JP7470847B2 - 基板処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、ステージ上に保持される基板に対しスリットノズルを移動させながら基板に塗布を行う基板処理装置に関するものである。
基板に対し処理液を塗布する基板処理装置としては、平面に仕上げられたステージ上に基板を載置し、その上方に配置したスリットノズルを基板に対し走査移動させながら、スリットノズルからレジスト液等の処理液を吐出させるものがある。このような基板処理装置はスリットコーターと呼ばれることがある。例えば特許文献1に記載の基板処理装置は、それぞれが基板を支持する平面ステージを跨ぐように設けられノズルを有する2組の架橋構造体を有している。架橋構造体はステージを挟んで設けられた1対のレールに取り付けられて、スリットノズルの長手方向に直交する方向へ移動可能となっている。
また、この基板処理装置では、一方のノズルが基板に対する塗布処理を実行している間に他方のノズルのメンテナンスが行われる。このとき他方のノズルは、ステージ上方から側方へ退避した位置でメンテナンスを受ける。このような退避移動を可能とするために、レールは基板の端部を超えてさらに外側まで延びており、それに伴ってステージも部分的に延長されている。特に2組のノズルそれぞれに対応してメンテナンス機構を設けるために、ステージの両端部に延長部位が設けられている。
特開2005-230807号公報
処理対象となる基板は大型化が進んでおり、1辺が2メートルを超えるものも製造されるようになってきている。当然に、基板処理装置においてもこのような大型基板を載置可能な大型ステージを備えることが必要になってきている。ステージの周辺に各種部品を取り付けるとサイズはさらに大きくなる。このため、例えば基板処理装置の製造工場からその設置場所へ装置を移動させる際に、通常の輸送機関では装置を組み立てた状態で搬送することができなくなるという問題が生じてきている。
したがって、このような大型基板に対応する基板処理装置は、輸送機関で輸送可能なサイズまで装置を分割することができるように構成されることが望ましい。より好ましくは、輸送後の組み立て時における調整作業ができるだけ簡単なものとなっているとよい。しかしながら、上記従来技術では、このような輸送に伴う分解および再組み立ての便宜については考慮されておらず、この点において解消の余地が残されている。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、基板を載置するステージを備える塗布装置において、特にステージが大型である場合でも装置を適切に分割することができ、さらに組み立て後の調整作業を容易にすることが可能になる技術を提供することを目的とする。
この発明に係る基板処理装置の一の態様は、互いに平行な1対の側面を有し、上面に基板を載置可能な平坦なステージが設けられたステージブロックと、前記1対の側面に垂直な方向を第1方向とし、前記第1方向に垂直かつ前記ステージの上面に沿う方向を第2方向とするとき、前記第2方向における前記ステージの両端部のそれぞれよりも外側で前記ステージを挟んで、前記ステージブロックの上面に沿って前記第1方向に延設された1対のガイド部材と、前記ステージの上方で前記第2方向を長手方向としてスリット状に開口する吐出口が設けられたノズル、および、前記ノズルを支持するとともに前記1対のガイド部材の各々に対し前記第1方向に移動自在に係合するノズル支持部を有するノズルブロックと、前記1対の側面の一方から前記第1方向に突出するように前記ステージブロックに着脱自在に結合される延伸部材と、前記延伸部材により下方から支持されるとともに、前記1対のガイド部材の各々の前記第1方向における端部に接合されて前記第1方向に延びる1対の延長ガイド部材と、前記1対のガイド部材および前記1対の延長ガイド部材に沿って前記ノズルブロックを移動させる移動機構と、平面視において前記1対の延長ガイド部材の間に設けられ、前記ノズルに対するメンテナンスを実行するメンテナンス部とを備えている。
ここで、前記ステージは、平面視において前記第1方向を短辺方向とする長方形の形状を有し、前記ステージブロックでは、前記第2方向における長さよりも前記第1方向における長さの方が小さい。
このように構成された発明では、ステージに載置された基板の上方にノズルを配置した状態でノズルブロックが第1方向に移動することで、基板に塗布を行うことが可能である。そして、この基板処理装置は、ステージブロックと延伸部材との間で、第1方向の長さを分断するように分割可能である。このようにして分割された状態では、ステージを挟むように設けられた1対のガイド部材は、ステージブロックの上面にステージと一体的に取り付けられたままとなっている。
このため、ステージとガイド部材との位置関係は分割により変化しない。したがって、ステージに支持される基板と、ガイド部材に係合されるノズルブロックに設けられたノズルとの位置関係も変わらない。このことは、装置のうち特に塗布品質に影響するとして精密に調整されるべきステージとノズルとの間の位置精度が、装置が分割され再組み立てされた後でも保たれていることを意味する。そのため、分解、再組み立ての過程でこれらの位置関係がずれることに起因する塗布品質の低下を未然に防止することができる。
また、延伸部材と延長ガイド部材とにより、ステージ上からメンテナンス部までに至るノズルブロックの移動経路が確保されるため、ノズルのメンテナンスに関しては従来と同等の作用効果が得られる。つまり、塗布品質およびメンテナンス性のいずれにおいても、分割を行わない装置と同等の性能が得られ、これらの点で分割によるデメリットは生じない。
そして、メンテナンスを目的とするノズルの位置決めにおいては、塗布時ほど高い位置精度は必要とされないから、延伸部材および延長ガイド部材の組み立て精度に関する条件より緩やかである。このため、塗布動作の要部に該当する構成を組み立てる場合に比べて、組み立て時の調整作業は容易となる。
また、ステージブロックでは、ステージが第1方向を短辺方向とする長方形形状を有しており、これに加えて、ステージブロックの長さは、第2方向よりも第1方向の方が小さい。このことは、例えばステージブロックの平面視における包絡外形を矩形とみなしたとき、ステージブロックの外形における短辺方向と、そのうちのステージの短辺方向とが一致し、しかもその方向が第1方向である、ということを意味している。したがって、分割を前提とするステージブロックの第1方向におけるサイズを、ステージ自体を分割しない範囲において最小とすることができる。
言い換えれば、ステージブロックの第1方向の長さが同じであれば、ステージの短辺方向におけるサイズを最大化することができる。長辺方向においてはステージをより大きくすることが許容されているから、結局、輸送可能な寸法という制約の中では最大寸法の基板を扱うことが可能な基板処理装置を構成することができる。
