JP7472982B2 - 波長クロスコネクト装置、マルチバンド伝送システム及びマルチバンド伝送方法 - Google Patents

波長クロスコネクト装置、マルチバンド伝送システム及びマルチバンド伝送方法 Download PDF

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Description

本発明は、異なる複数の波長帯の各光信号を多重化した波長多重信号光を、光ファイバで伝送するマルチバンド伝送に用いられる波長クロスコネクト装置、マルチバンド伝送システム及びマルチバンド伝送方法に関する。
1本の光ファイバに上記波長多重信号光を伝送する波長分割多重通信(WDM: Wavelength Division Multiplex)がある。図6は、従来のWDMを用いたマルチバンド伝送システム(システムともいう)の構成を示すブロック図である。
図6に示すマルチバンド伝送システム10は、互いに離間した複数の波長クロスコネクト装置20a,20b,20c,20d,20e,20fを、S帯のWDM網Snと、C帯のWDM網Cnと、L帯のWDM網Lnとでリング状に接続して構成されている。S帯のWDM網Sn、C帯のWDM網Cn及びL帯のWDM網Lnは、各々離間している。S帯、C帯及びL帯については後述する。
図7に従来のシステム10に用いられる波長クロスコネクト装置20の構成を示す。波長クロスコネクト装置20は、同一構成の波長クロスコネクト装置20a~20fを示している。
波長クロスコネクト装置20は、入力側に、符号Miで示すM本の方路毎に接続されたM個の波長帯分波器(分波器ともいう)11a,11b,…,11mが接続され、出力側に、符号Moで示すM本の方路毎に接続されたM個の波長帯合波器(合波器ともいう)12a,12b,…,12mが接続されている。
更に、波長クロスコネクト装置20は、分波器11a~11mと合波器12a~12mとの間に、光ファイバで接続されるS帯WXC(Wavelength Cross Connect:波長分割多重クロスコネクト)部21、C帯WXC部22及びL帯WXC部23を有する。なお、S帯WXC部21、C帯WXC部22及びL帯WXC部23を、WXC部21~23とも称す。
図6に示したシステム10においては、各波長クロスコネクト装置20a~20fのS帯WXC部21がS帯のWDM網Snで接続され、C帯WXC部22がC帯のWDM網Cnで、L帯WXC部23がL帯のWDM網Lnで接続されている。
また、図6に四角柱で示す各波長クロスコネクト装置20a~20fは、分波器11a~11mと合波器12a~12mとを備えている。四角柱の下端側又は上端側に、分波器11a~11mに接続された入力側の方路Miと、合波器12a~12mに接続された出力側の方路Moとが接続されているとする。
図7に示す各WXC部21~23は、L帯WXC部23に代表して表すように、入力側にM個の光アンプ24a,24b,…,24mと、M個のWSS25a,25b,…,25mとを備える。各WSS25a~25mは、1入力端及びM出力端(1×M)を有する。更に、L帯WXC部23は、出力側に、M入力端及び1出力端(M×1)を有するM個のWSS26a,26b,…,26mと、M個の光アンプ27a,27b,…,27mとを備える。これらの光アンプ24a~24m、WSS25a~25m、WSS26a~26m、光アンプ27a~27mの各要素は光ファイバや光導波路で接続されている。
また、S帯WXC部21及びWXC部22においても、図示はしないが、上述したL帯WXC部23と同様に、光アンプ24a~24m、WSS25a~25m、WSS26a~26m、光アンプ27a~27mを備える。
入力側のM本の方路毎にマルチバンド伝送されてきた波長多重信号光1a,1b,…,1mは、分波器11a~11mに次のように入力される。即ち、波長多重信号光1aが分波器11aに入力され、波長多重信号光1baが分波器11bに、波長多重信号光1mが分波器11mに入力される。
但し、波長多重信号光1a~1mの各々は、後述する波長帯のS帯、C帯及びL帯の各光信号が多重化されたものであるとする。各波長帯は、短波長側から順に、1460nm~1530nmのS帯、1530nm~1565nmのC帯、1565nm~1625nmのL帯となっている。S帯、C帯及びL帯の各光信号は、伝送時に、方路としての光ファイバのS帯域、C帯域及びL帯域に割り当てられる。
なお、図7において、光信号の伝送経路上に「S」、「C」及び「L」で、光信号のS帯、C帯及びL帯を示す。
分波器11aは、波長多重信号光1aをS帯、C帯及びL帯の各光信号に分波し、各WXC部21~23の光アンプ24aへ出力する。つまり、分波器11aは、分波されたS帯光信号をS帯WXC部21の光アンプ24aへ出力し、C帯光信号をWXC部22の光アンプ24aへ出力し、L帯光信号をL帯WXC部23の光アンプ24aへ出力する。
他の分波器11b~11mにおいても、上記分波器11aと同様に、波長多重信号光1b~1mをS帯、C帯及びL帯の各光信号に分波し、各WXC部21~23の光アンプ24b~24mへ出力する。
各WXC部21~23の光アンプ24a~24mは、S帯、C帯及びL帯の各光信号を増幅して、各WXC部21~23のWSS25a~25mへ出力する。
各WSS25a~25mは、波長帯毎(帯域毎)の光信号の選択と減衰量調整機能等を有する。WSS25a~25m毎のM個の出力端は、出力側のWSS26a~26mのM個の入力端に接続されている。
例えば、WSS25aは、最上部に記載の第1出力端からL帯光信号を、出力側のWSS26bの第2入力端へ出力し、第2出力端からL帯光信号を、出力側の図示せぬWSSの入力端に出力し、第3出力端からL帯光信号を、出力側のWSS26mの第1入力端へ出力する。このように1つのWSS25aの各出力端からL帯光信号を、異なるWSS26a~26mの入力端へ出力する。
出力側のWSS26a~26mの各々は、M個の入力端から入力された複数の波長帯の光信号を順次選択し、1出力端から光アンプ27a~27mへ出力する。
各光アンプ27a~27mの出力端は、合波器12a~12mに接続されている。これによって、光アンプ27a~27mは、S帯、C帯及びL帯の各光信号を増幅後に、該当する合波器12a~12mへ出力する。この出力後、各々の合波器12a~12mは、各WXC部21~23の光アンプ27a~27mで増幅されたS帯、C帯及びL帯の各光信号を合波する。この合波による波長多重信号光は、M本の方路Moへマルチバンド伝送される。
このような波長クロスコネクト装置20に係る従来の技術として、非特許文献1に記載のものがある。
A.Napoli et al., "Perspectives of Multi-band Optical Communication Systems," OECC2018, 5B3-1, July 2018.
