JP7465461B2 - 見守りプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、見守りプログラムに関する。
現在、日本国民約4人に1人は65歳以上の高齢者であり、20年後には約3人に1人、更に40年後には約2.5人に1人が高齢者になると予測されている。すなわち日本は急速な速さで高齢化社会に突入している。そしてこの高齢者の割合の増加は、一人暮らしの高齢者の世帯数増加を意味する。
一人暮らしの高齢者の場合、一人で屋内にいる場合に体の不調等の異常があったとき、他人に助けを求めることは容易でなく、最悪の場合、屋内で誰にも気付かれずに亡くなってしまうといった問題がある。
また、この問題は、高齢者だけの問題ではなく、広く若年層においても同様の問題が発生する。つまり、一人で屋内にいる場合に体の不調等の異常があり、他人に助けを求めること等は、高齢者だけでなく若年層においても同様に発生しうる問題である。
この問題に対し、一人暮らしの多い地域では、民生委員や近隣住民等が当該一人暮らしの者(以下「見守対象者」という。)宅を定期的に訪問し、異常がないか確認するといった支援の取り組みが開始されつつある。
しかしながら、民生委員や近隣住民の協力だけでは見守対象者の生活を常時支援することは難しく、例えば民生委員が見守対象者宅を訪問したが戸締りがなされて反応がない場合、勝手に立ち入ることはできず、単に不在であるため反応がないのか、異常があったことによって反応がないのか等の判断が容易でないといった問題もある。
また上記の問題に対し、屋内に非常通報ボタンを設置し、異常があった場合に見守対象者がこのボタンを押すことで外部に異常を通報する、といったシステムも用いられてきている。
しかしながら、このような場合であっても、非常通報ボタンを押すことができない位置
で異常が発生した場合や、非常通報ボタンを押すことを躊躇してしまった結果ボタンを押
すタイミングを逸して倒れてしまい、外部に異常を通報できないといった問題がある。
このような問題に対し、屋内に複数のセンサを設け、見守対象者の動きを検知させ、一定時間動きが検知されない場合、異常があったと判断して通報するといった技術が例えば下記特許文献1に開示されている。
特開2001-127915号公報
しかしながら、上記特許文献1は、室内の多数の箇所にセンサを設置しなければならず導入に高額な費用が発生するといった課題がある。
また近年は、一戸建てだけでなく、いわゆるマンション等の集合住宅に一人暮らしの見守対象者が居住することも多くなっており、集合住宅の管理会社等においても見守対象者の安否確認は非常に重要な管理事項となりつつある。
そこで、本発明は、上記課題に鑑み、集合住宅においてより簡便に見守対象者の安否確認を行うための見守り方法及びこれを実行する見守りプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の一観点に係る見守りプログラムは、コンピュータに、複数の会員連絡先データを記録するステップ、集合玄関装置の解錠ログデータを記録するステップ、解錠ログデータに含まれる識別番号データと会員連絡先データを対応付けるステップ、解錠ログデータに基づき第一の経過時間データを記録するステップ、経過時間データの値が所定の値よりも大きくなった場合、会員連絡先データに基づき確認データを送信するステップ、を実行させるためのものである。
また、本観点において、コンピュータは、クラウド内コンピュータであることが好ましい。ここで「クラウド」とは、電気通信回線を通じて接続される集合玄関装置外のコンピュータを意味する。
また、本観点において、限定されるわけではないが、解錠ログデータは、入口解錠データ及び室内解錠データを含むことが好ましい。
また、本観点において、限定されるわけではないが、確認データに対応する返信データが記録された場合、第一の経過時間データの値をリセットすることが好ましい。
また、本観点において、限定されるわけではないが、集合玄関装置の訪問ログデータを記録するステップ、も実行させることが好ましい。
また、本観点において、限定されるわけではないが、会員連絡先データが見守対象者連絡先データであり、見守対象者連絡先データと会員コンピュータの位置情報データを関連付け、位置情報データが所定の範囲内にない場合、第一の経過時間データの値をリセットすることが好ましい。
