JP7446162B2 - 空調制御装置、空調制御システム、空調制御方法及びプログラム - Google Patents

空調制御装置、空調制御システム、空調制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本開示は、空調制御装置、空調制御システム、空調制御方法及びプログラムに関する。
空気調和機を、サーバ装置から遠隔制御する空調制御システムが知られている。このような空調制御システムでは、サーバ装置から、空気調和機に接続された空調制御装置に制御データが送信され、空調制御装置が制御データに従って空気調和機を制御する。遠隔制御を行っている最中に、何らかの事情により、サーバ装置と空調制御装置との間の通信が切断されて、制御データの送信が途絶えてしまうことがある。制御データの送信が途絶えると、空気調和機の運転状態が更新されなくなり、空調対象空間の快適性が損なわれたり、空気調和機の部品の劣化を招いてしまうことがあった。
このような問題に対し、空調制御システムにおいて通信が切断された場合でも、空気調和機を適切に制御するための技術が提案されている。例えば、特許文献1には、空気調和機が、空気調和機の動作状態に応じて設定された時間間隔で、サーバ装置との通信が可能か否かを判断し、通信が不可と判断すると、予め定められた動作状態へ移行する技術が開示されている。
特開2015-088894号公報
しかしながら、上記の技術では、空気調和機の動作状態に応じて、通信可否の判断の時間間隔を決定しており、サーバ装置が遠隔制御の制御特性が考慮されていない。遠隔制御には、例えば、空調対象空間の快適性を維持するための自動制御、空気調和機の電力消費を抑える省エネ制御等の種類があり、種類に応じて求められる制御特性がある。実行している遠隔制御の種類が異なれば、制御特性が異なるので、許容される動作状態は異なる。よって、空気調和機の動作状態に基づいて運転を変更すると、快適性を維持したり、部品劣化を回避する等、適切な制御が行えないという問題がある。
本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであり、空調制御システムにおいて通信が切断された場合であっても、遠隔制御の制御特性に応じて適切に空気調和機を制御することが可能な空調制御装置、空調制御システム、空調制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本開示に係る空調制御装置は、
空気調和機及びサーバ装置と通信可能に接続され、前記サーバ装置から送信される前記空気調和機を遠隔制御するための指示に従い、前記空気調和機を制御する空調制御装置であって、
前記サーバ装置から、前記空気調和機の制御内容を示す情報と、前記遠隔制御の制御特性に応じて設定された有効時間を示す情報とが含まれる制御データを受信する受信手段と、
前記遠隔制御が行われる前の前記空気調和機の運転状態を示す戻り制御データを記憶する記憶手段と、
前記受信手段により受信された前記制御データが示す制御内容に基づいて、前記空気調和機を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、
前記受信手段により前記制御データが受信されてから、前記受信手段により次の制御データが受信される前に、前記受信手段により受信された前記制御データが示す有効時間を経過すると、前記記憶手段に記憶された戻り制御データに基づいて、前記空気調和機を制御する。
本開示によれば、空調制御システムにおいて通信が切断された場合であっても、遠隔制御の制御特性に応じて適切に空気調和機を制御することが可能な空調制御装置、空調制御システム、空調制御方法及びプログラムを提供することができる。
実施形態1に係る空調制御システムのブロック図 実施形態1に係る空調制御装置及びサーバ装置のハードウェア構成を示すブロック図 実施形態1に係る空調制御装置及びサーバ装置の機能構成を示すブロック図 実施形態1に係る制御データの例を示す図 実施形態1に係る制御データの例を示す図 実施形態1に係る空調制御装置が実行する空調制御処理を示すフローチャート 実施形態2に係る空調制御装置及びサーバ装置の機能構成を示すブロック図 実施形態2に係る制御データの例を示す図 実施形態2に係る空調制御装置が実行する空調制御処理を示すフローチャート 実施形態1に係る空調制御装置が実行する現地自動制御処理を示すフローチャート
(実施形態1)
実施形態1に係る空調制御システム1は、空気調和機300に対して、遠隔制御を行うシステムである。
図1に示すように、空調制御システム1は、サーバ装置200からの制御データに基づいて空気調和機300を制御する空調制御装置100と、制御データを空調制御装置100に送信するサーバ装置200と、空気調和機300と、を備える。空調制御装置100は、ネットワーク400-1を介して、サーバ装置200と接続し、ネットワーク400-2を介して、空気調和機300と接続する。空調制御装置100と、空気調和機300とは、物件Xに設置されているものとする。物件Xは、例えば、オフィスビル、商業施設、マンションのような建物である。
空調制御装置100は、サーバ装置200から送信された制御データに基づいて、空気調和機300の動作を制御する装置である。空調制御装置100は、受信した制御データに基づいて、空気調和機300の室内機301及び室外機302に制御データに含まれる値を設定する。また、空調制御装置100は、室内機301及び室外機302に設定された値、室内機301及び室外機302が備えるセンサが計測した値等を含む運転データを収集し、収集した運転データをサーバ装置200に送信する。
サーバ装置200は、空気調和機300を遠隔制御するための制御データを生成し、生成した制御データを空調制御装置100に送信する。サーバ装置200の使用者により、遠隔制御の種類が指定され、サーバ装置200は、空調制御装置100から収集した運転データに基づいて、指定された遠隔制御の種類に応じた制御データを生成する。
