JP7450829B1 - 光ファイバケーブル断線検出装置、光ファイバケーブル断線特定システム、光ファイバケーブル断線検出方法及びプログラム - Google Patents

光ファイバケーブル断線検出装置、光ファイバケーブル断線特定システム、光ファイバケーブル断線検出方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

マスタ装置(100)と、当該マスタ装置(100)により制御される1つ以上のデバイス装置(200-A,200ーB)とのそれぞれが、送信用の光ファイバケーブルと受信用の光ファイバケーブルとを用いて通信可能に接続される光ファイバケーブル断線特定システム(1)において、検出部(202)は、光ファイバケーブルを用いた通信の受信側のデバイス装置(200-A)において、当該デバイス装置(200-A)に接続された受信用の光ファイバケーブルの断線を検出する。送信部(203)は、受信用の光ファイバケーブルの断線が検出されると、インターネットプロトコル通信により、マスタ装置(100)へ、受信用の光ファイバケーブルの断線が検出されたことを示す断線検出フレームを送信する。

Description

本開示は、光ファイバケーブル断線検出装置、光ファイバケーブル断線特定システム、光ファイバケーブル断線検出方法及びプログラムに関する。
マスタ装置及びマスタ装置により制御されるデバイス装置が通信ケーブルを用いて接続されたシステムにおいて、通信ケーブルの異常を検出するための技術が知られている。例えば、特許文献1には、マスタ装置、複数のデバイス装置及び市販の分岐装置をLANケーブルで接続したシステムにおいて、デバイス装置が、反射波を用いてLANケーブルの異常を診断し、診断結果をマスタ装置に報知する技術が開示されている。
特開2021-139820号公報
一方、送信用及び受信用の光ファイバケーブルを用いてマスタ装置及び複数のデバイス装置を接続した従来のシステムにおいては、デバイス装置が受信用の光ファイバケーブルのリンクダウンを検知することにより光ファイバケーブルの断線を検出し、断線が検出された受信用の光ファイバケーブルの接続先、すなわち、断線が検出された光ファイバケーブルの送信側のデバイス装置に、断線を検出したことを示す専用の信号を送信する。また、断線を検出したデバイス装置は、断線が検出された光ファイバケーブルの送信側のデバイス装置へのデータの送信を停止する。そして、断線が検出された光ファイバケーブルの送信側のデバイス装置は、専用の信号を受信すると、断線を検出したデバイス装置へのデータの送信を停止する。その後、マスタ装置は、断線を検出したデバイス装置と断線が検出された光ファイバケーブルの送信側のデバイス装置との間のデータの送受信が停止されたことを検出することにより、断線が発生した光ファイバケーブルを、断線を検出したデバイス装置と断線が検出された光ファイバケーブルの送信側のデバイス装置との間の光ファイバケーブルであると特定する。
しかし、上記の専用の信号は、市販の分岐装置により認識されない信号のため、断線を検出したデバイス装置と断線が検出された光ファイバケーブルの送信側のデバイス装置との間に市販の分岐装置が介在する場合は、断線が検出された光ファイバケーブルの送信側のデバイス装置は、専用の信号を正常に受信することができない。よって、断線が検出された光ファイバケーブルの送信側のデバイス装置は、断線を検出したデバイス装置へのデータの送信を停止することができず、結果として、市販の分岐装置を用いたシステムにおいては断線が発生した光ファイバケーブルを特定することができないという問題があった。
本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであり、システムにおいて市販の分岐装置が用いられていたとしても光ファイバケーブルの断線を特定することが可能な光ファイバケーブル断線検出装置、光ファイバケーブル断線特定システム、光ファイバケーブル断線検出方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本開示に係る光ファイバケーブル断線検出装置は、
マスタ装置と、当該マスタ装置により制御される1つ以上のデバイス装置とのそれぞれが、送信用の光ファイバケーブルと受信用の光ファイバケーブルとを用いて通信可能に接続され、前記デバイス装置間の通信、又は、前記デバイス装置と前記マスタ装置との通信を中継する1つ以上の分岐装置を含む光ファイバケーブル断線特定システムにおいて、
前記光ファイバケーブルを用いた通信の受信側のデバイス装置において、当該デバイス装置に接続された受信用の光ファイバケーブルの断線を検出する検出手段と、
前記検出手段により受信用の光ファイバケーブルの断線が検出されると、インターネットプロトコル通信により、前記マスタ装置へ、前記受信用の光ファイバケーブルの断線が検出されたことを示す断線検出フレームを送信する送信手段と、を備える。
本開示によれば、システムにおいて市販の分岐装置が用いられていたとしても光ファイバケーブルの断線を特定することが可能な光ファイバケーブル断線検出装置、光ファイバケーブル断線特定システム、光ファイバケーブル断線検出方法及びプログラムを提供することができる。
実施形態に係る光ファイバケーブル断線特定システムの構成例を示す図 実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成を示す図 実施形態に係る光ファイバケーブル断線特定システムの機能構成を示す図 実施形態に係る光ファイバケーブル断線特定システムに含まれるデバイス装置の処理を示すフローチャート 実施形態に係る光ファイバケーブル断線特定システムに含まれるマスタ装置の処理を示すフローチャート
(実施形態)
実施形態に係る光ファイバケーブル断線特定システム1は、システムに含まれる装置同士を接続する光ファイバケーブルの断線を特定するシステムである。
