JP7468844B2 - 商品対応データ処理システム、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、商品対応データ処理システム、及びプログラムに関する。
クリーニング店では、客からクリーニングを依頼された衣類等の商品(クリーニング品)を預かった際に、クリーニング処理を行う以前の段階で、預かったクリーニング品(預かり品)について、ボタンのほつれや生地の破れ等の異常がないかどうかの検品を行うようにされている。
例えば客が店舗から退出してから検品により異常が発見された場合に、異常箇所の撮像を行って得られた撮像画像データを客の携帯端末に送信し、客が携帯端末から、異常についての了承等の回答を店舗側に送信するようにされたクリーニング品管理システムの構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2019-16408号公報
特許文献1に記載される構成は、クリーニング品の異常箇所に関する確認に関して、ネットワーク経由で店舗側と客とが連絡を取り合うにようにされている。
しかしながら、例えばクリーニング品の異常箇所の確認に限らず、店舗にて店員と客と対面で、或る事項の確認を行う場合もある。このような場合において、異常箇所の確認に関する手順が効率的に行われることが好ましい。
上述の課題に鑑み、本発明は、店舗における店側と客との所定事項についての確認に伴う手順が効率的に行われるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するための本願発明の一態様は、商品を登録し、一取引に対応して登録された商品に関する情報を含む取引情報を生成する登録手段と、前記一取引に関連して付加する付加情報を入力する入力手段と、前記商品を管理するために付与された管理番号を出力する管理番号出力手段とを備える商品対応データ処理システムである。
本実施形態におけるクリーニング業務システムの構成例を示す図である。 本実施形態における店舗端末装置の構成例を示す図である。 本実施形態における携帯業務端末の構成例を示す図である。 本実施形態における接続利用情報の一例を示す図である。 本実施形態における接続操作画面の構成例を示す図である。 本実施形態における接続先店舗一覧画面の一例を示す図である。 本実施形態における接続先店舗設定画面の一例を示す図である。 本実施形態における伝票に付加される識別標示の一例を示す図である。 本実施形態における携帯業務端末が店舗内ネットワークとの接続に関連して実行する処理手順例を示すフローチャートである。 本実施形態における預かり受付画面の一例を示す図である。 本実施形態における異常登録画面(第1撮像操作画面)の一例を示す図である。 本実施形態における異常登録画面(第1画像確認画面)の一例を示す図である。 本実施形態における異常登録画面(第2撮像操作画面)の一例を示す図である。 本実施形態における異常登録画面(第2画像確認画面)の一例を示す図である。 本実施形態におけるサイン種別選択画面及びサイン入力画面の一例を示す図である。 本実施形態における返却画面の一例を示す図である。 本実施形態における異常確認画面の一例を示す図である。 本実施形態における携帯業務端末が異常登録に関して実行する処理手順例を示すフローチャートである。 本実施形態における店舗端末装置が、預かり品を客に返却する際の預かり品についての異常確認に対応して実行する処理手順例を示すフローチャートである。 本実施形態における携帯業務端末がサインモードに対応して実行する処理手順例を示すフローチャートである。 本実施形態における店舗端末装置が、携帯業務端末から受信した印刷データに応じて実行する伝票発行制御の処理手順例を示すフローチャートである。
<実施形態>
[クリーニングシステムの構成例]
図1は、本実施形態のクリーニング業務システムの構成例を示している。同図のクリーニング業務システムは、例えば、同系列の複数の店舗STのクリーニング業務を管理する。
同図においては、3つの店舗STを管理する例が示されている。これらの店舗STは、クリーニング取次店であり、客からクリーニングを依頼された衣類等の商品(クリーニング品)を預かる。
店舗STが客から預かったクリーニング品はクリーニング工場に発送される。クリーニング工場では搬送されたクリーニング品についてクリーニング処理を行う。クリーニング工場は、クリーニング処理が完了したクリーニング品を、それぞれ店舗STに戻すように発送する。
1つの店舗STにおいては、2台の店舗端末装置100が設置された例が示される。
店舗端末装置100は、クリーニング業務に対応するPOS(Point Of Sales)端末であり、店舗STにて店員が操作する。また、店舗端末装置100は、例えば据え置き型であり、対応の店舗STに固有なものとして設置されている。
なお、店舗端末装置100としては、例えばタブレット端末などの携帯型の端末をクレードルなどに設置することで据え置き型として利用できるようにされてもよい。また、店舗端末装置100としては、タブレット端末などの携帯型の端末を、店舗のカウンターなどに固定されたアームスタンドにより保持させるようにすることで、据え置き型として利用できるようにしてもよい。
店舗STにおいて、店舗端末装置100は、店舗内ネットワークNW1経由で相互に通信可能に接続される。店舗内ネットワークNW1は、例えば無線LAN(Local Area Network)であってよい。
このように店舗内ネットワークNW1経由で相互に通信可能に接続された環境において、1つの店舗端末装置100は親として機能し、他の店舗端末装置100は子として機能するように設定されてよい。以下の説明では、1つの店舗端末装置100が親として機能するようにされた場合を例に挙げる。
店舗端末装置100は、店舗STに備えられたゲートウェイGWを経由して、店舗外ネットワークNW2と接続される。店舗外ネットワークNW2は、例えばインターネットであってよい。そのうえで、店舗外ネットワークNW2は、例えばVPN(Virtual Private Network)等の専用線として構成されてもよい。
携帯業務端末200は、例えば同系列の店舗STを統括するマネージャMGが業務において使用する端末である。
マネージャMGは、携帯業務端末200を携帯して店舗STを巡回しながら、店舗STごとにおいて必要な業務を行っていく。そのうえで、マネージャMGは、巡回先の店舗STにおいて多数の客が受け付け待ちをしているような状況の場合には、携帯業務端末200を店舗内ネットワークNW1に接続させる。
店舗内ネットワークNW1に接続された携帯業務端末200は、子の店舗端末装置の1つとして機能する。マネージャMGは、店舗STにて店舗内ネットワークNW1に接続した携帯業務端末200を、店舗端末装置として操作して、客からのクリーニングの依頼の受け付け、客へのクリーニング品の返却等の業務を行う。このようにして、マネージャMGも携帯業務端末200を操作することで、店舗STにおける業務の応援を行うことができる。
管理装置300は、クリーニング業務システムにおける業務管理のために設けられるクラウドサーバであり、店舗外ネットワークNW2と接続される。管理装置300は、店舗STのそれぞれにおいて行われた取引ごとのクリーニング品の管理に関する処理を実行する。
店舗端末装置は、客からのクリーニング品の預かり依頼に応じて登録されたクリーニング品の情報を含む取引情報を生成し、生成された取引情報(預かり商品情報)を管理装置300に送信する。管理装置300は、受信された取引情報を記憶する。店舗STでは、客から預けられたクリーニング品にタグ番号が付されたタグを取り付けて管理する。つまり、クリーニング業務システムにおいて、クリーニング品は、タグ番号により管理される。
また、工場にてクリーニング品のクリーニング処理が完了したことに応じて、工場用端末500は、工場の従業員の操作等に応じて、クリーニング処理が完了したクリーニング品に関する情報(仕上がり情報)を管理装置300に送信する。管理装置300は、受信された仕上がり情報を記憶する。店舗端末装置100は、管理装置300から預かり商品情報、仕上がり情報等を取得して、客へのクリーニング品の返却に関する処理等を行うことができる。
顧客携帯端末400は、客が利用する携帯端末である。顧客携帯端末400は、例えばスマートフォンやタブレット端末等であってよい。顧客携帯端末400は、店舗外ネットワークNW2と接続される。また、同図での図示による反映は省略されているが、顧客携帯端末400は、所定の近距離無線通信等により店舗端末装置100と接続されてもよい。
顧客携帯端末400には、クリーニング会員用アプリケーションがインストールされている。客は、クリーニング会員用アプリケーションを操作することで、会員証の提示、電子レシートの出力(表示、印刷等)、電子預り票の出力等を顧客携帯端末400に実行させることができる。
工場用端末500は、クリーニング工場に備えられる。工場用端末500は、店舗外ネットワークNW2と接続される。工場用端末500は、前述のように、例えば従業員の操作に応じて、管理装置300に仕上がり情報等を送信することができる。
[店舗端末装置の構成例]
図2を参照して、店舗端末装置100の構成例について説明する。同図の店舗端末装置100は、CPU101、記憶部102、RAM103、通信部104、カードリーダ105、スキャナ106、店員用表示部107、客用表示部108、印刷部109、及び現金収容部110を備える。
CPU101は、店舗端末装置100における中央演算処理装置であり、店舗端末装置100における各種の機能実現のための演算処理を実行する。
記憶部102は、CPU101の補助記憶装置であり、プログラム、ファイル等をはじめとする各種の情報を記憶する。
RAM103は、CPU101の主記憶領域であり、展開されたプログラム、ファイルのデータや、CPU101が演算に用いるデータ等が記憶される。
通信部104は、店舗内ネットワークNW1との接続を介した通信と、ゲートウェイGW経由での店舗外ネットワークNW2との接続を介した通信とを実行する。
カードリーダ105は、カード媒体から情報を読み取る。カードリーダ105が情報を読み取り可能なカード媒体の形式は、RFIDタグを備えるもの、ICチップを備えるもの、磁気により情報が記録されたものなどをはじめ、特に限定されるものではない。
スキャナ106は、コード情報(バーコード、二次元コード(例えばQRコード(登録商標))を読み取る。
店員用表示部107は、店舗端末装置100を操作する店員に向けて情報を表示する表示部である。店員用表示部107は、タッチパネルとして構成されてよい。
客用表示部108は、店舗端末装置100を操作する店員が応対する客に向けて情報を表示する表示部である。客用表示部108は、タッチパネルとして構成されてもよい。
印刷部109は、レシートや預り票等の伝票を印刷する。
現金収容部110は、釣銭用の現金を収容する。現金収容部110は、ドロアとも呼ばれる。
ここで、カードリーダ105、スキャナ106、店員用表示部107、客用表示部108、印刷部109、及び現金収容部110等は、例えば店舗端末装置100の本体とは別体の装置とされて、有線または無線により店舗端末装置100の本体と接続された構成とされてもよい。
[携帯業務端末の構成例]
図3を参照して、携帯業務端末200の構成例について説明する。同図の携帯業務端末200は、CPU201、記憶部202、RAM203、通信部204、タッチパネル表示部205、及び撮像部206を備える。
CPU201は、携帯業務端末200における中央演算処理装置であり、携帯業務端末200における各種の機能実現のための演算処理を実行する。
記憶部202は、CPU201の補助記憶装置であり、プログラム、ファイル等をはじめとする各種の情報を記憶する。
RAM203は、CPU201の主記憶領域であり、展開されたプログラム、ファイルのデータや、CPU201が演算に用いるデータ等が記憶される。
通信部204は、店舗内ネットワークNW1との接続を介した通信を実行する。
タッチパネル表示部205は、タッチパッドとしての入力デバイスが組み合わされた表示パネルとして構成される部位である。タッチパネル表示部205は、表示と、表示面に対して指等の操作体を触れさせた操作を受け付ける。
撮像部206は、撮像を行う。また、携帯業務端末200は、撮像部206を私用するコードリーダ機能を備えてもよい。このようなコードリーダ機能のもとで、撮像部206は、撮像によりコードを入力するための部位として使用される。これにより、携帯業務端末200は、例えば会員証に印刷された会員識別子を示すコード情報等を読み取ることができる。
なお、撮像部206は、タッチパネル表示部205の表示面が向く方向とは反対側を撮像方向とするように設けられたアウトカメラだけではなく、タッチパネル表示部205の表示面が向くのと同じ方向を撮像方向とするように設けられたインカメラが含まれてよい。このようなインカメラは、店員が例えば店舗STを統括する本部の担当者と、お互いの顔を撮像した映像を相互に送受信しながら遠隔会議を行う場合に利用できる。
なお、携帯業務端末200は、スキャナやカードリーダ等が有線または無線(例えば、Bluetooth(登録商標))により接続されるようにして設けられることで、コード情報を読み取る機能を有するようにされてもよい。
