JP7473403B2 - 敷設ルート特定システム、および信号受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、敷設ルート特定システム、および信号受信装置に関する。
原子力発電所などに代表されるプラントでは、種々の機器や装置の間に数十乃至数百mのケーブルが敷設されている。この種のケーブルは、例えば、ケーブルの敷設ルート上に設けられたケーブルトレイなどの内部に敷設される。
ケーブルトレイのメンテナンスや耐震工事などを行う場合には、ケーブルトレイに敷設されたケーブルを、一時的にケーブルトレイから撤去したりリルートする必要がある。このような場合、一時的に撤去したケーブルをケーブルトレイへ復旧したときに、復旧されたケーブルが元の敷設ルートへ正確に敷設されたかどうか確認する必要がある。また、敷設されたケーブルに異常が認められた場合には、ケーブルトレイに敷設されたケーブルの中から異常が認められたケーブルを特定し、その敷設ルートを正確に特定する必要がある。
しかしながら、ケーブルの敷設ルートの特定は、主として目視による確認によって行われており、敷設ルートの特定が困難であることがある。特に、ケーブルの多重化により、ケーブルが複数のルートに分散して敷設されていたり、ケーブルの敷設環境により、目視による追跡が困難な迂回ルートを経由してケーブルが敷設されていることがある。このような場合には、敷設ルートの目視による確認は、非常に困難になる。そこで、敷設ルートの特定を容易に行うための技術が提案されている。
この技術は、例えば、敷設されたケーブルに電気信号を出力し、このケーブルを介して出力される信号を、敷設ルートに沿って配置された受信器で受信することにより、ケーブルの敷設ルートを特定するものである。
特開2005-208866号公報
しかしながら、この技術では、ケーブルの敷設ルートに予め受信器を設置する必要がある。そのため、受信器を設置するスペースがない場所や受信器に電力を供給するための電気配線を敷設することが困難な場所への適用が困難である。
本発明は、上述の事情の下になされたもので、特定対象ケーブルの敷設ルートを容易に特定することを課題とする。
上記課題を解決するため、実施形態に係る敷設ルート特定システムは、プラント設備におけるケーブル群が敷設される電路のケーブル群の内、特定対象ケーブルの敷設ルートを特定する敷設ルート特定システムであって、検出信号出力手段と携帯型の受信手段と複数個の送信機と電路設計データベースと位置演算手段と記憶手段と敷設ルート特定手段とを備える。検出信号出力手段は、特定対象ケーブルに検出信号を出力する。携帯型の受信手段は、電路における敷設ルートの分岐点、フロアの境界を含む予め定められた断続的な計測ポイントで特定対象ケーブルを介して出力される検出信号および測位信号を受信する。複数個の送信機は、計測ポイントにおける受信手段に対して、自己の固有ID情報を含む測位信号を送信可能なようにプラント設備内に設置される。電路設計データベースは、送信機それぞれが設置されている位置を示す情報を記憶する。位置演算手段は、受信手段が検出信号を受信したときの受信手段の位置を、受信手段が受信した測位信号および電路設計データベースが記憶している送信機ごとの設置位置に基づいて演算する。記憶手段は、受信手段の受信結果と、位置演算手段の演算結果とを関連付けて、検出信号の受信ごとに記憶する。敷設ルート特定手段は、記憶手段に記憶された受信結果と演算結果とに基づいて、特定対象ケーブルの敷設ルートを特定する。
実施形態1に係る敷設ルート特定システムの構成図である。 実施形態1に係る携帯型信号受信器のブロックである。 実施形態1に係る携帯型信号受信器の外観図である。 実施形態1に係る携帯型信号受信器のアンテナ部について説明するための図である。 実施形態1に係る現場用記録装置のブロック図である。 実施形態1に係る現場用記録装置の携帯型信号受信器測位部のブロック図である。 実施形態1に係るケーブルデータ管理装置のブロック図である。 実施形態1に係る敷設ルート特定方法を示すフローチャートである。 実施形態1に係る敷設ルートの補正方法について説明するための図である。 実施形態2に係る携帯型信号受信器について説明するための図である。 実施形態2に係る携帯型信号受信器について説明するための図である。
以下、実施形態に係る敷設ルート特定システムについて、図を参照して説明する。説明には、適宜、相互に直交するX軸、Y軸、Z軸からなるXYZ座標系を用いる。
(実施形態1)
図1は、実施形態に係る敷設ルート特定システム1の構成図である。図1に示されるように、敷設ルート特定システム1は、例えばコンクリートの壁や床(斜線部)で覆われた原子力発電所の建屋に設けられ、携帯型信号受信器10、現場用記録装置20、測位信号送信機31~39、検出信号送信機40、ケーブルデータ管理装置50、電路設計データベース(以後、電路設計DB)61、ケーブル設計データベース(以後、ケーブル設計DB)62を有する。
携帯型信号受信器10は、ケーブル群CGを収容するケーブルトレイCT(図1では省略)に沿って移動させることが可能であり、ケーブルの敷設ルートを特定する対象である特定対象ケーブルCCから輻射される検出信号の電波を計測する受信手段である。また、携帯型信号受信器10は、検出信号を計測した位置を示す位置情報を計測ポイントPi(P1~P5)から取得する機能を有する。図2は、携帯型信号受信器10のブロック図である。図3は、携帯型信号受信器10の外観図である。携帯型信号受信器10は、アンテナ部11、信号検出部12、測位信号検出部13、デバイス検出部14、制御部15、通信部16、表示部17を有する。また、図3に示されるように、携帯型信号受信器10は、支柱18を有する。
アンテナ部11は、後述する検出信号送信機40から特定対象ケーブルCCに送信され、特定対象ケーブルCCから輻射される検出信号を受信する。図3では、特定対象ケーブルをCCで表している。また、図3は、多段に設けられたケーブルトレイCTが複数のケーブルからなるケーブル群CGを収容している場合を示している。図3に示されるように、アンテナ部11は、長手方向をX軸方向とする第1アンテナ111と第1アンテナ111よりX軸方向の長さが短い第2アンテナ112を有し、ケーブル群CGの特定対象ケーブルCCから輻射される検出信号を受信する。
