JP7450834B1 - リニアモータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

リニアモータ制御装置(100)において、リニアモータ(200)の固定子巻線(20)に電力を供給する複数のインバータ(1)と、複数のインバータ(1)のそれぞれを動作させるための複数のPWM信号生成部(10)と、PWM信号(Pw)の生成に用いるキャリア信号(Cw)を生成するキャリア信号生成回路(4)と、複数のキャリア信号生成回路(4)に、タイミング信号(Tm)を出力するクロック回路(6)とカウンタ回路(5)から構成された位相制御装置(11)とを、備え、タイミング信号(Tm)を受信することで、キャリア信号生成回路(4)は、異なる位相のキャリア信号(Cw)を生成し複数のPWM信号生成部(10)のそれぞれに供給し、複数のPWM信号生成部(10)はそのキャリア信号(Cw)を用いて異なる位相のPWM信号(Pw)生成し、複数のインバータ(1)それぞれに出力し、動作させる。

Description

本開示は、リニアモータ制御装置に関するものである。
インバータを備えたモータ制御装置では、インバータのスイッチング動作に伴って中性点電位変動が生じ、動力ケーブルあるいはモータの巻線と基準グラウンドとの間に不可避的に生じる浮遊容量を介してコモンモードのノイズ電流が基準グラウンドに流れる。このノイズ電流が系統電源側に流れることにより同じ電源を共有する他の電子機器に障害を及ぼすことがあり、これは伝導妨害と呼ばれる。また、動力ケーブルを流れるノイズ電流が、電磁結合等によって装置内の他の回路機能、特に通信系の回路に障害を及ぼし機器の誤動作を招く恐れがある。この現象は自家中毒と呼ばれることがある。互いに同期している複数のインバータを備えたモータ制御装置において、各々のインバータを同位相でスイッチング動作させた場合、各々のインバータで発生するコモンモード電流の時間波形も同位相となるが、これらが同じ基準グラウンド等に流れ込むことによって互いに強め合う現象が発生する。これにより波高値の大きなノイズ電流が生じ、伝導妨害及び自家中毒の発生リスクが高くなるといった問題が生じる。このような問題を解決するために、複数のインバータのスイッチング動作が同位相で行われないように、各インバータをスイッチングさせる機能制御信号の位相をずらす手法が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1においては、伝導ノイズを抑制するために、複数のインバータに180°位相の異なる制御信号を出力し、約半数のインバータを同位相で、残り約半数のインバータを逆位相の制御信号により動作させている。
特許文献2においては、複数のモータそれぞれを制御する複数のインバータに供給するN個のキャリア信号の位相を、N個のモータの夫々に関するノイズ量によって表されるN個のベクトルの和が零となるように決定する位相制御部とを備えているので、ノイズ電流の波高値が抑制されるように作用する。
特許第4143833号公報 特開2022-137360号公報
しかしながら、複数の固定子巻線を有し、それぞれに対応するインバータを備えたリニアモータ制御装置において、従来手法を適用するには次の問題があった。まず、特許文献1の方法では、多くのインバータを備えたモータ制御装置においては、約半数ずつが同じ位相であるため、依然として問題が解決されていない。
特許文献2においては、位相制御部はN個のモータの夫々に関するノイズ量によって表されるN個のベクトルの和が零となるように演算するので、モータ数の増加に伴い演算負荷が高くなってしまう。
本開示は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、多数の固定子巻線を有し、それぞれに対応するインバータを複数備えたリニアモータ制御装置において、簡便な位相制御装置を用いて複数のインバータを異なる位相で動作させ、ノイズ抑制を可能とすることを目的とする。
本開示のリニアモータ制御装置は、
N個(Nは2以上の自然数)の固定子巻線を有するリニアモータを制御するリニアモータ制御装置において、
PWM信号に基づいて動作し、対応するN個の前記固定子巻線に電力を供給するN個のインバータと、
前記PWM信号の生成に用いるキャリア信号を生成するn個(nはNより小さい自然数)のキャリア信号生成回路と、
前記キャリア信号の位相を制御する位相制御部と、を備え、
