JP7451351B2 - 携帯型切断機 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばコンクリートやアスファルト等を切断する携帯型切断機に関する。
従来より、この種の携帯型切断機を使用する際には、作業者が切断機本体を持った状態で円板状の切断刃をエンジンの動力によって回転させながら被切断物に当てて被切断物を切断する。この切断作業中には、切断刃における被切断物と接する部分以外の部分を保護カバーで覆っておくことで作業の安全性を高めている。保護カバーは、切断機本体に対して切断刃の中心軸周りに回動操作可能になっており、作業時の切断機の姿勢や被切断物の形状等に応じた角度にして使用することができる(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、切断刃を回転可能に支持するアームの先端部に保護カバーが設けられている。この保護カバーのアームに取り付けられる部分にはフランジが設けられており、フランジには中心軸方向両側からそれぞれ左側及び右側ゴムダンパが当接しており、さらに、これらゴムダンパの外側に左側及び右側押さえプレートが設けられている。アームには、左側及び右側ゴムダンパとフランジとを中心軸方向に挟む保持具が複数の取付ボルトによって取り付けられている。取付ボルトには、左側及び右側ゴムダンパをフランジに押さえ付けるためのスプリングが設けられている。
特許第5760658号公報
ところで、作業者は、保護カバーの角度を切断機の姿勢や被切断物の形状等に応じて調整する必要があるが、その角度調整時に工具が必要であると調整作業が煩雑になるため、工具を用いることなく、角度調整可能にすることが望まれている。また、保護カバーの角度調整後は、当該保護カバーが切断作業中に位置ずれしないようにしっかりと固定しておく必要がある。
この点、特許文献1の保護カバーは、左側及び右側ゴムダンパを保護カバーのフランジに押さえ付ける力を、スプリング機構によって安定させるようにしており、工具を用いずに保護カバーの角度調整を行うこと、及び角度調整後に保護カバーを固定しておくことの両立が可能になっていると考えられる。
ところが、コンクリート等の切断時には、保護カバーに大きな加振力が連続して作用することがある。このような加振力に抗して保護カバーを回動しないように保持しておくためには、特許文献1のスプリングのバネ定数を大きくする必要があるとともに、そのスプリングの大きな反発力に見合う強度の押さえプレートや取付ボルト等を用意する必要があり、これに伴って部品点数が増加するとともに、切断機の重量の増加を招くおそれがある。しかも、特許文献1では、取付ボルトを2つ以上設ける必要があることから、取付ボルトの数に対応してスプリングの数も2つ以上設けなければならず、部品点数増加及び重量増加の問題がより顕著になる。
また、特許文献1の場合、取付ボルト及びスプリングが位置している部分のみが保護カバーのフランジに強く押し付けられることになり、その他の部分の面圧が低下する傾向にあるので、回動抵抗が不安定になり易いと考えられる。
さらに、例えばコンクリートを切断する際には、コンクリートの切断によって生じたコンクリート粉と水とが混ざってコンクリート泥が形成されるが、このコンクリート泥がスプリング機構の内部に浸入して固まると作動不良を起こし、保護カバーの角度調整及び調整後の保持に悪影響を与える可能性があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、部品点数を少なくし、かつ、軽量化を図りながら、保護カバーを工具なしで簡単に角度調整可能にするとともに、調整後の保護カバーを動かないように保持することにある。
上記目的を達成するために、本発明では、保護カバーの円筒形状の被取付部の外周面に弾性部材を締め付け、この締め付け力によって保護カバーに回動抵抗を付与するようにした。
第1の発明は、中心軸周りの回転動作により被切断物を切断する円板状の切断刃と、前記切断刃を回転可能に支持する切断機本体と、前記切断刃の周方向の一部を覆うとともに他の部分を露出させるように形成され、前記切断機本体に対して前記中心軸周りに回動可能に取り付けられる被取付部を有する保護カバーとを備えた携帯型切断機において、前記被取付部は、前記中心軸周りに延びる円筒状に形成されており、前記被取付部の外周面側に配置される弾性部材と、前記弾性部材を前記被取付部に締め付けるとともに、前記切断機本体に対して前記中心軸周りの回動が阻止された状態で設けられる緊結具とを備えていることを特徴とする。
