込まれたユーザ属性情報で判別したりする方法を用いることができる。もちろん、情報処理システム200が、外部のサーバ等に、ユーザIDからユーザ属性を問い合わせる方法も採用することができる。
次に、情報処理システム200は、セキュリティポリシを確認し、該当するユーザ属性のユーザが、閲覧要求を受けた画像データのイベント種類についてアクセス権限を有しているか否かを確認する(ステップS102、S103)。前記確認の結果、ユーザ端末が、該当する画像データのアクセス権を有していることが確認できた場合、情報処理システム200は、ユーザ端末に、該当する画像データへのアクセスを許可する(ステップS104)。一方、ユーザ端末が、該当する画像データのアクセス権を有していることが確認できなかった場合、情報処理システム200は、該当する画像データへのアクセスを拒否する(ステップS105)。
以上説明したように、本実施形態の情報処理システム200は、カメラ100A~100Nにて撮影された画像データを解析して、イベント種類を特定し、データ記憶部203に保存する。そして、情報処理システム200は、セキュリティポリシを参照して、ユーザ端末への適切なアクセス制御を行う。
図7は、本情報処理システム200によるアクセス制御の例を示す図である。例えば、情報処理システム200は、カメラ100Aで 日時2020/9/1 09:00に撮影された画像データ(図7の左側の図)を解析して、事故の発生を検出し、イベント種類として「事故情報」を紐づけてデータ記憶部203に保存する。そして、情報処理システム200は、警察や保険会社のユーザ端末から、この画像データへのアクセス要求を受けた場合、アクセスを許可する。一方、道路管理者のユーザ端末から、この画像データへのアクセス要求を受けた場合、情報処理システム200は、アクセスを拒否する。
同様に、例えば、情報処理システム200は、カメラ100Bで 日時2020/9/1 12:30に撮影された画像データ(図7の右側の図)を解析して、落下物の存在を検出し、イベント種類として「落下物情報」を紐づけてデータ記憶部203に保存する。そして、情報処理システム200は、道路管理者のユーザ端末から、この画像データへのアクセス要求を受けた場合、アクセスを許可する。一方、その他のユーザ端末から、この画像データへのアクセス要求を受けた場合、情報処理システム200は、アクセスを拒否する。
以上のように、本実施形態によれば、複数のカメラ100A~100Nで得られる大量の画像に適切なイベント種類を付与し、適切にアクセス制御を行うことが可能となる。これにより、警察、保険会社、道路管理者の業務を効率化することができる。また、前記アクセス制御は、セキュリティポリシに基づいて行われるため、プライバシーや保安上の問題が起きないように、その開示範囲を制御することが可能となる。
[第2の実施形態]
続いて、複数のセンサーの情報を用いてイベントの種類を判定するようにした本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態と同様の構成にて実現可能であるので、以下、その相違点を中心に説明する。
上記した第1の実施形態では、複数のカメラ100A~100Nから送られた画像データからイベントの種類を判定するものとして説明した。一方で、イベントの種類によっては、単一のセンサー(カメラ)から得られる情報だけでは、イベントの種類の判定が困難である場合も想定される。第2の実施形態では、このような場合を想定して、カメラ100A~100Nのうち、事前に選択した2以上のカメラから得られた画像データを用いて、イベント解析部201に、特定のイベントの発生を検出させる。
図8は、本発明の第2の実施形態の情報処理システムのデータ記憶部203に記録されたデータの一例を示す図である。図8の例では、イベント解析部201は、カメラ100Aと、カメラ100C(図2において図示省略)の組を用いてイベントの発生を検出し、その種類を判定する。そして、これら2つの画像データを関連付けてデータ記憶部203に保存する。
ユーザ端末からアクセスを受けた場合、本実施形態の情報処理システム200は、これらの関連付けられたデータを組にして、ユーザ端末に提供する形態を採ることができる。図9は、本実施形態の情報処理システムによるデータの提供形態の例を示す図である。図9の例では、交差点の異なる位置に配置されたカメラの画像からイベントを検出し、これらの画像を併せて提供している。例えば、図9の右側の画像だけでは、車両の像が重なっているので事故が発生しているのか、直前で事故を回避できたのかを判別することは困難である。本実施形態では、図9の左側の画像も用いてイベントを検出するためイベントを正確に検出することが可能となる。さらに、ユーザ側としても、複数の視点で得られた画像のセットの提供を受けることができるため、イベント(事故)の状況を正確に把握することが可能となる。なお、上記した例では、複数のカメラから得られた画像を用いてイベントを判定する例を挙げたが、カメラとカメラ以外のセンサーの組や、カメラ以外のセンサー同士の組を用いてイベントを判定することもできる。例えば、カメラと超音波センサーや赤外線センサーの組を用いて、特定の位置における車両や人の滞留を精度よくイベントとして検出することも可能である。