以上のように、本発明によれば、ステージの短辺方向をノズルの移動方向とし、しかも当該方向のノズルの移動経路を切断するように装置を分割することで、ステージが大型である場合でも装置を適切に分割することができる。さらに、組み立て精度が問題となる箇所を、塗布動作への影響が少ない位置に設定することができるので、組み立て後の調整作業を容易にすることができる。
本発明に係る基板処理装置の一実施形態を模式的に示す斜視図である。 この基板処理装置のステージ組立体の構造を示す斜視図である。 ステージ分割の一例を示す図である。 本実施形態におけるステージ分割の態様を示す図である。 支持機構を構成する取り付け金具の構造を示す図である。 支持機構を構成する取り付け金具の構造を示す図である。 支持梁とステージブロックとの取り付け状態を下方から見た図である。 延伸ユニットとステージユニットを結合する際の状態変化を示す図である。 基板処理装置の変形例を示す図である。 延伸部材の取り付け構造の変形例を示す図である。 延伸部材の取り付け構造の他の変形例を示す図である。 延伸部材の取り付け構造の他の変形例を示す図である。 延伸部材の取り付け構造の他の変形例を示す図である。 延伸部材の取り付け構造の他の変形例を示す図である。
図1は本発明に係る基板処理装置の一実施形態を模式的に示す斜視図である。また、図2はこの基板処理装置のステージ組立体の構造を示す斜視図である。これらの図および以下の各図には、それらの方向関係を明確にするため、Z方向を鉛直方向とし、XY平面を水平面とするXYZ直交座標系を適宜付するとともに、必要に応じて各部の寸法や数を誇張または簡略化して描いている。
基板処理装置1は、スリットノズル2を用いて被塗布物の一例である基板Sの表面Saに処理液を塗布するスリットコーターと呼ばれる塗布装置である。処理液は、例えば、フォトレジスト液である。また、処理液は、例えばカラーフィルター用顔料、ポリイミド前駆体、シリコン剤、ナノメタルインクまたは導電性材料を含むペースト状やスラリー状の種々の処理液であってもよい。基板Sは平面視で矩形状を有する、例えばガラス基板である。また、塗布対象となる基板Sについては、矩形ガラス基板、半導体基板、フィルム液晶用フレキシブル基板、フォトマスク用基板、カラーフィルター用基板、太陽電池用基板、有機EL(ElectroLuminescence)用基板などの種々の基板に適用可能である。なお、本明細書中で、「基板Sの表面Sa」とは基板Sの両主面のうち処理液が塗布される側の主面を意味する。
基板処理装置1は、基板Sを水平姿勢で吸着保持可能なステージ401を有するステージ組立体4と、ステージ401に保持される基板Sにスリットノズル2を用いて塗布処理を施す塗布処理部5と、スリットノズル2に対してメンテナンス処理を施すノズルメンテナンスユニット6と、これら各部を制御する制御部100とを備える。
なお、この実施形態では、1つのステージ組立体4に対して、同一構造を有する2つの塗布処理部5が設けられている。特に2つの塗布処理部5を区別する必要がある場合には、2つのうち(-Y)側にある塗布処理部5に符号5aを、(+Y)側にある塗布処理部5に符号5bを付すこととする。これに対応して、塗布処理部5aに設けられたノズル2には符号2aを、塗布処理部5bに設けられたノズル2には符号2bを付す。
また、2つのノズル2a,2bに対してそれぞれ1組ずつノズルメンテナンスユニット6が設けられており、これらを区別する必要がある場合には、(-Y)側に設けられてノズル2aに対するメンテナンスを行う方に符号6aを、(+Y)側に設けられてノズル2bに対するメンテナンスを行う方に符号6bを付す。これらのノズルメンテナンスユニット6a,6bは、XZ平面に対して互いに対称な構造を有している点を除き構成は同じである。このため、ノズルメンテナンスユニット6bについては詳細構造の図示を省略している。
図2に示すように、ステージ組立体4は、略直方体の形状を有し上面が略水平な平坦面に加工されたステージブロック40と、4つの延伸部位41~44とを備えている。具体的には、ステージブロック40の(-Y)側側面40aでは、その(-X)側端部と(+X)側端部とのそれぞれに、Y方向に延びる延伸部位41,42が設けられている。また、ステージブロック40の(+Y)側側面40bでは、その(-X)側端部と(+X)側端部とのそれぞれに、Y方向に延びる延伸部位43,44が設けられている。これにより、平面視において、ステージ組立体4は概ねH字形状を有している。
ステージブロック40および延伸部位41~44は、それぞれ花崗岩等の石材で構成され、上面が略水平な平坦面に仕上げられた、いわゆる石製定盤である。詳しくは後述するが、ステージブロック40および延伸部位41~44の上面は同一平面となるよう調整されている。ステージブロック40および延伸部位41~44は互いに同一厚さを有していることが好ましい。
ステージブロック40の上面中央部は、多数の真空吸着口が分散して形成され、基板Sを吸着保持するステージ401となっている。これらの真空吸着口により基板Sが吸着されることで、塗布処理の際に基板Sが所定の位置に水平に保持される。ステージ401については、その短辺方向がY方向と一致するように、つまり、ステージ401のX方向長さSxに対してY方向長さSyの方が小さくなるようにすることが望ましい。このようにする理由は後述するが、このような構成により、この実施形態において基板Sは、短辺方向がY方向と一致するようにステージ401に載置されることが想定されている。なお、基板Sの保持態様はこれに限定されるものではなく、例えば機械的に基板Sを保持するように構成してもよい。
ステージブロック40の(-Y)側側面40aよりも(-Y)側で延伸部位41,42に挟まれた空間、および、ステージブロック40の(+Y)側側面40bよりも(+Y)側で延伸部位43,44に挟まれた空間は、それぞれノズル調整領域RAをなっており、このノズル調整領域RAに、ノズルメンテナンスユニット6(6a,6b)が配置される。
図1に戻って、スリットノズル2(2a,2b)では、その下端部(ノズルリップ部)が下方へ先細りの形状を有している。そして、当該下方端部の下面においてスリット状の吐出口21がX方向に延設されており、図示省略の処理液供給部から圧送されてくる処理液が上記吐出口21から基板Sの表面Saに吐出される。これによって、基板Sの表面Saに処理液が塗布される。
塗布処理部5(5a,5b)は、スリットノズル2(2a,2b)を支持するノズル支持体51を有する。このノズル支持体51は、ステージ401の上方でX方向に平行に延設された支持部材511と、支持部材511をX方向の両側から支持して支持部材511を昇降させる2つの昇降機構512,512とを有する。支持部材511は、例えばカーボンファイバ補強樹脂等で構成され、矩形の断面を有する棒部材である。この支持部材511は、その下面にスリットノズル2を着脱可能に支持する。なお、スリットノズル2を支持部材511に着脱するための機構としては、ラッチあるいはねじ等の種々の締結機構を適宜用いることができる。
