JP7476672B2 - 受聴装置、及び受聴方法 - Google Patents

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Description

本開示は、受聴装置、及び受聴方法に関する。
特許文献1に開示された電子機器は、周囲の環境照度に応じてスピーカなどからの音発生部から発生される音量を制御している。特許文献2には、外部で発せられた電話の呼び出し音などを聞き取ることが可能なヘッドホンが開示されている。
特開2005-110044号公報 特開2014-30254号公報
ところで、スマートホンの普及とともに、イヤホンやヘッドホン(以下、まとめてイヤホン等ともいう)をつけながら外を歩く人が増えている。イヤホン等を装着した状態では、ユーザは、周囲の状況の変化に気づきにくい。特に、夜遅くなど、辺りが静かで暗い状態では、周囲の異変に気づくことが困難である。また、電動自動車やハイブリッド自動車等は、走行音が非常に小さいため、ユーザが聞き取ることが困難である。
本実施形態は上記の点に鑑みなされたものであり、周囲の状況に応じて、適切に外音取込を制御することができる受聴装置、及び受聴方法を提供することを目的とする。
本実施の形態にかかる受聴装置は、ユーザの左右の耳に装着され、再生音を出力する左右の出力ユニットと、環境光を検出するように、前記出力ユニットに設けられた光センサと、前記光センサの検出結果に応じて前記出力ユニットから出力される再生音の音量を制御する音量制御部と、前記出力ユニットに設けられた外音取込マイクと、前記光センサの検出結果に応じて、前記外音取込マイクで取り込まれた外音を前記出力ユニットから出力する外音取込制御部と、を備えている。
本実施の形態にかかる受聴方法は、ユーザの左右の耳に装着された左右の出力ユニットから、再生音を出力するステップと、前記出力ユニットに設けられた光センサによって、環境光を検出するステップと、前記光センサの検出結果に応じて前記出力ユニットから出力される再生音の音量を制御するステップと、前記出力ユニットに設けられた外音取込マイクで外音を取り込むステップと、前記光センサの検出結果に応じて、前記外音取込マイクで取り込まれた外音を前記出力ユニットから出力するステップと、を備えている。
本実施形態によれば、周囲の状況に応じて、適切に外音取込を制御することができる受聴装置、及び受聴方法を提供することができる。
ユーザが受聴装置であるイヤホンを装着した状態を模式的に示す図である。 実施の形態1にかかる受聴装置の制御系を示すブロック図である。 実施の形態1にかかる受聴方法を示すフローチャートである。 実施の形態2にかかる受聴装置の制御系を示すブロック図である。 実施の形態2にかかる受聴方法を示すフローチャートである。 実施の形態3にかかる受聴装置の制御系を示すブロック図である。 実施の形態3にかかる受聴方法を示すフローチャートである。
実施の形態1.
本実施の形態にかかる受聴装置100は、イヤホン又はヘッドホンによって構成されている。図1は、受聴装置100であるイヤホン10をユーザUが装着した状態を示す模式図である。なお、図1では、受聴装置100としてイヤホン10が用いられているが、ヘッドホンが受聴装置100を構成していてもよい。
ユーザUがイヤホン10を装着している。イヤホン10は、再生端末30と接続されている。イヤホン10は、左右の出力ユニット10L、10Rを備えている。出力ユニット10LはユーザUの左耳9Lに装着され、出力ユニット10Rが右耳9Rに装着されている。出力ユニット10Lは、左耳9Lに対して再生音を出力する。出力ユニット10Rは、右耳9Rに対して再生音を出力する。左右の出力ユニット10L、10Rはそれぞれ再生音を出力するためのドライバ等を有している。
イヤホン10は、Bluetooth(登録商標)等の無線通信により、再生端末30と接続されている。イヤホン10は、左右の出力ユニット10L、10Rが独立した左右分離型(完全ワイヤレスタイプ)であってもよい。イヤホン10は、左右の出力ユニット10L、10Rが接続されたネックバンドタイプなどの左右一体型であってもよい。イヤホン10は、イヤーフックタイプであってもよく、カナルタイプであってもよい。もちろん、イヤホン10の形状は、上記の例に限定されるものではない。また、イヤホン10はバッテリを内蔵している。