第1アンテナ111および第2アンテナ112は、本体19の-X側の面に実装されている。第1アンテナ111および第2アンテナ112は、長手方向の全領域に電波を検知するセンサ(コイル)が実装されている。第1アンテナ111のX軸方向の長さは、ケーブルトレイCTのX軸方向の長さとほぼ同じである。したがって、第1アンテナ111は、ケーブルトレイCTの-X側から+X側の全領域に敷設されたケーブルから輻射される検出信号の電波を受信することができる。第2アンテナ112のX軸方向の長さは、例えば、第2アンテナ112の-X側の先端がケーブルトレイCTの+X側の端に敷設されたケーブルの真上に位置するように設定される。したがって、第2アンテナ112は、ケーブルトレイCTの+X側の領域に敷設されたケーブルから輻射される検出信号の電波を受信する。
また、図4に示されるように、アンテナ部11は、第1アンテナ111および第2アンテナ112を包むように覆う遮蔽カバー113を有する。遮蔽カバー113は、電波を遮蔽する遮蔽材で形成される。遮蔽カバー113は、電波の検出方向である-Z側にスリット状の隙間114を有する。このスリット状の隙間114を有する遮蔽カバー113を設けることにより、アンテナ部11は、-Z方向から輻射される電波のみを受信するように指向性を確保することができる。
なお、遮蔽カバー113は、図4に示されるように第1アンテナ111と第2アンテナ112の2個のアンテナを覆う1個の遮蔽カバーであってもよいし、第1アンテナ111と第2アンテナ112を個別に覆う2個の遮蔽カバーであってもよい。後者の場合、遮蔽カバーのX軸方向の長さは、各々のアンテナの長さに対応した長さとする。
図2に戻り、信号検出部12は、アンテナ部11(第1アンテナ111および第2アンテナ112)で受信した検出信号の電波強度の値を求める。具体的には、信号検出部12は、A/D変換器を有し、第1アンテナ111および第2アンテナ112が受信した検出信号の電波強度の値を個別にデジタル信号に変換する。また、信号検出部12は、検出信号に含まれる信号種別情報、特定対象ケーブルCCを特定する固有ID情報等を検出する。そして、信号検出部12は、第1アンテナ111および第2アンテナ112が受信した検出信号の電波強度の値と信号種別情報等を関連付けて、制御部15に送信する。
測位信号検出部13は、測位信号を受信し、測位信号の強度を示す情報と測位信号に含まれる固有ID情報を取得する。測位信号検出部13は、後述する測位信号送信機31~39から無線送信された測位信号を受信し、受信した測位信号の電波強度の値と測位信号に含まれる測位信号送信機31~39を特定する固有ID情報を取得し、制御部15に送信する。
デバイス検出部14は、それぞれを特定する固有ID情報が記憶されたRFID,QRコード(登録商標)、バーコードの少なくとも何れか一つを読み取り可能な読み取り装置である。デバイス検出部14は、読み取った固有ID情報を制御部15に送信する。デバイス検出部14を利用した位置情報の取得については、実施形態6および7で説明する。
制御部15は、CPU,ROM,RAMを有し、ROMに搭載された本システム用のアプリケーションソフトウエアに基づいて各種の処理を行う。具体的には、制御部15は、第1アンテナ111および第2アンテナ112で受信した検出信号の電波強度の情報、検出信号に含まれる信号種別情報等、測位信号の電波強度の情報、測位信号に含まれる測位信号送信機31~39を特定する固有ID情報を関連付けてRAMに記憶する。制御部15は、計測ポイントを変えて検出信号を受信するごとに、これらの情報を関連付けてRAMに記憶する。また、制御部15は、関連付けられたこれらの情報を通信部16を介して現場用記録装置20に送信する。また、制御部15は、電波の受信状況および受信した電波強度の値を表示部17に表示する。
通信部16は、制御部15による制御に基づいて、現場用記録装置20と無線通信を行う。通信部16は、例えば、Blootooth(登録商標)や無線LAN等の無線通信デバイスである。
表示部17は、図3に示されるように、信号受信強度表示部171、検知状態表示部172、スピーカ173を有する。信号受信強度表示部171は、液晶パネルもしくはLEDモジュールで構成される。信号受信強度表示部171は、制御部15の制御に基づき、第1アンテナ111および第2アンテナ112が受信した電波強度の値を表示する。検知状態表示部172は、LEDで構成される。検知状態表示部172は、制御部15の制御に基づき、第1アンテナ111もしくは第2アンテナ112で受信した電波強度が閾値以上である場合に点灯する。スピーカ173は、制御部15の制御に基づき、第1アンテナ111もしくは第2アンテナ112で受信した電波強度が閾値以上である場合に音を発生する。
支柱18は、横支柱181、縦支柱182、角度調整機構183を有する。角度調整機構183は、横支柱181と縦支柱182を接続する。角度調整機構183は、横支柱181と縦支柱182のなす角度を0度、45度、90度のように自在に調整可能である。縦支柱182は、Z軸方向の長さを伸縮自在に可変できる構造である。天井の下や装置の上などのケーブルが敷設されている場所に応じ、第1アンテナ111および第2アンテナ112がXY平面と水平になるように、また、ケーブルの敷設方向と垂直になるように、横支柱181と縦支柱182の角度や縦支柱182の長さを調整する。
図1に戻り、現場用記録装置20について説明する。現場用記録装置20は、物理的には通信機能を有する可搬型のコンピュータである。現場用記録装置20は、携帯型信号受信器10と無線通信可能な場所に配置される。壁等を超えて携帯型信号受信器10を移動する場合、図1に破線で示すように、携帯型信号受信器10と無線通信可能な場所に現場用記録装置20を移動する。図5は、現場用記録装置20のブロック図である。現場用記録装置20は、通信部21、制御部22、記憶部27、表示部28を有する。
通信部21は、制御部22による制御に基づいて、携帯型信号受信器10と無線通信を行う。また、通信部21は、後述するケーブルデータ管理装置50と無線通信もしくは有線通信を行う。通信部21は、例えば、Blootooth(登録商標)や無線LAN等の無線通信デバイス、および有線通信デバイスを有する。
制御部22は、CPU,ROM,RAMを有し、ROMに搭載された本システム用のアプリケーションソフトウエアに基づいて各種の処理を行う。制御部22は、機能的には、ケーブル位置特定部24、携帯型信号受信器測位部25を有する。ケーブル位置特定部24と携帯型信号受信器測位部25は、位置演算手段および敷設ルート特定手段を構成する。
ケーブル位置特定部24は、図3に示すケーブルトレイCT内における特定対象ケーブルCCのX軸方向の敷設位置を特定することにより、携帯型信号受信器10に対する特定対象ケーブルCCの敷設位置を特定する。第1アンテナ111の受信範囲と第2アンテナ112の受信範囲は異なっている。ケーブル位置特定部24は、第1アンテナ111で受信した電波強度および第2アンテナ112で受信した電波強度との関係に基づいて、ケーブルトレイCTにおける特定対象ケーブルCCの敷設位置を下記のように特定する。