遠隔制御の種類には、例えば、“リモコン自動操作制御”、“冷凍サイクル制御”、“省エネ制御”がある。リモコン自動操作制御とは、空調対象空間の快適性を維持するための自動制御であって、空調対象空間の温度、人数等に応じて空気調和機300を制御する。冷凍サイクル制御とは、空調対象空間の熱負荷の変動に合わせた自動制御であり、例えば、室外機302の圧縮機の周波数を制御する。省エネ制御とは、目標とする電力値を超えないようにピーク電力を抑える自動制御である。
空気調和機300は、空調制御装置100からの指示に基づいて、動作する。空気調和機300は、1つ以上の室内機301及び1つ以上の室外機302を備える。室内機301は、空調対象空間の内部に配置され、室外機302は、空調対象空間の外部に配置される。室内機301及び室外機302は、それぞれ、温度、圧力等を計測するためのセンサを備え、計測された値は、空調制御装置100を介して、サーバ装置200に送信される。
ネットワーク400-1、400-2は、無線又は有線による通信ネットワークであり、例えば、インターネット、イントラネット、エクストラネット、LAN(Local Area Network)、VPN(Virtual Private Network)、電話回線網等である。
次に、図2を参照して空調制御装置100及びサーバ装置200のハードウェア構成について説明する。
まず、空調制御装置100のハードウェア構成について説明する。空調制御装置100は、種々の処理を実行するプロセッサ11と、プロセッサ11の作業領域として用いられる主記憶部12と、プロセッサ11の処理に用いられる種々のデータを記憶する補助記憶部13と、外部の装置と通信するための通信部14と、入力された情報を取得する入力部15と、種々の情報を提示する出力部16と、計時を行うRTC(Real Time Clock)17と、を有する。主記憶部12、補助記憶部13、通信部14、入力部15、出力部16及びRTC17はいずれも、バス18を介してプロセッサ11に接続される。
プロセッサ11は、CPU(Central Processing Unit)を含む。プロセッサ11は、補助記憶部13に記憶されるプログラムを実行することにより、空調制御装置100の種々の機能を実現する。
主記憶部12は、RAM(Random Access Memory)を含む。主記憶部12には、補助記憶部13からプログラムがロードされる。そして、主記憶部12は、プロセッサ11の作業領域として用いられる。
補助記憶部13は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)に代表される不揮発性メモリを含む。補助記憶部13は、プログラムの他に、プロセッサ11の処理に用いられる種々のデータを記憶する。補助記憶部13は、プロセッサ11の指示に従って、プロセッサ11によって利用されるデータをプロセッサ11に供給し、プロセッサ11から供給されたデータを記憶する。
通信部14は、外部の装置と通信するためのネットワークインタフェース回路を含む。通信部14は、外部の装置から信号を受信して、この信号により示されるデータをプロセッサ11へ出力する。また、通信部14は、プロセッサ11から出力されたデータを示す信号を外部の装置へ送信する。
入力部15は、入力キー、ポインティングデバイス等の入力デバイスを含む。入力部15は、空調制御装置100のユーザによって入力された情報を取得して、取得した情報をプロセッサ11に通知する。
出力部16は、LCD(Liquid Crystal Display)、スピーカ等の出力デバイスを含む。出力部16は、入力部15を構成するポインティングデバイスと一体的に形成されたタッチスクリーンを構成してもよい。出力部16は、プロセッサ11の指示に従って、種々の情報をユーザに提示する。
RTC17は、水晶発振子による発振回路を備えた計時用のデバイスである。RTC17は、例えば、電池を内蔵し、空調制御装置100の電源がオフの間も計時を継続する。
次に、サーバ装置200のハードウェア構成について説明する。サーバ装置200は、種々の処理を実行するプロセッサ21と、プロセッサ21の作業領域として用いられる主記憶部22と、プロセッサ21の処理に用いられる種々のデータを記憶する補助記憶部23と、外部の装置と通信するための通信部24と、入力された情報を取得する入力部25と、種々の情報を提示する出力部26と、計時を行うRTC27と、を有する。主記憶部22、補助記憶部23、通信部24、入力部25、出力部26及びRTC27はいずれも、バス28を介してプロセッサ21に接続される。
プロセッサ21、主記憶部22、補助記憶部23、通信部24、入力部25、出力部26及びRTC27は、それぞれ、プロセッサ11、主記憶部12、補助記憶部13、通信部14、入力部15、出力部16及びRTC17と同様の機能を有する。
次に、図3を参照して、空調制御装置100及びサーバ装置200の機能について説明する。
まず、空調制御装置100の機能について説明する。空調制御装置100は、機能的には、サーバ装置200から制御データを受信する受信部101と、運転データ1021を記憶する第1記憶部102と、空気調和機300から運転データ1021を収集する第1収集部103と、制御データに基づいて空気調和機300を制御する制御部104と、を備える。
受信部101は、サーバ装置200から、制御データを受信する。制御データとは、空気調和機300を制御するために必要な情報を示したものである。受信部101は、プロセッサ11と、通信部14とが協働することにより実現される。なお、受信部101は、受信手段の一例である。
制御データは、サーバ装置200から、遠隔操作の種類に応じた周期で送信される。例えば、サーバ装置200は、リモコン自動操作制御、冷凍サイクル制御及び省エネ制御を行う場合、それぞれ、1分周期、1分周期、30分周期で制御データを送信する。
