JP7463201B2 - 発光素子 - Google Patents

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Description

本発明は、発光素子に関する。
従来、トンネル接合を利用した発光素子が知られている(特許文献1参照)。特許文献1に記載の発光素子においては、発光層の上のp型GaN層にn型InGaN層をトンネル接合させ、n型InGaN層をp側のコンタクト層としてp側電極を接続している。そのため、p側のコンタクト層とn側のコンタクト層の両方にn型半導体を用いることができ、それによってn側の電極とp側の電極を同じ材料から形成することができる。
特許第3786898号公報
しかしながら、GaNやInGaNは、それらのバンドギャップの大きさに起因して、深紫外領域の光を強く吸収する。そのため、特許文献1に記載の発光素子の構成を深紫外発光素子に適用すると、p型GaN層やn型InGaN層が発光層から発せられる光を強く吸収し、光取出効率が低くなる。
本発明の目的は、トンネル接合を利用した深紫外光を発する発光素子であって、トンネル接合を形成するn型層とp型層による光の吸収が抑えられた発光素子を提供することにある。
本発明の一態様は、上記目的を達成するために、下記[1]~[5]の発光素子を提供する。
[1]AlGaNからなる第1のn型コンタクト層と、前記第1のn型コンタクト層の上の、深紫外光を発する発光層と、前記発光層の上の、AlGaNからなるp型層と、前記p型層の上の、前記p型層にトンネル接合する、フェルミ準位と伝導帯が縮退した、AlGaNからなる第2のn型コンタクト層と、前記第1のn型コンタクト層に接続されたn電極と、前記第2のn型コンタクト層に接続されたp電極と、を備え、前記第2のn型コンタクト層のAl組成が、40%以上、70%以下の範囲内にある、発光素子。
[2]前記p型層が二次元ホールガスを含む、上記[1]に記載の発光素子。
[3]前記n型コンタクト層が、前記縮退が生じる濃度であって、かつ4.0×1019cm-3以下の濃度のSiを含む、上記[1]又は[2]に記載の発光素子。
[4]前記n電極の前記第1のn型コンタクト層に接触する部分と、前記p電極の前記第2のn型コンタクト層に接触する部分が同じ材料からなる、上記[1]~[3]のいずれか1項に記載の発光素子。
[5]前記材料がアルミニウムである、上記[4]に記載の発光素子。
本発明によれば、トンネル接合を利用した深紫外光を発する発光素子であって、トンネル接合を形成するn型層とp型層による光の吸収が抑えられた発光素子を提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る発光素子の垂直断面図である。 図2は、n型コンタクト層のAl組成と波長280nmの深紫外光の透過率の関係を示すグラフである。 図3は、n型コンタクト層のAl組成と電気抵抗率との関係を示すグラフである。 図4(a)~(c)は、n型コンタクト層のSi濃度と電気抵抗率との関係を示すグラフである。 図5(a)~(c)は、n型コンタクト層の電気抵抗率、キャリア濃度、移動度の温度依存性を示すグラフである。 図6は、各種のn型コンタクト層のカソードルミネッセンス測定により得られたスペクトル(CLスペクトル)を示す。
(発光素子の構成)
図1は、本発明の実施の形態に係る発光素子1の垂直断面図である。発光素子1は、フリップチップ実装型の深紫外発光ダイオード(LED)である。ここで、深紫外とは、200~300nmの波長域をいうものとする。
発光素子1は、基板10と、基板10上のバッファ層11と、バッファ層11上のn型コンタクト層12と、n型コンタクト層12上の発光層13と、発光層13上の電子ブロック層14と、電子ブロック層14上のp型層15と、p型層15上のn型コンタクト層16と、n型コンタクト層16に接続されたp電極17と、n型コンタクト層12に接続されたn電極18と、を備える。
なお、発光素子1の構成における「上」とは、図1に示されるような向きに発光素子1を置いたときの「上」であり、基板10からp電極17に向かう方向を意味するものとする。
