JP7458937B2 - 検査支援装置、方法およびプログラム - Google Patents

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Description

本開示の技術は、検査支援装置、方法およびプログラムに関する。
近年、スマートウォッチ等のウェアラブル端末により、脈拍、血圧、呼吸、心電図、最大酸素摂取量、血糖相当値および体温等の生体情報をモニタリングし、モニタリングした生体情報に基づいて、健康増進および病気の予防を管理することが普及し始めている。とくに、糖尿病の患者の血糖値と相関を有するグルコース値をモニタリングするために、患者の皮膚に装着したセンサ等により、所定の時間間隔で自動的にかつ持続的に患者のグルコース値を測定する測定器が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、採血による血糖自己測定(SMBG:Self Monitoring of Blood Glucose)が、糖尿病患者が自身の血糖値を管理するために行われている。また、自己血糖測定を行うための測定装置として、例えば特許文献2に記載されたように、自己の指先を穿刺して得られた血液をセンサに付着させて血糖値を測定する測定装置が知られている。
ところで、持続的な測定器を用いてグルコース値のような血糖相当値をモニタリングすることにより血糖値の変化の傾向を知ることができるが、血糖相当値と採血による血糖値とにはずれが生じる場合がある。すなわち、血糖相当値が採血による血糖値よりも高い値となったり、低い値となったりすることがある。このため、血糖相当値のみにより血糖値の傾向を判定しようとすると、血糖相当値が高い場合、患者は余計な不安を抱くことになり、血糖相当値が低い場合、血糖相当値のさらなる監視が必要となる。このような問題を解消するために、持続的な測定器による測定結果および測定時刻の情報と、予め定められた血糖値のしきい値および測定期間との比較結果に基づいて、採血による測定を行うタイミングを患者に提示する手法が提案されている(例えば特許文献3参照)。特許文献3に記載された手法は、持続的な測定器による測定結果に基づいて、食後高血糖スパイクあるいは低血糖が生じるタイミングを予め導出し、導出したタイミングを採血による測定を行うタイミングとして患者に提示するものである。特許文献3に記載された手法によれば、患者は提示された採血を行うタイミングにしたがって、採血による測定を行うこととなる。
特表2017-515520号公報 特開2016-133890号公報 特開2019-018005号公報
上記特許文献3に記載された手法では、持続的な測定器の測定結果を用いて、事前に患者に採血による測定タイミングを提示するものである。このため、提示した測定タイミングが、実際の食後のタイミングとずれることがある。ここで、食後高血糖スパイクとは、糖尿病の初期に見られる症状であり、空腹時の血糖値が正常範囲内であっても、食後約1~2時間の血糖値が高くなる症状を意味する。食後高血糖スパイクを放置すると、血管がダメージを受け、動脈硬化および糖尿病の合併症が進みやすくなる。また、心筋梗塞、狭心症および脳卒中等の合併症が進行しやすくなると考えられている。したがって、食後高血糖スパイクが発生するタイミングを狙って採血を行うことにより、血糖値を管理する必要がある。
本開示は上記事情に鑑みなされたものであり、食後高血糖スパイクが発生するタイミングを狙って採血を行うことが管理できるようにすることを目的とする。
本開示による検査支援装置は、少なくとも1つのプロセッサを備え、
プロセッサは、
血糖値との相関を有する、ユーザの血糖相当値の変動をモニタリングすることにより、食後高血糖スパイクが発生するタイミングを予測し、
予測の結果に基づいて、血糖値を測定するための少なくとも1回の採血タイミングを通知する。
なお、本開示による検査支援装置においては、プロセッサは、食後高血糖スパイクが発生するタイミングを基準として、血糖値を測定するための少なくとも1回の採血タイミングを通知するものであってもよい。
なお、本開示による検査支援装置においては、食後高血糖スパイクが発生するタイミングは、食後高血糖スパイクがピークとなるタイミングであってもよい。
また、本開示による検査支援装置においては、プロセッサは、ユーザの過去の血糖相当値の変動を表す過去のモニタリング結果を参照することにより、食後高血糖スパイクが発生するタイミングを予測するものであってもよい。
また、本開示による検査支援装置においては、プロセッサは、過去のモニタリング結果の時間軸に記録された過去の食事時間を参照することにより、食後高血糖スパイクが発生するタイミングを予測するものであってもよい。
また、本開示による検査支援装置においては、プロセッサは、過去のモニタリング結果における過去の食事時間からの血糖相当値の変動と、ユーザの直近の食事時間からの血糖相当値の変動とを比較することにより、食後高血糖スパイクが発生するタイミングを予測するものであってもよい。
また、本開示による検査支援装置においては、プロセッサは、直近の食事時間から予め設定された時間内に食後高血糖スパイクが発生しないことが予測される場合は、食後高血糖スパイクが発生しない旨の通知を行うものであってもよい。
また、本開示による検査支援装置においては、プロセッサは、ユーザの直近の食事内容に基づいて、食後高血糖スパイクが発生するタイミングを予測するものであってもよい。
また、本開示による検査支援装置においては、プロセッサは、ユーザの直近の食事内容とユーザの過去の食事内容とを参照することにより、食後高血糖スパイクが発生するタイミングを予測するものであってもよい。
また、本開示による検査支援装置においては、プロセッサは、ユーザの食事の画像を用いて直近の食事内容を判断するものであってもよい。
また、本開示による検査支援装置においては、プロセッサは、ユーザの食事の画像を用いて過去の食事内容を判断するものであってもよい。
また、本開示による検査支援装置においては、食事の画像は動画像であってもよい。
また、本開示による検査支援装置においては、プロセッサは、1回の食後高血糖スパイクが発生するタイミングに対して、複数回の採血タイミングを通知するものであってもよい。
また、本開示による検査支援装置においては、採血タイミングは、ユーザが自分で採血を行う自己採血を実行すべきタイミングであってもよい。
また、本開示による検査支援装置においては、血糖相当値はユーザに装着された測定器により取得されるものであってもよい。
この場合、測定器はウェアラブルであってもよい。
また、本開示による検査支援装置においては、血糖相当値を取得する測定器を備えるものであってもよい。
また、本開示による検査支援装置は、ウェアラブルであってもよい。
本開示による検査支援方法は、血糖値との相関を有する、ユーザの血糖相当値の変動をモニタリングすることにより、食後高血糖スパイクが発生するタイミングを予測し、
