JP7454842B2 - 空調箱及び空調システム - Google Patents
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Description
しかし、特許文献2の空調ユニットは、空調本来の快適な空間の形成という点で解決すべき課題が残されていた。
空気の流入部を上部前面に有する箱体を備え、
該箱体の内部の上部で、前記流入部と対向する位置に取り付けられ、上方に吸込み口、下方に吹出し口を有するエアコンを設けて成り、
前記流入部から前記箱体の内部に流入したレタン給気からなる空気のうち、前記吸込み口から吸込まれ、前記吹出し口から吹出された空調された空気(I)の流線と、前記流入部から流入した空気のうち、前記吸込み口から吸込まれなかった空気(II)の流線とを動的に交差させる流線交差部を、前記エアコンの吹出し口の下方に有し、
前記流線交差部の下方に、前記空気(I)と前記空気(II)とを静的に混合して温度ムラのない空調空気(III)を生成する所定容積の空間からなる静的な混合空間を有することを特徴とする空調箱。
(請求項2)
前記混合空間の下方に、分配チャンバを設け、
該分配チャンバに、空調空気(III)を、空調対象となる複数の部屋に送風するために1又は2以上のファンを接続してなることを特徴とする請求項1記載の空調箱。
(請求項3)
前記混合空間の側面の一側又は両側に分配チャンバを設け、
該分配チャンバに、空調空気(III)を、空調対象となる複数の部屋に送風するために1又は2以上のファンを接続してなることを特徴とする請求項1記載の空調箱。
(請求項4)
前記エアコンを介することなく、前記空気(II)が、前記流入部を介して、前記箱体内に流入される部位に、高さ調整可能な堰板を設けてなり、
該堰板の幅方向上端面の高さは、前記エアコンの幅方向下端面と同じ高さであるか、あるいは前記エアコンの幅方向下端面の高さよりも高いことを特徴とする請求項1又は2記載の空調箱。
(請求項5)
請求項1記載の空調箱と、
請求項1記載の空調箱の混合空間とは別に設けられる分配チャンバに接続された複数のファンとからなり、
前記複数のファンに、空調対象となる複数の部屋の各々に、前記混合空間で生成された空調空気(III)を送風するためのダクトを接続してなる空調システムであって、
前記空調箱の混合空間には、温度調整機能を有し、
且つ前記空調箱の温度調整機能と、前記ファンにより空調空気の搬送機能を分離したことを特徴とする空調システム。
本発明において、エアコン11は箱体10の内部の上部で、箱体10の背面壁12に着脱可能に固定されている。好適な空調箱を形成するためである。
空調能力は、格別限定されないが、一般的な1戸建て住宅の全ての部屋を対象にすると、最大風量800m3/Hrの汎用エアコンを用いることができる。
堰板18の高さ調整可能にする構成は格別限定されず、例えば、図示しないが、両側に設けたスライド溝に堰板18を係合させてスライドさせて高さ調節する手法が挙げられる。
図2は、本発明の好ましい他の実施形態を示す正面図である。図2において、内部を一点鎖線で示している。
以下、本発明の実施例によって、本発明の効果を例証する。
図1に示す空調箱を用いて実験を行った。
・箱の形状(外寸):幅900mm×奥行650mm×高さ1700mm
・エアコン:最大800m3/Hr
汎用エアコン(三菱電機株式会社製「MSZ-ZXV3619S」)
・流線交差部16の仕様
エアコンの直下に設置した。
流線交差部16の大きさ:幅900mm×奥行400mm×高さ100
・混合空間17の仕様
混合空間の形状(内寸)は、幅900mm×奥行400mm×高さ200mmとした。
・堰板
堰板は、幅900mm×高さ300mmとした。堰板は、堰板の上端がエアコンの下端面と面一になるように設置した。
・空気(II)が空調箱に入る開口は、堰板の幅方向上端面と、エアコンの幅方向下端面によって形成される。開口形状は、幅900mm×高さ400mmとした。
・エアコンの下方に延びる案内板13によって、空調空気(I)の吹き出し角度を調整した。案内板13の傾斜角度は60度に設定し、空調空気(I)の吹き出し角度を60度に設定した。