上述した図6に示すシステム10において、各波長クロスコネクト装置20a~20fのS帯WXC部21、C帯WXC部22及びL帯WXC部23(図7)を帯域毎に接続するS帯のWDM網Sn、C帯のWDM網Cn及びL帯のWDM網Lnは互いに離間して独立している。このため、異なる帯域のWDM網Sn,Cn,Ln間で光信号の伝送を行うことはできない。つまり、同じ帯域のWXC部21~23同士で、同帯域のL帯のWDM網Ln、C帯のWDM網Cn又はL帯のWDM網Lnを介して通信を行うようになっている。
図6に示すように、例えば入力側の方路Mi1から波長クロスコネクト装置20d,20e,20fを介して出力側の方路Mo1へ、L帯のWDM網Ln上で光パスP1を張る。この光パスP1にL帯で波長λ1の光信号λ1Lを伝送したとする。この時、入力側の方路Mi2から波長クロスコネクト装置20e,20f,20aを介して出力側の方路Mo2へ、L帯のWDM網Ln上で光パスP2を張り、この光パスP2に上記と同じ光信号λ1Lを伝送したとする。
この場合、上記同一波長λ1の光信号λ1Lは、異なる光パスP1,P2を通るが、これらの光パスP1,P2は同一のL帯のWDM網Ln上に張られている。このため、波長クロスコネクト装置20e,20f間のように同一のL帯のWDM網Ln上を同一波長λ1の光信号λ1Lが通過すると、×印で示すように波長衝突を起こし、伝送できなくなる課題があった。また、波長クロスコネクト装置20a~20fにS帯、C帯及びL帯のWXC部21~23を用いるので、WXC部の装置規模及び消費電力が増大する課題もあった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、波長クロスコネクト装置のWXC部の装置規模及び消費電力を抑制でき、この波長クロスコネクト装置を用いたマルチバンド伝送システムにおいて、入力側の方路から出力側の方路へ異なる光パスに伝送される同一波長の光信号を波長衝突無しに伝送することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は、波長クロスコネクト装置であって、前記波長クロスコネクト装置は、1本又は複数本の光ファイバから構成される光伝送路でマルチバンド伝送されてきた異なる複数の波長帯の各光信号を多重化した波長多重信号光が、方路毎に、異なる波長帯に分波された各波長帯の光信号を光アンプで増幅した後、入力側において1入力端からの入力を1出力端から複数分岐出力後に、出力側において1入力端からの複数合成入力を1出力端から出力する光信号処理を行うWSS(Wavelength Selective Switch)で方路変更し、出力側の方路へ出力する中継処理を行っており、前記光アンプ及び前記WSSを有し、前記異なる波長帯の内、予め定められた特定波長帯の光信号の前記中継処理を行うWXC(Wavelength Cross Connect)部を備え、前記WXC部の入力側に、前記特定波長帯以外の波長帯の光信号を、当該特定波長帯の光信号に変換する入力側変換部を備え、前記WXC部の出力側に、前記入力側変換部で変換された特定波長帯の光信号を、変換前の光信号に変換する出力側変換部を備え、前記入力側から直接入力された前記特定波長帯の光信号は、前記WXC部での中継処理後に直接出力するようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、波長クロスコネクト装置のWXC部の装置規模及び消費電力を抑制でき、この波長クロスコネクト装置を用いたマルチバンド伝送システムにおいて、入力側の方路から出力側の方路へ異なる光パスに伝送される同一波長の光信号を波長衝突無しに伝送することができる。
本発明の実施形態に係るWDMを用いたマルチバンド伝送システムの構成を示す図である。 マルチバンド伝送システムの各波長クロスコネクト装置の構成を示すブロック図である。 波長クロスコネクト装置のWXC部の構成を示すブロック図である。 実施形態のL/C変換部の構成を示すブロック図である。 実施形態のマルチバンド伝送システムの動作を説明するためのフローチャートである。 従来の波長クロスコネクト装置を用いたマルチバンド伝送システムの構成を示す図である。 従来の波長クロスコネクト装置の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。但し、本明細書の全図において機能が対応する構成部分には同一符号を付し、その説明を適宜省略する。
<実施形態の構成>
図1は、本発明の実施形態に係るWDMを用いたマルチバンド伝送システムの構成を示す図である。図1に示すマルチバンド伝送システム(システム)10Aが、従来のマルチバンド伝送システム(図6)と異なる点は、各波長クロスコネクト装置20aA,20bA,20cA,20dA,20eA,20fAが、異なる帯域のWDM網Sn,Cn,Ln間を通って光信号を伝送可能としたことにある。
図2に本実施形態のシステム10Aに用いられる波長クロスコネクト装置20Aの構成を示す。波長クロスコネクト装置20Aは、同一構成の波長クロスコネクト装置20aA~20fAを示している。