イヤホン10は、バッテリ内蔵充電ケース10Bを有していてもよい。バッテリ内蔵充電ケース10Bは、イヤホン10を充電するためのバッテリやUSBインターフェースを有している。
イヤホン10は外音取込機能を有している。ここでは、左の出力ユニット10Lに外音取込マイク13が設けられている。外音取込マイク13は、ユーザUの周囲で発生する外音を検出する。外音取込マイク13は、外側、つまりユーザUの頭部と反対側を向いて配置されている。
また、右の出力ユニット10Rには、光センサ12が設けられている。光センサ12は、ユーザUの周囲からの環境光を検出する。光センサ12は、外側、つまりユーザUの頭部と反対側を向いて配置されている。
本実施の形態にかかる受聴装置における再生処理は、mp3(MPEG Audio Layer-3)プレイヤー、スマートホン、タブレット端末などの再生端末30で実行される。再生端末30は、プロセッサ等の処理手段、メモリやSSD(Solid State Drive)などの記憶手段、液晶モニタ等の表示手段、タッチパネル、ボタン、キーボード、マウスなどの入力手段を有する情報処理装置である。再生端末30は、データを送受信する通信機能を有している。具体的には、再生端末30は、Bluetooth(登録商標)等の無線通信機能を有している。なお、再生端末30とイヤホン10との接続は無線接続に限らず、有線接続となっていてもよい。
受聴装置100は、イヤホン10を装着するユーザUに対して音楽を再生する。そのため、再生端末30は、LchとRchのステレオ信号を出力する。Lchのステレオ信号は出力ユニット10Lから再生され、Rchのステレオ信号は出力ユニット10Rから再生される。
図2は、受聴装置100の制御系を示すブロック図である。イヤホン10は、ドライバ11L、11Rを備えている。さらに、イヤホン10は、光センサ12、外音取込マイク13、バッテリ14、無線通信部15、音量制御部21、外音取込制御部22を備えている。
ドライバ11L、11Rがそれぞれ左右の出力ユニット10L、10Rに設けられている。ドライバ11L、11Rは電気信号を振動に変換する。例えば、ドライバ11L、11Rは、それぞれ、ボイスコイルや振動板等を有している。左のドライバ11Lは、左の出力ユニット10Lに内蔵されている。右のドライバ11Rは、右の出力ユニット10Rに内蔵されている。ドライバ11L、11Rは、再生端末30から送信された再生信号をユーザUに対して出力する。これにより、ユーザUが再生された楽曲を受聴することができる。
光センサ12は、外部からの環境光を検出する。光センサ12は、フォトダイオードなどを有している。光センサ12は、検出した環境光に応じた検出信号を外音取込制御部22に出力する。検出信号は、環境光の光量に応じた値を示す。したがって、光センサ12は周囲の明るさを検出することができる。
無線通信部15は、再生端末30と通信する。例えば、無線通信部15は、BlueTooth(登録商標)通信機能を有している。無線通信部15は、ペアリングした再生端末30からの再生信号を受信する。
音量制御部21はドライバ11L、11Rからの再生音の音量(ボリューム)を制御する。例えば、音量制御部21は、DSP(Digital Signal Processor)、DAC(Digital to Analog Converter)、又はアンプなどを有していてもよい。音量制御部21は、光センサからの検出信号に応じて、音量を制御する。
外音取込マイク13は、外部で発生した外音を収音する。外音取込制御部22は、外音取込マイク13による外音取込を制御する。具体的には、外音取込制御部22は、光センサ12からの検出信号に応じて外音取込機能をオンオフ制御する。外音取込がオンの場合、外音取込マイク13を動作させる。外音取込がオフの場合、外音取込マイク13の動作を停止させる。
バッテリ14は、各構成要素に電源を供給する。つまり、ドライバ11L、11R、光センサ12、外音取込マイク13は、バッテリ14からの電源電圧によって動作する。また、バッテリ14は音量制御部21、及び外音取込制御部22に電源を供給する。音量制御部21と外音取込制御部22は、バッテリ14からの電源電圧によって動作する。バッテリ14は、例えばUSBインターフェースによって充電される。
