JP7448894B1 - 無人搬送車両システム、及び無人搬送車両 - Google Patents

無人搬送車両システム、及び無人搬送車両 Download PDF

Info

Publication number
JP7448894B1
JP7448894B1 JP2022212694A JP2022212694A JP7448894B1 JP 7448894 B1 JP7448894 B1 JP 7448894B1 JP 2022212694 A JP2022212694 A JP 2022212694A JP 2022212694 A JP2022212694 A JP 2022212694A JP 7448894 B1 JP7448894 B1 JP 7448894B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guided vehicle
arm
conveyor
article
arms
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022212694A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2024095419A (ja
Inventor
直紀 西山
和磨 堤
祐樹 高縄
健斗 森
洋功 大村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2022212694A priority Critical patent/JP7448894B1/ja
Priority to PCT/JP2023/045623 priority patent/WO2024143093A1/ja
Priority to JP2024027398A priority patent/JP2024095650A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7448894B1 publication Critical patent/JP7448894B1/ja
Publication of JP2024095419A publication Critical patent/JP2024095419A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G1/00Storing articles, individually or in orderly arrangement, in warehouses or magazines
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G47/00Article or material-handling devices associated with conveyors; Methods employing such devices
    • B65G47/52Devices for transferring articles or materials between conveyors i.e. discharging or feeding devices
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D1/00Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots
    • G05D1/60Intended control result
    • G05D1/656Interaction with payloads or external entities
    • G05D1/667Delivering or retrieving payloads
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D1/00Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots
    • G05D1/60Intended control result
    • G05D1/656Interaction with payloads or external entities
    • G05D1/689Pointing payloads towards fixed or moving targets
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D1/00Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots
    • G05D1/60Intended control result
    • G05D1/69Coordinated control of the position or course of two or more vehicles
    • G05D1/697Coordinated control of the position or course of two or more vehicles for rendezvous of two or more vehicles, e.g. for in-flight refuelling

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Abstract

【課題】無人搬送車両をコンベアーに沿って走行させつつ物品をコンベアーから無人搬送車両へと移し替える。【解決手段】無人搬送車両10において、制御部74は、各走行駆動モーター33、45、55、56を制御して、無人搬送車両10をコンベアー装置11Aに沿って物品の搬送速度よりも速い走行速度で走行させ、搬送方向上流側のアーム42をコンベアー装置11A上方のスペースへと突出させ、上流側のアーム42が物品に追い着くと、搬送方向下流側のアーム42を突出させて、各アーム42の間に物品を挟み、各爪部51を各アーム42の先端側から突出させて、各アーム42を無人搬送車両10に引き込ませ、各爪部51を物品に引っ掛けて、物品を無人搬送車両10へと移し替える。【選択図】図6

