JP7475377B2 - 電力管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電力管理装置に関する。
特開2020-89220号公報には、複数の拠点それぞれに設置され、蓄電池および充放電スタンドを備える系統連系システムの電力管理方法が開示されている。同公報に開示されている電力管理方法では、系統連系システムが設置された各拠点の電力供給に関する供給情報を取得し、次いで、取得した供給情報を所定の装置へ出力する。供給情報は、例えば、災害時などの非常時に、一の拠点の系統連系システムが他の拠点の系統連系システムへ供給することができる電力情報でありうる。非常時には、一の拠点から他の拠点に電動車両を配車し、当該電動車両のバッテリの電力を当該他の拠点の蓄電池に供給する。かかる電力管理方法によると、複数の系統連系システムの効率的な電力管理を実現することができるとされている。また、電力が不足している拠点に電動車両を配車することで、系統連系システム全体として電力を効率的に運用できるとされている。
特開2020-89220号公報
ところで、本発明者は、災害時などで、電力の供給が必要な地域に対して電力を供給しやすい仕組みを構築したいと考えている。
ここで開示される電力管理装置は、被災地域を設定する処理と、被災地域から定められた範囲内の要請地域を設定する処理と、要請地域内に停車または走行している予め登録された電動車両のユーザに対して放電要請する処理とが実行されるように構成されている。
かかる電力管理装置によって、被災地域に電力が供給されやすくなる。
電力管理装置では、電動車両の車載電池のSOCを取得する処理がさらに実行されてもよい。放電要請する処理では、SOCが予め定められた値以上である電動車両のユーザに優先的に放電要請されてもよい。
電力管理装置は、電動車両の位置情報を取得する処理がさらに実行されるように構成されていてもよい。放電要請する処理では、取得した電動車両の位置情報と、電力が優先的に供給される予め定められた施設の位置情報とに基づいて、定められた前記充放電スタンドに放電するように放電要請されてもよい。
電力管理装置には、電動車両のユーザの住所が登録されていてもよい。放電要請する処理では、住所が被災地域外であるユーザに優先的に放電要請されてもよい。
電力管理装置は、電動車両のユーザが放電要請を受け入れたことを検知する処理と、放電要請を受け入れたユーザの電動車両が放電する充放電スタンドを定める処理と、定められた充放電スタンドを、放電要請を受け入れたユーザに通知する処理とがさらに実行されるように構成されていてもよい。
電力管理装置には、電動車両の種類が予め登録されていてもよい。充放電スタンドを定める処理では、電動車両の種類に応じて放電する充放電スタンドが決定されてもよい。
電力管理装置は、放電要請された電動車両が充放電スタンドで放電したことを記録する処理と、記録された前記電動車両のユーザに対し、放電量に応じたインセンティブを付与する処理とがさらに実行されるように構成されていてもよい。
図1は、電力管理システム100を示す概念図である。 図2は、電力管理装置40を示すブロック図である。 図3は、電力管理装置40で実行される処理の手順を示すフローチャートである。 図4は、放電要請後に電力管理装置40で実行される処理の手順を示すフローチャートである。
以下、ここで開示される充放電管理装置の一実施形態について図面を参照して説明する。ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。本発明は、特に言及されない限りにおいて、ここで説明される実施形態に限定されない。また、同一の作用を奏する部材・部位には、適宜に同一の符号を付し、重複する説明は適宜に省略される。
〈電力管理システム100〉
図1は、電力管理システム100を示す模式図である。図1に示されているように、電力管理システム100は配電網20と、電力管理装置40とを備えている。電力管理システム100内の電力は、電力管理装置40によって管理される。電力管理システム100の配電網20には、複数の施設が接続されている。この実施形態では、配電網20と、配電網20に接続された複数の施設とは、マイクログリッドを構成している。マイクログリッドは、地域の小規模な配電系統である。マイクログリッドは、集中型電源に接続された電力系統とは独立して電力を運用することができるように構成されている。集中型電源としては、例えば、電力会社が運営する火力発電所や水力発電所等の大規模発電設備が挙げられる。マイクログリッドは、例えば、平常時には上記集中型電源からの電力供給を受けている。マイクログリッドは、災害等による非常時には上記集中型電源とは切り離され、独立した配電系統を構成する。マイクログリッドは、分散型電源を含んでいる。マイクログリッドに含まれる分散型電源としては、例えば、太陽光発電設備や風力発電設備等の再生可能エネルギーを発電する設備、住宅や事業所等に設置されている蓄電池等の蓄電装置、電動車両に搭載されている蓄電池等が挙げられる。