予測の結果に基づいて、血糖値を測定するための少なくとも1回の採血タイミングを通知する。
なお、本開示による検査支援方法を、コンピュータに実行させるプログラムとして提供してもよい。
本開示によれば、食後高血糖スパイクが発生するタイミングを狙って採血を行うことができる。
本開示の実施形態による検査支援装置を適用した検査支援システムの構成を示す概略図 本実施形態に係る検査支援装置のハードウェア構成図 腕時計型の測定器のハードウェア構成図 間質液中のグルコースを測定する測定器のハードウェア構成図 本実施形態による検査支援装置の機能的な構成図 2型糖尿病患者の血糖日内変動を示す図 ユーザの過去のモニタリング結果を示す図 食後高血糖スパイクが発生するタイミングの予測を説明するための図 朝食を日常的に取らないユーザの過去のモニタリング結果を示す図 血糖相当値と血糖値とで食後高血糖スパイクのピークがずれることを説明するための図 本実施形態において行われる処理を示すフローチャート 採血タイミングの通知画面を示す図 血糖値の測定を説明するための図 採血タイミングの通知画面を示す図 追加の採血を問い合わせる通知画面を示す図 測定器の装着時間を増やすことをユーザに促すための通知画面を示す図 食後高血糖スパイクのピークが予測されない場合の通知画面を示す図 血糖相当値のモニタリング結果と、ユーザが採血により行った検査結果との比較結果を示す図
以下、図面を参照して本開示の実施形態について説明する。図1は本開示の実施形態による検査支援装置を適用した検査支援システムの構成を示す概略図である。図1に示すように、本実施形態による検査支援システム1は、スマートフォン等の携帯端末2、および測定器3,4を備える。携帯端末2と測定器3,4とは、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線により互いに通信可能とされている。携帯端末2は、有線または無線のネットワーク5を介して、検査サーバ6と通信可能な状態で接続されている。携帯端末2は本実施形態による検査支援装置の一例である。
測定器3は、スマートウォッチ等の腕時計型のウェアラブル端末であり、血糖値と相関を有する、ユーザの血糖相当値を常時測定する機能を有する。血糖相当値とは、血糖値と相関があり、採血によらない手法により測定される生体情報である。常時測定するとは、ユーザが測定の指示を行うことなく、例えば、15分、30分等のように、予め定められた時間間隔により自動で血糖相当値を測定することを意味する。なお、測定器3は、血糖相当値を常時測定しつつ、ユーザの指示があった場合にも血糖相当値を測定するものであってもよい。また、測定器3は、フィンガークリップのように測定時にのみユーザに装着されるタイプのものであってもよい。
また、測定器3は、非侵襲性の血糖相当値の測定器であり、例えば赤外線をユーザに照射することにより血中のグルコースが放つ信号を解析して血糖相当値を導出する。あるいは、ユーザの心電図を測定し、心電図の変化に相関する血糖相当値を導出する。測定器3は、導出された血糖相当値を携帯端末2に送信する。
測定器4は、侵襲性の血糖相当値の測定器である。例えば、測定器4は、ユーザに装着されて、ユーザの表皮下にある間質液中のグルコース濃度を常時測定し、測定したグルコース濃度を携帯端末2に送信する。このために、測定器4は、ユーザの表皮下に挿入される針状のフィラメント4Aを有する。グルコース濃度は血糖値と相関があるため、血糖相当値となる。
なお、ユーザは、測定器3,4のいずれか一方のみを有すればよい。
携帯端末2は、測定器3,4が測定した血糖相当値の変動をモニタリングすることにより、食後高血糖スパイクが発生するタイミングを予測し、予測の結果に基づいて、具体的には食後高血糖スパイクが発生するタイミングを基準として、血糖値を測定するための少なくとも1回の採血タイミングを通知する。
食後高血糖スパイクとは、糖尿病の初期に見られる症状であり、空腹時の血糖値が正常範囲内であっても、食後約1~2時間の血糖値が大きく上昇する症状である。食後高血糖スパイクを放置すると、血管がダメージを受け、動脈硬化および糖尿病の合併症が進みやすくなる。また、心筋梗塞、狭心症および脳卒中等の合併症が進行しやすくなると考えられている。本実施形態は、血糖相当値の変動をモニタリングすることにより、食後高血糖スパイクの発生を予測し、予測結果に基づいて血糖値を測定するための採血タイミングを通知するものである。
ネットワーク5は、公衆回線網または専用回線網を介して携帯端末2と検査サーバ6とを広域的に結ぶワイドエリアネットワーク (広域通信網 WAN:Wide Area Network) である。
検査サーバ6は、血糖値に関する検査を支援する検査センターに設置されてなる。検査サーバ6は、本実施形態による検査支援プログラムを携帯端末2に提供したり、携帯端末2が検査支援プログラムを実行する際に必要な情報を携帯端末2に提供したりする機能を有する。検査サーバ6は、汎用のコンピュータにサーバの機能を提供するソフトウェアプログラムがインストールされたものである。
検査センターは、ユーザに対して血糖値に関する検査についての各種サポートを行う。例えば、本実施形態による検査支援プログラムを提供することにより、ユーザが検査を行うためのサポートを行う。また、検査に必要な機器および検査キットの購入をサポートしたり、病院の検査予約をサポートしたりする。また、ユーザから配送された、ユーザが自己採血した検体を用いての検査も行う。
次いで、本実施形態に係る検査支援装置について説明する。まず、図2を参照して、本実施形態に係る検査支援装置のハードウェア構成を説明する。図2に示すように、本実施形態による検査支援装置である携帯端末2は、スマートフォン等の携帯型のコンピュータであり、CPU(Central Processing Unit)11、不揮発性のストレージ13、および一時記憶領域としてのメモリ16を備える。また、携帯端末2は、タッチパネル14、近距離無線通信を行う通信I/F(InterFace)15、ネットワーク5に無線接続されるネットワークI/F17を備える。また、携帯端末2はカメラ18を備える。CPU11、ストレージ13、タッチパネル14、通信I/F15、メモリ16、ネットワークI/F17およびカメラ18は、バス19に接続される。なお、CPU11は、本開示におけるプロセッサの一例である。
ストレージ13は、SSD(Solid State Drive)およびフラッシュメモリ等によって実現される。記憶媒体としてのストレージ13には、携帯端末2にインストールされた検査支援プログラム12が記憶される。CPU11は、ストレージ13から検査支援プログラム12を読み出してメモリ16に展開し、展開した検査支援プログラム12を実行する。
タッチパネル14は、液晶ディスプレイおよび有機EL等からなり、携帯端末2が行う処理に関する各種表示を行う。また、タッチパネル14は、携帯端末2に対する各種入力を行うための入力デバイスとしての機能も有する。
