JP7450194B1 - 海洋深層水の低温性を利用した異種生物の多段階循環濾過式養殖方法 - Google Patents

海洋深層水の低温性を利用した異種生物の多段階循環濾過式養殖方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 海洋深層水の低温性を利用した異種生物の多段階循環濾過式養殖方法を提供する。【解決手段】本発明は取水された海洋深層水を第1養殖水槽に供給し、水温3~5℃で寒海性甲殻類を養殖し、前記第1養殖水槽から排水された飼育水は第2養殖水槽に供給され、水温10~12℃で寒海性海藻類を養殖し、前記第2養殖水槽から排水された飼育水は第3養殖水槽に供給して水温14~16℃で鮭類を循環濾過養殖システムで養殖し、前記第3養殖水槽から再循環された飼育水が第4養殖水槽に供給され、水温16~18℃でナマコを養殖できる海洋深層水を利用した多段階養殖方法を提供することにより、寒海性水産資源サーモン類、海藻類及びナマコのような対象生物を深層水を活用した低水温飼育環境での飼育が可能となり、異種生物を年中生産可能となる。【選択図】 図2

Description

本発明は、海洋深層水の低温性を利用した異種生物の多段階循環濾過式養殖方法に関するものであり、特に、海洋深層水の低温性を活用して飼育生物の適正水温及び水質環境に適合するように各段階別養殖方法をモジュール化し、養殖場運用と省エネが可能な海洋深層水を利用した多段階養殖方法に関する。
海洋深層水とは、太陽光が届かない通常水深200m以上の深さにある表層の海水と混ざらない海水であり、およそ1200~2000年の間、地球を循環している深層流のことを指す。海洋深層水は、地球に存在する海水の約95%を占めており、水産分野だけでなく食品や、医療、健康産業、飲料水、化粧品などの分野においても活用されている。
表層海水の水温は、季節によって大幅に変動するのに対し、海洋深層水は、季節によって水温の変化がなく、低温で安定した低温安定性を持つ。深層において陸上の河川水、大気からの汚染を受けにくく、化学物質、汚染物質と細菌が少ない清浄性を持つ。海洋深層水は、表層海水に比べて植物プランクトンの栄養源となる窒素、リン、ケイ素などを含む無機栄養塩類が、表層海水の約5~10倍豊富に含まれるという富栄養性を持つ。
また、多種多様な元素を含む豊富なミネラルと、表層海水に比べてpHが低く、有機物含量が少なく表層海水から分離され、低温高圧下で長い期間熟成された熟成性を持っている。
世界的に、水産物は養殖されており、国内養殖量も増加している。
海洋深層水の低温性、富栄養性、高ミネラル性を活用すれば、これまで養殖しにくかった寒海性高付加価値魚種を畜養したり、養殖できる新しい事業領域を開拓することができ、新たな将来潜在産業を育成することができる。海洋深層水を利用した水産分野の研究は海外ではすでに70年代から行われ、米国、台湾、ノルウェーではすでに産業化が進んでいる。
大韓民国特許登録番号第10-0861134号には海洋深層水を利用した海藻養殖方法が、大韓民国特許登録番号第10-1578927号には海藻養殖方法について開示されているが、前記先行文献は単一魚種の養殖方法のみに限られている。
また、現在の水産分野の産業的活用としては、蟹などの寒海性魚種をしばらく保管する畜養程度の活用である。
そこで、本発明は低温性、富栄養性、高ミネラル性などの特性を持つ海洋深層水を利用して高付加価値のある様々な魚種を段階的に養殖できるシステムを提供する。
韓国登録特許番号第10-0861134号公報 韓国登録特許番号第10-1578927号公報 韓国登録特許番号第10-0789389号公報
本発明は、海洋深層水の低温性を活用して飼育生物の適正水温及び水質環境に適合するように各段階別養殖方法をモジュール化し、水温別多様な養殖魚種の飼育が可能であり、取水された海洋深層水を多様な魚種の飼育のため養殖場の運用と省エネが可能な多段階養殖方法を提供する。
本発明の海洋深層水の低温性を利用した異種生物の多段階循環濾過式養殖方法は、取水された海洋深層水を第1養殖水槽に供給し、水温3~5℃で寒海性甲殻類を養殖する。
第1養殖水槽で排水された飼育水は、第2養殖水槽に供給され、水温10~12℃で寒海性海藻類を養殖する。
第2養殖水槽で排水された飼育水は、第3養殖水槽に供給され、水温14~16℃で鮭類を養殖する。