制御データには、空気調和機300の制御内容の情報と、遠隔制御の制御特性に応じて設定された有効時間の情報と、有効時間を経過した後に実行されるバックアップ制御の種類を示す情報と、が含まれる。
制御内容とは、空気調和機300に設定する値を示すものである。例えば、制御内容には、室内機301に設定する、運転及び停止を指定する運転状態、冷房及び暖房を指定する運転モード、及び、設定温度、並びに、室外機302に設定する上限周波数が含まれる。
有効時間とは、受信した制御データが空気調和機300を制御する情報として有効な期間を示すものであり、遠隔制御の制御特性に応じて設定される時間である。有効時間の値は、後述するように、サーバ装置200において決定される。ここで、遠隔制御の制御特性とは、空気調和機300を遠隔制御する種類に応じて求められる特性である。例えば、リモコン自動操作制御、冷凍サイクル制御及び省エネ制御の場合、それぞれの制御特性に応じて、以下のように有効時間は設定される。
リモコン自動操作制御は、快適性を維持することを目的とする制御であり、遠隔制御が短時間行われなくても快適性は維持される。つまり、リモコン自動操作制御は、空気調和機300を遠隔制御する間隔に幅を持たせることができるという制御特性がある。よって、リモコン自動操作制御の場合、有効時間は制御データが送信される周期よりも長めに設定される。例えば、制御データの送信周期が1分の場合、有効時間は30分に設定される。
冷凍サイクル制御は、空調対象空間の熱負荷の変動に合わせる制御であり、自動制御が連続的に行われないと、部品の劣化に繋がる。つまり、冷凍サイクル制御は、空気調和機300を遠隔制御する間隔は短く、制御は連続的に行われなければならないという制御特性がある。よって、冷凍サイクル制御の場合、有効時間は制御データが送信される周期と同程度の時間に設定される。例えば、制御データの送信周期が1分の場合、有効時間は2分に設定される。
省エネ制御は、ピーク電力を抑える制御であり、電力の推移を見るために予め単位時間が定められている。制御内容は、単位時間の電力の推移に基づいて決定され、単位時間終了後に送信されるのが一般的である。省エネ制御では、単位時間経過後、制御内容が変更されなくても直ちにピーク電力を超える可能性は低いが、変更されない期間が長ければピーク電力を超える可能性は高くなる。つまり、省エネ制御は、単位時間より長い時間の制御でもピーク電力を抑え得るが、長すぎるとピーク電力を超える可能性が高くなるという制御特性がある。よって、省エネ制御の場合、有効時間は、単位時間よりも長いが、例えば、単位時間の2倍よりは短い時間に設定される。例えば、制御データの送信周期が30分の場合、有効時間は40分に設定される。
次に、バックアップ制御とは、次の制御データが受信されないまま有効時間が経過した場合に、空調制御装置100が、サーバ装置200から送信された制御データによらず、空気調和機300を制御することをいう。バックアップ制御の種類には、例えば、“戻り制御”、“指定制御”、“停止制御”、“バックアップ制御無し”がある。戻り制御とは、後述する第1記憶部102に記憶された戻り制御データに基づく制御である。指定制御とは、制御データに含まれるバックアップ制御内容が示す情報に基づく制御である。停止制御とは、空気調和機300の運転を停止する制御である。バックアップ制御無しは、バックアップ制御を行わないことを示す。
図4に、バックアップ制御の種類が“戻り制御”の場合の制御データの例を示す。制御内容には、制御対象と、運転及び停止を示す運転状態と、冷房及び暖房を示す運転モードと、室内機に設定する設定温度と、室外機に設定する上限周波数と、が対応付けて含まれる。この制御内容は、“室内機1”を、“運転”させ、“冷房”の運転モードで“24℃”に設定し、“室内機2”を“停止”させ、“室内機3”を“運転”させ、“送風”の運転モードに設定することを示している。さらに、この制御内容は、“室外機1”の上限周波数を“40Hz”、“室外機2”の上限周波数を設定しないことを示している。そして、図4の制御データは、有効時間“30分”を経過しても次の制御データを受信されない場合は、“戻り制御”のバックアップ制御を行うことを示している。すなわち、制御部104は、戻り制御データに基づく制御を行う。
図5に、バックアップ制御の種類が“指定制御”の場合の制御データの例を示す。バックアップ制御の種類が“指定制御”の場合、制御データには、バックアップ制御内容が含まれる。バックアップ制御内容には、制御内容と同様の項目が含まれる。図5の制御データは、有効時間“30分”を経過しても次の制御データを受信しない場合は、制御部104は、バックアップ制御内容に示される値を、空気調和機300に設定する。
バックアップ制御の種類が“停止制御”の場合の制御データは、図4のバックアップ制御の種類の欄に“停止制御”と指定される。
バックアップ制御の種類が “バックアップ制御無し”の場合の制御データは、図4のバックアップ制御の種類の欄に“バックアップ制御無し”が指定され、有効時間の欄が空欄となる。
第1記憶部102には、空気調和機300の運転データ1021と、戻り制御データ1022と、前制御データ1023と、が記憶される。第1記憶部102は、補助記憶部13により実現される。なお、第1記憶部102は、記憶手段の一例である。
運転データ1021は、空気調和機300の運転状況を示すデータである。運転データ1021には、例えば、制御対象、運転状態、運転モード、室内機301に設定されている設定温度、室外機302に設定されている上限周波数、空気調和機300が備えるセンサの値、異常の有無に関する情報等が含まれる。運転データ1021は、空気調和機から300から収集される度に、第1収集部103により第1記憶部102に格納される。