電力管理システム100の配電網20は、電力機器と接続されている。電力機器は、電気を利用するために必要な、様々な機器類の総称である。電力機器には、発電、電気エネルギーから他のエネルギーへの変換、蓄電、電圧変換・力率調整、電力の接続・遮断などを行う機器が含まれうる。
この実施形態では、電力管理システム100の配電網20に接続されている施設は、病院23および避難所24を含んでいる。図示は省略するが、電力管理システム100の配電網20には、住宅や事業所等が接続されている。特に限定されないが、事業所には、例えば、太陽光発電や風力発電を行う発電施設、商業施設、駐車場、カーディーラ、宿泊施設等が含まれうる。
避難所24は、災害等が起こった場合に周辺地域の被災者が避難する施設である。特に限定されないが、例えば、学校、体育館、公民館等の公共施設が避難所24として設定されうる。避難所24は、例えば、避難所として設定されうる施設の中から、災害が発生した地域や規模等に応じて適宜設定されうる。
病院23および避難所24等の配電網20に接続されている施設は、蓄電装置を備えうる。蓄電装置は、例えば、定置型の蓄電池である。蓄電装置に蓄えられた電力は、各施設で消費されうる。また、蓄電装置に蓄えられた電力は、配電網20を介して他の施設の蓄電装置に供給されることによって電力が調整されうる。
病院23および避難所24等の配電網20に接続されている施設のうち、電動車両30が駐車される施設には、充放電スタンド25が設けられている。また、電動車両30のユーザの住居にも、充放電スタンド25が設けられうる。充放電スタンド25は、後述する電動車両30を充放電可能な充電設備である。
〈電動車両30〉
電動車両30は、配電網20に接続可能な車両である。電動車両30は、車載電池32(図2参照)を備えている。電動車両30は、車載電池32に蓄えた電力を動力として走行する。電動車両30は、充放電スタンド25を通じて充電される。また、電動車両30は、配電網20で接続されている施設に対して充放電スタンド25を通じて放電可能である。換言すると、電動車両30は、車載電池32に蓄えられた電力を、充放電スタンド25を介して放電し、配電網20に接続された施設に対して電力を供給することができる。かかる技術は、V2G(Vehicle-to-Grid)とも称される。
電動車両30は、充放電スタンド25に接続され、配電網20に充放電可能である限りにおいて、車両の種類等は特に限定されない。かかる電動車両30としては、例えば、充放電スタンド25に接続されて充放電が可能なプラグイン機能を備えたいわゆるプラグインハイブリッド車両(PHEV:Plug-in Hybrid Electric Vehicle)、燃料電池車(FCEV:Fuel Cell Electric Vehicle)、電気自動車(BEV:Battery Electric Vehicle)、ハイブリッド車両(HEV:Hybrid Electric Vehicle)等が含まれる。
電動車両30は、制御装置34(図2参照)を備えている。電動車両30の制御装置34は、例えばマイクロコンピュータである。制御装置34は、例えばI/Fと、CPUと、ROMと、RAMとを備えている。制御装置34は、車載電池32と接続されている。また、制御装置34は、車載電池32のSOCを取得可能に構成されている。なお、SOC(States Of Charge)は、車載電池32の充電率であり、満充電時を100%としたときの電池の残量を示す。車載電池32のSOCを取得する方法は特に限定されないが、例えば、車載電池32の電圧や内部抵抗等に基づいて測定されうる。
制御装置34は、電動車両30のユーザ端末36(図2参照)と通信可能に構成されている。ユーザ端末36は、例えば、電動車両30に搭載されたカーナビゲーションシステムであってもよいし、ユーザが使用するスマートフォン、タブレット端末、デスクトップ型やラップトップ型のパーソナルコンピュータであってもよい。ユーザ端末36は、端末制御装置38(図2参照)を備えている。ユーザ端末36は、端末制御装置38を介して電動車両30と通信可能に構成されている。
〈電力管理装置40〉
図2は、電力管理装置40を示すブロック図である。電力管理装置40は、電力管理システム100内の電力を管理する。電力管理装置40は、単一のコンピュータによって実現されてもよいし、複数のコンピュータが協働して実現されるものであってもよい。電力管理装置40は、制御装置50を備えている。制御装置50の構成は特に限定されない。ここでは、制御装置50は、例えばマイクロコンピュータである。制御装置50は、例えばI/Fと、CPUと、ROMと、RAMとを備えている。
図2に示されているように、電力管理装置40の制御装置50は、第1通信部51と、第2通信部52と、第3通信部53と、記憶部60とを備えている。制御装置50は、さらに、被災地域設定部61と、要請地域設定部62と、位置情報取得部63と、SOC取得部64と、選定部65と、要請部66と、算出部67と、検知部68と、予測部69と、充放電スタンド設定部70と、通知部71と、記録部72と、付与部73とを備えている。制御装置50の各部51~73は、1つまたは複数のプロセッサによって実現されるものであってもよいし、回路に組み込まれるものであってもよい。
