JP7462904B2 - 自動切替器 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1の自動切替器は、手動操作で切り替える入力切替器を基本として駆動装置を組み付けて、手動で切替操作する操作ハンドルをモータ駆動で切り替えるよう構成されている。
しかしながら、通常自動で行われる入力切り替えを手動で行う作業は、現場に慣れない作業者が行うため、ハンドルフックの破損等の不具合が発生する場合があった。
例えば、手動で切り替える場合はハンドルフックが外されるが、切替操作後はハンドルの角度が異なるため、ハンドルフックをそのままの状態では戻すことができない。これを無理矢理操作ハンドルに係合させようとすることで破損が発生した。また、係合せず放置することで、その後自動切り替えが行われなかったりする問題があった。
また、自動切替を行う駆動装置の動作をテストする場合は、実際に切り替えを行わせて実施していたため一瞬停電が発生し、好ましいテスト形態では無かった。
駆動装置は、更にモータにより回転するクランク部材、及びクランク部材の回転をハンドルフックの前後動に変換するアームレバーを有し、アームレバーは、上端がハンドルフックに連結されると共に、下端がモータフレームに軸着されて成り、クランク部材の回転を可能とする回転空間を軸着部の上部に備え、クランク部材の回転により揺動することでハンドルフックが前後動し、更に回転空間は一部が広く形成された遊び空間を有し、クランク部材が特定の角度の状態では、操作ハンドルが切替動作する範囲で、アームレバーの自由な揺動を可能とし、ハンドルフックが操作ハンドルに係合した状態にあっても、操作ハンドルの手動操作による入力切替が可能であることを特徴とする。
この構成によれば、ハンドルフックの操作ハンドルへの係合を解除することなく、手動操作で入力切替を行うことができる。よって、作業者のなれない操作に伴うハンドルフックの破損や、ハンドルフックと操作ハンドルとの係合状態に不具合が発生するような事態を防止でき、自動切替器の安定した動作を継続させることができる。
この構成によれば、クランク部材がアームレバーに係合しない角度範囲が少なくとも80度の範囲で存在することで、ハンドルフックを係合させた状態でも操作ハンドルの切替操作を実施できる。
この構成によれば、テストボタンの操作で、操作ハンドルが切替動作しない範囲でクランク部材が回転動作する。よって、切替動作させること無くモータの動作テストやメンテナンスができる。然も、1回転しないまでも80度と大きい角度で回転させてテストするため、確実なテストができる。
この構成によれば、クランク部材を少なくとも80度自由に回転させることが可能である一方で、回転空間の上部は狭く形成されている。そのため、クランク部材を180度回転させた状態では、アームレバーを直立させた状態で安定させることが可能であり、双方の入力部から切り離された中立位置を維持することも可能となる。
切替器2は、後部(図示右側)に第1入力端子5a、前部(図示左側)に第2入力端子5b、出力端子6が配置され、上部に入力を切り替える操作ハンドル7が配置されている。操作ハンドル7を前方或いは後方への傾倒(回動)させることで入力の切り替えが行われる。入力端子5、出力端子6は3端子で構成されている。
センサ部32は、アームレバー12の角度を検知するセンサ、クランク部材13の角度を検知するセンサ等を備えている。
表示部33は、図1に示すように2つ表示部(第1表示部33a,第2表示部33b)で構成され、いずれもLEDで構成されている。第1表示部33aは運転状態を表示(詳述せず)し、第2表示部33bはエラー発生時にそれを表示する。
テストボタン34は、モータ部14即ちモータの動作テストをするボタンである。
制御部36は、電源部35の電圧情報を入手し、第1回路21及び第2回路22の状態を把握し、現在出力端子6に接続されている一方の入力端子5の電圧が所定値以下になったら、入力端子5を他方の入力端子5へ切り替える。
尚、ハンドルフック11は、アームレバー12に対して直交するよう配置されて固定されているが、傾倒/起立可能にアームレバー12に連結しても良い。
そして、回転空間Sは、軸着部12aの上部に形成され、軸着部12aに近い底部が幅広に形成された遊び空間SFを備えて全体がフラスコ状に開口形成されている。
クランク部材13を1回転することで、その間のアームレバー12との係合作用でアームレバー12は揺動し、切り替えが実施される。具体的に、クランク部材13の回転に従い回転体13cが回転空間Sの内壁に当接してアームレバー12を移動させ、アームレバー12が揺動する。
こうして、図6(a)の状態から、矢印A1の方向へクランク部材13を360度回転すると、アームレバー12は図6(b)の角度状態となる。逆に、図6(b)の状態から矢印A2の方向へクランク部材360度回転すると、アームレバー12は図6(a)の角度状態となり、入力の切り替えが成される。