光ファイバケーブル断線特定システム1は、図1に示すように、マスタ装置100と、1つ以上のデバイス装置200-1,・・・,200-i(i:1以上の自然数)と、1つ以上の分岐装置300-1,・・・,300-j(j:1以上の自然数)と、を含む。以下では、特定のデバイス装置について説明する場合を除き、デバイス装置200-1,・・・,200-iを総称してデバイス装置200と表記する。また、特定の分岐装置について説明する場合を除き、分岐装置300-1,・・・,300-jを総称して分岐装置300と表記する。図1は、マスタ装置100と、3つのデバイス装置200と、2つの分岐装置300とがリング状に接続されている光ファイバケーブル断線特定システムの例を示す。
マスタ装置100は、デバイス装置200を制御する装置であり、例えば、FA(Factory Automation)機器を制御するためのPLC(Programmable Logic Controller)である。
デバイス装置200は、マスタ装置100により制御される装置であり、例えば、FA機器である。デバイス装置200は、後述するように、光ファイバケーブル断線検出装置500の機能を含む。光ファイバケーブル断線検出装置500は、デバイス装置200に接続された光ファイバケーブルの断線を検出する機能を有する。
分岐装置300は、デバイス装置200間の通信、又は、デバイス装置200とマスタ装置100との間の通信を中継する装置であり、例えば、ハブである。
光ファイバケーブル断線特定システム1において、マスタ装置100と、当該マスタ装置により制御される1つ以上のデバイス装置200とのそれぞれが、送信用の光ファイバケーブルと受信用の光ファイバケーブルとを用いて通信可能に接続される。
例えば、図1に示すように、マスタ装置100には、光ファイバケーブル410-1がデバイス装置200-1との通信の送信用の光ファイバケーブルとして接続され、光ファイバケーブル420-1がデバイス装置200-1との通信の受信用の光ファイバケーブルとして接続される。また、マスタ装置100には、光ファイバケーブル420-6がデバイス装置200-3との通信の送信用の光ファイバケーブルとして接続され、光ファイバケーブル410-6がデバイス装置200-3との通信の受信用の光ファイバケーブルとして接続される。さらに、マスタ装置100には、光ファイバケーブル420-5がデバイス装置200-3との通信の送信用の光ファイバケーブルとして接続されるとみなし、光ファイバケーブル410-5がデバイス装置200-3との通信の受信用の光ファイバケーブルとして接続されるとみなす。
デバイス装置200-1には、光ファイバケーブル420-1がマスタ装置100との通信の送信用の光ファイバケーブルとして接続され、光ファイバケーブル410-1がマスタ装置100との通信の受信用の光ファイバケーブルとして接続される。また、デバイス装置200-1には、光ファイバケーブル410-2がデバイス装置200-2との通信の送信用の光ファイバケーブルとして接続され、光ファイバケーブル420-2がデバイス装置200-2との通信の受信用の光ファイバケーブルとして接続される。さらに、デバイス装置200-1には、光ファイバケーブル410-3がデバイス装置200-2との通信の送信用の光ファイバケーブルとして接続されるとみなし、光ファイバケーブル420-3がデバイス装置200-2との通信の受信用の光ファイバケーブルとして接続されるとみなす。
デバイス装置200-2には、光ファイバケーブル420-3がデバイス装置200-1との通信の送信用の光ファイバケーブルとして接続され、光ファイバケーブル410-3がデバイス装置200-1との通信の受信用の光ファイバケーブルとして接続される。さらに、デバイス装置200-2には、光ファイバケーブル420-2がデバイス装置200-1との通信の送信用の光ファイバケーブルとして接続されるとみなし、光ファイバケーブル410-2がデバイス装置200-1との通信の受信用の光ファイバケーブルとして接続されるとみなす。また、デバイス装置200-2には、光ファイバケーブル410-4がデバイス装置200-3との通信の送信用の光ファイバケーブルとして接続され、光ファイバケーブル420-4がデバイス装置200-3との通信の受信用の光ファイバケーブルとして接続される。
デバイス装置200-3には、光ファイバケーブル420-4がデバイス装置200-2との通信の送信用の光ファイバケーブルとして接続され、光ファイバケーブル410-4がデバイス装置200-2との通信の受信用の光ファイバケーブルとして接続される。また、デバイス装置200-3には、光ファイバケーブル410-5がマスタ装置100との通信の送信用の光ファイバケーブルとして接続され、光ファイバケーブル420-5がマスタ装置100との通信の受信用の光ファイバケーブルとして接続される。さらに、デバイス装置200-3には、光ファイバケーブル410-6がマスタ装置100との通信の送信用の光ファイバケーブルとして接続されるとみなし、光ファイバケーブル420-6がマスタ装置100との通信の受信用の光ファイバケーブルとして接続されるとみなす。
図2に、マスタ装置100及びデバイス装置200が実現される情報処理装置10のハードウェア構成の例を示す。
情報処理装置10は、種々の処理を実行するプロセッサ11と、プロセッサ11の作業領域として用いられる主記憶部12と、プロセッサ11の処理に用いられる種々のデータを記憶する補助記憶部13と、外部の装置と通信するための通信部14と、を有する。主記憶部12、補助記憶部13及び通信部14はいずれも、バス15を介してプロセッサ11に接続される。
プロセッサ11は、種々の処理を実行するCPU(Central Processing Unit)である。プロセッサ11は、補助記憶部13に記憶されるプログラムを実行することにより、情報処理装置10の種々の機能を実現する。