カメラ18は、例えばユーザの指示により、ユーザの食事の撮影を行い、これにより食事の画像を取得する。取得した食事の画像はストレージ13に保存される。あるいは、ユーザの指示によりまたは指示を待たずに、後述するように血糖相当値のモニタリング結果と併せて、検査サーバ6に送信される。
なお、検査支援プログラム12は、検査サーバ6に外部からアクセス可能な状態で記憶され、要求に応じて携帯端末2にダウンロードされ、インストールされる。
次いで、測定器について説明する。図3は測定器3のハードウェア構成を説明する。測定器3は、腕時計型のコンピュータであり、図3に示すように、CPU21、不揮発性のストレージ23、および一時記憶領域としてのメモリ26を備える。また、測定器3は、タッチパネル24、近距離無線通信を行う通信I/F25、外部のネットワーク(不図示)に無線接続されるネットワークI/F27、およびセンサ28を備える。CPU21、ストレージ23、タッチパネル24、通信I/F25、メモリ26、ネットワークI/F27およびセンサ28は、バス29に接続される。
ストレージ23は、SSDおよびフラッシュメモリ等によって実現される。記憶媒体としてのストレージ23には、測定器3にインストールされた血糖相当値を測定するための測定プログラム22が記憶される。CPU21は、ストレージ23から測定プログラム22を読み出してメモリ26に展開し、展開した測定プログラム22を実行する。
タッチパネル24は、液晶ディスプレイおよび有機EL等からなり、測定器3が行う処理に関する各種表示を行う。また、タッチパネル24は、測定器3に対する各種入力を行うための入力デバイスとしての機能も有する。
センサ28は、例えば赤外線光源および赤外線検出器からなり、測定器3を装着したユーザに赤外線を照射し、これにより血中のグルコースが放つ信号を検出する。センサ28が検出した信号は、測定プログラム22を実行するCPU21により解析されて、血糖相当値が導出される。また、センサ28は、心電図を測定するものであってもよい。この場合、測定プログラム22により心電図が解析されて、血糖相当値が導出される。
なお、測定プログラム22は、検査サーバ6に外部からアクセス可能な状態で記憶され、要求に応じて測定器3にダウンロードされ、インストールされる。または、測定プログラム22は携帯端末2にダウンロードされ、携帯端末2と近距離無線通信を介して測定器3にダウンロードされ、インストールされる。
測定器3においては、センサ28が予め定められた時間間隔により血中のグルコースが放つ信号を検出する。CPU21は測定プログラム22により信号を解析し、血糖相当値を導出する。さらにCPU21は、導出された血糖相当値を通信I/F25から携帯端末2に送信する。
次いで、測定器4について説明する。図4は測定器4のハードウェア構成図である。図4に示すように、測定器4は例えば特表2016-520379号公報に記載された、人体に装着して、表皮下の間質液中のグルコース濃度を血糖相当値として測定する測定器である。測定器4は、プロセッサ31、一時記憶領域としてのメモリ32、近距離無線通信を行う通信I/F33およびセンサ34を備える。センサ34には、表皮下に挿入される針状のフィラメント4Aが接続されている。プロセッサ31、メモリ32、通信I/F33およびセンサ34は、間質液中のグルコースを測定する用途用の集積回路(ASIC(Application Specific Integrated Circuit))35からなる。
測定器4においては、センサ34が、予め定められた時間間隔により、またはユーザによる測定の指示により、表皮下の間質液中のグルコース濃度を表す信号を検出する。プロセッサ31は信号を解析して、グルコース濃度を導出する。さらにプロセッサ31は、導出されたグルコース濃度を通信I/F33から携帯端末2に送信する。
次いで、本実施形態による検査支援装置の機能的な構成を説明する。図5は、本実施形態による検査支援装置すなわち携帯端末2の機能的な構成を示す図である。図5に示すように、携帯端末2は、情報取得部41、予測部42および通知部43を備える。そして、CPU11は、検査支援プログラム12を実行することにより、情報取得部41、予測部42および通知部43として機能する。なお、以降の説明においては、ユーザは測定器3を有し、測定器3が測定した血糖相当値の変動を携帯端末2によりモニタリングするものとする。
情報取得部41は、測定器3の通信I/F25から送信された血糖相当値を通信I/F15によって受信することにより取得する。なお、測定器3からは、基本的に常時、すなわち予め定められた時間間隔にて血糖相当値が送信されるため、情報取得部41は、血糖相当値を常時取得することとなる。情報取得部41が取得した血糖相当値は、取得した日時と対応づけられてストレージ13に保存される。
また、ユーザは、食事を行った場合、測定器3から食事時間を携帯端末2に送信するようにしてもよい。これに代えて、携帯端末2に食事時間を入力するようにしてもよい。あるいは、携帯端末2のカメラ18により食事を撮影し、撮影した時間を食事時間として判定の補助に使用するようにしてもよい。
予測部42は、情報取得部41が取得した血糖相当値の変動をモニタリングすることにより、食後高血糖スパイクの発生を予測する。ここで、食後高血糖について説明する。図6は2型糖尿病患者の血糖日内変動を示す図である。図6において、横軸は1日の時間(24時間)、縦軸は血糖値(mg/dL)である。実線はHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)が9%以上の患者の血糖値を示す。破線はHbA1cが7~8%未満の患者の血糖値を示す。一点鎖線はHbA1cが6.5%~7%未満の患者の血糖値を示す。また、図6においては8時頃に朝食を、12時頃に昼食を、19時頃に夕食を取った場合の血糖値の変動を示している。なお、HbA1cは、血液中の赤血球成分であるヘモグロビンにブドウ糖が結合したものである。HbA1cは1~2ヶ月の血糖の変動を表す。
図6に示すように、HbA1cがいずれの値であっても、食後に血糖値の上昇が見られるが、HbA1cが大きいほど、とくに朝食後に血糖値が大きく上昇する食後高血糖スパイクが顕著に表れる。朝食後の食後高血糖スパイクを分かりやすくするために、図6においては8時の位置に線が付与されている。