なお、携帯業務端末200は、例えばクレジットカードや電子マネーカード等に対応する決済端末が有線または無線により接続されることで、クレジットカードや電子マネーの利用に応じた決済が可能なようにされてもよい。
[携帯業務端末の接続設定]
上記構成による本実施形態のクリーニング業務システムにおいては、前述のように、携帯業務端末200を、或る1つの店舗STにて店舗内ネットワークNW1に接続することで、子の店舗端末装置の1つとして機能させることができる。これにより、マネージャMGは、携帯業務端末200を店舗端末装置として操作して、客との応対等のクリーニング業務を行うことができる。
ここで、携帯業務端末200を店舗内ネットワークNW1に接続するための接続条件(各種識別子、アドレス、パスワード等)は店舗ごとに異なる。
この場合、例えばマネージャMGは、自分が巡回する全ての店舗STごとの店舗内ネットワークNW1への接続条件を、例えば手帳やメモなどに控えておくようにする。そのうえで、マネージャMGは、或る店舗STにて携帯業務端末200を店舗内ネットワークNW1と接続する際には、控えてあった接続条件のうちから、該当の店舗STに対応する接続条件を参照する。そして、マネージャMGは、参照した接続条件を携帯業務端末200に入力し、接続を実行させればよい。
しかしながら、上記のように接続条件を入力して携帯業務端末200にネットワーク接続を実行させるという操作は煩雑であることから、時間もかかる。マネージャMGが携帯業務端末200を店舗内ネットワークNW1に接続させるのは、店舗STが混雑している状況を緩和させるためであるので、接続のための操作はできるだけ簡易とされて短時間で行えることが好ましい。
そこで、本実施形態の携帯業務端末200は、以下に説明するようにして、いずれの店舗STの店舗内ネットワークNW1に対しても、簡易に接続が行えるように構成される。
本実施形態の携帯業務端末200の記憶部102には、携帯業務端末200が店舗STごとの店舗内ネットワークNW1と接続するのに利用する情報を含む接続利用情報が記憶される。
図4は、記憶部102が記憶する接続利用情報の一例を示す。同図においては、3つの店舗STに対応する接続利用情報が記憶された例を示している。1つの店舗STに対応する接続利用情報は、店舗識別子、店舗名、及び接続情報の領域を含む。
店舗識別子の領域は、対応の店舗STを一意に示す店舗識別子を格納する。
店舗情報の領域は、対応の店舗STに関する情報を含む。店舗情報には、例えば店舗名のほか、店舗の所在地、電話番号等が含まれてよい。
接続情報は、対応の店舗STの店舗内ネットワークNW1と接続するのに使用される情報を含む。具体的に、同図においては、店舗内ネットワークNW1が無線LANである場合の接続情報の例が示されている。つまり、この場合の接続情報としては、SSID、パスワード(password)、店舗端末アドレス、及び自レジ番号を含む。SSIDIDとパスワードは、無線LANとしての店舗内ネットワークNW1と接続するのに使用される情報である。店舗端末アドレスは、店舗内ネットワークNW1を経由して接続すべき親の店舗端末装置100に割り当てられているアドレス(IPアドレス)である。自レジ番号は、携帯業務端末200が対応の店舗内ネットワークNW1に接続されて応援用のPOSレジスタとして機能するにあたって、店舗STにおいて付与されるPOSレジスタの番号である。
ここで、マネージャMGが、或る店舗STにて業務の応援をすべきと判断した。この場合、マネージャMGは、自分の携帯業務端末200の店舗内ネットワークNW1に接続させるために、携帯業務端末200に対して店舗内ネットワークNW1との接続を宣言する操作(接続宣言操作)を行う。接続宣言操作が行われたことに応じて、携帯業務端末200のタッチパネル表示部205には、接続操作画面(接続先店舗切替画面)が表示される。
図5は、接続操作画面の一例を示している。同図の接続操作画面においては、店舗選択エリアAR101が配置されている。店舗選択エリアAR101においては、接続候補となる複数の店舗STごとの店舗選択項目が提示される。
店舗選択エリアAR101において店舗選択項目として提示される店舗は、記憶部102において記憶された接続利用情報ごとに対応する。同図では、店舗選択エリアAR101における店舗選択項目には、対応の店舗STに関する情報として、接続先店コード(店舗識別子)、接続先店舗名、自レジ番号、店舗内ネットワーク識別子(SSID)が示されている。これらの情報は、対応の接続利用情報の内容に基づいて表示される。
また、接続操作画面においては、メニューボタンBT101、設定ボタンBT102、選択ボタンBT103、BT104、BT105、BT106、接続ボタンBT107、及び切断ボタンBT108が配置される。
メニューボタンBT101は、当該接続操作画面を終了してメニュー画面に戻る際に操作されるボタンである。
設定ボタンBT102は、接続先店舗一覧画面に遷移させる際に操作されるボタンである。接続先店舗一覧画面は、接続候補として設定された店舗についての設定情報を示す画面である。
選択ボタンBT103は、店舗選択エリアAR101の店舗選択項目のうちで最も上に配置される店舗選択項目に選択を変更する際に操作されるボタンである。
選択ボタンBT104は、店舗選択エリアAR101において現在選択されている店舗選択項目の直上の店舗選択項目に選択を変更する際に操作されるボタンである。
選択ボタンBT105は、店舗選択エリアAR101において現在選択されている店舗選択項目の直下の店舗選択項目に選択を変更する際に操作されるボタンである。
選択ボタンBT106は、店舗選択エリアAR101の店舗選択項目のうちで最も下に配置される店舗選択項目に選択を変更する際に操作されるボタンである。
ユーザは、選択ボタンBT103、BT104、BT105、BT106を適宜操作して、携帯業務端末200を接続すべき店舗内ネットワークNW1に対応する店舗の店舗選択項目を選択することができる。また、ユーザは、タッチパネル表示部205の表示面における店舗選択項目の領域内に対してタッチする操作(例えば、タップ操作)を行うことによっても、店舗選択項目を選択することができる。
接続ボタンBT107は、店舗選択エリアAR101において選択中の店舗選択項目が対応する店舗STの店舗内ネットワークNW1への接続の実行を指示する際に操作されるボタンである。
切断ボタンBT108は、現在における店舗内ネットワークNW1との接続を切断する際に操作されるボタンである。
また、図6は接続先店舗一覧画面の一例を示している。接続先店舗一覧画面は、前述のように、接続候補として設定された店舗についての設定情報を示す画面であり、接続操作画面における設定ボタンBT102が操作されたことに応じてタッチパネル表示部205に表示される。
同図の接続先店舗一覧画面においては、接続先店舗リストエリアAR111が配置される。接続先店舗リストエリアAR111においては、既に接続候補として設定された店舗ごとに対応する店舗選択項目が配置されている。1つの店舗選択項目においては、例えば、接続操作画面(図5)の店舗選択エリアAR101における店舗選択項目と同様に、接続先店コード(店舗識別子)、接続先店舗名、自レジ番号、店舗内ネットワーク識別子(SSID)が示されている。
また、接続先店舗一覧画面においては、戻るボタンBT111、選択ボタンBT113、BT114、BT115、BT116、印刷ボタンBT117、及び新規ボタンBT118が配置される。
戻るボタンBT111は、接続操作画面の表示に戻す際に操作されるボタンである。
選択ボタンBT113、BT114、BT115、BT116は、それぞれ図5の選択ボタンBT103、BT104、BT105、BT106と同様にして、接続先店舗リストエリアAR111における店舗選択項目を選択する際に操作されるボタンである。
また、ユーザは、タッチパネル表示部205の表示面における店舗選択項目の領域内に対して、1回のタップ操作を行うことによっても、店舗選択項目を選択することができる。
また、例えば選択された状態の店舗選択項目に対して、例えばさらにタップ操作(ダブルタップ操作であってもよい)が行われた場合には、操作の対象とされた店舗選択項目に対応する店舗の設定内容が反映された接続先店舗設定画面が表示される。
印刷ボタンBT117は、接続先店舗ごとの接続先設定の内容(例えば接続先店舗リストエリアAR111に表示されている情報)を印刷する際に操作されるボタンである。
新規ボタンBT118は、新規に接続先店舗を設定する際に操作されるボタンである。新規ボタンBT118が操作されると、タッチパネル表示部205は接続先店舗一覧画面から接続先店舗設定画面に表示が遷移する。
図7は、接続先店舗設定画面の一例を示している。同図の接続先設定画面は、図6の接続先店舗一覧画面の接続先店舗リストエリアAR111における最上行(1行目)の店舗選択項目が対応する店舗についての設定内容を示す画面の例を示している。つまり、同図の接続先店舗設定画面は、図6の接続先店舗一覧画面の接続先店舗リストエリアAR111における最上行(1行目)の店舗選択項目を操作したことに応じて表示されたものである。
接続先店舗設定画面においては、設定エリアAR121が配置される。設定エリアAR121には、設定項目として、接続先店コード、接続先店舗名、接続先IPアドレス(店舗端末アドレス)、自レジ番号、店舗内ネットワーク識別子(SSID)、及びパスワードの領域が設けられている。これらの設定項目ごとにおいて示される設定内容は、対応の店舗の接続利用情報に基づいている。
なお、接続先店舗一覧画面(図6)において新規ボタンBT118が操作された場合には、上記の設定項目ごとの領域が未入力の状態の接続先店舗設定画面が表示される。
なお、自レジ番号については、先に示した接続操作画面においても操作に応じて設定を変更できるようにしてよい。これにより、携帯業務端末200を店舗内ネットワークNW1に接続する際に、店舗での他の店舗端末装置100や携帯業務端末200等との関係に応じて、自レジ番号を迅速に変更できるようになる。
また、接続先店舗設定画面においては、戻るボタンBT121、選択ボタンBT123、BT124、登録ボタンBT127、及び削除ボタンBT128が配置される。
戻るボタンBT121は、接続先店舗一覧画面の表示に戻す際に操作されるボタンである。
選択ボタンBT123は、入力対象とする設定項目の選択を1つ上の設定項目に変更する操作が行われるボタンである。選択ボタンBT124は、設定の入力対象とする設定項目の選択を1つ下の設定項目に変更する操作が行われるボタンである。
マネージャMGや店員は、入力対象として選択された状態の設定項目に対して、例えばソフトウェアキーボード等の操作によって設定内容を入力することができる。
登録ボタンBT127は、設定エリアAR121における設定項目ごとの内容により接続先設定の情報を登録(更新、または新規登録)する際に操作されるボタンである。登録対象とされた接続先設定の情報は、接続利用情報として記憶部102に記憶される。この場合において、今回の登録に対応する接続利用情報と同じ接続先店コード(店舗識別子)の接続利用情報が既に記憶部102に記憶されていた場合には、記憶部102に記憶される同じ接続先店コードの接続利用情報が、今回の登録に対応する接続利用情報によって更新される。一方、今回の登録に対応する接続利用情報と同じ接続先店コード(店舗識別子)の接続利用情報が既に記憶部102に記憶されていない場合には、今回の登録に対応する接続利用情報が、記憶部102に新規に記憶される。
削除ボタンBT128は、接続先店舗設定画面の設定エリアAR121において示される内容の接続利用情報を記憶部102から削除させる際に操作されるボタンである。
ここで、説明を図5に戻し、マネージャMGが、携帯業務端末200にて接続操作画面を表示させてから、携帯業務端末200を店舗内ネットワークNW1に接続させる操作手順について説明する。
この場合、マネージャMGは、携帯業務端末200のタッチパネル表示部205に接続操作画面を表示させる。そのうえで、マネージャMGは、店舗選択エリアAR101にて提示される店舗選択項目(行)のうちから、接続先の店舗内ネットワークNW1に対応する店舗の店舗選択項目を選択する操作(店舗選択操作)を行う。
店舗選択操作は、例えば対象の選択項目としての行に含まれる領域の任意の位置に対するタップ操作であってよい。店舗選択操作が行われたことに応じて、選択された店舗選択項目の行が強調表示され、選択状態にあることが示される。
次に、マネージャMGは、接続操作画面における接続ボタンBT107に対する操作を行う。接続ボタンBT107に対する操作は、店舗選択エリアAR1において選択された店舗STの店舗内ネットワークNW1との接続を指示する操作(接続指示操作)である。
携帯業務端末200は、接続指示操作が行われたことに応じて、店舗選択エリアAR1において選択された店舗STに対応する接続情報を記憶部102から取得する。
携帯業務端末200は、取得された接続情報に含まれるSSIDとパスワード(password)とを利用して、店舗STの店舗内ネットワークNW1との接続を確立させる。また、携帯業務端末200は、店舗内ネットワークNW1との接続が確立されると、さらに、取得された接続情報に含まれる店舗端末アドレス(接続先IPアドレス)が示す親の店舗端末装置100と接続する。