主記憶部12は、RAM(Random Access Memory)を含む。主記憶部12には、補助記憶部13からプログラムがロードされる。そして、主記憶部12は、プロセッサ11の作業領域として用いられる。
補助記憶部13は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)に代表される不揮発性メモリを含む。補助記憶部13は、プログラムの他に、プロセッサ11の処理に用いられる種々のデータを記憶する。補助記憶部13は、プロセッサ11の指示に従って、プロセッサ11によって利用されるデータをプロセッサ11に供給し、プロセッサ11から供給されたデータを記憶する。
通信部14は、外部の装置と通信するためのネットワークインタフェース回路を含む。通信部14は、外部の装置から信号を受信して、この信号により示されるデータをプロセッサ11へ出力する。また、通信部14は、プロセッサ11から出力されたデータを示す信号を外部の装置へ送信する。
次に、光ファイバケーブル断線特定システム1の機能について、図3を用いて説明する。光ファイバケーブル断線特定システム1に含まれるデバイス装置200には、光ファイバケーブル断線検出装置500が含まれる。以下では、断線が発生した光ファイバケーブルを用いた通信の受信側のデバイス装置200を、デバイス装置200-A、断線が発生した光ファイバケーブルを用いた通信の送信側のデバイス装置200を、デバイス装置200-Bとする。
例えば、図1の光ファイバケーブル断線特定システム1において、光ファイバケーブル410-2又は光ファイバケーブル410-3において断線が発生したとすると、断線が発生した光ファイバケーブルを用いた通信の受信側のデバイス装置200-Aは、デバイス装置200-2であり、断線が発生した光ファイバケーブルを用いた通信の送信側のデバイス装置200-Bは、デバイス装置200-1である。
まず、光ファイバケーブル断線検出装置500の機能について説明する。光ファイバケーブル断線検出装置500は、機能的には、光ファイバケーブル断線特定システム1に含まれる他の装置からデータを受信する受信部201と、断線を検出する検出部202と、光ファイバケーブル断線特定システム1に含まれる他の装置へデータを送信する部203と、を備える。
受信部201は、光ファイバケーブル断線特定システム1に含まれる他の装置から、受信用の光ファイバケーブルを用いてデータを受信する。受信部201は、プロセッサ11及び通信部14により実現される。
具体的には、受信部201は、マスタ装置100及び他のデバイス装置200から、データを受信する。例えば、図1のシステム構成を例にとると、デバイス装置200-2の受信部201は、光ファイバケーブル410-2,410-3を用いて、デバイス装置200-1からデータを受信する。また、デバイス装置200-2の受信部201は、光ファイバケーブル420-4を用いて、デバイス装置200-3からデータを受信する。
また、受信部201は、光信号の受信によって受信用の光ファイバケーブルにおけるリンクアップ及びリンクダウンを検知する。
例えば、デバイス装置200-2の受信部201は、光ファイバケーブル410-3,420-4におけるリンクアップ及びリンクダウンを検知する。例えば、図1の光ファイバケーブル410-2又は光ファイバケーブル410-3において断線が発生すると、デバイス装置200-2(デバイス装置200-A)の受信部201は、光ファイバケーブル410-3のリンクダウンを検知する。
検出部202は、光ファイバケーブルを用いた通信の受信側のデバイス装置200において、当該デバイス装置200に接続された受信用の光ファイバケーブルの断線を検出する。検出部202は、プロセッサ11により実現される。なお、検出部202は、検出手段の一例である。
具体的には、検出部202は、受信部201の受信用の光ファイバケーブルの検知状況を監視し、受信部201により受信用の光ファイバケーブルのリンクダウンが検知されると、受信用の光ファイバケーブルの断線を検出する。例えば、光ファイバケーブル410-2,410-3を用いた通信の受信側のデバイス装置200-2(デバイス装置200-A)の受信部201が、光ファイバケーブル410-3においてリンクダウンを検知すると、検出部202は、デバイス装置200-2(デバイス装置200-A)に接続された光ファイバケーブル410-2,410-3の断線を検出する。
送信部203は、光ファイバケーブル断線特定システム1に含まれる他の装置へ、送信用の光ファイバケーブルを用いてデータを送信する。送信部203は、プロセッサ11及び通信部14により実現される。なお、送信部203は、送信手段及び第1送信手段の一例である。
具体的には、送信部203は、マスタ装置100及び他のデバイス装置200へ、データを送信する。例えば、デバイス装置200-2の送信部203は、光ファイバケーブル420-2,420-3を用いて、デバイス装置200-1へデータを送信する。また、デバイス装置200-2の送信部203は、光ファイバケーブル410-4を用いて、デバイス装置200-3へデータを送信する。
また、送信部203は、検出部202により受信用の光ファイバケーブルの断線が検出されると、インターネットプロトコル通信により、マスタ装置100へ、受信用の光ファイバケーブルの断線が検出されたことを示す断線検出フレームを送信する。
断線検出フレームとは、デバイス装置200から送信されるフレームであり、デバイス装置200が用いる受信用の光ファイバケーブルにおいて断線が検出されたことを示すフレームである。
断線検出フレームには、このフレームを送信するデバイス装置200に接続される受信用の光ファイバケーブルを特定可能な情報が含まれる。特定可能な情報とは、例えば、光ファイバケーブルが接続された通信ポート番号の情報である。例えば、デバイス装置200-2には、受信用の光ファイバケーブルとして、光ファイバケーブル410-3,420-4が接続されているので、デバイス装置200-2(デバイス装置200-A)の送信部203から断線検出フレームが送信される場合は、断線検出フレームに、断線が検出された光ファイバケーブル410-3,420-4のいずれかが接続された通信ポート番号の情報が含まれる。