第1通信部51は、配電網20に接続されうる電動車両30のユーザ端末36と通信可能に構成されている。第1通信部51は、端末制御装置38を介してユーザ端末36と通信可能に構成されている。第2通信部52は、後述する電力管理装置40の管理者の管理者端末80と通信可能に構成されている。第3通信部53は、電動車両30が接続される充放電スタンド25と通信可能に構成されている。
電力管理装置40には、配電網20に接続されている施設やその位置情報、配電網20に接続されている充放電スタンド25の位置情報、配電網20に接続可能な電動車両30に関する情報等が登録されている。位置情報は、配電網20に接続されている施設の住所や施設間や充放電スタンド25間の配電距離を含んでいてもよい。この実施形態では、電力管理装置40には、配電網20に接続されている施設として、上述した病院23および避難所24が、上記の位置情報と併せて登録されている。これらの情報は、位置情報データベースDB1で管理されている。電動車両30に関する情報は、例えば、電動車両30のユーザを特定するためのID等の情報、電動車両30のユーザの住所、電動車両30の種類(車種)等を含んでいる。これらの情報は、電動車両データベースDB2で管理されている。位置情報データベースDB1および電動車両データベースDB2は、例えば、記憶部60に予め記憶されている。
電力管理装置40は、アグリゲータとも称される管理者により管理される。管理者は、電力の需要と供給のバランスを保つように配電網20で接続された施設間の電力を管理しうる。管理者は、管理者端末80によって電力管理装置40を操作することができる。管理者端末80は、例えば、管理者が使用するスマートフォン、タブレット端末、デスクトップ型やラップトップ型のパーソナルコンピュータであってもよい。管理者端末80は、タッチパネル、キーボードまたはマウスなどの管理者が操作して入力する入力手段82と、端末制御装置84とを備えている。入力手段82は、例えば、タッチパネルやキーボードでありうる。端末制御装置84は、入力手段82と通信可能に接続されている。端末制御装置84は、電力管理装置40の第2通信部52を介して通信可能に接続されている。
電力管理装置40は、平常時には、配電網20で接続された施設の電力を調整する等、電力が効率よく利用されるように電力の配分を制御する。電力管理装置40は、例えば、電力の需要と供給に合わせて、集中型電源からの電力調達、集中型電源から供給される電力の配分等を制御しうる。電力管理装置40は、電力の需要と供給に合わせて、電力余剰の施設から電力不足の他の施設に電力を供給させる等、電力バランスを制御しうる。
また、災害等により大規模停電が発生するような非常時には、例えば、集中型電源に接続された電力系統から配電網20が切り離されたり、配電網20の故障により一部の施設に電力が供給されなくなったりすることが原因で電力不足が起こりうる。その際、電力管理装置40は、電動車両30のユーザに電力の供給を要請し、配電網20に接続された施設に対して電力を融通する。電力管理装置40では、電力の供給が必要な施設に電力が供給されるように、種々の処理が実行される。以下、非常時に電力管理装置40で実行される処理の一例を説明する。
図3は、電力管理装置40で実行される処理の手順を示すフローチャートである。電力管理装置40は、災害時に、電動車両30に対して配電網20に電力を供給することを要請できるように構成されている。電力管理装置40では、被災地域A1(図1参照)を設定する処理S11と、被災地域から定められた範囲内の要請地域A2(図1参照)を設定する処理S13と、電動車両30の位置情報を取得する処理S15と、電動車両30の車載電池32のSOCを取得する処理S17と、要請地域A2に停車または走行している予め登録された電動車両30のユーザに対して放電要請する処理S19とが実行される。なお、図1では、ここで設定される被災地域A1および要請地域A2は、二点鎖線で示されている。
これらの処理は、電力管理装置40が管理する地域内での災害の発生を検知することによって開始される。この実施形態では、電力管理装置40は、災害の発生地域や設定された避難所24等の災害に関する情報の入力することによって、災害の発生を検知する。災害に関する情報は、管理者が管理者端末80を用いて入力しうる。災害に関する情報には、被災地域A1で不足することが予想される電力量や、特定の施設(例えば、病院23や避難所24)で不足することが予想される電力量が含まれうる。
なお、災害の発生の検知は、かかる形態に限定されない。例えば、電力管理装置40は、関係省庁や自治体等から災害の発生に関する防災情報を受信できるように構成されていてもよい。電力管理装置40は、当該防災情報から災害の発生を検知しうる。電力管理装置40は、防災情報を受信し、当該防災情報の災害発生地域に電力管理装置40が管理する地域が含まれることを検知することによって、地域内での災害の発生を検知してもよい。