(ケース1)
第1アンテナ111で受信した受信電力が第1閾値以上であり、第2アンテナ112で受信した受信電力が第2閾値未満である場合、特定対象ケーブルCCは、第2アンテナ112の先端より第1アンテナ111の先端に近い領域(ケーブルトレイCTの-X側の領域)に敷設されている。
(ケース2)
第1アンテナ111で受信した受信電力が第1閾値未満であり、第2アンテナ112で受信した受信電力が第2閾値以上である場合、特定対象ケーブルCCは、第1アンテナ111の先端より第2アンテナ112の先端に近い領域(ケーブルトレイCTの+X側の領域)に敷設されている。
(ケース3)
第1アンテナ111で受信した受信電力が第1閾値以上であり、第2アンテナ112で受信した受信電力が第2閾値以上である場合、特定対象ケーブルCCは、第1アンテナ111の先端と第2アンテナ112の先端との間の領域(ケーブルトレイCTの中央の領域)に敷設されている。
(ケース4)
第1アンテナ111で受信した受信電力が第1閾値未満であり、第2アンテナ112で受信した受信電力が第2閾値未満である場合、特定対象ケーブルCCは、計測しているケーブルトレイCTに敷設されていない。
第1閾値および第2閾値は、ケーブルトレイCTの形状、検出信号の電波強度、携帯型信号受信器10の受信感度等を考慮し、実験データ等に基づいて予め設定される。
なお、図3に示されるように、複数のケーブルトレイCTが積層されて敷設ルートが構成されている場合、ケーブルトレイCTごとに検出信号を計測し、受信した電波強度が最大となったケーブルトレイCTに特定対象ケーブルCCが敷設されていると特定する。
図6は、携帯型信号受信器測位部25のブロック図である。携帯型信号受信器測位部25は、測位信号受信部251、距離変換部252、座標変換部253、座標補正部254、測位結果出力部255、測位信号送信座標抽出部257、電路座標抽出部258を有する。
測位信号受信部251は、携帯型信号受信器10から送信された測位信号の電波強度の値と測位信号送信機31~39それぞれを特定する固有ID情報を取得する。
距離変換部252は、測位信号の電波強度の値を距離に換算することにより、測位信号送信機31~39それぞれから携帯型信号受信器10までの距離を演算する。
一般的に、測位信号の電波強度の値は、ばらつきが大きい。距離変換部252は、例えば、100個の電波強度の値を統計処理することにより、測位信号送信機31~39それぞれから携帯型信号受信器10までの距離を演算する。
プラント設備内における測位信号送信機31~39それぞれが設置されている位置を示す3次元座標情報は、予め電路設計DB61に記憶されている。測位信号送信座標抽出部257は、ケーブルデータ管理装置50を介して、プラント設備内における測位信号送信機31~39それぞれが設置されている位置を示す3次元座標情報を取得する。
座標変換部253は、測位信号送信機31~39それぞれから携帯型信号受信器10までの距離をプラント設備内における3次元座標に変換する。詳細には、座標変換部253は、3個以上の測位信号送信機それぞれから携帯型信号受信器10までの距離と測位信号送信機それぞれが設置されている位置を示すプラント設備内における3次元座標とに基づいて、3点測量の原理を利用して、携帯型信号受信器10の3次元座標を特定する。
また、座標変換部253は、ケーブル位置特定部24が特定したケーブルトレイCTにおける特定対象ケーブルCCの敷設位置、すなわち、携帯型信号受信器10の位置に対する特定対象ケーブルCCの敷設位置と、携帯型信号受信器10の3次元座標に基づいて、特定対象ケーブルCCのプラント設備内における敷設位置を示す3次元座標を特定する。
プラント設備内における全てのケーブルの敷設ルートは、3次元電路座標情報として予め電路設計DB61に記憶されている。電路座標抽出部258は、ケーブルデータ管理装置50を介して、プラント設備内における3次元電路座標情報を取得する。
座標補正部254は、電路座標抽出部258を介して取得した3次元電路座標情報を取得する。座標補正部254は、座標変換部253が特定した特定対象ケーブルCCの3次元座標が3次元電路座標情報が示すケーブル敷設可能領域から外れている場合、座標変換部253が特定した特定対象ケーブルCCの敷設位置を示す3次元座標を、3次元電路座標情報が示すケーブル敷設可能領域に該当し、かつ、座標変換部253が特定した特定対象ケーブルCCの敷設位置を示す座標に最も近い座標に置換することにより、特定対象ケーブルCCの敷設位置を示す座標を補正する。
測位結果出力部255は、計測位置を変えて取得した複数の補正前の特定対象ケーブルCCの敷設位置を示す座標を繋げることにより特定対象ケーブルCCの補正前の敷設ルートを作成する。また、測位結果出力部255は、複数の補正後の特定対象ケーブルCCの敷設位置を示す座標を繋げることにより特定対象ケーブルCCの補正後の敷設ルートを作成する。測位結果出力部255は、特定対象ケーブルCCの敷設位置を示す補正前後の座標、特定対象ケーブルCCの補正前後の敷設ルートを3次元座標として記憶部27に記憶する。また、これらの情報は、通信部21を介してケーブルデータ管理装置50に送信される。
図5に戻り、表示部28は、液晶パネル等で構成される。表示部28は、制御部22による制御に基づき、プラント設備内における電路情報が示すケーブル敷設可能領域、設計上の敷設ルート、特定対象ケーブルCCの補正前後の敷設位置および補正前後の敷設ルート等を表示する。
図1に戻り、測位信号送信機31~39は、定められた送信電力のパケット信号を測位信号として無線送信する装置である。測位信号には、測位信号送信機31~39それぞれを特定する固有ID情報が含まれる。プラント設備内における測位信号送信機31~39それぞれの設置位置は、3次元座標情報として電路設計DB61に記憶されている。
測位信号送信機31~39は、予め定められた計測ポイントに携帯型信号受信器10を配置した場合、携帯型信号受信器10が3個以上の測位信号送信機から測位信号を受信可能となるようにプラント設備内に設置される。計測ポイントは、敷設ルートの分岐点、フロアの境界等に設定される。図1では、計測ポイントをPiで示している。携帯型信号受信器10を図1に示す計測ポイントP3に配置した場合、携帯型信号受信器10は、少なくとも測位信号送信機31,32,33から測位信号を受信する。