予測部42は、測定器3から送信される血糖相当値をモニタリングし、ユーザの過去の血糖相当値の変動を表す過去のモニタリング結果を参照することにより、食後高血糖スパイクが発生するタイミングを予測する。図7は、ユーザの過去のモニタリング結果を示す図である。図7において横軸は時間であり、縦軸は血糖値(mg/dL)である。図7に示すように、過去のモニタリング結果45は、2020年8月2日の18時から2020年8月6日の0時までに、測定器3により測定したユーザの血糖相当値の変動を表している。また、時間軸には、朝食、昼食および夕食を取った時間に三角形のマークが記録されている。また、各食事には食事内容が登録されている。例えば、8/3の朝食は、パンおよびサラダが登録されている。なお、過去の食事に際して、ユーザが食事の画像を取得している場合には、食事の画像から食事内容を判断することにより、食事内容を過去のモニタリング結果45に登録してもよい。また、食事の画像そのものを過去のモニタリング結果45に登録してもよい。
図7に示す過去のモニタリング結果45においては、3度の食事の後に血糖値が上昇する食後高血糖スパイクが発生していることが分かる。なお、測定器3による測定に代えて、採血により測定したユーザの血糖値を過去のモニタリング結果として用いてもよい。
予測部42は、測定器3から送信される血糖相当値をモニタリングし、血糖相当値が上昇するタイミングを検知する。ここで、血糖値は食事により上昇するが、食事の前においては略一定値で推移する。このため、予測部42は、前回の血糖相当値と今回の血糖相当値との差が、予め定められたしきい値Th1以上となったか否かを監視する。そして、前回の血糖相当値と今回の血糖相当値との差が予め定められたしきい値Th1以上となった場合に、今回測定した血糖相当値は上昇傾向にあると判定する。一方、予測部42は、前回の血糖相当値を測定した時間を、現在時間に最も近い直近食事時間に設定する。なお、測定器3から食事時間が携帯端末2に送信されている場合には、その食事時間を直近食事時間としてもよい。
予測部42は、血糖相当値が上昇傾向にあると判定すると、ユーザの過去のモニタリング結果45を参照し、食後高血糖スパイクが発生するタイミングを予測する。この際、予測部42は、過去のモニタリング結果45の時間軸に記録された食事時間と直近食事時間とを比較する。
そして、予測部42は、過去のモニタリング結果45を参照して、直近食事時間と最も近い過去の食事時間を特定する。例えば、直近食事時間が午前8時であれば、食事時間は朝食と推定されることから、予測部42は、過去のモニタリング結果45における過去の朝食の時間を特定する。そして、予測部42は、特定した過去の食事時間における血糖値の変動を参照して、直近食事時間から食後高血糖スパイクがピークとなるまでの時間を導出する。
なお、過去のモニタリング結果45は3日分の血糖値の変動を含む。このため、朝食であれば3回分の血糖値の変動が含まれる。このため、予測部42は、過去のモニタリング結果45に含まれる3回の朝食後から食後高血糖スパイクがピークとなるまでの時間を導出し、導出した時間の平均値を、食事から食後高血糖スパイクがピークとなるまでの時間として導出する。図8は食後高血糖スパイクが発生するタイミングの予測を説明するための図である。なお、図8には、過去のモニタリング結果45における3回の朝食後の血糖値の平均値のプロファイル45Aが示されている。図8に示すように、予測部42は、プロファイル45Aにおける食事時間T1と、直近食事時間T0とを時間軸上において一致させる。そして、予測部42は、プロファイル45Aにおいて、現在時間Tnowから食後高血糖スパイクのピークP0となる時間T2までの時間ΔT0を導出する。そして現在時間TnowからΔT経過したタイミングを導出する。導出したタイミングが、予測される食後高血糖スパイクのピークが発生するタイミングとなる。
なお、携帯端末2のカメラ18を用いてユーザが食事を撮影した場合には、予測部42は、食事の画像に基づいて直近の食事内容(すなわち、現時点から最も近い時刻に取った食事の内容)を判別し、判別結果を用いて食後高血糖スパイクのピークが発生するタイミングを予測してもよい。具体的には、予測部42は、直近の食事内容と、過去のモニタリング結果45に登録されている食事内容とを比較する。そして、予測部42は、直近の食事内容と登録された食事内容とが似ていれば、予測したタイミングをそのまま用いる。一方、直近の食事と登録された食事内容とを比較した結果、直近の食事に炭水化物が少ない場合には血糖値の上昇は緩やかになるため、予測部42は、導出したタイミングを予め定められた時間遅らせることにより、食後高血糖スパイクのピークが発生するタイミングを予測する。例えば、ΔT0に対して予め定められた時間ΔT3を加算することにより、食後高血糖スパイクのピークが発生するタイミングを予測する。
また、直近の食事と登録された食事内容とを比較した結果、直近の食事に炭水化物が多い場合には血糖値は急激に上昇するため、予測部42は、導出したタイミングを予め定められた時間早めることにより、食後高血糖スパイクのピークが発生するタイミングを予測する。例えば、ΔT0に対して予め定められた時間ΔT4を減算して食後高血糖スパイクのピークが発生するタイミングを予測する。
なお、予測部42は、直近の食事内容のみを用いて食後高血糖スパイクのピークが発生するタイミングを予測してもよい。具体的には、予測部42は、直近の食事内容に炭水化物が少ない場合には血糖値の上昇は緩やかになるため、予測部42は、導出したタイミングを予め定められた時間遅らせることにより、食後高血糖スパイクのピークが発生するタイミングを予測すればよい。一方、直近の食事に炭水化物が多い場合には血糖値は急激に上昇するため、予測部42は、導出したタイミングを予め定められた時間早めることにより、食後高血糖スパイクのピークが発生するタイミングを予測すればよい。
なお、食事の画像は静止画像であっても動画像であってもよい。食事の画像が動画像の場合、予測部42は、ユーザがどのような順序で食事を取ったかを認識することができる。例えば、食事の順序(野菜を先に食べたか、あるいは主食を先に食べたか)を認識することができる。さらには、食事の速さ(早食いか否か)を認識することもできる。このため、食事の順序あるいは早さを、食後高血糖スパイクのピークが発生するタイミングの予測に反映させることができる。例えば、野菜を先に食べていれば、血糖値の上昇が緩やかになるため、予測部42は、導出したタイミングを予め定められた時間遅らせることにより、食後高血糖スパイクのピークが発生するタイミングを予測する。一方、主食を先に食べていたり、早食いであったりした場合、血糖値が急激に上昇するため、予測部42は、導出したタイミングを予め定められた時間早めることにより、食後高血糖スパイクのピークが発生するタイミングを予測する。
ここで、ユーザが日常的に朝食を取らない場合における、そのユーザの血糖値の過去のモニタリング結果を図9に示す。図9に示すように、ユーザが日常的に朝食を取らない場合、過去のモニタリング結果46においては、昼食後および夕食後においてのみ食後高血糖スパイクが見られ、朝食後と推定される時間においては血糖値はそれほど変動しない。ユーザの過去のモニタリング結果46が図9に示すようなものの場合において、予測部42が血糖相当値が上昇するタイミングを検知したとする。また、血糖相当値の変動に基づいて予測部42が設定した直近食事時間が午前8時であったとする。予測部42は、過去のモニタリング結果46における午前8時頃の血糖値の変動とモニタリング中の血糖相当値とを比較するが、過去のモニタリング結果46においては、食事時間が登録されてない。このため、予測部42は、今回の血糖相当値の上昇傾向は、食後高血糖スパイクによるものではないと判定し、何ら通知を行わない。