波長クロスコネクト装置20Aは、分波器11a~11mと合波器12a~12mとの間に、入力側のS/C変換部31及びL/C変換部32、並びに光アンプ24a~24m(図2で図示省略)と、1つのWXC部22Aと、出力側の光アンプ27a~27m(図2で図示省略)並びにC/S変換部35及びC/L変換部36を備えて構成されている。更に、波長クロスコネクト装置20Aには、リンク波長割当制御部29が接続されている。但し、リンク波長割当制御部29は、図1に示すように、システム10Aの全ての波長クロスコネクト装置20a~20fを一括して制御する状態に接続されている。リンク波長割当制御部29は、1つの装置として構成してもよい。
WXC部22Aは、図3に示すように、特定波長帯である例えばC帯の波長を扱う。WXC部22Aは、入力側に3つを1組とするm組の光アンプ24a,24b,…,24mと、これらの光アンプ24a~24mの各々に接続された1×W(M-1)のWSS25a1~25a3,25b1~25b3,…,25m1~25m3(WSS25a1~25m3ともいう)とを備える。
WXC部22Aの出力側には、入力側のWSS25a1~25m3と同数の出力側のW(M-1)×1のWSS26a1~26a3,26b1~26b3,…,26m1~26m3(WSS26a1~26m3ともいう)と、3つを1組とするM組の光アンプ27a,27b,…,27mとを備える。
上式の1×W(M-1)において、「1」は各WSS25a1~25m3の入力端が1つであることを示す。「W(M-1)」は、各WSS25a1~25m3の出力端の分岐数を示す。また、W(M-1)×1において、「W(M-1)」は、各WSS26a1~26m3の入力側の分岐数を示す。「1」は各WSS26a1~26m3の出力端が1つであることを示す。
上記のWは、波長帯数を示し、本例では、S帯、C帯及びL帯の3つの波長帯数であるとする。Mは、互いに同数のWSS26a1~26m3とWSS26a1~26m3とを、同じ方路で組み分けした際の組数を示す。例えば、入力側及び出力側のWSSが、第1方路のWSS25a1~25a3と、第2方路のWSS25b1~25b3と、第3方路のWSS25m1~25m3との3組(以降、具体例としては3組とする)があるとすると、M=3となる。この場合、入力側の例えばWSS25a1では、W(M-1)=3(3-1)=6となるので、WSS25a1の出力端の分岐数が6となる。出力側の例えばWSS26a1では、W(M-1)=3(3-1)=6となるので、WSS26a1の入力端の分岐数が6となる。
このことから、上から1組目の内のWSS25a1の出力端は、自方路以外、即ち、1組目の方路以外の2組目の方路のWSS26b1A~26b3と、m組目(例えば3組目とする)の方路のWSS26m1A~26m3との合計6つの出力端に接続されている。言い換えれば、例えば入力側のWSS25a1と出力側のWSS26b1とは、入力側において1入力端からの入力を1出力端から複数分岐出力後に、出力側において1入力端からの複数合成入力を1出力端から出力する光信号処理を行っている。他のWSSも同じ接続様態であるため説明を省略する。
次に、図1に示すように、リンク波長割当制御部29は、波長割当テーブル(一例として波長割当テーブル9ef,9fa)を備え、波長クロスコネクト装置20a~20f間を接続するS帯、C帯及びL帯の各WDM網Sn~Lnへの光パス(リンク)の割り当てを行うと共に、予め定められた波長λ1~波長λ96を割り当てる設定を波長割当テーブルに行う。
波長割当テーブル9efには、波長クロスコネクト装置20eA,20fA間のS帯、C帯及びL帯の何れかの光パスに、波長λ1~波長λ96を割り当てる設定が行われる。波長割当テーブル9faには、波長クロスコネクト装置20fA,20aA間のS帯、C帯及びL帯の何れかの光パスに、波長λ1~λ96を割り当てる設定が行われる。
図1に示す例では、リンク波長割当制御部29が、波長割当テーブル9efにおいて、波長クロスコネクト装置20eA,20fA間のL帯のWDM網Ln及びC帯のWDM網Cnに、波長λ1を割り当てる設定を行っている。また、波長割当テーブル9faにおいて、波長クロスコネクト装置20fA,20aA間のL帯のWDM網Lnに、波長λ1を割り当てる設定を行っている。
この設定によって、リンク波長割当制御部29は、例えば入力側の方路Mi1から波長クロスコネクト装置20dA,20eA,20fAを介して出力側の方路Mo1へ向かって、L帯のWDM網Ln上に、L帯で波長λ1の光信号λ1Lが伝送可能な光パスP1(実線)を張ることができる。
これと同時に、リンク波長割当制御部29は、入力側の方路Mi2から波長クロスコネクト装置20eA,20fA,20aAを介して出力側の方路Mo2へ向かって、波長クロスコネクト装置20eA,20fA間ではC帯のWDM網Cn上に、且つ、波長クロスコネクト装置20fA,20aA間ではL帯のWDM網Ln上に、上記と同じ光信号λ1Lを伝送可能な光パスP2a(破線)を張ることができる。
つまり、リンク波長割当制御部29は、同一区間(例えば波長クロスコネクト装置20eA,20fA間)に、同波長λ1の光信号λ1Lが伝送される異なる光パスP1,P2aを張る場合、これらの光パスP1,P2aを、同一区間の異なる帯域のWDM網(C帯のWDM網CnとL帯のWDM網Ln)に張るようにする。このために、波長割当テーブル9ef,9faの各WDM網Cn,Lnへの波長λ1の割り当てが設定されるようになっている。