例えば、デバイス装置200-2(デバイス装置200-A)において、検出部202が光ファイバケーブル410-2,410-3の断線を検出すると、送信部203は、インターネットプロトコル通信により、マスタ装置100に、光ファイバケーブル410-3が接続された通信ポート番号の情報を含む断線検出フレームを送信する。
或いは、断線検出フレームには、断線が検出された受信用の光ファイバケーブルを用いた通信の、送信側のデバイス装置を識別可能な識別情報を含めてもよい。識別情報とは、例えば、デバイス装置200に割り当てられたMAC(Media Access Control)アドレス又はIP(Internet Protocol)アドレスである。
例えば、光ファイバケーブル断線特定システム1において、LLDP(Link Layer Discovery Protocol)のような既知のプロトコル、或いは、光ファイバケーブル断線特定システム1の管理者、使用者等により独自に開発されたプロトコルを用いて、光ファイバケーブル断線特定システム1に含まれる装置の識別情報を取得する。識別情報を取得するタイミングは、デバイス装置200により断線が検出されたタイミングの前又は後のいずれでもよい。
例えば、デバイス装置200-2(デバイス装置200-A)において、検出部202により光ファイバケーブル410-2,410-3の断線が検出されると、送信部203は、インターネットプロトコル通信により、マスタ装置100に、光ファイバケーブル410-2,410-3を用いた通信の送信側のデバイス装置200-1のMACアドレス及びIPアドレスを、断線検出フレームに含めて送信する。
また、送信部203は、断線が検出された受信用の光ファイバケーブルを用いた通信の送信側のデバイス装置200へのデータの送信を停止する。
例えば、デバイス装置200-2(デバイス装置200-A)の送信部203は、光ファイバケーブル410-2,410-3を用いた通信の送信側のデバイス装置200-1(デバイス装置200-B)への、光ファイバケーブル420-2,420-3を用いたデータの送信を停止する。
次に、図3のマスタ装置100の機能について説明する。マスタ装置100は、機能的には、デバイス装置200からデータを受信する受信部101と、断線した受信用の光ファイバケーブルを用いた通信の送信側のデバイス装置200を特定する特定部102と、デバイス装置200へデータを送信する送信部103と、構成情報を更新する構成情報更新部104と、断線を検出する検出部105と、を備える。
受信部101は、光ファイバケーブル断線特定システム1に含まれるデバイス装置200から、受信用の光ファイバケーブルを用いてデータを受信する。受信部101は、プロセッサ11及び通信部14により実現される。なお、受信部101は、受信手段の一例である。
例えば、マスタ装置100の受信部101は、光ファイバケーブル420-1を用いて、デバイス装置200-1からデータを受信する。また、マスタ装置100の受信部101は、光ファイバケーブル410-5,410-6を用いて、デバイス装置200-3からデータを受信する。
ここで、受信部101は、デバイス装置200から断線検出フレームを受信する。
例えば、マスタ装置100の受信部101は、デバイス装置200-2(デバイス装置200-A)から、光ファイバケーブル410-3の通信ポート番号の情報を含む断線検出フレームを受信する。
或いは、マスタ装置100の受信部101は、デバイス装置200-2(デバイス装置200-A)から、光ファイバケーブル410-2,410-3を用いた通信の送信側のデバイス装置200-1のMACアドレス及びIPアドレスが含まれる断線検出フレームを受信する。
特定部102は、受信部101により受信された断線検出フレームに示される断線が検出された受信用の光ファイバケーブルを用いた通信の、送信側のデバイス装置200を特定する。特定部102は、プロセッサ11により実現される。なお、特定部102は、特定手段の一例である。
例えば、特定部102は、マスタ装置100に格納された構成情報を用いて、断線が検出された受信用の光ファイバケーブルを用いた通信の送信側のデバイス装置200を特定する。
構成情報とは、光ファイバケーブル断線特定システム1に含まれる装置を識別するための識別情報と、装置の接続関係を示す情報とを含む情報である。例えば、構成情報には、各装置のMACアドレス及びIPアドレスと、各装置の通信ポートがどの装置との通信に用いられるかを示す情報とが含まれる。
例えば、マスタ装置100の受信部101が、デバイス装置200-2(デバイス装置200-A)から、光ファイバケーブル410-3が接続された通信ポート番号が含まれる断線検出フレームを受信したとする。この場合、マスタ装置100の特定部102は、デバイス装置200-2(デバイス装置200-A)のMACアドレス及びIPアドレスと、通信ポート番号と、構成情報とを参照して、断線が検出された光ファイバケーブル410-2,410-3を用いた通信の送信側のデバイス装置200を、デバイス装置200-1(デバイス装置200-B)と特定する。
或いは、マスタ装置100の受信部101が、デバイス装置200-2(デバイス装置200-A)から、デバイス装置200-1(デバイス装置200-B)のMACアドレス及びIPアドレスを含む断線検出フレームを受信したとする。この場合、特定部102は、受信した断線検出フレームに含まれるMACアドレス及びIPアドレスから、断線した光ファイバケーブルを用いた通信の送信側のデバイス装置200を、デバイス装置200-1(デバイス装置200-B)と特定する。したがって、この場合は、構成情報を用いて断線した光ファイバケーブルの送信側のデバイス装置を特定する処理を省くことができる。
