JP7469569B2 - 通信制御方法、ユーザ装置、コアネットワーク装置、移動通信システム、チップセット及びプログラム - Google Patents

通信制御方法、ユーザ装置、コアネットワーク装置、移動通信システム、チップセット及びプログラム Download PDF

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Description

本開示は、移動通信システムで用いる通信制御方法及びコアネットワーク装置に関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(Third Generation Partnership Project)の規格において、ネットワークスライシング(Network Slicing)が規定されている(例えば、非特許文献1参照)。
例えば、eMBB(enhanced Mobile Broad Band:高速大容量)などのサービス種別毎にネットワークスライスが構築されることも可能である。これにより、例えば、ネットワークは、各サービスに合致したネットワークスライスをユーザに提供することが可能となる。
3GPP TS 38.300 V16.1.0
一実施形態に係る通信制御方法は、コアネットワーク装置が、ネットワークスライスの使用を制限する条件である制限条件を決定するステップと、前記コアネットワーク装置が、前記ネットワークスライスに関するネットワークスライス制限情報をユーザ装置又は基地局に送信するステップと、を有し、前記ネットワークスライス制限情報は、前記ネットワークスライスを識別するネットワークスライス識別子と、前記制限条件を示す条件情報と、を含む。
一実施形態に係る移動通信システムの構成を示す図である。 一実施形態に係るUE(ユーザ装置)の構成を示す図である。 一実施形態に係るgNB(基地局)の構成を示す図である。 一実施形態に係るAMF(コアネットワーク装置)の構成を示す図である。 データを取り扱うユーザプレーンの無線インターフェイスのプロトコルスタックの構成を示す図である。 シグナリング(制御信号)を取り扱う制御プレーンの無線インターフェイスのプロトコルスタックの構成を示す図である。 一実施形態に係るネットワークスライシングを示す図である。 一実施形態に係るRegistrationプロシージャを示す図である。 一実施形態に係るPDU session establishmentプロシージャを示す図である。 一実施形態に係るDe-registrationプロシージャを示す図である。 一実施形態に係るNG Setupプロシージャを示す図である。 一実施形態に係るRAN Configuration Updateプロシージャを示す図である。 一実施形態に係るAMF Configuration Updateプロシージャを示す図である。 一実施形態に係るInitial Context Setupプロシージャを示す図である。 一実施形態に係るPDU Session Resource Setupプロシージャを示す図である。 一実施形態に係るPDU Session Resource Modifyプロシージャを示す図である。 一実施形態に係るPDU Session Resource Releaseプロシージャを示す図である。 一実施形態に係る動作例1を示す図である。 一実施形態に係る動作例2を示す図である。 一実施形態に係る動作例3を示す図である。 一実施形態に係る動作例4を示す図である。 一実施形態に係る動作例5を示す図である。
コアネットワーク装置は、ネットワークスライスに対して制限条件を決定することがある。これにより、基地局又はユーザ装置がこのようなネットワークスライスを使用できない可能性がある。
そこで、本開示は、制限条件が決定されるネットワークスライスの使用を適切にすることを目的とする。
図面を参照しながら、実施形態に係る移動通信システムについて説明する。図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(移動通信システムの構成)
まず、図1乃至図6を参照して、実施形態に係る移動通信システムの構成について説明する。図1は、一実施形態に係る移動通信システムの構成を示す図である。移動通信システム1は、3GPP規格の第5世代システム(5GS:5th Generation System)に準拠する。以下において、5GSを例に挙げて説明するが、移動通信システムにはLTE(Long Term Evolution)システムが少なくとも部分的に適用されてもよい。また、移動通信システムには、第6世代(6G)システムが少なくとも部分的に適用されてもよい。
移動通信システム1は、ユーザ装置(UE:User Equipment)100と、5Gの無線アクセスネットワーク(NG-RAN:Next Generation Radio Access Network)10と、5Gのコアネットワーク(5GC:5G Core Network)20とを有する。
UE100は、移動可能な無線通信装置である。UE100は、ユーザにより利用される装置であればどのような装置であっても構わない。例えば、UE100は、携帯電話端末(スマートフォンを含む)やタブレット端末、ノートPC、通信モジュール(通信カード又はチップセットを含む)、センサ若しくはセンサに設けられる装置、車両若しくは車両に設けられる装置(Vehicle UE)、飛行体若しくは飛行体に設けられる装置(Aerial UE)である。
NG-RAN10は、基地局(5Gシステムにおいて「gNB」と呼ばれる)200を含む。gNB200は、基地局間インターフェイスであるXnインターフェイスを介して相互に接続される。gNB200は、1又は複数のセルを管理する。gNB200は、自セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。gNB200は、無線リソース管理(RRM)機能、ユーザデータ(以下、単に「データ」という)のルーティング機能、モビリティ制御・スケジューリングのための測定制御機能等を有する。「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として用いられる。「セル」は、UE100との無線通信を行う機能又はリソースを示す用語としても用いられる。1つのセルは1つのキャリア周波数に属する。Xnインターフェイス上において、gNB200間でXnAP(Application Protocol)メッセージが送受信される。
なお、gNBがLTEのコアネットワークであるEPC(Evolved Packet Core)に接続することもできる。LTEの基地局(すなわち、「eNB」)が5GCに接続することもできる。LTEの基地局とgNBとが基地局間インターフェイスを介して接続されることもできる。5GC20に接続するLTEの基地局は、ng-eNBと呼ばれることがある。以下において、「gNB」を「ng-eNB」又は「eNB」と読み替えてもよい。
5GC20は、AMF(Access and Mobility Management Function)300及びUPF(User Plane Function)400を含む。AMF300は、UE100に対する各種モビリティ制御等を行う。AMF300は、NAS(Non-Access Stratum)シグナリングを用いてUE100と通信することにより、UE100のモビリティを管理する。UPF400は、データの転送制御を行う。AMF300及びUPF400は、基地局-コアネットワーク間インターフェイスであるNGインターフェイスを介してgNB200と接続される。具体的には、gNB200は、NG-Cインターフェイスを介してAMF300と接続し、NG-Uインターフェイスを介してUPF400と接続する。NG-Cインターフェイス上において、gNB200とAMF300との間に、NGAP(Application Protocol)メッセージが送受信される。
図2は、一実施形態に係るUE100(ユーザ装置)の構成を示す図である。UE100は、受信部110、送信部120、及び制御部130を備える。
受信部110は、制御部130の制御下で各種の受信を行う。受信部110は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部130に出力する。
送信部120は、制御部130の制御下で各種の送信を行う。送信部120は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部130が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