この構成によれば、緊結具によって弾性部材を保護カバーの被取付部に締め付けると、被取付部が円筒状であることから、弾性部材の広い範囲が略均等に被取付部に押し付けられることになる。これにより、特許文献1のような複数のスプリング及び取付ボルトを用いることなく、保護カバーの中心軸周りの回動抵抗を安定して付与することができる。したがって、部品点数を少なくして重量を削減しながら、保護カバーを工具なしで簡単に角度調整でき、調整後の保護カバーを動かないように保持できる。
また、例えば弾性部材を被取付部の外周面に締め付けることで両者を密着させることができる。これにより、コンクリート泥が弾性部材と被取付部の外周面との間に浸入することはなく、長期間に亘って安定した回動抵抗を付与することができる。
尚、例えば工場出荷時やメンテナンス時等のみに緊結具による締め付け力を調整して保護カバーの回動抵抗を適切な範囲に設定すればよく、通常の使用状態で緊結具の締め付け力を調整する必要はないので、作業者を煩わせることはない。
第2の発明は、前記弾性部材は、円筒状をなしており、前記弾性部材の内周面が前記被取付部の外周面に接することを特徴とする。
この構成によれば、弾性部材と保護カバーの被取付部との接触面積が広くなるとともに、周方向の全体に亘って回動抵抗を付与することができ、所望の大きさの回動抵抗を安定して付与できる。弾性部材は円筒状に成形された部材であってもよいし、板状に成形されたものを装着時に円筒状に変形させた部材であってもよい。
第3の発明は、前記弾性部材の内周面と、前記被取付部の外周面との間に摺動材が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、弾性部材と被取付部との間に摺動材が介在していることで、保護カバーの回動抵抗を安定させることができる。
第4の発明は、前記緊結具は、ねじを備えており、該ねじの回転操作によって締め付け力の調整が可能であることを特徴とする。
この構成によれば、ねじを回転させることによって弾性部材の締め付け力を略無段階に変化させることができる。これに伴って、保護カバーの回動抵抗も略無段階に変化するので、例えば生産現場やメンテナンス時の回動抵抗の調整が容易に行える。
第5の発明は、前記緊結具は、前記弾性部材を囲むバンドを備えており、前記ねじの回転操作によって前記バンドによる締め付け力が変化するように構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、例えばバンドの周長が短くなる方向にねじを回転させると、緊結具による締め付け力が大きくなり、これに伴って保護カバーの回動抵抗が大きくなる。一方、バンドの周長が長くなる方向にねじを回転させると、緊結具による締め付け力が小さくなり、これに伴って保護カバーの回動抵抗が小さくなる。よって、ねじの回転方向によって保護カバーの回動抵抗を容易に調整できる。
第6の発明は、前記弾性部材が前記緊結具と共に前記切断機本体に対して前記中心軸周りの回動が抑制されていることを特徴とする。
すなわち、仮に、弾性部材が切断機本体に対して回動可能になっていると、保護カバーを回動させたとき、弾性部材が保護カバーと連れ周りし、切断機本体に対して回動する場合と、弾性部材が切断機本体に固定されて保護カバーの被取付部が弾性部材に対して回動する場合とのいずれとなるか成り行き次第となる。ところが、弾性部材が切断機本体に対して回動する場合と、保護カバーの被取付部が弾性部材に対して回動する場合とでは、摺動部分が異なっているので、保護カバーの回動抵抗が安定しなくなるおそれがある。
本構成によれば、弾性部材が切断機本体に対して殆ど回動しないので、主に保護カバーの被取付部が弾性部材に対して回動することになる。これにより、弾性部材と保護カバーの被取付部の外周面との間の摩擦力によって保護カバーの回動抵抗が安定的に付与されることになる。
第7の発明は、前記バンドは、前記弾性部材に係止する係止部を有していることを特徴とする。
この構成によれば、バンドを弾性部材に締め付けていくと、バンドが弾性部材に押し付けられて係止部に弾性部材の一部が係止するように当該弾性部材が弾性変形し、これにより、係止部が弾性部材に係止した状態になる。したがって、弾性部材が緊結具に固定されるので、第5の発明と同様に、弾性部材が緊結具と共に切断機本体に対して中心軸回りの回動が阻止される。