Description

本発明は、無人搬送車両を走行させる無人搬送車両システム及びその無人搬送車両に関し、特に、無人搬送車両をコンベアーに沿って走行させつつ物品をコンベアーから無人搬送車両へと移し替える技術に関する。
近年、無人搬送車両(AGV:Automatic Guided Vehicle)により物品を搬送する種々のシステムが提案されている。例えば、特許文献1に記載の無人搬送システムでは、コンベアーにより荷物を搬送させ、荷物がコンベアーの端に到着すると、近くの無人搬送車両を呼び出して、ロボットにより荷物を無人搬送車両に搭載させ、無人搬送車両により荷物を棚へと搬送させて、荷物を棚に保管している。
特開2020-123196号公報
しかしながら、特許文献1のようにコンベアーにより荷物を搬送させ、荷物がコンベアーの端に到着してから、ロボットにより荷物を無人搬送車両に搭載させる場合、コンベアーによる荷物の搬送開始から無人搬送車両への荷物の搭載までの時間が長くなり、荷物が効率的に移動されない。
また、荷物を無人搬送車両に搭載させるロボットとして、アームロボットなどの適用が想定されるが、このようなロボットを適用した場合、システムの構成が複雑化し、システムのコストが高くなるおそれがある。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、簡単な構成で、無人搬送車両をコンベアーに沿って走行させつつ物品をコンベアーから無人搬送車両に移し替え可能とし、物品を効率的に移動させることを目的とする。
本発明の一局面にかかる無人搬送車両システムは、物品を載せて搬送するコンベアーと、前記コンベアーに沿って走行する無人搬送車両と、を備え、前記無人搬送車両は、前記無人搬送車両の駆動輪を回転させて、前記無人搬送車両を走行させる走行駆動部と、前記無人搬送車両が前記コンベアーに沿って走行するときに該コンベアーによる前記物品の搬送方向の下流側及び上流側となる前記無人搬送車両上のそれぞれの位置に設けられ、前記物品の搬送方向と直交する方向に延在して、前記コンベアーによる前記物品の搬送方向における前記物品の幅に相当する距離をおいた位置で互いに対向し、前記直交する方向に往復移動して前記無人搬送車両から外方に突出し、及び当該突出した位置から前記無人搬送車両内に引き込まれる一対のアームと、前記各アームに前記直交する方向における往復移動をさせるアーム駆動部と、前記一対のアームの先端側に設けられ、当該先端側のアーム部分から該各アームの間のスペースへと突出し、及び前記アーム部分の内部に退避するそれぞれの第1爪部と、前記各第1爪部に前記突出及び前記退避の動作をさせる第1爪駆動部と、前記走行駆動部、前記アーム駆動部、及び前記第1爪駆動部を制御して、前記無人搬送車両を前記コンベアーに沿って前記物品の搬送速度よりも速い走行速度で走行させると共に、前記上流側に設けられたアームを前記無人搬送車両から前記コンベアーの上方に突出させ、前記搬送方向において前記上流側に設けられたアームが前記コンベアーにより搬送されている前記物品の位置に移動したときに、前記下流側に設けられたアームを前記無人搬送車両から前記コンベアーの上方に突出させ、前記各アームの間に前記物品が存在する状態で、前記各第1爪部を前記各アームの先端側から該各アームの間のスペースに突出させた後、前記各アームを前記コンベアー上方から前記無人搬送車両内に引き込ませる制御部と、を備えるものである。
また、本発明の一局面にかかる無人搬送車両は、物品を載せて搬送するコンベアーに沿って走行する無人搬送車両であって、前記無人搬送車両の駆動輪を回転させて、前記無人搬送車両を走行させる走行駆動部と、前記無人搬送車両が前記コンベアーに沿って走行するときに該コンベアーによる前記物品の搬送方向の下流側及び上流側となる前記無人搬送車両上のそれぞれの位置に設けられ、前記物品の搬送方向と直交する方向に延在して、前記コンベアーによる前記物品の搬送方向における前記物品の幅に相当する距離をおいた位置で互いに対向し、前記直交する方向に往復移動して前記無人搬送車両から外方に突出し、及び当該突出した位置から前記無人搬送車両内に引き込まれる一対のアームと、前記各アームに前記直交する方向における往復移動をさせるアーム駆動部と、前記一対のアームの先端側に設けられ、当該先端側のアーム部分から該各アームの間のスペースへと突出し、及び前記アーム部分の内部に退避するそれぞれの第1爪部と、前記各第1爪部に前記突出及び前記退避の動作をさせる第1爪駆動部と、前記走行駆動部、前記アーム駆動部、及び前記第1爪駆動部を制御して、前記無人搬送車両を前記コンベアーに沿って前記物品の搬送速度よりも速い走行速度で走行させると共に、前記上流側に設けられたアームを前記無人搬送車両から前記コンベアーの上方に突出させ、前記搬送方向において前記上流側に設けられたアームが前記コンベアーにより搬送されている前記物品の位置に移動したときに、前記下流側に設けられたアームを前記無人搬送車両から前記コンベアーの上方に突出させ、前記各アームの間に前記物品が存在する状態で、前記各第1爪部を前記各アームの先端側から該各アームの間のスペースに突出させた後、前記各アームを前記コンベアー上方から前記無人搬送車両内に引き込ませる制御部と、を備えるものである。
本発明によれば、簡単な構成で、無人搬送車両をコンベアーに沿って走行させつつ物品をコンベアーから無人搬送車両に移し替え可能とし、物品を効率的に移動させることができる。
本発明の一実施形態にかかる無人搬送車両システムを概略的に示す平面図である。 本実施形態の無人搬送車両システムにおける無人搬送車両を示す斜視図である。 無人搬送車両の各アームのスライド状態を示す斜視図である。 アームを往復移動させるためのラックギア及びピニオンギアを概略的に示す図である。 (A)及び(B)は、各アームの第1爪部及び第2爪部を突出させたり退避させたりするための機構を示す斜視図及び平面図である。 無人搬送車両の制御系を示すブロック図である。 コンベアーにより搬送されているケースを無人搬送車両へと移し替えて、無人搬送車両によりケースを移動させるための制御手順を示すフローチャートである。 (A)は無人搬送車両システムのコンベアーによりケースが搬送されている状態を示す斜視図であり、(B)は無人搬送車両がコンベアーにより搬送されているケースに追い着いた状態を示す斜視図である。 無人搬送車両の一方のアームがコンベアーにより搬送されているケースに接した状態を示す斜視図である。 (A)は無人搬送車両システムのコンベアーにより搬送されているケースを無人搬送車両の各アームの間に挟んだ状態を示す斜視図であり、(B)はコンベアーにより搬送されているケースを無人搬送車両に移し替えている過程を示す斜視図である。 無人搬送車両の各アームの間にコンベアーにより搬送されているケースを挟んで、各アームの先端内側の第1爪部を突出させた状態を示す斜視図である。 コンベアーから移し替えられたケースを載せた無人搬送車両を示す斜視図である。 無人搬送車両が保管棚の前で停止した状態を示す斜視図である。 無人搬送車両の各アームの間にケースを挟んで、各アームの後端内側の第2爪部を突出させた状態を示す斜視図である。 ケースを無人搬送車両から保管棚に移し替えている過程を示す斜視図である。 ケースを保管棚に移し替えた無人搬送車両を示す斜視図である。 ケースを無人搬送車両から保管棚に移し替えた状態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる無人搬送車両システムを示す概略図である。図1に示す無人搬送車両システムSyは、無人搬送車両10と、物品を搬送するコンベアー装置11とを備える。無人搬送車両システムSyは、保管棚12を備える倉庫などの屋内に設けられる。