制御部130は、UE100における各種の制御及び処理を行う。このような処理は、後述の各レイヤの処理を含む。制御部130は、少なくとも1つのプロセッサ及び少なくとも1つのメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサと、CPU(Central Processing Unit)とを含んでもよい。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。
図3は、一実施形態に係るgNB200(基地局)の構成を示す図である。gNB200は、送信部210、受信部220、制御部230、及びバックホール通信部240を備える。
送信部210は、制御部230の制御下で各種の送信を行う。送信部210は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部230が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
受信部220は、制御部230の制御下で各種の受信を行う。受信部220は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部230に出力する。
制御部230は、gNB200における各種の制御及び処理を行う。このような処理は、後述の各レイヤの処理を含む。制御部230は、少なくとも1つのプロセッサ及び少なくとも1つのメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサと、CPUとを含んでもよい。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。
バックホール通信部240は、基地局間インターフェイスを介して隣接基地局と接続される。バックホール通信部240は、基地局-コアネットワーク間インターフェイスを介してAMF/UPF300と接続される。なお、gNBは、CU(Central Unit)とDU(Distributed Unit)とで構成され(すなわち、機能分割され)、両ユニット間はF1インターフェイスで接続されてもよい。
図4は、一実施形態に係るAMF300(コアネットワーク装置)の構成を示す図である。AMF300は、バックホール通信部310及び制御部320を備える。なお、コアネットワーク装置の一例はAMF300であるが、コアネットワーク装置は、UPF400であってもよい。
バックホール通信部310は、基地局-コアネットワーク間インターフェイスを介して基地局と接続される。
制御部320は、AMF300における各種の制御及び処理を行う。このような処理は、後述の各レイヤの処理を含む。AMF300は、少なくとも1つのプロセッサ及び少なくとも1つのメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、CPUを含んでもよい。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。
図5は、データを取り扱うユーザプレーンの無線インターフェイスのプロトコルスタックの構成を示す図である。
ユーザプレーンの無線インターフェイスプロトコルは、物理(PHY)レイヤと、MAC(Medium Access Control)レイヤと、RLC(Radio Link Control)レイヤと、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤと、SDAP(Service Data Adaptation Protocol)レイヤとを有する。
PHYレイヤは、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100のPHYレイヤとgNB200のPHYレイヤとの間では、物理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。
MACレイヤは、データの優先制御、ハイブリッドARQ(HARQ:Hybrid Automatic Repeat reQuest)による再送処理、及びランダムアクセスプロシージャ等を行う。UE100のMACレイヤとgNB200のMACレイヤとの間では、トランスポートチャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。gNB200のMACレイヤはスケジューラを含む。スケジューラは、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式(MCS:Modulation and Coding Scheme))及びUE100への割当リソースブロックを決定する。
RLCレイヤは、MACレイヤ及びPHYレイヤの機能を利用してデータを受信側のRLCレイヤに伝送する。UE100のRLCレイヤとgNB200のRLCレイヤとの間では、論理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。
PDCPレイヤは、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化等を行う。
SDAPレイヤは、コアネットワークがQoS(Quality of Service)制御を行う単位であるIPフローとAS(Access Stratum)がQoS制御を行う単位である無線ベアラとのマッピングを行う。なお、RANがEPCに接続される場合は、SDAPが無くてもよい。
図6は、シグナリング(制御信号)を取り扱う制御プレーンの無線インターフェイスのプロトコルスタックの構成を示す図である。
制御プレーンの無線インターフェイスのプロトコルスタックは、図4に示したSDAPレイヤに代えて、RRC(Radio Resource Control)レイヤ及びNAS(Non-Access Stratum)レイヤを有する。
UE100のRRCレイヤとgNB200のRRCレイヤとの間では、各種設定のためのRRCシグナリングが伝送される。RRCレイヤは、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとgNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がある場合、UE100はRRCコネクティッド状態にある。UE100のRRCとgNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がない場合、UE100はRRCアイドル状態にある。UE100のRRCとgNB200のRRCとの間の接続がサスペンドされている場合、UE100はRRCインアクティブ状態にある。
RRCレイヤの上位に位置するNASレイヤは、セッション管理及びモビリティ管理等を行う。UE100のNASレイヤとAMF300のNASレイヤとの間では、NASシグナリング(NASメッセージ)が伝送される。なお、セッション管理に関するNASメッセージは、AMF300を経由してSMF(Session Management Function)に転送されてもよい。すなわち、UE100とSMFとは、AMF300を経由して、セッション管理に関するNASメッセージの送受信を行う。SMFは、セッション管理を行うコアネットワーク装置であり、AMF300と接続される。
なお、UE100は、無線インターフェイスのプロトコル以外にアプリケーションレイヤ等を有する。
(ネットワークスライシングの概要)
次に、ネットワークスライシングの概要を説明する。ネットワークスライシングは、事業者が構築した物理的なネットワーク(例えば、NG-RAN10と5GC20で構成するネットワーク)を仮想的に分割することにより複数の仮想ネットワークを作成する技術が導入される。各仮想ネットワークは、ネットワークスライス(network slice)と呼ばれる。以下において、「ネットワークスライス」を単に「スライス」と呼ばれることがある。
ネットワークスライシングにより、通信事業者は、eMBB、URLLC(Ultra-Reliable and Low Latency Communications)、mMTC(massive Machine Type Communications)等の異なるサービス種別のサービス要件に応じた仮想ネットワークスライスを作成することができ、ネットワークリソースの最適化を図ることができる。
スライスは、PLMN(Public Land Mobile Network)内で定義される。1つのスライスは、RAN部分とCN(コアネットワーク)部分とを含む。1つのスライスは、1つのPDUセッションと対応付けられる。