前記第3養殖水槽で排水された飼育水は、第4養殖水槽に供給され、水温16~18℃でナマコを養殖する。
取水された海洋深層水は前記第1~第4養殖水槽を順次的に移動して供給され、前記養殖水槽は水位差で海洋深層水が移動可能に設けられ、単一の位置エネルギーで養殖水槽に海洋深層水を供給及び移動できる。
前記第3養殖水槽の循環濾過システムは、第2養殖水槽で排水された飼育水が供給され、鮭類が養殖される飼育水槽が1つ以上設けられ、前記飼育水槽で排水された飼育水は沈殿槽に貯蔵された後、有機物除去装置、脱気装置、濾過装置、オゾン注入装置を順次経由して再供給水として一部は飼育水槽に再供給され、残りは第4養殖水槽に飼育水として供給できるのが望ましい。
前記有機物除去装置から分離された有機物は、外部に排出されるか、第4養殖水槽のナマコ餌として供給され、脱気装置により飼育水と分離された二酸化炭素、及び濾過装置で飼育水と分離された窒素化合物は、第2養殖水槽の海藻に栄養塩として供給される。
前記オゾン注入装置はオゾンを発生して飼育水に溶解させるオゾン発生装置と、総残留酸化物(total residual oxidants,TRO)ベースモニタリングを行うオゾン制御装置からなり、前記飼育水にオゾンはTRO濃度0.040(mg/L)の量で維持するのが望ましい。
本発明による海洋深層水の低温性を活用した養殖方法は、養殖対象異種生物の前、後養殖段階で要求される水温差が小さく、加温に要するエネルギーが少なく、水温維持のミスで水産物の斃死を防ぐことができる。
また、本発明により海洋深層水を活用した低水温飼育環境の維持が可能となり、養殖される寒海性水産資源サケ類、海藻類及びナマコのような対象生物を年中生産可能となる。
本発明の海洋深層水を用いた異種生物の多段階養殖方法の模式図 本発明の海洋深層水を用いた異種生物の多段階養殖方法の概略図 本発明の第3養殖水槽循環濾過システムの概略図 本発明の有機物除去装置、脱気装置、濾過装置の概略図 本発明の有機物除去装置の概念図 本発明の脱気装置の概略図 本発明の実験例1による二酸化炭素の変化を示す図 本発明の実験例2による脱気装置の稼動による二酸化炭素除去率を示す図 実験例2による脱気装置の稼動における飼育水槽内の二酸化炭素濃度の変化を示す図 本発明の実験例3によるTRO濃度による飼育生物飼料摂取量を示す図 本発明の実験例3によるTRO濃度による微生物変化を示す図
本発明の海洋深層水を用いた異種生物の多段階養殖方法に関して、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の海洋深層水を用いた異種生物の多段階養殖方法の模式図を示し、図2は本発明の海洋深層水を用いた異種生物の多段階養殖方法の模式図を示す。
本発明の海洋深層水を用いた異種生物の多段階養殖方法は、海洋深層水が位置する水層の海水を取水する海洋深層水取水段階(A)、取水された海洋深層水を第1養殖水槽に供給し、水温3~5℃で寒海性甲殻類を養殖する第1養殖水槽供給段階(B)、前記(B)段階で飼育水として使用され、排水された飼育水を第2養殖水槽に供給して水温10~12℃で寒海性海藻養殖する第2養殖水槽供給段階(C)、前記(C)段階で排水された飼育水を第3養殖水槽に供給し、水温14~16℃でサケ類を養殖する第3養殖水槽供給段階(D)、前記(D)段階で排水された飼育水を第4養殖水槽に供給して水温16~18℃でナマコを養殖する第4養殖水槽供給段階(E)からなる。
本発明において海洋深層水は、前記第1~第4養殖水槽を順次的に移動し、養殖飼育水として利用することができ、前記養殖水槽は水位差によって飼育水の流れ調節が可能である。
本発明の海洋深層水取水段階(A)は、取水管を用いて海洋深層水を取水する段階である。
本発明の海洋深層水は、水深200m以下に位置する太陽光が到達しない海水で、2℃以下水温の清浄性、低水温性、水質安定性に優れ、溶存酸素量が少なくミネラルと栄養塩類が豊富な海水である。
また、本発明の海洋深層水を取水する方法は、取水管を海底に延長して取水する。前記取水方法は、従来公知された方法を選択することができる。
本発明の第1養殖水槽供給段階(B)は、前記(A)段階で取水された海洋深層水を第1養殖水槽に供給して養殖する段階である。
(B)段階で養殖される水産生物は、水温3~5℃で養殖することができる寒海性甲殻類である。本発明の実施形態では、蟹畜養が実施された。