戻り制御データ1022とは、遠隔制御が行われる前の空気調和機300の運転状況を示すデータであり、制御データに含まれるバックアップ制御の種類において“戻り制御”が指定されている場合に、制御部104により参照されるデータである。戻り制御データ1022には、制御対象、運転状態、運転モード、室内機301の設定温度及び室外機302の上限周波数を示す情報が含まれる。戻り制御データ1022は、バックアップ制御を伴う遠隔制御が開始されると、制御部104により第1記憶部102に格納される。
前制御データ1023とは、バックアップ制御の種類を示す情報が含まれた制御データであって、直近に受信した制御データの1つ前の制御データである。前制御データ1023は、サーバ装置200から、バックアップ制御の種類を示す情報が含まれた制御データを受信すると、制御部104により第1記憶部102に格納される。第1記憶部102に既に前制御データ1023が格納されている場合は、直近に受信した、バックアップ制御の種類を示す情報が含まれた制御データで上書きされる。また、前制御データ1023は、バックアップ制御の種類を示す情報を含まない制御データが受信された場合、及び、バックアップ制御が実行された場合、削除される。すなわち、前制御データ1023が第1記憶部102に記憶されているということは、サーバ装置200から、空気調和機300がサーバ装置200によりバックアップ制御を伴う遠隔制御がされていることを示す。一方、前制御データ1023が第1記憶部102に記憶されていないということは、それまで、空気調和機300はサーバ装置200によりバックアップ制御を伴う遠隔制御がされていないことを示す。
第1収集部103は、空気調和機300の運転状況を示す運転データを収集する。第1収集部103は、プロセッサ11と、通信部14とが協働することにより実現される。
第1収集部103は、空気調和機300から運転データを周期的に収集する。ここで、周期的に収集する、とは、第1収集部103が繰り返し運転データを収集することを指し、収集する間隔は一定に限らない。間隔は、サーバ装置200の使用者により任意に定められる。間隔は、予め定められた規則に従って設定されてもよいし、不規則な値に設定されてもよい。
第1収集部103は、収集した運転データを、第1記憶部102に格納する。また、第1収集部103は、収集した運転データを、サーバ装置200に送信する。送信するタイミングは、サーバ装置200の使用者により任意に定められる。送信するタイミングは、収集する周期と同期しても良いし、予め定められた時刻であってもよい。
制御部104は、受信部101により受信された制御データが示す制御内容に基づいて、空気調和機300を制御する。そして、制御部104は、受信部101により制御データが受信されてから、受信部101により次の制御データが受信される前に、受信された制御データが示す有効時間を経過すると、受信された制御データが示すバックアップ制御の種類に基づいて、空気調和機300を制御する。制御部104は、プロセッサ11と主記憶部12とが協働することにより実現される。なお、制御部104は、制御手段の一例である。
例えば、受信部101により図4に示す制御データが受信されたとすると、制御部104は、空気調和機300の室内機301及び室外機302に、図4の制御内容に示される値を設定する。そして、制御部104は、図4の制御データが受信されてから有効時間“30分”が経過したか否かを判断する。
有効時間“30分”が経過する前に、次に制御データが受信された場合は、制御部104は、次の制御データに従って制御を行う。一方、有効時間“30分”が経過しても、次に制御データが受信されなかった場合、制御部104は、“戻り制御”を実行する。具体的には、制御部104は、第1記憶部102に記憶された戻り制御データ1022に基づいて、空気調和機300を制御する。
また、受信部101により図5に示す制御データが受信されたとする。この場合、有効時間“30分”が経過しても、次に制御データが受信されなかったとすると、制御部104は、“指定制御”を実行する。具体的には、制御部104は、空気調和機300の室内機301及び室外機302に、図5のバックアップ制御内容に示される値を設定する。
また、受信部101によりバックアップ制御の種類が“停止制御”の制御データが受信されたとする。この場合、有効時間“30分”が経過しても、次に制御データが受信されなかったとすると、制御部104は、空気調和機300の全ての室内機301及び室外機302の運転を停止させる。
また、受信部101によりバックアップ制御の種類が“バックアップ制御無し”の制御データが受信され場合は、制御部104は、制御データに示された制御内容で空気調和機300を制御し、バックアップ制御を行わない。
次に、図3のサーバ装置200の機能について説明する。サーバ装置200は、機能的には、運転データ2021を収集する第2収集部201と、運転データ2021を記憶する第2記憶部202と、運転データ2021に基づいて制御データを生成する制御データ生成部203と、制御データを空調制御装置100に送信する送信部204と、を備える。
第2収集部201は、空調制御装置100を介して、空気調和機300の運転データ2021を収集する。第2収集部201は、収集した運転データ2021を、第2記憶部202に格納する。第2収集部201は、プロセッサ21と、通信部24とが協働することにより実現される。
第2記憶部202には、空気調和機300の運転データ2021が記憶される。第2記憶部202には、物件Xの空気調和機300の運転データだけでなく、図示しない他の物件の空気調和機300の運転データも記憶される。第2記憶部202は、補助記憶部23により実現される。
制御データ生成部203は、サーバ装置200の使用者から、遠隔制御の種類の指定を受け付ける。そして、制御データ生成部203は、第2記憶部202に記憶された運転データ2021に基づいて、遠隔制御の種類に応じた制御データを生成する。例えば、制御データ生成部203は、第2記憶部202に記憶された運転データに基づいて、遠隔制御の種類毎に制御モデルを構築し、制御モデルに基づいて、制御データの送信の周期、制御データに含まれる制御内容、有効時間及びバックアップ制御の種類を決定する。制御モデルの構築手法は、使用者により任意に決定される。制御データ生成部203は、プロセッサ21と主記憶部22とが協働することにより実現される。なお、制御データ生成部203は、制御データ生成手段の一例である。