無人搬送車両10は、床面に敷設されている走行ライン15に沿って自走する。例えば、走行ライン15は、床面に貼られた磁気テープであり、無人搬送車両10には、磁気テープを検出する磁気センサーが設けられる。無人搬送車両10では、磁気センサーにより磁気テープ(走行ライン15)の位置を検出し、走行ライン15の位置に応じて操舵制御を行って、該無人搬送車両10を走行ライン15に沿って走行させる。あるいは、走行ライン15は、床面に貼られた該床面とは色又は反射率が異なる色テープであり、無人搬送車両10には、色テープを検出するCCD等の光学センサーが設けられる。無人搬送車両10では、制御部(後述)が、光学センサーから得られる情報に基づいて色テープ(走行ライン15)の位置を検出し、走行ライン15の位置に応じて操舵制御を行って、該無人搬送車両10を走行ライン15に沿って走行させる。このような磁気テープと磁気センサーを用いた方式、及び色テープと光学センサーを用いた方式のいずれも、既知の技術である。
コンベアー装置11は、第1コンベアー11Aと、第1コンベアー11Aの一端につなげられた第2コンベアー11Bとからなる。第1コンベアー11A及び第2コンベアー11Bのいずれも、複数のローラー16をケースCS(物品の一例)の搬送方向に並設したものである。各ローラー16は、ケースCSの搬送方向と直交するそれぞれの軸により第1コンベアー11A及び第2コンベアー11Bのフレームに軸支され、一方向に回転駆動されて、該各ローラー16上のケースCSを搬送する。なお、第1コンベアー11A及び第2コンベアー11Bとして、ベルトコンベアーを適用しても構わない。
走行ライン15は、第1走行ライン15A、第2走行ライン15B、第3走行ライン15C、及び第4走行ライン15Dを矩形状に接続してなる。各走行ライン15A~15Dはいずれも直線状である。第1走行ライン15Aは、第1コンベアー11Aの延びる方向(ケースCSが搬送される方向)と平行に延在する。第4走行ライン15Dは、保管棚12の近傍を通る。
無人搬送車両10は、第1走行ライン15Aの始端近傍に設けられた待機位置HPから走行を開始し、第1走行ライン15Aに沿って該第1コンベアー11Aと平行に走行し、第1走行ライン15Aの終端で進行方向を90度転換して第2走行ライン15Bに沿った走行に移る。無人搬送車両10は、更に第2走行ライン15Bの終端で進行方向を90度転換して第3走行ライン15Cに沿った走行に移る。無人搬送車両10は、第3走行ライン15Cに沿って走行して保管棚12に至り、この後、第3走行ライン15Cの終端で進行方向を90度転換して第4走行ライン15Dに沿った走行に移る。無人搬送車両10は、更に第4走行ライン15Dの終端で進行方向を90度転換して第1走行ライン15Aに沿った走行に移り、第1走行ライン15Aの始端近傍の待機位置HPへと戻る。
図2は、無人搬送車両10を拡大して概略的に示す斜視図である。図2に示すように無人搬送車両10は、車両本体の下側に走行部22を設け、車両本体の上側に作業部23を設けて構成される。
走行部22の底部の4隅には、それぞれのキャスター31が設けられ、走行部22の底部の内側には、複数の駆動輪32が離間して設けられている。各駆動輪32がそれぞれの走行駆動モーター33により回転駆動されて、無人搬送車両10が走行し、各キャスター31の車輪が従動回転する。また、各駆動輪32別に、駆動輪32を回転駆動する走行駆動モーター33が制御されて、それぞれの駆動輪32の回転速度が調節され、無人搬送車両10の進行方向が変更される。図2では、各駆動輪32の駆動源を含む機構の図示は省略している。
作業部23には、その上面に、一対の支持壁41が対向配置されて突設されている。各支持壁41はその上部及び外側側壁でアーム42を支持する。各アーム42は、例えば中空の筐体状のものであり、スライドレール43を介して各支持壁41に沿ってスライド自在に各支持壁41に支持されている。各アーム42の離間距離は、コンベアー装置11により搬送されるケースCSの幅よりも僅かに長い予め定められた距離に設定され、各アーム42の間にケースCSを挿し入れて挟むことが可能にされている。
図3は、各アーム42のスライド状態を示す斜視図である。各アーム42のいずれも、水平方向に延在する2本のスライドレール43により各支持壁41に対してスライド自在に支持されて移動方向が案内され、該各アーム42はその長手方向に往復移動する。各スライドレール43は、例えば3段引きと称される構成のものであり、その一部が作業部23の側方となる外部に向けて突出して移動する構成を有している。スライドレール43は、その一部をなす第1レールが支持壁41の側壁に設けられ、この第1レールに係止及び支持されて第1レールにより移動方向が案内されて作業部23の側方となる外部に移動する第2レールを有する。この第2レールは、アーム42に取り付けられている。これにより、各アーム42が水平方向に往復移動し、各アーム42の全体が、無人搬送車両10から外方に突出し、及び当該突出した位置から無人搬送車両10内に引き込まれる動作を行うことが可能にされている。
各アーム42別に、図4に示すようにアーム42の下端にラックギア44が設けられている。また、各支持壁41には、それぞれのアーム駆動モーター45(図6に示す)が設けられ、各アーム駆動モーター45の出力軸には、それぞれのピニオンギア46が固定されている。各アーム駆動モーター45が往復回転されると、それぞれのピニオンギア46が往復回転し、各ラックギア44並びに各アーム42がスライドレール43による移動方向の案内を受けて往復移動される。なお、アーム42の当該移動方向における上記外方側への移動は、スライドレール43の第1レール及び第2レールの係合及びアーム駆動モーター45の回転制御により、図3に示すように、アーム42が支持壁41及びスライドレール43による係止及び支持が解除されない位置までに制限される。
また、図2及び図3に示すように各アーム42別に、アーム42の先端の内側(対向する他方のアーム42に向く側)となる側面部にスリット42Aが形成されて、スリット42Aを通じて各アーム42の間のスペースに突出する第1爪部51が設けられている。また、アーム42の後端(基端)の内側(対向する他方のアーム42に向く側)となる側面部にスリット42Bが形成されて、スリット42Bを通じて各アーム42の間のスペースに突出する第2爪部52が設けられている。