[第3の実施形態]
続いて、イベントの種類に加えてセンサーの位置も考慮してアクセス制御を行うようにした本発明の第3の実施形態について説明する。図10は、本発明の第3の実施形態の情報処理システムの構成を示す図である。図2に示した第1の実施形態との構成上の相違点は、イベント解析部201と、データ記憶部203との間に、位置特定部206が追加された点である。その他の構成は、第1の実施形態とほぼ同様であるので、以下、その相違点を中心に説明する。
イベント解析部201aは、入力されたデータ(例えば、画像データ)からイベントの検出後、入力されたデータ(例えば、画像データ)を位置特定部206に出力する。
位置特定部206は、イベント解析部201aから入力されたデータ(例えば、画像データ)の送信元であるセンサー(例えば、カメラ)の位置を特定する。センサー(例えば、カメラ)の位置は、例えば、データ(例えば、画像データ)の送信元であるセンサー(例えば、カメラ)のIDから特定することができる。また、データ(例えば、画像データ)にGPS(Global Positioning System)等の位置情報やセンサー(例えば、カメラ)が接続されている基地局やアクセスポイントの情報が付加されている場合、これらの情報を位置情報として利用することでもよい。もちろん、これらの情報を外部のサーバ等に問い合わせてもよい。
位置特定部206は、イベント解析部201aから入力されたデータ(例えば、画像データ)と、イベントの種類と、位置情報とを対応付けてデータ記憶部203aに保存する。図11は、本発明の第3の実施形態の情報処理システムのデータ記憶部203aに記録されたデータの一例を示す図である。図11の例では、位置特定部206は、位置情報として、センサー(例えば、カメラ)が配置されたエリアを特定している。位置情報の表現形態はこれに限られるものではなく、例えば、緯度経度情報、アクセスポイント情報、センサー(例えば、カメラ)が配置された道路や施設の名称等を用いて表現してもよい。
アクセス制御部205aは、ユーザ端末から、データ記憶部203aに保存したデータ(例えば、画像データ)についてイベント種類を指定した閲覧要求を受け付ける。そして、アクセス制御部205aは、セキュリティポリシを参照し、位置情報を用いたアクセス制御を行う。具体的には、アクセス制御部205aは、該当するユーザ端末がアクセス権を有しているか否かと、該当するユーザ端末の位置とデータ(例えば、画像データ)に紐づけられた位置情報が一致するか否かの判定を行う。前記判定の結果、ユーザ端末がアクセス権を有し、かつ、該当するユーザ端末の位置とデータ(例えば、画像データ)に紐づけられた位置情報が一致する場合、アクセス制御部205aは、要求を受けたデータ(例えば、画像データ)へのアクセスを許可する。なお、ユーザ端末の位置も、GPS等の位置情報やユーザ端末が接続されている基地局やアクセスポイントの情報から把握することができる。また、別の方法としては、例えば、ユーザIDとユーザの位置とを予め対応付けたテーブルを参照したり、ユーザIDの特定部分に埋め込まれたユーザの位置情報で判別したりする方法を用いることができる。もちろん、アクセス制御部205aが、ユーザ端末の位置を外部のサーバ等に問い合わせてもよい。
続いて、本実施形態の動作について図面を参照して詳細に説明する。図12は、本実施形態の情報処理システムの動作(データ保存)を表したフローチャートである。図12を参照すると、情報処理システム200aは、センサー情報として、カメラ100A~100Nから画像データを取得すると(ステップS201)、当該画像データを解析して、発生したイベントの種類を特定する(ステップS202)。その後さらに、情報処理システム200aは、画像データに対応するセンサー(カメラ)の位置を特定する(ステップS203)。
最後に、情報処理システム200aは、画像データとイベント種類と位置情報とを紐づけてデータ記憶部203aに記録する(ステップS204)。以上の動作を繰り返すことにより、図11に示すように、データ記憶部203aに、イベントの種類と位置情報とを紐づけたデータが蓄積される。