基板10は、サファイアからなる成長基板である。基板10の厚さは、例えば、900μmである。基板10の材料として、サファイア以外にも、AlN、Si、SiC、ZnOなどを用いることができる。
バッファ層11は、例えば、核層、低温バッファ層、高温バッファ層の3層を順に積層した構造を有する。核層は、低温で成長させたノンドープのAlNからなり、結晶成長の核となる層である。核層の厚さは、例えば、10nmである。低温バッファ層は、核層よりも高温で成長させたノンドープのAlNからなる層である。低温バッファ層の厚さは、例えば、0.3μmである。高温バッファ層は、低温バッファ層よりも高温で成長させたノンドープのAlNからなる層である。高温バッファ層の厚さは、例えば、2.7μmである。このようなバッファ層11を設けることで、AlNの貫通転位の密度低減を図っている。
発光層13はAlGaNからなり、好ましくは多重量子井戸(MQW)構造を有する。発光層13のAl組成(MQW構造を有する場合は井戸層のAl組成)は、深紫外領域(200~300nm)内の所望の発光波長に応じて設定され、例えば、発光波長が270~290nmである場合には、およそ40~50%に設定される。ここで、上記のAl組成のパーセンテージは、Gaの含有量とAlの含有量の合計値に対するAlの含有量の割合である。
例えば、発光層13は、井戸層が2層のMQW構造、すなわち、第1障壁層、第1井戸層、第2障壁層、第2井戸層、第3障壁層の順に積層された構造を有する。第1井戸層及び第2井戸層は、n型のAlGaNからなる。第1障壁層、第2障壁層、及び第3障壁層は、第1井戸層及び第2井戸層よりもAl組成の高いn型のAlGaN(Al組成が100%のもの、すなわちAlNを含む)からなる。
一例としては、第1井戸層及び第2井戸層のAl組成、厚さ、ドーパントとしてのSiの濃度は、それぞれ40%、2.4nm、9×10cm-3である。また、第1障壁層及び第2障壁層のAl組成、厚さ、ドーパントとしてのSiの濃度は、それぞれ55%、19nm、9×1018cm-3である。また、第3障壁層のAl組成、厚さ、ドーパントとしてのSiの濃度は、55%、4nm、5×1018cm-3である。
n型コンタクト層12及びn型コンタクト層16は、n型のAlGaNからなる。そして、発光層13から発せられる深紫外光の吸収を抑えるためには、n型コンタクト層12及びn型コンタクト層16のAl組成が発光層13のAl組成よりも高いことが好ましく、例えば、50%以上、70%以下の範囲内にあることが好ましい。この場合、理想的には、n型コンタクト層12及びn型コンタクト層16は、AlGa1-xN(0.5≦x≦0.7)で表される組成を有する。
n型コンタクト層12及びn型コンタクト層16のAl組成が50%以上であれば、波長270~290nmの深紫外光、及びそれより長い波長を有する光に対して高い透過率を確保することができる。また、n型コンタクト層12及びn型コンタクト層16のAl組成が55%以上であれば、より高い透過率を確保することができ、60%以上であれば、さらに高い透過率を確保することができる。
また、n型コンタクト層12及びn型コンタクト層16のAl組成が70%以下であれば、電気抵抗を低く抑えることができる。AlGaNの電気抵抗は、Al組成を増加させていったときに、70%まではほとんど一定であるが、70%を超えると増加し始める。このため、n型コンタクト層12及びn型コンタクト層16のAl組成は70%以下に設定される。
一方で、n型コンタクト層16とp型層15の間でキャリアを効率的にトンネルさせるためには、n型コンタクト層16のAl組成はなるべく低い方が好ましく、キャリアのトンネルを重視する場合は、深紫外光の吸収をある程度抑えられる範囲内で発光層13のAl組成より低く設定されてもよい。このため、n型コンタクト層16のAl組成は、例えば、40%以上、70%以下の範囲内に設定される。n型コンタクト層16とp型層15のトンネル接合については後述する。
また、n型コンタクト層12及びn型コンタクト層16は、フェルミ準位と伝導帯が縮退する(重なる)濃度のSiを含む。フェルミ準位と伝導帯が縮退した半導体は、金属のように振る舞い、電気抵抗が低減する。