第8の発明は、前記バンドには、径方向外方へ突出する第1突片部と第2突片部とが周方向に互いに間隔をあけて設けられ、前記第1突片部及び前記第2突片部には、それぞれ前記ねじが挿通される第1挿通孔及び第2挿通孔が形成され、前記ねじは、前記第1挿通孔から前記第2挿通孔に挿通されるとともに、前記第2突片部における前記第1突片部と反対側に配置されたナットに螺合しており、前記切断機本体には、前記第1突片部、前記第2突片部、前記ねじ及び前記ナットが収容される収容凹部が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、ねじをナットに螺合させた状態で締め込むことで第1突片部と第2突片部とが接近してバンドの締め付け力が高まる一方、ねじを緩めることで第1突片部と第2突片部とが離れてバンドの締め付け力が弱まる。緊結具の第1突片部、第2突片部、ねじ及びナットが切断機本体の収容凹部に収容されているので、緊結具が中心軸周りに回動しようとすると、ねじやナット等が収容凹部の内面に当接し、これにより、緊結具の中心軸周りの回動を阻止することができる。つまり、緊結具の第1突片部、第2突片部、ねじ及びナットを切断機本体の収容凹部に収容するという、簡単な構成としながら、緊結具の中心軸周りの回動を確実に阻止できる。
第9の発明は、前記切断機本体は、前記切断刃が固定される主軸と、該主軸を回転可能に支持する軸受部材と、該軸受部材が挿入される円筒状の主軸保持部とが設けられ、前記保護カバーの前記被取付部は、前記主軸保持部を囲むように形成されており、前記被取付部と前記主軸保持部との間には、カラーが設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、保護カバーの被取付部と、切断機本体の主軸保持部との間にカラーが存在していることで、保護カバーを回動させる際に、主軸保持部との間に大きな回動抵抗が生じなくなり、弾性部材によって狙い通りの回動抵抗を保護カバーに付与することができる。
第10の発明は、収容凹部は、切断機本体とは別体の部品で構成された保持部材に形成されていることを特徴とする。
第11の発明は、前記第1突片部と前記第2突片部との間には、中間部材が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、第1突片部と第2突片部との間隔を所定の間隔にすることができる。
本発明によれば、保護カバーの被取付部を円筒状に形成し、この被取付部の外周面に配置した弾性部材を緊結具によって当該被取付部の外周面に締め付けるようにしたので、部品点数を少なくし、かつ、軽量化を図りながら、保護カバーを工具なしで簡単に角度調整できるとともに、調整後の保護カバーを動かないように保持できる。
本発明の実施形態に係る携帯型切断機の側面図である。 切断刃、保護カバー及びアームの前側部分を示す側面図である。 切断刃、保護カバー及びアームの後側部分を後側から見た図である。 保護カバー及びアームの前側部分の分解斜視図である。 図2におけるV-V線断面図である。 図3におけるVI-VI線断面図である。 保護カバーを右側から見た斜視図である。 緊結具及び弾性部材の分解斜視図である。 実施形態の変形例に係る図6相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る携帯型切断機1を示すものである。携帯型切断機1は、例えば各種工事現場等でコンクリートやアスファルト等からなる被切断物を切断する切断作業を行う際に使用される、いわゆるエンジンカッターと呼ばれる機械である。被切断物としては、コンクリートやアスファルト製の構造物に限られるものではなく、各種硬質材を挙げることができる。携帯型切断機1は、作業者1名が持って運ぶことが可能な可搬型エンジンカッターであり、使用時にも作業者1名で切断作業を行うことができる。
携帯型切断機1は、エンジンE1が搭載される切断機本体2と、被切断物を切断する円板状の切断刃3と、切断刃3の一部を覆う保護カバー4とを備えている。この実施形態の説明では、各図に示すように、携帯型切断機1を作業者が持って使用する時に前となる側を単に前といい、後となる側を単に後という。また、携帯型切断機1を作業者が持って使用する時、作業者から見て右となる側を単に右といい、左となる側を単に左というものとする。この方向の定義は、説明の便宜を図るために行うものであり、本発明を限定するものではなく、使用時には各図で示す前が下に向くように携帯型切断機1の姿勢が変化することもあるし、斜めになることもある。
切断機本体2に搭載されているエンジンE1は、2サイクル内燃機関であってもよいし、4サイクル内燃機関であってもよい。また、エンジンE1の代わりに電動モータが搭載されていてもよい。切断機本体2は、エンジンE1の他、当該エンジンE1を覆うエンジンカバー21と、フロントハンドル22と、リヤハンドル23と、前方へ突出するアーム24とを備えている。また、図示しないが、切断機本体2には燃料タンク等が設けられている。また、エンジンE1の出力は、左右方向に延びる駆動軸E2から出力される。駆動軸E2の右端部には、駆動プーリE3が当該駆動軸E2に対して相対的に回転しないように固定されている。駆動プーリE3には伝動ベルトBが巻き掛けられている。駆動軸E2、駆動プーリE3及び伝動ベルトBはアーム24が有するベルトカバー24aによって覆われている。