携帯業務端末200は、上記のようにして店舗内ネットワークNW1と接続されることに応じて、対応の店舗STに設置される店舗端末装置100と、以下の情報を共有するようにされる。
携帯業務端末200は、対応の店舗STに設置される店舗端末装置100に対応して設定されているプリセットデータを、店舗端末装置100と共有する。
プリセットデータは、店舗STごとの都合や運用等に対応して予め定めた、各種操作画面に配置されるボタンや各種設定等の情報である。
携帯業務端末200は、プリセットデータが管理装置300に記憶されている場合には、店舗内ネットワークNW1経由で管理装置300から対応のプリセットデータを取得する。また、プリセットデータが例えば同じ店舗内ネットワークNW1に接続された所定の店舗端末装置100(例えば、親の店舗端末装置100)にて記憶されている場合には、携帯業務端末200は、店舗内ネットワークNW1経由で、所定の店舗端末装置100からプリセットデータを取得する。このようにして携帯業務端末200がプリセットデータを取得することで、対応の店舗STの店舗端末装置100との間でプリセットデータが共有される。
このようにしてプリセットデータを共有した携帯業務端末200は、同じ店舗STにおける店舗端末装置100にて表示されるのと同じ各種操作画面を表示することができる。これにより、マネージャMGは、携帯業務端末200に対して、店員が店舗端末装置100に対して行うのと同様の操作を行って応援業務を行うことができる。
また、携帯業務端末200は、店舗STに対応して定められた商品マスタを共有する。商品マスタには、例えば商品(クリーニング品)の種別と種別ごとの料金体系などの情報が含まれる。商品マスタの共有のため、携帯業務端末200は、対応の店舗STの商品マスタを、管理装置300または店舗端末装置100から取得する。
また、携帯業務端末200は、店舗STにおいて管理されるタグ番号を共有する。
店舗STにおいては、預かり品の管理のために預かり品ごとに取り付ける番号付タグが保管されている。例えば、番号付タグには、クリーニング処理による汚損が生じにくい材質の用紙が用いられる。番号付タグにはそれぞれ所定の番号が印刷されている。また、番号付タグTGは、例えば連番に従った綴りの形式とされ、例えばミシン目などが施されていることで1枚ずつ切り離せるようになっている。
店舗端末装置100は、預かり品の登録が行われると、登録された預かり品に対してタグ番号を採番するようにして割り当てる。タグ番号の採番は、例えば連番に従って行われる。
店員は、採番されたタグ番号と同じ番号が印刷された番号付タグを、預かり品に取り付ける。また、預かり品としてのクリーニング品は、タグ番号によって管理されたうえで、工場でのクリーニング処理、クリーニング処理後の客への返却等が行われる。
携帯業務端末200は、店舗内ネットワークNW1に接続されて以降において、店舗STにて最後に採番されたタグ番号の情報を、例えばタグ番号の採番を行った店舗端末装置100から店舗内ネットワークNW1経由で取得するようにされる。例えば店舗端末装置100は、預かり品等録処理に際してタグ番号を採番したことに応じて、最後に採番したタグ番号を店舗内ネットワークNW1で店舗端末装置に通知するようにされる。そして、携帯業務端末200は、自己が預かり品等録処理に際してタグ番号を採番した際には、最後に採番したタグ番号を他の店舗端末装置100に通知するようにされる。
このようにして、店舗STにおける店舗端末装置100と携帯業務端末200とでタグ番号が共有される。
また、後述するようにして商品預かり処理に際して得られる検品画像や、客により入力されたサインのデータ等は、管理装置300にて記憶される。管理装置300に記憶された検品画像やサインのデータは、対応の店舗STの店舗内ネットワークNW1と接続されるいずれの店舗端末装置100や携帯業務端末200も取得することができる。つまり、検品画像やサインのデータも、店舗端末装置100と携帯業務端末200とで共有が行われる。
また、携帯業務端末200は、接続された親の店舗端末装置100が備える印刷部109と現金収容部110とを、親の店舗端末装置100と共有するように設定する処理を実行する。
印刷部109が共有されることにより、携帯業務端末200は、子の店舗端末装置100としての動作の実行に応じてレシートや預り票等の伝票を発行する必要がある場合に、親の店舗端末装置100の印刷部109により伝票を発行させることが可能になる。これにより、例えばマネージャMGは、携帯業務端末200に加えて携帯型のプリンタ等までを持ち運ぶような必要がなくなる。
上記のように印刷部109が共有される場合、印刷部109は、親の店舗端末装置100の処理に応じて発行する伝票と、携帯業務端末200の処理に応じて発行する伝票との2種類の伝票が発行される。この場合、印刷部109から発行された伝票については、携帯業務端末200の処理に応じて発行されたものと、親の店舗端末装置100の処理に応じて発行されたものとのいずれであるのかを識別できるようにすることが好ましい。
そこで、本実施形態においては、例えば、携帯業務端末200の処理に応じて印刷部109から発行される伝票については、携帯業務端末200の処理に対応する伝票であることを識別する識別標示が付加されて印刷されるようにしてよい。このためには、例えば携帯業務端末200は、印刷部109に伝票の印刷を実行させるにあたって印刷部109に出力する印刷データにおいて識別標示を含めるようにされてよい。
図8は、携帯業務端末200の処理に応じて印刷部109から発行される伝票に付加される識別標示MKの一例を示している。同図においては、識別標示MKが付加された預り票を示している。同様の識別標示MKが、例えば同じく発行される工場控え、店舗控え等にも付加されてよい。
同図の識別標示MKは、伝票のヘッダ領域において横方向に黒地の帯が配置され、底に白地で「応援レジ1」との文字が示された態様とされている。識別標示MKにおける「応援レジ1」は、親の店舗端末装置100と印刷部109を共有する携帯業務端末200を示す名称である。
このような識別標示MKは、店舗STにて常設される親の店舗端末装置100の処理に応じて発行される伝票には付加されない。これにより、店員やマネージャMGは、識別標示MKが伝票に印刷されているか否かにより、印刷部109から発行された伝票が自分の業務に対応するものであるか否かを確実かつ迅速に判断できる。
そのうえで、識別標示MKは、同図に示されるように伝票のヘッダ領域にて印刷されている。ヘッダ領域は、伝票に印刷される情報のうち、最も上側にて印刷される情報であり、その下側に明細領域等が配置される。このため、印刷される伝票の用紙が印刷部109から排出されてくる際には、まずヘッダ領域から排出されてくる。つまり、ヘッダ領域は、伝票に印刷される領域のうち、印刷部109から排出される際に、ほぼ最初に見えるように伝票の用紙に印刷される領域である。これにより、店員やマネージャMGは、印刷により排出されてくる伝票が、携帯業務端末200の処理に応じて発行されたものと、店舗端末装置100の処理に応じて発行されたものとのいずれであるのかを、印刷部109から排出されてすぐに把握することができる。
なお、1つの店舗端末装置100の印刷部109を共有する携帯業務端末200が複数である場合には、複数の携帯業務端末200ごとに対応して異なる態様の識別標示MKが印刷されるようにしてよい。具体的に、同図の識別標示MKの態様を例として、店舗端末装置100の印刷部109を共有する携帯業務端末200が2つである場合には、それぞれの携帯業務端末200に応じて、識別標示MKにおける文字がそれぞれ「応援レジ1」、「応援レジ2」のように異なる番号が割り振られるようにされてよい。
識別標示MKの態様は、同図の例に限定されるものではなく、例えば、文字等に代えて所定の図形が付されるようにして印刷されたものを識別標示MKとしてよい。
また、現金収容部110(ドロア)が共有されることで、携帯業務端末200を店舗端末装置として使用するマネージャMGは、現金で支払いを行う客に応対することが可能となる。つまり、マネージャMGは、預かり品の登録を完了させて小計画面を表示させた状態のもとで、決済種別として現金を指定する操作を行ったうえで、客から預かり金を受け取る。マネージャMGは、携帯業務端末200に対して預かり金の金額を入力する操作を行う。携帯業務端末200は、入力された預かり金の金額と小計金額とにより釣銭を算出し、例えば現計操作に応じて現金収容部110を開かせるとともに、印刷部109(プリンタ)から伝票を発行させる。マネージャMGは、開いた現金収容部110に預かり金を入れるとともに、釣銭を取り出して伝票とともに客に渡すことができる。
なお、携帯業務端末200にクレジットカードや電子マネーカード等に対応する決済端末が接続されない場合であっても、携帯業務端末200を使用して、以下のように、現金以外の決済種別で支払いを行う客との応対が可能なようにされてよい。
つまり、マネージャMGは、携帯業務端末200を使用して預かり品の登録を完了させて小計操作を行って小計画面を表示させた段階で、クレジットカードや電子マネーカード等の現金以外の決済種別を指定する操作を行う。このように現金以外の決済種別を指定する操作が行われたことに応じて、携帯業務端末200は、決済に利用する決済情報を店舗端末装置100に送信する。また、マネージャMGは、客に、決済情報の送信先の店舗端末装置100のほうで支払いを行ってもらうように伝える。
決済情報を受信した店舗端末装置100は、受信された決済情報に対応する精算用画面を表示する。店員は、客からクレジットカードあるいは電子マネーカード等の支払い用のカードを受け取り、カードリーダ105によりカードを読み取らせることで決済を行う。この場合、伝票は、店舗端末装置100から発行される。
また、この場合には、携帯業務端末200が、預かり品の登録結果を示す情報とともに決済情報も店舗端末装置100に送信してよい。そのうえで、店舗端末装置100が、預かり品の登録結果を示す情報と決済処理(精算処理)の結果を示す情報とを含む預かり品情報を管理装置300に送信するようにされてよい。
なお、例えば預かり受付画面において決済種別を選択する操作が可能なようにされている場合には、携帯業務端末200は、例えば小計操作等の預かり品の登録を完了させる操作が行われたことに応じて、決済情報を店舗端末装置100に送信してよい。この場合、携帯業務端末200にて小計画面を表示させなくともよい。
図9のフローチャートは、携帯業務端末200が店舗内ネットワークNW1との接続に関連して実行する処理手順例を示している。
ステップS101:携帯業務端末200は、接続宣言動作が行われるのを待機する。
ステップS102:携帯業務端末200は、接続宣言操作が行われたことに応じて、タッチパネル表示部205に接続操作画面(図5)を表示する。この際、携帯業務端末200は、記憶部102に記憶された接続利用情報を利用して、店舗選択エリアAR101における店舗選択項目を表示する。
ステップS103:携帯業務端末200は、表示された接続操作画面の店舗選択エリアAR101における店舗選択項目のうちのいずれかを選択する操作(店舗選択操作)が行われたか否かについて判定する。
ステップS104:店舗選択操作の行われたことが判定された場合、携帯業務端末200は、店舗選択操作によって選択された店舗選択項目に対応する店舗を選択する。
ステップS105:ステップS104の処理の後、あるいはステップS103にて店舗選択操作の行われないことが判定された場合、携帯業務端末200は、以下の処理を実行する。つまり、携帯業務端末200は、接続指示操作(接続ボタンBT107に対する操作)が行われたか否かについて判定する。
接続指示操作の行われないことが判定された場合には、ステップS103に処理が戻される。なお、接続操作画面の表示が開始されてから一度も店舗選択操作が行われない場合には、店舗選択エリアAR1における選択項目のいずれも選択されていない状態にある。この状態のもとで接続指示操作が行われた場合には、接続指示操作は無効であるとして処理される。
ステップS106:ステップS105にて接続指示操作の行われたことが判定された場合、携帯業務端末200は、記憶部102に記憶される接続利用情報に含まれる接続情報のうち、選択された店舗STの接続情報を取得する。
ステップS107:携帯業務端末200は、ステップS106により取得された接続情報を利用して、接続処理を実行する。つまり、携帯業務端末200は、取得された接続情報に含まれるSSIDとパスワード(password)とを利用して、店舗STの店舗内ネットワークNW1と接続する。さらに、携帯業務端末200は、接続された店舗内ネットワークNW1経由で、取得された接続情報に含まれる店舗端末アドレス(接続先IPアドレス)を用いて、親の店舗端末装置100と接続する。
ステップS108:携帯業務端末200は、親の店舗端末装置100と共有すべき情報(商品マスタ、プリセットデータ、タグ番号等)を取得する。
ステップS109:携帯業務端末200は、ステップS107の接続処理によって接続された親の店舗端末装置100が備える印刷部109と現金収容部110等のデバイスを、親の店舗端末装置100と共有するための設定を実行する。