図3の被災地域A1を設定する処理S11では、図2の被災地域設定部61は、被災地域A1を設定する。なお、被災地域A1は、電力管理装置40が管理する地域のうち、災害により電力が不足しうる地域である。この実施形態では、被災地域A1は、電力管理装置40の管理者によって設定される。被災地域A1は、例えば、市町村単位で設定されてもよい。また、被災地域A1は、町、区、台、丁目等の市町村よりもさらに細かい単位で設定されてもよい。被災地域A1は、災害発生時のインフラの状況や、家屋の状況等に応じて判断されうる。
被災地域設定部61は、管理者が入力した情報に基づいて被災地域A1を設定する。管理者は、被災地域A1を上述した単位で直接入力してもよい。また、管理者は、被災地域設定部61が被災地域A1を設定できるような、災害に関する情報を入力してもよい。例えば、災害が発生した地域には、避難所24が設定されうる。このため、災害に関する情報としては、避難所24の位置情報が挙げられる。被災地域設定部61は、避難所24の位置情報に基づき被災地域A1を設定してもよい。被災地域設定部61は、例えば、避難所24から定められた距離に含まれる地域を、被災地域A1に設定しうる。被災地域A1を設定するための距離は、5kmや10km等、予め定められていてもよく、災害規模等に応じて適宜設定可能であってもよい。また、災害時に複数の避難所が設定されている場合には、全ての避難所が含まれるように、被災地域A1を定めるための距離が設定されてもよい。
また、電力管理装置40が防災情報を受信できる場合には、被災地域設定部61は、当該防災情報の災害発生地域や警戒レベル等の情報に基づいて被災地域A1を設定できるように構成されていてもよい。被災地域設定部61は、例えば、被災地域A1とする警戒レベルが予め設定可能であり、設定された警戒レベル以上の地域を自動的に被災地域A1に設定するように構成されていてもよい。
図3の要請地域A2を設定する処理S13では、図2の要請地域設定部62は、被災地域A1から定められた範囲内の要請地域A2を設定する。要請地域A2は、被災地域A1よりも外側の地域に設定される。要請地域A2は、例えば、被災地域A1の外縁から定められた距離以内の範囲に設定されうる。要請地域A2を定めるための距離は、5km等、予め定められていてもよく、災害規模等に応じて適宜設定可能であってもよい。要請地域A2は、被災地域A1で必要とされる電力に基づいて設定されてもよい。被災地域A1で多くの電力が必要とされる場合には、多くの電動車両30から電力の供給を要請できるように、要請地域A2は広く設定されうる。
また、要請地域A2を定めるための距離は、後述する位置情報取得部63が取得する電動車両30の位置情報に基づいて定められてもよい。例えば、要請地域A2に含まれる電動車両30の台数が一定以上(災害規模にもよるが、例えば、500台以上)となるように要請地域A2が設定されてもよい。このように、電動車両30の台数に応じて要請地域A2を設定可能であることによって、安定した電力確保が実現されうる。要請地域A2は、災害規模や被災地域A1の電力状況等に応じて適宜変更されてもよい。
被災地域A1と要請地域A2とが設定されると、電力管理装置40は、要請地域A2内に停車または走行している電動車両30に対して放電要請する。この実施形態では、要請地域A2内の全ての電動車両30に対して放電要請されるのではなく、電動車両30の車載電池32のSOCや位置情報等に応じて、放電要請される電動車両30が選択される。
図3の位置情報を取得する処理S15では、図2の位置情報取得部63は、電力管理装置40に登録されている電動車両30の位置情報を取得する。位置情報取得部63が電動車両30の位置情報を取得する方法は、特に限定されない。位置情報取得部63は、例えば、GPS(Global Positioning System)衛星からの電波を受信して電動車両30の位置情報を取得できるように構成されていてもよい。
図3のSOCを取得する処理S17では、図2のSOC取得部64は、電動車両30に搭載される車載電池32のSOCを取得する。車載電池32のSOCは、上述したように、制御装置34で取得されている。制御装置34で取得されたSOCは、例えば、ユーザ端末36に共有されている。電動車両30のユーザは、制御装置34で測定されたSOCをユーザ端末36によって確認できる。SOC取得部64は、第1通信部51を介してユーザ端末36から車載電池32のSOCを取得する。なお、SOC取得部64によるSOCを取得する処理S17は、かかる形態に限定されない。例えば、電動車両30の制御装置34と電力管理装置40の制御装置50は、インターネット等の通信網を介して通信可能に構成されていてもよい。SOC取得部64は、電動車両30の制御装置34から通信網を介してSOCを取得できるように構成されていてもよい。