フロントハンドル22及びリヤハンドル23はエンジンE1と一体化されている。フロントハンドル22は、エンジンE1の右側方から上方、左側方まで連続して延びている。リヤハンドル23は、エンジンE1及びフロントハンドル22よりも後側へ突出している。作業者は、フロントハンドル22及びリヤハンドル23を持って切断作業を行うことができる。リヤハンドル23には、エンジンE1の回転数を調整するためのスロットルレバー23aが設けられている。
アーム24は、切断刃3を回転可能に支持するとともに、保護カバー4が取り付けられる部分である。この実施形態では、アーム24がエンジンE1の右側方から前方へ向けて突出しており、アーム24の前端部はエンジンE1の前端部よりも前に位置している。アーム24は、携帯型切断機1を水平面に置いた時、前側へ行くほど上に位置するように傾斜している。
アーム24は、前後方向中間部において2分割されており、後側アーム構成部材24Aと、前側アーム構成部材24Bとで構成されている。後側アーム構成部材24Aは、エンジンE1が固定された部材と一体化されている。前側アーム構成部材24Bは、後側アーム構成部材24Aに対して図示しないボルト等によって固定されている。尚、このような前後方向の分割構造を採用することなく、一体物のアーム(図示せず)を設けてもよい。
図5に示すように、前側アーム構成部材24Bは、例えば鋳造品や高強度な合成樹脂の射出成形品で構成することができる。前側アーム構成部材24Bの後側には、後側アーム構成部材24A(図1に示す)に締結固定される複数の締結孔241が形成されている。前側アーム構成部材24Bの前側には、左右方向に延びる仮想の中心軸X(図3、図5及び図6に示す)を有する円筒状の主軸保持部242が一体成形されている。この中心軸Xと、図1に破線で示す駆動軸E2とは平行である。
図5及び図6に示すように、主軸保持部242の内部には、主軸25を回転可能に支持するボールベアリング等からなる複数の軸受部材243が挿入されている。この軸受部材243も切断機本体2の一部を構成する部材であり、主軸保持部242によって所定位置に保持されている。軸受部材243の回転中心軸は、上記中心軸Xと同軸上に位置している。
主軸25は、軸受部材243に挿通された状態で当該軸受部材243によって回転可能に支持される。主軸25の回転中心軸は、上記中心軸Xと同軸上に位置している。図5に示すように、主軸25の右端部は前側アーム構成部材24Bから右側へ向けて突出している。この主軸25の右端部には、従動プーリ26が当該主軸25に対して相対的に回転しないように固定されている。従動プーリ26には、図1に破線で示す伝動ベルトBが巻き掛けられており、この伝動ベルトBによってエンジンE1の回転力が主軸25に伝達される。
主軸25の左端部は、前側アーム構成部材24Bから左側へ向けて突出している。この主軸25の左端部には、切断刃3が当該主軸25に対して相対的に回転しないように固定されている。切断刃3は、エンジンE1によって中心軸X周りに回転駆動され、この中心軸X周りの回転動作により被切断物を切断する部材である。切断刃3の固定構造は従来から周知であるため、詳細な説明は省略する。
図4に示すカラー50は、円筒に近い形状に成形された金属製または樹脂製の部材で構成されており、周方向の一部に細いスリット50aを有している。スリット50aを設けることでカラー50の径を微調整することが可能になるが、このスリット50aは省略してもよい。図5及び図6に示すように、カラー50は、主軸保持部242の外側に嵌められており、カラー50の内周面は、主軸保持部242の外周面に沿って延びている。カラー50の材料としては、例えば各種硬質樹脂材や真鍮等を挙げることができ、前側アーム構成部材24Bの材料よりも摺動抵抗の小さい材料が好ましい。
(保護カバー4の構成)
次に、保護カバー4の構成について説明する。保護カバー4は、図2等に示す側面視で半円形に近い形状のカバー本体部40と、前側アーム構成部材24Bに対して中心軸X周りに回動可能に取り付けられる被取付部45(図7に示す)とを有している。カバー本体部40は、切断刃3の周方向の一部を覆うとともに他の部分を露出させるように形成されており、図2~図4に示すように、切断刃3の右側面を覆う右側板部41と、切断刃3の左側面を覆う左側板部42と、切断刃3の先端部を覆う円弧状板部43とを有している。円弧状板部43は、右側板部41の径方向外縁部と左側板部42の径方向外縁部とに連続しており、これにより、切断刃3の両側面と先端部とを所定範囲に亘って覆うことが可能になる。