図7は、一実施形態に係るネットワークスライシングを示す図である。図に示すように、NG-RAN10及び5GC20で構成するネットワーク50上に、3つのスライス(スライス#1乃至スライス#3)が作成されている。スライス#1は、eMBBというサービス種別に対応付けられ、スライス#2は、URLLCというサービス種別に対応付けられ、スライス#3は、mMTCというサービス種別に対応付けられる。なお、ネットワーク50上に、3つ以上のスライスが作成されてもよい。1つのサービス種別は、複数のスライスと対応付けられてもよい。
各スライスには、当該スライスを識別するスライス識別子が設けられる。スライス識別子の一例として、S-NSSAI(Single Network Slicing Selection Assistance Information)が挙げられる。S-NSSAIは、8ビットのSST(slice/service type)を含む。S-NSSAIは、24ビットのSD(slice differentiator)をさらに含んでもよい。SSTは、スライスが対応付けられるサービス種別を示す情報である。SDは、同一のサービス種別に対応付けられる複数のスライスを差別化するための情報である。複数のS-NSSAIを含む情報はNSSAI(Network Slice Selection Assistance Information)と呼ばれる。
また、複数のスライスをグルーピングしてスライスグループを作成してもよい。各スライスグループに、当該スライスグループを識別するスライスグループ識別子が設けられてもよい。なお、スライスグループは、NSSAIとは異なるものである。スライスグループ識別子には、当該スライスグループに属する各スライスのスライス識別子が含まれない。
NG-RAN10に属する各gNB200は、複数のスライスをサポートすることができる。gNB200は、自身がサポートする各スライスのスライス識別子をブロードキャストRRCメッセージ(例えば、SIB(System Information Block)1)又は個別RRCメッセージ(例えば、RRCReleaseメッセージ)でUE100に通知してもよい。gNB200は、自身がサポートする各スライスのスライス識別子をNGAPメッセージでAMF300に通知してもよい。gNB200は、自身がサポートする各スライスのスライス識別子をXnAPメッセージで隣接gNB200に通知してもよい。
各gNB200は、複数のスライスグループをサポートすることができる。gNB200は、自身がサポートする各スライスグループのスライスグループ識別子をブロードキャストRRCメッセージ(例えば、SIB1)又は個別RRCメッセージ(例えば、RRCReleaseメッセージ)でUE100に通知してもよい。gNB200は、自身がサポートする各スライスグループのスライスグループ識別子をNGAPメッセージでAMF300に通知してもよい。gNB200は、自身がサポートする各スライスグループのスライスグループ識別子をXnAPメッセージで隣接gNB200に通知してもよい。
5GC20に属する各AMF300は、複数のスライスをサポートすることができる。AMF300は、自身がサポートする各スライスのスライス識別子をNGAPメッセージでgNB200に通知してもよい。
各AMF300は、複数のスライスグループをサポートすることができる。AMF300は、自身がサポートする各スライスグループのスライスグループ識別子をNGAPメッセージでgNB200に通知してもよい。
次に、スライスを使用する通信に関するNASプロシージャを説明する。
(1)Registrationプロシージャ
Registrationプロシージャは、UE100がネットワーク50に対するイニシャル登録を行うためのプロシージャである。例えば、TA(Tracking Area)及びRA(Registration Area)がこのプロシージャにおいてAMF300からUE100に設定される。図8は、Registrationプロシージャを示す図である。
図8に示すように、ステップSa1において、UE100は、REGISTRATION REQUESTメッセージというNASメッセージをAMF300に送信する。ステップSa2において、AMF300は、REGISTRATION ACCEPTメッセージというNASメッセージをUE100に送信する。ここで、REGISTRATION REQUESTメッセージは、「Requested NSSAI」という情報要素(IE)を含み得る。「Requested NSSAI」は、UE100が登録を希望する(wish to register)NSSAI(すなわち、1つ以上のスライス)である。REGISTRATION ACCEPTメッセージは、「allowed NSSAI」というIE及び「Configured NSSAI」というIEを含み得る。「Configured NSSAI」は、各PLMNによってUE100に構成されたNSSAIである。なお、「allowed NSSAI」及び「Configured NSSAI」は、AMF300からUE100に送信するCONFIGURATION UPDATE COMMANDメッセージというNASメッセージで更新され得る。
(2)PDU session establishmentプロシージャ
PDU session establishmentプロシージャは、PDUセッションを確立するためのプロシージャである。図9は、PDU session establishmentプロシージャを示す図である。図9に示すように、ステップSb1において、UE100は、PDU SESSION ESTABLISHMENT REQUESTというNASメッセージをAMF300に送信する。ステップSb2において、AMF300は、PDU SESSION ESTABLISHMENT ACCEPTメッセージというNASメッセージをUE100に送信する。ここで、PDU SESSION ESTABLISHMENT REQUESTメッセージは、UE100が確立したいPDUセッションの識別子を含む。PDU SESSION ESTABLISHMENT REQUESTメッセージは、PDUセッションについてUE100が希望するスライス(S-NSSAI)を含み得る。PDU SESSION ESTABLISHMENT ACCEPTメッセージは、UE100が要求したPDUセッションと対応付けられるスライス(AMF300が決定したスライス)を含み得る。
(3)De-registrationプロシージャ
De-registrationプロシージャは、ネットワーク50への登録が解除されたことをAMF300からUE100に通知するためのプロシージャである。図10は、De-registrationプロシージャを示す図である。図10に示すように、ステップSc1において、AMF300が、DEREGISTRATION REQUESTメッセージというNASメッセージをUE100に送信する。ステップSc2において、UE100が、DEREGISTRATION ACCEPTメッセージというNASメッセージをAMF300に送信する。
(スライスを利用する通信に関するNGAPプロシージャ)
次に、スライスを利用する通信に関するNGAPプロシージャを説明する。
(1)NG Setupプロシージャ
NG Setupプロシージャは、gNB200とAMF300とがNG-Cインターフェイスで正しく相互運用(interoperate)することを可能にするために必要なアプリケーションレベルの設定データ(application level configuration data)を送受信する(exchange)プロシージャである。
図11は、NG Setupプロシージャを示す図である。図11に示すように、ステップSd1において、gNB200は、自身が決定したアプリケーションレベルの設定データを含むNG SETUP REQUESTメッセージというNGAPメッセージをAMF300に送信する。ステップSd2において、AMF300は、自身が決定したアプリケーションレベルの設定データを含むNG SETUP RESPONSEメッセージというNGAPメッセージをgNB200に送信する。ここで、NG SETUP REQUESTメッセージは、gNB200がサポートするスライスのリスト(List of supported S-NSSAI(s))を含み得る。このリストは、TA毎のリストであってもよい。また、このリストは、PLMN毎のリストであってもよい。NG SETUP RESPONSE メッセージには、AFM300がサポートするスライスのリスト(List of supported S-NSSAI(s))が含まれ得る。このリストは、TA毎のリストであってもよい。また、このリストは、PLMN毎のリストであってもよい。