前記位相制御部は、
同期信号を出力するクロック回路と、前記クロック回路から出力された同期信号を受信し、受信した時刻から予め設定された時刻に、対応する前記n個のキャリア信号生成回路にタイミング信号を出力するn個のカウンタ回路とを備え、
前記n個のキャリア信号生成回路は、それぞれ対応する前記カウンタ回路からタイミング信号を受信した時、予め設定された周期の前記キャリア信号を出力し、
n個の前記カウンタ回路からタイミング信号を出力する時刻は、いずれか2つの時刻の差が前記キャリア信号の周期の整数倍とならないように設定されるとともに、いずれか2つの時刻の差が前記キャリア信号の周期の半整数倍となるように設定された、ものである。

本開示によれば、複数のインバータが異なる位相で動作する制御が可能となり、発生するノイズ電流も異なる位相となるため、ノイズ電流が同位相で重なることによるノイズ電流の増大を抑制することが可能となる。
実施の形態1に係るリニアモータ制御装置を具備するリニアモータシステムの構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係るリニアモータ制御装置の構成を示すブロック図である。 位相の異なるキャリア信号を説明するための図である。 実施の形態3に係るリニアモータ制御装置において、キャリア信号生成回路とPWM信号生成部との関係を説明するための図である。 実施の形態4に係るリニアモータ制御装置において、互いに逆位相となるキャリア信号を説明するための図である。 比較例である、同位相のPWM信号と、インバータから発生するノイズの位相関係を示す概念図で、図中(a)はPWM信号1、2の波形を、(b)はPWM信号1、2によって動作するインバータから発生するノイズ電流波形を、(c)は合算したノイズ電流を示す図である。 実施の形態4に係るリニアモータ制御装置において、逆位相のPWM信号と、インバータから発生するノイズの位相関係を示す概念図で、図中(a)はPWM信号1、2の波形を、(b)はPWM信号1、2によって動作するインバータから発生するノイズ電流波形を、(c)は合算したノイズ電流を示す図である。 発生したノイズ電流が基準グラウンドに流れる様子を説明する図である。 実施の形態1から4に係るリニアモータ制御装置のインバータ制御装置のハードウエア構成の一例を示す図である。
以下、リニアモータ制御装置の実施の形態について図を参照して説明する。なお、各図中、同一符号は、同一または相当する部分を示すものとする。従って、それらについての詳細な説明を、重複を避けるために省略する場合がある。
実施の形態1.
以下に、実施の形態1に係るリニアモータ制御装置について図を用いて説明する。
図1は、実施の形態1に係るリニアモータ制御装置を具備するリニアモータシステムの概略構成を示すブロック図、図2はリニアモータ制御装置の構成を示す機能ブロック図である。
図1において、リニアモータシステムは、リニアモータ200とリニアモータ200を駆動するためのリニアモータ制御装置100とを備えている。
<リニアモータ200の構成>
まず、リニアモータ200の構成について説明する。リニアモータ200は固定子巻線20に通電することにより磁力を発生させ、永久磁石を備えた可動子22がガイドレール23に沿って駆動する。そのため、可動子22には動力ケーブルが不要である。複数の固定子巻線20は筐体24に収容される。各固定子巻線20には動力ケーブル21を介して電力がリニアモータ制御装置100から供給される。なお、固定子巻線20の個数はNであり、後述するインバータ1の個数と同数である。
<リニアモータ制御装置100の構成>
図1及び図2において、リニアモータ制御装置100は、それぞれ動力ケーブル21を介してリニアモータ200の固定子巻線20に電力を供給するN個(Nは2以上の自然数)の複数のインバータ1と、PWM(パルス幅変調;Puls Width Modulation)信号Pwを生成し、インバータ1に送信するPWM信号生成部10と、キャリア信号Cwを生成し、PWM信号生成部10に送信するキャリア信号生成部12と、タイミング信号Tmを生成し、キャリア信号生成部12に送信する位相制御部11と、を備えている。PWM信号生成部10と、キャリア信号生成部12と、位相制御部11と、でインバータ制御装置101を構成する。
<インバータ1の構成>