再生端末30は、音源31と、端末側通信部32と、端末制御部33を有している。音源31はメモリなどを有しており、再生される楽曲のデータを格納している。あるいは、音源31は、ストリーミングによって、楽曲を再生してもよい。ユーザUが再生端末30を操作して音楽再生を開始すると、音源31は再生された楽曲に応じた再生信号を生成する。端末側通信部32は、Bluetooth通信によって、イヤホン10に再生信号を送信する。
端末制御部33は、プロセッサやメモリなどを有しており、再生端末30の全体を制御する。つまり、端末制御部33は、音楽再生機能、及びその他の機能を制御する。なお、再生端末30の音楽再生以外の機能については、公知であるため、詳細な説明を省略する。例えば、再生端末30がスマートホンである場合、上記のように、再生端末30は、ディスプレイ、マイク、タッチパネル、カメラ等を有している。例えば、プロセッサがプログラムを実行することで、各種機能が実現される。
以下、外音取込の一具体例について説明する。外音取込制御部22が外音取込機能をオンオフ制御している。外音取込機能がオンの場合、外音取込マイク13で収音した外音が、再生信号に重畳される。つまり、ドライバ11L,11Rは外音が重畳された再生信号を出力する。なお、外音取込がオンのとき、ドライバ11L又はドライバ11Rの少なくとも一方が外音を出力すればよい。一方、外音取込機能がオフの場合、外音取込マイク13で収音した外音が、再生信号に重畳されない。つまり、ドライバ11L,11Rは再生信号をそのまま出力する。
本実施の形態では、外音取込制御部22は光センサ12の検出結果に応じて、外音取込を制御している。例えば、外音取込制御部22は、光センサ12の検出光量に基づいて、周囲が明るいか暗いかを判定する。周囲が暗いと判定された場合、外音取込制御部22は、外音取込をオンする。周囲が明るいと判定された場合、外音取込制御部22は、外音取込をオフする。このようにすることで防犯性を向上することができる。
周囲が明るいか否かを判定するための閾値は、イヤホン10の使用開始時に設定されていてもよい。つまり、イヤホン10を購入したユーザUが最初にイヤホン10をオンした時に、閾値が設定される。これにより、イヤホン10を使用したユーザUに応じた閾値が設定される。そして、外音取込制御部22は、光センサ12の検出信号の値を閾値と比較することで明るいか暗いかの判定を行う。
音量制御部21は光センサ12の検出結果に応じて、ドライバから出力される再生音の音量を制御している。例えばここでは、周囲が明るいか否かに応じて、音量制御部21が音量を制御している。周囲が暗いと判定された場合、音量制御部21は、ボリューム調整を行って、音量を下げる。周囲が明るいと判定された場合、音量制御部21は、ボリューム調整を行って、音量を上げる。つまり、外音取込がオンの時に、音量制御部21は、音量を下げる。
音量制御部21の音量制御は、外音取込のオンオフと連動している。外音取込がオフの時に、音量制御部21は、音量を上げる。このように、音量制御部21は、外音取込のオンオフに応じて、再生音の音量を調整している。なお、外音取込制御部22が明るさの判定結果を音量制御部21に出力すればよい。
本実施の形態にかかる受聴装置における受聴方法では、ユーザUの左右の耳に装着された左右の出力ユニット10L、10Rから、再生音を出力する。出力ユニット10L、10Rに設けられた光センサ12によって、環境光を検出する。光センサ12の検出結果に応じて出力ユニット10L、10Rから出力される再生音の音量を制御する。出力ユニット10Lに設けられた外音取込マイクで外音を取り込む。光センサ12の検出結果に応じて、外音取込マイク13で取り込まれた外音を出力ユニット10L,10Rから出力する。このようにすることで、外音取込を適切に制御することができる。
上記の説明では、光センサ12が出力ユニット10Rに搭載され、外音取込マイク13が出力ユニット10Lに搭載されていたが、光センサ12及び外音取込マイク13は出力ユニット10L、10Rはどちらに搭載されていてもよい。例えば、光センサ12が出力ユニット10Rに搭載され、外音取込マイク13が出力ユニット10Rに搭載されていてもよい。また、外音取込マイク13、及び光センサ12は、再生端末30に搭載されていてもよく、バッテリ内蔵充電ケース10Bに搭載されていてもよい。