図3の放電要請する処理S19では、図2の選定部65が放電要請する電動車両30を選定し、図2の要請部66が当該選定された電動車両30のユーザに放電要請する。この実施形態では、要請部66は、選定された電動車両30のユーザに対し、被災地域A1に電力を供給できる充放電スタンド25に放電するように放電要請する。要請部66は、放電要請と併せて被災地域A1に電力を供給できる充放電スタンド25の位置情報を提示する。提示される充放電スタンド25は、1箇所でもよく、複数箇所でもよい。
選定部65は、位置情報取得部63が取得した位置情報に基づいて放電要請する電動車両30を選定する。ここでは、電動車両30のうち、要請地域A2内に位置する電動車両30a(図1参照)に対して放電要請が出される。また、電動車両30のうち、被災地域A1に位置する電動車両30bおよび要請地域A2外に位置する電動車両30cには放電要請は出されない(図1参照)。
なお、この実施形態では、車載電池32のSOCが予め定められた値以上(例えば、90%以上)である電動車両30aのユーザに優先的に放電要請される。選定部65は、SOCが予め定められた値未満である電動車両30のユーザには放電要請されず、SOCが予め定められた値以上である電動車両30aのユーザに放電要請されるように、電動車両30を選定する。
この実施形態では、車載電池32のSOCとして、算出部67が算出するSOCが用いられる。算出部67は、電動車両30aが充放電スタンド25まで移動する際に変動するSOCを算出し、電動車両30aが充放電スタンド25に到着した際の車載電池32のSOCの予測値を算出する。算出部67は、電動車両30aの位置情報から、電動車両30aが充放電スタンド25(例えば、電動車両30aから最も近い充放電スタンド25)に移動する場合のSOCの予測値を、移動距離から算出する。電動車両30aと充放電スタンド25との距離が近いほどSOCは高く、電動車両30aと充放電スタンド25との距離が近いほどSOCは低く算出されうる。
要請部66は、選定された電動車両30aのユーザに対して、車載電池32に蓄えられている電力を被災地域A1へ供給するように放電要請する。放電要請は、要請部66から第1通信部51を介してユーザ端末36に送信される。電動車両30のユーザは、ユーザ端末36を介して放電要請されたことを確認できる。ユーザ端末36には、放電先の充放電スタンド25の位置情報が併せて表示される。
放電要請する処理S19では、予め定められた施設に電力が優先的に供給されるように、放電要請されてもよい。特に限定されないが、電力が優先的に供給される施設としては、病院23および避難所24等が挙げられる。病院23は、災害時に搬送される負傷者に対応するための医療設備を備えうる。また、病院23は、入院患者等に医療を提供するために、継続的な電力の供給が必要とされる医療設備を備えうる。そのため、災害時においても、他の施設と比較して必要電力が高くなりうる。また、避難所24には、災害時に避難者が集まる。避難者が多くなるほど多くの電力が必要となる。このため、避難所24も必要電力が高くなりうる。
なお、電力が優先的に供給される施設は、上述した病院23や避難所24に限られない。電力が優先的に供給される施設としては、例えば、被災地域A1のインフラを整備するための事業所等が定められていてもよい。また、電力が優先的に供給される施設は、災害規模や被災状況等に応じて管理者によって適宜設定されてもよい。
この実施形態では、選定部65はさらに、位置情報取得部63が取得した電動車両30の位置情報と、病院23や避難所24の位置情報に基づいて当該施設に電力を供給する電動車両30aを選定する。次いで、要請部66は、定められた充放電スタンド25a(図1参照)に放電するように放電要請する。ここでは、放電要請が出される電動車両30aのうち、病院23や避難所24に近い電動車両30a1(図1参照)のユーザには、病院23や避難所24に備えられる充放電スタンド25aに放電するように放電要請される。病院23や避難所24に放電するように放電要請される電動車両30a1は、病院23や避難所24までの移動距離に基づいて定められる。例えば、選定部65は、病院23や避難所24からの移動距離が所定の距離以内(例えば、1km以内)の電動車両30a1を選定しうる。要請部66は、選定された電動車両30a1に対して充放電スタンド25aに放電するように放電要請する。なお、選定部65が電動車両30a1を選定する形態は、かかる形態に限定されない。選定部65は、例えば、病院23や避難所24から、移動距離が近い順に所定の台数(例えば、50台)の電動車両30aを、充放電スタンド25aに放電するように放電要請する電動車両30a1に選定してもよい。
この実施形態では、放電要請する処理S19では、要請部66は、住所が被災地域A1外であるユーザに優先的に放電要請する。選定部65は、要請地域A2にある電動車両30aのうち、電動車両データベースDB2に登録されている住所が被災地域A1外である電動車両30aを放電要請する電動車両30aとして選定する。そのため、要請地域A2内に停車または走行している電動車両30aであっても、ユーザの住所や普段使用している充放電スタンド25が被災地域A1内である電動車両30aは、放電要請する電動車両30aとして選定されない。
