以下、情報処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
本実施の形態において、ユーザを特定するユーザ特定情報(例えば、ユーザ識別子、ユーザの属性値)とページを特定するページ特定情報(例えば、URL、サイト識別子、アプリ識別子等)とを含む管理情報が格納されており、ユーザ識別子とページ識別子(例えば、URL、画面ID)とをユーザの端末装置から受信した場合であり、受信されたユーザ識別子とページ識別子とに合致する管理情報が存在した場合に、ページ識別子で識別されるページに関する処理を実行し、当該処理の結果をユーザの端末装置に送信する情報処理装置を含む情報システムについて説明する。
また、本実施の形態において、管理情報は他のユーザ識別子を特定する他ユーザ特定情報を含み、実行部は、他ユーザ特定情報により特定されるユーザに対応する情報のみの処理結果を取得する情報処理装置を含む情報システムについて説明する。
また、本実施の形態において、管理情報は処理識別子を含み、処理識別子で識別される処理を実行する情報処理装置を含む情報システムについて説明する。
また、本実施の形態において、例えば、実行部は、当該ページに、現在来訪中のユーザに関するユーザ情報を取得する処理を行う。また、例えば、実行部は、ユーザの端末装置から情報を受信し、当該情報を来訪中のユーザに送信する取得する処理を行う。また、例えば、統計処理結果を取得し、送信する処理を行う。また、例えば、ウェブページの内容を変更する処理を行う。
また、本実施の形態において、端末装置で出力されるページの構成は、端末装置で行う場合について説明する。
さらに、本実施の形態において、端末装置から情報処理装置にアクセスするための方式として、タグ方式、プラグイン方式、Proxy方式について説明する。
図1は、本実施の形態における情報システムAの概念図である。情報システムAは、情報処理装置1、1または2以上の端末装置2、および1または2以上のサーバ装置3を備える。情報処理装置1、サーバ装置3は、通常、いわゆるサーバであり、例えば、クラウドサーバ、ASPサーバ等である。サーバ装置3は、通常、ウェブページが格納されているウェブサーバであるが、アプリケーションが格納されているアプリケーションサーバでも良い。なお、情報処理装置1、サーバ装置3の種類は問わない。端末装置2は、例えば、いわゆるパーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン等であり、その種類は問わない。情報処理装置1と端末装置2、および端末装置2とサーバ装置3とは、インターネット等のネットワークにより通信可能である。また、情報処理装置1とサーバ装置3ともインターネット等のネットワークにより通信可能であっても良い。
図2は、本実施の形態における情報システムAのブロック図である。 図3は、情報システムAを構成する情報処理装置1のブロック図である。
情報処理装置1は、格納部11、受信部12、処理部13、および送信部14を備える。格納部11は、管理情報格納部111、ユーザ情報格納部112、来訪中ユーザ情報格納部113、および操作情報格納部114を備える。受信部12は、アクセス情報受信部121、および操作情報受信部122を備える。処理部13は、例えば、来訪中ユーザ情報蓄積部131、操作情報蓄積部132、管理情報決定部133、および実行部134を備える。実行部134は、例えば、来訪中ユーザ特定手段1341、来訪中ユーザ属性値取得手段1342、メッセージ送受信手段1343、統計処理手段1344、およびページ変更情報取得手段1345を備える。送信部14は、処理結果送信部141を備える。
端末装置2は、端末格納部21、端末受付部22、端末処理部23、端末送信部24、端末受信部25、および端末出力部26を備える。端末処理部23は、ページ取得部231、および端末アクセス情報取得部232を備える。
サーバ装置3は、サーバ格納部31、サーバ受付部32、サーバ処理部33、サーバ送信部34、サーバ受信部35、およびサーバ出力部36を備える。
情報処理装置1を構成する格納部11には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、後述する管理情報、後述するユーザ情報、後述する来訪中ユーザ情報、後述する操作情報、後述するプログラム等である。
管理情報格納部111には、1以上の管理情報が格納される。管理情報は、ユーザ特定情報とページ特定情報とを有する。管理情報は、他ユーザ特定情報を有しても良い。管理情報は、処理識別子を有しても良い。ユーザ特定情報は、ユーザを特定する情報である。ユーザ特定情報は、例えば、1または2以上のユーザ識別子、ユーザ属性値(例えば、管理者であることを示すフラグ)、ユーザ属性値を用いた条件等である。ユーザ特定情報は、ユーザを特定できる情報であれば良い。ユーザ識別子は、ユーザを識別する情報であり、例えば、IDである。ユーザ識別子は、電話番号、クレジットカード番号、メールアドレス等でも良い。ユーザ識別子は、端末装置2を識別する端末識別子でも良い。端末識別子は、例えば、Cookie??ID、セッション識別子、IPアドレス、MACアドレス等である。ページ特定情報は、ページを特定する情報である。ページ特定情報は、例えば、URI、URL、プログラム識別子と画面識別子の組である。ページは、通常、ウェブページである。ただし、ページは、画面、ウィンドウ等の何らかの表示対象であっても良い。プログラム識別子は、プログラムを識別する情報であり、例えば、ID、プログラム名、関数名、メソッド名、実行モジュール名等である。画面識別子は、画面を識別する情報であり、例えば、ID、画面名等である。他ユーザ特定情報は、管理情報が有するユーザ識別子以外の他のユーザ識別子を特定する情報である。他ユーザ特定情報は、管理情報が有するユーザ特定情報と同様の情報でも良いし、すべてのユーザを示す情報(例えば、「*」)等でも良い。処理識別子は、処理を識別する情報である。処理識別子は、例えば、ID、プログラム名、関数名、メソッド名、実行モジュール名等である。処理識別子は、プログラム識別子と同様の情報でも良い。
ユーザ情報格納部112には、1または2以上のユーザ情報が格納される。ユーザ情報は、ユーザに関する情報である。ユーザ情報は、ユーザ識別子と1以上のユーザ属性値とを有する。
ユーザ属性値は、ユーザ識別子により識別されるユーザの属性値である。1以上のユーザ属性値とは、静的属性値でも良いし、動的属性値でも良い。静的属性値とは、通常、変化しない属性値であるが、時々刻々とは変化しない属性値であると考えても良い。静的属性値は、例えば、氏名、年齢、住所、電話番号、管理者であるか否かを特定するフラグ、ユーザ固有の画像、クレジットカード番号、メールアドレス、端末装置識別子、ユーザ識別子、パスワード等である。端末装置識別子は、端末装置2を識別する情報であり、例えば、Cookie ID、セッション識別子、IPアドレス、MACアドレス等である。ユーザ識別子は、例えば、IDである。ユーザ識別子は、電話番号、クレジットカード番号、メールアドレス等でも良い。動的属性値は、ユーザの操作等により、動的に変化し得る属性値である。動的属性値には、例えば、リアルタイム動的属性値、履歴情報利用動的属性値がある。リアルタイム動的属性値は、リアルタイムに時々刻々と変化する属性値である。リアルタイム動的属性値は、例えば、ユーザが現在閲覧しているウェブページの滞在時間、現在の滞在の際の閲覧したウェブページ数等である。履歴情報利用動的属性値は、過去の来訪時の操作情報の履歴をも用いて取得される動的属性値である。履歴情報利用動的属性値は、例えば、購入回数、購入金額、総購入金額、平均滞在時間、平均PV数、来訪回数、後述するスコア等である。
来訪中ユーザ情報格納部113には、1以上の来訪中ユーザ情報が格納される。来訪中ユーザ情報は、ページに来訪中のユーザに関する情報である。ページに来訪中のユーザとは、当該ページを出力している端末装置2のユーザである。来訪中ユーザ情報は、ページを識別するページ識別子とページに現在来訪中のユーザを識別するユーザ識別子とを有する。
操作情報格納部114には、1以上の操作情報が格納される。操作情報は、ユーザがページに対して行った操作に関する情報である。操作情報は、ユーザ識別子とページ識別子と操作特定情報とを有する。ページ識別子は、ユーザ識別子により識別されるユーザの端末装置2に出力中のページであり、操作対象のページの識別情報である。また、操作特定情報は、ユーザ識別子により識別されるユーザのページに対する操作を特定する情報である。
操作特定情報は、例えば、ページにアクセスしたことを示す情報、ページ内のボタンを押下したことを示す情報、アンカーを指示したことを示す情報、別のページに飛ぶための操作の情報、フィールドに入力した情報等である。操作特定情報は、例えば、「rightButtonON」(右マウスボタンが押下されたこと)、「drug object A」(オブジェクトAがドラッグされたこと)、「<購入商品ID>123 <数量>3」(123で識別される商品が3個購入されたこと)、「jump http://www.xxx.co.jp」(URL” http://www.xxx.co.jp”で特定されるウェブページにアクセスされたこと)等である。ここでの操作特定情報は、例えば、プリミティブな操作の情報であるが、操作の意味や意義を判断できる情報であることは好適である。つまり、操作特定情報のデータ構造、情報の粒度等は問わない。操作特定情報は、通常、ユーザが行った操作を特定する情報であるが、ユーザの操作に起因する、情報処理装置1が行った処理に関する情報を含んでも良い。なお、受信部12により受信された操作情報と操作情報格納部114に格納される操作情報とは異なっても良い。受信部12が受信する操作情報と、操作情報格納部114に蓄積される操作情報とは、例えば、データ構造等が異なっていても良い。例えば、受信部12が受信する操作情報が有する操作特定情報がプリミティブな操作の情報(例えば、「rightButtonON」)であり、操作情報格納部114に蓄積される操作特定情報が操作の意味や意義が判断可能な情報(例えば、「○○ページが表示されました」)でも良い。かかる場合、処理部13が、受信された操作特定情報を用いて、操作情報格納部114に格納される操作特定情報を構成する。かかる場合、処理部13が、例えば、受信されたプリミティブな操作特定情報と対になる操作特定情報を格納部11から取得する。