送信部204は、生成された制御データを空調制御装置100に送信する。送信部204は、プロセッサ21と、通信部24とが協働することにより実現される。なお、送信部204は、送信手段の一例である。
次に、本実施形態に係る空調制御装置100が実行する処理について、図6のフローチャートを用いて説明する。
受信部101は、制御データを受信したか否かを判断する(ステップS101)。受信部101が、制御データを受信したと判断すると(ステップS101;YES)、制御部104は、受信された制御データがバックアップ制御を行うことを示しているか否かを判断する(ステップS102)。一方、受信部101は、制御データを受信していないと判断すると(ステップS101;NO)、制御部104は、制御データが受信されてから、当該制御データにおいて指定された有効時間を経過したか否かを判断する(ステップS108)。
ステップS102において、制御部104が、受信された制御データがバックアップ制御を行うことを示していると判断すると(ステップS102;YES)、第1記憶部102を参照して、前制御データがあるか否かを判断する(ステップS103)。一方、制御部104が、受信された制御データがバックアップ制御を行うことを示していないと判断すると(ステップS102;NO)、前制御データを削除し、制御内容に示される値を空気調和機300に送信する(ステップS104)。そして、処理はステップS101に戻る。例えば、受信した制御データのバックアップ制御の種類が“戻り制御”、“指定制御”、“停止制御”の場合、制御部104は、制御データがバックアップ制御を行うことを示していると判断し、ステップS103の処理を実行する。一方、受信した制御データのバックアップ制御の種類が“バックアップ制御無し”の場合、制御部104は、制御データがバックアップ制御を行うことを示していないと判断し、ステップS104の処理を実行する。
ステップS103において、制御部104は、前制御データがあると判断すると(ステップS103;YES)、受信した制御データを新たな前制御データとして第1記憶部102に記憶させる(ステップS105)。一方、制御部104は、前制御データが無いと判断すると(ステップS103;NO)、受信した制御データを戻り制御データとして第1記憶部102に記憶させる(ステップS106)。その後、ステップS105に進む。ステップS105の処理が終了すると、制御部104は、制御内容に示される値を空気調和機300に送信する(ステップS107)。その後、処理はステップS101に進む。
ステップS108において、制御部104は、制御データが受信されてから、当該制御データにおいて指定された有効時間を経過したと判断すると(ステップS108;YES)、バックアップ制御の種類を判別する(ステップS109)。一方、制御部104が、制御データが受信されてから、当該制御データにおいて指定された有効時間を経過していないと判断すると(ステップS108;NO)、処理はステップS101に進む。
バックアップ制御の種類が戻り制御の場合(ステップS109;“戻り制御”)、制御部104は、第1記憶部102に記憶された戻り制御データ1022の制御内容を空気調和機300に送信する(ステップS110)。また、バックアップ制御の種類が指定制御の場合(ステップS109;“指定制御”)、制御部104は、バックアップ制御内容が示す指示を空気調和機300に送信する(ステップS111)。また、バックアップ制御の種類が停止制御の場合(ステップS109;“停止制御”)、制御部104は、運転を停止する制御内容を空気調和機300に送信する(ステップS112)。ステップS110~S112の処理の後、制御部104は、第1記憶部102に記憶された前制御データを削除する(ステップS113)。そして、処理はステップS101に進む。
本実施形態によれば、通信障害が発生したり、サーバ装置が停止してしまったりして、遠隔制御のための制御データが途絶えてしまった場合でも、遠隔制御の制御特性に応じた有効時間の経過後に、制御を切り替えることができる。例えば、リモコン自動操作制御の場合は、1分周期で制御データが送信され、有効時間は30分に設定され、サーバ装置200から長時間にわたり制御データが送信されなくなると、サーバ装置による遠隔制御を解除し、バックアップ制御に移行する。また、冷凍サイクル制御の場合は、1分周期で制御データが送信され、有効時間は2分に設定され、サーバ装置200から制御データが連続的に送信されなくなると、サーバ装置による遠隔制御を解除し、バックアップ制御に移行する。また、省エネ制御の場合は、30分周期で制御データが送信され、有効時間は40分に設定され、省エネ制御の単位時間を終了後もサーバ装置200から制御データが送信されない場合は、サーバ装置による遠隔制御を解除し、バックアップ制御に移行する。これにより、快適性の維持、部品劣化の回避等を図ることができ、遠隔制御の制御特性に応じて空気調和機を適切に制御することができる。
また、本実施形態によれば、制御データが途絶えてしまった場合に実行するバックアップ制御の種類を選択できる。これにより、遠隔制御ができなくなった時の状況に応じて、バックアップ制御の内容を変更することができる。例えば、商業施設を数日間にわたって継続的に遠隔制御を行っている場合、バックアップ制御の種類を、営業時間中は指定制御に設定し、営業時間外は停止制御に設定するというように、制御データが途絶えたときの状況に応じて適切なバップアップ制御を設定することができる。