本実施の形態にかかる受聴方法の一例について、図3を用いて説明する。図3は、本実施の形態にかかる受聴方法を示すフローチャートである。
まず、ユーザUがイヤホン10の電源をオンする(S101)。外音取込制御部22が初めての電源オンか否かを判定する(S102)。初めての電源オンの場合(S102のYES)、光センサ12の閾値設定を行う(S103)。ここでは、光センサ12が検出した検出信号に基づいて、閾値が設定される。例えば、屋内でユーザUがイヤホン10を装着した状態で、光センサ12が環境光を検出する。そして、環境光の光量、つまり、部屋の明るさに応じて、閾値が設定される。このようにすることで、ユーザU毎に適切な閾値を設定することができる。これにより、外音取込のオンオフ制御を適切に行うことができる。初めての電源オンではない場合(S102のNO)、既に閾値が設定されているため、S103を省略して、S104に進む。
次に、光センサ12が周囲からの環境光を検出する(S104)。つまり、光センサ12が周囲の環境の明るさを検出する。外音取込制御部22が、検出信号を閾値と比較することで、暗い場所か否かを判定する(S105)。暗い場所でない場合(S105のNO)、S104に戻る。つまり、検出信号が閾値以上であるため、明るい場所であると判定される。明るい場所では、通常の設定通りの音量で出力ユニット10L,10Rが再生信号を出力する。
暗い場所の場合(S105のYES)、音量制御部21が音量調整を行うとともに、外音取込制御部22が、外音取込を開始する(S106)。つまり、周囲が暗いため、外音取込制御部22が外音取込マイク13をオンして、外音取込を行う。さらに、音量制御部21が再生音の音量を下げる。
そして、出力ユニット10L、10Rは、再生音に外音を重畳して出力する。つまり、初期設定の音量から下げた音量で再生されている再生音に外音が重畳される。このようにすることで、ユーザUが再生音の受聴中に外音を聞くことができる。つまり、ユーザUが暗い場所において、周囲の状況を確認することができる。よって、安全性を向上することができる。さらに、ユーザUが、走行音の小さい車両であっても、車両の接近を認識することができる。
次に、S104と同様に、光センサ12が環境光を検出する(S107)。外音取込制御部22が、検出信号と閾値とを比較することで、周囲が明るい場所か否かを判定する(S108)。明るい場所でない場合(S108のNO)、S107に戻る。つまり、暗い場所であるため、イヤホン10は再生音の音量を下げた状態で外音取込を行う。このようにすることで、ユーザUが再生音の受聴中に外音を聞くことができる。
明るい場所である場合(S108のYES)、音量制御部21が音量調整を行うとともに、外音取込制御部22が外音取込を終了する(S109)。つまり、音量制御部21が音量を上げて、初期設定の音量に戻す。そして、外音取込制御部22が外音取込マイク13をオフして、外音取込を停止する。これにより、ユーザUが再生音のみを所望の音量で受聴することができる。
次に、外音取込制御部22は電源がオフされたか否かを判定する(S110)。電源がオフとなっていない場合(S110のNO)、S104に戻り、上記の処理を繰り返す。電源がオフされた場合(S110のYES)、電源をオフする(S111)。そして、処理を終了する。
このようにすることで、外音取込を適切に制御することができる。つまり、周囲が暗い環境では、音量制御部21が音量を下げ、かつ、外音取込制御部22が外音取込を行う。このようにすることで、暗い環境において、ユーザUが周囲で発生した外音を聞くことができる。よって、夜遅くて周囲が静かな状態において、ユーザUが異変に気付くことができる。防犯性を向上することができる。周囲が明るい状態では、ユーザUが所望の音量で再生音を受聴することができる。つまり、通常の設定通りの音量で出力ユニット10L,10Rが再生信号を出力する。周囲の状況に応じて、適切に外音取込を制御することができる。
また、最初の電源オン時に閾値を設定するための測定が行われている。つまり、ユーザUがイヤホン10を装着した状態で、閾値設定が行われている。これにより、ユーザU毎に最適な閾値設定を行うことができる。例えば、ユーザUの髪の長さなどに応じて、装着状態での光センサ12の検出光量が変化する。よって、ユーザU毎に閾値を設定することで、周囲の明るさをより精度よく検出することができる。ユーザUが適切に外音を聞くことができる。