送信部103は、光ファイバケーブル断線特定システム1に含まれるデバイス装置200へ、送信用の光ファイバケーブルを用いてデータを送信する。送信部103は、プロセッサ11及び通信部14により実現される。なお、送信部103は、第2送信手段の一例である。
例えば、マスタ装置100の送信部103は、光ファイバケーブル410-1を用いて、デバイス装置200-1へデータを送信する。また、マスタ装置100の送信部103は、光ファイバケーブル420-5,420-6を用いて、デバイス装置200-3へデータを送信する。
また、送信部103は、特定部102により特定された送信側のデバイス装置200へ、断線検出フレームに示される断線が検出された受信用の光ファイバケーブルを用いた通信の、受信側のデバイス装置200へのデータの送信の停止を指示する送信停止フレームを送信する。
送信停止フレームとは、マスタ装置100からデバイス装置200-Bに送信されるフレームであり、断線が検出された光ファイバケーブルを用いた通信の送信側のデバイス装置200から受信側のデバイス装置200へのデータの送信を停止させるための指示が含まれるフレームである。例えば、送信停止フレームには、受信側のデバイス装置200の識別情報が含まれる。
例えば、マスタ装置100の送信部103は、デバイス装置200-1(デバイス装置200-B)に、デバイス装置200-2(デバイス装置200-A)のMACアドレス及びIPアドレスが含まれる送信停止フレームを送信する。
そして、送信側のデバイス装置200は、送信停止フレームを受信すると、断線が検出された光ファイバケーブルを用いた通信の受信側のデバイス装置200へのデータの送信を停止する。
例えば、デバイス装置200-1(デバイス装置200-B)の受信部201が、マスタ装置100から、デバイス装置200-2(デバイス装置200-A)の識別情報が含まれる送信停止フレームを受信すると、デバイス装置200-1(デバイス装置200-B)の送信部203は、光ファイバケーブル410-2,410-3を用いた通信の、受信側のデバイス装置200-2(デバイス装置200-A)へのデータの送信を停止する。
また、送信部103は、特定部102により特定された送信側のデバイス装置200へのサイクリックフレームの送信を停止する。サイクリックフレームとは、同一ネットワーク内の装置間で、定期的にデータ交信をするために送信されるフレームである。
例えば、送信部103は、デバイス装置200-1(デバイス装置200-B)へのサイクリックフレームの送信を停止する。
構成情報更新部104は、特定部102により断線が検出された受信用の光ファイバケーブルを用いた通信の、送信側のデバイス装置200が特定されると、構成情報を更新する。構成情報更新部104は、プロセッサ11により実現される。
例えば、特定部102が、断線が検出された受信用の光ファイバケーブルを用いた通信の送信側のデバイス装置200を、デバイス装置200-1(デバイス装置200-B)と特定すると、構成情報更新部104は、デバイス装置200-1(デバイス装置200-B)が解列したと判断し、構成情報に含まれる接続関係を示す情報を、デバイス装置200-1(デバイス装置200-B)が解列した接続関係を示す情報に更新する。
検出部105は、受信用の光ファイバケーブルの断線を検出する。検出部105は、プロセッサ11により実現される。
具体的には、検出部105は、受信部101の受信用の光ファイバケーブルの検知状況を監視し、受信部101により受信用の光ファイバケーブルのリンクダウンが検知されると、受信用の光ファイバケーブルの断線を検出する。例えば、マスタ装置100の受信部101が、光ファイバケーブル410-6についてリンクダウンを検知すると、検出部105は、光ファイバケーブル410-5,410-6の断線を検出する。
検出部105が断線を検出すると、特定部102は、断線が検出された光ファイバケーブルが接続された通信ポート番号と、構成情報とを参照して、断線が検出された光ファイバケーブルを用いた通信の送信側のデバイス装置200を特定する。そして、送信部103は、特定部102により特定されたデバイス装置200に、送信停止フレームを送信する。また、構成情報更新部104は、構成情報を更新する。
例えば、検出部105が光ファイバケーブル410-5,410-6の断線を検出すると、特定部102は、光ファイバケーブル410-5,410-6を用いた通信の送信側のデバイス装置200を、デバイス装置200-3(デバイス装置200-B)と特定する。そして、送信部103は、デバイス装置200-3へ送信停止フレームを送信し、デバイス装置200-3へのサイクリックフレームの送信を停止する。また、構成情報更新部104は、デバイス装置200-3(デバイス装置200-B)が解列したと判断し、構成情報に含まれる接続関係を示す情報を、デバイス装置200-3(デバイス装置200-B)が解列した接続関係を示す情報に更新する。
次に、本実施形態にデバイス装置200が実行する処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。図4の処理は、例えば、デバイス装置200が起動されると、実行される処理である。
検出部202は、光ファイバケーブルを用いた通信の受信側のデバイス装置200において、当該デバイス装置200に接続された受信用の光ファイバケーブルの断線を検出したか否かを判断する(ステップS101)。検出部202が、受信用の光ファイバケーブルの断線を検出したと判断すると(ステップS101;YES)、送信部203は、インターネットプロトコル通信により、マスタ装置100へ、受信用の光ファイバケーブルの断線が検出されたことを示す断線検出フレームを送信する(ステップS102)。そして、送信部203は、断線が検出された受信用の光ファイバケーブルを用いた通信の送信側のデバイス装置200へのデータの送信を停止する(ステップS103)。その後、ステップS101に戻る。一方、検出部202が、受信用の光ファイバケーブルの断線を検出していないと判断すると(ステップS101;NO)、受信部201は、マスタ装置100から送信停止フレームを受信したか否かを判断する(ステップS104)。