続いて、ユーザ端末からアクセスを受けた際の情報処理システム200aの動作について説明する。図13は、ユーザ端末から画像データの閲覧要求を受けた際の情報処理システム200aの動作(アクセス制御)を表したフローチャートである。図13を参照すると、まず、情報処理システム200aは、ユーザ端末から受信した画像データの閲覧要求に含まれるユーザID等からユーザの属性と位置を確認する(ステップS101a)。
次に、情報処理システム200aは、セキュリティポリシを確認し、該当するユーザ属性のユーザが、閲覧要求を受けた画像データのイベント種類についてアクセス権限を有しているか否かを確認する(ステップS102、S103a)。前記確認の結果、ユーザ端末が、該当する画像データのアクセス権を有し、かつ、画像データが取得された付近のエリアに位置することが確認できた場合、情報処理システム200aは、ユーザ端末に、該当する画像データへのアクセスを許可する(ステップS104)。一方、ユーザ端末が、該当する画像データのアクセス権を有していることが確認できなかった場合、情報処理システム200aは、該当する画像データへのアクセスを拒否する(ステップS105)。また、ユーザ端末が、該当する画像データのアクセス権を有していることが確認できても、ユーザ端末の位置が画像データが取得された付近のエリアから外れている場合も、情報処理システム200aは、該当する画像データへのアクセスを拒否する(ステップS105)。
上記のように動作する本実施形態によれば、セキュリティポリシによるアクセス制御に加えて、ユーザ端末が、画像データの送信元のセンサー(例えば、カメラ)の付近に位置しているか否かという観点でアクセス制御を行うことが可能となる。このようにすることで、事故情報とのイベント種類が設定されたデータ(例えば、画像データ)について、その管轄エリアの警察だけにアクセスを許可することが可能となる。落下物情報についても同様であり、落下物が落ちている道路の道路管理者である市町村や都道府県にのみアクセスを許可することが可能となる。
なお、上記した実施形態では、ユーザ端末が、データ(例えば、画像データ)が取得された付近のエリアに位置するか否かにより、アクセス制御を行ったが、ユーザ属性に加えて、位置情報を細かく指定したセキュリティポリシを用いて制御を行う形態も採用可能である。このようにすることでよりきめ細かいアクセス制御を行うことも可能となる。例えば、警察については、ユーザ端末が第1のエリアに属するか否かという第1の地理的条件で判定を行い、保険会社については、第1の地理的条件とは異なる第2の地理的条件でアクセス可否の判定を行うことができる。また、ユーザ端末の現在の位置だけでなく、ユーザ端末の過去の位置の履歴をもとに、データ(画像データ)へのアクセス可否を判断する形態も採用可能である。このようにすることで、例えば、あるイベント(例えば、事故)を検出した際に、その事故を目撃した可能性のあるユーザに限定して画像を公開し、目撃情報を募ることも可能となる。
[第4の実施形態]
続いて、ユーザ属性に加えて、ユーザ属性ごとに設定した時間的範囲によるアクセス制御を行うようにした本発明の第4の実施形態について説明する。第4の実施形態は、第1の実施形態と同様の構成にて実現可能であるので、以下、その相違点を中心に説明する。
図14は、本発明の第4の実施形態で用いるセキュリティポリシの一例を示す図である。図4に示した第1の実施形態のセキュリティポリシとの相違点は、セキュリティポリシにユーザ属性毎のアクセス可能な時間的範囲を示すアクセス可能範囲が設定されている。
本実施形態のアクセス制御部205は、ユーザ端末からデータのアクセス要求を受け付けた場合、セキュリティポリシを参照し、ユーザ端末がアクセス権を有しているか否かに加えて、アクセス可能範囲によるアクセス制御を行う。具体的には、アクセス制御部205は、アクセス要求を受けた画像データの保存日時が、セキュリティポリシのアクセス可能範囲に定められた期間内であれば、アクセスを許可する。一方、アクセス要求を受けた画像データの保存日時が、セキュリティポリシのアクセス可能範囲に定められた期間を超えている場合、アクセス制御部205は、アクセスを拒否する。
上記のように動作する本実施形態によれば、ユーザ属性毎に、アクセス可能なデータの時間的範囲を変えて、アクセス制御を行うことができる。これにより、例えば、図14に示すように、警察には、過去1年間の事故情報の画像データにアクセスを許可する一方、保険会社からのアクセスには、過去1ヶ月の事故情報の画像データに制限することができる。
また、ユーザ端末に、データ記憶部203に保存された画像データの検索機能を提供する際にも、本実施形態と同様の制御を行ってもよい。このようにすることで、ユーザ属性による検索結果に表れるデータ時間的な範囲に違いを持たせることが可能となる。例えば、警察の担当者が事故情報を検索した場合に、過去1年分の画像データが検索結果に表れる一方、保険会社の担当者が同一条件で画像データを検索した場合には、過去1ヶ月分の画像データのみが検索結果に表れるというように違いを持たせることができる。