図5に示すように各第1爪部51は中空の筐体状のアーム42の内側で回転軸53により支持され、各第2爪部52は、中空の筐体状のアーム42の内側で回転軸54により支持されている。各第1爪部51は、各回転軸53に接続された爪駆動モーター55(図6に示す)により往復回転されてスリット42Aから各アーム42の間のスペースに突出する動作及び該スペースから移動してアーム42内に退避する動作を行う。各第2爪部52は、各回転軸54に接続された爪駆動モーター56(図6に示す)により往復回転されてスリット42Bから各アーム42の間のスペースに突出する動作及び該スペースから移動してアーム42内に退避する動作を行う。
図2及び図3に示すように作業部23の上には、例えばCCD等からなる撮像カメラ71が設けられている。無人搬送車両10が第1走行ライン15Aに沿って第1コンベアー11Aと平行に走行するときに、撮像カメラ71が第1コンベアー11A上方のスペースに向くように該撮像カメラ71の向きが設定されている。本実施形態では、この撮像カメラ71は、作業部23上において2つの支持壁41に挟まれた領域の無人搬送車両10の進行方向における中央部であって、各アーム42の基端側に配置されている。撮像カメラ71は、第1コンベアー11A上で搬送されるケースCSに取り付けられている2次元コード(例えばQRコード(登録商標))Q又はマークを撮像する。なお、撮像カメラ71は、各アーム42の基端側であって、無人搬送車両10の進行方向において、作業部23上における一方の支持壁41の外側(2つの支持壁41に挟まれた領域の外側)となる位置、又は一方の支持壁41の上部であって他方の支持壁41に対向する側壁側となる位置に配置されてもよい。更には、撮像カメラ71は、各アーム42の基端側でない位置であっても、第1コンベアー11A上で搬送されるケースCSに取り付けられている2次元コードQ又はマークを撮像可能な位置であれば、他の位置に配置されてもよい。
図6は、無人搬送車両10の制御系を示すブロック図である。図6に示すように無人搬送車両10は、走行部22の各駆動輪32を回転駆動するそれぞれの走行駆動モーター33と、作業部23の各アーム42を水平方向に移動させるそれぞれのアーム駆動モーター45と、各第1爪部51に、各アーム42の両端内側のスリット42Aから該各アーム42の間のスペースに突出させる動作及びアーム42内に退避させる動作を行わせる各爪駆動モーター55と、各第2爪部52に、各アーム42の両端内側のスリット42Bから該各アーム42の間のスペースに突出させる動作及びアーム42内に退避させる動作を行わせる各爪駆動モーター56と、第1コンベアー11A上のケースCSに取り付けられている2次元コードQを撮像する撮像カメラ71と、走行ライン15を検出する走行ラインセンサー72と、通信部73と、制御部74と、を備えている。
通信部73は、不図示のLANチップなどの通信モジュールを備える通信インターフェイスであり、有線又は無線LANを通じて端末装置81と接続され、端末装置81との間でデータの送受信を行う。端末装置81は、例えばPC(パーソナルコンピューター)であり、ユーザーにより操作される。
制御部74は、プロセッサー、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及び専用のハードウェア回路を含んで構成される。プロセッサーは、例えばCPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、又はMPU(Micro Processing Unit)等である。制御部74は、上記ROMに記憶されている制御プログラムに従った上記プロセッサーによる動作により、無人搬送車両10を統括的に制御する。
例えば、制御部74は、走行ラインセンサー72の検出出力に基づき走行ライン15の位置を検出し、この検出された走行ライン15の位置に応じて、各駆動輪32別に、駆動輪32の走行駆動モーター33を駆動制御して、駆動輪32の回転速度を調節し、無人搬送車両10の進行方向を変更して、各アーム42の長手方向が走行ライン15と直交する状態で無人搬送車両10を走行ライン15に沿って走行させるという操作制御を行う。また、制御部74は、無人搬送車両10の走行速度Vを調節する。
また、制御部74は、各アーム駆動モーター45を駆動制御して、各アーム42を往復移動させ、各爪駆動モーター55、56を駆動制御して、各爪部51、52を各アーム42の両端に形成されているそれぞれのスリット42A、42Bから突出させるか又はアーム42内に退避させる。
更に、制御部74は、撮像カメラ71から撮像された画像を取得して当該画像を解析し、当該画像に含まれている2次元コードQを識別する。
このような構成の無人搬送車両10は、制御部74による制御の下、待機位置HPで停止して待機し、第1コンベアー11AによりケースCSの搬送が開始されると、第1走行ライン15Aに沿って第1コンベアー11Aと平行に走行しつつ、各アーム42を駆動して、第1コンベアー11Aにより搬送されているケースCSを該無人搬送車両10に移し替える。更に、無人搬送車両10は、制御部74による制御の下、第1走行ライン15A→第2走行ライン15B→第3走行ライン15Cという経路で走行して、保管棚12の前まで移動して停止し、ケースCSを保管棚12に移し替え、第3走行ライン15C→第4走行ライン15D→第1走行ライン15Aという経路で走行して、待機位置HPに戻る。
次に、上記のように第1コンベアー11Aにより搬送されているケースCSを無人搬送車両10に移し替えて、無人搬送車両10によりケースCSを移動させるための制御手順を、図7に示すフローチャートなどを参照して詳細に説明する。
図1に示すように無人搬送車両10が第1走行ライン15Aの待機位置HPで待機している状態で、ケースCSが第2コンベアー11Bにより搬送開始される。待機位置HPは、第2コンベアー11Bの終端であって第1コンベアー11Aに接続する位置(第1コンベアー11Aの始端)の側部に設定されている。第2コンベアー11B上にあるケースCSは、取り付けられている2次元コードQが待機位置HPに向く姿勢で搬送される。図1に破線で示す位置まで搬送されてきたケースCSは、引き続いて、第1コンベアー11Aにより図1に示す矢印方向に搬送方向を切り換えて搬送される。
待機位置HPにある無人搬送車両10は、ケースCSが図1に破線で示す位置まで搬送されてきた時点で、撮像カメラ71によりケースCSの2次元コードQを撮像する。待機位置HPにある無人搬送車両10の撮像カメラ71は、該ケースCSの側面の2次元コードQに対峙する位置に設けられている。2次元コードQは、当該ケースCS固有のIDを示す識別情報を含んでいる。無人搬送車両10では、制御部74が撮像カメラ71により撮像された2次元コードQを解析し、当該識別情報の示すIDが、予め端末装置81から通信部73を介して受信している識別情報が示すIDと同一であるかを判定する。
無人搬送車両10では、制御部74が、上記同一であると判定したとき、図1に示す矢印方向への無人搬送車両10の走行を開始させる(S101)。なお、この時点では、ケースCSは、姿勢を変えることなく、第1コンベアー11Aによる搬送が開始されており、図1に破線で示す位置、すなわち、待機位置HPを既に通り過ぎているものとする。