例えば、光ファイバケーブル410-2,410-3を用いた通信の受信側のデバイス装置200-2(デバイス装置200-A)の受信部201が、光ファイバケーブル410-3においてリンクダウンを検知すると、デバイス装置200-2(デバイス装置200-A)の検出部202は、デバイス装置200-2(デバイス装置200-A)に接続された光ファイバケーブル410-2,410-3の断線を検出する。次に、デバイス装置200-2(デバイス装置200-A)の送信部203は、インターネットプロトコル通信により、マスタ装置100に、光ファイバケーブル410-2,410-3を用いた通信の送信側のデバイス装置200-1のMACアドレス及びIPアドレスが含まれた断線検出フレームを送信する。そして、デバイス装置200-2(デバイス装置200-A)の送信部203は、デバイス装置200-1(デバイス装置200-B)への、光ファイバケーブル420-2,420-3を用いたデータの送信を停止する。一方、光ファイバケーブル420-2,420-3を用いた通信の受信側のデバイス装置200-1の受信部201が、光ファイバケーブル420-2,420-3において断線を検出しないと判断すると、マスタ装置100から送信停止フレームを受信したか否かを判断する。
ステップS104において、受信部201が、マスタ装置100から送信停止フレームを受信したと判断すると(ステップS104;YES)、送信部203は、断線検出フレームに示される断線が検出された受信用の光ファイバケーブルを用いた通信の、受信側のデバイス装置へのデータの送信を停止する(ステップS105)。一方、受信部201が、マスタ装置100から送信停止フレームを受信していないと判断すると(ステップS104;NO)、ステップS101に戻る。
例えば、デバイス装置200-1(デバイス装置200-B)の受信部201が、マスタ装置100から、デバイス装置200-2(デバイス装置200-A)の識別情報が含まれる送信停止フレームを受信すると、デバイス装置200-1(デバイス装置200-B)の送信部203は、デバイス装置200-2(デバイス装置200-A)へのデータの送信を停止する。一方、デバイス装置200-1(デバイス装置200-B)の受信部201が、マスタ装置100から送信停止フレームを受信しない場合は、ステップS101に進む。
次に、本実施形態にマスタ装置100が実行する処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。図5の処理は、例えば、マスタ装置100が起動されると、実行される処理である。
受信部101は、デバイス装置200から断線検出フレームを受信したか否かを判断する(ステップS201)。受信部101は、デバイス装置200から断線検出フレームを受信したと判断すると(ステップS201;YES)、特定部102は、受信部101により受信された断線検出フレームに示される断線が検出された受信用の光ファイバケーブルを用いた通信の、送信側のデバイス装置200を特定する(ステップS202)。一方、受信部101は、デバイス装置200から断線検出フレームを受信していないと判断すると(ステップS201;NO)、検出部105は、断線を検出したか否かを判断する(ステップS206)。
例えば、マスタ装置100の受信部101は、デバイス装置200-2(デバイス装置200-A)から、光ファイバケーブル410-2,410-3を用いた通信の送信側のデバイス装置200-1(デバイス装置200-B)のMACアドレス及びIPアドレスが含まれる断線検出フレームを受信すると、特定部102は、断線検出フレームに含まれるMACアドレス及びIPアドレスから、断線した光ファイバケーブルを用いた通信の送信側のデバイス装置200を、デバイス装置200-1(デバイス装置200-B)と特定する。一方、受信部101は、デバイス装置200から断線検出フレームを受信していないと判断すると、検出部105は、光ファイバケーブル420-1,410-5,410-6において断線を検出したか否かを判断する。
送信部103は、特定部102により特定された送信側のデバイス装置200へ、断線検出フレームに示される断線が検出された受信用の光ファイバケーブルを用いた通信の、受信側のデバイス装置200へのデータの送信の停止を指示する送信停止フレームを送信する(ステップS203)。また、送信部103は、特定部102により特定された送信側のデバイス装置200へのサイクリックフレームの送信を停止する(ステップS204)。そして、構成情報更新部104は、構成情報を更新する(ステップS205)。その後、ステップS201に戻る。
例えば、マスタ装置100の送信部103は、デバイス装置200-1(デバイス装置200-B)に、デバイス装置200-2(デバイス装置200-A)のMACアドレス及びIPアドレスが含まれる送信停止フレームを送信する。また、送信部103は、デバイス装置200-1(デバイス装置200-B)へのサイクリックフレームの送信を停止する。そして、構成情報更新部104は、デバイス装置200-1(デバイス装置200-B)が解列したと判断し、構成情報に含まれる接続関係を示す情報を、デバイス装置200-1(デバイス装置200-B)が解列した接続関係を示す情報に更新する。
ステップS206において、検出部105が、断線を検出したと判断すると(ステップS206;YES)、ステップS202以降の処理が実行される。一方、検出部105が、断線を検出していないと判断すると(ステップS206;NO)、ステップS201に戻る。