受信部12は、各種の情報または指示等を受信する。各種の情報または指示等とは、例えば、後述するアクセス情報、操作情報等である。
アクセス情報受信部121は、アクセス情報を受信する。アクセス情報受信部121は、例えば、端末装置2からアクセス情報を受信する。ただし、アクセス情報受信部121は、サーバ装置3からアクセス情報を受信しても良い。
アクセス情報は、端末装置2のページへのアクセスを特定する情報である。アクセス情報は、ユーザ識別子とページ識別子とを有する。アクセス情報を構成するページ識別子は、対になるユーザ識別子で識別されるユーザがアクセスしたページを識別する情報である。アクセス情報は、端末装置2におけるマウスポインタの座標情報(x,y)等の端末装置2の固有の情報を有しても良い。
操作情報受信部122は、操作情報を受信する。操作情報受信部122は、例えば、端末装置2から操作情報を受信する。ただし、操作情報受信部122は、サーバ装置3から操作情報を受信しても良い。なお、操作情報は、ユーザ識別子とページ識別子と操作特定情報とを有する。
処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理は、例えば、来訪中ユーザ情報蓄積部131、操作情報蓄積部132、管理情報決定部133、実行部134、来訪中ユーザ特定手段1341、来訪中ユーザ属性値取得手段1342、メッセージ送受信手段1343、統計処理手段1344、ページ変更情報取得手段1345、変更情報送信手段1346が行う処理である。
処理部13は、例えば、操作情報格納部114の操作情報を解析し、各ユーザの動的属性値を取得しても良い。処理部13は、例えば、受信された操作情報に基づいて、ユーザの動的属性値を更新する。処理部13は、例えば、受信された操作情報がウェブサイトの送信指示である場合、他のウェブサイトへの移動指示またはログアウトの指示が受信されるまでの間の時間である、当該ウェブサイトにおける滞在時間を測定し、当該滞在時間をユーザ情報格納部112に蓄積する。また、処理部13は、例えば、受信されたログイン指示または受信されたウェブサイトの送信指示に基づいて、サーバ装置1のウェブサイトまたはウェブページへの来訪回数をインクリメントし、ユーザ情報格納部112に蓄積する。また、処理部13は、例えば、商品の購入指示であり、受信された購入指示に基づいて、購入回数をインクリメントし、ユーザ情報格納部112に蓄積する。また、処理部13は、例えば、スコアの算出式に、ウェブサイトまたはウェブページの滞在時間、購入回数、購入金額、総購入金額、PV数、平均滞在時間、来訪回数のうちの1以上のパラメータを代入し、各ユーザのスコアを算出する。なお、スコアの算出式は、格納部11に格納されている。また、スコアの算出式とは、ユーザのスコアを算出するための式の情報である。例えば、ユーザのスコアが高いほど、重要なユーザである、と考える。スコアの算出式は、例えば、ウェブサイトまたはウェブページの滞在時間、購入回数、購入金額、総購入金額、PV数、平均滞在時間、来訪回数のうちの1以上の情報をパラメータとする増加関数である。
来訪中ユーザ情報蓄積部131は、アクセス情報受信部121が受信したアクセス情報が有するユーザ識別子とページ識別子とを有する来訪中ユーザ情報を来訪中ユーザ情報格納部113に蓄積する。
来訪中ユーザ情報蓄積部131は、アクセス情報受信部121が受信したアクセス情報が有するユーザ識別子とページ識別子とを取得し、当該ユーザ識別子とページ識別子とを有する来訪中ユーザ情報を構成し、当該来訪中ユーザ情報を来訪中ユーザ情報格納部113に蓄積する。なお、例えば、操作情報受信部122が、ユーザ識別子とページ識別子とを有する操作情報であり、当該ユーザ識別子で識別されるユーザが当該ページ識別子で識別されるページの閲覧を停止したことを示す操作情報を受信した場合に、処理部13は、当該ユーザ識別子と当該ページ識別子とに対応する来訪中ユーザ情報を来訪中ユーザ情報格納部113から削除する、とする。なお、削除する処理は、削除フラグを付加する処理であることは好適である。削除フラグを付加する場合、来訪中ユーザ情報を、過去の来訪履歴の情報として使用できる点、好適である。
操作情報蓄積部132は、操作情報受信部122が受信した操作情報を操作情報格納部114に蓄積する。なお、ここで、操作情報蓄積部132は、操作情報受信部122が受信した操作情報と同じまたは同意義の操作情報を蓄積する。つまり、操作情報受信部122が受信した操作情報と操作情報蓄積部132が蓄積する操作情報とは、データ構造等が異なっていても良い。例えば、操作情報受信部122が受信する操作情報が有する操作特定情報がプリミティブな操作の情報(例えば、「rightButtonON」)である場合、例えば、操作情報蓄積部132は、当該操作特定情報を操作の意味や意義が判断可能な情報(例えば、「○○ページが表示されました」)に変更し、当該変更した操作特定情報を操作情報格納部114に蓄積しても良い。かかる場合、格納部11に、プリミティブな操作の情報と、操作の意味や意義が判断可能な情報との対応が管理されている、とする。
管理情報決定部133は、アクセス情報が有するユーザ識別子とページ識別子とに対応する管理情報を決定する。
管理情報決定部133は、受信されたアクセス情報が有するユーザ識別子に合致するユーザ特定情報と、受信されたアクセス情報が有するページ識別子に合致するページ特定情報とを有する管理情報を管理情報格納部111から決定する。
実行部134は、管理情報決定部133が決定した管理情報に対応する処理を実行し、処理結果を取得する。なお、管理情報に対応する処理は、例えば、予め決められている。なお、処理が予め決められている場合、管理情報に対応する処理は、例えば、すべての管理情報に対して共通である。また、管理情報に対応する処理は、例えば、管理情報が有する処理識別子で識別される処理である。
実行部134は、例えば、管理情報決定部133が決定した管理情報に対応する処理を実行し、管理情報決定部133が決定した管理情報が有する他ユーザ特定情報により特定されるユーザ識別子により識別されるユーザに関する情報である処理結果を取得する。
実行部134は、例えば、管理情報決定部133が決定した管理情報が有する処理識別子で識別される処理を実行する。
実行部134は、例えば、アクセス情報が有するページ識別子で識別されるページに現在来訪中のユーザに関するユーザ情報を取得する。実行部134は、例えば、ユーザの端末装置2から情報(例えば、メッセージ、広告等)を受信し、当該情報を、アクセス情報が有するページ識別子で識別されるページに現在来訪中のユーザに送信するための情報を構成する。実行部134は、例えば、アクセス情報が有するページ識別子で識別されるページに対する過去の操作特定情報に対して統計処理を行い、処理結果を取得する。実行部134は、例えば、アクセス情報が有するページ識別子で識別されるページに対して変更を加えるための変更情報を取得する。
来訪中ユーザ特定手段1341は、管理情報決定部133が決定した管理情報が有するページ特定情報により特定されるページを識別するページ識別子と対になる1以上のユーザ識別子を来訪中ユーザ情報格納部113から取得する。
来訪中ユーザ属性値取得手段1342は、来訪中ユーザ特定手段1341が取得した1以上の各ユーザ識別子と対になる1以上のユーザ属性値をユーザ識別子ごとにユーザ情報格納部112から取得し、ユーザ識別子ごとの1以上のユーザ属性値を有する処理結果を取得する。
メッセージ送受信手段1343は、端末装置2からユーザにより入力されたメッセージを受信し、メッセージを、来訪中ユーザ特定手段1341が取得した1以上の各ユーザ識別子で識別されるユーザの端末装置2に送信するための情報を構成する。なお、メッセージは、例えば、テキストであるが、静止画、動画、音声等でも良く、そのデータタイプやデータ構造は問わない。また、メッセージは、2種類以上のデータタイプの情報でも良い。
メッセージ送受信手段1343は、端末装置2からユーザにより入力されたメッセージを受信し、当該メッセージを含む処理結果を構成する。そして、メッセージ送受信手段1343は、来訪中ユーザ特定手段1341が取得した1以上の各ユーザ識別子で識別されるユーザの各端末装置2に情報を送信するための情報(例えば、IPアドレス等)を取得する。なお、かかる処理結果と送信するための情報は、処理結果送信部141に渡され、処理結果送信部141は、当該送信するための情報により特定される端末装置2に当該処理結果を送信する。
統計処理手段1344は、管理情報決定部133が決定した管理情報が有するページ特定情報により特定されるページを識別するページ識別子と対になる1以上の操作特定情報を操作情報格納部114から取得し、1以上の操作特定情報に対する統計処理を行い、処理結果を取得する。処理結果は、例えば、当該ページ識別子で識別されるページに対する日ごとのアクセス数の集合である。また、処理結果は、例えば、当該ページ識別子で識別されるページに対する閲覧の総時間数、当該ページ識別子で識別されるページに対する閲覧の日ごとの時間数である。なお、統計処理の内容は問わない。