また、本観点において、限定されるわけではないが、第一の経過時間データの値が所定の値よりも大きくなった場合、会員連絡先データに基づき確認データを送信するステップは、第一の経過時間データの値が所定の値よりも大きくなった場合、見守対象者連絡先データに確認データを送信し、確認データの送信に基づき第二の経過時間データを記録し、第二の経過時間データの値が所定の値よりも大きくなっても確認データに対応する返信データが記録されない場合、見守者連絡先データに異常通知データを送信することが好ましい。
以上、本発明によって、集合住宅においてより簡便に見守対象者の安否確認を行うための見守り方法及びこれを実行する見守りプログラムを提供することができる。
実施形態に係る見守りプログラムのフローの概略を示す図である。 実施形態に係る見守りシステムの概略を示す図である。 実施形態に係る見守りプログラムにおける解錠ログデータの例を示す図である。 実施形態に係る見守りプログラムによって送信される確認データの例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。ただし、本発明は多くの異なる形態による実施が可能であり、以下に示す実施形態に記載の具体的な例示にのみ限定されるわけではない。
図1は、本実施形態に係る見守りプログラム(以下「本プログラム」という。)のフローの概略を示す図である。本図で示すように、本プログラムは、コンピュータに、(A)複数の会員連絡先データを記録するステップ、(B)集合玄関装置の解錠ログデータを記録するステップ、(C)解錠ログデータに含まれる識別番号データと会員連絡先データを対応付けるステップ、(D)解錠ログデータに基づき第一の経過時間データを記録するステップ、(E)経過時間データの値が所定の値よりも大きくなった場合、会員連絡先データに基づき確認データを送信するステップ、を実行させるためのものである。
また、本プログラムは、上記の通り、情報処理装置すなわちコンピュータによって実行されるものであり、具体的にはコンピュータのハードディスク等の記録媒体に格納され、必要に応じてRAM等の揮発性記録媒体に読み込まれ、実行されることになる。なお本プログラムを実行するために用いられるコンピュータは、上記の機能を有する限りにおいて限定されるわけではないが、中央演算装置(CPU)、ハードディスク等の不揮発性記録媒体、メモリ等の揮発性記録媒体、これらを接続するバス、キーボードやマウス等の入力装置、モニタ等の表示装置等を含むがこれに限定されない。
図2は、本プログラムを実行するための見守りシステム(以下「本システム」という。)の概略を示す図である。本図で示すように、本システムは、複数のコンピュータによって構成されており、少なくとも集合玄関装置Gと、管理用コンピュータA、会員コンピュータMを備えて構成されており、これらがネットワークNを介して接続され、これらの間で必要なデータの送受信を行うことで必要な情報をやり取りしながら見守りを行うことができる。会員コンピュータMは、見守対象となる会員各人が保有するコンピュータであり、管理用コンピュータAは、会員の見守りを行う管理者が保有するコンピュータである。
また、コンピュータは、CPU、不揮発性記録媒体、揮発性記録媒体、キーボード、表示装置等を有している限りにおいて様々な形態が可能であり、表示装置とCPU等を収納する筐体が分離したいわゆるデスクトップパソコンであってもよく、これらをある程度一体化したいわゆるノートパソコンであってもよく、更には、一つの筐体に表示装置やCPU等を収納し、表示装置にキーボード代替のいわゆるタッチパネル機能を備えさせたいわゆるスマートフォンやタブレット等の形態としてもよく、構成として限定されるものではない。
まず、本プログラムでは、(A)複数の会員連絡先データを記録するステップが実行される。本ステップでは、複数の会員連絡先データを記録することで、必要なデータの送受信が可能となる。ここで「会員」とは、本システムに参加する会員をいい、具体的には、管理者自身のほか、見守り対象となる者本人(以下「見守対象者」という。)、見守対象者の家族(以下「見守者」という。)等を含むがこれに限定されない。なお、この結果、会員が保有する会員コンピュータMには見守対象者本人が保有する見守対象者コンピュータと、見守る側の見守者コンピュータの二つの種類が存在しうることになる。