次に、図3において、S/C変換部31は、S帯光信号をC帯光信号に変換し、L/C変換部32は、L帯光信号をC帯光信号に変換するものである。なお、S/C変換部31及びL/C変換部32は、請求項記載の入力側変換部を構成する。
分波器11a~11m(図2)の各出力端と、WXC部22Aの入力端との接続構成は、次のように成っている。即ち、入力側方路Mi(図2)からマルチバンド伝送されてきたS帯、C帯及びL帯の波長多重信号光1aが分波器11aで分波されたS帯光信号を出力する出力端が、S/C変換部31を介してWXC部22Aの光アンプ24aに接続されている。また、分波器11aのC帯光信号の出力端は、直接、WXC部22Aの光アンプ24aの入力端に接続されている。更に、分波器11aのL帯光信号の出力端が、L/C変換部32を介してWXC部22Aの光アンプ24aの入力端に接続されている。
また、入力側方路からの波長多重信号光1bが分波器11bで分波されたS帯光信号を出力する出力端が、S/C変換部31を介してWXC部22Aの光アンプ24bに接続されている。また、分波器11aのC帯光信号の出力端は、直接、WXC部22Aの光アンプ24bの入力端に接続されている。更に、分波器11aのL帯光信号の出力端が、L/C変換部32を介してWXC部22Aの光アンプ24bの入力端に接続されている。
更に、入力側方路からの波長多重信号光1mが分波器11mで分波されたS帯光信号を出力する出力端が、S/C変換部31を介してWXC部22Aの光アンプ24mに接続されている。また、分波器11mのC帯光信号の出力端は、直接、WXC部22Aの光アンプ24mの入力端に接続されている。更に、分波器11mのL帯光信号の出力端が、L/C変換部32を介してWXC部22Aの光アンプ24mの入力端に接続されている。
次に、WXC部22Aの出力側の光アンプ27a~27mに接続されたC/S変換部35は、入力側のS/C変換部31でS帯光信号が変換されたC帯光信号を、S帯光信号に変換する。また、光アンプ27a~27mに接続されたC/L変換部36は、入力側のL/C変換部32でL帯光信号が変換されたC帯光信号を、L帯光信号に変換するC/L変換部36を備える。なお、C/S変換部35及びC/L変換部36は、請求項記載の出力側変換部を構成する。
また、WXC部22Aにおいて、入力端から直接入力されたC帯光信号を出力する出力端は、直接、合波器12a~12mの入力端に接続されている。
<波長帯変換部の構成>
上述したS/C変換部31、L/C変換部32、C/S変換部35及びC/L変換部36の回路構成は、実質上同一構成となっている。このため、図4にL/C変換部32の回路構成を代表して示し、その説明を行う。
図4に示すL/C変換部32は、WSS51と、波長可変光源52a,52bと、アンプ53a,53bと、偏波コントローラ54a,54bと、WDM(Wavelength Division Multiplexing)カプラ55a,55b,56a,56bと、偏波ビームスプリッタ57a,57bと、偏波コントローラ58a,58bと、ループ状の高非線形性ファイバ59a,59bと、光カプラ60とを備えて構成されている。
但し、各符号52a~59bにおいて、aは光信号の長波長側の構成要素を示し、bは光信号の短波長側の構成要素を示す。
偏波ビームスプリッタ57aは、2つの入出力ポート57a1,57a2をループ状に光ファイバで接続し、この光ファイバの途中にループ状の高非線形性ファイバ59aが接続されている。更に、偏波ビームスプリッタ57aの一方の入出力ポート57a1と高非線形性ファイバ59aとの間に、偏波コントローラ58aが接続されている。
同様に、偏波ビームスプリッタ57bは、2つの入出力ポート57b1,57b2をループ状に光ファイバで接続し、この光ファイバの途中にループ状の高非線形性ファイバ59bが接続されている。更に、偏波ビームスプリッタ57bの一方の入出力ポート57b1と高非線形性ファイバ59bとの間に、偏波コントローラ58bが接続されている。
まず、波長可変光源52aから出力されるポンプ光をアンプ53aで増幅し、偏波コントローラ54aで偏波制御したポンプ光Paを、WDMカプラ55a,56aを介して偏波ビームスプリッタ57aに入力する。この際、ポンプ光Paは、偏波ビームスプリッタ57aの主軸に関して45度傾いた直線偏波の状態で偏波ビームスプリッタ57aに入力される。45度の傾きは、偏波コントローラ54aの偏波制御により実現される。
同様に、波長可変光源52bから出力されるポンプ光をアンプ53bで増幅し、偏波コントローラ54bで偏波制御したポンプ光Pbを、WDMカプラ55b,56bを介して偏波ビームスプリッタ57bに入力する。この際、ポンプ光Pbは、偏波ビームスプリッタ57bの主軸に関して45度傾いた直線偏波の状態で偏波ビームスプリッタ57bに入力される。45度の傾きは、偏波コントローラ54bの偏波制御により実現される。
一方、図1に示す分波器11aからL帯光信号(光信号Lともいう)が、L/C変換部32の図4に示すWSS51に入力されたとする。この光信号Lには、長波長側Laの光信号(長波長側光信号Laともいう)と短波長側Lbの光信号(短波長側光信号Lbともいう)とが合波されている。
WSS51は、光信号Lを長波長側光信号Laと短波長側光信号Lbとに分けて出力する。この長波長側光信号Laは、WDMカプラ55a,56aを介して偏波ビームスプリッタ57aに入力される。短波長側光信号Lbは、WDMカプラ55b,56bを介して偏波ビームスプリッタ57bに入力される。