加えて、回転空間Sは底部に広い遊び空間SFがフラスコ状に形成されていることで、アームレバー12はこの状態で大きな角度で揺動可能であり、手動操作で大きく揺動させることができる。こうして、ハンドルフック11を操作ハンドル7から外さなくても、操作ハンドル7を操作でき、手動で入力の切り替えを実施できる。
この結果、図6に示すようにクランク部材13を垂下した角度に固定した状態で、第1入力端子5aに接続した状態と、第2入力端子5bに切り替えた状態の状態との双方の生成を可能としている。即ち、アームレバー12を操作ハンドル7に係合させた状態で、手動操作による入力切り替えを可能としている。
また、クランク部材13がアームレバー12に係合しない角度範囲が少なくとも80度の範囲で存在することで、ハンドルフック11を係合させた状態でも操作ハンドル7の切替操作を実施できる。
更に、クランク部材13を少なくとも80度自由に回転させることが可能である一方で、回転空間Sの上部は狭く形成されている。そのため、クランク部材13を180度回転した状態では、アームレバー12を直立させた状態(図5に示す)で安定させることが可能であり、双方の入力端子5から切り離された中立位置を維持することも可能となる。
テストボタン34が押下されると、制御部36は以下のような制御を実施する。図7はこのときの制御の流れを示すフローチャートであり、このフローを参照して説明する。
テストボタン34が押下(S1)されると、モータ(モータ部14)が起動して回転を開始する(S2)。モータの回転により駆動軸14aを介してクランク部材13が回転を開始する(S3)。
尚、クランク部材13が80度回転しても、その間アームレバー12との係合は発生しないので、アームレバー12は動作しない。そして80度回転後、クランク部材13は特定の角度の状態に戻る。
こうしてテストが正常に終了すると、制御部36は表示部33にテスト完了を表示させる。例えば、第2表示部33bを青色点灯させる。
Claims (4)
- 2つの入力部と、1つの出力部と、前記出力部に接続する前記入力部を切り替えるために、前後に傾倒操作する操作ハンドルと、前記入力部の切り替えを判断する切替判断部と、前記操作ハンドルに係合して操作ハンドルを切り替え操作するハンドルフックと、前記切替判断部の判断に基づいて前記ハンドルフックを前後動させて前記操作ハンドルを切替動作させるモータを備えた駆動装置と、を有する自動切替器であって、
前記駆動装置は、更に前記モータにより回転するクランク部材、及び前記クランク部材の回転を前記ハンドルフックの前後動に変換するアームレバーを有し、
前記アームレバーは、上端が前記ハンドルフックに連結されると共に、下端がモータフレームに軸着されて成り、前記クランク部材の回転を可能とする回転空間を軸着部の上部に備え、前記クランク部材の回転により揺動することで前記ハンドルフックが前後動し、
更に前記回転空間は一部が広く形成された遊び空間を有し、前記クランク部材が特定の角度の状態では、前記操作ハンドルが切替動作する範囲で、前記アームレバーの自由な揺動を可能とし、
前記ハンドルフックが前記操作ハンドルに係合した状態にあっても、前記操作ハンドルの手動操作による入力切替が可能であることを特徴とする自動切替器。 - 前記クランク部材が、前記特定の角度の状態から所定の方向へ1回転することで、前記アームレバーは一方から他方へ揺動して前記操作ハンドルが切替動作し、
この切り替えた状態から、前記クランク部材が前記所定の方向とは逆の方向へ1回転すると、前記操作ハンドルが前記他方から前記一方へ揺動して切替動作するが、
前記遊び空間は、前記クランク部材が前記特定の角度の状態から少なくとも80度回転するまでは、前記アームレバーに係合しないよう形成されていることを特徴とする請求項1記載の自動切替器。 - 前記クランク部材を前記特定の角度の状態から80度回転させるテストボタンを有することを特徴とする請求項2記載の自動切替器。
- 前記アームレバーに形成された前記回転空間は、底部に前記遊び空間が形成されてフラスコ状に形成され、
前記特定の角度の状態が、前記クランク部材がその回転軸に対して先端が垂下した状態の角度であることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の自動切替器。
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JP5325773B2 (ja) | 2006-05-29 | 2013-10-23 | ジェオックス エス.ピー.エー. | 靴用の透湿性・防水性底革、その底革で製造された靴、その底革およびその靴の製造方法 |
JP2017199620A (ja) | 2016-04-28 | 2017-11-02 | 河村電器産業株式会社 | 電源自動切替装置 |
JP6307539B2 (ja) | 2016-02-26 | 2018-04-04 | 株式会社フジクラ | 光ファイバ付光コネクタ及びその製造方法 |
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