統計処理手段1344は、管理情報決定部133が決定した管理情報が有するページ特定情報により特定されるページを識別するページ識別子を含む1以上のアクセス情報に対する統計処理を行い、処理結果を取得しても良い。なお、処理結果は、例えば、当該ページ識別子で識別されるページに対する閲覧者の総数、当該ページ識別子で識別されるページに対する閲覧者の日ごとの数である。なお、統計処理の内容は問わない。
ページ変更情報取得手段1345は、アクセス情報受信部121が受信したアクセス情報が有するページ識別子で識別されるページの内容を変更する情報である変更情報である処理結果を管理情報格納部111から取得する。なお、変更情報は、例えば、管理情報に対応付けて管理情報格納部111に格納されている。
送信部14は、各種の情報を送信する。各種の情報とは、例えば、処理結果である。処理結果は、例えば、ページに現在来訪中のユーザに関するユーザ情報、ユーザの端末装置2から受信したメッセージまたは広告等、ページに対する過去の操作特定情報に対して統計処理を行った結果、ページに対して変更を加えるための変更情報等である。
処理結果送信部141は、実行部134が取得した処理結果を送信する。処理結果の送信先は、例えば、ページにアクセスした端末装置2である。また、処理結果の送信先は、例えば、ページに現在来訪中のユーザの端末装置2である。
端末装置2を構成する端末格納部21には、各種の情報が格納されている。各種の情報とは、例えば、ユーザ識別子である。
端末受付部22は、ユーザから指示や情報等の入力を受け付ける。指示や情報等とは、例えば、ページを識別するページ識別子、アクセス指示である。なお、アクセス指示とは、ウェブページ等のページへのアクセスの指示である、ページ識別子を有する。ここで、受け付けとは、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。
指示や情報等の入力手段は、タッチパネルやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。端末受付部22は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
端末処理部23は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、端末受付部22が受け付けた指示や情報等を、送信する構造の指示や情報等に変更する処理、端末受信部25が受信した情報を出力する構造に変更する処理等である。
端末処理部23を構成するページ取得部231は、端末受付部22で受け付けたページ識別子を用いてページを取得する。ページ取得部231は、例えば、端末受付部22で受け付けたページ識別子で識別されるサーバ装置3にアクセスし、ページを受信する。
端末アクセス情報取得部232は、ページ取得部231がページを取得したことに応じて、端末格納部21のユーザ識別子と端末受付部22が受け付けたページ識別子とを有するアクセス情報を取得する。なお、アクセス情報は、マウスポインタの座標位置(x、y)の情報を有しても良い。
端末アクセス情報取得部232は、例えば、ページ取得部231がページを取得したことに応じて、端末格納部21のユーザ識別子と端末受付部22が受け付けたページ識別子とを有するアクセス情報を取得し、かつ受信されたページに埋め込まれた埋込情報を取得する。埋込情報とは、情報処理装置1にアクセスするための情報である。埋込情報は、例えば、後述する埋込情報であるタグ(図21参照)である。また、埋込情報は、例えば、情報処理装置1にアクセスするプログラムを特定する情報である。
端末送信部24は、端末アクセス情報取得部232が取得したアクセス情報を情報処理装置1に送信する。
端末送信部24は、例えば、埋込情報を用いて、端末アクセス情報取得部232が取得したアクセス情報を情報処理装置1に送信する。
端末送信部24は、例えば、以下のいずれかの方式により、端末アクセス情報取得部232が取得したアクセス情報を情報処理装置1に送信する。
(1)タグ方式
端末送信部24は、例えば、埋込情報であるタグ(図21参照)の中のfunctionを実行し、情報処理装置1の送信先情報を取得し、当該送信先情報により特定される情報処理装置1に、アクセス情報を送信する。
(2)プラグイン方式
端末送信部24は、例えば、ウェブページを表示するブラウザにプラグインされているプログラムを実行することにより、情報処理装置1にアクセス情報を送信する。
(3)Proxy方式
端末送信部24は、例えば、ページ識別子を用いて払い出されるURL上のプログラムを実行することにより、情報処理装置1にアクセス情報を送信する。
端末受信部25は、各種の情報を受信する。端末送信部24によるアクセス情報の送信に応じて、端末受信部25は、例えば、情報処理装置1から処理結果を受信する。
端末出力部26は、端末受信部25が受信した処理結果とページ取得部231が取得したページとを出力する。ここで、出力とは、通常、ディスプレイへの表示であるが、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である、と考えても良い。
サーバ装置3は、端末装置2からの要求に応じて、格納しているページを端末装置2に送信するサーバである。
サーバ装置3を構成するサーバ格納部31には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、1以上のウェブページである。
サーバ受付部32は、各種の指示や情報を受け付ける。各種の指示や情報は、例えば、ウェブページへのアクセス指示である。
サーバ処理部33は、各種の処理を行う。各種の処理は、例えば、アクセス指示に対応するウェブページをサーバ格納部31から取得する処理である。
サーバ送信部34は、各種の情報を送信する。サーバ送信部34は、例えば、サーバ処理部33が取得したウェブページを、アクセス指示を送信してきた端末装置2に送信する。
サーバ受信部35は、各種の指示や情報を受信する。サーバ受信部35は、例えば、端末装置2からアクセス指示を受信する。
サーバ出力部36は、各種の情報を出力する。
格納部11、管理情報格納部111、ユーザ情報格納部112、来訪中ユーザ情報格納部113、操作情報格納部114、端末格納部21、およびサーバ格納部31は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよい。
受信部12、アクセス情報受信部121、操作情報受信部122、メッセージ送受信手段1343、端末受信部25、およびサーバ受信部35は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
処理部13、来訪中ユーザ情報蓄積部131、操作情報蓄積部132、管理情報決定部133、実行部134、来訪中ユーザ特定手段1341、来訪中ユーザ属性値取得手段1342、メッセージ送受信手段1343、統計処理手段1344、ページ変更情報取得手段1345、変更情報送信手段1346、端末処理部23、端末アクセス情報取得部232、およびサーバ処理部33は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部13等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
送信部14、処理結果送信部141、端末送信部24、およびサーバ送信部34は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
ページ取得部231は、送受信手段により実現され得る。
端末出力部26、およびサーバ出力部36は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。端末出力部26等は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
次に、情報システムAの動作について説明する。まず、情報処理装置1の動作例について、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS401)アクセス情報受信部121は、アクセス情報を受信したか否かを判断する。アクセス情報を受信した場合はステップS402に行き、アクセス情報を受信しなかった場合はステップS405に行く。
(ステップS402)来訪中ユーザ情報蓄積部131は、ステップS401で受信されたアクセス情報が有するユーザ識別子とページ識別子と取得する。そして、来訪中ユーザ情報蓄積部131は、取得したユーザ識別子とページ識別子とを有する 来訪中ユーザ情報を構成する。
(ステップS403)来訪中ユーザ情報蓄積部131は、ステップS402で構成した 来訪中ユーザ情報を来訪中ユーザ情報格納部113に蓄積する。
(ステップS404)処理部13は、処理結果取得送信処理を行う。ステップS401に戻る。処理結果取得送信処理の例について、図5のフローチャートを用いて説明する。なお、処理結果取得送信処理とは、処理結果を取得し、送信する処理である。
(ステップS405)操作情報受信部122は、操作情報を受信したか否かを判断する。操作情報を受信した場合はステップS406に行き、操作情報を受信しなかった場合はステップS401に戻る。
(ステップS406)操作情報蓄積部132は、ステップS405で受信された操作情報が有する操作特定情報と対になる情報であり、操作の意味や意義が判断可能な情報を格納部11から取得する。かかる取得された情報も操作特定情報である。そして、操作情報蓄積部132は、取得された操作特定情報と、受信された操作情報が有するユーザ識別子とページ識別子とを有する操作情報を構成する。なお、ここで、操作情報蓄積部132は、ステップS405で受信された操作情報を蓄積する操作情報としてそのまま取得しても良い。