このような構成の長波長側において、偏波ビームスプリッタ57aに入力された長波長側光信号La及びポンプ光Paは、偏波ビームスプリッタ57aの第1入出力ポート57a1から出力され、矢印Y5aで示すように、偏波コントローラ58a及び高非線形性ファイバ59aを介して第2入出力ポート57a2に入力されるループ経路を辿る。
このループ経路において、偏波ビームスプリッタ57aの第1入出力ポート57a1から出力された長波長側光信号La及びポンプ光Paは、偏波コントローラ58aで偏波制御されながら、高非線形性ファイバ59aで4光波混合処理(後述)される。高非線形性ファイバ59aは、パラメータとしての非線形定数が高くされた光ファイバであり、ループ中で4光波混合を効率良く起こして波長帯変換を行う。
即ち、高非線形性ファイバ59aは、4光波混合処理による非線形光学上の相互変調現象として、長波長側光信号La及びポンプ光Paの2つの波長帯を相互作用させ、新しく1つの波長帯であるC帯の長波長側の光信号Caを生成する。この生成された光信号Caと、長波長側光信号La及びポンプ光Paが、偏波ビームスプリッタ57aの第2入出力ポート57a2に入力される。
この動作と同時に、偏波ビームスプリッタ57aに入力された長波長側光信号La及びポンプ光Paは、第2入出力ポート57a2から出力され、矢印Y5aと反対方向の矢印Y6aで示すように、高非線形性ファイバ59a及び偏波コントローラ58aを介して第1入出力ポート57a1に入力されるループ経路を辿る。このループ経路においても上記同様に、4光波混合処理によって新しくC帯の長波長側Caの光信号(長波長側光信号Caともいう)が生成される。
上記ループ経路を双方向に辿って生成された2つの長波長側光信号Caは、偏波ビームスプリッタ57aで波長多重される。この長波長側光信号Caは、矢印Y7aで示すように、入力側へ向かって出力され、WDMカプラ56aで抽出され、光カプラ60へ出力される。
短波長側においても、上記長波長側と同様の波長帯変換処理が行われる。
即ち、偏波ビームスプリッタ57bに入力された長波長側光信号Lb及びポンプ光Pbは、偏波ビームスプリッタ57bの第1入出力ポート57b1から出力され、矢印Y5bで示すように、偏波コントローラ58b及び高非線形性ファイバ59bを介して第2入出力ポート57b2に入力されるループ経路を辿る。
このループ経路において、第1入出力ポート57b1から出力された長波長側光信号Lb及びポンプ光Pbは、偏波コントローラ58bで偏波制御されながら、高非線形性ファイバ59bで4光波混合処理される。この処理によって、新しくC帯の短波長側の光信号Cbが生成され、長波長側光信号Lb及びポンプ光Pbと共に、偏波ビームスプリッタ57bの第2入出力ポート57b2に入力される。
この動作と同時に、偏波ビームスプリッタ57bの第2入出力ポート57b2から、長波長側光信号Lb及びポンプ光Pbが、矢印Y5bと反対方向の矢印Y6bで示すループ経路を辿る。このループ経路においても上記同様に、4光波混合処理によって新しくC帯の短波長側Cbの光信号(短波長側光信号Cbともいう)が生成される。
上記ループ経路を双方向に辿って生成された2つの短波長側光信号Cbは、偏波ビームスプリッタ57bで波長多重され、矢印Y7bで示す入力側へ出力され、WDMカプラ56bを介して光カプラ60へ出力される。
光カプラ60は、長波長側光信号Caと、短波長側光信号Cbとを結合してC帯の光信号とする。このように、L/C変換部32は、分波器11aからのL帯光信号を、C帯光信号に変換する。この変換されたC帯光信号は、WXC部22Aの光アンプ24aに入力される。
<実施形態の動作>
次に、図1に示すマルチバンド伝送システム10Aの動作を、図5のフローチャートを参照して説明する。
図5に示すステップS1において、図1に示すように、リンク波長割当制御部29が波長割当テーブル9efに、波長クロスコネクト装置20eA,20fA間のL帯のWDM網Ln及びC帯のWDM網Cnに、波長λ1を割り当てる設定を行ったとする。更に、リンク波長割当制御部29が波長割当テーブル9faに、波長クロスコネクト装置20fA,20aA間のL帯のWDM網Lnに、波長λ1を割り当てる設定を行ったとする。
次に、ステップS2において、リンク波長割当制御部29は、波長割当テーブル9efに基づき、入力側の方路Mi1から波長クロスコネクト装置20d,20e,20fを介して出力側の方路Mo1へ、L帯のWDM網Ln上に光パスP1(実線)を張る。
これと共に、リンク波長割当制御部29は、波長割当テーブル9ef,9faに基づき、入力側の方路Mi2から波長クロスコネクト装置20eA,20fA,20aAを介して出力側の方路Mo2へ向かい、波長クロスコネクト装置20eA,20fA間ではC帯のWDM網Cn上に、且つ、波長クロスコネクト装置20fA,20fA間ではL帯のWDM網Ln上に、上記と同じ光信号λ1Lが伝送可能な光パスP2a(破線)を張る。
つまり、同一区間(波長クロスコネクト装置20eA,20fA間)に、同波長λ1の光信号λ1Lが伝送される異なる光パスP1,P2aが張られるので、各光パスP1,P2aは、同一区間の異なる帯域のWDM網(C帯のWDM網CnとL帯のWDM網Ln)に張られることになる。