2つの昇降機構512,512は支持部材511の長手方向の両端部に連結されており、それぞれACサーボモータおよび及びボールネジ等を有する。これらの昇降機構512,512により、支持部材511およびそれに固定されたスリットノズル2が鉛直方向(Z方向)に昇降され、スリットノズル2の下端で開口する吐出口21と基板Sとの間隔、すなわち、基板Sに対する吐出口21の相対的な高さが調整される。なお、支持部材511の鉛直方向の位置は、例えば、図示を省略しているが、昇降機構512の側面に設けられたスケール部と、当該スケール部に対向してスリットノズル2の側面等に設けられた検出センサとで構成されるリニアエンコーダーにより検出することができる。
このように構成されたノズル支持体51は、図1に示すように、ステージ組立体4のX方向両端部でX方向に沿って掛け渡された、ステージ401を跨ぐ架橋構造を有している。塗布処理部5は、このノズル支持体51をY方向に移動させるスリットノズル移動部53を有する。スリットノズル移動部53は、架橋構造体としてのノズル支持体51とこれに支持されたスリットノズル2とを、ステージ401上に保持される基板Sに対してY方向に沿って相対移動させる相対移動手段として機能する。具体的には、スリットノズル移動部53は、±X側のそれぞれにおいて、スリットノズル2の移動をY方向に案内するガイドレール52と、駆動源であるリニアモーター54と、スリットノズル2の吐出口の位置を検出するためのリニアエンコーダー55とを有する。
図1および図2に示すように、2つのガイドレール52はそれぞれ、ステージ組立体4の上面のうちX方向の両端部に設けられ、ノズル調整領域RAおよびステージ401が設けられた区間を含むようにY方向に互いに平行に延設されている。したがって、(-X)側に設けられたガイドレール52は、(-Y)側の延伸部位41からステージブロック40を経て(+Y)側の延伸部位43にまで至っている。また、(+X)側に設けられたガイドレール52は、(-Y)側の延伸部位42からステージブロック40を経て(+Y)側の延伸部位44にまで至っている。
そして、2つのガイドレール52がそれぞれ、2個の昇降機構512,512の移動をY方向に案内する。また、2つのリニアモーター54はそれぞれ、ステージ組立体4のX方向両側に設けられ、固定子541と移動子542とを有するACコアレスリニアモーターである。固定子541は、ステージ組立体4のX方向の側面にY方向に沿って設けられている。一方、移動子542は、昇降機構512の外側に固設されている。2個のリニアモーター54はそれぞれ、これら固定子541と移動子542との間に生じる磁力によって、2個の昇降機構512,512をY方向に駆動する。
また、各リニアエンコーダー55はそれぞれ、スケール部551と検出部552とを有している。スケール部551はステージ401に固設されたリニアモーター54の固定子541の下部にY方向に沿って設けられている。一方、検出部552は、昇降機構512に固設されたリニアモーター54の移動子542のさらに外側に固設され、スケール部551に対向配置される。リニアエンコーダー55は、スケール部551と検出部552との相対的な位置関係に基づいて、Y方向におけるスリットノズル2の位置、より具体的には吐出口の位置を検出する。
このように構成されたスリットノズル移動部53は、ノズル支持体51をY方向に駆動することで、ノズル調整領域RAの上方とステージ401上に保持される基板Sの上方との間でスリットノズル2を移動させることができる。より具体的には、スリットノズル移動部53は、スリットノズル2aを、(-Y)側のノズル調整領域RAの上方と基板Sの上方との間で移動させる。また、スリットノズル2bを、(+Y)側のノズル調整領域RAの上方と基板Sの上方との間で移動させる。
そして、基板処理装置1は、スリットノズル2aの吐出口から処理液を吐出しながらスリットノズル2aを(+Y)方向に移動させることで、基板Sの表面Saに処理液層を形成する。また、スリットノズル2bの吐出口21から処理液を吐出しながらスリットノズル2bを(-Y)方向に移動させることで、基板Sの表面Saに処理液層を形成する。
処理液の塗布完了後には、スリットノズル2はノズル調整領域RAに戻って待機する。2箇所のノズル調整領域RAは、ステージ401から(-Y)方向側および(+Y)方向側に外れた位置にそれぞれ設けられている。ノズル調整領域RAは、基板処理装置1と外部搬送機構との基板Sの受渡し期間(基板Sの搬入・搬出期間)等のステージ401上で塗布処理が行われない期間におけるスリットノズル2の待機場所として機能する。また、ノズル調整領域RAに位置するスリットノズル2に対して、ノズルメンテナンスユニット6が各種のメンテナンスを実行する。
ノズル調整領域RAに設けられたノズルメンテナンスユニット6は、図1に示すように、プリディスペンス機構61、洗浄ブロック62および待機ポッド63を備えている。これらを備えるノズルメンテナンスユニット6は、ノズル2に付着した余分な処理液を除去しノズル2の先端を塗布に適した状態に整える機能を有する。これらの構成としては公知のものを適用可能であるため、説明を省略する。例えば、本願出願人が先に開示した特開2008-290031号公報に記載のものを適用することができる。
上記のように、この実施形態の基板処理装置1は、ステージ組立体4の周囲に各種の機構部品が取り付けられた構造を有している。ステージ401は処理対象の基板Sを水平姿勢で保持するだけの平面サイズを有している必要があり、基板Sが大型であれば当然に、ステージ401およびこれを含む装置全体も大型となる。
装置の大きさに最も影響を与えるのはステージ組立体4である。ここで、以下の説明のために、ステージ組立体4のX方向における最大長さを、符号Lxにより表すこととする。また、Y方向における最大長さを符号Lyにより表すこととする。
ところで、近年では基板の大型化が進んでおり、例えば液晶表示パネル製造用ガラス基板では、一般にG8サイズと称される2620mm×2290mmの基板が流通するようになってきている。そうすると、このような基板を扱う基板処理装置1では、ステージ401の平面サイズ(Sx×Sy)がこの程度であることが必要となる。ステージ組立体4の長さLx,Lyは当然にこれより大きくなり、例えばいずれも3mを超えるような場合もある。
一般的に各種の処理装置は、製造工場で組み立て、調整が行われた後、実際に当該装置が使用される場所に搬入される。しかしながら、このように大型の装置になると、組み立てた状態のまま輸送することが困難である。例えば鉄道やトラック等の輸送機関では積載物の寸法に上限があり、これらを利用することができないケースが生じ得る。このため、装置をいくつかのブロックに分割する必要が生じてくる。
この種の基板処理装置1は、極めて高い加工・組み立て精度が必要とされる精密機械である。ステージ組立体4もその一例であり、これを分割するのに際しては、設置現場での再組み立てにおいても高い精度が確保されなければならない。