(2)RAN Configuration Updateプロシージャ
RAN Configuration Updateプロシージャは、gNB200によるアプリケーションレベルの設定データを更新するプロシージャである。
図12は、RAN Configuration Updateプロシージャを示す図である。図12に示すように、ステップSe1において、gNB200は、gNB200が更新したアプリケーションレベルの設定データを含むRAN CONFIGURATION UPDATEメッセージというNGAPメッセージをAMF300に送信する。ステップSe2において、AMF300は、設定データが正常に更新されたことを確認するRAN CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEメッセージというNGAPメッセージをgNB200に送信する。ここで、RAN CONFIGURATION UPDATEメッセージには、gNB200がサポートするスライスのリスト(List of supported S-NSSAI(s))が含まれ得る。
(3)AMF Configuration Updateプロシージャ
AMF Configuration Updateプロシージャは、AMF300によるアプリケーションレベルの設定データを更新するプロシージャである。
図13は、AMF Configuration Updateプロシージャを示す図である。図13に示すように、ステップSf1において、AMF300は、AMF300が更新したアプリケーションレベルの設定データを含むAMF CONFIGURATION UPDATEメッセージというNGAPメッセージをgNB200に送信する。ステップSf2において、gNB200は、設定データが正常に更新されたことを確認するAMF CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEメッセージというNGAPメッセージをAMF300に送信する。ここで、AMF CONFIGURATION UPDATEメッセージには、AMF300がサポートするスライスのリスト(List of supported S-NSSAI(s))が含まれ得る。
(4)Initial Context Setupプロシージャ
Initial Context Setupプロシージャは、gNB200において特定のUE100のイニシャルUEコンテキストを確立するプロシージャである。このようなイニシャルUEコンテキストは、例えば、PDUセッションコンテキスト、セキュリティキー、モビリティ制限リスト、UE無線ケーパビリティ、UEセキュリティケーパビリティなどを含む。
図14は、Initial Context Setupプロシージャを示す図である。図14に示すように、ステップSg1において、AFM300は、INITIAL CONTEXT SETUP REQUESTメッセージというNGAPメッセージをgNB200に送信する。ステップSg2において、gNB200は、INITIAL CONTEXT SETUP RESPONSEメッセージというNGAPメッセージをAMF300に送信する。ここで、INITIAL CONTEXT SETUP REQUESTメッセージは、「Allowed NSSAI」を含み得る。「Allowed NSSAI」は、現在のRA(Registration Area)について、サービングPLMNにおいてUE100が使用可能な1以上のスライスを示す。INITIAL CONTEXT SETUP REQUESTメッセージは、PDUセッションの識別子と、当該PDUセッションと対応付けられるスライスのスライス識別子とのセットを含んでもよい。
(5)PDU Session Resource Setupプロシージャ
PDU Session Resource Setupプロシージャは、特定のUE100について、1つまたは複数のPDUセッションのためにUu及びNG-Uインターフェイス上のリソース(PDU Session Resource)をアサインするプロシージャである。PDU Session Resource Setupプロシージャは、前述のPDU Session Establishプロシージャに応じて開始し得る。
図15は、PDU Session Resource Setupプロシージャを示す図である。図15に示すように、ステップSh1において、AMF300は、PDU SESSION RESOURCE SETUP REQUESTメッセージというNGAPメッセージをgNB200に送信する。ステップSh2において、gNB200は、PDU SESSION RESOURCE SETUP RESPONSEメッセージというNGAPメッセージをAMF300に送信する。ここで、PDU SESSION RESOURCE SETUP REQUESTメッセージには、PDUセッションの識別子と、当該PDUセッションと対応付けられるスライスのスライス識別子とのセットを含む。
(6)PDU Session Resource Modifyプロシージャ
PDU Session Resource Modifyプロシージャは、特定のUE100について、既に確立される1つまたは複数のPDUセッションの設定変更(configuration modification)を可能にするプロシージャである。
図16は、PDU Session Resource Modifyプロシージャを示す図である。図16に示すように、ステップSi1において、AMF300は、PDU SESSION RESOURCE MODIFY REQUESTメッセージというNGAPメッセージをgNB200に送信する。ステップSi2において、gNB200は、PDU SESSION RESOURCE MODIFY RESPONSEメッセージというNGAPメッセージをAMF300に送信する。ここで、PDU SESSION RESOURCE MODIFY REQUESTメッセージには、PDUセッションの識別子と、当該PDUセッションと対応付けられるスライスのスライス識別子とのセットを含む。
(7)PDU Session Resource Releaseプロシージャ
PDU Session Resource Releaseプロシージャは、特定のUE100について、すでに確立されているPDUセッションのリソースを解放するプロシージャである。
図17は、PDU Session Resource Releaseプロシージャを示す図である。図17に示すように、ステップSj1において、AMF300は、PDU SESSION RESOURCE RELEASE COMMANDメッセージというNGAPメッセージをgNB200に送信する。ステップSj2において、PDU SESSION RESOURCE RELEASE RESPONSEメッセージというNGAPメッセージをAMF300に送信する。
(スライスの制限について)
次に、スライスの制限について説明する。
一実施形態において、AMF300又はgNB200は、自身がサポートするスライスのうち、少なくとも1つのスライスを制限し得る。スライスを制限することは、当該スライスの使用を制限する条件である制限条件を決定することを意味する。以下において、制限条件が決定されるスライスを「制限スライス」と呼ばれることがある。
制限条件は、(1)時間条件、(2)UE位置条件、(3)UEグループ条件、及び(4)RAN条件の少なくとも1つを含む。
一スライスに対して決定した制限条件は、上述の条件(1)乃至(4)のうちの1つの条件であってもよい。また、当該制限条件は、条件(1)乃至(4)のうちの2つ以上の条件を組み合わせた条件あってもよい。組み合わせた条件は、「AND」で組み合わせた条件であってもよい。また、当該組み合わせた条件は、「OR」で組み合わせた条件であってもよい。2以上の条件を「AND」で組み合わせた条件は、当該2つ以上の条件の全てを満たすべき条件である。2以上の条件を「OR」で組み合わせた条件は、当該2つ以上の条件のいずか1つを満たすべき条件である。
次に、上述の(1)時間条件、(2)UE位置条件、(3)UEグループ条件、及び(4)RAN条件の詳細を説明する。
(1)時間条件
時間条件は、スライスの使用を制限する時間帯又は期間を特定する条件である。一例として、AMF300(又はgNB200)は、あるスライスのリソースが枯渇する場合、当該スライスに対して、一定期間(例えば、3時間)を時間条件として決定する。他の例として、AMF300(又はgNB200)は、あるスライスについて、当該スライスのトラフィック状況の履歴等に基づいて、リソースが枯渇する可能性の高い時間帯を予測し、当該予測した時間帯(例えば、18:00~22:00)を時間条件として決定する。