次に、ステップS3において、入力側の方路Mi1から光パスP1にL帯で波長λ1の光信号λ1Lが、次のように伝送される。
まず、入力側の方路Mi1から波長クロスコネクト装置20dAに入力されたL帯の光信号λ1Lは、図2に示す例えば分波器11aを介してL/C変換部32でC帯に変換される。この変換されたC帯の光信号λ1Lは、図3に示すWXC部22Aの光アンプ24aを介してWSS25a3に入力され、この出力端から例えばL帯系列のWSS26b3へ出力される。
更に、C帯の光信号λ1Lは、WSS26b3から光アンプ27bを介してC/L変換部36でL帯に変換され、図1に示すL帯のWDM網Ln上の光パスP1を介して後段の波長クロスコネクト装置20eAに入力される。この波長クロスコネクト装置20eAでも前段の波長クロスコネクト装置20dAと同等の処理が行われ、更に後段の波長クロスコネクト装置20fAでも同等の処理が行われる。波長クロスコネクト装置20fAでは、L帯で波長λ1の光信号λ1Lが、図2に示す例えば合波器12bから出力側の方路Mo1(図1)へ出力される。
次に、ステップS4において、図1に示す方路Mi2から光パスP2aに上記と同じL帯で波長λ1の光信号λ1Lが、次のように伝送される。
まず、入力側の方路Mi2から波長クロスコネクト装置20eAに入力されたL帯の光信号λ1Lは、図2に示す例えば分波器11aを介してL/C変換部32でC帯に変換される。この変換されたC帯の光信号λ1Lは、図3に示す光アンプ24aを介してWSS25a3に入力され、この出力端から例えばC帯系列のWSS26b2へ出力される。
更に、C帯の光信号λ1Lは、WSS26b2から光アンプ27bを介して、図1に示すC帯のWDM網Cn上の光パスP2aを介して後段の波長クロスコネクト装置20fAに入力される。この波長クロスコネクト装置20fAに入力されたC帯の光信号λ1Lは、図3に示す光アンプ24bを介してWSS25b2に入力され、この出力端からL帯系列の例えばWSS26a3へ出力される。このC帯の光信号λ1Lは、WSS26b3から光アンプ27bを介してC/L変換部36でL帯に変換され、図1に示すL帯のWDM網Ln上の光パスP2aを介して更に後段の波長クロスコネクト装置20aAに入力される。
この波長クロスコネクト装置20aAでは、L帯の光信号λ1Lが、図2に示す例えば分波器11aを介してL/C変換部32でC帯に変換される。このC帯の光信号λ1Lは、図3に示す光アンプ24aを介してWSS25a3に入力され、この出力端からL帯系列の例えばWSS26b3へ出力される。更に、C帯の光信号λ1Lは、WSS26b3から光アンプ27bを介してC/L変換部36でL帯に変換され、図2に示す合波器12bから出力側の方路Mo2(図1)へ出力される。
<実施形態の効果>
本実施形態のマルチバンド伝送システム10Aの波長クロスコネクト装置20A(波長クロスコネクト装置20aA~20fA)は、1本又は複数本の光ファイバから構成される光伝送路でマルチバンド伝送されてきた異なる複数の波長帯の各光信号を多重化した波長多重信号光が、方路Mi毎に、異なる波長帯に分波された各波長帯の光信号を光アンプ24a~24m,27a~27mで増幅した後、WSS25a1~25m3,26a1~26m3で方路変更し、出力側の方路Moへ出力する中継処理を行っている。
WSS25a1~25m3,26a1~26m3は、入力側において1入力端からの入力を1出力端から複数分岐出力後に、出力側において1入力端からの複数合成入力を1出力端から出力する光信号処理を行っている。
波長クロスコネクト装置20Aは、光アンプ24a~24m,27a~27mで及びWSS25a1~25m3,26a1~26m3を有し、異なる波長帯(S帯、C帯及びL帯の波長帯)の内、予め定められた特定波長帯(C帯)の光信号の中継処理を行うWXC部22Aを備える。また、WXC部22Aの入力側に、特定波長帯以外の波長帯の光信号を、当該特定波長帯の光信号に変換する入力側変換部(S/C変換部31及びL/C変換部32)を備える。更に、WXC部22Aの出力側に、入力側変換部で変換された特定波長帯の光信号を、変換前の光信号に変換する出力側変換部(C/S変換部35及びC/L変換部36)を備える。そして、入力側から直接入力された特定波長帯の光信号を、WXC部22Aでの中継処理後に直接出力する構成とした。
この構成によれば、異なる波長帯の光信号を同一の波長帯(特定波長帯)の光信号に変換した後、1つのWXC部22Aにより特定波長帯で光信号処理を行える。このため、WXC部22Aの装置規模及び消費電力を減少できる。
(2)マルチバンド伝送システム10Aは、上記(1)に記載の波長クロスコネクト装置20Aを複数備え、複数の波長クロスコネクト装置20aA~20fAを、当該波長クロスコネクト装置20aA~20fAにおける入出力側の複数の帯域毎にWDM網Sn~Lnでリング状に接続して構成される。
リング状に接続された波長クロスコネクト装置(例えば波長クロスコネクト装置20eA,20fA)間の複数の帯域(C帯及びL帯)毎のWDM網Cn,Lnに所定の波長λ1を割り当て、この割り当てられた波長λ1の光信号が伝送される光パスP1,P2aを、1又は複数の波長クロスコネクト装置20eA~20aAを介して入力側の方路と出力側の方路間に張る制御を行うリンク波長割当制御部29を備える。