[第5の実施形態]
続いて、ユーザ属性に加えて、ユーザ属性ごとに設定した空間的範囲によるアクセス制御を行うようにした本発明の第5の実施形態について説明する。図15は、本発明の第5の実施形態の情報処理システムの構成を示す図である。図2に示した第1の実施形態との構成上の相違点は、イベント解析部201bと、データ記憶部203bとの間に、データ分割部207が追加された点である。その他の構成は、第1の実施形態とほぼ同様であるので、以下、その相違点を中心に説明する。
イベント解析部201bは、入力された画像データからイベントの検出後、入力された画像データをデータ分割部207に出力する。
データ分割部207は、セキュリティポリシを参照して、イベント解析部201bから入力された画像データを分割する。図16は、第5の実施形態で用いるセキュリティポリシの一例を示す図である。図4に示したセキュリティポリシとの相違点は、ユーザ属性ごとに、アクセス可能な画像の範囲が設定されている。例えば、事故情報については、警察と、保険会社がそれぞれアクセス権を有しているが、アクセス可能な画像の範囲が異なっている。この場合、データ分割部207は、警察用の画像データと、アクセス可能範囲を限定した保険会社用の画像データとを作成し、それぞれに事故情報とのイベント種類を紐づけてデータ記憶部203bに保存する。
図17は、本発明の第5の実施形態の情報処理システムのデータ記憶部203bに記録されたデータの一例を示す図である。図17の例では、カメラ100D 撮影時刻2020/9/1 12:00~12:05 イベント種類=事故情報の画像データについて、オリジナルの画像データ(上から1、3行目)のほかに、横断歩道周囲以外をマスキングした画像データ(上から2、4行目)に分割している。同様に、カメラ100B 撮影時刻2020/9/1 12:30 イベント種類=落下物情報の画像データについて、オリジナルの画像データのほかに、落下物周囲以外をマスキングした画像データに分割している。
アクセス制御部205bは、ユーザ端末から、データ記憶部203bに保存したデータについてイベント種類を指定した閲覧要求を受け付ける。そして、アクセス制御部205bは、セキュリティポリシを参照し、該当するユーザ端末がアクセス権を有しているか否かを確認した上で、該当するユーザ端末のアクセス可能範囲に対応する画像データへのアクセス制御を行う。
上記のように動作する本実施形態によれば、ユーザ属性毎に、アクセス可能なデータの空間的範囲を変えて、アクセス制御を行うことができる。これにより、例えば、図18に示すように、警察には、オリジナル画像データにアクセスを許可する一方、保険会社からには、横断歩道周囲以外をマスキングした画像データへのアクセスに制限することができる。これにより、画像データに写りこんだ人物等のプライバシーや保安上の問題を回避することが可能となる。
[第6の実施形態]
続いて、ユーザ属性ごとに画像データに対して適用できる機能を変えられるようにした本発明の第6の実施形態について説明する。第6の実施形態は、第1の実施形態と同様の構成にて実現可能であるので、以下、その相違点を中心に説明する。
図19は、本発明の第6の実施形態で用いるセキュリティポリシの一例を示す図である。図4に示した第1の実施形態のセキュリティポリシとの相違点は、セキュリティポリシにユーザ属性毎に利用可能な機能(機能制限情報)が設定されている。
続いて、ユーザ端末からアクセスを受けた際の本実施形態の情報処理システム200の動作について説明する。図20は、ユーザ端末から画像データの閲覧要求を受けた際の情報処理システム200の動作(アクセス制御)を表したフローチャートである。図20のステップS101~S103までの動作は第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
ステップS103におけるセキュリティポリシの確認の結果に応じて情報処理システム200は次の動作を行う。まず、ユーザ端末が、該当する画像データのアクセス権を有していることが確認できた場合、情報処理システム200は、ユーザ端末に、セキュリティポリシに定められた利用可能機能の制限付きで該当する画像データへのアクセスを許可する(ステップS104a)。例えば、ユーザ端末の属性が「警察」である場合、情報処理システム200は、イベント種類が事故情報である画像データの閲覧のほか、保存を許可する。例えば、ユーザ端末の属性が「保険会社」である場合、情報処理システム200は、イベント種類が事故情報である画像データの閲覧のみを許可する。