[預かり品の検品について]
店舗STにて、店員は、クリーニングを依頼する客からクリーニング品を預かる預かり業務に際して、客から預かるクリーニング品(預かり品)について異常(例えば、汚れ、シミ、ほつれ、破れ、ボタン落ち、ボタン割れなど)が無いかどうかの確認(検品)を行う。
検品により異常が見つかった場合、店員は、見つかった異常に関する情報を、預かり品の履歴(預かり履歴)に登録する。また、店員は、異常に関してどのような処置とするのかを客と確認したうえで、客から例えばサインなどを受け取ることで、確認された処置について客が承諾したことの証明を得るようにされる。
つまり、店舗STでは、店員は、預かり業務において、預かり対象のクリーニング品を検品し、異常が発見された場合には異常に関する登録を行うといった検品業務を行うようにされる。
本実施形態においては、店舗端末装置として機能する携帯業務端末200を操作して店舗の業務を応援するマネージャMGは、上記のような検品業務について、携帯業務端末200を用いて以下のようにして行うことができる。
図10は、携帯業務端末200のタッチパネル表示部205に表示される預かり受付画面の一例を示している。預かり受付画面は、預かり業務に対応して預かり品の登録等に関する操作が行われる画面である。マネージャMGは、クリーニングを依頼する客と応対する際に、預かり受付画面を表示させる。
ここで、マネージャMGは、客から、1つのズボンのクリーニングの依頼を受けた。マネージャMGは、クリーニングを依頼されたズボンを客から受け取ると、受け取ったズボンを預かり品として登録するための預かり品登録の操作を行う。
預かり品登録の操作が行われたことに応じて、預かり受付画面における登録預かり品一覧エリアAR11には、預かり品として登録された1本のズボンに対応する預かり品項目が表示される。
なお、同図において預かり品項目において配置される「PHOTO」との文字によるオプション標示OP1は、現段階で表示されるものではなく、後述するように異常箇所を撮像した検品画像が登録された段階で表示されるものである。
前述のように、預かり業務においては、預かり品に対してタグ番号が採番されるようにして割り当てられる。
預かり受付画面においては、タグ番号エリアAR12が配置されている。タグ番号エリアAR12は、登録預かり品一覧エリアAR11に表示されている預かり品に対応して採番されたタグ番号を示すエリアである。同図においては、ズボンが1つ預かり品として登録されたことに応じて、ズボンの預かり品に対応して1つのタグ番号「5-187」がタグ番号エリアAR12にて表示された例が示されている。
また、マネージャMGは、客から受け取ったズボンについて検品を行う。マネージャMGは、検品を行った結果、ズボンについて1箇所の異常を見つけた。この場合、マネージャMGは、見つかった異常を登録する操作を以下のようにして行う。
まず、マネージャMGは、預かり受付画面において配置される写真ボタンBT11を操作する。写真ボタンBT11に対する操作は、異常登録を行うことを宣言する異常登録宣言操作である。
異常登録宣言操作が行われたことに応じて、携帯業務端末200は、撮像部206を起動させて撮像が可能な状態とするとともに、異常登録画面を表示させる。異常登録画面は、例えば預かり受付画面上に重畳して表示されるウィンドウ形式であってよい。
図11は、異常登録宣言操作に応じて異常登録画面として最初に表示される第1撮像操作画面の一例を示している。第1撮像操作画面においては検品画像エリアAR21が配置される。検品画像エリアAR21には、現在において撮像部206により撮像されている画像が表示される。また、検品画像エリアAR21には現在日時が表示されている。
また、第1撮像操作画面においては、撮像案内エリアAR22が配置されている。撮像案内エリアAR22は、これより撮像しようとする検品画像が何枚目であるのかを示す。異常箇所に関連する撮像画像である検品画像は、最大で3枚まで保存することが可能とされている。このため、第1撮像操作画面における撮像案内エリアAR22においては、「1枚目(全体)」の項目が強調表示されていることで、これから撮像しようとする検品画像が1枚目に対応することが示されている。また、1枚目については全体を撮像することが好ましいことが案内される。
マネージャMGは、例えば検品画像エリアAR21に表示される撮像画像を見ながら、異常箇所を含むズボンのほぼ全体が撮像範囲に収まるように調整したうえで、第1撮像操作画面にて配置された撮影ボタンBT21に対する操作を行う。携帯業務端末200は、撮影ボタンBT21が操作されたタイミングで撮像部206にて撮像されていた撮像画像を、異常箇所を示す1枚目の検品画像として取得する。
なお、マネージャMGは、撮像を行うことなく第1撮像操作画面を消去して預かり受付画面に戻したい場合には、第1撮像操作画面にて配置されたキャンセルボタンBT22を操作する。
上記のように1枚目の検品画像に対応する撮像が行われると、異常登録画面は、図11の第1撮像操作画面から図12に示される第1画像確認画面に変化する。同図の第1画像確認画面は、1枚目の検品画像を確認する画面であり、検品画像エリアAR21には、1枚目の検品画像が表示される。第1画像確認画面においては、また、撮像案内エリアAR22においては、強調表示された項目において「済 1枚目(全体)」と示されていることで、現段階では、現在において1枚目の検品画像が撮影済みであることを示す。
また、第1画像確認画面には、撮り直しボタンBT31、手書き色指定ボタンBT32、クリアボタンBT33、次の写真へボタンBT34、保存終了ボタンBT35、キャンセルボタンBT36が配置される。
マネージャMGは、1枚目の検品画像を撮り直したいときには、撮り直しボタンBT31を操作する。撮り直しボタンBT31が操作されたことに応じて、第1画像確認画面から、図11の第1検品画像操作画面に戻り、1枚目の検品画像の撮像(撮り直し)が可能になる。
また、第1画像確認画面においては、検品画像エリアAR21に表示される検品画像に対して、タッチパネルに対する操作による手書きで入力(描画)することができる。このような手書きは、例えば検品画像に対してメモ的な内容を付加したい場合に使用される。
検品画像への手書きを行う場合、マネージャMGは、手書き色指定ボタンBT32に対する操作を行う。手書き色指定ボタンBT32が操作されたことに応じて、第1画像確認画面に対してさらに手書き色指定画面が重畳して表示される。マネージャMGは、表示された手書き色指定画面に対する操作によって手書き色を指定することができる。手書き色指定画面にて手書き色を確定させる操作が行われると手書き色指定画面が消去され、手書き色指定ボタンBT32は、例えば確定され手書き色と同じ色による表示が行われる。そして、マネージャMGは、検品画像エリアAR21に、スタイラスペンや指等により手書きでオブジェクトを描く(入力する)操作を行う。同図においては、手書きにより描かれた手書きオブジェクトOBJによって、ズボンの全体における異常箇所がどこであるのかを示されている。
また、マネージャMGは、手書きをやり直したい場合には、クリアボタンBT33を操作する。クリアボタンBT33が操作されると、手書きオブジェクトOBJが消去される。
また、マネージャMGは、1枚目の検品画像を確認して、1枚目の検品画像だけが保存されればよく、2枚目以降は撮像しなくともよいと判断した場合には、保存終了ボタンBT35に対する操作を行う。
また、マネージャMGは、第1画像確認画面を消去して預かり受付画面に戻したい場合には、第1画像確認画面にて配置されたキャンセルボタンBT22を操作する。
また、マネージャMGは、引き続き2枚目を撮像したいと判断した場合には、次の写真へボタンBT34を操作する。
次の写真へボタンBT34が操作されたことに応じて、異常登録画面は、図12の第1画像確認画面から図13の第2撮像操作画面に変化する。第2撮像操作画面は、2枚目の検品画像を撮像する操作が行われるボタンである。第2撮像操作画面の撮像案内エリアAR22においては、「2枚目(部分1)」と表示された項目が強調表示されている。これにより、第2撮像操作画面が2枚目の検品画像の撮像操作に対応する画面であることが示される。また、2枚目の検品画像としては、対象の預かり品において例えば異常が発生した箇所に対応する一部分を撮像することをユーザ(マネージャMG)に促すようにされる。
図13の第2撮像操作画面においては、図11の第1撮像操作画面と同様に検品画像エリアAR21、撮影ボタンBT21が配置されている。マネージャMGは、1枚目の場合と同様にして、2枚目の検品画像を撮像する操作を行うことができる。
そして、第2撮像操作画面における撮影ボタンBT21を操作した場合には、異常登録画面は、図14の第2画像確認画面に変化する。第2画像確認画面は、2枚目として撮像された検品画像の確認が行われる画面である。同図においては、図12の第1画像確認画面と同様に検品画像エリアAR21、撮像案内エリアAR22、撮り直しボタンBT31、手書き色指定ボタンBT32、クリアボタンBT33、次の写真へボタンBT34、保存終了ボタンBT35、キャンセルボタンBT36が配置される。
第2画像確認画面の検品画像エリアAR21には、第2撮像操作画面の撮影ボタンBT21の操作時に対応して得られた撮像画像が固定的に表示される。第2画像確認画面においては、また、撮像案内エリアAR22においては、強調表示された項目において「済 2枚目(部分1)」と示されることで、現在において2枚目の撮像画像が撮られた段階であることを示す。
マネージャMGは、第2画像確認画面が表示された状態のもとで2枚目の撮像画像を対象にして、第1画像確認画面の場合と同様の操作を行うことができる。同図においては、検品画像エリアAR21において、異常として破れのある部分を撮像した撮像画像が表示されたうえで、手書きの操作によって、破れの部分を指し示す手書きオブジェクトOBJが描画された例が示されている。
なお、第2画像確認画面の保存終了ボタンBT35が操作されれば、これまでに撮像された1枚目と2枚目の検品画像が保存されたうえで異常登録画面が消去され、異常箇所の登録が終了される。
一方、第2画像確認画面の次の写真へボタンBT34に対する操作が行われた場合、図示は省略するが、異常登録画面は第2画像確認画面から第3撮像操作画面に遷移する。
第3撮像操作画面は、例えば図12、図13の第1、第2撮像操作画面と同様の態様とされたうえで、撮像案内エリアAR22においては、「3枚目(部分2)」の項目が強調表示されることで、3枚目の撮像が行われる段階であって、例えば異常箇所に対応する部分を撮像することが促される。
そして、マネージャMGが第3撮像操作画面における撮影ボタンBT21を操作すると、異常登録画面は、第3撮像操作画面から第3画像確認画面に変化する。第3画像確認画面は、図示は省略するが、例えば図12、図14の第1、第2画像確認画面と同様の態様とされる。そのうえで、検品画像エリアAR21においては、3枚目の撮像画像が表示されている。また、撮像案内エリアAR22においては、強調表示された項目において「済 3枚目(部分1)」と示されることで、現在において3枚目の撮像画像が撮られた段階であることを示す。また、検品画像は3枚目で最後であるので、次の写真へボタンBT34は配置されない。
マネージャMGは、第3画像確認画面が表示された状態のもとで2枚目の撮像画像を対象にして、第1画像確認画面の場合と同様の操作を行うことができる。
そして、第3画像確認画面の保存終了ボタンBT35が操作されれば、これまでに撮像された1枚目から3枚目の検品画像が保存されたうえで異常登録画面が消去され、異常箇所の登録が終了される。
このようにして、マネージャMGは、検品業務のもとで携帯業務端末200を操作して検品画像を撮像し、異常箇所の登録を行うことができる。
また、上記のようにして異常箇所の登録が完了した預かり品については、預かり受付画面の登録預かり品一覧エリアAR11にて、異常箇所が登録されていることを示す「PHOTO」との文字によるオプション標示OP1が配置される。
また、店員は異常箇所の登録に際して、対応の客に対して、異常箇所については預かりの際に既に預かり品に生じていたものであることを確認してもらうようにする。この際、店員は、異常箇所についての修理、放置等のように、異常箇所についてどのような対応とするのかについても客に確認するようにしてよい。
このような店員と客との異常箇所の確認については、単に口頭で行われてもよいのであるが、その後の記憶違いなどによるトラブルを未然に防ぐために、店舗ST側で、客が確認したことの証跡を保管できるようにすることが好ましい。
そこで、本実施形態においては、異常箇所について客が確認したことの証跡として、携帯業務端末200に対して客がサインを記入できるようにし、記入されたサインが該当の預かり品に紐付けられて管理されるようにする。
客にサインをしてもらう場合、店員は、預かり受付画面(図10)において配置されるサインボタンBT12に対する操作を行う。サインボタンBT12に対する操作は、サインの記入が可能なサインモードの起動を指示する操作(サインモード指示操作)である。