また、本実施形態によれば、制御データに含まれる条件を記憶するのみなので、空気調和機の運転状態に応じて、遠隔制御が行えなくなった時の制御の切替条件及び切替後の動作を示す情報を持つ場合に比べ、記憶するデータを少なくすることができる。また、空気調和機の、運転モード、設定温度等の運転状態の様々な組み合わせについて、切替条件及び切替の動作を示す情報を定義しなければならないが、記憶領域の構成によって制約されてしまうことを避けることができる。
また、バックアップ制御への切替条件及び切替後の動作の定義を空調制御装置に記憶させる場合、例えば、運転モードと設定温度との組み合わせにより定義されている場合、後から、遠隔制御の内容に応じて、風向設定のようなパラメータを追加して、条件及び動作を変えられるようにすることが困難になる。しかし、本実施形態によれば、制御データに切替条件となる有効時間が含まれるので、遠隔制御の種類に合わせて、バックアップ制御への切替条件を柔軟に設定することができる。
また、制御データに有効時間を含めて送信することにより、制御内容の指示と切断条件および切断後の動作を別の指示として送る場合に比べ、制御内容と切断条件および切断後の動作との間で、通信切断による齟齬が起きないようにすることができる。
(実施形態2)
実施形態2に係る空調制御システム1は、制御データを学習モデルに基づいて生成する。
実施形態2に係る空調制御システム1は、サーバ装置200からの制御データに基づいて空気調和機300を制御する空調制御装置100と、制御データを空調制御装置100に送信するサーバ装置200と、空気調和機300と、を備える。実施形態2の空調制御装置100及びサーバ装置200は、それぞれ、実施形態1の空調制御装置100及びサーバ装置200の機能に加え、以下に示す機能を有する。
図7を参照して、空調制御装置100及びサーバ装置200の機能について説明する。まず、空調制御装置100の機能について説明する。空調制御装置100は、機能的には、サーバ装置200から制御データを受信する受信部101と、運転データ1021を記憶する第1記憶部102と、空気調和機300から運転データ1021を収集する第1収集部103と、制御データに基づいて空気調和機300を制御する制御部104と、を備える。本実施形態の受信部101、第1記憶部102及び第1収集部103は、実施形態1のものと同様の機能を有する。
制御部104は、空気調和機300の制御内容を生成するための学習モデル1031を有する。学習モデル1031は、サーバ装置200において構築されたものであり、サーバ装置200から受信することにより更新される。また、制御部104は、実施形態1に示した機能に加え、第1記憶部102に記憶された運転データ1021に基づいて、学習モデル1031を再学習する機能を有する。なお、制御部104は、制御手段の一例である。
本実施形態の制御データのバックアップ制御の種類には、“戻り制御”、“指定制御”、“停止制御”、“バックアップ制御無し”に加え、“現地制御”が含まれる。現地制御とは、空調制御装置100が有する学習モデル1031に基づいて制御内容を生成し、生成した制御内容に基づいて空気調和機300を制御することを示す。
図8に、バックアップ制御の種類が“現地制御”の場合の制御データの例を示す。バックアップ制御の種類が“現地制御”の場合、制御データには、さらに、空調制御装置100において学習モデル1031の再学習を行うか否かを示す情報と、制御内容を生成するための学習モデル示すパラメータ群とが含まれる。再学習を行うか否かを示す情報は、“再学習あり”、“再学習なし”の値をとる。図8の制御データには“再学習あり”が指定されており、学習モデルの再学習を行うことを示している。学習モデルのパラメータ群とは、例えば、ニューラルネットワークの重み行列であり、再学習とは、誤差逆伝搬法によるモデル学習である。
受信部101により、図8に示す制御データが受信されたとすると、制御部104は、空気調和機300の室内機301及び室外機302に、図8の制御内容に示される値を設定する。そして、制御部104は、図8の制御データが受信されてから有効時間“30分”が経過したか否かを判断する。
有効時間“30分”が経過する前に、次に制御データが受信された場合は、制御部104は、次の制御データに従って制御を行う。一方、有効時間“30分”が経過しても、次に制御データが受信されなかった場合、制御部104は、“現地制御”のバックアップ制御を実行する。具体的には、制御部104は、図8の制御データに含まれるパラメータ群が示す学習モデル1031について、第1記憶部102に記憶された運転データ1021に基づいて再学習を実行する。そして、制御部104は、再学習後の学習モデル1031に基づいて制御内容を生成し、生成した制御内容に基づいて空気調和機300を制御する。なお、制御データにおいて再学習をしないことが示されていた場合は、制御部104は、図8の制御データに含まれるパラメータ群が示す学習モデル1031について、制御内容を生成し、空気調和機300を制御する。
次に、図7のサーバ装置200の機能について説明する。サーバ装置200は、機能的には、運転データ2021を収集する第2収集部201と、運転データ2021を記憶する第2記憶部202と、運転データ2021に基づいて制御データを生成する制御データ生成部203と、制御データを空調制御装置100に送信する送信部204と、を備える。本実施形態の第2収集部201、第2記憶部202及び送信部204は、実施形態1のものと同様の機能を有する。
制御データ生成部203は、制御データを生成するための学習モデル2031を構築する機能を有する。学習モデル2031は、第2記憶部202に記憶された運転データ2021を用いて構築される。ここで、運転データ2021は、物件X及び物件X以外の空気調和機300について収集された運転データである。また、学習モデル2031は、サーバ装置200の使用者の指示により更新される。制御データ生成部203は、サーバ装置200の使用者から、遠隔制御の種類の指定を受け付ける。そして、制御データ生成部203は、学習モデル2031に基づいて、遠隔制御の種類に応じた制御データを生成する。生成された制御データには、バックアップ制御の種類が“現地自動”の場合、構築された学習モデルを示すパラメータ群が含まれる。なお、制御データ生成部203は、制御データ生成手段の一例である。