本発明で取水された海洋深層水は、低温性、清浄性、細菌及びウイルスが含まれないという特性があり、別途の加温と水質管理なしに飼育水として供給ができる。
本発明の第2養殖水槽供給段階(C)は、上記(B)段階で飼育水として使用され、排水された飼育水を第2養殖水槽に供給して養殖する段階である。
前記(C)段階で養殖される水産生物は、水温10~12℃で養殖することができる寒海性海藻類である。海藻類は、昆布、わかめなどを含むことができる。
本発明の実施例では、第2養殖水槽では昆布を養殖した。昆布は12~3月に幼葉が出て7月まで成長し、水温12~13℃を超えると枯れ、初秋10℃以下では活発に生育する寒海性植物として年中海藻養殖が可能である。
本発明の第3養殖水槽供給段階(D)は、前記(C)段階で排水された飼育水を第3養殖水槽に供給して養殖する段階である。
(D)段階で養殖される水産生物は、水温14~16℃で養殖されるサケ類が望ましい。
本発明の第3養殖水槽及び第4養殖水槽は、循環濾過養殖システムからなるものがよい。
図3は、本発明の第3養殖水槽および第4養殖水槽の循環濾過養殖システムの概略図を示す。
本発明の循環濾過養殖システムは、第2養殖水槽または第3養殖水槽から排水された飼育水が供給され、鮭類やナマコを飼育する飼育水槽100が1つ以上設けられる。
前記飼育水槽で排水された飼育水は沈殿槽200に貯蔵された後、有機物除去装置300、脱気装置400、濾過装置500、オゾン注入装置600を順次的に経て再供給水として、一部は第3養殖水槽水槽に再供給され、残りは第4養殖水槽の飼育水として供給することができる。
循環濾過養殖システムは、水中ポンプのような動力源を用いて飼育水を移動させ、浄化過程を経る。また、飼育水の移動は、水位差に応じてシステム内を移動することにより、1回の動力を使用することで循環が可能である。
本発明の循環濾過養殖システム(Recirculating aquaculture system; RAS)は、高密度養殖が可能で、生産性増大と養殖に必要な飼育水を再利用することにより、少ない水量だけで運転が可能となり、膨大な揚水用消費電力を低減することができる。
飼育水槽100は、鮭が飼育される場所である。沈殿槽200は、飼育水槽から排水された飼育水の固形物を一次的に除去する。
図4は、本発明の有機物除去装置、脱気装置、濾過装置の概略図を示す。図5は、本発明の有機物除去装置の概念図を示す。
本発明の有機物除去装置300は、上部に開閉可能に装着された蓋を備えた処理槽1と、前記処理槽1の中間には、処理槽を上部処理槽3と下部処理槽4に分けるように傾斜して延びる傾斜仕切り部10が設置される。
上部処理槽3には、内部空間を2つの部分に区画するように水平に延びる水平多孔仕切り部20が設けられている。水平多孔仕切り部20と傾斜仕切り部10との間には、バイオボール31が複数積層されたバイオボール層30が形成される。バイオボール31は脱気濾過媒体としての機能を持つ。
用水供給ラインは、沈殿槽200と連結されて飼育水が移動し、第1給水供給ライン及び第2用水供給ラインからなる。水平多孔仕切り部20よりも高い上部処理槽3の壁部には第1下流端が連結され、第1下流端は第1用水供給ライン42に連結される。下部処理槽4は、第2用水供給ラインと接続される。
曝気管60には、沈殿槽と接続される下流端が吐出側に接続され、負圧室が大気と流通するベンチュリ管50が設けられている。上流端は下部処理槽4の下端壁に接続され、下部処理槽4と流通する。上流端が傾斜仕切り部10の下部に面する位置まで鉛直方向に延びて下部処理槽4に貯蔵された飼育水の水位に応じて水位差により、下部処理槽4に貯蔵された飼育水を排水ライン70が脱気装置に供給することができる。
エア供給ライン80は、エア供給源81に接続され、水平多孔仕切り部20の下部に位置するバイオボール層30の上部に面している上部処理槽3の壁部に接続されている。
傾斜仕切り部10の下部には、上部処理槽3と下部処理槽4に飼育水の流通が可能な流通管11が設けられている。傾斜仕切り部10の下部には、エア供給ライン80を経由して上部処理槽3に流入した空気が下部処理槽4を経由して処理槽外に排水されるように抜ける通気管12が形成される。