N個の複数のインバータ1_1,1_2,・・・,1_N(総称する時はインバータ1と称する)は、それぞれインバータ機能実現に必要な構成要素のうち電力変換を行う回路、例えば半導体スイッチング素子からなる単相インバータ回路である。N個のインバータ1はそれぞれ共通の電源回路から電源が供給されるが、電源回路及び整流回路、電源ケーブル等は図示していない。半導体スイッチング素子は、例えばMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)、IGBT(Insulated-Gate-Bipolar-Transistor)に代表される素子がある。これら半導体スイッチング素子は、シリコン(Si)からなる半導体で形成されていてもよいし、炭化ケイ素(SiC)、窒化ガリウム(GaN)等のシリコン(Si)よりもバンドギャップの広い半導体材料により形成されたワイドバンドギャップ半導体であってもよい。
それぞれのインバータ1_1,1_2,・・・,1_Nは、リニアモータ200の固定子巻線20のそれぞれに対応しており、動力ケーブル21を介して電気的に接続されている。
<PWM信号生成部10の構成>
図1,2において、複数のPWM信号生成部10_1,10_2,・・・,10_N(総称する場合は、PWM信号生成部10と称する)もインバータ1と同数のN個である。各インバータ1_1,1_2,・・・,1_Nに対応した各PWM信号生成部10_1,10_2,・・・,10_NからそれぞれPWM信号Pwが送信される。
各PWM信号生成部10は、指令信号生成部3と比較器2とを備える。PWM信号生成部10_1を例にすると、制御部7からの信号を基に指令信号生成部3_1は指令信号Scを生成し、比較器2_1に送信する。比較器2_1はキャリア信号生成回路4_1で生成されたキャリア信号Cwと指令信号Scとを比較し、PWM信号Pw生成する。キャリア信号Cwは、例えば予め設定された周期Tを有する三角波である。
ここで、制御部7は上位装置110の指令に基づき、それぞれの固定子巻線20に流す電流値を決定する。リニアモータ制御装置100内部の制御部7における演算結果をもとに、指令信号生成部3において指令信号Scが生成される。この指令信号Scは、固定子巻線20に対応したインバータ1のスイッチング動作を設定するための電圧指令信号である。なお、制御部7は必ずしもリニアモータ制御装置100内に具備されている必要はない。
<位相制御部11及びキャリア信号生成部12の構成>
図2に示すように、キャリア信号生成部12は、n個の複数のキャリア信号生成回路4_1,4_2,・・・4_nを備える(総称する場合はキャリア信号生成回路4と称する)。ここで、nは2≦n≦Nを満たす自然数である。キャリア信号生成回路4で生成されるそれぞれのキャリア信号Cwの位相は位相制御部11から送信されるタイミング信号Tmにより決定される。
位相制御部11はn個の複数のカウンタ回路5_1,5_2,・・・5_n(総称する場合はカウンタ回路5と称する)及びクロック回路6を備える。ここで、キャリア信号生成回路4とカウンタ回路5の数は同数である。n=1であると、カウンタ回路5が1つしかなく、位相の異なるキャリア信号Cwを生成することはできないため、nの値として1は除外される。そのため、nは2以上である。また、nがインバータ数Nよりも大きな場合は、キャリア信号生成回路が余剰になるため、このような場合も除外する。したがって、自然数nの候補としては2以上N以下に限られる。
各カウンタ回路5_1,5_2,・・・5_nは、クロック回路6で生成された同期信号CLKを受信した時刻t0から、予め設定された時刻t1,t2・・・tnの経過後にタイミング信号Tmを出力する機能を持つデジタル回路である。同期信号CLKはカウンタ回路5の動作開始タイミングを定め、カウンタ回路5の動作を同期させる機能を有する電気信号であり、その具体的な形式は問わないが、任意の周波数を持った、繰り返しの電気信号を用いるのが一般的である。同期信号CLKはすべてのカウンタ回路5に共通である。タイミング信号Tmは、電気信号であればその形式を問わないが、例えば1(ハイ:High)もしくは0(ロー:Low)に固定されたデジタル信号を一定時間出力するようなものである。クロック回路6も具体的な構成は問わないが、通常、水晶振動子と周辺回路等によって構成される。クロック回路6は、位相制御部11専用のものを準備する必要はなく、他の回路で使用しているクロック回路を併用しても構わない。ここに示したキャリア信号生成回路4及びカウンタ回路5などは、ディスクリート部品で構成してもよいが、FPGA(Field Programmable gate Array)等のプログラム可能なロジックデバイスに実装してもよい。