学習モデル2031に基づいて制御データが生成されると、送信部204から空調制御装置100に、バックアップ制御の種類が“現地自動”と指定された制御データが送信される。
次に、本実施形態に空調制御装置100が実行する空調制御処理を、図9及び図10のフローチャートを用いて説明する。
図9のフローチャートには、図6のフローチャートの処理に、ステップS114の処理が追加される。
ステップS109において、バックアップ制御の種類が現地制御と判別されると(ステップS109;“現地制御”)、制御部104は図10に示す現地自動制御処理を実行する。
制御部104は、制御データが“再学習あり”を示すと判断すると(ステップS201;YES)、制御部104は、受信された制御データに含まれるパラメータ群が示す学習モデルについて、第1記憶部102に記憶された運転データ1021に基づいて再学習を実行する(ステップS202)。そして、制御部104は、学習モデル1031から得られた制御内容を示す指示を空気調和機300に送信する(ステップS203)。一方、制御部104は、制御データが“再学習なし”を示すと判断すると(ステップS201;NO)、ステップS203の処理を実行する。その後、処理はステップS101に進む。
本実施形態によれば、ニューラルネットのような学習モデルを用いた遠隔制御システムにおいて、遠隔制御のための制御データが途絶えてしまった場合でも、遠隔制御先の装置が有する学習モデルを用いて、学習モデルに基づく制御を継続することができる。
(変形例)
以上、本開示の実施形態を説明したが、本開示を実施するにあたっては、種々の形態による変形及び応用が可能である。
上記実施形態において、制御データには、バックアップ制御の種類を示す情報が含まれるとしたが、バックアップ制御の種類を示す情報は省略することも可能である。この場合、例えば、受信部101により制御データが受信されてから、受信部101により次の制御データが受信される前に、受信部101により受信された制御データが示す有効時間を経過すると、第1記憶部102に記憶された戻り制御データに基づいて、空気調和機300を制御するようにしてもよい。
また、上記実施形態において、前制御データは、1つ前の制御データとしたがこれに限らず、サーバ装置200から制御データを受信したことを示すフラグでもよい。
また、上記実施形態に係る空調制御装置100の動作を規定する動作プログラムを既存のパーソナルコンピュータ又は情報端末装置に適用することで、当該パーソナルコンピュータ又は情報端末装置を実施形態に係る空調制御装置100として機能させることも可能である。
また、このようなプログラムの配布方法は任意であり、例えば、CD-ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリカード等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布してもよいし、インターネットのような通信ネットワークを介して配布してもよい。
本開示は、本開示の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施形態は、本開示を説明するためのものであり、本開示の範囲を限定するものではない。つまり、本開示の範囲は、実施形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内及びそれと同等の開示の意義の範囲内で施される様々な変形が、本開示の範囲内とみなされる。
本開示は、空調制御システムにおいて通信が切断された場合であっても、遠隔制御の制御特性に応じて適切に空気調和機を制御することが可能な空調制御装置、空調制御システム、空調制御方法及びプログラムを提供することができる。
1 空調制御システム、11,21 プロセッサ、12,22 主記憶部、13,23 補助記憶部、14,24 通信部、15,25 入力部、16,26 出力部、17,27 RTC、18,28 バス、100 空調制御装置、101 受信部、102 第1記憶部、103 第1収集部、104 制御部、1021,2021 運転データ、1022 戻り制御データ、1023 前制御データ、1031,2031 学習モデル、200 サーバ装置、201 第2収集部、202 第2記憶部、203 制御データ生成部、204 送信部、300 空気調和機、400-1,400-2 ネットワーク。

Claims (7)

  1. 空気調和機及びサーバ装置と通信可能に接続され、前記サーバ装置から送信される前記空気調和機を遠隔制御するための指示に従い、前記空気調和機を制御する空調制御装置であって、
    前記サーバ装置から、前記空気調和機の制御内容を示す情報と、前記遠隔制御の制御特性に応じて設定された有効時間を示す情報とが含まれる制御データを受信する受信手段と、
    前記遠隔制御が行われる前の前記空気調和機の運転状態を示す戻り制御データを記憶する記憶手段と、
    前記受信手段により受信された前記制御データが示す制御内容に基づいて、前記空気調和機を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記受信手段により前記制御データが受信されてから、前記受信手段により次の制御データが受信される前に、前記受信手段により受信された前記制御データが示す有効時間を経過すると、前記記憶手段に記憶された戻り制御データに基づいて、前記空気調和機を制御する、
    空調制御装置。
  2. 前記制御データには、前記有効時間を経過した後に実行されるバックアップ制御の種類を示す情報が含まれ、