例えば、検出部105が光ファイバケーブル410-5,410-6の断線を検出すると、特定部102は、光ファイバケーブル410-5,410-6を用いた通信の送信側のデバイス装置200を、デバイス装置200-3(デバイス装置200-B)と特定する。そして、送信部103は、デバイス装置200-3へ送信停止フレームを送信し、デバイス装置200-3へのサイクリックフレームの送信を停止する。また、構成情報更新部104は、構成情報に含まれる接続関係を示す情報を、デバイス装置200-3(デバイス装置200-B)が解列した接続関係を示す情報に更新する。
本実施形態によれば、光ファイバケーブルが断線した場合に、断線を検出したデバイス装置がマスタ装置へ断線した旨を、広く一般的に使用されるインターネットプロトコルを用いて通知することにより、システムにおいて市販の分岐装置が含まれる場合でも、光ファイバケーブルの断線を検出及び特定することができる。
また、従来技術では、マスタ装置がシステム内で送受信されるサイクリックフレームを分析することによりデバイス間の送受信の停止を検出し、これにより断線した光ファイバケーブルを特定していた。しかしながら、本実施形態によれば、光ファイバケーブルの断線を検出したデバイス装置からマスタ装置へ、断線した光ファイバケーブルを特定可能な情報が含まれる断線検出フレームが送信されるので、マスタ装置はサイクリックフレームの分析をせずに、断線した光ファイバケーブルを特定することができる。よって、マスタ装置による分析処理を省くことができ、マスタ装置の処理負荷を軽減することができる。
また、従来技術として、反射波を用いてケーブルの断線の診断を行う手法が知られており、このような手法を用いるためには、パルス送信部及び信号診断部といった、断線の診断を行うための専用の機構が、制御のためのデータ交信を行う機構とは別に必要であった。しかしながら、本実施形態によれば、リンクダウンの検知により断線を検出するので、診断を行うための専用の機構を要しない。よって、光ファイバケーブルの断線箇所を簡便に特定することができる。
さらに、本実施形態によれば、断線検出フレームに、断線した光ファイバケーブルの送信側のデバイス装置を識別する識別情報を含めることができる。これにより、マスタ装置は、構成情報を用いて断線した光ファイバケーブルの送信側のデバイス装置を特定する処理をすることなく、断線した光ファイバケーブルの送信側のデバイス装置を特定することができる。よって、マスタ装置の処理負荷を軽減することができる。
(変形例)
以上、本開示の実施形態を説明したが、本開示を実施するにあたっては、種々の形態による変形及び応用が可能である。
上記実施形態において、送信部203は、マスタ装置100へ断線検出フレームを送信するとしたが、これに限らない。送信部203は、インターネットプロトコル通信により、断線が検出された受信用の光ファイバケーブルを用いた通信の送信側のデバイス装置へ、断線検出フレームをさらに送信してもよい。そして、送信側のデバイス装置は、断線検出フレームを受信すると、断線検出フレームに示される断線が検出された受信用の光ファイバケーブルを用いた通信の、受信側のデバイス装置へのデータの送信を停止する。
例えば、デバイス装置200-2(デバイス装置200-A)において、検出部202が光ファイバケーブル410-2,410-3の断線を検出すると、送信部203は、インターネットプロトコル通信により、マスタ装置100だけでなく、デバイス装置200-1(デバイス装置200-B)にも、断線検出フレームを送信する。
そして、デバイス装置200-1(デバイス装置200-B)の受信部201が、デバイス装置200-2(デバイス装置200-A)から、断線検出フレームを受信すると、デバイス装置200-1(デバイス装置200-B)の送信部203は、光ファイバケーブル410-2,410-3を用いた通信の、受信側のデバイス装置200-2(デバイス装置200-A)へのデータの送信を停止する。
このように、断線が検出された光ファイバケーブルを用いた通信の送信側のデバイス装置が、断線検出フレームを受信した後に、受信側のデバイス装置へのデータの送信を停止することにより、送信側のデバイス装置は、マスタ装置100から送信停止フレームを受信した後に送信を停止する場合に比べて、より早いタイミングで送信を停止することができる。これにより、システムにおいてフェイルセーフな動作を実行させることができ、システムのダウンタイム、異常時の措置への時間等を短縮することが可能となる。
また、上記実施形態において、マスタ装置において実行される処理を、図5を用いて説明したが、処理のタイミングはこれに限らない。例えば、ステップS203~ステップS205は、順序を入れ替えてもよい。
また、上記実施形態に係る光ファイバケーブル断線検出装置の動作を規定する動作プログラムを既存のパーソナルコンピュータ又は情報端末装置に適用することで、当該パーソナルコンピュータ又は情報端末装置を実施形態に係る光ファイバケーブル断線検出装置として機能させることも可能である。
また、このようなプログラムの配布方法は任意であり、例えば、CD-ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリカード等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布してもよいし、インターネットのような通信ネットワークを介して配布してもよい。
本開示は、本開示の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施形態は、本開示を説明するためのものであり、本開示の範囲を限定するものではない。つまり、本開示の範囲は、実施形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内及びそれと同等の開示の意義の範囲内で施される様々な変形が、本開示の範囲内とみなされる。