カウント回路5_1,5_2,・・・5_nはそれぞれ対応するキャリア信号生成回路4_1,4_2,・・・4_nに1対1で接続され、それぞれタイミング信号Tmを供給する。キャリア信号生成回路4_1,4_2,・・・4_nは、カウント回路5_1,5_2,・・・5_nからのタイミング信号Tmを受信した時点で周期Tのキャリア信号Cwの出力を開始する。すなわち、カウント回路5_1,5_2,・・・5_nが異なるn個のキャリア信号Cwの相対的な位相を決定する機能を有している。
図3は、位相の異なるキャリア信号を示した図である。クロック回路6からの同期信号CLKを受信してから予め任意に選択した2つの時刻tk、tlに生成されたキャリア信号をそれぞれキャリア信号Cw_k、Cw_lとする。tk-tlの値がキャリア信号の周期Tの整数倍(負の数を含む)とならないように、時刻t1,t2,・・tnをそれぞれ決定することにより、最大n個の異なる位相をもつキャリア信号Cwを生成することができる。以降の説明において、「位相が異なること」は上述の意味である。
ここで、tk-tlの値がキャリア信号の周期Tの整数倍の場合、時刻tkと時刻tlは異なる時刻であるものの、生成される2つのキャリア信号Cw_k、Cw_lの位相差は360°の整数倍になり、実質的な位相差はない。つまり位相差αは角度にして0°以上360°未満(0°≦α<360°)で表現することとし、キャリア信号Cwの周期Tとの関係を明示するならば、
tk-tl=T×α/360×m (mは0を除く整数)
と表記される。
また、クロック回路6からの同期信号CLKを受信してから予め設定された時刻t1,t2・・・tnのいずれかが同じ値を取ることも可能であるが、その時刻にキャリア信号Cwが重複した数だけ供給されるため、位相の異なるキャリア信号Cwの数が減ってしまうことになる。そのため、時刻t1,t2・・・tnは少なくとも2つ以上異なる時刻である。
リニアモータ制御装置100のN個のインバータ1_1,1_2,・・・1_Nをすべて異なる位相で動作させる場合は、カウンタ回路5及びキャリア信号生成回路4の個数nをインバータ1の個数Nと同数であり、かつ上述の時刻t1,t2・・・tnが全て異なるように設定する。このように設定されたタイミング信号Tmがカウンタ回路5_kから送信され、このタイミング信号Tmを受信したキャリア信号生成回路4_kにより供給されたキャリア信号Cwに基づいて、PWM信号生成部10_kはインバータ1_kにPWM信号Pwを出力するようにすればよい。
リニアモータ制御装置100のN個のインバータ1_1,1_2,・・・1_Nをすべて異なる位相で動作させることができるので、ノイズ電流の発生タイミングが重なることによってその波高値が大きくなってしまう問題を回避することができる。
以上のように、実施の形態1によれば、リニアモータ制御装置はN個(Nは2以上の自然数)の固定子巻線を有するリニアモータを制御するリニアモータ制御装置であって、対応するN個の固定子巻線に電力を供給するN個のインバータと、インバータを動作させるPWM信号を生成し、対応するN個のインバータのそれぞれに供給するN個のPWM信号生成部と、PWM信号の生成に用いるキャリア信号を生成するn個(nは2以上N以下の自然数)のキャリア信号生成回路と、キャリア信号の位相を制御する位相制御部と、を備えている。そして、位相制御部は、同期信号を出力するクロック回路と、クロック回路から出力された同期信号を受信し、受信した時刻から予め設定された少なくとも2つ以上異なる時刻に、対応するn個のキャリア信号生成回路にタイミング信号を出力するn個のカウンタ回路とを備え、n個のキャリア信号生成回路は、それぞれ対応する前記カウンタ回路からタイミング信号を受信した時予め設定された周期の前記キャリア信号を出力し、それぞれの前記PWM信号生成部は、前記n個のキャリア信号生成回路のうちの1つから前記キャリア信号が供給されるので、複数のインバータが位相の異なるキャリア信号に基づき生成されたPWM信号により動作することが可能となり、ノイズ電流の発生タイミングが重なることによってその波高値が大きくなってしまう問題を回避することができる。