(ステップS407)操作情報蓄積部132は、ステップS406で構成した操作情報を操作情報格納部114に蓄積する。
(ステップS408)処理部13は、ステップS406で受信された操作情報が、直前まで閲覧されていたページが閲覧の中止になったことを意味するか否かを判断する。閲覧の中止になったことを意味する場合はステップS409に行く、閲覧の中止になったことを意味しない場合はステップS401に戻る。なお、閲覧の中止になったことを意味する場合とは、例えば、操作情報がウェブページの閲覧中止の情報(例えば、ページの消去ボタンの押下の情報、ウェブページからログアウトする旨の情報等)である場合、操作情報が次のウェブページの閲覧開始の操作の情報である場合等である。
(ステップS409)処理部13は、ステップS406で受信された操作情報が有するユーザ識別子を含む来訪中ユーザ情報であり、直前に閲覧を開始したページのページ識別子を含まない来訪中ユーザ情報を、来訪中ユーザ情報格納部113から削除する。ステップS401に戻る。
なお、図4のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、ステップS404の処理結果取得送信処理の例について、図5のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS501)管理情報決定部133は、受信されたアクセス情報が有するユーザ識別子とページ識別子とを取得する。
(ステップS502)管理情報決定部133は、ステップS501で取得したユーザ識別子とページ識別子とに対応する管理情報を、管理情報格納部111から検索する。なお、ここで、管理情報を検索できない場合もある。
(ステップS503)管理情報決定部133は、ステップS502で管理情報が検索できたか否かを判断する。管理情報が検索できたか場合はステップS504に行き、管理情報が検索できなかった場合は上位処理にリターンする。
(ステップS504)実行部134は、検索できた管理情報に対応する処理識別子を取得する。
(ステップS505)実行部134は、ステップS504で取得した処理識別子で識別される処理を実行し、処理結果を取得する。また、ここで、実行部134は、処理結果の送信先を特定する1以上の送信先情報を取得する。かかる処理実行処理の例について、図6から図9のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS506)処理結果送信部141は、ステップS505で取得された処理結果を、ステップS505で取得された1以上の各送信先情報により特定される1以上の端末装置2に送信する。上位処理にリターンする。
次に、ステップS505の処理実行処理の第一の例について、図6のフローチャートを用いて説明する。なお、処理実行処理の第一の例は、処理識別子「来訪中ユーザ情報取得」で識別される処理である。また、処理実行処理の第一の例は、アクセス情報が有するページ識別子で識別されるページに現在来訪中のユーザのユーザ情報を取得する処理である。
(ステップS601)実行部134は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS602)実行部134は、i番目の来訪中ユーザ情報が来訪中ユーザ情報格納部113に存在するか否かを判断する。i番目の来訪中ユーザ情報が存在すればステップS603に行き、存在しなければステップS608に行く。
(ステップS603)来訪中ユーザ特定手段1341は、受信されたページ識別子と、i番目の来訪中ユーザ情報が有するページ識別子とが、予め決められた関係にあるか否かを判断する。予め決められた関係にある場合はステップS604に行き、予め決められた関係にない場合はステップS607に行く。なお、予め決められた関係とは、通常、一致である。また、予め決められた関係とは、例えば、i番目の来訪中ユーザ情報が有するページ識別子が、受信されたページ識別子と同じサイト内のページのページ識別子であることである。同じサイト内のページのページ識別子は、例えば、URLであるページ識別子の所定のパスまで一致することである。
(ステップS604)来訪中ユーザ特定手段1341は、i番目の来訪中ユーザ情報が有するユーザ識別子を取得する。
(ステップS605)来訪中ユーザ属性値取得手段1342は、ステップS604で取得したユーザ識別子と対になる1以上のユーザ属性値であり、予め決められている1以上のユーザ属性値をユーザ情報格納部112から取得する。なお、1以上のユーザ属性値の中に、端末装置2のマウスポインタの座標情報を有しても良い。
(ステップS606)来訪中ユーザ属性値取得手段1342は、ステップS605で取得した1以上のユーザ属性値を有する情報であり、送信する情報であるユーザ情報を構成する。ここでのユーザ情報は、通常、ユーザ情報格納部112に格納されているユーザ情報の一部である。
(ステップS607)実行部134は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS602に戻る。
(ステップS608)来訪中ユーザ属性値取得手段1342は、ステップS606で取得した1以上のユーザ情報を用いて、送信する処理結果を構成する。
(ステップS609)実行部134は、変数「送信先情報」に、アクセス情報を送信してきた端末装置2の送信先情報(例えば、当該端末装置2のIPアドレス)を代入する。上位処理にリターンする。
次に、ステップS505の処理実行処理の第二の例について、図7のフローチャートを用いて説明する。なお、処理実行処理の第二の例は、処理識別子「メッセージ送信」で識別される処理である。また、処理実行処理の第二の例は、ユーザの端末装置2からメッセージを受信し、当該メッセージを、アクセス情報が有するページ識別子で識別されるページに現在来訪中のユーザに送信するための情報を構成する処理である。なお、メッセージは、単に情報と言っても良い。
(ステップS701)メッセージ送受信手段1343は、端末装置2から情報を受信したか否かを判断する。情報を受信した場合はステップS702に行き、情報を受信しなかった場合はステップS701に戻る。
(ステップS702)メッセージ送受信手段1343は、ステップS701で受信された情報を、図示しないバッファに一時蓄積する。
(ステップS703)メッセージ送受信手段1343は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS704)メッセージ送受信手段1343は、i番目の来訪中ユーザ情報が来訪中ユーザ情報格納部113に存在するか否かを判断する。i番目の来訪中ユーザ情報が存在すればステップS705に行き、存在しなければステップS709に行く。
(ステップS705)メッセージ送受信手段1343は、受信されたページ識別子と、i番目の来訪中ユーザ情報が有するページ識別子とが、予め決められた関係にあるか否かを判断する。予め決められた関係にある場合はステップS706に行き、予め決められた関係にない場合はステップS708に行く。
(ステップS706)メッセージ送受信手段1343は、i番目の来訪中ユーザ情報が有するユーザ識別子を取得する。
(ステップS707)メッセージ送受信手段1343は、ステップS706で取得したユーザ識別子と対になる送信先情報を図示しないバッファに一時蓄積する。
(ステップS708)実行部134は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS704に戻る。
(ステップS709)メッセージ送受信手段1343は、ステップS702で一時蓄積した情報を読み出し、送信する処理結果であり、当該情報を含む処理結果を構成する。
(ステップS710)メッセージ送受信手段1343は、ステップS707で一時蓄積した1以上の送信先情報を、変数「送信先情報」に代入する。なお、かかる処理は、処理結果を送信するための送信先情報を取得する処理である。上位処理にリターンする。
なお、図7のフローチャートにおいて、端末装置2から情報を受信した後に直ちに、割り込み等により、ステップS702以降の処理を実行し、端末装置2から情報を受信するまでは、ウェイトしていたり、他の処理実行処理を行ったりしても良い。
次に、ステップS505の処理実行処理の第三の例について、図8のフローチャートを用いて説明する。なお、処理実行処理の第三の例は、処理識別子「統計処理」で識別される処理である。また、処理実行処理の第三の例は、アクセス情報が有するページ識別子で識別されるページに対する過去の操作特定情報に対して統計処理を行い、処理結果を取得する処理である。
(ステップS801)統計処理手段1344は、受信されたアクセス情報が有するページ識別子を取得する。
(ステップS802)統計処理手段1344は、ステップS801で取得したページ識別子に対応する操作特定情報、アクセス情報のうち、1種類以上の情報を取得する。なお、ページ識別子に対応する操作特定情報、アクセス情報とは、通常、ページ識別子と一致するページ識別子と対になる操作特定情報、ページ識別子と一致するページ識別子を含むアクセス情報である。ただし、ページ識別子に対応する操作特定情報、アクセス情報は、当該ページ識別子で識別されるページと同じサイトのページのページ識別子と対になる操作特定情報、当該ページ識別子で識別されるページと同じサイトのページのページ識別子を含むアクセス情報でも良い。なお、統計処理手段1344は、統計処理対象のアクセス情報として、来訪中ユーザ情報格納部113に格納された来訪中ユーザ情報(削除フラグが付加された情報も含む)を使用することは好適である。
(ステップS803)統計処理手段1344は、ステップS802で取得した操作特定情報、アクセス情報のうち、1種類以上の情報に対して統計処理を行い、処理結果を取得する。