なお、過去のモニタリング結果45,46に対する食事時間の登録の有無に代えて、測定器3が測定した血糖相当値の上昇を検知した時間において、過去のモニタリング結果45,46に食後高血糖スパイクが発生しているか否かを判定し、食後高血糖スパイクが発生していない場合に、今回の血糖相当値の上昇は、食後高血糖スパイクによるものではないと判定してもよい。この場合において、過去のモニタリング結果45,46に食後高血糖スパイクが発生していれば、予測部42は、上記と同様に食後高血糖スパイクのピークが発生するタイミングを予測すればよい。
また、ユーザが間食をした場合にも血糖値は上昇するが、食事と比較すると食後高血糖スパイクは発生しにくい。このため、予測部42は、ユーザが間食することによる血糖相当値の上昇を検知した場合、過去のモニタリング結果45,46において、血糖相当値が上昇した時間を参照する。そして、過去のモニタリング結果45,46において食後高血糖スパイクが発生していない場合には、予測部42は、今回の血糖相当値の上昇傾向は、食後高血糖スパイクによるものではないと判定するようにしてもよい。
なお、本実施形態においては、食後高血糖スパイクのピークを予測する前に、ユーザの過去のモニタリング結果を参照して、血糖相当値の上昇傾向が食後高血糖スパイクによるものか否かを判定し、当該判定が肯定された場合に、食後高血糖スパイクのピークを予測する処理を行うものとする。
通知部43は、予測の結果に基づいて、血糖値を測定するための少なくとも1回の採血タイミングを通知する。具体的には、食後高血糖スパイクが発生するタイミングを基準として、血糖値を測定するための少なくとも1回の採血タイミングを通知する。本実施形態においては、採血タイミングは、ユーザが自分で採血を行う自己採血を実行すべきタイミングである。通知部43が、採血を通知する回数は、ユーザが予め設定しておけばよい。また、通知部43が任意に採血タイミングを通知する回数を設定してもよい。この場合、通知する回数は例えば4回のように上限を設定しておくことが好ましい。なお、採血タイミングの通知は、携帯端末2のタッチパネル14に表示される。しかしながら、携帯端末2から測定器3に採血タイミングを表す情報を送信し、測定器3において採血タイミングを通知するようにしてもよい。
ここで、通知回数が1回の場合、通知部43は、食後高血糖スパイクのピークの時間と一致するように採血タイミングを通知する。通知回数が複数回の場合は、食後高血糖スパイクのピークの時間付近において、予め定められた時間間隔で採血タイミングを通知する。
なお、食後高血糖スパイクが発生している状態において、図10に示すように、実線で示す採血による血糖値のピークの位置と、破線で示す測定器3による血糖相当値のピークの位置とがずれる場合がある。このため、ずれを考慮して食後高血糖スパイクのピークのタイミングを予測することが好ましい。例えば、採血タイミングを3回通知する場合に、ずれを考慮した食後高血糖スパイクのピーク前、ピーク時およびピークを過ぎた後に、採血タイミングを通知することが好ましい。例えば図10に示すように、ずれを考慮した血糖値がピークとなるタイミングT11とタイミングT11の前後のタイミングT12,T13とにおいて、採血タイミングを通知するようにすればよい。
以下、本実施形態において行われる処理について説明する。図11は本実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。なお、本実施形態においては、採血タイミングを通知する回数は、ユーザにより2回に設定されているものとする。血糖相当値をモニタリングするために、情報取得部41は、測定器3から送信された血糖相当値を通信I/F15が受信したか否かを監視しており(ステップST1)、ステップST1が肯定されると、予測部42は、前回の血糖相当値と今回の血糖相当値との差が、予め定められたしきい値Th1以上となったか否かを判定する(ステップST2)。ステップST2が否定されるとステップST1に戻る。ステップST2が肯定されると、今回測定した血糖相当値は上昇傾向にあると判定する(ステップST3)。また、予測部42は、直近食事時間を設定する(ステップST4)。
続いて、予測部42は、ユーザの過去のモニタリング結果を参照することにより、血糖相当値の上昇傾向が食後高血糖スパイクによるものか否かを判定する(ステップST5)。ステップST5が否定されるとステップST1に戻る。ステップST5が肯定されると、予測部42は、食後高血糖スパイクのピークが発生するタイミングを予測する(ステップST6)。次いで、通知部43が、予測の結果に基づいて、血糖値を測定するための採血タイミングを通知する(ステップST7)。
図12は採血タイミングの通知画面を示す図である。なお、本実施形態においては、採血タイミングは複数回通知されるため、図12には、通知画面が上から時系列順に示されている。通知部43は、1回目の採血タイミングの通知画面50において、「これから採血を2回行います。2回の採血のタイミングは食後40分と60分を予定しています。」の通知51を表示する。ユーザは、通知画面50により、これから2回の採血を行うことを認識できる。
通知部43は直近食事時間からの時間をカウントし、通知画面50の表示に続いて、採血タイミングを予告するための通知画面52を表示する。図12に示すように、通知画面52には、「現在、食後から30分が経過しました。あと10分で採血ですので、準備をしてください。」の通知53が表示される。ユーザは通知画面52により、採血の準備を行うことができる。
さらに通知部43は直近食事時間からの時間をカウントし、1回目の採血タイミングになると、採血タイミングとなったことを通知する通知画面54を表示する。図12に示すように、通知画面54には、「食後40分が経過しました。1回目の採血を実施してください。」の通知55が表示される。
ユーザは通知画面54が表示されたタイミングで採血を行う。ユーザによる採血は自己採血である。このために、まずユーザは穿刺器を用いて指から出血させる。そして、図13に示すように、測定装置60のセンサ61の先端を血液62に接触させて、血糖値を測定する。測定結果はディスプレイ63に表示される。測定した血糖値は、例えば測定装置60から携帯端末2に送信される、あるいはユーザにより携帯端末2に入力され、測定時刻の情報と対応づけられて保存される。