検出信号送信機40は、定められた送信電力のパケット信号を検出信号として特定対象ケーブルCCに送信する検出信号出力手段である。検出信号には、信号種別情報、特定対象ケーブルCCを特定する固有ID情報等が含まれる。特定対象ケーブルCCを検出信号送信機40の検出信号の出力部に接続することにより、検出信号は特定対象ケーブルCCに送信される。
なお、検出信号送信機40の出力部は、特定対象ケーブルCCに直接接続してもよいし、クランプ方式により間接的に特定対象ケーブルCCに接続してもよい。クランプ方式は、電磁誘導により検出信号を特定対象ケーブルCCに送信する方式である。また、検出信号は、簡易的には正弦波等の信号であってもよい。
また、必要に応じて、特定対象ケーブルCCの他端に終端装置41を接続してもよい。検出信号がパケット信号である場合、終端装置41は、検出信号送信機40とパケット通信可能な装置である。また、検出信号が正弦波等の信号である場合、終端装置41は、終端抵抗である。
次に、ケーブルデータ管理装置50について説明する。ケーブルデータ管理装置50は、物理的には通信機能を有するサーバである。図7は、ケーブルデータ管理装置50のブロック図である。ケーブルデータ管理装置50は、通信部51、入出力部52、記憶部53、制御部54を有する。
通信部51は、制御部54による制御に基づいて、現場用記録装置20、電路設計DB61およびケーブル設計DB62と通信を行う。通信部51は、例えば、Blootooth(登録商標)や無線LAN等の無線通信デバイス、および有線通信デバイスを有する。
入出力部52は、キーボード、タッチパネル機能を有する液晶パネル等で構成される。入出力部52は、制御部54による制御に基づき、プラント設備内におけるケーブルの敷設ルート、特定対象ケーブルCCの設計上の敷設ルート、特定対象ケーブルCCの補正前後の敷設ルート等を表示する。
記憶部53は、通信部51を介して現場用記録装置20から取得した補正前後のケーブルの敷設位置、補正前後の敷設ルート等を示す情報を記憶する。また、記憶部53は、通信部51を介して電路設計DB61から取得したプラント設備内における全てのケーブルの敷設ルートを示す3次元電路座標情報、測位信号送信機31~39それぞれが設置されている位置を示す3次元座標情報を記憶する。また、記憶部53は、通信部51を介してケーブル設計DB62から取得した設計上の敷設ルートを示す座標情報を記憶する。
制御部54は、CPU,ROM,RAMを有し、ROMに搭載された本システム用のアプリケーションソフトウエアに基づいて各種の処理を行う。制御部54は、機能的には、敷設ルート表示部55、照合部56を有する。
敷設ルート表示部55は、制御部54の制御に基づいて、タッチパネル機能を有する入出力部52と連動して動作する。例えば、敷設ルート表示部55は、プラント設備内のケーブルの敷設ルート、設計上の敷設ルート、補正前後のケーブルの敷設位置に基づいて作成した敷設ルート等を2次元もしくは3次元のマッピングデータに加工し、入出力部52に表示する。また、敷設ルート表示部55は、入出力部52を介して特定対象ケーブルCCのID番号を入力すると、特定対象ケーブルCCの設計上の敷設ルートと補正後の敷設ルートを入出力部52に表示する。また、敷設ルート表示部55は、タッチパネルでタッチしたケーブルについて、設計上の敷設ルートを作成した日時、ケーブルの実際の敷設位置を特定する計測を行った日時、補正後の敷設ルートを作成した日時、計測に使用した機器の登録番号、計測者等を入出力部52に表示する。
照合部56は、ケーブル設計DB62に記憶された設計上の敷設ルートと、補正後の実際の敷設ルートとを照合する。照合部56は、設計上の敷設ルートと実際の敷設ルートを入出力部52に比較可能に表示する。
図1に戻り、電路設計DB61は、プラント設備内における全てのケーブルの敷設ルートを示す3次元電路座標情報(設計情報)、測位信号送信機31~39それぞれが設置されている位置を示す3次元座標情報を記憶する。ケーブル設計DB62は、設計上の敷設ルートを示す座標情報(設計情報)を記録する。設計上の敷設ルートと実際の敷設ルートとは異なる場合もある。これらの座標情報は、3次元もしくは2次元マップとして表示することができる。
現場用記録装置20、ケーブルデータ管理装置50、電路設計DB61、ケーブル設計DB62は、ネットワークを介して接続されている。
次に、図8を参照しながら、特定対象ケーブルの敷設ルート特定方法について説明する。検出信号の電波強度を計測する複数の計測ポイントPiは予め決められており、計測ポイントPiそれぞれの近傍には、3個以上の測位信号送信機が設置されている。測位信号送信機31~39の設置位置を示す3次元座標情報は、電路設計DB61に記憶されている。
最初に、特定対象ケーブルCCを検出信号送信機40の出力部に接続する。そして、検出信号送信機40から特定対象ケーブルCCに検出信号を送信する(ステップS11)。次に、携帯型信号受信器10を計測ポイントPiに配置し、特定対象ケーブルCCから輻射される検出信号と、測位信号送信機31~39から送信されている測位信号の計測を行う(ステップS12)。携帯型信号受信器10は、第1アンテナ111と第2アンテナ112で受信した検出信号の電波強度を示す情報、検出信号に含まれる信号種別情報等、受信した測位信号の電波強度を示す情報、および、測位信号送信機31~39を特定する固有ID情報を関連付けて現場用記録装置20に送信する。
次に携帯型信号受信器10に対する特定対象ケーブルCCの敷設位置を特定する(ステップS13)。具体的には、ケーブル位置特定部24は、第1アンテナ111と第2アンテナ112で受信した検出信号の電波強度および第1閾値と第2閾値に基づいて、ケーブルトレイCTにおける特定対象ケーブルCCの敷設位置を特定することにより、携帯型信号受信器10に対する特定対象ケーブルCCの敷設位置を特定する。
次に、携帯型信号受信器測位部25は、受信した測位信号の電波強度を距離に換算する(ステップS14)。そして、携帯型信号受信器測位部25は、測位信号送信機31~39それぞれから携帯型信号受信器10までの距離を演算する。
次に、携帯型信号受信器測位部25は、測位信号送信機31~39それぞれから携帯型信号受信器10までの距離に基づいて、携帯型信号受信器10の位置をプラント設備内における3次元座標に変換する(ステップS15)。そして、携帯型信号受信器測位部25は、ステップS13で求めた携帯型信号受信器10に対する特定対象ケーブルCCの敷設位置と携帯型信号受信器10の座標に基づいて、プラント設備内における特定対象ケーブルCCの3次元座標を特定する。