サインモード指示操作が行われたことに応じて、携帯業務端末200は、タッチパネル表示部205にサインモード対応画面を表示させる。本実施形態においては、サインモード指示操作に応じて表示されるサインモード対応画面として、まず、サイン種別選択画面が表示される。
図15(A)は、サイン種別選択画面の一例を示している。同図のサイン種別選択画面においては、サイン種別選択エリアAR51、サイン種別確定ボタンBT51、キャンセルボタンBT52が配置される。
サイン種別選択エリアAR51は、サイン種別(区分)を選択する操作が行われる領域である。
サイン種別については、異常箇所(およびその処置)について確認したことの証明としてのサイン(異常箇所確認サイン)のほか、例えば、新規入会サイン、ロッカー予約契約サイン、無券返却確認サイン、特殊商品サインを挙げることができる。
客が店舗STの会員として入会するにあたっては、例えば会員規約に承諾する必要がある。新規入会サインは、客が新規に会員として入会するための新規入会にあたり、会員規約に承諾したことを証明するサインである。
新規入会の手続きは、以下のようにして行われる。例えばマネージャMGが、一取引に応じた商品登録を開始するにあたり、携帯業務端末200のタッチパネル表示部205には顧客情報呼出画面が表示される。
顧客情報呼出画面は、例えば商品登録画面上に重畳するポップアップ画面として表示されてよい。顧客情報呼出画面においては、例えば顧客番号、電話番号、氏名をそれぞれ入力可能な情報入力エリアが設けられている。また、顧客情報呼出画面とともに、情報入力操作に用いられるキーボードを操作可能な画面も表示される。
顧客情報呼出画面は、顧客情報を呼び出す操作が行われる画面であり、商品登録の開始前に顧客情報を呼び出すために表示される。マネージャMGは、顧客情報呼出画面が表示された状態のもとで、顧客が持参した会員証からバーコードやQRコード(登録商標)等によるコード情報を読み取らせる操作を行う。携帯業務端末200は、読み取られたコード情報に含まれている顧客番号(会員識別情報)を利用して、例えば管理装置300から顧客情報を呼び出すことで、商品登録を受け付けることができるようになる。
あるいは、会員証からのコード情報の読み取りに代えて、マネージャMGが、顧客情報呼出画面に対して、客の電話番号や氏名等の客と対応付けられた情報を入力する操作を行うことによっても、入力された情報に対応付けられた顧客情報を管理装置300から呼び出し、商品登録を受け付け可能な状態とすることもできる。
即ち、取引に応じた顧客情報の呼び出しが行われるまで、商品登録処理が禁止される。
新規顧客に対応する取引の場合、マネージャMGは、新規入会の手続きへの移行のために、顧客情報呼出画面において配置される「新規」ボタンに対する操作を行う。「新規」ボタンが操作されたことに応じて、顧客情報呼出画面が消去されて商品登録画面が表示され、商品登録を行うことが可能となる。
「新規」ボタンの操作に応じて開始された商品登録では、決済種別や受取現金などの入力については受け付け可能であるが、精算画面へ遷移させる際に小計ボタンに対する操作が行われると、顧客情報入力画面が表示されるようになっている。顧客情報入力画面においては、電話番号や氏名を入力するエリアが設けられている。マネージャMGは、例えば顧客情報入力画面に対して、新規入会対象の客の電話番号や氏名を入力する操作を行う。これにより、新規入会対象の客の電話番号や氏名を含む会員情報が登録される。会員情報は管理装置300にて記憶されてよい。
また、新規入会の手続きにおいては、タッチパネル表示部205にて新規入会サイン画面も表示される、マネージャMGは、新規入会対象の客に、新規入会サイン画面へのサインの入力をしてもらう。
携帯業務端末200は、例えば、上記の顧客情報入力画面への情報の入力と、新規入会サイン画面へのサインの入力が完了した後に、先に行われた小計操作に応じた精算処理が可能となる。つまり、新規の客に応じた取引の場合には、新規入会に応じた登録が完了しなければ、取引完了とならないように制御される。なお、ここでの取引完了とは、預かり商品や現金のやり取り、返却日などが確定し、客用の預かり票や店舗側の店舗控え、工場控え等の伝票の印刷(電子預かり票の場合は、店舗控え・工場控えのみ)が完了した状態である。
なお、上記の手順では、小計ボタンが操作されることに応じて、顧客情報入力画面に遷移することで、新規入会に応じた登録が完了するまで取引完了とならないように制御される例を挙げたが、これに限定されない。例えば、小計ボタンに対する操作に応じて精算画面に遷移するが、取引完了ボタン(現計ボタン)が操作された段階で、顧客情報入力画面が表示されることで、新規入会に応じた登録が完了しなければ、取引完了とならないようにされてもよい。
また、客は、クリーニング品の返却に関してロッカー返却を指定することができる。ロッカー返却では、店員が返却対象のクリーニング品を返却用のロッカーに収納しておき、客は指定された時間帯の間に返却用のロッカーからクリーニング品を取り出すようにされる。このようなロッカー返却のサービスを利用するにあたり、客は、ロッカー使用に関する約款等に承諾する必要がある。ロッカー予約契約サインは、ロッカー返却のサービスを利用しようとする客が、約款に同意したことを証明するサインである。
ここで、ロッカー予約契約サインに関する手続き例について説明する。
客がロッカー返却サービスを利用するには、顧客情報が登録されていることに加えて、以下の二つの情報が対応付けられていることが条件となる。1つは、ロッカー返却サービスの利用に関する諸注意事項について承諾したサインをしていることを示す情報が対応付けられていることである。もう1つは、ロッカー返却サービスの利用の際に使用する、クリーニングのロッカーへの投入、返却用のバッグを客が所有していることを示す情報が対応付けられていることである。このように対応付けされる情報は、管理装置300または例えばマスタとして機能する店舗端末装置100にて記憶されてよい。なお、上記の2つの情報のいずれか一方が対応付けられていることが条件とされてもよいが、以下の説明では、上記の2つの情報の対応付けられていることが条件である場合を例に挙げる。
マネージャMGは、応対中の客からロッカー返却サービスの利用を希望された場合、商品登録時等に、商品登録画面において配置されている「ロッカー」ボタンを操作する。「ロッカー」ボタンの操作に応じて、携帯業務端末200は、管理装置300に問合せを行って、商品登録を受けている客について、ロッカー返却サービスの利用が可能か否かを問い合わせる。
問合せの結果、ロッカー返却サービスの利用が可能な客であるとの応答が得られた場合には、タッチパネル表示部205において、返却可能日が示されるカレンダー画面が表示される。カレンダー画面にて示される返却可能日は、登録された商品のリードタイム(ワイシャツなら1日、スーツ上下なら2日、コートなら5日などといったように、商品の仕上がり、洗いに要する時間)、ロッカーの利用(予約)状況(例えば、現時点以降におけるロッカーの返却口についての日単位、時間帯ごとの空き状況)等に基づいて算出(判定)される、ロッカーが可能な日である。
問合せの結果、ロッカー返却サービスの利用が不可な客であるとの応答が得られた場合には、タッチパネル表示部205において、ロッカー返却サービスの利用が不可の客であることが報知されるとともに、ロッカー返却サービスの利用が可能な条件を満たすにあたり不足している情報に関する案内(不足情報案内)が行われる。
不足情報案内として、サインについての情報が不足している場合には、サイン入力画面が表示される。この場合には、サイン入力画面にサインが入力されることで、条件が満たされる。また、客がバッグを所有していることの情報が不足している場合には、客へのバッグの付与を案内する画面が、不足情報案内として表示される。この場合において、客がバッグを購入する手続きをしたことに応じて、条件が満たされる。また、バッグを無料で提供している場合には、例えばマネージャMGが、バッグを客に付与したことの確認のためのボタン操作をタッチパネル表示部205の画面に対して行うことで条件が満たされる。
また、特殊商品サインについて説明する。特殊商品とは、クリーニングが難しいために起こり得る不具合について事前に了承を得ておくことが必要な商品である。一例として、特殊商品には、クリーニング後に中綿がずれてしまう可能性のあるダウンジャケットや、色落ちしてしまう可能性のある革製品などが含まれる。
商品マスタにおいて、特殊商品である商品についてはその旨が示されている。携帯業務端末200は、特殊商品が登録された場合には、タッチパネル表示部205において、特殊商品であることを客に伝えることを促すメッセージが表示される。そこで、マネージャMGは、客に、登録された特殊商品であることを伝え、事前承諾を得るようにすることができる。この際に、承諾の証明としてサインを客からもらうことが必要とされる運用の場合には、マネージャMGは、特殊商品のクリーニングについて承諾するサインを入力するためのサイン入力画面をタッチパネル表示部205に表示させ、客にサインをしてもらうようにする。なお、店舗端末装置100の場合には、登録された商品が特殊商品であり、事前承諾をするかどうかを促すメッセージが客用表示部108において表示されるようにしてよい。
客が特殊商品について事前承諾を行って取引が行われた場合には、客が受け取るレシートにおいて、特殊商品である旨や、事前承諾した事項等が印刷されてよい。
また、クリーニング品の返却として無券返却が行われる場合がある。無券返却とは、クリーニング品を受け取りに来店した客が、預り票を紛失してしまったなどの理由で、店員が預り票を受け取れない状況であっても、例えば会員情報などから取引を特定して、対応のクリーニング品を返却することである。このような無券返却では、例えばクリーニング品の返却後において、紛失していた預り票が客のほうで見つかる場合がある。この場合において、既に対応のクリーニング品が返却済みであることを客が忘れてしまっていると、客は、クリーニング品の返却を受けようとして預り票を持参して来店したものの、既に返却済みとなっているため、店舗ST側とトラブルになる可能性がある。無券返却確認サインは、このようなトラブルを回避するために、無券返却が行われる場合に、無券返却により返却を受けたことの証明として客が行うサインである。
この場合、マネージャMGは、サイン種別選択エリアAR51に対する操作を行って、サイン種別として、異常箇所確認サインを選択する。そのうえで、マネージャMGは、サイン種別確定ボタンBT51に対する操作を行う。
なお、サインモードを中断させたい場合、マネージャMGは、キャンセルボタンBT52を操作する。キャンセルボタンBT52が操作されたことに応じて、サインモードが終了され、サイン種別選択画面が消去される。
サイン種別確定ボタンBT51が操作されたことに応じて、サインモード対応画面は、図15(A)のサイン種別選択画面から図15(B)のサイン入力画面に遷移する。サイン入力画面においては、サイン入力エリアAR61、確認ボタンBT61、及びキャンセルボタンBT62が配置される。
サイン入力画面が表示されると、店員は、タッチパネル表示部205を客に向けて、サインをしてもらうように伝える。客は、例えばスタイラスペン、指等の操作体を使用してタッチパネル表示部205の表示面におけるサイン入力エリアAR61に対して、手書きでサインを入力する。サイン入力エリアAR61には、サインとして入力された手書きの軌跡が表示される。
客は、サインを入力した後、確認ボタンBT61に対する操作を行う。確認ボタンBT61に対する操作が行われたことに応じて、サイン入力が確定されたうえで、サインモードが終了し、サイン入力画面が消去される。
なお、キャンセルボタンBT62が操作された場合には、サイン入力が確定されることなく、図15(A)のサイン種別選択画面に表示が戻される。あるいは、キャンセルボタンBT62が操作されたことに応じて、サイン入力が確定されることなくサインモードが終了され、サインモード対応画面が消去されるようにしてもよい。
異常箇所確認サインとしてのサイン入力が確定された場合、携帯業務端末200は、確定されたサインのデータを、預かり品情報における該当の預かり品の情報に対応付ける(付加する)。
また、新規入会サインとしてのサイン入力が確定された場合、携帯業務端末200は、確定されたサインのデータが、該当の客の会員情報に含まれるようにする。会員情報は、例えば管理装置300にて記憶される。
ロッカー予約契約サインとしてのサイン入力が確定された場合には、携帯業務端末200は、確定されたサインのデータを、対応の取引の預かり品情報に含めるようにする。
また、無券返却確認サインとしてのサイン入力が確定された場合には、携帯業務端末200は、確定されたサインのデータが預かり履歴の情報に含まれるように処理する。預かり履歴の情報は、管理装置300にて記憶される。また、預かり履歴の情報に含まれたサインのデータは、例えば操作に応じて携帯業務端末200や店舗端末装置100にて表示(出力)可能なようにされてよい。
そして、携帯業務端末200は、一取引に対応する預かり品の登録が完了すると、一取引に対応する預かり品の登録内容が反映された預かり品情報を管理装置300に送信する。預かり品の登録に際して、上記のように検品画像が保存された預かり品がある場合、携帯業務端末200は、預かり品情報において、対応の預かり品に検品画像を紐付けるとともに、検品画像のデータも付加した預かり品情報を管理装置300に送信する。