非特許文献“A. Wolos et al., “Properties of metal-insulator transition and electron spin relaxation in GaN:Si”, PHYSICAL REVIEW B 83, 165206 (2011)”によれば、Siをドーパントとして含むGaNにおいて、Si濃度が1.6×1018cm-3以上であるときにフェルミ準位と伝導帯が縮退するとされている。AlGaNはGaNとほぼ同等の挙動を示すと考えられることから、n型コンタクト層12及びn型コンタクト層16もSi濃度がおよそ1.6×1018cm-3以上であるときにフェルミ準位と伝導帯が縮退すると考えられる。
一方で、Siをドーパントとするn型AlGaNにおいては、Si濃度を増加させると、ある濃度までは一般的な半導体と同様に電気抵抗が低減するが、ある濃度を超えると反対に電気抵抗が増加し始める。このため、n型コンタクト層12及びn型コンタクト層16に含まれるSiの濃度は、Si濃度の増加に伴う電気抵抗の増加を抑えるため、4.0×1019cm-3以下に設定されることが好ましい。
Siをドーパントとするn型AlGaNにおける、Si濃度の増加に伴う電気抵抗の増加は、Si濃度がある濃度を超えたときにIII族空孔とSiとの複合欠陥が発生することによると考えられる。III族空孔とSiとの複合欠陥の詳細については未だ明らかになっていないが、一説によると、AlGaNの成長過程において生じるIII族空孔にSiが入らずに他の位置に留まった場合に、Siがドナーとして振る舞う(電子を放出する)ことができず、その状態に応じて1~3個の正孔が放出され、それによって電気抵抗が増加していると言われている。
n型コンタクト層12の厚さは、例えば、500~2000nmである。また、n型コンタクト層16の厚さは、例えば、25~200nmである。
電子ブロック層14は、n型コンタクト層16側への電子の拡散を抑制するための層であり、例えば、ノンドープのAlNからなる。電子ブロック層14の厚さは、例えば、2nmである。
p型層15は、p型のAlGaNからなり、例えば、p型電子ブロック層とp型クラッド層を順に積層した構造を有する。p型電子ブロック層がAlGaNからなる場合は、p型クラッド層はp型電子ブロック層よりもAl組成が低いAlGaN又はGaNからなり、p型電子ブロック層がAlNからなる場合は、p型クラッド層はAlGaNからなる。p型電子ブロック層の厚さは、例えば、10~50nmである。また、p型クラッド層の厚さは、例えば、2~200nmである。
例えば、p型電子ブロック層及びp型クラッド層がAlGaNからなる場合、p型電子ブロック層のAl組成、厚さ、ドーパントとしてのMg濃度は、例えば、それぞれ80%、25nm、1×1020cm-3である。また、p型クラッド層のAl組成、厚さ、ドーパントとしてのMg濃度は、例えば、それぞれ35%、5nm、1×1019cm-3である。
発光層13から発せられる深紫外光の吸収を抑えるためには、p型電子ブロック層及びp型クラッド層のAl組成は、発光層13のAl組成よりも高いことが好ましい。この場合、p型クラッド層のAl組成が、50%以上、例えば50~60%であることが好ましい。
一方で、n型コンタクト層16とp型層15の間でキャリアを効率的にトンネルさせるためには、p型電子ブロック層及びp型クラッド層のAl組成はなるべく低い方が好ましく、キャリアのトンネルを重視する場合は、p型クラッド層のAl組成を深紫外光の吸収をある程度抑えられる範囲内で発光層13のAl組成より低く設定してもよい。n型コンタクト層16とp型層15のトンネル接合については後述する。
フェルミ準位と伝導帯が縮退したn型コンタクト層16は、p型層15とトンネル接合する。p型層15のn型コンタクト層16との界面近傍のエネルギーバンドが湾曲した領域には、n型とp型のキャリアが高濃度に分布しているため、p電極17とn電極18の間に順方向電圧を印加したときに、電子が障壁をトンネルしてp型層15からn型コンタクト層16に移動し、発光素子1が発光する。
また、p型層15のn型コンタクト層16との界面近傍においてフェルミ準位と価電子帯が縮退して二次元ホールガスが生じている場合は、p型層15とn型コンタクト層16の間の障壁がより薄くなることによりトンネルが生じやすくなり、発光素子1の動作電圧を低減することができる。