リンク波長割当制御部29は、波長クロスコネクト装置20eA,20fA間による同一区間に、同波長λ1の光信号が伝送される異なる光パスP1,P2aを、同一区間の異なる帯域(C帯及びL帯)のWDM網Cn,Lnに張る制御を行う構成とした。
この構成によれば、波長クロスコネクト装置20eA,20fA間による同一区間に、同波長λ1の光信号が伝送される異なる光パスP1,P2aが、同一区間の異なる帯域(C帯及びL帯)のWDM網Cn,Lnに張られる。このため、同一区間の異なる光パスP1,P2aに、同波長λ1の光信号が伝送されても、波長衝突が生じることが無くなる。
<効果>
(1)波長クロスコネクト装置であって、前記波長クロスコネクト装置は、1本又は複数本の光ファイバから構成される光伝送路でマルチバンド伝送されてきた異なる複数の波長帯の各光信号を多重化した波長多重信号光が、方路毎に、異なる波長帯に分波された各波長帯の光信号を光アンプで増幅した後、入力側において1入力端からの入力を1出力端から複数分岐出力後に、出力側において1入力端からの複数合成入力を1出力端から出力する光信号処理を行うWSSで方路変更し、出力側の方路へ出力する中継処理を行っており、前記光アンプ及び前記WSSを有し、前記異なる波長帯の内、予め定められた特定波長帯の光信号の前記中継処理を行うWXC(Wavelength Cross Connect)部を備え、前記WXC部の入力側に、前記特定波長帯以外の波長帯の光信号を、当該特定波長帯の光信号に変換する入力側変換部を備え、前記WXC部の出力側に、前記入力側変換部で変換された特定波長帯の光信号を、変換前の光信号に変換する出力側変換部を備え、前記入力側から直接入力された前記特定波長帯の光信号は、前記WXC部での中継処理後に直接出力するようにしたことを特徴とする波長クロスコネクト装置である。
この構成によれば、異なる波長帯の光信号を同一の波長帯(特定波長帯)の光信号に変換した後、1つのWXC部により特定波長帯で光信号処理を行える。このため、WXC部の装置規模及び消費電力を減少できる。
(2)上記(1)に記載の波長クロスコネクト装置を複数備え、複数の波長クロスコネクト装置を、当該波長クロスコネクト装置における入出力側の複数の帯域毎にWDM(Wavelength Division Multiplex)網でリング状に接続して構成されるマルチバンド伝送システムであって、前記リング状に接続された波長クロスコネクト装置間の複数の帯域毎のWDM網に所定の波長を割り当て、この割り当てられた波長の光信号が伝送される光パスを、1又は複数の波長クロスコネクト装置を介して入力側の方路と出力側の方路間に張る制御を行うリンク波長割当制御部を備え、前記リンク波長割当制御部は、波長クロスコネクト装置間による同一区間に、同波長の光信号が伝送される異なる光パスを、同一区間の異なる帯域のWDM網に張る制御を行うことを特徴とするマルチバンド伝送システムである。
この構成によれば、波長クロスコネクト装置間による同一区間に、同波長の光信号が伝送される異なる光パスが、同一区間の異なる帯域のWDM網に張られる。このため、同一区間の異なる光パスに、同波長の光信号が伝送されても、波長衝突が生じることが無くなる。
その他、具体的な構成について、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
1a~1m 波長多重信号光
9ef,9fa 波長割当テーブル
10A マルチバンド伝送システム
11a~11m 波長帯分波器
12a~12m 波長帯合波器
20A 波長クロスコネクト装置
22A WXC部
24b~24m,27a~27m 光アンプ
25a1~25m3,26a1~26m3 WSS
29 リンク波長割当制御部
31 S/C変換部(入力側変換部)
32 L/C変換部(入力側変換部)
35 C/S変換部(出力側変換部)
36 C/L変換部(出力側変換部)
Sn S帯のWDM網
Cn C帯のWDM網
Ln L帯のWDM網
Mi 入力側の方路
Mo 出力側の方路
P1,P2a 光パス
λ1L 光信号

Claims (7)

  1. 波長クロスコネクト装置であって、
    前記波長クロスコネクト装置は、1本又は複数本の光ファイバから構成される光伝送路でマルチバンド伝送されてきた異なる複数の波長帯の各光信号を多重化した波長多重信号光が、方路毎に、異なる波長帯に分波された各波長帯の光信号を光アンプで増幅した後、入力側において1入力端からの入力を1出力端から複数分岐出力後に、出力側において1入力端からの複数合成入力を1出力端から出力する光信号処理を行うWSS(Wavelength Selective Switch)で方路変更し、出力側の方路へ出力する中継処理を行っており、
    前記光アンプ及び前記WSSを有し、前記異なる波長帯の内、予め定められた特定波長帯の光信号の前記中継処理を行うWXC(Wavelength Cross Connect)部を備え、
    前記WXC部の入力側に、前記特定波長帯以外の波長帯の光信号を、当該特定波長帯の光信号に変換する入力側変換部を備え、
    前記WXC部の出力側に、前記入力側変換部で変換された特定波長帯の光信号を、変換前の光信号に変換する出力側変換部を備え、
    前記入力側から直接入力された前記特定波長帯の光信号は、前記WXC部での中継処理後に直接出力するようにした