(ステップS804)統計処理手段1344は、変数「送信先情報」に、アクセス情報を送信してきた端末装置2の送信先情報(例えば、当該端末装置2のIPアドレス)を代入する。上位処理にリターンする。
次に、ステップS505の処理実行処理の第四の例について、図9のフローチャートを用いて説明する。なお、処理実行処理の第四の例は、処理識別子「変更情報送信」で識別される処理である。また、処理実行処理の第四の例は、アクセス情報が有するページ識別子で識別されるページに対して変更を加えるための変更情報を取得する処理である。
(ステップS901)ページ変更情報取得手段1345は、検索された管理情報と対になる変更情報を取得する。
(ステップS902)ページ変更情報取得手段1345は、変数「送信先情報」に、アクセス情報を送信してきた端末装置2の送信先情報(例えば、当該端末装置2のIPアドレス)を代入する。上位処理にリターンする。
次に、端末装置2の動作例について、図10のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1001)端末受付部22は、アクセス指示を受け付けたか否かを判断する。アクセス指示を受け付けた場合はステップS1002に行き、アクセス指示を受け付けなかった場合はステップS1001に戻る。
(ステップS1002)ページ取得部231は、ステップS1001で受け付けられたアクセス指示が有するページ識別子を取得する。
(ステップS1003)ページ取得部231は、ステップS1002で取得したページ識別子を用いて、サーバ装置3からページを取得する。
(ステップS1004)端末アクセス情報取得部232は、ステップS1002で取得したページ識別子と、端末格納部21に格納されているユーザ識別子とを用いて、アクセス情報を構成する。
(ステップS1005)端末送信部24は、ステップS1004で構成されたアクセス情報を情報処理装置1に送信する。
(ステップS1006)端末受信部25は、処理結果を受信したか否かを判断する。処理結果を受信した場合はステップS1007に行き、処理結果を受信しなかった場合はステップS1008に行く。
(ステップS1007)端末出力部26は、ステップS1003で取得されたページと、ステップS1006で受信された処理結果とを出力する。ステップS1001に戻る。
(ステップS1008)端末処理部23は、タイムアウトか否かを判断する。タイムアウトであればステップS1009に行き、タイムアウトでなければステップS1006に戻る。なお、タイムアウトしたと判断されるまでの時間は問わない。
(ステップS1009)端末出力部26は、ステップS1003で取得されたページを出力する。ステップS1001に戻る。
なお、図10のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、サーバ装置3の動作例について説明する。サーバ装置3のサーバ受信部35は、ページの取得指示を端末装置2から受信する。そして、サーバ処理部33は、当該取得指示に対応するページをサーバ格納部31から読み出す。次に、サーバ送信部34は、当該ページを端末装置2に送信する。
以下、本実施の形態における情報システムAの具体的な動作について説明する。情報システムAの概念図は図1である。
今、情報処理装置1の管理情報格納部111には、図11に示す管理情報管理表が格納されている。管理情報管理表は、1以上の管理情報を管理する表である。管理情報管理表は、「ID」「ユーザ特定情報」「ページ特定情報」「他ユーザ特定情報」「処理識別子」「変更情報」を有するレコードを1以上格納している。なお、属性値の「-」は「NULL」である。また、「他ユーザ特定情報」の「*」は、他のすべてのユーザであることを示す。
図11の「ID=1」のレコードは、ユーザ識別子「U01」のユーザがページ識別子「URL1」で識別されるウェブページにアクセスした場合に、他のすべてのユーザであり、ページ識別子「URL1」で識別されるウェブページに来訪中のユーザのユーザ情報を取得することを示す。
図11の「ID=2」のレコードは、ユーザ識別子「U02」のユーザがページ識別子「URL2」で識別されるウェブページにアクセスした場合に、ユーザ属性値「スコア>=50」を満たすユーザであり、ページ識別子「URL2」で識別されるウェブページに来訪中のユーザの端末装置2に対して、ユーザ識別子「U02」のユーザが送信してきたメッセージを送信することを示す。
図11の「ID=3」のレコードは、管理者(管理者フラグ=1)に該当するユーザがページ識別子「URL3」で識別されるウェブページにアクセスした場合に、当該ページへのアクセスに関する情報(アクセス情報、操作情報)を統計処理した結果を取得し、管理者の端末装置2に送信することを示す。
図11の「ID=4」のレコードは、管理者(管理者フラグ=1)に該当するユーザがページ識別子「URL4」で識別されるウェブページにアクセスした場合に、管理されている変更情報を取得し、管理者の端末装置2に送信することを示す。なお、この変更情報は、ページ識別子「URL4」で識別されるウェブページを変更するための情報である。
また、ユーザ情報格納部112には、図12に示すユーザ情報管理表が格納されている。ユーザ情報管理表には、「ユーザ識別子」「氏名」「メールアドレス」「静的属性値」「動的属性値」を有するレコードが格納される。
「静的属性値」は、情報処理装置1が、端末装置2から受信し、蓄積した情報である。「静的属性値」は、ここでは「性別」「年齢」「未婚/既婚」「出身地」「管理者フラグ」等を有する。また、「未婚/既婚」は未婚か既婚かを示す情報である。「管理者フラグ」は情報処理装置1の管理者であるか否かを示す情報である。ここでは、管理者フラグの値「1」に対応するユーザが管理者であり、管理者フラグの値「0」に対応するユーザが管理者ではない。
「動的属性値」は、上述した処理部13が、操作情報格納部114の操作情報を解析し、取得した情報である。「動的属性値」は、ここでは「リアルタイム動的属性値」「履歴情報利用動的属性値」を有する。「リアルタイム動的属性値」は、ここでは「滞在時間」「閲覧ページ数」を有する。「滞在時間」は現在の訪問におけるサイト内の滞在時間である。「閲覧ページ数」は現在の訪問におけるサイト内で閲覧したページ数である。「履歴情報利用動的属性値」は、ここでは「来訪回数」「購入回数」「総購入金額」「平均PV数」「スコア」等を有する。「来訪回数」は、今までにユーザが本ECサイト(例えば、URL1、URL2で識別されるページを含むサイト)に来訪した回数である。「購入回数」は、今までにユーザが本ECサイトで商品を購入した回数である。「総購入金額」は、今までにユーザが本ECサイトで商品を購入した総金額である。「平均PV数」は、ユーザの1回の訪問あたりの平均の閲覧ページ数である。「スコア」は、ユーザのスコアである。ここでは、格納部11は、「来訪回数」「購入回数」「総購入金額」「平均PV数」のうちの1以上の属性値をパラメータとする増加関数によりスコアを算出する演算式を格納している、とする。そして、処理部13は、各ユーザの「来訪回数」「購入回数」「総購入金額」「平均PV数」のうちの1以上の属性値を取得し、かかる増加関数に1以上の属性値を代入し、各ユーザのスコアを算出する。なお、この演算式は、静的属性値のうちの1以上の情報を用いてスコアを算出する演算式であることは好適である。演算式は、例えば、メンバー「1」の場合は、スコアの値を増加させるように算出する演算式でも良い。例えば、演算式は、例えば、メンバー「1」の場合は、スコアの値を1.1倍し、メンバー「0」の場合は、スコアの値を変更しない等であることは好適である。
また、来訪中ユーザ情報格納部113には、図13に示す来訪中ユーザ情報管理表が格納されている。来訪中ユーザ情報管理表は、「ID」「ページ識別子」「ユーザ識別子」「時刻情報」「削除フラグ」を有するレコードを1以上格納している。「時刻情報」は、ユーザがページの来訪を開始した時刻を示す情報であり、アクセス情報受信部121がアクセス情報を受信した時刻を示す情報である。「削除フラグ」の値が「0」である場合、現在、ユーザがページを閲覧中であることを示す。また、ページの閲覧が中止された場合、「削除フラグ」の値が「1」となる。
さらに、操作情報格納部114には、図14に示す操作情報管理表が格納されている。操作情報管理表は、「ID」「ユーザ識別子」「日時」「ページ識別子」「操作特定情報」を有するレコードを1以上格納している。ここでの「操作特定情報」は、処理部13が、受信されたプリミティブな操作特定情報を、ユーザ(例えば、情報処理装置1の管理者)が見て、操作の意味や意義を判断できる情報に変換した情報である。なお、プリミティブな操作の情報から、操作の意味や意義が判断可能な操作情報を構成する処理は公知技術であるので詳細な説明を省略する。
かかる状況において、以下の4つの具体例について説明する。
(具体例1)
今、サーバ装置3にページ識別子「URL1」でアクセス可能なウェブページが格納されている、とする。そして、かかるウェブページは、図15である、とする。
そして、ユーザ識別子「U01」で識別されるユーザが、端末装置2にページ識別子「URL1」を含むアクセス指示を入力した、とする。すると、端末装置2の端末受付部22は、当該アクセス指示を受け付ける。次に、ページ取得部231は、アクセス指示が有するページ識別子「URL1」を取得する。そして、ページ取得部231は、ページ識別子「URL1」を用いて、サーバ装置3から図15のウェブページを受信する。次に、端末アクセス情報取得部232は、取得したページ識別子「URL1」と、端末格納部21に格納されているユーザ識別子「U01」とを用いて、アクセス情報「U01,URL1」を構成する。そして、端末送信部24は、アクセス情報「U01,URL1」を情報処理装置1に送信する。