この時、カウンタ回路からタイミング信号を出力する時刻は任意の2つの時刻の差がキャリア信号の周期の整数倍とならないように設定されるので、位相の異なるキャリア信号に基づき生成されたPWM信号によりインバータを動作させることが可能となる。
また、n個のカウンタ回路は全て異なる時刻でタイミング信号Tmを出力し、n=Nの場合、全てのインバータはそれぞれ位相が異なるキャリア信号に基づき生成されたPWM信号により動作するので、ノイズ抑制に最も寄与する。
カウンタ回路及びキャリア信号生成回路の個数nを2≦n<Nとし、インバータ及びPWM信号生成部の個数Nより少なくすることにより、カウンタ回路及びキャリア信号生成回路の削減が図れる。この場合も、位相が異なるキャリア信号を複数生成することにより、ノイズ電流の発生タイミングが重なることを抑制し、ノイズ電流の発生タイミングが重なることによってその波高値が大きくなってしまう問題を回避することが可能となる。
実施の形態2.
以下に、実施の形態2に係るリニアモータ制御装置について図を用いて説明する。実施の形態1においては、カウンタ回路5及びキャリア信号生成回路4の個数nをインバータ1の個数Nと同数にし、リニアモータ制御装置100のN個のインバータ1_1,1_2,・・・1_Nをすべて異なる位相で動作させる例について説明した。本実施の形態2では、カウンタ回路5及びキャリア信号生成回路4の個数nがインバータ1の個数Nより小さい場合の例について説明する。なお、リニアモータ制御装置100の構成、動作は実施の形態1と同様である。
カウンタ回路5及びキャリア信号生成回路4の個数nがインバータ1の個数Nより小さい場合、キャリア信号生成回路4_1,4_2,・・・4_nは少なくともその差(N-n)の分だけ同じ位相のキャリア信号CwがPWM信号生成部10に供給されることになる。なお、1つのPWM信号生成部10に複数のキャリア信号Cwが供給されることはない。これは実施の形態1も同様である。
ここで、N-n=1の場合、キャリア信号生成回路4_1で生成されたキャリア信号CwがPWM信号生成部10_1,10_2に送信されたとすると、指令信号が同一の場合インバータ1_1,1_2は同位相で動作することになる。N-nの差が大きくなるほど、同位相で動作するインバータの数は増加することになる。
同位相で動作するインバータの数が多いと、ノイズ電流が重畳し、その波高値が大きくなるが、N-nの差が大きくなっても、同位相で多くのインバータ1が動作しないように、同一のキャリア信号の送信先を可能な限り均等に分配することで、ノイズ電流の重畳による波高値の増大を最小限に抑えることが可能となる。例えば、インバータ数が12で、カウンタ回路及びキャリア信号生成回路の個数が4の場合、同位相で動作するインバータの数は12/4=3まで減らすことができる。たとえすべてのインバータを異なる位相で動作させることができなくとも同位相で動作するインバータ数を十分減らすことができるため、ノイズ電流の波高値を抑える効果は期待できる。
一方、リニアモータシステムにおいては、固定子巻線20が非常に多いため、それを動作させるために、リニアモータ制御装置100の具備するインバータ1の個数が多く、他のモータ制御装置、例えば多軸モータの制御装置と比較して、一つの装置内に含まれるインバータ数が非常に多い。そのため、カウンタ回路5及びキャリア信号生成回路4をインバータ1と同数だけ用意すると、部品点数の増加及び電子回路基板上での配線が複雑化するなど、設計面及び製造コストの面でデメリットがある。
また、カウンタ回路5及びキャリア信号生成回路4をFPGAに実装する場合、FPGAの容量に限界があるため、多くのカウンタ回路5及びキャリア信号生成回路4を実装したくてもできない場合がある。
すなわち、カウンタ回路5及びキャリア信号生成回路4の個数nをインバータ1の個数Nに近づかせノイズ電流の影響を抑制することと、設計の簡素化とはトレードオフの関係にある。そこで、カウンタ回路5及びキャリア信号生成回路4の個数nをインバータ1の個数Nよりも小さくすることで、設計の簡易化及びコスト削減を図りつつ、インバータ1_1,1_2,・・・1_Nを可能な限り最大の異なる位相数で動作させるようにすれば、ノイズ電流の重畳による波高値の増大の抑制効果も得ることが可能となる。
以上のように、実施の形態2によれば、カウンタ回路5及びキャリア信号生成回路4の個数nをインバータ1の個数Nよりも小さくすることで、設計の簡易化及びコスト削減を図りつつ、ノイズ電流の重畳による波高値の増大の抑制効果も得ることが可能となる。
実施の形態3.