カバー本体部40の円弧状板部43には、保護カバー4を中心軸X周りに回動操作する際に作業者が手を掛ける部分として突出部44が設けられている。突出部44は、カバー本体部40の外周面から径方向外方へ突出している。突出部44に手を掛けて周方向に力を加えることにより、保護カバー4を図2の時計回りに回動させること、及び反時計回りに回動させることができる。保護カバー4の回動範囲は予め設定されており、例えば図示しない回動ストッパ等が設けられている。
(保護カバー4の角度調整構造)
保護カバー4は角度調整構造を備えている。この角度調整構造によれば、保護カバー4を工具なしで作業者が手で回動させることができるとともに、保護カバー4が所望の角度になった状態で工具を用いることなく、回動しないように保持してことができる。以下、保護カバー4の角度調整構造について具体的に説明する。
図7に示すように、保護カバー4の被取付部45は、カバー本体部40の右側板部41に設けられており、中心軸X周りに延びる円筒状に形成されている。被取付部45の材料は金属材料とすることができる。被取付部45の外周面は凹凸の無い滑らかな面で構成されている。図5及び図6に示すように、被取付部45は、主軸保持部242を囲むように形成されており、被取付部45の内径は、主軸保持部242及びカラー50の外径よりも大きく設定されている。被取付部45と主軸保持部242との間にカラー50が設けられている。カラー50が摺動抵抗の小さな材料からなるものなので、被取付部45とカラー50との間の摩擦力が小さくなる。これにより、保護カバー4の角度調整を行う際に被取付部45が中心軸X周りに回動する時、スムーズに回動させることができるとともに、長期間の使用による動きの悪化も抑制できる。尚、カラー50は必要に応じて設けることができ、省略してもよい。
図4に示すケース51は、弾性部材53及び緊結具54を収容するための部材であり、前側アーム構成部材24Bの左側に配置されている。ケース51には、カラー50及び主軸保持部242が挿通する挿通孔51aが形成されている。また、ケース51は、左側へ突出する周壁部51bを有している。図6に示すように、周壁部51bは、主軸25の上方から前方を経て下方に達するまで連続して延びる一方、後方に向けて開放されている。ケース51は、図4に示すボルト100によって前側アーム構成部材24Bに締結固定されている。
図4に示す保持部材52は、緊結具54を保持することにより、切断機本体2に対して緊結具54が中心軸X周りに回動するのを阻止するための部材である。この実施形態では、保持部材52が切断機本体2の前側アーム構成部材24Bとは別体の部品で構成されている。保持部材52は、ケース51の後側に配置され、当該ケース51の後側の開放部分を閉鎖するように上下方向に長い形状をなしている。図6に示すように、保持部材52の上部及び下部は、それぞれケース51の周壁部51bの上部及び下部に嵌合するように形成されている。また、保持部材52は、ケース51に対して例えば締結部材等によって締結固定されている。これにより、保持部材52がケース51に対して中心軸X周りに回動するのが阻止される。尚、保持部材52は、前側アーム構成部材24Bと一体であってもよい。
保持部材52には、後述する緊結具54の一部を収容可能な収容凹部52aが形成されている。収容凹部52aは、後方に向けて窪むように形成されており、前方、即ちケース51の周壁部51bの内方に向けて開放されている。さらに、収容凹部52aは左方向にも開放されており、上記緊結具54の一部を右方向に移動させることによって収容凹部52aに収容することが可能になっている。
図8に示すように弾性部材53は円筒状をなしている。この弾性部材53は、図5及び図6に示すように保護カバー40の被取付部45の外周面を囲むように配置される。弾性部材53の内径は、被取付部45の外径と略同じか、若干大きめまたは若干小さめに設定することができる。弾性部材53の内周面53a(図8に示す)は、中心軸X方向に延びており、所定の幅を有している。内周面53aは、凹凸等の無い滑らかな面で構成されている。弾性部材53の内周面53aの幅は、被取付部45の同方向の寸法よりも短く設定されており、弾性部材53の内周面53aの全体が被取付部45の外周面に接している。また、弾性部材53の外周面53b(図8に示す)も、中心軸X方向に延びており、内周面53aと同じ幅を有している。
弾性部材53の材料は特に限定されるものではないが、例えばシリコンゴム等のゴムや熱可塑性エラストマー等を挙げることができる。特にシリコンゴムを使用することで、周囲の温度変化の影響を受けにくくすることができるとともに、経時変化も小さくすることができる。弾性部材53の内周面53aと、被取付部45の外周面との間の摩擦係数が所定以上となるように、弾性部材53の材料を選定することができる。