二次元ホールガスを形成するためには、例えば、それぞれp型のAlN、AlGaN、又はAlGaInNからなり、Al組成が10%以上異なる第1の層とその上の第2の層の積層体をp型層15として用いる。この場合、第2の層のAl組成を第1の層のAl組成より大きくすることにより、第1の層と第2の層の界面に電子が沸き、一方、第2の層とn型コンタクト層16の界面にホールが沸いて二次元ホールガスが形成される。また、p型層15は、複数の薄い第1の層と第2の層を交互に積層させた構造(超格子構造)を有してもよい。この場合は、第1の層と第2の層のそれぞれの界面近傍にも二次元ホールガスが形成される。また、この場合は、第1の層と第2の層のどちらのAl組成が大きくてもよい。ここで、発光層13へのキャリア注入量を増加させるために、p型層15にMgをドープすることが好ましい。
なお、二次元ホールガスは、断面SCM(Scanning Capacitance Microscopy)観察により高濃度p型領域として観察することができる。すなわち、p型層15のn型コンタクト層16との界面近傍に高濃度p型領域が観察されれば、二次元ホールガスが生成されていると判定することができる。
n型コンタクト層16表面の一部領域には溝が設けられている。溝はn型コンタクト層16、p型層15、及び発光層13を貫通し、n型コンタクト層12に達しており、この溝により露出したn型コンタクト層12の表面にn電極18が接続されている。
発光素子1においては、n電極18が接続されるn型コンタクト層12と、p電極17が接続されるn型コンタクト層16が、ともにn型のAlGaNからなる。このため、n電極18のn型コンタクト層12に接触する部分と、p電極17のn型コンタクト層16に接触する部分の材料に、同じものを用いることができる。p電極17とn電極18がそれぞれ単一の材料からなる場合は、n電極18とp電極17の材料に同じものを用いることができる。
このため、n電極18と同様に、p電極17にも深紫外光に対する反射率が高いアルミニウムを用いることができる。したがって、n電極18のn型コンタクト層12に接触する部分と、p電極17のn型コンタクト層16に接触する部分の材料に、アルミニウムを用いることが好ましい。
p電極17及びn電極18は、例えば、V/Al/NiAuや、V/Al/Ru/Auからなる。なお、この場合、反射率を大きくするためVの層はできるだけ薄い方が好ましい。
なお、p型のAlGaNには仕事関数が低いアルミニウムをオーミック接触させることができないため、従来の一般的な発光素子のように、p型のAlGaNからなるコンタクト層にp電極を接続する場合には、p電極の材料にアルミニウムを用いることはできない。
なお、発光素子1のn型コンタクト層16などの特徴的な構成はレーザーダイオードなどのLED以外の発光素子に適用することもできる。
(発光素子の製造方法)
以下に、本発明の実施の形態に係る発光素子1の製造方法の一例について説明する。気相成長法による発光素子1の各層の形成においては、Ga原料ガス、Al原料ガス、N原料ガスとしては、例えば、それぞれトリメチルガリウム、トリメチルアルミニウム、アンモニアを用いる。また、n型ドーパントであるSiの原料ガス、p型ドーパントであるMgの原料ガスとしては、例えば、それぞれシランガス、ビス(シクロペンタジエニル)マグネシウムガスを用いる。また、キャリアガスとしては、例えば、水素ガスや窒素ガスを用いる。
まず、基板10を用意し、その上にバッファ層11を形成する。バッファ層11の形成においては、まず、スパッタによってAlNからなる核層を形成する。成長温度は、例えば、880℃である。次に、核層上に、MOCVD法によってAlNからなる低温バッファ層、高温バッファ層を順に形成する。低温バッファ層の成長条件は、例えば、成長温度が1090℃、成長圧力が50mbarである。また、高温バッファ層の成長条件は、例えば、成長温度が1270℃、成長圧力が50mbarである。
次に、バッファ層11上に、MOCVD法によってSiを含むAlGaNからなるn型コンタクト層12を形成する。n型コンタクト層12の成長条件は、例えば、成長温度が980℃、成長圧力が50mbarである。