予め定められたすべての計測ポイントPiでステップS12の計測を行い、それぞれの計測テータについて、ステップS13からステップS15の処理を行う。
次に、携帯型信号受信器測位部25の座標補正部254は、ステップS15で求めた特定対象ケーブルCCの敷設位置を示す3次元座標を補正する(ステップS16)。具体的には、座標補正部254は、電路座標抽出部258を介して取得した3次元電路座標情報を取得する。座標補正部254は、特定対象ケーブルCCの3次元座標が3次元電路座標情報が示すケーブル敷設可能領域から外れている場合、3次元電路座標情報が示すケーブル敷設可能領域に該当し、かつ、座標変換部253が特定した特定対象ケーブルCCの敷設位置を示す座標に最も近い座標に、特定対象ケーブルCCの3次元座標を置換することにより、特定対象ケーブルCCの敷設ルートを補正する。
図9を参照して補正処理について説明する。図9に示されるケーブルトレイCT1~CT3は、電路設計DB61から取得した3次元電路座標情報の一部である。ケーブルトレイCT内がケーブル敷設可能領域である。検出信号と測位信号の電波強度に基づいて特定したケーブルの敷設位置をPMi(△印)で示す。電波強度に基づいて特定したケーブルの敷設位置は、測定誤差等に起因して、ケーブルトレイCTの外の領域(ケーブル敷設不可能領域)に特定されることがある。
ここでは、電波強度に基づいて特定したケーブルの敷設位置PM1の補正を例にして説明する。電波強度に基づいて特定したケーブルの敷設位置PM1は、ケーブルトレイCTの外の領域に存在している。しかし、ケーブルがケーブルトレイCTの外の領域に敷設されることはないので、ケーブルトレイCTの外の領域に特定された位置PM1は、誤った位置であることは明らかである。
座標補正部254は、位置PM1からケーブルトレイCT1までの距離L1、位置PM1からケーブルトレイCT2までの距離L2、位置PM1からケーブルトレイCT3までの距離L3を比較する。座標補正部254は、位置PM1に最も近いケーブルトレイCT1を選択する。そして、座標補正部254は、位置PM1の座標をケーブルトレイCT1内の位置PC1(□印)の座標に置換する。この補正により、特定対象ケーブルCCの敷設ルートは、図9に実線で示されるように、ケーブル敷設可能領域内に特定される。
ケーブルトレイCTの外の領域に特定された△印で示す位置PM2,PM3の座標は、同様の補正処理により、□印で示す位置PC2,PC3の座標に補正される。
現場用記録装置20は、特定対象ケーブルCCの補正前後の敷設位置を示す座標、補正前後の敷設ルートを記憶部27に記憶する。また、現場用記録装置20は、特定対象ケーブルCCの補正前後の敷設位置を示す座標、補正前後の敷設ルートを、通信部21を介してケーブルデータ管理装置50に送信する。
ケーブルデータ管理装置50は、特定対象ケーブルCCの補正前後の敷設位置を示す座標、補正前後の敷設ルートを記憶部53および電路設計DB61に記憶する。ケーブルデータ管理装置50は、ケーブル設計DB62から取得した設計上の敷設ルートと補正後の敷設ルートを入出力部52に比較可能に表示する(ステップS17)。図9では、設計上の敷設ルートを一点鎖線で示し、補正後の敷設ルートを実線で示している。
次に、照合部56は、設計上の敷設ルートと補正後の敷設ルートとを照合する(ステップS18)。照合部56は、設計上の敷設ルートと補正後の敷設ルートとが一致しない場合、一致しない範囲に印をつけて表示する。図9では、一致しない範囲に×印を表示している。
以上に説明したように、実施形態に係る敷設ルート特定システム1は、プラント設備内における設置位置が登録されており、自装置を特定する固有ID情報を含む測位信号を携帯型信号受信器10に無線送信する複数の測位信号送信機31~39を有している。携帯型信号受信器10は、測位信号を受信し、受信した測位信号から取得した固有ID情報と測位信号の電波強度を示す情報とを関連付けて現場用記録装置20に送信する。現場用記録装置20は、固有ID情報と測位信号の電波強度に基づいて、プラント設備内における携帯型信号受信器10の位置を演算し、検出信号の電波強度を示す情報を距離に換算することにより、携帯型信号受信器10に対する特定対象ケーブルCCの敷設位置を特定する。現場用記録装置20は、プラント設備内における携帯型信号受信器10の位置と、携帯型信号受信器10に対する特定対象ケーブルCCの敷設位置に基づいて、プラント設備内における特定対象ケーブルCCの敷設位置(3次元座標)を特定する。現場用記録装置20は、検出信号の電波強度を計測する予め定められた複数の計測位置における検出信号および測位信号の計測結果に基づいて特定した特定対象ケーブルCCの複数の敷設位置(3次元座標)に基づいて、特定対象ケーブルCCの敷設ルートを特定する。これにより、敷設ルート特定システム1は、予め敷設ルートの複数個所に信号検出装置を設置することなく、特定対象ケーブルの敷設ルートを容易に特定することができる。
実施形態に係る敷設ルート特定システム1は、特定した特定対象ケーブルCCの敷設ルートと、予め登録されている特定対象ケーブルCCの設計上の敷設ルートとを比較可能に照合する。これにより、敷設ルート特定システム1は、設計上の敷設ルートと異なっている敷設ルートを容易に判別することができる。
実施形態に係る敷設ルート特定システム1は、特定したケーブルの敷設ルートが、設計情報が示すケーブルの敷設可能な領域から外れている場合、特定したケーブルの敷設ルートが設計情報が示すケーブルの敷設可能な領域に収まるように、特定したケーブルの敷設ルートを補正する。これにより、敷設ルート特定システム1は、特定対象ケーブルCCの正確な敷設ルートを特定することができる。
実施形態に係る携帯型信号受信器10は、特定対象ケーブルCCから輻射される検出信号の電波を受信する第1アンテナ111と、特定対象ケーブルから輻射される検出信号の電波を受信する、長手方向の長さが第1アンテナ111よりも短い第2アンテナ112とを有する。これにより、携帯型信号受信器10に対する特定対象ケーブルCCの敷設位置を特定することができる。
実施形態に係る携帯型信号受信器10は、第1アンテナ111および第2アンテナ112を包むように覆う遮蔽カバー113を備え、遮蔽カバー113は、電波の検出方向のみにスリット状の隙間114を有する。これにより、第1アンテナ111および第2アンテナ112に指向性を持たせることができる。