    前記バックアップ制御の種類には、前記戻り制御データに基づく制御が含まれ、
    前記制御手段は、
    前記受信手段により前記制御データが受信されてから、前記受信手段により次の制御データが受信される前に、前記受信手段により受信された前記制御データが示す有効時間を経過すると、前記バックアップ制御の種類に基づいて前記空気調和機を制御する、
    請求項1に記載の空調制御装置。
  3. 前記バックアップ制御の種類には、前記有効時間を経過した後の制御内容が指定された指定制御と、前記空気調和機の運転を停止させる停止制御と、がさらに含まれ、
    前記バックアップ制御の種類を示す情報が前記指定制御を示す制御データには、前記有効時間を経過した後の制御内容であるバックアップ制御内容を示す情報が含まれ、
    前記制御手段は、
    前記受信された制御データに含まれる前記バックアップ制御の種類を示す情報が、前記指定制御を示し、
    前記受信手段により前記制御データが受信されてから、前記受信手段により次の制御データが受信される前に、前記受信手段により受信された前記制御データが示す有効時間を経過すると、前記空気調和機に、前記バックアップ制御内容が示す指示を送信し、
    前記受信された制御データに含まれる前記バックアップ制御の種類を示す情報が、前記停止制御を示し、
    前記受信手段により前記制御データが受信されてから、前記受信手段により次の制御データが受信される前に、前記受信手段により受信された前記制御データが示す有効時間を経過すると、前記空気調和機に、運転を停止する指示を送信する、
    請求項2に記載の空調制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記制御内容を生成するための学習モデルを有し、
    前記記憶手段は、前記空気調和機の運転状態を示す運転データを記憶し、
    前記バックアップ制御の種類には、前記学習モデルに基づいて制御内容を生成し、当該生成した制御データに基づいて制御することを示す現地制御が、さらに含まれ、
    前記制御手段は、
    前記受信された制御データに含まれる前記バックアップ制御の種類を示す情報が、前記現地制御を示し、
    前記受信手段により前記制御データが受信されてから、前記受信手段により次の制御データが受信される前に、前記受信手段により受信された前記制御データが示す有効時間を経過すると、前記運転データを用いて前記学習モデルの再学習を実行し、当該再学習された学習モデルに基づいて制御内容を生成し、前記空気調和機に、前記生成した制御内容が示す指示を送信する、
    請求項2又は3に記載の空調制御装置。
  5. 空気調和機と、サーバ装置と、当該空気調和機及び当該サーバ装置と通信可能に接続され、前記サーバ装置から送信される前記空気調和機を遠隔制御するための指示に従い、前記空気調和機を制御する空調制御装置と、を含む空調制御システムであって、
    前記空調制御装置は、
    前記サーバ装置から、前記空気調和機の制御内容を示す情報と、前記遠隔制御の制御特性に応じて設定された有効時間を示す情報とが含まれる制御データを受信する受信手段と、
    前記遠隔制御が行われる前の前記空気調和機の運転状態を示す戻り制御データを記憶する記憶手段と、
    前記受信手段により受信された前記制御データが示す制御内容に基づいて、前記空気調和機を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記受信手段により前記制御データが受信されてから、前記受信手段により次の制御データが受信される前に、前記受信手段により受信された前記制御データが示す有効時間を経過すると、前記記憶手段に記憶された戻り制御データに基づいて、前記空気調和機を制御し、
    前記サーバ装置は、
    前記遠隔制御の種類に応じて前記制御データを生成する制御データ生成手段と、
    前記生成された制御データを前記空調制御装置に送信する送信手段と、を備える、
    空調制御システム。
  6. 受信手段は、サーバ装置から、空気調和機の制御内容を示す情報と、当該サーバ装置から当該空気調和機に対する遠隔制御の制御特性に応じて設定された有効時間を示す情報とが含まれる制御データを受信し、
    制御手段は、前記受信手段により受信された前記制御データが示す制御内容に基づいて、前記空気調和機を制御し、
    前記制御手段は、前記受信手段により前記制御データが受信されてから、前記受信手段により次の制御データが受信される前に、前記受信手段により受信された前記制御データが示す有効時間を経過すると、記憶手段に記憶された、前記遠隔制御が行われる前の前記空気調和機の運転状態を示す戻り制御データに基づいて、前記空気調和機を制御する、
    空調制御方法。
  7. 空気調和機及びサーバ装置と通信可能に接続され、前記サーバ装置から送信される前記空気調和機を遠隔制御するための指示に従い、前記空気調和機を制御するコンピュータを、
    前記サーバ装置から、前記空気調和機の制御内容を示す情報と、前記遠隔制御の制御特性に応じて設定された有効時間を示す情報とが含まれる制御データを受信する受信手段、
    前記遠隔制御が行われる前の前記空気調和機の運転状態を示す戻り制御データを記憶する記憶手段、
    前記受信手段により受信された前記制御データが示す制御内容に基づいて、前記空気調和機を制御する制御手段、として機能させ、
    前記制御手段を、
    前記受信手段により前記制御データが受信されてから、前記受信手段により次の制御データが受信される前に、前記受信手段により受信された前記制御データが示す有効時間を経過すると、前記記憶手段に記憶された戻り制御データに基づいて、前記空気調和機を制御するように機能させる、
    プログラム。
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