図3はステージ分割の一例を示す図である。なお、上記実施形態の構造を例に取って説明する都合上、一部の構成についてはこれまでの説明で使用した参照符号をそのまま用いるが、図3に示される構造は本実施形態のものではない。ステージ組立体4の分割を考えるとき、例えば図3(a)に示すように、ステージ401を含むステージ本体405と、ガイドレール52、リニアモーター54およびリニアエンコーダー55が取り付けられたサイド部406とにステージ組立体4を分割することが考えられる。
再組み立ての際には、ステージ本体405のX方向両端部にそれぞれサイド部406を取り付けることになる。このとき、ステージ組立体4の上面における平面度が規格値の範囲に収まっている必要がある。この場合の規格値としては例えば10μmまたはそれ以下である。設置現場においてこのような精度を実現することは必ずしも容易ではなく、例えば図3(b)に示すように、ステージ本体405に対するサイド部406の取り付け位置がずれていると、ノズル2が傾いた状態で支持されることとなる。そうすると、ノズル2の下端に設けられた吐出口21とステージ401上の基板Sとのギャップが位置により異なることになり、結果として塗布膜厚が不均一となって塗布品質が低下することになる。
図4は本実施形態におけるステージ分割の態様を示す図である。なお、図4(a)では、これまで図示を省略してきた、ステージ組立体4を支持する支持フレーム10を併せて図示している。図4(a)に示すように、この実施形態において、ステージ組立体4は、ステージ401と、ステージ組立体4の上面に設けられたガイドレール52のうちステージ401を挟んで設けられた部分(符号520を付す)とを含むステージブロック40と、ガイドレール52の一部(符号521を付す)が取り付けられた各延伸部位41~44との間で分割される。支持フレーム10は、ステージブロック40を支持するフレーム11と、(-Y)側の延伸部位41,42を一体的に支持するフレーム12と、(+Y)側の延伸部位43,44を一体的に支持するフレーム13とを備えている。
より具体的には、平板状のステージブロック40の(-Y)側側面40aは、Y軸に垂直な平面に仕上げられており、その(-X)側端部に、略直方体形状の延伸部材41が接合される。上面同士が同一平面をなすように、延伸部材41がステージブロック40に接合されることにより、延伸部材41は延伸部位41として機能する。本実施形態では、延伸部位41がステージブロック40とは独立した別部材として構成される。したがって、本実施形態に関しては「延伸部位」と「延伸部材」とは実質的に同義である。そこで、本明細書では、この延伸部材にも、対応する延伸部位と同じ参照符号41を付している。以下に説明する他の延伸部位42~44についても同様とする。
図には現れていないが、延伸部材41の(+Y)側端面もY軸に垂直な平面に仕上げられており、したがって、ステージブロック40と接合されることで、両者は平面同士でぴったり密着することになる。
また、ステージブロック40の(-Y)側側面40aのうち(+X)側端部にも、延伸部位として機能する延伸部材42が取り付けられる。延伸部材41,42はフレーム12によって一体的に支持されている。以下では、延伸部材41,42およびフレーム12が一体化された構造体を「第1延伸ユニット」と称する。
同様に、ステージブロック40の(+Y)側側面40bもY軸に垂直な平面に仕上げられており、その(-X)側端部および(+X)側端部のそれぞれに、略直方体形状の延伸部材43,44が接合される。延伸部材がステージブロック40に結合された状態と分離された状態とを対比させるために、図4(a)では延伸部材43,44はステージブロック40に結合された状態が示されている。しかしながら、延伸部材41,42と同様に、延伸部材43,44もステージブロック40から切り離すことが可能である。延伸部材43,44は、フレーム13によって一体的に支持されている。以下では、延伸部材43,44およびフレーム13が一体化された構造体を「第2延伸ユニット」と称し符号72を付す。
すなわち、この実施形態におけるステージ組立体4は、ステージブロック40とフレーム11とが一体化されたステージユニット70と、第1および第2延伸ユニット71,72とに分割することが可能である。このように分割を行い、各ユニットの水平サイズの最大値を輸送可能な上限寸法以下に抑えることができる。
各部の詳細を説明するのに先立って、このようにステージ組立体4を分割することによる効果を説明する。図4(b)は本実施形態のステージ分割による効果を説明する図である。この実施形態では、ステージ組立体4が分割された状態でも、ステージ401を挟む1対のガイドレール52,52はステージブロック40の上面に取り付けられた状態が維持されている。したがって、分割および再組み立ての過程において、ガイドレール52,52とステージ401との位置関係は変動することがない。
このため、ガイドレール52に係合されるノズル支持体51によって支持されるノズル2と、ステージ401に吸着保持される基板Sとの位置関係も、工場出荷段階と同じ状態が保たれている。すなわち、分割および再組み立てにおいて、これらの位置精度が低下することはない。
また、仮にいずれかの延伸部材のステージブロック40に対する取り付け精度がよくなかったとしても、これによるノズル2の傾きはノズル調整領域RAにおいてのみ発生し、基板Sとの対向位置では生じない。そのため、少なくとも塗布品質への影響は回避することができる。
また、この実施形態では、図4(a)に示すように、ステージブロック40において、ガイドレール52(520)のY方向端部がステージブロック40の端部まで延びておらず、ステージブロック40のY方向端部よりも内側で切れている。このようにする理由は以下の通りである。
図4(a)に示すように、ガイドレール52のうち延伸部材41等の上面に取り付けられる部分521は、延伸部材41等から取り外し可能となっている。また、延伸部材41等の上面に取り付けられた状態では、ガイドレール52(521)の(+Y)側端部は延伸部材41等の(+Y)側端面よりも突出している。このため、ガイドレール521の(+Y)側端部はステージブロック40の上面まで延びることとなる。これをステージブロック40の上面に留め付けることで、仮にステージブロック40と延伸部材41等との間に段差があったとしても、ガイドレール52の接続に関してはよりスムーズに行うことが可能となる。その結果、ガイドレール52の段差により塗布処理部5が振動する等の問題を回避することが可能である。
上記のような分割方法によれば、ステージブロック40では、そのY方向の両側面40a,40bは互いに平行であり、これらの側面40a,40bよりも外側まで突出する部品は本質的にはない。このため、ステージブロック40のY方向長さLy2については、輸送可能な上限寸法(以下、単に「上限寸法」という)いっぱいまで設定することが可能となる。なお、このステージブロック40ではそのY方向両端部が互いに平行な(Y軸に垂直な)平面で終端しているため、この側面間の距離がステージブロック40の長さLy2となる。