1回目の採血の後、通知部43は直近食事時間からの時間をカウントし、2回目の採血タイミングを予告するための通知画面56を表示する。図12に示すように、通知画面56には、「現在、食後から50分経過しました。あと10分で血糖値がピークに到達すると予測されますので、採血の準備をしてください。」の通知57が表示される。ユーザは通知画面56により、2回目の採血の準備を行うことができる。
さらに通知部43は直近食事時間からの時間をカウントし、2回目の採血タイミングになると、採血タイミングとなったことを通知する通知画面58を表示する。図12に示すように、通知画面58には、「食後60分が経過しました。2回目の採血を実施してください。」の通知59が表示される。ユーザは通知画面58により、2回目の採血を行うことができる。
なお、ユーザが設定した採血の回数が1回のみである場合の通知画面を図14に示す。図14に示すように、通知画面70には、「これから採血を1回行います。採血のタイミングは食後60分を予定しています。」の通知71が表示される。ユーザは、通知画面70により、これから1回の採血を行うことを認識できる。
通知部43は直近食事時間からの時間をカウントし、通知画面70の表示に続いて、採血タイミングを予告するための通知画面72を表示する。通知画面72には、「現在、食後から50分が経過しました。あと10分で血糖値がピークに到達すると予測されますので、採血の準備をしてください。」の通知73が表示される。ユーザは通知画面72により、採血の準備を行うことができる。
さらに通知部43は直近食事時間からの時間をカウントし、採血タイミングになると、採血タイミングとなったことを通知する通知画面74を表示する。通知画面74には、「食後60分が経過しました。採血を実施してください。」の通知75が表示される。ユーザは通知画面74が表示されたタイミングで採血を行えばよい。
ステップST7に続いて、通知部43は、最後の通知が完了したか否かを判定し(ステップST8)、ステップST8が否定されるとステップST7に戻る。
ここで、採血が終了した後も血糖相当値が上昇している場合、食後高血糖スパイクはピークに到達していない可能性がある。このため、ステップST8が肯定されると、情報取得部41は、測定器3から送信された血糖相当値を通信I/F15が受信したか否かの監視を開始し(ステップST9)、ステップST9が肯定されると、通知部43は、血糖相当値が下降傾向にあるか否かを判定する(ステップST10)。下降傾向にあるか否かの判定は、今回の血糖相当値が前回の血糖相当値よりも低くなったか否かを判定することにより行えばよい。ステップST10が肯定されると、ステップST1に戻る。ステップST10が否定されると、通知部43は、追加の採血を行うか否かを問い合わせる通知を行い(ステップST11)、ステップST9に戻る。
図15は追加の採血を問い合わせる通知画面を示す図である。図15に示すように、通知画面80には、「食後高血糖スパイクがピークに到達していません。3回目の採血を行うことを推奨します。」の通知81が表示される。ユーザは、通知画面80により、自身の判断で3回目の採血を行うことができる。
このように、本実施形態においては、血糖値との相関を有する血糖相当値の変動をモニタリングすることにより、食後高血糖スパイクが発生するタイミングを予測し、予測の結果に基づいて、具体的には食後高血糖スパイクが発生するタイミングを基準として、血糖値を測定するための少なくとも1回の採血タイミングを通知するようにした。このため、食後高血糖スパイクが発生するタイミングを狙って採血を行うことができる。
また、食後高血糖スパイクが発生するタイミングが、食後高血糖スパイクがピークとなるタイミングであると、食後高血糖スパイクのピークを狙って採血タイミングを通知できる。このため、採血タイミングに応じて採血を行うことにより、ユーザは、食後高血糖スパイクのピークの血糖値を知ることができる。
また、ユーザの過去の血糖相当値の変動を表す過去のモニタリング結果を参照して、食後高血糖スパイクが発生するタイミングを予測することにより、ユーザの過去の血糖相当値の変動を考慮して、食後高血糖スパイクが発生するタイミングを予測することができる。
また、過去のモニタリング結果の時間軸に記録された過去の食事時間を参照することにより、過去の食事時間と直近の食事時間とを比較することができ、これにより、ユーザの過去の食後の血糖相当値の変動を考慮して、食後高血糖スパイクが発生するタイミングを予測することができる。
また、ユーザの直近の食事内容に基づいて、食後高血糖スパイクが発生するタイミングを予測することにより、食事内容も考慮して採血タイミングを通知することができる。
なお、上記実施形態においては、ユーザは、自己採血を行い、血糖測定装置を用いて血糖値を測定しているが、これに限定されるものではない。ユーザは自己採血を行い、採血した血液を検査センターに配送し、検査センターで検査を行うようにしてもよい。あるいは、薬局、駅前および専用場所(例えばコンビニエンスストア)等に設置された検査装置を用いた検査を行うようにしてもよい。
また、検査サーバ6に血糖相当値、異常傾向、選択した検査候補および食事の画像等を蓄積することにより、蓄積した情報をビッグデータとして用いることが可能となる。蓄積したビッグデータは、血糖値に関連する情報を提供するAIの学習に使用したり、統計情報として用いたりすることが可能となる。
また、上記実施形態においては、例えば血糖相当値の測定値が不足することにより、血糖相当値の上昇傾向を判定できない場合がある。例えば、ユーザによる測定器3の装着時間が短く、食後高血糖スパイクを判断できるほど血糖相当値がモニタリングできていない場合がある。このような場合、予測部42は、血糖相当値の上昇傾向を判定することができない。このため、予測部42が血糖相当値の上昇傾向を判定できない場合、測定器3の装着時間を増やすことを促す通知を行うことが好ましい。図16は通知画面を示す図である。図16に示すように、通知画面82には、「測定器の装着時間を増やしてください。」の通知83が表示される。ユーザは、通知画面82により、測定器3の装着時間を増やす行動を取ることができ、これにより、これより後の血糖相当値の異常傾向を判定できるようにすることができる。
また、上記実施形態においては、血糖相当値の上昇が食後高血糖スパイクによるものでないと判定された場合、何ら通知を行っていないが、通知を行うようにしてもよい。図17は血糖相当値の上昇が食後高血糖スパイクによるものでないと判定された場合の通知画面を示す図である。図17に示すように、通知画面84には、「食後高血糖スパイクは発生していません。しかし、血糖値は上昇傾向にあるため、生活習慣に注意してください。」の通知85が表示される。これにより、ユーザは採血を行う必要がないことを知ることができる。