図4や図6に示すように、緊結具54は、弾性部材53を保護カバー4の被取付部45の外周面に締め付けるための器具である。この実施形態では、図8に示すように、緊結具54は、弾性部材53の外周面53bを囲むバンド55と、ねじ56と、四角ナット63と、ナット57とを備えている。バンド55は、例えば金属製の帯状部材を円筒状に巻くことによって形成されている。バンド55の周方向一端部には、径方向外方へ突出する第1突片部55aが設けられている。一方、バンド55の周方向他端部には、径方向外方へ突出する第2突片部55bが設けられている。第1突片部55aと第2突片部55bとは、バンド55の周方向に互いに間隔をあけて配置されており、この実施形態では、図6に示すように、組付時に第1突片部55a及び第2突片部55bが後方へ突出し、かつ、互いに上下方向に間隔をあけて配置されるようになっている。第1突片部55a及び第2突片部55bの間には、中間筒部材(中間部材)58が配置される。この中間筒部材58は、第1突片部55aと第2突片部55bとの間隔を所定寸法確保するためのスペーサとして機能する部材であり、間隔を所定寸法確保することで狙い通りの回動抵抗を保護カバー4に付与することができる。中間筒部材58は、必要に応じて設ければよく、省略してもよい。
バンド55は、サポート部材55Aを備えている。サポート部材55Aは、バンド55の内周面に沿う円弧状に形成されており、当該バンド55の内側において第1突片部55aと第2突片部55bとの隙間を塞ぐように設けられている。バンド55の内周面は、サポート部材55Aの外周面に摺接する。サポート部材55Aを備えていることで、弾性部材53がバンド55により、周方向の全体に亘って均一な締め付け力を得ることができる。尚、サポート部材55Aは、必要に応じて設ければよく、省略してもよい。
図8に示すように、バンド55は、弾性部材53に係止する係止孔55eを有している。係止孔55eは、1つ設けてもよいし、2つ以上設けてもよい。係止孔55eを複数設ける場合には、バンド55の周方向に互いに間隔をあけて設けることができる。また、図示しないが、係止孔55eは、バンド55の幅方向に互いに間隔をあけて設けてもよい。係止孔55eは円形であってもよいし、スリット状であってもよいし、凹凸形状であってもよい。係止孔55eが弾性部材53の外周面53bに押し付けられることで、弾性部材53が弾性変形してその一部が係止孔55eに入り込み、これにより、係止孔55eが弾性部材53に係止してバンド55と弾性部材53との相対的な回動が阻止される。係止孔55eの代わりにバンド55の内周面に例えば係止溝等(図示せず)を設けてもよい。
図8に示すように、第1突片部及55a及び第2突片部55bには、それぞれねじ56が挿通される第1挿通孔55c及び第2挿通孔55dが形成されている。第1挿通孔55c及び第2挿通孔55dも上下方向に間隔をあけて配置されることになる。
第1突片部55aの下には四角ワッシャ61が配置され、さらにこの四角ワッシャ61の下には第1ワッシャ62が配置されている。また、第2突片部55bの上には四角ナット63が配置され、四角ナット63の上には第2ワッシャ64が配置されている。第2ワッシャ64の上にナット57が配置されている。
ねじ56は、下から第1ワッシャ62に差し込まれて四角ワッシャ61を貫通した後、第1挿通孔55c、中間筒部材58、第2挿通孔55dに差し込まれる。次に、ねじ56は、四角ナット63に螺合する。さらに、ねじ56に第2ワッシャ64を取り付け、ナット57で固定する。四角ナット63及びナット57のダブルナットで緩みを抑制している。ねじ56の挿通方向は反対方向であってもよい。
ねじ56を締め付け方向に回転操作すると、第1突片部55aと第2突片部55bとの間隔が狭まっていき、第1突片部55aと第2突片部55bとの隙間が狭くなる。一方、ねじ56を緩み方向に回転操作すると、第1突片部55aと第2突片部55bとの間隔が広がっていく。第1突片部55aと第2突片部55bとの間隔は、ねじ56の回転量によって略無段階に調整することができる。第1突片部55aと第2突片部55bとの間隔が狭くなると、弾性部材53の弾性変形量が大きくなり、弾性部材53を被取付部45の外周面に強く締め付けることができる。弾性部材53の締め付け力は、第1突片部55aと第2突片部55bとの間隔によって変化するので、ねじ56の回転量によって弾性部材53の締め付け力を略無段階に調整することができる。