ステージブロック40の上面のうちガイドレール520,520に挟まれた領域は、基本的に全て基板Sを支持するために用いることができる。つまり、この領域全体をステージ401として利用することが可能である。基板処理装置1はステージブロック40のY方向長さLy2までの基板Sを扱うことができるから、原理上は上限寸法まで基板Sを大きくすることができる。
特に、長方形の基板Sについては、その短辺がY方向を向くようにステージ401に載置することで、X方向に延びる長辺については上限寸法を超える長さまで許容することが可能になる。このとき、ステージ401に載置可能な基板Sのサイズを最大とすることができる。言い換えれば、本実施形態の技術思想に基づけば、基板Sの短辺の長さが上限寸法を超えない限り、そのような基板Sを扱うことのできる基板処理装置1を構成することが可能である。
また、このようにノズル移動方向であるY方向と基板Sの短辺方向とを揃えることで、塗布動作における塗布処理部5の移動ストロークを小さくすることが可能である。ステージブロック40の上面においてその平面度を特に厳しく管理する必要のあるのはこの移動ストロークの範囲であるから、移動ストロークの短縮は、ステージブロック40の加工精度に対する条件をいくらか緩和することができるという効果も有する。
次に、上記のように分割可能に構成されたステージ組立体4を分割および結合可能に支持するための構造について説明する。図4(a)に示すように、ステージブロック40については、ステージブロック40の下部に結合された強固なフレーム11により、ステージ面が所定高さの水平面となるように支持されている。
一方、延伸部材41の下部には、後述する支持機構8の支持梁81が取り付けられており、支持梁81の(+Y)側端部は延伸部材41の(+Y)側端部よりも(+Y)側まで突出している。同様に、延伸部材42の下部には、延伸部材42の(+Y)側端部よりも(+Y)側まで突出する支持梁82が取り付けられている。支持梁81,82は、いくつかの部材が組み合わされてなるフレーム12に、可動脚122を介して取り付けられている。
可動脚122は、支持梁81,82をフレーム12に固定したロック状態と、支持梁81,82が所定の可動範囲内でXYZ方向に移動自在のアンロック状態とを切り替えることができる。これを実現するための機構については任意であるが、アンロック状態においても、支持梁81,82がフレーム12から脱落するのを防止する機能が維持されていることが望ましい。延伸部材41等とステージブロック40との高さ調整のために、可動脚122はジャッキ機構を有するものでもよい。説明を省略するが、フレーム13による延伸部材43,44の支持態様もこれと同様である。
輸送時には、可動脚122はロック状態とされ、これにより支持梁81,82およびこれに固定された延伸部材41,42が振動によりぐらつくことが回避される。一方、延伸部材41,42がステージブロック40と結合されてステージ組立体4を構成するとき、可動脚122はアンロック状態とされて、延伸部材41,42の支持は次に説明する支持機構8に委ねられる。
図5ないし図8は支持機構の構造およびその機能を説明する図である。より具体的には、図5および図6は支持機構8を構成する取り付け金具の構造を示す図である。また、図7は支持梁81とステージブロック40との取り付け状態を下方から見た図である。また、図8は第1延伸ユニット71とステージユニット70とを結合する際の状態変化を示す図である。これらの図においては、図をわかりやすくするため、説明と直接関係のない構成については適宜省略する。また、以下の説明では1つの延伸部材とステージブロックとを結合する場合を例示するが、他の延伸部材についても同様とすることが可能である。
図5は延伸部材41の(+X)側側面41aとステージブロック40の(-Y)側端面40aとの間での結合状態を示す。図5(a)に示すように、延伸部材41の(+X)側側面41aのうち(+Y)側端部近傍には、金属製のプレート部材831が少なくとも1個(この例では2個)固着されている。プレート部材831の(-Y)側端面には、(+Y)側端面まで貫通する貫通孔831aが設けられている。一方、プレート部材831の(+X)側端面には、ねじ穴831bが設けられている。
また、ステージブロック40の(-Y)側端面40aのうち、延伸部材41が当接する領域を避けて、ただしこれに隣接して、金属製のプレート部材832が固着されている。プレート部材832の(-Y)側端面にはねじ穴832a,832bが設けられている。このうちねじ穴832aは、延伸部材41がステージブロック40に当接したときにプレート部材831の貫通孔831aと対応する位置に設けられている。
延伸部材41とステージブロック40とが近接配置された状態で、プレート部材831の貫通孔831aからプレート部材832のねじ穴832aへボルト833が挿通されることで、ステージブロック40に対する延伸部材41の位置出しが行われる。
この状態で、ねじ穴831b,832bのそれぞれに対応する位置に貫通孔834a,834bが形成されたL型金具834がボルト等の固結部材835によりプレート部材831,832に固結される。その結果、図5(b)に示すように、延伸部材41とステージブロック40とが、適切な位置関係で、つまりそれらの上面が同一平面となる状態で互いに結合される。
いずれも石製であるステージブロック40および延伸部材41に直接ねじ穴を設けても機械的強度が確保できない。そこで、これらに金属製のプレート部材831,832を固着しておき、プレート部材831,832にねじ穴を設けることで、機械的強度を確保し、しかも着脱を繰り返すことのできる支持機構を構成することができる。
図6は延伸部材42の(+X)側側面42aとステージブロック40の(-Y)側端面40aとを結合する状態を示す。図6(a)に示すように、延伸部材42の(+X)側側面42aのうち(+Y)側端部近傍には、金属製のプレート部材841が少なくとも1個(この例では1個)固着されている。プレート部材841の(-Y)側端面には、(+Y)側端面まで貫通する貫通孔841aが設けられている。また、プレート部材841の(+X)側端面には、ねじ穴841bが設けられている。
また、ステージブロック40の(+X)側端面40cの(-Y)側端部近傍には、金属製のプレート部材842が固着されている。プレート部材842の(-Y)側端面には、貫通孔841aに対応するねじ穴842aが設けられている。また、プレート部材842の(+X)側端面には、ねじ穴842bが設けられている。
延伸部材42とステージブロック40とが近接配置された状態で、プレート部材841の貫通孔841aからプレート部材842のねじ穴842aへボルト843が挿通されることで、ステージブロック40に対する延伸部材42の位置出しが行われる。
この状態で、ねじ穴841b,842bのそれぞれに対応する位置に貫通孔844a,844bが形成されたプレート状金具844がボルト等の固結部材845によりプレート部材841,842に固結される。その結果、図6(b)に示すように、延伸部材42とステージブロック40とが、適切な位置関係で、つまりそれらの上面が同一平面となる状態で互いに結合される。