前記通気管12の上流端入口は、上部処理槽3内の傾斜仕切り部10の上部上面に隣接して配置され、傾斜仕切り部10の長さ方向から下方に向かって開口される。
通気管12の下流端の出口は下部処理槽4内に配置され、下部処理槽4内の傾斜仕切り部10の上下面に隣接して浮遊した有機物層の上面と前記有機物吐出口90に向かって開口される。前記吐出口90から排出された有機物は、後述する第4養殖水槽で飼育されるナマコの餌として活用が可能である。
エア供給ライン80を経由して空気を供給する状態でポンプ41を稼動する。沈殿槽200から重量を持つ有機物が濾過された飼育水を、水供給ラインの第1用水供給ライン42、第2用水供給ライン43及び曝気管60を経由して上部処理槽3と下部処理槽4へ供給する。
曝気管60を経由して移送された飼育水は、曝気管60の途中に介在したベンチュリ管を通じて大気の空気が流入され、下部処理槽4の空気とともに供給されるようにする。
前記通気管を経由して搬送される飼育水に発生した微細空気粒子及び微細空気粒子の界面活性反応により、空気粒子表面に付着した有機物残渣が泡の形態で有機物吐出口90に徴集される。
有機物は、一定体積を超えると外部に排出され廃棄されるか、または上述のように第4養殖水槽で飼育されるナマコの餌に供給することができる。このとき、有機物吐出口90を介して上部処理槽3に強制排出されて通気される空気(二酸化炭素除去後に排出された空気)は、下部処理槽4の水面に徴集された泡(微細孔粒子形態の有機物残渣)を押し出す作用をすることができる。
下部処理槽4に供給された飼育水は、傾斜仕切り部10の中間部位まで達する。傾斜仕切り部10の中間水位を越えると水位差により排水ラインを経由して越流して脱気装置に移動することになる。
下部処理槽4に貯蔵された飼育水に含まれる浮遊物質である有機物は、水面上に浮かび上がり、有機物吐出口90付近に収集される。
上部処理槽3に供給された飼育水は、水平多孔仕切り部20の上に落下する。落下した飼育水は水平多孔仕切り部20の上に浅い層として積層され、水平多孔仕切り部20に形成された複数の貫通孔を通過してバイオボール層上に落ちる。
エア供給ラインを経由した空気は、水平多孔仕切り部20の上に浅い層で積層された飼育水により、水平多孔仕切り部20の複数個の貫通孔を通じて水平多孔仕切り部20を通過できず、バイオボール層30を貫通して下に流動してから通気口及び有機物吐出口90を経由して処理槽外に放出される。
バイオボール層30上に落ちた飼育水は、バイオボール層30を浸透しながらバイオボール層30を浸透している空気との接触面積及び接触時間が増大し、空気との反応効率が極大化する。飼育水に高度に溶存した二酸化炭素は、浸透した空気によって強力に水面が撹拌されるため、水面上の空気中に吹き飛ばされて除去される。
溶存二酸化炭素が除去された飼育水は、重力で通気口を介して下部処理槽4に流入することができず、流通管11を介して下部処理槽4に流入される。流通管、第2用水供給ライン及び曝気管を通じて下部処理槽4に供給された飼育水の有機物は、浮上して下部処理槽4内の傾斜仕切り部10の上部下面に隣接して収集される。
収集された有機物は、通気管12を通って放出される空気によって有機物吐出口90に向かって押し出され、処理槽から排出される。
本発明に係る有機物除去装置は、溶存二酸化炭素と有機物を除去するため、単一の処理槽に単一の動力源が使われるので、飼育水処理の製造コスト及び運用コストを従来よりも低減することができ、分離された有機物質は後述する第4養殖水槽の養殖生物(ナマコ)に餌として供給することができる。
図6は、本発明の脱気装置の概略図を示す。
本発明の脱気装置は一定サイズで内部が空である形態の充填塔410が設けられる。
前記充填塔410の内部には濾過媒体440が積層設置される。本発明による脱気装置の送風量は、25m/分~50m/分の送風量で運転することができる。
充填塔410の上部には、有機物除去装置と連結され、有機物が除去された飼育水を内部に流入させる飼育水流入管420が設けられる。飼育水流入管420には、飼育水の流入量を調節可能な流入量調整弁430が設けられている。流入量調節弁430は、有機物除去装置から流入する飼育水の流量を調節する。濾過媒体440に流入する飼育水の容量を調節することにより、適正流量供給による脱気効果を最大化する。