n型コンタクト層12の電気抵抗の増加を抑えるため、n型コンタクト層12の原料ガスのV/III比を1000以上、3200以下の範囲内に設定することが好ましく、成長温度を1100℃以下に設定することが好ましい。ここで、V/III比は、III族元素(Ga、Al)とV族元素(N)の原料ガスにおける原子数の比を意味する。また、Nの原料であるアンモニアを分解しやすくするため、成長温度を850℃以上に設定することが好ましい。また、n型コンタクト層12の成長圧力は、例えば、20~200mbarに設定する。なお、n型コンタクト層12の成長温度を低く(850℃に近く)設定する場合には、Cの取り込みを抑えるため、原料ガスのV/III比を上記の範囲よりも大きく、例えば10000程度まで増加させることが好ましい。n型コンタクト層12にCが取り込まれると、Cがアクセプタとして働いてキャリアを補償し、また、Cによって不純物散乱が増加してキャリア移動度が低下するため、n型コンタクト層12が高抵抗化するおそれがある。
次に、n型コンタクト層12上に、MOCVD法によって発光層13を形成する。発光層13の形成は、第1障壁層、第1井戸層、第2障壁層、第2井戸層、第3障壁層の順に積層して行う。発光層13の成長条件は、例えば、成長温度が975℃、成長圧力が400mbarである。
次に、発光層13上に、MOCVD法によって電子ブロック層14を形成する。電子ブロック層14の成長条件は、例えば、成長温度が975℃、成長圧力が400mbarである。
次に、電子ブロック層14上に、MOCVD法によってp型層15を形成する。p型層15の形成は、p型電子ブロック層、p型クラッド層の順に積層して行う。p型電子ブロック層の成長条件は、例えば、成長温度が1025℃、成長圧力が50mbarである。p型クラッド層の成長条件は、例えば、成長温度が980℃、成長圧力が50mbarである。
また、p型層15を形成した後、p型層15に含まれるMgを活性化させるため、アニール処理を実施してp型層15から水素を抜くことが好ましい。
次に、p型層15上に、MOCVD法によってn型コンタクト層16を形成する。n型コンタクト層16の成長条件は、例えば、成長温度が980℃、成長圧力が50mbarである。
また、n型コンタクト層12と同様に、n型コンタクト層12の電気抵抗の増加を抑えるため、n型コンタクト層12の原料ガスのV/III比を1000以上、3200以下の範囲内に設定することが好ましく、成長温度を1100℃以下に設定することが好ましい。また、Nの原料であるアンモニアを分解しやすくするため、成長温度を850℃以上に設定することが好ましい。また、n型コンタクト層12の成長圧力は、例えば、20~200mbarに設定する。
ここで、アニール処理によりp型層15から水素を抜いている場合は、p型層15に水素が再び入り込んでMgを不活性化させることを抑制するため、n型コンタクト層16の成長温度を900℃以下に設定することが好ましい。
次に、n型コンタクト層16表面の所定領域をドライエッチングし、n型コンタクト層12に達する深さの溝を形成する。
次に、n型コンタクト層16上にp電極17、溝の底面に露出するn型コンタクト層12上にn電極18を形成する。p電極17及びn電極18は、スパッタや蒸着などによって形成する。
(実施の形態の効果)
上記の本発明の実施の形態によれば、フェルミ準位と伝導帯が縮退した、高いAl組成を有するAlGaNからなるn型コンタクト層16を用いることにより、深紫外光の吸収を抑えたトンネル接合構造を形成することができる。また、n型コンタクト層16をp電極17のコンタクト層として用いることにより、p電極17の材料に仕事関数の低いアルミニウムなどの深紫外光に対する反射率が高い材料を用いることができる。
したがって、発光層13から発せられてp電極17側へ向かう光の多くが、n型コンタクト層16に吸収されずに透過し、p電極17によって効率よく反射され、基板10側から取り出されるため、発光素子1は高い光取出効率を有する。