延伸部材41およびステージブロック40の(-X)側端面にも、図6と同様の機構が設けられている。一方、延伸部材42の(-X)側端面とステージブロック40の(-Y)側端面との間にも、図5と同様の機構が設けられている。これらの機構により、延伸部材41とステージブロック40との間、および、延伸部材42とステージブロック40との間が、それぞれ互いに強固に結合される。延伸部材43,44とステージブロック40との間にも同様の機構が設けられる。
この段階では、延伸部材41~44はステージブロック40に対し、いわゆる片持ち梁状態に取り付けられていることになる。延伸部材41~44は塗布処理部5の重量を支える必要があり、片持ち梁状の支持では十分とは言えない。そこで、この実施形態では、延伸部材41等の下面に、ステージブロック40の下面まで延びる支持梁81等を取り付けており、支持梁81等をステージブロック40の下面に固定することで、機械的強度の向上が図られている。
具体的には、図7に示すように、延伸部材41,42がステージブロック40の側面に接合した状態では、支持梁81,82の(+Y)側端部はステージブロック40の下方まで延びている。支持梁81,82は角パイプ形状を有しており、ステージブロック40の下方に当たる位置に貫通孔81a,82aが適宜設けられる。この貫通孔81a,82aを介して下方からボルト等の固結部材811,821が挿通され、支持梁81,82とステージブロック40との間が固結される。
工場での製造段階で、支持梁81,82を介して延伸部材41,42とステージブロック40との上面高さが揃っていれば、設置現場での再組み立てにおいても同様の結果が得られると期待される。また、再組み立ての際、必要に応じて、支持梁81,82の上面とステージブロック40の底面との間にシムのような調整用部材を用いて高さ調整を行うようにしてもよい。前記した通り、延伸部材41,42とステージブロック40との高さの不揃いは塗布品質には影響を与えないため、この調整に求められる精度としては比較的緩やかなものとすることが可能である。これにより、設置現場での調整作業を容易にすることができる。
このように、延伸部材41等の側面とステージブロック40の側面とを結合する図5、図6の構成と、延伸部材41等とステージブロック40とを下面側から支持する支持梁81,82とにより、延伸部材41等とステージブロック40とが強固に結合され、塗布処理部5による荷重にも耐えることが可能となる。これらの構成が一体として、支持機構8をなしている。
第1延伸ユニット71とステージユニット70との結合は、以下のようにして行うことができる。図8(a)に示すように、第1延伸ユニット71とステージユニット70とが離間した状態から、図8(b)に示すように、第1延伸ユニットの支持梁81,82がステージブロック40の下方に入り込み、延伸部材41,42とステージブロック40とが近接する状態まで両者が相対移動される。
第1延伸ユニット71の水平移動のために、例えばフレーム12にキャスター(車輪)などの摩擦低減手段が設けられてもよい。次に説明するように、最終的には延伸部材41等はフレーム12による支持を必要としなくなるため、フレーム12が延伸部材上面の高さ精度を保持する機能を有していなくてもよい。
このとき可動脚122はロック状態であり、しかも、支持梁81,82の上面がステージブロック40の下面より低い位置となるように、支持梁81,82を支持する。この状態から、可動脚122がアンロック状態に切り替えられる。そして、ボルト833,843等による延伸部材41,42とステージブロック40との位置決め、固結部材835,845によるプレート部材の固結、および、固結部材811,821等により、図8(c)に示すように、ステージブロック40と延伸部材41等とが上面高さが揃うように結合され、最終的に、図8(d)に示すように、延伸部材41等にガイドレール52が取り付けられて、ステージ組立体4が完成する。
この状態では、支持梁81,82は可動脚122による支持を受けず、支持機構8によって支持されるのみである。このような構成とすることによって、塗布処理部5の荷重に耐える強度を得ながらも、ステージ組立体4全体としてその上面の平面度を確保することが可能である。また、フレーム12は最終的な部材の取り付け位置精度に影響しないので、高い寸法精度を必要としない。
なお、ここでは塗布処理部5を図示していないが、ユニット間の結合に先立って、ステージユニット70に塗布処理部5を取り付けておくことが可能である。また、ステージブロック40の平面サイズに対して塗布処理部5の高さはそれほど大きくないため、適宜の係止機構を追加することで、塗布処理部5を取り付けたままステージブロック40を輸送に供することも可能である。このようにした場合、工場内で精密に組み立てられた状態のまま設置現場へ搬入することが可能となるので、設置現場での調整作業はさらに簡単となり、またその後の動作性能も安定したものとなる。
ステージユニット70と第1延伸ユニット71とを分離する際の作業は、上記とは逆のものとなる。また、ステージユニット70と第2延伸ユニット72との間の着脱も、ステージユニット70と第1延伸ユニット71との着脱と同様にして行うことができる。
以上のように、この実施形態においては、塗布装置である基板処理装置1が、本発明の「基板処理装置」に相当している。そして、スリットノズル2(2a,2b)が本発明の「ノズル」として機能している。また、塗布処理部5(5a,5b)が本発明の「ノズルブロック」として、またノズルメンテナンスユニット6(6a,6b)が本発明の「メンテナンス部」として、それぞれ機能している。
また、上記実施形態では、ステージブロック40の側面40a,40bが、本発明の「側面」に該当している。また、延伸部材41~44が、本発明の「延伸部材」として機能している。また、ノズル支持体51が本発明の「ノズル支持部」として機能している。また、ガイドレール52のうち、ステージブロック40に取り付けられた部位が本発明の「ガイド部材」として機能する一方、延伸部位41等に取り付けられた部位が本発明の「延長ガイド部材」として機能している。さらに、リニアモーター54が、本発明の「移動機構」として機能している。
また、上記実施形態においては、X方向が本発明の「第2方向」に相当する一方、Y方向が本発明の「第1方向」に相当している。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上記実施形態の基板処理装置1は、1つのステージ401に対して2組の塗布処理部5(5a,5b)を有している。しかしながら、次に示すように、塗布処理部5が1組のみであっても、上記と同様の効果が得られる。