次に、情報処理装置1のアクセス情報受信部121は、アクセス情報「U01,URL1」を受信する。
そして、来訪中ユーザ情報蓄積部131は、アクセス情報が有するユーザ識別子「U01」とページ識別子「URL1」とを取得し、取得したユーザ識別子とページ識別子とを有する 来訪中ユーザ情報を構成する。そして、来訪中ユーザ情報蓄積部131は、構成した 来訪中ユーザ情報を図13の来訪中ユーザ情報管理表に蓄積する。
次に、処理部13は、以下のように処理結果取得送信処理を行う。まず、管理情報決定部133は、受信されたアクセス情報が有するユーザ識別子「U01」とページ識別子「URL1」とを取得する。そして、管理情報決定部133は、取得したユーザ識別子とページ識別子とに対応する管理情報を、図11の管理情報管理表から検索する。つまり、管理情報決定部133は、図11の「ID=1」のレコードを検索する。
次に、実行部134は、検索できた管理情報と対になる処理識別子「来訪中ユーザ情報取得」を取得する。
次に、実行部134は、取得した処理識別子「来訪中ユーザ情報取得」で識別される処理を実行し、処理結果を取得する。つまり、実行部134は、図6のフローチャートを用いて説明した処理を実行する。その結果、実行部134は、ページ識別子「URL1」で識別されるウェブページに来訪中の多数のユーザのユーザ情報を取得する。
次に、処理結果送信部141は、取得された処理結果(多数のユーザのユーザ情報)を、アクセス情報を送信してきた端末装置2に送信する。
次に、端末装置2の端末受信部25は、情報処理装置1から処理結果を受信する。
そして、端末出力部26は、受信されたウェブページと、受信された処理結果とを出力する。ここで、出力例は、図16である。図16において、1601が、表示されているウェブページを閲覧中の多数の他のユーザのユーザ情報である。
なお、出力されるウェブページと処理結果とは、図17に示すものでも良い。図17の1701、1702は、該当するユーザが閲覧しているウェブページ画面において、マウスのポインタが存在する位置を明示している。かかる場合、受信された処理結果に含まれるユーザ情報の中に、端末装置2のマウスポインタの座標情報(x,y)が含まれている。そして。端末出力部26は、かかる座標情報(x,y)に対応する画面上の位置に、ユーザ情報の全部または一部を出力する。
かかる処理により、ページの管理者であるユーザは、自分が見ているページと共に、当該ページに、現在、来訪中の他のユーザの情報を見ることができる結果、例えば、管理者は、来訪中の他のユーザに対するアクション等を起こしやすくなる。
(具体例2)
今、サーバ装置3にページ識別子「URL2」でアクセス可能なウェブページが格納されている、とする。そして、かかるウェブページは、図15である、とする。
そして、ユーザ識別子「U02」で識別されるユーザが、端末装置2にページ識別子「URL2」を含むアクセス指示を入力した、とする。すると、端末装置2の端末受付部22は、当該アクセス指示を受け付ける。次に、ページ取得部231は、アクセス指示が有するページ識別子「URL2」を取得する。そして、ページ取得部231は、ページ識別子「URL2」を用いて、サーバ装置3から図15のウェブページを受信する。次に、端末アクセス情報取得部232は、取得したページ識別子「URL2」と、端末格納部21に格納されているユーザ識別子「U02」とを用いて、アクセス情報「U02,URL2」を構成する。そして、端末送信部24は、アクセス情報「U02,URL2」を情報処理装置1に送信する。
次に、情報処理装置1のアクセス情報受信部121は、アクセス情報「U02,URL2」を受信する。
そして、来訪中ユーザ情報蓄積部131は、アクセス情報が有するユーザ識別子「U02」とページ識別子「URL2」とを取得し、取得したユーザ識別子とページ識別子とを有する 来訪中ユーザ情報を構成する。そして、来訪中ユーザ情報蓄積部131は、構成した 来訪中ユーザ情報を図13の来訪中ユーザ情報管理表に蓄積する。
次に、処理部13は、以下のように処理結果取得送信処理を行う。まず、管理情報決定部133は、受信されたアクセス情報が有するユーザ識別子「U02」とページ識別子「URL2」とを取得する。そして、管理情報決定部133は、取得したユーザ識別子とページ識別子とに対応する管理情報を、図11の管理情報管理表から検索する。つまり、管理情報決定部133は、図11の「ID=2」のレコードを検索する。
次に、実行部134は、検索できた管理情報と対になる処理識別子「メッセージ送信」を取得する。
次に、実行部134は、取得した処理識別子「メッセージ送信」で識別される処理を実行し、処理結果を取得する。つまり、実行部134は、図7のフローチャートを用いて説明した処理を実行する。その結果、実行部134は、端末装置2からメッセージ「いつもご来店ありがとうございます。店長のコバです。今朝こんなアイテムが入荷しました!お好きかなと思っ...」および画像を端末装置2から受信する。そして、受信したメッセージと画像とを、ページ識別子「URL2」で識別されるウェブページに来訪中のユーザであり、「スコア>=50」を満たすユーザの端末装置2に送信する。
そして、上記のユーザの端末装置2は、ページ識別子「URL2」で識別されるウェブページを閲覧中に、受信されたメッセージと画像とを出力する。かかる出力例は、図18である。図18において、1801がメッセージ、1802が画像である。
なお、上記の処理は、ユーザ識別子「U02」で識別されるユーザは、自分の端末装置2にメッセージと画像とを入力し、情報処理装置1に送信したことが前提である。
かかる処理により、ページの管理者であるユーザは、自分が見ているページに、現在、来訪中の他のユーザの端末装置2に、メッセージ等の情報を送信できる。
(具体例3)
今、サーバ装置3にページ識別子「URL3」でアクセス可能なウェブページが格納されている、とする。そして、かかるウェブページは、図15である、とする。
そして、ユーザ識別子「U01」で識別されるユーザが、端末装置2にページ識別子「URL3」を含むアクセス指示を入力した、とする。すると、端末装置2の端末受付部22は、当該アクセス指示を受け付ける。次に、ページ取得部231は、アクセス指示が有するページ識別子「URL3」を取得する。そして、ページ取得部231は、ページ識別子「URL3」を用いて、サーバ装置3から図15のウェブページを受信する。次に、端末アクセス情報取得部232は、取得したページ識別子「URL3」と、端末格納部21に格納されているユーザ識別子「U01」とを用いて、アクセス情報「U01,URL3」を構成する。そして、端末送信部24は、アクセス情報「U01,URL3」を情報処理装置1に送信する。
次に、情報処理装置1のアクセス情報受信部121は、アクセス情報「U01,URL3」を受信する。
そして、来訪中ユーザ情報蓄積部131は、アクセス情報が有するユーザ識別子「U01」とページ識別子「URL3」とを取得し、取得したユーザ識別子とページ識別子とを有する 来訪中ユーザ情報を構成する。そして、来訪中ユーザ情報蓄積部131は、構成した 来訪中ユーザ情報を図13の来訪中ユーザ情報管理表に蓄積する。
次に、処理部13は、以下のように処理結果取得送信処理を行う。まず、管理情報決定部133は、受信されたアクセス情報が有するユーザ識別子「U01」とページ識別子「URL3」とを取得する。そして、管理情報決定部133は、取得したユーザ識別子「U01」と対になる管理者フラグ「1」を図12のユーザ情報管理表から取得し、当該管理者フラグ「1」とページ識別子「URL3」とに対応する管理情報を、図11の管理情報管理表から検索する。つまり、管理情報決定部133は、図11の「ID=3」のレコードを検索する。
次に、実行部134は、検索できた管理情報と対になる処理識別子「統計処理」を取得する。
次に、実行部134は、取得した処理識別子「統計処理」で識別される処理を実行し、処理結果を取得する。つまり、実行部134は、図8のフローチャートを用いて説明した処理を実行する。その結果、実行部134は、ページ識別子「URL3」で識別されるウェブページに対する操作情報、アクセス情報を統計処理した結果を処理結果として取得する。
次に、処理結果送信部141は、取得された処理結果である統計処理の結果を、アクセス情報を送信してきた端末装置2に送信する。
次に、端末装置2の端末受信部25は、情報処理装置1から処理結果を受信する。
そして、端末出力部26は、受信されたウェブページと、受信された処理結果とを出力する。ここで、出力例は、図19である。図19において、1901が統計処理の結果である。
かかる処理により、ページの管理者であるユーザは、自分が見ているページと共に、当該ページまたは当該ページを含むサイトに対するユーザのアクションに関する統計処理の結果も見ることができる。
(具体例4)
今、サーバ装置3にページ識別子「URL4」でアクセス可能なウェブページが格納されている、とする。そして、かかるウェブページは、図15である、とする。
そして、ユーザ識別子「U01」で識別されるユーザが、端末装置2にページ識別子「URL4」を含むアクセス指示を入力した、とする。すると、端末装置2の端末受付部22は、当該アクセス指示を受け付ける。次に、ページ取得部231は、アクセス指示が有するページ識別子「URL4」を取得する。そして、ページ取得部231は、ページ識別子「URL4」を用いて、サーバ装置3から図15のウェブページを受信する。次に、端末アクセス情報取得部232は、取得したページ識別子「URL4」と、端末格納部21に格納されているユーザ識別子「U01」とを用いて、アクセス情報「U01,URL4」を構成する。そして、端末送信部24は、アクセス情報「U01,URL4」を情報処理装置1に送信する。