またここで「会員連絡先データ」とは、会員の連絡先に関する情報を含むデータである。連絡先に関する情報としては、必要な情報を送付することができる限りにおいて限定されるわけではないが、例えば電話番号や電子メールアドレスが典型的な例ではあるが、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)や、本プログラムを実行するために特別に作成されるアプリケーション(いわゆるアプリ)等のコンピュータプログラムにおける登録者を識別するための識別番号等であってもよい。SNS等のアプリケーションでは独自のフォーマットによるデータの送受信が可能であるため、必要な情報を含むデータを特定の者が保有するコンピュータに届けることができる限りにおいて、必ずしも電子メールアドレス等でなくともよい。電話番号に直接メッセージを送受信するショートメッセージサービスを用いてもよい。なお、会員連絡先データは、見守対象者本人の場合は「見守対象者連絡先データ」ともいい、見守者の場合は「見守者連絡先データ」ともいう。すなわち、会員連絡先データには、見守対象者連絡先データと、見守者連絡先データの双方を含みうる。
会員連絡先データは、上記の通り、会員に連絡するために必要となる情報を含むデータであるため、本システム全体を統括する管理用コンピュータAにおけるハードディスク等の記録媒体に記録されていることが好ましい。
また、本プログラムによると、(B)集合玄関装置の解錠ログデータを記録するステップが実行される。ここで「集合玄関装置」は、上記の通り、本システムSに関連する要素であり、マンション等の集合住宅の玄関(集合玄関)に設けられる装置である。集合住宅の集合玄関は、通常、鍵がかけられており、集合玄関の居住者(見守対象者)等の関係者のみが鍵を有しており、この鍵を差し込む又はかざすことでこの集合玄関の鍵を解除(解錠)し、集合玄関を開けることができる。近年は、この解錠や施錠をコンピュータを用いることによって実現しており、集合玄関装置がコンピュータを用いた装置であることが多くなっている。すなわち、本システムにおける「集合玄関装置の解錠ログデータ」とは、コンピュータによって実現される集合玄関装置が解錠する際に記録する解錠に関するログの情報を含むデータである。なおここで、「鍵」とは、物理的に、凹凸が付された通常の金属製の鍵を含むことはもちろんであるが、解錠のために必要な情報が記録されたICチップ等の磁気記録媒体が埋め込まれたカードやタグ等も含む。
ここで、「解錠ログデータ」とは、上記のように、コンピュータを有して構成される集合玄関装置が解錠する際、その記録媒体に記録される、解錠に関する情報を含むデータである。解錠ログデータには、様々な情報を含ませることができるが、例えば識別番号データ、解錠日時データ、および、解錠種類データを少なくとも含んでいることが好ましい。図3に、本実施形態に係る解錠ログデータのデータ表について示しておく。本図で示すように解錠ログデータは、解錠日時データと、この解錠日時データに対応した、識別番号データ、解錠種類データを示している。
解錠ログデータに含まれる「識別番号データ」とは、マンションなどの見守対象者各々が保有する集合玄関装置の鍵を特定するための識別番号の情報を含むデータである。また、マンション自体を複数対象とする場合、マンションを特定する識別番号も含ませておくことは好ましい一例である。これにより、どのマンションの誰が集合玄関を解錠したのかを特定することが可能となる。なお、後述するが、この識別番号データと会員連絡先データは連携されることになる。
また、解錠ログデータに含まれる解錠日時データは、上記識別番号データに対応して記録される、解錠の日時に関する情報を含むデータである。これにより、どの者がどの日時に集合玄関装置を解錠したのか、といった情報を把握することができるようになる。
また、解錠ログデータに含まれる解錠種類データとは、解錠の方法に関する種類の情報を含むデータである。集合玄関装置では、一般に解錠の方法が複数あり、この方法についても記録しておくことでより詳細な情報の解析が可能になるといった利点がある。具体的には、集合玄関近傍に設置される集合玄関装置に鍵をかざす又は挿入することによって直接解錠した場合の情報を含む「入口解錠データ」と、来訪者があった場合に、集合玄関装置から呼び出された見守対象者が自身のコンピュータを操作することによって室内等から集合玄関を解錠した場合の情報を含む「室内解錠データ」を含むことが好ましい。