弾性部材53の締め付け力を調整した後、図6に示すように、緊結具54の第1突片部55a、第2突片部55b、ねじ56及びナット57を収容凹部52aに収容する。第1突片部55a、第2突片部55b、ねじ56及びナット57は、バンド55から径方向外方へ突出しているので、収容凹部52aの内面に係合する。この収容凹部52aは、保持部材52に形成されており、保持部材52は前側アーム構成部材24Bに対して回り止めされているので、緊結具54は、切断機本体2に対して中心軸X周りの回動が阻止された状態で設けられることになる。つまり、緊結具54の一部の収容凹部52aに収容するという、簡単な構成としながら、緊結具54の中心軸X周りの回動を確実に阻止できる。
(締め付け力の設定)
弾性部材53の締め付け力により、保護カバー4の中心軸X周りの回動抵抗を変化させることができる。具体的には、弾性部材53の締め付け力を強くすると、弾性部材53の内周面53aが保護カバー4の被取付部45の外周面に強く接触することになり、保護カバー4を回動させるのに要する力が大きくなる。一方、弾性部材53の締め付け力を弱くすると、弾性部材53の内周面53aが保護カバー4の被取付部45の外周面に弱く接触することになり、保護カバー4を回動させるのに要する力が小さくなる。
弾性部材53の締め付け力は、第1の所定値以上かつ第2の所定値以下に設定されている。ここで第1の所定値は、第2の所定値よりも小さい値とする。第1の所定値は、コンクリート等の切断時に保護カバー4に大きな加振力が連続して作用しても保護カバー4が回動しないような値であり、これにより、使用時に保護カバー4の角度が勝手に変化しない。また、第2の所定値は、保護カバー4の角度調整を行う際に、平均的な力を持った作業者が工具等を使用することなく、手で保護カバー4を回動させることが可能な値である。
尚、例えば工場出荷時やメンテナンス時等のみに緊結具54の締め付け力を調整して保護カバー4の回動抵抗を適切な範囲に設定すればよく、通常の使用状態で緊結具54の締め付け力を調整する必要はない。また、経年変化等によって保護カバー4の回動抵抗が適切な範囲よりも低くなった場合には、分解して緊結具54の締め付け力を高めて再調整すればよい。
(実施形態の作用効果)
以上説明したように、この実施形態によれば、緊結具54によって弾性部材53を保護カバー4の被取付部45の外周面に締め付けると、被取付部45が円筒状であることから、弾性部材53の広い範囲が略均等に被取付部45の外周面に押し付けられることになる。これにより、従来のような複数のスプリング及び取付ボルトを用いることなく、保護カバー4の中心軸X周りの回動抵抗を安定して付与することができる。したがって、部品点数を少なくして重量を削減しながら、保護カバー4を工具なしで簡単に角度調整でき、調整後の保護カバー4を動かないように保持できる。
また、弾性部材53を被取付部45の外周面に締め付けていることで両者を密着させることができる。これにより、コンクリート泥が弾性部材53と被取付部45の外周面との間に浸入することはなく、長期間に亘って安定した回動抵抗を付与することができる。
また、緊結具54の係止孔55aが弾性部材53に係止しているので、弾性部材53が切断機本体2に対して回動しなくなる。これにより、常に、保護カバー4の被取付部45が弾性部材53に対して回動することになるので、弾性部材53と保護カバー4の被取付部45の外周面との間の摩擦力によって保護カバー4の回動抵抗を安定的に付与できる。
また、保護カバー4の被取付部45と、切断機本体2の主軸保持部242との間にカラー50が存在していることで、保護カバー4を回動させる際に、主軸保持部242との間に大きな回動抵抗が生じなくなり、弾性部材53によって狙い通りの回動抵抗を保護カバー4に付与することができる。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
例えば、緊結具54の構成は上述した構成に限られるものではなく、ねじやナットの締め込みによって弾性部材53を締め付けることが可能な各種緊結具を使用することができ、バンド55の周長を変化させる構造のものであってもよい。また、バンド55の代わりに、例えばワイヤ等に紐状部材によって弾性部材53を締め付けてもよい。
また、図9に示す変形例のように、弾性部材53の内周面と、被取付部45の外周面との間に摺動材30が設けられていてもよい。摺動材30は円筒状に成形されており、摺動材30の外周面が弾性部材53の内周面に接し、摺動材30の内周面が被取付部45の外周面に接している。摺動材30は円筒状の部材であってもよいし、帯状の部材を成形して円筒状にしたものであってもよい。