制御部74は、走行ラインセンサー72の検出出力に基づき走行ライン15の位置を検出し、この検出された走行ライン15の位置に応じて、各駆動輪32の走行駆動モーター33を駆動制御して、図8(A)に示すように、無人搬送車両10を、各アーム42の延びる方向(アーム42の長手方向)が走行ライン15と直交する姿勢として、無人搬送車両10を第1走行ライン15Aに沿って第1コンベアー11Aと平行に第1コンベアー11Aに近接する位置で走行させる(S102)。このとき、制御部74は、無人搬送車両10の走行速度Vを、第1コンベアー11AによるケースCSの搬送速度VCよりも速い予め定められた走行速度VAに設定する(S102)。
また、制御部74は、各アーム駆動モーター45の一方を駆動制御して、図8(B)に示すようにケースCSの搬送方向上流側にある一方のアーム42を第1コンベアー11A上方のスペースへと突出させる(S103)。
このとき、制御部74は、無人搬送車両10の走行速度Vを第1コンベアー11AによるケースCSの搬送速度VCよりも速い上記走行速度VAに設定しているので、図8(B)及び図9に示すように、ケースCSの搬送方向の上流側にある一方のアーム42であって、第1コンベアー11A上方のスペースへと突出しているアーム42が該ケースCSに追い着いて接する。
また、無人搬送車両10側に向くケースCSの側面には、予め定められたマーク(当該側面に形成された穴、或いは、印刷されている予め定められた画像など。2次元コードQでもよい)が設けられている。撮像カメラ71は、上記一方のアーム42がケースCSに追い着いて接したときに該ケースCSの側面を撮像可能な位置に設けられているため、上記一方のアーム42がケースCSに追い着いて接したときに、撮像カメラ71により上記マークが撮像される。
制御部74は、撮像カメラ71により撮像された画像を取得して、この画像を解析し、当該画像中に上記マークを示す画像を識別すると(S104)、上記一方のアーム42がケースCSに追い着いて接したものとして、他方のアーム42駆動用のアーム駆動モーター45を駆動制御して、図10(A)に示すように、ケースCSの搬送方向下流側にある他方のアーム42を第1コンベアー11A上方のスペースへと突出させる(S105)。各アーム42の離間距離は、ケースCSの幅よりもわずかに長い、ケースCSの幅に相当する距離に設定されているので、他方のアーム42の当該突出により、各アーム42の間にケースCSが入って挟まれる。また、制御部74による制御で突出される各アーム42は、この突出により、その先端部が、ケースCSの搬送方向に直交する方向におけるケースCSの後端部を超える位置に達する長さを有している。制御部74は、各アーム42の先端部が、このようにケースCSの後端部を超える位置に達するまで、各アーム42を突出させる(図10(A)及び図11)。続いて、制御部74は、各爪駆動モーター55を駆動制御して、図10(B)及び図11に示すように各アーム42の先端内側の第1爪部51を突出させる(S106)。
S104で識別された2次元コードQは、ケースCSに収容されている収容物の重さを示す情報を含む。この情報は、重さ自体を示してもよいし、例えば、収容物の単体の重さと収容物の数を示してもよい。制御部74は、当該情報に基づき収容物の重さを判別し、この収容物の重さにケースCSの既知の重さを加算して物品の重さを算出する(S107)。なお、上記情報が、この収容物の重さにケースCSの既知の重さを加算した物品の重さ自体を示してもよい。この場合、制御部74は、当該情報から直接に物品の重さを取得する。この時点では、制御部74は、各駆動輪32の走行駆動モーター33を駆動制御して、無人搬送車両10をS102で設定された走行速度VAで走行させている。制御部74は、S107の後、S107で算出された物品の重さを予め設定された閾値と比較して、物品の重さが閾値未満であると判定した場合には、無人搬送車両10の走行速度Vを走行速度VAに維持する。
また、制御部74は、物品の重さが上記閾値以上であれば、無人搬送車両10の走行速度Vを、第1コンベアー11AによるケースCSの搬送速度VC以上であって、S102で設定されたそれまでの走行速度VAよりも遅い予め定められた走行速度VDに低下させる(S108)。これにより、ケースCSに収容されている物品の重さが閾値以上であって重い場合は、無人搬送車両10の走行速度VがケースCSの搬送速度VC以上に保たれながらも低減される。このため、無人搬送車両10が、突出させた上記一方のアーム42によりケースCSを押しながら走行している状態のときに、各走行駆動モーター33に掛かる負荷を低減でき、上記一方のアーム42に掛かるケースCSからの荷重も低減することができるため、無人搬送車両10を安定して走行させることができる。
更に、制御部74は、S107で算出された物品の重さに応じて各アーム駆動モーター45の回転速度を設定する(S109)。例えば、制御部74は、物品の重さが重くなる程、各アーム駆動モーター45の回転速度を遅く設定する。例えば、制御部74に内蔵されるROMに、物品の重さ及びこれに対応する各アーム駆動モーター45の回転速度を、物品の重さ毎に示したデータテーブルが記憶されている。制御部74は、当該データテーブルから、107で算出された物品の重さに対応する各アーム駆動モーター45の回転速度を読み出し、当該読み出した回転速度を、S107で算出された物品の重さに応じた各アーム駆動モーター45の回転速度として設定する。
そして、制御部74は、各アーム駆動モーター45を駆動制御して、S108で設定された回転速度で各アーム駆動モーター45を回転させ、図12に示すように、各アーム42を、第1コンベアー11A上方のスペースから退避させ、上記のように突出させた位置から無人搬送車両10の作業部23内の領域に引き込ませる。この各アーム42の引き込み時には、各第1爪部51がケースCSの端部に引っ掛かり、各アーム42がケースCSを第1コンベアー11Aから無人搬送車両10の作業部23へと引き込む(S110)。すなわち、各アーム42の上記引き込みにより、ケースCSが第1コンベアー11A上の位置から無人搬送車両10の作業部23上に移動する。これにより、物品の重さが重くなる程、各アーム42の移動速度が遅くされ、ケースCSが第1コンベアー11Aから無人搬送車両10の作業部23へと遅い速度で移し替えられる。このため、各アーム42がケースCSを無人搬送車両10の作業部23に引き込むときに、各アーム駆動モーター45に掛かる負荷を低減できる。また、ケースCSの第1コンベアー11A上の位置から無人搬送車両10の作業部23上への移動は、第1コンベアー11Aによる搬送及び無人搬送車両10の走行が継続した状態で行われるが、当該移動が低速で行われることになるため、第1コンベアー11A上の位置から無人搬送車両10の作業部23上にケースCSを安定して確実に移動させることができる。この後、制御部74は、各爪駆動モーター55を駆動制御して、各第1爪部51を退避させてアーム42内に格納させる。
このように無人搬送車両10を第1走行ライン15Aに沿って第1コンベアー11Aと平行に走行させつつ、第1コンベアー11Aにより搬送されているケースCSを第1コンベアー11Aから無人搬送車両10へと移し替える。