なお、ユーザ端末が、該当する画像データのアクセス権を有していることが確認できなかった場合、第1の実施形態と同様であり、情報処理システム200は、該当する画像データへのアクセスを拒否する(ステップS105)。
以上説明したように、本実施形態の情報処理システム200によれば、ユーザ属性ごとに画像データに対して適用できる機能を変更することが可能となる。なお、上記した実施形態ではユーザ属性毎に付与する機能として画像データの閲覧や保存の例を挙げたが、ユーザ属性毎に付与する機能はこれらの例に限られない。例えば、ユーザ属性毎に、画像データのズーム、編集、メール送信などの権限を付与してもよい。また、ユーザ属性毎に付与する機能は、画像データを対象とするものに限られず、センサーデータの送信元に指示することができる内容を含むものでもよい。例えば、画像データの送信元であるセンサー(カメラ)やその付属装置の操作等の権限を与えても良い。例えば、警察の担当者にカメラのパン、チルト、ズーム操作を行う権限を与えてもよい。また、事故等が検出された際に、警察の担当者にカメラに付設された交通信号機の灯火の制御権限を与えてもよい。
以上、本発明の各実施形態を説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の基本的技術的思想を逸脱しない範囲で、更なる変形・置換・調整を加えることができる。例えば、各図面に示したネットワーク構成、各要素の構成、データの表現形態は、本発明の理解を助けるための一例であり、これらの図面に示した構成に限定されるものではない。
例えば、上記した各実施形態では、カメラ100A~100Nにて撮影した画像データ(静止画)を取り扱うものとして説明したが、本発明を適用可能なセンサーデータは画像データに限られない。例えば、画像データが動画であってもよい。この場合、イベント解析部201は、動画データからシーン解析技術等を用いてイベントを特定すればよい。また、データ記憶部におけるイベント情報の紐づけは、動画に対するタグ付けを行うことで実現できる。
また、上記した実施形態では、画像データから検出するイベントとして、事故や落下物の例を挙げたが、イベントの種類はこれらの例に限られない。例えば、事故イベント、道路管理者への通知事象検出イベント、通行車両に対する通知対象検出イベント、交通違反検出イベント、人物の検出イベントを適宜設定することができる。さらには、付近を走行する車両から死角となっている位置に存在する車両や歩行者の検出をイベントとしてもよい。この場合、アクセスを許可するユーザ端末として、当該死角が生じている車両の車載端末とすることで、事故の防止に役立てることができる。また例えば、カメラに写った路面の濡れ具合をイベントとして検出してもよい。適切なセキュリティポリシを設定することにより、カメラにて撮影された場所における降水量を知りたいユーザに、このような濡れた路面の画像データを提供することができる。
また、上記した実施形態では、センサーとして、ロードサイドに設置された複数のカメラ100A~100Nが接続されている例を挙げて説明したが、防犯カメラ、街頭カメラ、その他のカメラで撮影された画像データに同様に適用できる。また、センサーはカメラに限定されず、各種の計測装置やIoT(Internet of Things)機器であってもよい。例えば、街中の各所に設置された温度計における所定値以上の温度の検出をイベントとして検出してもよい。適切なセキュリティポリシを設定することにより、各地の温度の分布を知りたいユーザに、このような温度計データを提供することができる。
また例えば、観光業向け等に、センサー(カメラ)から得られた画像データ等に基づいて混雑イベントを判定し、一般のユーザや観光業者に適切なアクセス権を与える用途にも適用できる。この場合、情報処理システム200は、センサー(カメラ)から得られた画像データや人流データ等に基づいて、施設や観光地の混雑度推定を行い、混雑度に応じたイベント(混雑度小、・・・、混雑度大)を判定する。セキュリティポリシとしては、一般のユーザには、混雑度に関わりなく匿名化処理を行ったうえで画像を公開、観光業者や警備担当者には、混雑度に応じたアクセス権を付与することが考えられる。また、セキュリティポリシを用いて、混雑度に応じて、アクセス可能な者を変えることもできる。また、施設や観光地の種別に応じてセキュリティポリシの内容を変えてもよい。例えば、海水浴場等のオープンエリアの場合、広く一般のユーザにもアクセス許可し、施設内や駅内等のクローズドエリアの場合は、当該施設や駅等の運営者や、運営者と提携している観光業者等のみにアクセス許可することが考えられる。このようにすることで、一般のユーザに、行きたい場所の混雑度を知らせることが可能となる。また、観光業者等が、混雑している施設に代えて比較的空いている施設を案内するなど、混雑度を平準化することで、出かけた先におけるユーザの満足度を向上させることができる。