・分配チャンバ
混合空間17の直下に備えられており、形状(内寸):幅900mm×奥行400mm×高さ1080mmとした。
・送風ファン
分配チャンバの背面側に配置した。送風ファンは、パナソニック株式会社製「FY27-JD7」を、4基使用した。
図1に示すように、空気(I)の流線と、空気(II)の流線とを流線交差部16で交差させる。この交差によって、空気(I)と空気(II)とを動的に混合させる。
その後、流線交差部16の下方に形成された混合空間17で、静的な混合を継続し、空調空気(III)を生成した。
混合空間内の温度を、熱電対(T&D社製おんどとり)を使用して計測した。
4個の熱電対は、板体に100mm間隔で取り付けた。
・高さ0mm、奥行き0mmの地点をエアコンの案内板13の直下位置に設定した。奥行き位置に、熱電対(計測器1、2、3、4)を、
・奥行き0mmの位置に計測器1、100mmの位置に計測器2、200mmの位置に計測器3、奥行き300mmの位置に計測器4を設置した。
各計測器で、まず高さ0mmでの温度を計測した。
そして、計測器1~4を高さ方向に50mmずつ下方にずらして設置して、高さ300mmの位置までの温度を計測した。計測器の計測位置を図4に示す。
計測器2の高さ位置0mmの温度は、36.7℃であった。これは、エアコンの吹き出し口から送風された空気(I)の温度である。
高さ位置100mmの流線交差部16の平均温度は、で、28.7℃であった。
高さ位置200mmの混合空間17の平均温度は、28.6℃であった。
高さ位置300mmの混合空間17の平均温度は、28.5℃であった。
10:箱体
11:エアコン
110:吸込み口
111:吹出し口
12:背面壁
13:案内板
14:前面壁
15:流入部
16:流線交差部
17:混合空間
18:堰板
19:分配チャンバ
190:ファン
191:ダクト
20:部屋
21:吹出し部
Claims (4)
- 空気の流入部を上部前面に有する箱体を備え、
該箱体の内部の上部で、前記流入部と対向する位置に取り付けられ、上方に吸込み口、下方に吹出し口を有するエアコンを設けて成り、
前記流入部から前記箱体の内部に流入したレタン給気からなる空気のうち、前記吸込み口から吸込まれ、前記吹出し口から吹出された空調された空気(I)の流線と、前記流入部から流入した空気のうち、前記吸込み口から吸込まれなかった空気(II)の流線とを動的に交差させる流線交差部を、前記エアコンの吹出し口の下方に有し、
前記流線交差部の下方に、前記空気(I)と前記空気(II)とを静的に混合して温度ムラのない空調空気(III)を生成する所定容積の空間からなる静的な混合空間を有し、
前記エアコンを介することなく、前記空気(II)が、前記流入部を介して、前記箱体内に流入される部位に、高さ調整可能な堰板を設けてなり、
該堰板の幅方向上端面の高さは、前記エアコンの幅方向下端面と同じ高さであるか、あるいは前記エアコンの幅方向下端面の高さよりも高いことを特徴とする空調箱。 - 前記混合空間の下方に、分配チャンバを設け、
該分配チャンバに、空調空気(III)を、空調対象となる複数の部屋に送風するために1又は2以上のファンを接続してなることを特徴とする請求項1記載の空調箱。 - 前記混合空間の側面の一側又は両側に分配チャンバを設け、
該分配チャンバに、空調空気(III)を、空調対象となる複数の部屋に送風するために1又は2以上のファンを接続してなることを特徴とする請求項1記載の空調箱。 - 請求項1記載の空調箱と、
請求項1記載の空調箱の混合空間とは別に設けられる分配チャンバに接続された複数のファンとからなり、
前記複数のファンに、空調対象となる複数の部屋の各々に、前記混合空間で生成された空調空気(III)を送風するためのダクトを接続してなる空調システムであって、
前記空調箱の混合空間には、温度調整機能を有し、
且つ前記空調箱の温度調整機能と、前記ファンにより空調空気の搬送機能を分離したことを特徴とする空調システム。
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