図9は基板処理装置の変形例を示す図である。この変形例の基板処理装置1Aは、塗布処理部5を1組だけ備えており、これに伴って、ステージ延伸部位もステージブロック40のY方向両端部のうち一方のみに取り付けられている。このような基板処理装置1Aにおいても、ノズル移動方向であるY方向に延伸された延伸部材41,42がステージブロック40に対し着脱可能に構成されることで、装置を適切に分割することが可能である。
また、上記実施形態では、略直方体形状の延伸部材41~44とステージブロック40とがプレート金具、L型金具等によって結合されている。これに代えて、あるいはこれに加えて、下記のように、延伸部材とステージブロックとを直接留め付ける構造としてもよい。
図10は延伸部材の取り付け構造の変形例を示す図である。図10(a)に示すように、この変形例の延伸部材42Aでは、その(+X)側側面42cに横穴421Aが設けられ、その(+Y)側内壁面に貫通孔422Aがさらに設けられる。また、ステージブロック40Aの(-Y)側側面40dには、貫通孔422Aに対応する位置にねじ穴402が設けられる。そして、貫通孔422Aに挿通されるボルト851が、貫通孔422Aの配設数に応じて用意される。
図10(b)に示すように、延伸部材42Aがステージブロック40Aの(-Y)側端面40dに突き当てられ、両者の上面高さが揃えられた状態で、ボルト851により延伸部材42Aとステージブロック40Aとを締結することで、これらを直接かつ強固に結合することができる。また、延伸部材42Aとステージブロック40Aとを直接結合することで、ステージブロック40Aから延伸部材42Aにつながる上面のY方向における真直性を確保しやすくなり、またその再現性も向上する。
横穴421Aは、延伸部材42Aの(-X)側側面に設けられてもよく、また延伸部材42AをX方向に貫通して設けられてもよい。また、延伸部材42Aの(-X)側、(+X)側両側面に、それぞれ浅い横穴が設けられてもよい。また、延伸部材42AのX方向の片面に、複数の横穴が設けられてもよい。
また、固定に用いられるボルトの個数は任意であり、さらに多くのボルトを設けて延伸部材42Aとステージブロック40Aとの結合力を強くすることも可能である。ただし、横穴421Aが大きすぎると延伸部材42Aの機械的強度自体が低下してしまうので、上記実施形態で例示したような他の結合手段と組み合わせて必要な強度を確保するようにすることが有効である。
図11Aないし図11Dは延伸部材の取り付け構造の他の変形例を示す図である。図11Aおよび図11Cに示すように、この変形例のステージブロック40Bでは、その下面40eに、延伸部材42Bとステージブロック40Bとを締結するための止め穴404が設けられるとともに、ステージブロック40Bの(-Y)側側面40fから止め穴404の(-Y)側内壁面へ貫通する複数の貫通孔404A(この実施形態では4つ)が設けられる。また、延伸部材42Bの(+Y)側側面42dには、貫通孔404Aに対応する位置にねじ穴(図示省略)が設けられる。そして、貫通孔404Aに挿通されるボルト852が、貫通孔404Aの配設数に応じて用意される。
また、ステージブロック40Bの下面40eには、ステージブロック40Bの上面40hと、延伸部材42Bの上面42gとの高さを揃えた状態にするための基準板410が固定される。この実施形態において、基準板410は、図11Cおよび図11Dに示すように直方体に形成されており、(-Y)側の端部がステージブロック40Bから(-Y)方向に突出した状態で、その逆側の端部である(+Y)側の端部がステージブロック40Bの下面40eに固定される。このとき、基準板410は、その(+X)側側面410bが、ステージブロック40Bの(+X)側側面40gと略同一平面をなすように配置される。
延伸部材42Bをステージブロック40Bに取り付ける際は、図11Bおよび図11Dに示すように、延伸部材42Bがステージブロック40Bの(-Y)側側面40fに突き当てられるとともに、延伸部材42Bの下面42eが、基準板410のステージブロック40Bから突出した部分の上面410a(図11A)に当接するように載置される。この状態では、延伸部材42Bの上面42gとステージブロック40Bの上面40hの高さが揃った状態になる。そして、各ボルト852がステージブロック40Bの止め穴404から入れられ、各ボルト852の先端が止め穴404の(-Y)側内壁面側から貫通孔404Aに挿入される。そして、ステージブロック40Bの(-Y)側側面40fから出た各ボルト852の先端部分が、対応する延伸部材42Bのねじ穴に螺合することにより、延伸部材42Bとステージブロック40Bとが締結される。なお、図11Cにおいて、一点鎖線のうち、Z方向に平行な部分は、各ボルト852をステージブロック40Bの下側から止め穴404に配置することを示している。また、一点鎖線のうち、Y方向と平行な部分は、各ボルト852の挿入・締結方向を示している。また、図11Aの一点鎖線は、図11Cの一点鎖線のうち、Y方向と平行な部分に対応している。
このように、ボルト852により延伸部材42Bとステージブロック40Bとを締結することで、延伸部材42Bとステージブロック40Bの上面((+Z)側側面)の高さが揃った状態で、これらを直接かつ強固に結合することができる。また、ステージブロック40Bに基準板410を設けることで、延伸部材42Bをステージブロック40Bに取り付けたときに、ステージブロック40Bから延伸部材42Bにつながる上面のY方向における真直性を確保しやすくなり、またその再現性も向上する。また、このような構成を採用することで、ステージブロック40Bが石材であっても、止め穴404内の割れや欠けが発生しにくく、強度面に優れている。
なお、本例では、ステージブロック40B側にボルト852を挿入するための止め穴404を設けたが、延伸部材42B側(延伸部材42Bの下面42e)にボルト挿入用の止め穴を設けるように構成してもよい。この場合、当該止め穴の(+Y)側内壁面から延伸部材42Bの(+Y)側側面へ貫通する複数の貫通孔が設けられ、ステージブロック40Bの(-Y)側側面40fの当該貫通孔に対応する位置にねじ穴が設けられる。そして、延伸部材42Bの止め穴にボルトを入れられて、延伸部材42Bとステージブロック40Bとが締結される。当該構成によると、延伸部材42Bを石材で形成した場合であっても、止め穴内の割れや欠けが発生しにくく、強度面に優れている。
また、ステージブロック40Bの止め穴404の代わりに、ボルト挿入用の穴をステージブロックの(+X)側側面40gに設けるようにしてもよい。この場合、当該ボルト挿入用の穴の(-Y)側内壁面からステージブロック40Bの(-Y)側側面40fへ貫通するボルト挿入用の貫通孔を設けるとよい。また、本例の止め穴404の代わりに、延伸部材42Bの(+X)側側面42fにボルト挿入用の穴を設けるようにしてもよい。
また、基準板410の下面に延伸部材42Bの支持を補強するためのサポート板を更に設け、延伸部材42Bを基準板410と当該サポート板とにより確実に延伸部材42Bを支持するように構成してもよい。