更に、制御部74は、走行ラインセンサー72の検出出力に基づき走行ライン15の位置を検出し、この検出された走行ライン15の位置に応じて、各駆動輪32の走行駆動モーター33を駆動制御して、無人搬送車両10を第1走行ライン15A→第2走行ライン15B→第3走行ライン15Cという経路で走行させる(S111)。
無人搬送車両10が保管棚12の位置まで走行したとき、保管棚12において、無人搬送車両10の走行方向において異なる各位置に付されている2次元コードQ2が撮像カメラ71により撮像される。制御部74は、撮像された2次元コードQ2を解析して、2次元コードQ2に含まれる保管棚12の場所情報を検出する。制御部74は、予め上記IDに紐付けた保管棚12の場所情報を、通信部73を介して受信している。制御部74は、上記IDに紐付けた保管棚12の場所情報に一致する場所情報を含む2次元コードQ2が撮像された時に、この時点の位置で、図13に例を示すように、無人搬送車両10を停止させる(S112)。このとき、無人搬送車両10は、第1走行ライン15A→第2走行ライン15B→第3走行ライン15Cの各経路変更時における方向転換により、各第1爪部51が設けられているアーム42の先端部が保管棚12側に向く姿勢となっている。
ここで、制御部74は、各爪駆動モーター56を駆動制御して、図13及び図14に示すように各アーム42の後端内側の第2爪部52を突出させる(S113)。このとき、各アーム42の後端内側の第2爪部52は、保管棚12とは反対側となるケースCSの端部側に位置している。
続いて、制御部74は、各アーム駆動モーター45を駆動制御して、図15及び図16に示すように各アーム42を保管棚12の側に突出させる(S114)。このときの突出量は、各アーム42の後端内側の第2爪部52が、少なくとも保管棚12の上方位置まで入り込むことが可能な量とされている。スライドレール43は、第2レールが第1レールによる係止及び支持により、第1レールにより移動方向が案内されて保管棚12側に向かう外部方向(図3を用いて示した第1コンベアー11A側に向かう外部とは反対方向)にも移動する構成が採用されている。
上記各アーム42の保管棚12の側への突出により、各第2爪部52をケースCSに引っ掛けて、上記各アーム42及び第2爪部52によりケースCSを無人搬送車両10の作業部23の上から保管棚12内に押し込み、ケースCSを無人搬送車両10の作業部23の上から保管棚12へと移動させる。この後、制御部74は、各爪駆動モーター56を駆動制御して、各第2爪部52を退避させてアーム42内に格納させる。
制御部74は、走行ラインセンサー72の検出出力に基づき走行ライン15の位置を検出し、この検出された走行ライン15の位置に応じて、各駆動輪32の走行駆動モーター33を駆動制御して、無人搬送車両10を第3走行ライン15C→第4走行ライン15D→第1走行ライン15Aという経路で走行させ、第4走行ライン15Dと第1走行ライン15Aの間で進行方向を90度転換させてから一定時間後に各駆動輪32の走行駆動モーター33を停止させて、無人搬送車両10を待機位置HPに停止させる(S115)。
このように本実施形態では、第1コンベアー11AによりケースCSの搬送が開始されると、無人搬送車両10が第1走行ライン15Aに沿って第1コンベアー11Aと平行に走行し、上記搬送方向における上流側にある一方のアーム42が突出され、このとき、無人搬送車両10の走行速度VがケースCSの搬送速度VSよりも速い走行速度VAに設定されており、一方のアーム42がケースCSの位置まで移動すると、搬送方向下流側にある他方のアーム42が突出される。そして、各アーム42の間にケースCSが挟まれる。この状態で、各アーム42の先端内側の第1爪部51が突出されて各アーム42が無人搬送車両10に引き戻される。このとき、各第1爪部51がケースCSに引っ掛かり、アーム42及び第1爪部51によりケースCSが、第1コンベアー11Aから無人搬送車両10の作業部23へと押し込まれ、無人搬送車両10の作業部23上に移動する。これにより、本実施形態によれば、無人搬送車両10を走行させつつ、第1コンベアー11Aにより搬送されているケースCSを無人搬送車両10に移し替え、ケースCSを効率的に移動させることができる。
<変形例1>
変形例1では、無人搬送車両10の作業部23が垂直方向に昇降する。例えば、無人搬送車両10の走行部22に複数の支柱を突設して、各支柱により作業部23を垂直方向に移動自在に支持し、複数のボールねじ(既知の機構)により作業部23を昇降させる。ボールねじは、走行部22に突設されて回転自在に支持されたネジ軸と、作業部23に固定されて該ネジ軸に螺合したナットとを備える。走行部22に各ネジ軸を回転させるそれぞれの昇降モーターを設け、制御部74の制御により、各昇降モーターにより各ネジ軸を一方向に回転させて、各ナット並びに作業部23を上昇させ、また各昇降モーターにより各ネジ軸を逆方向に回転させて、各ナット並びに作業部23を下降させる。これにより、コンベアー装置11及び保管棚12の高さが変わっても、この高さに合わせて作業部23を昇降させ、ケースCSを作業部23とコンベアー装置11又は保管棚12の間で移し替えることが可能となる。
<変形例2>
変形例2では、各アーム42の離間距離を変更させる。例えば、作業部23の各支持壁41の一方を、各アーム42の長手方向と直交する方向にスライド自在に支持し、一方の支持壁41の下端にその直交する方向に延在するラックギアを設け、このラックギアに歯合するピニオンギアを設け、ピニオンギアを往復回転させるモーターを作業部23に設ける。制御部74の制御で、モーターによりピニオンギアを往復回転させて、ラックギアを往復移動させ、一方の支持壁41並びにアーム42を他方の支持壁41並びにアーム42に対して接離させ、各アーム42の離間距離を変更する。これにより、ケースCSの幅が変化しても、ケースCSを各アーム42の間に挟んで、ケースCSを作業部23とコンベアー装置11又は保管棚12の間で移し替えることが可能となる。
尚、図1乃至図17を用いて説明した上記実施形態の構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。例えば、上記実施形態では、コンベアー装置11を搬送されるケースCSを無人搬送車両10が取り込んで保管棚12に収納する実施形態を説明したが、制御部74が、走行駆動モーター33、アーム駆動モーター45、及び爪駆動モーター55、爪駆動モーター56を駆動制御して、上記アーム42、第1爪部51、第2爪部52、及び撮像カメラ71を動作させることで、無人搬送車両10が、保管棚12に収納されているケースCSを無人搬送車両10上に取り込んで、ケースCSをコンベアー装置11の位置まで搬送し、無人搬送車両10上からコンベアー装置11上にケースCSを移す動作を行うようにしてもよい。
10 無人搬送車両
11 コンベアー装置
12 保管棚
15 走行ライン
22 走行部
23 作業部
31 キャスター
32 駆動輪
41 支持壁
42 アーム
43 スライドレール
51 第1爪部
52 第2爪部
33 各走行駆動モーター
45 各アーム駆動モーター
55 各爪駆動モーター
56 各爪駆動モーター
71 撮像カメラ
72 走行ラインセンサー
73 通信部
74 制御部
Sy 無人搬送車両システム