以下に、実施の形態3に係るリニアモータ制御装置について図を用いて説明する。本実施の形態3では、実施の形態2同様にカウンタ回路5及びキャリア信号生成回路4の個数nをインバータ1の個数Nより小さくし、各キャリア信号生成回路4から少なくとも2つ以上のPWM信号生成部10に対して同一のキャリア信号Cwを供給する例について説明する。なお、リニアモータ制御装置100の構成、動作は実施の形態1と同様である。
図4は、実施の形態3に係るリニアモータ制御装置100において、キャリア信号生成回路4とPWM信号生成部10との関係を説明するための図である。図4において、PWM信号生成部10内の比較器2は省略しているが、キャリア信号生成回路4からのキャリア信号CwはPWM信号生成部10内の比較器2に入力される。
図4において、キャリア信号生成回路4_1のキャリア信号Cwは、2つのPWM信号生成部10_1,10_2に供給され、キャリア信号生成回路4_2のキャリア信号Cwは、2つのPWM信号生成部10_3,10_4,10_5に供給され、キャリア信号生成回路4_nのキャリア信号Cwは、2つのPWM信号生成部10_N-1,10_Nに供給されている。このように、各キャリア信号生成回路4から2つのPWM信号生成部10にキャリア信号Cwを供給するようにすれば、n=N/2となり、カウンタ回路5及びキャリア信号生成回路4の個数をインバータ1の個数の半分にすることが可能となる。図4に示した例では、隣り合ったインバータ(例えば1_1と1_2)が同位相で動作するが、必ずしもこのように接続される必要はなく、離れた位置にあるインバータ(例えば1_1と1_3など)が同位相で動作するように、キャリア信号生成回路4_1をPWM信号生成部10_1と10_3に接続してもよい。
なお、図4では、各キャリア信号生成回路4から2つのPWM信号生成部10にキャリア信号Cwを供給するようにしたが、これに限るものではない、各キャリア信号生成回路4から3つ以上のPWM信号生成部10にキャリア信号Cwを供給するようにしてもよい。但し、いずれの場合も、1つのPWM信号生成部10に複数のキャリア信号生成回路4からキャリア信号Cwを供給されない。
キャリア信号生成回路4の個数nがいずれの場合であっても、実施の形態1で説明したようにn個のキャリア信号生成回路4で生成されるキャリア信号Cwの位相がすべて異なっていれば、同位相で動作するインバータ1の数を減らすことができる。図4の例においては、同位相で動作するインバータ1の数は2に抑えられる。
以上のように、実施の形態3によれば、各キャリア信号生成回路から少なくとも2つ以上のPWM信号生成部に対して同一のキャリア信号Cwを供給するようにしたので、カウンタ回路及びキャリア信号生成回路の数を少なく抑えることができ、位相制御部11の簡易化及び低コスト化を図ることができる。さらに、位相制御部で異なる位相のキャリア信号を生成するので、複数のインバータ1のスイッチング動作のタイミングが重ならないような制御が可能になり、ノイズの発生タイミングも同様にずらすことができる。これによってノイズ電流の波高値の増大を抑制することができる。
実施の形態4.