また、本プログラムによると、(C)解錠ログデータに含まれる識別番号データと会員連絡先データを対応付けるステップが実行される。識別番号データは集合玄関装置Gが記録するデータである一方、会員連絡先データは管理用コンピュータAが記録するものであり、異なるコンピュータを用いることとなる。そのため、この対応付けを行うことで、効率的な見守りを行うことが可能となる。また、集合玄関装置を解錠するための鍵は基本的に物理的な存在であり、同時に一人しか保有することができないものである一方、その鍵の保有者(見守対象者)の状態を知りたい会員は複数存在する可能性がある。そのため、識別番号データと会員連絡先データを対応付けることで、複数の会員によって情報共有が可能となるといった利点がある。
また、本プログラムでは、基本的に一人暮らしの見守対象者を典型的な対象としているものの、複数者で居住している場合もこのシステムを適用することができる。この場合、識別番号データ同士を連携させることで、より詳細な見守りを行うことができる。具体的には、連携させた識別番号データを一つとして取り扱い、一方が解錠した場合は、いずれの第一の経過時間データの値もリセットする等の処理が可能である。
また、本プログラムによると、(D)解錠ログデータに基づき第一の経過時間データを記録するステップが実行される。ここで「第一の経過時間データ」とは、解錠した日時からの経過時間に関する情報を含むデータである。この経過時間が長期間にわたる場合、長期の不在であるか、何らかの体調不良又は事故により集合住宅内に留まっている可能性があり、これが異常ではないかとの判断を行うことができる。なおここで「第一の」とは、後述のように、経過時間は複数種類が存在するため、これらを区別するために用いる接頭語に過ぎず、この用語自体に技術的な意味は含まない。
また、本プログラムによると、(E)第一の経過時間データの値が所定の値よりも大きくなった場合、会員連絡先データに基づき確認データを送信するステップが実行される。「経過時間データの値が所定の値よりも大きくなった場合」とは、具体的には経過時間が長時間にわたった場合をいうものであるが、データ処理上、その経過時間データの値は経過時間に従い大きくなるため、一定の期間が経過した場合はその値が大きいものとなるため、その値が所定の値より大きくなった場合は、確認データを送信するという意味である。なお、具体的な期間としては2日、3日、1週間等様々に設定できる。
またここで「確認データ」とは、会員に対してその安否の確認を問う内容情報を含むデータであり、予め登録した会員の会員連絡先データに送信されるものである。すなわち、所定の期間、ある見守対象者が自身の鍵で集合玄関装置を解錠していない場合、何らかの異常が発生していると判断し、確認データを送信する。そして、後述するようにこれに適切な対応がなされた場合は、異常がなかったと判断し、適切な対応がなされなかった場合には異常があったものと判断することができる。図4に、確認データを受信したコンピュータの表示装置に表示される画面の例について示しておく。
ここで、確認データを送信する先は、会員連絡先データであるが、上記の通り、会員連絡先データには、見守対象者連絡先データと、見守者連絡先データが含まれているため、いずれに連絡してもよく、また双方に連絡してもよいが、見守対象者連絡先データのみにまず確認データを送信させることとすれば、見守者に即時連絡せずまず見守対象者本人にのみ連絡することとなるため、見守対象者に異常がなく単に一定の期間解錠していなかっただけの場合に、家族等の見守者に余計な不安を起こさせないといった配慮が可能となるため好ましい。
また、本ステップにおいて、限定されるわけでは無いが、確認データに対応する返信データが記録された場合、第一の経過時間データの値をリセットすることが好ましい。具体的には、確認データには、返信用の入力手段などが表示されており、会員がこの入力手段を押す、返信する等の処理を行うことで、管理用コンピュータに異常がなかったことを報告し、異常がないことを確認することができるため、経過時間を改めてリセットすることができる。