また、上記実施形態においては、測定器3,4が測定した血糖相当値を携帯端末2に送信し、携帯端末2において採血タイミングをユーザに通知しているが、これに限定されるものではない。とくに腕時計型の測定器3に本実施形態による検査支援プログラムをインストールし、測定器3単独で食後高血糖スパイクが発生するタイミングの予測および採血タイミングの通知を行うようにしてもよい。この場合、測定器3は、図5に示す本実施形態による検査支援装置の機能的な構成を有するものとなる。
また、上記実施形態においては、通知部43が各種通知画面をタッチパネル14に表示することにより採血タイミングを通知しているが、これに限定されるものではない。通知部43は、音声により検査候補をユーザに提示するものであってもよい。
また、上記実施形態においては、測定器3,4により血糖相当値を測定しているが、これに限定されるものではない。測定器3,4による血糖相当値の測定に代えて、尿糖検査を行って尿糖を測定するようにしてもよい。この場合、測定した尿糖値が血糖相当値となる。尿糖検査の場合、尿糖検査装置を用いれば尿糖値として得られるため、それを血糖相当値として用いればよい。尿糖検査装置が測定器の一例となる。この場合、尿糖検査装置に携帯端末2との通信機能を持たせ、測定した尿糖値を携帯端末2に送信して、携帯端末2において尿糖値により血糖相当値のモニタリングを行うようにすればよい。
一方、試験紙を用いて尿糖検査を行う場合、尿糖に応じて試験紙の色が変化する。この場合、試験紙を携帯端末2のカメラ18により撮影することにより試験紙の画像を取得し、予測部42が試験紙の画像から試験紙の色を認識することにより、異常傾向を判定するようにすればよい。この場合、測定器は不要となるため、携帯端末2のみにより検査支援を行うことが可能となる。したがって、ユーザは測定器3,4または尿糖検査装置を用意する必要がなくなる。
また、上記実施形態においては、ユーザの過去のモニタリング結果を参照して、採血が推奨される食事が朝食、昼食および夕食のいずれであるかをユーザに提示するようにしてもよい。例えば、図9に示す過去のモニタリング結果46となるユーザの場合、朝食を取らないユーザであるため、採血を推奨する食事として昼食または夕食をユーザに提示することが好ましい。また、ユーザの過去のモニタリング結果を参照して、朝食後の食後高血糖スパイクのピークが昼食および夕食と比較して大きい場合には、採血を推奨する食事として朝食をユーザに提示することが好ましい。これにより、ユーザは、食後高血糖スパイクのピークが現れやすいタイミングが分かるため、採血の準備をすることができる。またユーザは、自身の食後高血糖が現れやすいタイミングを知ることができる。
また、測定器3,4により測定された血糖相当値に代えて、AGP(Ambulatory glucose profile)を用いることにより、血糖相当値をモニタリングしてもよい。AGPは、連続測定して得られた数日間分の血糖値または間質液中のグルコース値から、 血糖変動の傾向、すなわち血糖トレンドを読み取る際に有用な解析方法である(https://dm-net.co.jp/trend/agp/001.php)。AGPにより、1日のうちで低血糖および高血糖となる可能性の高い時間帯、並びに血糖値の変動が大きい時間帯等を把握することが容易となる。このため、AGPにより血糖相当値をモニタリングすることにより、血糖相当値の異常傾向の判定を容易に行うことができる。
また、上記実施形態においては、測定器3,4により測定した血糖相当値を携帯端末2に送信し、携帯端末2において異常傾向の判定、アクション候補の決定およびアクション候補の提示を行っているが、これに限定されるものではない。測定器3,4により測定した血糖相当値を、測定器3,4から直接に、あるいは携帯端末2を介して検査サーバ6に送信し、検査サーバ6において食後高血糖スパイクが発生するタイミングの予測および採血タイミングの通知を行うようにしてもよい。この場合、検査サーバ6は、採血タイミングを携帯端末2または測定器3に送信することにより、携帯端末2または測定器3において、採血タイミングをユーザに通知することとなる。
また、上記実施形態において、測定器3,4により測定した血糖相当値をモニタリングし、血糖相当値のモニタリング結果と、ユーザが採血により行った検査結果との比較結果をユーザに提示するようにしてもよい。図18は、血糖相当値のモニタリング結果と、ユーザが採血により行った検査結果との比較結果を示す図である。図18において、実線が血糖相当値のモニタリング結果を示し、破線が採血により行った検査結果を示す。図18に示すように、測定器3,4による血糖相当値は実際の血糖値よりも高めにでる場合がある。図18に示すように、血糖相当値のモニタリング結果と、ユーザが採血により行った検査結果との比較結果をユーザに提示することにより、ユーザは現在の血糖相当値の値と実際の血糖値との乖離を判断することができる。
また、上記実施形態において、例えば、情報取得部41、予測部42および通知部43といった各種の処理を実行する処理部(Processing Unit)のハードウェア的な構造としては、次に示す各種のプロセッサ(Processor)を用いることができる。上記各種のプロセッサには、上述したように、ソフトウェア(プログラム)を実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPUに加えて、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device :PLD)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。
1つの処理部は、これらの各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種または異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせまたはCPUとFPGAとの組み合わせ)で構成されてもよい。また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。
複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、クライアントおよびサーバ等のコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウェアとの組み合わせで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の処理部として機能する形態がある。第2に、システムオンチップ(System On Chip:SoC)等に代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサの1つ以上を用いて構成される。
さらに、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造としては、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路(Circuitry)を用いることができる。