    ことを特徴とする波長クロスコネクト装置。
  2. 請求項1に記載の波長クロスコネクト装置を複数備え、複数の波長クロスコネクト装置を、当該波長クロスコネクト装置における入出力側の複数の帯域毎にWDM(Wavelength Division Multiplex)網でリング状に接続して構成されるマルチバンド伝送システムであって、
    前記リング状に接続された波長クロスコネクト装置間の複数の帯域毎のWDM網に所定の波長を割り当て、この割り当てられた波長の光信号が伝送される光パスを、1又は複数の波長クロスコネクト装置を介して入力側の方路と出力側の方路間に張る制御を行うリンク波長割当制御部を備え、
    前記リンク波長割当制御部は、波長クロスコネクト装置間による同一区間に、同波長の光信号が伝送される異なる光パスを、同一区間の異なる帯域のWDM網に張る制御を行う
    ことを特徴とするマルチバンド伝送システム。
  3. 請求項1に記載の波長クロスコネクト装置を複数備え、複数の波長クロスコネクト装置を、当該波長クロスコネクト装置における入出力側の複数の帯域毎にWDM網でリング状に接続して構成されるマルチバンド伝送システムのマルチバンド伝送方法であって、
    前記リング状に接続された波長クロスコネクト装置間の複数の帯域毎のWDM網に所定の波長を割り当て、この割り当てられた波長の光信号が伝送される光パスを、1又は複数の波長クロスコネクト装置を介して入力側の方路と出力側の方路間に張る制御を行うリンク波長割当制御部を、前記マルチバンド伝送システムに備え、
    前記リンク波長割当制御部は、
    前記波長クロスコネクト装置間による同一区間に、同波長の光信号が伝送される異なる光パスを、同一区間の異なる帯域のWDM網に張るステップ
    を実行することを特徴とするマルチバンド伝送方法。
  4. 波長クロスコネクト装置であって、
    前記波長クロスコネクト装置は、異なる帯域のWDM網を通って伝送されてきた異なる複数の波長帯の各光信号を多重化した波長多重信号光が、異なる波長帯に分波された各波長帯の光信号を入力側の方路から、方路を変更して、出力側の方路へ出力する中継処理を行っており、
    前記異なる波長帯の内、予め定められた特定波長帯の光信号の前記中継処理を行うWXC(Wavelength Cross Connect)部を備え、
    前記WXC部の入力側に、前記特定波長帯以外の波長帯の光信号を、当該特定波長帯の光信号に変換する入力側波長帯変換部を、入力側の方路ごと、かつ、変換する波長帯ごとに備える、
    ことを特徴とする波長クロスコネクト装置。
  5. 波長クロスコネクト装置であって、
    前記波長クロスコネクト装置は、異なる帯域のWDM網を通って伝送されてきた異なる複数の波長帯の各光信号を多重化した波長多重信号光が、異なる波長帯に分波された各波長帯の光信号を入力側の方路から、方路を変更して、出力側の方路へ出力する中継処理を行っており、
    前記異なる波長帯の内、予め定められた特定波長帯の光信号の前記中継処理を行うWXC(Wavelength Cross Connect)部を備え、
    前記WXC部の出力側に、前記特定波長帯の光信号を、当該特定波長帯以外の任意の波長帯の光信号に変換する出力側波長帯変換部を、出力側の方路ごと、かつ、変換する波長帯ごとに備える、
    ことを特徴とする波長クロスコネクト装置。
  6. 波長クロスコネクト装置であって、
    前記波長クロスコネクト装置は、異なる帯域のWDM網を通って伝送されてきた異なる複数の波長帯の各光信号を多重化した波長多重信号光が、異なる波長帯に分波された各波長帯の光信号を入力側の方路から、方路を変更して、出力側の方路へ出力する中継処理を行っており、
    前記異なる波長帯の内、予め定められた特定波長帯の光信号の前記中継処理を行うWXC(Wavelength Cross Connect)部を備え、
    前記WXC部の入力側に、前記特定波長帯以外の波長帯の光信号を、当該特定波長帯の光信号に変換する入力側波長帯変換部を、入力側の方路ごと、かつ、変換する波長帯ごとに備え、
    前記WXC部の出力側に、前記特定波長帯の光信号を、当該特定波長帯以外の任意の波長帯の光信号に変換する出力側波長帯変換部を、出力側の方路ごと、かつ、変換する波長帯ごとに備える、
    ことを特徴とする波長クロスコネクト装置。
  7. 前記波長クロスコネクト装置は、1本又は複数本の光ファイバから構成される光伝送路でマルチバンド伝送されてきた異なる複数の波長帯の各光信号を多重化した波長多重信号光が、方路毎に、異なる波長帯に分波された各波長帯の光信号を光アンプで増幅した後、入力側において1入力端からの入力を1出力端から複数分岐出力後に、出力側において1入力端からの複数合成入力を1出力端から出力する光信号処理を行うWSS(Wavelength Selective Switch)で方路変更し、出力側の方路へ出力する中継処理を行う、
    ことを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の波長クロスコネクト装置。
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