ところで、会員連絡先データが見守対象者連絡先データであり、見守対象者連絡先データと見守対象者コンピュータの位置情報データを関連付け、位置情報データが所定の範囲内にない場合、第一の経過時間データの値をリセットすることとしてもよい。所定の範囲とは、基準となる中心位置から距離的な範囲内であることをいい、例えば、見守対象者の居住するマンションから所定の距離内であること、より具体的には居住するマンションの敷地内であることが好ましい。この範囲とすることで、見守対象者コンピュータの位置情報データが見守り対象者の居住するマンションから離れて移動しているような場合、位置情報データは所定の範囲内にないことすなわち明らかに外出していることを把握できる。この場合、例えば、第一の経過時間データの値が所定の値以上となっていない場合はもちろん、第一の経過時間データの値が所定の値以上となっている場合でも、確認データを送信せず第一の経過時間をリセットし、又は、確認データが送信されても第一の経過時間をリセットすることが可能である。
一方で、本ステップにおいて、確認データに対応する返信データが記録されなかった場合、異常があったものと判断することになるが、これは例えば会員の会員連絡先データの他の会員連絡先データ(見守者連絡先データ)に対して異常を通知する異常通知データを送信させることとしてもよい。より具体的に例示すると、例えば確認データは見守対象者に送付する一方、これに対して一定の経過時間内(第二の経過時間内)に返信データの受信がなかった場合、この見守者や警察等の行政機関等に緊急通知データを送信することで異常があったことを知らせることができる。この具体的な処理としては、限定されるわけではないが、第一の経過時間データの値が所定の値よりも大きくなった場合、見守対象者連絡先データに確認データを送信し、更に、確認データの送信に基づき第二の経過時間データを記録し、第二の経過時間データの値が所定の値よりも大きくなっても確認データに対応する返信データが記録されない場合、見守者連絡先データに異常通知データを送信する、という処理が好適である。ここで「第二の経過時間」は、上記「第一の経過時間」とは異なる経過時間であるため、これらを区別するために「第二」の接頭語を用いている。
また、本プログラムにおいて、限定されるわけでは無いが、(F)集合玄関装置の訪問ログデータを記録するステップ、も実行させることが好ましい。集合玄関装置の訪問ログデータとは、集合玄関装置の訪問ログに関する情報を含むデータであり、集合玄関装置Gのコンピュータから管理用コンピュータAに送信される。マンションなどの集合玄関には、日常的に、友人や知り合いなどの来訪者、郵便や宅配便などの外部からの来訪者がある。来訪者があり解錠などで対応した場合は解錠ログデータが記録されることになる一方で、解錠しないで対応した場合などは解錠ログが残らないといった課題がある。また、来訪者がその見守対象者を呼び出したが応答がなかった場合は、不在か、または倒れている可能性がある。そのため、集合玄関装置の訪問ログデータを記録することで、より詳細な情報を入手することができるといった利点がある。
以上、本プログラムによって、集合住宅において、より簡便に見守対象者の安否確認を行うための見守り方法及びこれを実行する見守りプログラムを提供することが可能となる。具体的にこのプログラムによる見守りの流れについて説明すると下記のようになる。
鍵を近づけて入室
まず集合住宅の見守対象者(居住者)が外出から戻った場合、集合玄関装置に自身が持つ鍵を近づけて解錠し、居室に入る。この場合、この解錠した日時を解錠日時データとして保存するとともに、この解錠日時に対応して識別番号データを記録する。なお、解錠種類データは、集合玄関装置に鍵を近づけて解錠したため、入口解錠データが記録される。なお、この解錠がされた場合、経過時間はリセットされ、再び0から経過時間が計算される。
上記のように、集合玄関装置Gから管理用コンピュータAにこの情報が送信されると、管理用コンピュータAは、この解錠日時データから経過時間を計算する。例えば2日間なんらかの識別番号データによる解錠処理がなかった場合、何らかの異常があったことが想定されるため、管理用コンピュータAからこの識別番号データに対応した会員、具体的には見守対象者自身や見守者に確認メールを送信する。なお、確認メールには、無事である旨の入力手段、異常を有している旨の入力手段を含ませておくことが好ましい。
この確認メールに対し、会員から無事である旨の入力があった場合は、無事であるとして改めて時間をリセットし、この経過時間を改めてカウントする。一方、異常を有している旨の入力、または一定期間応答がなかった場合は何らかの異常があったと判断できるため、所定の関連機関に異常があった旨の連絡を行う。この一定の期間は第二の経過時間であり、上記の第一の経過期間よりは十分に短い時間となる。この第二の経過時間を長くとってしまうと異常があったときに対応が遅れてしまうことになるためである。なお、この場合の判断としては、確認メールを送信した時間を0として、第二の経過時間データの計算を開始し、第二の経過時間データの値が、所定の値以上となり、しかもこの無事である旨の入力情報を含む入力データがなかった場合は異常事態であると判断する。