なお、上記の説明では、実施形態に係る敷設ルート特定システム1が携帯型信号受信器10、現場用記録装置20、ケーブルデータ管理装置50を備える場合について説明した。しかし、敷設ルート特定システム1の構成はこれに限定されない。例えば、携帯型信号受信器10と現場用記録装置20とが一体であってもよいし、現場用記録装置20とケーブルデータ管理装置50とが一体であってもよい。また、電路設計DB61およびケーブル設計DB62とケーブルデータ管理装置50とが一体であってもよい。また、図5および図6に示した現場用記録装置20の機能ブロックのいずれかをケーブルデータ管理装置50に実装してもよい。また、図7に示したケーブルデータ管理装置50の敷設ルート表示部55、照合部56を、現場用記録装置20内に実装してもよい。
また、上記の説明では、設計上の敷設ルートと実際の敷設ルートとを比較する場合について説明したが、ケーブルの交換を伴う保守作業におけるケーブルの復旧前後の敷設ルートを比較する場合等にも適用できる。
また、上記の説明では、3個の測位信号送信機から受信した測位信号に基づいて携帯型信号受信器10の3次元座標を演算する場合について説明したが、2個の測位信号送信機から受信した測位信号に基づいて携帯型信号受信器10の3次元座標を演算可能な場合もある。この場合、ステップS15で求める携帯型信号受信器10の3次元座標の特定精度は低下する。しかし、ステップS16の補正処理により、特定対象ケーブルCCの適切な3次元座標を特定できることもある。
(実施形態2)
実施形態1では、図3に示されるように、第1アンテナ111と第2アンテナ112が並行して配置される場合について説明した。他の実施形態として、第1アンテナ111と第2アンテナ112との角度を可変できる実施形態が考えられる。図10は、実施形態2に係る携帯型信号受信器10の外観図である。アンテナ部11は、角度調整機構116を有し、第2アンテナ112は、角度調整機構116に接続される。角度調整機構116は、第1アンテナに対する第2アンテナの角度を調整する機構である。図10は、第1アンテナ111に対する第2アンテナ112の角度が90度である状態を示している。図11は、第1アンテナ111と第2アンテナ112が並行している状態を示している。ケーブルトレイCTの形状、ケーブルトレイCT内におけるケーブルの敷設状態等によっては、第1アンテナ111に対する第2アンテナ112の角度を90度にしたほうが、ケーブルの敷設位置の特定精度を向上できる場合がある。
(実施形態3)
実施形態3では、携帯型信号受信器10に対する特定対象ケーブルCCの敷設位置を特定するための他の実施形態について説明する。実施形態1と同じ構成についての説明は省略する。
実施形態3に係る第1アンテナ111および第2アンテナ112は、図3に示される長手方向の-X側の先端に電波を検知するセンサ(コイル)が実装されている。
図8に示すステップS13の処理において、ケーブル位置特定部24は、第1アンテナ111および第2アンテナ112が受信した電波強度を距離に換算することにより、第1アンテナ111および第2アンテナ112それぞれの先端の位置から特定対象ケーブルCCまでの距離を演算する。ケーブル位置特定部24は、第1アンテナ111の先端からの距離と第2アンテナ112の先端からの距離に基づいて、携帯型信号受信器10に対する特定対象ケーブルCCの敷設位置を特定する。その他の構成および処理内容は、実施形態1の説明と同じである。
第1アンテナ111および第2アンテナ112の端部のみに電波を検知するセンサを設けることにより、携帯型信号受信器10に対する特定対象ケーブルの位置を正確に特定することができる。
(実施形態4)
実施形態1では、第1アンテナ111および第2アンテナ112で受信した検出信号の電波強度に基づいて、携帯型信号受信器10に対する特定対象ケーブルCCの敷設位置を特定する場合について説明した。しかし、ケーブルトレイCT内に敷設されているケーブルの本数が数本である場合、システムを簡略化することができる。
具体的には、第2アンテナ112を省略する。携帯型信号受信器10は、測位信号を受信し、受信した測位信号から取得した固有ID情報と測位信号の電波強度を示す情報とを関連付けて現場用記録装置20に送信する。携帯型信号受信器測位部25は、固有ID情報と測位信号の電波強度に基づいて、プラント設備内における携帯型信号受信器10の位置(3次元座標)を演算する。
第1アンテナ111で受信した検出信号の電波強度が閾値以上である場合、携帯型信号受信器測位部25は、携帯型信号受信器10の位置を特定対象ケーブルCCの敷設位置(3次元座標)として特定する。その他の構成および処理内容は、実施形態1の説明と同じである。
ケーブルトレイCT内に敷設されているケーブルの本数が数本である場合、携帯型信号受信器10から特定対象ケーブルCCまでの距離は数cm程度であることもある。このような場合、携帯型信号受信器10の位置を示す座標を特定対象ケーブルCCの近似的な座標として疑似してもよい場合がある。また、ケーブルトレイCT内における特定対象ケーブルCCの敷設位置まで特定する必要がない場合もある。
(実施形態5)
実施形態1の説明では、検出信号送信機40から1本の特定対象ケーブルに検出信号を送信する場合について説明した。しかし、検出信号送信機40から複数の特定対象ケーブルに同時に複数の検出信号を送信してもよい。この場合、検出信号に含まれる信号種別情報、特定対象ケーブルCCを特定する固有ID情報等を、ケーブルごとに変えて送信する。携帯型信号受信器10は、第1アンテナ111および第2アンテナ112が受信した検出信号の電波強度の値と信号種別情報等を関連付けて、現場用記録装置20に送信する。現場用記録装置20は、信号種別情報等ごとに、特定対象ケーブルの敷設位置を特定する。
(実施形態6)
実施形態1では、測位信号送信機31~39から送信される測位信号の電波強度に基づいて、携帯型信号受信器10の位置を特定する場合について説明した。しかし、予め設定した計測ポイントPiにおいて、3個以上の測位信号送信機から送信された測位信号を受信できるように測位信号送信機を設置できない場合がある。このような場合、RFIDを利用して携帯型信号受信器10の位置を特定することもできる。
具体的には、RFIDは、予め定められた計測ポイントのケーブルトレイCTに貼り付けられている。RFIDは、図3に示されるデバイス検出部14から送信される電波を電力に変換して動作するものでも、電池等によって動作するものでもよい。デバイス検出部14が出力する起動信号の電波強度およびRFIDの受信感度は、デバイス検出部14がRFIDから所定の距離(例えば、5cm程度)に近接するとRFIDが起動するように設定される。