もちろん、閾値設定を行うタイミングは、最初の電源オン時に限られるものではない。例えば、ユーザUが再生端末30やイヤホン10を操作することで、閾値設定のための環境光測定を行ってもよい。具体的には、イヤホン10に設けられたボタン操作を行うことで、閾値設定のための環境光測定が行われる。あるいは、再生端末30にイヤホン10の制御のためのアプリケーションプログラム(アプリ)が設けられていてもよい。そして、アプリの表示画面中に閾値設定ボタンなどが設けられていればよい。あるいは、外音取込マイク13や再生端末30のマイクを用いた音声入力により、閾値設定を行ってもよい。
光センサ12が出力ユニットに設けられているため、より精度よく明るさを検出することができる。例えば、再生端末30やバッテリケースに光センサ12が設けられている場合、再生端末30やバッテリケースがカバンなどに収容されることがある。このような場合、周囲の明るさを正確に検出することができない。本実施の形態では、出力ユニット10Rに光センサ12が設けられているため、正確に明るさを検出することができる。もちろん、光センサ12は、出力ユニット10Lに設けられていてもよい。
なお、本実施の形態にかかる受聴装置100は、イヤホン10単独で実現されていてもよく、イヤホン10と再生端末30が協働して実現されていてもよい。つまり、受聴装置100は、イヤホン10と再生端末30とを備えていてもよい。あるいは、受聴装置100は、イヤホン10のみで構成されていてもよい。再生端末30が一部の処理を行ってもよい。例えば、再生端末30が明るさの判定処理を行ってもよい。また、外音取込制御部22及び音量制御部21の少なくとも一方は再生端末30に設けられていてもよい。
また、外音取込制御部22が、暗い状態で外音取込をオンしたが、明るい状態で外音取込をオフしたが、この反対であってもよい。つまり、外音取込制御部22が、暗い状態で外音取込をオフし、明るい状態で外音取込をオンしてもよい。周囲が明るいか暗いかの判定結果に応じて、外音取込制御部22は、外音取込をオンオフ制御すればよい。
実施の形態2.
実施の形態2にかかる受聴装置について、図4を用いて説明する。図4では、イヤホン10にモーションセンサ17が追加されている。なお、モーションセンサ17以外の構成、及び制御については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
モーションセンサ17は、ユーザUが移動している否かを判定するために設けられている。モーションセンサ17はジャイロセンサや加速度センサである。モーションセンサ17は、イヤホン10の加速度や角速度を検出する。したがって、モーションセンサ17は、イヤホン10を装着したユーザUの動きを検出する。モーションセンサ17はユーザUが動いているか否かを検出する。例えば、ユーザUの歩行速度以上で移動しているか場合、動いていると判定される。本実施の形態では、ユーザUが動いている場合に、外音取込制御部22が外音取込をオンにする。ユーザUが動いてない場合、外音取込制御部22が外音取込をオフにする。
図5は、本実施の形態にかかる受聴方法を示すフローチャートである。なお、図5では、図3のフローチャートに対して、S204とS205とが追加されている。つまり、図5のS201~S203、S206~S213は、それぞれ図3のS101~S111と同様である。よって、S201~S203、S206~S213の詳細については説明を省略する。
モーションセンサ17がユーザUの動きを検出する(S204)。そして、モーションセンサ17がユーザUの動きを検出したか否かを判定する。例えば、モーションセンサ17が検出した角速度や加速度が所定の値よりも大きくなった場合、ユーザUが動いていると判定する。
ユーザUが動いている場合(S205のYES)、光センサ12が環境光を検出する(S206)。なお、S206以降の処理は、図3のS104以降と同じであるため、説明を省略する。ユーザUが動いていない場合(S205のNO)、S204に戻り、引き続き、ユーザUの動きを検出する。
ユーザUの動きに応じて、外音取込制御部22が外音取込をオンオフする。このようにすることで、ユーザUが動いている場合のみに、外音取込をオンすることができる。したがって、より適切に外音取込を制御することができる。