(2)UE位置条件
UE位置条件は、スライスの使用を制限するUE100の地理的な位置を特定する条件である。UE位置条件によって特定される地理的な位置に位置するUE100に対して、スライスの使用が制限される。UE位置条件は、地理的な位置として、経度の範囲、緯度の範囲及び高度の範囲の少なくとも1つを特定する。
例えば、gNB200は、自局が管理するセルの地理的なカバレッジ範囲に基づいて、UE位置条件を決定する。
(3)UEグループ条件
UEグループ条件は、スライスの使用を制限するUEグループを特定する。UEグループ条件によって特定されるUEグループに属するUE100に対して、スライスの使用が制限される。ここで、UEグループは、RNA(Ran Notification Area)、TA(Tracking Area)、RA(Registration Area)、グループ識別子、又は複数のUE識別子によって特定される。RNAによって特定されるUEグループは、当該RNAが設定される全てのUE100からなるグループである。TAによって特定されるUEグループは、当該TAが設定される全てのUE100からなるグループである。RAによって特定されるUEグループは、当該RAが設定される全てのUE100からなるグループである。なお、UEグループは、1つのUE100のみで構成してもよい。UEグループ条件は、スライスの使用を制限するUE100単体(UE100のUE識別子)を特定してもよい。
RNAは、gNB200がRRCインアクティブ状態にあるUE100をページングするためのエリアである。RNAは、1以上のセルで構成される。RNAは、TAの一部である。RNAは、gNB200からUE100に設定される。
TAは、AMF300がRRCアイドル状態にあるUE100をページングするためのエリアである。TAは、複数のセルで構成される。TAは、AMF300からUE100に設定される。
RAは、アクセス種別(3GPPアクセス又は非3GPPアクセス)毎に管理されるエリアである。RAは、複数のTAで構成される。RAは、AMF300からUE100に設定される。
グループ識別子は、複数のUE100からなるグループを識別する識別子である。グループ識別子は、例えば、MBS(Multicast Broadcast Service)等のグループ通信を行うUE100からなるグループを識別するTMGI(Temporary Mobile Group Identity)である。
(4)RAN条件
RAN条件は、スライスの使用を制限するキャリア周波数又はRAT(Radio Access Technology)を特定する条件である。例えば、gNB200は、あるキャリア周波数が混雑である場合、当該キャリア周波数を介するスライスの使用を制限する。
一実施形態において、AMF300が、ネットワークスライスの使用を制限する条件である制限条件を決定する。AMF300が、ネットワークスライスに関するネットワークスライス制限情報をUE100又はgNB200に対して送信する。ネットワークスライス制限情報は、ネットワークスライスを識別するネットワークスライス識別子と、制限条件を示す条件情報と、を含む。これにより、UE100又はgNB200は、ネットワークスライスについての制限条件を把握することができる。このため、UE100は、ネットワークスライスを使用するか否かを適切に判断することができ、使用不可のネットワークスライスへの無駄なアクセスを抑制できる。また、gNB200は、UE100に対して制限条件について通知することができる。
一実施形態において、gNB200が、ネットワークスライスの使用を制限する条件である制限条件を決定する。gNB200が、制限ネットワークスライスに関する制限情報を、AMF300、他のgNB200、又はUE100に送信する。これにより、AMF300、他のgNB200、又はUE100は、ネットワークスライスについての制限条件を把握することができる。
一実施形態において、UE100が、制限条件が設けられるネットワークスライスに関するネットワークスライス制限情報を、gNB200又はAMF300から受信する。ネットワークスライス制限情報は、ネットワークスライスを識別する識別子と、制限条件を示す情報と、を含む。これにより、UE100は、ネットワークスライスの使用を避けるか否かを適切に判断することができる。
(動作例1)
次に、一実施形態に係る動作例1を説明する。
図18は、動作例1を示す図である。図18に示すように、ステップS101において、AMF300は、自身がサポートするスライスの少なくとも1つに対して制限条件を決定する。なお、以下において、制限条件が決定されるスライスを、「制限スライス」と呼ばれることがある。
ステップS102において、AMF300は、ネットワークスライス制限情報をgNB200に対して送信する。gNB200は、ネットワークスライス制限情報をAMF300から受信する。なお、以下において、ネットワークスライス制限情報を単にスライス制限情報と呼ばれることがある。
スライス制限情報は、制限スライスを識別するスライス識別子と、当該制限スライスに対応する制限条件を示す条件情報とのセットを含む。AMF300が複数のスライスについて制限条件を決定する場合、スライス制限情報は、当該複数のスライスのそれぞれについて、スライス識別子と条件情報とのセットを含んでもよい。
AMF300は、NGAPメッセージを使用してスライス制限情報を送信してもよい。このようなNGAPメッセージは、上述のNG SETUP RESPONSEメッセージ、AMF CONFIGURATION UPDATEメッセージ等である。このようなNGAPメッセージは、3GPP仕様書(例えば、3GPP TS 38.413 V16.1.0)に規定される他のNGAPメッセージであってもよい。
NG SETUP RESPONSEメッセージを使用する場合、AMF300は、gNB200から通知されるList of supported S-NSSAI(s)に示されるスライスに対応するスライス制限情報を送信してもよい。
ステップS103において、gNB200は、AMF300から受信したスライス制限情報をUE100に送信する。UE100は、スライス制限情報をgNB200から受信する。
gNB200は、スライス制限情報をRRCメッセージで送信する。RRCメッセージは、ブロードキャストRRCメッセージであってもよい。また、当該RRCメッセージは、個別RRCメッセージであってもよい。ブロードキャストRRCメッセージは、例えば、SIB(SIB1又は他のSIB)、MIB(Master Information Block)等である。個別RRCメッセージは、例えば、RRCReconfigurationメッセージ、RRCReleaseメッセージ等である。RRCReconfigurationメッセージは、RRCコネクティッド状態にあるUE100のRRC接続を変更(modify)するためのメッセージである。RRCReleaseメッセージは、RRCコネクティッド状態にあるUE100をRRCアイドル状態又はRRCインアクティブ状態に遷移させるためのメッセージである。
なお、UE100のRRCレイヤは、gNB200から受信したスライス制限情報をUE100のNASレイヤ及び/又はアプリケーションレイヤに提供してもよい。
ステップS104において、UE100は、ステップS103で受信したスライス制限情報に基づいて、スライスの使用を避けるか否かを判断する。具体的には、UE100は、条件情報が示す制限条件が満たされる場合、当該条件情報に対応するスライスの使用を避けると判断する。例えば、条件情報が制限条件として時間条件を示す場合、UE100は、時間条件で特定した時間帯又は期間内において、スライスの使用を避けると判断する。条件情報が制限条件としてUE位置条件を示す場合、UE100は、UE位置条件で特定した地理的な位置自身が位置する場合、スライスの使用を避けると判断する。条件情報が制限条件としてUEグループ条件を示す場合、UE100は、UEグループ条件で特定したUEグループに自身が属する場合、スライスの使用を避けると判断する。条件情報が制限条件としてRAN条件を示す場合、UE100は、RAN条件で特定したキャリア周波数及び/又はRATを使用している場合、スライスの使用を避けると判断する。