以下、上記の本実施の形態に係るn型コンタクト層12の特性の評価結果について述べる。本実施例においては、基板10上にバッファ層11を介してn型コンタクト層12を後述する各種条件で形成し、それらn型コンタクト層12について評価を行った。次の表1に、本実施例に係る基板10、バッファ層11、及びn型コンタクト層12の構成及び成長条件を示す。
Figure 0007463201000001
本実施例においては、n型コンタクト層12の電気抵抗率、キャリア濃度、及び移動度はホール効果測定により測定し、Si濃度は二次イオン質量分析(SIMS)により測定し、透過率は分光光度計により測定した。
図2は、n型コンタクト層12のAl組成と波長280nmの深紫外光の透過率の関係を示すグラフである。図2に係るn型コンタクト層12の厚さは500nmとした。図2は、n型コンタクト層12のAl組成が50%以上であれば、波長280nmの深紫外光の透過率が50%を超え、Al組成が55%以上であれば、波長280nmの深紫外光の透過率が70%を超え、Al組成が60%以上であれば、波長280nmの深紫外光の透過率がほぼ100%になることを示している。この結果は、n型コンタクト層12と同じn型AlGaNからなるn型コンタクト層16にも当てはまる。次の表2に、図2のプロット点の数値を示す。
Figure 0007463201000002
図3は、n型コンタクト層12のAl組成と電気抵抗率との関係を示すグラフである。図3は、n型コンタクト層12のAl組成がおよそ70%を超えると電気抵抗が増加することを示している。この結果は、n型コンタクト層12と同じn型AlGaNからなるn型コンタクト層16にも当てはまる。次の表3に、図3のプロット点の数値を示す。
Figure 0007463201000003
図4(a)~(c)は、n型コンタクト層12のSi濃度と電気抵抗率との関係を示すグラフである。図4(a)、図4(b)、図4(c)に係るn型コンタクト層12は、成長温度と原料ガスのV/III比が異なる。図4(a)~(c)は、n型コンタクト層12のSi濃度がおよそ4.0×1019cm-3を超えると電気抵抗が増加することを示している。
この結果から、n型コンタクト層12のAl組成が50%以上であれば、280nmに近い270~290nmの波長域の深紫外光、及びそれより長い波長を有する光に対して高い透過率を確保することができ、また、Al組成が55%以上であれば、より高い透過率を確保することができ、Al組成が60%以上であれば、さらに高い透過率を確保することができると言える。この結果は、n型コンタクト層12と同じn型AlGaNからなるn型コンタクト層16にも当てはまる。次の表4に、図4のプロット点の数値を示す。
Figure 0007463201000004
図5(a)~(c)は、n型コンタクト層12の電気抵抗率、キャリア濃度、移動度の温度依存性を示すグラフである。図5(a)~(c)には、それぞれSi濃度が2.10×1019cm-3、3.20×1019cm-3、4.30×1019cm-3の3種のn型コンタクト層12の測定値が示されている。
フェルミ準位と伝導帯が縮退しているn型のAlGaNにおいては、キャリア濃度の温度依存性がほとんどない。図5(b)によれば、Si濃度が2.10×1019cm-3、3.20×1019cm-3、4.30×1019cm-3のn型コンタクト層12のいずれにおいても、キャリア濃度の温度依存性が小さいため、フェルミ準位と伝導帯が縮退していると判定できる。
一方、フェルミ準位と伝導帯が縮退している場合であっても、III族空孔とSiの複合欠陥が存在すると、欠陥でキャリアが散乱するため、移動度は温度に依存する。図5(c)によれば、Si濃度が2.10×1019cm-3、3.20×1019cm-3のn型コンタクト層12においては、移動度の温度依存性はほとんどないが、Si濃度が4.30×1019cm-3のn型コンタクト層12においては、比較的大きな移動度の温度依存性がある。これは、Si濃度が高いためにIII族空孔とSiの複合欠陥が多く存在するためと考えられる。
また、図5(a)によれば、Si濃度が2.10×1019cm-3、3.20×1019cm-3のn型コンタクト層12においては、電気抵抗率の温度依存性がほとんどないが、Si濃度が4.30×1019cm-3のn型コンタクト層12においては、比較的大きな電気抵抗率の温度依存性がある。