例えば、ユーザUが動いている場合、ユーザUが屋外を歩いていることが想定される。屋外を歩いている状況では、外音取込がオンとなる。これにより、適切に外音取込を制御することができ、防犯性を高めることができる。ユーザUの動きが検出されてない場合、ユーザUが自室などで再生音を受聴していることが想定される。この場合、外音取込を行う必要がないため、外音取込をオフする。
また、ユーザUが動いている場合に、外音取込がオンとなり、ユーザUが動いていない場合に、外音取込がオフとなったが、この反対であってもよい。つまり、ユーザUが動いている場合に、外音取込制御部22が外音取込をオフし、ユーザUが動いていない場合に外音取込制御部22が外音取込をオンしてもよい。ユーザUが動いているか否かの判定結果に応じて、外音取込制御部22は、外音取込をオンオフ制御する。
再生端末30が一部の処理を行ってもよい。モーションセンサ17が再生端末30に設けられていてもよい。この場合、再生端末30は、ユーザUが動いているか否かの情報をイヤホン10に送信する。外音取込制御部22は、この情報に応じて、外音取込をオンオフ制御すればよい。
実施の形態3.
実施の形態3にかかる受聴装置について、図6を用いて説明する。図6では、図4の構成に対して、測位センサ34が追加されている。測位センサ34が追加されている以外の点については実施の形態1、2と同様であるため説明を省略する。
測位センサ34はユーザUが移動している否かを判定するために設けられている。測位センサ34は、再生端末30に搭載されており、再生端末30の位置を検出する。測位センサ34は、例えば、GPS(Global Positioning System)等の衛星測位センサである。測位センサ34は、衛星からの信号に基づいて、再生端末30の位置を検出する。測位センサ34で検出された位置の変化に応じて、外音取込制御部22は、ユーザが移動しているか否かを判定する。例えば、測位センサ34で検出された位置の変化に応じて、ユーザの移動速度が求められる、ユーザUの移動速度が歩行速度などの所定速度以上である場合、ユーザUが移動していると判定される。
測位センサ34は検出した位置の変化に応じて、ユーザUが移動しているか否かを判定する。ユーザUが移動していない場合、外音取込制御部22は、外音取込をオフする。ユーザUが移動している場合であって、かつ周囲が暗い場合に、外音取込制御部22は、外音取込をオンする。このようにすることで、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
図7は、本実施の形態にかかる受聴方法を示すフローチャートである。なお、図7では、図5のフローチャートに対して、S304とS305とが追加されている。つまり、図7のS301~S303、S306~S315は、それぞれ図5のS201~S203、S304~S313と同様である。よって、S301~S303、S306~S313の詳細については説明を省略する。
測位センサ34がユーザUの位置を検出する(S304)。そして、測位センサ34又は外音取込制御部22がユーザUの位置に基づいて、ユーザUが移動しているか否かを判定する(S305)。ユーザUの位置が所定速度以上で変化している場合、ユーザUが移動していると判定する(S305のYES)。よって、S306に移行し、実施の形態2と同様の処理を行う。位置が所定速度以上で変化していない場合、ユーザが移動していないと判定する(S305のNO)。ユーザが移動していないと判定されると、S304に戻り、測位センサ34により位置検出を続ける。
本実施の形態では、測位センサ34とモーションセンサ17の両方を用いて、動き検出を行っている。このようにすることで、より精度よく、ユーザUの動き(移動)を検出することができる。
上記の説明では、動き検出に測位センサ34とモーションセンサ17の両方が用いられていたが、測位センサ34のみが用いられてもよい。この場合、モーションセンサ17を省略することができる。また、測位センサ34は、イヤホン10に設けられていてもよい。
さらに、測位センサ34が検出したユーザUの位置に応じて、外音取込を制御してもよい。例えば、測位センサ34の検出位置を地図情報と比較して、ユーザUが屋外にいるか否かを判定する。屋外にいる場合、外音取込がオンとなり、屋内にいる場合は外音取込がオフとなってもよい。あるいは、ユーザが安全ではない場所にいる場合、外音取込をオンとし、ユーザが安全な場所にいる場合、外音取込をオフしてもよい。