放電要請が出されると、ユーザは、ユーザ端末36で放電要請を受信する。放電要請を受け入れる場合は、ユーザは、ユーザ端末36を操作して放電要請の受け入れを入力する。次いで、ユーザは、充放電スタンド25まで電動車両30aを移動させ、充放電スタンド25に接続し、車載電池32に蓄えられた電力を放電させる。以下、ユーザが放電要請を受け入れた際に実行される処理の一例を説明する。
図4は、放電要請後に電力管理装置40で実行される処理の手順を示すフローチャートである。電力管理装置40では、ユーザが放電要請を受け入れたことを検知する処理S21と、電力の確保を予測する処理S23と、放電要請を受け入れたユーザの電動車両30aが放電する充放電スタンド25を定める処理S25と、定められた充放電スタンド25を、放電要請を受け入れたユーザに通知する処理S27とが実行される。また、電力管理装置40では、放電要請された電動車両30aが充放電スタンド25で放電したことを記録する処理S29と、記録された電動車両30aのユーザに対し、放電量に応じたインセンティブを付与する処理S31とが実行される。
放電要請を受け取ったユーザは、ユーザ端末36を操作し、放電要請を受け入れるか否かを入力する。ユーザが放電要請を受け入れるか否かは、ユーザが任意で選択できる。図4の要請受け入れを検知する処理S21では、検知部68は、第1通信部51を介してユーザ端末36と通信し、当該放電要請の受け入れを検知する。
図4の電力の確保を予測する処理S23では、図2の予測部69は、電動車両30aから確保できる電力量を予測する。予測部69は、はじめに、放電要請したユーザの数から確保できる電力量を予測しうる。予測部69は、放電要請の受け入れの検知後にさらに、確保できる電力量を予測してもよい。この実施形態では、予測部69は、例えば、放電要請を受け入れたユーザの数等、検知部68が検知した放電要請の受け入れ状況から確保できる電力量を予測する。電力管理装置40の管理者は、予測部69が予測した電力量を、管理者端末80によって確認することができる。要請地域A2は、予測された電力量に応じて再度設定されてもよい。例えば、被災地域A1で不足することが予測される電力量が入力されている場合、当該電力量と、予測部69が予測した電力量とに応じて要請地域が再度設定されうる。予測部69が予測した電力量が被災地域A1内で不足しうる電力量よりも低い場合には、要請地域設定部62は、要請地域A2を拡大してもよい。このような要請地域A2の拡大は、予測部69が予測した電力量が被災地域A1で不足しうる電力量を超えるまで実行されてもよい。
図4の充放電スタンド25を設定する処理S25では、図2の充放電スタンド設定部70は、電動車両30aが放電する充放電スタンド25を設定する。この実施形態では、充放電スタンド設定部70は、電動車両30の位置情報と、充放電スタンド25の位置情報とに基づいて充放電スタンド25を設定する。充放電スタンド設定部70は、例えば、電動車両30aからの移動距離が短い充放電スタンド25を放電する充放電スタンド25に設定しうる。
なお、電動車両30aからの電力供給を円滑に実施する観点から、複数の電動車両30aが放電要請を受け入れた場合に、複数の電動車両30aが一部の充放電スタンド25に集中しないことが好ましい。充放電スタンド設定部70は、充放電スタンド25に割り当てられる電動車両30aの数が単位時間当たり所定の数以下となるように、充放電スタンド25を設定してもよい。例えば、割り当てられる電動車両30aの数が所定の数を超える場合には、電動車両30aからの移動距離が最も短い充放電スタンド25以外(例えば、移動距離が地祇に短い充放電スタンド25)が放電する充放電スタンド25に設定されうる。
また、充放電スタンド設定部70は、電動車両30aと充放電スタンド25の位置情報に加えて、災害時の交通事情を加味して案内先の充放電スタンド25を決定してもよい。充放電スタンド設定部70は、例えば、災害により道路環境が悪化している経路や、渋滞が発生している経路を通らないような充放電スタンド25を設定できるように、これらの情報を取得できるように構成されてもよい。
なお、充放電スタンド25を定める処理S25では、電動車両30aの種類に応じて放電する充放電スタンド25が決定されてもよい。例えば、電池容量が大きい電動車両30aが、電力が優先的に供給される施設(この実施形態では、病院23および避難所24)に放電するように充放電スタンド25が決定されてもよい。充放電スタンド設定部70は、電動車両データベースDB2に登録されている電動車両30aの種類に応じて放電する充放電スタンド25を設定してもよい。例えば、BEVは、HEVやPHEVと比較して電池容量が大きい。選定部65は、BEVを病院23や避難所24に備えられる充放電スタンド25aに放電する電動車両30a1に選定してもよい。これによって、電力が優先的に供給される施設の電力を確保しやすくなる。