RFIDは、デバイス検出部14から起動信号を受信すると、パケット信号を送信する。パケット信号には、RFIDを特定可能な固有ID情報が含まれている。RFIDそれぞれの設置座標は、RFIDを特定する固有ID情報と関連付けて、予め電路設計DB61に記憶されている。したがって、デバイス検出部14が受信したRFIDの固有ID情報に基づいて、座標変換部253は、携帯型信号受信器10の座標を特定することができる。座標変換部253は、携帯型信号受信器10の座標を特定対象ケーブルCCの近似的な座標として特定する。
(実施形態7)
実施形態6で説明したRFIDに変えて、バーコードやQRコード(登録商標)を印刷したシールを用いることもできる。バーコードやQRコード(登録商標)には、計測ポイントを特定可能な固有ID情報が記憶されている。バーコードやQRコード(登録商標)それぞれの設置座標は、バーコードやQRコード(登録商標)それぞれを特定する固有ID情報と関連付けて、予め電路設計DB61に記憶されている。したがって、デバイス検出部14が読み取ったバーコードやQRコード(登録商標)の固有ID情報に基づいて、座標変換部253は、携帯型信号受信器10の座標を特定することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施しうるものであり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…敷設ルート特定システム
10…携帯型信号受信器
11…アンテナ部
111…第1アンテナ
112…第2アンテナ
113…遮蔽カバー
114…スリット状の隙間
116…角度調整機構
12…信号検出部
13…測位信号検出部
14…デバイス検出部
15…制御部
16…通信部
17…表示部
171…信号受信強度表示部
172…検知状態表示部
173…スピーカ
18…支柱
181…横支柱
182…縦支柱
183…角度調整機構
20…現場用記録装置
21…通信部
22…制御部
24…ケーブル位置特定部
25…携帯型信号受信器測位部
251…測位信号受信部
252…距離変換部
253…座標変換部
254…座標補正部
255…測位結果出力部
257…測位信号送信座標抽出部
258…電路座標抽出部
27…記憶部
28…表示部
31~39…測位信号送信機
40…検出信号送信機
41…終端装置
50…ケーブルデータ管理装置
51…通信部
52…入出力部
53…記憶部
54…制御部
55…敷設ルート表示部
56…照合部
61…電路設計DB
62…ケーブル設計DB

Claims (17)

  1. プラント設備におけるケーブル群が敷設される電路の前記ケーブル群の内、特定対象ケーブルの敷設ルートを特定する敷設ルート特定システムであって、
    前記特定対象ケーブルに検出信号を出力する検出信号出力手段と、
    前記電路における前記敷設ルートの分岐点、フロアの境界を含む予め定められた断続的な計測ポイントで前記特定対象ケーブルを介して出力される前記検出信号および測位信号を受信する携帯型の受信手段と、
    前記計測ポイントにおける前記受信手段に対して、自己の固有ID情報を含む前記測位信号を送信可能なように前記プラント設備内に設置される複数個の送信機と、
    前記送信機それぞれが設置されている位置を示す情報を記憶する電路設計データベースと、
    前記受信手段が前記検出信号を受信したときの前記受信手段の位置を、前記受信手段が受信した前記測位信号および前記電路設計データベースが記憶している前記送信機ごとの設置位置に基づいて演算する位置演算手段と、
    前記受信手段の受信結果と、前記位置演算手段の演算結果とを関連付けて、前記検出信号の受信ごとに記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された受信結果と前記演算結果とに基づいて、前記特定対象ケーブルの敷設ルートを特定する敷設ルート特定手段と、
    を備える敷設ルート特定システム。
  2. 前記敷設ルート特定手段は、受信された前記検出信号が閾値以上であるときの前記受信手段の位置に基づいて、前記敷設ルートを特定する請求項1に記載の敷設ルート特定システム。
  3. 記位置演算手段は、3つ以上の前記送信機との通信結果に基づいて、前記受信手段の位置を演算する請求項1又は2に記載の敷設ルート特定システム。
  4. 前記記憶手段は、前記特定対象ケーブルの敷設ルートを示す設計情報を記憶し、
    前記敷設ルート特定手段は、前記設計情報に基づく前記特定対象ケーブルの敷設ルートと、前記敷設ルート特定手段によって特定された前記特定対象ケーブルの敷設ルートと、を比較可能に記憶する請求項1乃至3のいずれか一項に記載の敷設ルート特定システム。
  5. 前記送信機は、自装置を特定する固有ID情報を含む測位信号を無線送信し、
    前記位置演算手段は、
    受信した前記測位信号の強度を示す情報から前記送信機から前記受信手段までの距離を演算し、
    前記測位信号に含まれる前記固有ID情報および前記電路設計データベースが記憶している設置位置から前記送信機それぞれの前記プラント設備内における位置を特定し、
    3つ以上の前記送信機前記プラント設備内における位置と、3つ以上の前記送信機それぞれから前記受信手段までの距離と、に基づいて前記受信手段の前記プラント設備内における位置を演算し、
    受信した前記検出信号の強度を示す情報から前記特定対象ケーブルから前記受信手段までの距離を演算することにより、前記受信手段の位置に対する前記特定対象ケーブルの位置を演算し、
    前記敷設ルート特定手段は、前記受信手段の前記プラント設備内における位置と、前記受信手段の位置に対する前記特定対象ケーブルの位置と、に基づいて前記プラント設備内における前記特定対象ケーブルの敷設ルートを特定する請求項3に記載の敷設ルート特定システム。
  6. 前記敷設ルート特定手段は、特定した前記特定対象ケーブルの敷設ルートが前記設計情報にて示される前記特定対象ケーブルの敷設可能な領域から外れている場合、特定した前記特定対象ケーブルの敷設ルートが前記特定対象ケーブルの敷設可能な領域に収まるように、特定した前記特定対象ケーブルの敷設ルートを補正する請求項4に記載の敷設ルート特定システム。
  7. 前記受信手段は、
    前記特定対象ケーブルから輻射される前記検出信号の電波を受信する第1アンテナと、
    前記特定対象ケーブルから輻射される前記検出信号の電波を受信する、長手方向の長さが前記第1アンテナよりも短い第2アンテナと、
    を有し、
    前記敷設ルート特定手段は、