摺動材30は、例えば硬質樹脂材や真鍮等の金属材で構成することができるが、これらに限られるものではなく、ゴムに比べて滑り易く、かつ、硬い材料を用いることができる。弾性部材53と被取付部45との間に摺動材30が介在していることで、保護カバー4の回動抵抗を安定させることができるだけでなく、緊結具54による締め付け力と、保護カバー4の回動抵抗とがリニアに変化するので、保護カバー4の回動抵抗の設定が簡単になる。また、保護カバー4を繰り返し角度調整した後の回動抵抗の変化が小さい。また、部品の組み合わせを変えたときの保護カバー4の回動抵抗の再現性が高くなる。さらに、保護カバー4の角度調整を行うとき、保護カバー4に加える力を徐々に高めてある閾値を超えると、保護カバー4が直ちに回動し、力を抜けばその場に直ちに止まるので、節度感のある角度調整が行える。
以上説明したように、本発明は、例えば、コンクリートやアスファルト等を切断する携帯型切断機に適している。
1 携帯型切断機
2 切断機本体
3 切断刃
4 保護カバー
24 アーム
25 主軸
30 摺動材
45 被取付部
50 カラー
52a 収容凹部
53 弾性部材
54 緊結具
55 バンド
55a 第1突片部
55b 第2突片部
55c 第1挿通孔
55d 第2挿通孔
55e 係止孔
56 ねじ
57 ナット
58 中間筒部材(中間部材)
63 四角ナット
242 主軸保持部
243 軸受部材
X 中心軸

Claims (11)

  1. 中心軸周りの回転動作により被切断物を切断する円板状の切断刃と、
    前記切断刃を回転可能に支持する切断機本体と、
    前記切断刃の周方向の一部を覆うとともに他の部分を露出させるように形成され、前記切断機本体に対して前記中心軸周りに回動可能に取り付けられる被取付部を有する保護カバーとを備えた携帯型切断機において、
    前記被取付部は、前記中心軸周りに延びる円筒状に形成されており、
    前記被取付部の外周面側に配置される弾性部材と、
    前記弾性部材を前記被取付部に締め付けるとともに、前記切断機本体に対して前記中心軸周りの回動が阻止された状態で設けられる緊結具とを備えていることを特徴とする携帯型切断機。
  2. 請求項1に記載の携帯型切断機において、
    前記弾性部材は、円筒状をなしており、
    前記弾性部材の内周面が前記被取付部の外周面に接することを特徴とする携帯型切断機。
  3. 請求項1に記載の携帯型切断機において、
    前記弾性部材の内周面と、前記被取付部の外周面との間に摺動材が設けられていることを特徴とする携帯型切断機。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の携帯型切断機において、
    前記緊結具は、ねじを備えており、該ねじの回転操作によって締め付け力の調整が可能であることを特徴とする携帯型切断機。
  5. 請求項4に記載の携帯型切断機において、
    前記緊結具は、前記弾性部材を囲むバンドを備えており、前記ねじの回転操作によって前記バンドによる締め付け力が変化するように構成されていることを特徴とする携帯型切断機。
  6. 請求項1から5のいずれか1つに記載の携帯型切断機において、
    前記弾性部材が前記緊結具と共に前記切断機本体に対して前記中心軸周りの回動が抑制されていることを特徴とする携帯型切断機。
  7. 請求項5に記載の携帯型切断機において、
    前記バンドは、前記弾性部材に係止する係止部を有していることを特徴とする携帯型切断機。
  8. 請求項5に記載の携帯型切断機において、
    前記バンドには、径方向外方へ突出する第1突片部と第2突片部とが周方向に互いに間隔をあけて設けられ、
    前記第1突片部及び前記第2突片部には、それぞれ前記ねじが挿通される第1挿通孔及び第2挿通孔が形成され、
    前記ねじは、前記第1挿通孔から前記第2挿通孔に挿通されるとともに、前記第2突片部における前記第1突片部と反対側に配置されたナットに螺合しており、
    前記切断機本体には、前記第1突片部、前記第2突片部、前記ねじ及び前記ナットが収容される収容凹部が形成されていることを特徴とする携帯型切断機。
  9. 請求項1から8のいずれか1つに記載の携帯型切断機において、
    前記切断機本体は、前記切断刃が固定される主軸と、該主軸を回転可能に支持する軸受部材と、該軸受部材が挿入される円筒状の主軸保持部とが設けられ、
    前記保護カバーの前記被取付部は、前記主軸保持部を囲むように形成されており、
    前記被取付部と前記主軸保持部との間には、カラーが設けられていることを特徴とする携帯型切断機。
  10. 請求項8に記載の携帯型切断機において、
    前記収容凹部は、前記切断機本体とは別体の部品で構成された保持部材に形成されていることを特徴とする携帯型切断機。
  11. 請求項8に記載の携帯型切断機において、
    前記第1突片部と前記第2突片部との間には、中間部材が設けられていることを特徴とする携帯型切断機。
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