また、上記のようなクリーニング品預かりに際しての異常登録は、店舗STに設置された店舗端末装置100によっても同様に行えるようにされてよい。店舗端末装置100においても、クリーニング品の預かりに対応して、店員用表示部107にて図10と同様の態様による預かり受付画面が表示され、図11~図15にて説明したように、異常登録とサイン入力とに対応する処理を実行できる。この場合、例えば店員は、店舗端末装置100に接続されたカメラを用いて検品画像を撮像するようにされてよい。
[クリーニング品の返却時における異常箇所確認]
上記の例では、クリーニング品の預かり業務に際して、マネージャMGが客と応対しているときに、預かり品の異常箇所の登録(異常登録)を行うとともに、客からの承諾のサインを受けるようにされた場合を挙げた。
しかしながら、例えば客から預かったクリーニング品(預かり品)について、店員が工場に搬送する前の所定の段階でまとめて検品するような場合がある。この場合には、検品により異常箇所が発見されたときには客と応対していない。そこで、この場合には、図11~図14を参照して説明した手順に準じて、店員が異常箇所を撮像して異常登録を行っておくようにする。そのうえで、例えば店員が、クリーニングアプリケーション経由で、あるいは、電話、電子メール等で、客に異常箇所についての報告を行うとともに、異常箇所の処置について確認を行うようにする。
そして、店舗STでは、例えば、異常箇所について特に処置せずそのままとしたうえでクリーニング処理を行った預かり品を客に返却する際には、異常箇所の登録に際して撮像された検品画像を客に確認してもらったうえで、返却することができる。
あるいは、預かりに際して異常登録を行ったうえで、異常箇所について処置せずクリーニング処理を行うことを承諾してもらった場合にも、返却時にて客に再度、異常箇所についての確認を行ってもらうようにしてもよい。
このような返却時の手順を、店舗STに備えられる店舗端末装置100を操作する店員が行う場合には以下のようになる。
まず、店員は、預かり品を返却する返却業務において、1の客に対応して預かり品を返却する際には、客が持参した預かり伝票が示す伝票番号に対応する預かり品についての返却画面を、店員用表示部107に表示させる。この際、店員は、例えば伝票番号を、置数操作あるいは預かり伝票に印刷されたコード情報をスキャナ106により読み取らせる操作を行って入力する。店舗端末装置100は、入力された伝票番号に対応する預かり品情報を管理装置300から取得し、取得した預かり商品情報に基づいて返却画面を表示させる。
図16は、店員用表示部107に表示された返却画面の一例を示している。同図の返却画面の返却対象品一覧エリアAR11-Rにおいては、入力された伝票番号に対応する返却対象の預かり品の項目が表示される。同図においては、1本のズボンに対応する1つの預かり品の項目が配置された例が示されている。
預かり品の項目のうちの「品名」の領域においては、「PHOTO」との文字によるオプション標示OP2が配置されている。このようなオプション標示OP2は、対応の預かり品について、異常登録が行われたものであることを示す。
このように預かり商品の情報に対応付けてオプション標示OP2が配置されている場合、店員は、同図の返却画面において配置される写真ボタンBT11-Rに対する操作を行うことができる。なお、返却対象品一覧エリアAR11-Rにおいて複数の預かり品の項目が配置されている場合には、オプション標示OP2が配置された預かり品の項目を1つ選択する操作(例えば預かり品の項目に対してタッチする操作)を行ったうえで、写真ボタンBT11-Rをタッチする操作を行うようにされる。
写真ボタンBT11-Rが操作されたことに応じて、店員用表示部107には、異常確認画面が表示される。
図17は異常確認画面の一例を示している。異常確認画面においては、商品識別エリアAR31、検品画像エリアAR32、及び検品画像案内エリアAR33が配置される。また、異常確認画面においては、「前へ」ボタンBT41-1、「次へ」ボタンBT41-2、客側表示指示ボタンBT42、返却確定ボタンBT43、及びキャンセルボタンBT44が配置されている。
商品識別エリアAR31には、対応の預かり品を識別する情報として、例えばタグ番号と商品名とが表示される。検品画像エリアAR32においては、対応の預かり品の異常登録によって登録された検品画像が表示されるエリアである。異常確認画面の表示が開始された段階では、検品画像エリアAR32においては、例えば1枚目の検品画像が表示される。また、検品画像エリアAR32においては、検品画像が撮像された日時が示されるようになっている。
検品画像が複数枚登録されている場合、店員は、「次へ」ボタンBT41-2を操作することで、順次、2枚目、3枚目といったように、検品画像エリアAR32において表示される検品画像を昇順にしたがって切り替えていくことができる。また、店員は、「前へ」ボタンBT41-1を操作することで、検品画像エリアAR32において表示される検品画像を降順にしたがって切り替えていくことができる。
検品画像案内エリアAR33においては、検品画像の登録枚数が最大3枚のうちの何枚であるのかが示されるとともに、現在において検品画像エリアAR32に表示される検品画像が何枚目のものであるのかが示される。
同図の検品画像案内エリアAR33においては、1枚目と2枚目の検品画像が対応する検品画像指示エリアAR333-1、AR333-2がアクティブな状態で表示されている。一方、3枚目の検品画像が対応する検品画像指示エリアAR333-3についてはグレーアウトにより非アクティブの状態で表示されている。これにより、ズボンの預かり品に対応する検品画像の登録枚数は2枚であることが示される。
また、同図の検品画像案内エリアAR33においては、1枚目の検品画像に対応する検品画像指示エリアAR333-1が強調表示されていることで、現在において検品画像エリアAR32には1枚目の検品画像が表示されていることが示される。
なお、検品画像指示エリアAR333(AR333-1、AR333-2、AR333-3)がボタンとして機能し、検品画像エリアAR32において、操作された検品画像指示エリアAR333に対応する検品画像の表示に切り替わるようにされてもよい。
また、店員は、検品画像を客にも確認してもらうべきと判断した場合には、客側表示指示ボタンBT42を操作する。客側表示指示ボタンBT42が操作されたことに応じて、図示は省略するが、客用表示部108において、検品画像エリアAR32において表示されているのと同じ検品画像を含む、客用の異常確認画面が表示される。
なお、客用の異常確認画面は、店員用表示部107にて表示される異常確認画面と態様が異なっていてもよい。例えば、客用の異常確認画面においては、店員が操作を行うべきものである「前へ」ボタンBT41-1、「次へ」ボタンBT41-2、客側表示指示ボタンBT42、返却確定ボタンBT43、及びキャンセルボタンBT44等は配置されなくともよい。
客は、客用表示部108に表示される検品画像により預かり品の異常についての確認を行える。
なお、例えば客側表示指示ボタンBT42が操作されるごとに、客用の異常確認画面の表示と消去とが切り替わるようにされてもよい。
なお、上記のような異常確認画面の表示を携帯業務端末200で行うこともできるが携帯業務端末200には客用表示部が接続されていないことから、タッチパネル表示部205に表示させたのと同じ異常確認画面を、店員と顧客とが確認するようにされてよい。
あるいは、携帯業務端末200が店舗端末装置100と通信を行うことで、携帯業務端末200から送信した異常確認画面を、店舗端末装置100を経由して客用表示部108にて表示させてもよい。あるいは、携帯業務端末200が客用表示部108と直接通信が可能なように接続することで、客用表示部108にて異常確認画面を表示させてもよい。
店員は、例えば事前に確認したように、預かり品の異常箇所について特に処置せずにクリーニング処理を行ったことを客に伝えたうえで、クリーニング処理の完了した預かり品を返却してよいかどうかを客に確認する。
客がクリーニング処理の完了した預かり品の返却に承諾した場合、店員は、返却確定ボタンBT43に対する操作を行う。返却確定ボタンBT43に対する操作が行われたことに応じて、異常確認画面が消去され返却画面に表示が戻される。この際、店舗端末装置100は、例えば対象の預かり品の預かり履歴の情報に、客により返却の承諾が得られたことの情報(返却可情報)が付加されるようにしてよい。そして、店員は、客に対象の預かり品を返却する。
一方、客がその場での返却に承諾するのではなく、例えば異常箇所の修理などを店舗STに依頼したなどの状況となった場合、店員は、キャンセルボタンBT44を操作する。キャンセルボタンBT44が操作された場合には、返却が確定されないまま異常確認画面が消去される。この場合、対応の預かり品は、例えば店員による店舗端末装置100の操作により、修理の対象となる預かり品として管理されてよい。
[異常登録の処理手順例]
図18のフローチャートを参照して、本実施形態の携帯業務端末200が異常登録に関して実行する処理手順例について説明する。なお、同図においては、異常登録を中断したり前画面に戻したりする操作に応じた処理については省略し、異常登録として、少なくとも1枚の検品画像が登録される場合の処理について示している。
ステップS201:携帯業務端末200は、店員用表示部107に預かり受付画面を表示させた状態のもとで、異常登録宣言操作としての写真ボタンBT11に対する操作が行われるのを待機している。
ステップS202:異常登録宣言操作が行われたことに応じて、携帯業務端末200は、撮像部206を起動させる。
ステップS203:また、携帯業務端末200は、検品画像の順番を示す変数nについて初期値として「1」を設定する。
ステップS204:携帯業務端末200は、異常登録画面としての第n検品画像操作画面をタッチパネル表示部205に表示させる。
ステップS205:携帯業務端末200は、第n検品画像操作画面が表示された状態のもとで、撮像操作(撮影ボタンBT21に対する操作)が行われるのを待機する。
ステップS206:携帯業務端末200は、撮像操作が行われたことに応じて、当該撮像操作のタイミングで撮像部206により撮像されていた画像を検品画像として取得する。
ステップS207:ステップS206により検品画像を取得すると、携帯業務端末200は、第n撮像操作画面に代えて、第n画像確認画面をタッチパネル表示部205に表示させる。
ステップS208:携帯業務端末200は、第n画像確認画面が表示されている状態のもとで、手書き入力に関連する操作が行われた場合には、これらの操作に応じた処理を実行する。手書き入力に関連する操作は、例えば手書き色指定ボタンBT32の操作を伴う手書きオブジェクトの色を指定する操作、検品画像エリアAR21に手書きオブジェクトを描く操作、クリアボタンBT33を操作して手書きオブジェクトを消去する操作等である。
ステップS209:また、携帯業務端末200は、第n画像確認画面が表示されている状態のもとで、「次の写真へ」ボタンBT34に対する操作(次画像撮影宣言操作)が行われたか否かについて判定する。なお、撮像順として最後となる検品画像に対応する、第n画像確認画面においては、「次の写真へ」ボタンBT34は配置されないので、当該ステップS209の処理はスキップされる。
ステップS210:次画像撮影宣言操作が行われた場合、携帯業務端末200は、変数nをインクリメントしてステップS204の処理に遷移する。これにより、タッチパネル表示部205において、次の検品画像に対応する第n撮像操作画面が表示される状態に遷移する。
ステップS211:また、携帯業務端末200は、第n画像確認画面が表示されている状態のもとで、保存終了ボタンBT35に対する操作(保存終了操作)が行われたか否かについて判定する。
保存終了操作の行われないことが判定された場合には、ステップS208に処理が戻される。
ステップS212:一方、保存終了操作が行われた場合、携帯業務端末200は、これまでにおいて取得されたn枚目までの検品画像を登録する処理を実行する。つまり、携帯業務端末200は、これまでに取得されたn枚の検品画像を、預かり商品情報において、対応の預かり品についての情報の1つに含めるようにされる。検品画像に手書きオブジェクトOBJが描かれていた場合、手書きオブジェクトOBJが付加されて検品画像の登録が行われる。
[預かり品返却に際しての検品に応じた処理手順例]
図19のフローチャートを参照して、店舗端末装置100が、預かり品を客に返却する際の預かり品についての異常確認に対応して実行する処理手順例について説明する。同図の処理は、店員用表示部107にて図16にて例示した返却画面が表示された状態にて実行される。
ステップS301:携帯業務端末200は、返却画面が表示された状態のもとで、異常確認画面表示操作が行われるのを待機する。異常確認画面表示操作は、返却対象品一覧エリアAR11-Rにおいてオプション標示OP2が付加された預かり品の項目のうちから、1つの預かり品の項目を選択する操作を行ったうえで、写真ボタンBT11-Rをタッチする操作である。