また、上記した実施形態では、ユーザ(ユーザ端末)が能動的に情報処理システムにアクセスするものとして説明したが、情報処理システムがユーザ(ユーザ端末)に対し、アクセス可能なデータが追加されたことを通知してアクセスを促してもよい。例えば、第1の実施形態の情報処理システムのアクセス制御部205にプッシュ通知機能を持たせることでこの機能を追加することができる(第7の実施形態)。この場合、図21に示すように、図5のステップS001~S003の処理の後に、アクセス制御部205が、セキュリティポリシを参照し、該当するイベント種別にアクセス権限を持つユーザを抽出する(ステップS004)。そして、アクセス制御部205が、メールやSNS(Social Networking Service)上への投稿を介して抽出したユーザに対して新規データが追加されたことを通知する(ステップS005)。例えば、新規にイベント種別が事故情報である画像データが追加された場合、情報処理システム200は、警察と保険会社に新規にイベント種別が事故情報である画像データが追加されたことを通知する。これにより、警察や保険会社の担当者に、なるべく早く画像データにアクセスさせることが可能となる。
また、上記した実施形態では、セキュリティポリシを用いて、主として、アクセス制御を行うものとして説明したが、セキュリティポリシに、アクセス制御に代えて、イベント種類等に応じたデータの匿名化処理の有無やその内容を設定してもよい。このようにすることで、一定の範囲に、一律のアクセス権を与えつつ、ユーザ属性に応じ、交通事故、事故の瞬間の動画といった画像の内容に応じた開示レベルを変えることが可能となる。
また、上記した第1~第7の実施形態に示した手順は、情報処理システム200として機能するコンピュータ(図22の9000)に、情報処理システム200としての機能を実現させるプログラムにより実現可能である。このようなコンピュータは、図22のCPU(Central Processing Unit)9010、通信インターフェース9020、メモリ9030、補助記憶装置9040を備える構成に例示される。すなわち、図22のCPU9010にて、イベント検出プログラムやアクセス制御プログラムを実行し、その補助記憶装置9040等に保持された各計算パラメーターの更新処理を実施させればよい。
即ち、上記した各実施形態に示した情報処理システム200の各部(処理手段、機能)は、情報処理システム200に搭載されたプロセッサに、そのハードウェアを用いて、上記した各処理を実行させるコンピュータプログラムにより実現することができる。
最後に、本発明の好ましい形態を要約する。
[第1の形態]
(上記第1の視点による情報処理システム参照)
[第2の形態]
上記した情報処理システムは、前記セキュリティポリシに加え、前記センサーデータの取得位置と、ユーザの位置とに基づいてアクセス可否を制御する構成を採ることができる。
[第3の形態]
上記した情報処理システムが取り扱うセンサーデータは、所定の時間間隔で記録されるデータを含み、前記セキュリティポリシは、さらに、ユーザがアクセス可能なセンサーデータの時間的範囲を指定した情報を含むものとすることができる。
[第4の形態]
上記した情報処理システムが取り扱うセンサーデータは、画像データを含み、前記セキュリティポリシは、さらに、画像データのうちの前記ユーザがアクセス可能な画像上の範囲を指定した情報を含むものとすることができる。
[第5の形態]
上記した情報処理システムが保持するセキュリティポリシは、前記ユーザがセンサーデータに対して適用することができる機能を示す機能制限情報を含むものとすることができる。
[第6の形態]
上記した情報処理システムが保持するセキュリティポリシは、前記ユーザが前記センサーデータの送信元に指示することができる内容を含むものとすることができる。
[第7の形態]
上記した情報処理システムが取り扱う前記センサーデータは、交通インフラに設置されたセンサーによって測定された交通関連データであってもよい。
[第8の形態]
上記した情報処理システムは、さらに、新規にイベントの発生を検出したことを契機に、前記セキュリティポリシを参照して、該当するデータにアクセス権を持つユーザに通知を行う機能を備えていてもよい。
[第9の形態]
上記した情報処理システムが検出するイベントの種類は、事故イベント、道路管理者への通知事象検出イベント、通行車両に対する通知対象検出イベント、交通違反検出イベント、人物の検出イベントのいずれかであってもよい。
[第10の形態]