以下に、実施の形態4に係るリニアモータ制御装置について図を用いて説明する。本実施の形態4においては、キャリア信号生成回路4及びカウンタ回路5の個数nが偶数である例について説明する。なお、リニアモータ制御装置100の構成、動作は実施の形態1と同様である。
キャリア信号生成回路4及びカウンタ回路5の個数nを偶数にすることで、あるキャリア信号Cwに対して逆位相となるキャリア信号Cwのペアを必ず作ることが可能になる。
図5は、互いに逆位相となるキャリア信号を説明するための図である。ここで逆位相とは、任意の2つのカウンタ回路5_k、5_lがタイミング信号Tmを出力する時刻をそれぞれ時刻tk、tlとするとき、tk-tlの値がキャリア信号Cwの周期Tの半整数倍となっていることを指す。つまり、tk-tl=T/2×m (mは0を除く整数)が成り立っているときである。その位相差αを角度で表すならば180°もしくはその奇数倍となる。キャリア信号生成回路4及びカウンタ回路5の個数nを偶数に選ぶ限りは、互いに逆位相となるキャリア信号Cwのペアをもれなく作ることができる。図5において、タイミング信号Tmを出力する時刻tkを受信して生成されたキャリア信号Cw_kとタイミング信号Tmを出力する時刻tlを受信して生成されたキャリア信号Cw_lの位相差が180°の例が示されている。
ここで、n=2の場合は自明であるが、2つのキャリア信号Cwを位相の角度の値として0°、180°のように選ぶことができ、それらは互いに逆位相となっている。
n=4の場合、4つのキャリア信号Cwの位相角度の値として、0°、90°、180°、270°を選ぶことができ、0°と180°、90°と270°のペアが逆位相となっている。
n=6の場合、6つのキャリア信号Cwの位相角度の値として、0°、60°、120°、180°、240°、300°を選ぶことができ、0°と180°、60°と240°、120°と300°がそれぞれ逆位相のペアとなる。
もちろん、ある決まった数nに対して、どのような位相を選択するかは自由である。例えば、例えばn=4の場合、上述の例とは異なり0°、180°、100°、280°のように位相差180°のペアが存在するように選んでもよい。
次に、位相差が180°となるキャリア信号Cwのペアを作る効果について説明する。
図6、7は、PWM信号と、そのPWM信号により動作するインバータから発生するノイズの位相関係を示す概念図である。図中(a)は、PWM信号1,2の波形を、(b)はPWM信号1、2によって動作するインバータ1_1,1_2から発生した同位相のノイズ電流波形を、(c)はそれぞれのインバータから発生したノイズ電流を合算したノイズ電流を示している。図6は比較例として、(a)は、位相差が0の2つのキャリア信号Cwにより生成されたPWM信号1、2を、(b)はPWM信号1、2によりインバータ1_1,1_2から発生した同位相のノイズ電流波形を、(c)は合算されたノイズ電流が示されている。位相差が0のキャリア信号により動作するインバータから発生するノイズ電流は同位相であり、合算されたノイズ電流はその波形が重畳されたように増大することが分かる。
図7は、本実施の形態4に係るもので、図中(a)は、逆位相のキャリア信号Cwのペアにより逆位相のPWM信号1,2を示している。図中(b)からわかるように逆位相のPWM信号1、2によりそれぞれインバータ1_1,1_2から発生するノイズ電流も逆位相であるため、(c)で示すように合算されたノイズ電流はその波形が重畳され、互いに打ち消しあっていることが分かる。
図8は、回路中にノイズ電流が流れる様子を示した概略図で、発生したノイズ電流が基準グラウンドに流れる様子を説明する図である。図8において、インバータ1の上流に系統電源32を備え、インバータ1_1から電力が供給されるリニアモータ200の固定子巻線20_1及びインバータ1_2から電力が供給される固定子巻線20_2にはそれぞれ、基準グラウンド31との間に浮遊容量30が不可避的に生じる。
図7のように、逆位相のPWM信号によりインバータ1_1,1_2が動作した時、インバータ1_1,1_2それぞれから発生するノイズ電流は固定子巻線20_1,20_2から浮遊容量30を介して基準グラウンド31に流れるが、ノイズ電流が逆位相であり、逆向きとなる。そのため図7中(c)で示したように、基準グラウンド31に流れるノイズ電流は互いに打ち消し合うことになる。