Claims (7)

  1. 物品を載せて搬送するコンベアーと、
    前記コンベアーに沿って走行する無人搬送車両と、を備え、
    前記無人搬送車両は、
    前記無人搬送車両の駆動輪を回転させて、前記無人搬送車両を走行させる走行駆動部と、
    前記無人搬送車両が前記コンベアーに沿って走行するときに該コンベアーによる前記物品の搬送方向の下流側及び上流側となる前記無人搬送車両上のそれぞれの位置に設けられ、前記物品の搬送方向と直交する方向に延在して、前記コンベアーによる前記物品の搬送方向における前記物品の幅に相当する距離をおいた位置で互いに対向し、前記直交する方向に往復移動して前記無人搬送車両から外方に突出し、及び当該突出した位置から前記無人搬送車両内に引き込まれる一対のアームと、
    前記各アームに、前記直交する方向における往復移動をさせるアーム駆動部と、
    前記一対のアームの先端側に設けられ、当該先端側のアーム部分から該各アームの間のスペースへと突出し、及び前記アーム部分の内部に退避するそれぞれの第1爪部と、
    前記各第1爪部に前記突出及び前記退避の動作をさせる第1爪駆動部と、
    前記走行駆動部、前記アーム駆動部、及び前記第1爪駆動部を制御して、前記無人搬送車両を前記コンベアーに沿って前記物品の搬送速度よりも速い走行速度で走行させると共に、前記上流側に設けられたアームを前記無人搬送車両から前記コンベアーの上方に突出させ、前記搬送方向において前記上流側に設けられたアームが前記コンベアーにより搬送されている前記物品の位置に移動したときに、前記下流側に設けられたアームを前記無人搬送車両から前記コンベアーの上方に突出させ、前記各アームの間に前記物品が存在する状態で、前記各第1爪部を前記各アームの先端側から該各アームの間のスペースに突出させた後、前記各アームを前記コンベアー上方から前記無人搬送車両内に引き込ませる制御部と、を備える無人搬送車両システム。
  2. 前記物品の予め設定された位置には予め定められたマークが付され、
    前記無人搬送車両は、前記コンベアー上方のスペースを撮像する撮像部を更に備え、
    前記制御部は、前記撮像部により撮像された画像の解析により、前記画像に前記マークを示す画像が含まれると判定したとき、前記上流側に設けられたアームが前記コンベアーにより搬送されている前記物品の位置に移動したと判定する請求項1に記載の無人搬送車両システム。
  3. 前記マークは、前記物品の重さを示す情報を含む二次元コードであり、
    前記制御部は、前記二次元コードに含まれる前記情報が示す前記物品の重さが閾値以上である場合には、前記走行駆動部を制御して、前記無人搬送車両の走行速度を、前記物品の搬送速度以上であってそれまでの走行速度よりも遅い予め定められた走行速度に低下させる請求項2に記載の無人搬送車両システム。
  4. 前記マークは、前記物品の重さを示す情報を含む二次元コードであり、
    前記制御部は、前記二次元コードに含まれる前記情報が示す前記物品の重さが重くなる程、前記走行駆動部を制御して、前記各アームを前記コンベアー上方のスペースから前記無人搬送車両に引き込ませる前記各アームの移動速度を低下させる請求項2に記載の無人搬送車両システム。
  5. 前記一対のアームの後端側に設けられ、当該後端側のアーム部分から該各アームの間のスペースへと突出し、及び前記アーム部分の内部に退避するそれぞれの第2爪部と、
    前記各第2爪部に前記突出及び前記退避の動作をさせる第2爪駆動部と、を更に備え、
    前記制御部は、前記アーム駆動部及び前記第2爪駆動部を制御して、前記各第2爪部を前記各アームの後端側のアーム部分から前記各アームの間のスペースに突出させて、前記各アームを前記無人搬送車両内から外方に突出させる請求項1に記載の無人搬送車両システム。
  6. 物品を載せて搬送するコンベアーに沿って走行する無人搬送車両であって、
    前記無人搬送車両の駆動輪を回転させて、前記無人搬送車両を走行させる走行駆動部と、
    前記無人搬送車両が前記コンベアーに沿って走行するときに該コンベアーによる前記物品の搬送方向の下流側及び上流側となる前記無人搬送車両上のそれぞれの位置に設けられ、前記物品の搬送方向と直交する方向に延在して、前記コンベアーによる前記物品の搬送方向における前記物品の幅に相当する距離をおいた位置で互いに対向し、前記直交する方向に往復移動して前記無人搬送車両から外方に突出し、及び当該突出した位置から前記無人搬送車両内に引き込まれる一対のアームと、
    前記各アームに前記直交する方向における往復移動をさせるアーム駆動部と、
    前記一対のアームの先端側に設けられ、当該先端側のアーム部分から該各アームの間のスペースへと突出し、及び前記アーム部分の内部に退避するそれぞれの第1爪部と、
    前記各第1爪部に前記突出及び前記退避の動作をさせる第1爪駆動部と、
    前記走行駆動部、前記アーム駆動部、及び前記第1爪駆動部を制御して、前記無人搬送車両を前記コンベアーに沿って前記物品の搬送速度よりも速い走行速度で走行させると共に、前記上流側に設けられたアームを前記無人搬送車両から前記コンベアーの上方に突出させ、前記搬送方向において前記上流側に設けられたアームが前記コンベアーにより搬送されている前記物品の位置に移動したときに、前記下流側に設けられたアームを前記無人搬送車両から前記コンベアーの上方に突出させ、前記各アームの間に前記物品が存在する状態で、前記各第1爪部を前記各アームの先端側から該各アームの間のスペースに突出させた後、前記各アームを前記コンベアー上方から前記無人搬送車両内に引き込ませる制御部と、を備える無人搬送車両。
  7. 前記一対のアームの後端側に設けられ、当該後端側のアーム部分から該各アームの間のスペースへと突出し、及び前記アーム部分の内部に退避するそれぞれの第2爪部と、
    前記各第2爪部に前記突出及び前記退避の動作をさせる第2爪駆動部と、を更に備え、
    前記制御部は、前記アーム駆動部及び前記第2爪駆動部を制御して、前記各第2爪部を前記各アームの後端側のアーム部分から前記各アームの間のスペースに突出させて、前記各アームを前記無人搬送車両内から外方に突出させる請求項6に記載の無人搬送車両。
JP2022212694A 2022-12-28 2022-12-28 無人搬送車両システム、及び無人搬送車両 Active JP7448894B1 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022212694A JP7448894B1 (ja) 2022-12-28 2022-12-28 無人搬送車両システム、及び無人搬送車両
PCT/JP2023/045623 WO2024143093A1 (ja) 2022-12-28 2023-12-20 無人搬送車両システム、及び無人搬送車両
JP2024027398A JP2024095650A (ja) 2022-12-28 2024-02-27 無人搬送車両システム、及び無人搬送車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022212694A JP7448894B1 (ja) 2022-12-28 2022-12-28 無人搬送車両システム、及び無人搬送車両