充填塔410の下部には、濾過媒体440を通過した飼育水が濾過装置に移動できるように排出管450が設けられている。充填塔410のいずれかの側面には、空気を充填塔410内部に供給する空気注入口460と、空気注入口460を介して供給された空気を充填塔外部に排出する空気排出口470とが設けられている。
また、空気注入口460および空気排出口470の空気注入および排出量を調整することができる空気調整弁480を設けてもよい。
飼育水流入管420は、第3養殖水槽で飼育した飼育生物の呼吸で発生した高濃度の溶存二酸化炭素を脱気装置に供給する引入管路である。空気調整弁480は、脱気装置に供給される飼育水の数量を調整するバルブで、装置の容量に合った適正流量を供給し、効果を最大化することができる。
排出管450は、脱気段階が完了した飼育水の排出口として内部に空気が通じないようにS-TRAP形態で作製することが好ましい。充填塔カバー部分は、空気の通気ができないように密閉処理される。前記密閉された蓋下端に散水形態の多孔板を設置し、飼育水を充填塔内部に貯蔵された濾過媒体440に均等に分散させる。
空気排出口470に設けられた送風機を用いて吸入及び排出する空気が空気注入口460のみを介して装置内部に供給されるようにする。このとき、空気調節弁480は空気の吸入量を調節し、内部に供給される空気の量を調節することができ、これは内部の負の圧力の強度を調節するためである。
空気排出口470は、装置内部に吸入した空気を排出する所で充填塔410の外部に設置することが好ましい。本発明の実施形態によれば、強制吸引および排出のための換気器および送風機などで実施された。
前記空気排出口470及び空気注入口460の数量は関係なく設置が可能であるが、空気排出口470の断面積の合計より空気注入口460の断面積の合計が小さくなければならない。さらに、空気排出口470および空気注入口460は、空気流の効率を高めるために対向するように設置する。
また、充填塔410のいずれかの側面には空気調節弁480を設けることにより、容易かつ精密に空気注入量を調整して充填塔内の圧力強度を調整することができる。これにより、本発明の充填塔内部に微細な負圧が形成され、二酸化炭素(CO)排出能力を最大化することができる。
前記空気注入口460及び空気排出口470が設けられた充填塔410内部は、媒体の設置及び空気が密閉された構造で媒体に飼育水が注入される。注入された飼育水から二酸化炭素が分離されると、急速に空気排出口470が二酸化炭素を吸入して排出し、既存および通常の脱気装置に比べて脱気効率を向上させる。
濾過媒体440は充填塔410の内部に貯蔵され、格子状に一定の間隔を維持するプラスチック材料採盤を垂直に積み重ねて設置される。飼育水が垂直に落下し、濾過媒体440にぶつかって粒子状に粉砕される過程で脱気作用が発生する。濾材上部に流入する飼育水が濾過媒体を通過し、飼育水粒子が衝突して最小化される。この時、飼育水粒子から二酸化炭素(CO2)が分離され、飼育水分子は比較的空気分子よりも大きいため、媒体に形成された通孔を通って下部に流れ出す。
本発明の脱気装置は、包装されたカラムの形でカラム内に媒体を充填し、通過する水が効果的に空気と接触することを可能にし、より多くの酸素を供給することができる。
充填塔の上部には飼育水流入管420が連結設置される。飼育水流入管420に流入する飼育水は、有機物が除去された飼育生物の呼吸によって発生した高濃度の溶存二酸化炭素が溶解したものを含む。
飼育水排出管420はSトラップ構造で形成され、充填塔内部に空気が注入されず、収集された飼育水のみ外部に排出されるようにする。前記媒体を通過して二酸化炭素が除去され、下部に収集された飼育水を後段の濾過装置に移動させることができる。
本発明の実施形態による濾過装置は、バイボール濾過媒体を用いた流動床濾過装置であることが好ましい。本発明の濾過装置を経て飼育水に残存するアンモニア、亜硝酸など溶存物質の浄化が可能であり、飼育水として再使用することができる。この場合、分離された水中アンモニアおよび亜硝酸は、上記の第2の養殖装置の海藻に栄養塩として提供することができる。
前記濾過装置を経た飼育水はオゾン注入装置に供給される。通常オゾンは、自由酸素原子が酸素分子と結合したガス物質であり、不安定性のため、水中で強い酸化力を示す。オゾンは海水中の溶存Br-と素早く反応してBrO-/OHBrを生成して強い殺菌力を生成することで、飼育水の微生物制御と水中窒素化合物の除去に優れた効果がある。