AlGaNにフェルミ準位と伝導帯が縮退していない場合にも電気抵抗率は温度に依存するが、図5(b)からSi濃度が4.30×1019cm-3のn型コンタクト層12に縮退が生じていることが確認できるため、Si濃度が4.30×1019cm-3のn型コンタクト層12の電気抵抗率の温度依存性は、III族空孔とSiの複合欠陥が多く存在していることによると考えられる。
図6は、各種のn型コンタクト層12のカソードルミネッセンス測定により得られたスペクトル(CLスペクトル)を示す。n型コンタクト層12のCLスペクトルにおける、フォトンエネルギーが2.4eV付近のピークは、III族空孔とSiとの複合欠陥に起因する発光によるものであり、このピークの強度が大きいほどIII族空孔とSiとの複合欠陥が多いことになる。
なお、フォトンエネルギーが3.2eV付近のピークは、V族サイトのCに起因する発光によるものであり、フォトンエネルギーが4.9eV付近のピークは、バンドギャップに相当する発光によるものである。
図6は、n型コンタクト層12のCLスペクトルの形状のSi濃度による変化を示している。図6によれば、III族空孔とSiとの複合欠陥に起因するピークは、Si濃度が4.0×1018~3.0×1019cm-3のn型コンタクト層12には確認されず、Si濃度が4.0×1019cm-3のn型コンタクト層12に弱く現れ、Si濃度が6.0×1019cm-3のn型コンタクト層12に強く現れている。
III族空孔とSiとの複合欠陥が多いほどn型コンタクト層12の電気抵抗は大きくなるため、この図6から得られる結果は、n型コンタクト層12のSi濃度がおよそ4.0×1019cm-3を超えると電気抵抗が増加するという図4(a)~(c)から得られる結果と一致する。
以上、本発明の実施の形態及び実施例について説明したが、本発明は、上記実施の形態及び実施例に限定されず、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施が可能である。また、発明の主旨を逸脱しない範囲内において上記実施の形態及び実施例の構成要素を任意に組み合わせることができる。
また、上記に記載した実施の形態及び実施例は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態及び実施例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
1 発光素子
10 基板
11 バッファ層
12 n型コンタクト層
13 発光層
14 電子ブロック層
15 p型層
16 n型コンタクト層
17 p電極
18 n電極

Claims (4)

  1. AlGaNからなる第1のn型コンタクト層と、
    前記第1のn型コンタクト層の上の、深紫外光を発する発光層と、
    それぞれAlGaNからなり、複数の第1の層と当該第1の層とAl組成が異なる複数の第2の層を交互に積層させた超格子構造を有する、前記発光層の上のp型層と、
    前記p型層の上の、前記p型層にトンネル接合する、フェルミ準位と伝導帯が縮退した、AlGaNからなる第2のn型コンタクト層と、
    前記第1のn型コンタクト層に接続されたn電極と、
    前記第2のn型コンタクト層に接続されたp電極と、
    を備え、
    前記p型層と前記第2のn型コンタクト層の界面、及び前記p型層の、前記複数の第1の層と前記複数の第2の層のそれぞれの界面に二次元ホールガスを含み、
    前記第2のn型コンタクト層のAl組成が、40%以上、70%以下の範囲内にある、
    発光素子。
  2. 前記第2のn型コンタクト層が、前記縮退が生じる濃度であって、かつ4.0×1019cm-3以下の濃度のSiを含む、
    請求項1に記載の発光素子。
  3. 前記n電極の前記第1のn型コンタクト層に接触する部分と、前記p電極の前記第2のn型コンタクト層に接触する部分が同じ材料からなる、
    請求項1又は2に記載の発光素子。
  4. 前記材料がアルミニウムである、
    請求項に記載の発光素子。
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