    前記第1アンテナで受信した受信電力が第1閾値以上であり、前記第2アンテナで受信した受信電力が第2閾値未満である場合、前記第2アンテナの先端より前記第1アンテナの先端に近い領域に前記特定対象ケーブルが敷設されていると判断し、
    前記第1アンテナで受信した受信電力が前記第1閾値未満であり、前記第2アンテナで受信した受信電力が前記第2閾値以上である場合、前記第1アンテナの先端より前記第2アンテナの先端に近い領域に前記特定対象ケーブルが敷設されていると判断し、
    前記第1アンテナで受信した受信電力が前記第1閾値以上であり、前記第2アンテナで受信した受信電力が前記第2閾値以上である場合、前記第1アンテナの先端と前記第2アンテナの先端との間の領域に前記特定対象ケーブルが敷設されていると判断し、
    前記第1アンテナで受信した受信電力が前記第1閾値未満であり、前記第2アンテナで受信した受信電力が前記第2閾値未満である場合、計測している敷設ルートに前記特定対象ケーブルが敷設されていない、
    と判断する請求項1から6の何れか一項に記載の敷設ルート特定システム。
  8. 前記受信手段は、
    電波を検知するセンサが長手方向の端部に設けられ、前記特定対象ケーブルから輻射される前記検出信号の電波を受信する第1アンテナと、
    電波を検知するセンサが長手方向の端部に設けられ、前記特定対象ケーブルから輻射される前記検出信号の電波を受信する、長手方向の長さが前記第1アンテナよりも短い第2アンテナと、
    を有し、
    前記位置演算手段は、前記第1アンテナおよび前記第2アンテナで受信した検出信号の強度に基づいて、前記第1アンテナの端部および前記第2アンテナの端部から前記特定対象ケーブルまでの距離を演算することにより、前記受信手段に対する前記特定対象ケーブルの位置を演算する請求項1から6の何れか一項に記載の敷設ルート特定システム。
  9. 前記敷設ルート特定手段は、前記受信手段の位置を前記特定対象ケーブルが敷設されている位置として特定することにより前記特定対象ケーブルの敷設ルートを特定する請求項1に記載の敷設ルート特定システム。
  10. 自装置を特定する固有ID情報と自装置が設置されている位置を示す位置情報とが関連付けて前記電路設計データベースに登録されており、前記固有ID情報が記憶されたRFIDQRコード(登録商標)、バーコードの少なくとも何れか一つが、前記複数の計測ポイントの内の一部に配置されており、
    前記受信手段は、RFIDQRコード(登録商標)、バーコードの少なくとも何れか一つに記載された前記固有ID情報を読み取り可能な読み取り装置を備え、
    前記位置演算手段は、前記固有ID情報および前記電路設計データベースの前記位置情報に基づいて、前記受信手段が前記検出信号を受信したときの前記受信手段の位置を演算し、
    前記敷設ルート特定手段は、前記受信手段の位置を前記ケーブルが敷設されている位置として特定することにより前記特定対象ケーブルの敷設ルートを特定する請求項1に記載の敷設ルート特定システム。
  11. プラント設備におけるケーブル群が敷設される電路の前記ケーブル群の内、敷設ルートを特定しようとするケーブルに検出信号出力手段から検出信号を出力し、この検出信号を前記敷設ルートの分岐点、フロアの境界を含む予め定められた断続的な計測ポイントで受信して特定対象ケーブルの敷設ルートを特定する敷設ルート特定システムに用いられる信号受信装置であって、
    前記各計測ポイントに順次配置されるよう可搬型に形成され、
    送信機それぞれが設置されている位置を示す位置情報を記憶する電路設計データベースと、
    前記各計測ポイントで前記特定対象ケーブルから輻射される前記検出信号の電波を受信する第1アンテナ、および、前記検出信号の電波を受信する、長手方向の長さが前記第1アンテナよりも短い第2アンテナと、
    自己の固有ID情報を有するとともに自己の位置情報が電路設計データベースに記憶されており、前記計測ポイントにおいて自己の固有ID情報を含む測位信号を送信可能なように前記プラント設備内に設置される複数個の送信機からの前記測位信号の電波強度を受信可能な測位信号検出部と、
    前記第1アンテナおよび前記第2アンテナの受信強度に応じて自己に対する前記特定対象ケーブルの位置を特定するケーブル位置特定部と、
    前記測位信号検出部が受信した固有ID情報および電波強度に応じて送信機から自己までの距離を演算する受信機測位部と、
    前記第1アンテナおよび第2アンテナの何れかが前記検出信号を受信したときの自己の位置を、前記受信機測位部が演算した送信機から自己までの距離および前記電路設計データベースが記憶している前記送信機ごとの設置位置に基づいて演算する位置演算手段と、
    前記ケーブル位置特定部の位置特定結果と、前記位置演算手段の演算結果とを関連付けて、前記検出信号の受信ごとに記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された位置特定結果と前記演算結果とに基づいて、前記特定対象ケーブルの敷設ルートを特定する敷設ルート特定手段と、
    を備える信号受信装置。
  12. 請求項1における前記受信手段を構成する信号受信装置であって、
    前記特定対象ケーブルから輻射される前記検出信号の電波を受信する第1アンテナと、前記検出信号の電波を受信し、長手方向の長さが前記第1アンテナよりも短い第2アンテナと、
    前記送信機から送信される測位信号を受信可能な測位信号検出部と、を備える、信号受信装置。
  13. 前記第1アンテナおよび前記第2アンテナを包むように覆う遮蔽カバーを備え、
    前記遮蔽カバーは、電波の検出方向のみにスリット状の隙間を有する請求項11または12に記載の信号受信装置。
  14. 前記第1アンテナおよび前記第2アンテナのそれぞれを個別に包むように覆う遮蔽カバーを備え、
    前記遮蔽カバーは、電波の検出方向のみにスリット状の隙間を有する請求項11または12に記載の信号受信装置。
  15. 電波を検知するセンサが、前記第1アンテナおよび前記第2アンテナの端部に設けられている請求項11から14の何れか一項に記載の信号受信装置。
  16. RFIDQRコード(登録商標)、バーコードの少なくとも何れか一つに記載された情報を読み取り可能な読み取り装置を備える請求項11から15の何れか一項に記載の信号受信装置。
  17. 前記第1アンテナの長手方向に対する前記第2アンテナの長手方向の角度を調整する角度調整機構を有する請求項11から16の何れか一項に記載の信号受信装置。
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