しかし、オゾンは高い生物危害がある。特に、オゾン由来残留酸化物に養殖生物が鋭敏に反応し、養殖方法に適用するのに多くの困難があるため、種特異性に合った適正水質環境(水温、塩分度)を考慮した安全濃度のオゾン注入が必要である。
総残留酸化物(total residual oxidants,TRO)は、残存する酸化物質である。総残留酸化物は、魚に安全なTRO濃度レベルを維持すれば魚類の斃死は発生しない。
TROの生成および作用に関して海水にオゾンを処理するプロセスは、淡水とは異なり、海水中に豊富に臭素イオン(Br-)が存在するのため、化学反応プロセスははるかに複雑である。
海水中のオゾン反応は、いくつかの化学的海水化合物と非常に迅速に反応しながら複数の反応を形成するため、オゾンの半減期はわずか数秒である。オゾンによって生成される酸化剤はOPOと呼ばれ、主なOPOはハイポアブロミン酸(HOBr)とハイポアブロミン酸イオン(OBr-)である。OPOは濃度値によって魚への毒性が大きいため、循環段階で残留OPOを制御することは養殖魚の保護に最も重要である。
魚に要求される適正許容濃度以上の場合、これを中和した後に供給しなければならない。本発明によるオゾン注入装置において飼育水に注入されるオゾンの量は、TRO濃度0.04(mg/L)であることが望ましい。前記TRO濃度の量は、飼育水にオゾン処理が完了した後、第3飼育水槽に再供給されるか、第4飼育水槽に排水されて飼育水に供給される場合、魚類の斃死を防止できる濃度である。
オゾン注入装置は、オゾンを発生して飼育水に溶解させるオゾン発生装置と、総残留酸化物(TRO)基盤モニタリングを行うオゾン制御装置で構成される。
本発明の実施形態によるオゾン発生装置は、無性放電方法、電解法、光化学反応、放射線照射法、高周波電界法のうちの1つ以上を選択してオゾンを発生させるものである。
また、前記オゾン発生装置には、オゾン溶解器及び酸素発生装置を追加的に設置可能である。
本発明のオゾン制御装置は、総残留酸化物(TRO)連続測定によりモニタリングが可能であり、実施例では、通常公知のHF scientific社 CLX Online residual chlorine monitor(U.S.A)で具現している。総残留酸化物(TRO)ベースのモニタリング方式の制御装置は、微生物の増感特性と運転安定性がある。
本発明による循環濾過養殖システムにおいて、飼育水の再循環で特定の病原菌や寄生虫が一度流入された場合、システム全体に急速に拡散する。したがって、本発明によるオゾン注入装置は、殺菌効果に優れたオゾンを供給して病原体および寄生虫を死滅させる必要がある。
本発明の第4養殖水槽供給段階(E)は、上記(D)段階で排水された飼育水を第4養殖水槽に供給して養殖する段階である。
(E)段階で養殖される水産生物は、水温16~18℃で養殖されるナマコが好適である。上記(D)段階で、排水される飼育水には、鮭類養殖から排出される鮭の***物と飼料残渣を含む有機物とを一緒に排出することができ、このような養殖有機物はナマコの餌として提供することができる。また、本発明の第4養殖水槽は、上述した第3養殖水槽と同様の方法による循環濾過養殖システムとして運用することができる。
本発明の(D)または(E)段階で飼育水に分離された二酸化炭素と窒素性化合物は、第2養殖水槽に再供給して海藻栄養塩を供給することができる。
上記(D)~(E)段階に移動する飼育水は、後段階に移動する際に加温処理をせずに貯水槽に一時的に収集し、室温で水温が上がるようにしたり、加温装置で加温して各水槽に設定された水温に供給することができる。
通常、陸上養殖場では季節変化により養殖場の温度を一定に維持するため大量の熱エネルギー供給システムが要求され、適切な温度維持のミスで多量の生物が斃死する事故が続いている。また、海洋深層水を活用したミネラル供給は、冬季養殖槽の水温を急激に低下させる原因となり、精巧な温度補正が求められる。
しかしながら、本発明による養殖方法は、前後の養殖段階で要求される水温差が大きくないため、加温に要するエネルギーが少なく、水温維持のミスによる水生物の斃死を防止することができる。
また、本発明により養殖される寒海性水産資源サーモン類、海藻類及びナマコのような対象生物は、深層水を活用した低水温飼育環境の維持が可能であれば、年中生産が可能な利点を有するため、養殖生物生産率を高める効果がある。