1 検査支援システム
2 携帯端末
3,4 測定器
4A フィラメント
5 ネットワーク
6 検査サーバ
12 検査支援プログラム
13 ストレージ
14 タッチパネル
15 通信I/F
16 メモリ
17 ネットワークI/F
18 カメラ
19 バス
22 測定プログラム
23 ストレージ
24 タッチパネル
25 通信I/F
26 メモリ
27 ネットワークI/F
28 センサ
29 バス
31 プロセッサ
32 メモリ
33 通信I/F
34 センサ
41 情報取得部
42 予測部
43 通知部
45,46 過去のモニタリング結果
45A プロファイル
46 通知画面
50,52,54,56,58,70,72,74,80,82,84 通知画面
51,53,55,57,59,71,73,75,81,83,85 通知
60 測定装置
61 センサ
62 血液
P0 ピーク
T0 直近食事時間
T1 食事時間
T2 ピークとなる時間
Tnow 現在時間
T11,T12,T13 タイミング

Claims (17)

  1. 少なくとも1つのプロセッサを備え、
    前記プロセッサは、
    血糖値との相関を有する、ユーザの血糖相当値の変動をモニタリングして前記血糖値が上昇するタイミングを検知することにより、直近食事時間を特定し
    前記ユーザの過去の血糖相当値の変動を表す過去のモニタリング結果であって、横軸が食事時間が記録された時間軸であり、縦軸が前記血糖相当値を表す過去のモニタリング結果の前記時間軸に記録された過去の食事時間と、前記直近食事時間とを比較することにより、前記過去のモニタリング結果における前記直近食事時間と最も近い過去の食事時間を特定し、前記過去のモニタリング結果において、複数回の食事についての前記特定した最も近い過去の食事時間の後から食後血糖スパイクがピークになるまでの時間の平均値を導出し、前記平均値を前記直近食事時間から食後高血糖スパイクがピークとなるまでの時間として導出することにより、前記食後高血糖スパイクが発生するタイミングを予測し、
    前記予測の結果に基づいて、前記血糖値を測定するための少なくとも1回の採血タイミングを通知する検査支援装置。
  2. 前記プロセッサは、前記食後高血糖スパイクが発生するタイミングを基準として、前記採血タイミングを通知する請求項1に記載の検査支援装置。
  3. 前記食後高血糖スパイクが発生するタイミングは、前記食後高血糖スパイクがピークとなるタイミングである請求項1または2に記載の検査支援装置。
  4. 前記プロセッサは、前記直近事時間から予め設定された時間内に前記食後高血糖スパイクが発生しないことが予測される場合は、前記食後高血糖スパイクが発生しない旨の通知を行う請求項1から3のいずれか1項に記載の検査支援装置。
  5. 前記プロセッサは、さらに前記ユーザの直近の食事内容に基づいて、前記食後高血糖スパイクが発生するタイミングを予測する請求項1から4のいずれか1項に記載の検査支援装置。
  6. 前記プロセッサは、前記ユーザの直近の食事内容と前記ユーザの過去の食事内容とを参照することにより、前記食後高血糖スパイクが発生するタイミングを予測する請求項5に記載の検査支援装置。
  7. 前記プロセッサは、前記ユーザの食事の画像を用いて前記直近の食事内容を判断する請求項5または6に記載の検査支援装置。
  8. 前記プロセッサは、前記ユーザの食事の画像を用いて前記過去の食事内容を判断する請求項6に記載の検査支援装置。
  9. 前記食事の画像は動画像である請求項7または8に記載の検査支援装置。
  10. 前記プロセッサは、1回の前記食後高血糖スパイクが発生するタイミングに対して、複数回の前記採血タイミングを通知する請求項1から9のいずれか1項に記載の検査支援装置。
  11. 前記採血タイミングは、前記ユーザが自分で採血を行う自己採血を実行すべきタイミングである請求項1から10のいずれか1項に記載の検査支援装置。
  12. 前記血糖相当値は前記ユーザに装着された測定器により取得される請求項1から11のいずれか1項に記載の検査支援装置。
  13. 前記測定器はウェアラブルである請求項12に記載の検査支援装置。
  14. 前記血糖相当値を取得する測定器を備えた請求項1から11のいずれか1項に記載の検査支援装置。
  15. ウェアラブルである請求項14に記載の検査支援装置。
  16. コンピュータが、
    血糖値との相関を有する、ユーザの血糖相当値の変動をモニタリングして前記血糖値が上昇するタイミングを検知することにより、直近食事時間を特定し
    前記ユーザの過去の血糖相当値の変動を表す過去のモニタリング結果であって、横軸が食事時間が記録された時間軸であり、縦軸が前記血糖相当値を表す過去のモニタリング結果の前記時間軸に記録された過去の食事時間と、前記直近食事時間とを比較することにより、前記過去のモニタリング結果における前記直近食事時間と最も近い過去の食事時間を特定し、前記過去のモニタリング結果において、複数回の食事についての前記特定した最も近い過去の食事時間の後から食後血糖スパイクがピークになるまでの時間の平均値を導出し、前記平均値を前記直近食事時間から食後高血糖スパイクがピークとなるまでの時間として導出することにより、前記食後高血糖スパイクが発生するタイミングを予測し、
    前記予測の結果に基づいて、前記血糖値を測定するための少なくとも1回の採血タイミングを通知する検査支援方法。
  17. 血糖値との相関を有する、ユーザの血糖相当値の変動をモニタリングして前記血糖値が上昇するタイミングを検知することにより、直近食事時間を特定する手順と、
    前記ユーザの過去の血糖相当値の変動を表す過去のモニタリング結果であって、横軸が食事時間が記録された時間軸であり、縦軸が前記血糖相当値を表す過去のモニタリング結果の前記時間軸に記録された過去の食事時間と、前記直近食事時間とを比較することにより、前記過去のモニタリング結果における前記直近食事時間と最も近い過去の食事時間を特定し、前記過去のモニタリング結果において、複数回の食事についての前記特定した最も近い過去の食事時間の後から食後血糖スパイクがピークになるまでの時間の平均値を導出し、前記平均値を前記直近食事時間から食後高血糖スパイクがピークとなるまでの時間として導出することにより、前記食後高血糖スパイクが発生するタイミングを予測する手順と、
    前記予測の結果に基づいて、前記血糖値を測定するための少なくとも1回の採血タイミングを通知する手順とをコンピュータに実行させる検査支援プログラム。
JP2020143522A 2020-08-27 2020-08-27 検査支援装置、方法およびプログラム Active JP7458937B2 (ja)

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