(上記第2の視点による情報処理方法参照)
[第11の形態]
(上記第3の視点によるコンピュータプログラム参照)
なお、上記第10~第11の形態は、第1の形態と同様に、第2~第9の形態に展開することが可能である。
なお、上記の特許文献の各開示は、本書に引用をもって繰り込み記載されているものとし、必要に応じて本発明の基礎ないし一部として用いることが出来るものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の開示の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ、ないし選択(部分的削除を含む)が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。特に、本書に記載した数値範囲については、当該範囲内に含まれる任意の数値ないし小範囲が、別段の記載のない場合でも具体的に記載されているものと解釈されるべきである。さらに、上記引用した文献の各開示事項は、必要に応じ、本発明の趣旨に則り、本発明の開示の一部として、その一部又は全部を、本書の記載事項と組み合わせて用いることも、本願の開示事項に含まれるものと、みなされる。
10 センサー
20、200、200a、200b 情報処理システム
21 データ入力部
24、204、204b セキュリティポリシ記憶部
25、205、205a、205b アクセス制御部
30 データ記憶部
100A~100N カメラ
201、201a、201b イベント解析部
203、203a、203b データ記憶部
206 位置特定部
207 データ分割部
9000 コンピュータ
9010 CPU
9020 通信インターフェース
9030 メモリ
9040 補助記憶装置

Claims (10)

  1. 所定のセンサーで測定されたデータに基づいて、イベントの発生を検出する手段と、
    前記イベントの種類毎に、アクセス可能なユーザ属性を定義したセキュリティポリシを記憶する手段と、
    前記セキュリティポリシに基づいて、ユーザから前記イベント発生中のデータへのアクセス可否を制御する手段と、
    を備える情報処理システム。
  2. 前記セキュリティポリシに加え、前記センサーで測定されたデータの取得位置と、ユーザの位置とに基づいてアクセス可否を制御する請求項1の情報処理システム。
  3. 前記センサーで測定されたデータは、所定の時間間隔で記録されるデータを含み、
    前記セキュリティポリシは、さらに、ユーザがアクセス可能なデータの時間的範囲を指定した情報を含む請求項1又は2の情報処理システム。
  4. 前記センサーで測定されたデータは、画像データを含み、
    前記セキュリティポリシは、さらに、画像データのうちの前記ユーザがアクセス可能な画像上の範囲を指定した情報を含む請求項1から3いずれか一の情報処理システム。
  5. 前記セキュリティポリシは、前記ユーザが前記センサーで測定されたデータに対して適用することができる機能を示す機能制限情報を含む請求項1から4いずれか一の情報処理システム。
  6. 前記セキュリティポリシは、前記ユーザが前記センサーで測定されたデータの送信元に指示することができる内容を含む請求項1から5いずれか一の情報処理システム。
  7. 前記センサーで測定されたデータは、交通インフラに設置されたセンサーによって測定された交通関連データである請求項1から6いずれか一の情報処理システム。
  8. さらに、新規にイベントの発生を検出したことを契機に、前記セキュリティポリシを参照して、該当するデータにアクセス権を持つユーザに通知を行う機能を備える、
    請求項1から7いずれか一の情報処理システム。
  9. イベントの種類毎に、アクセス可能なユーザ属性を定義したセキュリティポリシを記憶するセキュリティポリシ記憶部と、制御部とを備えた情報処理システムが、
    所定のセンサーで測定されたデータに基づいて、前記イベントの発生を検出し、
    前記セキュリティポリシに基づいて、ユーザから前記イベント発生中のデータへのアクセス可否を制御する、
    情報処理方法。
  10. イベントの種類毎に、アクセス可能なユーザ属性を定義したセキュリティポリシを記憶するセキュリティポリシ記憶部と、制御部とを備えたコンピュータに、
    所定のセンサーで測定されたデータに基づいて、前記イベントの発生を検出する処理と、
    前記セキュリティポリシに基づいて、ユーザから前記イベント発生中のデータへのアクセス可否を制御する処理と、
    を実行させるプログラムを記録したコンピュータ記録媒体。
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