次に、情報処理装置1のアクセス情報受信部121は、アクセス情報「U01,URL4」を受信する。
そして、来訪中ユーザ情報蓄積部131は、アクセス情報が有するユーザ識別子「U01」とページ識別子「URL4」とを取得し、取得したユーザ識別子とページ識別子とを有する 来訪中ユーザ情報を構成する。そして、来訪中ユーザ情報蓄積部131は、構成した 来訪中ユーザ情報を図13の来訪中ユーザ情報管理表に蓄積する。
次に、処理部13は、以下のように処理結果取得送信処理を行う。まず、管理情報決定部133は、受信されたアクセス情報が有するユーザ識別子「U01」とページ識別子「URL4」とを取得する。そして、管理情報決定部133は、取得したユーザ識別子「U01」と対になる管理者フラグ「1」を図12のユーザ情報管理表から取得し、当該管理者フラグ「1」とページ識別子「URL4」とに対応する管理情報を、図11の管理情報管理表から検索する。つまり、管理情報決定部133は、図11の「ID=4」のレコードを検索する。
次に、実行部134は、検索できた管理情報と対になる処理識別子「変更情報送信」を取得する。
次に、実行部134は、取得した処理識別子「変更情報送信」で識別される処理を実行し、処理結果を取得する。つまり、実行部134は、図9のフローチャートを用いて説明した処理を実行する。その結果、実行部134は、ページ識別子「URL4」で識別されるウェブページを変更する変更情報である処理結果を取得する。
次に、処理結果送信部141は、取得された処理結果である変更情報を、アクセス情報を送信してきた端末装置2に送信する。
次に、端末装置2の端末受信部25は、情報処理装置1から変更情報を受信する。
そして、端末出力部26は、受信されたウェブページと、受信された変更情報とを出力した結果、図15のページが書き換えられたウェブページが出力される。かかる出力例は、図20である。図20において、図15と比較して、縦、横のラインが入っている。
かかる処理により、ページの管理者であるユーザは、当該ページの記述を変更すること無く、当該ページを変更したページを見ることができる。
以上、本実施の形態によれば、端末装置がページにアクセスした場合に、当該ページ等に関連する処理を実行し、当該処理の結果を端末装置に提供できる。
また、本実施の形態によれば、端末装置がページにアクセスした場合に、当該ページ等に関連する処理であり、管理されている他ユーザ特定情報により特定される他のユーザに対応する情報を取得する処理を実行し、当該処理の結果を端末装置に提供できる。
また、本実施の形態によれば、端末装置がページにアクセスした場合に、当該ページ等に関連する処理であり、管理されている処理識別子で識別される処理を実行し、当該処理の結果を端末装置に提供できる。
また、本実施の形態によれば、端末装置がページにアクセスした場合に、当該ページ等に現在来訪中のユーザに関する情報を取得し、当該情報を端末装置に提供できる。
また、本実施の形態によれば、ページにアクセスした端末装置から送信された情報を受信し、当該ページ等に現在来訪中のユーザの端末装置に、受信した情報を送信できる。
また、本実施の形態によれば、端末装置がページにアクセスした場合に、当該ページ等に対するユーザの操作を特定する操作特定情報を統計処理し、統計処理結果を取得し、当該統計処理結果を端末装置に提供できる。
また、本実施の形態によれば、端末装置がページにアクセスした場合に、当該ページの内容を変更する処理を行い、処理結果である変更情報を端末装置に提供できる。
さらに、本実施の形態によれば、端末装置がページにアクセスした場合に、当該ページ等に関連する処理の結果を受信し、ページと共に出力できる。
なお、本実施の形態において、例えば、閲覧対象のウェブページ(例えば、図15のウェブページ)のスクリプトに図21に示すタグである埋込情報が埋め込まれている場合、端末装置2の端末処理部23は、当該埋込情報を取得し、当該埋込情報を解釈することにより、端末送信部24は、端末アクセス情報取得部232が取得したアクセス情報を情報処理装置1に送信できる。そして、端末受信部25は、処理結果を情報処理装置1から受信する。また、端末出力部26は、例えば、図16から図20に示すように、ウェブページと処理結果とを出力できる。
また、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD-ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における情報処理装置1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、ユーザを特定するユーザ特定情報とページを特定するページ特定情報とを有する1以上の管理情報が格納される管理情報格納部にアクセス可能なコンピュータを、ユーザ識別子と当該ユーザ識別子で識別されるユーザがアクセスしたページを識別するページ識別子とを有するアクセス情報を受信するアクセス情報受信部と、前記アクセス情報が有するユーザ識別子とページ識別子とに対応する管理情報を決定する管理情報決定部と、前記管理情報決定部が決定した管理情報に対応する処理を実行し、処理結果を取得する実行部と、前記実行部が取得した処理結果を送信する処理結果送信部として機能させるためのプログラムである。
また、本実施の形態における端末装置2を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、ユーザ識別子が格納される端末格納部にアクセス可能なコンピュータを、ページを識別するページ識別子を受け付ける端末受付部と、前記端末受付部で受け付けたページ識別子を用いてページを取得するページ取得部と、前記ページ取得部がページを取得したことに応じて、前記端末格納部のユーザ識別子と前記端末受付部が受け付けたページ識別子とを有するアクセス情報を取得する端末アクセス情報取得部と、前記端末アクセス情報取得部が取得したアクセス情報を情報処理装置1に送信する端末送信部と、前記端末送信部によるアクセス情報の送信に応じて、前記情報処理装置から処理結果を受信する端末受信部と、前記端末受信部が受信した処理結果と前記ページ取得部が取得したページとを出力する端末出力部として機能させるためのプログラムである。
(実施の形態2)
本実施の形態において、実施の形態1との相違点は、端末装置で出力されるページと処理結果とは、情報処理装置から端末装置に送信される点である。なお、実施の形態1では、端末装置は、ページをサーバ装置から受信し、処理結果を情報処理装置から受信した。
本実施の形態における情報システムBの概念図は、符号の差異を除いて、情報システムAの概念図である図1と同様である。情報システムBは、情報処理装置4、1または2以上の端末装置5、および1または2以上のサーバ装置3を備える。情報処理装置4、サーバ装置3は、通常、いわゆるサーバであり、例えば、クラウドサーバ、ASPサーバ等である。なお、情報処理装置4、サーバ装置3の種類は問わない。端末装置5は、例えば、いわゆるパーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン等であり、その種類は問わない。情報処理装置4と端末装置5、および端末装置5とサーバ装置3とは、インターネット等のネットワークにより通信可能である。また、情報処理装置4とサーバ装置3ともインターネット等のネットワークにより通信可能であっても良い。
図22は、本実施の形態における情報システムBのブロック図である。また、図23は、情報システムBを構成する情報処理装置4のブロック図である。
情報システムBを構成する情報処理装置4は、格納部11、受信部42、処理部43、および送信部14を備える。受信部42は、アクセス情報受信部121、および操作情報受信部122を備える。処理部43は、来訪中ユーザ情報蓄積部131、操作情報蓄積部132、管理情報決定部133、および実行部434を備える。実行部434は、来訪中ユーザ特定手段1341、来訪中ユーザ属性値取得手段1342、メッセージ送受信手段1343、統計処理手段1344、ページ変更情報取得手段1345、およびページ構成手段4346を備える。
端末装置5は、端末格納部21、端末受付部22、端末処理部23、端末送信部24、端末受信部45、および端末出力部46を備える。端末処理部23は、端末アクセス情報取得部232を備える。
情報処理装置4を構成する受信部42は、各種の情報を受信する。各種の情報とは、例えば、アクセス情報、操作情報、ウェブページである。受信部42は、例えば、ウェブページをサーバ装置3から受信する。
処理部43を構成する実行部434は、実行部134の動作と同様の動作を行う。また、実行部434は、さらに、ページ構成手段4346が行う処理を実行する。
ページ構成手段4346は、管理情報決定部133が決定した管理情報に対応する処理を実行し、処理結果を取得し、かつアクセス情報受信部121が受信したアクセス情報が有するページ識別子で識別されるページを取得し、ページと処理結果とを含むページを構成する。なお、ページと処理結果とを含むページは、単に、送信のためのデータ構造を有する情報でも良く、一ファイルである必要はない。
なお、管理情報決定部133が決定した管理情報に対応する処理を実行し、処理結果を取得する処理は、上述した実行部134と同じ処理であるので、詳細な説明を省略する。
ページ構成手段4346は、アクセス情報受信部121が受信したアクセス情報が有するページ識別子で識別されるページをサーバ装置3から受信する。そして、ページ構成手段4346は、取得した処理結果と受信したページとを用いて、端末装置5で出力されるページの情報を構成する。なお、ページ構成手段4346が、取得した処理結果と受信したページとを如何に組み合わせて、ページの情報を構成するかは問わない。ページ構成手段4346は、例えば、受信したページ(例えば、HTMLファイル)に、取得した処理結果を組み込み、一のページの情報(例えば、HTMLファイル)を構成する。