さらに、現在時間に基づいて、外音取込制御部22が外音取込を制御してもよい。例えば、外音取込制御部22は、昼間の時間帯は外音取込をオフし、夜間の時間帯は外音取込をオンしてもよい。また、現在時間に基づいて、外音取込制御部22が外音取込のオンオフを切り替えてもよい。例えば、夜間の時間帯において、周囲が明るい場所では、外音取込制御部22が外音取込をオンしてもよい。また、特定の時間帯や特定の位置では、明るさの判定結果に対する外音取込制御のオンオフを反対にしてもよい。例えば、明るい場所で、外音取込をオンし、暗い場所で外音取込をオフしてもよい。
上記の説明では、受聴装置がイヤホンであるとして説明したが、ヘッドホンであってもよい。また、受聴装置は、イヤホンとともにスマートホンなどの再生端末30を含んでいてもよい。例えば、音量制御部21や外音取込制御部22が再生端末30に設けられていてもよい。
上記処理のうちの一部又は全部は、コンピュータプログラムによって実行されてもよい。上述したプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
U ユーザ
9L 左耳
9R 右耳
10 イヤホン
10L 出力ユニット
10R 出力ユニット
11L ドライバ
11R ドライバ
12 光センサ
13 外音取込マイク
14 バッテリ
15 無線通信部
17 モーションセンサ
21 音量制御部
22 外音取込制御部
30 再生端末
31 音源
32 端末側通信部
33 端末制御部
34 測位センサ
100 受聴装置

Claims (5)

  1. ユーザの左右の耳に装着され、再生音を出力する左右の出力ユニットと、
    環境光を検出し前記環境光に応じた検出信号を出力するように前記出力ユニットに設けられた光センサと、
    前記光センサの検出結果に応じて前記出力ユニットから出力される再生音の音量を制御する音量制御部と、
    前記出力ユニットに設けられた外音取込マイクと、
    前記光センサの検出結果に応じて、前記外音取込マイクで取り込まれた外音を前記出力ユニットから出力する外音取込制御部と、を備えた受聴装置であって、
    前記外音取込制御部は、前記ユーザが初めて前記受聴装置の電源をオンしたときに、前記光センサの検出信号に基づいて閾値を設定し、前記光センサの検出信号が前記閾値未満の場合に、前記外音取込制御部が外音取込をオンし、前記光センサの検出信号が前記閾値以上の場合に、前記外音取込制御部が外音取込をオフする、受聴装置。
  2. 前記ユーザが移動している否かを判定するために設けられた1以上のセンサを備え、
    前記ユーザが移動している場合に、前記外音取込制御部が、前記外音を前記出力ユニットから出力するように制御する請求項1に記載の受聴装置。
  3. 前記センサが、前記出力ユニットに設けられたモーションセンサである請求項2に記載の受聴装置。
  4. 前記センサが、前記再生音の再生信号を生成する再生端末に設けられた測位センサである請求項2、又は3に記載の受聴装置。
  5. 受聴装置を用いる受聴方法であって、
    ユーザが初めて、前記受聴装置の電源をオンしたときに、前記ユーザの左右の耳に装着され、再生音を出力する左右の出力ユニットに設けられた光センサが検出した環境光に応じた検出信号に基づいて閾値を設定するステップと、
    前記出力ユニットから、再生音を出力するステップと、
    前記光センサによって、環境光を検出し、前記環境光に応じた検出信号を出力するステップと、
    前記光センサの検出結果に応じて前記出力ユニットから出力される再生音の音量を制御するステップと、
    前記光センサの検出信号が前記閾値未満の場合に、外音取込制御部が外音取込をオンし、前記光センサの検出信号が前記閾値以上の場合に、前記外音取込制御部が外音取込をオフするステップと、
    前記外音取込制御部が外音取込をオンした場合に、前記出力ユニットに設けられた外音取込マイクで外音を取り込むステップと、
    前記外音取込マイクで取り込まれた外音を前記出力ユニットから出力するステップと、を備えた受聴方法。
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