上記各段階による養殖方法は、分離及び結合が可能であるため、必要に応じて生産しようとする魚種のみ養殖可能な効果がある。
以下、下記の実験例は、第3養殖水槽の脱気装置及びオゾン注入装置の運転による効果を確認したものである。
<実験例1> 脱気装置の二酸化炭素濃度の確認
実験例1は、正常稼働している第3養殖水槽の循環濾過システムに脱気装置を設置後、未稼働状態と正常稼働状態を区分して二酸化炭素を測定した。
飼料はそれぞれ5日間正常供給し、飼料供給を停止した後、二酸化炭素が最高点と最低点に到達するのにかかる速度を測定し、脱気装置の稼働有無による飼育水内の二酸化炭素濃度の還元効率を比較した。飼育水中の二酸化炭素濃度は10分間隔で測定し、飼料供給最終日から濃度最低点まで測定した。
図7は、本発明の実験例1による二酸化炭素の変化を示す図である。
脱気装置を運転しなかった場合、19.4mg/Lから始まり、最大29.2mg/Lまで上昇した。二酸化炭素が最低点11.4mg/Lに達するのに約29.5hr程度が必要であった。
一方、脱気装置を起動した場合、約16.1mg/Lから始まり、最大24.7mg/Lまで上昇し、最低点11.3mg/Lに達するために24.9hr程度が必要であった。
脱気装置が稼働していない場合、稼働した場合よりも二酸化炭素の濃度は最大濃度基準1.18倍高く、脱気装置によって改善されることが示された。運転中に二酸化炭素の濃度も低く保たれることがわかった。
<実験例2> 脱気装置稼働効率(送風量)による脱気装置の効率
実験例2は実験例1と同様に実施した。以下の表1は脱気装置に供給される送風量による除去効率条件を示し、図8は脱気装置の稼動による二酸化炭素除去率を示す図である。
脱気装置の送風量が0m3/minで稼動していない場合は、平均31.8±7.3%で不安定な低い除去効率を示したが、送風量が25m3/minの場合は、平均46.2±2.9%、送風量が50m3/minの場合は、平均59.0±3.1%の安定した除去効率が示された。
Figure 0007450194000002
次に、脱気装置の稼働効率(送風量)による飼育水の二酸化炭素濃度を確認した。
正常稼働している脱気装置の送風量に応じたシステム内の二酸化炭素の溶存濃度維持範囲と除去効率を調べるため、0m3/min(未可動)、25m3/分、50m3/分の送風量の差を置いて比較した。飼料は正常供給(6個水槽×5kg=30kg/日間)しながら飼育水内の溶存二酸化炭素の濃度を10分間隔で5日間連続測定した。
図9は、実験例2による脱気装置の稼動における飼育水槽内の二酸化炭素濃度の変化を示す図である。
脱気装置の送風機を稼動していない場合は最低25~38mg/Lの範囲に維持したが、送風量が25m3/minの場合は20~30mg/Lであった。
そして、送風量が50m3/minの場合、18~28mg/Lの範囲で分布した。
すべての実験区で飼料を供給した昼間の場合、飼育魚類の活動と飼料摂取に伴う呼吸増加によって二酸化炭素の濃度が増加したが、活動と飼料摂取が中断される日没後には溶存二酸化炭素の濃度が減少することが現れた。
<実験例3> 適正TRO濃度確認
実験例3では、本発明によるTRO連続測定装置を用いてリアルタイム飼育水槽内のTRO濃度を測定し、飼育生物の行動(飼料摂取量基準)変化と飼育水内の微生物変化を調査した。
本発明の実験例3による実験魚は海マスで、高密度飼育システムにおけるオゾン処理の効果を調べた。飼料摂取量の調査は、1日2回飼料供給時の満腹供給を基準に供給飼料の残りが発生しないように手作業で供給した。
微生物調査項目は、生物学的濾過槽の濾過微生物と関連が深く、濾過効率に影響を及ぼす可能性があるheterotrophic marine bacteriaと魚類疾患に大きく関与する病原性微生物であるgram-negative strainとVibrio sppを対象に調査した。
以下の表2は、TRO濃度による飼料摂取量の変化と飼育水内の微生物の変化を示す図である。図10、11は、本発明の実験例3によるTRO濃度による飼育生物飼料摂取量(図10)および微生物変化(図11)を示す。