ステップS302:異常確認画面表示操作が行われたことに応じて、携帯業務端末200は、該当の検品画像を取得する。つまり、携帯業務端末200は、異常確認画面表示操作によって選択された項目の預かり品に対応付けられた検品画像を、管理装置300に要求する。管理装置300は、要求された検品画像を携帯業務端末200に送信する。携帯業務端末200は、受信された検品画像を取得する。
また、携帯業務端末200が返却画面を表示する際に管理装置300から取得する預かり品情報において検品画像が踏まれるようにされてもよい。この場合には、携帯業務端末200は、返却画面の表示のためにRAM103に記憶された預かり品情報から、異常確認画面表示操作によって選択された項目の預かり品に対応付けられた検品画像を取得することができる。
ステップS303:携帯業務端末200は、ステップS302により取得された検品画像を検品画像エリアAR32に配置した異常確認画面(図17)を店員用表示部107に表示する。
ステップS304:異常確認画面が表示された状態のもとで、携帯業務端末200は、客側表示指示ボタンBT42に対する操作(客側表示指示操作)が行われたか否かについて判定する。
ステップS305:客側表示指示操作が行われた場合、携帯業務端末200は、客用の異常確認画面を客用表示部108に表示させる。表示された客用の異常確認画面には、客側表示指示操作が行われた際に店員用表示部107側の検品画像エリアAR32にて表示されているのと同じ検品画像が含まれる。
ステップS306:ステップS305の処理の後、あるいはステップS305にて客側表示指示操作が行われないことが判定された場合、携帯業務端末200は、検品画像エリアAR32において表示される検品画像を切り替えるための操作(検品画像切替操作)が行われたか否かについて判定する。検品画像切替操作は、「前へ」ボタンBT41-1または「次へ」ボタンBT41-2に対する操作である。また、検品画像指示エリアAR333に対して行われる操作であってもよい。
ステップS307:検品画像切替操作が行われた場合、携帯業務端末200は、検品画像エリアAR32において表示される検品画像を切り替える。
ステップS308:ステップS307の処理の後、あるいはステップS306にて検品画像切替操作の行われないことが判定された場合、携帯業務端末200は、返却確定操作が行われたか否かについて判定する。返却確定操作は、返却確定ボタンBT43に対する操作である。
ステップS309:返却確定操作が行われた場合、携帯業務端末200は、対応の預かり品の預かり履歴の情報返却可情報を付すことで、対応の預かり品を返却可能な商品に変更する。
ステップS310:ステップS308にて返却確定操作の行われないことが判定された場合、携帯業務端末200は、キャンセル操作が行われたか否かについて判定する。キャンセル操作は、キャンセルボタンBT44に対する操作である。
キャンセル操作が行われないと判定された場合には、ステップS304に処理が戻される。
ステップS311:ステップS309の処理の後、あるいはステップS310にてキャンセル操作が行われた場合、携帯業務端末200は、これまで表示させていた異常確認画面を消去する。キャンセル操作が行われた際に、客用の異常確認画面も表示されていた場合には、店員用表示部107にて表示される異常確認画面とともに客用の異常確認画面も消去される。
[サインモードにおける処理手順例]
次に、図20のフローチャートを参照して、携帯業務端末200がサインモードに対応して実行する処理手順例について説明する。
ステップS401:携帯業務端末200は、サインモード指示操作が行われるのを待機している。サインモード指示操作は、預かり受付画面や返却画面等のように、客との応対業務に際してタッチパネル表示部205に表示する操作画面において配置されるサインボタンBT12、BT12-R等に対する操作である。
ステップS402:携帯業務端末200は、サインモード指示操作が行われたことに応じてサインモードを設定したうえで、タッチパネル表示部205にサイン種別選択画面(図15(A))を表示させる。
ステップS403:携帯業務端末200は、サイン種別選択画面に対して行われるサイン種別選択操作を受け付ける。ここでのサイン種別選択操作は、サイン種別選択エリアAR51に対して行われるサイン種別選択の操作と、選択されたサイン種別を確定させるサイン種別確定ボタンBT51に対する操作とを含む。
ステップS404:上記のサイン種別選択操作を受け付けた携帯業務端末200は、選択が確定されたサイン種別に対応するサイン入力画面(図15(B))を表示させる。
ここで、マネージャMGは、サイン入力画面が表示されると、客にサインを入力してもらうために、サイン入力画面の表示されたタッチパネル表示部205を客に向けることになる。この際にタッチパネル表示部205の表示面(操作面)が指紋の跡等で汚れていると、客に不快感を与える可能性がある。そこで、サイン入力画面の表示に伴って、マネージャMGに向けて、例えば「お客様にサインしてもらいますので画面をきれいにしてください。」といったようにタッチパネル表示部205の表示面をきれいにすることを促すメッセージの表示が行われるようにされてよい。
上記のようなメッセージの表示は、例えばサイン入力画面における一部において表示されてもよいし、サイン入力画面上に配置されるポップアップウィンドウとして表示されてもよい。
ステップS405:客は、タッチパネル表示部205に表示されたサイン入力画面のサイン入力エリアAR61に対して、手書きでサインを入力する操作(サイン入力操作)を行う。携帯業務端末200は、サイン入力操作を受け付ける。
ステップS406:サイン入力操作によりサインが入力され、確認ボタンBT61に対する操作によって入力されたサインが確定されると、携帯業務端末200は、入力されたサインのデータの登録を行う。つまり、携帯業務端末200は、預かり品情報における該当の預かり品の情報にサインのデータを対応付けるようにする。
[伝票発行制御]
店舗内ネットワークNW1経由で親の店舗端末装置100と接続された携帯業務端末200は、例えば一取引に応じた預かり品の登録が完了し、精算が終了したことに応じて、親の店舗端末装置100に印刷データを送信する。親の店舗端末装置100は、受信された印刷データを、自分に接続された印刷部109(共用プリンタ)に出力することで、共用プリンタにより、携帯業務端末200での取引の処理に応じた伝票(レシート、預り票、店舗控え、工場控え等)を発行させることができる。
ただし、親の店舗端末装置100のほうで、例えば一取引に応じた預かり品の登録が完了し、これより精算を終了させて各種伝票を発行させようとするタイミングで、携帯業務端末200側の伝票を発行してしまうと、親の店舗端末装置100に対応する伝票の発行が妨げられることになる。また、親の店舗端末装置100を操作する店員が、発行された携帯業務端末200側の伝票を自分の業務に対応する伝票であると勘違いしやすくなる。つまり、親の店舗端末装置100側でこれより伝票を発行させようとするタイミングにおいて、携帯業務端末200からの印刷データの受信に応じて、携帯業務端末200側の伝票を発行してしまうことは好ましいとはいえない。
そこで、本実施形態においては、例えば親の店舗端末装置100が、預かり品の登録を完了して小計画面が表示された状態のもとで携帯業務端末200からの印刷データが受信された場合には、受信された印刷データに応じた伝票の発行を禁止するようにされる。
図21のフローチャートは、店舗端末装置100が携帯業務端末200から受信した印刷データに応じて実行する伝票発行制御の処理手順例を示している。
ステップS501:店舗端末装置100は、店舗内ネットワークNW1経由で自己と接続された携帯業務端末200から送信された印刷データが受信されるのを待機している。
ステップS502:印刷データが受信されると、店舗端末装置100は、現在において小計画面を表示中であるか否かについて判定する。
ステップS503:例えば、預かり受付画面、返却画面等をはじめ、小計画面以外の画面が表示されている状態である場合、店舗端末装置100は、携帯業務端末200から受信した印刷データを、自己と接続された共有プリンタに出力することで、共有プリンタから伝票を発行させる。
ステップS504:一方、小計画面が表示されていた場合には、受信された印刷データに応じた伝票の発行を行わずに、携帯業務端末200に対して、伝票の発行が不可である旨のエラー通知を送信する。エラー通知を受信した携帯業務端末200では、伝票発行が行えないタイミングであることをマネージャMGに報知するメッセージ(伝票発行不可メッセージ)が表示されるようにしてよい。
このような処理によって、小計画面が表示されているタイミングでは、携帯業務端末200側に対応する伝票の発行が禁止される。
ここで、携帯業務端末200のタッチパネル表示部205にて表示される操作画面の所定領域においては、自己のステータスを示すステータス表示が行われる。
携帯業務端末200が店舗端末装置100と接続されている場合、ステータス表示においては、携帯業務端末200が接続中の店舗内ネットワークNW1の名称(例えば「○○駅前店」といった店舗名)が表示される。このように店舗内ネットワークNW1の名称が表示されることで、なんらかの原因で別のネットワークと接続されてしまっている場合には、マネージャMGは、そのことを即座に把握できる。
また、ステータス表示においては、例えば[S]との表示により、携帯業務端末200が店舗端末装置100と接続されたサテライト(またはスレーブ)端末の状態であることが示される。
また、ステータス表示においては、サテライト端末として付されたサテライト端末番号も示されてよい。
また、携帯業務端末200が店舗端末装置100に対して印刷データを送信中の状態では、ステータス表示において、印刷データを送信中であることを示す表示が所定の態様によって行われてよい。
一方、店舗端末装置100の店員用表示部107にて表示される操作画面の所定領域においても自己のステータスを示すステータス表示が行われる。携帯業務端末200と接続されている状態のとき、ステータス表示においては、例えば[M]との表示により、携帯業務端末200に対して自己がマスタ端末であることが示される。また、印刷データを受信中の状態では、ステータス表示において、印刷データを受信中であることを示す表示が所定の態様によって行われてよい。また、受信された印刷データにより印刷部109に印刷を実行させている状態のときには、印刷中であることを示す表示が所定の態様によって行われてよい。
また、伝票発行不可メッセージは、例えばタッチパネル表示部205においてポップアップ画面により表示されるようにしてよい。ポップアップ画面においては、伝票発行不可メッセージとして、例えば、「しばらくの間お待ちください。」のように、現在は伝票発行ができない状態であるため、伝票発行が可能となるまで待つように促すメッセージと、例えば「店舗端末1番から印刷されます」のように、伝票発行が可能となった場合に、伝票が発行される印刷部109が接続された店舗端末装置100がいずれであるのかを伝えるメッセージが含まれてよい。伝票が発行される印刷部109(共用プリンタ)が接続された店舗端末装置100については、店舗端末装置100ごとに付された番号により示されるようにしてよい。また、印刷部109が接続された店舗端末装置100ではなく、共用プリンタ自体に付された番号が示されるようにしてもよい。
なお、携帯業務端末200側に対応する伝票の発行が禁止された場合の、伝票発行のリトライに関しては、例えば、小計画面が表示されない状態となったことをマネージャMGが確認したうえで、再度、伝票発行を指示する操作を携帯業務端末200に対して行って、印刷データの再送信を実行させるようにしてよい。
あるいは、店舗端末装置100が、小計画面以外の画面に遷移したことに応じて、印刷データの再送信を要求するコマンドを携帯業務端末200に送信し、コマンドを受信した携帯業務端末200が、印刷データを再送するようにされてもよい。
あるいは、店舗端末装置100は、小計画面の表示に応じて伝票の発行を禁止したうえで印刷データを記憶(保持)してくようにして、小計画面以外の画面に遷移したことに応じて、記憶していた印刷データにより伝票を発行させるようにしてもよい。
なお、携帯業務端末200側に対応する伝票の発行が禁止されるタイミングは、親の店舗端末装置100がほどなくして伝票を発行する場合に対応していれよく、上記のように親の店舗端末装置100が小計画面を表示させているときに限定されない。
<変形例>
以下、本実施形態の変形例について説明する。
[第1変形例]
なお、上記実施形態では、サイン種別選択画面(図15(A))に対する操作によって、複数のサイン種別のうちから対象のサイン種別を選択したうえで、サイン入力画面(図15(B))に対してサインを入力するようにされていた。
これに対して、例えば図15(A)のサイン種別選択画面に代えて、サイン種別ごとのサイン欄を一覧により示すサイン一覧画面を表示させてもよい。このように表示さえるサイン一覧画面においては、サイン種別ごとに配置されるサイン欄において、既にサインが入力されたものについては、入力されたサインが表示され、サインが未入力のものについては、例えば空欄の状態等によってサインが未入力であることを示すようにされる。サインが未入力のサイン欄をタッチする操作を行うと、操作されたサイン欄に対応するサイン種別のサイン入力画面が表示され、サインの入力が可能となるようにされてよい。