端末装置5を構成する端末受信部45は、端末送信部24によるアクセス情報の送信に応じて、情報処理装置4からページの情報を受信する。
端末出力部46は、端末受信部45が受信したページの情報を用いて、処理結果を含むページを出力する。
受信部42、端末受信部45は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
処理部43、実行部434、およびページ構成手段4346は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部43等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
端末出力部46は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。端末出力部46は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
次に、情報システムBの動作について説明する。まず、情報処理装置4の動作例について、図24のフローチャートを用いて説明する。図24のフローチャートにおいて、図4のフローチャートと同一のステップについて、説明を省略する。
(ステップS2401)処理部43は、処理結果取得送信処理を行う。ステップS401に戻る。ここでの処理結果取得送信処理の例について、図25のフローチャートを用いて説明する。なお、処理結果取得送信処理とは、処理結果を取得し、ウェブページを受信し、当該処理結果とウェブページとを用いて、送信するページを構成し、当該ページを送信する処理である。
なお、図24のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、ステップS2401の処理結果取得送信処理の例について、図25のフローチャートを用いて説明する。図25のフローチャートにおいて、図5のフローチャートと同一のステップについて、説明を省略する。
(ステップS2501)ページ構成手段4346は、受信されたアクセス情報が有するページ識別子を取得する。次に、ページ構成手段4346は、取得したページ識別子を用いて、サーバ装置3にアクセスし、当該ページ識別子で識別されるウェブページを受信する。
(ステップS2502)ページ構成手段4346は、ステップS505で取得された処理結果とステップS2501で受信したウェブページとを用いて、ページを構成する。
(ステップS2503)処理結果送信部141は、ステップS2502で構成されたページであり、処理結果を含むページを送信する。上位処理にリターンする。なお、ここで、処理結果送信部141は、通常、処理結果を含むページを端末装置5に送信する。
次に、端末装置5の動作例について、図26のフローチャートを用いて説明する。図26のフローチャートにおいて、図10のフローチャートと同一のステップについて、説明を省略する。
(ステップS2601)端末受信部45は、情報処理装置4から、処理結果を含むページを受信したか否かを判断する。ページを受信した場合はステップS2602に行き、ページを受信しなかった場合はステップS1008に行く。
(ステップS2602)端末出力部46は、ステップS2601で受信された処理結果を含むページを出力する。ステップS1001に戻る。
なお、図26のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
以上、本実施の形態によれば、端末装置がページにアクセスした場合に、当該ページ等に関連する処理を実行し、当該処理の結果を端末装置に提供できる。
また、本実施の形態によれば、端末装置がページにアクセスした場合に、当該ページ等に関連する処理であり、管理されている他ユーザ特定情報により特定される他のユーザに対応する情報を取得する処理を実行し、当該処理の結果を端末装置に提供できる。
また、本実施の形態によれば、端末装置がページにアクセスした場合に、当該ページ等に関連する処理であり、管理されている処理識別子で識別される処理を実行し、当該処理の結果を端末装置に提供できる。
また、本実施の形態によれば、端末装置がページにアクセスした場合に、当該ページ等に現在来訪中のユーザに関する情報を取得し、当該情報を端末装置に提供できる。
また、本実施の形態によれば、ページにアクセスした端末装置から送信された情報を受信し、当該ページ等に現在来訪中のユーザの端末装置に、受信した情報を送信できる。
また、本実施の形態によれば、端末装置がページにアクセスした場合に、当該ページ等に対するユーザの操作を特定する操作特定情報を統計処理し、統計処理結果を取得し、当該統計処理結果を端末装置に提供できる。
また、本実施の形態によれば、端末装置がページにアクセスした場合に、当該ページの内容を変更する処理を行い、処理結果である変更情報を端末装置に提供できる。
また、本実施の形態によれば、端末装置がページにアクセスしようとした場合に、当該ページ等に関連する処理を実行し、当該処理の結果とページとを含む新たなページを構成し、当該新たなページを端末装置に提供できる。
さらに、本実施の形態によれば、端末装置がページにアクセスした場合に、当該ページ等に関連する処理の結果を受信し、ページと共に出力できる。
なお、本実施の形態における情報処理装置4を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、ユーザを特定するユーザ特定情報とページを特定するページ特定情報とを有する1以上の管理情報が格納される管理情報格納部にアクセス可能なコンピュータを、ユーザ識別子と当該ユーザ識別子で識別されるユーザがアクセスしたページを識別するページ識別子とを有するアクセス情報を受信するアクセス情報受信部と、前記アクセス情報が有するユーザ識別子とページ識別子とに対応する管理情報を決定する管理情報決定部と、前記管理情報決定部が決定した管理情報に対応する処理を実行し、処理結果を取得する実行部と、前記実行部が取得した処理結果を送信する処理結果送信部として機能させるためのプログラムである。
また、上記プログラムにおいて、前記実行部は、前記管理情報決定部が決定した管理情報に対応する処理を実行し、処理結果を取得し、かつ前記アクセス情報受信部が受信したアクセス情報が有するページ識別子で識別されるページを取得し、当該ページと当該処理結果とを含むページを構成するページ構成手段を具備し、前記処理結果送信部は、前記ページ構成手段が構成したページを送信するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、本実施の形態における端末装置5を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、ユーザ識別子が格納される端末格納部にアクセス可能なコンピュータを、ページを識別するページ識別子を受け付ける端末受付部と、前記端末格納部のユーザ識別子と前記端末受付部が受け付けたページ識別子とを有するアクセス情報を取得する端末アクセス情報取得部と、前記端末アクセス情報取得部が取得したアクセス情報を情報処理装置4に送信する端末送信部と、前記端末送信部によるアクセス情報の送信に応じて、前記情報処理装置から処理結果を含むページを受信する端末受信部と、前記端末受信部が受信したページを出力する端末出力部として機能させるためのプログラムである。
また、図27は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の情報処理装置1、端末装置2等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図27は、このコンピュータシステム300の概観図であり、図28は、システム300のブロック図である。
図27において、コンピュータシステム300は、CD-ROMドライブを3012含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
図28において、コンピュータ301は、CD-ROMドライブ3012と、MPU3013と、バス3014と、ROM3015と、RAM3016と、ハードディスク3017とを含む。ROM3015は、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶している。RAM3016は、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供する。ハードディスク3017は、通常、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶している。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の情報処理装置1等の機能を実行させるプログラムは、CD-ROM3101に記憶されて、CD-ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。また、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD-ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の情報処理装置1等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切なモジュールを呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。