本開示によれば、システムにおいて市販の分岐装置が用いられていたとしても光ファイバケーブルの断線を特定することが可能な光ファイバケーブル断線検出装置、光ファイバケーブル断線特定システム、光ファイバケーブル断線検出方法及びプログラムを提供することができる。
1 光ファイバケーブル断線特定システム、10 情報処理装置、11 プロセッサ、12 主記憶部、13 補助記憶部、14 通信部、15 バス、100 マスタ装置、101,201 受信部、102 特定部、103,203 送信部、104 構成情報更新部、105,202 検出部、200,200-1,200-2,200-3,200-i,200-A,200-B デバイス装置、300,300-1,300-2,300-j 分岐装置、410-1,410-2,410-3,410-4,410-5,410-6,420-1,420-2,420-3,420-4,420-5,420-6 光ファイバケーブル、500 光ファイバケーブル断線検出装置。

Claims (6)

  1. マスタ装置と、当該マスタ装置により制御される1つ以上のデバイス装置とのそれぞれが、送信用の光ファイバケーブルと受信用の光ファイバケーブルとを用いて通信可能に接続され、前記デバイス装置間の通信、又は、前記デバイス装置と前記マスタ装置との通信を中継する1つ以上の分岐装置を含む光ファイバケーブル断線特定システムにおいて、
    前記光ファイバケーブルを用いた通信の受信側のデバイス装置において、当該デバイス装置に接続された受信用の光ファイバケーブルの断線を検出する検出手段と、
    前記検出手段により受信用の光ファイバケーブルの断線が検出されると、インターネットプロトコル通信により、前記マスタ装置へ、前記受信用の光ファイバケーブルの断線が検出されたことを示す断線検出フレームを送信する送信手段と、を備える、
    光ファイバケーブル断線検出装置。
  2. 前記送信手段は、前記断線が検出された受信用の光ファイバケーブルを用いた通信の送信側のデバイス装置を識別可能な識別情報を、前記断線検出フレームに含めて送信する、
    請求項1に記載の光ファイバケーブル断線検出装置。
  3. 前記送信手段は、前記インターネットプロトコル通信により、前記断線が検出された受信用の光ファイバケーブルを用いた通信の送信側のデバイス装置へ、前記断線検出フレームをさらに送信し、
    前記送信側のデバイス装置は、前記断線検出フレームを受信すると、前記断線検出フレームに示される断線が検出された受信用の光ファイバケーブルを用いた通信の、受信側のデバイス装置へのデータの送信を停止する、
    請求項1又は2に記載の光ファイバケーブル断線検出装置。
  4. マスタ装置と、当該マスタ装置により制御される1つ以上のデバイス装置とのそれぞれが、送信用の光ファイバケーブルと受信用の光ファイバケーブルとを用いて通信可能に接続され、前記デバイス装置間の通信、又は、前記デバイス装置と前記マスタ装置との通信を中継する1つ以上の分岐装置を含む光ファイバケーブル断線特定システムであって、
    前記光ファイバケーブルを用いた通信の受信側のデバイス装置において、当該デバイス装置に接続された受信用の光ファイバケーブルの断線を検出する検出手段と、
    前記検出手段により受信用の光ファイバケーブルの断線が検出されると、インターネットプロトコル通信により、前記マスタ装置へ、前記受信用の光ファイバケーブルの断線が検出されたことを示す断線検出フレームを送信する第1送信手段と、
    前記断線検出フレームを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された断線検出フレームに示される断線が検出された受信用の光ファイバケーブルを用いた通信の、送信側のデバイス装置を特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定された送信側のデバイス装置へ、前記断線検出フレームに示される断線が検出された受信用の光ファイバケーブルを用いた通信の、受信側のデバイス装置へのデータの送信の停止を指示する送信停止フレームを送信する第2送信手段と、を備える、
    光ファイバケーブル断線特定システム。
  5. マスタ装置と、当該マスタ装置により制御される1つ以上のデバイス装置とのそれぞれが、送信用の光ファイバケーブルと受信用の光ファイバケーブルとを用いて通信可能に接続され、前記デバイス装置間の通信、又は、前記デバイス装置と前記マスタ装置との通信を中継する1つ以上の分岐装置を含む光ファイバケーブル断線特定システムにおいて、
    前記光ファイバケーブルを用いた通信の受信側のデバイス装置において、当該デバイス装置に接続された受信用の光ファイバケーブルの断線を検出し、
    前記受信用の光ファイバケーブルの断線が検出されると、インターネットプロトコル通信により、前記マスタ装置へ、前記受信用の光ファイバケーブルの断線が検出されたことを示す断線検出フレームを送信する、
    光ファイバケーブル断線検出方法。
  6. コンピュータを、
    マスタ装置と、当該マスタ装置により制御される1つ以上のデバイス装置とのそれぞれが、送信用の光ファイバケーブルと受信用の光ファイバケーブルとを用いて通信可能に接続され、前記デバイス装置間の通信、又は、前記デバイス装置と前記マスタ装置との通信を中継する1つ以上の分岐装置を含む光ファイバケーブル断線特定システムにおいて、
    前記光ファイバケーブルを用いた通信の受信側のデバイス装置において、当該デバイス装置に接続された受信用の光ファイバケーブルの断線を検出する検出手段、
    前記検出手段により受信用の光ファイバケーブルの断線が検出されると、インターネットプロトコル通信により、前記マスタ装置へ、前記受信用の光ファイバケーブルの断線が検出されたことを示す断線検出フレームを送信する送信手段、
    として機能させるプログラム。
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