なお、スライスの使用を避けるか否かの判断は、UE100のRRCレイヤで行われてもよい。また、当該判断は、UE100のNASレイヤで行われてもよい。例えば、UE100のNASレイヤは、RRCレイヤによって共有されるスライス制限情報に基づいて当該判断を行ってもよい。この場合、判断結果をRRCレイヤとNASレイヤとで共有してもよい。当該判断は、UE100のアプリケーションレイヤ又はUE100のユーザで行われてもよい。この場合、判断結果をRRCレイヤ、NASレイヤ、アプリケーションレイヤ、及びユーザで共有してもよい。なお、当該判断は、RRCレイヤを含むAS(Access Stratum)レイヤで行われてもよい。ASレイヤは、例えば、PHYレイヤ、MACレイヤ、RLCレイヤ、PDCPレイヤ、及びRRCレイヤを含む。
UE100がスライスの使用を避けると判断した場合(ステップS104:YES)、ステップS105においてUE100は、当該スライスの使用を避ける制御を行う。
次に、スライス#1を例として、UE100がスライス#1の使用を避ける制御の具体例を説明する。
第1例:UE100(RRCアイドル/インアクティブ状態)は、セル選択又はセル再選択を行う際に、スライス#1をサポートするセルの優先度を下げる、又は当該セルを選択候補セルから排除する制御を行う。これにより、UE100は、スライス#1をサポートするセルを選択する可能性が低くなり、スライス#1のためにセルへの無駄なアクセスを減らすことができる。
第2例:UE100(RRCコネクティッド状態)は、Registrationプロシージャを行う際に、スライス#1を要求しない。これにより、スライス#1の要求に起因する無駄なシグナリング(例えば、スライス#1の要求に起因してAMF300が登録要求を拒絶するシグナリング)を削減できる。
第3例:UE100(RRCコネクティッド状態)は、PDU Session Establishmentプロシージャを行う際に、スライス#1と対応付けるPDUセッションの確立を要求しない。これにより、スライス#1の要求に起因する無駄なシグナリング(例えば、スライス#1の要求に起因してAMF300がPDU確立要求を拒絶するシグナリング)を削減できる。
動作例1において、UE100は、スライスの使用を避ける制御を行う際に、ステップS103で受信した条件情報が示す制限条件が満たされなくなる場合、スライスの使用を開始してもよい。例えば、UE100は、スライス#1について、「3時間」という期間を示す時間条件を制限条件として受信した場合、当該期間を計時するタイマ(タイマ値=3時間)を起動するとともに、スライス#1の使用を避ける制御を行う。UE100は、当該タイマが満了する場合、制限条件が満たされなくなると判断し、スライス#1の使用を開始する。
次に、スライス#1を例として、UE100がスライス#1の使用を開始する具体例を説明する。
第1例:UE100(RRCアイドル/インアクティブ状態)は、セル選択又はセル再選択を行う際に、スライス#1をサポートするセルの優先度を上げる。
第2例:UE100(RRCコネクティッド状態)は、Registrationプロシージャを行う際に、スライス#1を要求する。
第3例:UE100(RRCコネクティッド状態)は、PDU Session Establishmentプロシージャを行う際に、スライス#1と対応付けるPDUセッションの確立を要求する。
動作例1において、UE100は、スライスの使用を避ける制御を行う際に、gNB200又はAMF300から、制限スライスに対応する制限条件が解除される旨の通知を受信してもよい。このような通知の受信に応じ、UE100は、スライスの使用を開始してもよい。
動作例1において、ステップS102においてgNB200は、AMF300から受信したスライス制限情報ではなく、自gNB200が決定した制限条件を含むスライス制限情報をUE100に送信してもよい。
(動作例2)
次に、一実施形態に係る動作例2について説明する。上述の動作例との相違点を主に説明する。
図19は、動作例2を示す図である。図19に示すように、ステップS201乃至ステップS202における動作は、ステップS101乃至ステップS102における動作と同様である。
ステップS203において、gNB200は、短縮(shortened)スライス制限情報をUE100に送信する。ここで、「短縮スライス制限情報」は、ステップS103において送信される「スライス制限情報」と比べて、情報量が少ない。例えば、SIB1で送信可能なデータ量に上限値が設定され、大量の情報をSIB1に含めることが難しい場合、gNB200は、スライス制限情報の代わりに、短縮スライス制限情報を含むSIB1をブロードキャストする。
短縮スライス制限情報は、gNB200がサポートするスライスのうち少なくとも1つのスライスに制限条件が設けられることを示すフラグであってもよい。このような短縮情報を受信したUE100は、gNB200がサポートするスライスに制限条件が設けられることを把握できるが、どのスライスにどのような制限条件が設けられるかを把握できない。なお、「スライスに制限条件が設けられる」は、スライスに対してAMF300又はgNB200が制限条件を決定したことを意味する。
短縮スライス制限情報は、制限条件が設けられるスライスのスライス識別子と、当該スライスに制限条件が設けられることを示すフラグとを含んでもよい。このような短縮情報を受信したUE100は、制限条件が設けられるスライスを把握できるが、当該スライスにどのような制限条件が設けられるかを把握できない。
短縮スライス制限情報は、制限条件が設けられるスライスグループを識別するスライスグループ識別子と、当該スライスグループに制限条件が設けられることを示すフラグとを含んでもよい。このような短縮スライス制限情報を受信したUE100は、制限条件が設けられるスライスグループを把握できるが、当該スライスグループにどのような制限条件が設けられるかを把握できない。
短縮スライス制限情報を受信したUE100は、gNB200がサポートするスライスのうち、自身が希望するスライスが存在する場合、当該スライスの使用を避けるか否かを適切に判断するために、制限条件を取得するための問い合わせをgNB200又はAMF300に送信する必要がある。
ステップS204において、UE100は、制限条件を取得するために、問い合わせをgNB200に対して送信する。問い合わせは、問い合わせの対象スライスを特定する情報を含む。対象スライスは、1つであってもよいし、2つ以上であってもよい。対象スライスは、スライスグループであってもよい。ステップS205において、gNB200は、問い合わせに対する応答としてスライス制限情報をUE100に送信する。UE100は、スライス制限情報をgNB200から受信する。スライス制限情報は、問い合わせの対象スライスのスライス識別子と、制限条件を示す条件情報とのセットを含む。
RRCアイドル状態又はRRCインアクティブ状態にあるUE100について、問い合わせ及び応答の送信は、ランダムアクセスプロシージャ中におけるメッセージを使用して行われてもよい。これにより、UE100は、RRCコネクティッド状態に遷移しなくても応答(スライス制限情報)をgNB200から受信することができ、RRCコネクティッド状態に遷移することによる消費電力を削減できる。
RRCアイドル状態又はRRCインアクティブ状態にあるUE100について、問い合わせの送信に使用されるメッセージは、4-ステップランダムアクセスプロシージャにおけるMSG1(Message 1)又はMSG3(Message 3)であってもよい。また、当該問い合わせの送信に使用されるメッセージは、2-ステップランダムアクセスプロシージャにおけるMSGA(Message A)であってもよい。応答の送信に使用されるメッセージは、4-ステップランダムアクセスプロシージャにおけるMSG4(Message 4)であってもよい。また、当該応答の送信に使用されるメッセージは、2-ステップランダムアクセスプロシージャにおけるMSGB(Message B)であってもよい。MSGAは、MSG1とMSG3とを統合したメッセージである。MSGBは、MSG2とMSG4とを統合したメッセージである。
MSG1は、UE100からgNB200に送信するランダムアクセスプリアンブルである。MSG2は、ランダムアクセスプリアンブルに対する応答であり、gNB200がスケジュールしたMSG3の送信リソースを含む。MSG3は、ランダムアクセスプロシージャにおける最初のスケジュールされた送信である。MSG3は、例えば、RRC接続を確立するためのRRCSetupRequestメッセージ、RRC接続を回復するためのRRCResumeRequestメッセージ、RRC接続を再確立するためのRRCReestablishmentRequestメッセージ等である。MSG3は、制限条件を取得するための問い合わせに専用のメッセージであってもよい。MSG4は、MSG3への応答であり、例えば、RRC接続を確立するためのRRCSetupメッセージ、RRC接続を回復するためのRRCResumeメッセージ、RRC接続を再確立するためのRRCReestablishmentメッセージ等である。MSG4は、制限条件を取得するための問い合わせへの応答に専用のメッセージであってもよい。