一方で、経過時間がカウントされている間に、見守対象者が外出し、再び集合玄関の入口で解錠した場合、上記の経過期間はリセットされ、この上書きされた解錠の日時を含むデータが解錠ログデータとして、記録される。すなわち、一定期間以内に常時入口による解錠を行っている限り異常は検出されない。
また、経過時間がカウントされている間に、来訪者があり、集合玄関装置から見守対象者を呼び出した場合に、部屋から解錠した場合、室内解錠データが記録される。この場合も、特に異常がないということになるため、経過時間はこれによってもリセットされる。
また、経過時間がカウントされている間であって、解錠がなされなかったとしても、集合玄関装置から見守対象者を呼びだし、解錠していない場合でも、室内から応答した場合、経過時間をリセットしてもよい。これにより、解錠には至らなかったとしても、室内の見守対象者の行動が確認できるため、異常がないと判断することができる。
以上、本プログラムによって、集合住宅において、より簡便に見守対象者の安否確認を行うための見守り方法及びこれを実行する見守りプログラムを提供することが可能となる。なお、本実施形態では、集合玄関装置Gと管理用コンピュータAが分離されている構成となっているが、場合によっては集合玄関装置G自身に管理者用コンピュータAの機能および構成を含ませて実行させるようにしてもよい。
本発明は、見守りプログラムとして産業上の利用可能性がある。


Claims (4)

  1. コンピュータに、
    複数の会員連絡先データを記録するステップ、
    入口解錠データ及び室内解錠データを含む、集合玄関装置の解錠ログデータを記録するステップ、
    前記解錠ログデータに含まれる識別番号データと前記会員連絡先データを対応付けるステップ、
    前記入口解錠データに基づき第一の経過時間データを記録するステップ、
    前記室内解錠データに基づき第一の経過時間データを記録するステップ、
    前記第一の経過時間データの値が所定の値よりも大きくなった場合、前記会員連絡先データに基づき確認データを送信するステップ、を実行させる見守りプログラムであって、
    前記会員連絡先データは、見守対象者連絡先データと見守者連絡先データを含み、
    前記第一の経過時間データの値が所定の値よりも大きくなった場合、前記会員連絡先データに基づき確認データを送信するステップは、
    前記第一の経過時間データの値が所定の値よりも大きくなった場合、前記見守対象者連絡先データに確認データを送信し、
    前記確認データに対応する返信データが記録された場合、前記第一の経過時間データの値をリセットし、
    前記確認データの送信に基づき第二の経過時間データを記録し、
    前記第二の経過時間データの値が所定の値よりも大きくなっても前記確認データに対応する前記返信データが記録されない場合、前記見守者連絡先データに異常通知データを送信する見守りプログラム
  2. 前記コンピュータはクラウド内コンピュータである請求項1記載の見守りプログラム。
  3. 前記集合玄関装置の訪問ログデータを記録するステップ、も実行させる請求項1記載の見守りプログラム。
  4. コンピュータに、
    複数の会員連絡先データを記録するステップ、
    集合玄関装置の解錠ログデータを記録するステップ、
    前記解錠ログデータに含まれる識別番号データと前記会員連絡先データを対応付けるステップ、
    前記解錠ログデータに基づき第一の経過時間データを記録するステップ、
    前記第一の経過時間データの値が所定の値よりも大きくなった場合、前記会員連絡先データに基づき確認データを送信するステップ、を実行させる見守りプログラムであって、
    前記会員連絡先データが見守対象者連絡先データであり、
    前記見守対象者連絡先データと見守対象者コンピュータの位置情報データを関連付け、
    前記位置情報データが所定の範囲内にない場合、前記第一の経過時間データの値をリセットする見守りプログラム

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