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2024027398A Division JP2024095650A (ja) 2022-12-28 2024-02-27 無人搬送車両システム、及び無人搬送車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP7448894B1 true JP7448894B1 (ja) 2024-03-13
JP2024095419A JP2024095419A (ja) 2024-07-10

Family

ID=90183608

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022212694A Active JP7448894B1 (ja) 2022-12-28 2022-12-28 無人搬送車両システム、及び無人搬送車両
JP2024027398A Pending JP2024095650A (ja) 2022-12-28 2024-02-27 無人搬送車両システム、及び無人搬送車両

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2024027398A Pending JP2024095650A (ja) 2022-12-28 2024-02-27 無人搬送車両システム、及び無人搬送車両

Country Status (2)

Country Link
JP (2) JP7448894B1 (ja)
WO (1) WO2024143093A1 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107667061A (zh) 2015-04-22 2018-02-06 Tgw机械有限公司 用于将件货存入货架中的方法和仓库***
CN212173559U (zh) 2020-03-17 2020-12-18 杭州海康机器人技术有限公司 一种具有货架的自动导引运输车
WO2022049972A1 (ja) 2020-09-04 2022-03-10 村田機械株式会社 自動倉庫

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107667061A (zh) 2015-04-22 2018-02-06 Tgw机械有限公司 用于将件货存入货架中的方法和仓库***
CN212173559U (zh) 2020-03-17 2020-12-18 杭州海康机器人技术有限公司 一种具有货架的自动导引运输车
WO2022049972A1 (ja) 2020-09-04 2022-03-10 村田機械株式会社 自動倉庫

Also Published As

Publication number Publication date
JP2024095419A (ja) 2024-07-10
JP2024095650A (ja) 2024-07-10
WO2024143093A1 (ja) 2024-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4492504A (en) Materials handling system
JP2020516510A (ja) 搬送装置及び該搬送装置の運転方法
JP7255401B2 (ja) 搬送車
CN107428463A (zh) 负载收纳装置
JPH06506430A (ja) 積み下ろし装置、積み下ろし装置付き台車、積み下ろしステーション、及び同台車の利用方法
JP2022186875A (ja) 自動倉庫システム
JP7448894B1 (ja) 無人搬送車両システム、及び無人搬送車両
WO2024143085A1 (ja) 無人搬送車両システム及び無人搬送車両
WO2024143092A1 (ja) コンベアー装置及び無人搬送車両システム
JP2022060106A (ja) 搬送システム及び搬送方法
WO2024143094A1 (ja) 無人搬送車両、及び無人搬送車両システム
WO2024143096A1 (ja) 蓋体開閉装置、無人搬送車両システム、及び収容筐体
JP4029688B2 (ja) 自動倉庫設備
CN217436991U (zh) 一种新型搬运***
JP7298589B2 (ja) 物品収容設備
CN117651921A (zh) 输送***、无人输送车以及无人输送车的控制方法
JP2019217832A (ja) 連結構造及び搬送ユニット
CN215247312U (zh) 自主移动机器人
JPH03293207A (ja) 簡易搬送方法及び搬送用ロッド
CN215905311U (zh) 一种物料运输装置
CN214651054U (zh) 上料装置及仓储***
CN218987713U (zh) 机器人及仓储***
WO2023228532A1 (ja) 搬送装置及び搬送物供給装置
JP2022144372A (ja) 搬送システム
JP4122888B2 (ja) 物品搬送設備を備えた自動倉庫設備

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230106

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20230714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230926

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240131

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7448894

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150