MSG1を使用する問い合わせの送信は、UE100が問い合わせの対象スライスと対応付けられるランダムアクセスプリアンブルを送信することを意味する。なお、ランダムアクセスプリアンブルとスライスとの対応付けは、SIB1によりgNB200からUE100に通知され得る。
MSG3を使用する問い合わせの送信は、UE100が問い合わせの対象スライスのスライス識別子をMSG3に含めて送信することである。
MSG4を使用する応答(スライス制限情報)の送信は、gNB200が応答を含むMSG4を送信することである。
RRCコネクティッド状態にあるUE100について、問い合わせの送信は、例えばUEAssistanceInformationメッセージを使用する。応答の送信は、例えば、RRCReconfigurationメッセージを使用する。
ステップS206乃至ステップS207の動作は、ステップS104乃至ステップS105の動作と同様である。
動作例2において、RRCコネクティッド状態にあるUE100は、NASメッセージを使用して問い合わせをAMF300に送信してもよい。UE100は、NASメッセージで送信される問い合わせに対する応答をAMF300から受信してもよい。ここで、問い合わせの送信に使用されるNASメッセージは、例えば、REGISTRATION REQUESTメッセージ、PDU SESSION ESTABLISHMENT REQUESTメッセージ等である。問い合わせに対する応答の送信に使用されるNASメッセージは、例えば、REGISTRATION ACCEPTメッセージ、PDU SESSION ESTABLISHMENT RESPONSEメッセージ等である。
動作例2において、gNB200は、既存の仕様で規定されるUAC(unified access control)を利用して、短縮スライス制限情報をUE100に送信してもよい。既存の仕様(例えば、3GPP TS 38.300 V16.1.0及び3GPP TS 38.331 V16.1.0)では、gNB200が、UACとして、各アクセスカテゴリ(AC)に対応付ける禁止パラメータ(barring parameter)をSIB1でブロードキャストする。ここで、既存の仕様では、#0乃至#63という64個のACが規定される。このうち、#0乃至#10は、標準AC(standard AC)として規定され、#32乃至#63は、事業者定義のAC(operator-defined AC)として規定される。gNB200は、この事業者定義のACを使用して、短縮スライス制限情報(例えば、制限スライスのスライス識別子)を送信してもよい。これにより、既存の仕様を変更せずに、gNB200が短縮スライス制限情報をUE100に通知できる。なお、gNB200は、標準ACを使用して短縮スライス制限情報を送信してもよい。
(動作例3)
次に、一実施形態に係る動作例3について説明する。上述の動作例との相違点を主に説明する。
図20は、動作例3を示す図である。図20に示すように、ステップS301における動作は、ステップS101における動作と同様である。
ステップS302において、AMF300は、スライス制限情報をUE100に送信する。UE100は、スライス制限情報をAMF300から受信する。
AMF300は、NASメッセージを使用してスライス制限情報を送信してもよい。このようなNASメッセージは、例えば、上述のREGISTRATION ACCEPTメッセージ、CONFIGURATION UPDATE COMMANDメッセージ、DE-REGISTRATION REQUESTメッセージ等である。このようなNASメッセージは、3GPP仕様書(例えば、3GPP TS 24.501 V16.1.0)に規定される他のNASメッセージであってもよい。
REGISTRATION ACCEPTメッセージを使用する場合、AMF300は、UE100が要求するスライス(Requested NSSAI)に対応するスライス制限情報を送信してもよい。
REGISTRATION ACCEPTメッセージを使用する場合、AMF300は、「allowed NSSAI」及び/又は「Configured NSSAI」に含まれるスライスに対応するスライス制限情報を送信してもよい。
ステップS303乃至ステップS304の動作は、ステップS104乃至ステップS105の動作と同様である。
(動作例4)
次に、一実施形態に係る動作例4について説明する。上述の動作例との相違点を主に説明する。
図21は、動作例4を示す図である。図21に示すように、ステップS401において、gNB200は、自身がサポートするスライスのうちの少なくとも1つに対して制限条件を決定する。なお、gNB200は、AMF300から受信したスライス制限情報に従って、制限条件を決定してもよい。
ステップS402において、gNB200は、スライス制限情報をAMF300に送信する。AMF300は、スライス制限情報をgNB200から受信する。スライス制限情報は、制限スライスを識別するスライス識別子と、当該制限スライスに対応する制限条件を示す条件情報とのセットを含む。gNB200が複数のスライスについて制限条件を決定する場合、スライス制限情報は、当該複数のスライスのそれぞれについて、スライス識別子と条件情報とのセットを含んでもよい。
ここで、gNB200は、NGAPメッセージを使用してスライス制限情報を送信してもよい。このようなNGAPメッセージは、例えば、上述のNG SETUP REQUESTメッセージ、RAN CONFIGURATION UPDATEメッセージ、PDU SESSION RESOURCE SETUP RESPONSEメッセージ、PDU SESSION RESOURCE MODIF RESPONSEメッセージ、PDU SESSION RESOURCE RELEASE RESPONSEメッセージ等である。
PDU SESSION RESOURCE SETUP RESPONSEメッセージ、PDU SESSION RESOURCE MODIF RESPONSEメッセージ、又はPDU SESSION RESOURCE RELEASE RESPONSEメッセージを使用する場合、gNB200は、PDUセッションと対応付けられるスライスについてのスライス制限情報を送信してもよい。
ステップS403において、AMF300は、スライス制限情報に基づいて、スライスの使用を避ける制御を行う。例えば、AMF300は、制限スライス(制限条件が設けられるスライス)を要求する旨を含むNASメッセージ(例えば、REGISTRATION REQUESTメッセージ、PDU SESSION ESTABLISHMENT REQUEST)をUE100から受信すると、制限条件に基づいて、当該UE100による当該スライスの使用を制限すべきと判断した場合、当該要求を拒絶する。AMF300は、当該要求を拒絶するとともに、当該UE100を他のgNB200にハンドオーバしてもよい。例えば、AMF300は、UE100が要求するスライスと同様なサービス種別と対応付けられる他のスライスをサポートするgNB200をハンドオーバのターゲットgNB200に決定する。
(動作例5)
次に、一実施形態に係る動作例5について説明する。上述の動作例との相違点を主に説明する。
図22は、動作例5を示す図である。図22に示すように、ステップS501において、gNB200-1は、自身がサポートするスライスに対して制限条件を決定する。
ステップS502において、gNB200-1は、スライス制限情報を隣接のgNB200-2に送信する。gNB200-2は、ライス制限情報をgNB200-1から受信する。スライス制限情報は、制限スライスを識別するスライス識別子と、当該制限スライスに対応する制限条件を示す条件情報とのセットを含む。gNB200-1が複数のスライスについて制限条件を決定する場合、スライス制限情報は、当該複数のスライスのそれぞれについて、スライス識別子と条件情報とのセットを含んでもよい。
ステップS503において、gNB200-2(又はgNB200-1)は、スライス制限情報に基づいて、UE100のハンドオーバ制御を行う。例えば、gNB200-2は、スライス制限情報によって示される制限スライス上でデータの送受信を行うUE100をハンドオーバする場合、gNB200-1をターゲットgNB200として選択しない。