以上のように、実施の形態4によれば、実施の形態1から3と同様の効果を奏する。さらに、キャリア信号生成回路及びカウンタ回路の個数nを偶数にすることで、位相差が180°となるキャリア信号Cwのペアを作ることが可能となり、これにより、インバータから発生したノイズ電流の位相も逆位相となるため、基準グラウンドに流れるノイズ電流を抑制することが可能となる。これにより伝導妨害のリスクを更に抑制することができる。
上述の実施の形態1から4におけるインバータ制御装置101の構成の一例を図9に示す。図9に示すように、インバータ制御装置101は例えば処理回路として、プロセッサ1000と記憶装置1100とを備えている。
プロセッサ1000として、CPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、IC(Integrated Circuit)、FPGA、各種の論理回路、及び各種の信号処理回路等が備えられてもよい。また、プロセッサ1000として、同じ種類のもの又は異なる種類のものが複数備えられ、各処理が分担して実行されてもよい。記憶装置1100として、プロセッサ1000からデータを読み出し及び書き込みが可能に構成されたRAM(Random Access Memory)、及びプロセッサ1000からデータを読み出し可能に構成されたROM(Read Only Memory)等が備えられている。プロセッサ1000は、ROM等の記憶装置1100から入力されたプログラムを実行する。
なお、インバータ制御装置101のうちキャリア信号生成回路4及びカウンタ回路5などはFPGAに搭載する例は先に示していたが、これらを個別に構成してもよいし、インバータ制御装置101として統合したハードウエア構成としてもよい。
本開示は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、この明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
1:インバータ、 2:比較器、 3:指令信号生成部、 4:キャリア信号生成回路、 5:カウンタ回路、 6:クロック回路、 7:制御部、 10:PWM信号生成部、 11:位相制御部、 12:キャリア信号生成部、 20:固定子巻線、 21:動力ケーブル、 22:可動子、 23:ガイドレール、 24:筐体、 30:浮遊容量、 31:基準グラウンド、 32:系統電源、 100:リニアモータ制御装置、 101:インバータ制御装置、 110:上位装置、 200:リニアモータ、 1000:プロセッサ、 1100:記憶装置、 Pw:PWM信号、 Sc:指令信号、 Cw:キャリア信号、 Tm:タイミング信号、 CLK:同期信号。

Claims (2)

  1. N個(Nは2以上の自然数)の固定子巻線を有するリニアモータを制御するリニアモータ制御装置において、
    PWM信号に基づいて動作し、対応するN個の前記固定子巻線に電力を供給するN個のインバータと、
    前記PWM信号の生成に用いるキャリア信号を生成するn個(nはNより小さい自然数)のキャリア信号生成回路と、
    前記キャリア信号の位相を制御する位相制御部と、を備え、
    前記位相制御部は、
    同期信号を出力するクロック回路と、前記クロック回路から出力された同期信号を受信し、受信した時刻から予め設定された時刻に、対応する前記n個のキャリア信号生成回路にタイミング信号を出力するn個のカウンタ回路とを備え、
    前記n個のキャリア信号生成回路は、それぞれ対応する前記カウンタ回路からタイミング信号を受信した時、予め設定された周期の前記キャリア信号を出力し、
    n個の前記カウンタ回路からタイミング信号を出力する時刻は、いずれか2つの時刻の差が前記キャリア信号の周期の整数倍とならないように設定されるとともに、いずれか2つの時刻の差が前記キャリア信号の周期の半整数倍となるように設定された、リニアモータ制御装置。
  2. 前記キャリア信号生成回路及び前記カウンタ回路の数であるnは偶数である、請求項1に記載のリニアモータ制御装置。
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