飼育生物の飼料摂取量は、TRO 0.00実験区(対照区)で2,168g/day、TRO 0.04実験区で2,155g/day、0.08実験区で713g/dayであり、TRO 0.08以上の濃度では飼育生物の飼料摂取に異常の変化が発生すると判断される。
Figure 0007450194000003
飼育水微生物のうち、Heterotrophic marine bacteriaはTRO 0.00実験区(対照区)で3.4×103CFU/ml、TRO 0.04実験区で1.0×103CFU/ml、0.08実験区で1.0×103CFU/mlであった。
Gram-negat ive strainは、対照区で1.4×103CFU/ml、0.04実験区で5.6×101CFU/ml、0.08実験区を4.5×101CFU/mlで検出した。
Vibrio sppの場合、対照区では9.5×102CFU/ml、TRO 0.04実験区では2.3×101CFU/ml、0.08実験区では0.7×101CFU/mlであった。
TRO 0.04mg/L実験区で魚類病に大きく影響するGram-negat ive strainおよびVibrio spp微生物の個体数がそれぞれ1/26、1/41レベルに減少し、0.08mg/L実験区でGram-negat ive strainは1/32で大きな変動はなかったが、Vibrio sppは1/127レベルで0.04に比べて3倍ほど減少したことが分かった。
このように飼育水内のTRO濃度が高くなると、病気誘発微生物を低減できるメリットがあるが、飼料摂取量の低下など、魚類の成長に影響を及ぼす濃度以上のオゾン注入は危険なものと考えられ、循環濾過養殖システムで海マスの飼育時、オゾンの滴定注入濃度は飼料摂取に影響がなく、微生物の個体数は著しく減少するTRO基準0.04mg/Lレベルを維持して循環濾過養殖システムを運転することが望ましいことを確認した。
本発明にかかる海洋深層水を利用した異種生物多段階養殖方法は、海洋深層水の長所と環境にやさしい先端養殖技術の長所を組み合わせて、環境にやさしい海洋深層水先端養殖事業を推進し、未来型輸出産業に進化させ、世界市場の先導が可能で産業上利用可能性がある。
1: 処理槽
10:傾斜仕切り部
11:流通管
12:通気管
20:水平多孔仕切り部
3:上部処理槽
30:バイオボールレイヤー
31:バイオボール
4:下部処理槽
40:ベンチュリ管
41:ポンプ
42:第1給水供給ライン
43:第2給水供給ライン
60:曝気管
80:エア供給ライン
81:エア供給元
90:吐出口
100:飼育水槽
200:沈殿槽
300:有機物除去装置
400:脱気装置
410:充填塔
420:飼育水流入管
430:流入量調節弁
440:濾過媒体
450:排出管
460:空気注入口
470:エアアウトレット
480:エアコントロールバルブ
500:濾過装置
600:オゾン注入装置


Claims (2)

  1. 取水された海洋深層水を第1養殖水槽に供給し、水温3~5℃で寒海性甲殻類を畜養し、第1養殖水槽から排水された飼育水は第2養殖水槽に供給し、水温10~12℃で海藻類を養殖し、
    第2養殖水槽から排水された飼育水は、第3養殖水槽に供給され、水温14~16℃でサケ類を養殖し、前記第3養殖水槽から排水された飼育水を第4養殖水槽に供給し、水温16~18℃でナマコを養殖し、
    前記取水された海洋深層水は、水位差移動エネルギーで第1~第4養殖水槽に順次的に供給され、第3及び第4養殖水槽は循環濾過養殖システムで構成され、飼育水を再循環し、
    前記飼育水の総残留酸化物(TRO)濃度は0.04~0.08(mg/L)以下に維持することを特徴とする海洋深層水を用いた異種生物多段階養殖方法。
  2. 前記循環濾過養殖システムには、飼育水槽が1つ以上設けられ、前記飼育水槽で排水された飼育水は沈殿槽に貯蔵された後、有機物除去装置、脱気装置、濾過装置、オゾン注入装置を順次に経て飼育水槽に再供給され、
    前記有機物除去装置から分離された有機物は外部に排出されるか、第4養殖水槽のナマコ餌として供給され、脱気装置で飼育水と分離された二酸化炭素と濾過装置で飼育水と分離された窒素化合物は、第2養殖水槽の海藻類の栄養塩として供給されることを特徴とする請求項1記載の海洋深層水を用いた異種生物多段階養殖方法。
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