[第2変形例]
上記実施形態では、携帯業務端末200の接続先とする店舗内ネットワークNW1の選択は、マネージャMGが接続操作画面に対する操作に応じて行われていた。しかしながら、携帯業務端末200の接続先とする店舗内ネットワークNW1の選択は、自動で行われるようにされてよい。
例えば、携帯業務端末200は、例えばGPS(Global Positioning System)等に対応する測位機能を備える。携帯業務端末200は、測位機能によって測位された自己の位置と、接続利用情報において示される店舗ごとの住所や位置の情報とを比較し、自己の位置から一定範囲内に存在する店舗の店舗内ネットワークNW1を接続先として選択するようにされてよい。
この場合において、携帯業務端末200は、自己の位置から一定範囲内に存在する店舗が複数である場合には、複数の店舗内ネットワークNW1を接続先の候補として提示してよい。また、携帯業務端末200は、接続先の候補となる店舗内ネットワークNW1が所定数以上とされて多数である場合、例えば自己の位置に対する店舗ごとの距離等に基づき、候補順や、接続先である可能性が最も高い店舗がいずれであるのかを提示するようにしてもよい。
[第3変形例]
上記実施形態において、店舗STにて常設される店舗端末装置100は、例えば据え置き型とされている。しかしながら、例えば面積が狭いことやコストなどの事情で据え置き型の店舗端末装置を設置することが好ましくないような店舗STでは、据え置き型の店舗端末装置100に代えて、携帯業務端末200を店舗STに常設する店舗端末装置として備えてよい。
この場合、携帯業務端末200にて表示する預かり受付画面や返却画面等をはじめとするクリーニング業務に関する操作画面は、店舗端末装置にインストールされたクリーニング業務対応のアプリケーションソフトウェアとともにローカルに記憶されるデータを利用して表示されてよい。あるいは、店舗端末装置は、管理装置300等の所定のサーバからダウンロードしたデータを利用してクリーニング業務に関する操作画面を表示してよい。
また、携帯業務端末200を店舗STに常設する店舗端末装置として使用する場合、伝票を発行するためのプリンタとの接続は、有線であってもよいが、例えばBluetooth等の近距離無線通信により接続されてよい。また、ドロアは、プリンタと接続されるようにしてよい。この場合、携帯業務端末200によるドロアの開閉等の制御は、プリンタを経由して行われる。
なお、店舗STにて据え置き型の店舗端末装置100が設置されている環境で、携帯業務端末200を、マネージャによる業務の応援用、もしくはさらに常設の店舗端末装置として追加して使用する場合においても、上記のように、携帯業務端末200とプリンタとを近距離無線通信により接続した構成がとられてよい。
[第4変形例]
また、携帯業務端末200を店舗STでのクリーニング業務に使用するにあたって、マネージャMGや店員が携帯業務端末200を手に持って操作してもよいが、例えばアームスタンドを使用して携帯業務端末200を固定的に設置するようにされてもよい。
例えば、預かり品の登録に際しては、店員は、クリーニング品の検品を行いながら携帯業務端末200を操作するので、片手で携帯業務端末200を持ちながら使用することは効率的でない。そこで、例えばアームスタンドを利用して接客用のカウンターの上側にて携帯業務端末200を固定すれば、店員は、携帯業務端末200を持つことなく、検品しながら携帯業務端末200を操作できる。また、この場合には、携帯業務端末200がカウンターに直接載らないので、カウンターを広く使用することができる。
また、アームスタンドは、向きを自在に変更することができる。このため、携帯業務端末200に表示された預かり品の登録結果、支払金額等を客に確認してもらったり、客にサインを入力してもらったりする場合に、アームスタンドに携帯業務端末200を取り付けたまま、タッチパネル表示部205の表示面を、店員側から客側に向けることも可能である。
また、マネージャMGや店員が、肩掛け式等のストラップを用いて保持された携帯業務端末200を持ち運ぶようにされてもよい。
[第5変形例]
店舗内ネットワークNW1と接続された携帯業務端末200の使用を伴う預かり業務としては、以下のように携帯業務端末200と常設の店舗端末装置100とで機能を分担させてもよい。
つまり、例えば携帯業務端末200については預かり品の登録処理を行う登録装置として使用し、据え置き型の店舗端末装置100については、携帯業務端末200による登録処理結果に応じた精算処理を行う精算装置として使用するようにされてよい。
この場合には、まず、携帯業務端末200を操作する店員(マネージャMGでもよい)が、クリーニング品を預けるために来店した客に応対して、預かり品の登録を行う。携帯業務端末200は、1取引に対応する預かり品の登録の完了を宣言する操作が行われると、預かり品の登録処理結果が反映された精算情報を店舗端末装置100に送信する。この場合において、店舗端末装置100が複数の場合には、携帯業務端末200を操作する店員が、複数の店舗端末装置100のうちから精算処理を実行させるべき店舗端末装置100を指定する操作を行うようにされてよい。
あるいは、携帯業務端末200が店舗端末装置100との通信により、店舗端末装置100の稼働状況(ステータス)を認識し、稼働状況に基づいて精算処理を実行させるべき店舗端末装置100を決定し、精算情報を送信するようにしてよい。
携帯業務端末200を操作する店員は、上記のように預かり品の登録の完了を宣言する操作を行ったうえで、客に、精算情報の送信先の店舗端末装置100に移動して支払い(精算)を行ってもらうように伝える。客は、精算情報の送信先の店舗端末装置100に赴いて、店舗端末装置100を操作する店員と応対しながら支払いを行う。店舗端末装置100を操作する店員は、客と応対しながら店舗端末装置100を操作し、店舗端末装置100に精算処理を実行させる。
なお、精算装置として機能する店舗端末装置100については、店員ではなく客の操作に応じて精算処理を行うようにされてもよい。この場合には、店舗端末装置100を操作する店員を配置しなくともよくなる。
なお、例えば携帯業務端末200等を使用した預かり品の登録の操作も客が行えるようにされもよい。しかしながら、預かり品の登録に際しては、検品や預かり品の分類、洗い種類の判断など、店員が行ったほうがよい作業も多く含まれる。この点からすると、預かり品の登録を効率的に行うことを考慮した場合には、預かり品の登録については、上記のように店員の操作に応じて行われるようにしたほうが好ましい。
[第6変形例]
店舗STの店舗内ネットワークNW1と接続するための接続操作画面は、例えば、携帯業務端末200により開店処理を開始させる際に表示されるようにしてよい。この場合の接続操作画面は、例えば開店処理に対応して表示された操作画面における一部の領域において、店舗STの選択項目と接続指示操作のためのボタン等が配置されるようにして表示されてよい。
[本実施形態の総括]
(1)以上説明したように、本実施形態の一態様は、商品を登録し、一取引に対応して登録された商品に関する情報を含む取引情報を生成する登録手段と、一取引に関連して付加する付加情報(例えば、検品画像またはサインのデータ)を入力する入力手段と、前記商品を管理するために付与された管理番号(例えば、タグ番号)を出力する管理番号出力手段とを備える商品対応データ処理システムである。
上記構成によれば、商品対応データ処理システムにおいて、預かり品の異常箇所を撮像した検品画像の登録や、客が所定の事項について了承したことを証明するサイン等の入力を行うことが可能となる。これにより、店舗における店側と客との所定事項についての確認に伴う手順が効率的に行われるようになる。
(2)また、本実施形態の一態様は、(1)に記載の商品対応データ処理システムであり、預かり登録が行われた商品の客への返却の処理に対応する返却画面において、前記付加情報の出力を指示する指示手段が設けられる。
上記構成によれば、返却時において店員が返却画面に対する操作を行うことで、登録された検品画像等を出力させることが可能となる。
(3)また、本実施形態の一態様は、(2)に記載の商品対応データ処理システムであって、前記指示手段による指示に応じて前記付加情報を出力し、出力の一態様として前記付加情報を客用の表示装置(例えば、客用表示部108)に表示させる付加情報出力手段をさらに備える。
上記構成によれば、例えば検品画像等を客用表示部108に表示させることで、客が見やすいようにすることができる。
(4)また、本実施形態の一態様は、(1)から(3)のいずれか1つに記載の商品対応データ処理システムであって、預かり登録が行われた商品の客への返却の処理に対応する返却画面において表示する前記預かり登録が行われた商品の一覧において、前記付加情報の存在を示す情報(例えば、オプション標示OP2)を前記預かり登録が行われた商品の情報に対応付けて表示する表示手段を備える。
上記構成によれば、店員が、返却画面において提示される預かり品の一覧において、いずれの預かり品について検品画像が登録されているのかを容易に把握することができる。
(5)また、本実施形態の一態様は、商品対応データ処理システムにおいて備えられるコンピュータを、商品を登録し、一取引に対応して登録された商品に関する情報を含む取引情報を生成する登録手段、前記一取引に関連して付加する付加情報を入力する入力手段、前記商品を管理するために付与された管理番号を出力する管理番号出力手段として機能させるためのプログラムである。
また、上述のクリーニング業務システムにおける各装置の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述のクリーニング業務システムにおける各装置としての処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD-ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
100 店舗端末装置、102 記憶部、103 RAM、104 通信部、105 カードリーダ、106 スキャナ、107 店員用表示部、108 客用表示部、109 印刷部、110 現金収容部、200 携帯業務端末、201 CPU、202 記憶部、203 RAM、204 通信部、205 タッチパネル表示部、206 撮像部、300 管理装置、400 顧客携帯端末、500 工場用端末

Claims (4)

  1. クリーニング店にて預かる預かり品としての商品を登録し、一取引に対応して登録された前記商品に関する情報を含む取引情報を生成する登録手段と、
    前記一取引に関連して付加する画像情報を入力する入力手段と、
    前記商品を管理するために付与された管理番号を出力する管理番号出力手段と、
    預かり登録が行われた商品の客への返却の処理に対応し前記画像情報の出力を指示する指示手段が設けられた第1画面を表示させ、前記登録手段により登録された商品情報と前記入力手段が前記画像情報として入力する対象となる撮像画像を表示させるための操作子とが配置された第2画面を表示させ、前記操作子が操作されたことに応じて、表示された前記撮像画像を入力手段に入力させる第3画面を表示させる表示手段と
    を備える商品対応データ処理システム。
  2. 携帯端末と店舗端末とを備え、
    前記携帯端末は、前記入力手段と前記表示手段とを備え、
    前記店舗端末は、
    前記入力手段が入力した画像情報をネットワーク経由で取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した画像情報を表示する画像表示手段とを備える
    請求項1に記載の商品対応データ処理システム。
  3. 前記表示手段は、前記第1画面において表示する前記預かり品としての登録が行われた商品の一覧において、前記画像情報の存在を示す情報を前記預かり品としての登録が行われた商品の情報に対応付けて表示する表示手段を備える
    請求項1または2に記載の商品対応データ処理システム。
  4. 商品対応データ処理システムにおいて備えられるコンピュータを、
    クリーニング店にて預かる預かり品としての商品を登録し、一取引に対応して登録された前記商品に関する情報を含む取引情報を生成する登録手段、
    前記一取引に関連して付加する画像情報を入力する入力手段、
    前記商品を管理するために付与された管理番号を出力する管理番号出力手段、
    預かり登録が行われた商品の客への返却の処理に対応し前記画像情報の出力を指示する指示手段が設けられた第1画面を表示させ、前記登録手段により登録された商品情報と前記入力手段が前記画像情報として入力する対象となる撮像画像を表示させるための操作子とが配置された第2画面を表示させ、前記操作子が操作されたことに応じて、表示された前記撮像画像を入力手段に入力させる第3画面を表示させる表示手段
    として機能させるためのプログラム。
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