gNB200-1は、自gNB200-1とのRRC接続を有するUE100が制限スライス上でデータの送受信を行い、かつ、gNB200-2が当該スライスをサポートすると把握した場合、当該UE100をgNB200-2にハンドオーバしてもよい。
(その他の実施形態)
上述の実施形態において、スライスを制限することについて説明したが、「制限」と反対に、スライスを許可することも考えられる。上述の実施形態において、「制限」を「許可」と読み替えてもよい。すなわち、gNB200又はAMF300は、自身がサポートするスライスの一部のみの使用を許可してもよい。この場合、使用が許可されるスライス以外のスライスは、使用不可となっている。
上述の各動作フローは、別個独立に実施する場合に限らず、2以上の動作フローを組み合わせて実施可能である。例えば、1つの動作フローの一部のステップを他の動作フローに追加してもよいし、1つの動作フローの一部のステップを他の動作フローの一部のステップと置換してもよい。
上述の実施形態及び実施例において、基地局がNR基地局(gNB)である一例について説明したが基地局がLTE基地局(eNB)又は6G基地局であってもよい。また、基地局は、IAB(Integrated Access and Backhaul)ノード等の中継ノードであってもよい。基地局は、IABノードのDU(Distributed Unit)であってもよい。また、ユーザ装置は、IABノードのMT(Mobile Termination)であってもよい。
UE100又はgNB200が行う各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにプログラムをインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD-ROMやDVD-ROM等の記録媒体であってもよい。また、UE100又はgNB200が行う各処理を実行する回路を集積化し、UE100又はgNB200の少なくとも一部を半導体集積回路(チップセット、SoC:System on a chip)として構成してもよい。
本開示で使用されている「に基づいて(based on)」、「に応じて(depending on)」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」、「のみに応じて」を意味しない。「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」及び「に少なくとも部分的に基づいて」の両方を意味する。同様に、「に応じて」という記載は、「のみに応じて」及び「に少なくとも部分的に応じて」の両方を意味する。また、「取得する(obtain/acquire)」は、記憶されている情報の中から情報を取得することを意味してもよく、他のノードから受信した情報の中から情報を取得することを意味してもよく、又は、情報を生成することにより当該情報を取得することを意味してもよい。「含む(include)」、「備える(comprise)」、及びそれらの変形の用語は、列挙する項目のみを含むことを意味せず、列挙する項目のみを含んでもよいし、列挙する項目に加えてさらなる項目を含んでもよいことを意味する。また、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。さらに、本開示で使用されている「第1」、「第2」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定するものではない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本明細書で使用され得る。したがって、第1及び第2の要素への参照は、2つの要素のみがそこで採用され得ること、又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。本開示において、例えば、英語でのa,an,及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、これらの冠詞は、文脈から明らかにそうではないことが示されていなければ、複数のものを含むものとする。
以上、図面を参照して実施形態について詳しく説明したが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
本願は、日本国特許出願第2021-124527号(2021年7月29日出願)の優先権を主張し、その内容の全てが本願明細書に組み込まれている。
1 :移動通信システム
10 :NG-RAN
20 :5GC
50 :ネットワーク
100 :UE
110 :受信部
120 :送信部
130 :制御部
200(200-1~200-3):gNB
210 :送信部
220 :受信部
230 :制御部
240 :バックホール通信部
300 :AMF
310 :バックホール通信部
320 :制御部

Claims (8)

  1. コアネットワーク装置が、ネットワークスライスの使用を制限する条件である制限条件を決定することと、
    前記コアネットワーク装置が、前記ネットワークスライスに関するネットワークスライス制限情報をユーザ装置に送信することと、を有し、
    前記ネットワークスライス制限情報は、前記ネットワークスライスを識別するネットワークスライス識別子と、前記制限条件を示す条件情報と、を含む
    通信制御方法。
  2. 記通信制御方法は、
    前記ユーザ装置が、前記ネットワークスライス制限情報に基づいて、前記ネットワークスライスの使用を避けるか否かを判断することをさらに含む
    請求項1に記載の通信制御方法。
  3. 前記ネットワークスライス制限情報を前記ユーザ装置に送信することは、前記ネットワークスライス制限情報を含むNASメッセージを前記ユーザ装置に送信することを含み、
    前記NASメッセージは、Registration Acceptメッセージ又はDEREGISTRATION REQUESTメッセージである
    請求項に記載の通信制御方法。
  4. ユーザ装置であって、
    ネットワークスライスの使用を制限する条件である制限条件を決定するコアネットワーク装置から、前記ネットワークスライスに関するネットワークスライス制限情報を受信する受信部を備え、
    前記ネットワークスライス制限情報は、前記ネットワークスライスを識別するネットワークスライス識別子と、前記制限条件を示す条件情報と、を含む
    ユーザ装置。
  5. コアネットワーク装置であって、
    ネットワークスライスの使用を制限する条件である制限条件を決定する制御部と、
    前記ネットワークスライスに関するネットワークスライス制限情報をユーザ装置に送信する送信部と、を備え、
    前記ネットワークスライス制限情報は、前記ネットワークスライスを識別するネットワークスライス識別子と、前記制限条件を示す条件情報と、を含む
    コアネットワーク装置。
  6. コアネットワーク装置及びユーザ装置を有する移動通信システムであって、
    前記コアネットワーク装置は、ネットワークスライスの使用を制限する条件である制限条件を決定し、
    前記コアネットワーク装置は、前記ネットワークスライスに関するネットワークスライス制限情報を前記ユーザ装置に送信し、
    前記ネットワークスライス制限情報は、前記ネットワークスライスを識別するネットワークスライス識別子と、前記制限条件を示す条件情報と、を含む
    移動通信システム。
  7. ユーザ装置を制御するためのチップセットであって、
    ネットワークスライスの使用を制限する条件である制限条件を決定するコアネットワーク装置から、前記ネットワークスライスに関するネットワークスライス制限情報を受信する処理を実行し、
    前記ネットワークスライス制限情報は、前記ネットワークスライスを識別するネットワークスライス識別子と、前記制限条件を示す条件情報と、を含む
    チップセット。
  8. ユーザ装置を制御するためのプログラムであって、
    ネットワークスライスの使用を制限する条件である制限条件を決定するコアネットワーク装置から、前記ネットワークスライスに関するネットワークスライス制限情報を受信する処理を前記ユーザ装置に実行させ、
    前記ネットワークスライス制限情報は、前記ネットワークスライスを識別するネットワークスライス識別子と、前記制限条件を示す条件情報と、を含む
    プログラム。
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