図4の充放電スタンド25を通知する処理S27では、図2の通知部71は、充放電スタンド設定部70で定められた充放電スタンド25を、放電要請を受け入れたユーザに通知する。通知部71は、第1通信部51を介してユーザ端末36に充放電スタンド25と、その位置情報を送信する。ユーザは、例えば、ユーザ端末36の画面に表示されたマップの表示に従って充放電スタンド25に移動することができる。ユーザは、通知された充放電スタンド25で電動車両30から車載電池32の電力を放電させ、被災地域A1に電力を供給する。
図4の放電実績を記録する処理S29では、図2の記録部72は、電動車両30が充放電スタンド25に放電した放電実績を記録する。放電実績は、例えば、電動車両30aのユーザを特定するID等の情報と、放電量とを含んでいる。放電実績は、充放電スタンド25の図示しない制御装置で取得され、第3通信部53を介して電力管理装置40の制御装置50に送信される。記録部72は、制御装置50に送信された放電実績を記録する。記録された放電実績は、例えば、電動車両データベースDB2に登録される。
図4のインセンティブを付与する処理S31では、図2の付与部73は、記録部72によって記録された放電実績に応じて電動車両30aのユーザにインセンティブを付与する。インセンティブは、第1通信部51を介してユーザ端末36に送信される。付与部73は、例えば、放電量が多いほど高いインセンティブが付与されるようにインセンティブを設定しうる。
なお、インセンティブは、放電要請を受けた電動車両30aのユーザが、電力を供給したことに対して得られる利益のことである。インセンティブの種類等は特に限定されない。インセンティブは、例えば、ポイント、クーポン、優待券、商品の取得、電気料金等の割引であってもよい。ここで、ポイントとは、電動車両30に充電する際の支払いに使用できるポイントであってもよい。クーポンとは、電動車両30に充電する際の割引クーポンであってもよい。インセンティブは、電動車両30からの放電後に即時に付与されてもよく、例えば、電力の復旧後等に付与されてもよい。インセンティブは、ユーザ端末36に送信されることに限られず、例えば、ユーザが利用可能なように、ユーザの情報に紐づけられて登録されてもよい。
上述した実施形態では、電力管理装置40は、被災地域A1を設定する処理S11と、被災地域A1から定められた範囲内の要請地域A2を設定する処理S13と、要請地域A2内に停車または走行している予め登録された電動車両30aのユーザに対して放電要請する処理S19とが実行されるように構成されている。ここでは、要請地域A2は、被災地域A1よりも外側に設定されている。このため、直接被災していないユーザに放電要請される可能性が高い。また、要請地域A2は、被災地域A1から定められた範囲に設定されている。このため、被災地域A1周辺のユーザに放電要請される。その結果、放電要請を受け入れるユーザが多くなり、被災地域A1の電力を確保しやすい。
上述した実施形態では、電力管理装置40では、電動車両30の位置情報を取得する処理S15がさらに実行されるように構成されている。放電要請する処理S19では、電力管理装置40は、取得した電動車両30の位置情報と、電力が優先的に供給される予め定められた施設(この実施形態では、病院23および避難所24)の位置情報とに基づいて、定められた充放電スタンド25aに放電するように放電要請する。これによって、電力の必要性が高い施設への電力供給が促される。その結果、電力の必要性が高い施設が電力不足になることが抑制される。
上述した実施形態では、電力管理装置40では、電動車両30aの車載電池のSOCを取得する処理S17がさらに実行されるように構成されている。放電要請する処理S19では、電力管理装置40は、SOCが予め定められた値以上である電動車両30aのユーザに優先的に放電要請する。車載電池32のSOCに余裕がある電動車両30aのユーザに優先的に放電要請されることによって、放電要請を受け入れるユーザが多くなる。また、電動車両30から高い電力量の放電を期待できるため、被災地域A1の電力が確保されやすくなる。
上述した実施形態では、電力管理装置40には、電動車両30のユーザの住所が登録されている。放電要請する処理S19では、電力管理装置40は、住所が被災地域A1外であるユーザに優先的に放電要請する。これによって、直接被災していないユーザに放電要請されやすくなり、被災地域A1の電力確保の予測が立てやすくなる。
上述した実施形態では、電力管理装置40は、電動車両30aのユーザが放電要請を受け入れたことを検知する処理S21と、放電要請を受け入れたユーザの電動車両30が放電する充放電スタンド25を定める処理S25と、定められた充放電スタンド25を、放電要請を受け入れたユーザに通知する処理S27とがさらに実行されるように構成されている。電力管理装置40は、電動車両30が向かいやすい充放電スタンド25を、放電する充放電スタンド25に定めることができる。これによって、円滑に電動車両30aから被災地域A1への放電が促され、被災地域A1で電力が確保されやすくなる。