また、固定に用いられるボルトの個数は任意であり、さらに多くのボルトを設けて延伸部材42Bとステージブロック40Bとの結合力を強くすることも可能である。ただし、止め穴404が大きすぎるとステージブロック40Bの機械的強度自体が低下してしまうので、上記実施形態で例示したような他の結合手段と組み合わせて必要な強度を確保するようにすることが有効である。
以上、具体的な実施形態を例示して説明してきたように、本発明に係る基板処理装置において、例えば1対の側面間の距離が第1方向における長さとなるようにしてもよい。つまり、ステージブロックの側面よりも突出するような部位を設けないようにすることで、輸送等の制約条件で決まる上限寸法に対し、ステージを最大にすることができる。つまり、制約条件の中で最大サイズの基板を扱うことが可能となる。
また例えば、ステージブロックおよび延伸部材は、上面が平面仕上げされた石製定盤であってもよい。このような構成によれば、高い平面度で表面加工を行うことができ、温度による寸法変化の小さい石材を用いることで、ステージ上の基板とノズルとの距離を一定に保ち良好な塗布品質で塗布を行うことができる。
また例えば、延伸部材の下面から第1方向に沿ってステージブロックの下面まで延び、延伸部材とステージブロックとを下面側から結合して延伸部材を支持する支持梁がさらに設けられてもよい。ステージブロックから横向きに突き出すように設けられる延伸部材およびその上面に設けられる延長ガイド部材には、ノズルブロックによる荷重に耐える強度が必要とされる。延伸部材とステージブロックとを結合する支持梁を設けることで、延伸部材の耐荷重を増大させ、また上下方向における延伸部材とステージブロックとの位置ずれを抑えて、段差のないノズルブロックの移動経路を実現することができる。
ここで、支持梁は、他の部材による支持を実質的に受けないものであってもよい。他の部材からの支持を受けることで機械的強度は向上するが、特定の箇所に応力が集中することで却って上面のうねりを生じることがあり得る。ステージブロックに取り付けられた支持梁が延伸部材を下面側から補強しつつ支持することで、このようなうねりの発生を防止することができる。
また例えば、ガイド部材は、ステージブロックの上面の第1方向における端部よりも内側で終端する一方、延長ガイド部材は、延伸部材の第1方向における端部よりも外側まで突出する構造であってもよい。このような構成によれば、延伸部材がステージブロックに結合された状態では、ガイド部材と延長ガイド部材とが、ステージブロック上面で接続されることになる。延伸部材とステージブロックとの接続箇所と同じ位置でガイド部材と延長ガイド部材とが接続される場合、両者の間に段差が生じやすいが、接続箇所を分散させることで、段差を抑えることができる。
また例えば、ステージブロックの第1方向における両側面にそれぞれ延伸部材が結合され、ガイド部材を共有する2組のノズルブロックが設けられてもよい。このような構成によれば、2組のノズルブロックを選択的に使用して基板への塗布を行うことができる。例えば、一方のノズルブロックがメンテナンスを受けている間にも他方のノズルブロックを使用して塗布を行うことができ、装置の稼働率を高めて処理のスループットを向上させることができる。
この発明は、ノズルを保護するノズルガードおよび当該ノズルガードを装備する塗布装置全般に適用することができる。
1,1A 塗布装置(基板処理装置)
2(2a,2b) スリットノズル(ノズル)
4 ステージ組立体
5(5a,5b) 塗布処理部(ノズルブロック)
6(6a,6b) ノズルメンテナンスユニット(メンテナンス部)
40 ステージブロック
40a,40b (ステージブロック40の)側面
41~44 延伸部材
51 ノズル支持体(ノズル支持部)
52 ガイドレール(ガイド部材)
54 リニアモーター(移動機構)
401 ステージ
520ガイドレール(ガイド部材)
521 ガイドレール(延長ガイド部材)
S 基板
X 第2方向
Y 第1方向

Claims (7)

  1. 互いに平行な1対の側面を有し、上面に基板を載置可能な平坦なステージが設けられたステージブロックと、
    前記1対の側面に垂直な方向を第1方向とし、前記第1方向に垂直かつ前記ステージの上面に沿う方向を第2方向とするとき、前記第2方向における前記ステージの両端部のそれぞれよりも外側で前記ステージを挟んで、前記ステージブロックの上面に沿って前記第1方向に延設された1対のガイド部材と、
    前記ステージの上方で前記第2方向を長手方向としてスリット状に開口する吐出口が設けられたノズル、および、前記ノズルを支持するとともに前記1対のガイド部材の各々に対し前記第1方向に移動自在に係合するノズル支持部を有するノズルブロックと、
    前記1対の側面の一方から前記第1方向に突出するように前記ステージブロックに着脱自在に結合される延伸部材と、
    前記延伸部材により下方から支持されるとともに、前記1対のガイド部材の各々の前記第1方向における端部に接合されて前記第1方向に延びる1対の延長ガイド部材と、
    前記1対のガイド部材および前記1対の延長ガイド部材に沿って前記ノズルブロックを移動させる移動機構と、
    平面視において前記1対の延長ガイド部材の間に設けられ、前記ノズルに対するメンテナンスを実行するメンテナンス部と
    を備え、
    前記ステージは、平面視において前記第1方向を短辺方向とする長方形の形状を有し、
    前記ステージブロックでは、前記第2方向における長さよりも前記第1方向における長さの方が小さい、基板処理装置。
  2. 前記1対の側面間の距離が前記第1方向における長さである、請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記ステージブロックおよび前記延伸部材は、上面が平面仕上げされた石製定盤である、請求項1に記載の基板処理装置。
  4. 前記延伸部材の下面から前記第1方向に沿って前記ステージブロックの下面まで延び、前記延伸部材と前記ステージブロックとを下面側から結合して前記延伸部材を支持する支持梁を有する、請求項1に記載の基板処理装置。
  5. 前記支持梁は、他の部材による支持を実質的に受けない、請求項4に記載の基板処理装置。
  6. 前記ガイド部材は、前記ステージブロックの上面の前記第1方向における端部よりも内側で終端する一方、前記延長ガイド部材は、前記延伸部材の前記第1方向における端部よりも外側まで突出する、請求項1に記載の基板処理装置。
  7. 前記ステージブロックの前記第1方向における両側面に、それぞれ前記延伸部材が結合され、
    前記ガイド部材を共有する2組の前記ノズルブロックを備える、請求項1に記載の基板処理装置。
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JP2018158298A (ja) 2017-03-23 2018-10-11 株式会社Screenホールディングス 塗布装置および塗布方法

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