上述した実施形態では、電力管理装置40は、放電要請された電動車両30aが充放電スタンド25で放電したことを記録する処理S29と、記録された電動車両30aのユーザに対し、放電量に応じたインセンティブを付与する処理S31とがさらに実行されるように構成されている。これによって、多くの電動車両30のユーザが放電要請を受け入れうる。その結果、被災地域A1で電力が確保されやすくなる。
上述した実施形態では、放電要請を受け入れたユーザには、放電先として充放電スタンド設定部70が定めた充放電スタンド25が通知されている。ここで、通知される充放電スタンド25は、1箇所に限られない。例えば、複数の充放電スタンド25が通知されてもよい。ユーザは、ユーザ端末36を操作して放電先の充放電スタンド25を選択してもよい。充放電スタンド25の選択肢があることによって、ユーザが放電要請を受け入れやすくなる。
上述した実施形態では、要請地域A2内に停車または走行している電動車両30aのユーザに放電要請されている。しかしながら、かかる形態に限定されず、被災地域A1内の電動車両30bにも放電要請されてもよい。ただし、電動車両30bのユーザは、被災者である可能性が高く、放電要請を受け入れにくいことが予想される。そのため、確保できる電力量を予測部69で予測する際には、電動車両30b,30cのユーザは、放電要請したユーザの数には含まれないようにされもよい。
上述した実施形態では、SOCが予め定められた値以上である電動車両30aのユーザに優先的に放電要請されている。しかしながら、SOCが予め定められた値未満である電動車両30aのユーザに対しても放電要請されてもよい。また、SOCが予め定められた値未満である電動車両30aのユーザに対しては、放電予告されてもよい。放電予告は、例えば、電動車両30の車載電池32を充電する等、SOCが予め定められた値以上になった場合には放電要請が出されることの通知でありうる。放電予告は、放電要請と同じタイミングで要請部66によって送信されうる。
以上、ここで開示される電力管理装置について、種々説明した。特に言及されない限りにおいて、ここで挙げられた実施形態などは本発明を限定しない。また、ここで開示される電力管理装置は、種々変更でき、特段の問題が生じない限りにおいて、各構成要素やここで言及された各処理は適宜に省略され、または、適宜に組み合わされうる。
20 配電網
23 病院
24 避難所
25 充放電スタンド
30 電動車両
32 車載電池
34 制御装置
36 ユーザ端末
40 電力管理装置
50 制御装置
51 第1通信部
52 第2通信部
53 第3通信部
60 記憶部
61 被災地域設定部
62 要請地域設定部
63 位置情報取得部
64 SOC取得部
65 選定部
66 要請部
67 算出部
68 検知部
69 予測部
70 充放電スタンド設定部
71 通知部
72 記録部
73 付与部
80 管理者端末
100 電力管理システム
A1 被災地域
A2 要請地域
DB1 位置情報データベース
DB2 電動車両データベース

Claims (6)

  1. 被災地域を設定する処理と、
    前記被災地域から定められた範囲内の要請地域を設定する処理と、
    電動車両の位置情報を取得する処理と、
    前記要請地域内に停車または走行している予め登録された電動車両のユーザに対して放電要請する処理と
    が実行されるように構成されており、
    前記放電要請する処理では、取得した前記電動車両の位置情報と、電力が優先的に供給される予め定められた施設の位置情報とに基づいて、前記被災地域に電力を供給できる充放電スタンドを定め、定められた前記充放電スタンドに放電するように放電要請する、電力管理装置。
  2. 前記電動車両の車載電池のSOCを取得する処理がさらに実行されるように構成されており、
    前記放電要請する処理では、前記SOCが予め定められた値以上である前記電動車両のユーザに優先的に放電要請する、請求項1に記載された電力管理装置。
  3. 前記電動車両のユーザの住所が登録されており、
    前記放電要請する処理では、住所が前記被災地域外であるユーザに優先的に放電要請する、請求項1または2に記載された電力管理装置。
  4. 前記電動車両のユーザが放電要請を受け入れたことを検知する処理と、
    放電要請を受け入れたユーザの前記電動車両が放電する前記充放電スタンドを定める処理と、
    定められた前記充放電スタンドを、放電要請を受け入れたユーザに通知する処理と
    がさらに実行されるように構成された、請求項1からまでの何れか一項に記載された電力管理装置。
  5. 前記電動車両の種類が予め登録されており、
    前記充放電スタンドを定める処理では、前記電動車両の種類に応じて放電する前記充放電スタンドが決定される、請求項に記載された電力管理装置。
  6. 前記放電要請された前記電動車両が前記充放電スタンドで放電したことを記録する処理と、
    記録された前記電動車両のユーザに対し、放電量に応じたインセンティブを付与する処理と
    がさらに実行されるように構成された、請求項1からまでの何れか一項に記載された電力管理装置。
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